JP2000166433A - スピニングリールのリール本体 - Google Patents
スピニングリールのリール本体Info
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Abstract
ル本体において、リール本体内部への水の浸入を抑え
る。 【解決手段】 レバーブレーキ型のスピニングリールに
おいて、ブレーキレバー30をリール本体2に収納する
ために形成された凹溝13,15の貯まった水が貫通孔
17から機構収納空間14内に浸入しないようにするた
めに、凹溝15の底部15aにおいて貫通孔17の開口
の周囲に堤部18を形成する。
Description
に、釣り竿に装着され、釣り竿を握った手によるブレー
キレバーの揺動操作によりロータを制動するとともに、
操作軸によりロータの糸繰り出し方向の回転を規制する
レバーブレーキ型のスピニングリールのリール本体に関
する。
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、ロー
タの前方に設けられ外周に釣り糸が巻き付けられるスプ
ールとを有している。このようなスピニングリールにお
いて、魚とのやりとりを行う逆転時(糸繰り出し方向の
回転時)にロータの回転を制動する制動機構を有するレ
バーブレーキ型のスピニングリールが知られている。こ
の制動機構は、通常、リール本体に揺動自在に設けられ
たブレーキレバーにより操作される。ブレーキレバー
は、支持部分がリール本体に収納されるように配置され
ており、先端がリール本体から離れて釣り竿近傍に配置
されている。また、釣り場の移動時に仕掛けの自重によ
り釣り糸がロータから繰り出されないようにするため
に、ロータの糸繰り出し方向の回転を規制するための操
作軸を有するものがある。
リールのリール本体は、釣り竿に装着するための竿装着
部と、ロータ及びスプールを前端部で支持するリールボ
ディとを有している。竿装着部は、釣り竿に沿って配置
される竿取付部と、釣り竿から離反する方向に竿取付部
から延び前面にブレーキレバーを収納するための第1凹
溝が形成された脚部とを有している。リールボディは、
竿装着部の脚部と一体形成されており、内部に形成され
た機構収納空間と、前面に形成され第1凹溝に連続する
第2凹溝と、ブレーキレバーの揺動軸を釣り竿の長手方
向と交差する方向に沿って配置するために第2凹溝の両
壁部に形成された装着孔と、装着孔の下方で機構収納空
間から前方に操作軸を貫通させるために第2凹溝の底部
に形成された貫通孔とを有している。
行うときには、キャスティング後に魚が仕掛けにかかっ
たときにブレーキレバーを操作して魚とやりとりしなが
ら魚を取り込む。釣り場を移動するときには、操作軸に
よりロータの糸繰り出し方向の回転を規制して釣り糸が
ロータから繰り出さないようにする。たとえば、操作軸
によりワンウェイクラッチを操作してロータを糸繰り出
し方向に回転しないようにしたり、操作軸によりブレー
キレバーを制動位置側に押圧してロータを糸繰り出し方
向に回転しないようにしている。
リールのリール本体では、リール本体が水濡れすると、
釣り竿をしゃくり操作したときに、リール本体の内部の
機構収納空間に水が浸入することがある。この原因とし
ては、釣り竿をしゃくるとリール本体の前端が上向きに
なり、第1凹溝と第2凹溝との低くなった部分に水が貯
まり、貯まった水が第2凹溝に形成された貫通孔から内
部に浸入するためであると考えられる。機構収納空間に
水が浸入すると、そこに装着された軸受などの回転部品
が腐食し回転性能が低下するおそれがある。
ニングリールのリール本体において、リール本体内部へ
の水の浸入を抑えることにある。
リールのリール本体は、釣り竿に装着され、釣り竿を握
った手によるブレーキレバーの揺動操作によりロータを
制動するとともに、操作軸によりロータの糸繰り出し方
向の回転を規制するレバーブレーキ型のスピニングリー
ルのリール本体であって、竿装着部と、リールボディと
を備えている。竿装着部は、釣り竿に沿って配置される
竿取付部と、釣り竿から離反する方向に竿取付部から延
び前面にブレーキレバーを収納するための第1凹溝が形
成された脚部とを有するものである。リールボディは、
竿装着部の脚部と一体形成され、内部に形成された機構
収納空間と、前面に形成され第1凹溝に連続する第2凹
溝と、ブレーキレバーの揺動軸を釣り竿の長手方向と交
差する方向に沿って配置するために第2凹溝の両壁部に
形成された装着孔と、装着孔の下方で機構収納空間から
前方に操作軸を貫通させるために第2凹溝の底部に形成
された貫通孔と、貫通孔の周囲に第2凹溝の底部から前
方に突出して形成された堤部とを有している。
ルを釣り竿に装着して釣り竿をしゃくってリールの前部
を上方に向けると、第1凹溝と第2凹溝との低くなった
部分に水が貯まりやすい。この貯まった水が第2凹溝に
形成された貫通孔から内部に浸入しようとするが、貫通
孔の周囲には堤部が形成されているので、堤部を越えな
い限り水は貫通孔に浸入しない。このため、貫通孔を介
してリール本体の内部の機構収納空間に水が浸入しにく
くなり、内部の回転部品が腐食しにくくなる。
体は、発明1に記載のリール本体において、貫通孔の内
周面において、内周面と操作軸とに接触して装着された
弾性体製のシール部材をさらに備える。この場合には、
貫通孔と操作軸との隙間がシール部材により塞がれるの
で、貫通孔から内部に水がより浸入しにくくなる。
体は、発明2に記載のリール本体において、貫通孔内の
シール部材装着部分より前方には、グリースが充填され
ている。この場合には、シール部材より前方に水をはじ
きやすいグリースが充填されているので、貫通孔からリ
ール本体内部にさらに水が浸入しにくくなる。また、グ
リースにより操作軸の移動がスムーズになり、操作に要
する力も軽減する。
体は、釣り竿に装着され、釣り竿を握った手によるブレ
ーキレバーの揺動操作によりロータを制動するととも
に、操作軸によりロータの糸繰り出し方向の回転を規制
するレバーブレーキ型のスピニングリールのリール本体
であって、竿装着部とリールボディとを備えている。竿
装着部は、釣り竿に沿って配置される竿取付部と、竿取
付部から釣り竿から離反する方向に延び前面にブレーキ
レバーを収納するための第1凹溝が形成された脚部とを
有するものである。リールボディは、竿装着部の脚部と
一体形成され、内部に形成された機構収納空間と、前面
に形成され第1凹溝に連続する第2凹溝と、ブレーキレ
バーの揺動軸を釣り竿の長手方向と交差する方向に沿っ
て配置するために第2凹溝の両壁部に形成された装着孔
と、装着孔の下方で機構収納空間から前方に操作軸を貫
通させるために第2凹溝の底部に形成された貫通孔とを
有するものである。シール部材は、貫通孔の内周面にお
いて、内周面と操作軸とに接触して装着された弾性体製
の部材である。
ルを釣り竿に装着して釣り竿をしゃくってリールの前部
を上方に向けると、第1凹溝と第2凹溝との低くなった
部分に水が貯まりやすい。この貯まった水が第2凹溝に
形成された貫通孔から内部に浸入しようとするが、貫通
孔の内周面には操作軸との間にシール部材が装着されて
いるので、内周面と操作軸の外周面との隙間がシール部
材により塞がれる。このため、貫通孔から水が内部に浸
入しにくくなり、内部の回転部品が腐食しにくくなる。
体は、発明1から4のいずれかに記載のリール本体にお
いて、第1凹溝または第2凹溝の底部に他の部分より深
く形成された集水部と、集水部から後部に貫通する水抜
き孔とを有する水抜き部をさらに備える。この場合に
は、第1凹溝又は第2凹溝に水が入ると、その水が底部
に他の部分より深く形成された集水部に貯まる。この集
水部に貯まった水は、水抜き孔から外部に逃げる。この
ため、貫通孔に水が行きにくくなり、貫通孔から内部に
水がより浸入しにくくなる。
一実施形態を採用したスピニングリールは、レバーブレ
ーキ型のスピニングリールであり、ハンドル1及びブレ
ーキレバー30が装着されたリール本体2と、リール本
体2の前部に回転自在に支持されたロータ3と、ロータ
3の前部に配置され釣り糸を巻き取るスプール4とを備
えている。
1に示すように、釣り竿に装着される竿装着部2aと、
竿装着部と一体で形成されたリールボディ2bとを有し
ている。
る竿取付部2cと、釣り竿から離反する方向に竿取付部
2cから延び前面にブレーキレバー30を収納するため
に形成された第1凹溝13を有する脚部2dとを有して
いる。脚部2dは、竿取付部2cの長手方向の略中心部
から図1下方に延びた折れ曲がって後斜め後方にリール
ボディ2bに向けて末広がりに延びている。第1凹溝1
3は、ブレーキレバー30を収納するために脚部2dの
折れ曲がり部分からリールボディ2bに向けて前面側に
形成されている。
2dと一体形成されている。リールボディ2bは、図2
に示すように、内部に形成された機構収納空間14と、
前面上部に形成され第1凹溝13に連続する第2凹溝1
5と、第2凹溝15の両壁部15bに形成された軸装着
孔16と、軸装着孔16の下方で第2凹溝15の底部1
5aに形成された貫通孔17と、貫通孔17の周囲に形
成された堤部18とを有している。
ーキレバー30の揺動軸33(後述)を釣り竿の長手方
向と交差する方向に沿って配置するために設けられてい
る。貫通孔17は、機構収納空間14から前方に操作軸
(後述)52を貫通させるために設けられている。堤部
18は、第2凹溝15の底部15aから前方に突出して
貫通孔17の周囲に配置されており、第2凹溝15に貯
まった水が貫通孔17に浸入するのを防止するために設
けられている。第2凹溝15の底部15aには他の部分
より深く形成された集水部19aと、集水部19aから
後部に貫通する水抜き孔19bとを有する水抜き部19
が設けられている。この水抜き部19は、第1凹溝13
や第2凹溝15に貯まった水を外部に排出して貫通孔1
7から機構収納空間14内に水が浸入するのを防止する
ために設けられている。さらに貫通孔17と操作軸52
との間にはOリング23が装着されている。Oリング2
3は、貫通孔17と操作軸52との隙間から水が機構収
納空間14内に浸入するのを防止するために設けられて
いる。このように、第1又は第2凹溝13,15から機
構収納空間14に水が浸入するのを防止するために3重
の防御策を講じている。なお、Oリング23より前側に
おいて、貫通孔17と操作軸52との間にはグリース2
4が充填されている。このグリース24の充填により水
が機構収納空間14内にさらに浸入しにくくなる。
4には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5
と、ロータ3を制動するためのレバーブレーキ機構6の
一部と、スプール4を回転軸芯Xに沿って前後方向に移
動させてスプール4に釣り糸を均一に巻き取るためのオ
シレーティング機構7とが設けられている。
2に回転自在に支持されている。ロータ3は、円筒部3
aと、円筒部3aの側方に互いに対向して設けられた第
1アーム部3b及び第2アーム部3cとを有している。
円筒部3aの前壁3dの中央部には貫通孔3eを有する
ボス部3fが形成されている。この貫通孔3eにスプー
ル軸8及びピニオンギア12(後述)が貫通している。
第1アーム部3bの先端と第2アーム部3cの先端部と
の間には、揺動自在にベールアーム9が設けられてい
る。
の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置さ
れている。スプール4はスプール軸8の先端に着脱自在
かつ回転不能に装着されている。スプール4は、外周に
釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの
後部に一体成形されたスカート部4bと、糸巻き胴部4
aの前端に固定されたフランジ部4cとを有している。
スプール軸8は、オシレーティング機構7により前後方
向に移動可能である。
れたハンドル軸10とともに回転するフェースギア11
と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12
とを有している。ハンドル軸10は、リール本体2に回
転自在に支持されている。ピニオンギア12は筒状に形
成されており、その前部12aはロータ3中心部を貫通
してスプール4側に延びている。この前部12aにロー
タ3が回転不能に連結されている。ピニオンギア12
は、中間部及び後部をそれぞれ軸受25,26によりリ
ールボディ2bに支持されている。
ーキ機構6は、ロータ3の円筒部3aの内部に配置され
た制動部20と、制動部20を制動状態に保持するため
の制動保持部21とを有している。
ボディ2bに揺動自在に支持されたブレーキレバー30
と、ブレーキレバー30により制動される制動部本体3
1と、制動部本体31をロータ3の糸繰り出し方向の回
転にのみ連動して回転させるワンウェイクラッチ32と
を有している。
に、リールボディ2bと竿装着部2aとの境界部分にお
いてリールボディ2bに揺動軸33により揺動自在に支
持されており、かつコイルばね34により図1反時計回
りに付勢されている。ブレーキレバー30は、揺動軸3
3から湾曲して竿取付部2cに沿って延びる操作レバー
部30aと、揺動軸33から湾曲して斜め下方に延びる
制動作用部30bと、操作レバー部30aの途中から前
方に延びるカバー部30cとを有している。カバー部3
0cは、合成樹脂製であり、その先端は、ベールアーム
9より先端側に延びている。制動レバー30の操作レバ
ー部30aと制動作用部30bとはそれぞれ金属製であ
る。制動作用部30bの先端には、圧接部30dが着脱
自在に装着されている。圧接部30dは合成樹脂製であ
り、制動レバー30の揺動により制動部本体31を押圧
する。
うに、ロータ3の内周側にロータ3と同芯に配置された
制動円筒40と、制動円筒40を傾動自在かつ回転不能
に支持する回転円筒41と、リールボディ2bに設けら
れたドラム部42とを有している。
製円筒であり、その周部の先端の摺接部40aがドラム
部42とブレーキレバー30の圧接部30dとの間に配
置される。制動円筒40は、その中心部に鋸歯形状の内
歯部40bを有している。
1bとを有する段付きの金属製円筒部材であり、大径部
41aに内歯部40bに噛み合う外歯部41cが形成さ
れている。この外歯部41cにワンウェイクラッチ32
及び制動円筒40が回転不能に係止されている。大径部
41aの内側には、ピニオンギア12との間に軸受43
が配置されている。小径部の外側にはリールボディ2b
との間に軸受44が配置されている。このため、回転円
筒41は、前部が軸受43によりピニオンギア12に回
転自在に支持され、後部が軸受44によりリールボディ
2bに回転自在に支持されている。また、回転円筒41
は、ワンウェイクラッチ32によりロータ3の糸繰り出
し方向の回転には一体で回転し、巻き取り時にはロータ
3の回転力が作用しないようにロータ3に連結されてい
る。
の間には傾動した制動円筒40を元の姿勢に戻すための
円錐コイルばね45が配置されている。また、制動円筒
40と軸受44との間には制動円筒40を位置決めする
ためのフランジ46が嵌め込まれている。
において、ロータ3の円筒部3aの内周側に突出した円
筒部42aと、円筒部42aに装着されたブレーキライ
ナー42bと、円筒部42aの先端部外周に嵌め込まれ
た補強リング42cとを有している。
覆うようにリールボディ2bと一体で形成されており、
その材質はリールボディ2bと同様にガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂である。なお補強リング42cは金属製の
リングであり、ブレーキライナー42bに径方向外方へ
の力が作用したときにその力を受けるために設けられて
いる。
部42aやブレーキライナー42bで制動円筒40をカ
バーしているので、組立作業時等に制動円筒40に油に
汚れた手が触れにくくなり、手の接触による制動円筒4
0への油の付着等を防止できる。
のであり、ロータ3の円筒部3aの内周面に回転不能に
外輪が連結され、内輪が回転円筒41に回転不能に連結
されている。
持位置と解除位置とに揺動自在なレバー部51と、レバ
ー部51の揺動により進退する操作軸52と、レバー部
51を2つの位置で保持するためのトグルばね機構53
とを有している。操作軸52は押圧ばね54により前進
側に付勢されており、リールボディ2bとの係合により
レバー51が保持位置に揺動すると前進し解除位置に揺
動すると後退する。この操作軸52の先端部が貫通孔1
7からリール前方に延びており、延びた先端部がブレー
キレバー30に当接している。
時には、ベールアーム9を糸開放姿勢側に倒し釣り竿を
振り出すことにより、スプール4の外周から釣り糸が繰
り出される。釣り糸巻き上げ時には、ハンドル1を糸巻
き取り方向に回転させると、ベールアーム9が図示しな
い戻し機構により糸巻き取り姿勢に戻る。ハンドルの回
転力は、ハンドル軸10、フェースギア11を介してピ
ニオンギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達
された回転力は、ピニオンギアの前部12aを介してロ
ータ3に伝達される。このときロータ3は、糸巻き取り
方向に回転するので、この回転力は回転円筒41には伝
達されない。ピニオンギア12が回転すると図示しない
中間ギアによりその回転がオシレーティング機構7に伝
達され、スプール軸8が前後方向に往復移動する。
きには、レバー部51を解除位置に揺動させる。これに
より、操作軸52が後退する。そしてブレーキレバー3
0がコイルばね34により制動解除位置まで揺動する。
この状態でブレーキレバー30を操作し魚とのやりとり
を行う。釣り糸が魚により引かれてロータ3が糸繰り出
し方向に逆転すると、前述したようにその回転力がワン
ウェイクラッチ32を介して回転円筒41に伝達され、
さらに制動円筒40に伝達される。この結果、制動円筒
40がロータ3と一体で回転する。
間で脚部2dを挟んでをブレーキレバー30の操作レバ
ー部30aを釣り竿を握る握持動作によって中指で握っ
てブレーキレバー30を図1の時計方向に揺動させる
と、ブレーキレバー30の圧接部30dが制動円筒40
の摺接部40aを径方向外方に押圧し、制動円筒40を
図2に二点鎖線で示す位置に傾け、摺接部40aの外面
がブレーキライナー42bに圧接する。このとき、ブレ
ーキライナー42bに径方向外方への力が作用するが、
この力は円筒部42aや補強リング42cで受けられ
る。この結果、逆転するロータ3に制動力が作用する。
この制動力は、ブレーキレバー30に加える力を加減す
ることで調整でき、ロータ3の逆転量を任意に調整でき
る。この調整時に、中指で操作レバー部30aを細かく
操作できるので、制動力を微妙に調整することができ
る。
傾動自在に支持されているので、ピニオンギア12にそ
れをこぜようとする力が作用せず、ロータ3の回転が重
くなることがない。また、外輪遊転型のワンウェイクラ
ッチ32を用いているので、ロータ3の回転が逆転して
高速回転しても、高速回転する程圧接力が強まり制動開
始時の動作が安定する。
くると、リールの前部が上向きになる。この結果、濡れ
た釣り糸からの滴等によりリール本体2に海水が付着
し、第1凹溝13や第2凹溝15に貯まることがある。
このとき、第1及び第2凹溝13,15に貯まった水は
しゃくったときに、他の部分より深い集水部19aに集
められ、水抜き孔19bから外部に排出される。また、
排出されずに残った水が貫通孔17の回りに到達して
も、堤部18が形成されているので、貫通孔17に水が
浸入しにくい。また、水が貫通孔17に浸入してもそこ
にはグリース24が塗布されているとともにOリング2
3が装着されているので、Oリング23から機構収納空
間14に浸入するのは困難である。このため、機構収納
空間14内の軸受25,26やハンドル軸10を支持す
る軸受等が水濡れしにくくなり、回転不良が生じにく
い。
ときには、レバー部51を保持位置側に揺動させる。こ
の結果、操作軸52が前進し、ブレーキレバー30が制
動位置に揺動する。ブレーキレバー30が制動位置にな
ると、制動時と同様にして制動円筒40が制動される。
この結果、釣り糸が仕掛けの自重等により繰り出される
ことはない。
5の底部15aに設けたが、図5に示すように、第2凹
溝15の壁部15bに水抜き部25を設けてもよい。こ
の水抜き部27は、壁部15bに形成された水抜き孔2
7aと水抜き孔27aの前方に両壁部15bを連結する
ように形成された堤部27bとを有している。堤部27
bは、第2凹溝15に貯まった水がリールボディ2bの
前部から内部に回るのを防止するために設けられてい
る。ブレーキレバー30の制動作用部30bには、堤部
27bを乗り越えるために凹部30eが形成されてい
る。水抜き孔27a及び堤部27bは、リールボディ2
bの前フランジ部2e(図1)より前方に形成されてお
り、前フランジ部2eの前部には、集水溝(図示せず)
がリング状に形成されている。この水抜き孔27aから
排出された水は、集水溝を通ってロータ3と前フランジ
部2eとの間から外部に排出される。
よりブレーキレバー30を押圧しているが、操作軸によ
りロータの糸繰り出し方向の回転を禁止・許可するため
のワンウェイクラッチを操作するようにしてもよい。そ
して、釣り場を移動するとき等に操作軸を操作してロー
タの糸繰り出し方向の回転を禁止して釣り糸が仕掛けの
自重により繰り出されるのを防止できる。このワンウェ
イクラッチをブレーキレバー30の操作と連動して禁止
位置から許可位置に操作軸を移動させれば、ワンウェイ
クラッチを禁止状態にしていても操作軸を操作すること
なくブレーキレバー30のを操作によりやりとりを行え
る。
本体では、ブレーキレバーを収納するためにリール本体
に設けられた凹溝に水が貯まっても、貫通孔の周囲に堤
部が形成されているので、堤部を越えない限り水は貫通
孔に浸入しない。このため、貫通孔を介してリール本体
の内部の機構収納空間に水が浸入しにくくなり、内部の
回転部品が腐食しにくくなる。
ルの側面断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】釣り竿に装着され、前記釣り竿を握った手
によるブレーキレバーの揺動操作によりロータを制動す
るとともに、操作軸により前記ロータの糸繰り出し方向
の回転を規制するレバーブレーキ型のスピニングリール
のリール本体であって、 前記釣り竿に沿って配置される竿取付部と、前記釣り竿
から離反する方向に前記竿取付部から延び前面に前記ブ
レーキレバーを収納するための第1凹溝が形成された脚
部とを有する竿装着部と、 前記竿装着部の脚部と一体形成され、内部に形成された
機構収納空間と、前面に形成され前記第1凹溝に連続す
る第2凹溝と、前記ブレーキレバーの揺動軸を前記釣り
竿の長手方向と交差する方向に沿って配置するために前
記第2凹溝の両壁部に形成された装着孔と、前記装着孔
の下方で前記機構収納空間から前方に前記操作軸を貫通
させるために前記第2凹溝の底部に形成された貫通孔
と、前記貫通孔の周囲に前記第2凹溝の底部から前方に
突出して形成された堤部とを有するリールボディと、を
備えたスピニングリールのリール本体。 - 【請求項2】前記貫通孔の内周面において、前記内周面
と前記操作軸とに接触して装着された弾性体製のシール
部材をさらに備える、請求項1に記載のスピニングリー
ルのリール本体。 - 【請求項3】前記貫通孔内の前記シール部材装着部分よ
り前方には、グリースが充填されている、請求項2に記
載のスピニングリールのリール本体。 - 【請求項4】釣り竿に装着され、前記釣り竿を握った手
によるブレーキレバーの揺動操作によりロータを制動す
るとともに、操作軸により前記ロータの糸繰り出し方向
の回転を規制するレバーブレーキ型のスピニングリール
のリール本体であって、 前記釣り竿に沿って配置される竿取付部と、前記釣り竿
から離反する方向に前記竿取付部から延び前面に前記ブ
レーキレバーを収納するための第1凹溝が形成された脚
部とを有する竿装着部と、 前記竿装着部の脚部と一体形成され、内部に形成された
機構収納空間と、前面に形成され前記第1凹溝に連続す
る第2凹溝と、前記ブレーキレバーの揺動軸を前記釣り
竿の長手方向と交差する方向に沿って配置するために前
記第2凹溝の両壁部に形成された装着孔と、前記装着孔
の下方で前記機構収納空間から前方に前記操作軸を貫通
させるために前記第2凹溝の底部に形成された貫通孔と
を有するリールボディと、 前記貫通孔の内周面において、前記内周面と前記操作軸
とに接触して装着された弾性体製のシール部材と、を備
えたスピニングリールのリール本体。 - 【請求項5】前記第1凹溝または第2凹溝の底部に他の
部分より深く形成された集水部と、前記集水部から後部
に貫通する水抜き孔とを有する水抜き部とをさらに備え
る、請求項1から4のいずれかに記載のスピニングリー
ルのリール本体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130121741A (ko) * | 2012-04-27 | 2013-11-06 | 글로브라이드 가부시키가이샤 | 낚시용 릴 |
JP7470236B2 (ja) | 2018-03-28 | 2024-04-17 | グローブライド株式会社 | 魚釣用スピニングリール |
-
1998
- 1998-12-02 JP JP34263198A patent/JP3542291B2/ja not_active Expired - Fee Related
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