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JP2000177972A - エスカレータの安全装置 - Google Patents

エスカレータの安全装置

Info

Publication number
JP2000177972A
JP2000177972A JP10353491A JP35349198A JP2000177972A JP 2000177972 A JP2000177972 A JP 2000177972A JP 10353491 A JP10353491 A JP 10353491A JP 35349198 A JP35349198 A JP 35349198A JP 2000177972 A JP2000177972 A JP 2000177972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
escalator
skirt guard
blower
passenger
small holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10353491A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Terasaki
正幸 寺崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP10353491A priority Critical patent/JP2000177972A/ja
Publication of JP2000177972A publication Critical patent/JP2000177972A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エスカレータのスカートガードパネルと踏段
との間に、乗客の靴等が挟まれるのを未然に防止する。 【解決手段】 スカートガードパネル21,22には、
踏段3上に向け貫通して開口する複数個の小孔21a,
22aを設け、このスカートガードパネル21,22の
背面には、各小孔21a,22aにそれぞれつらなるよ
うにダクト41,42を配置し、このダクト41,42
内に送風する送風機5を配置構成した。従って、スカー
トガードパネル21,22近くの乗客は、足元に当たる
小孔21a,22aから吹き出し風に気付き、足元の安
全を確認するので、事故を未然に回避することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗客の安全を確
保するエスカレータの安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エスカレータの踏段は、左右の欄干にそ
れぞれ設けられた移動手すりとともに互いに同期して移
動し、乗客を上階あるいは下階へと運搬する。
【0003】踏段はまた、左右両端部において、欄干下
部のスカートガードパネルとの間に約3mm程度の狭い
間隔を保持しつつ移動するので、例えば上り方向にエス
カレータが走行するとき、踏段端部とスカートガードパ
ネルとは互いに近付きつつ擦れ違うように相対移動す
る。従って、エスカレータの走行移動に際し、踏段端部
とスカートガードパネルとの間の隙間に、異物が挟まり
かねない状況となった。そこで、例えば乗客の靴等がス
カートガードパネルに接触しても、パネル面を滑りでき
るだけ隙間に引き込まれることがないように、スカート
ガードパネル面に高分子系の潤滑剤が塗布されていた。
【0004】さらに、乗客の安全を確保するために、ス
カートガードパネルの裏側にスカートガードスイッチが
設けられ、万一異物がその隙間に挟まった場合でも、ス
イッチが外側へ押し出されたスカートガードパネルの変
位を検知し、直ちにエスカレータを停止するようにも構
成されており、また特開平10−87254号公報に記
載されたように、乗客の靴等がスカートガードパネルを
外側に押し出したのをセンサーで検知して、スカートガ
ードパネルを振動させ、乗客に警告を発するように構成
した提案もなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、乗客の
靴等の異物がスカートガードパネルを外側に押し出すこ
とによって働く従来のエスカレータの安全装置は、乗客
の靴等が実際にスカートガードパネルに接触し、あるい
は挟み込まれてはじめて作動するものであった。このよ
うに、従来の装置は、乗客の靴等が実際にパネル面に接
触し、押圧してはじめて作動し、万一の場合は運転停止
となった。乗客の安全確保上、運転の停止は避けられな
いものではあるが、エスカレータの突然の運転停止は、
乗客がたとえ移動手すり等につかまっていたとしても、
姿勢は不安定となり、転倒等による二次的な事故発生も
懸念される。
【0006】そこで、本発明は、上記従来の実情に鑑み
てなされたもので、乗客のスカードガードパネルへの接
触自体を回避して、より安全にエスカレータを利用でき
るためのエスカレータの安全装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するためになされたもので、請求項1に係るエス
カレータの安全装置は、踏段上に向け貫通して開口する
複数個の小孔を設けたスカートガードパネルと、このス
カートガードパネルの背面に取り付けられ、前記複数個
の小孔につらなり、かつその小孔に向け開口したダクト
と、このダクト内に送風する送風機とを具備することを
特徴とする。
【0008】このように、請求項1に係る発明によれ
ば、送風機からの風が小孔から吹き出し、スカートガー
ドパネル近くの乗客の足元に当たるので、乗客はその風
を感知し、より安全な踏段の中央付近に位置を変えるこ
とができる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係るエ
スカレータの安全装置において、送風機は、エスカレー
タへの乗入れ口に設置された乗客検知用の光電スイッチ
に接続されたことを特徴とする。
【0010】このように、エスカレータの乗入れ口に設
けられた光電スイッチに送風機が接続されたので、乗客
がエスカレータを利用しているときのみ送風機を作動さ
せることができ、送風機の無駄な運転を省くことができ
る。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2に係るエスカレータの安全装置において、送風機
は、断続的に作動して送風するように構成されたことを
特徴とする。
【0012】このように、乗客は送風機からの断続的な
送風を受けるので、請求項1及び2の各作用に加え、乗
客は足元等で感知しやすくなり、危険を避けより安全に
エスカレータを利用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下この発明による、エスカレー
タの安全装置の一実施の形態を図1ないし図6を参照し
て詳細に説明する。
【0014】図1ないし図5は、本発明によるエスカレ
ータの安全装置の第1の実施の形態を説明したもので、
まず図1は安全装置を上り方向に運転を行っているエス
カレータに適用した様子を示す一部切り欠け図である。
【0015】すなわち、左右の欄干11,12の下部に
はスカートガードパネル21,22が設けられ、乗客の
乗った踏段3は、各スカートガードパネル21,22面
との間にわずかな間隙を保持しつつ上階方向に移動す
る。
【0016】図1において、A−A線から矢印方向を見
た図2、及び一方のスカードガードパネル21を反対側
から見て拡大して示した図3の斜視図にも示すように、
左右のスカートガードパネル21,22には踏段3上に
向けて貫通して開口するようにパネルの長さ方向に略等
間隔に複数個の小孔21a,22aが設けられている。
また、左右のスカートガードパネル21,22の各背
面には、前記複数個の小孔21a,22aにつらなり、
かつその複数個の小孔21a,22aに向け開口したダ
クト41,42を設けるとともに、図1のB−B線から
矢印方向を見た図4にも示すように、そのダクト41,
42内に送風する送風機5をトラス内に配置した。
【0017】また、踏段3へ乗入れする乗客の有無を検
出するのに従来からエレベータの乗入れ口に、赤外線あ
るいはレーザ光等を採用した既知の光電スイッチ7が設
けられているが、この実施の形態では、その光電スイッ
チ7を図5に示すように接続し、光電スイッチ7により
乗客を検出したときに、所定時間タイマー8が作動し、
送風機5が作動するように構成した。
【0018】すなわち、光電スイッチ7によりエスカレ
ータの乗り口に乗客を検知すると、タイマー8が作動
し、乗客がエスカレータの降り口から降りるまでの間、
送風機5は電源9からの電力供給を受けて回転し、スカ
ートガードパネル21,22の小孔21,22からの風
が踏段3上へ向け吹き出される。このように光電スイッ
チ7の接続構成により、乗客がいないときは、送風機5
は停止するので、送風機5の無駄な電力消費を防ぐこと
ができる。
【0019】また、図6はこの発明によるエスカレータ
の第2の実施の形態を説明する回路図で、特に第1の実
施の形態との相違点は、送風機5を断続的に作動させ、
乗客の注意をより促すことができるように構成した点に
ある。
【0020】すなわち、送風機5に直列にスイッチング
回路10を接続し、スイッチング回路10は、通常はO
FF状態にあるが、タイマー8からの信号を受け、その
タイマー設定時間中に限り周期的にON−OFF動作す
るように構成した。
【0021】上記第1の実施の形態でも、図1及び図3
に示したように、スカートガードパネル21,22の小
孔21a,22aは,パネルの長さ方向に複数個配列さ
れているから、仮に小孔21a,22aからエスカレー
タの踏段3方向に向け連続的に風が吹き出していても、
上昇移動の踏段3は、その吹き出し風を切るように上昇
移動する。
【0022】従って、スカートガードパネル21,22
近くの乗客の足元には踏段3の上昇移動とともに、少な
くとも小孔21a,22aの間隔に対応して順次断続的
な風を受けるものであるが、スイッチング回路7を介し
た送風機5がON−OFF動作により、各小孔21a,
22aからの吹き出しが制御されるので、乗客は各小孔
21a,22aからの短い間隔での断続的なON−OF
F送風に気付き、速やかにスカートガードパネル21,
22近くから離れ、より安全にエスカレータを利用する
ことができる。
【0023】以上説明のように、本発明のエスカレータ
の安全装置によれば、乗客の靴等のカートガードパネル
への直接接触を待たずに、小孔からの吹き出し風によ
り、スカートガードパネルに近付いていることを察知で
きるので、乗客はより安全にエスカレータを利用するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1によるエスカレータの安全装置
によれば、送風機からの風が小孔から吹き出し、スカー
トガードパネル近くの乗客の足元に当たるので、乗客は
その風を感知し、踏段の安全な中央付近に位置を変え、
事故を未然に回避することができる。
【0025】請求項2に係る発明装置によれば、請求項
1に係る効果に加え、エスカレータ乗入れ口の光電スイ
ッチにより送風機が作動するので、送風機は乗客の利用
を検知したときのみ作動させることができ、駆動電力を
節減することができる。
【0026】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2に係る発明装置の効果に加え、送風機が断続的に作
動するように構成したので、乗客は危険をより速やかに
察知し、エスカレータをより安全に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるエスカレータの安全装置の第1
の実施の形態を説明する外観図である。
【図2】図1のA−A線から矢印方向を見た正面図であ
る。
【図3】図1に示す装置の要部斜視図である。
【図4】図1のB−B線から矢印方向を見た正面図であ
る。
【図5】図1に示す装置の回路図である。
【図6】この発明によるエスカレータの安全装置の第2
の実施の形態を説明する回路図である。
【符号の説明】
11,12 移動手すり 21,22 スカートガードパネル 21a,22a 小孔 3 踏段 41,42 ダクト 5 送風機 7 光電スイッチ 8 タイマー 9 電源 10 スイッチング回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏段上に向け貫通して開口する複数個の
    小孔を設けたスカートガードパネルと、 このスカートガードパネルの背面に取り付けられ、前記
    複数個の小孔につらなり、かつその小孔に向け開口した
    ダクトと、 このダクト内に送風する送風機とを具備することを特徴
    とするエスカレータの安全装置。
  2. 【請求項2】 前記送風機は、エスカレータへの乗入れ
    口に設置された乗客検知用の光電スイッチに接続された
    ことを特徴とする請求項1記載のエスカレータの安全装
    置。
  3. 【請求項3】 前記送風機は、断続的に作動して送風す
    るように構成されたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のエスカレータの安全装置。
JP10353491A 1998-12-11 1998-12-11 エスカレータの安全装置 Pending JP2000177972A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009107835A (ja) * 2007-10-12 2009-05-21 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 乗客コンベアの自動給油装置
JP5886453B1 (ja) * 2015-02-20 2016-03-16 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
CN107098256A (zh) * 2017-06-21 2017-08-29 饶伊珂 一种自动扶梯安全装置
JP2021123481A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 東芝エレベータ株式会社 エスカレータ

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