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JP2000177650A - 走行作業車 - Google Patents

走行作業車

Info

Publication number
JP2000177650A
JP2000177650A JP10357750A JP35775098A JP2000177650A JP 2000177650 A JP2000177650 A JP 2000177650A JP 10357750 A JP10357750 A JP 10357750A JP 35775098 A JP35775098 A JP 35775098A JP 2000177650 A JP2000177650 A JP 2000177650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body frame
axle case
frame
case
work vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10357750A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Nogami
久男 野上
Tomotaka Mishima
友孝 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP10357750A priority Critical patent/JP2000177650A/ja
Publication of JP2000177650A publication Critical patent/JP2000177650A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントアクスルケース6aとリヤアクスル
ケース6bによって機体フレーム2を安定よく支持する
ことができるとともに、整備性のよい走行作業車を提供
する。 【解決手段】 機体フレーム2の前部に左右の前輪1a
を連結支持するフロントアクスルケース6aを下方から
着脱可能に取付け、機体フレーム2の後部に左右の後輪
1bを支持するリヤアクスルケース6bを下方から着脱
可能に取付けた走行作業車としている。また、フロント
アクスルケース6aを機体フレーム2の前方側から、リ
ヤアクスルケース6bを機体フレーム2の後方側から着
脱可能に取付けて機体フレーム2を支持するようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防除用の薬液等を
散布する散布装置或いは苗を植付ける植付装置等の作業
装置を設置可能な走行用の走行作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前輪及び後輪を備えた機体フレー
ムに前方からエンジン及び操縦部を設置した走行機体
(走行作業車)に、薬液を収容する収容タンクとこの収
容タンクから薬液を送出する送給ポンプと送出された薬
液を広幅なブームに設けたノズルから噴霧する散布部と
からなる散布装置を設けて水田の稲や畑の作物に対して
防除作業を行なう散布作業車は既に知られている。
【0003】このような散布作業車はエンジン及びトラ
ンスミッションケースを一体的に連結した機体フレーム
に対して前輪及び後輪を有するフロントアクスルケース
とリヤアクスルケースの中央部を枢支して、このフロン
トアクスルケースとリヤアクスルケースが機体フレーム
に対し左右方向に天秤状に回動可能に付勢支持すること
により、地面の凹凸や傾斜に対し大きな衝撃を受けるこ
となく機体を略水平姿勢に維持させて散布作業等を円滑
に行なうことができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機体フレームの支持構造は、機体の重量がフロントアク
スルケース及びリヤアクスルケースの略中心に専ら集中
して作用するので、両アクスルケースの管径と軸径を大
きくして強度の向上を図るとともに、天秤回動の軸支構
造も強固で複雑になる欠点がある。
【0005】そしてフロントアクスルケース及びリヤア
クスルケースは機体に対して左右方向に回動する分、所
定の地上高を得ようとすると機体フレームの位置が高く
なって重心が上り走行時に不安定感を伴う等の問題があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る走行作業車は、前輪1a及び後輪1bを
有する機体フレーム2にエンジン1c並びに操縦部3を
設置してなる走行作業車において、前記機体フレーム2
の前部に対し左右の前輪1aを連結支持するフロントア
クスルケース6aを下方から着脱可能に取付支持すると
ともに、機体フレーム2の後部に対し左右の後輪1bを
連結支持するリヤアクスルケース6bを下方から着脱可
能に取付けて構成している。
【0007】また、フロントアクスルケース6aを機体
の下部前方側から機体フレーム2に着脱可能に取付ける
とともに、リヤアクスルケース6bを機体の下部後方側
から機体フレーム2に着脱可能に取付けて機体フレーム
2を支持するように構成している。更に、機体フレーム
2は2本の機体側枠20,20を前横枠21と後横枠2
3で連結し、該機体フレーム2の前後の下部にフロント
アクスルケース6aとリヤアクスルケース6bの両端部
近傍を支持するように構成している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の走
行作業車の形態を説明する。図面において1は散布作業
車を示し、この散布作業車1は前輪1a及び後輪1bを
有する機体フレーム2に前方からエンジン1cをボンネ
ット1dで覆って搭載し、その後方に各種の操作レバー
及び操作スイッチ等を備えた操作部(操作盤)と後述す
るハンドル3a並びに座席シート3b等からなる操縦部
3と、前記エンジン1cと伝動機構10で連結されるト
ランスミッションケース4等からなる走行作業車1sに
対して機体の前部に昇降可能に装着されて薬剤等の散布
物を散布する散布部5aと機体の後部に載置されて散布
物を収容する収容タンク5bと、この収容タンク5bか
ら散布物を送出する送給装置5c(送液ポンプ)とから
なる散布装置5等から構成し、自走しながら散布装置5
によって水田又は畑の作物に対し所定幅に散布物を能率
よく散布することができるようにしている。
【0009】以下各部の詳細な構成及び作用について説
明する。先ず、図2〜4を参照して機体フレーム2及び
その支持構造ならび車輪伝動構造等について説明する。
【0010】図示例の機体フレーム2は、機体の左右で
メインの外枠となる2本の機体側枠20をその前後端で
前横枠21と後横枠23,23aで連結するとともに、
中途部をトランスミッションケース4上で下向きコ字状
のブラケット枠22で連結し、操縦部3位置を横枠23
で連結している。従って、平面視でトランスミッション
ケース4を内包する方形状の剛体枠を形成しており、更
に操縦部3の後部に取付片20bを設けて受部を形成
し、これの上に収容タンク5bを着脱可能に設置できる
ようにしている。また、機体フレーム2は機体側枠20
の外側に補助外枠20fを平行状に沿設している。
【0011】そして、前記のように形成された機体フレ
ーム2は次のような支持構造6によって、フロントアク
スルケース6aやリヤアクスルケース6b並びにトラン
スミッションケース4等の分解及び取付け作業を簡単に
行なうことができると共に、機体を安定よく支持するこ
とができるようにしている。
【0012】即ち、前記機体フレーム2の前部に対して
左右の前輪1aと連結支持するフロントアクスルケース
6aを前方より中央側に移動させて支持するとともに、
機体フレーム2の後部に対して左右の後輪1bと連結支
持するリヤアクスルケース6bを後方より中央側に移動
させて着脱可能に取付けて支持することにより、両アク
スルケース6a,6bで両機体側枠20の前後部を強固
に連結する補強部材に兼ねさせている。更に、両アクス
ルケース6a,6bは両機体側枠20に対してその下方
から取付ネジで簡単に着脱することができるようにして
いる。
【0013】また、フロントアクスルケース6aとリヤ
アクスルケース6bはそれぞれ両機体側枠20から外側
に向けて突設させた取付片20aで各ケースの端部寄り
を取付けている。そしてトランスミッションケース4の
前面から伝動連結ケース部40で、またトランスミッシ
ョンケース4の後面に突出させている走行出力軸41か
らジョイント41aと連結軸42を介して着脱可能に連
結することにより、前記の如くフロントアクスルケース
6aを機体の前方側から中央部に押し込んで機体フレー
ム2に着脱可能に取付け、更にリヤアクスルケース6b
を機体の後方側から機体フレーム2の中央側に押し込ん
で着脱可能に取付けて機体フレーム2に連結している。
【0014】このアクスルケース6a,6bの機体フレ
ーム2への取付け構成により、機体の分解修理や清掃等
のメンテナンス作業並びに組付け作業を、機体を大きく
持上げることなく、その前方及び後方から能率よく簡単
に行なうことができる。また、フロントアクスルケース
6aとリヤアクスルケース6bはその各ケース端寄りを
機体側枠20によって支えられるので、前輪1a並びに
後輪1bの反力(機体重量)によるモーメントを可及的
に少なくすることができ、軽量で簡潔な構成を採用しな
がら、安定した支持構造にすることができる等の特徴を
有している。
【0015】なお、この際の図示例のフロントアクスル
ケース6aとリヤアクスルケース6bは、そのケース端
に公知のダンバー式の縦軸回動支持部60を介して各前
輪1a及び後輪1bを上下動可能に支持し、走行時の地
面の凹凸や傾斜によっても機体に大きな衝撃を与えるこ
となく、また、機体の左右方向の姿勢を常に略水平姿勢
に維持させて、散布部5aによる適正散布作業を良好に
行なうことができるようにしている。
【0016】また、図5、図6に示すように、フロント
アクスルケース6a側の左右の縦軸回動支持部60は共
に前側のステアリングシリンダ30で連結し、リヤアク
スルケース6b側の左右の縦軸回動支持部60は共に後
側のステアリングシリンダ30で連結しており、この前
後のステアリングシリンダ30,30は、後述するハン
ドル4aの下部に設けられた全油圧式のパワステアリン
グ31のハンドル操作量に基づいて圧油が送給されるこ
とによって伸縮し、前輪1aと後輪1bを縦軸回動支持
部60を中心として所望の切角度で連繋回動させること
により、機体の操向操作を行なうことができるようにし
ている。なお、図1,5に示す61は前輪1a及び後輪
1bの切角度を検出する角度センサである。
【0017】次にトランスミッションケース4の支持構
造及びその伝動構造並びにハンドル3aの設置構造等に
ついて説明する。図5及び図6を参照して、トランスミ
ッションケース4は機体フレーム2に対してこのトラン
スミッションケース4の両側と、更に上部とを連結する
「3点支持構造」で取付けて安定よく支持するようにし
てある。
【0018】即ち、トランスミッションケース4はその
上部をこのトランスミッションケース4の両側に設けた
機体側枠20を連結する下向コ字状のブラケット枠22
に取付ネジで取付固定するとともに、このトランスミッ
ションケース4の両側を機体側枠20に固定されたフロ
ントアクスルケース6aから延出させたケースブラケッ
ト61aで取付ネジによって固定することにより、適正
位置に精度よく取付けることができる。また、前記3点
の取付ネジを緩めるだけでトランスミッションケース4
を機体側枠20から簡単に取外すことができるので、メ
ンテナンス作業を行ない易くなっている。
【0019】また、トランスミッションケース4は両側
の機体側枠20側から直接的に取付けてもよいが、図示
例のようにフロントアクスルケース6aに機体側枠20
から離間させて後方に向けて延長したケースブラケット
61,61の間にトランスミッションケース4を嵌め込
んで取付けることにより、例え機体フレーム2が溶接時
等の加工歪やねじれ等を有していたとしても、これに影
響を受けることなく、適正位置に正確に位置決めするこ
とができ、車輪及び作業装置としての散布装置5の伝動
を良好に行なうことができる。また、この際トランスミ
ッションケース4はその上方の中央部の一点をブラケッ
ト枠22を介して吊り下げて固定されるから、加工歪に
大きく支障されることなく、安定して支持することがで
きる。
【0020】また、このように構成したトランスミッシ
ョンケース4の支持構造によれば、予めフロントアクス
ルケース6aとトランスミッションケース4とを立体的
に部品組みした状態で、機体側枠20の間に配置して取
付片20a,20a及びブラケット枠22部分を取付ネ
ジで締着するだけの簡単な組付け作業で、両者を能率よ
く強固に取付支持することができる等の利点がある。
【0021】なお、この際、図4に示すように主変速シ
フタ45、副変速シフタ45a、作業機変速シフタ46
等の伝動操作系はトランスミッションケース4の前側に
まとめて設けることによって、操縦部3側の各種操作レ
バー類(図示せず)と短距離で単純な連結手段によって
操作性よく連結することができるものである。
【0022】また、トランスミッションケース4の後面
に突設した作業機出力軸47は、図2に示すようにジョ
イント48a及び連結軸48を介してベルト伝動機構4
9と着脱可能に接続し、散布物の送給ポンプとしての送
給装置5cを駆動するようにしている。
【0023】一方、上記のように構成したことによりエ
ンジン1cをフロントアクスルケース6aの直上で前横
枠21及び機体側枠20上に搭載すると、このエンジン
1cの後方下部にトランスミッションケース4を配置す
ることができる。そのため、エンジン1cの後方とトラ
ンスミッションケース4の上方に大きな空間部を形成す
ることができることになり、この空間部に既述した全油
圧式のパワステアリング31をブラケット枠22を利用
して上方に延設した取付枠22aに、運転適正姿勢で安
定よく取付けることができる。また、全油圧式のパワス
テアリング31は下方には、機械式の装置のようにステ
アリング軸を延長しないので、パワステアリング31の
下方及び前側を容易に開放させることができ、エンジン
1c後部とトランスミッションケース4間でパワステア
リング31の下方にベルト及びプーリからなる伝動機構
10を容易に設置できると共に、機体をコンパクトにま
とめながら余裕をもって構成することができる。
【0024】従って、前記エンジン1cの後方下部にト
ランスミッションケース4を設けるとともに、操縦部3
のハンドル3aを全油圧式のパワステアリング31と
し、このパワステアリング31の下方に形成される空間
部でエンジン1cからトランスミッションケース4に動
力伝達を行なう伝動機構10を配置したことにより、エ
ンジン1cからトランスミッションケース4の伝動を、
機体の全長を短縮してエンジン1c側のオーバハングを
防止でき、更に散布部5aの取付けを機体重心を前側に
偏寄させることなく良好に行なわせることができる。
【0025】また、トランスミッションケース4の前部
にこのトランスミッションケース4の操作を行なう変速
シフタ等の操作系をまとめて設けることにより、操作系
を1ケ所に集中してまとめて操作レバー類との連繋構造
も簡単で廉価なものにすることができる等の利点を有す
るものである。次に図1、図2、図5、図6を参照して
操縦部3の座席シート3b及びその周囲の各構成につい
て説明する。
【0026】先ず座席シート3bは機体フレーム2の幅
方向の中央部で前記横枠23,23a上に設置された箱
枠24の上部に支持しており、この箱枠24内にはエン
ジン1c用の燃料タンク1eを配置することにより、機
体フレーム2上に燃料タンク1eを設け、地上高を可及
的に高くすることができるようにしている。そして座席
シート3bの両側に形成された空間部には、その左側の
空間部に収容タンク5b内に収容されている薬液等の散
布物を送り出す送給ポンプ等からなる送給装置5cと散
布部5aを油圧で昇降操作する、後述の昇降シリンダ5
s用の昇降バルブ5vを配置している。一方、右側の空
間部には上記送給装置5cで操出された散布物を後述す
る散布装置5を構成する散布部5aの散布管50に所望
に切換送給させる切換弁(切換コック)51を配置して
いる。
【0027】従って、各重量構造物を機体の中心腹部に
おいて操作性とメンテナンス作業がよくなるようにまと
め、且つ機体の左右の重量バランスを燃料タンク1e内
の燃料や収容タンク5b内の散布物の変動に大きく影響
されることなく改善することができるようにしている。
【0028】またこの際、この散布装置5の送給装置5
cは座席シート3bの後方で機体フレーム2の取付片2
0b上に載置された収容タンク5bと近接させ、そして
出口部と短い送出管52で連結させているので、送給装
置5c(送液ポンプ)駆動した時に生ずる負圧による散
布物の送り出しを確実に行なわせるとともに、負圧管路
抵抗を低減することができるようにしている。
【0029】そして、送給装置5cの送出部に設けた長
い送出管53をその中途に前記切換弁51を設けて散布
部5aの散布管50と連結し、長い送出管53であって
も、送給装置5cの静圧で散布物を管路等の詰まり等を
生じさせることなく、散布管50のノズル50aから噴
霧状に散布させることができるようにしている。
【0030】従って、前記収容タンク5bの近傍に送給
装置5cを配設して収容タンク5bと接続するととも
に、この送給装置5cと散布部5aを長い送出管52で
連結したことにより、吸引負圧による管路抵抗を小さく
させながら、静圧によって長い送出管53でも散布物を
確実に送りながら、散布作業を良好に行なうことができ
る等の利点がある。
【0031】また、操縦部3の座席シート3bを図2の
如く機体幅の略中央に設けるとともに、この座席シート
3bの下方に形成した空間部内に燃料タンク1eを設置
し、且つ座席シート3b両側に形成される空間部に送給
装置5cと、この送給装置5cから送出される散布物の
切換弁51を振り分け状に配設したことにより、燃料の
変動に伴う重心の変動を抑制して走行及び散布作業を円
滑に行なうことができる等の特徴がある。
【0032】また、上記送給装置5c及び昇降バルブ5
vの外側と切換弁51の外側には乗降用の把手9が機体
フレーム2から植立されており、座席シート3bの両側
で補助外枠20fに補助ステップ20sを設けてオペレ
ータが操縦部3に乗降し易くしている。
【0033】そしてこの実施形態においては把手9はそ
の中途部に図1、図2、図5に示すように散布部5aの
折畳み用の可動ブーム55aをその格納姿勢で安定よく
受け止めて支持することができる受具90を設けてい
る。
【0034】なお、エンジン1c用のバッテリ91は重
量バランスを考慮した上で左側の補助ステップ20sに
取付けている。また各部の電気的制御を司るマイコンユ
ニット92は左側の把手9の下方に設けている。
【0035】そして、前記のように方形状に形成した機
体フレーム2の右側の機体側枠20には上記マイコンユ
ニット92、並びに操縦部3に配線されている各種のハ
ーネス93を内側に沿わせて設けるとともに、左側の補
助外枠20fには油圧装置の油管95等をまとめて沿わ
せて設けることにより、配管と配線を混同させることな
く、メンテナンス作業が行ない易いようにしている。な
お、各油圧機器の油圧ポンプ96はエンジン1c側に一
体的に設けている。
【0036】次に、以上のように構成した走行作業車1
sに散布装置5を設置する手段について説明する。散布
装置5は収容タンク5bと送給装置5c及び切換弁51
を前記のように設置しているとともに、散布部5aは公
知の構造のものを前記前横枠21の左右両側に植立した
支柱21a(図1)に、昇降シリンダ5sの伸縮で上下
作動される平行リンク式の昇降リンク54を設け、この
左右の昇降リンク54の間を固定ブーム55で連結し、
この固定ブーム55の両側に前記可動ブーム55aを図
2の実線で示す格納姿勢から点線で示す伸長させた作業
姿勢に切換可能に構成している。
【0037】そして可動ブーム55a及び固定ブーム5
5には前記送出管53と連結させたノズル付の散布管5
0を全長にわたって沿設し、散布部5aを下降させて可
動ブーム55aを拡開伸長させて作業姿勢では散布管5
0のノズルが下向になって所定の散布物の散布を良好に
行なうことができるものである。なお、固定ブーム55
と可動ブーム55aに装着される散布管50に対する散
布物の送給切換は前記切換弁51によって所望に行なう
ことができるようにしている。
【0038】次に、以上のように構成した散布作業車1
を使用して散布物として薬液を収容タンク5bに収容し
て水田の稲作防除を行なう防除作業について説明する。
先ず前輪1a及び後輪1bを稲条間に配置するように進
め、散布部5aを作業姿勢にしたのち送給装置5c(ポ
ンプ)を駆動しながら機体を走行させると、収容タンク
5b内の散布物が送出管52を介して吸い出され、切換
弁51及び送出管53を介して散布管50に圧送されて
そのノズルから複数条の稲に対して均等に散布されて防
除作業を能率よく行なうことができる。
【0039】このとき、エンジン1c及び収容タンク5
bはそれぞれフロントアクスルケース6a及びリヤアク
スルケース6bの直上に位置させているのでオーバハン
グを防止しながら機体全長を小型化することができる。
また、燃料タンク1eを座席シート3bの下方に設け、
その両側に送給装置5c及び切換弁51をバランスよく
配置した構成にしているので、燃料及び散布物の残量の
変動に対しても走行性の悪化を防止することができ、機
体が沈下し易い水田においても防除作業を安定して円滑
に行なうことができる。
【0040】また、このとき前輪1a及び後輪1bを有
する機体フレーム2にエンジン1c並びに操縦部3を設
置した走行作業車において、前記機体フレーム2の前部
に対し左右の前輪1aを連結支持するフロントアクスル
ケース6aを下方から着脱可能に取付支持するととも
に、この機体フレーム2の後部に対し左右の後輪1bを
連結支持するリヤアクスルケース6bを下方から着脱可
能に取付けている。
【0041】更に、フロントアクスルケース6aを機体
の前方側から機体フレーム2に対して、また、リヤアク
スルケース6bを機体の後方側から機体フレーム2にそ
れぞれ着脱可能に取付けて機体フレーム2に連結してい
るので、散布作業車1はフロントアクスルケース6aと
リヤアクスルケース6bに所定の地上高を有しながら機
体フレーム2を簡単な構造で接合させ、そして機体重心
を従来の装置のように上げることがなく安定感のある走
行、あるいは防除作業を行なうことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る走行
作業車は、前輪1a及び後輪1bを有する機体フレーム
2にエンジン1c並びに操縦部3を設置してなる走行作
業車において、前記機体フレーム2の前部に対し左右の
前輪1aを連結支持するフロントアクスルケース6aを
下方から着脱可能に取付支持するとともに、機体フレー
ム2の後部に対し左右の後輪1bを連結支持するリヤア
クスルケース6bを下方から着脱可能に取付けて構成し
ている。
【0043】従って、両アクスルケース6a,6bによ
って機体側枠20の幅方向の剛性を向上させるととも
に、両アクスルケース6a,6bを軸端側にかかるモー
メントを低減させて軽量構造にすることができる。更
に、走行機体に対する分解及び組付けを簡単に行なうこ
とができる。
【0044】そして、フロントアクスルケース6aを機
体の前方側から機体フレーム2に着脱可能に取付けると
ともに、リヤアクスルケース6bを機体の後方側から機
体フレーム2に着脱可能に取付けて機体フレーム2を支
持することにより、機体フレーム2を少しだけ持ち上げ
るだけで、フロントアクスルケース6a及びリヤアクス
ルケース6bをその前方側並びに後方側に移動させて簡
単に取り外すことができるので、機体の腹部に装着され
ているトランスミッションケース4等のメンテナンス作
業を能率よく行なうことができる。
【0045】更に、2本の機体側枠20,20を前横枠
21と後横枠23,23aで連結した機体フレーム2の
前後にフロントアクスルケース6aとリヤアクスルケー
ス6bを配置してその両端部近傍で夫々連結して構成し
ているので、機体フレーム/と両アクスルケース6a,
6aとの取付けが曲げモーメントを小さくして強固に行
なわれ、更に機体フレーム2に対して両アクスルケース
6a,6bは連結されているので、安定して走行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る走行作業車の側面図
である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の走行作業車の機体フレームの構成を示す
側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1の走行作業車の要部構造を示す側面図であ
る。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
1 散布作業車 1a 前輪 1b 後輪 1c エンジン 1e 燃料タンク 1s 走行作業車 2 機体フレーム 3 操縦部 3a ハンドル 3b 座席シート 4 トランスミッションケース 5 散布装置 5a 散布部 5b 収容タンク 5c 送給装置 5s 昇降シリンダ 6 支持構造 6a フロントアクスルケース 6b リヤアクスルケース 9 把手 10 伝動機構 20 機体側枠 22 ブラケット枠 31 パワステアリング 42 連結軸 50 散布管 51 切換弁 52,53 送出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA00 AA01 AA04 AA15 BB12 CA18 CA53 CA54 CA59 DA01 DA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪1a及び後輪1bを有する機体フレ
    ーム2にエンジン1c並びに操縦部3を設置してなる走
    行作業車において、前記機体フレーム2の前部に対し左
    右の前輪1aを連結支持するフロントアクスルケース6
    aを下方から着脱可能に取付支持するとともに、機体フ
    レーム2の後部に対し左右の後輪1bを連結支持するリ
    ヤアクスルケース6bを下方から着脱可能に取付けて構
    成した走行作業車。
  2. 【請求項2】 フロントアクスルケース6aを機体の下
    部前方側から機体フレーム2に着脱可能に取付けるとと
    もに、リヤアクスルケース6bを機体の下部後方側から
    機体フレーム2に着脱可能に取付けて機体フレーム2に
    連結請求項1の走行作業車。
  3. 【請求項3】 機体フレーム2は2本の機体側枠20,
    20を前横枠21と後横枠23で連結し、該機体フレー
    ム2の前後の下部にフロントアクスルケース6aとリヤ
    アクスルケース6bの両端部近傍を夫々連結するように
    構成した請求項1記載の走行作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337557A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機

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JP2002337557A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機

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