JP2000164730A - Mos型半導体集積回路 - Google Patents
Mos型半導体集積回路Info
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Abstract
路を提供する。 【解決手段】出力段回路20は、N3、N4、抵抗1お
よびツェナーダイオード2で構成され、N4のドレイン
は高電圧電源の高電位側3に接続し、N4のソースと抵
抗1の一方とツェナーダイオード2のアノードとを接続
し、この接続点が高電圧出力点5で、ここから高電圧出
力が出力され、N4のゲートと抵抗1の他方と、ツェナ
ーダイオード2のカソードとを接続し、このN4のゲー
トとN3のドレインと接続し、N3のソースがグランド
4に接続し、レベルシフト回路10の出力点はB点であ
り、このB点とP3のゲートが接続し、P3のソースが
高電位側3に接続し、P3のドレインがN4のゲートと
接続する。出力段回路20の上アームにnチャネルMO
SFETを用いることで、貫通電流の低減を図る。
Description
プレイ、蛍光表示管などのドライバ回路に適用される比
較的耐圧の高い、レベルシフト回路と出力段回路を有す
るMOS型半導体集積回路に関する。
ある。このMOS型半導体集積回路は低電圧制御回路3
0と、レベルシフト回路10および出力段回路50で構
成される。低電圧制御回路30は低圧のロジック回路で
構成され、レベルシフト回路10および出力段回路50
に信号を送信する。以下の説明では、NはnチャネルM
OSFET、PはpチャネルMOSFETを示す。
P1のソースと、P2のソースが高電圧電源の高電位側
3に共通に接続され、互いのゲートと互いのドレインが
接続し、P1のドレインと、N1のドレインを接続し、
P2のドレインと、N2のドレインを接続し、N1のソ
ースと、N2のソースが、グランド4と接続する。この
レベルシフト回路10の出力点であるB点は、P2のド
レインと、N2のドレインの接続点である。
回路50はP4とN3で構成され、P4のソースと高電
圧電源の高電位側3と接続し、N3のソースとグランド
4と接続する。出力段回路50の出力点(以下、高電圧
出力点5と称す)は、P4のドレインとN3のドレイン
の接続点である。この高電圧出力点5からは高電圧が出
力される。また、CはP4のドレインとゲート間に内蔵
される内蔵コンデンサである。
4のゲートと接続し、低電圧制御回路30の低電圧制御
信号を、N1のゲート、N2のゲートおよびN3のゲー
トに入力する。
とN2のゲートに、低電圧制御回路30から、互いに逆
相(一方がHレベルなら、他方はLレベルの信号のこと
で、N1がオンのときN2はオフとなる)の制御信号が
入力される。この逆相の制御信号は低電圧制御回路30
から出力される。
ランド電位を示す)、N2のゲートにH(Hレベルの信
号で、5V程度の高電位を示す)が入ると、N1はオ
フ、N2はオンとなり、B点はLになる。このため、P
1はオンとなり、A点は完全なHとなり、A点と接続す
るP2のゲートもHとなり、P2はオフし、B点は安定
したLとなる。従って、B点と接続するP4のゲートが
Lとなり、P4はオンし、そのとき、低電圧制御回路3
0からの制御信号で、N3をオフにすると、高電圧出力
点5の出力電位はHとなる。
させ、N2のゲートにLを入力して、N2をオフさせる
と、A点はHからLに引き下げられる。そうすると、P
2はオンし、B点はLからHへ移行し、P1はオフす
る。そうすると、A点は完全なLになり、B点はHとな
る。そうすると、P4はオフし、その状態で、N3をオ
ンさせると、高電圧出力点5の出力電位はLとなる。レ
ベルシフト回路のA点またはB点の電位を速く安定な値
に固定させるためには、N1、N2の通電能力を、P
1、P2の通電能力に比べて、十分大きくする必要があ
る。また、A点およびB点の電位が完全に固定されるま
では(過渡時には)、N1とP1、N2とP2を通し
て、貫通電流が流れる。
路である。このMOS型半導体集積回路は、レベルシフ
ト回路10と出力段回路50は図4と同じであるが、こ
のレベルシフト回路10のB点とP4のゲートの間に、
インバータ回路51を設けた点が図4と異なる。この回
路では、インバータ回路51の挿入で、レベルシフト回
路10の通電能力を小さくできる。しかし、このインバ
ータ回路50の場合でも、P5とN5を通して、過渡時
には貫通電流が流れる。
うに、高電圧出力点5がH(P4がオン、N3はオフ)
の状態からL(P4がオフ、N3がオン)に転移する瞬
間、もちろんLからHになるときにも、貫通電流が流れ
る。しかし、N3のゲート信号は、レベルシフト回路1
0を介さないので、HとLの切り換え速度は、N3の方
がP4よりも速くなる。そのため、高電圧出力点5がH
からLに移行したとき、つまりN3がオフからオンにな
るタイミングで、大きな貫通電流が流れる。
うに、N3のオンのタイミングをずらすことで、この貫
通電流を減らすことができる。しかし、この動作タイミ
ングをずらしたとしても、他の要因で貫通電流が流れ
る。その要因について、説明する。
4をN3のオンより速くオフさせるために、P4のゲー
トをHにしてから、N3をオンさせたとしても、高電圧
出力点5がHからLになる瞬間、P4のドレインとゲー
ト間の内蔵コンデンサCの容量により、P4のゲート電
位が瞬間的にLに引き下げられる。そうすると、P4は
オフに移行できず、瞬間的に、オン状態を維持し、P4
とN3が共にオンとなり、貫通電流が流れることにな
る。
P4の通電電流が大きくなる。また、大きな電流を通電
するために、P4のチップ面積が大きくなり、そのた
め、内蔵コンデンサCの容量も大きくなる。この内蔵コ
ンデンサCの容量が大きくなると、P4がオンからオフ
に移行する時間が長くなる。このP4の通電電流が大き
くなることと、移行する時間が長くなることから、貫通
電流は大きくなる。
下がり時間(HからLへの移行時間のこと)が要求され
る場合は、高電圧出力点5がHからLになる時間が短く
なり、そうすると、N3の通電能力の増大と、P4とN
4が共にオンしている時間が長くなることが相まって、
一層、大きな貫通電流が流れる。
ゲート電位をHに固定している、レベルシフト回路10
のP2の通電能力を大きくして、P4のゲートをしっか
りとHに固定させ、高電圧出力点5がHからLに移行し
たときに、P4のゲートの電位をLに下がり難くするこ
とができる。しかし、この方策では、レベルシフト回路
10のP2とN2とで流れる貫通電流を増大させてしま
う。
0を小さくして、出力段回路50との間にP5とN5で
構成されるインバータ回路51を入れ、このインバータ
回路51の通電能力を大きくして、レベルシフト回路1
0の通電能力を小さくし、レベルシフト回路10の貫通
電流を低減する方法がある。しかし、この方法では、イ
ンバータ回路51での貫通電流が大きくなる。
れの場合でも、大きな貫通電流が流れ、消費電力が大き
くなる。この発明の目的は、前記の課題を解決して、貫
通電流を低減できるMOS型半導体集積回路を提供する
ことにある。
めに、薄いゲート酸化膜を有する第1および第2のMO
Sトランジスタと、厚いゲート酸化膜を有し、前記第1
および第2のMOSトランジスタに負荷として接続され
た第3および第4のMOSトランジスタと、前記第1お
よび第2のMOSトランジスタの各ゲートにそれぞれ相
補な入力信号を与える手段とを含むレベルシフト回路を
有するMOS型半導体集積回路において、薄いゲート酸
化膜を有する第5のMOSトランジスタのソースと、薄
いゲート酸化膜を有する第6のMOSトランジスタのド
レインとを接続し、第5のMOSトランジスタのゲート
・ソース間に抵抗とツェナーダイオードとを並列に接続
し、第6のMOSトランジスタを低電圧制御信号で動作
し、第5のMOSトランジスタのソースと、第6のMO
Sトランジスタのドレインとの接続点を出力とし、前記
レベルシフト回路の出力信号を受けて動作する出力段回
路を有する構成とする。
ルMOSFETのソースと、厚いゲート酸化膜を有する
第2のpチャネルMOSFETのソースとを高電圧電源
の高電位側に共通に接続し、互いのゲートを互いのドレ
インに接続し、第1のpチャネルMOSFETのドレイ
ンと、薄いゲート酸化膜を有する第1のnチャネルMO
SFETのドレインとを接続し、第2のpチャネルMO
SFETのドレインと、薄いゲート酸化膜を有する第2
のnチャネルMOSFETのドレインとを接続し、第1
のnチャネルMOSFETのソースと、第2のnチャネ
ルMOSFETのソースとを、高電圧電源のグランド電
位側に接続し、第1のnチャネルMOSFETおよび第
2のnチャネルMOSFETを低電圧制御信号で動作す
るレベルシフト回路を有するMOS型半導体集積回路に
おいて、前記レベルシフト回路の出力点と、厚いゲート
酸化膜を有し、ソースを高電圧電源の高電位側に接続し
た第3のpチャネルMOSFETのゲートとを接続し、
第3のpチャネルMOSFETのドレインと、薄いゲー
ト酸化膜を有する第4のnチャネルMOSFETのゲー
トと、薄いゲート酸化膜を有する第3のnチャネルMO
SFETのドレインとを接続し、第4のnチャネルMO
SFETのドレインを高電位側に接続し、第3のnチャ
ネルMOSFETのソースを高電圧電源のグランド電位
側に接続し、第3のnチャネルMOSFETを低電圧制
御信号で動作し、第4のnチャネルMOSFETのゲー
トと抵抗の一方と、ツェナーダイオードのカソードとを
接続し、第4のnチャネルMOSFETのソースと、抵
抗の他方、ツェナーダイオードのアノードとを接続し、
該接続点を出力とする出力段回路を有する構成とする。
ルMOSFETのソースと、厚いゲート酸化膜を有する
第2のpチャネルMOSFETのソースとを高電位側に
共通に接続し、互いのゲートを互いのドレインに接続
し、第1のpチャネルMOSFETのドレインと、薄い
ゲート酸化膜を有する第1のnチャネルMOSFETの
ドレインとを接続し、第2のpチャネルMOSFETの
ドレインと、薄いゲート酸化膜を有する第2のnチャネ
ルMOSFETのドレインとを接続し、第1のnチャネ
ルMOSFETのソースと、第2のnチャネルMOSF
ETのソースとを、グランド電位側に接続し、第1のn
チャネルMOSFETおよび第2のnチャネルMOSF
ETを低電圧制御信号で動作するレベルシフト回路を有
するMOS型半導体集積回路において、前記レベルシフ
ト回路の出力点と、薄いゲート酸化膜を有する第4のn
チャネルMOSFETのゲートと、薄いゲート酸化膜を
有する第3のnチャネルMOSFETのドレインとを接
続し、第4のnチャネルMOSFETのドレインを高電
位側に接続し、第3のnチャネルMOSFETのソース
をグランド電位側に接続し、第3のnチャネルMOSF
ETを低電圧制御信号で動作し、第4のnチャネルMO
SFETのゲートと、抵抗の一方と、ツェナーダイオー
ドのカソードとをがそれぞれ接続し、第4のnチャネル
MOSFETのソースと、抵抗の他方と、ツェナーダイ
オードのアノードとを接続し、該接続点を出力とする出
力段回路を有する構成とする。
ルMOSFETのソースと、厚いゲート酸化膜を有する
第2のpチャネルMOSFETのソースとを高電位側に
共通に接続し、互いのゲートを互いのドレインに接続
し、第1のpチャネルMOSFETのドレインと、薄い
ゲート酸化膜を有する第1のnチャネルMOSFETの
ドレインとを接続し、第2のpチャネルMOSFETの
ドレインと、薄いゲート酸化膜を有する第2のnチャネ
ルMOSFETのドレインとを接続し、第1のnチャネ
ルMOSFETのソースと、第2のnチャネルMOSF
ETのソースとを、グランド電位側に接続し、第1のn
チャネルMOSFETおよび第2のnチャネルMOSF
ETを低電圧制御信号で動作するレベルシフト回路を有
するMOS型半導体集積回路において、前記レベルシフ
ト回路の出力点と、薄いゲート酸化膜を有する第4のn
チャネルMOSFETのゲートとを接続し、第4のnチ
ャネルMOSFETのドレインを高電位側に接続し、第
4のnチャネルMOSFETのソースと第3nチャネル
MOSFETのドレインとを接続し、第3のnチャネル
MOSFETのソースをグランド電位側に接続し、第3
のnチャネルMOSFETを低電圧制御信号で動作し、
第4のnチャネルMOSFETのゲートと、抵抗の一方
と、ツェナーダイオードのカソードとを接続され、第4
nのチャネルMOSFETのソースと、抵抗の他方と、
ツェナーダイオードのアノードとを接続し、第3のMO
SFETのソース、抵抗の他端、ツェナーダイオードの
アノードおよび第3のnチャネルMOSFETのドレイ
ンの共通の接続点を出力とする出力段回路を有する構成
とする。
同一半導体基板に形成されるとよい。前記第4のnチャ
ネルMOSFETが、CMOSプロセスで製作されると
コスト的に有利になる。
MOS型半導体集積回路である。以下の説明でNはnチ
ャネルMOSFET、PはpチャネルMOSFETであ
る。図1で、レベルシフト回路10は、図4または図5
の従来のMOS型半導体集積回路のレベルシフト回路1
0と同一である。出力段回路20は、N3、N4、抵抗
1およびツェナーダイオード2で構成される。N4のド
レインは高電圧電源の高電位側3に接続し、N4のソー
スと抵抗1の一方とツェナーダイオード2のアノードと
を接続し、この接続点が高電圧出力点5で、ここから高
電圧出力が出力される。N4の基板電位はN4のソース
電位と同じである。N4のゲートと抵抗1の他方と、ツ
ェナーダイオード2のカソードとを接続し、このN4の
ゲートとN3のドレインと接続し、N3のソースがグラ
ンド4に接続する。レベルシフト回路10の出力点はB
点であり、このB点とP3のゲートが接続し、P3のソ
ースが高電圧電源の高電位側3に接続し、P3のドレイ
ンがN4のゲートと接続する。図中の6は高電圧出力端
子であり、7は高電圧電源の高電位側端子である。ま
た、N4は上アームのnチャネルMOSFETで、N3
は下アームのnチャネルMOSFETである。
おいて、N1、N2、N3およびN4のゲート酸化膜の
厚みは500Å程度と薄く、P1、P2およびP3のゲ
ート酸化膜の厚みは3000Å程度と厚く形成する。こ
れは、低電圧制御回路30からの低電圧制御信号をゲー
トが受けるN1、N2、N3およびN4では、ゲート・
ソース間に印加される電圧は低電圧であり、ゲート酸化
膜を薄くできる。また、P1、P2、P3のゲート・ソ
ース間には高電圧が印加されるので厚い酸化膜が必要と
なる。ここで、N4のドレインが高電圧電源の高電位側
3に接続されているが、N4のゲート・ソース間に入っ
ているツェナーダイオードが電圧をクランプするので、
ゲート酸化膜は薄くても構わない。
の説明で、Lとは電位がLレベルのことで、Hは電位が
Hレベルのことである。高電圧出力点5がLにおいて、
レベルシフト回路10の出力点であるB点がLになる
と、P3はオンし、P3のドレインからLの状態にある
高電圧出力点5に向かい電流が流れる。この電流と抵抗
1の積で電圧降下が発生し、この電圧降下がN4のソー
ス・ゲート間電圧として印加され、N4はオンする。そ
うすると、高電圧出力点5が電位上昇して、ある期間こ
の電圧が保持されるために、N4はオンし続ける。この
とき、N3をオフしておけば、高電圧出力点5はHとな
る。ここで、ツェナーダイオード2のツェナー電圧を5
V程度に選定すると、N4のゲート・ソース間の電圧は
5V程度にクランプされて、N4のソース・ゲート間に
高電圧は印加されず、前記したように、N4のゲート酸
化膜は薄くてよい。
あるB点がHになると、P3はオフする。ここでN3を
オンすると、高電圧出力点5の電位が、ツェナーダイオ
ード2の順方向を通してHからLに引下げると同時に、
抵抗1の電圧降下がN4のゲート・ソースを逆バイアス
する。そのため、N4はオフになり、高電圧出力点5は
Lに固定される。
になる瞬間では、同時にN4のゲート電位もLになり、
高電圧出力点5がHからLになると同じ方向にN4のゲ
ート電位も転移するために、図4または図5の従来回路
のP4に相当するN4は、オンすることはない。従っ
て、N4とN3を通して流れる貫通電流は流れない。
熱の発生を小さくし、素子破壊を防止できる。また、こ
の貫通電流はスパイク状の電流となるために、大きなノ
イズを発生させ、回路を誤動作させる恐れがあるが、貫
通電流を抑えることで、ノイズの低減を図り、回路の誤
動作を防止できる。
チャネルMOSFETの通電能力は、同じ大きさの占有
面積でも、大きな電流が得られる。従って、出力として
大きな電流を流す必要がある場合には、従来回路のよう
に、出力段回路にpチャネルMOSFETを使用するよ
り、この発明のように、nチャネルMOSFETを使用
する方が、MOSFETの占有面積を小さくできる。具
体的には、1/3程度にできる。また、このMOS型半
導体集積回路を、同一半導体基板に作り込み、また、C
MOSプロセスで製作することで、低価格化を実現する
ことができる。このCMOSプロセスとは、nチャネル
MOSFETとpチャネルMOSFETを相補回路とし
て同一の半導体基板に作り込むプロセスのことで低コス
トプロセスである。
半導体集積回路である。図1の実施例に対して、P3の
働きを、P2にさせることで、P3を削除したものであ
る。P3を削除することで、図1の実施例とは逆にレベ
ルシフト回路のB点がHになったとき、高電圧出力点5
がHになり、B点がLになったとき、高電圧出力5がL
になる。この回路構成とすることで、図1と同じ効果が
期待できて、さらに、それに加えて、pチャネルMOS
FET(P3)を1つ削除することで、MOS型半導体
集積回路のチップサイズを小型化できる。出力電流を大
きくする場合を考えると、N4のチップサイズと共にP
2のチップ面積も大きくする必要がある。そのため、レ
ベルシフト回路10のP2、N2を流れる貫通電流が増
加する。実用に当たっては、P3を削除することによる
占有面積の減少という面積メリットと、貫通電流が増大
するというデメリットを設計的に検討して、この回路方
式の採用を決定する必要がある。
図1と同様に、N4の薄いゲート酸化膜に過電圧が印加
されないように設けるものである。しかし、高電圧出力
点5がLの期間(N3がオン)に、高電圧出力点5に接
続する負荷(放電管などのコンデンサ負荷)からの電流
を引き出すとき、このツェナーダイオード2の順方向を
介してN3の電流をシンク(グランドに流し込むこと)
する。このため、大きな出力電流を必要とする用途で
は、このシンク電流が大きくなるために、このツェナダ
イオード2に流れる電流も大きくなり、ツェナーダイオ
ード2のチップサイズを大きくしなければならない。こ
の対策をしたものが、つぎの実施例である。
半導体集積回路である。図2の実施例の図に対して、N
3のドレインを高電圧出力点5に移動したもので、動作
原理は図2の実施例と同じである。図3の実施例は図2
の実施例と同様の効果が期待できる。さらに、それに加
えて、N3のドレインを高電圧出力点5に移動すること
で、N3がオンしたとき、ツェナーダイオード2に順方
向の電流が流れない。そのため、ツェナーダイオード2
を小さくできる。
インを接続しておくと、図2のような、シンク電流はN
3のみに流れるために、ツェナーダイオード5の役割
は、N4の薄いゲート酸化膜に過電圧が印加されないた
めだけに用いられる。尚、図2および図3の場合も、図
1と同様に、CMOSプロセスで製作することで、低価
格化を実現することができる。また、図1から図3で
は、回路を構成する素子をMOSFETで説明したが、
MOSFETの代わりにIGBTなどを含むMOSトラ
ンジスタとしても勿論よい。
ムのnチャネルMOSFET(N4)と下アームをnチ
ャネルMOSFET(N3)で構成し、上アームのN4
のゲートとソース間に抵抗およびツェナーダイオードを
接続し、レベルシフト回路と出力段回路の間にpチャネ
ルMOSFET(P3)を介在させることで、上アーム
のN4のゲート電位を安定させ、上下アームに流れる貫
通電流を低減できる。
回路のpチャネルMOSFET(P2)にさせること
で、P3を削除し、前記の貫通電流の低減に加えて、チ
ップサイズの縮小化を図ることができる。
電圧出力点に接続することで、前記の効果に加えて、ツ
ェナーダイオードの占有面積を小さくすることができ
る。また、このMOS型半導体集積回路を、同一の半導
体基板に作り込み、また、CMOSプロセスで製作する
ことで、低コスト化を図ることができる。
路図
路図
路図
ET P1、P2、P3、P4、P5 pチャネルMOSF
ET C 内蔵コンデンサ
Claims (6)
- 【請求項1】薄いゲート酸化膜を有する第1および第2
のMOSトランジスタと、厚いゲート酸化膜を有し、前
記第1および第2のMOSトランジスタに負荷として接
続された第3および第4のMOSトランジスタと、前記
第1および第2のMOSトランジスタの各ゲートにそれ
ぞれ相補な入力信号を与える手段とを含むレベルシフト
回路を有するMOS型半導体集積回路において、 薄いゲート酸化膜を有する第5のMOSトランジスタの
ソースと、薄いゲート酸化膜を有する第6のMOSトラ
ンジスタのドレインとを接続し、第5のMOSトランジ
スタのゲート・ソース間に抵抗とツェナーダイオードと
を並列に接続し、第6のMOSトランジスタを低電圧制
御信号で動作し、第5のMOSトランジスタのソース
と、第6のMOSトランジスタのドレインとの接続点を
出力とし、前記レベルシフト回路の出力信号を受けて動
作する出力段回路を有することを特徴とするMOS型半
導体集積回路。 - 【請求項2】厚いゲート酸化膜を有する第1のpチャネ
ルMOSFETのソースと、厚いゲート酸化膜を有する
第2のpチャネルMOSFETのソースとを高電圧電源
の高電位側に共通に接続し、互いのゲートを互いのドレ
インに接続し、第1のpチャネルMOSFETのドレイ
ンと、薄いゲート酸化膜を有する第1のnチャネルMO
SFETのドレインとを接続し、第2のpチャネルMO
SFETのドレインと、薄いゲート酸化膜を有する第2
のnチャネルMOSFETのドレインとを接続し、第1
のnチャネルMOSFETのソースと、第2のnチャネ
ルMOSFETのソースとを、高電圧電源のグランド電
位側に接続し、第1のnチャネルMOSFETおよび第
2のnチャネルMOSFETを、低電圧制御信号で動作
するレベルシフト回路を有するMOS型半導体集積回路
において、 前記レベルシフト回路の出力点と、厚いゲート酸化膜を
有し、ソースを高電圧電源の高電位側に接続した第3の
pチャネルMOSFETのゲートを接続し、第3のpチ
ャネルMOSFETのドレインと、薄いゲート酸化膜を
有する第4のnチャネルMOSFETのゲートと、薄い
ゲート酸化膜を有する第3のnチャネルMOSFETの
ドレインとを接続し、第4のnチャネルMOSFETの
ドレインを高電位側に接続し、第3のnチャネルMOS
FETのソースを高電圧電源のグランド電位側に接続
し、第3のnチャネルMOSFETを低電圧制御信号で
動作し、第4のnチャネルMOSFETのゲートと、抵
抗の一方と、ツェナーダイオードのカソードとを接続
し、第4のnチャネルMOSFETのソースと、抵抗の
他方と、ツェナーダイオードのアノードとを接続し、該
接続点を出力とする出力段回路を有することを特徴とす
るMOS型半導体集積回路。 - 【請求項3】厚いゲート酸化膜を有する第1のpチャネ
ルMOSFETのソースと、厚いゲート酸化膜を有する
第2のpチャネルMOSFETのソースとを高電位側に
共通に接続し、互いのゲートを互いのドレインに接続
し、第1のpチャネルMOSFETのドレインと、薄い
ゲート酸化膜を有する第1のnチャネルMOSFETの
ドレインとを接続し、第2のpチャネルMOSFETの
ドレインと、薄いゲート酸化膜を有する第2のnチャネ
ルMOSFETのドレインとを接続し、第1のnチャネ
ルMOSFETのソースと、第2のnチャネルMOSF
ETのソースとを、グランド電位側に接続し、第1のn
チャネルMOSFETおよび第2のnチャネルMOSF
ETを低電圧制御信号で動作するレベルシフト回路を有
するMOS型半導体集積回路において、前記レベルシフ
ト回路の出力点と、薄いゲート酸化膜を有する第4のn
チャネルMOSFETのゲートと、薄いゲート酸化膜を
有する第3のnチャネルMOSFETのドレインとを接
続し、第4のnチャネルMOSFETのドレインを高電
位側に接続し、第3のnチャネルMOSFETのソース
をグランド電位側に接続し、第3のnチャネルMOSF
ETを低電圧制御信号で動作し、第4のnチャネルMO
SFETのゲートと、抵抗の一方と、ツェナーダイオー
ドのカソードとを接続し、第4のnチャネルMOSFE
Tのソースと、抵抗の他方と、ツェナーダイオードのア
ノードとを接続し、該接続点を出力とする出力段回路を
有することを特徴とするMOS型半導体集積回路。 - 【請求項4】厚いゲート酸化膜を有する第1のpチャネ
ルMOSFETのソースと、厚いゲート酸化膜を有する
第2のpチャネルMOSFETのソースとを高電位側に
共通に接続し、互いのゲートを互いのドレインに接続
し、第1のpチャネルMOSFETのドレインと、薄い
ゲート酸化膜を有する第1のnチャネルMOSFETの
ドレインとを接続し、第2のpチャネルMOSFETの
ドレインと、薄いゲート酸化膜を有する第2のnチャネ
ルMOSFETのドレインとを接続し、第1のnチャネ
ルMOSFETのソースと、第2のnチャネルMOSF
ETのソースとを、グランド電位側に接続し、第1のn
チャネルMOSFETおよび第2のnチャネルMOSF
ETを低電圧制御信号で動作するレベルシフト回路を有
するMOS型半導体集積回路において、 前記レベルシフト回路の出力点と、薄いゲート酸化膜を
有する第4のnチャネルMOSFETのゲートとを接続
し、第4のnチャネルMOSFETのドレインを高電位
側に接続し、第4のnチャネルMOSFETのソース
と、第3nチャネルMOSFETのドレインとを接続
し、第3のnチャネルMOSFETのソースをグランド
電位側に接続し、第3のnチャネルMOSFETを低電
圧制御信号で動作し、第4のnチャネルMOSFETの
ゲートと、抵抗の一方と、ツェナーダイオードのカソー
ドとを接続し、第4nのチャネルMOSFETのソース
と、抵抗の他方と、ツェナーダイオードのアノードとを
接続し、第3のMOSFETのソース、抵抗の他端、ツ
ェナーダイオードのアノードおよび第3のnチャネルM
OSFETのドレインの共通の接続点を出力とする出力
段回路を有することを特徴とするMOS型半導体集積回
路。 - 【請求項5】前記出力段回路と前記レベルシフト回路が
同一半導体基板に形成されることを特徴とする請求項1
ないし4のいずれかに記載のMOS型半導体集積回路。 - 【請求項6】前記第4のnチャネルMOSFETが、C
MOSプロセスで製作されることを特徴とする請求項1
ないし4のいずれかに記載のMOS型半導体集積回路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10335227A JP2000164730A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | Mos型半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10335227A JP2000164730A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | Mos型半導体集積回路 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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