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JP2000142614A - 物品箱詰め装置 - Google Patents

物品箱詰め装置

Info

Publication number
JP2000142614A
JP2000142614A JP10330278A JP33027898A JP2000142614A JP 2000142614 A JP2000142614 A JP 2000142614A JP 10330278 A JP10330278 A JP 10330278A JP 33027898 A JP33027898 A JP 33027898A JP 2000142614 A JP2000142614 A JP 2000142614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction cup
article
box
disk
articles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10330278A
Other languages
English (en)
Inventor
Itaru Kitagishi
致 北岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OMI DORYOKO KK
Original Assignee
OMI DORYOKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OMI DORYOKO KK filed Critical OMI DORYOKO KK
Priority to JP10330278A priority Critical patent/JP2000142614A/ja
Publication of JP2000142614A publication Critical patent/JP2000142614A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Packaging Of Special Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦横2列で搬送される物品を、物品の大きさ
に合う箱の内部に、その中央に寄せて箱詰めすることが
できる物品箱詰め装置を提供すること。 【解決手段】 箱詰め装置1は、物品Aが縦横2列で送
り込まれる物品プール位置の上方から箱Bが設置される
箱詰め位置の上方までの間を往復動する吸盤支持部8
と、吸盤支持部8を往復動させる往復駆動手段9及び昇
降させる昇降駆動手段29と、吸盤支持部8の下方に縦
横2列に取り付けられた吸盤10と、吸盤支持部8に装
着された円盤11と、円盤11を回動させる回動駆動手
段13を備える。円盤11に、周縁寄りから円心寄りに
亘って、且つ、その径に斜めに交差する4本の弧状溝を
略等間隔に穿設し、吸盤10を、箱Bの対角線に沿って
摺動可能とすると共に、その上部を弧状溝に挿通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、西瓜等の物品を縦
横2列に並べて箱に詰める物品箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、物品搬送手段の上方
に昇降枠を設け、物品搬送手段の搬送方向と交差する方
向に往復動する可動板を昇降枠に配設し、可動板に複数
の移送体を設けると共に、移送体の下方に箱詰めする物
品を一つづつ吸着する複数の吸盤を装着し、昇降枠に移
送体を前記搬送方向に交差して案内するガイドレールを
設け、可動板に複数の吸盤を所定の配列となるよう誘導
する誘導孔を穿設した物品箱詰め装置を、特開平8−6
212号として提案した。
【0003】しかし、このものは、1列に並んで搬送さ
れる物品を所定の配列に並び替えて箱詰めする装置であ
って、2列に並べて搬送される物品を箱詰めすることは
できない。また、大きさ毎に仕分けされた物品を、物品
の大きさに応じた箱に縦横2列に箱詰めする場合は、物
品を箱の中心に寄せて箱詰めしなければならないが、上
記従来の箱詰め装置では、予め定められたパターンでし
か物品を箱詰めすることはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、縦横
2列で搬送される物品を、物品の大きさに合う箱の内部
に、その中央に寄せて箱詰めすることができる物品箱詰
め装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】物品箱詰め装置は、物品
が縦横2列で、且つ、互いに間隔を開けた状態で間欠的
に送り込まれる物品プール位置の上方から、箱が設置さ
れる箱詰め位置の上方までの間を往復動する吸盤支持部
と、該吸盤支持部を往復動させる往復駆動手段と、吸盤
支持部の下方に縦横2列に取り付けられ、前記物品プー
ル位置において物品を吸着すると共に、前記箱詰め位置
において物品を解放する吸盤と、前記吸盤支持部を前記
物品プール位置及び箱詰め位置の上方において昇降させ
る昇降駆動手段と、前記吸盤支持部に回動可能に装着さ
れた円盤と、該円盤を正逆方向に回動させる回動駆動手
段とを備える。円盤は、前記箱詰め位置の上方に達した
時、その円心と箱の平面中央とが一致し、該円盤に、そ
の周縁寄りから円心寄りに亘って、且つ、その径に斜め
に交差する4本の弧状溝を略等間隔に穿設し、前記吸盤
を、それぞれ箱の対角線に沿って摺動可能とすると共
に、その上部を前記弧状溝に挿通する。
【0006】物品プール位置に物品が送り込まれると、
昇降駆動手段が作動して吸盤支持部が降下し、その下方
に取り付けられた吸盤が物品を吸着する。さらに、昇降
駆動手段により吸盤支持部を上昇してから、往復駆動手
段を作動させて吸盤支持部及び吸盤を箱詰め位置の上方
まで移動し、物品を箱の上方に移送する。この間、回動
駆動手段を作動して円盤を回動させると、吸盤が弧状溝
に案内されて箱の対角線に沿って中央部に向けて摺動
し、これにより、吸盤に吸着された物品が箱の中央に向
かって互いに接近する。次に、昇降駆動手段が作動して
吸盤が降下し、物品が箱の内部に、その中央に寄った状
態で収納される。吸盤が物品を解放したら、昇降駆動手
段が吸盤支持部及び吸盤を上昇させ、さらに、往復駆動
手段が元の物品プール位置の上方まで復帰させる。
【0007】昇降駆動装置に物品の大きさを計測する計
測装置を連絡し、該計測装置と前記昇降駆動装置との間
に、前記物品の大きさが大きい時に前記吸盤支持部の降
下点を高く設定する第1の制御装置を介在しても良い。
回動駆動装置に物品の大きさを計測する計測装置を連絡
し、該計測装置と回動駆動装置との間に、前記物品の大
きさが大きい時に前記円盤の回転量を小さく設定する第
2の制御装置を介在することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】図4に示すように、本発明の箱詰
め装置1は、箱詰めされる物品である西瓜Aを搬送する
第1のローラコンベア2の末端部に設置される。第1の
ローラコンベア2の上には、トレー3に載せられた西瓜
Aが縦横2列づつ配列され、これらの西瓜Aを互いに間
隔を開けて間欠的に搬送するようになっている。なお、
第1のローラコンベア2の上流には、西瓜Aの大きさを
計測する図示しない計測装置が設置され、西瓜Aは計測
された大きさによって、S,M,L,LL等の大きさに
基づく階級別に仕分けされる。そして、同じ階級の西瓜
Aが縦横2列に並べてトレー3に載置され、これら同じ
階級の4個の西瓜Aが同時に物品箱詰め装置1に送り込
まれるようになっている。また、箱詰め装置1からは、
箱Bに詰められた西瓜Aを搬出する第2のローラコンベ
ア4が延びている。
【0009】箱詰め装置1は、図1、図4及び図5に示
すように、第1のローラコンベア2の末端に設置された
西瓜受け台5と、第2のローラコンベア4の基端に設置
された箱載置台6と、西瓜受け台5及び箱載置台6を跨
ぐ架台7と、架台7に昇降可能に支持される吸盤支持部
8と、吸盤支持部8を西瓜受け台5の上方から箱載置台
6の上方まで往復動させる往復駆動手段9と、吸盤支持
部8の下方に縦横2列に取り付けられた吸盤10と、吸
盤支持部8の上部に回動可能に装着された円盤11と、
吸盤支持部8を昇降させるエアシリンダ29より成る昇
降駆動手段と、西瓜Aのサイズに対応して吸盤支持部8
の降下位置を調節する高さ調節手段12と、円盤11を
正逆方向に回動させる回動駆動手段13とを備える。
【0010】西瓜受け台5は、第1のローラコンベア2
の延長上にあるローラコンベアを昇降台の上部に取り付
けてなり、シザーリフト14によって昇降自在に支持さ
れている。そして、西瓜受け台5は、図1に示すよう
に、第1のローラコンベア2と同じ高さにあるときに、
第1のローラコンベア2から同じ階級の西瓜Aが縦横2
列で、且つ、互いに間隔を開けた状態で間欠的に送り込
まれ、この位置が物品プール位置となる。また、西瓜受
け台5が降下した位置からは、空のトレー3を回収する
図示しない回収コンベアがのびている。
【0011】箱載置台6は、西瓜受け台5の側方にこれ
と平行に設置されたローラコンベアを昇降台の上部に取
り付けて成り、シザーリフト15によって昇降自在に支
持されている。また、箱載置台6が降下した位置には、
図4及び図5に示すように、空の箱Bを搬送する第3の
ローラコンベア16の末端及び第2のローラコンベア4
の基端が接続される。そして、第3のローラコンベア1
6から箱載置台6に空の箱Bが上面を開口した状態で供
給される。さらに、箱載置台6が西瓜受け台5とほぼ同
じ高さに上昇した位置が、箱詰め位置となる。
【0012】架台7は、図1に示すように、西瓜受け台
5及び箱載置台6を囲むように立設された4本の支柱1
7と、支柱17の上端間に架設される上部枠18と、西
瓜受け台5及び箱載置台6の上方において昇降する昇降
枠19とから成る。昇降枠19の上部には、吸盤支持部
8が西瓜受け台5の上方と箱載置台6の上方との間を往
復動するよう取り付けられ、昇降枠19を構成する枠材
の内、西瓜受け台5の側方である一側から箱載置台6の
側方である他側に向けて延び、西瓜受け台5及び箱載置
台6の前後部にそれぞれ配置される枠材は、吸盤支持部
8を案内するガイドレール20となっている。また、上
部枠18の上面には、真空ポンプ21が取り付けられ、
この真空ポンプ21が吸盤10に連絡されている。
【0013】一側に配置された支柱17の上部寄りに
は、それぞれ長手方向に沿ってガイド部材22が装着さ
れている。また、昇降枠19の一側寄りにおいて、前後
方向両端の下面に、それぞれ脚部23が垂下されると共
に、昇降枠19と脚部23とで形成される隅角部に補強
板25が取り付けられ、両側の脚部23の間に垂下板4
3が架設される。さらに、各脚部23にそれぞれローラ
24が装着され、これらのローラ24をガイド部材22
に係合することにより、昇降枠19が支柱17に昇降自
在に支持される。
【0014】なお、昇降枠19には非常に大きい積載荷
重が加わるので、昇降枠19の他側先端にワイヤロープ
等の吊紐を取り付け、この吊紐を上部枠18に設けた滑
車、シンブル等に引っかけて、その先端に錘を取り付け
ることにより、昇降枠19の他側を昇降自在に支持する
と良い。また、図1に示すように、第1のローラコンベ
ア2と西瓜受け台5との境界部に臨む支柱17には、ミ
ラー取付板44が上げ下げ自在に設置されている。この
ミラー取付板44の表面には、物品受け入れ位置に対応
して2枚のミラーが装着されており、各ミラーに対向し
てそれぞれ吸引ミス検出用の光電スイッチが設けられて
いる。そして、光電スイッチからの光をミラーが反射す
ると、物品Aが吸い上げられたことがわかるようになっ
ている。
【0015】図1及び図5に示すように、一側に立設さ
れた2本の支柱17の下部寄りには、横架材26が架設
され、この横架材26に高さ調節手段12が取り付けら
れる。高さ調節手段12は、下端が横架材26に固定さ
れた昇降ロッド27と、昇降ロッド27を昇降させる第
1のモータ28とから成る。そして、昇降ロッド27の
先端にはエアシリンダ29の下端が固着され、エアシリ
ンダ29のロッドの先端が垂下板43の下端中央部に固
着されている。従って、昇降ロッド27又はエアシリン
ダ29のロッドを昇降させると、昇降枠19が支柱17
に沿って摺動し、この結果、昇降枠19に取り付けられ
た吸盤支持部8が昇降する。なお、高さ調節手段12の
第1のモータ28は、前記した計測装置に第1の制御装
置を介して連絡され、西瓜Aの大きさが大きいほど昇降
ロッド27が高く上昇して、吸盤支持部8の降下点が高
くなるように制御されている。
【0016】また、昇降枠19の一側部に往復駆動手段
9が設けられる。図6及び図7に示すように、往復駆動
手段9は、出力軸が水平方向に回動する第2のモータ3
0と、基端部が第2のモータ30の出力軸に連結された
クランクアーム31と、一端がクランクアーム31の先
端に回動自在に接合されたクランク棒32とから成り、
クランク棒32の他端が吸盤支持部8の一側部に枢着さ
れている。そして、第2のモータ30が作動してクラン
クアーム31を回動させると、その先端に連結されたク
ランク棒32が昇降枠19の他側に向けて前進又は後退
し、これに伴って、クランク棒32に枢着された吸盤支
持部8がガイドレール21に沿って往復動する。
【0017】吸盤支持部8は、図8及び図9に示すよう
に、矩形の可動枠33と、可動枠33の対角線より僅か
に前後方向内側にずれて略放射状に延びる4本のスライ
ドレール34とから成る。吸盤支持部8が箱詰め位置に
達したとき、スライドレール34の基端部(4本のスラ
イドレール34の集中部)は、箱Bの平面の中央とほぼ
一致するようになっている。また、4本のスライドレー
ル34には、図10に示すように、それぞれスライド板
35が摺動自在に係合される。各スライド板35から外
面において、スライドレール34の先端寄りには支持杆
36の上端部が取り付けられると共に、スライドレール
34の基端寄りには短杆37が立設されている。短杆3
7の上端はスライド板35よりの上方に突出している。
そして、支持杆36の下端にはそれぞれ吸盤10が装着
され、吸盤10が吸盤支持部8の下方に縦横2列に配置
される。なお、符号45は、吸盤10が西瓜Aに当接し
た際の衝撃を吸収すると共に、西瓜Aの高さの差を吸収
するバネである。
【0018】図8及び図9に示すように、円盤11は、
可動枠33の中央上部に回動可能に取り付けられる。す
なわち、吸盤支持部8が箱詰め位置の上方に達したと
き、円盤11の箱Bの平面の中央とほぼ一致するように
なっている。又、円盤11には、その周縁寄りから中央
寄りに亘って、且つその径に斜めに交差するように4本
の弧状溝38がほぼ等間隔で穿設されている。そして、
これらの弧状溝38に、吸盤10の上方に設けられた短
杆37がそれぞれ摺動自在に挿通されている。すなわ
ち、短杆37は、常に、スライドレール34と弧状溝3
8との交点に臨んで配置されることになる。
【0019】回動駆動手段13は、吸盤支持部8の可動
枠33に取り付けられて正逆に回転する第3のモータ3
9と、第3のモータ39の出力軸に連結されて水平方向
に回動する駆動プーリ40と、円盤11の中心に固定さ
れた従動プーリ41と、駆動プーリ40及び従動プーリ
41を連結する歯付きベルト42とから成る。第3のモ
ータ39を作動させると駆動プーリ40が回動し、その
回転が歯付きベルト42を介して従動プーリ41に伝達
されて従動プーリ41が回動し、この結果円盤11が回
転する。そして、円盤11が回動すると、スライドレー
ル34を横切る弧状溝38の位置が変化するため、スラ
イドレール34及び弧状溝38に案内された短杆37
が、スライドレール34の基端部に接近したり、離れた
りする。
【0020】なお、短杆37が弧状溝38の周縁寄りの
端部に挿通されている時、4個の吸盤10の中心と、西
瓜受け台5上に縦横2列に並んで載置されたトレー3の
中心とが一致するようになっている。また、回動駆動手
段13の第3のモータ39は、前記した計測装置に第2
の制御装置を介して連絡され、この第2の制御装置によ
って、西瓜Aの大きさが大きいほど回転量が小さくなる
よう制御されている。
【0021】上記物品箱詰め装置1は、次のようにして
西瓜Aを箱詰めする。図1に示すように、予めエアシリ
ンダ29のロッドを伸長させて、昇降枠19及び吸盤支
持部8を上昇させ、吸盤支持部8の下方に設けた吸盤1
0を引き上げておく。また、往復駆動手段9のクランク
アーム31は、図6に示すように、吸盤支持部8と逆側
へ回しておき、吸盤支持部8を物品プール位置の上方ま
で後退させておく。さらに、図8に示すように、吸盤1
0の上部に設けた短杆37を、円盤11の弧状溝38の
周縁寄りの端部に挿通し、これにより、4本の吸盤10
を縦横2列に並んだトレー3の中心に一致させておく。
【0022】そして、図1に示すように、シザーリフト
14を延ばして西瓜受け台5を物品プール位置まで上昇
させ、第1のローラコンベア2から西瓜受け台5に、ト
レー3に載った西瓜Aを縦横2列に、且つ、互いに間隔
を開けた状態で送り込む。これらの西瓜Aは、計測装置
で計測した大きさによって仕分けされた同じ階級のもの
とする。また、箱載置台6は第3のローラコンベア16
と同じ高さにしておき、第3のローラコンベア16から
箱載置台6の上に空の箱Bが、上面の蓋を開いて開口し
た状態で送り込まれる。なお、この箱Bは、隣接する西
瓜受け台5に送り込まれた西瓜Aの大きさに対応したも
のとする。なお、予め第1のモータ28を作動させて昇
降ロッド27を昇降させ、吸盤支持部8が往復動する際
の高さ、すなわち、吸盤10が上昇したときの高さを、
西瓜Aの高さに合わせて調節しておく。
【0023】次に、エアシリンダ29のロッドを退縮さ
せて、昇降枠19及び吸盤支持部8を支柱17のガイド
部材22に沿って下降させ、吸盤支持部8の下方に設け
た吸盤10を西瓜Aに向かって降ろす。エアシリンダ2
9の昇降幅は一定であるが、第1のモータ43が計測装
置に連絡されて、昇降ロッド27の昇降量が西瓜Aの大
きさに応じて制御されているので、吸盤10が西瓜Aの
上端に接触した位置でエアシリンダ29は停止する。吸
盤10が西瓜Aに接触したら、真空ポンプ21を作動さ
せて西瓜Aを吸着し、次いで、エアシリンダ29のロッ
ドを伸長させ、吸盤10を元の高さまで引き上げる。な
お、西瓜Aを吸盤10で吸着した後、図3に示すよう
に、シザーリフト14を縮めて西瓜受け台5を下降さ
せ、空のトレー3を回収コンベアに受け渡す。空のトレ
ー3が回収コンベアに渡ったら、西瓜受け台5は再び物
品プール位置まで上昇する。
【0024】次に、往復駆動手段9の第2のモータ30
を作動させて、図7に示すように、クランクアーム31
を180度回動させる。すると、クランク棒32が架台
4の他側に向けて前進し、吸盤支持部8が昇降枠19の
ガイドレール20に沿って箱詰め位置の上方まで摺動す
る。同時に、回動駆動手段13の第3のモータ39を作
動させて円盤11を回動させ、図9に示すように、短杆
37を弧状溝38及びスライドレール34に沿って円盤
11の円心寄りに摺動させる。これに伴って、短杆37
の下方に設けた吸盤10が互いに接近し、吸盤10に吸
着された西瓜Aも縦横2列に並んだまま接近する。
【0025】第3のモータ39は、その回転量が西瓜A
の大きさに応じて制御されているので、隣接した西瓜A
が互いに接触する付近で第3のモータ39は停止し、こ
の結果、円盤11の回動及び吸盤10の接近も止まる。
そして、図3に示すように、吸盤支持部8が箱詰め位置
の上方に達したとき、円盤11の円心と箱Bの平面中心
とが一致するので、吸盤10及びこれに吸着された西瓜
Aは、箱Bの平面中心に向かって引き寄せられている。
吸盤10及び西瓜Aの接近が停止し、吸盤支持部8が箱
詰め位置の上方に達したら、エアシリンダ29のロッド
を退縮させ、同時にシザーリフト15を延ばして、箱載
置台6を箱詰め位置まで上昇させると共に、昇降枠19
及び吸盤支持部8を降下させ、吸盤10及び西瓜Aを箱
Bの内部に挿入する。そして、この高さで真空ポンプ2
1の作動を停止し、図5に示すように、吸盤10から西
瓜Aを解放する。
【0026】箱Bに西瓜Aが収納されたら、西瓜Aを収
納した箱Bを第2のローラコンベア4に受け渡して搬出
する。また、吸盤10が西瓜Aを解放した後、エアシリ
ンダ29のロッドを伸長させて昇降枠19、吸盤支持部
8及び吸盤10を上昇させる。さらに、往復駆動手段9
の第2のモータ30を逆回転させて、吸盤支持部8を昇
降枠19のガイドレール20に沿って物品プール位置の
上方まで摺動させると共に、回動駆動手段13の第3の
モータ39を逆回転させて、吸盤10の上方に設けた短
杆37をスライドレール34及び弧状溝38に沿って円
盤11の周縁寄りに摺動させ、これにより吸盤10を互
いに引き離す。
【0027】なお、本発明の物品箱詰め装置の細部の構
成は、図示した実施形態に限定されるものではない。例
えば、高さ調節装置12を設けず、吸盤10の先端部に
リミットスイッチを装着し、このリミットスイッチが西
瓜Aに当接したら、エアシリンダ29の作動が停止する
ようにしても良い。また、昇降枠19の他側を、他側の
支柱17に装着したガイド部材によって昇降自在に支持
することも可能であり、箱詰めされる物品を西瓜以外の
ものとすることもできる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、縦横2
列に並んだ物品を、その大きさに応じた箱の内部に、物
品の大きさによる偏りに影響されず自動的に箱の中央に
寄せて、簡単に収納することができる。従って、物品の
大きさ毎に専用の箱詰め装置を配置する必要が無く、装
置の作動効率が著しく上がる。請求項2に記載の構成に
よれば、物品の大きさが変わっても、確実に吸盤で吸着
して箱詰めすることが可能である。請求項3に記載の構
成によれば、物品の大きさが変わっても、これらの物品
を箱の中央に寄せた位置で吸盤を停止させることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す物品箱詰め装置の物品
が送り込まれた状態の正面図
【図2】同上の物品吸着時の正面図
【図3】同上の吸盤支持部が箱詰め位置の上方に移動し
た時の正面図
【図4】物品箱詰め装置の平面図
【図5】同上の側面図
【図6】吸盤が物品プール位置にある時の吸盤支持部及
び往復駆動手段の平面図
【図7】吸盤が箱詰め位置にある時の吸盤支持部及び往
復駆動手段の平面図
【図8】吸盤が互いに離れた状態の吸盤支持部の平面図
【図9】吸盤が接近した状態の吸盤支持部の平面図
【図10】吸盤及びスライドレールの側面図
【符号の説明】
1 箱詰め装置 2 第1のローラコンベア 3 トレー 4 第2のローラコンベア 5 西瓜受け台 6 箱載置台 7 架台 8 吸盤支持部 9 往復駆動手段 10 吸盤 11 円盤 12 高さ調節手段 13 回動駆動手段 14,15 シザーリフト 16 第3のローラコンベア 17 支柱 18 上部枠 19 昇降枠 20 ガイドレール 21 真空ポンプ 22 ガイド部材 23 脚部 24 ローラ 25 補強板 26 横架材 27 昇降ロッド 28 第1のモータ 29 エアシリンダ(昇降駆動手段) 30 第2のモータ 31 クランクアーム 32 クランク棒 33 可動枠 34 スライドレール 35 スライド板 36 支持杆 37 短杆 38 弧状溝 39 第3のモータ 40 駆動プーリ 41 従動プーリ 42 歯付きベルト 43 垂下板 44 メラー取付板 45 バネ A 西瓜(物品) B 箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E003 AA01 AB02 BA03 BB02 BB04 BC04 BD04 CA02 CB03 CB06 DA03 DA07 3E028 AA02 BA01 CA03 GA02 GA04 HA02 3E054 AA10 CA08 DC03 DC13 EA02 FA03 GA01 GA06 GB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が縦横2列で、且つ、互いに間隔を
    開けた状態で間欠的に送り込まれる物品プール位置の上
    方から、箱が設置される箱詰め位置の上方までの間を往
    復動する吸盤支持部と、該吸盤支持部を往復動させる往
    復駆動手段と、前記吸盤支持部の下方に縦横2列に取り
    付けられ、前記物品プール位置において物品を吸着する
    と共に、前記箱詰め位置において物品を解放する吸盤
    と、前記吸盤支持部を前記物品プール位置及び箱詰め位
    置の上方において昇降させる昇降駆動手段と、前記吸盤
    支持部に回動可能に装着された円盤と、該円盤を正逆方
    向に回動させる回動駆動手段とを備え、前記円盤は、前
    記箱詰め位置の上方に達した時、その円心と前記箱の平
    面中央とが一致し、該円盤に、その周縁寄りから円心寄
    りに亘って、且つ、その径に斜めに交差する4本の弧状
    溝を略等間隔に穿設し、前記吸盤を、それぞれ前記箱の
    対角線に沿って摺動可能とすると共に、その上部を前記
    弧状溝に挿通したことを特徴とする物品箱詰め装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降駆動装置に物品の大きさを計測
    する計測装置を連絡し、該計測装置と前記昇降駆動装置
    との間に、前記物品の大きさが大きい時に前記吸盤支持
    部の降下点を高く設定する第1の制御装置を介在した請
    求項1に記載の物品箱詰め装置。
  3. 【請求項3】 前記回動駆動装置に物品の大きさを計測
    する計測装置を連絡し、該計測装置と回動駆動装置との
    間に、前記物品の大きさが大きい時に前記円盤の回転量
    を小さく設定する第2の制御装置を介在した請求項1又
    は2に記載の物品箱詰め装置。
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