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JP2000167611A - 圧延データ収集方法及び装置 - Google Patents

圧延データ収集方法及び装置

Info

Publication number
JP2000167611A
JP2000167611A JP10344631A JP34463198A JP2000167611A JP 2000167611 A JP2000167611 A JP 2000167611A JP 10344631 A JP10344631 A JP 10344631A JP 34463198 A JP34463198 A JP 34463198A JP 2000167611 A JP2000167611 A JP 2000167611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
point
rolled material
measuring
rolling data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10344631A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Tezuka
塚 知 幸 手
Yoshiyasu Okitani
谷 宜 保 沖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10344631A priority Critical patent/JP2000167611A/ja
Priority to CA002291368A priority patent/CA2291368C/en
Priority to US09/453,712 priority patent/US6230531B1/en
Publication of JP2000167611A publication Critical patent/JP2000167611A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2273/00Path parameters
    • B21B2273/20Track of product

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延現象の解析や設定計算の学習精度の向上
を図ることのできる圧延データ収集方法及び装置を提供
する。 【解決手段】 連続圧延機により連続的に圧延される圧
延材の圧延データを、圧延機毎に設けられた第1の圧延
データ測定手段と、圧延ラインに設けられた第2の圧延
データ測定手段とを用いて収集するに当たり、第1及び
第2の圧延データ測定手段によってデータを測定する圧
延材の測定点を測定点決定手段10で決定し、決定され
た測定点が、連続圧延機の入側から出側までの各圧延機
及び第2の圧延データ測定手段の設置位置にそれぞれ到
達したことをトラッキング手段11で検出し、測定点が
各圧延機及び第2の圧延データ測定手段に到達する毎
に、第1及び第2の圧延データ測定手段によって測定さ
れた圧延材の圧延データを圧延データ収集手段12によ
って収集するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属等の圧延材を
圧延する熱間連続圧延機に係り、圧延材の圧延データを
収集する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続圧延機における圧延データの収集
は、連続圧延機で圧延される圧延材、あるいは連続圧延
機で圧延された圧延材の長さに換算して、先端から数メ
ートル、あるいは尾端から数メートルといった点が連続
圧延機に進入したタイミングにて、各スタンドに設けら
れた圧延データ測定装置による圧延データを全スタンド
分、同一時刻にて一斉に収集していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧延デ
ータの収集方法では、同一時刻に全スタンドの圧延デー
タを収集するため、収集された圧延データは、圧延履歴
が考慮されていないデータということができる。そのた
め、これらの圧延データを用いて圧延現象の解析や設定
計算の学習を行う場合、精度的に問題となることがあっ
た。
【0004】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、圧延現象の解析や設定計算の学習精度の向
上を図ることのできる圧延データ収集方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
連続圧延機により連続的に圧延される圧延材の圧延デー
タを、圧延機毎に設けられた第1の圧延データ測定手段
と、圧延ラインに設けられた第2の圧延データ測定手段
とを用いて収集する圧延データ収集方法において、第1
及び第2の圧延データ測定手段によってデータを測定す
る圧延材の測定点を決定し、決定された測定点が、連続
圧延機の入側から出側までの各圧延機及び第2の圧延デ
ータ測定手段の設置位置にそれぞれ到達したことを検出
し、測定点が各圧延機及び第2の圧延データ測定手段に
到達する毎に、第1及び第2の圧延データ測定手段によ
って測定された圧延材の圧延データを収集する、ことを
特徴とするものである。
【0006】請求項2に係る発明は、連続圧延機により
連続的に圧延される圧延材の圧延データを圧延機毎に設
けられた第1の圧延データ測定手段と、圧延ラインに設
けられた第2の圧延データ測定手段とを用いて収集する
圧延データ収集装置において、第1及び第2の圧延デー
タ測定手段によってデータを測定する圧延材の測定点を
決定する測定点決定手段と、測定点決定手段によって決
定された測定点が、連続圧延機の入側から出側までの各
圧延機及び第2の圧延データ測定手段の設置位置にそれ
ぞれ到達したことを検出するトラッキング手段と、測定
点が圧延機及び第2の圧延データ測定手段に到達する毎
に、第1及び第2の圧延データ測定手段によって測定さ
れた圧延材の圧延データを収集する圧延データ収集手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
圧延データ収集装置において、第2の圧延データ測定手
段は連続圧延機の出側に設置され、測定点決定手段は圧
延材が第2の圧延データ測定手段に到達したとき、最上
流に設置されている圧延機の圧延箇所を測定点に決定す
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項2に記載の
圧延データ収集装置において、第2の圧延データ測定手
段は連続圧延機の出側に設置され、測定点決定手段は圧
延材が第2の圧延データ測定手段に到達してから、予め
設定された時間が経過した後、最上流に設置されている
圧延機の圧延箇所を測定点に決定することを特徴とする
ものである。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項2に記載の
圧延データ収集装置において、測定点決定手段は、圧延
材が最上流に設置されている圧延機に到達してから、予
め設定された時間が経過した後、最上流に設置されてい
る圧延機の圧延箇所を測定点に決定することを特徴とす
るものである。
【0010】請求項6に係る発明は、請求項2に記載の
圧延データ収集装置において、測定点決定手段は圧延材
の先端から予め設定された距離だけ離れた箇所を測定点
と決定することを特徴とするものである。
【0011】請求項7に係る発明は、請求項3乃至6の
いずれかに記載の圧延データ収集装置において、測定点
決定手段は決定された測定点を第1の測定点とし、第1
の測定点が第2の圧延データ測定手段に到達したとき、
最上流に設置されている圧延機の圧延箇所を第2の測定
点に決定し、この動作を圧延が終了するまで繰返すこと
を特徴とするものである。
【0012】請求項8に係る発明は、請求項3乃至6の
いずれかに記載の圧延データ収集装置において、測定点
決定手段は決定された測定点を第1の測定点とし、第1
の測定点が第2の圧延データ測定手段に到達してから、
予め設定された時間が経過した後、最上流に設置されて
いる圧延機の圧延箇所を第2の測定点に決定し、この動
作を圧延が終了するまで繰返すことを特徴とするもので
ある。
【0013】請求項9に係る発明は、請求項2乃至8の
いずれかに記載の圧延データ収集装置において、トラッ
キング手段は少なくとも圧延機を駆動するモータに結合
されたパルス発生器のパルス値、ロール径、及び先進率
を用いて、圧延材の測定点をトラッキングすることを特
徴とするものである。
【0014】請求項10に係る発明は、請求項2乃至8
のいずれかに記載の圧延データ収集装置において、トラ
ッキング手段は圧延機のうち、最終段の圧延機を駆動す
るモータに結合されたパルス発生器のパルス値、ロール
径、先進率及び最終段の圧延機の出側における圧延材の
板厚と、トラッキングしている圧延材の測定点位置にお
ける圧延機の出側板厚を用いて、圧延材の測定点をトラ
ッキングすることを特徴とするものである。
【0015】請求項11に係る発明は、請求項9又は1
0に記載の圧延データ収集装置において、トラッキング
手段は圧延材の測定点が圧延機に到達したと判断したと
き、圧延機の入側における圧延材の板厚と、出側におけ
る圧延材の板厚を用いて、圧延材の測定点が最上流の圧
延機から進んでいる距離を決定することを特徴とするも
のである。
【0016】請求項12に係る発明は、請求項11に記
載の圧延データ収集装置において、トラッキング手段は
最上流の圧延機から進んでいる距離を用いて、圧延材の
測定点のトラッキング位置を補正することを特徴とする
ものである。
【0017】請求項13に係る発明は、請求項2乃至8
のいずれかに記載の圧延データ収集装置において、トラ
ッキング手段は圧延機のロール周速、先進率、圧延機間
の距離、及び圧延機と第2の圧延データ測定手段の距離
を用いて、圧延機及び第2の圧延データ測定手段への到
達時間を決定し、この到達時間をタイマにセットするこ
とにより、圧延材の測定点をトラッキングすることを特
徴とするものである。
【0018】請求項14に係る発明は、請求項2に記載
の圧延データ収集装置において、第2の圧延データ測定
手段は連続圧延機の入側に設置され、測定点決定手段は
第2の圧延データ測定手段による圧延材の測定値が、予
め設定された時間中、予め設定された範囲に入っていた
とき、第2の圧延データ測定手段の位置にある箇所を測
定点とすることを特徴とするものである。
【0019】請求項15に係る発明は、請求項14に記
載の圧延データ収集装置において、測定点決定手段は測
定点を決定した後、第2の圧延データ測定手段による圧
延材の測定値が、予め設定された範囲に入り続けていた
場合、予め設定された周期で、第2の圧延データ測定手
段の位置にある箇所を測定点とすることを特徴とするも
のである。
【0020】請求項16に係る発明は、請求項2に記載
の圧延データ収集装置において、第2の圧延データ測定
手段は圧延機間に設置され、測定点決定手段は第2の圧
延データ測定手段による圧延材の測定値が、予め設定さ
れた時間中、予め設定された範囲に入っていたとき、最
上流に設置されている圧延機の圧延箇所を測定点に決定
することを特徴とするものである。
【0021】請求項17に係る発明は、請求項16に記
載の圧延データ収集装置において、測定点決定手段は測
定点を決定した後、第2の圧延データ測定手段による圧
延材の測定値が、予め設定された範囲に入り続けている
場合、予め設定された周期で、最上流に設置されている
圧延機の圧延箇所を測定点に決定することを特徴とする
ものである。
【0022】請求項18に係る発明は、請求項2に記載
の圧延データ収集装置において、第2の圧延データ測定
手段は連続圧延機の出側に設置され、測定点決定手段は
第2の圧延データ測定手段による圧延材の測定値が、予
め設定された時間中、予め設定された範囲に入っていた
とき、最上流に設置されている圧延機の圧延箇所を測定
点に決定することを特徴とするものである。
【0023】請求項19に係る発明は、請求項18に記
載の圧延データ収集装置において、測定点決定手段は測
定点を決定した後、第2の圧延データ測定手段による圧
延材の測定値が、予め設定された範囲に入り続けている
場合、予め設定された周期で、最上流に設置されている
圧延機の圧延箇所を測定点に決定することを特徴とする
ものである。
【0024】請求項20に係る発明は、請求項14乃至
19のいずれかに記載の圧延データ収集装置において、
第2の圧延データ測定手段は板クラウン計、温度計、板
幅計及び平坦度計の少なくとも一つを含むことを特徴と
するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係
る圧延データ収集方法を実施する圧延データ収集装置の
第1の実施形態の構成を、適用対象である連続圧延機と
併せて示した構成図である。同図において、連続圧延機
は第1スタンド1から第6スタンド6まで6機タンデム
に配置され、圧延材7は矢印8の方向に圧延される。各
圧延機は、図示省略の圧延荷重、ベンディング力、ペア
クロス角、ロールクーラント流量等の圧延データを測定
する手段(本発明の第1の圧延データ測定手段に対応す
る)を備えている。
【0026】さらに、連続圧延機の入側や出側、あるい
は圧延機間に圧延材の温度や板厚、板幅、板クラウン、
平坦度、クーラント流量、材料長等の圧延データを測定
する圧延データ測定装置(本発明の第2の圧延データ測
定手段に対応する)が設置されている。
【0027】しかし、ここでは、図面及び説明の簡単化
のために圧延データ測定装置として板クラウンを測定す
る板クラウン計9のみを示す。そして、板クラウン計9
の測定値を測定点決定手段10が参照して測定点を決定
する第1の実施形態の動作について以下に説明する。
【0028】まず、圧延材7が連続圧延機に進入し、第
1スタンド1から第6スタンド6まで順番に圧延されて
いく。そして、圧延材7が板クラウン計9に到達したと
き、測定点決定手段10は第1スタンド1の位置にある
箇所を第1の測定点に決定する。しかし、圧延材7が板
クラウン計9に到達したタイミングで、板クラウン制御
を行うことがある。このような場合、圧延データ収集手
段12は、過渡的な圧延データを収集することになる。
そこで、これを避けるために、測定点決定手段10は、
圧延材7が板クラウン計9に到達した数秒後、例えば、
0.5秒後に第1スタンド1の位置にある箇所を第1測
定点に決定してもよい。
【0029】トラッキング手段11は、測定点決定手段
10で決定された測定点を第1スタンド1から第6スタ
ンド6までトラッキングする。トラッキング方法につい
ては以下の2通りの方法がある。
【0030】最初に、第1の方法について説明する。一
般に、圧延機を駆動するモータには、直接又は間接的に
パルス発生器が結合されている。以下、このパルス発生
器の発生パルス数をモータのパルス値と略称することに
する。トラッキング手段11は、圧延材7が連続圧延機
に進入する前に、圧延機間や圧延機と圧延データ測定装
置の間を、圧延材7が進むのに必要な、各モータのパル
ス値を計算する。例えば、圧延材7が第1スタンド1か
ら第2スタンド2まで進むのに必要な、第1スタンド1
のモータのパルス値/p1 は、次式を満たすように決定
される。
【数1】 ただし、 p1 :第1スタンドのモータが1回転したときのパルス
値 f1 :第1スタンドの先進率 d1 :第1スタンドのワークロールの直径 g1 :第1スタンドのギア比 l12:第1スタンドと第2スタンドの間の距離 である。ここで、先進率f1 は図示省略の設定計算を行
う演算処理装置において、パススケジュール等から演算
されるものであり、ワークロールの直径、ギア比、及び
スタンド間距離は予め決定されている。
【0031】圧延材7が連続圧延機に進入後、圧延材7
の測定点が第1スタンド1に到達したとき、トラッキン
グ手段11は(1)式で計算された第1スタンド1のモ
ータのパルス値/p1 をパルス発生器にセットする。第
1スタンド1のモータがパルス値/p1 分だけ回転する
と、パルス発生器から通知がきて、トラッキング手段1
1は圧延材7の測定点が第2スタンド2に到達したと判
断する。
【0032】圧延材7の測定点が第2スタンド2に到達
したとき、第1スタンド1のときと同様に、第2スタン
ド2のモータのパルス値/p2 をパルス発生器にセット
し、第2スタンド2のモータがパルス値/p2 分だけ回
転すると、パルス発生器から通知がきて、トラッキング
手段11は圧延材7の測定点が第3スタンド3に到達し
たと判断する。
【0033】以下、圧延材7の測定点が連続圧延機の出
側に設置されている板クラウン計9に到達するまで、同
様の動作を繰り返し行う。これにより、圧延材7の測定
点を第1スタンド1から板クラウン計9までトラッキン
グすることができる。
【0034】上記の説明では、圧延材7の測定点を第1
スタンド1からトラッキングする場合であるが、圧延材
7の測定点が第1スタンド1に進入する前からトラッキ
ングすることもある。このとき、(1)式において先進
率の代わりに後進率を用いて同様に行うことができる。
しかし、連続圧延機の入側にピンチロールやメジャーリ
ングロール等が設置されておれば、これらに結合された
パルス発生器のパルス値を用いてトラッキングする。こ
れにより、トラッキング精度を向上させることができ
る。
【0035】次に、第2の方法について説明する。トラ
ッキング手段11は、圧延材7が連続圧延機に進入する
前に、圧延機間や圧延機と圧延データ測定装置の間を、
圧延材7が進むのに必要な、第6スタンド6のモータの
パルス値を計算する。例えば、圧延材7が第1スタンド
1から第2スタンド2まで進むのに必要な、第6スタン
ド6のモータのパルス値/p61は次式を満たすように計
算される。
【数2】 ただし、 p6 :第6スタンドのモータが1回転したときのパルス
値 f6 :第6スタンドの先進率 d6 :第6スタンドのワークロールの直径 g6 :第6スタンドのギア比 h6 :第6スタンドの出側における圧延材板厚 h1 :第1スタンドの出側における圧延材板厚 l12:第1スタンドと第2スタンドの間の距離 である。ここで、先進率は図示省略の設定計算を行う演
算処理装置において、パススケジュール等から演算され
るものであり、ワークロールの直径、ギア比、及びスタ
ンド間距離は予め測定されており、圧延材7の板厚はゲ
ージメータ式等から推定できる。
【0036】圧延材7が連続圧延機に進入後、圧延材7
の測定点が第1スタンド1に到達したとき、トラッキン
グ手段11は(2)式で計算された第6スタンド6のモ
ータのパルス値/p61をパルス発生器にセットする。第
6スタンド6のモータがパルス値/p61分だけ回転する
と、パルス発生器から通知がきて、トラッキング手段1
1は圧延材7の測定点が第2スタンド2に到達したと判
断する。
【0037】圧延材7の測定点が第2スタンド2に到達
したとき、第1スタンド1のときと同様に、第6スタン
ド6のモータのパルス値/p62をパルス発生器にセット
し、第2スタンド2のモータがパルス値/p62分だけ回
転すると、パルス発生器から通知がきて、トラッキング
手段11は圧延材7の測定点が第3スタンド3に到達し
たと判断する。
【0038】以下、圧延材7の測定点が連続圧延機の出
側に設置されている板クラウン計9に到達するまで、同
様の動作を繰り返し行う。圧延材7の測定点を第1スタ
ンド1から板クラウン計9までトラッキングすることが
できる。
【0039】しかしながら、上述したいずれの方法もセ
ットしたパルス値だけ、モータが回転するとパルス発生
器から通知がくるものであったが、このような方式のも
のは高価であり、使用できない場合がある。そこで、モ
ータのパルス値をカウントするのみの方式を使用した場
合について説明する。この場合、トラッキング手段11
は、あるサンプリング周期で、モータのパルス値を測定
し、今回のパルス値と前回のパルス値の差を積算してい
く。例えば、圧延材7の測定点が第1スタンド1に到達
したとき、トラッキング手段11は、第1の方法の場
合、第1スタンド1の積算したパルス値をゼロクリア
し、次の測定タイミングからその回のパルス値と1回前
に測定したパルス値との差を計算し、この差を積算して
いく。すなわち、圧延材7の測定点が第1スタンド1に
到達したら、次式の演算を開始する。
【数3】 ただし、 p1t :第1スタンドのモータのパルス値の差の積算値 p1p :第1スタンドのモータの今回のパルス値 p1pre:第1スタンドのモータの前回のパルス値 である。また、第2の方法においても同様で、第6スタ
ンド6の積算したパルス値をゼロクリアし、圧延材7の
測定点が第1スタンド1に到達したら次式の計算を開始
する。
【数4】 ただし、 p6t1 :第6スタンドのモータのパルス値の差の積算
値 p6p1 :第6スタンドのモータの今回のパルス値 p6pre1 :第6スタンドのモータの前回のパルス値 である。ここで、この方式を用いた場合、モータのパル
ス値は、モータが1回転する毎に0に戻るが、このと
き、第1の方法の場合、第1スタンド1のモータの今回
のパルス値p1pの代わりに次式の/p1pを用いて(3)
式の計算を行う。
【数5】 第2の方法の場合、第6スタンド6のモータの今回のパ
ルス値p6p1 の代わりに次式の/p6p1 を用いて(4)
式の計算を行う。
【数6】 ただし、 p1 :第1スタンドのモータが1回転したときのパルス
値 p6 :第6スタンドのモータが1回転したときのパルス
値 である。
【0040】トラッキング手段11は、(3)式あるい
は(4)式で計算されたモータのパルス積算値p1t,p
6tを用いて、以下のようにして、圧延材7の測定点が第
2スタンドに到達したか否かを判断する。すなわち、第
1の方法では、
【数7】 から
【数8】 となったとき、第2の方法では、
【数9】 から
【数10】 となったとき、トラッキング手段11は圧延材7の測定
点が第2スタンド2に到達したと判断する。ただし、 p1 :第1スタンドのモータが1回転したときのパルス
値 f1 :第1スタンドの先進率 d1 :第1スタンドのワークロールの直径 g1 :第1スタンドのギア比 l12:第1スタンドと第2スタンドの間の距離 p6 :第6スタンドのモータが1回転したときのパルス
値 f6 :第6スタンドの先進率 d6 :第6スタンドのワークロールの直径 g6 :第6スタンドのギア比 h6 :第6スタンドの出側における圧延材板厚 h1 :第1スタンドの出側における圧延材板厚 である。
【0041】ここで、(7),(8)式あるいは
(9),(10)式を用いて、トラッキング手段11
が、圧延材7の測定点が第2スタンド2に到達したと判
断したとき、これらの式が不等式であるため、ふつう、
圧延材7の測定点は第2スタンド2を通過してしまって
いることになる。このまま板クラウン計9までトラッキ
ングすると誤差が大きくなることが予想される。そこ
で、このトラッキング誤差を防ぐため、圧延材7の測定
点のトラッキング位置の補正を行う。
【0042】トラッキング手段11が、圧延材7の測定
点が第2スタンド2に到達したと判断したとき、圧延材
7の測定点の、第1スタンド1からの距離をLとする
と、Lは第1の方法では、
【数11】 と表され、第2の方法では、
【数12】 と表される。このとき、圧延材7の測定点は、圧延材7
の板厚の変化を考慮して、第2スタンド2から、次式で
求められる距離L1 にあることになる。
【数13】 ただし、 L :測定点の第1スタンドからの距離 l12:第1スタンドと第2スタンドの間の距離 h1 :第1スタンドの出側における圧延材板厚 h2 :第2スタンドの出側における圧延材板厚 である。すなわち、(13)式で計算される距離L
1 が、圧延材7の測定点を第1スタンド1から第2スタ
ンド2までトラッキングしたときの誤差となる。そこ
で、圧延材7の測定点を第2スタンド2から第3スタン
ド3までトラッキングするときは、(7),(8)ある
いは(9),(10)式と同様な式を用いずに、以下に
示す上記トラッキング補正量L1 を考慮した式を用い
て、圧延材7の測定点が第3スタンド3に到達したかど
うか、判断する。すなわち、第1の方法では、
【数14】 から
【数15】 となったとき、第2の方法では
【数16】 から
【数17】 となったとき、圧延材7の測定点が第3スタンド3に到
達したと判断する。ただし、 p2t :第2スタンドのモータのパルス値の差の積算値 p2 :第2スタンドのモータが1回転したときのパル
ス値 f2 :第2スタンドの先進率 d2 :第2スタンドのワークロールの直径 g2 :第2スタンドのギア比 l23 :第2スタンドと第3スタンドの間の距離 p6t2 :第6スタンドのモータのパルス値の差の積算値 p6 :第6スタンドのモータが1回転したときのパル
ス値 f6 :第6スタンドの先進率 d6 :第6スタンドのワークロールの直径 g6 :第6スタンドのギア比 h6 :第6スタンドの出側における圧延材板厚 h2 :第2スタンドの出側における圧延材板厚 である。以下、同様の補正を行うことにより、圧延材7
の測定点を板クラウン計9まで誤差なく、トラッキング
することが可能となる。
【0043】一方、圧延中に加減速がなく、一定速度で
圧延を行うとき、圧延材7が連続圧延機に進入する前
に、圧延機、あるいは圧延データ測定装置に到達する時
間を求め、タイマにより圧延材7の測定点をトラッキン
グすることも可能である。第1スタンド1から板クラウ
ン計9までトラッキングする場合、次のように各圧延機
と板クラウン計への到達時間を決定する。
【数18】 ただし ti (i= 2〜6 ):圧延材の測定点の第iスタンド
への到達時間 tc :圧延材の測定点の板クラウンへ
の到達時間 li i+1 (i= 2〜6 ):第iスタンドと第i+1スタン
ドの間の距離 l6c :第6スタンドと板クラウン計の
間の距離 Vi (i= 2〜6 ):第iスタンドのワークロールの
周速 fi (i= 2〜6 ):第iスタンドの先進率 である。ここで、スタンド間距離は予め設定されている
ものであり、ワークロールの周速、先進率は図示省略の
設定計算を行う演算処理装置において、パススケジュー
ル等から演算されるものである。
【0044】圧延材7の測定点が第1スタンド1に到達
したとき、トラッキング手段11は(18)〜(23)
式で決定された到達時間をタイマにセットする。圧延が
進み、各到達時間になると、トラッキング手段11はそ
れぞれに対応する圧延機、あるいは圧延データ測定装置
に到達したと判断する。このようなタイマにセットする
方法を用いた場合、処理時間が短くなるため、トラッキ
ング精度が向上する。なお、ここでは、第1スタンド1
から板クラウン計9までをトラッキングする例をあげ、
説明したが、圧延データ測定装置が連続圧延機の入側に
ある場合や圧延機間に設置されている場合にも、同様に
できることは容易に分かる。
【0045】次に、上記測定点が板クラウン計9に到達
したときの測定点決定手段10の動作について説明す
る。上記測定点が板クラウン計9に到達したとき、測定
点決定手段10は第1スタンド1の位置にある箇所を第
2の測定点に決定する。このとき、第1の測定点を決定
したときと同様に、タイマにセットしてから測定点を決
定してもよい。
【0046】以降、圧延が終了するまで、同様の動作を
繰り返す。なお、上記では、第1の測定点を圧延材7が
板クラウン計9に到達したときに第1スタンド1の位置
にある箇所としたが、圧延材7が第1スタンド1に噛込
んで数秒後、例えば、0.5秒後に第1スタンド1にあ
る箇所を第1の測定点としてもよいし、あるいは、圧延
材7の先端からの距離、例えば、先端から3mの点を第
1の測定点としてもよい。
【0047】次に、圧延データ収集手段12について説
明する。この圧延データ収集手段12は、トラッキング
手段11でトラッキングしている測定点が圧延機、及び
圧延データ測定装置が設置されている位置にそれぞれ到
達したとき、圧延材の圧延荷重やベンディング力、ペア
クロス角、温度、板厚、板幅、板クラウン、平坦度等の
圧延データを収集する。以下、圧延データ収集手段12
の詳細な動作について説明する。
【0048】上述したように、測定点決定手段10は第
1スタンドの位置にある箇所を測定点と決定し、それに
伴い、トラッキング手段11は測定点のトラッキングを
開始する。同時に、トラッキング手段11は圧延データ
収集手段12に圧延材7の測定点が第1スタンド1に到
達したことを伝達する。圧延データ収集手段12は、こ
の信号を受けて第1スタンド1の圧延荷重やベンディン
グ力、ペアクロス角等の圧延データを収集し、記憶す
る。
【0049】次に、圧延が進行し、圧延材7の測定点が
第2スタンド2に到達したときについて説明する。この
とき、トラッキング手段11は圧延データ収集手段12
に圧延材7の測定点が第2スタンド2に到達したことを
伝達する。圧延データ収集手段12は、第1スタンドの
時と同様に、この信号を受けて第2スタンド2の圧延荷
重やベンディング力、ペアクロス角等の圧延データを収
集し、記憶する。
【0050】以降、第3スタンド3から第6スタンド6
まで同様な動作が行われる。よって、圧延データ収集手
段12は、第1スタンド1から第6スタンド6まで圧延
材7の測定点での圧延データを収集することになる。
【0051】さらに、圧延材7の測定点は第6スタンド
6の出側に設置されている板クラウン計9に到達する。
各圧延機に到達したときと同様に、トラッキング手段1
1は圧延データ収集手段12に圧延材7の測定点が板ク
ラウン計9に到達したことを伝達し、この信号を受けて
圧延データ収集手段12は板クラウン計の測定値を圧延
データとして収集し、記憶する。
【0052】ここで、圧延材7の測定点をトラッキング
中に、圧延材7の測定点が図示省略の圧延データ測定装
置に到達したとき、上記の場合と同様に、トラッキング
手段11は圧延データ収集手段12に圧延材7の測定点
が圧延データ測定装置に到達したことを伝達し、この信
号を受けて圧延データ収集手段12は圧延データ測定装
置の測定値を圧延データとして収集し、記憶することも
可能である。
【0053】図2は本発明に係る圧延データ収集方法を
実施する圧延データ収集装置の第2の実施形態の構成を
適用対象である連続圧延機と併せて示した構成図であ
る。これは第1の実施形態とは適用対象の圧延機は同じ
であるが、測定点決定手段10が参照する圧延データ測
定装置が連続圧延機の入側に設置されている点で相違す
る。以下の説明では、この測定点決定手段10が参照す
る圧延データ測定装置は温度計として説明する。
【0054】圧延材7は連続圧延機に進入する前に、連
続圧延機の入側に設置されている温度計13に到達す
る。そして、圧延材7が温度計13に到達した後、温度
計13は圧延材7の温度の測定を開始する。このとき、
温度計13による測定値が予め設定された範囲に、予め
設定された時間、入っていたとき、すなわち、 Tmin ≦T≦Tmax …(24) ただし、 Tmin :温度下限値 T :温度測定値 Tmax :温度上限値 を満たしているとき、測定点決定手段10は温度計13
が設置されている位置にある箇所を測定点に決定する。
例えば、予め設定された時間が0秒の場合、温度計13
による測定値が(24)式を満たしたとき、温度計13
が設置されている位置にある箇所を測定点に決定するこ
とになる。
【0055】さらに、温度計13による測定値が(2
4)式を継続して満たしているとき、予め設定された周
期で測定点決定信号を発生させ、圧延データを収集す
る。このとき、周期としては次のa〜d項に記載される
値が考えられる。 a.圧延材7が、第1スタンド1から第6スタンド6に
到達するまでの時間。 b.圧延材7が、第1スタンド1から連続圧延機の出側
に設置されている図示省略の圧延データ測定装置に到達
するまでの時間。 c.圧延材7が、連続圧延機の入側に設置されている図
示省略の圧延データ測定装置、あるいは温度計13から
第6スタンド6に到達するまでの時間。 d.圧延材7が、連続圧延機の入側に設置されている図
示省略の圧延データ測定装置、あるいは温度計13から
連続圧延機の出側に設置されている図示省略の圧延デー
タ測定装置に到達する時間。
【0056】測定点を決定した後、トラッキング手段1
1、圧延データ収集手段12は第1の実施形態と同様な
動作を行う。
【0057】図3は本発明に係る圧延データ収集方法を
実施する圧延データ収集装置の第3の実施形態の構成を
適用対象である連続圧延機と併せて示した構成図であ
る。これは第1及び第2の実施形態と適用対象は同一で
あるが、測定点決定手段10が参照する温度計13が圧
延機間に設置されている点で相違する。この実施形態の
動作は、測定点決定手段10が参照する圧延データ測定
装置14の位置が異なるだけで、これ以外は第2の実施
形態と同様であるのでその動作説明を省略する。
【0058】図4は本発明に係る圧延データ収集方法を
実施する圧延データ収集装置の第4の実施形態の構成を
適用対象である連続圧延機と併せて示した構成図であ
る。これは第1、第2及び第3の実施形態と適用対象は
同一であるが、測定点決定手段10が参照する温度計1
3が連続圧延機の出側に設置されている点で相違する。
この実施形態の動作は、測定点決定手段10が参照する
圧延データ測定装置15の位置が異なるだけで、これ以
外は第2、第3の実施形態と同様であるのでその動作説
明を省略する。
【0059】なお、上述した各実施形態においては、連
続的に圧延を行う連続圧延機を対象としたが、本発明は
これに適用を限定されるものではない。また、圧延機
間、あるいは連続圧延機の出側に設置されている圧延デ
ータ測定装置の測定値に基づいて測定点を決定する場合
において、最上流に設置されている圧延機の位置にある
箇所を測定点としたが、連続圧延機の入側に圧延データ
測定装置が設置されておれば、そこにある圧延材箇所を
測定点に決定することも可能である。ここで、圧延機
間、あるいは連続圧延機の出側に設置されている圧延デ
ータ測定装置と、連続圧延機の入側に設置されている圧
延データ測定装置とが同種のものである必要はない。
【0060】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、目的に応じて圧延材の測定点を決定し、
連続圧延機の入側から出側までトラッキングし、前記測
定点が圧延機、及び測定装置に到達する毎に、圧延材の
圧延データを収集するため、収集した圧延データを用い
て圧延現象を高精度に解析できる。また、収集した圧延
データを利用して次材以降の設定や学習を行うとき、そ
の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧延データ収集方法を実施する圧
延データ収集装置の第1の実施形態の概略構成を、適用
対象圧延機と併せて示した図。
【図2】本発明に係る圧延データ収集方法を実施する圧
延データ収集装置の第2の実施形態の概略構成を、適用
対象圧延機と併せて示した図。
【図3】本発明に係る圧延データ収集方法を実施する圧
延データ収集装置の第3の実施形態の概略構成を、適用
対象圧延機と併せて示した図。
【図4】本発明に係る圧延データ収集方法を実施する圧
延データ収集装置の第4の実施形態の概略構成を、適用
対象圧延機と併せて示した図。
【符号の説明】
1〜6 第1〜第6スタンド圧延機 7 圧延材 9 板クラウン計 10 測定点決定手段 11 トラッキング手段 12 圧延データ収集手段 13 温度計 14,15 圧延データ測定装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続圧延機により連続的に圧延される圧延
    材の圧延データを、圧延機毎に設けられた第1の圧延デ
    ータ測定手段と、圧延ラインに設けられた第2の圧延デ
    ータ測定手段とを用いて収集する圧延データ収集方法に
    おいて、 前記第1及び第2の圧延データ測定手段によってデータ
    を測定する前記圧延材の測定点を決定し、 決定された前記測定点が、前記連続圧延機の入側から出
    側までの各圧延機及び前記第2の圧延データ測定手段の
    設置位置にそれぞれ到達したことを検出し、 前記測定点が前記各圧延機及び前記第2の圧延データ測
    定手段に到達する毎に、前記第1及び第2の圧延データ
    測定手段によって測定された前記圧延材の圧延データを
    収集する、 ことを特徴とする圧延データ収集方法。
  2. 【請求項2】連続圧延機により連続的に圧延される圧延
    材の圧延データを圧延機毎に設けられた第1の圧延デー
    タ測定手段と、圧延ラインに設けられた第2の圧延デー
    タ測定手段とを用いて収集する圧延データ収集装置にお
    いて、 前記第1及び第2の圧延データ測定手段によってデータ
    を測定する前記圧延材の測定点を決定する測定点決定手
    段と、 前記測定点決定手段によって決定された測定点が、前記
    連続圧延機の入側から出側までの各圧延機及び前記第2
    の圧延データ測定手段の設置位置にそれぞれ到達したこ
    とを検出するトラッキング手段と、 前記測定点が前記各圧延機及び前記第2の圧延データ測
    定手段に到達する毎に、前記第1及び第2の圧延データ
    測定手段によって測定された前記圧延材の圧延データを
    収集する圧延データ収集手段と、 を備えたことを特徴とする圧延データ収集装置。
  3. 【請求項3】前記第2の圧延データ測定手段は前記連続
    圧延機の出側に設置され、前記測定点決定手段は前記圧
    延材が前記第2の圧延データ測定手段に到達したとき、
    最上流に設置されている前記圧延機の圧延箇所を測定点
    に決定することを特徴とする請求項2に記載の圧延デー
    タ収集装置。
  4. 【請求項4】前記第2の圧延データ測定手段は前記連続
    圧延機の出側に設置され、前記測定点決定手段は前記圧
    延材が前記第2の圧延データ測定手段に到達してから、
    予め設定された時間が経過した後、最上流に設置されて
    いる前記圧延機の圧延箇所を測定点に決定することを特
    徴とする請求項2に記載の圧延データ収集装置。
  5. 【請求項5】前記測定点決定手段は、前記圧延材が最上
    流に設置されている前記圧延機に到達してから、予め設
    定された時間が経過した後、前記最上流に設置されてい
    る前記圧延機の圧延箇所を測定点に決定することを特徴
    とする請求項2に記載の圧延データ収集装置。
  6. 【請求項6】前記測定点決定手段は前記圧延材の先端か
    ら予め設定された距離だけ離れた箇所を測定点と決定す
    ることを特徴とする請求項2に記載の圧延データ収集装
    置。
  7. 【請求項7】前記測定点決定手段は決定された前記測定
    点を第1の測定点とし、前記第1の測定点が前記第2の
    圧延データ測定手段に到達したとき、最上流に設置され
    ている前記圧延機の圧延箇所を第2の測定点に決定し、
    この動作を圧延が終了するまで繰返すことを特徴とする
    請求項3乃至6のいずれかに記載の圧延データ収集装
    置。
  8. 【請求項8】前記測定点決定手段は決定された前記測定
    点を第1の測定点とし、前記第1の測定点が前記第2の
    圧延データ測定手段に到達してから、予め設定された時
    間が経過した後、最上流に設置されている前記圧延機の
    圧延箇所を第2の測定点に決定し、この動作を圧延が終
    了するまで繰返すことを特徴とする請求項3乃至6のい
    ずれかに記載の圧延データ収集装置。
  9. 【請求項9】前記トラッキング手段は少なくとも前記圧
    延機を駆動するモータに結合されたパルス発生器のパル
    ス値、ロール径、及び先進率を用いて、前記圧延材の測
    定点をトラッキングすることを特徴とする請求項2乃至
    8のいずれかに記載の圧延データ収集装置。
  10. 【請求項10】前記トラッキング手段は前記圧延機のう
    ち、最終段の前記圧延機を駆動するモータに結合された
    パルス発生器のパルス値、ロール径、先進率及び前記最
    終段の前記圧延機の出側における前記圧延材の板厚と、
    トラッキングしている前記圧延材の測定点位置における
    前記圧延機の出側板厚を用いて、前記圧延材の測定点を
    トラッキングすることを特徴とする請求項2乃至8のい
    ずれかに記載の圧延データ収集装置。
  11. 【請求項11】前記トラッキング手段は前記圧延材の測
    定点が前記圧延機に到達したと判断したとき、前記圧延
    機の入側における前記圧延材の板厚と、出側における前
    記圧延材の板厚を用いて、前記圧延材の測定点が最上流
    の前記圧延機から進んでいる距離を決定することを特徴
    とする請求項9又は10に記載の圧延データ収集装置。
  12. 【請求項12】前記トラッキング手段は最上流の前記圧
    延機から進んでいる距離を用いて、前記圧延材の測定点
    のトラッキング位置を補正することを特徴とする請求項
    11に記載の圧延データ収集装置。
  13. 【請求項13】前記トラッキング手段は前記圧延機のロ
    ール周速、先進率、圧延機間の距離、及び前記圧延機と
    前記第2の圧延データ測定手段の距離を用いて、前記圧
    延機及び前記第2の圧延データ測定手段への到達時間を
    決定し、この到達時間をタイマにセットすることによ
    り、前記圧延材の測定点をトラッキングすることを特徴
    とする請求項2乃至8のいずれかに記載の圧延データ収
    集装置。
  14. 【請求項14】前記第2の圧延データ測定手段は前記連
    続圧延機の入側に設置され、前記測定点決定手段は前記
    第2の圧延データ測定手段による前記圧延材の測定値
    が、予め設定された時間中、予め設定された範囲に入っ
    ていたとき、前記第2の圧延データ測定手段の位置にあ
    る箇所を測定点とすることを特徴とする請求項2に記載
    の圧延データ収集装置。
  15. 【請求項15】前記測定点決定手段は前記測定点を決定
    した後、前記第2の圧延データ測定手段による前記圧延
    材の測定値が、予め設定された範囲に入り続けていた場
    合、予め設定された周期で、前記第2の圧延データ測定
    手段の位置にある箇所を測定点とすることを特徴とする
    請求項14に記載の圧延データ収集装置。
  16. 【請求項16】前記第2の圧延データ測定手段は前記圧
    延機間に設置され、前記測定点決定手段は前記第2の圧
    延データ測定手段による前記圧延材の測定値が、予め設
    定された時間中、予め設定された範囲に入っていたと
    き、最上流に設置されている前記圧延機の圧延箇所を測
    定点に決定することを特徴とする請求項2に記載の圧延
    データ収集装置。
  17. 【請求項17】前記測定点決定手段は前記測定点を決定
    した後、前記第2の圧延データ測定手段による前記圧延
    材の測定値が、予め設定された範囲に入り続けている場
    合、予め設定された周期で、最上流に設置されている前
    記圧延機の圧延箇所を測定点に決定することを特徴とす
    る請求項16に記載の圧延データ収集装置。
  18. 【請求項18】前記第2の圧延データ測定手段は前記連
    続圧延機の出側に設置され、前記測定点決定手段は前記
    第2の圧延データ測定手段による前記圧延材の測定値
    が、予め設定された時間中、予め設定された範囲に入っ
    ていたとき、最上流に設置されている前記圧延機の圧延
    箇所を測定点に決定することを特徴とする請求項2に記
    載の圧延データ収集装置。
  19. 【請求項19】前記測定点決定手段は前記測定点を決定
    した後、前記第2の圧延データ測定手段による前記圧延
    材の測定値が、予め設定された範囲に入り続けている場
    合、予め設定された周期で、最上流に設置されている前
    記圧延機の圧延箇所を測定点に決定することを特徴とす
    る請求項18に記載の圧延データ収集装置。
  20. 【請求項20】前記第2の圧延データ測定手段は板クラ
    ウン計、温度計、板幅計及び平坦度計の少なくとも一つ
    を含むことを特徴とする請求項14乃至19のいずれか
    に記載の圧延データ収集装置。
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