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JP2000174661A - 相関方法及びマッチドフィルタ及び携帯端末 - Google Patents

相関方法及びマッチドフィルタ及び携帯端末

Info

Publication number
JP2000174661A
JP2000174661A JP34573898A JP34573898A JP2000174661A JP 2000174661 A JP2000174661 A JP 2000174661A JP 34573898 A JP34573898 A JP 34573898A JP 34573898 A JP34573898 A JP 34573898A JP 2000174661 A JP2000174661 A JP 2000174661A
Authority
JP
Japan
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adder
output
matched filter
register
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34573898A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Urabe
健三 占部
Tetsuhiko Miyatani
徹彦 宮谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Kokusai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Co Ltd filed Critical Kokusai Electric Co Ltd
Priority to JP34573898A priority Critical patent/JP2000174661A/ja
Publication of JP2000174661A publication Critical patent/JP2000174661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーサンプリング数を大きくすると回路
規模が著しく増加するという問題点を解決し、回路規模
を著しく増加させることがなく、消費電力を低減できる
相関方法及びマッチドフィルタ及び携帯端末を提供する 【解決手段】 レジスタ1をオーバーサンプリング数カ
スケード接続してレジスタグループとし、入力信号及び
レジスタグループから順次出力されるサンプリング結果
と符号系列とを乗算器2で乗算し、乗算器2からの出力
を第1の加算器3で加算し、移動平均化回路で第1の加
算器からの出力をオーバーサンプリング数に亘って加算
する相関方法及びマッチドフィルタ及び携帯端末であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスペクトラム拡散通
信システムにおいて、スペクトラム拡散信号の逆拡散に
用いられる相関方法及びマッチドフィルタ及びそれを用
いた携帯端末に係り、特に回路規模を縮小し、消費電力
を低減できる相関方法及びマッチドフィルタ及び携帯端
末に関する。
【0002】
【従来の技術】マッチドフィルタとは、トランスバーサ
ルフィルタの一種であり、入力された信号をカスケード
に接続した遅延素子で遅延して保持つつ、順次後段の遅
延素子に出力し、それとともに各遅延素子が出力する信
号をタップ出力して、出力された信号と拡散符号とを乗
算して加算することにより、各タイミングにおける相関
演算を逐次的に行うことができるものである。マッチド
フィルタは、スペクトラム拡散通信の受信機において広
く応用されているものである。
【0003】マッチドフィルタに入力される信号は、一
旦ディジタル信号に変換され、当該の信号の帯域幅(拡
散帯域幅)を超えるサンプリング周波数でサンプリング
される。ここで、受信される信号(拡散信号)のチップ
のタイミングが正確にわかっている場合は拡散チップレ
ートと同一の周波数でサンプリングしても構わないが、
一般的にはチップの正確なタイミングがわかっていない
場合が多く、拡散チップレートの周波数に近いサンプリ
ング周波数を用いるとサンプリングによって発生するイ
メージ干渉を除去しきれないことがある。
【0004】そこで、これらの問題を回避するために、
いわゆるオーバーサンプリングと呼ばれる手法が用いら
れている。オーバーサンプリングとは、信号をチップレ
ートの数倍高速にサンプリングし、1つのチップについ
て複数のサンプリング結果から相関値を演算する手法で
ある。
【0005】すなわち、スペクトラム拡散信号をオーバ
ーサンプリングする場合は、1拡散チップ長あたり複数
のサンプリングが行われる。従って、事前に拡散信号の
チップのタイミングがわかっていなくても正しく信号を
逆拡散し捕捉することができ、またサンプリングによる
イメージ信号の周波数は極めて高くなるので、処理の前
段でのイメージ干渉の除去が容易となるものである。
【0006】尚、以下の説明において、1拡散チップ長
あたりk倍のサンプリングを行う場合を、「k倍オーバ
ーサンプリング」と称することとし、このkを「オーバ
ーサンプリング数」と称することとする。また、拡散率
(拡散符号語長)をnチップ、オーバーサンプリング数
をkとすると、マッチドフィルタにおけるタップ数m
と、拡散率nと、オーバーサンプリング数kとの間に、
次の[数1]の関係が成立する。
【0007】
【数1】m=n×k
【0008】かかるオーバーサンプリングを実現した従
来のマッチドフィルタについて図3を参照しつつ説明す
る。図3は、従来のマッチドフィルタの一例を表す構成
ブロック図である。尚、図3では、拡散率をnチップ、
オーバーサンプリング数をkとし、m=n×kの場合の
マッチドフィルタの構成を示している。
【0009】従来のマッチドフィルタは、図3に示すよ
うに、カスケード(縦続)接続した複数のレジスタ1で
構成され、全体でmタップの出力を得るシフトレジスタ
10′と、シフトレジスタ10′からタップされた信号
と拡散符号とを乗算するm個の乗算器2と、乗算器2か
らの乗算結果を加算する加算器3とから基本的に構成さ
れている。
【0010】以下、従来のマッチドフィルタの各部につ
いて具体的に説明する。シフトレジスタ10′は、少な
くとも(m−1)個のレジスタ1をカスケード(縦続)
接続し、マッチドフィルタに入力される信号を各レジス
タ1で一定のサンプリング時間(1チップに対応する時
間をオーバーサンプリング数kで除した時間)だけ保持
しつつシフトし、マッチドフィルタの入力信号及び各レ
ジスタ1の出力信号をタップして出力することにより、
全体としてサンプリング時間毎にmタップの信号を取得
するものである。
【0011】ここで、初段のレジスタ1-1は、マッチド
フィルタに入力された信号を一定のサンプリング時間
(1チップに対応する時間をオーバーサンプリング数k
で除した時間)だけ保持して、第2段目のレジスタ1-2
に出力するものであり、後続のレジスタ1-2〜1-(m-1)
は、各々前段のレジスタ1からディジタル信号に変換さ
れた信号の入力を受けて、サンプリング時間だけ当該信
号を保持し、サンプリング時間が経過すると、保持して
いる信号を後段のレジスタ1に出力するようになるもの
である。
【0012】乗算器2は、外部から拡散符号の1チップ
分のコードの入力を受けて、シフトレジスタ10′から
出力されるタップ出力の信号と当該拡散符号のコードと
を乗算して加算器3に出力するものである。ここで、乗
算器2-0〜2-(m-1)は、マッチドフィルタの入力信号及
び各レジスタ1-1〜1-(m-1)の出力をタップしたタップ
出力に対応して設けられている。
【0013】また、外部から入力される拡散符号の拡散
符号コードC0 〜Cn-1 は、1つのコードが順にk個の
乗算器に供給されるようになっており、具体的には、C
0 が乗算器2-0〜乗算器2-(k-1)に供給され、C1 が乗
算器2-k〜乗算器2-(2k-1)に供給され、最後のCn-1
が乗算器2-(m-k-1)〜乗算器2-(m-1)に供給されるよう
になっている。
【0014】尚、以下の説明において、1チップに対応
して、同一の拡散符号を乗算した乗算結果を得るための
構成を「グループ」と称することとする。すなわち、図
3においては、同一の拡散符号を乗算するk個の乗算器
2及び当該乗算器2に入力されるタップ出力を保持して
いたk個のレジスタ1の組をグループとしており、全体
としてn個のグループで構成されることになる。但し、
グループ0では、最初のタップ出力が入力信号であり、
保持されている必要が無いため、レジスタ1の数は(k
−1)でよいことになる。
【0015】加算器3は、複数の乗算器2から入力され
る信号を加算して、マッチドフィルタの相関出力として
外部に出力するものであり、図3では、m個の乗算器2
から入力される信号を加算することになる。
【0016】次に、従来のマッチドフィルタの動作につ
いて説明すると、マッチドフィルタに入力されたディジ
タル信号は、(m−1)個のレジスタ1に各々サンプリ
ング時間毎に保持されつつ、入力時及び次段のレジスタ
1に出力すると共にタップされ、タップ信号が対応する
m個の乗算器2に出力され、各乗算器2においてグルー
プ毎に対応する拡散符号のコードと乗算されて、m個の
タップ出力に対応するm個の乗算結果が加算器3に出力
される。
【0017】そして、加算器3が、サンプリング時間毎
に当該m個の乗算結果を加算して、逐次的に相関出力を
出力するようになっている。
【0018】このように、従来のマッチドフィルタで
は、k倍オーバーサンプリングされたm個の入力信号と
逆拡散用参照符号の系列との内積演算による相関値が各
サンプリング時間毎に得られるようになっている。
【0019】すなわち、従来のマッチドフィルタでは、
相関出力をYMF、j番目の拡散符号をCj 、一連の入力
信号(以下、「入力系列」と称する)をXij、1サンプ
ルの遅延演算子をZ変換の表記法によってZ-1と書くこ
ととすると、YMFが、次の[数2]で表されるものとな
る。
【0020】
【数2】
【0021】ここで、jはグループの番号であり、拡散
率nについて、(0≦j ≦n−1)となるものである。
また、iは各グループにおいて何番目のタップであるか
を示す番号であり、また当該タップを与えるシフトレジ
スタのグループ内における番号でもあって、オーバーサ
ンプリング数kについて、(0≦i ≦k−1)となるも
のである。但し、図3に示したマッチドフィルタでは、
グループ0における第0番目のタップを与えるシフトレ
ジスタは省略されている。
【0022】つまり、[数2]に示すように、従来のマ
ッチドフィルタは、具体的には、入力信号Xijをレジス
タ1によりi+k・jだけ遅延し、乗算器2により、当該信
号(XijZ-(i+k・j) )と拡散符号Cjとを乗算した結果
を加算器3で総和するようになっているのである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマッチドフィルタでは、精度向上のためにオーバー
サンプリング数kを増加させると、それに比例する数の
乗算器が必要となり、回路規模が著しく増大して、消費
電力を増大させるという問題点があった。
【0024】また、マッチドフィルタは、近年DS-CDMA
(Direct Sequence-Code DivisionMultiple Access)方
式の携帯電話システムへの応用が検討されており、携帯
電話の移動局(携帯端末)のような小形・低消費電力化
が求められる環境では、かかる回路規模の増大や消費電
力の増大を抑制する必要がある。
【0025】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、オーバーサンプリング数を大きくしても回路規模を
著しく増加させることがなく、消費電力を低減できる相
関方法及びマッチドフィルタ及び携帯端末を提供するこ
とを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、相関方法におい
て、入力信号のサンプリング結果を特定数でグループ化
したサンプリング系列について、各グループのサンプリ
ング系列の先頭から順に得られるサンプリング結果と前
記各グループに対応する符号系列とを順次乗算し、前記
乗算の度に各グループにおける乗算結果を加算し、前記
加算結果を前記特定数に亘って加算することを特徴とし
ており、符号系列とサンプリング結果との乗算処理をサ
ンプリング系列毎に行うので、乗算処理を行う部分を低
減できる。
【0027】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、相関方法において、入力信号のサン
プリング結果をオーバーサンプリング数毎に拡散率に対
応する数のグループにグループ化してサンプリング系列
とし、前記各グループのサンプリング系列の先頭から順
に得られるサンプリング結果と前記各グループに対応す
る符号系列とを順次乗算し、前記乗算の度に前記各グル
ープにおける乗算結果を加算し、前記加算結果を前記オ
ーバーサンプリング数に亘って加算することを特徴とし
ており、符号系列とサンプリング結果との乗算処理をサ
ンプリング系列毎に行うので、オーバーサンプリングを
行ったとしても、乗算処理を行う部分はオーバーサンプ
リング数に関係なく拡散率に対応する数のままで構成で
きる。
【0028】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、マッチドフィルタにおいて、入力信
号のサンプリング結果を順次シフトさせるレジスタをオ
ーバーサンプリング数個連続に配列してレジスタグルー
プとし、前記レジスタグループを拡散率より1小さい数
連続して配列した第1のシフトレジスタ群と、前記入力
信号及び前記レジスタグループにおける最終段のレジス
タから順次出力されるサンプリング結果と符号系列とを
乗算する拡散率に対応する数の乗算器と、前記各乗算器
からの出力を加算する第1の加算器と、前記第1の加算
器からの出力を前記オーバーサンプリング数に亘って加
算する移動平均化回路とを有することを特徴としてお
り、符号系列とサンプリング結果とを乗算する乗算器を
拡散率に対応する数のサンプリング系列毎に設け、乗算
器出力の加算結果をオーバーサンプリング数に亘って再
度加算するので、オーバーサンプリングを行ったとして
も、乗算器はオーバーサンプリング数に関係なく拡散率
に対応する数のままで構成でき、更に第1の加算器にお
ける入力数も低減できる。
【0029】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項3記載のマッチドフィルタに
おいて、移動平均化回路は、第1の加算器からの出力を
順次シフトさせるレジスタをオーバーサンプリング数よ
り1小さい数連続して配列した第2のシフトレジスタ群
と、前記第2のシフトレジスタ群の入力信号及び前記各
レジスタに保持された値を加算する第2の加算器とを有
する移動平均化回路であることを特徴としており、移動
平均化回路部分も、シフトレジスタと加算器といった単
純且つ簡易な構成で実現できる。
【0030】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項3記載のマッチドフィルタに
おいて、移動平均化回路は、第1の加算器からの出力を
累計加算する第3の加算器と、前記第3の加算器からの
累計加算出力を一時的に保持し、前記保持した累計加算
出力を前記第3の加算器に出力する累計レジスタと、前
記第3の加算器からの累計加算出力を順次シフトさせる
レジスタをオーバーサンプリング数連続して配列した第
3のシフトレジスタ群と、前記第3の加算器からの累計
加算出力と前記第3のシフトレジスタ群の最終段のレジ
スタからの出力との差分をとる第4の加算器とを有する
移動平均化回路であることを特徴としており、移動平均
化回路部分の2つの加算器共に2入力の簡単な構成で実
現できる。
【0031】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、携帯端末において、請求項3乃至請
求項5記載のマッチドフィルタを具備したことを特徴と
しており、復調精度を上げながら、且つマッチドフィル
タ部分の回路規模を大幅に縮小して、装置の小型化及び
低消費電力化を図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る相
関方法及びマッチドフィルタ(本マッチドフィルタ)
は、マッチドフィルタで行われる演算の順序を変更する
と、回路規模を低減できることに注目して、入力信号の
サンプリング結果を遅延させながらオーバーサンプリン
グ数k個の単位で拡散率nに対応する数のグループにグ
ループ化してサンプリング系列とし、各グループのサン
プリング系列について先頭から順に得られるサンプリン
グ結果と対応する拡散符号とを乗算して各グループの乗
算結果を総和しておき、当該総和を遅延させつつオーバ
ーサンプリング数k個に亘ってもう一度総和するものな
ので、オーバーサンプリング数に比例する数の乗算器を
設ける必要が無く、精度向上を図りながら回路規模を著
しく増大することなく、消費電力も低減できるものであ
る。
【0033】まず、本発明の請求項に係る相関方法につ
いて説明する。従来技術で説明したように、拡散率(拡
散符号語長)nチップでk倍オーバーサンプリングを行
う場合の従来のマッチドフィルタの出力は、[数2]の
式で表されたが、本発明の相関方法は、[数2]の式を
次の[数3]に変形することができることに着目したも
のである。
【0034】
【数3】
【0035】つまり、[数3]によれば、k個の単位で
グループ化して遅延した入力信号(XijZ-kj )と、拡
散符号Cj とを乗算して総和しておき、それをi だけ遅
延させつつ(Z-i)、もう一度総和することとしても、
[数2]と同じ結果が得られるのである。
【0036】よって、本発明の相関方法は、入力信号を
遅延させながら取得するサンプリング結果をオーバーサ
ンプリング数k個の単位で拡散率に対応する数のグルー
プにグループ化してサンプリング系列とし、各グループ
のサンプリング系列に対して、各々対応する拡散符号を
順次乗算し、乗算の都度各グループの乗算結果を加算し
て総和を取り、当該総和について遅延させながら、オー
バーサンプリング数k個に亘って更に加算して総和を取
るものである。尚、最初の総和を行うまでの段階を第1
段階、次の総和を行うまでの段階を第2段階とそれぞれ
称することとする。
【0037】次に、本発明の相関方法を実現する第1の
マッチドフィルタについて、図1を用いて説明する。図
1は、本発明の第1のマッチドフィルタの構成ブロック
図である。尚、図3と同様の構成をとる部分については
同一の符号を付して説明する。また、図1では、図3と
同様に、拡散率をnチップ、オーバーサンプリング数を
kとし、m=n×kの場合のマッチドフィルタの構成を
示している。
【0038】本発明の第1のマッチドフィルタは、図1
に示すように、カスケード(縦続)接続した複数のレジ
スタ1で構成され、全体でnタップの出力を得る第1の
シフトレジスタ10と、第1のシフトレジスタ10から
タップされた信号と拡散符号とを乗算するn個の乗算器
2と、乗算器2からの乗算結果を加算する第1の加算器
3と、カスケード(縦続)接続した複数のレジスタ1′
で構成され、全体でkタップの出力を得る第2のシフト
レジスタ4と、第2のシフトレジスタ4の各タップから
出力される信号を加算して出力する第2の加算器5とか
ら構成されている。尚、ここで第1のシフトレジスタ1
0が請求項の第1のシフトレジスタ群に相当し、第2の
シフトレジスタ4が請求項の第2のシフトレジスタ群に
相当している。
【0039】そして、本発明のマッチドフィルタでは、
第1の加算器3に入力されるn個の乗算結果を得るため
の構成をグループとし、n個のグループ(グループ0〜
グループ(n−1))で構成されている。
【0040】具体的にグループは、オーバーサンプリン
グ数kに対応する数の信号の組(以下及び請求項におい
て、「サンプリング系列」と称する)を保持するレジス
タ1の組(レジスタグループ)と、乗算器2とから構成
されている。但し、グループ0は例外で、入力信号をタ
ップして順次乗算器2で拡散符号のC0 を乗算するの
で、レジスタ1を設ける必要が無く、乗算器2-0のみの
構成である。
【0041】そして、各レジスタ1では、一定のサンプ
リング時間(1チップに対応する時間をオーバーサンプ
リング数kで除した時間)だけ経過するごとに、順次保
持している信号を次のレジスタ1に出力すると共に、各
レジスタグループの最終段(最右)のレジスタ1から出
力される信号はタップされて、各グループのサンプリン
グ系列として対応する乗算器2に出力され、乗算器2に
おいて対応する拡散符号Cと乗算されるようになってい
る。
【0042】以下、各部を具体的に説明する。レジスタ
1は、従来のレジスタ1と同様のもので、カスケードに
接続されており、初段のレジスタ1-1は、入力された信
号を一定の時間(1チップに対応する時間をオーバーサ
ンプリング数kで除した時間)だけ保持して、第2段目
のレジスタ1-2に出力し、後続のレジスタ1-2以降は、
各々前段のレジスタ1からディジタル信号に変換された
信号の入力を受けて、一定時間だけ当該信号を保持し、
一定の時間が経過すると、保持している信号を後段のレ
ジスタ1に出力するようになるものである。
【0043】但し、第1のマッチドフィルタにおけるレ
ジスタ1は、カスケードに接続されている数が、図3に
示した従来のマッチドフィルタとは異なっている。具体
的に、本発明の第1のマッチドフィルタのレジスタ1の
数は、グループ(0)では、上記説明したように0個で
あり、グループ(1)〜グループ(n−2)では、従来
と同様にk個ずつである。よって、本発明の第1のマッ
チドフィルタでは、全体として(m−k)個のレジスタ
1がカスケード接続されている。
【0044】そして、各グループに対して1つの乗算器
2が設けられていて、各グループの最終段(最右)のレ
ジスタ1から出力されるデータが各々対応する乗算器2
に入力されるようになっている。
【0045】乗算器2は、外部から拡散符号の1チップ
分のコードの入力を受けて、マッチドフィルタに入力さ
れた信号のサンプリング系列と当該拡散符号のコードと
を乗算して第1の加算器3に出力するものである。
【0046】具体的に、乗算器2-0〜2-(n-1)は、各々
グループ(0)〜グループ(n−1)に対応して設けら
れており、グループ0の場合はマッチドフィルタへの入
力信号と外部から入力される拡散符号C0 とを乗算し、
その他のグループの場合は、各グループの最終段(最
右)のレジスタ1から出力される信号と外部から入力さ
れる拡散符号C1 〜Cn-1 の各コードとを乗算して第1
の加算器3に出力するものである。
【0047】第1の加算器3は、n個の乗算器2-0〜2
-(n-1)から入力されるn個の信号を加算して、第1段階
の加算結果として出力するものである。
【0048】第2のシフトレジスタ4は、図1に示すよ
うに、オーバーサンプリング数kに対応して(k−1)
個のカスケードに接続されているレジスタ1′から構成
され、入力信号及び各レジスタ1′からの出力をタップ
して全体でkタップの出力を得るようになっている。
【0049】また、各レジスタ1′は、一定のサンプリ
ング時間(1チップに対応する時間をオーバーサンプリ
ング数kで除した時間)だけ経過する毎に、初段のレジ
スタ1′-0は、第1の加算器3から出力される第1段階
の加算結果を入力し、後段のレジスタ1′-1〜レジスタ
1′-(k-1)は、前段のレジスタ1′から出力されるデー
タを入力して、保持している信号を出力するとともに、
入力された信号を保持するものである。
【0050】第2の加算器5は、シフトレジスタ4の入
力信号及び各レジスタ1′が出力する信号からタップさ
れた信号を加算して、第2段階の加算結果、つまりは最
終的なマッチドフィルタの相関出力として外部に出力す
るものである。
【0051】次に、本発明の第1のマッチドフィルタの
動作について説明する。本発明の第1のマッチドフィル
タでは、入力された信号がシフトレジスタ10を構成す
るカスケードに接続された各レジスタ1において、一定
の時間(1チップに対応する時間をオーバーサンプリン
グ数で除した時間)だけ保持されて、後段のレジスタ1
に出力されていく。この時各グループにおいては、レジ
スタグループがkチップ分の時間に亘る入力信号のサン
プリング系列を保持していることになる。
【0052】そして、グループ0における入力信号及び
他のグループにおける最終段のレジスタ1から出力され
る信号は、後段のグループに出力されると共に、タップ
されて対応する乗算器2に出力され、この信号は、すな
わちkサンプリング時間単位のサンプリング系列が順次
出力されることになる。
【0053】そして、グループ(0)〜グループ(n−
1)に対応する乗算器2-0〜2-(n-1)において、各グル
ープのサンプリング系列と、対応する拡散符号とが乗算
されて、第1の加算器3に出力される。そして、第1の
加算器3が、これらを加算して、第1段階の演算結果を
出力するようになる。
【0054】そして、第2のシフトレジスタ4の各レジ
スタ1′において、第1の加算器3が出力する第1段階
の演算結果を一定のサンプリング時間(1チップに対応
する時間をオーバーサンプリング数kで除した時間)だ
け保持する。つまり、シフトレジスタ4が、k個の第1
段階の演算の結果をkサンプリング時間に亘って保持
し、第2の加算器5が、当該k個の第1段階の演算の結
果を加算して、第2段階の演算を行い、相関出力として
外部に出力するようになっている。本マッチドフィルタ
は、このようにして[数3]に示す演算を行うようにな
っている。
【0055】上記説明した本発明の第1のマッチドフィ
ルタによれば、オーバーサンプリング数kに関わらず、
拡散率nに対応する数の乗算器2のみで相関出力を得る
ことができるので、精度向上のためにオーバーサンプリ
ング数kを大きくしても、従来のマッチドフィルタのよ
うにオーバーサンプリング数kに比例する数の乗算器を
設ける必要が無く、回路規模を著しく増大することなく
低減し、消費電力も低減できる効果がある。
【0056】また、本発明の第1のマッチドフィルタで
は、第1の加算器3における入力がn個であり、従来の
マッチドフィルタの第1の加算器3に比べて1/kに低
減できるので、構成を簡素化できる効果がある。
【0057】次に、本発明の相関方法を実現する別のマ
ッチドフィルタ(第2のマッチドフィルタ)について説
明する。第2段階の演算を行う回路としては、図1に示
したシフトレジスタ4と第2の加算器5とを用いたトラ
ンスバーサルフィルタ型の移動平均化回路に代えて、リ
カーシブフィルタ型の移動平均化回路を用いることも考
えられる。
【0058】そこで、本発明の第2のマッチドフィルタ
は、第1段階の加算を行う構成は第1のマッチドフィル
タと同一であり、第2段階の加算を行う移動平均化回路
をリカーシブフィルタ型にしたものである。
【0059】第2のマッチドフィルタについて図2を用
いて説明する。図2は、本発明の第2のマッチドフィル
タにおける第2段階の演算部分である移動平均化回路の
構成ブロック図である。
【0060】図2に示す第2のマッチドフィルタの移動
平均化回路は、第3の加算器21と、オーバーサンプリ
ング数kに対応する数のレジスタ1″-1〜1″-kで構成
される第3のシフトレジスタ20と、累計レジスタ23
と、第4の加算器22とから主に構成されている。尚、
ここで第3のシフトレジスタが請求項の第3のシフトレ
ジスタ群に相当している。
【0061】ここで、第3の加算器21は、図1に示し
た本マッチドフィルタの第1の加算器3から出力される
信号と、後に説明する累計レジスタ23から出力される
信号とを加算した結果を累計加算出力として、累計レジ
スタ23及びレジスタ1″-1及び第4の加算器22に出
力するものである。
【0062】レジスタ1″-1〜1″-kは、カスケードに
接続され、それぞれ一定のサンプリング時間(1チップ
に対応する時間をオーバーサンプリング数kで除した時
間)だけ入力された信号を保持し、その後、後段のレジ
スタ1″に当該保持していた信号を出力するものであ
る。また、最後段のレジスタ1″-kは、保持していた信
号を第4の加算器22に出力するようになる。
【0063】第4の加算器22は、第3の加算器21が
出力する信号と、第3のシフトレジスタ群の最終段であ
るレジスタ1″-kから出力される信号とを加算し、その
結果を第2段階の演算の結果、つまりはマッチドフィル
タにおける相関出力として外部に出力するものである。
【0064】累計レジスタ23は、第3の加算器21が
出力する累計加算信号の入力を受けて、一定の時間だけ
保持し、その後、第3の加算器21に保持している信号
を出力するものである。
【0065】なお図2の移動平均化回路は、第3の加算
器と累計レジスタ23とによって1タップの積分回路
を、またレジスタ1″-1〜1″-kと第4の加算器22に
よってkタップの遅延差分回路をそれぞれ構成してお
り、これら2つの回路がカスケード接続されている。
【0066】次に、第2のマッチドフィルタの動作につ
いて、図2に示す移動平均化回路の動作を中心に説明す
る。本発明の第2のマッチドフィルタでは、第1のマッ
チドフィルタと同様に、入力された信号が、シフトレジ
スタ10の各レジスタ1において、一定の時間だけ保持
されつつシフトしながら、各グループにおける入力信号
(kチップ時間毎のサンプリング系列)が対応する乗算
器2に出力されて、各乗算器2で対応する拡散符号と乗
算されて、第1の加算器3でn個の乗算結果が加算され
て、第1段階の演算結果として出力される。
【0067】そして、第2のマッチドフィルタでは、第
1段階の演算結果が、図2の移動平均化回路に順次入力
され、第3の加算器21と累計レジスタ23との動作に
よって、入力される信号を順次累計加算したものを出力
する。
【0068】そして、上記累計加算出力は、レジスタ
1″-1〜レジスタ1″-kに一定の時間だけ保持されつつ
シフトされ、kチップ時間後に、第4の加算器22にて
第3の加算器21からの累計加算出力と差分演算され
て、第2段階の演算結果、つまりはマッチドフィルタの
相関出力として外部に出力されるようになっている。
【0069】上記動作の結果、図2の移動平均化回路に
おいて、第1段階の演算結果について、kサンプリング
時間に亘って加算した結果が順次出力されることにな
る。
【0070】尚、かかる移動平均化回路のフィルタ特性
H(Z)は、次の[数4]で表されるものとなってい
る。
【0071】
【数4】
【0072】[数4]の最右辺は、[数3]右辺の前半
部と同様であり、図2の移動平均化回路が、図1に示し
た第1のマッチドフィルタの第2段階部分のトランスバ
ーサルフィルタ型の移動平均化回路と同等であることが
わかる。
【0073】本発明のマッチドフィルタによれば、拡散
率nでk倍オーバーサンプリングを実現するために、
(n−1)×k個のレジスタ1をカスケード接続し、k
個のレジスタ1をグループ化してレジスタグループと
し、マッチドフィルタの入力信号及び各グループの最終
段のレジスタ1の出力をタップして、n個のタップ出力
をサンプリング系列として取得し、当該タップに対応し
て設けた乗算器で、それぞれサンプリング系列と拡散符
号とを乗算し、乗算の度にn個の乗算結果を加算するこ
とによって、第1段階としてkサンプリング時間毎のサ
ンプリング系列に対して拡散符号を乗算したものの加算
結果を取得し、第2段階として前記加算結果について遅
延させながらkサンプリング時間に亘って加算するの
で、精度向上のためにオーバーサンプリング数kを増大
しても乗算器の数は拡散率nに依存する数のままでよい
ため、従来に比べて乗算器の数が1/kとなり、回路規
模を大幅に縮小でき、消費電力も大幅に削減できる効果
がある。
【0074】更に、本発明の第1のマッチドフィルタに
よれば、シフトレジスタ10からのn個のタップについ
て拡散符号を乗算し、n個の乗算結果を第1の加算器で
加算し、当該加算結果を(k−1)個のレジスタでシフ
トしながらkタップについて第2の加算器で加算するの
で、従来のマッチドフィルタでm=k×n個の加算を行
うのに比べて、第1のマッチドフィルタではn個の加算
とk個の加算でよいため、加算器の規模も縮小できて回
路規模を大幅に縮小でき、消費電力も大幅に削減できる
効果がある。
【0075】また、本発明の第2のマッチドフィルタに
よれば、第1段階としてシフトレジスタ10からのn個
のタップについて拡散符号を乗算し、n個の乗算結果を
第1の加算器で加算し、第2段階として当該加算結果を
1タップの積分器とkタップの遅延差分回路によってk
サンプリング時間に亘って加算するので、第2段階は2
入力の加算器を2つ具備すればよく、第1のマッチドフ
ィルタよりも更に加算器の規模を縮小でき、路規模を大
幅に縮小でき、消費電力も大幅に削減できる効果があ
る。
【0076】また、図1及び図2に示した本マッチドフ
ィルタを採用した携帯端末では、復調性を向上のために
オーバーサンプリング数を大きくしても、マッチドフィ
ルタの回路規模を著しく増大することなく縮小でき、消
費電力が低減できるので、装置全体を小型化でき、更に
長時間使用できる携帯電話とすることができる効果があ
る。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、入力信号
のサンプリング結果を特定数でグループ化したサンプリ
ング系列について、各グループのサンプリング系列の先
頭から順に得られるサンプリング結果と各グループに対
応する符号系列とを順次乗算し、乗算の度に各グループ
における乗算結果を加算し、加算結果を特定数に亘って
加算する相関方法としているので、符号系列とサンプリ
ング結果との乗算処理をサンプリング系列毎に行うこと
ができ、乗算処理を行う部分を低減し、処理を簡素化で
きる効果がある。
【0078】請求項2記載の発明によれば、入力信号の
サンプリング結果をオーバーサンプリング数毎に拡散率
に対応する数のグループにグループ化してサンプリング
系列とし、各グループのサンプリング系列の先頭から順
に得られるサンプリング結果と各グループに対応する符
号系列と乗算し、乗算の度に各グループにおける乗算結
果を加算し、加算結果をオーバーサンプリング数に亘っ
て加算する相関方法としているので、オーバーサンプリ
ングを行ったとしても、乗算処理を行う部分はオーバー
サンプリング数に関係なく拡散率に対応する数のままで
構成でき、オーバーサンプリングによって復調精度を向
上しながら、乗算処理を行う部分を低減し、処理を簡素
化できる効果がある。
【0079】請求項3記載の発明によれば、レジスタを
オーバーサンプリング数個連続に配列したレジスタグル
ープを、拡散率より1小さい数連続して配列して第1の
シフトレジスタ群とし、第1のシフトレジスタ群で入力
信号のサンプリング結果を順次シフトさせながら、入力
信号及びレジスタグループにおける最終段のレジスタか
ら順次出力されるサンプリング結果と符号系列とを乗算
器で乗算し、乗算器からの出力を第1の加算器で加算
し、移動平均化回路で第1の加算器からの出力をオーバ
ーサンプリング数に亘って加算するマッチドフィルタと
しているので、オーバーサンプリングを行ったとして
も、オーバーサンプリング数に関係なく拡散率に対応す
る数の乗算器で構成でき、オーバーサンプリングによっ
て復調精度を向上しながら、乗算器数を増大することな
く構成要素を簡素化して回路規模を縮小し、消費電力を
も低減できる効果がある。
【0080】請求項4記載の発明によれば、移動平均化
回路が、第2のシフトレジスタ群で第1の加算器からの
出力を順次シフトさせると共に、第2のシフトレジスタ
群の入力信号及び各レジスタに保持された値を第2の加
算器で加算する移動平均化回路である請求項3記載のマ
ッチドフィルタとしているので、移動平均化回路部分
も、シフトレジスタと加算器といった単純且つ簡易な構
成で実現でき、回路規模を縮小し、消費電力をも低減で
きる効果がある。
【0081】請求項5記載の発明によれば、移動平均化
回路が、第1の加算器からの出力を第3の加算器と累計
レジスタとによって累計加算しながら、第3の加算器か
らの累計加算出力を第2のシフトレジスタ群で順次シフ
トさせ、第4の加算器で第3の加算器からの累計加算出
力と第2のシフトレジスタ群からの出力との差分をとる
移動平均化回路である請求項3記載のマッチドフィルタ
としているので、移動平均化回路部分の2つの加算器共
に2入力の簡単な構成で実現でき、回路規模を縮小し、
消費電力をも低減できる効果がある。
【0082】請求項6記載の発明によれば、請求項3乃
至請求項5記載のマッチドフィルタを具備した携帯端末
としているので、オーバーサンプリングによって復調精
度を上げながら、且つマッチドフィルタ部分の回路規模
を大幅に縮小して、装置の小型化及び低消費電力化を図
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のマッチドフィルタの構成ブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第2のマッチドフィルタにおける移動
平均化回路の構成ブロック図である。
【図3】本発明の第2のマッチドフィルタにおける第2
段階の演算部分である移動平均化回路の構成ブロック図
である。
【符号の説明】
1、1′…レジスタ、 2…乗算器、 3…第1の加算
器、 4…第2のシフトレジスタ、 5…第2の加算
器、 10…第1のシフトレジスタ、 20…第3のシ
フトレジスタ、 21…第3の加算器、 22…第4の
加算器、 23…累計レジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号のサンプリング結果を特定数で
    グループ化したサンプリング系列について、各グループ
    のサンプリング系列の先頭から順に得られるサンプリン
    グ結果と前記各グループに対応する符号系列とを順次乗
    算し、前記乗算の度に各グループにおける乗算結果を加
    算し、前記加算結果を前記特定数に亘って加算すること
    を特徴とする相関方法。
  2. 【請求項2】 入力信号のサンプリング結果をオーバー
    サンプリング数毎に拡散率に対応する数のグループにグ
    ループ化してサンプリング系列とし、前記各グループの
    サンプリング系列の先頭から順に得られるサンプリング
    結果と前記各グループに対応する符号系列とを順次乗算
    し、前記乗算の度に前記各グループにおける乗算結果を
    加算し、前記加算結果を前記オーバーサンプリング数に
    亘って加算することを特徴とする相関方法。
  3. 【請求項3】 入力信号のサンプリング結果を順次シフ
    トさせるレジスタをオーバーサンプリング数個連続に配
    列してレジスタグループとし、前記レジスタグループを
    拡散率より1小さい数連続して配列した第1のシフトレ
    ジスタ群と、前記入力信号及び前記レジスタグループに
    おける最終段のレジスタから順次出力されるサンプリン
    グ結果と符号系列とを乗算する拡散率に対応する数の乗
    算器と、前記各乗算器からの出力を加算する第1の加算
    器と、前記第1の加算器からの出力を前記オーバーサン
    プリング数に亘って加算する移動平均化回路とを有する
    ことを特徴とするマッチドフィルタ。
  4. 【請求項4】 移動平均化回路は、第1の加算器からの
    出力を順次シフトさせるレジスタをオーバーサンプリン
    グ数より1小さい数連続して配列した第2のシフトレジ
    スタ群と、前記第2のシフトレジスタ群の入力信号及び
    前記各レジスタに保持された値を加算する第2の加算器
    とを有する移動平均化回路であることを特徴とする請求
    項3記載のマッチドフィルタ。
  5. 【請求項5】 移動平均化回路は、第1の加算器からの
    出力を累計加算する第3の加算器と、前記第3の加算器
    からの累計加算出力を一時的に保持し、前記保持した累
    計加算出力を前記第3の加算器に出力する累計レジスタ
    と、前記第3の加算器からの累計加算出力を順次シフト
    させるレジスタをオーバーサンプリング数連続して配列
    した第3のシフトレジスタ群と、前記第3の加算器から
    の累計加算出力と前記第3のシフトレジスタ群の最終段
    のレジスタからの出力との差分をとる第4の加算器とを
    有する移動平均化回路であることを特徴とする請求項3
    記載のマッチドフィルタ。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至請求項5記載のマッチドフ
    ィルタを具備したことを特徴とする携帯端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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