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JP2000147696A - プロジェクター - Google Patents

プロジェクター

Info

Publication number
JP2000147696A
JP2000147696A JP32022298A JP32022298A JP2000147696A JP 2000147696 A JP2000147696 A JP 2000147696A JP 32022298 A JP32022298 A JP 32022298A JP 32022298 A JP32022298 A JP 32022298A JP 2000147696 A JP2000147696 A JP 2000147696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display element
disk
projector
wavelength range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32022298A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Oishi
哲 大石
Hiroki Yoshikawa
博樹 吉川
Hideo Tanide
秀雄 谷出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP32022298A priority Critical patent/JP2000147696A/ja
Publication of JP2000147696A publication Critical patent/JP2000147696A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転色分離円盤が1回転して赤、青、緑の3色
を順次表示し、一巡して1フィールドの映像を構成して
いるため、ランプ光源の利用効率が悪かった。 【解決手段】 ランプの光を複数の所定の波長域を持つ
光束に分離し、分離された複数の光束は、複数の領域に
分割された表示素子面上に順次照射され、表示素子は各
々複数の光束が照射される領域毎にこの波長域の光を変
調し、変調された光はスクリーン上に拡大投写される。
プロジェクターをこのように構成することによって、ラ
ンプから出射される光の利用効率が向上し、より輝度の
高い映像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はランプの光を所定の
波長域を持つ光束に分離し、分離した光束を表示素子に
照射し、表示素子で光を映像に対応して変調し、変調し
た光をスクリーンに拡大投写して映像を得るプロジェク
ター関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプロジェクタについて図9〜図1
1を用いて説明する。図9は従来のプロジェクターの要
部構成図を示す模式図であり、また、図10は従来の回
転色分離円盤の上面図である。図9のプロジェクターに
おいては、メタルハライドランプ等を用いたランプの光
源1より出射した照射光は、ガラスなどの耐熱性材料に
反射膜を形成して形成された集光用反射鏡2によって反
射されて前方に進められ、照射光28として回転色分離
円盤29に入射される。この回転色分離円盤29は照射
光28を色分離するために、この照射光28を所定の波
長域を持つ光束に分離する。回転色分離円盤29は、図
10に示すように、所定の波長域ごとに3分割した赤色
透過領域29R、緑色透過領域29G、青色透過領域2
9Bに分かれており、各々は、多層の誘電体薄膜などよ
りなるフィルターで構成されている。この回転色分離円
盤29は、中心Oを回転軸としてモーター30で回転さ
れる。回転色分離円盤29が回転すると、入射する照射
光28は、回転色分離円盤29の入射位置の波長域に対
応する色を透過して表示素子11に照射される。表示素
子11は、表示素子駆動回路31により、照射した光束
の色に対応した映像を表示面に表示する。表示素子11
に照射された光は、表示面の映像で変調されて、表示素
子11から出射し、投写レンズ12などで、拡大投写さ
れる。回転色分離円盤29が1回転すると、赤、緑、青
の3色が順次表示され、一巡で映像の1フィールドが構
成され、観視者にカラー映像を提供する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
プロジェクターの表示素子11上の映像の状態を図11
(a)〜図11(d)を用いて説明する。図11(a)
〜図11(c)はそれぞれ1フィールドの間に回転色分
離円盤の赤色透過領域、緑色透過領域、青色透過領域を
透過した表示素子上の映像を示す模式図であり、図11
(d)はこれらの画面を合成した時の表示素子上の映像
を示す模式図である。このプロジェクターにおいて、回
転色分離円盤が1回転すると、図11(a)〜図11
(c)に示す様に、赤色(R)の映像32、緑色(G)
の映像33、青色(B)の映像34の3色が順次表示さ
れる。これらの色の映像が一巡して1フィールドの映像
35が構成される。そのため、たとえば、赤色の色映像
を表示しているときは、回転色分離円盤29は赤色だけ
を透過し、他の色は吸収または反射しているため映像と
して有効に使用されない。したがって、ランプ等の光源
1からの照射光28の約2/3は無駄になるため、映像
の明るさは暗かった。
【0004】本発明の目的は、かかる問題を軽減して、
明るい映像が得られるプロジェクターを提供するにあ
る。本発明の他の目的は光源からの光を有効に利用する
ことができるプロジェクターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明によるプロジェクターは、光源と、前記
光源の光を異なった波長域を有する複数の光束に分離す
る手段と、前記複数の光束の各々が照射される複数の領
域を有し、前記照射された光を映像に応じて変調して出
射する表示素子と、前記各領域に前記複数の光束が順次
照射されるように前記分離手段を移動させる手段とを備
える。
【0006】前記光束を分離する手段は複数の異なった
波長域の光束得ることができる複数のフィルタを有する
円盤を複数設けた円盤群から構成される。前記移動手段
は前記円盤群を同時に回転させる手段である。また、前
記光束を分離する手段は間隔を置いて配置され、それぞ
れ異なった波長域の光を反射する複数のフィルタから構
成される。また、前記移動手段は前記複数のフィルタか
ら反射される光束の出射角を変化させるように前記各フ
ィルタを移動させる手段である。このプロジェクターに
おいて、前記表示素子は透過型表示素子である。また
は、前記表示素子は反射形表示素子である。
【0007】また、前記表示素子はn分割された領域を
有する表示面を備え、前記分離手段はn個の異なった波
長域の光束を反射するn(正の整数)枚の円盤を間隔を
開けて重ねた円盤群を備え、各円盤から反射された異な
った波長域の光束を前記表示面に出射するように構成さ
れ、各円盤から得られる光束の波長域を変化させるため
前記移動手段は前記円盤群を回転させる手段である。
【0008】また、前記表示素子はn分割された領域を
有する表示面を備え、前記分離手段はn(正の整数)個
の異なった波長域の光束を反射するn−1枚の円盤を間
隔を開けて重ねた円盤群を備え、前記n−1枚の円盤か
ら反射された光束と、前記円盤群の内、光が最後に通過
する円盤を透過した光束とを前記表示面の各領域に照射
するように構成され、各円盤から得られる光束の波長域
を変化させるための前記移動手段は前記円盤群を回転さ
せる手段である。前記各領域に前記複数の光束の全てが
照射される期間は1フィールドの整数倍である。
【0009】本発明の目的を達成するために、本発明に
よるプロジェクターは、ランプの光源を複数の異なった
波長域を持つ光束に順次分離し、分離した光束を表示素
子の光照射面のほぼ全面に順次照射して表示素子で光を
映像に対応して変調し、変調した光をスクリーンに拡大
投写して映像を得るプロジェクターにおいて、前記光源
から異なった波長域を持つ複数の光束をほぼ同時に分離
し、前記分離した光束を前記表示素子の光照射面を前記
複数の光束の数と同数の領域に分けた各領域に照射する
と共に前記複数の光束を前記各領域に順次照射し、前記
表示素子は各々の複数の光束が照射される領域毎に、前
記波長域の光が照射される期間、前記波長域の光を映像
に対応して変調する。
【0010】また、前記異なった波長域を持つ複数の光
束をほぼ同時に分離する手段は、分離する波長域の光の
数をnとすると、n枚の略円盤の周をn分割し、各分割
部分に所定の波長域の光を反射する色分離機能を持た
せ、前記n枚の略円盤を一定間隔に積み重ねて円盤群を
形成し、前記円盤群の1枚目の円盤からn枚目の円盤に
かけて光を所定の波長域の光束に順次選択反射させるよ
うに各円盤の周位置を合わせ、前記円板群の1枚目の円
盤に前記ランプの光を約45度の入射角で照射し、前記
各円盤から得られる1からnの所定の波長域を持つ光を
前記表示素子の前記各領域に照射し、また、前記円盤群
を回転させて、前記表示素子の前記各領域に円盤を分割
した波長域の順に異なった波長域の光を照射するように
配置した。
【0011】また、前記異なった波長域を持つ複数の光
束をほぼ同時に分離する手段は、分離する波長域の光の
数をnとすると、n−1枚の略円盤の周をn分割し、各
分割部分に所定の波長域の光を反射する色分離機能を持
たせ、前記n−1枚の略円盤を一定間隔に積み重ねて円
盤群を形成し、前記円盤群の1枚目の円盤からn−1枚
目の円盤にかけて異なった波長域の光束を順次選択反射
させてえられた複数の光束と、n−1枚目を通過して前
記光束とは異なった波長域の光束とが得られるように前
記各円盤の周位置を合わせ、前記円板群の1枚目の円盤
に前記ランプの光を約45度の入射角で照射し、前記円
盤群から得られた1からnの所定の波長域を持つ光を前
記表示素子の前記各領域に照射し、前記円盤群を回転さ
せて、前記表示素子の前記各領域に照射される光が円盤
を分割して得られた波長域の前記光束の順に照射するよ
うに配置した。これらのプロジェクターにおいて、前記
複数の光束を前記表示素子の前記各領域に照射し、前記
各領域に前記複数の光束全てが照射される期間が映像を
得る1フィールドの正の整数倍であることが望ましい。
【0012】また、前記異なった波長域を持つ複数の光
束をほぼ同時に分離する手段は、分離する波長域の光の
数をnとすると、n枚の所定の波長域の光を反射する色
分離フィルターを所定間隔で重ね、前記n枚のフィルタ
ーによって前記異なった波長域の複数の光束を得、前記
得られた光束を前記表示素子に向けて反射させるように
配置し、すべての異なった波長域の光束を持つ光が前記
表示素子の前記各領域に照射されるように一定時間毎に
前記各フィルターの配置角度を変えるようにする。前記
各領域に前記複数の光束の全てが照射される期間は映像
を得る1フィールドの正の整数倍である。これらのプロ
ジェクターにおいて、前記複数の異なった波長域は、赤
色光、青色光、緑色光の3種類の波長域であって、前記
表示素子の光束を照射する前記領域は、1辺が表示素子
の表示面の長辺を略3等分した辺であり、他の一辺が表
示素子の表示面の短辺である。
【0013】本発明によるプロジェクターは、ランプか
ら出射する光の利用が、従来技術による場合の時間的に
直列な色分離でなく、時間的に並列な色分離をしている
ため、光の利用効率が従来より改善され、明るい映像が
得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、幾つかの実施例を用い、図面を参照して説明する。
図1は本発明によるプロジェクターの第1の実施例の要
部構成を示す模式図である。図1において、1はランプ
の光源、2はガラスなどの耐熱性材料に反射膜を形成し
た集光用反射鏡、3、4は光源1からの照射光15を所
定の波長域に分離する回転色分離円盤、5は回転色分離
円盤3、4の中心を軸として回転させる駆動用モータ
ー、6、8は反射ミラー、7、9、10はレンズ等によ
り照射光15を表示素子に集光して照射する照射光学
系、11は表示素子、12は投写レンズ、13はスクリ
ーン、14は表示素子を駆動する表示素子駆動回路であ
る。
【0015】図のプロジェクターにおいて、メタルハラ
イドランプ等を用いたランプの光源1より出射した照射
光15は集光用反射鏡2によって反射され、照射光15
として前方に進められる。照射光15は色分離のため、
回転色分離円盤3に入射され、ここで所定の波長域を持
つ光束に分離される。すなわち、回転色分離円盤3で一
部反射された第1の光束17はミラー6で反射され、レ
ンズ等で構成される照射光学系7により、表示素子11
の上部域に照射される。回転色分離円盤3を透過した光
束は別の回転色分離円盤4に入射され、回転色分離円盤
4で一部反射された第2の光束18はミラー8で反射さ
れ、レンズ等で構成される照射光学系9により、表示素
子11の中央部域に照射される。さらに、回転色分離円
盤4を透過した第3の光束19はレンズ等で構成される
照射光学系10により、表示素子11の下部域に照射さ
れる。表示素子11に照射された光は表示面の映像で変
調されて、表示素子11から出射される。この出射光は
投写レンズ12等によって、スクリーン13に拡大投写
され、観視者にカラー映像を提供する。
【0016】次に、図2〜図5を用いて、回転色分離円
盤3,4の機能と映像が表示される原理について説明す
る。図2は本発明によるプロジェクタにおいて、照射光
を所定の波長域に分離する原理を説明するための模式図
であり、図3は本発明によるプロジェクターの回転色分
離円盤の一実施例を示す上面図である。図4(a)〜図
4(d)は1フィールド間の表示素子上の映像を示す模
式図であり、図4(d)はこれらの画面を合成した時の
表示素子上の映像を示す模式図である。また、図5は表
示素子上に照射される光の時間毎の推移を示す特性図で
あり、横軸に時間tを示し、縦軸に表示素子の入射位置
Pを示す。
【0017】図2、図3ににおいて、回転色分離円盤
3、4は、円盤の回転位置により反射する波長域を変え
ている。回転色分離円盤3は、約1/3に分割されてお
り、赤色に相当する波長域を選択的に反射し、他の波長
域の概略の光を透過するように構成されている赤反射領
域3Rと、青色に相当する波長域を選択的に反射し、他
の波長域の光の概略を透過するように構成されている青
反射領域3Bと、緑色に相当する波長域を選択的に反射
し、他の波長域の光の概略を透過するように構成されて
いる緑反射領域3Gとを有するフィルタから構成されて
いる。また、回転色分離円盤4は、約1/3に分かれて
おり、緑色に相当する波長域を選択的に反射し、残りの
光の概略を透過するように構成されている緑反射領域4
Gと、赤色に相当する波長域を選択的に反射し、残りの
光の概略を透過するように構成されている赤反射領域4
Rと、青色に相当する波長域を選択的に反射し、残りの
光の概略を透過するように構成されている青反射領域4
Bとから構成されている。
【0018】したがって、モーター5によって、図2中
の矢印方向に回転色分離円盤3、4を回転させると、照
射光15は回転色分離円盤3に入射される。赤反射領域
3Rで反射された第1の光束17はミラー6で反射さ
れ、照射光学系7により、表示素子11の上部域20に
赤色を照射する。回転色分離円盤3を透過した光束16
は回転色分離円盤4に入射される。緑反射領域4Gで反
射された第2の光束18はミラー8で反射され、照射光
学系9により、表示素子11の中央部域21に緑色を照
射する。さらに、回転色分離円盤4の緑反射領域4Gを
透過した第3の光束19は、照射光学系10により、表
示素子11の下部域22に青色を照射する。したがっ
て、表示素子11の上部域20、中央部域21、下部域
22にはそれぞれ赤、緑、青の光が照射される。したが
って、図4(a)に示すように、表示素子11の映像
は、上部域20に赤色の映像20Rが表示され、中央部
域21に緑色の映像21Gが表示され、下部域22に青
色の映像22Bが表示されるように制御される。したが
って、このように制御された表示素子に、先に説明した
上から順に赤、緑、青の光を照射して、表示素子11の
映像で光を変調し、スクリーン13に拡大投写すること
にり、スクリーン13には上からから順に赤、緑、青の
映像が表示される。
【0019】次に、モーター5によって、更に図2中の
矢印方向に回転色分離円盤3、4を回転させると、照射
光15は回転色分離円盤3の次の領域に入射される。円
盤3の青反射領域3Bで反射された第1の光束17はミ
ラー6で反射され、照射光学系7により、表示素子11
の上部域20に青色を照射する。回転色分離円盤3を透
過した光束16は別の回転色分離円盤4に入射され、赤
反射領域4Rで反射した第2の光束18はミラー8で反
射され、照射光学系9により、表示素子11の中央部域
21に赤色を照射する。さらに、回転色分離円盤4の赤
反射領域4Rを透過した第3の光束19は照射光学系1
0により、表示素子11の下部域22に緑色を照射す
る。したがって、表示素子11の上部域20、中央部域
21、下部域22にはそれぞれ青、赤、緑の光が照射さ
れる。したがって、表示素子11上の映像は、図4
(b)に示すように、表示素子11の上部域20には青
色の映像20Bが表示され、中央部域21には赤色の映
像21Rが表示され、下部域22には緑色の映像22G
が表示されるように制御される。このように制御された
表示素子11に、先に説明した上から順に青、赤、緑の
光を照射して、表示素子11の映像で光を変調し、スク
リーン13に上から順に青、赤、緑の映像を表示する。
【0020】同様にモーター5によって、更に図2中の
矢印方向に回転色分離円盤3、4を回転させると、図4
(c)に示すように、表示素子11の映像は、上部域2
0から順に緑の映像20G、青の映像21B、赤の映像
22Rになるため、表示素子11で緑、青、赤の光を変
調することによって、スクリーン13に上から順に緑、
青、赤の映像が表示される。
【0021】以上が映像の1フィールドに相当し、表示
素子11の上部、中央部、下部の各領域の映像はいづれ
も赤、青、緑の映像が表示されるため、観視者には、図
4(d)に示す全色の映像を提供できる。
【0022】以上述べた表示素子11上の各領域20、
21、22に照射される光色の変化は図5のように表わ
すことができる。図は、図4(a)の表示時には上部領
域20には赤色の光が、中央領域21には緑色の光が、
下部領域22には青色の光が照射されることを示してい
る。同様に、図4(b)の表示時には、各領域20,2
1,22にはそれぞれ青、赤、緑色の光が表示素子11
に照射され、図4(c)の表示時にはそれぞれ緑、青、
赤色の光が表示素子11に照射されることを示してい
る。
【0023】本発明によるプロジェクターは、ランプの
光源1から出射する光の利用が、従来技術による場合の
時間的に直列な色分離でなく、時間的に並列な色分離を
しているため、光の利用効率が従来より改善され、明る
い映像(高輝度の映像)が得られる。
【0024】以上の実施例は、ランプの光源1の光を3
色に分離するときに、フィルターの波長域を3種類に分
割した回転色分離円盤が2枚で色分離している。これ
は、3色以外であっても同様に分離でき、ランプ光源1
の光を分離する波長域の光の数をnとすると、n−1枚
の略円盤の周をn分割し、各分割部分に所定の波長域の
光を反射する色分離機能を持たせ、n−1枚の略円盤を
一定間隔に積み重ねて円盤群を形成し、この円盤群の1
枚目の円盤からn−1枚目の円盤にかけて光を所定の波
長域の光束に順次選択反射させることによって得られる
光束と、n−1枚目を通過して所定の波長域に選択され
て得られる光束とによりn個の所定の波長域の光を得る
ことができる。この円盤群を回転させて、この円板群の
1枚目の円盤にランプ光源1の光を約45度の入射角で
照射し、この円盤群から得る1からnの所定の波長域を
持つ光を表示素子の所定領域に照射する。また、この円
盤群を回転させて、表示素子の所定領域に照射される光
が円盤を分割した波長域の順に異なる波長域の光を照射
するように配置する。このプロジェクターにおいても実
施例で詳述したように、ランプから出射する光の利用
が、従来技術による場合の時間的に直列な色分離でな
く、時間的に並列な色分離をしているため、光の利用効
率が従来より向上し、明るい映像が得られることは言う
までもない。
【0025】また、以上の色分離では、最終段の回転色
分離円盤を透過した光束を用いていたが、回転色分離円
盤を1枚増やして、最終段の回転色分離円盤を反射した
光束を用いても同様の効果がある。
【0026】以下、図6、図7を用いて本発明によるプ
ロジェクターの第2の実施例について説明する。図6は
本発明によるプロジェクターの第2の実施例の要部構成
の一実施例を示す模式図である。図7(a)〜図7
(c)は図6に示すプロジェクターの色分離のメカニズ
ムを説明するための模式図である。第2の実施例は第1
の実施例に比べて色分離方法が異なる。図において、2
4、25、26は、所定の波長域の光を反射するフィル
ターで、24が赤反射フィルター、25が緑反射フィル
ター、26が青反射フィルターとする。その他の部材名
称と番号は第1の実施例と同じである。
【0027】プロジェクターは、メタルハライドランプ
等を用いたランプの光源1より出射した照射光はガラス
などの耐熱性材料に反射膜を形成した集光用反射鏡2に
よって前方に進められる。照射光は赤反射フィルター2
4、緑反射フィルター25、青反射フィルター26に入
射され、各々赤色、緑色、青色の光束を反射する。各フ
ィルター24、25,26は、反射した光が表示素子1
1を3分割した領域に照射するように配設される。表示
素子11に照射した光は、表示面の映像で変調されて、
表示素子11から出射される。この出射光は投写レンズ
12等で、スクリーン13上に拡大投写され、観視者に
映像を提供する。
【0028】各フィルター24〜26は、各々が反射す
る角度を変える機能(これは、電磁気、モーターなどの
駆動力で角度を駆動する機能であってどのような機構で
あっても良く、特に図示しない。)を有している。図7
(a)に示すように、映像の1フィールドを3分割した
第1の期間は、赤反射フィルター24で表示素子11の
上部領域に赤色24Rの光束を照射し、赤反射フィルタ
ー24を透過した光は、緑反射フィルター25で反射さ
れ、更に赤反射フィルター24を透過して表示素子11
の中央部領域に緑色25Gの光束を照射し、同様に青反
射フィルター26が表示素子11の下部領域に青色26
Bの光束を照射する。第2の期間は、図7(b)に示す
ように、表示素子11の上部領域から順に、青色26
B、赤色24R、緑色25Gとなるように、各フィルタ
ー24〜26の反射角度を制御する。第3の期間は、図
7(c)に示すように、表示素子11の上部領域から順
に、緑色25G、青色26B、赤色24Rとなるよう
に、各フィルター24〜25の反射角度を制御する。
【0029】以上の表示素子に照射された光は第1の実
施例で説明したと同様に、表示素子11の表示面の映像
で変調され、表示素子11から出射した光は投写レンズ
12などで、スクリーン13に拡大投写され、観視者に
映像を提供する。上記第1〜第3の期間は映像の1フィ
ールドに相当し、表示素子11の上部、中央部、下部領
域の映像はいづれも赤、青、緑の映像を1フィールド期
間内で表示しており、観視者には、第1の実施例で説明
したように全色の映像を提供できる。以上のように、本
発明による第2の実施例のプロジェクターは、従来技術
のように時間的に直列な色分離でなく、時間的に並列な
色分離をしているため、ランプ光源から出射する光の利
用効率が従来より改善されるため、明るい映像が得られ
る。
【0030】以上の実施例では、ランプの光を3色に分
離するときに、波長域が異なるを3個のフィルターを用
いたが、3色分離に限定されるものではない。ランプ光
源の光を複数の波長域を持つ複数の光束に分離する手段
は、分離する波長域の光の数をnとすると、n枚の所定
の波長域の光を反射する色分離フィルターを所定間隔で
重ね、これらフィルターに入射する光を1枚目のフィル
ターから順次n枚目のフィルターまで所定波長域の光を
選択して表示素子に向けて反射させるように配置し、す
べての所定波長域を持つ光が表示素子の所定領域に照射
されるように一定時間毎にフィルターの配置角度を変え
るようにすれば、同様の効果があることは言うまでもな
い。
【0031】以下、図8を用いて本発明によるプロジェ
クターの第3の実施例について説明する。図8は本発明
によるプロジェクターの第3の実施例の要部構成を示す
模式図である。図8の実施例は、第2の実施例に比較し
て、表示素子11が反射型に代わった点が異なる。図に
おいて、27は反射型表示素子であり、その他の部材の
名称と番号は第2の実施例と同じである。このプロジェ
クターにおいては、メタルハライドランプ等を用いたラ
ンプの光源1より出射した照射光はガラスなどの耐熱性
材料に反射膜を形成した集光用反射鏡2によって前方に
進められる。
【0032】照射光は赤反射フィルター24、緑反射フ
ィルター25、青反射フィルター26に入射され、各々
赤色、緑色、青色の光束が反射される。各フィルター
は、反射した光が表示素子27を3分割した領域に照射
されるように配設される。表示素子27に照射された光
は、表示面の映像で変調されて、表示素子27から反射
され、投写レンズ12などで、スクリーン13上に拡大
投写され、観視者に映像を提供する。この構成におい
て、各部の機能や動作は、表示素子27で反射する以外
は第2の実施例と同様なので、詳細な説明は省略する。
【0033】以上のように構成された第3の実施例のプ
ロジェクターにおいても、ランプ光源から出射される光
は従来技術による場合のように時間的に直列に色分離さ
れるのでなく、時間的に並列に色分離されているため、
光の利用効率が従来より改善され、明るい映像が得られ
る。
【0034】また、第1の実施例で説明した回転色分離
円盤による色分離方式を反射型表示素子に用いた場合で
も、本実施例と同様に、反射型表示素子に入射される光
は時間的に並列に色分離されるため、光の利用効率が従
来より改善され、明るい映像が得られる。
【0035】なお、本発明に用いる表示素子は、光を変
調するものであればどのような素子を用いてもよい。こ
のような素子としては、例えば、映像情報メディア学会
誌(Vol.51,No.4,p417)に記載されて
いる光の偏光特性を変えて透過率をコントロールするも
のや、多数の微小な鏡で光を反射させて変調するなどの
表示素子がある。光を変調する表示素子を用いることに
よって、実施例にて詳述した効果が得られることは説明
するまでもない。
【0036】また、スクリーンは、反射した映像光を観
視する反射型スクリーンであっても、透過した映像光を
観視する透過型スクリーンであっても良く、投写レンズ
から出射してスクリーンに至る経路に例えば光路を折り
曲げるミラーや映像光を観視方向に集光するレンズなど
を介在させても、本発明の効果を損なうものでないこと
は明らかである。
【0037】また、実施例では、本発明の理解を容易に
するために、主要な光学部品を図示するにとどめたが、
ランプの光の強度分布を平均化するための光学部品と
か、投写レンズへの集光性能を上げるコンデンサーレン
ズなどの光学部材があっても同様の効果を得ることがで
きることは説明するまでもない。
【0038】また、実施例では、表示素子の表示面を上
下方向を3分割して光を照射したが、上下に限るもので
はなく、表示素子の表示面の長辺方向を略3等分して光
を照射させても効果は何ら変わらない。
【0039】また、色分離した光を表示素子の所定の領
域に照射する場合に、その集光方法によっては、隣り合
う領域の光が領域の境で混色し、投写した映像の品位を
悪くする。このような場合は、例えば、混色部分の表示
素子の映像を灰色調にするとか、混色部分の明るさを混
色領域の近傍の明るさに合わせるなど予め表示素子の駆
動を設定することで表示素子の混色部分を目立たなくす
ることができる。
【0040】以上述べたように、本発明によれば、ラン
プの光を複数の所定の波長域を持つ光束に分離し、分離
した複数の光束は、表示素子の光照射面を複数の光束の
数に分けた領域に順次照射される。表示素子は、各々の
複数の光束が照射される領域毎にその波長域の光に対応
して変調し、変調した光をスクリーン上に拡大投写して
映像を得るようにプロジェクターを構成した。
【0041】ここで、複数の所定の波長域を持つ光束に
分離ために、複数枚の略円盤の周を分割し、各分割部分
に所定の波長域の光を反射する色分離機能を持たせ、略
円盤を一定間隔に積み重ねて円盤群を形成し、この円盤
群を回転させて1枚目の円盤から最終段の円盤にかけて
光を所定の波長域の光束に順次選択反射させる。また
は、所定の波長域の光を反射する複数枚の色分離フィル
ターを所定間隔で重ねてこのフィルターに入射する光を
1枚目フィルターから順次n枚目フィルターまで所定波
長域の光を選択して表示素子に向けて反射させている。
このように構成することによって、光の利用効率を向上
させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるプロジ
ェクターによれば、ランプ光源から出射する光は従来技
術のように時間的に直列に色分離されるのではでなく、
時間的に並列に色分離されるので、光の利用効率が向上
し、明るい映像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプロジェクターの第1の実施例の
要部構成を示す模式図である。
【図2】本発明によるプロジェクタにおいて、照射光を
所定の波長域に分離する原理を説明するための模式図で
ある。
【図3】本発明によるプロジェクターの回転色分離円盤
の一実施例を示す上面図である。
【図4】1フィールド間の表示素子上の映像を示す模式
図及びこれらの画面を合成した時の表示素子上の映像を
示す模式図である。
【図5】表示素子上に照射される光の時間毎の推移を示
す特性図である。
【図6】本発明によるプロジェクターの第2の実施例の
要部構成の一実施例を示す模式図である。
【図7】図6に示すプロジェクターの色分離のメカニズ
ムを説明するための模式図である。
【図8】本発明によるプロジェクターの第3の実施例の
要部構成を示す模式図である。
【図9】従来のプロジェクターの要部構成図を示す模式
図である。
【図10】従来の回転色分離円盤の上面図である。
【図11】1フィールドの間に回転色分離円盤の赤色透
過領域、緑色透過領域、青色透過領域を透過した表示素
子上の映像及びこれらの画面を合成した時の表示素子上
の映像を示す模式図である。
【符号の説明】
1…ランプの光源、2…集光用反射鏡、3、4、29…
回転色分離円盤、5、30…駆動用モーター、6、8…
反射ミラー、7、9、10…照射光学系、11、27…
表示素子、12…投写レンズ、13…スクリーン、1
4、31…表示素子駆動回路、15、16、17、1
8、19、28…光束、24、25、26…フィルタ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷出 秀雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 Fターム(参考) 2H048 AA01 AA12 AA19 AA26 FA01 FA15 FA22 2H059 AA38

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、前記光源の光を異なった波長域を
    有する複数の光束に分離する手段と、前記複数の光束の
    各々が照射される複数の領域を有し、前記照射された光
    を映像に応じて変調して出射する表示素子と、前記各領
    域に前記複数の光束が順次照射されるように前記分離手
    段を移動させる手段とを備えることを特徴とするプロジ
    ェクター。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプロジェクターにおいて、
    前記光束を分離する手段は複数の異なった波長域の光束
    得ることができる複数のフィルタを有する円盤を複数設
    けた円盤群から構成されることを特徴とするプロジェク
    ター。
  3. 【請求項3】請求項2記載のプロジェクターにおいて、
    前記移動手段は前記円盤群を同時に回転させる手段であ
    ることを特徴とするプロジェクター。
  4. 【請求項4】請求項1記載のプロジェクターにおいて、
    前記光束を分離する手段は間隔を置いて配置され、それ
    ぞれ異なった波長域の光を反射する複数のフィルタから
    構成されることを特徴とするプロジェクター。
  5. 【請求項5】請求項4記載のプロジェクターにおいて、
    前記移動手段は前記複数のフィルタから反射される光束
    の出射角を変化させるように前記各フィルタを移動させ
    る手段であることを特徴とするプロジェクター。
  6. 【請求項6】請求項1記載のプロジェクターにおいて、
    前記表示素子は透過型表示素子であることを特徴とする
    プロジェクター。
  7. 【請求項7】請求項1記載のプロジェクターにおいて、
    前記表示素子は反射形表示素子であることを特徴とする
    プロジェクター。
  8. 【請求項8】請求項1記載のプロジェクターにおいて、
    前記表示素子はn分割された領域を有する表示面を備
    え、前記分離手段はn個の異なった波長域の光束を反射
    するn(正の整数)枚の円盤を間隔を開けて重ねた円盤
    群を備え、各円盤から反射された異なった波長域の光束
    を前記表示面に出射するように構成され、各円盤から得
    られる光束の波長域を変化させるため前記移動手段は前
    記円盤群を回転させる手段であることを特徴とするプロ
    ジェクター。
  9. 【請求項9】請求項1記載のプロジェクターにおいて、
    前記表示素子はn分割された領域を有する表示面を備
    え、前記分離手段はn(正の整数)個の異なった波長域
    の光束を反射するn−1枚の円盤を間隔を開けて重ねた
    円盤群を備え、前記n−1枚の円盤から反射された光束
    と、前記円盤群の内、光が最後に通過する円盤を透過し
    た光束とを前記表示面の各領域に照射するように構成さ
    れ、各円盤から得られる光束の波長域を変化させるため
    の前記移動手段は前記円盤群を回転させる手段であるこ
    とを特徴とするプロジェクター。
  10. 【請求項10】請求項1記載のプロジェクターにおい
    て、前記各領域に前記複数の光束の全てが照射される期
    間は1フィールドの整数倍であることを特徴とするプロ
    ジェクター。
  11. 【請求項11】ランプの光源を複数の異なった波長域を
    持つ光束に順次分離し、分離した光束を表示素子の光照
    射面のほぼ全面に順次照射して表示素子で光を映像に対
    応して変調し、変調した光をスクリーンに拡大投写して
    映像を得るプロジェクターにおいて、 前記光源から異なった波長域を持つ複数の光束をほぼ同
    時に分離し、前記分離した光束を前記表示素子の光照射
    面を前記複数の光束の数と同数の領域に分けた各領域に
    照射すると共に前記複数の光束を前記各領域に順次照射
    し、前記表示素子は各々の複数の光束が照射される領域
    毎に、前記波長域の光が照射される期間、前記波長域の
    光を映像に対応して変調することを特徴とするプロジェ
    クター。
  12. 【請求項12】請求項11記載ののプロジェクターにお
    いて、前記異なった波長域を持つ複数の光束をほぼ同時
    に分離する手段は、分離する波長域の光の数をnとする
    と、n枚の略円盤の周をn分割し、各分割部分に所定の
    波長域の光を反射する色分離機能を持たせ、前記n枚の
    略円盤を一定間隔に積み重ねて円盤群を形成し、前記円
    盤群の1枚目の円盤からn枚目の円盤にかけて光を所定
    の波長域の光束に順次選択反射させるように各円盤の周
    位置を合わせ、前記円板群の1枚目の円盤に前記ランプ
    の光を約45度の入射角で照射し、前記各円盤から得ら
    れる1からnの所定の波長域を持つ光を前記表示素子の
    前記各領域に照射し、また、前記円盤群を回転させて、
    前記表示素子の前記各領域に円盤を分割した波長域の順
    に異なった波長域の光を照射するように配置したことを
    特徴とするプロジェクター。
  13. 【請求項13】請求項11記載のプロジェクターにおい
    て、前記異なった波長域を持つ複数の光束をほぼ同時に
    分離する手段は、分離する波長域の光の数をnとする
    と、n−1枚の略円盤の周をn分割し、各分割部分に所
    定の波長域の光を反射する色分離機能を持たせ、前記n
    −1枚の略円盤を一定間隔に積み重ねて円盤群を形成
    し、前記円盤群の1枚目の円盤からn−1枚目の円盤に
    かけて異なった波長域の光束を順次選択反射させてえら
    れた複数の光束と、n−1枚目を通過して前記光束とは
    異なった波長域の光束とが得られるように前記各円盤の
    周位置を合わせ、前記円板群の1枚目の円盤に前記ラン
    プの光を約45度の入射角で照射し、前記円盤群から得
    られた1からnの所定の波長域を持つ光を前記表示素子
    の前記各領域に照射し、前記円盤群を回転させて、前記
    表示素子の前記各領域に照射される光が円盤を分割して
    得られた波長域の前記光束の順に照射するように配置し
    たことを特徴とするプロジェクター。
  14. 【請求項14】請求項12または13記載のプロジェク
    ターにおいて、前記複数の光束を前記表示素子の前記各
    領域に照射し、前記各領域に前記複数の光束全てが照射
    される期間が映像を得る1フィールドの正の整数倍であ
    ることを特徴とするプロジェクター。
  15. 【請求項15】請求項11記載のプロジェクターにおい
    て、前記異なった波長域を持つ複数の光束をほぼ同時に
    分離する手段は、分離する波長域の光の数をnとする
    と、n枚の所定の波長域の光を反射する色分離フィルタ
    ーを所定間隔で重ね、前記n枚のフィルターによって前
    記異なった波長域の複数の光束を得、前記得られた光束
    を前記表示素子に向けて反射させるように配置し、すべ
    ての異なった波長域の光束を持つ光が前記表示素子の前
    記各領域に照射されるように一定時間毎に前記各フィル
    ターの配置角度を変えるようにすることを特徴とするプ
    ロジェクター。
  16. 【請求項16】請求項15に記載のプロジェクターにお
    いて、前記各領域に前記複数の光束の全てが照射される
    期間は映像を得る1フィールドの正の整数倍であること
    を特徴とするプロジェクター。
  17. 【請求項17】請求項11、12、13、14、15、
    または16記載のプロジェクターにおいて、前記複数の
    異なった波長域は、赤色光、青色光、緑色光の3種類の
    波長域であって、前記表示素子の光束を照射する前記領
    域は、1辺が表示素子の表示面の長辺を略3等分した辺
    であり、他の一辺が表示素子の表示面の短辺であること
    を特徴とするプロジェクター。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005043431A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Ricoh Co Ltd 照明装置及びこれを用いたカラー画像表示装置
JP2005266324A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Mitsubishi Electric Corp 投射光学装置および投射型画像表示装置
US7006310B2 (en) 2003-08-25 2006-02-28 Nec Viewtechnology, Inc. Color projection type display apparatus reusing incident light
KR100686049B1 (ko) 2005-02-28 2007-02-22 엘지전자 주식회사 이중 컬러 휠을 갖는 프로젝터
WO2009146642A1 (zh) * 2008-06-07 2009-12-10 Wang Yongjing 产生合成图像的系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005043431A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Ricoh Co Ltd 照明装置及びこれを用いたカラー画像表示装置
US7006310B2 (en) 2003-08-25 2006-02-28 Nec Viewtechnology, Inc. Color projection type display apparatus reusing incident light
JP2005266324A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Mitsubishi Electric Corp 投射光学装置および投射型画像表示装置
KR100686049B1 (ko) 2005-02-28 2007-02-22 엘지전자 주식회사 이중 컬러 휠을 갖는 프로젝터
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