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JP2000149997A - 非水電解液二次電池及び非水電解液二次電池の製造方法 - Google Patents

非水電解液二次電池及び非水電解液二次電池の製造方法

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JP2000149997A
JP2000149997A JP10361021A JP36102198A JP2000149997A JP 2000149997 A JP2000149997 A JP 2000149997A JP 10361021 A JP10361021 A JP 10361021A JP 36102198 A JP36102198 A JP 36102198A JP 2000149997 A JP2000149997 A JP 2000149997A
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JP
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aqueous electrolyte
secondary battery
separator
electrolyte secondary
negative electrode
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Norio Takami
則雄 高見
Hiroyuki Hasebe
裕之 長谷部
Takahisa Osaki
隆久 大崎
Motoi Kanda
基 神田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた容量、サイクル性能.大電流放電特性
及び低温放電特性維持しつつ、厚さ3mm以下の薄型構
造にすることが可能な非水電解液二次電池およびその製
造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、正極5と、負極8と、正極及
び負極の間に配置されるセパレータ10が積層された電
極群2及び非水電解液を具備する非水電解液二次電池に
おいて、少なくとも正極及びセパレータ間と、負極及び
セパレータ間に多孔質の接着層9a、9bがそれぞれ介
在され、かつセパレータ10の少なくとも一端が正極5
及び負極8より延出していることを特徴とする非水電解
液二次電池である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解液二次電
池及び非水電解液二次電池の製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話などの携帯機器向けの非
水電解液二次電池として、薄型リチウムイオン二次電池
が商品化されている。この電池は、正極にリチウムコバ
ルト酸化物(LiCoO)、負極に黒鉛質材料や炭素
質材料、電解液にリチウム塩を溶解した有機溶媒、セパ
レータに多孔質膜が用いられている。
【0003】携帯機器の薄型化に伴って電池の厚さを薄
くすることが要望されているものの、厚さ4mm以下の
薄型リチウムイオン二次電池の実用化は困難である。こ
のため、従来ポリマー電解質を用いたカードタイプのリ
チウム二次電池が提案され、実用化開発が進められてい
る。
【0004】しかしながら、ポリマー電解質を用いたリ
チウム二次電池は、ポリマーに非水電解液が保持された
ゲル状ポリマーであるため、非水電解液を用いるリチウ
ム二次電池に比べて電極界面のインピーダンスが大き
く、かつリチウムイオン伝導度が低いという問題点があ
る。また、リチウムイオン移動度を高めるために厚さを
薄くすると、正負極の活物質量が減少するため、エネル
ギー密度が低下するという問題点を生じる。
【0005】従って、ポリマー電解質を用いたリチウム
二次電池は、非水電解液が溶液・液状の状態で含浸され
ている薄型リチウム二次電池に比べて体積エネルギー密
度及び大電流特性および低温特性が劣るという問題点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、容
量、大電流特性、低温特性及びサイクル性能を満足しつ
つ薄型化を図ることが可能な非水電解液二次電池及びそ
の製造方法を提供しようとするものである。電極群に非
水電解液が溶液・液状の状態で含浸されている非水電解
液二次電池において、薄型化を図ることが可能で、容
量、大電流特性およびサイクル性能が向上された非水電
解液二次電池を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、正極と、負極
と、正極及び負極の間に配置されるセパレータが積層さ
れた電極群及び非水電解液を具備する非水電解液二次電
池において、少なくとも正極及びセパレータ間と、負極
及びセパレータ間に多孔質の接着層がそれぞれ介在さ
れ、かつセパレータの少なくとも一端が正極及び負極よ
り延出していることを特徴とする非水電解液二次電池で
ある。
【0008】また本発明は、接着剤が溶解された溶液を
正極及び負極の片面もしくは両面に塗付する工程と、前
記正極の前記溶液が塗布された面と前記負極の前記溶液
が塗布された面の間にセパレータを配置し、積層物を作
製する工程と、前記積層物中の前記溶液に含まれる溶媒
を蒸発させる工程とを具備する方法により電極群を作製
することを特徴とする非水電解液二次電池の製造方法で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる非水電解液
二次電池(例えば、薄型リチウムイオン二次電池)を図
1及び図2を参照して詳細に説明する。図1は本発明に
係わる非水電解液二次電池(例えば、薄型リチウムイオ
ン二次電池)を示す断面図、図2は図1のA部を示す拡
大図である。
【0010】図1に示すように、例えばラミネートフィ
ルムからなる外装材1は、電極群2を包囲している。電
極群2は、例えば多孔質導電性基板からなる集電体3に
正極層4が担持された構造を有する正極5と、例えば多
孔質導電性基板からなる集電体6に負極層7がそれぞれ
担持された構造を有する負極8と、正極層4及び負極層
7にそれぞれ接着された多孔質の接着層9a、9bと両
面に多孔質の接着層9a、9bが接着されているセパレ
ータ10とから構成される。
【0011】非水電解液は、外装材1内に収容されてい
る。帯状の正極リード11は、一端が電極群2の正極集
電体5に接続され、かつ他端が外装材1から延出されて
いる。一方、帯状の負極リード12は、一端が電極群2
の負極集電体7に接続され、かつ他端が外装材1から延
出されている。
【0012】セパレータ10は少なくとも一端が正極及
び負極より延出している。それにより、外部からの衝撃
が加わったり過充電時であっても短絡が生じにくく、安
全性に優れている。また、延出したセパレータにも接着
剤を保持していることが望ましい。それにより延出した
セパレータの強度はより強くなり、特に電池に外部から
の衝撃が加わったときの短絡がより生じにくくなる。さ
らに電池が100℃以上の高温条件下にあったときもセ
パレータの収縮が抑制され、正極と負極の短絡を防止す
ることが出来、安全性が確保される。そのとき接着剤は
多孔質であることがより望ましい。
【0013】次に、正極5、負極8、セパレータ10、
接着層9a、9b及び非水電解液について詳しく説明す
る。
【0014】1)正極 この正極5は、活物質を含む正極層4が集電体3の片面
もしくは両面に担持された構造を有する。
【0015】正極層は、正極活物質、さらには導電剤や
正極活物質粒子を結着する結着剤を含んでいてもよい。
正極5は、例えば、正極活物質に導電剤及び結着剤を適
当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電体に塗布、乾燥し
て薄板状にすることにより作製される。
【0016】正極活物質としては、種々の酸化物、例え
ば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、リチ
ウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト化合
物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム含
有鉄酸化物、リチウムを含むバナジウム酸化物や、二硫
化チタン、二硫化モリブデンなどのカルコゲン化合物な
どを挙げることができる。中でも、リチウム含有コバル
ト酸化物(例えば、LiCoO )、リチウム含有ニ
ッケルコバルト酸化物(例えば、LiNi0.8Co
0.2 )、リチウムマンガン複合酸化物(例え
ば、LiMn 、LiMnO )を用いると、高
電圧が得られるために好ましい。
【0017】導電剤としては、例えばアセチレンブラッ
ク、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができる。
【0018】結着剤としては、例えばポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PV
dF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EP
DM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用い
ることができる。
【0019】正極活物質、導電剤および結着剤の配合割
合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜20重
量%、結着剤2〜7重量%の範囲にすることが好まし
い。集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、ある
いは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導
電性基板は、例えば、アルミニウム、ステンレス、また
はニッケルから形成することができる。
【0020】中でも、直径3mm以下の孔が10cm
当たり1個以上の割合で存在する二次元的な多孔質構
造を有する導電性基板を用いることが好ましい。すなわ
ち、導電性基板に開口された孔の直径が3mmよりも大
きくなると、十分な正極強度が得られなくなる恐れがあ
る。一方、直径3mm以下の孔の存在割合が範囲よりも
少なくなると、電極群に非水電解液を均一に浸透させる
ことが困難になるため、十分なサイクル寿命が得られな
くなる恐れがある。孔の直径は、0.1〜1mmの範囲
にすることがより好ましい。また、孔の存在割合は、1
0cm 当たり10〜20個の範囲にすることがより
好ましい。
【0021】前述した直径3mm以下の孔が10cm
当たり1個以上の割合で存在する二次元的な多孔質構
造を有する導電性基板は、厚さを15〜100μmの範
囲にすることが好ましい。厚さを15μm未満にする
と、十分な正極強度が得られなくなる恐れがある。一
方、厚さが100μmを超えると、電池重量および電極
群の厚さが増加し、薄型二次電池の重量エネルギー密度
や、体積エネルギー密度を十分に高くすることが困難に
なる恐れがある。厚さのより好ましい範囲は、30〜8
0μmである。
【0022】2)負極8 負極は、負極層7が集電体6の片面もしくは両面に担持
された構造を有する。
【0023】負極8は、負極材料、さらには結着剤を含
んでいてもよい。負極材料として例えば、リチウムイオ
ンを吸蔵・放出する炭素質物と結着剤とを溶媒の存在下
で混練し、得られた懸濁物を集電体に塗布し、乾燥した
後、所望の圧力で1回プレスもしくは2〜5回多段階プ
レスすることにより作製することができる。
【0024】炭素質物としては、黒鉛、コークス、炭素
繊維、球状炭素などの黒鉛質材料もしくは炭素質材料、
熱硬化性樹脂、等方性ピッチ、メソフェーズピッチ、メ
ソフェーズピッチ系炭素繊維、メソフェーズ小球体など
(特に、メソフェーズピッチ系炭素繊維が好ましい)に
500〜3000℃で熱処理を施すことにより得られる
黒鉛質材料または炭素質材料等を挙げることができる。
中でも、熱処理の温度を2000℃以上にすることによ
り得られ、(002)面の面間隔d002 が0.34
0nm以下である黒鉛結晶を有する黒鉛質材料を用いる
のが好ましい。このような黒鉛質材料を炭素質物として
含む負極を備えた非水電解液二次電池は、電池容量およ
び大電流特性を大幅に向上することができる。面間隔d
002は、0.336nm以下であることが更に好まし
い。
【0025】結着剤としては、例えばポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PV
dF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EP
DM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボ
キシメチルセルロース(CMC)等を用いることができ
る。
【0026】炭素質物及び結着剤の配合割合は、炭素質
物90〜98重量%、結着剤2〜20重量%の範囲であ
ることが好ましい。特に、炭素質物は負極を作製した状
態で5〜20g/mの範囲にすることが好ましい。
【0027】集電体としては、多孔質構造の導電性基板
か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。
これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレス、または
ニッケルから形成することができる。
【0028】中でも、直径3mm以下の孔が10cm
当たり1個以上の割合で存在する二次元的な多孔質構
造を有する導電性基板を用いることが好ましい。すなわ
ち、導電性基板の孔の直径が3mmよりも大きくなる
と、十分な負極強度が得られなくなる恐れがある。一
方、直径3mm以下の孔の存在割合が範囲よりも少なく
なると、電極群に非水電解液を均一に浸透させることが
困難になるため、十分なサイクル寿命が得られなくなる
恐れがある。孔の直径は、0.1〜1mmの範囲にする
ことがより好ましい。また、孔の存在割合は、10cm
当たり10〜20個の範囲にすることがより好まし
い。
【0029】前述した直径3mm以下の孔が10cm
当たり1個以上の割合で存在する二次元的な多孔質構
造を有する導電性基板は、厚さを10〜50μmの範囲
にすることが好ましい。厚さを10μm未満にすると、
十分な負極強度が得られなくなる恐れがある。一方、厚
さが50μmを超えると、電池重量および電極群の厚さ
が増加し、薄型二次電池の重量エネルギー密度や、体積
エネルギー密度を十分に高くすることが困難になる恐れ
がある。
【0030】負極材料としては、前述したリチウムイオ
ンを吸蔵・放出する炭素質物の他に、金属酸化物か、金
属硫化物か、もしくは金属窒化物を含むものや、リチウ
ム金属またはリチウム合金からなるものを用いることが
できる。
【0031】金属酸化物としては、例えば、スズ酸化
物、ケイ素酸化物、リチウムチタン酸化物、ニオブ酸化
物、タングステン酸化物等を挙げることができる。
【0032】金属硫化物としては、例えば、スズ硫化
物、チタン硫化物等を挙げることができる。
【0033】金属窒化物としては、例えば、リチウムコ
バルト窒化物、リチウム鉄窒化物、リチウムマンガン窒
化物等を挙げることができる。
【0034】リチウム合金としては、例えば、リチウム
アルミニウム合金、リチウムスズ合金、リチウム鉛合
金、リチウムケイ素合金等を挙げることができる。
【0035】3)セパレータ10 セパレータとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンまたはポリフッ化ビニリデン(PVdF)を含む
多孔質フィルム、合成樹脂製不織布等を用いることがで
きる。中でも、ポリエチレンか、あるいはポリプロピレ
ン、または両者からなる多孔質フィルムは、二次電池の
安全性を向上できるため、好ましい。
【0036】セパレータの厚さは、30μm以下にする
ことが好ましい。厚さが30μmを越えると、正負極間
の距離が大きくなって内部抵抗が大きくなる恐れがあ
る。また、厚さの下限値は、5μmにすることが好まし
い。厚さを5μm未満にすると、セパレータの強度が著
しく低下して内部ショートが生じやすくなる恐れがあ
る。厚さの上限値は、25μmにすることがより好まし
く、また、下限値は10μmにすることがより好まし
い。
【0037】セパレータは、120℃の条件で1時間の
存在したときの熱収縮率が20%以下であることが好ま
しい。熱収縮率が20%を超えると、正負極およびセパ
レータの接着強度を十分なものにすることが困難になる
恐れがある。熱収縮率は、15%以下にすることがより
好ましい。
【0038】セパレータは、多孔度が30〜60%の範
囲であることが好ましい。これは次のような理由による
ものである。多孔度を30%未満にすると、セパレータ
において高い電解液保持性を得ることが困難になる恐れ
がある。一方、多孔度が60%を超えると、十分なセパ
レータ強度を得られなくなる恐れがある。多孔度のより
好ましい範囲は、35〜50%である。
【0039】セパレータは、空気透過率が600秒/1
00cm 以下であることが好ましい。空気透過率が
600秒/100cm を超えると、セパレータにお
いて高いリチウムイオン移動度を得ることが困難になる
恐れがある。また、空気透過率の下限値は、100秒/
100cm にすることが好ましい。空気透過率を1
00秒/100cm 未満にすると、十分なセパレー
タ強度を得られなくなる恐れがあるからである。空気透
過率の上限値は500秒/100cm にすることよ
り好ましく、また、下限値は150秒/100cm
にすることより好ましい。
【0040】本発明においてはセパレータ10は少なく
とも一端が正極及び負極より延出していることを特徴と
している。延出されるセパレータは前記負極端より0.
25mm以上延出されることが望ましい。少なすぎると
内部ショートが生じ易くなる。また、セパレータの延出
した部分にも多孔質の接着層が存在していることが望ま
しい。セパレータは全ての辺か延出していることが内部
ショートを防止する点で望ましい。
【0041】4)多孔質の接着層9a、9b この多孔質の接着層9a、9bは非水電解液に溶解せ
ず、また非水電解液を保持した状態で高い接着性を維持
できる高分子材料から形成されていることが望ましい。
さらにかかる高分子材料はリチウムイオン伝導性が高い
となお好ましい。具体的な高分子材料はポリアクリロニ
トリル(PAN)、ポリアクリレート(PMMA)、ポ
リフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリ塩化ビニル(P
VC)、またはポリエチレンオキサイド(PEO)等を
挙げることができる。特に、ポリフッ化ビニリデン(P
VdF)が好ましい。ポリフッ化ビニリデン(PVd
F)は、非水電解液を保持することができ、非水電解液
を含むと一部ゲル化を生じるため、正極中のイオン伝導
性をより向上することができる。
【0042】5)非水電解液 非水電解液は、非水溶媒に電解質を溶解することにより
調製される液体状電解液である。
【0043】非水溶媒としては、リチウム二次電池の溶
媒として公知の非水溶媒を用いることができ、特に限定
はされないが、プロピレンカーボネート(PC)やエチ
レンカーボネート(EC)とPCやECより低粘度であ
り且つドナー数が18以下である1種以上の非水溶媒
(以下第2溶媒と称す)との混合溶媒を主体とする非水
溶媒を用いることが好ましい。
【0044】第2溶媒としては、例えば鎖状カーボンが
好ましく、中でもジメチルカーボネート(DMC)、メ
チルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネ
ート(DEC)、プロピオン酸エチル、プロピオン酸メ
チル、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、アセトニトリ
ル(AN)、酢酸エチル(EA)、トルエン、キシレン
または、酢酸メチル(MA)などが挙げられる。これら
の第2溶媒は、単独または2種以上の混合物の形態で用
いることができる。特に、第2溶媒はドナー数が16.
5以下であることがより好ましい。
【0045】第2溶媒の粘度は、25℃において28m
p以下であることが好ましい。混合溶媒中のエチレンカ
ーボネートまたはプロピレンカーボネートの配合量は、
体積比率で10〜80%であることが好ましい。より好
ましいエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネ
ートの配合量は体積比率で20〜75%である。
【0046】混合溶媒のより好ましい組成は、ECとM
EC、ECとPCとMEC、ECとMECとDEC、E
CとMECとDMC、ECとMECとPCとDECの混
合溶媒で、MECの体積比率は30〜80%とすること
が好ましい。より好ましいMECの体積比率は、40〜
70%の範囲である。
【0047】非水電解液に含まれる電解質としては、例
えば過塩素酸リチウム(LiClO )、六フッ化リン
酸リチウム(LiPF)、ホウフッ化リチウム(Li
BF )、六フッ化砒素リチウム(LiAsF)、ト
リフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF
)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチ
ウム[LiN(CFSO]などのリチウム塩
(電解質)が挙げられる。中でもLiPF、LiBF
を用いるのが好ましい。
【0048】電解質の非水溶媒に対する溶解量は、0.
5〜2.0モル/1とすることが望ましい。
【0049】非水電解液の量は、電池単位容量100m
Ah当たり0.2〜0.6gにすることが好ましい。こ
れは次のような理由によるものである。非水電解液量を
0.2g/100mAh未満にすると、正極と負極のイ
オン伝導度を十分に保つことができなくなる恐れがあ
る。一方、非水電解液量が0.6g/100mAhを超
えると、電解液量が多量になってフィルム状外装材によ
る封止が困難になる恐れがある。非水電解液量のより好
ましい範囲は、0.4〜0.55g/100mAhであ
る。
【0050】6)外装材1 この外装材1は、例えば、可撓性を有する合成樹脂や金
属からなる薄膜を用いることができる。特に非水電解液
系電池の場合には合成樹脂からなる層にアルミニウム等
のバリア層を挿入したラミネート膜(多層膜)が好まし
い。アルミの層を含ませることにより、特に非水電解質
電池の場合、電解質への水分の混入を防止できるため電
池寿命を長くすることが可能となることから好ましい。
【0051】外装材の厚さは50〜300μmの範囲内
であることが好ましい。薄すぎると変形や破損し易くな
り、厚すぎると薄型化の効果が小さくなる。
【0052】本発明に係る非水電解液二次電池(例えば
前述した図1,2に示す構造を有する薄型リチウムイオ
ン二次電池の製造方法)の製造方法には以下の2種の製
造方法が挙げられる。ただし本発明に係る非水電解液二
次電池の製造方法は本発明の範囲にあるものであれば以
下の形態に限定されるものではない。
【0053】<第1の製造方法> (第1工程)まず、正極及び負極の間にセパレータとし
て多孔質シートを介在させて電極群を作製する。
【0054】前記正極は、例えば、正極活物質に導電剤
および結着剤を適当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電
体に塗布、乾燥して薄板状にすることにより作製され
る。前記正極活物質、導電剤、結着剤及び集電体として
は、前述した(1)正極の欄で説明したのと同様なもの
を挙げることができる。
【0055】前記負極は、例えば、リチウムイオンを吸
蔵・放出する炭素質物等の負極材料と結着剤とを溶媒の
存在下で混練し、得られた懸濁物を集電体に塗布し、乾
燥した後、所望の圧力で1回プレスもしくは2〜5回多
段階プレスすることにより作製される。
【0056】前記炭素質物、結着剤及び集電体として
は、前述した(2)負極の欄で説明したのと同様なもの
を挙げることができる。
【0057】前記セパレータの多孔質シートとしては、
前述した(3)セパレータの欄で説明したのと同様なも
のを用いることができる。 (第2工程)袋状に加工された外装材内に前記電極群を
積層面が開口部から収納する。溶媒に接着剤を溶解させ
ることにより得られた溶液を開口部から前記外装材内の
電極群に注入し、前記溶液を前記電極群に含浸させる。
【0058】前記外装材としては、前述した(7)外装
材の欄で説明したのと同様なものを挙げることができ
る。
【0059】前記接着剤としては、前述した(4)多孔
質の接着層の欄で説明した高分子材料と同様なものを挙
げることができる。特に、ポリフッ化ビニリデン(PV
dF)が好ましい。
【0060】前記溶媒には、沸点が200℃以下の有機
溶媒を用いることが望ましい。かかる有機溶媒として
は、例えば、ジメチルフォルムアミド(沸点153℃)
を挙げることができる。有機溶媒の沸点が200℃を越
えると、後述する真空乾燥の温度を100℃以下にした
際、乾燥時間が長く掛かる恐れがある。また、有機溶媒
の沸点の下限値は、50℃にすることが好ましい。有機
溶媒の沸点を50℃未満にすると、前記溶液を電極群に
注入している間に前記有機溶媒が蒸発してしまう恐れが
ある。沸点の上限値は、180℃にすることがさらに好
ましく、また、沸点の下限値は100℃にすることがさ
らに好ましい。
【0061】前記溶液中の接着剤の濃度は、0.05〜
2.5重量%の範囲にすることが好ましい。これは次の
ような理由によるものである。前記濃度を0.05重量
%未満にすると、正負極及びセパレータを十分な強度で
接着することが困難になる恐れがある。一方、前記濃度
が2.5重量%を越えると、非水電解液を保持できるだ
けの十分な多孔度を得ることが困難になって電極の界面
インピーダンスが著しく大きくなる恐れがある。界面イ
ンピーダンスが増大すると、容量及び大電流放電特性が
大幅に低下する。濃度のより好ましい範囲は、0.1〜
1.5重量%である。
【0062】前記溶液の注入量は、前記溶液の接着剤の
濃度が0.1〜2.5重量%である場合、電池容量10
0mAh当たり0.1〜2mlの範囲にすることが好ま
しい。これは次のような理由によるものである。前記注
入量を0.1ml未満にすると、正極、負極及びセパレ
ータの密着性を十分に高めることが困難になる恐れがあ
る。一方、前記注入量が2mlを越えると、二次電池の
リチウムイオン伝導度の低下や、内部抵抗の上昇を招く
恐れがあり、放電容量、大電流放電特性及び充放電サイ
クル特性を改善することが困難になる恐れがある。前記
注入量のより好ましい範囲は、電池容量100mAh当
たり0.15〜1mlである。 (第3工程)前記電極群に真空乾燥を施すことにより前
記溶液中の溶媒を蒸発させ、前記正極、負極及びセパレ
ータ間に多孔質の接着剤層を形成できる。また、正極、
負極及びセパレータ間の微細な空隙内に接着性を有する
高分子を存在せしめる。また、セパレータの延出部分に
もまた多孔質の接着剤層を形成できる。また、この真空
乾燥により前記電極群中に含まれる水分の除去を同時に
行うことができる。
【0063】なお、前記多孔質な接着剤層は、微量の溶
媒を含むことを許容する。
【0064】前記真空乾燥は、100℃以下で行うこと
が好ましい。これは次のような理由によるものである。
真空乾燥の温度が100℃を越えると、前記セパレータ
が大幅に熱収縮する恐れがある。熱収縮が大きくなる
と、セパレータが反るため、正極、負極及びセパレータ
を強固に接着することが困難になる。また、前述した熱
収縮は、ポリエチレンまたはポリプロピレンを含む多孔
質フィルムをセパレータとして用いる場合に顕著に生じ
やすい。真空乾燥の温度が低くなるほどセパレータの熱
収縮を抑制できるものの、真空乾燥の温度を40℃未満
にすると、十分に溶媒を蒸発させることが困難になる恐
れがある。このため、真空乾燥温度は、40〜100℃
にすることがより好ましい。 (第4工程)前記外装材内の電極群に非水電解液を注入
した後、前記外装材の開口部を封止することにより薄型
非水電解液二次電池を組み立てる。
【0065】前記非水電解液としては、前述した(5)
非水電解液の欄で説明したものと同様なものを用いるこ
とができる。
【0066】前述した製造方法においては、接着剤が溶
解された溶液の注入を外装材に電極群を収納してから行
ったが、外装材に収納せずに注入を行っても良い。この
場合、まず、正極と負極の間にセパレータを介在させて
電極群を作製する。前記電極群に前記溶液を含浸させた
後、前記電極群に真空乾燥を施すことにより前記溶液の
溶媒を蒸発させ、前記正極、負極及びセパレータの間に
多孔質の接着剤層を存在せしめる。このような電極群を
外装材に収納した後、非水電解液を注入し、封口等を行
うことにより薄型の非水電解液二次電池を製造すること
ができる。収納前に電極群外周に接着剤を塗布してもよ
い。それにより電極群と外装材との間に接着がなされ
る。 <第2の製造方法> (第1工程)まず、正極、負極及びセパレータを準備す
る。正極、負極、セパレータについては第1製造方法の
第1工程と同様に得ることができる。 (第2工程)接着剤を溶媒に溶解させることにより得ら
れた溶液を正極の正極層及び負極の負極層表面に塗布す
る。前記溶液が塗布された正負極層の間にセパレータを
配置し、積層物を作製する。
【0067】接着剤及び溶媒は、第1の製造方法の第2
工程の欄で説明したのと同様のものを用いればよい。
【0068】前記溶液中の接着剤の濃度は、0.1〜5
重量%の範囲にすることが好ましい。これは次のような
理由によるものである。前記濃度を0.1重量%未満に
すると、正負極及びセパレータを十分な強度で接着する
ことが困難になる恐れがある。一方、前記濃度が5重量
%を越えると、非水電解液を保持できるだけの十分な多
孔度を得ることが困難になって電極の界面インピーダン
スが著しく大きくなる恐れがある。界面インピーダンス
が増大すると、容量及び大電流放電特性が大幅に低下す
る。濃度のより好ましい範囲は、0.2〜2重量%であ
る。 (第3工程)常圧または減圧下において前記積層物中の
前記溶液に含まれる溶媒を真空乾燥させることにより前
記正負極層とセパレータの間に多孔質の接着層を形成
し、電極群を得、前記電極群を袋状に加工した外装材内
に収納する。なお電極群は先に外装材内に収納された
後、真空乾燥を行ってもよい。収納前に電極群外周に接
着剤を塗布してもよい。それにより電極群と外装材との
間に接着がなされる。
【0069】また、外装材としては、前述した(6)外
装材の欄で説明したのと同様なものを挙げることができ
る。
【0070】真空乾燥の条件は第1の製造方法の第3工
程の欄に記載した条件であればよい。 (第4工程)外装材内の電極群に非水電解液を注入した
後、外装材の開口部を封止することにより薄型非水電解
液二次電池を製造する。
【0071】非水電解液としては、前述した(5)非水
電解液の欄で説明したものと同様なものを用いることが
できる。
【0072】本発明においては、上記第1の製造方法に
よれば、セパレータの延出部分にもまた多孔質の接着剤
層を容易に形成できるためより好ましい。
【0073】
【実施例】以下、本発明の実施例を前述した図面を参照
して詳細に説明する。
【0074】実施例1 <正極の作製>まず、リチウムコバルト酸化物(Li
CoO;但し、Xは0≦X≦1である)粉末91重量
%をアセチレンブラック3.5重量%、グラファイト
3.5重量%及びエチレンプロピレンジエンモノマ粉末
2重量%とトルエンを加えて共に混合し、厚さが15μ
mのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布した
後、プレスすることにより電極密度が3g/cmで、
正極層が集電体の両面に担持された構造の正極を作製し
た。正極の大きさは縦が45mm、横が75mmであっ
た。 <負極の作製>炭素質材料として3000℃で熱処理し
たメソフェーズピッチ系炭素繊維(繊維径が8μm、平
均繊維長が20μm、平均面間隔(d002)が0.3
360nmの粉末を93重量%と、結着剤としてポリフ
ッ化ビニリデン(PVdF)7重量%とを混合し、これ
を厚さが15μmの銅箔らなる集電体の片面に塗布し、
乾燥し、プレスすることにより電極密度が1.3g/c
で、負極層が集電体の片面に担持された構造の負極
を作製した。負極の大きさは縦が46mm、横が76m
mであった。 <セパレータ>厚さが25μmで、120℃、1時間で
の熱収縮が20%で、多孔度が50%のポリエチレン製
多孔質フィルムからなるセパレータを用意した。セパレ
ータの大きさは縦が48mm、横が78mmとした。こ
の大きさは正極及び負極と積層したときに、4辺がすべ
て正極及び負極から延出する長さであり、正極の端から
それぞれ1.5mm幅、負極からそれぞれ1mmの幅で
はみだす大きさである。 <電極群の作製>接着剤としてポリアクリロニトリル
(PAN)をジメチルフォルムアミド(沸点が153
℃)溶液に1重量%溶解させた。得られた溶液を正極の
正極層表面及び負極の負極層表面に塗布し、この正極層
表面と負極層表面の間にセパレータを配置した。セパレ
ータの4辺は正極の端からそれぞれ1.5mm幅、負極
からそれぞれ1mmの幅ではみだすようにした。なお、
積層前に正極の集電体に帯状の正極リードを溶接し、負
極の集電体に帯状の負極リードを溶接した。得られた積
層物を80℃で12時間真空乾燥させてジメチルフォル
ムアミドを蒸発させることにより各電極層とセパレータ
の間に多孔質の接着層を形成し、電極群を得た。 <非水電解液の調製>六フッ化リン酸リチウム(LiP
)をエチレンカーボネート(EC)とメチルエチル
カーボネート(MEC)の混合溶媒(混合体積比率1:
2)に1.4モル/1溶解して非水電解液を調製した。
【0075】電極群及び非水電解液をアルミ箔の両面を
ポリプロピレンで覆った厚さ100μmのラミネートフ
ィルムを袋状に成形し、これに電極群を収納した。
【0076】ラミネートフィルム内の電極群に非水電解
液を電池容量1Ah当たりの量が5.0gとなるように
注入し封口して前述した図1、2に示す構造を有し、厚
さが0.5mm、縦が54mm、横が86mmの薄型非
水電解液二次電池を組み立てた。
【0077】実施例2〜実施例5 接着剤を下記表1に示す種類のポリマーにする以外は、
前述した実施例1と同様な構成の薄型非水電解液二次電
池を組み立てた。
【0078】実施例6 厚さが0.1mmのアルミニウム板からなる負極を用い
る以外は前述した実施例1と同様な構成の薄型非水電解
液二次電池を組み立てた。
【0079】実施例7 電極群作成時の真空乾燥を100℃で12時間行うこと
以外は、前述した実施例1と同様にして薄型非水電解液
二次電池を組み立てた。
【0080】実施例8 電極群作成時の真空乾燥を140℃で12時間行うこと
以外は、前述した実施例1と同様にして薄型非水電解液
二次電池を組み立てた。
【0081】実施例9 実施例1で説明したのと同様にして作製された正極、負
極、セパレータを、正極層表面と負極層表面の間にセパ
レータを配置する形で積層した。セパレータの4辺は正
極の端からそれぞれ1.5mm幅、負極からそれぞれ1
mmの幅ではみだすようにした。なお、積層前に正極の
集電体に帯状の正極リードを溶接し、負極の集電体に帯
状の負極リードを溶接した。ラミネートフィルムを袋状
に成形したものに電極群を前述した積層面が袋の開口部
から見えるように収納した。接着剤としてポリフッ化ビ
ニリデン(PVdF)を有機溶媒であるジメチルフォル
ムアミド(沸点が153℃)に0.3重量%溶解させ
た。得られた溶液をラミネートフィルム内の電極群に電
池容量100mAh当たりの量が例1と同様となるよう
に注入し、溶液を電極群の内部に浸透させると共に、電
極群の表面全体に付着させた。
【0082】次いで、ラミネートフィルム内の電極群に
40℃で真空乾燥を24時間施すことにより有機溶媒を
蒸発させ、正極、負極及びセパレータの空隙に電極群の
表面に多孔質な接着部を形成した。さらにセパレータの
正極及び負極からはみ出した部分にも接着剤を保持させ
ることが出来た。
【0083】ラミネートフィルム内の電極群に非水電解
液を電池容量1Ah当たりの量が例1と同様となるよう
に注入し、前述した図1、2に示す構造を有し、厚さが
厚さが0.5mm、縦が54mm、横が86mmの薄型
非水電解液二次電池を組み立てた。
【0084】比較例1 実施例1で説明したのと同様な正極の正極層と実施例1
で説明したのと同様な負極の負極層との間に、実施例1
で説明したのと同様なセパレータを配置することにより
電極群を作製した。電極群及び実施例1で説明したのと
同様な非水電解液をラミネートフィルム内に収納し、電
池容量1Ah当たりの非水電解液量が5.0gで厚さが
0.5mm、縦が54mm、横が86mmの薄型非水電
解液二次電池を組み立てた。
【0085】比較例2 ポリアクリロニトリルにLiPF、EC及びPCを添
加し混合することにより得られたゲル電解質を、厚さが
60μmで、多孔度が65%の不織布からなるセパレー
タに含浸させた。このようなセパレータを実施例1で説
明したのと同様な負極の負極層との間に配置することに
より電極群を作製した。電極群及び実施例1で説明した
のと同様な非水電解液をラミネートフィルム内に収納
し、前述した図1に示す構造を有し、電池容量1Ah当たり
の非水電解液量が0g(PANに非水電解液が保持されて
いるため)で、厚さが0.5mm、幅が54mm、高さ
が8mmの薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0086】比較例3 セパレータの端が負極端と同じであること以外、実施例
1と同様な薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0087】得られた実施例1〜5、7〜9及び比較例
1〜3の二次電池について、充電電流40mAで4.2
Vまで5時間充電した後、40mAで2.7Vまで放電
する充放電サイクル試験を20℃の雰囲気において実施
した。一方、実施例6の二次電池については、充電電流
40mAで4.0Vまで5時間充電した後、40mAで
2.7Vまで放電する充放電サイクル試験を20℃の雰
囲気において実施した.各充放旭サイクル試験における1
サイクル目の放電容量(初期容量)及び300サイクル
時における容量維持率(初期容量に対する)を下記表2
に示す。
【0088】また、実施例1〜5、7〜9及び比較例1
〜3の二次電池について、充電電流40mAで4.2V
まで5時間電した後、2Cで2.7Vまで放電した際の
放電容量を測定し、2C放電レートでの容量維持率(2
Cでの放電容量の初期容量に対する比率)を算出し、そ
の結果を下記表2に併記する。一方、実施例6の二次電
池については、充電電流40mAで4.0Vまで5時間
充電した後、2Cで2.7Vまで放電した際の放電容量
を測定して2C放電レートでの容量維持率を算出し、そ
の結果を下記表2に併記する。
【0089】さらに、実施例1〜5、7〜9及び比較例
1〜3の二次電池について、20℃の雰囲気において充
電電流40mAで4.2Vまで5時間充電した後、0℃
の雰囲気において40mAで2.7Vまで放電した際の
放電容量を測定し、0℃放電での容量維持率(0℃での
放電容量の初期容量に対する比率)を算出し、その結果
を下記表2に併記する。一方、実施例6の二次電池につ
いては、20℃の雰囲気において充電電流40mAで
4.0Vまで5時間充電した後、0℃の雰囲気において
40mAで2.7Vまで放電した際の放電容量を測定し
て0℃放電での放電容量維持率を算出し、その結果を下
記表2に併記する。
【表1】
【表2】 表1、2から明らかなように実施例1〜実施例9の二次
電池は初期容量、サイクル寿命、2Cの大電流で放電し
た際の放電容量及び0℃の低温での放電容量を同時に満
足できることがわかる。特に実施例1、実施例2、実施
例9の二次電池は他の二次電池に比べて性能が優れ定て
いることがわかる。
【0090】これに対し、比較例1の二次電池は、初期
容量に優れるものの、サイクル寿命、2Cの大電流で放
電した際の放電容量及び0℃の低温での放電容量が実施
例〜9の二次電池に比べて低いことがわかる。また、比
較例2の二次電池は、初期容量、2Cの大電流で放電し
た際の放電容量及び0℃の低温での放電容量が実施例1
〜9の二次電池に比べて低いことがわかる。
【0091】比較例3は電池性能は実施例1と同様であ
るが、高さ1mからの落下試験において短絡し、電池作
動できなくなった。さらに3Cレートの過充電試験にお
いても短絡が早期に発生し、電池発熱が急激におきてガ
ス噴出、液もれが発生した。一方実施例1〜実施例8は
落下試験、過充電試験のいずれにおいても問題は発生せ
ず、特に実施例9は電池強度、安全性に優れていた。
【0092】実施例10 前述した実施例1で説明したのと同様な正極と.前述し
た実施例1で説明したのと同様な負極と、120℃、1時間
での熱収縮率が10%で、厚さが25μmで、多孔度が
50%であるポリエチレン・ポリプロピレンの多層構造
を有する多孔質フィルムからなるセパレータとを用いて
前述した実施例1で説明したのと同様にして電極群を作
製した.電極群及び実施例1で説明したのと同様な非水電
解液をラミネートフィルム内に収納し、前述した図1に
示す構造を有し、電池容量1Ah当たりの非水電解液が
4.5で、厚さが0.5mm、縦が54mm、横が86
mmの薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0093】実施例11〜実施例15 セパレータにおける120℃、1時間での熱収縮率、厚
さ及び多孔度を下記表3に示す値にすること以外は、前
述した実施例10と同様な構成の薄型非水電解液二次電
池を組み立てた。
【0094】実施例16〜実施例17 セパレータとして、120℃、1時間での熱収縮率、厚
さ及び多孔度が下記表3に示す値であるポリプロピレン
製多孔質フィルムを用いること以外は、前述した例10
と同様な構成の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0095】実施例18 負極の炭素質材料として、1100℃で熱処理を施した
石油コークス(平均粒径が5μmで、平均面間隔(d
002)が0.355nm、BET法による比表面積が1
0m2/gを用いること以外は前述した実施例10と同
様な薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0096】実施例19 負極の炭素質材料として、天然黒鉛(平均粒径が7μm
で、平均面間隔(d00 )が0.3355nm、BET
法による比表面積が3m/gを用いること以外は、前
述した実施例10と同様な構成の薄型非水電解液二次電
池を組み立てた。
【0097】得られた例10〜19の二次電池につい
て、充電電流40mAで4.2Vまで5時間充電した
後、40mAで2.7Vまで放電する充放電サイクル試
験を20℃の雰囲気において実施した。1サイクル目の
放電容量(初期容量)及び300サイクル時における容
量維持率(前記初期容量に対する)を下記表4に示す。
【0098】また、実施例10〜19の二次電池につい
て、充電電流40mAで4.2Vまで5時間充電した後、2
Cで2.7Vまで放電した際の放電容量を測定し、2C
放電レートでの容量維持率(2Cでの放電容量の前記初
期容量に対する比率)を算出し、その結果を下記表4に
併記する。
【0099】さらに、例10〜19の二次電池につい
て、20℃の雰囲気において充電電流40mAで4.2V
まで5時間充電した後、0℃の雰囲気において40mA
で2.7Vまで放電した際の放電容量を測定し、0℃放
電での放電容量維持率(0℃での放電容量の初期容量に
対する比率)を算出し、その結果を下記表4に併記す
る。なお、表4には、前述した比較例2の結果を併記す
る。
【表3】
【表4】 表3及び表4から明らかなように、実施例10〜19の二
次電池は、比較例2の二次電池に比べて初期容量、サイ
クル寿命及び2Cの大電流で放電した際の放電容量が優れ
ていることがわかる。特に実施例10及び実施例17の
二次電池は他の二次電池に比べて性能が優れていること
がわかる。
【0100】実施例20 <正極の作製>まず、リチウムコバルト酸化物(Li
CoO;但し、Xは0≦X≦1である)粉末91重量
%をアセチレンブラック3.5重量%、グラファイト
3.5重量%及びエチレンプロピレンジエンモノマ粉末
2重量%とトルエンを加えて共に混合し、10cm
たり10個の割合で直径0.5mmの孔が存在する多孔
質アルミニウム箔(厚さが20μm)からなる集電体の片
面に塗布した後、プレスすることにより電極密度が3g
/cmで、正極層が集電体に担持された構造の正極を
作製した。正極の大きさは縦が45mm、横が75mm
であった。 <負極の作製>炭素質材料として3000℃で熱処理し
たメソフェーズピッチ系炭素繊維(繊維径が8μm、平
均繊維長が20μm、平均面間隔(d002)が0.33
60nm、BET法による比表面積が2m/g)の粉
末を93重量%と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン
(PVdF)7重量%とを混合し、これを集電体として
の10cm当たり10個の割合で直径0.5mmの孔
が存在する多孔質銅箔(厚さが16μm)の片面に塗布
し、乾燥し、プレスすることにより電極密度が1.3g
/cmで、負極層が集電体に担持された構造の負極を
作製した。負極の大きさは縦が46mm、横が76mm
であった。 <セパレータ>セパレータとして、厚さが25μmで、
120℃、1時間での熱収縮が10%で、多孔度が50%の
ポリエチレン製多孔質フィルムを用意した。セパレータ
の大きさは縦が48mm、横が78mmとした。この大
きさは正極及び負極と積層したときに、4辺がすべて正
極及び負極から延出する長さであり、正極の端からそれ
ぞれ1.5mm幅、負極からそれぞれ1mmの幅ではみ
だす大きさである。 <電極群の作製>前記正極、負極及びセパレータを用い
ること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な
方法により電極群を作製した。
【0101】前記電極群及び前述した実施例1で説明し
たのと同様な非水電解液をラミネートフィルム内に収納
し、前述した図1に示す構造を有し、電池容量1Ah当た
りの非水電解液量が5.0gで、厚さが0.5mm、幅
が54mm、高さが86mmの薄型非水電解液二次電池
を組み立てた。
【0102】実施例21 正極集電体として10cm当たり5個の割合で直径
0.5mmの孔が存在する多孔質アルミニウム箔(厚さ
が230μm)を用い、負極集電体として10cm
たり5個の割合で直径0.5mmの孔が存在する多孔質
銅箔(厚さが20μm)を用いること以外は、前述した実施
例20と同様な構成の薄型非水電解液二次電池を組み立
てた。
【0103】実施例22 正極集電体として厚さが50μmの無孔のアルミニウム
箔を用い、負極集電体として10cm当たり15個の
割合で直径0.3mmの孔が存在する多孔質銅箔(厚さ
が20μm)を用いること以外は、前述した実施例20と
同様な構成の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0104】実施例23 正極集電体として厚さが60μmの無孔のアルミニウム
箔を用い、負極集電体として10cm当たり5個の割
合で直径1mmの孔が存在する多孔質銅箔(厚さが16
μm)を用いること以外は、前述した実施例20と同様
な構成の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0105】実施例24 正極集電体として厚さが15μmの無孔のアルミニウム
箔を用い、負極集電体として10cm当たり1個の割
合で直径3mmの孔が存在する多孔質銅箔(厚さが16
μm)を用いること以外は.前述した実施例20と同様
な構成の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0106】実施例25 正極集電体として厚さが30μmの無孔のアルミニウム
箔を用い、負極集電1体として10cm当たり5個の
割合で直径4mmの孔が存在する多孔質銅箔(厚さが1
6μm)を用いること以外は、前述した実施例20と同
様な構成の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0107】実施例26 正極集電体として10cm当たり2個の割合で直径
0.3mmの孔が存在する多孔質アルミニウム箔(厚さ
が20μm)を用い、負極集電体として厚さが16μmの
無孔の銅箔を用いること以外は、前述した実施例20μ
と同様な構成の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0108】実施例27 正極集電体として10cm当たり10個の割合で直径1
mmの孔が存在する多孔質アルミニウム箔(厚さが20μ
m)を用い、負極集電体として厚さが16μmの無孔の銅
箔を用いること以外は、前述した実施例20と同様な構
成の薄型非水電解液二次電池を組み立て。
【0109】実施例28 正極集電体として10cm当たり1個の割合で直径3
mmの孔が存在する多孔質アルミニウム箔(厚さが20μ
m)を用い、負極集電体として厚さが16μmの無孔の銅
箔を用いること以外は、前述した実施例20と同様な構
成の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0110】実施例29 正極集電体として10cm当たり1個の割合で直径4
mmの孔が存在する多孔質アルミニウム箔(厚さが15μ
m)を用い、負極集電体として厚さが16μmの無孔の銅箔
を用いること以外は、前述した実施例20と同様な構成
の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0111】実施例30 正極集電体として厚さが15μmの無孔のアルミニウム
箔を用い、負極集電体として厚さが16μmの無孔の銅
箔を用いること以外は、前述した実施例20と同様な構
成の薄型非水電解液二次電池を組み立てた。得られた実
施例20〜30の二次電池について正極集電体及び負極
集電体の形状を表5に示す。
【0112】得られた実施例20〜30の二次電池につ
いて、充電電流60mAで4.2Vまで3時間充電した後、60mA
で2.7Vまで放電する充放電サイクル試験を施し、1
サイクル目の放電容量(初期容量)及び500サイクル時に
おける容量維持率(前記初期容量に対する)を下記表6
に示す。
【表5】
【表6】 表5および表6から明らかなように実施例20〜実施例
30の二次電池は、初期容量およびサイクル寿命が優れ
ていることがわかる。とくに、実施例20、実施例22
の二次電池は、ほかの二次電池に比べて性能が優れてい
ることがわかる。
【0113】なお、前述した実施例においては、正極、
セパレータ及び負極を1枚ずつ用いて電極群を作製した
が、正極、セパレータ及び負極を複数枚用いて電極群を
作製しても良い。
【0114】また、前述した実施例においては、金属製
の有底円筒形容器を備える円筒形非水電解液二次電池に
適用した例を説明したが、金属製の有底矩形筒状容器を
備える角形非水電解液二次電池にも同様に適用すること
ができる。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
優れた容量、サイクル性能.大電流放電特性及び低温放
電特性維持しつつ、厚さ3mm以下の薄型構造にするこ
とが可能な非水電解液二次電池およびその製造方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる非水電解液二次電池の一例を示
す断面図。
【図2】図1のA部を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1…外装材 2…電極群 3…正極集電体 4…正極層 5…正極 6…負極集電体 7…負極層 8…負極 9a、9b…多孔質の接着層 10…セパレータ 11…正極端子 12…負極端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大崎 隆久 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝川崎事業所内 (72)発明者 神田 基 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝川崎事業所内 Fターム(参考) 5H003 AA01 AA02 AA04 AA07 BA01 BA02 BB01 BC06 BD01 BD02 5H029 AJ00 AJ02 AJ03 AJ05 AK02 AK03 AK05 AL06 AL07 AM02 AM03 AM05 AM07 BJ04 BJ12 CJ01 CJ02 CJ13 CJ23 DJ01 DJ04 DJ08 DJ17 EJ11 EJ12 HJ00 HJ01 HJ04 HJ06 HJ09 HJ13 HJ14 HJ15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極と、負極と、正極及び負極の間に配
    置されるセパレータが積層された電極群及び非水電解液
    を具備する非水電解液二次電池において、少なくとも正
    極及びセパレータ間と、負極及びセパレータ間に多孔質
    の接着層がそれぞれ介在され、かつセパレータの少なく
    とも一端が正極及び負極より延出していることを特徴と
    する非水電解液二次電池。
  2. 【請求項2】 少なくともセパレータ延出部分に接着剤
    を保持することを特徴とする請求項1記載の非水電解液
    二次電池。
  3. 【請求項3】 前記多孔質の接着層は、ポリフッ化ビニ
    リデン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ま
    たはポリエチレンオキサイドから選ばれる少なくとも1
    種から主に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の非水電解液二次電池。
  4. 【請求項4】 前記セパレータは厚さが30μm以下で
    あることを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次電
    池。
  5. 【請求項5】 前記セパレータは120℃の条件で1時
    間存在したときの熱収縮率が20%以下であることを特
    徴とする請求項1記載の非水電解液二次電池。
  6. 【請求項6】 前記セパレータは多孔度が30〜60%
    であることを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次
    電池。
  7. 【請求項7】 前記負極はリチウムイオンを吸蔵・放出
    する炭素質物を含むことを特徴とする請求項1記載の非
    水電解液二次電池。
  8. 【請求項8】 前記炭素質物は(002)面の面間隔d
    002が0.340nm以下である黒鉛結晶を有するこ
    とを特徴とする請求項7記載の非水電解液二次電池。
  9. 【請求項9】 前記正極及び前記負極のうち少なくとも
    いずれか一方の電極は直径3mm以下の孔が10cm
    あたり1個以上の割合で存在する多孔質構造を持つ導電
    性基板を有することを特徴とする請求項1記載の非水電
    解液二次電池。
  10. 【請求項10】 正極と負極の間にセパレータを介在さ
    せて電極群を作製する工程と、 接着性を有する高分子が0.1〜2.5重量%溶解され
    た溶液を前記電極群に含浸させる工程と、 前記電極群に真空乾燥を施す工程と、 前記電極群に非水電解液を含浸させる工程とを具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の非水電解液二次電池の
    製造方法。
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