JP2000170903A - パワートレーンの制御装置 - Google Patents
パワートレーンの制御装置Info
- Publication number
- JP2000170903A JP2000170903A JP10349079A JP34907998A JP2000170903A JP 2000170903 A JP2000170903 A JP 2000170903A JP 10349079 A JP10349079 A JP 10349079A JP 34907998 A JP34907998 A JP 34907998A JP 2000170903 A JP2000170903 A JP 2000170903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- generator
- motor
- clutch
- engine
- regenerative braking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 69
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 claims abstract description 66
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 15
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 15
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 15
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 8
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 abstract description 48
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 101150042515 DA26 gene Proteins 0.000 description 1
- 101001125854 Homo sapiens Peptidase inhibitor 16 Proteins 0.000 description 1
- 102100029324 Peptidase inhibitor 16 Human genes 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 238000013507 mapping Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
Abstract
させる。 【解決手段】 エンジンから入力される動力または車輪
から入力される動力により発電機として機能するモータ
・ジェネレータと、モータ・ジェネレータと車輪との間
に配置されたロックアップクラッチ付きトルクコンバー
タと、トルクコンバータと車輪との間に配置された歯車
変速機構とを有するパワートレーンの制御装置におい
て、車輪から入力される動力によりモータ・ジェネレー
タを発電機として機能させる場合の回生制動効率が最大
値になるように、モータ・ジェネレータの回生トルク、
またはロックアップクラッチの係合・解放状態、または
歯車変速機構の変速比の各条件のうち、少なくともロッ
クアップクラッチの係合・解放状態を含む条件を制御す
る回生制動条件制御手段(ステップ101ないしステッ
プ106)を備えている。
Description
してエンジンおよびモータ・ジェネレータとを備えてお
り、車輪から入力される動力によりモータ・ジェネレー
タで回生制動をおこなうことの可能なパワートレーンの
制御装置に関するものである。
節約と、エンジンの回転による騒音の低減と、燃料の燃
焼により発生する排気ガスの低減とを目的として、エン
ジンおよびモータ・ジェネレータとを搭載したハイブリ
ッド車が提案されている。このハイブリッド車において
は、車両の走行状態に基づいてエンジンまたはモータ・
ジェネレータを制御して、車両を走行させるように構成
されている。
ネレータを備えた制御装置の一例が、特開平8−168
104号公報に記載されている。この公報に記載された
制御装置においては、エンジンの出力軸にモータ・ジェ
ネレータが設けられており、このモータ・ジェネレータ
が電動機および発電機として機能する。また、エンジン
の出力軸にはトルクコンバータを介して変速機が接続さ
れている。なお、トルクコンバータは直結クラッチを備
えている。
転域において、エンジントルクの変動を吸収するように
モータ・ジェネレータのトルクを制御することにより、
低車速域における直結クラッチの係合を可能にしてい
る。その結果、燃費が向上してドライバビリティの悪化
を防止することができるとされている。
おいては、モータ・ジェネレータを電動機として機能さ
せる場合、つまり、モータ・ジェネレータを車両の動力
源として用いる場合の技術について記載されているのみ
である。つまり、モータ・ジェネレータにより回生制動
トルクを発生させる場合の制御、特に、モータ・ジェネ
レータの回生制動時に、直結クラッチをどのように制御
するかについては何も記述がない。したがって、モータ
・ジェネレータによる回生制動時において、直結クラッ
チの状態に基づいて種々の問題が発生する可能性があ
り、この点で改善の余地が残されていた。
たもので、モータ・ジェネレータにより回生制動トルク
を発生させる場合に、直結クラッチの状態に基づいて発
生する各種の問題点を解消することの可能なパワートレ
ーンの制御装置を提供することを目的としている。
を達成するため請求項1の発明は、エンジンから入力さ
れる動力または車輪から入力される動力により発電機と
して機能するモータ・ジェネレータと、このモータ・ジ
ェネレータと前記車輪との間に配置された流体式動力伝
達装置と、この流体式動力伝達装置の回転部材同士の動
力伝達状態を切り換えるために係合・解放される直結ク
ラッチと、前記流体式動力伝達装置と前記車輪との間に
配置された変速機と有し、前記車輪から入力される動力
を前記モータ・ジェネレータに伝達して回生制動トルク
を発生させることの可能なパワートレーンの制御装置に
おいて、前記モータ・ジェネレータの回生制動効率が所
定の状態になるように、前記モータ・ジェネレータの回
生制動トルク、または前記直結クラッチの係合・解放状
態、または前記変速機の変速比の各条件のうち、少なく
とも直結クラッチの係合・解放状態を含む条件を制御す
る回生制動条件制御手段を備えていることを特徴とする
ものである。
レータの回生制動効率が所定の状態になるように、モー
タ・ジェネレータの回生制動トルク、または直結クラッ
チの係合・解放状態、または変速機の変速比の各条件の
うち、少なくとも直結クラッチの係合・解放状態を含む
条件が制御される。このため、例えばモータ・ジェネレ
ータの回生制動効率を可及的に向上させることが可能に
なる。
第1回転部材と、車輪に接続される第2回転部材と、前
記第1回転部材と第2回転部材との間で動力の伝達をお
こなわせる流体式動力伝達装置と、前記車輪から入力さ
れる動力により回生制動トルクを発生するモータ・ジェ
ネレータと、前記第1回転部材と第2回転部材との間の
動力伝達状態を変更するために係合・解放される直結ク
ラッチと、前記エンジンに対して動力を伝達する回転機
とを有するパワートレーンの制御装置において、前記モ
ータ・ジェネレータによる回生制動時に、前記直結クラ
ッチの係合・解放状態を変更する直結クラッチ制御手段
と、前記直結クラッチの係合・解放状態の変更に際して
前記エンジン回転数と第2回転部材の回転数との差を減
少させるように前記回転機の動力を前記エンジンに付与
する回転機制御手段とを備えていることを特徴とするも
のである。
レータによる回生制動時に、直結クラッチの係合・解放
状態を変更するにあたり、エンジン回転数と第2回転部
材の回転数との差が減少するように、回転機の動力が制
御される。したがって、モータ・ジェネレータによる回
生制動に並行して直結クラッチを解放状態から係合状態
へ切り換える場合に、エンジン回転数と第2回転部材の
回転数との差が可及的に抑制された状態で直結クラッチ
が係合する。
り具体的に説明する。図2は、この発明を適用したハイ
ブリッド車のシステム構成を示すブロック図である。車
両の第1の動力源であるエンジン1としては、ガソリン
エンジンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジ
ン等の内燃機関が用いられる。この実施例のエンジン1
は、燃料噴射装置および吸排気装置ならびに点火装置等
を備えた公知の構造のものである。
トルバルブ1Bが設けられており、電子スロットルバル
ブ1Bの開度が電気的に制御されるように構成されてい
る。エンジン1の動力伝達経路(言い換えればトルク伝
達経路)には、トルクコンバータ2およびモータ・ジェ
ネレータ3ならびに歯車変速機構4が直列に配置されて
いる。なお、この実施形態においては、エンジン1とト
ルクコンバータ2との間にモータ・ジェネレータ3が配
置され、モータ・ジェネレータ3と歯車変速機構4との
間にトルクコンバータ2が配置されている。
2の動力源としての機能を有し、モータ・ジェネレータ
3は、例えば交流同期型のものが適用される。モータ・
ジェネレータ3は、永久磁石を有する回転子(図示せ
ず)と、コイル(図示せず)が巻き付けられた固定子
(図示せず)とを備えている。そして、コイルの3相巻
き線に3相交流電流を流すと回転磁界が発生し、この回
転磁界を回転子の回転位置および回転速度に合わせて制
御することにより、トルクが発生する。発生するトルク
は電流の大きさにほぼ比例し、回転数は交流電流の周波
数により制御される。
ータ80を介してバッテリ81が接続され、モータ・ジ
ェネレータ3およびインバータ80ならびにバッテリ8
1を制御するコントローラ82が設けられている。前記
インバータ80は、バッテリ81の直流電流を3相交流
電流に変換してモータ・ジェネレータ3に供給する一
方、モータ・ジェネレータ3で発電された3相交流電流
を直流電流に変換してバッテリ81に供給する3相ブリ
ッジ回路(図示せず)を備えている。この3相ブリッジ
回路は、例えば6個のパワートランジスタ(図示せず)
を電気的に接続して構成されている。これらのパワート
ランジスタのオン・オフを切り換えることにより、モー
タ・ジェネレータ3とバッテリ81との間の電流の向き
を切り換える。このようにして、3相交流電流と直流電
流との相互の変換と、モータ・ジェネレータ3に印可さ
れる3相交流電流の周波数の調整と、モータ・ジェネレ
ータ3に印可される3相交流電流の大きさの調整と、モ
ータ・ジェネレータ3の回生制動トルクの調整とがおこ
なわれる。
械エネルギと電気エネルギとの間で相互に変換をおこな
う機能、つまり、電動機としての機能と、発電機として
の機能とを兼備している。モータ・ジェネレータ3を電
動機として機能させる場合は、バッテリ81からの直流
電圧を交流電圧に変換してモータ・ジェネレータ3に供
給する。また、モータ・ジェネレータ3を発電機として
機能させる場合は、回転子の回転により発生した誘導電
圧をインバータ80により直流電圧に変換してバッテリ
81に充電する。
1からモータ・ジェネレータ3に供給される電流値、ま
たはモータ・ジェネレータ3により発電される電流値を
検出または制御する機能を備えている。また、コントロ
ーラ82は、モータ・ジェネレータ3の回転数を制御す
る機能と、バッテリ81の充電状態(SOC:stateof
charge)を検出および制御する機能とを備えている。
形成されているパワートレーンの構成、具体的にはトル
クコンバータ2および歯車変速機構4の構成を示すスケ
ルトン図である。このトルクコンバータ2および歯車変
速機構4を有する自動変速機のケーシング35の内部に
は、作動流体としてのオートマチック・トランスミッシ
ョン・フルード(以下、ATFまたはオイルと略記す
る)が封入されている。またケーシング35の内部に
は、オイルポンプ83が設けられている。そして、エン
ジン1の動力がポンプインペラ7を介してオイルポンプ
83に伝達され、オイルポンプ83が駆動されるように
構成されている。
置の一種であり、トルク増幅機能を備えている。このト
ルクコンバータ2は、駆動側回転部材の動力を、オイル
を介して従動側回転部材に伝達するものである。このト
ルクコンバータ2は、ポンプインペラ7に一体化させた
フロントカバー8と、タービンランナ9を一体に取付け
たハブ10と、ロックアップクラッチ11とを有してい
る。ロックアップクラッチ11は係合(オン)・解放
(オフ)可能に構成されており、ロックアップクラッチ
11が解放されている場合は、ポンプインペラ7とター
ビンランナ9との間で、オイルによりトルクの伝達がお
こなわれる。また、ロックアップクラッチ11が係合さ
れた場合は、フロントカバー8とハブ10とが機械的に
接続される。
ンナ9の内周側には、ステータ13が設けられている。
このステータ13は、ポンプインペラ7からタービンラ
ンナ9に伝達されるトルクを増幅するためのものであ
る。さらに、ハブ10には入力軸14が接続されてい
る。したがって、エンジン1のクランクシャフト12か
らトルクが出力されると、このトルクがATFまたはロ
ックアップクラッチ11を介して入力軸14に伝達され
る。これとは逆に、車輪32Aから入力軸14に伝達さ
れるトルクを、ATFまたはロックアップクラッチ11
を介してエンジン1に伝達することも可能である。
び主変速部16から構成されている。副変速部15は、
オーバドライブ用の遊星歯車機構17を備えており、遊
星歯車機構17のキャリヤ18に対して入力軸14が連
結されている。この遊星歯車機構17を構成するキャリ
ヤ18とサンギヤ19との間には、多板クラッチC0と
一方向クラッチF0 とが設けられている。この一方向ク
ラッチF0 は、サンギヤ19がキャリヤ18に対して相
対的に正回転、つまり、入力軸14の回転方向に回転し
た場合に係合するようになっている。そして、副変速部
15の出力要素であるリングギヤ20が、主変速部16
の入力要素である中間軸21に接続されている。また、
サンギヤ19の回転を選択的に止める多板ブレーキB0
が設けられている。
チC0 もしくは一方向クラッチF0が係合した状態で遊
星歯車機構17の全体が一体となって回転する。このた
め、中間軸21が入力軸14と同速度で回転し、低速段
となる。また、ブレーキB0を係合させてサンギヤ19
の回転を止めた状態では、リングギヤ20が入力軸14
に対して増速されて正回転し、高速段となる。
構22,23,24を備えており、三組の遊星歯車機構
22,23,24を構成する回転要素が、以下のように
連結されている。すなわち、第1遊星歯車機構22のサ
ンギヤ25と、第2遊星歯車機構23のサンギヤ26と
が互いに一体的に連結されている。また、第1遊星歯車
機構22のリングギヤ27と、第2遊星歯車機構23の
キャリヤ29と、第3遊星歯車機構24のキャリヤ31
とが連結されている。さらに、キャリヤ31に出力軸3
2が連結されている。そして、出力軸32がトルク伝達
装置(図示せず)を介して車輪32Aに接続されてい
る。さらにまた、第2遊星歯車機構23のリングギヤ3
3が、第3遊星歯車機構24のサンギヤ34に連結され
ている。
進側の1つの変速段と、前進側の4つの変速段とを設定
することができる。このような変速段を設定するための
摩擦係合装置、つまりクラッチおよびブレーキが、以下
のように設けられている。先ずクラッチについて述べる
と、リングギヤ33およびサンギヤ34と、中間軸21
との間に第1クラッチC1 が設けられている。また、互
いに連結されたサンギヤ25およびサンギヤ26と、中
間軸21との間に第2クラッチC2 が設けられている。
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構22のサンギヤ25、および第2遊星歯車機構23の
サンギヤ26の回転を止めるように配置されている。ま
たこれらのサンギヤ25,26とケーシング35との間
には、第1一方向クラッチF1 と、多板ブレーキである
第2ブレーキB2 とが直列に配列されている。第1一方
向クラッチF1 はサンギヤ25,26が逆回転、つまり
入力軸14の回転方向とは反対方向に回転しようとする
際に係合するようになっている。
ケーシング35との間に、多板ブレーキである第3ブレ
ーキB3 が設けられている。そして第3遊星歯車機構2
4はリングギヤ38を備えており、リングギヤ38の回
転を止めるブレーキとして、多板ブレーキである第4ブ
レーキB4 と、第2一方向クラッチF2 とが設けられて
いる。第4ブレーキB4 および第2一方向クラッチF2
は、ケーシング35とリングギヤ38との間に相互に並
列に配置されている。なお、この第2一方向クラッチF
2 はリングギヤ38が逆回転しようとする際に係合する
ように構成されている。さらに、歯車変速機構4の入力
回転数を検出する入力回転数センサ(言い換えればター
ビン回転数センサ)4Aと、歯車変速機構4の出力軸3
2の回転数を検出する出力回転数センサ(言い換えれば
車速センサ)4Bとが設けられている。
おいては、各クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置
を、図4の動作図表に示すように係合・解放することに
より、前進5段・後進1段の変速段を設定することがで
きる。なお、図4において○印は摩擦係合装置が係合す
ることを示し、◎印は、エンジンブレーキ時に摩擦係合
装置が係合することを示し、△印は摩擦係合装置が係合
・解放のいずれでもよいこと、言い換えれば、摩擦係合
装置が係合されてもトルクの伝達には無関係であること
を示し、空欄は摩擦係合装置が解放されることを示して
いる。
Cのマニュアル操作により、自動変速機のポジションを
選択することが可能である。例えば、P(パーキング)
ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュート
ラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、4ポジ
ション、3ポジション、2ポジション、L(ロー)ポジ
ションの各ポジションを選択可能である。ここで、Pポ
ジションおよびNポジションは非走行ポジションであ
り、Rポジション、Dポジション、4ポジション、3ポ
ジション、2ポジション、Lポジションは走行ポジショ
ンである。
5速のいずれかを設定することが可能であり、4ポジシ
ョンでは第1速ないし第4速のいずれかを設定すること
が可能であり、3ポジションでは第1速ないし第3速の
いずれかを設定することが可能であり、2ポジションで
は第1速または第2速のいずれかを設定することが可能
であり、L(ロー)ポジションでは第1速の変速段が設
定される。
は、歯車変速機構4により設定される変速段の制御と、
ロックアップクラッチ11の係合・解放制御と、摩擦係
合装置に接続されている油圧回路のライン圧の制御と、
摩擦係合装置の係合圧の制御とをおこなう機能を有して
いる。そして、この実施形態において、ロックアップク
ラッチ11の係合には、動力の伝達状態において摩擦部
材同士が相対回転しない完全係合状態と、動力の伝達状
態において摩擦部材同士が相対回転するスリップ状態と
が含まれる。
るもので、歯車変速機構4の変速を実行するための第1
ないし第3のシフトソレノイドバルブS1 ,〜S3 と、
エンジンブレーキ状態を制御するための第4ソレノイド
バルブS4 とを備えている。さらに、油圧制御装置39
は、油圧回路のライン圧を制御するためのリニアソレノ
イドバルブSLTと、歯車変速機構4の変速過渡時におけ
るアキュームレータ背圧を制御するためのリニアソレノ
イドバルブSLNと、ロックアップクラッチ11や所定の
摩擦係合装置に作用する油圧を制御するためのリニアソ
レノイドバルブSLUとを備えている。
は、駆動装置84を介してモータ・ジェネレータ85が
設けられている。駆動装置84は、遊星歯車機構84A
と、一方向クラッチ85Bと、遊星歯車機構84Aの回
転要素を選択的に固定するブレーキ84Cと、駆動装置
84とクランクシャフト12との間の動力伝達経路を接
続・遮断するクラッチ84Dとを備えた公知の構造のも
のである。モータ・ジェネレータ85は、モータ・ジェ
ネレータ3と同様に構成されている。また、モータ・ジ
ェネレータ85にはインバータ86を介してバッテリ8
7が接続されている。さらに、インバータ86およびバ
ッテリ87を制御するコントローラ88が設けられてい
る。
87ならびにインバータ86の構成および機能は、コン
トローラ82およびバッテリ81ならびにインバータ8
0の構成および機能と同様である。そして、このモータ
・ジェネレータ85も、発電機としての機能と、電動機
としての機能とを兼備している。したがって、モータ・
ジェネレータ85を電動機として機能させることによ
り、モータ・ジェネレータ85の動力をエンジン1に伝
達したり、エンジン1の動力の一部をモータ・ジェネレ
ータ85に伝達してモータ・ジェネレータ85を発電機
として機能させ、その電気エネルギをバッテリ87に充
電することが可能である。なお、モータ・ジェネレータ
3とエンジン1との間で動力の伝達をおこなう場合は、
駆動装置84のクラッチ84Dが係合される。
リ87からモータ・ジェネレータ85に供給される電流
値、またはモータ・ジェネレータ85により発電される
電流値を検出または制御する機能を備えている。また、
コントローラ88は、モータ・ジェネレータ85の回転
数を制御する機能と、バッテリ87の充電状態(SO
C:state of charge)を検出および制御する機能とを
備えている。
ブロック図である。電子制御装置(ECU)58は、中
央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RAM、R
OM)ならびに入力・出力インターフェースを主体とす
るマイクロコンピュータにより構成されている。
数センサ59の信号、エンジン水温センサ60の信号、
運転者により操作されるイグニッションキー90の操作
位置を検出するイグニッションスイッチ61の信号、バ
ッテリ81,87の充電状態、およびモータ・ジェネレ
ータ3,85の電流値を別個に検出するコントローラ8
2,88の信号、エアコンスイッチ62の信号、車速セ
ンサ4Bの信号、ATFの温度を検出する油温センサ6
3の信号、シフトレバー4Cの操作位置を検出するシフ
トポジションセンサ64の信号等が入力されている。
意図を検出するパーキングブレーキスイッチ65の信
号、ブレーキペダル91の踏み込み状態を検出するフッ
トブレーキスイッチ66の信号、排気管(図示せず)の
途中に設けられた触媒温度センサ67の信号、アクセル
ペダル1Aの踏み込み量を示すアクセル開度センサ68
の信号、エンジン1の電子スロットルバルブ1Bの開度
を示すスロットル開度センサ69の信号、タービン回転
数センサ4Aの信号、モータ・ジェネレータ3,85の
回転数および回転角度を検出するレゾルバ70,71の
信号等が入力されている。
ペダル91と、ブレーキマスターシリンダ(図示せ
ず)、ホイールシリンダ(図示せず)などにより構成さ
れた制動装置91Aを備えており、制動装置91Aによ
り所定の制動力が発生する。
の点火装置72を制御する信号、エンジン1の燃料噴射
装置73を制御する信号、コントローラ82,88を介
してモータ・ジェネレータ3,85を制御する信号、駆
動装置84を制御する信号、油圧制御装置39を制御す
る信号、エンジン1およびモータ・ジェネレータ3の駆
動・停止状態を示すインジケータ74への表示信号、電
子スロットルバルブ1Bの開度を制御するアクチュエー
タ75への制御信号などが出力されている。
おいては、電子制御装置58に入力される信号に基づい
て車両の状態が判断され、この判断結果に基づいてエン
ジン1およびモータ・ジェネレータ3ならびにモータ・
ジェネレータ85が制御される。そして、エンジン1の
動力またはモータ・ジェネレータ3の動力の少なくとも
一方を車輪32Aに伝達して車両を走行させることが可
能である。
行時)には、車輪32Aから入力される動力(つまり運
動エネルギ)が歯車変速機構4およびトルクコンバータ
2を介してエンジン1に入力されると、エンジンブレー
キ力が発生する。また、この動力をモータ・ジェネレー
タ3に入力することにより、モータ・ジェネレータ3を
発電機として機能させ、モータ・ジェネレータ3により
回生制動力を発生させることも可能である。この場合は
モータ・ジェネレータ3により発電された電気エネルギ
がバッテリ81に充電される。
ッド車の構成と、この発明の構成との対応関係を説明す
る。すなわち、ロックアップクラッチ11がこの発明の
直結クラッチに相当し、トルクコンバータ2がこの発明
の流体式動力伝達装置に相当し、歯車変速機構4がこの
発明の変速機に相当し、モータ・ジェネレータ3,85
がこの発明の回転機としての機能をも兼備している。ま
た、フロントカバー8およびポンプインペラ7がこの発
明の第1回転部材に相当し、ハブ10および入力軸14
がこの発明の第2回転部材に相当する。
機構4および油圧制御装置39ならびにロックアップク
ラッチ11の制御内容を具体的に説明する。電子制御装
置58には、歯車変速機構4の変速比を制御するための
変速線図(変速マップ)が記憶されている。この変速線
図には、車両の走行状態、例えばアクセル開度と車速と
をパラメータとして、所定の変速段から他の変速段に変
速(アップシフトもしくはダウンシフト)するための変
速点が設定されている。
がおこなわれ、この変速判断が成立した場合は、電子制
御装置58から制御信号が出力され、この制御信号が油
圧制御装置39に入力される。その結果、所定のソレノ
イドバルブが動作し、所定の摩擦係合装置の係合・解放
がおこなわれて変速が実行される。そして、変速を実行
する摩擦係合装置の係合・解放のタイミング、および摩
擦係合装置に作用する油圧が、エンジントルクに基づい
て制御される。
トポジションと、アクセル開度と、車速と、歯車変速機
構4の変速比(変速段)とに基づいて制御される。この
ため、アクセル開度および車速をパラメータとして、ロ
ックアップクラッチ11の完全係合・スリップ・解放の
各領域を設定したロックアップクラッチ制御マップが、
電子制御装置58に記憶されている。
条件の他に、モータ・ジェネレータ3の回生制動時に、
その回生制動効率が所定の状態になるように、モータ・
ジェネレータ3の回生制動トルクと、ロックアップクラ
ッチ11の係合・スリップ・解放状態と、歯車変速機構
4の変速段とを制御することが可能である。
時における制御内容を、図1のフローチャートに基づい
て説明する。まず、各種のセンサやスイッチの信号が電
子制御装置58入力され、これらの信号が処理される
(ステップ100)。ついで、モータ・ジェネレータ3
により回生制動をおこなうための条件が成立しているか
か否かが判断される(ステップ101)。このステップ
101に用いられる条件には、アクセルペダル1Aの状
態と、バッテリ81の充電量SOCとが含まれる。ここ
で、アクセルペダル1Aが踏み込まれている場合は、ス
テップ101で否定判断されてリターンされる。
込まれておらず、かつ、バッテリ81の充電量SOCが
所定値以下である場合は、ステップ101で肯定判断さ
れ、ステップ102に進む。ステップ102において
は、回生制動時用の変速線図に基づいて、歯車変速機構
4の変速段が決定される。
この変速線図においては、車両の走行状態、例えばアク
セル開度と車速とをパラメータとして、所定の変速段か
ら他の変速段に変速するための変速点が設定されてい
る。この変速線図においては、所定の変速段から所定の
変速段にアップシフトするための変速線が実線で示さ
れ、所定の変速段から所定の変速段にダウンシフトする
ための変速線が一点鎖線で示されている。つまり、この
変速線図に示された数字が各変速段を意味しており、数
字に対応して記載された矢印が、数字の変速段から数字
の変速段にアップシフトもしくはダウンシフトすること
を意味している。
ラッチ11が完全係合される領域、またはスリップ制御
される領域にあるか否かが判断される(ステップ10
3)。このステップ103の判断に際しては、図6に示
す変速線図の一部が、ロックアップクラッチ制御マップ
として適用される。この実施形態においては、第4速ま
たは第5速が設定されている場合に、ロックアップクラ
ッチ11を完全係合またはスリップする制御がおこなわ
れ、第1速ないし第3速ではロックアップクラッチ11
を解放する制御がおこなわれる。
シフト線と、第4速から第5速へのアップシフト線との
間に設定されている領域4Sにおいて、ロックアップク
ラッチ11がスリップ制御される。また、第3速から第
4速へのアップシフト線と、第4速から第5速へのアッ
プシフト線との間に設定されている領域4Lにおいて、
ロックアップクラッチ11が完全係合される。さらに、
第5速が設定される領域の一部である領域5Sにおい
て、ロックアップクラッチ11がスリップ制御される。
さらにまた、第5速が設定される領域の一部である領域
5Lにおいて、ロックアップクラッチ11が完全係合さ
れる。なお、回生制動時に適用されるロックアップクラ
ッチ制御マップの方が、回生制動時以外に適用されるロ
ックアップクラッチ制御マップに比べて、より低車速領
域でロックアップクラッチ11が完全係合・スリップ制
御される内容になっている。
ステップ102に戻り、現在の変速段から、ロックアッ
プクラッチ11が完全係合、もしくはスリップ制御され
る変速段に強制的に変更する。一方、ステップ103で
肯定判断された場合は、モータ・ジェネレータ3の回生
制動トルクが決定される(ステップ104)。たとえ
ば、モータ・ジェネレータ3の回生制動時に、ブレーキ
ペダル91が踏み込まれて制動要求が発生すると、制動
装置91Aにより負担するべき制動力と、バッテリ81
の充電量SOCとに基づいて、モータ・ジェネレータ3
により負担するべき回生制動トルクが決定される。
制動時用のロックアップクラッチ制御マップに基づい
て、ロックアップクラッチ11を完全係合またはスリッ
プ制御する。ここで、ロックアップクラッチ11をスリ
ップ制御する場合は、ロックアップクラッチ11のスリ
ップ量(またはスリップ率)を仮決定する(ステップ1
05)。ついで、ステップ102ないしステップ105
の制御により達成されるモータ・ジェネレータ3の回生
制動効率ηが最大になるか否かが判断される(ステップ
106)。この回生制動動効率ηの算出方法は、ロック
アップクラッチ11の完全係合制御時と、ロックアップ
クラッチ11のスリップ時と、ロックアップクラッチ1
1の解放時とでそれぞれ異なるため、順次説明する。
合時 モータ・ジェネレータ3の回生制動時には、入力軸14
の一部がエンジン1に入力されている。ここで、エンジ
ン1の回転に必要なトルクΔTが、ΔT≒0とすれば、
モータ・ジェネレータ3の回生制動効率ηは、次式
(1)より求められる。 η=ηg×ηM(×ηBATT)・・・(1) 上記(1)式において、ηgは歯車変速機構4のギヤ効
率である。また、ηMはモータ・ジェネレータ3のモー
タ効率(発電効率)である。つまり、運動エネルギを電
気エネルギに変換する場合の変換効率である。このモー
タ効率ηMは、モータ・ジェネレータ3の回転数NMお
よび回生制動トルクTMに基づいて決定される。
数NMおよび回生トルク(負のトルク)TMをパラメー
タとするモータ効率分布の一例が示されている。さら
に、ηBATTは、モータ・ジェネレータ3で発生した電気
エネルギをバッテリ81に充電する場合の充電効率であ
る。なお、式(1)において、(×ηBATT)は、回生制
動効率ηの算出にあたり、バッテリ充電効率ηBATTを加
味するか否かを任意に選択することが可能であることを
意味している。
プ制御時 モータ・ジェネレータ3の回生制動効率ηは、次式
(2)により求められる。
ク比であり、Tlはロックアップクラッチ11の分担ト
ルクであり、TLOADは車両の走行負荷であり、igは歯
車変速機構4の変速比(ギヤ比)であり、Noは歯車変
速機構4の出力軸32の回転数であり、ΔNはロックア
ップクラッチ11のスリップ量(スリップ率)である。
1の回転に必要なトルクΔTが、ΔT≒0とすれば、次
式(3)により求められる。
率であり、ηtc=(タービン回転数×トルク)/(ポン
プインペラ7の回転数×トルク)により求められる。
された場合はリターンされ、ステップ106において否
定判断された場合はステップ102ないしステップ10
5の制御を繰り返し、回生制動効率ηが最大になるよう
に、歯車変速機構4の変速比igと、トルクコンバータ
2のスリップ率ΔNと、モータ・ジェネレータ3の回生
トルクTMとが制御される。
テップ106の制御により、ロックアップクラッチ11
の各状態(A)ないし(C)のいずれかの状態が設定さ
れている場合に、その状態における回生制動効率ηが最
大になるように各種の条件を制御することが可能であ
る。また、ステップ102ないしステップ106の制御
により、ロックアップクラッチ11の各状態(A)ない
し(C)のいずれかの状態が設定されている場合に、全
ての状態における回生制動効率ηが最大になる状態に、
各種の条件を設定することも可能である。さらにまた、
上記制御例では、各種の条件と回生制動効率ηとの関係
を演算処理により求めているが、各種の条件と回生制動
効率ηとの関係をマップ化したデータを、電子制御装置
58に予め記憶しておくことも可能である。
の発明の構成との対応関係を説明する。ステップ102
ないしステップ106がこの発明の回生制動条件制御手
段に相当する。
ータ・ジェネレータ3の回生制動効率ηが最大になるよ
うに、歯車変速機構4の変速比igと、トルクコンバー
タ2の係合・スリップ状態と、モータ・ジェネレータ3
の回生制動トルクTMと、バッテリ81に対する充電効
率ηBATTとが制御される。具体的には、少なくともトル
クコンバータ2の係合・スリップ状態を含む条件が制御
される。したがって、バッテリ81の充電に供されるエ
ンジン出力が可及的に抑制され、燃費が向上する。な
お、エンジン1の動力により車両を走行させる場合は、
ロックアップクラッチ11を解放させることにより、エ
ンジントルクの変動をトルクコンバータ2により吸収も
しくは緩和することができる。つまり、燃費の向上と、
振動および騒音の抑制機能とを両立させることができ
る。
を示すフローチャートである。まず、電子制御装置58
により入力信号が処理される(ステップ200)。つい
で、モータ・ジェネレータ3の回生制動条件が成立して
いるか否かが判断される(ステップ201)。このステ
ップ201の判断基準は、前述したステップ101と同
様である。
はリターンされる。また、ステップ201で肯定判断さ
れた場合は、検出される車速およびアクセル開度が、ロ
ックアップクラッチ11の解放領域から、ロックアップ
クラッチ11が完全係合される領域、またはスリップ制
御される領域に切り換えられるか否かが判断される(ス
テップ202)。ステップ202の判断は、図6に示す
ロックアップクラッチ制御マップによりおこなわれる。
ステップ202で否定判断された場合はリターンされ
る。
合は、駆動装置84のクラッチ84Dを係合させるとと
もに、モータ・ジェネレータ85の動力をエンジン1に
伝達し、エンジン回転数をタービン回転数に近づけるよ
うな制御をおこなう(ステップ203)。そして、エン
ジン回転数が目標値に到達したか否かが判断され(ステ
ップ204)、ステップ204で否定判断された場合は
ステップ205に戻る。ここで、目標値とは、ロックア
ップクラッチ11がスリップ制御もしくは完全係合され
たとしても、エンジンブレーキ力の急激な増大によりシ
ョックが発生する可能性が少ないと判断される値であ
る。この目標値は予め電子制御装置58に記憶されてい
る。
解放状態にあるロックアップクラッチ11を完全係合ま
たはスリップさせる制御をおこない(ステップ20
5)、リターンする。ここで、図8に示された機能的手
段と、この発明の構成との対応関係を説明する。ステッ
プ201ないしステップ205がこの発明の回転機制御
手段に相当する。
の状態を示すタイムチャートである。ロックアップクラ
ッチ11がOFF(解放)されている状態においては、
出力軸32の回転数が所定値に制御され、エンジン回転
数が所定値に制御されている。そして、時刻t1におい
て、エンジン回転数を上昇させる制御信号が出力され
て、モータ・ジェネレータ3の動力によりエンジン回転
数が徐々に上昇する。ついで、時刻t2において、エン
ジン回転数が目標値に到達したことの判断が成立してい
る。
クラッチ11をON(完全係合)させる信号が出力され
る。すると、ロックアップクラッチ11の係合圧が徐々
に高められてエンジンブレーキ力が増大し、出力軸32
の回転数が徐々に低下するとともに、エンジン回転数が
徐々に増大している。そして、時刻t4においてロック
アップクラッチ11が完全係合されると、それ以後はエ
ンジン回転数および出力軸32の回転数がほぼ一定値に
制御される。
ータ・ジェネレータ3の回生制動時に、解放状態のロッ
クアップクラッチ11を完全係合またはスリップ状態に
切り換えるにあたり、エンジン回転数と入力軸14の回
転数との差を減少させるようにモータ・ジェネレータ8
5が制御される。したがって、モータ・ジェネレータ3
の回生制動時において、解放されているロックアップク
ラッチ11を、完全係合またはスリップ状態に切り換え
る場合に、エンジンブレーキ力の急激な増大が抑制され
ショックを発生を回避することができる。なお、モータ
・ジェネレータ3の動力により、エンジン回転数と入力
軸14の回転数との差を減少させる制御をおこなうこと
も可能である。
ネレータの回生制動効率が所定の状態になるように、モ
ータ・ジェネレータの回生制動トルク、または直結クラ
ッチの係合・解放状態、または変速機の変速比の各条件
のうち、少なくとも直結クラッチの係合・解放状態を含
む条件が制御される。このため、例えばモータ・ジェネ
レータの回生制動効率を可及的に向上させることが可能
になる。したがって、モータ・ジェネレータを発電機と
して機能させるために供されるエンジンの動力が可及的
に抑制され、燃費を向上させることができる。
レータの回生制動時に、解放状態の直結クラッチを係合
させるにあたり、エンジン回転数と第2回転部材の回転
数との差を減少させるように回転機が制御される。した
がって、エンジンブレーキ力の急激な増大が抑制されシ
ョックを発生を回避することができる。
の一例を示すフローチャートである。
を示すブロック図である。
ンバータの構成を示すスケルトン図である。
定するための摩擦係合装置の作動状態を示す図表であ
る。
系統を示すブロック図である。
ネレータの回生制動時に歯車変速機構の変速制御、およ
びロックアップクラッチの制御に適用されるマップであ
る。
ネレータの回転数と回生制動トルクにより決定されるモ
ータ効率を示す線図である。
である。
る。
モータ・ジェネレータ、 4…歯車変速機構、 7…ポ
ンプインペラ、 8…フロントカバー、 10…ハブ、
11…ロックアップクラッチ、 14…入力軸、 5
8…電子制御装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンから入力される動力または車輪
から入力される動力により発電機として機能するモータ
・ジェネレータと、このモータ・ジェネレータと前記車
輪との間に配置された流体式動力伝達装置と、この流体
式動力伝達装置の回転部材同士の動力伝達状態を切り換
えるために係合・解放される直結クラッチと、前記流体
式動力伝達装置と前記車輪との間に配置された変速機と
有し、前記車輪から入力される動力を前記モータ・ジェ
ネレータに伝達して回生制動トルクを発生させることの
可能なパワートレーンの制御装置において、 前記モータ・ジェネレータの回生制動効率が所定の状態
になるように、前記モータ・ジェネレータの回生制動ト
ルク、または前記直結クラッチの係合・解放状態、また
は前記変速機の変速比の各条件のうち、少なくとも直結
クラッチの係合・解放状態を含む条件を制御する回生制
動条件制御手段を備えていることを特徴とするパワート
レーンの制御装置。 - 【請求項2】 エンジンに接続される第1回転部材と、
車輪に接続される第2回転部材と、前記第1回転部材と
第2回転部材との間で動力の伝達をおこなわせる流体式
動力伝達装置と、前記車輪から入力される動力により回
生制動トルクを発生するモータ・ジェネレータと、前記
第1回転部材と第2回転部材との間の動力伝達状態を変
更するために係合・解放される直結クラッチと、前記エ
ンジンに対して動力を伝達する回転機とを有するパワー
トレーンの制御装置において、 前記モータ・ジェネレータによる回生制動時に、前記直
結クラッチの係合・解放状態を変更する直結クラッチ制
御手段と、 前記直結クラッチの係合・解放状態の変更に際して前記
エンジン回転数と第2回転部材の回転数との差を減少さ
せるように前記回転機の動力を前記エンジンに付与する
回転機制御手段とを備えていることを特徴とするパワー
トレーンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34907998A JP3858487B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | パワートレーンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34907998A JP3858487B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | パワートレーンの制御装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006069712A Division JP2006153284A (ja) | 2006-03-14 | 2006-03-14 | パワートレーンの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170903A true JP2000170903A (ja) | 2000-06-23 |
JP3858487B2 JP3858487B2 (ja) | 2006-12-13 |
Family
ID=18401356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34907998A Expired - Fee Related JP3858487B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | パワートレーンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3858487B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3515561B2 (ja) | 2002-01-15 | 2004-04-05 | 本田技研工業株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2004229372A (ja) * | 2003-01-21 | 2004-08-12 | Suzuki Motor Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
US7055635B2 (en) | 2003-01-21 | 2006-06-06 | Suzuki Motor Corporation | Electric power regeneration controller for hybrid vehicle |
US7100720B2 (en) | 2002-03-15 | 2006-09-05 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaish | Driving power control devices for hybrid vehicle |
KR100740322B1 (ko) | 2004-12-28 | 2007-07-18 | 가부시키가이샤 덴소 | 로크업클러치를 구비한 차량용 회생제어장치 |
JP2010206893A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Nissan Motor Co Ltd | 電動車両の回生制御装置 |
CN1853999B (zh) * | 2005-04-28 | 2011-11-09 | 日产自动车株式会社 | 用于复合车辆的模式转换控制系统 |
US8061463B2 (en) | 2004-11-25 | 2011-11-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Control system for hybrid vehicle |
JPWO2013046382A1 (ja) * | 2011-09-28 | 2015-03-26 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置の制御装置 |
US9610953B2 (en) | 2014-10-29 | 2017-04-04 | Hyundai Motor Company | System and method for controlling regenerative braking |
CN107740825A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-02-27 | 特百佳动力科技有限公司 | 用于机械离合器的控制装置及其控制方法 |
-
1998
- 1998-12-08 JP JP34907998A patent/JP3858487B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6835160B2 (en) | 2002-01-15 | 2004-12-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device for hybrid vehicle |
JP3515561B2 (ja) | 2002-01-15 | 2004-04-05 | 本田技研工業株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
US7100720B2 (en) | 2002-03-15 | 2006-09-05 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaish | Driving power control devices for hybrid vehicle |
JP2004229372A (ja) * | 2003-01-21 | 2004-08-12 | Suzuki Motor Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
US7055635B2 (en) | 2003-01-21 | 2006-06-06 | Suzuki Motor Corporation | Electric power regeneration controller for hybrid vehicle |
US8061463B2 (en) | 2004-11-25 | 2011-11-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Control system for hybrid vehicle |
KR100740322B1 (ko) | 2004-12-28 | 2007-07-18 | 가부시키가이샤 덴소 | 로크업클러치를 구비한 차량용 회생제어장치 |
CN1853999B (zh) * | 2005-04-28 | 2011-11-09 | 日产自动车株式会社 | 用于复合车辆的模式转换控制系统 |
JP2010206893A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Nissan Motor Co Ltd | 電動車両の回生制御装置 |
JPWO2013046382A1 (ja) * | 2011-09-28 | 2015-03-26 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置の制御装置 |
US9610953B2 (en) | 2014-10-29 | 2017-04-04 | Hyundai Motor Company | System and method for controlling regenerative braking |
CN107740825A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-02-27 | 特百佳动力科技有限公司 | 用于机械离合器的控制装置及其控制方法 |
CN107740825B (zh) * | 2017-11-10 | 2023-10-13 | 特百佳动力科技股份有限公司 | 用于机械离合器的控制装置及其控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3858487B2 (ja) | 2006-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3927325B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP3893778B2 (ja) | ロックアップクラッチ制御装置 | |
JP3712652B2 (ja) | パラレルハイブリッド車両 | |
JP3945045B2 (ja) | 回生制動トルクの制御装置 | |
JP4765945B2 (ja) | ロックアップクラッチ制御装置 | |
JP3858487B2 (ja) | パワートレーンの制御装置 | |
JP3978899B2 (ja) | 車両用回生制動装置 | |
JP3780717B2 (ja) | 車両用回生制動装置 | |
JP4000735B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2000145946A (ja) | 車両の駆動系制御装置 | |
JP3911881B2 (ja) | 駆動装置の制御装置 | |
JP3861486B2 (ja) | ハイブリッド車の制御装置 | |
JP4055804B2 (ja) | ロックアップクラッチ制御装置 | |
JP3925723B2 (ja) | パラレルハイブリッド車両 | |
JP3911889B2 (ja) | ハイブリッド車の制御装置 | |
JP2012091561A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP3948138B2 (ja) | 回生制動力の制御装置 | |
JP2001090830A (ja) | 車両の制動力制御装置 | |
JP3870568B2 (ja) | 発電制御装置 | |
JP3763223B2 (ja) | ハイブリッド車の制御装置 | |
JP3855510B2 (ja) | ハイブリッド車の制御装置 | |
JP2000055186A (ja) | エンジン始動装置 | |
JP3932705B2 (ja) | 車両用電動機の制御装置 | |
JP3812187B2 (ja) | 車両用動力源制御装置 | |
JP3928281B2 (ja) | 動力伝達機構の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060911 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |