[go: up one dir, main page]

JP2000159153A - キャブオーバ型車両の車体構造 - Google Patents

キャブオーバ型車両の車体構造

Info

Publication number
JP2000159153A
JP2000159153A JP10335066A JP33506698A JP2000159153A JP 2000159153 A JP2000159153 A JP 2000159153A JP 10335066 A JP10335066 A JP 10335066A JP 33506698 A JP33506698 A JP 33506698A JP 2000159153 A JP2000159153 A JP 2000159153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
cabin
cabin back
back panel
cross member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10335066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3932077B2 (ja
Inventor
Satoru Akatsuka
悟 赤塚
Takatsugu Kaji
隆次 楫
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP33506698A priority Critical patent/JP3932077B2/ja
Publication of JP2000159153A publication Critical patent/JP2000159153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3932077B2 publication Critical patent/JP3932077B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビンバックパネルとサイドフレームとの
間の結合強度の向上を図ることができ、過大な衝撃力に
対してもキャビン内の空間の縮小を効果的に抑えること
ができるようなキャブオーバ型車両の車体構造を提供す
る。 【解決手段】 車体前後方向にほぼ沿って長手状に延び
るように配設されて車体の左右両側部を構成する左右一
対のサイドフレーム1a,1bと、これらのサイドフレ
ーム1a,1bの上部箇所に配置されてキャビンの後面
を構成するキャビンバックパネル2と、このキャビンバ
ックパネル2の下端縁部2aに沿って車幅方向に延びる
ように配設されたキャビンバックロアクロスメンバ3と
をそれぞれ具備するキャブオーバ型車両の車体構造にお
いて、キャビンバックパネル2の下端縁部2aをキャビ
ンバックロアクロスメンバ3(パネル部材3a,3b)
を介して左右一対のサイドフレーム1a,1bに連結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバ型車
両の車体構造に関し、例えば、軽トラック等の四輪トラ
ックの車体フレームの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来におけるキャブオーバ型車両
の車体構造を示すものであって、同図において、1a,
1bは車体前後方向にほぼ沿って長手状に延びるように
配設されて車体の左右両側部を構成する左右一対のサイ
ドフレーム、2はこれらのサイドフレーム1a,1bの
上部箇所に配置されてキャビンの後面を構成するキャビ
ンバックパネル、3はこのキャビンバックパネル2の下
端に沿って車幅方向に延びるように配設されたキャビン
バックロアクロスメンバ(クロスメンバとしてのキャビ
ンバックロアパネル)である。なお、上述のキャビンバ
ックロアクロスメンバ3は、図6に示すように、互いに
ほぼ対称形状に屈曲成形された上下一対のパネル部材3
a,3bにて構成されるものであって、これらのパネル
部材3a,3bの前端側の水平片部4a,4bが互いに
接合された状態でスポット溶接S1にて結合されると共
に、それらの後端の垂直片部5a,5bがキャビンバッ
クパネル2の下端縁部2aの前面2bに接合された状態
でスポット溶接S2 ,S3 にて結合されている。
【0003】また、上述のサイドフレーム1a,1b
は、図5に示すように、底壁部6と、この底壁部6の両
側において上方に向けて屈曲された一対の側壁部7,8
と、これらの側壁部7,8の上端にそれぞれ屈曲成形さ
れたフランジ部9,10とから構成されている。そし
て、サイドフレーム1a,1bのフランジ部9,10に
は、キャビンバックパネル2よりも車体後方側の箇所に
サイドフレームカバーパネル11がそれぞれ溶接等にて
結合されており、サイドフレームカバーパネル11の前
端部11aが図7に示すようにキャビンバックパネル2
よりも車体後方側においてキャビンバックパネル2の下
方箇所に対応配置されている。そして、サイドフレーム
カバーパネル11の前端部11aとキャビンバックパネ
ル2の下端縁部2aとの間にサポートパネル(フロント
デッキパネル)12が介在され、このサポートパネル1
2の上端縁部12aがキャビンバックパネル2の下端縁
部2aの後面2cに当てがわれて前記パネル部材3aの
垂直片部5aと一緒にスポット溶接S4 にてキャビンバ
ックパネル2の下端縁部2aに結合されると共に、その
下端縁部12bが前記サイドフレームカバーパネル11
の前端部11aにスポット溶接S5 にて結合されてい
る。
【0004】さらに、フロアサイドパネル13が、キャ
ビンバックパネル2の左右両側の前方箇所においてサイ
ドフレーム1a,1bの前側部分を覆うように配設さ
れ、サイドフレーム1a,1bのフランジ部9,10の
前側部分にスポット溶接されている(図5参照)。そし
て、このフロアサイドパネル13の後端縁部13aがキ
ャビンバックパネル2の下端縁部2aの後面2cに当て
がわれて前記パネル部材3bの垂直片部5bと一緒にス
ポット溶接S6 にてキャビンバックパネル2の下端縁部
2aに結合されている(図7参照)。なお、図7におい
て、14はシート固定用のブラケットである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の車体構造では、次のような問題点がある。す
なわち、従来においては、サポートパネル12及びフロ
アサイドパネル13を介してサイドフレーム1a,1b
とキャビンバックパネル2との結合を行なうようにして
おり、キャビンバックパネル2の下部の両側箇所に形成
されるサイドフレーム1a,1bとキャビンバックパネ
ル2との結合部における車体断面の形状変化が大きくな
っているので(図7参照)、車体の前方から過大な衝撃
力が加わった場合等にはサポートパネル12の上端縁部
12aの付近に応力集中を生じ易い構造となっている。
そのため、応力集中によるサポートパネル12等の座屈
を防止するために、使用条件(路面状態等の条件)によ
っては補強部材を新たに追加して配設する必要を生じる
場合がある。
【0006】また、サポートパネル12はキャビンバッ
クパネル2の後方側に配設され、従って、車体前方から
過大な衝撃力が加わった場合等にサポートパネル12が
キャビンバックパネル2に対して剥離し易い取付状態と
なっているため、車体前方からの過大な衝撃力に対抗し
てキャビン内の空間の縮小を少なく抑えることができな
い場合(キャビン内に最小限の空間を確保し得ない場
合)を生じるおそれがある。その場合には、キャビン内
の空間の確保のために、さらなる補強部材の追加を検討
する必要を生じることとなる。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、キャビンバックパネル
とサイドフレームとの間の結合強度の向上を図ることが
でき、過大な衝撃力に対してもキャビン内の空間の縮小
を効果的に抑えることができるようなキャブオーバ型車
両の車体構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、車体前後方向にほぼ沿って長手状に
延びるように配設されて車体の左右両側部を構成する左
右一対のサイドフレームと、これらのサイドフレームの
上部箇所に配置されてキャビンの後面を構成するキャビ
ンバックパネルと、このキャビンバックパネルの下端縁
部に車幅方向に沿って延びるように結合されたキャビン
バックロアクロスメンバとをそれぞれ具備するキャブオ
ーバ型車両の車体構造において、前記キャビンバックパ
ネルの下端縁部を前記キャビンバックロアクロスメンバ
を介して前記左右一対のサイドフレームに連結するよう
にしている。また、本発明では、前記キャビンバックパ
ネルとこのキャビンバックパネルの下端縁部に結合され
るエンジンルームリヤパネルとに前記キャビンバックロ
アクロスメンバの前後両縁部を結合することにより、こ
れらの3部材にて閉断面形状部を構成すると共に、前記
キャビンバックロアクロスメンバをエクステンションフ
レームを介して前記サイドフレームに連結するようにし
ている。また、本発明では、前記サイドフレームの上部
にサイドフレームカバーパネルの後側部分を結合すると
共に、前記サイドフレームカバーパネルの前側部分を前
記キャビンバックロアクロスメンバに結合し、前記キャ
ビンバックパネルの左右両縁部よりも前方の箇所におい
て前記サイドフレームの前側部分を覆うように配設され
るフロアサイドパネルを前記サイドフレームカバーパネ
ルの前端部に結合するようにしている。また、本発明で
は、前記エクステンションフレームを前記キャビンバッ
クパネルよりも車体前方側の箇所に配設するようにして
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1〜図4を参照して説明する。なお、図1〜図4に
おいて、図5〜図7と同様の部分には同一の符号を付し
て重複する説明を省略する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態に係るキャブ
オーバ型車両の車体構造20を示すものである。本実施
形態においては、サイドフレーム1a,1bとキャビン
バックパネル2とをサポートパネル12を介して直接的
に結合するような従来の結合構造を採用することなく、
キャビンバックロアクロスメンバ3を介してキャビンバ
ックパネル2をサイドフレーム1a,1bにそれぞれ連
結する構成となされている。
【0011】キャビンバックロアクロスメンバ3を介し
てのキャビンバックパネル2とサイドフレーム1a,1
bとの連結構造について詳述すると、次の通りである。
まず、サイドフレーム1a,1bは、フロントフレーム
21,センターフレーム22及びリヤフレーム23を車
体前後方向にそれぞれ連結して成る車体構成部材であっ
て、車体前後方向に対して傾斜して配置されたセンター
フレーム22の上部のフランジ部9,10にサイドフレ
ームカバーパネル11の後側部分11e(図1及び図3
参照)がスポット溶接にて結合されている。そして、サ
イドフレームカバーパネル11の前側部分11bがほぼ
コ字形状に屈曲成形されてサイドフレーム1a,1bか
ら立ち上がった状態で配置されている。また、前記セン
ターフレーム22の上方箇所には、キャビンの背面を構
成するキャビンバックパネル2が立設されており、この
キャビンバックパネル2の前方位置に前記サイドフレー
ムカバーパネル11の前側部分11bが配置されてい
る。
【0012】上述のキャビンバックパネル2の下端縁部
2aには、図1,図2及び図3に示すように、キャビン
バックロアクロスメンバ3が車幅方向のほぼ全域に亘っ
て取付けられている。具体的には、このキャビンバック
ロアクロスメンバ3の上側部を構成するパネル部材(パ
ネル部材3aに相当)がキャビンバックパネル2の下端
縁部2aの前面2bにエンジンルームリヤパネル24と
して図2及び図3に示す如くスポット溶接S7 にて結合
されており、エンジンルームリヤパネル24の基体部2
4aがキャビンバックパネル2の下端にほぼ対応する高
さ位置においてキャビンバックパネル2の前面側に屈曲
されてほぼ水平状に配設されている。そして、キャビン
バックパネル2の下方箇所であってかつ車幅方向の中間
箇所においては、図2に示すように、エンジンルームリ
ヤパネル24の基体部24aの下面24b、及び、キャ
ビンバックパネル2の下端縁部2aに屈曲成形された屈
曲片部2dの下面2eに跨るようにリーンフォースメン
ト25が接合されると共に、キャビンバックロアクロス
メンバ3の下側部を構成するパネル部材3bの前後両縁
部が前記リーンフォースメント25の前後両縁部に接合
された状態の下で、スポット溶接S8 ,S9 にてこれら
3部材が一体に結合されている。
【0013】一方、キャビンバックパネル2の下端部分
に対応する箇所であってかつ車幅方向の左右両側箇所に
おいては、キャビンバックパネル2の下端縁部2aの前
面2bにスポット溶接されたエンジンルームリヤパネル
24の基体部24a、及び、キャビンバックパネル2の
下端の屈曲片部2dに、前記キャビンバックロアクロス
メンバ3のパネル部材3bの前後両縁部が当てがわれた
状態でスポット溶接S 10,S11にて結合されている。か
くして、キャビンバックパネル2の下端部分には、車幅
方向の中間箇所においてキャビンバックロアクロスメン
バ3のパネル部材3bとリーンフォースメント25とに
より閉断面形状部26が形成されると共に(図2参
照)、車幅方向の左右両側部においてキャビンバックロ
アクロスメンバ3のパネル部材3a及び3bとキャビン
バックパネル2の屈曲片部2dとの3部材にて閉断面形
状部27が形成されている(図3参照)。さらに、図2
及び図3に示すように、キャビンバックパネル2の屈曲
片部2d上にはデッキフロアパネル40が載置されてボ
ルト締めにて固定されている。
【0014】なお、既述のリーンフォースメント25は
シートベルト係着部の補強用部材であって、リーンフォ
ースメント25に予め溶接結合されている溶接ナット4
1を利用することによってシートベルトアンカ等のシー
トベルト用部材が取付けられるようになっている。
【0015】また、既述の如くサイドフレーム1a,1
bから立ち上げられたサイドフレームカバーパネル(セ
ンターフレーム22を覆うようにセンターフレーム22
に取付けられたセンターフレームカバーパネル)11の
断面ほぼコ字形状の前側部分11bは、図1及び図3に
示すように、センターフレーム22の上方対応箇所に配
置され、前側部分11bの水平壁部11cがキャビンバ
ックロアクロスメンバ3のパネル部材3bに当接された
状態でスポット溶接S12により結合されている。そし
て、サイドフレームカバーパネル11の前側部分11b
の前端部11aには、前記フロントフレーム21の後部
箇所を覆うように配設されるフロントフレームカバーパ
ネル(キャビンバックパネル2の左右両縁部よりも前方
の箇所においてサイドフレーム1a,1bの前側部分を
覆うように配設されるフロアサイドパネル13に相当)
28の後側部分28aがスポット溶接S13にて結合され
ている(図3参照)。
【0016】さらに、図4に示す如く、キャビンバック
ロアクロスメンバ3のパネル部材3bに取付けられたサ
イドフレームカバーパネル11(センターフレーム22
を覆う部分)には、一対のエクステンションフレーム2
9a,29bが結合されており、これらのエクステンシ
ョンフレーム29a,29bを介してセンターフレーム
カバーパネル11及び前記パネル部材3bがサイドフレ
ーム1a,1bに取付けられている。なお、本実施形態
における一対のエクステンションフレーム29a,29
bは、断面L字形状の基体部30a、30bと、この基
体部30a,30bの上端に屈曲成形されたフランジ部
31a,31bとから成るものであって、前記基体部3
0a,30bの下端側の屈曲片32a,32bが互いに
接合されてスポット溶接S14にて結合された状態の下で
前記フランジ部31a,31bがサイドフレームカバー
パネル11と一緒にキャビンバックロアクロスメンバ3
のパネル部材3bにスポット溶接S15,S16にて結合さ
れて閉断面形状部33が形成されている。そして、これ
ら一対のエクステンションフレーム29a,29bの基
体部30a,30bがスポット溶接S17,S18にてサイ
ドフレーム1a,1bに結合され、これにより、キャビ
ンバックパネル2がセンターフレームカバーパネル11
及びキャビンバックロアクロスメンバ3を介してサイド
フレーム1a,1bにそれぞれ連結されて閉断面形状部
34が形成されている。
【0017】かくして、キャビンバックロアクロスメン
バ3,サイドフレームカバーパネル11及びエクステン
ションフレーム29a,29bから構成されるサポート
部(キャビンバックパネル支持部)により、キャビンバ
ックパネル2がサイドフレーム1a,1bに支持・固定
されている。そして、エクステンションフレーム29
a,29bの配設位置ひいてはキャビンバックパネル支
持部の配設位置は、図1及び図3に示す如く、キャビン
バックパネル2よりも車体前方側の箇所に設定されてい
る。
【0018】このような構成の車体構造によれば、サイ
ドフレーム1a,1bへのキャビンバックパネル2の取
付けをキャビンバックロアクロスメンバ3を介して行な
うようにし、かつ、キャビンバックパネル2とキャビン
バックロアクロスメンバ3とで構成された閉断面形状部
27(図3参照)並びにエクステンションフレーム29
a,29bに関連して構成された閉断面形状部33,3
4(図4参照)をそれぞれ介してサイドフレーム1a,
1bにキャビンバックパネル2を連結するようにしてい
るので、サイドフレーム1a,1bとキャビンバックパ
ネル2との間の結合強度を従来の場合よりも向上させる
ことができる。従って、本実施形態によれば、安価で高
剛性の車体構造を得ることが可能となる。
【0019】また、エクステンションフレーム29a,
29bひいてはキャビンバックパネル支持部の配設位置
をキャビンバックパネル2よりも車体前方側の箇所に配
設するようにしたので、例えば車体の前方側から過大な
衝撃力が加わった時にエクステンションフレーム29
a,29bを含むキャビンバックパネル支持部において
その衝撃力を充分に受け止めることができる。そのた
め、車体前後方向におけるキャビン内の空間(室内空
間)の縮小を効果的に抑制することができ、従来の車体
構造の場合に比べて衝撃力作用時における室内空間の拡
大(室内空間の確保)を図ることができる。
【0020】以上、本発明の一実施形態について述べた
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。例えば、キャビンバックパネル支持部の強度
を部分的にさらに向上させたい場合には、車幅方向の両
側部に形成される閉断面形状部27にリーンフォースメ
ントを配設するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、サイドフレ
ームの上部箇所に配置されてキャビンの後面を構成する
キャビンバックパネルの下端縁部を、このキャビンバッ
クパネルの下端縁部に車幅方向に沿って延びるように結
合されたキャビンバックロアクロスメンバを介して左右
一対のサイドフレームに連結するようにしたものである
から、キャビンバックパネルとサイドフレームとの間の
結合が支持強度の大きなキャビンバックロアクロスメン
バを介して行われることとなり、従ってキャビンバック
パネルとサイドフレームとの間の結合強度を向上させる
ことができる。その結果、安価で高剛性の車体構造を有
するキャブオーバ型車両を提供することができる。
【0022】また、請求項2に記載の本発明は、キャビ
ンバックパネルとこのキャビンバックパネルの下端縁部
に結合されるエンジンルームリヤパネルとにキャビンバ
ックロアクロスメンバの前後両縁部を結合することによ
り、これらの3部材にて閉断面形状部を構成すると共
に、キャビンバックロアクロスメンバをエクステンショ
ンフレームを介してサイドフレームに連結するようにし
たものであるから、上述の閉断面形状部の存在によりキ
ャビンバックパネル支持部の剛性を向上させることがで
き、車体前方からの過大な衝撃力等に対する強度(剛
性)を大きくすることが可能となる。
【0023】また、請求項3に記載の本発明は、サイド
フレームの上部にサイドフレームカバーパネルの後側部
分を結合すると共に、サイドフレームカバーパネルの前
側部分をキャビンバックロアクロスメンバに結合し、キ
ャビンバックパネルの左右両縁部よりも前方の箇所にお
いてサイドフレームの前側部分を覆うように配設される
フロアサイドパネルをサイドフレームカバーパネルの前
端部に結合するようにしたものであるから、キャビンバ
ックパネル,エンジンルームリヤパネル及びキャビンバ
ックロアクロスメンバの3部材にて構成される閉断面形
状部に、フロアサイドパネルが結合されたサイドフレー
ムカバーパネルの前側部分を結合するのに応じて、キャ
ビンバックパネル支持部の剛性をより一層増大させるこ
とが可能となる。
【0024】また、請求項4に記載の本発明は、エクス
テンションフレームをキャビンバックパネルよりも車体
前方側の箇所に配設するようにしたものであるから、キ
ャビンバックパネル支持部は車体前方側の箇所となり、
これにより、車体前方から過大な衝撃力が加わった場合
でもキャビン内の空間の縮小の程度を小さくとどめるこ
とができ、衝撃力作用時におけるキャビン内の空間を従
来の車体構造の場合に比べてより広く確保することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るキャブオーバ型車両
の車体構造を示すものであって、サイドフレームへのキ
ャビンバックパネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線拡大断面図である。
【図3】図1におけるB−B線拡大断面図である。
【図4】図1におけるC−C線拡大断面図である。
【図5】従来におけるキャブオーバ型車両の車体構造を
示すものであって、サイドフレームへのキャビンバック
パネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図6】図5におけるD−D線拡大断面図である。
【図7】図5におけるE−E線拡大断面図である。
【符号の説明】
1a,1b サイドフレーム 2 キャビンバックパネル 2a 下端縁部 2b 前面 2c 後面 2d 屈曲片部 2e 下面 3 キャビンバックロアクロスメンバ 3a,3b パネル部材 11 サイドフレームカバーパネル 11b 前側部分 13 フロアサイドパネル 20 キャブオーバ型車両の車体構造 24 エンジンルームリヤパネル 25 リーンフォースメント 26,27,33,34 閉断面形状部 28 フロントフレームカバーパネル(フロアサイドパ
ネル) 29a,29b エクステンションフレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向にほぼ沿って長手状に延び
    るように配設されて車体の左右両側部を構成する左右一
    対のサイドフレームと、これらのサイドフレームの上部
    箇所に配置されてキャビンの後面を構成するキャビンバ
    ックパネルと、このキャビンバックパネルの下端縁部に
    車幅方向に沿って延びるように結合されたキャビンバッ
    クロアクロスメンバとをそれぞれ具備するキャブオーバ
    型車両の車体構造において、前記キャビンバックパネル
    の下端縁部を前記キャビンバックロアクロスメンバを介
    して前記左右一対のサイドフレームに連結したことを特
    徴とするキャブオーバ型車両の車体構造。
  2. 【請求項2】 前記キャビンバックパネルとこのキャビ
    ンバックパネルの下端縁部に結合されるエンジンルーム
    リヤパネルとに前記キャビンバックロアクロスメンバの
    前後両縁部を結合することにより、これらの3部材にて
    閉断面形状部を構成すると共に、前記キャビンバックロ
    アクロスメンバをエクステンションフレームを介して前
    記サイドフレームに連結したことを特徴とする請求項1
    に記載のキャブオーバ型車両の車体構造。
  3. 【請求項3】 前記サイドフレームの上部にサイドフレ
    ームカバーパネルの後側部分を結合すると共に、前記サ
    イドフレームカバーパネルの前側部分を前記キャビンバ
    ックロアクロスメンバに結合し、前記キャビンバックパ
    ネルの左右両縁部よりも前方の箇所において前記サイド
    フレームの前側部分を覆うように配設されるフロアサイ
    ドパネルを前記サイドフレームカバーパネルの前端部に
    結合したことを特徴とする請求項2に記載のキャブオー
    バ型車両の車体構造。
  4. 【請求項4】 前記エクステンションフレームを前記キ
    ャビンバックパネルよりも車体前方側の箇所に配設した
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のキャブオーバ
    型車両の車体構造。
JP33506698A 1998-11-26 1998-11-26 キャブオーバ型車両の車体構造 Expired - Fee Related JP3932077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33506698A JP3932077B2 (ja) 1998-11-26 1998-11-26 キャブオーバ型車両の車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33506698A JP3932077B2 (ja) 1998-11-26 1998-11-26 キャブオーバ型車両の車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000159153A true JP2000159153A (ja) 2000-06-13
JP3932077B2 JP3932077B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=18284387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33506698A Expired - Fee Related JP3932077B2 (ja) 1998-11-26 1998-11-26 キャブオーバ型車両の車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3932077B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030013731A (ko) * 2001-08-09 2003-02-15 현대자동차주식회사 트럭의 캡 마운팅 구조
JP2016196227A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 スズキ株式会社 車両構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030013731A (ko) * 2001-08-09 2003-02-15 현대자동차주식회사 트럭의 캡 마운팅 구조
JP2016196227A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 スズキ株式会社 車両構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3932077B2 (ja) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100390005C (zh) 汽车的车身构造
CN100398377C (zh) 后部车体构造
JP4143980B2 (ja) キャブのフロア構造
JP5493971B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP4692181B2 (ja) 車体下部構造
JPH11348826A (ja) 車体構造
JPH0558347A (ja) 自動車の下部車体構造
JPH04300792A (ja) 自動車の下部車体構造
JP2000159153A (ja) キャブオーバ型車両の車体構造
JPH0622594Y2 (ja) 自動車のエンジンマウント取付け体構造
JP2000016350A (ja) 自動車のリヤフロア構造
JPH11192977A (ja) 自動車の車体フレーム補強構造
JP3736459B2 (ja) 車体フロア構造
JP2002308151A (ja) キャブオーバー型車のキャブフロア構造
JP3811297B2 (ja) トラックの荷台補強構造
JPH07257435A (ja) 自動車の車体構造
JP2004142683A (ja) 片側センターピラーレス車両のボディーシェル結合部構造
JP2600452B2 (ja) 自動車の車体下部構造
JP2681184B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP3738887B2 (ja) 自動車におけるシート周りの車体構造
JPH1076978A (ja) 自動車の車体下部構造
JP2001010541A (ja) フロアトンネルとクロスメンバとの接合部の構造
JPH0352230Y2 (ja)
JPH08142908A (ja) 自動車のサブフレーム取付構造
JPH088949Y2 (ja) 後部車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140323

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees