JP2000142752A - 容器用中栓体 - Google Patents
容器用中栓体Info
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- JP2000142752A JP2000142752A JP10321039A JP32103998A JP2000142752A JP 2000142752 A JP2000142752 A JP 2000142752A JP 10321039 A JP10321039 A JP 10321039A JP 32103998 A JP32103998 A JP 32103998A JP 2000142752 A JP2000142752 A JP 2000142752A
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体の流出を適量に調整できると共に液体の
詰め替えを速やかに行える容器用の中栓体を提供する。 【解決手段】 中栓体10の底部10bと側壁部10c
とは、その外周面が容器口元12a内部に臨んでおり、
この底部10bと側壁部10cとの少なくとも一方に
は、外部へ前記容器12内との間で適量の液体を流出あ
るいは流入させる液流路(流路孔14)が形成され、記
側壁部10cには少なくとも前記流路孔14の上方位置
に、流路孔14の合計開口面積よりも合計開口面積が狭
い通気路18が形成されたものである。
詰め替えを速やかに行える容器用の中栓体を提供する。 【解決手段】 中栓体10の底部10bと側壁部10c
とは、その外周面が容器口元12a内部に臨んでおり、
この底部10bと側壁部10cとの少なくとも一方に
は、外部へ前記容器12内との間で適量の液体を流出あ
るいは流入させる液流路(流路孔14)が形成され、記
側壁部10cには少なくとも前記流路孔14の上方位置
に、流路孔14の合計開口面積よりも合計開口面積が狭
い通気路18が形成されたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収容された、衣料
用、台所用、浴用等の各種洗剤、液体漂白剤、シャンプ
ー、リンス、あるいは柔軟剤等の液体、または、清涼飲
料、あるいは液体調味料等の液体を、注出量を制御しな
がら適量注出して使用できる容器において、新しい液が
収容された袋状等の容器からの詰め替えや補充を短時間
かつスムーズに行うよう該容器の口元に設ける容器用中
栓体に関する。
用、台所用、浴用等の各種洗剤、液体漂白剤、シャンプ
ー、リンス、あるいは柔軟剤等の液体、または、清涼飲
料、あるいは液体調味料等の液体を、注出量を制御しな
がら適量注出して使用できる容器において、新しい液が
収容された袋状等の容器からの詰め替えや補充を短時間
かつスムーズに行うよう該容器の口元に設ける容器用中
栓体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗剤等の液体を収容する容器は、
液体衣料用洗剤、台所用洗剤、浴用洗剤、液体漂白剤
等、貯蔵する液体の種類・用途等によって、内容液およ
び用途に適した容器が製作されている。しかるに、上記
の各種容器は製造コストが高くなると共に、使い捨てに
するとユーザーサイドでかさ張り場所を取るゴミになり
やすい。そこで、それまで収容されていた液体と同じ液
体をコストが安くゴミとして廃棄も容易なパウチ等袋状
容器に収容した液体製品が詰め替え用として販売等され
ており、ユーザーは前の液体と同じ液体の詰め替え用製
品を購入し使っていた空の容器に詰め替えて使用でき
る。
液体衣料用洗剤、台所用洗剤、浴用洗剤、液体漂白剤
等、貯蔵する液体の種類・用途等によって、内容液およ
び用途に適した容器が製作されている。しかるに、上記
の各種容器は製造コストが高くなると共に、使い捨てに
するとユーザーサイドでかさ張り場所を取るゴミになり
やすい。そこで、それまで収容されていた液体と同じ液
体をコストが安くゴミとして廃棄も容易なパウチ等袋状
容器に収容した液体製品が詰め替え用として販売等され
ており、ユーザーは前の液体と同じ液体の詰め替え用製
品を購入し使っていた空の容器に詰め替えて使用でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記容器に
は、液を充填するときには大口径の方が充填効率が良い
が、使うときに液が一度に出過ぎてしまって使いづらい
ので、液体の流れを制御して注ぎ易くするため、容器口
元に中栓体を設けている。特に、液体漂白剤等ボトルか
ら一気に吐出し過ぎて周囲や人体に触れると問題がある
液体を安全に吐出するために、液流路を制限した中栓体
を装着することが知られている。しかしながら、従来の
中栓体は、液流路を形成することによって液の流出を制
御しているが、反面、液体の詰め替え時には中栓体内部
に流入した液体で液流路が塞がってしまい、容易に液体
と空気との置換が行えなくなってしまうので、結局、容
器内への液体流入速度が遅くなって詰め替えに時間がか
かり過ぎる結果となる。
は、液を充填するときには大口径の方が充填効率が良い
が、使うときに液が一度に出過ぎてしまって使いづらい
ので、液体の流れを制御して注ぎ易くするため、容器口
元に中栓体を設けている。特に、液体漂白剤等ボトルか
ら一気に吐出し過ぎて周囲や人体に触れると問題がある
液体を安全に吐出するために、液流路を制限した中栓体
を装着することが知られている。しかしながら、従来の
中栓体は、液流路を形成することによって液の流出を制
御しているが、反面、液体の詰め替え時には中栓体内部
に流入した液体で液流路が塞がってしまい、容易に液体
と空気との置換が行えなくなってしまうので、結局、容
器内への液体流入速度が遅くなって詰め替えに時間がか
かり過ぎる結果となる。
【0004】本発明は、前記の問題点を解消するためな
されたものであって、液体の流出を適量に調整できると
共に、液体の詰め替えが速やかに行える容器用中栓体を
提供することを目的とする。
されたものであって、液体の流出を適量に調整できると
共に、液体の詰め替えが速やかに行える容器用中栓体を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
容器の口元に設け、容器内の液体を最適の流出量に制御
して流出させるための中栓体において、中栓体は全体形
状が概略カップ状を呈して、開口部が容器口元に露出
し、底部が容器内に位置しており、該底部または側壁部
に前記容器内の液体を流出あるいは流入させる液流路が
形成され、前記側壁部には少なくとも前記液流路の上方
位置に、容器内と外部とを連通する液流路の合計開口面
積よりも合計開口面積が狭い通気路が形成されたことを
特徴とする容器用中栓体である。
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
容器の口元に設け、容器内の液体を最適の流出量に制御
して流出させるための中栓体において、中栓体は全体形
状が概略カップ状を呈して、開口部が容器口元に露出
し、底部が容器内に位置しており、該底部または側壁部
に前記容器内の液体を流出あるいは流入させる液流路が
形成され、前記側壁部には少なくとも前記液流路の上方
位置に、容器内と外部とを連通する液流路の合計開口面
積よりも合計開口面積が狭い通気路が形成されたことを
特徴とする容器用中栓体である。
【0006】請求項1の発明によれば、中栓体を全体形
状が概略カップ状を呈して、開口部が容器口元に露出
し、底部が容器内に位置させて配設しており、液体の詰
め替え時に、露出した開口部から中栓体に液体を注ぎ入
れ易い。また、前記底部または側壁部に前記容器内の液
体を流出あるいは流入させる液流路が形成され、前記側
壁部には少なくとも前記液流路の上方位置には容器内と
外部との通気路を形成したので、前記液流路から液体を
容器内に流入させるときに容器内の空気が抜けて流れや
すくなる。特に、中栓体内の中空部に液体が一杯になり
液流路からは空気の逃げ場が無くても前記通気路から空
気を抜けさせることができるので、気液置換がスムーズ
に行われて液体を容器内に効率的に流入させることがで
きる。また、前記通気路は、液流路の合計開口面積より
も合計開口面積が狭く形成されているので、液体を流れ
にくく通気路からの空気の抜けを確保できる。なお、前
記通気路の開口面積は、液体の粘度などの流れやすさに
応じて、流れにくく空気のみ流す大きさに設定すること
が空気の抜け確保の点でより好ましい。また、中栓体の
側面部に液流路を形成したときに、通気路はこの液流路
に連続しても不連続でもいずれでもよいものである。
状が概略カップ状を呈して、開口部が容器口元に露出
し、底部が容器内に位置させて配設しており、液体の詰
め替え時に、露出した開口部から中栓体に液体を注ぎ入
れ易い。また、前記底部または側壁部に前記容器内の液
体を流出あるいは流入させる液流路が形成され、前記側
壁部には少なくとも前記液流路の上方位置には容器内と
外部との通気路を形成したので、前記液流路から液体を
容器内に流入させるときに容器内の空気が抜けて流れや
すくなる。特に、中栓体内の中空部に液体が一杯になり
液流路からは空気の逃げ場が無くても前記通気路から空
気を抜けさせることができるので、気液置換がスムーズ
に行われて液体を容器内に効率的に流入させることがで
きる。また、前記通気路は、液流路の合計開口面積より
も合計開口面積が狭く形成されているので、液体を流れ
にくく通気路からの空気の抜けを確保できる。なお、前
記通気路の開口面積は、液体の粘度などの流れやすさに
応じて、流れにくく空気のみ流す大きさに設定すること
が空気の抜け確保の点でより好ましい。また、中栓体の
側面部に液流路を形成したときに、通気路はこの液流路
に連続しても不連続でもいずれでもよいものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に
係る中栓体10を詰め替え用容器12に設けた構成の説
明図である。図2、図3は実施形態1にかかる中栓体1
0の断面説明図、図4(a)、(b)は中栓体10の液
体流出、流入の作用説明図である。
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に
係る中栓体10を詰め替え用容器12に設けた構成の説
明図である。図2、図3は実施形態1にかかる中栓体1
0の断面説明図、図4(a)、(b)は中栓体10の液
体流出、流入の作用説明図である。
【0008】図1のように、容器12は正立した状態と
ユーザーが持って口元12aを下に向けた状態とでその
形状を維持できる程度の剛性の樹脂成形ボトルとするこ
とが適切である。そして、中栓体10は、容器12内の
液体を広口の口元12aから一度に流出せずに最適量の
み流出させるためのものであって、容器12本体より細
径の口元12aの先端部に装着されている。
ユーザーが持って口元12aを下に向けた状態とでその
形状を維持できる程度の剛性の樹脂成形ボトルとするこ
とが適切である。そして、中栓体10は、容器12内の
液体を広口の口元12aから一度に流出せずに最適量の
み流出させるためのものであって、容器12本体より細
径の口元12aの先端部に装着されている。
【0009】前記中栓体10は、全体形状が円筒状側面
部の底部がほぼ閉じた概略カップ状を呈しており、開口
(開口部10a)した頂部が容器口元12a外部に露出
し、底部10bと側壁部10cが容器12内に位置して
いるが、中栓体10頂部(上端部)はフランジ状に張り
出して容器口元12aの上端面に係止する構造等によ
り、前記中栓体10が容器12内に没入してしまわない
構造になっており、これ以上の容器12内への中栓体1
0の没入を規制することができる。
部の底部がほぼ閉じた概略カップ状を呈しており、開口
(開口部10a)した頂部が容器口元12a外部に露出
し、底部10bと側壁部10cが容器12内に位置して
いるが、中栓体10頂部(上端部)はフランジ状に張り
出して容器口元12aの上端面に係止する構造等によ
り、前記中栓体10が容器12内に没入してしまわない
構造になっており、これ以上の容器12内への中栓体1
0の没入を規制することができる。
【0010】そして、実施形態1に係る中栓体10の底
部10bと側壁部10cとは、その外周面が容器口元1
2a内部に臨んでおり、この側壁部10cには、中栓体
10を介して外部と前記容器12内との間で液体を流出
あるいは流入させる液流路が形成される。この液流路と
して、実施形態1では、図2〜図4に示すように、底部
10bは塞いだ状態で側壁部10cに液体を流出および
流入させる上下に長いスリット形状の流路孔14のみを
形成している。
部10bと側壁部10cとは、その外周面が容器口元1
2a内部に臨んでおり、この側壁部10cには、中栓体
10を介して外部と前記容器12内との間で液体を流出
あるいは流入させる液流路が形成される。この液流路と
して、実施形態1では、図2〜図4に示すように、底部
10bは塞いだ状態で側壁部10cに液体を流出および
流入させる上下に長いスリット形状の流路孔14のみを
形成している。
【0011】また、前記側壁部10cには前記液流路の
上方位置に容器12内と外部との通気路18が形成され
る。この通気路18は、容器12内と外部とを連通する
流路孔(液流路)14の合計開口面積よりも合計開口面
積が狭く形成されており、この条件を満たす限り、この
通気路18は種々の形状を取り得るものである。例え
ば、側壁部10cに液流路を形成したときには、通気路
18は該液流路に連続して形成しても、独立して形成し
ても、いずれでもよいものである。また、通気路18の
形状はスリット、円形、矩形等適宜の形状に形成でき、
通気路18は液体が流れにくく空気のみ流す寸法である
ことが好ましい。中栓体10は樹脂成形することがで
き、前記通気路18の大きさや形状は中栓体の材質と液
体の表面張力や粘度の関係から決定できる。例えば図
2、図3のように、側壁部10cには、通気路18を比
較的幅狭の縦長スリット形状、複数の円形孔にそれぞれ
形成し、かつ通気路18下端部を比較的幅広の流路孔1
4の上端部に連続して形成することができる。この場
合、粘度5〜100cpの液体に対するのが好適であ
る。
上方位置に容器12内と外部との通気路18が形成され
る。この通気路18は、容器12内と外部とを連通する
流路孔(液流路)14の合計開口面積よりも合計開口面
積が狭く形成されており、この条件を満たす限り、この
通気路18は種々の形状を取り得るものである。例え
ば、側壁部10cに液流路を形成したときには、通気路
18は該液流路に連続して形成しても、独立して形成し
ても、いずれでもよいものである。また、通気路18の
形状はスリット、円形、矩形等適宜の形状に形成でき、
通気路18は液体が流れにくく空気のみ流す寸法である
ことが好ましい。中栓体10は樹脂成形することがで
き、前記通気路18の大きさや形状は中栓体の材質と液
体の表面張力や粘度の関係から決定できる。例えば図
2、図3のように、側壁部10cには、通気路18を比
較的幅狭の縦長スリット形状、複数の円形孔にそれぞれ
形成し、かつ通気路18下端部を比較的幅広の流路孔1
4の上端部に連続して形成することができる。この場
合、粘度5〜100cpの液体に対するのが好適であ
る。
【0012】実施形態1の容器12において、図2の中
栓体10を設けたものの液体流出および流入の作用効果
を説明する。すなわち、液体を流出させるときには、図
4(a)に示すように、ユーザーが容器12の口元12
aを下方向に傾けて中栓体先端の開口部10aを下に向
ける。すると、容器12内の液体22は、容器12の底
部側から口元部12a側に移動する。すると、液流路で
ある流路孔14から液体22は流れ出し、ユーザーは流
路孔14の大きさに応じた流量の液体22を洗濯槽等の
目的箇所に注ぎ入れることができる。また、口元部12
a内部においては通気路18にも液体22が集まるが、
この通気路18は、空気のみ流せる寸法(大きさ)であ
るため、液体22が流れにくい。
栓体10を設けたものの液体流出および流入の作用効果
を説明する。すなわち、液体を流出させるときには、図
4(a)に示すように、ユーザーが容器12の口元12
aを下方向に傾けて中栓体先端の開口部10aを下に向
ける。すると、容器12内の液体22は、容器12の底
部側から口元部12a側に移動する。すると、液流路で
ある流路孔14から液体22は流れ出し、ユーザーは流
路孔14の大きさに応じた流量の液体22を洗濯槽等の
目的箇所に注ぎ入れることができる。また、口元部12
a内部においては通気路18にも液体22が集まるが、
この通気路18は、空気のみ流せる寸法(大きさ)であ
るため、液体22が流れにくい。
【0013】一方、容器12の中栓体10において、液
体22を流入させるときには、図4(b)に示すよう
に、ユーザーが容器12を正立させて口元12aを上向
きにし、中栓体開口部10aを上方に向ける。この状態
で、パウチ等の袋状容器に収容された詰め替え用の液体
22を中栓体10開口10aから中栓体10内に注ぎ入
れる。すると、中栓体10内の液体は液流路の流路孔1
4を通って容器12内に流入し、容器12内の空気を常
に通気孔18から抜けさせるので、気液置換がスムーズ
に行われて液体を効率的に流入させ、順次液体を容器内
に注ぎ入れることにより、液体22の詰め替えができる
ものである。この場合に、中栓体10に詰め替え用の液
体22を注ぎ入れると、図4(b)中に示すように、側
壁部10cのスリット状の流路孔14の上端一杯に液体
喫水22aが来るまでは、容器12内空気は、前記通気
孔18と共に流路孔14からも抜けるが、前記上端一杯
以上に液体喫水22aが来ると、流路孔14からは前記
内部空気が排出できないが、その上方に位置する通気路
18から前記内部空気を排出することができる。したが
って、詰め替え用の液体22の注ぎ入れを流路孔14か
ら連続的に容器12中に流入させることができ、液体の
詰め替えに熟練を要しない。
体22を流入させるときには、図4(b)に示すよう
に、ユーザーが容器12を正立させて口元12aを上向
きにし、中栓体開口部10aを上方に向ける。この状態
で、パウチ等の袋状容器に収容された詰め替え用の液体
22を中栓体10開口10aから中栓体10内に注ぎ入
れる。すると、中栓体10内の液体は液流路の流路孔1
4を通って容器12内に流入し、容器12内の空気を常
に通気孔18から抜けさせるので、気液置換がスムーズ
に行われて液体を効率的に流入させ、順次液体を容器内
に注ぎ入れることにより、液体22の詰め替えができる
ものである。この場合に、中栓体10に詰め替え用の液
体22を注ぎ入れると、図4(b)中に示すように、側
壁部10cのスリット状の流路孔14の上端一杯に液体
喫水22aが来るまでは、容器12内空気は、前記通気
孔18と共に流路孔14からも抜けるが、前記上端一杯
以上に液体喫水22aが来ると、流路孔14からは前記
内部空気が排出できないが、その上方に位置する通気路
18から前記内部空気を排出することができる。したが
って、詰め替え用の液体22の注ぎ入れを流路孔14か
ら連続的に容器12中に流入させることができ、液体の
詰め替えに熟練を要しない。
【0014】なお、前記の実施形態1では本発明の好適
例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはも
ちろんであり、次の実施形態2のように構成できる。実
施形態2にかかる中栓体10は、図5、図6に示すよう
に、側壁部10cの流路孔14を主に流出用にして、底
部10bに液体流入用にヒンジ構造16aを介して開く
開閉蓋構造16を形成したものである。なお、この実施
形態2にかかる中栓体10は、前記図1〜図4に示した
実施形態1にかかる中栓体10と同様部分に同一の符号
を付している。図5、図6は、通気孔18を図2、図3
と同様に形成した例である。
例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはも
ちろんであり、次の実施形態2のように構成できる。実
施形態2にかかる中栓体10は、図5、図6に示すよう
に、側壁部10cの流路孔14を主に流出用にして、底
部10bに液体流入用にヒンジ構造16aを介して開く
開閉蓋構造16を形成したものである。なお、この実施
形態2にかかる中栓体10は、前記図1〜図4に示した
実施形態1にかかる中栓体10と同様部分に同一の符号
を付している。図5、図6は、通気孔18を図2、図3
と同様に形成した例である。
【0015】図5、図6に示すように、実施形態2の中
栓体10において、前記開閉蓋構造16は、液の圧力ま
たは自重で開閉動作できるものである。また、開閉蓋構
造16は、中栓体10の底部10bとの間に薄い部分を
ヒンジ構造16aとして設けて中栓体10と一体形成し
ても、中栓体10と別体形成してヒンジ構造16aで連
結してもいずれでもよい。
栓体10において、前記開閉蓋構造16は、液の圧力ま
たは自重で開閉動作できるものである。また、開閉蓋構
造16は、中栓体10の底部10bとの間に薄い部分を
ヒンジ構造16aとして設けて中栓体10と一体形成し
ても、中栓体10と別体形成してヒンジ構造16aで連
結してもいずれでもよい。
【0016】この実施形態2の容器12において、図5
の中栓体10を設けたものの液体流出および流入の作用
効果を図7に基づき説明する。すなわち、液体を流出さ
せるときには、図7(a)に示すように、ユーザーが容
器12の口元12aを下方向に傾けて中栓体先端の開口
部10aを下に向ける。すると、容器12内の液体22
は、容器12の底部側から口元部12a側に移動する。
開閉蓋構造16は液体22からの圧力または自重により
閉じた状態であるで、流路孔14からのみ液体22は流
れ出し、ユーザーは流路孔14の大きさに応じた流量の
液体22を洗濯槽等の目的箇所に注ぎ入れることができ
る。
の中栓体10を設けたものの液体流出および流入の作用
効果を図7に基づき説明する。すなわち、液体を流出さ
せるときには、図7(a)に示すように、ユーザーが容
器12の口元12aを下方向に傾けて中栓体先端の開口
部10aを下に向ける。すると、容器12内の液体22
は、容器12の底部側から口元部12a側に移動する。
開閉蓋構造16は液体22からの圧力または自重により
閉じた状態であるで、流路孔14からのみ液体22は流
れ出し、ユーザーは流路孔14の大きさに応じた流量の
液体22を洗濯槽等の目的箇所に注ぎ入れることができ
る。
【0017】一方、容器12の中栓体10において、液
体22を流入させるときには、図7(b)に示すよう
に、ユーザーが容器12を正立させて口元12aを上向
きにし、中栓体開口部10aを上方に向ける。この状態
で、パウチ等の袋状容器に収容された詰め替え用の液体
22を中栓体10開口10aから中栓体10内に注ぎ入
れる。この場合、開閉蓋構造16は、注ぎ入れられた液
体22の圧力または自重等により開くので、液体22は
この開閉蓋構造16と流路孔14から容器12内に流入
し、それと共に、容器12内の空気を常に通気孔18か
ら抜けさせるので、気液置換がスムーズに行われて液体
を効率的に流入でき、順次液体を容器内に注ぎ入れるこ
とにより、液体22の詰め替えができるものである。
体22を流入させるときには、図7(b)に示すよう
に、ユーザーが容器12を正立させて口元12aを上向
きにし、中栓体開口部10aを上方に向ける。この状態
で、パウチ等の袋状容器に収容された詰め替え用の液体
22を中栓体10開口10aから中栓体10内に注ぎ入
れる。この場合、開閉蓋構造16は、注ぎ入れられた液
体22の圧力または自重等により開くので、液体22は
この開閉蓋構造16と流路孔14から容器12内に流入
し、それと共に、容器12内の空気を常に通気孔18か
ら抜けさせるので、気液置換がスムーズに行われて液体
を効率的に流入でき、順次液体を容器内に注ぎ入れるこ
とにより、液体22の詰め替えができるものである。
【0018】詳しくは、中栓体10に詰め替え用の液体
22を注ぎ入れると、図4(b)中に示すように、側壁
部10cのスリット状の流路孔14の上端に達するまで
は液体喫水22aが達するまでは流路孔14が通気孔1
8と同様に内部空気を排出して効率的な液充填を行う。
そして、前記液体22をさらに多量に注ぎ入れて、流路
孔14の上端一杯以上に液体喫水22aが来たときに
は、液流路である開閉蓋構造16と流路孔14の双方は
液体で塞がり空気の逃げ場がなくなるが、その流路孔1
4の上方に位置する通気路18から前記内部空気を排出
できるので、気液置換がスムーズに行われて液体を容器
内に効率的に流入させることができる。したがって、詰
め替え用の液体22の注ぎ入れを流路孔14から連続し
て容器12内に流入させることができ、液体の詰め替え
に熟練を要しない。
22を注ぎ入れると、図4(b)中に示すように、側壁
部10cのスリット状の流路孔14の上端に達するまで
は液体喫水22aが達するまでは流路孔14が通気孔1
8と同様に内部空気を排出して効率的な液充填を行う。
そして、前記液体22をさらに多量に注ぎ入れて、流路
孔14の上端一杯以上に液体喫水22aが来たときに
は、液流路である開閉蓋構造16と流路孔14の双方は
液体で塞がり空気の逃げ場がなくなるが、その流路孔1
4の上方に位置する通気路18から前記内部空気を排出
できるので、気液置換がスムーズに行われて液体を容器
内に効率的に流入させることができる。したがって、詰
め替え用の液体22の注ぎ入れを流路孔14から連続し
て容器12内に流入させることができ、液体の詰め替え
に熟練を要しない。
【0019】前記各実施形態の中栓体では、筒状の側壁
部に液流路を形成したが、同様の機能を発揮すれば、液
流路の形状、形成箇所、個数は適宜に選択できる。例え
ば、側壁部には液流路を形成しないで、底部に液流路を
設けてもよい。この場合に、底部の開閉蓋構造16に液
流路を形成するときには、図8(a)に示すように、開
閉蓋構造16の周縁部に設けても、図8(b)に示すよ
うに、開閉蓋構造16の中央部に設けてもいずれでもよ
い。
部に液流路を形成したが、同様の機能を発揮すれば、液
流路の形状、形成箇所、個数は適宜に選択できる。例え
ば、側壁部には液流路を形成しないで、底部に液流路を
設けてもよい。この場合に、底部の開閉蓋構造16に液
流路を形成するときには、図8(a)に示すように、開
閉蓋構造16の周縁部に設けても、図8(b)に示すよ
うに、開閉蓋構造16の中央部に設けてもいずれでもよ
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、容器内の液体を流出あるいは流入させる液流路の
外に、側壁部には少なくとも前記液流路の上方位置に、
容器内と外部とを連通する液流路の合計開口面積よりも
合計開口面積が狭い通気路が形成したので、液流路から
液体を容器内に流入させるときに容器内の空気が入れ替
わりに外に抜けやすくなる。特に、液流路に液体が一杯
になり液流路からは空気の逃げ場が無くても前記通気路
から空気を外部に抜けさせることができ、スムーズに液
体を容器内に流入させることができる。
れば、容器内の液体を流出あるいは流入させる液流路の
外に、側壁部には少なくとも前記液流路の上方位置に、
容器内と外部とを連通する液流路の合計開口面積よりも
合計開口面積が狭い通気路が形成したので、液流路から
液体を容器内に流入させるときに容器内の空気が入れ替
わりに外に抜けやすくなる。特に、液流路に液体が一杯
になり液流路からは空気の逃げ場が無くても前記通気路
から空気を外部に抜けさせることができ、スムーズに液
体を容器内に流入させることができる。
【図1】本発明の実施形態に係る中栓体を詰め替え用容
器に設けた構成の説明図である。
器に設けた構成の説明図である。
【図2】実施形態1に係りかつ通気路の一例を有する中
栓体の構造説明図である。
栓体の構造説明図である。
【図3】実施形態1に係りかつ通気路の他の例を有する
中栓体の構造説明図である。
中栓体の構造説明図である。
【図4】実施形態1の中栓体を用いた容器の作用の説明
図であり、(a)は流出時、(b)は流入時の液体の流
れ状態をそれぞれ示している。
図であり、(a)は流出時、(b)は流入時の液体の流
れ状態をそれぞれ示している。
【図5】実施形態2に係りかつ通気路の一例を有する中
栓体の構造説明図である。
栓体の構造説明図である。
【図6】実施形態2に係りかつ通気路の他の例を有する
中栓体の構造説明図である。
中栓体の構造説明図である。
【図7】実施形態2の中栓体を用いた容器の作用の説明
図であり、(a)は流出時、(b)は流入時の液体の流
れ状態をそれぞれ示している。
図であり、(a)は流出時、(b)は流入時の液体の流
れ状態をそれぞれ示している。
【図8】(a)、(b)はそれぞれ開閉蓋構造に液流路
を形成した各中栓体例の平面視説明図である。
を形成した各中栓体例の平面視説明図である。
10 中栓体 10a 中栓体開口部 10b 中栓体底部 10c 中栓体側壁部 12 容器 12a 容器口元 14 流路孔 16 開閉蓋構造 18 通気路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 洋平 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 松本 曄 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 飯野 由里江 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AB01 EA03 EB02 EB03 FA09 KA18 KB01 LB02 LB07 LD12
Claims (1)
- 【請求項1】 容器の口元に設け、容器内の液体を最適
の流出量に制御して流出させるための中栓体において、 中栓体は全体形状が概略カップ状を呈して、開口部が容
器口元に露出し、底部が容器内に位置しており、 該底部または側壁部に前記容器内の液体を流出あるいは
流入させる液流路が形成され、 前記側壁部には少なくとも前記液流路の上方位置に、容
器内と外部とを連通する液流路の合計開口面積よりも合
計開口面積が狭い通気路が形成されたことを特徴とする
容器用中栓体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321039A JP2000142752A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 容器用中栓体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321039A JP2000142752A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 容器用中栓体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000142752A true JP2000142752A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18128131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10321039A Pending JP2000142752A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 容器用中栓体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000142752A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010275000A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
JP2010274998A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
JP2011088645A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Lion Corp | 中栓及びこれを用いた粉粒物用容器 |
JP2011157084A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出キャップ |
JP2016141406A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 日本クロージャー株式会社 | キャップ |
-
1998
- 1998-11-11 JP JP10321039A patent/JP2000142752A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010275000A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
JP2010274998A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 詰め替え容器 |
JP2011088645A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Lion Corp | 中栓及びこれを用いた粉粒物用容器 |
JP2011157084A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出キャップ |
JP2016141406A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 日本クロージャー株式会社 | キャップ |
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