JP2000134925A - スイッチング電源回路 - Google Patents
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Abstract
る。 【解決手段】 スイッチング電源回路として、絶縁コン
バータトランスにギャップを設けて疎結合とする。そし
て、二次側においては直列共振コンデンサが接続された
倍電圧全波整流回路により二次側直流出力電圧を得るよ
うにして最大負荷電力の増加を図る。一次側は倍電圧整
流回路ではなく、通常の全波整流回路により交流入力電
圧レベルに対応するレベルの整流平滑電圧を入力するよ
うに構成する。
Description
源として備えられるスイッチング電源回路に関するもの
である。
して、電圧共振形のスイッチングコンバータを備えたス
イッチング電源回路が知られている。電圧共振形のスイ
ッチングコンバータは、スイッチング出力パルス電圧と
絶縁コンバータトランスに流入するスイッチング出力電
流について滑らかな波形が得られるため低ノイズであ
り、かつ、比較的少数の部品点数により構成することが
できるというメリットを有している。
た発明に基づいて構成することのできる電圧共振形スイ
ッチング電源回路の一例を示している。この図に示すス
イッチング電源回路は、例えば日本或いは米国などの商
用交流電源がいわゆるAC100V系とされ、最大負荷
電力が150W以上の条件に対応するものとされる。
ては、商用交流電源ACを整流平滑化するための整流平
滑回路として、整流ダイオードDi1,Di2、及び平滑
コンデンサCi1,Ci2から成る、いわゆる倍電圧整流
回路が備えられる。この倍電圧整流回路においては、例
えば交流入力電圧VACのピーク値の1倍に対応する直流
入力電圧をEiとすると、その約2倍の直流入力電圧2
Eiを生成する。例えば交流入力電圧VAC=144Vで
あるとすると、直流入力電圧2Eiは約400Vとな
る。このように、整流平滑回路として倍電圧整流回路を
採用するのは、上述したように、交流入力電圧がAC1
00V系とされ、かつ、最大負荷電力が150W以上と
いう比較的重負荷の条件に対応するためである。つま
り、直流入力電圧を通常の2倍とすることで、後段のス
イッチングコンバータへの流入電流量を抑制し、当該ス
イッチング電源回路を形成する構成部品の信頼性が確保
されるようにするものである。なお、この図に示す倍電
圧整流回路に対しては、その整流電流経路に対して突入
電流制限抵抗Riが挿入されており、例えば電源投入時
に平滑コンデンサに流入する突入電流を抑制するように
している。
コンバータは、1石のスイッチング素子Q1 を備えた自
励式の構成を採っている。この場合、スイッチング素子
Q1には、高耐圧のバイポーラトランジスタ(BJT;
接合型トランジスタ)が採用されている。スイッチング
素子Q1 のベースは、起動抵抗RS を介して平滑コンデ
ンサCi1(整流平滑電圧2Ei)の正極側に接続され
て、起動時のベース電流が整流平滑ラインから得られる
ようにしている。また、スイッチング素子Q1 のベース
と一時側アース間にはインダクタLB,検出駆動巻線N
B,共振コンデンサCB ,ダンピング抵抗RB とからな
る自励発振用の共振回路が直列接続される。この場合、
検出駆動巻線NB は、絶縁コンバータトランスPIT
(Power Isolation Transformer)に巻装されており、イ
ンダクタLBと共に、スイッチング周波数を設定する所
要のインダクタンスが得られるようにされている。ま
た、スイッチング素子Q1 のベースと平滑コンデンサC
iの負極(1次側アース)間に挿入されるクランプダイ
オードDD により、スイッチング素子Q1 のオフ時に流
れるダンパー電流の経路を形成するようにされており、
また、スイッチング素子Q1 のコレクタは絶縁コンバー
タトランスPITの一次巻線N1 の一端と接続され、エ
ミッタは接地される。
タ−エミッタ間に対しては、並列共振コンデンサCrが
並列に接続されている。この並列共振コンデンサCr
は、自身のキャパシタンスと、後述する絶縁コンバータ
トランスPITの一次巻線N1、及び直交型制御トラン
スPRT(Power Regulating Tra
nsformer) の被制御巻線NR の直列接続によ
り得られる合成インダクタンス(L1,LR)とにより電
圧共振形コンバータの並列共振回路を形成する。そし
て、ここでは詳しい説明を省略するが、スイッチング素
子Q1 のオフ時には、この並列共振回路の作用によって
共振コンデンサCrの両端電圧Vcrは、実際には正弦
波状のパルス波形となって電圧共振形の動作が得られる
ようになっている。
チング素子Q1 のスイッチング出力を二次側に伝送する
ためのもので、この場合、絶縁コンバータトランスPI
Tの一次巻線N1 の一端は、スイッチング素子Q1 のコ
レクタと接続され、他端側は図のように直交型制御トラ
ンスPRTの被制御巻線NR と直列に接続されている。
は、一次巻線N1 により誘起された交番電圧が二次巻線
N2に発生する。この場合、二次巻線N2に対しては、二
次側並列共振コンデンサC2 が並列に接続されることで
並列共振回路が形成される。この並列共振回路により、
二次巻線N2に励起される交番電圧は共振電圧とされ、
この共振電圧が整流ダイオードDO1及び平滑コンデンサ
CO2からなる半波整流回路と、整流ダイオードDO2及び
平滑コンデンサCO2からなる半波整流回路との2組の半
波整流回路に供給される。そして、これら2組の半波整
流回路により、それぞれ直流出力電圧EO1,EO2が得ら
れる。なお、この半波整流回路を形成する整流ダイオー
ドDO1,DO2は、スイッチング周期の交番電圧を整流す
るために高速型を使用している。
力と基準電圧を比較してその誤差に応じた直流電流を、
制御電流として直交型制御トランスPRTの制御巻線N
C に供給する誤差増幅器である。この場合には、制御回
路1に対して、検出用電圧として直流電圧出力EO1が入
力され、動作電源として直流出力電圧EO2が入力されて
いる。
の変動に伴って二次側の直流出力電圧EO2が変動した時
は、制御回路1によって制御巻線NC に流れる制御電流
を例えば10mA〜40mAの範囲で変化させる。これ
により、被制御巻線NR のインダクタンスLR が例えば
0.1mH〜0.6mHの範囲で変化するようにされ
る。
共振形のスイッチング動作を得るための並列共振回路を
形成していることから、固定とされているスイッチング
周波数に対して、この並列共振回路の共振条件が変化す
るようにされる。スイッチング素子Q1と並列共振コン
デンサCrの並列接続回路の両端には、スイッチング素
子Q1のオフ期間に対応して上記並列共振回路の作用に
よって正弦波状の共振パルスが発生するが、並列共振回
路の共振条件が変化することによって共振パルスの幅が
可変制御される。つまり、共振パルスに対するPWM(P
ulse Width Moduration)制御動作が得られる。共振パル
スの幅のPWM制御とは即ちスイッチング素子Q1のオ
フ期間の制御であるが、これは換言すれば、固定のスイ
ッチング周波数の条件下でスイッチング素子Q1のオン
期間を可変制御することを意味する。このようにしてス
イッチング素子Q1のオン期間が可変制御されること
で、並列共振回路を形成する一次巻線N1から二次側に
伝送されるスイッチング出力が変化し、二次側の直流出
力電圧(EO1,EO2)の出力レベルも変化するようにさ
れる。これによって二次側直流電圧(EO1,EO2)の定
電圧化が図られることになる。なお、このような定電圧
制御方式を、以降はインダクタンス制御方式ということ
にする。
提案した発明に基づいて構成することのできる電圧共振
形スイッチング電源回路の他の例を示す。なお、図13
において、図12と同一部分には同一符号を付し、同一
構成とされる部位についての説明は省略する。この図に
示す電源回路においては、直交型制御トランスPRTの
被制御巻線が二次側に設けられている例が示されてい
る。この場合、直交型制御トランスPRTの被制御巻線
としては、被制御巻線NR,NR1の2つが巻装されて備
えられる、そして、被制御巻線NRは二次巻線N2の端部
と整流ダイオードDO1のアノード間に対して直列に挿入
されるようにして接続される。また、被制御巻線NR1
は、二次巻線N2のタップ出力と整流ダイオードDO2の
アノードとの間に対して直列に挿入される。このような
接続形態では、二次側の並列共振回路は、被制御巻線N
R,NR1のインダクタンス成分を含んで形成されること
になる。
被制御巻線(NR,NR1)が二次側に設けられた構成の
場合には、インダクタンス制御方式として、被制御巻線
NRのインダクタンスが可変されることで、二次側並列
共振コンデンサC2の共振電圧V2のパルス幅、つまり、
二次側整流ダイオードの導通角を可変制御するように動
作する。これによって、二次側に得られる出力レベルを
制御することで定電圧制御が図られる。
路に備えられる絶縁コンバータトランスPITの構造を
図14により断面的に示す。絶縁コンバータトランスP
ITは、例えばフェライト材によるE型コアCR1、C
R2を互いの磁脚が対向するように組み合わせたEE型
コアが形成される。この際、中央磁脚には図のようにギ
ャップは形成されない。そして、この中央磁脚に対し
て、ボビンBを利用して一次巻線N1 、二次巻線N2 を
それぞれ分割した状態で巻装して構成される。これによ
り、一次巻線N1 と二次巻線N2 とでは疎結合(例えば
結合係数k≒0.9)の状態が得られることになる。
いては、一次巻線N1 、二次巻線N2 の極性(巻方向)
と整流ダイオードDO (DO1,DO2)の接続との関係に
よって、一次巻線N1 のインダクタンスL1と二次巻線
N2 のインダクタンスL2 との相互インダクタンスMに
ついて、+M(加極性モード)となる場合と−M(減極
性モード)となる場合とがある。例えば、図15(a)
に示す接続形態を採る場合の動作では相互インダクタン
スは+Mとなり、図15(b)に示す接続形態を採る場
合の動作では相互インダクタンスは−Mとなる。
のスイッチング周期による動作波形を示す。この図にお
いて、期間TON,TOFFは、それぞれスイッチング素子
Q1がオン、オフとなる期間を示し、期間DON,DOFF
は、それぞれ二次側の整流ダイオードDO1がオン、オフ
となる期間を示している。スイッチング素子Q1/並列
共振コンデンサCrの両端に発生する共振電圧Vcrと
しては、図16(a)に示すようにして、スイッチング
素子Q1 がオフとなる期間TOFFにおいて正弦波状のパ
ルスとなる波形が得られており、スイッチングコンバー
タの動作を電圧共振形としている。この共振電圧Vcr
のパルスのレベルとしては、図のようにピークで180
0V程度となる。これは、倍電圧整流によって得られた
2Eiの直流入力電圧に対して、電圧共振形コンバータ
の一次側の並列共振回路のインピーダンスが作用するこ
とに起因する。また、二次側の動作として、二次側の整
流ダイオードDO1では、図16(c)に示す波形によ
り、スイッチング素子の期間TONにほぼ対応する期間D
ONにおいて整流電流が流れる動作が得られる。つまり
は、図15にて説明した+M(加極性モード)による動
作となる。これに関しては、整流ダイオードDO2側にお
いてもほぼ同様の動作タイミングが得られる。そして、
この整流動作に伴い、二次側並列共振コンデンサC2の
両端に得られる共振電圧V2としては、図16(b)に
示すようにして、整流ダイオードDO1がオフとなる期間
DOFFには直流出力電圧EO(EO1,EO2)の2倍から3.
5倍程度のピークレベルの正弦波状の電圧が印加され、
整流ダイオードDO1がオンとなる期間DONには直流出力
電圧EO(EO1,EO2)と同等の電圧レベルが印加され
る。
〜図16を参照して説明した構成による電圧共振形コン
バータでは、交流入力電圧VACがAC100V系で最大
負荷電力が150W以上の条件に対応するため、倍電圧
整流方式により2Eiのレベルの直流入力電圧を得るよ
うにしている。このため、図16(a)に示したよう
に、スイッチング素子Q1と並列共振コンデンサCrの
両端には、スイッチングQ1のオフ時において1800
Vの共振電圧Vcrが発生する。このため、スイッチン
グ素子Q1と並列共振コンデンサCrについては、18
00Vの高耐圧品を選定することが要求される。従っ
て、スイッチング素子Q1と並列共振コンデンサCrは
相応に大型化してしまう。また、特にスイッチング素子
Q1について高耐圧品を選定した場合においては、飽和
電圧VCE(SAT)、蓄積時間tSTG、下降時間tfが大き
く、電流増幅率hFEが小さくなるため、スイッチング周
波数を高く設定することが困難となる。スイッチング周
波数が低ければスイッチング損失とドライブ電力が増加
するため、それだけ電源回路としての電力損失が大きく
なる。
ルの直流入力電圧を得る構成とされていることで、この
直流入力電圧レベルに対応して一次巻線N1の巻数は相
応に多くなる。図12及び図13に示す回路構成では、
直交型制御トランスPRTを設けることでインダクタン
ス制御方式により定電圧制御を行うことは前に述べたと
おりであるが、一次巻線N1の巻数が多いことで、定電
圧制御としての制御範囲を満足するためには、被制御巻
線NRの巻数も増加させて被制御巻線NRのインダクタン
ス可変範囲の拡大を図る必要がある。このため、直交型
制御トランスPRTも大型化し高価なものとなる。
半波整流回路によって直流出力電圧(EO1,EO2)を得
ているが、半波整流回路の整流ダイオード(DO1,DO
2)の非導通時においては、図16(b)に示したよう
に、直流出力電圧EO(EO1,EO2)の2倍から3.5倍
程度の共振電圧V2が印加される。このため、半波整流
回路に用いる整流ダイオード(DO1,DO2)としても、
例えば直流出力電圧が135V程度であるとして500
V程度の高耐圧品が必要となり、それだけ順方向電圧降
下VFと逆回復時間trrが大きくなって電力損失を増
加させる要因となる。例えばスイッチング周波数を高く
すれば、各種部品素子の小型化が可能になるのである
が、上記したような事情により、スイッチング周波数f
sを高く設定することが困難で、例えばfs=50KH
z以上では急激に電力変換効率が低下してしまうことが
分かっている。更には、上述したように高レベルの直流
入力電圧を得て信頼性を確保するために倍電圧整流回路
が必要となることで、比較的大型の平滑コンデンサが2
本必要となって基板面積も大きくなる。
課題を考慮して、例えばAC100V系で最大負荷電力
が150Wの条件に対応する電圧共振形スイッチング電
源回路として、電力変換効率の向上、基板面積の小型・
軽量化、及び低コスト化等を図ることを目的とする。
商用交流電源レベルの等倍に対応するレベルの整流平滑
電圧を生成して直流入力電圧として出力する整流平滑手
段と、疎結合とされる所要の結合係数が得られるように
ギャップが形成され、一次側出力を二次側に伝送するた
めに設けられる絶縁コンバータトランスと、スイッチン
グ素子を備えて、直流入力電圧を断続して上記絶縁コン
バータトランスの一次巻線に出力するようにされたスイ
ッチング手段と、少なくとも、絶縁コンバータトランス
の一次巻線を含む漏洩インダクタンス成分と共振コンデ
ンサのキャパシタンスとによって形成されてスイッチン
グ手段の動作を電圧共振形とする一次側共振回路と、絶
縁コンバータトランスの二次巻線に対して二次側直列共
振コンデンサを直列に接続することで、絶縁コンバータ
トランスの二次巻線の漏洩インダクタンス成分と、二次
側直列共振コンデンサのキャパシタンスとによって直列
共振回路を形成する二次側直列共振回路と、整流電流経
路に対して二次側直列共振コンデンサを挿入して形成さ
れ、絶縁コンバータトランスの二次巻線に得られる交番
電圧を入力して倍電圧全波整流動作を行って、入力電圧
レベルのほぼ2倍に対応する二次側直流出力電圧を得る
ように構成された直流出力電圧生成手段と、絶縁コンバ
ータトランスの一次巻線又は二次巻線に対して接続され
る被制御巻線と、この被制御巻線とその巻回方向が直交
するようにされた制御巻線とが巻装される直交型制御ト
ランスを備え、二次側直流出力電圧のレベルに応じて可
変の制御電流を上記制御巻線に流して被制御巻線のイン
ダクタンスを変化させることで定電圧制御を行うように
構成された定電圧制御手段とを備えてスイッチング電源
回路を構成することとした。
スを疎結合とし、二次側においては二次側直列共振回路
と倍電圧全波整流回路によって二次側直流出力電圧を生
成して負荷に電力を供給するようにされる。つまり、所
要の負荷条件に対しては、基本的に二次側に倍電圧全波
整流回路を備えることで対応するようにされ、これに伴
い、一次側は倍電圧整流回路ではなく、交流入力電圧レ
ベルの1倍に対応する整流平滑電圧を生成する全波整流
回路を備えて構成されることになる。
態としてのスイッチング電源回路の構成例を示してい
る。この図に示す電源回路においては先に説明した図1
2、図13の場合と同様に、一次側に対しては、1石の
スイッチング素子(バイポーラトランジスタ)による自
励式の電圧共振形スイッチングコンバータが備えられ
る。なお、この図において、図12及び図13と同一部
分については同一符号を付して説明を省略する。
路においては、交流入力電圧VACを入力して交流入力電
圧を得るための整流平滑回路として、ブリッジ整流回路
Di及び平滑コンデンサCiからなる全波整流回路が備
えられ、交流入力電圧VACの1倍のレベルに対応する整
流平滑電圧Eiを生成するようにされる。つまり、本実
施の形態においては、従来のように倍電圧整流回路は備
えられないものである。なお、本明細書においては交流
入力電圧VACのレベルの1倍に対応する整流平滑電圧E
iを生成する全波整流回路を「等倍電圧整流回路」とも
いうことにする。
の自励発振駆動回路では、ベース電流制限用の抵抗RB
の挿入位置として、スイッチング素子Q1のベースとイ
ンダクタLB間に挿入されている点が、図12,図13
に示す回路と異なるが、このような接続形態であって
も、図12,図13にて説明したのと同様にスイッチン
グ素子Q1のための自励発振駆動回路を形成する。
コンバータトランスPITは、図2に示すように、例え
ばフェライト材によるE型コアCR1、CR2を互いの
磁脚が対向するように組み合わせたEE型コアが備えら
れ、このEE型コアの中央磁脚に対して、一次側と二次
側とで巻装部が分割された分割ボビンBを利用して一次
巻線N1と、二次巻線N2dをそれぞれ分割した状態で巻
装している。そして、本実施の形態では、中央磁脚に対
しては図のようにギャップGを形成するようにしてい
る。このギャップGは、E型コアCR1、CR2の中央
磁脚を、2本の外磁脚よりも短く形成することで形成す
ることが出来る。これによって、例えば従来例として図
13に示した絶縁コンバータトランスPITよりも小さ
な結合係数による疎結合となるようにして、その分、飽
和状態が得られにくいようにしている。この場合の結合
係数kとしては、例えばk≒0.85とされる。
は、後述するようにして従来とは巻数の異なる二次巻線
N2dが設けられる。この二次巻線N2dの一端は二次側ア
ースに接続され、他端は直列共振コンデンサCs1の直
列接続を介して整流ダイオードDO1のアノードと整流ダ
イオードDO2のカソードの接続点に対して接続される。
整流ダイオードDO1のカソードは平滑コンデンサCO1の
正極と接続され、整流ダイオードDO2のアノードは二次
側アースに対して接続される。平滑コンデンサCO1の負
極側は二次側アースに対して接続される。また、二次巻
線N2dにはタップが設けられ、このタップ端子は直列共
振コンデンサCs2の直列接続を介して整流ダイオード
DO3のアノードと整流ダイオードDO4のカソードの接続
点に対して接続される。整流ダイオードDO3のカソード
は平滑コンデンサCO2の正極と接続され、整流ダイオー
ドDO4のアノードは二次側アースに対して接続される。
平滑コンデンサCO2の負極側は二次側アースに対して接
続される。このような接続形態では結果的に、[直列共
振コンデンサCs1,整流ダイオードDO1,DO2、平滑
コンデンサCO1]の組と、[直列共振コンデンサCs
2,整流ダイオードDO3,DO4、平滑コンデンサCO2]
の組とから成る2組の倍電圧全波整流回路が設けられる
ことになる。ここで、直列共振コンデンサCs1は、自
身のキャパシタンスと二次巻線N2dの漏洩インダクタン
ス成分とによって、整流ダイオードDO1,DO2のオン/
オフ動作に対応する直列共振回路を形成し、直列共振コ
ンデンサCs2は、自身のキャパシタンスと二次巻線N2
dの漏洩インダクタンス成分とによって、整流ダイオー
ドDO3,DO4のオン/オフ動作に対応する直列共振回路
を形成する。即ち、本実施の形態の電源回路は、一次側
にはスイッチング動作を電圧共振形とするための並列共
振回路が備えられ、二次側には、倍電圧全波整流動作を
得るための直列共振回路が備えられる。なお、本明細書
では、このように一次側及び二次側に対して共振回路が
備えられて動作する構成のスイッチングコンバータにつ
いては、「複合共振形スイッチングコンバータ」ともい
うことにする。
1,整流ダイオードDO1,DO2、平滑コンデンサCO1]
の組による倍電圧全波整流動作としては次のようにな
る。図3は、図1に示す構成の電源回路の要部の動作を
示す波形図である。一次側のスイッチング動作により一
次巻線N1にスイッチング出力が得られると、このスイ
ッチング出力は二次巻線N2dに励起される。この動作
は、図3(g)の一次巻線N1に得られるスイッチング
出力電流I1、及び図3(b)の二次巻線N2dから整流
ダイオードDO1,DO2の整流電流経路に流れる整流電流
IC2として示される。そして、整流ダイオードDO1がオ
フとなり、整流ダイオードDO2がオンとなる期間T1に
おいては、一次巻線N1と二次巻線N2dとの極性が−M
となる減極性モードで動作して、二次巻線N2dの漏洩イ
ンダクタンスと直列共振コンデンサCs1による直列共
振作用によって、整流ダイオードDO2により整流した整
流電流IC2を直列共振コンデンサCs1に対して充電す
る動作が得られる。図3(e)(f)は、それぞれ整流
ダイオードDO2の整流電流ID3及び整流ダイオードDO2
の両端電圧VD3を示す。そして、整流ダイオードDO2が
オフとなり、整流ダイオードDO1がオンとなって整流動
作を行う期間T2においては、一次巻線N1と二次巻線
N2dとの極性が+Mとなる加極性モードとなり、二次巻
線N2dに誘起された電圧に直列共振コンデンサCs1の
電位が加わるという直列共振が生じる状態で平滑コンデ
ンサCO1に対して充電が行われる動作となる。図3
(c)(d)は、それぞれ整流ダイオードDO1の整流電
流ID2及び整流ダイオードDO1の両端電圧VD2を示す。
上記のようにして、加極性モード(+M;フォワード動
作)と減極性モード(−M;フライバック動作)との両
者のモードを利用して整流動作が行われることで、平滑
コンデンサCO1においては、二次巻線N2dの誘起電圧の
ほぼ2倍に対応する直流出力電圧EO1が得られる。ま
た、[直列共振コンデンサCs2,整流ダイオードDO
3,DO4、平滑コンデンサCO2]の組とから成る倍電圧
全波整流回路によっても同様の動作によって、二次巻線
N2dの誘起電圧のほぼ2倍に対応する直流出力電圧EO2
が得られることになる。
構成は、先に図2にて説明したように、絶縁コンバータ
トランスPITに対してギャップGを形成して所要の結
合係数による疎結合としたことによって、更に飽和状態
となりにくい状態を得たことで実現されるものである。
例えば、従来のように絶縁コンバータトランスPITに
対してギャップGが設けられない場合には、フライバッ
ク動作時において絶縁コンバータトランスPITが飽和
状態となって動作が異常となる可能性が高く、本実施の
形態のような倍電圧整流動作が適正に行われるのを望む
のは難しい。
は、図12の場合と同様の構成を採っている、つまり被
制御巻線NRを一次巻線N1に対して直列に接続している
ことで、一次側の並列共振電圧Vcrの共振パルス(ス
イッチング素子Q1のオフ期間)を制御することによっ
て行われる。
+Mと−Mの動作モードとなる状態を利用して、倍電圧
全波整流を行うことで二次側直流出力電圧を得るように
しているため、それだけ負荷側に供給される電力も増加
して、最大負荷電力の増加が図られることになる。
加を図ることで、本実施の形態では、直流入力電圧を生
成する整流平滑回路としては倍電圧整流方式を採って負
荷電力をカバーする必要はない。このため、図1にて説
明したように、例えばブリッジ整流回路による通常の等
倍電圧整流回路の構成を採ることができる。これによ
り、例えば交流入力電圧VAC=144V時における整流
平滑電圧Eiは200V程度となる。図3(a)に示す
スイッチング素子Q1/二次側並列共振コンデンサCr
の並列接続回路の両端に得られる共振電圧Vcrは、整
流平滑電圧Eiに対して一次側の並列共振回路が作用す
ることで、スイッチング素子Q1がオフ時に発生する
が、本実施の形態では、上記のように整流平滑電圧Ei
が倍電圧整流時の約1/2とされていることで、共振電
圧Vcrは、先に図12に示した従来例としての電源回
路にて発生する共振電圧Vcr(1800V)の約1/
2程度に抑えられることになる。つまり、共振電圧Vc
rはピークで900V程度にまで抑えられることにな
る。従って、本実施の形態においては、スイッチング素
子Q1と並列共振コンデンサCrについては、900V
の耐圧品を選定すればよいことになる。
励起電圧が正負の両期間において整流動作を行う倍電圧
全波整流回路を設けたことで、本実施の形態では、図3
(d)(f)に示す整流ダイオードDO1,DO2の両端電
圧VD2,VD3の波形のように、オフ期間における二次側
整流ダイオードの両端電圧は、二次側直流出力電圧EO
と同等のレベルにまで抑制されることになる。これによ
り、二次側の倍電圧整流回路を形成する整流ダイオード
としては、二次側直流出力電圧EOのレベルに対応する
耐圧品を選定すればよいことになる。
出力電圧を得るようにしていることで、例えば等倍電圧
整流回路(半波整流回路)によって得られる二次側直流
出力電圧と同等のレベルを得ようとすれば、本実施の形
態の二次巻線N2dとしては、従来の1/2の巻数で済む
ことになる。この巻数の削減は、絶縁コンバータトラン
スPITの小型軽量化、及び低コスト化につながる。
Q1、並列共振コンデンサCr,二次側の整流ダイオー
ドについて、従来備えられるべきものよりも低耐圧品を
用いることができるため、素子としてはそれだけ安価と
なる。このため、特にコストアップを考慮することな
く、例えばスイッチング素子Q1及びブリッジ整流回路
DOについて特性の向上されたもの(スイッチング素子
Q1であれば、飽和電圧VCE(SAT)、蓄積時間tSTG、下
降時間tf、電流増幅率hFE等の特性の良好なもの、ま
た、整流ダイオードであれば順方向電圧降下VF、逆回
復時間trr等の特性の良好なもの)を選定することが
できる。このような特性の向上によって、本実施の形態
では、従来よりもスイッチング周波数を高く設定できる
ことになり、それだけ電力損失の低減、及び各種部品の
小型・軽量化が促進されることにもなる。つまり、従来
よりも電力変換効率など諸特性の向上を図ることが可能
になると共に、小型軽量化及び低コスト化を促進するこ
とが可能になる。
すれば、従来のように直流入力電圧の生成のために倍電
圧整流回路を備える構成では、それぞれ2組の整流ダイ
オードと平滑コンデンサが必要とされたのであるが、本
実施の形態では、例えば通常のブリッジ整流回路による
全波整流回路とされるため、1組のブロック型の平滑コ
ンデンサとブリッジ整流ダイオードを採用することがで
きるので、それだけ、コストの削減及び部品の小型化が
図られるものである。
で、従来よりも一次巻線N1の巻数が削減されるため、
結果的に、直交型制御トランスPRTの被制御巻線のイ
ンダクタンス可変範囲を従来よりも狭くしても安定して
定電圧制御が行われることになる。即ち、被制御巻線の
巻数を従来よりも削減して、直交型制御トランスPRT
の小型軽量化及び低コスト化を図ることが出来る。
図13に示した従来としての電源回路の構成では、交流
入力電圧VAC=100V±20%時において、スイッチ
ング周波数fs=50KHz、対応可能な最大負荷電力
が180Wであったのに対して、図1に示す本実施の形
態の電源回路では、交流入力電圧VAC=100V±20
%時において、スイッチング周波数fs=100KH
z、対応可能な最大負荷電力が160Wと、スイッチン
グ周波数が2倍に向上された上で、ほぼ同等の最大負荷
電力に対応している。
のスイッチング電源回路の構成例を示している。なお、
この図において、図1及び図12,図13と同一部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。
ンバータとしての電源回路においては、二次側に対して
直交型制御トランスPRTの被制御巻線が備えられる構
成を採っている。本実施の形態の場合、直交型制御トラ
ンスPRTにおいては、2つの被制御巻線NR,NRAが
巻装される。被制御巻線NRは、二次巻線N2dの一端と
二次側直列共振コンデンサCs1の間に直列に挿入され
ることで、二次側直列共振コンデンサCs1のキャパシ
タンスと、二次巻線N2dの漏洩インダクタンス成分と被
制御巻線NRのインダクタンスとの合成インダクタンス
とによって、整流ダイオードDO1,DO2のオン/オフ動
作に対応する直列共振回路を形成する。被制御巻線NRA
は、二次巻線N2dのタップ出力と二次側直列共振コンデ
ンサCs2の間に直列に挿入されることで、二次側直列
共振コンデンサCs2のキャパシタンスと、二次巻線N2
dの漏洩インダクタンス成分と被制御巻線NRAのインダ
クタンスとの合成インダクタンスとによって、整流ダイ
オードDO3,DO4のオン/オフ動作に対応する直列共振
回路を形成する。なお、本実施の形態においても絶縁コ
ンバータトランスPRTは図2により説明した構成を採
る。
形態と同様に、二次側の直列共振動作を含む倍電圧整流
動作が得られることで、二次側直流出力電圧EO1,EO2
としては、二次巻線N2dに得られる励起電圧の2倍に対
応するレベルが得られる。
型制御トランスPRTの被制御巻線が備えられること
で、先の図13に示す電源回路により説明したインダク
タンス制御方式による定電圧制御が行われる。つまり、
被制御巻線のインダクタンスの可変に応じて二次側整流
ダイオードの導通角を可変制御することで、定電圧制御
を行うものである。図5に、第2の実施の形態におけ
る、二次側直列共振周波数と二次側直流出力電圧EO
(E01,E02)との関係を示す。この場合には横軸に周
波数をとり、縦軸に二次側直流出力電圧EOのレベルを
とっている。この図においては、二次側直列共振周波数
fo1,fo2がスイッチング周波数fsと共に示され
ている。二次側直列共振周波数fo1は、最大交流入力
電圧(Vacmax)、最小負荷電力(Pomin)時
に得られる周波数であり、二次側直列共振周波数fo2
は、最小交流入力電圧(Vacmin)、最大負荷電力
(Pomax)時に得られる周波数である。また、この
場合の二次側直列共振周波数は、スイッチング周波数f
sよりも低い周波数の領域(ローワーサイド)に有るよ
うに設定される。本実施の形態では、このような特性の
もとで、直流出力電圧EOが一定となるように、被制御
巻線のインダクタンスを可変する(即ち、二次側直列共
振周波数を可変する)ように制御回路1が動作する。こ
のような第2の実施の形態としての構成によっても、先
に説明した第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
の、複合形スイッチングコンバータを備えたスイッチン
グ電源回路の構成を示す回路図であり、図1、図4、及
び図12、図13と同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。本実施の形態の絶縁コンバータトランスP
ITにおいては、一次巻線N1 と二次巻線N2d及び駆動
巻線NBに加え、一次巻線N1を巻き上げるようにして巻
線N3が備えられる。なお、この絶縁コンバータトラン
スPITも、先に図2に示したようにして中央磁脚に対
してギャップが形成され、一次側と二次側で所要の結合
係数による疎結合が得られるようにされている。
ランスPITの一次巻線N1を巻き上げるようにして形
成された巻線N3の端部は、後述するブースト電圧生成
用の平滑コンデンサCiBの正極と接続される。平滑コ
ンデンサCiBの負極は平滑コンデンサCiの正極(E
iライン)と接続される。また、本実施の形態において
はブースト用ダイオードDBが設けられる。このブース
ト用ダイオードDBは、アノードが平滑コンデンサCiB
の負極と平滑コンデンサCiの正極との接続点(Eiラ
イン)と接続され、カソードは直交型制御トランスPR
Tの被制御巻線NRの直列接続を介して、一次巻線N1と
巻線N3との接続点に対して接続される。このような接
続形態によると、巻線N3に得られたスイッチング出力
電圧をブースト用ダイオードDBにより整流して平滑コ
ンデンサCiBにより平滑化することで、平滑コンデン
サCiBの両端にブースト電圧VBを生成するブースト回
路が形成されることになる。但し、上述のようにこのブ
ースト回路には被制御巻線NRが直列に挿入されてい
る。
は、直列接続された平滑コンデンサCiB−平滑コンデ
ンサCiの両端には、整流平滑電圧Eiに対してブース
ト電圧VBが重畳されたブースト平滑電圧EBが得られる
ことになるが、このブースト平滑電圧EBは、
線N1のインダクタンスとしてL3=L1の関係が得られ
るようにし、整流平滑電圧Ei、ブースト用ダイオード
DBの降下電圧VF、及びスイッチング素子Q1の飽和電
圧V(SAT)についてEi≫VF,V(SAT)の関係が成立し
ているとすると、ブースト平滑電圧EBは上記(数1)
に基づいて、
回路では、例えば、直交型トランスPRTの被制御巻線
NRのインダクタンスLRを、0.1×L1〜1.2×L1
の範囲で変化させることで、ブースト平滑電圧EBにつ
いて、ほぼEi〜2Ei(Eiは、平滑コンデンサCi
の両端に得られる整流平滑電圧レベルに相当する)の範
囲で可変することが可能とされる。
では、ブースト用の整流ダイオードDBを介して、一次
巻線N1と平滑コンデンサCiの正極間に対して被制御
巻線NRが直列に挿入されているものと見ることが出来
るので、一次側の並列共振回路は、被制御巻線NRのイ
ンダクタンスLRを含んで形成されることになる。従っ
て、この場合には、図1に示した電源回路と同様に、共
振電圧Vcrのパルス幅を制御することによって二次側
出力の安定化が行われる。
を備えて成る電圧共振形スイッチングコンバータは、上
述のブースト平滑電圧EBを動作電源としてスイッチン
グ動作を行うようにされる。つまり、本実施の形態で
は、ブースト回路によって、電圧共振形スイッチングコ
ンバータに供給すべき見かけ上の直流入力電圧レベルを
上昇させているものである。このブースト回路の動作に
よって直流入力電圧レベルを引き上げていることで、本
実施の形態では、倍電圧整流回路によって直流入力電圧
を得る構成(即ち従来例)の場合とほぼ同等の最大負荷
電力に対応することが可能となる。そして、先の各実施
の形態と同様にして、二次側直列共振動作を利用した倍
電圧整流回路により直流出力電圧を得るようにされてい
ることで、結果的には200W程度の最大負荷電力に対
応することが可能となる。なお、本実施の形態において
も、先の第1の実施の形態にて説明した効果は同様に得
られるものである。
の、複合共振形スイッチングコンバータを備えた電源回
路の構成を示す回路図であり、図1、図4、図6及び図
12、図13と同一部分には同一符号を付して説明を省
略する。
線としてはセンタータップが設けられて、一次巻線N1A
(インダクタンスL1A),N1B(インダクタンスL1B)
に分割される。このセンタータップ端子は、直交型制御
トランスPRTの被制御巻線NR(インダクタンスLR)
の直列接続を介して整流平滑電圧Eiのラインと接続さ
れる。
石のスイッチング素子Q1,Q2を備えた他励式の構成を
採っている。この場合、スイッチング素子Q1,Q2に
は、MOS−FETが採用されている。この場合、スイ
ッチング素子Q1 のドレインは一次巻線N1Aの端部と接
続され、ソースは一次側アースに接地される。また、ス
イッチング素子Qのドレイン−ソース間には、スイッチ
ングオフ時の帰還電流の経路を形成するダンパーダイオ
ードDD1、及び並列共振コンデンサCr1が並列に接続
される。スイッチング素子Q2 のドレインは一次巻線N
1Bの端部と接続され、ソースは一次側アースに接地され
る。また、スイッチング素子Q2のドレイン−ソース間
に対しても、ダンパーダイオードDD2及び並列共振コン
デンサCr2が並列に接続される。
パシタンスと、インダクタンスL1A,インダクタンスL
Rの合成インダクタンスとによって、スイッチング素子
Q1のスイッチング動作を電圧共振形とする並列共振回
路を形成される。同様にして、並列共振コンデンサCr
2は、自身のキャパシタンスと、インダクタンスL1B,
インダクタンスLRの合成インダクタンスとによって、
スイッチング素子Q2のスイッチング動作を電圧共振形
とする並列共振回路を形成する。
1,Q2がそれぞれ電圧共振形のスイッチング動作を行う
ようにされた、二系統のスイッチング回路系が備えられ
ることになる。なお、上記スイッチング素子Q1,Q2の
スイッチング出力点は、一次巻線N1のセンタータップ
となる。
り起動されるようになっており、例えばスイッチング周
波数fs=100KHzに対応する周波数信号を発振出
力すると共に、この周波数信号に基づいてスイッチング
駆動信号(駆動電圧)を生成して、スイッチング素子Q
1,Q2のゲートに印加する。この際、スイッチング素子
Q1,Q2のゲートに印加するスイッチング駆動信号とし
ては、互いに反転した逆極性の信号である。
ング素子Q1,Q2が駆動されると、スイッチング素子Q
1,Q2は、例えばスイッチング周波数fs=100KH
zで、交互にオン/オフとなるタイミングでスイッチン
グ動作を行うことになる。つまり、スイッチング素子Q
1,Q2の両者によるスイッチング動作は、いわゆるプッ
シュプル動作となり、例えば1石のスイッチング素子に
よる、いわゆるシングルエンド動作の場合よりも大きな
電力を負荷側に対して供給することができる。これによ
り、本実施の形態では最大負荷電力200W以上の重負
荷の条件に対応する。
RTの被制御巻線NRは一次巻線に対して接続されるこ
とから、例えば図1に示した電源回路と同様に、インダ
クタンス制御方式として、スイッチング素子と並列共振
コンデンサの並列接続回路の両端に得られる共振電圧を
PWM制御することで定電圧制御を行うようにされる。
ンバータとされたことによる効果、及び等倍電圧整流回
路によって直流入力電圧を得たことによるよる効果が、
先の各実施の形態と同様に得られるものである。
スイッチング素子Q1(及びQ2)として、1石のバイポ
ーラトランジスタ(BJT)、或いはMOS−FETを
採用した場合を例に挙げていたが、本発明の実施の形態
としては、以降示すようなスイッチング回路或いはスイ
ッチング素子をスイッチング素子Q1(Q2)に代えて採
用することも可能である。図8は、スイッチング素子Q
1(Q2)に代えて、2本のバイポーラトランジスタQ1
1,Q12をダーリントン接続した回路を使用する例を示
している。この場合の接続形態としては、トランジスタ
Q11のコレクタとトランジスタQ12のコレクタを接続
し、トランジスタQ11のエミッタをトランジスタQ12の
エミッタと接続し、トランジスタQ12のエミッタをアー
スに接地している。また、ダンパーダイオードDD1のア
ノードをトランジスタQ11のエミッタと接続し、ダンパ
ーダイオードDD1のカソードを抵抗R11を介してトラン
ジスタQ11のベースに接続している。ダンパーダイオー
ドDD2のアノードは、トランジスタQ12のエミッタに接
続され、カソードはトランジスタQ12のコレクタに接続
されている。抵抗R12は、トランジスタQ12のベース−
エミッタ間に対して並列に接続されている。このように
して形成したダーリントン接続回路においては、トラン
ジスタQ11のベースが先の各実施の形態に示したスイッ
チング素子Q1(Q2)のベースと等価となり、トランジ
スタQ11,Q12のコレクタ接点がスイッチング素子Q1
(Q2)のコレクタと等価となる。また、トランジスタ
Q12のエミッタがスイッチング素子Q1(Q2)のエミッ
タと等価となる。
図1、図4、図6の電源回路のようにして、1つのスイ
ッチング素子Q1によりシングルエンド動作を行う構成
を採る場合にも、図9に示すようにして、バイポーラト
ランジスタのスイッチング素子Q1に代えて、MOS−
FET(MOS型電界効果トランジスタ;金属酸化膜半
導体)を使用することができる。MOS−FETを用い
る場合、ドレイン−ソース間に対して、スイッチングオ
フ時の帰還電流の経路を形成するためのツェナーダイオ
ードZDが図に示す方向により並列に接続される。つま
り、アノードがMOS−FETのソースと接続され、カ
ソードがツェナーダイオードZDのドレインと接続され
る。この場合、先の各実施の形態に示したスイッチング
素子Q1のベース、コレクタ、エミッタは、それぞれ、
MOS−FETのゲート、ドレイン、ソースに置き換わ
ることになる。また、MOS−FETを用いる場合に
は、図7に示したような他励式の構成を採るなどして、
電流駆動ではなく、電圧駆動する必要がある。
代えて、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジス
タ)を使用した例が示されている。IGBTのコレクタ
−エミッタ間に対しては、スイッチングオフ時の帰還電
流の経路を形成するためのダイオードDが並列に接続さ
れる。ここでは、ダイオードDのアノード、カソードは
それぞれIGBTのコレクタ,エミッタに対して接続さ
れている。この回路では、先の各実施の形態に示したス
イッチング素子Q1(Q2)のベース、コレクタ、エミッ
タは、それぞれ、IGBTのゲート、コレクタ、エミッ
タに置き換わる。
代えて、SIT(静電誘導サイリスタ)を使用した例が
示されている。このSITのコレクタ−エミッタ間に対
しても、スイッチングオフ時の帰還電流の経路を形成す
るためのダイオードDが並列に接続され、ダイオードD
のアノード、カソードがそれぞれSITのカソード,ア
ノードに対して接続される。上記図8〜図12に示す何
れの構成を採った場合にも、本実施の形態では更なる高
効率化を図ることが可能になる。なお、図8〜図12に
示す構成を採る場合、ここでは図示しないが、実際にス
イッチング素子Q1(Q2)に代えて採られるべき構成に
適合するようにして、その駆動回路の構成を変更して構
わないものである。また、実施の形態として上記各図に
示した構成の細部は、実際の使用条件等に応じて変更さ
れて構わない。
ング電源回路として、一次側に電圧共振形スイッチング
コンバータを備えたうえで、絶縁コンバータトランスを
疎結合とすることで、一次巻線と二次巻線の相互インダ
クタンスが互いに逆極性となる動作モード(+M/−
M)が得られるようにしている。更に、二次側において
は、二次巻線に二次側直列共振回路を直列に接続して直
列共振回路を形成して、この直列共振回路を利用した倍
電圧全波整流回路を備えることで、二次巻線に得られる
交番電圧(励起電圧)の二倍に対応する二次側直流出力
電圧を得るようにされる。
って負荷に電力供給をする結果、本発明では、例えば従
来のように半波整流回路により等倍の二次側直流出力電
圧を得る場合よりも、対応可能な最大負荷電力を向上さ
せることが可能になる。そしてこれに伴い、一次側は倍
電圧整流回路ではなく、通常の全波整流回路により交流
入力電圧レベルに対応するレベルの整流平滑電圧を入力
するように構成しても、充分に上記した条件に対応する
ことができることになる。
例えば従来においては、上記の条件に対応する場合に
は、倍電圧整流回路により交流入力電圧レベルの2倍に
対応する整流平滑電圧を得る必要があり、このため、ス
イッチング素子や一次側の並列共振コンデンサには、整
流平滑電圧レベルに応じて発生するスイッチング電圧に
応じた耐圧品を選定する必要があった。また、従来にお
いては、二次側において半波整流回路により直流出力電
圧を生成するようにしていたことで、整流ダイオードの
非導通期間において整流平滑電圧の2.5倍〜3.5倍
程度の電圧が印加されるため、この電圧レベルに応じた
耐圧品を選定していた。
ベルに依存するスイッチング電圧が従来の1/2となる
ことから、スイッチング素子や一次側の共振コンデンサ
について、従来の1/2程度の耐圧品を用いることがで
きる。また、二次側においては、前述したように、倍電
圧全波整流回路が設けられるが、ここで倍電圧全波整流
回路は、交番電圧が正/負の両期間で整流動作を行う全
波整流動作である結果、整流ダイオードに印加される電
圧は整流平滑電圧レベルとほぼ同等に抑制されるため、
二次側の整流ダイオードについても従来より耐圧の低い
ものを選定することができる。これによって、先ずスイ
ッチング素子、一次側の並列共振コンデンサ、及び二次
側整流ダイオード等にかかるコストを削減することがで
きる。また、スイッチング素子及び二次側整流ダイオー
ドの特性の向上したものを選定して、スイッチング周波
数を高く設定することも容易に可能となり、これによっ
て、電力変換効率の向上が図られることになる。また、
スイッチング素子周辺の回路部品の小型・軽量化を図る
ことも可能になるものである。また、前述のように、商
用交流電源から整流平滑電圧を得る回路が通常の等倍電
圧整流回路とされたことで、例えば通常の1組のブロッ
ク型の平滑コンデンサとブリッジ整流ダイオードを採用
することができるので、この点でも、コストの削減及び
回路規模の縮小が図られる。更には、被制御巻線の巻数
が削減されて、定電圧制御に用いる直交型制御トランス
の小型軽量化及び低コスト化も図られるものである。
流回路については倍電圧全波整流回路が採用されること
で、例えば等倍電圧整流回路が備えられる場合と同等レ
ベルの直流出力電圧を得ようとすれば、二次巻線の巻数
を従来の1/2程度にまで少なくすることが可能にな
る。また、本発明の構成では、従来よりも狭い被制御巻
線のインダクタンス可変範囲によって二次側出力の安定
化動作を確保できるので、その分被制御巻線の巻数を削
減して直交型制御トランスの小型軽量化及び低コスト化
を図ることが可能である。
プル動作を行う構成を採れば、比較的簡略な回路構成に
よっても、対応可能な負荷電力を更に増加させることが
可能になる。
ーラトランジスタを備えて形成されるダーリントン回
路、又はMOS型電界効果トランジスタ、絶縁ゲートバ
イポーラトランジスタ、又は静電誘導サイリスタにより
構成することが可能であり、この場合には、例えば1石
のバイポーラトランジスタにより上記スイッチング手段
を形成する場合よりも、更に電力変換効率を向上させる
ことが可能となる。
ータを備えた電源回路の低コスト化、小型軽量化、及び
電力変換効率等の諸特性の向上が促進されるものであ
る。
を示す回路図である。
ンスの構成を示す断面図である。
す波形図である。
を示す回路図である。
るスイッチング周波数、及び二次側直流出力電圧との関
係を示す説明図である。
を示す回路図である。
を示す回路図である。
す回路図である。
す回路図である。
示す回路図である。
示す回路図である。
である。
である。
成を示す断面図である。
動作を示す説明図である。
部の動作を示す波形図である。
平滑コンデンサ、Cr 並列共振コンデンサ、Cs
1,Cs2 二次側直列共振コンデンサ、Di ブリッジ
整流回路、DO1,DO2,DO3,DO4 整流ダイオード、
PIT 絶縁コンバータトランス、PRT 直交型制御
トランス、NC 制御巻線、NR 被制御巻線、Q1,Q2
スイッチング素子、DB ブースト用ダイオード、N3
(ブースト用)巻線
Claims (10)
- 【請求項1】 商用交流電源を入力して、この商用交流
電源レベルの等倍に対応するレベルの整流平滑電圧を生
成して直流入力電圧として出力する整流平滑手段と、 疎結合とされる所要の結合係数が得られるようにギャッ
プが形成され、一次側出力を二次側に伝送するために設
けられる絶縁コンバータトランスと、 スイッチング素子を備えて、上記直流入力電圧を断続し
て上記絶縁コンバータトランスの一次巻線に出力するよ
うにされたスイッチング手段と、 少なくとも、上記絶縁コンバータトランスの一次巻線を
含む漏洩インダクタンス成分と共振コンデンサのキャパ
シタンスとによって形成されて、上記スイッチング手段
の動作を電圧共振形とする一次側共振回路と、 上記絶縁コンバータトランスの二次巻線に対して二次側
直列共振コンデンサを直列に接続することで、上記絶縁
コンバータトランスの二次巻線の漏洩インダクタンス成
分と、上記二次側直列共振コンデンサのキャパシタンス
とによって直列共振回路を形成する二次側直列共振回路
と、 整流電流経路に対して上記二次側直列共振コンデンサを
挿入して形成され、上記絶縁コンバータトランスの二次
巻線に得られる交番電圧を入力して倍電圧全波整流動作
を行って、入力電圧レベルのほぼ2倍に対応する二次側
直流出力電圧を得るように構成された直流出力電圧生成
手段と、 上記絶縁コンバータトランスの一次巻線又は二次巻線に
対して接続される被制御巻線と、該被制御巻線とその巻
回方向が直交するようにされた制御巻線とが巻装される
直交型制御トランスを備え、上記二次側直流出力電圧の
レベルに応じて可変の制御電流を上記制御巻線に流して
上記被制御巻線のインダクタンスを変化させることで定
電圧制御を行うように構成された定電圧制御手段と、 を備えていることを特徴とするスイッチング電源回路。 - 【請求項2】 上記整流平滑電圧に対して、上記スイッ
チング手段のスイッチング出力を利用して生成したブー
スト電圧を重畳してブースト整流平滑電圧を得て、この
ブースト整流平滑電圧を上記直流入力電圧として上記ス
イッチング手段に供給するようにされていると共に、上
記被制御巻線を含むことにより、この被制御巻線のイン
ダクタンスの変化によって上記ブースト整流平滑電圧を
一定とするように制御可能な構成をとるブースト手段、 を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチン
グ電源回路。 - 【請求項3】 上記スイッチング手段は、自励式により
スイッチング動作を行うための自励発振駆動回路を備え
ていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング
電源回路。 - 【請求項4】 上記スイッチング手段は、他励式により
スイッチング動作を行うための駆動回路を備えているこ
とを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回
路。 - 【請求項5】 上記スイッチング手段は、スイッチング
素子としてバイポーラトランジスタを備えて形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回
路。 - 【請求項6】 上記スイッチング手段は、バイポーラト
ランジスタを備えて形成されるダーリントン回路を1つ
のスイッチング素子として用いるように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回
路。 - 【請求項7】 上記スイッチング手段は、スイッチング
素子としてMOS型電界効果トランジスタを備えて形成
されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング
電源回路。 - 【請求項8】 上記スイッチング手段は、スイッチング
素子として絶縁ゲートバイポーラトランジスタを備えて
形成されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ
ング電源回路。 - 【請求項9】 上記スイッチング手段は、スイッチング
素子として静電誘導サイリスタを備えて形成されること
を特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。 - 【請求項10】 上記スイッチング手段は2組とされ
て、プッシュプルによるスイッチング動作が得られるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
スイッチング電源回路。
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