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JP2000324920A - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機

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Publication number
JP2000324920A
JP2000324920A JP11137242A JP13724299A JP2000324920A JP 2000324920 A JP2000324920 A JP 2000324920A JP 11137242 A JP11137242 A JP 11137242A JP 13724299 A JP13724299 A JP 13724299A JP 2000324920 A JP2000324920 A JP 2000324920A
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JP
Japan
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planting
fertilizer
seedling
cases
fertilizing
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JP11137242A
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Shoichi Nakamura
正一 中村
Yoshihiro Ueda
上田  吉弘
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペースト肥料のミッド施肥装置を備えた密植
型田植機において、全体構造の簡素化やメンテナンス性
の向上、苗補給作業性や乗降性の改善を図る。 【解決手段】 10個の植付ケース31を平行に配置
し、右側5個の植付ケース31ではその左側にロータリ
型植付機構aを、かつ、左側5個の植付ケース31では
その右側にロータリ型植付機構aを夫々片持ち支持して
密植型の苗植付装置を構成し、中央のセンサフロート3
4及び4個の接地フロート35の全部を、2条用の平面
視で略T字状のものに構成し、ペースト肥料を苗植付箇
所の側方近傍の圃場に供給するノズル20を10個備
え、それらノズル20のうちの互いに隣合う2個のもの
20,20を単一の部材でフロート後部に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は稲用等の乗用型田植
機において、植付条間隔が通常の植付条間隔(例えば3
00mm程度)よりも狭い植付条間隔で苗を圃場に植付
ける密植型の苗植付装置を備えたものや、ペースト状の
肥料を用いた施肥装置を機体後端部に備えたもの等を合
理的に構成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば北海道のように平均気温が比較的
低い地域では、苗の植付後の生育を良いものして収穫量
を確保する為に、圃場に肥料を多く散布する傾向にあ
る。しかしながら、圃場に肥料を多く散布し過ぎると、
穀粒に含まれるタンパク質が多くなって、穀粒の食味の
落ちることが指摘され始めている。そこで、食味が落ち
ないよう、散布する肥料の量を抑えると、今度は苗の生
育が落ちてしまう。
【0003】これにより、近年では肥料の量を抑えたた
めに苗の生育が落ちる分を見越して、狭い植付条間隔で
通常よりも多くの苗を圃場に植付けることにより、収穫
量を確保しようと考えられている。言い換えると一つの
苗の収穫量が少なくなっても、狭い植付条間隔で苗を圃
場に多数植付けることにより、一つの圃場としての収穫
量を確保しようとする考え方(少肥密植)である。
【0004】密植型の苗植付装置の一例が、特開平9‐
205839号公報に開示されている。この密植型の苗
植付装置では、複数の植付ケース(前記公報の図2及び
図3中の3)、及び支持フレーム(前記公報の図2及び
図3中の7)を、互いに平行に交互に配置して、植付ケ
ースと支持フレームとの間に、植付機構(前記公報の図
2及び図3中の6,11)を配置し、植付ケースと支持
フレームの両方に植付機構を支持させて、植付機構を回
転駆動するように構成されている。この場合、隣接する
植付機構の間隔(植付条間隔)が、通常の植付条間隔
(例えば300mm程度)よりも狭い間隔(例えば21
0〜240mm)に設定されている。
【0005】前述の密植型の苗植付装置においても通常
の苗植付装置と同様に、マット状の苗を苗載台に載置し
て、植付機構により苗載台の苗取出し口から苗を取出し
て圃場に植付けるように構成されており、前述のように
隣接する植付機構の間隔が狭いものに設定されているの
と同様に、苗載台における苗のせ面の幅(苗のせ面に載
置されるマット状の苗の幅)も狭いものに設定されてい
る。この場合、幅広の縦送りベルトを使用した縦送り機
構が苗のせ面の各々に配置されており、縦送りベルトを
回転駆動することによって、載置された苗を苗取出し口
側に送るように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の密植型の苗植付
装置では、植付機構を回転駆動する伝動系を備えた植付
ケース、及び植付機構を回転自在に支持する支持機能の
みを備えた支持フレームの2種類が備えられているの
で、構造の簡素化の点では改善の余地がある。加えて、
植付ケースと支持フレームの両方に植付機構が両持ち状
に支持されているので、メンテナンス作業の為に植付機
構を取外す場合、植付機構において植付ケース側の部
分、及び支持フレーム側の部分の両方を取り外さなけれ
ばならないので、作業が面倒なものとなっている。本発
明は密植型の苗植付装置を装備した乗用型田植機におい
て、全体の構造の簡素化及びメンテナンス性を向上させ
ること等を目的とする。
【0007】又、運転座席の後側における機体後端部に
施肥装置を搭載した、所謂ミッド施肥構造の田植機(例
えば、特開平11−89356号公報)では、苗植付け
装置に施肥装置を装備するものに比べて後方バランンス
が改善される大きな利点はあるが、反面、運転座席と苗
載台との前後間に存在する施肥装置が邪魔となって、苗
補給作業が行い難くなるとか、運転座席の横に配置され
た肥料タンクが邪魔になり、田植機への乗り降りがし難
くなるといった点で改善の余地が残されていた。本発明
は、ミッド施肥構造を採る乗用型田植機における苗補給
作業性や乗降性を改善させることも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記課題を解決
するために本発明は、請求項1〜9に記載した通りの構
成を採るものであり、それによる作用と効果は次のよう
である。
【0009】〔作用と効果〕 −請求項1の構成による作用と効果− (イ)後向きに延出された複数の植付ケースを左右方向
に沿って互いに平行に配置し、植付ケースに植付機構を
支持させていことにより、従来のように植付ケース及び
支持フレームの2種類を備えて植付機構を支持する必要
が無くなり、1種類の植付ケースで植付機構を支持する
ことができるようになる。従って、植付機構の構造簡素
化を行うことができ、部品点数及び金型の削減、組立行
程の簡素化を図ることができるようになって、密植型の
苗植付装置の生産コストの低減を行うことができた。
【0010】(ロ)後向きに延出された複数の植付ケー
スを左右方向に沿って互いに平行に配置した場合、右側
の複数の植付ケースにおいて左側に植付機構を支持し、
左側の複数の植付ケースにおいて右側に植付機構を支持
している(又は、右側の複数の植付ケースにおいて右側
に植付機構を支持し、左側の複数の植付ケースにおいて
左側に植付機構を支持している)。これにより、右側の
複数の植付ケースと左側の複数の植付ケースとの間を、
苗植付装置の左右中央付近に設定してれば(苗植付装置
の左右中央付近から右側の複数の植付ケース、及び左側
の植付ケースを設定してやれば)、植付ケース及び植付
機構の配置を左右対称又はそれに近い状態に設定するこ
とができ、苗植付装置の全体の左右バランスが良いもの
となる。その結果、密植型の苗植付装置における苗の植
付けの安定化及び植付精度の向上を図ることができた。
【0011】(ハ)植付ケースに植付機構を片持ち状に
回転駆動自在に支持させているので、メンテナンス作業
の為に植付機構を取外す場合、植付機構が植付ケースに
支持される部分を取外せば、植付機構を取外すことがで
きるのであり、従来のように植付機構において植付ケー
ス側の部分、及び支持フレーム側の部分の両方を取外す
と言うようなことを行う必要がない。よって、密植型の
苗植付装置のメンテナンス性を向上させることができ
た。
【0012】(ニ)植付ケースの1種類により植付機構
を支持するように構成している点、並びに、植付ケース
に植付機構を片持ち状に回転駆動自在に支持させている
点により、植付ケース及び植付機構を一つのユニットと
することができ、植付ケース及び植付機構のユニットの
数を任意に設定して苗植付装置を構成することができる
ようになる。従って、植付条数の異なる多種類の密植型
の苗植付装置の設定及び生産が容易に行えるようになっ
て、密植型の苗植付装置の生産性を向上させることがで
きた。
【0013】(ホ)各植付機構毎に備えられるペースト
肥料用の施肥ノズルを、互いに隣合う2個の施肥ノズル
が、苗植付箇所に対する左右方向で互いに反対側に位置
するように配置したので、苗植付箇所の左(右)に施肥
ノズルが位置する植付機構の横の植付機構では、苗植付
箇所の右(左)に施肥ノズルが位置することになる。つ
まり、互いに隣合う一対の施肥ノズルが、それらに対応
した一対の植付機構どうしの間に位置する状態を左右並
設する状態が実現できる(図3参照)ので、植付爪を支
持する回転ケースやクランク機構等の移動軌跡に、側面
視において施肥ノズル先端を干渉する迄近接させながら
も、それら一対の施肥ノズルを単一の支持部材で支持す
ることが可能になる。これは、全ての施肥ノズルを苗植
付箇所の同じ側に配置して、各施肥ノズル毎にその支持
部材を設ける手段に比べて、明確に経済的でかつ合理的
である。
【0014】−請求項2の構成による作用と効果− 請求項1の構成による作用と効果(イ)〜(ホ)を備え
るとともに、以下の作用と効果も備えている。
【0015】(ヘ)後向きに延出された複数の植付ケー
スを左右方向に沿って互いに平行に配置した場合、右側
複数の植付ケースにおいて左側に植付機構を支持し、左
側複数の植付ケースにおいて右側に植付機構を支持して
いる。従って、左右両端の植付条において植付ケースに
対して機体左右中央側(内側)に、植付機構が位置する
状態となるので、畦際での旋回時に苗植付装置の横外側
部を畦に接触させたとしても、固定部分である植付ケー
スが畦に接触することになり、この植付ケースの機体左
右中央側(内側)の植付機構が、畦に接触するようなこ
とは少ない。従って、密植型の苗植付装置における植付
機構の破損を、未然に防止することができるようになっ
た。
【0016】全ての接地フロートを、左右方向で互いに
隣合う植付機構どうしの左右間に位置するフロート後部
を備えた2条用の平面視で略T字状のものに構成し、隣
合う2個の施肥ノズルがフロート後部の左右側脇に位置
するように構成したので、一対の施肥ノズルの間の部分
は丁度接地フロートの上に位置する関係となる。故に、
左右一対の施肥ノズルを支持する単一の部材を接地フロ
ート自体、或いはフロート支持部材に支持させるとか、
接地フロート自身で2個の施肥ノズルを支持する構造を
採ることが可能になり、施肥ノズル専用の支持部材を無
くす又は少なくすることができて、構造の簡素化や経済
化を図ることができた。
【0017】−請求項3の構成による作用と効果− 請求項1の構成による作用と効果(イ)〜(ニ)を備え
るとともに、以下の作用と効果も備えている。
【0018】苗植付箇所の側方近傍に配置される施肥ノ
ズルと、これにペースト状の肥料を送る施肥ポンプとを
植付機構毎に備え、植付機構毎に装備された畦際クラッ
チを単独で入切り操作自在な各条操作具の操作で施肥ポ
ンプの入切りも行えるようにしたので、1個の各条操作
具の操作で、それに対応した1個の畦際クラッチと1個
の施肥ポンプ双方の入り及び切り操作が行える。例えば
10条用田植機では、10個の各条操作具が存在する。
【0019】故に、畦際における端数条植え作業の条数
を1条〜9条の任意のものに設定できて便利であるとと
もに、対応する畦際クラッチと施肥ポンプとを別々の操
作具で操作するに比べて、操作具数が少ない分、操作が
簡単で便利になる。又、肥料の試し出しや畦際クラッチ
の試し作動等が各条毎に行えるので、故障時の修理やメ
ンテナンスが行い易くなる点で有利である。
【0020】−請求項4の構成による作用と効果− 請求項1の構成による作用と効果(イ)〜(ニ)を備え
るとともに、以下の作用と効果も備えている。
【0021】苗植付箇所の側方近傍に配置される施肥ノ
ズルを植付機構毎に備え、施肥ノズルへペースト状の肥
料を送るための施肥ホースを、複数の植付ケースをそれ
らの前端において取付け支持する左右に長い植付フレー
ムと、複数の植付ケースに亘って左右に延びる植付部駆
動軸との間を通して配策したので、左右中央部の施肥ホ
ース、或いは左右端部の施肥ホースを除いた施肥ホース
を、植付けフレーム、植付部駆動軸、及び左右の植付け
ケースで囲まれた空間部分に単独配置することができ
る。
【0022】従って、隣合う施肥ホースが絡み合いと
か、無理な曲げ配策を行うということがなく、滑らかで
整然な状態で各施肥ホースを引回し配置できて、ペース
ト肥料を良好に圃場供給することに寄与できるようにな
るとともに、植付けフレーム、植付部駆動軸、及び左右
の植付けケースが、施肥ホースに他物を及び難くするガ
ード部材として機能させることが可能であり、施肥装置
の信頼性を向上させることができる。
【0023】−請求項5の構成による作用と効果− 請求項1の構成による作用と効果(イ)〜(ホ)を備え
るとともに、以下の作用と効果も備えている。
【0024】田植機のおける植付け条数が8条や10条
以上といった具合に多くなると、左右バランスを良くす
るために機体も横に大きくする必要があり、それには轍
間距離(トレッド)を広くして対処するのが有効であ
る。ところが、轍間距離を大きくすると、旋回外側の前
輪の旋回半径が大きくなり過ぎる不都合があり、畦際等
で小回りできるという田植機の重要な性能が損なわれる
ので、単に轍間距離を増大させる訳にはいかない。そこ
で現実には、後輪は6条跨ぎの轍間距離に、かつ、前輪
は4条跨ぎの轍間距離に夫々設定する、といった具合
に、後輪の轍間距離は左右の安定化を図るべく十分に大
きくし、前輪の轍間距離は旋回外側前輪の旋回外側への
張出しを抑えるべく後輪の轍間距離よりも小さくする、
という手段を採ることが多い。
【0025】従って、互いに隣合う苗植付箇所どうしの
間である条間のうち、施肥ノズルが存在する条間に前輪
の左右方向位置が合致し、かつ、施肥ノズルが存在しな
い条間に後輪の左右方向位置が合致するように構成すれ
ば、車輪幅が比較的広く、田面を荒らす範囲の広い後輪
が位置する条間には肥料が供給されず、車輪幅が比較的
狭く、田面を荒らす範囲の狭い前輪が位置する条間に肥
料が供給されるようになり、前述した旋回のし易さと左
右の安定化との両立を図る前後輪の配置手段を採りなが
ら、比較的田面の荒れの少ない箇所に肥料を供給して確
実な施肥効果を得ることが可能になる。特に、田面の荒
れが顕著になる旋回時には上記作用と効果が有効に発揮
される。
【0026】−請求項6の構成による作用と効果− 請求項1の構成による作用と効果(イ)〜(ニ)、及び
請求項2の構成による作用と効果(ヘ)を備えるととも
に、以下の作用と効果も備えている。
【0027】近年の苗植付装置においては、回転駆動さ
れる回転ケースに複数の植付爪を片持ち状に支持して植
付機構を構成し、一つの植付条において複数の植付爪に
より苗を交互に圃場に植付けていくように構成されたも
のが多くある(特開平8−205644号公報等)。
又、接地フロートを、左右方向で互いに隣合う植付爪ど
うしの左右間に位置するフロート後部を備えた2条用の
平面視で略T字形状のものとしたものも多い(特開平5
−130803号公報等)。
【0028】そこで、回転ケースを備えた植付機構とT
字型接地フロートとを組み合わせる場合、実開昭63−
92519号公報に示されるように、左右夫々に回転ケ
ースを支持した植付ケースを、その左右中心が接地フロ
ートの左右中心に合致する状態で該接地フロートの上方
に配置するとともに、フロート後部の左右には、回転ケ
ースとの干渉防止用として下方に凹入した逃がし部を形
成してあり、回転ケース及びT字型接地フロートは、共
に左右対称の形状に形成されている。
【0029】これに対して、1個の植付ケースに1個の
回転ケースのみ支持させる密植型の苗植付装置では、T
字型接地フロートのフロート後部の上には、植付ケース
と回転ケースとが位置する状態となる(図9参照)た
め、回転ケースとフロート後部の逃がし部との相対左右
位置が所期された状態から左右にずれた関係になってし
まう。つまり、一対の苗植付箇所に対する左右中央に接
地フロートを配置する従来の配置関係を踏襲すると、回
転ケースが植付ケースの左側で支持される右側の植付機
構では、回転ケースに対して接地フロートが左にずれた
関係に、かつ、回転ケースが植付ケースの右側で支持さ
れる左側の植付機構では、回転ケースに対して接地フロ
ートが右にずれた関係となり、いずれの側においても、
フロート後部と回転ケースとが干渉するおそれが生じ
る。
【0030】故に、右側の接地フロートの左右中心は条
間中心よりも右側に偏って位置し、かつ、左側の接地フ
ロートの左右中心は条間中心よりも左側に偏って位置さ
せるようにすれば、回転ケースとフロート後部との干渉
を避けることができ、密植型の苗植付装置を採用しなが
ら、従来通りの左右対称形状のT字型接地フロートをそ
のまま使用することが可能になり、経済的かつ合理的な
ものにできた。
【0031】−請求項7の構成による作用と効果− ミッド施肥構造の乗用型田植機において、機体後端部に
配置された肥料供給機構の上側に、左右に長い後部ステ
ップを配設したので、該後部ステップを使用してより後
方に近寄ることが可能になり、苗載台への苗補給作業
や、苗植付装置の点検・整備等が行い易くなり、メンテ
ナンス性が向上する。
【0032】−請求項8の構成による作用と効果− 田植機では、施肥装置付き仕様と施肥装置の無い仕様と
が必要になるので、施肥装置の無い標準仕様では、運転
座席の後側に配置される肥料供給機構が存在しないの
で、それに代えて左右に長い後部ステップを装着できる
ようにすれば、より後方に近寄ることが可能になり、苗
載台への苗補給作業や、苗植付装置の点検・整備等が便
利に行い易くなってメンテナンス性が向上するととも
に、後部ステップ装着用の専用部材が不要になって経済
的であることも好ましい。
【0033】又、標準仕様における後部ステップを、肥
料供給機構の上側に装着できるように、肥料供給機構の
支持フレームを構成してあるから、運転座席の後に肥料
供給機構が配置される施肥仕様でも、より後方に近寄る
ことが可能になり、苗載台への苗補給作業や、苗植付装
置の点検・整備等が便利に行い易くなってメンテナンス
性が向上するとともに、施肥仕様専用の後部ステップが
不要になって経済的であることも好ましい。
【0034】−請求項9の構成による作用と効果− 運転座席の後に搭載される肥料供給機構が、施肥ノズル
にペースト状の肥料を送る施肥ポンプであるから、例え
ば粉粒状の肥料タンクが上部に一体装備された肥料繰出
し機構を配置する場合に比べて、肥料供給機構としての
高さを低く抑えることができ、肥料供給機構の上に後部
ステップを設けた場合には、そのステップ面高さがあま
り高くならないようにすることができる。故に、比較的
低い位置に後部ステップを配置できて、苗補給やメンテ
ナンス等の機上作業を安定的に行えるようになった。
【0035】−請求項10の構成による作用と効果− 運転座席の後に搭載された施肥ポンプの横側方にペース
ト肥料貯留用の肥料タンクを配置し、かつ、機体前部の
ボンネットの左右両側脇に予備苗台を装備すると、肥料
タンク前端と予備苗台後端との前後間隔が非常に狭くな
り、その間を通っての乗り降りが困難になる。
【0036】そこで、予備苗台をその前部の上下軸心回
りで回動移動できるようにすれば、予備苗台を外側方に
開き移動させて田植機への乗降空間を前後に広くするこ
とができ、肥料タンクが装備された側でも乗り降りがし
易くなる。そして、予備苗台を機体内側に回動移動すれ
ば、運転座席付近にての立ち姿勢で予備苗台から苗を引
出す作業に好適な角度位置が現出できて便利である。
又、田植機を畦に対して直角に又は傾斜させて近接させ
た状態でも、予備苗台を回動移動させて畦により接近さ
せての横付けが可能になり、田植機を畦へ正確に横付け
しなくても、畦から田植機への予備苗搬入作業を行い易
くすることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、左右一
対の前輪1及び後輪2で支持された機体の前部にエンジ
ン3及びミッションケース4が配置され、機体の中央に
運転部5が形成されて、機体の後部に油圧シリンダ6に
より昇降操作自在に支持されたリンク機構7に、10条
植用で密植型の苗植付装置8が連結されるとともに、施
肥装置Aを機体後部に搭載して、密植型の乗用型田植機
が構成されている。
【0038】図1及び図5に示すように機体の前部にお
いて、エンジン3の支持フレーム9の下部に、パイプ状
の支持フレーム10が左右方向に沿って固定され、支持
フレーム10の左右両端にボス部材11が固定されてお
り、機体の前部における左右のステップ部12とボス部
材11とに亘って、支持フレーム13が接続されてい
る。ボス部材11に隣接マーカー14が備えられてお
り、前回の植付行程で圃場に植え付けられた苗におい
て、端部の植付条の苗の上方に隣接マーカー14が位置
するように機体を走行させることによって、前回の植付
行程の植付条に対し同じ植付条間隔で隣接するように、
圃場に苗を植え付けることができる。
【0039】側面視で縦長のループ状(図1参照)の予
備苗台フレーム15がボス部材11に支持されて、予備
苗台16が予備苗台フレーム15の左右両側に固定され
ており、機体の右及び左側の予備苗台フレーム15の上
部に亘り、バックミラー18を備えた正面視コ字状のフ
レーム17が架設されている。つまり、機体前部のボン
ネット71の左右両側脇に、予備苗台16が配置されて
いる。
【0040】フレーム17に対して予備苗台フレーム1
5の上部が、その前部に設けた上下軸心Pで回動移動自
在に嵌合され、予備苗台フレーム15が機体前後方向に
沿った基準姿勢(図2の姿勢)から、図16に示される
右側の予備苗台16のように、外側に大きく回動させた
乗降姿勢と、図16に示される左側の予備苗台16のよ
うに、内側に若干回動させた苗引出し姿勢等に姿勢変更
自在である。又、予備苗台フレーム15を乗降及び苗引
出し姿勢で保持及び保持解除自在な手動式の操作レバー
19を備えてある。
【0041】つまり、予備苗台16が基準姿勢では、該
予備苗台16と後述の肥料タンク23との前後間隔が狭
いので、機体への乗り降りの際には予備苗台16を乗降
姿勢に操作して乗降用空間を大きくする。又、苗載台3
6に苗補給するべく、予備苗台16に搭載された苗を取
出す際には、予備苗台16を引出し姿勢にして、運転座
席21部位での立ち姿勢による苗の引出し操作が行い易
いようにする。
【0042】図1、図3、図4、図10に示すように、
施肥装置Aは、苗植付装置8における10組の植付機構
備a毎に備えた施肥ノズル(請求項7及び8の肥料供給
具の一例)20と、施肥ノズル20にペースト状の肥料
を強制移送するために運転座席21の後側となる機体後
端部に搭載された施肥ポンプ(請求項7及び8の肥料供
給機構の一例)22と、ペースト状の肥料を貯留すべく
施肥ポンプ22の横側方となる機体右側脇に配備された
肥料タンク23とを備えて構成されている。
【0043】各施肥ノズル20毎に装備されて計10個
の施肥ポンプ22は、軸受部22aとポンプ部22bと
を軸上に直列配置して構成される公知構造であり、機体
左右中心に対して右寄りの位置にて左右方向で一列に並
設されている。これらポンプ群の左横には、施肥ポンプ
22からポンプ部22bが外された軸受部22a部分の
みを2個左右に並設し、かつ、その左横に施肥変速部2
6を配置してある。
【0044】図10〜図12に示すように、施肥変速部
26は、変速ケース26aに内装された高低複数段のギ
ヤ変速機構の2組を直列に組合わせて構成され、2本の
変速レバー24,25の操作で多数段(9段や16段)
の変速が行える公知のものである。2個の軸受部22a
は、施肥変速部26の出力回転を所定比率で減速して施
肥ポンプ22にチェーン伝動するためのものであり、各
施肥ポンプ22は、チェーン連動されて全て同速度で同
方向に回転駆動されるようになっている。
【0045】施肥変速部26には、第1チェーン機構2
7、軸連動機構28、及び第2チェーン機構29を介し
て、苗植付装置8を駆動するために機体下腹部に前後配
置されたPTO伝動軸30から動力が伝達されている。
第1チェーン機構27で左斜め下に動力を取出し、一対
の自在継手28a,28aを備えた軸連動機構28で動
力を後方上方に持上げ、第2チェーン機構29によって
機体上部に配置された施肥変速部26に動力を揚送す
る。これにより、植付けクラッチ(図示せず)の入りに
伴って施肥装置Aも駆動され、クラッチ切りに伴って施
肥装置Aも停止されるのである。
【0046】10個の施肥ポンプ22、2個の軸受部2
2a、及び施肥変速部26で成る肥料供給機構bは、機
体フレームFから立設支持された左右一対の外縦フレー
ム39,39と内縦フレーム40,40で支持される支
持フレーム55上に装備されている。支持フレーム55
は、左右に長い受け皿状の基盤55aと、着脱自在に外
縦フレーム39に取付けられた一対の外縦部材55b,
55bと、着脱自在に内縦フレーム40に取付けられた
一対の内縦部材55c,55cとを備えて構成されてい
る。尚、図示しないが、施肥ポンプ22の上方を覆うカ
バー板を基盤55aに取付けてある。
【0047】図1、図10に示すように、内外の縦部材
55c,55bの上端部に亘って、肥料供給機構bの上
側を被う状態の左右に長い後部ステップ57をボルトを
用いて装着してある。そして、後部ステップ57には、
その後方側をカバーするパイプ製の縁枠部材61と、前
方側の左右中央部に配置された上広がりループ状の手す
り62とを固定してあり、後部ステップ57に片足を載
せての苗載台36への苗補給作業が行い易いとか、比較
的高い位置となる後部ステップ57上を歩くことで、機
体の左から右へ、又は右から左への横切り移動が安定し
て行える等の利点が得られるようにしてある。
【0048】上述の田植機は施肥装置Aを装備した施肥
仕様であるが、施肥装置Aを装備しない標準仕様の場合
には、後部ステップ57を直接車体に装備することがで
きる。すなわち、図14に示すように、後部ステップ5
7は、その板材製の取付片57aを用いて内外の縦フレ
ーム40,39の上端部に直接ボルト止めできるように
なっており、肥料供給機構bに代えて後部ステップ57
を装備することができる。つまり、支持フレーム55を
内外の縦フレーム40,39の上端部にボルト止めする
ための取付片55dと、後部ステップ57の取付片57
aとを互いに同じ位置となるように設定することで、自
在に付け替えできるのである。従って、施肥仕様でも標
準仕様でも、1種類の後部ステップ57を用意すれば良
い。
【0049】図10に示すように、肥料タンク23は合
成樹脂製で前後に長い略円筒形のものであり、外縦フレ
ーム39に支持された第1パイプ63と、補助ステップ
64に支持された第2パイプ65との双方で支持された
湾曲板66に位置固定状態に搭載されている。平面視に
おいて、肥料タンク23の後端位置と後部ステップ57
こ後端位置とは、前後方向でほぼ同じとなるように配設
されている。
【0050】苗植付装置8について説明する。図1〜図
4に示すように、苗植付装置8は10条植型式で密植型
式に構成されており、10個の植付ケース31、植付ケ
ース31の後部の左側(右側)に回転駆動自在に支持さ
れた回転ケース32、回転ケース32の両端に備えられ
た一対の植付爪33、1個のセンサフロート(接地フロ
ートでもある)34、4個の接地フロート35及び苗載
台36等により構成されている。
【0051】植付ケース31に関する構造について説明
する。図3及び図4に示すように、上下方向の割面を備
えた半割状の角パイプを溶接により連結して角パイプ状
の植付フレーム37が構成されて左右方向に配置されて
いる。植付フレーム37には、機体からの動力が伝達さ
れるフィードケース38も取付け支持されている。
【0052】図3、図8、図9に示すように、10個の
植付ケース31が後向きで片持ち状に植付フレーム37
に連結されており、右側5個の植付ケース31が同じ間
隔で植付フレーム37に連結され、左側5個の植付ケー
ス31が同じ間隔で植付フレーム37に連結されて、1
0個の植付ケース31が左右方向に沿って互いに平行に
配置されている。
【0053】10個の植付ケース31は全て同じもので
あり、図4、図15に示すように右側5個の植付ケース
31において、植付ケース31の後部に支持された駆動
軸41が左側(苗植付装置8の左右中央C側)に突出さ
れ、駆動軸41に回転ケース32が片持ち状に取り付け
られており、回転ケース32の両端における左側(苗植
付装置8の左右中央C側)に、植付爪33が支持されて
いる。右側5個の植付ケース31において後部の右側
(機体外側)に、平板状のカバー42がボルト43によ
り取り付けられて、右側5個の植付ケース31の後部の
右側(機体外側)の開孔が塞がれている(図4参照)。
【0054】又、左側5個の植付ケース31において、
植付ケース31の後部に支持された駆動軸41が右側
(苗植付装置8の左右中央C側)に突出され、駆動軸4
1に回転ケース32が片持ち状に取り付けられており、
回転ケース32の両端における右側(苗植付装置8の左
右中央C側)に、植付爪33が支持されている。左側5
個の植付ケース31において後部の左側(機体外側)
に、平板状のカバー42がボルト43により取り付けら
れて、左側5個の植付ケース31の後部の左側(機体外
側)の開孔が塞がれている。
【0055】以上の構成により、図8に示すように苗植
付装置8の左右中央Cに対して、植付フレーム37、右
側5個及び左側5個の植付ケース31、回転ケース32
及び植付爪33等が、略左右対称な状態に配置されてい
る。互いに隣接する植付爪33の間隔が植付条間隔Wと
なるのであり、この植付条間隔Wが通常の植付条間隔
(例えば300mm程度)よりも、狭い値(例えば21
0〜240mm)に設定されている。
【0056】図1、図15に示すように、フィードケー
ス38から前方突出した入力軸に自在継手連動されたP
TO中継軸44に、ミッションケース4の動力をPTO
伝動軸30を介して伝達してあり、フィードケース38
から各植付ケース31に動力が伝達される。すなわち、
10個の植付ケース31各々の前端部分を左右に貫通す
る状態で同芯状の植付部駆動軸49が備えられ(右側端
の植付ケース31では左側にのみ植付部駆動軸49が突
出し、左側端の植付ケース31では右側にのみ植付部駆
動軸49が突出)、この植付部駆動軸49にはフィード
ケース38からの出力が入力され、チェン機構54を介
して駆動軸41に動力伝達する。又、植付部駆動軸49
は、隣合う植付ケース31どうしの間においては、円筒
カバー52によって覆われている。
【0057】図15に示すように、10個の植付ケース
31の植付部駆動軸49の各々に畦際クラッチ53が備
えられており、縦送り機構95の2条分に対応した縦送
りクラッチ107と、施肥ポンプ22のポンプ部22b
に備えられた切換弁50と連係操作されるように構成さ
れている。すなわち、2条一体構造の縦送り機構95の
縦送りクラッチ107と、隣合う一対の畦際クラッチ5
3,53と、これらに対応する一対の切換弁50,50
とに対して1本の畦際レバー116が設けられた組合わ
せが5つあり、計5本の畦際レバー116が苗載台36
の裏面側に装備されている。
【0058】苗載台36の裏面側に5本の畦際レバー1
16が揺動操作自在に支持されており、1つの畦際レバ
ー116に対して、1つの縦送りクラッチ107と、こ
の縦送りクラッチ107の縦送り機構95に対応した2
つの畦際クラッチ53,53と、2つの施肥ポンプ2
2,22とが、計5本のワイヤ117を介して接続され
ている。
【0059】これにより、例えば図15において紙面右
端の畦際レバー116を切り位置に操作すると、5本の
ワイヤ117が畦際レバー116側に引き操作されて、
紙面右端の縦送りクラッチ107が切り操作され(この
縦送りクラッチ107に対応する2つの縦送り機構95
が停止)、紙面右端の2つの施肥ポンプ22が切り操作
され(対応する2つの切換弁50の肥料供給停止)、紙
面右端の2つの植付条の畦際クラッチ53が切り操作さ
れる(この畦際クラッチ53に対応する2つの回転ケー
ス32が停止)。
【0060】図6及び図7に示すように、苗植付装置8
の左右中央Cの位置に1つのセンサフロート34が配置
され、センサフロート34の右側及び左側の各々に接地
フロート35が2個ずつ配置されている。10個の植付
伝動ケース31に亘り操作軸118が回転操作自在に支
持されて、操作軸118から5組の支持アーム118a
対が後向きに延出されており、支持アーム118aの後
端の左右軸芯X周りに、センサフロート34の後部及び
接地フロート35の後部が揺動自在に支持されている。
【0061】各フロート34,35は、これにボルト止
めされた上向きコ字状の取付けプレート67を、左右軸
芯Xで支持アーム118aに枢支してあるとともに、該
取付けプレート67に固着された左右向きのパイプ部材
69の両端夫々に施肥ノズル20,20を取付けてあ
る。すなわち、金属パイプで成る施肥ノズル20に固着
された板材製の取付片20aを、2本のボルト70,7
0を用いてパイプ部材69両端に固着された支持板69
aに固定してある。そして、取付片20aの後側のボル
ト孔を長孔(又は円弧孔)に形成してあり、前側のボル
ト70を支点にしての施肥ノズル20の揺動移動が可能
に構成してあり、肥料供給高さ位置を所定範囲で調節可
能としてある。
【0062】図4、図6に示すように、施肥ポンプ22
と施肥ノズル20とは合成樹脂製で比較的径の細い施肥
ホース48で連通されており、各施肥ホース48は、1
0個の植付ケース31をそれらの前端において取付け支
持する左右に長い植付フレーム37と、10個の植付ケ
ース31に亘って左右に延びる植付部植付部駆動軸4
9、すなわち、円筒カバー52との前後間を通して配策
されている。
【0063】図8、図9に示すように、センサフロート
34及び4個の接地フロート35の全ては、左右方向で
互いに隣合う植付機構aどうしの左右間に位置するフロ
ート後部34a,35aを備えた2条用の平面視で略T
字状で、かつ、左右対称のものに構成されている。そし
て、植付機構a毎に備えられる施肥ノズル20は、それ
ら10個の施肥ノズル20のうちの互いに隣合う2個の
施肥ノズル20,20を苗植付箇所に対する左右方向で
互いに反対側に位置させることにより、それら隣合う2
個の施肥ノズル20,20が各フロート後部34a,3
5aの左右側脇に位置するように構成してある。つま
り、各フロート後部34a,35a部分では、一対の施
肥ノズル20,20の横外側近傍に各植付爪33,33
が存在するものが5組左右に並設された配置関係となっ
ている。
【0064】そして、右側2個の接地フロート35の左
右中心cは条間中心(互いに隣合う植付け爪33,33
の左右中心)dよりも若干右側に偏って位置し、かつ、
左側2個の接地フロート35の左右中心cは条間中心d
よりも若干左側に偏って位置させてある。尚、センサフ
ロート34の左右中心eは、条間中心d、及び車体中心
Cに一致している。
【0065】4個の接地フロート35は同一のものであ
り、そのフロート後部35aには、元々回転ケースとの
干渉を避けるために下方に大きく凹ませた凹入部45を
左右夫々に形成してあり、その結果、左右中央に前後方
向のリブ46が形成された状態になっている。つまり、
左右に回転ケースを支持した単一の植付ケースを、接地
フロートの真上に配置する従来構造に適するようにフロ
ート形状が形成されていたのである。
【0066】そこで、その従来品の接地フロート35を
密植型の苗植付装置8に適用する場合、フロート中心c
と条間中心dとを一致させて配置すると、回転ケースの
移動軌跡とフロート後部のリブ46とが干渉してしま
う、又は干渉のおそれがあるので、これを避けるべく接
地フロート35を左又は右にずらして配置してあり、そ
れによって新たなフロートを作成することなく、従来の
接地フロートの使用を可能としてある。
【0067】図3に示すように、前輪1,1は4条跨ぎ
のトレッドに、かつ、後輪2,2は6条跨ぎのトレッド
に夫々設定されている。前輪1,1は、中央寄りの接地
フロート35の通過予定範囲で、かつ、一対の施肥ノズ
ル20,20が存在する条間に左右方向で合致するとと
もに、後輪2,2は、接地フロート35,35どうしの
間であり、かつ、一対の施肥ノズル20,20が存在し
ない条間に左右方向で合致するようになっている。
【0068】隣接する接地フロート35の間の前方に後
輪2が位置するので、後輪2の通過跡を消す整地部材1
34が、後輪2の後方に位置するように植付フレーム3
7に固定されており、後輪2が後方に飛ばす泥が接地フ
ロート35に乗らないようにする板状のカバー135
が、接地フロート35の前方に位置するように植付フレ
ーム37に固定されている。尚、後輪2に補助車輪(図
示せず)を付設する場合には、補助車輪が前輪と同じト
レッドとなるように、後輪2の内側に装備するようにな
る。
【0069】〔別実施形態〕図3に示す構成において、
右側5個の植付ケース31から駆動軸41を右側(機体
外側)に突出させて、駆動軸41に回転ケース32を片
持ち状に取り付け、左側5個の植付ケース31から駆動
軸41を左側(機体外側)に突出させて、駆動軸41に
回転ケース32を片持ち状に取り付けるように構成して
もよい。このように構成すると、植付ケース31の位置
が図2に示す位置よりも全体的に、苗植付装置8の左右
中央C側に移動することになる。又、回転ケース32を
全て植付ケース31の左に、或いは全て右に配置した構
造でも良い。
【0070】回転ケース32及び一対の植付爪33に代
えて、1つの植付条に対し1つの植付爪33のみを回転
駆動するクランク型式に構成して、1つの植付爪33を
駆動軸41に取り付けるように構成してもよい。
【0071】図3に示す構成においてフィードケース3
8を苗植付装置8の左右中央Cから右側又は左側に離れ
た位置に配置した場合、右側4個の植付ケース31から
駆動軸41を左側(又は右側)に突出させて、駆動軸4
1に回転ケース32を片持ち状に取り付け、左側6個の
植付ケース31から駆動軸41を右側(又は左側)に突
出させて、駆動軸41に回転ケース32を片持ち状に取
り付けるように構成してもよい。逆に右側6個の植付ケ
ース31から駆動軸41を左側(又は右側)に突出させ
て、駆動軸41に回転ケース32を片持ち状に取り付
け、左側4個の植付ケース31から駆動軸41を右側
(又は左側)に突出させて、駆動軸41に回転ケース3
2を片持ち状に取り付けるように構成してもよい。
【0072】図17に示すように、植付機構a毎に装備
された畦際クラッチ53を単独で入切り操作自在な各条
レバー(請求項3の各条操作具の一例)116を10個
設け、各条レバー116を入り操作すると、操作対象と
なる条の植付機構aに対応する施肥ポンプ22の肥料圧
送作用が生じるとともに、対象となる縦送り機構95の
縦送りクラッチ107が入りになり、各条レバー116
を切り操作すると、操作対象となる条の植付機構aに対
応する施肥ポンプ22の肥料圧送作用が生じなくなると
ともに、対象となる縦送り機構95の縦送りクラッチ1
07が切りになるように、それら畦際クラッチ53と縦
送りクラッチ107と施肥ポンプと各条レバー116と
を3本のワイヤー117で連係しても良い。
【0073】この構造によれば、8条や6条といった偶
数条植え作業に加えて、9条植えや7条植えといった奇
数の端数条植え作業を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】乗用型田植機の全体平面図
【図3】苗植付装置と車輪との関係を示す平面図
【図4】植付機構部分の側面図
【図5】予備苗台の構造を示す正面図
【図6】施肥ノズルの取付構造を示す側面図
【図7】施肥ノズルの取付構造を示す平面図
【図8】接地フロートと植付爪と施肥ノズルとの位置関
係を示す平面図
【図9】接地フロート後部と植付機構との関係を示す要
部の背面図
【図10】施肥仕様における肥料供給機構の支持構造を
示す背面図
【図11】肥料供給機構の平面図
【図12】施肥ポンプへの動力伝達経路を示す側面図
【図13】施肥ポンプに内部構造を示す断面図
【図14】標準仕様における後部ステップの支持構造を
示す背面図
【図15】2条一体型の縦送りクラッチや畦際クラッチ
等の操作系統図
【図16】予備苗台の姿勢変更状態を示す平面図
【図17】各条毎の縦送りクラッチや畦際クラッチ等の
操作系統図
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 8 苗植付装置 16 予備苗台 20 肥料供給具、施肥ノズル 21 運転座席 22 施肥ポンプ 23 肥料タンク 31 植付ケース 32 回転ケース 33 植付爪 34,35 接地フロート 34a,35a フロート後部 36 苗載台 37 植付フレーム 48 施肥ホース 49 植付部駆動軸 51 各条操作具 53 畦際クラッチ 55 支持フレーム 57 後部ステップ 71 ボンネット a 植付機構 b 肥料供給機構 c フロート中心 d 条間中心 A 施肥装置 P 上下軸心

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後向きに延出された複数の植付ケース
    を、左右方向に沿って互いに平行に配置し、右側の複数
    の植付ケースの各々において、右又は左の同じ側の部分
    に、苗載台の苗を取出して圃場に植付ける植付機構を、
    片持ち状に駆動自在に支持するとともに、 左側の複数の植付ケースの各々において、前記右側の複
    数の植付ケースとは逆の左又は右の同じ側の部分に、苗
    載台の苗を取出して圃場に植付ける植付機構を、片持ち
    状に駆動自在に支持して密植型の苗植付装置を構成し、 ペースト状の肥料を苗植付箇所の側方近傍の圃場に供給
    するための施肥ノズルを前記植付機構毎に備え、それら
    複数の施肥ノズルのうちの互いに隣合う2個の施肥ノズ
    ルが、苗植付箇所に対する左右方向で互いに反対側に位
    置する状態となるように配置してある乗用型田植機。
  2. 【請求項2】 後向きに延出された複数の植付ケース
    を、左右方向に沿って互いに平行に配置し、右側の複数
    の植付ケースの各々における左側の部分、及び該右側の
    植付ケースと同数の左側の植付ケースの各々における右
    側の部分に、苗載台の苗を取出して圃場に植付ける植付
    機構を、片持ち状に駆動自在に支持して密植型の苗植付
    装置を構成し、 全ての接地フロートを、左右方向で互いに隣合う前記植
    付機構どうしの左右間に位置するフロート後部を備えた
    2条用の平面視で略T字状のものに構成し、 ペースト状の肥料を苗植付箇所の側方近傍の圃場に供給
    するための施肥ノズルを前記植付機構毎に備え、それら
    複数の施肥ノズルのうちの互いに隣合う2個の施肥ノズ
    ルを苗植付箇所に対する左右方向で互いに反対側に位置
    させることにより、それら隣合う2個の施肥ノズルが前
    記フロート後部の左右側脇に位置するように構成してあ
    る乗用型田植機。
  3. 【請求項3】 後向きに延出された複数の植付ケース
    を、左右方向に沿って互いに平行に配置し、右側の複数
    の植付ケースの各々において、右又は左の同じ側の部分
    に、苗載台の苗を取出して圃場に植付ける植付機構を、
    片持ち状に回転駆動自在に支持するとともに、 左側の複数の植付ケースの各々において、前記右側の複
    数の植付ケースとは逆の左又は右の同じ側の部分に、苗
    載台の苗を取出して圃場に植付ける植付機構を、片持ち
    状に回転駆動自在に支持して密植型の苗植付装置を構成
    し、 ペースト状の肥料を苗植付箇所の側方近傍の圃場に供給
    するための施肥ノズルと、ペースト状の肥料を前記施肥
    ノズルに強制移送する施肥ポンプとを前記植付機構毎に
    備え、 前記植付機構毎に装備された畦際クラッチを単独で入切
    り操作自在な各条操作具を設け、該各条操作具を入り操
    作すると、操作対象となる条の植付機構に対応する前記
    施肥ポンプが駆動され、前記各条操作具を切り操作する
    と、操作対象となる条の植付機構に対応する前記施肥ポ
    ンプが停止されるように、それら畦際クラッチと各条操
    作具と施肥ポンプとを連係してある乗用型田植機。
  4. 【請求項4】 後向きに延出された複数の植付ケース
    を、左右方向に沿って互いに平行に配置し、右側の複数
    の植付ケースの各々において、右又は左の同じ側の部分
    に、苗載台の苗を取出して圃場に植付ける植付機構を、
    片持ち状に回転駆動自在に支持するとともに、 左側の複数の植付ケースの各々において、前記右側の複
    数の植付ケースとは逆の左又は右の同じ側の部分に、苗
    載台の苗を取出して圃場に植付ける植付機構を、片持ち
    状に回転駆動自在に支持して密植型の苗植付装置を構成
    し、 ペースト状の肥料を苗植付箇所の側方近傍の圃場に供給
    するための施肥ノズルを前記植付機構毎に備え、前記施
    肥ノズルへ肥料を送るための施肥ホースを、複数の前記
    植付ケースをそれらの前端において取付け支持する左右
    に長い植付フレームと、複数の前記植付ケースに亘って
    左右に延びる植付部駆動軸との間を通して配策してある
    乗用型田植機。
  5. 【請求項5】 後向きに延出された複数の植付ケース
    を、左右方向に沿って互いに平行に配置し、右側の複数
    の植付ケースの各々において、右又は左の同じ側の部分
    に、苗載台の苗を取出して圃場に植付ける植付機構を、
    片持ち状に回転駆動自在に支持するとともに、 左側の複数の植付ケースの各々において、前記右側の複
    数の植付ケースとは逆の左又は右の同じ側の部分に、苗
    載台の苗を取出して圃場に植付ける植付機構を、片持ち
    状に回転駆動自在に支持して密植型の苗植付装置を構成
    し、 ペースト状の肥料を苗植付箇所の側方近傍の圃場に供給
    するための施肥ノズルを前記植付機構毎に備え、それら
    複数の施肥ノズルのうちの互いに隣合う2個の施肥ノズ
    ルが、苗植付箇所に対する左右方向で互いに反対側に位
    置する状態となるように配置し、 互いに隣合う苗植付箇所どうしの間である条間のうち、
    前記施肥ノズルが存在する条間に前輪の左右方向位置が
    合致し、かつ、前記施肥ノズルが存在しない条間に後輪
    の左右方向位置が合致するように構成してある乗用型田
    植機。
  6. 【請求項6】 後向きに延出された複数の植付ケース
    を、左右方向に沿って互いに平行に配置し、右側の複数
    の植付ケースの各々における左側の部分、及び該右側植
    付ケースと同数の左側の植付ケースの各々における右側
    の部分に、苗載台の苗を交互に取出して圃場に植付ける
    複数の植付爪を片持ち状に支持した回転ケースを、片持
    ち状に回転駆動自在に支持して密植型の苗植付装置を構
    成し、 全ての接地フロートを、左右方向で互いに隣合う前記植
    付爪どうしの左右間に位置するフロート後部を備えた2
    条用の平面視で略T字形状であり、かつ、左右対称のも
    のに構成し、 右側の接地フロートの左右中心は条間中心よりも右側に
    偏って位置し、かつ、左側の接地フロートの左右中心は
    条間中心よりも左側に偏って位置させてある密植型の田
    植機。
  7. 【請求項7】 苗植付装置に備えた肥料供給具と、該肥
    料供給具に肥料を強制移送するために運転座席の後側と
    なる機体後端部に搭載された肥料供給機構とで施肥装置
    を構成するとともに、前記肥料供給機構の上側に、左右
    に長い後部ステップを配設してある乗用型田植機。
  8. 【請求項8】 苗植付装置に備えた肥料供給具と、該肥
    料供給具に肥料を強制移送するために運転座席の後側と
    なる機体後端部に搭載された肥料供給機構とで構成され
    る施肥装置を装備した施肥仕様と、前記施肥装置に代え
    て左右に長い後部ステップを装備した標準仕様との仕様
    切換えが自在に構成し、 前記標準仕様における前記後部ステップを、前記施肥仕
    様における前記肥料供給機構の上側に装着可能となるよ
    うに、前記肥料供給機構の支持フレームを構成してある
    乗用型田植機。
  9. 【請求項9】 前記肥料供給具はペースト状の肥料を圃
    場に供給する施肥ノズルであり、前記肥料供給機構は、
    前記施肥ノズルにペースト状の肥料を強制移送する施肥
    ポンプである請求項7又は8に記載の乗用型田植機。
  10. 【請求項10】 苗植付装置に備えた施肥ノズルと、該
    施肥ノズルにペースト状の肥料を強制移送するために運
    転座席の後側となる機体後端部に搭載された施肥ポンプ
    と、ペースト状の肥料を貯留すべく前記施肥ポンプの横
    側方となる機体側脇に配備された肥料タンクとで構成さ
    れる施肥装置を装備するとともに、機体前部のボンネッ
    トの左右両側脇に予備苗台を装備し、 前記肥料タンクが装備された側と同じ側に装備される前
    記予備苗台を、その前部に設けた上下軸心回りで回動移
    動可能に構成してある乗用型田植機。
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