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JP2000124741A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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Publication number
JP2000124741A
JP2000124741A JP10296987A JP29698798A JP2000124741A JP 2000124741 A JP2000124741 A JP 2000124741A JP 10296987 A JP10296987 A JP 10296987A JP 29698798 A JP29698798 A JP 29698798A JP 2000124741 A JP2000124741 A JP 2000124741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
amplifier circuit
capacitor
adjustment unit
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP10296987A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Mizunaga
直 水永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP10296987A priority Critical patent/JP2000124741A/ja
Priority to US09/419,637 priority patent/US6281754B1/en
Publication of JP2000124741A publication Critical patent/JP2000124741A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/72Gated amplifiers, i.e. amplifiers which are rendered operative or inoperative by means of a control signal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズによる発振が防止された増幅回路を提
供する。 【解決手段】 増幅回路1の入力端子inは,増幅トラ
ンジスタTrのベース端子に接続されるとともに,第1
配線L1−1を介してキャパシタC1の一方の端子に接
続されている。出力端子outは,増幅トランジスタの
コレクタ端子に接続されるとともに,第2配線L1−2
を介してキャパシタの他方の端子に接続され,さらに
は,負荷抵抗RLDを介して電源Vccに接続されてい
る。増幅トランジスタのエミッタ端子は,帰還抵抗RE
を介して第2の電源としてのグランドGNDに接続され
ている。キャパシタの他方の端子と増幅トランジスタの
コレクタ端子を接続する第2配線は,ウェハをダイシン
グしチップ化する際の基準となる切断線,いわゆるグリ
ッド・ラインGLと交差するように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,増幅回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号を処理する半導体集積回路
(以下,「IC」という。)には,多くの場合,増幅回
路が備えられている。そして,使用目的に合わせて種々
の増幅回路が開発されており,中でもエミッタ接地型の
増幅回路は,最も単純な回路構成で実現されるもののひ
とつである。図8に従来のエミッタ接地型の増幅回路1
01を示す。
【0003】増幅回路101の入力端子inは,増幅ト
ランジスタTrのベース端子に接続されている。出力端
子outは,増幅トランジスタTrのコレクタ端子に接
続されるとともに,負荷抵抗RLDを介して電源Vcc
に接続されている。増幅トランジスタTrのエミッタ端
子は,帰還抵抗REを介してグランドGNDに接続され
ている。
【0004】かかる増幅回路101は,入力電圧eiに
よってベース端子に流れ込むベース電流ibをhfe
(増幅トランジスタTrの電流増幅率)倍し,コレクタ
端子にコレクタ電流ic(=hfe×ib)を流すもの
である。そして,電源Vccの電圧からコレクタ電流i
cと負荷抵抗RLDの積(ic×RLD)を引いた値を
出力電圧eoとして出力するものである。なお,帰還抵
抗REは,出力端子outに接続される回路に負荷変動
が生じた場合や環境温度に変動が生じた場合に,コレク
タ電流icを安定化させるように機能するものである。
【0005】ところで,ICの製造工程には,生産にお
けるスループットの向上,信頼性の確保,チップの良品
/不良品の選別等を目的とする検査工程が含まれる。一
般的に,ICの電気的特性を測定するために,ICに対
してプローブテストが実施されている。このプローブテ
ストは,ICが形成されたウェハのボンディングパッド
上にプローブ針を当てることによってICの電気的特性
を測定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,ICに
対してプローブテストを行った場合,テスト装置に存在
する寄生容量成分等の影響によって,ICに対してノイ
ズが侵入するおそれがある。特に,増幅回路101等の
増幅回路が備えられたICについては,ノイズによって
この増幅回路が発振してしまう場合があった。増幅回路
の発振は,ICのいわゆる誤動作であり,このため,従
来,増幅回路が備えられたICについて,プローブテス
トによって正確に電気的特性を得ることが困難な場合も
多かった。
【0007】本発明は,上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり,その目的は,ノイズによる発振が防
止された,すなわち耐ノイズ性が向上した増幅回路を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の第1の観点によれば,ウェハ上に形成され
た増幅回路が提供される。そして,この増幅回路は,請
求項1に記載のように,入力信号に基づき,増幅信号を
出力する増幅トランジスタと,所定の周波数帯域にある
入力信号に対する増幅トランジスタの利得を低下させる
ことが可能な利得調整部と,利得調整部をイネーブルま
たはディスエーブルのいずれかに切り替えることが可能
な利得調整部切替部とを備えたことを特徴としている。
【0009】かかる構成によれば,所定の周波数以上の
周波数を有する入力信号に対して,増幅トランジスタの
利得を0dB以下とすることが可能となる。例えば,高
周波数の外来ノイズによって,増幅トランジスタにおい
てポジティブフィードバックが生じた場合であっても,
増幅トランジスタの利得を0dBとすることで,増幅回
路の発振を防止することが可能となる。さらに,増幅ト
ランジスタの利得を調整する利得調整部は,利得調整部
切替部によって,イネーブルまたはディスエーブルに切
り替えられるため,ポジティブフィードバックが生じや
すい期間,例えば,増幅回路についてのプローブテスト
が行われる期間のみ増幅回路の利得を低下させることが
可能となる。
【0010】そして,請求項2に記載のように,利得調
整部は,一方の端子が増幅トランジスタの制御端子に接
続され,他方の端子が利得調整部切替部に接続されたキ
ャパシタであることが好ましい。かかる構成によれば,
利得調整部は,単純な回路で実現されることになる。
【0011】請求項3に記載のように,利得調整部切替
部を配線で実現することが可能である。そして,この配
線は,ウェハをチップ化するためのダイシングによって
切断されるように形成され,一端がキャパシタの他方の
端子に接続され,他端が増幅トランジスタの第1の電源
端子に接続されることが好ましい。上述のように,プロ
ーブテストは,増幅回路の発振させるおそれがある。プ
ローブテストは,通常,ダイシングによるチップ化の前
に行われるため,利得調整部としてのキャパシタによる
増幅トランジスタの利得調整は,多くの場合,チップ化
後には必要とされない。この点,請求項3によれば,利
得調整部切替部としての配線は,ダイシングによって切
断されるため,利得調整部としてのキャパシタは,増幅
トランジスタと電気的に切り離されることになる。した
がって,チップ化後の増幅回路の通常動作において,キ
ャパシタによる増幅トランジスタの利得低下等の増幅回
路の誤動作は防止されることになる。
【0012】また,請求項4に記載のように,利得調整
部切替部を配線で実現し,この配線の一端がキャパシタ
の他方の端子に接続され,他端がパッドに接続されるよ
うにしてもよい。かかる構成によれば,パッドから所定
の電圧信号を入力することで,利得調整部としてのキャ
パシタをイネーブルとすることが可能となる。したがっ
て,所望の時期に増幅トランジスタの利得を低下させる
ことが可能となる。
【0013】そして,請求項5に記載のように,利得調
整部は,一方の端子が増幅トランジスタの第1の電源端
子に接続され,他方の端子が利得調整部切替部に接続さ
れたキャパシタであることが好ましい。かかる構成によ
れば,利得調整部は,単純な回路で実現されることにな
る。
【0014】請求項6に記載のように,利得調整部切替
部を配線で実現することが可能である。そして,この配
線は,ウェハをチップ化するためのダイシングによって
切断されるように形成され,一端がキャパシタの他方の
端子に接続され,他端が第1の電源に接続されることが
好ましい。上述のように,プローブテストは,増幅回路
の発振させるおそれがある。プローブテストは,通常,
ダイシングによるチップ化の前に行われるため,利得調
整部としてのキャパシタによる増幅トランジスタの利得
調整は,多くの場合,チップ化後には必要とされない。
この点,請求項6によれば,利得調整部切替部としての
配線は,ダイシングによって切断されるため,利得調整
部としてのキャパシタは,第1の電源と電気的に切り離
され,キャパシタは,ディスエーブルとされる。したが
って,チップ化後の増幅回路の通常動作において,キャ
パシタによる増幅トランジスタの利得低下等の増幅回路
の誤動作は防止されることになる。
【0015】また,請求項7に記載のように,利得調整
部切替部を配線で実現し,この配線の一端がキャパシタ
の他方の端子に接続され,他端がパッドに接続されるよ
うにしてもよい。かかる構成によれば,パッドを第1の
電源と接続することで,利得調整部としてのキャパシタ
をイネーブルとすることが可能となる。したがって,所
望の時期に増幅トランジスタの利得を低下させることが
可能となる。
【0016】そして,請求項8に記載のように,利得調
整部切替部を切替トランジスタで実現することも可能で
ある。そして,この切替トランジスタは,第1の電源端
子に第1の電源が接続され,第2の電源端子にキャパシ
タの他方の端子が接続されたことを特徴としている。か
かる構成によれば,所定の制御信号によって切替トラン
ジスタをオン/オフ制御することで,利得調整部として
のキャパシタをイネーブル/ディスエーブルと切り替え
ることが可能となる。したがって,所望の時期に増幅ト
ランジスタの利得を低下させることが可能となる。さら
に,複数の増幅回路を所定の制御信号によって,一括制
御することが可能となる。
【0017】上記課題を解決するために,本発明の第2
の観点によれば,ウェハ上に形成された増幅回路が提供
される。そして,この増幅回路は,請求項9に記載のよ
うに,入力信号に基づき,増幅信号を出力する増幅トラ
ンジスタと,所定の周波数帯域にある入力信号に対する
増幅トランジスタの入力インピーダンスを低下させるこ
とが可能な入力インピーダンス調整部と,入力インピー
ダンス調整部をイネーブルまたはディスエーブルのいず
れかに切り替えることが可能な入力インピーダンス調整
部切替部とを備えたことを特徴としている。
【0018】かかる構成によれば,所定の周波数以上の
周波数を有する入力信号に対して,増幅トランジスタの
入力インピーダンスが低下することになるため,増幅回
路に対する高周波数のノイズの影響を低減させることが
可能となる。さらに,増幅トランジスタの入力インピー
ダンスを調整する入力インピーダンス調整部は,入力イ
ンピーダンス調整部切替部によって,イネーブルまたは
ディスエーブルに切り替えられるため,高周波ノイズが
侵入し易くなる期間,例えば,増幅回路についてのプロ
ーブテストが行われる期間のみ増幅回路の入力インピー
ダンスを低下させることが可能となる。
【0019】そして,請求項10に記載のように,入力
インピーダンス調整部は,一方の端子が増幅トランジス
タの制御端子に接続され,他方の端子が入力インピーダ
ンス調整部切替部に接続されたキャパシタであることが
好ましい。かかる構成によれば,入力インピーダンス調
整部は,単純な回路で実現されることになる。
【0020】請求項11に記載のように,入力インピー
ダンス調整部切替部を配線で実現することが可能であ
る。そして,この配線は,ウェハをチップ化するための
ダイシングによって切断されるように形成され,一端が
キャパシタの他方の端子に接続され,他端が第2の電源
に接続されることが好ましい。上述のように,プローブ
テストは,増幅回路に対して高周波ノイズを与えるおそ
れがある。プローブテストは,通常,ダイシングによる
チップ化の前に行われるため,入力インピーダンス調整
部としてのキャパシタによる増幅トランジスタの入力イ
ンピーダンス調整は,多くの場合,チップ化後には必要
とされない。この点,請求項11によれば,入力インピ
ーダンス調整部切替部としての配線は,ダイシングによ
って切断されるため,入力インピーダンス調整部として
のキャパシタは,第2の電源と電気的に切り離され,キ
ャパシタはディスエーブルとされる。したがって,チッ
プ化後の増幅回路の通常動作において,キャパシタによ
る増幅トランジスタの入力インピーダンス低下等の増幅
回路の誤動作は防止されることになる。
【0021】また,請求項12に記載のように,入力イ
ンピーダンス調整部切替部を配線で実現し,この配線の
一端がキャパシタの他方の端子に接続され,他端がパッ
ドに接続されるようにしてもよい。かかる構成によれ
ば,パッドを第2の電源に接続することで,入力インピ
ーダンス調整部としてのキャパシタをイネーブルとする
ことが可能となる。したがって,所望の時期に増幅トラ
ンジスタの入力インピーダンスを低下させることが可能
となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる増幅回路の好適な実施の形態について詳
細に説明する。なお,以下の説明において,略同一の機
能および構成を有する構成要素については,同一符号を
付することにより,重複説明を省略することにする。
【0023】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態にかかる増幅回路1を図1に示す。この増幅回路
1は,従来の増幅回路101に対して,キャパシタC
1,第1配線L1−1,第2配線L1−2が追加された
構成を有するものである。
【0024】増幅回路1の入力端子inは,増幅トラン
ジスタTrのベース端子に接続されるとともに,第1配
線L1−1を介してキャパシタC1の一方の端子に接続
されている。出力端子outは,増幅トランジスタTr
の第1の電源端子としてのコレクタ端子に接続されると
ともに,第2配線L1−2を介してキャパシタC1の他
方の端子に接続され,さらには,負荷抵抗RLDを介し
て第1の電源としての電源Vccに接続されている。増
幅トランジスタTrのエミッタ端子は,帰還抵抗REを
介して第2の電源としてのグランドGNDに接続されて
いる。
【0025】キャパシタC1の他方の端子と増幅トラン
ジスタTrのコレクタ端子を接続する第2配線L1−2
は,ウェハをダイシングしチップ化する際の基準となる
切断線,いわゆるグリッド・ラインGLと交差するよう
に形成されている。
【0026】以上のように構成された第1の実施の形態
にかかる増幅回路1の動作・機能について図2を用いて
説明する。
【0027】第1の実施の形態にかかる増幅回路1の遮
断周波数(電流増幅率hfeが3dB低下する周波数)
fbは,キャパシタC1によって,従来の増幅回路10
1の遮断周波数faに対して,低周波数側にシフトして
いる。ここで,増幅回路1の遮断周波数fbは,プロー
ブテストが実施される周波数帯域δftestにおい
て,電流増幅率hfeを維持するように設定される。換
言すれば,第1の実施の形態にかかる増幅回路1は,周
波数帯域δftestを上回る帯域の利得を積極的に低
下させるように構成されている。
【0028】一般的に,増幅回路は,高周波数帯域にお
いてノイズ等の影響による出力信号の入力側へのフィー
ドバックが起き易くなる。そして,このフィードバック
において,信号の位相反転が生じた場合,ポジティブフ
ィードバックとなり,増幅回路は発振することになる。
かかる点に関して,第1の実施の形態にかかる増幅回路
1は,図2に示すように遮断周波数fbが従来の増幅回
路101の遮断周波数faに比して低く設定されてお
り,高周波数帯域において利得が0dB以下となるよう
に構成されている。したがって,高周波数帯域において
ポジティブフィードバックが起きた場合であっても,第
1の実施の形態にかかる増幅回路1の発振は防止される
ことになる。結果的に,かかる増幅回路1を備えるIC
に対してプローブテストを安定的に実施することが可能
となり,ICの正確な電気的特性が得られることにな
る。
【0029】また,第1の実施の形態にかかる増幅回路
1において,キャパシタC1に接続されている第2配線
L1−2は,グリッド・ラインGLと交差するように形
成されている。かかる構成によって,第2配線L1−2
は,プローブテスト後のダイシング工程において切断さ
れることになる。すなわち,キャパシタC1は,プロー
ブテスト時までイネーブルとされ,その後は,ウェハの
ダイシングによってディスエーブルとされる。以上のよ
うに,第1の実施の形態にかかる増幅回路1によれば,
ICのプローブテスト時にはキャパシタC1によって発
振が防止される一方,プローブテスト後には従来の増幅
回路101と電気的に等価とされ,高周波帯域まで所定
の電流増幅率hfeが維持されるため,高周波数帯域に
おけるICの動作に対応することが可能となる。
【0030】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態にかかる増幅回路2を図3に示す。この増幅回路
2は,従来の増幅回路101に対して,キャパシタC
2,第1配線L2−1,第2配線L2−2が追加された
構成を有するものである。
【0031】増幅回路2の入力端子inは,増幅トラン
ジスタTrのベース端子に接続されている。出力端子o
utは,増幅トランジスタTrのコレクタ端子に接続さ
れるとともに,第1配線L2−1を介してキャパシタC
2の一方の端子に接続され,さらには,負荷抵抗RLD
を介して電源Vccに接続されている。増幅トランジス
タTrのエミッタ端子は,帰還抵抗REを介してグラン
ドGNDに接続されている。
【0032】キャパシタC2の他方の端子と電源Vcc
を接続する第2配線L2−2は,グリッド・ラインGL
と交差するように形成されている。
【0033】増幅回路2に備えられたキャパシタC2と
負荷抵抗RLDの合成インピーダンスは,高周波数領域
で低下するため,増幅回路2の利得は,周波数帯域δf
testを上回る帯域で著しく小さくなる。したがっ
て,高周波数帯域においてポジティブフィードバックが
生じた場合であっても,第1の実施の形態にかかる増幅
回路1と同様に,第2の実施の形態にかかる増幅回路2
の発振は防止されることになる。結果的に,増幅回路2
が備えられたICに対してプローブテストを安定的に実
施することが可能となり,ICの正確な電気的特性が得
られることになる。
【0034】また,第2の実施の形態にかかる増幅回路
2において,キャパシタC2に接続されている第2配線
L2−2は,グリッド・ラインGLと交差するように形
成されている。かかる構成によって,第2配線L2−2
は,プローブテスト後のダイシング工程において切断さ
れることになる。すなわち,キャパシタC2は,プロー
ブテスト時までイネーブルとされ,その後は,ウェハの
ダイシングによってディスエーブルとされる。以上のよ
うに,第2の実施の形態にかかる増幅回路2によれば,
ICのプローブテスト時にはキャパシタC2によって発
振が防止される一方,第1の実施の形態にかかる増幅回
路1と同様,プローブテスト後には従来の増幅回路10
1と電気的に等価とされ,高周波帯域まで所定の電流増
幅率hfeが維持されるため,高周波数帯域におけるI
Cの動作に対応することが可能となる。
【0035】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態にかかる増幅回路3を図4に示す。この増幅回路
3は,従来の増幅回路101に対して,キャパシタC
3,第1配線L3−1,第2配線L3−2が追加された
構成を有するものである。
【0036】増幅回路3の入力端子inは,増幅トラン
ジスタTrのベース端子に接続されるとともに,第1配
線L3−1を介してキャパシタC3の一方の端子に接続
されている。出力端子outは,増幅トランジスタTr
のコレクタ端子に接続されるとともに,負荷抵抗RLD
を介して電源Vccに接続されている。増幅トランジス
タTrのエミッタ端子は,帰還抵抗REを介してグラン
ドGNDに接続されている。
【0037】キャパシタC3の他方の端子とグランドG
NDを接続する第2配線L3−2は,グリッド・ライン
GLと交差するように形成されている。
【0038】増幅トランジスタTrのゲート端子とグラ
ンドGNDとの間に設けられたキャパシタC3は,通
常,極めて高い値に設定されている増幅トランジスタT
rの入力インピーダンスを高周波数帯域で低下させるよ
うに機能する。したがって,第3の実施の形態にかかる
増幅回路3によれば,外部からの微小な飛び込みノイズ
や高周波ノイズは,グランドGNDに吸収されることに
なるため,増幅回路3を備えるICに対するプローブテ
ストを安定的に実施することが可能となり,結果的にI
Cの正確な電気的特性が得られることになる。
【0039】また,第3の実施の形態にかかる増幅回路
3において,キャパシタC3に接続されている第2配線
L3−2は,グリッド・ラインGLと交差するように形
成されている。かかる構成によって,第2配線L3−2
は,プローブテスト後のダイシング工程において切断さ
れることになる。すなわち,キャパシタC3は,プロー
ブテスト時までイネーブルとされ,その後は,ウェハの
ダイシングによってディスエーブルとされる。以上のよ
うに,第3の実施の形態にかかる増幅回路3によれば,
ICのプローブテスト時には,キャパシタC3によっ
て,高周波数帯域における増幅トランジスタTrの入力
インピーダンスが低く調整されるため外来ノイズ等の影
響を防止することが可能となる。そして,第1,2の実
施の形態にかかる増幅回路1,2と同様,第3の実施の
形態にかかる増幅回路3は,プローブテスト後には従来
の増幅回路101と電気的に等価とされ,高周波帯域に
おける増幅トランジスタTrの入力インピーダンスが高
い値に維持されるため,高周波数帯域におけるICの動
作に対応することになる。
【0040】なお,第3の実施の形態にかかる増幅回路
3は,第1の実施の形態にかかる増幅回路1または第2
の実施の形態にかかる増幅回路2と組み合わせることも
可能である。すなわち,増幅回路3に対して,増幅トラ
ンジスタTrのゲート端子とコレクタ端子の間にキャパ
シタC1を設けるようにしてもよく,または,増幅トラ
ンジスタTrのコレクタ端子と電源Vccとの間にキャ
パシタC2を設けるようにしてもよい。その際,キャパ
シタC2,C3に接続される配線は,グリッド・ライン
GLと交差するように形成されることが好ましい。かか
る構成によれば,キャパシタC1,C2は,キャパシタ
C3と同様に,プローブテスト時までイネーブルとさ
れ,その後,ウェハのダイシングによってディスエーブ
ルとされる。
【0041】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態にかかる増幅回路4を図5に示す。この増幅回路
4は,従来の増幅回路101に対して,キャパシタC
4,第1配線L4−1,第2配線L4−2,およびスイ
ッチ部SW4が追加された構成を有するものである。そ
して,スイッチ部SW4は,パッドPADによって構成
されている。
【0042】増幅回路4の入力端子inは,増幅トラン
ジスタTrのベース端子に接続されている。出力端子o
utは,増幅トランジスタTrのコレクタ端子に接続さ
れるとともに,第1配線L4−1を介してキャパシタC
4の一方の端子に接続され,さらには,負荷抵抗RLD
を介して電源Vccに接続されている。増幅トランジス
タTrのエミッタ端子は,帰還抵抗REを介してグラン
ドGNDに接続されている。
【0043】キャパシタC4の他方の端子は,第2配線
L4−2によってスイッチ部SW4に備えられたパッド
PADに接続されている。
【0044】通常,第4の実施の形態にかかる増幅回路
4のパッドPADは,オープン状態とされており,この
場合,増幅回路4は,従来の増幅回路101と電気的に
等価である。
【0045】増幅回路4を備えるICに対してプローブ
テストを行う場合,まず,パッドPADと電源Vccを
ショートさせる。これによって,キャパシタC4の他方
の端子は,電源Vccに接続されることになる。増幅回
路4に備えられたキャパシタC4と負荷抵抗RLDの合
成インピーダンスは,高周波数領域で低下するため,増
幅回路4の利得は,周波数帯域δftestを上回る帯
域で著しく小さくなる。したがって,第1,2の実施の
形態にかかる増幅回路1,2と同様,第4の実施の形態
にかかる増幅回路4は,高周波数帯域においてポジティ
ブフィードバックが生じた場合であっても,発振が防止
されることになる。結果的に,増幅回路4を備えるIC
に対してプローブテストを安定的に実施することが可能
となり,ICの正確な電気的特性が得られることにな
る。
【0046】また,第4の実施の形態にかかる増幅回路
4に備えられたキャパシタC4は,パッドPADを電源
Vccに電気的に接続することによってイネーブルとさ
れる。すなわち,第4の実施の形態にかかる増幅回路4
によれば,上述の第1,2,3の実施の形態にかかる増
幅回路1,2,3と同様に,ダイシングによるチップ化
される以前にプローブテストを安定的に行うことが可能
となるとともに,チップ化された後の所定の時期にプロ
ーブテストを安定的に行うことも可能となる。
【0047】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態にかかる増幅回路5を図6に示す。この増幅回路
5は,従来の増幅回路101に対して,キャパシタC
5,第1配線L5−1,第2配線L5−2,およびスイ
ッチ部SW5が追加された構成を有するものである。そ
して,スイッチ部SW5は,パッドPAD,抵抗Rs,
および切替トランジスタとしてのPチャネル型トランジ
スタTsによって構成されている。
【0048】増幅回路5の入力端子inは,増幅トラン
ジスタTrのベース端子に接続されている。出力端子o
utは,増幅トランジスタTrのコレクタ端子に接続さ
れるとともに,第1配線L5−1を介してキャパシタC
5の一方の端子に接続され,さらには,負荷抵抗RLD
を介して電源Vccに接続されている。増幅トランジス
タTrのエミッタ端子は,帰還抵抗REを介してグラン
ドGNDに接続されている。
【0049】キャパシタC5の他方の端子は,第2配線
L5−2によって,スイッチ部SW5に備えられたPチ
ャネル型トランジスタTsの第2の電源端子としてのド
レイン端子に接続されている。Pチャネル型トランジス
タTsのゲート端子は,パッドPADおよび抵抗Rsの
一方の端子に接続されている。また,Pチャネル型トラ
ンジスタTsの第1の電源端子としてのソース端子は,
抵抗Rsの他方の端子とともに,電源Vccに接続され
ている。
【0050】以上のように構成された第5の実施の形態
にかかる増幅回路5の動作について説明する。この増幅
回路5を含むICに対してプローブテストを行う場合,
まず,パッドPADに制御電圧Vonを印加する。これ
によって,Pチャネル型トランジスタTsは,オン状態
とされ,キャパシタC5の他方の端子には電源Vccの
電圧が印加されることになる。すなわち,第5の実施の
形態にかかる増幅回路5は,パッドPADに印加される
制御電圧Vonによって前述の第2,4の実施の形態に
かかる増幅回路2,4と電気的に等価とされる。したが
って,第2,4の実施の形態にかかる増幅回路2,4と
同様,第5の実施の形態にかかる増幅回路5は,高周波
数帯域においてポジティブフィードバックが生じた場合
であっても発振が防止されることになる。結果的に,増
幅回路5を備えるICに対してプローブテストを安定的
に実施することが可能となり,ICの正確な電気的特性
が得られることになる。
【0051】また,第5の実施の形態にかかる増幅回路
5に備えられたキャパシタC5は,パッドPADに制御
電圧Vonを印加することによってイネーブルとされ
る。すなわち,第5の実施の形態にかかる増幅回路5に
よれば,上述の第1,2,3の実施の形態にかかる増幅
回路1,2,3と同様に,ダイシングによりチップ化さ
れる以前に,増幅回路5を備えたICに対してプローブ
テストを安定的に行うことが可能となるとともに,第4
の実施の形態にかかる増幅回路4と同様にチップ化され
た後の所定の時期にICのプローブテストを安定的に行
うことも可能となる。
【0052】なお,第5の実施の形態にかかる増幅回路
5は,キャパシタC5と電源Vccとの間に,Pチャネ
ル型トランジスタTsを備えているが,このようなFE
T(Field Effect Transisto
r)を用いることによって,ゲート端子側とキャパシタ
C5側をそれぞれ独立した回路系とすることが可能であ
る。また,増幅回路5を構成する増幅トランジスタTr
がバイポーラトランジスタであるため,製造上の効率化
に鑑み,キャパシタC5と電源Vccを接続するために
Pチャネル型トランジスタTsに代えてバイポーラトラ
ンジスタを用いることも可能である。
【0053】ところで,図7に示すようにICが複数の
増幅回路5−1,5−2,・・・,5−nを備える場合
がある。この場合,各増幅回路5−1,5−2,・・
・,5−nを第5の実施にかかる増幅回路5と略同一の
回路構成とすることで,ICに対するプローブテストを
安定的に実施することが可能となる。
【0054】以下,図7に基づいて,各増幅回路5−
1,5−2,・・・,5−nの構成・接続について説明
する。
【0055】増幅回路5−1の入力端子in−1は,増
幅トランジスタTr−1のベース端子に接続されてい
る。出力端子out−1は,増幅トランジスタTr−1
のコレクタ端子に接続されるとともに,キャパシタC5
−1の一方の端子に接続され,さらには,負荷抵抗RL
D−1を介して電源Vccに接続されている。増幅トラ
ンジスタTr−1のエミッタ端子は,帰還抵抗RE−1
を介してグランドGNDに接続されている。キャパシタ
C5−1の他方の端子は,Pチャネル型トランジスタT
s−1のドレイン端子に接続されている。Pチャネル型
トランジスタTs−1のゲート端子は,抵抗Rs−1の
一方の端子に接続されており,ソース端子は,抵抗Rs
−1の他方の端子とともに電源Vccに接続されてい
る。
【0056】増幅回路5−2,・・・,5−nは,増幅
回路5−1と略同一の回路構成を有するものである。こ
こでは,増幅回路5−nを代表的に説明する。入力端子
in−nは,増幅トランジスタTr−nのベース端子に
接続されている。出力端子out−nは,増幅トランジ
スタTr−nのコレクタ端子に接続されるとともに,キ
ャパシタC5−nの一方の端子に接続され,さらには,
負荷抵抗RLD−nを介して電源Vccに接続されてい
る。増幅トランジスタTr−nのエミッタ端子は,帰還
抵抗RE−nを介してグランドGNDに接続されてい
る。キャパシタC5−nの他方の端子は,Pチャネル型
トランジスタTs−nのドレイン端子に接続されてい
る。Pチャネル型トランジスタTs−nのゲート端子
は,抵抗Rs−nの一方の端子に接続されており,ソー
ス端子は,抵抗Rs−nの他方の端子とともに電源Vc
cに接続されている。
【0057】そして,各増幅回路5−1,5−2,・・
・,5−nに備えられたPチャネル型トランジスタTs
−1,Ts−2,・・・,Ts−nのゲート端子は,パ
ッドPADに共通接続されている。
【0058】以上のように,第5の実施の形態にかかる
増幅回路5の特徴的な構成要素であるキャパシタC5,
第1配線L5−1,第2配線L5−2,およびスイッチ
部SW5は,複数の増幅回路5−1,5−2,・・・,
5−nを備えるICにも適用することが可能である。か
かる構成によれば,パッドPADに対して制御電圧Vo
nを印加することによって,各増幅回路5−1,5−
2,・・・,5−nに備えられたキャパシタC5−1,
C5−2,・・・,C5−nは,イネーブルとされるた
め,各増幅回路5−1,5−2,・・・,5−nにおい
てポジティブフィードバックが生じた場合であっても各
増幅回路5−1,5−2,・・・,5−nの発振は防止
される。これによって,ICのプローブテストを安定的
に実施することが可能となり,結果的にICの正確な電
気的特性が得られることになる。
【0059】なお,第5の実施の形態にかかる増幅回路
5において,パッドPADを省略し,Pチャネル型トラ
ンジスタTsのゲート端子および抵抗Rsの一方の端子
を,グリッド・ラインGLと交差する配線によってグラ
ンドGNDに接続するようにしてもよい。これによっ
て,増幅回路5は,上記,第1,2,3の実施の形態に
かかる増幅回路1,2,3と同様,増幅回路5を備えた
ICに対するプローブテスト後には,従来の増幅回路1
01と電気的に等価とされ,高周波数帯域におけるIC
の動作に対応することが可能となる。
【0060】以上,添付図面を参照しながら本発明の好
適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に
限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載
された技術的思想の範疇内において各種の変更例または
修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについ
ても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解され
る。
【0061】例えば,上記実施の形態においては,増幅
回路1,2,3,4,5としてバイポーラトランジスタ
である増幅トランジスタTrによって構成されたエミッ
タ接地型増幅回路を用いて説明したが,本発明は,これ
に限らず,差動増幅回路,または,CMOSトランジス
タによって構成されたソース接地型増幅回路等,その他
の増幅回路にも適用可能である。
【0062】また,第4,5の実施の形態にかかる増幅
回路4,5によれば,プローブテストの他,パッケージ
ング後のソケットまたは評価ボード等への実装によるI
Cの測定においても,安定的にICの電気的特性を得る
ことが可能となる。
【0063】また,第1,2,3の実施の形態にかかる
増幅回路1,2,3は,第2配線L1−2,L2−2,
L3−2がグリッド・ラインGLと交差するように形成
されているが,第1配線L1−1,L2−1,L3−1
がグリッド・ラインGLと交差するように形成してもよ
い。さらに,第1配線L1−1,L2−1,L3−1お
よび第2配線L1−2,L2−2,L3−2,両方とも
にグリッド・ラインGLと交差するように形成してもよ
い。かかる構成によれば,キャパシタC1,C2,C3
は,完全に電気的に独立した状態とされるため,製品化
後,キャパシタC1,C2,C3は,ICに対して何ら
影響を及ぼすことはない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように,請求項1〜8によ
れば,所定の時期に増幅回路に備えられた増幅トランジ
スタの利得を低下させることが可能となるため,ノイズ
等による増幅回路の発振が防止される。
【0065】また,請求項9〜12によれば,所定の時
期に増幅回路の入力インピーダンスを低下させ,増幅回
路に対する外来ノイズの影響を抑えることが可能となる
ため,増幅回路の発振が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる増幅回路の
回路図である。
【図2】図1の増幅回路と従来の増幅回路の動作を示す
波形図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる増幅回路の
回路図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかる増幅回路の
回路図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態にかかる増幅回路の
回路図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態にかかる増幅回路の
回路図である。
【図7】図6の増幅回路を複数段接続したときの回路図
である。
【図8】従来の増幅回路の回路図である。
【符号の説明】
1 増幅回路 C1 キャパシタ GL グリッド・ライン L1−1 第1配線 L1−2 第2配線 PAD パッド Tr 増幅トランジスタ Ts Pチャネル型トランジスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハ上に形成された増幅回路であっ
    て:入力信号に基づき,増幅信号を出力する増幅トラン
    ジスタと;所定の周波数帯域にある入力信号に対する前
    記増幅トランジスタの利得を低下させることが可能な利
    得調整部と;前記利得調整部をイネーブルまたはディス
    エーブルのいずれかに切り替えることが可能な利得調整
    部切替部と;を備えたことを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記利得調整部は,一方の端子が前記増
    幅トランジスタの制御端子に接続され,他方の端子が前
    記利得調整部切替部に接続されたキャパシタであること
    を特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記利得調整部切替部は,前記ウェハを
    チップ化するためのダイシングによって切断されるよう
    に形成され,一端が前記キャパシタの前記他方の端子に
    接続され,他端が前記増幅トランジスタの第1の電源端
    子に接続された配線であることを特徴とする請求項2に
    記載の増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記利得調整部切替部は,一端が前記キ
    ャパシタの前記他方の端子に接続され,他端がパッドに
    接続された配線であることを特徴とする請求項2に記載
    の増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記利得調整部は,一方の端子が前記増
    幅トランジスタの第1の電源端子に接続され,他方の端
    子が前記利得調整部切替部に接続されたキャパシタであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  6. 【請求項6】 前記利得調整部切替部は,前記ウェハを
    チップ化するためのダイシングによって切断されるよう
    に形成され,一端が前記キャパシタの前記他方の端子に
    接続され,他端が第1の電源に接続された配線であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の増幅回路。
  7. 【請求項7】 前記利得調整部切替部は,一端が前記キ
    ャパシタの前記他方の端子に接続され,他端がパッドに
    接続された配線であることを特徴とする請求項5に記載
    の増幅回路。
  8. 【請求項8】 前記利得調整部切替部は,第1の電源が
    接続された第1の電源端子と,前記キャパシタの前記他
    方の端子が接続された第2の電源端子とを有する切替ト
    ランジスタから構成されたことを特徴とする請求項5に
    記載の増幅回路。
  9. 【請求項9】 ウェハ上に形成された増幅回路であっ
    て:入力信号に基づき,増幅信号を出力する増幅トラン
    ジスタと;所定の周波数帯域にある入力信号に対する前
    記増幅トランジスタの入力インピーダンスを低下させる
    ことが可能な入力インピーダンス調整部と;前記入力イ
    ンピーダンス調整部をイネーブルまたはディスエーブル
    のいずれかに切り替えることが可能な入力インピーダン
    ス調整部切替部と;を備えたことを特徴とする増幅回
    路。
  10. 【請求項10】 前記入力インピーダンス調整部は,一
    方の端子が前記増幅トランジスタの制御端子に接続さ
    れ,他方の端子が前記入力インピーダンス調整部切替部
    に接続されたキャパシタであることを特徴とする請求項
    9に記載の増幅回路。
  11. 【請求項11】 前記入力インピーダンス調整部切替部
    は,前記ウェハをチップ化するためのダイシングによっ
    て切断されるように形成され,一端が前記キャパシタの
    前記他方の端子に接続され,他端が第2の電源に接続さ
    れた配線であることを特徴とする請求項10に記載の増
    幅回路。
  12. 【請求項12】 前記入力インピーダンス調整部切替部
    は,一端が前記キャパシタの前記他方の端子に接続さ
    れ,他端がパッドに接続された配線であることを特徴と
    する請求項10に記載の増幅回路。
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