JP2000122295A - フォトレジスト用化合物およびフォトレジスト用樹脂組成物 - Google Patents
フォトレジスト用化合物およびフォトレジスト用樹脂組成物Info
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Abstract
化できるフォトレジスト用樹脂組成物により、微細なパ
ターンを形成する。 【解決手段】 フォトレジスト用樹脂組成物は、下記式
で表されるアダマンタン骨格を有する重合体と、光酸発
生剤とで構成されている。 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基,R2,R3,R
4は、同一又は異なって、水素原子,ハロゲン原子,ア
ルキル基,ヒドロキシル基,ヒドロキシメチル基,カル
ボキシル基,酸により脱離してヒドロキシル基,ヒドロ
キシメチル基又はカルボキシル基を生成する官能基を示
し、R2〜R4のうち少なくとも1つが前記官能基であ
る。Xはエステル結合又はアミド結合を示し、mおよび
nは0又は1を示す)
Description
(エキシマーレーザーなどを含む)などを用いてパター
ン(半導体の微細加工など)を形成するのに適したフォ
トレジスト用樹脂組成物(レジスト)、およびこの樹脂
組成物を得るのに有用なフォトレジスト用化合物に関す
る。
リ可溶性ノボラック樹脂とジアゾナフトキノン誘導体と
を含有する感光性樹脂組成物が知られている。この樹脂
組成物は、光照射によりジアゾナフトキノン基が分解し
てカルボキシル基を生成し、アルカリ不溶性からアルカ
リ可溶性となることを利用して、ポジ型レジストとして
利用されている。また、光照射により不溶化するレジス
トとして、アジド類による光架橋や、光重合開始剤によ
る光重合を利用したネガ型レジストも知られている。
環を含んでいるため200nm以下の波長に対しては不
透明であり、波長193nmのArFエキシマレーザー
を用いたフォトレジストの組成物としては適当でない。
トとして、特開平9−73173号公報には、アダマン
タン,ノルボルナンなどの脂環式炭化水素基を有する樹
脂が開示されている。この樹脂は、環内に二重結合を有
していないため、上記ArFエキシマレーザー光に対し
て透明であり、脂環式炭化水素基を有するため、半導体
の微細加工時のプラズマガスによるドライエッチング耐
性が向上する。
用樹脂は、通常、(1)酸より分解してアルカリ可溶性
となる単量体単位と、非脱離性脂環式炭化水素の単量体
単位とを有する共重合体、(2)酸により脂環式炭化水
素基が脱離してアルカリ可溶性となる単位を有する共重
合体、(3)酸により分解してアルカリ可溶性となる脂
環式炭化水素単位を主鎖又は側鎖に有し、樹脂自体がア
ルカリ可溶性となる樹脂に大別できる。これらの樹脂の
うち前記樹脂(3)が好ましいと報告されている。しか
し、アダマンタン骨格はバルキーであり疎水性が強く、
しかも酸に対して安定であるため、前記樹脂(3)の形
態においてアルカリ可溶性とすることが困難である。
は、アダマンタン骨格を有していても、光照射によりポ
リマーそのものを可溶化でき、微細なパターンを形成す
るのに有用なフォトレジスト用樹脂組成物、およびこの
樹脂組成物を得るのに有用なフォトレジスト用化合物を
提供することにある。
に耐ドライエッチング性)が高く、簡単な組成で微細な
パターンを高い精度で形成できるポジ型フォトレジスト
用樹脂組成物、およびこの樹脂組成物を得るのに有用な
フォトレジスト用化合物を提供することにある。
を達成するため鋭意検討の結果、アダマンタン骨格を有
する特定の重合体と、少なくとも光酸発生剤とを組み合
わせて光照射すると、光酸発生剤から生成する酸により
重合体の官能基を加水分解して親水性基を生成させ、水
又はアルカリ現像できることを見いだし、本発明を完成
した。
物は、下記式(1a)で表される。
R2,R3,R4は、同一又は異なって、水素原子,ハロ
ゲン原子,アルキル基,ニトロ基,アミノ基,N−置換
アミノ基,ヒドロキシル基,ヒドロキシメチル基,カル
ボキシル基,又は酸により脱離してヒドロキシル基,ヒ
ドロキシメチル基又はカルボキシル基を生成する官能基
を示し、R2〜R4のうち少なくとも1つが前記官能基で
ある。Xは連結基を示し、mおよびnはそれぞれ独立し
て0又は1を示す) 前記フォトレジスト用化合物において、R2〜R4のうち
少なくとも2つの置換基が、ヒドロキシル基、ヒドロキ
シメチル基、カルボキシル基及び官能基から選択される
基であるのが好ましく、また、R2〜R4のうち少なくと
も2つの置換基が、ヒドロキシル基、アルコキシ基、ア
セタール又はヘミアセタール化により保護されたヒドロ
キシル基、カルボキシル基及びアルコキシカアルボニル
基から選択され、かつ異種の置換基であるのが好まし
い。Xはエステル結合であてもよい。
下記式(1)で表される単位を有する重合体と光酸発生
剤とを含有する。
R2,R3,R4は、同一又は異なって、水素原子,ハロ
ゲン原子,アルキル基,ニトロ基,アミノ基,N−置換
アミノ基,ヒドロキシル基,ヒドロキシメチル基,カル
ボキシル基,又は酸により脱離してヒドロキシル基,ヒ
ドロキシメチル基又はカルボキシル基を生成する官能基
を示し、R2〜R4のうち少なくとも1つが前記官能基で
ある。Xは連結基を示し、mおよびnはそれぞれ独立し
て0又は1を示す) 本発明には、基材に形成された前記フォトレジスト用樹
脂組成物の塗膜に、所定のパターンで露光し、現像して
パターンを形成する方法も含まれる。
合物(1a)および重合体(1)において、ハロゲン原子
には、ヨウ素,臭素,塩素およびフッ素原子が含まれ
る。アルキル基には、メチル,エチル,プロピル,イソ
プロピル,ブチル,t−ブチル基などのC1-6アルキル
基(特にC1-4アルキル基)が含まれる。N−置換アミ
ノ基には、モノ又はジC1-6アルキルアミノ基(好まし
くはモノ又はジC1-4アルキルアミノ基)などが含まれ
る。
キシメチル基やカルボキシル基を生成する官能基として
は、保護基で保護されたヒドロキシル基、保護基で保護
されたヒドロキシメチル基、保護基で保護されたカルボ
キシル基が例示できる。保護基は、露光前に重合体が溶
解するのを阻止するための溶解阻止修飾基として機能す
る。
の保護基としては、例えば、アルコキシカルボニル基
(メトキシカルボニル,エトキシカルボニル,t−ブト
キシカルボニル基などのC1-4アルコキシカルボニル
基)、ベンジルオキシ基などが例示できる。ヒドロキシ
ル基およびヒドロキシメチル基は、ヘミアセタール又は
アセタール化により、式 −CH(ORa)Rb(Raは
水素原子,C1-6アルキル基を示し、Rbはアルデヒドに
由来する残基、例えば、水素原子,C1-6アルキル基,
アリール基などを示す)で表される保護基で保護しても
よい。
ドロキシル基が保護されたアダマンタンは、例えば、下
記式で表すことができる。
ド類としては、脂肪族アルデヒド(ホルムアルデヒド,
アセトアルデヒドなどのC1-10アルデヒドなど)、芳香
族アルデヒド(ベンズアルデヒド,アニスアルヒドな
ど)、複素環式アルデヒド(ニコチンアルデヒド,フル
フラールなど)などが例示できる。
ば、アルコキシ基(メトキシ,エトキシ,t−ブトキシ
基などのC1-6アルコキシ基、特にt−C4-6アルコキシ
基)、シクロアルキルオキシ基(シクロブチルオキシ,
シクロペンチルオキシ,シクロヘキシルオキシ,シクロ
ヘプチルオキシ,シクロオクチルオキシ基などのC3-10
シクロアルキルオキシ基)、アラルキルオキシ基(ベン
ジルオキシ基,p−メトキシベンジルオキシ,ジフェニ
ルメチルオキシ,ベンズヒドリルオキシ基など),N−
ヒドロキシスクシンイミド基などが利用できる。
ルコキシカルボニル基(特にt−ブトキシカルボニル基
などの分岐アルコキシカルボニル基)が含まれ、カルボ
キシル基の好ましい保護基には、アルコキシ基(特にt
−ブトキシ基などの分岐アルキル基)が含まれる。
1つの置換基が前記酸により親水性基を生成する官能基
であればよいが、水やアルカリ水溶液に対する溶解性を
高めるためには、好ましくは2〜3個の置換基が前記官
能基であるのが有利である。なお、置換基R2〜R4のう
ち前記官能基以外の他の置換基は、水素原子、C1-2ア
ルキル基、アミノ基、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチ
ル基、カルボキシル基である場合が多い。
子(水素原子やハロゲン原子),非反応性基(アルキル
基など)や官能基の置換位置は特に制限されず、アダマ
ンタン骨格の2−,3−,4−,5−,7−位などのい
ずれであってもよいが、ニトロ基、アミノ基、N−置換
アミノ基や脱離により親水性基が生成する前記官能基
は、式(1a)(1)において、基−(CH2)nの置換部
位に対して、アダマンタン骨格の3−,5−,7−位に
結合する場合が多い。
換基が、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基、カルボ
キシル基及び官能基から選択された置換基であるのが好
ましい。また、R2〜R4のうち少なくとも2つの置換基
が、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アセタール又はヘ
ミアセタール化により保護されたヒドロキシル基、カル
ボキシル基及びアルコキシカアルボニル基から選択さ
れ、かつ異種の置換基であるのが好ましい。
るための連結基Xは、通常、少なくともエステル結合又
はアミド結合を含んでおり、エステル結合には−OC(=O)
−,−C(=O)O−が含まれ、アミド結合には−CONH−,−
NHCO−が含まれる(左端をアダマンタン骨格と結合する
部位とする)。連結基Xは、通常エステル結合を含んで
いる。
表的な例としては、例えば、(メタ)アクリロイルオキ
シ基、(メタ)アクリロイルアミノ基、(メタ)アクリ
ロイルオキシ−C2-10アルキルオキシカルボニル基、ア
リルオキシカルボニル基、アリルアミノカルボニル基な
どが例示できる。
を有する重合体は、前記式(1a)で表されるアダマンタ
ン系単量体(フォトレジスト用化合物)の単独又は共重
合体、前記式(1a)で表されるアダマンタン系単量体と
共重合性単量体との共重合体であってもよい。
量体には、後述するように、(メタ)アクリル系単量
体,アリル系単量体などが含まれる。
ル系単量体(例えば、(メタ)アクリル酸,(メタ)ア
クリル酸メチル,(メタ)アクリル酸エチル,(メタ)
アクリル酸ブチル,(メタ)アクリル酸ヘキシル,(メ
タ)アクリル酸オクチル,(メタ)アクリル酸2−エチ
ルヘキシルなどの(メタ)アクリル酸C1-10アルキルエ
ステル,(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルなど
の(メタ)アクリル酸ヒドロキシC2-6アルキルエステ
ル,(メタ)アクリル酸グリシジルなど),スチレン系
単量体(スチレンなど)、ビニルエステル系単量体(酢
酸ビニルなど),カルボキシル基含有単量体(無水マレ
イン酸,イタコン酸など)、ラクトン骨格を有する単量
体、脂環式炭化水素環を有する単量体などが例示でき
る。
えば、下記式
は水素原子又はC1-4アルキル基、pは2〜15程度の
整数を示す。p1およびp2は、それぞれ0〜8程度の
整数を示し、p1+p2=1〜14程度である)で表さ
れる(メタ)アクリル系単量体、この単量体に対応する
アリル単量体などが例示できる。
メチル基,エチル基,プロピル基,イソプロピル基,ブ
チル,イソブチル,t−ブチル基などが例示できる。R
dは、通常、水素原子又はメチル基である。pは、通
常、3〜10、特に3〜6程度である。また、p1およ
びp2は、通常、それぞれ0〜8の整数であり、p1+
p2=2〜9(好ましくは2〜5)程度である。なお、
(メタ)アクリロイルオキシ基やアリルオキシ基および
Rdの個数及び置換位置は特に制限されず、ラクトン環
の適当な位置に置換していればよい。
は、例えば、単環式炭化水素環を有する(メタ)アクリ
レート、多環式炭化水素環(スピロ炭化水素環,環集合
炭化水素環,縮合環式炭化水素環や架橋環式炭化水素
環)を有する(メタ)アクリレートが例示できる。単環
式炭化水素環を有する(メタ)アクリレートとしては、
例えば、シクロヘプチル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート,シクロペンチル(メ
タ)アクリレート、シクロオクチル(メタ)アクリレー
トなどのC4-10シクロアルキル(メタ)アクリレートな
どが例示できる。スピロ炭化水素環を有する(メタ)ア
クリレートには、スピロ[4,4]ノニル(メタ)アク
リレート、スピロ[4,5]デカニル(メタ)アクリレ
ート、スピロビシクロヘキシル(メタ)アクリレートな
どのスピロC8-16炭化水素環を有する(メタ)アクリレ
ートが含まれる。環集合炭化水素環を有する(メタ)ア
クリレートとしては、ビシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートなどのC5-12シクロアルカン環を有する環集合炭
化水素環を有する(メタ)アクリレートが例示でき、縮
合環式炭化水素環を有する(メタ)アクリレートには、
例えば、パーヒドロナフチル(メタ)アクリレート、パ
ーヒドロアントリル(メタ)アクリレートなどの5〜8
員シクロアルカン環が縮合した縮合環を有する(メタ)
アクリレートが例示できる。
クリレートとしては、例えば、ボルニル(メタ)アクリ
レート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、イソボル
ニル(メタ)アクリレート、イソボルニルオキシエチル
(メタ)アクリレートなどの2環式炭化水素環を有する
(メタ)アクリレート;ジシクロペンタジエニル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリ
レート、ジシクロペンテニルオキシアルキル(メタ)ア
クリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート
(トリシクロ[5.2.1.02.6]デカニル(メタ)
アクリレート)、トリシクロデカニルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、トリシクロ[4.3.1.12,5]
ウンデカニル、アダマンチル(メタ)アクリレートなど
の3環式炭化水素環を有する(メタ)アクリレート;テ
トラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカン、
パーヒドロ−1,4−メタノ−5,8−メタノナフタレ
ンなどの4環式炭化水素環を有する(メタ)アクリレー
トなどが例示できる。
有していてもよい。また、共重合性単量体は、単独で又
は二種以上組合せて使用できる。
素環を有する単量体(特にボルナン、ノルボルナンやア
ダマンタン骨格などの架橋環式炭化水素環を有する単量
体)である。好ましい共重合性単量体は、前記式(1a)
で表される化合物と同様の置換基や官能基を有していて
もよい。特に、ヒドロキシル基,ヒドロキシメチル基,
カルボキシル基から選択された少なくとも一種の置換基
が置換した脂環式炭化水素環を有する単量体が好まし
い。
(1b)で表されるアダマンタン系単量体が含まれる。
12,R13,R14は、同一又は異なって、水素原子,ハロ
ゲン原子,アルキル基,ニトロ基,アミノ基,N−置換
アミノ基,ヒドロキシル基,ヒドロキシメチル基,オキ
ソ基,カルボキシル基,又は酸により脱離してヒドロキ
シル基,ヒドロキシメチル基又はカルボキシル基を生成
する官能基を示す。X,m,nは前記に同じ) 置換基R11,R12,R13,R14で表される原子及び基
は、それぞれ、前記式(1a)のR1,R2,R3,R4で表
される原子及び基に対応している。
R14のうち少なくとも1つがヒドロキシル基,ヒドロキ
シメチル基,オキソ基及びカルボキシル基から選択され
た少なくとも一種であるのが好ましい。
量体と脂環式炭化水素環を有する単量体(特に、前記式
(1b)で表される単量体などの架橋環式炭化水素環を有
する単量体)との割合は、前者100重量部に対して、
後者0〜200重量部、好ましくは10〜150重量
部、さらに好ましくは20〜100重量部程度の範囲か
ら選択できる。
(1a)の割合は、例えば、10〜100重量%、好まし
くは25〜100重量%、さらに好ましくは30〜10
0重量%(例えば、50〜100重量%)程度である。
化合物を用いた重合体、すなわち前記式(1)で表され
るアダマンタン骨格を有する重合体と、光酸発生剤とを
組合わせると、光照射により前記重合体を可溶化できる
点にある。
酸(プロトン酸やルイス酸)を生成する慣用の化合物、
例えば、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウ
ム塩、オキサチアゾール誘導体、s−トリアジン誘導
体、イミド化合物、オキシムスルホネート、ジアゾナフ
トキノン、スルホン酸エステル[1−フェニル−1−
(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ−1−ベンゾ
イルメタン、1,2,3−トリスルホニルオキシメチル
ベンゼン、1,3−ジニトロ−2−(4−フェニルスル
ホニルオキシメチル)ベンゼン、1−フェニル−1−
(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル−1−
ヒドロキシ−1−ベンゾイルメタン、ジスルホン誘導体
(ジフェニルジスルホンなど)、ベンゾイントシレート
など]やルイス酸塩(トリフェニルスルホニウムヘキサ
フルオロアンチモン(Ph)3S+SbF 6 -、トリフェニ
ルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート(Ph)3
S+PF6 -、トリフェニルスルホニウム メタンスルホ
ニル(Ph)3S+CH3SO3 -、ジフェニルヨードヘキ
サフルオロホスフェートなど)などが使用できる。な
お、Phはフェニル基を示す。
組合わせて使用できる。
生成する酸の強度やアダマンタン系単量体(1a)の使用
量などに応じて選択でき、例えば、前記式(1)で表さ
れるアダマンタン単位100重量部に対して0.1〜3
0重量部、好ましくは1〜25重量部、さらに好ましく
は5〜20重量部程度の範囲から選択できる。
可溶性樹脂(ノボラック樹脂,フェノール樹脂,カルボ
キシル基含有樹脂など)などのアルカリ可溶成分、着色
剤(染料)、有機溶媒などを含んでいてもよい。有機溶
媒としては、例えば、炭化水素類,ハロゲン化炭化水素
類,アルコール類,エステル類,ケトン類,エーテル
類,セロソルブ類(メチルセロソルブ,エチルセロソル
ブ,ブチルセロソルブなど),カルビトール類,グリコ
ールエーテルエステル類(モノ又はポリアルキレングリ
コールモノアルキルエーテルエステル類、例えば、エチ
ルセロソルブアセテートなどのセロソルブアセテート、
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、
プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートな
ど)およびこれらの混合溶媒が使用できる。
フィルターなどの慣用の分離精製手段により夾雑物を除
去してもよい。
前記重合体と光酸発生剤とを混合することにより調製で
き、このフォトレジスト用樹脂組成物は、基材に塗布
し、乾燥した後、形成された塗膜(レジスト膜)に、所
定のパターンで露光し、現像することにより露光パター
ンに対応するパターンを形成でき、光線に対する感度お
よびパターンの高解像度が高い。通常、所定のマスクを
介して、基材に形成された塗膜に光線を露光してパター
ンを形成した後、現像することにより、微細なパターン
を高い精度で形成できる。
途に応じて選択でき、シリコンウェハー,金属,プラス
チック,ガラス,セラミックスなどであってもよい。フ
ォトレジスト用樹脂組成物の塗布は、用途に応じた慣用
の方法、例えば、スピンコーティング,ロールコーティ
ングなどの方法が採用できる。フォトレジスト用樹脂組
成物の塗膜の厚みは、例えば、0.1〜20μm程度の
範囲から適当に選択できる。
外線,X線などが利用でき、半導体製造用レジストで
は、通常、g線,i線、エキシマーレーザー(例えば、
XeCl,KrF,KrCl,ArF,ArClなど)
などが利用できる。
mJ/cm2、好ましくは1〜30mJ/cm2程度の範
囲から選択できる。
成した酸により官能基から保護基が脱離し、可溶化に寄
与するヒドロキシル基やカルボキシル基が生成する。そ
のため、水現像液やアルカリ現像液により現像し、所定
のパターンを形成できる。特に、本発明のフォトレジス
ト用樹脂組成物はアダマンタン骨格を有しているので、
現像液に対する膨潤性が小さいため回路パターンを精度
よく形成できるとともに、エッチング(特にドライエッ
チング)に対する耐性が高く、微細な回路パターンを高
い精度で形成できる。
材料(半導体製造用レジスト、プリント配線板など)、
画像形成材料(印刷版材,レリーフ像など)などに利用
できる。
マンタン系単量体は、慣用の方法、例えば、下記式(1
c)
キシメチル基、カルボキシル基、アミノ基およびそれら
の反応性誘導体基から選択された反応性基を示し、
R2,R3,R4は前記に同じ)で表される化合物と、重
合性不飽和結合を有するアルコール,カルボン酸,アミ
ンおよびそれらの反応性誘導体から選択された少なくと
も一種の重合性不飽和化合物(1d)とを、エステル化反
応又はアミド化反応に供することにより得ることができ
る。この反応は、周期表3族元素化合物で構成された触
媒の存在下で行ってもよい。
反応性基の置換部位は特に制限されずメチレン部位であ
ってもよいが、通常、アダマンタンのメチン炭素部位
(すなわち、1−位,3−位,5−位又は7−位)であ
る。
基には、ビニル基、1−プロペニル基、イソプロペニル
基、アリル基などが含まれる。好ましい重合性不飽和基
は、α,β−エチレン性不飽和結合(例えば、ビニル
基,イソプロペニル基,アリル基)を有している。
飽和結合を有するアルコールとしては、例えば、アリル
アルコール、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
[例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト,2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート,3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート,4−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート,6−ヒドロキシへ
キシル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシC2-6ア
ルキル(メタ)アクリレートなど]、(ポリ)オキシC
2-4アルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート
[ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート,ト
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート,ポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート,ジプロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレート,トリプロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレート,ポリプロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレート,ポリオキ
シテトラメチレングリコールモノ(メタ)アクリレート
など]が例示できる。これらのアルコールの反応性誘導
体としては、例えば、アリルハライド(アリルクロライ
ド,アリルブロマイドなど)が例示できる。
ては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸などのモノカル
ボン酸、マレイン酸,フマル酸,イタコン酸などの多価
カルボン酸、この多価カルボン酸のモノアルキルエステ
ルなどが例示できる。これらのカルボン酸の反応性誘導
体としては、酸無水物[無水(メタ)アクリル酸,無水
マレイン酸など]、脱離基を有する化合物が含まれる。
脱離基を有するカルボン酸の反応性誘導体としては、例
えば、酸ハライド[(メタ)アクリル酸クロライド,
(メタ)アクリル酸ブロマイドなど],カルボン酸アル
キルエステル[(メタ)アクリル酸メチル,(メタ)ア
クリル酸エチル,(メタ)アクリル酸プロピル,(メ
タ)アクリル酸ブチル,(メタ)アクリル酸イソブチ
ル,(メタ)アクリル酸t−ブチルなどのカルボン酸C
1-6アルキルエステルなど]、カルボン酸アルケニルエ
ステル[(メタ)アクリル酸ビニル、(メタ)アクリル
酸アリル、(メタ)アクリル酸1−プロペニル、(メ
タ)アクリル酸イソプロペニル、(メタ)アクリル酸1
−ブテニル、(メタ)アクリル酸2−ブテニル、(メ
タ)アクリル酸3−ブテニル、(メタ)アクリル酸2−
ペンテニルなどのカルボン酸C 2-10アルケニルエステル
など]、カルボン酸アルキニルエステル[(メタ)アク
リル酸エチニル、(メタ)アクリル酸プロピニルなどの
カルボン酸C2-10アルキニルエステルなど]、カルボン
酸アリールエステル[(メタ)アクリル酸フェニルな
ど]、カルボン酸シクロアルキルエステル[(メタ)ア
クリル酸シクロヘキシルなどのカルボン酸C3-10シクロ
アルキルエステルなど]、カルボン酸アラルキルエステ
ル[(メタ)アクリル酸ベンジルなどのカルボン酸フェ
ニル−C1-4アルキルエステルなど]などが例示でき
る。
ライド,カルボン酸C1-6低級アルキルエステル、カル
ボン酸C2-6アルケニルエステル、カルボン酸C2-6アル
キニルエステルが含まれる。特に、カルボン酸ハライ
ド,カルボン酸C2-6アルケニルエステルを用いると、
付加重合などの副反応を抑制しつつ、脱離基の交換反応
により、高い選択率および収率で対応する重合性アダマ
ンタン誘導体を生成させることができる。
は、不飽和二重結合を有する化合物、例えば、アリルア
ミン,ジアリルアミンなどが例示できる。
には、カルボン酸およびその反応性誘導体、特に、α,
β−エチレン性不飽和二重結合を有するカルボン酸又は
その反応性誘導体[カルボン酸ハライド、カルボン酸C
1-4低級アルキルエステル、カルボン酸C2-4アルケニル
エステルなど]が含まれる。有機カルボン酸としては、
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する有機カルボ
ン酸(特にアクリル酸,メタクリル酸)が有用である。
の方法、例えば、適当な触媒(酸触媒など)の存在下で
行ってもよい。反応効率を高め、高い収率で重合性アダ
マンタン誘導体を得るため、アダマンタン誘導体(1c)
と重合性不飽和化合物(1d)とのエステル化反応(エス
テル交換反応などの脱離基交換反応を含む)又はアミド
化反応は、周期表3族元素化合物で構成された触媒の存
在下で行うのが有利である。このような触媒を用いる反
応では、アミン塩酸塩などの生成を抑制できるととも
に、カルボン酸C1-4低級アルキルエステル、カルボン
酸C2-4アルケニルエステルを用いると、ハロゲン成分
により目的化合物が汚染することがない。さらに、反応
成分である重合性不飽和化合物(1d)として低沸点化合
物(上記エステルなど)が使用できるので、反応後の処
理も容易であり、単離収率を大きく改善できる。
て、周期表3族元素には、例えば、希土類元素[例え
ば、スカンジウム、イットリウム、ランタノイド系列元
素(ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プ
ロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウ
ム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビ
ウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム)]、ア
クチノイド系列元素(例えば、アクチニウムなど)など
が含まれる。好ましい周期表3族元素には、希土類元
素、例えば、スカンジウム、イットリウム、ランタノイ
ド系列元素(サマリウム、ガドリニウム、イッテリビウ
ムなど)が含まれる。特にサマリウムは触媒活性が高
い。
族元素の原子価は特に制限されず、2価〜4価程度、特
に2価又は3価である場合が多い。前記周期表3族元素
化合物は、触媒活性能を有する限り特に制限されず、金
属単体、無機化合物(ハロゲン化物,酸化物,複酸化
物、リン化合物,窒素化合物など)や有機化合物(有機
酸など)との化合物や錯体であってもよく、通常、前記
元素を含む水酸化物または酸素酸塩、有機酸塩、無機酸
塩、ハロゲン化物、前記金属元素を含む配位化合物(錯
体)などである場合が多い。錯体はメタロセン化合物の
ようなπ錯体であってもよい。さらに、周期表3族元素
化合物は他の金属との複合金属化合物であってもよい。
これらの触媒は一種又は二種以上使用できる。
媒成分を具体的に説明するが、サマリウム化合物に対応
する他の周期表3族元素化合物も有効に使用できる。
(II),水酸化サマリウム(III)などが含まれ、金属
酸化物には、例えば、酸化サマリウム(II),酸化サマ
リウム(III)などが含まれる。
酸(モノカルボン酸、多価カルボン酸)、オキシカルボ
ン酸、チオシアン酸、スルホン酸(アルキルスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、アリールスルホン酸など)な
どの有機酸との塩が例示され、無機酸塩としては、例え
ば、硝酸塩、硫酸塩,リン酸塩、炭酸塩、過塩素酸塩な
ど挙げられる。有機酸塩又は無機酸塩の具体例として
は、例えば、酢酸サマリウム(II),酢酸サマリウム
(III),トリクロロ酢酸サマリウム(II),トリクロ
ロ酢酸サマリウム(III),トリフルオロ酢酸サマリウ
ム(II),トリフルオロ酢酸サマリウム(III),トリ
フルオロメタンスルホン酸サマリウム(II)(すなわ
ち、サマリウム(II)トリフラート),トリフルオロメ
タンスルホン酸サマリウム(III)(すなわち、サマリ
ウム(III)トリフラート),硝酸サマリウム(II),
硫酸サマリウム(II),リン酸サマリウム(II),炭酸
サマリウム(II)などが例示できる。
(塩化サマリウム(II),塩化サマリウム(III))、
臭化物(臭化サマリウム(II),臭化サマリウム(II
I))およびヨウ化物(ヨウ化サマリウム(II),ヨウ
化サマリウム(III)などが例示できる。
ドロキソ)、アルコキシ基、アシル基、アルコキシカル
ボニル基、アセチルアセトナト、シクロペンタジエニ
ル、C 1-4アルキル置換シクロペンタジエニル(ペンタ
メチルシクロペンタジエニルなどのC1-2アルキル置換
シクロペンタジエニルなど)、ジシクロペンタジエニ
ル、C1-4アルキル置換ジシクロペンタジエニル(ペン
タメチルジシクロペンタジエニルなどのC1-2アルキル
置換ジシクロペンタジエニルなど)、ハロゲン原子、C
O、CN、酸素原子、H2O(アコ)、ホスフィンなど
のリン化合物、NH3(アンミン)、NO、NO2(ニト
ロ)、NO3(ニトラト)、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、ピリジン、フェナントロリンなどの窒
素含有化合物などが挙げられる。錯体又は錯塩におい
て、同種又は異種の配位子は一種又は二種以上配位して
いてもよい。
は、ジアセチルアセトナトサマリウム(II),トリアセ
チルアセトナトサマリウム(III)、ジシクロペンタジ
エニルサマリウム(II)、トリシクロペンタジエニルサ
マリウム(III)、ジペンタメチルシクロペンタジエニ
ルサマリウム(II)、トリペンタメチルシクロペンタジ
エニルサマリウム(III)などが例示できる。
の高いペンタメチルシクロペンタジエニル配位子を有す
る2価のサマロセン型錯体[(C5Me5)2Sm;(P
MSm)],サマリウムのハロゲン化合物、アルコキシ
ド、ヒドロキシドなどのサマリウム化合物など]を触媒
として用いると、アミド化反応のみならず、平衡反応と
して不利なエステル化反応においても、副反応を抑制し
つつルイス酸触媒やプロトン酸触媒よりも高い反応効率
でエステル化が進行する。そのため、触媒は、エステル
交換反応などの脱離基交換反応を利用して、前記重合性
アダマンタン誘導体(1 )を生成させる上で有用であ
る。
は、均一系であってもよく、不均一系であってもよい。
また、触媒は、担体に周期表3族化合物で構成された触
媒成分が担持された固体触媒であってもよい。担体とし
ては、活性炭、ゼオライト、シリカ、シリカ−アルミ
ナ、ベントナイトなどの多孔質担体を用いる場合が多
い。触媒成分の担持量は、担体100重量部に対して、
周期表3族化合物0.1〜50重量部好ましくは0.5
〜30重量部、さらに好ましくは1〜20重量部程度で
ある。
媒の使用量は、広い範囲で選択でき、例えば、前記アダ
マンタン誘導体(1c)に対して0.1モル%〜1当量、
好ましくは0.5〜50モル%、さらに好ましくは1〜
25モル%(例えば、5〜20モル%)程度の範囲から
適当に選択できる。
シムの存在下で行うのが有利である。オキシムはアルド
キシム、ケトキシムのいずれであってもよく、オキシム
としては、例えば、2−ヘキサノンオキシムなどの脂肪
族オキシム、シクロヘキサノンオキシムなどの脂環族オ
キシム、アセトフェノンオキシム、ベンゾフェノンオキ
シム、ベンジルジオキシムなどの芳香族オキシムなどが
例示できる。
き、例えば、前記アダマンタン誘導体(1c)に対して
0.1モル%〜1当量、好ましくは1〜50モル%、さ
らに好ましくは5〜40モル%(例えば、5〜30モル
%)程度の範囲から適当に選択できる。
化合物(1d)との使用割合は、アダマンタン誘導体(1
c)1当量(すなわち、ヒドロキシル基,カルボキシル
基,アミノ基又はそれらの反応性誘導体基当たりのアダ
マンタン誘導体の重量)に対して重合性不飽和化合物
(1d)0.5〜5モル、好ましくは0.8〜5モル、特
に1モル以上(例えば、1〜3モル、特に1〜1.5モ
ル)程度である。なお、前記エステル化反応は平衡反応
であるため、重合性不飽和化合物(1d)の使用量が多い
程、反応を進行させる上で有利であるが、前記触媒の触
媒活性が極めて高いため、重合性不飽和化合物(1d)を
大過剰量で使用する必要はない。特に、反応平衡の点か
ら極めて不利な組合わせの反応において、重合性不飽和
化合物(1d)としてビニル性脱離基を有する前記アルケ
ニルエステル(ビニルエステルなど)を用いる場合に
は、むしろ、アダマンタン誘導体(1c)の脱離基1当量
に対して化合物(1d)を1モル以下の量(例えば、0.
4〜1モル、好ましくは0.5〜1モル)で使用して
も、反応が速やかに完結し好成績が得られる場合が多
い。
(メタ)アクリル酸クロライドなどの酸ハライドを用い
る方法に比べて、反応熱が小さいため、溶媒量が少なく
ても円滑に反応を進行させ、高い収率で目的化合物を生
成させることができる。
応に不活性な溶媒の存在下又は非存在下で行なうことが
でき、反応溶媒としては、例えば、脂肪族炭化水素類、
脂環族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ケトン類、エー
テル類、アミド類、N−メチルピロリドン、ニトリル類
などの非プロトン性極性溶媒、およびこれらの混合溶媒
などが例示できる。反応溶媒としては、重合性不飽和化
合物(1d)を用いてもよい。
ドロキシル基やカルボキシル基などを有する化合物は、
親水性が高く、一般的なエステル化反応溶媒(トルエン
などの疎水性溶媒)を用いると、反応系が不均一化しや
すい。そのため、親水性の高いアダマンタン誘導体を用
いる場合、好ましい溶媒には、親水性溶媒(アセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類、ジオキサン,ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、
非プロトン性極性溶媒)、又は親水性溶媒と疎水性溶媒
(脂肪族、脂環族又は芳香族炭化水素類)との混合溶媒
が含まれる。
応を促進するためには、脱離成分などの反応阻害成分を
反応系外へ速やかに除去するのが有利である。脱離成分
を除去するためには、高沸点溶媒(例えば、沸点50〜
120℃、特に60〜115℃程度の有機溶媒)又は共
沸性溶媒(例えば、前記炭化水素類など)を用いるのが
有利である。
ば、0〜150℃、好ましくは25〜120℃程度の範
囲から選択できる。なお、前記周期表3族元素化合物で
構成された触媒を用いると、温和な条件であっても高い
効率で重合性アダマンタン誘導体が生成し、反応温度
は、例えば、0〜150℃、好ましくは10〜100
℃、さらに好ましくは20〜80℃程度であってもよ
い。特に、前記重合性不飽和化合物(1d)として前記有
機カルボン酸アルケニルエステルなどを用いると、20
〜50℃程度の温和な条件でも反応を円滑に進行させる
ことができる。反応は常圧、減圧又は加圧下で行なうこ
とができる。また、反応は、回分式、半回分式、連続式
などの慣用の方法により行なうことができる。
合物としては、例えば、エステル結合を有する重合性ア
ダマンタン誘導体[(メタ)アクリレート類、例えば、
1−(メタ)アクリロイルオキシ−3,5−ジヒドロキ
シアダマンタン,1−(メタ)アクリロイルオキシ−
3,5,7−トリヒドロキシアダマンタン,1−(メ
タ)アクリロイルオキシ−3,5−ジカルボキシアダマ
ンタン,1−(メタ)アクリロイルオキシ−3,5,7
−トリカルボキシアダマンタンなど;(メタ)アクリロ
イルオキシ−C2-10アルキルオキシ基を有するアダマン
タン、例えば、1−[(2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチル)オキシカルボニル]−3,5−ジヒドロキシ
アダマンタン,1−[(2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチル)オキシカルボニル]−3,5,7−トリヒド
ロキシアダマンタン,1−[(2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル)オキシカルボニル]−3,5−ジカル
ボキシアダマンタン,1−[(2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル)オキシカルボニル]−3,5,7−ト
リカルボキシアダマンタンなど;アリルエステル類、例
えば、1−(アリルオキシカルボニル)−3,5,7−
トリヒドロキシアダマンタン,1−(アリルオキシカル
ボニル)−3,5,7−トリカルボキシアダマンタンな
ど]、アミド結合を有する重合性アダマンタン誘導体
[(メタ)アクリルアミド類、例えば、1−[(メタ)
アクリロイルアミノ]−3,5,7−トリヒドロキシア
ダマンタン,1−[(メタ)アクリロイルアミノ]−
3,5,7−トリカルボキシアダマンタンなど]、およ
び前記例示の化合物に対応し、かつ保護基で保護された
化合物などが例示できる。
(1b)は、反応終了後、慣用の方法、例えば、濾過、濃
縮、蒸留、抽出、晶析、再結晶、カラムクロマトグラフ
ィーなどの分離手段や、これらを組合せた分離手段によ
り容易に分離精製できる。
重合性アダマンタン誘導体(1a)(1b)の原料としての
アダマンタン誘導体(1c)は、アダマンタン類に、ヒド
ロキシル基、カルボキシル基、アミノ基およびそれらの
反応性誘導体基から選択された少なくとも1つの反応性
基を導入することにより調製できる。
ンタン、アルキル基含有アダマンタン、保護基で保護さ
れていてもよいヒドロキシル基含有アダマンタン[ヒド
ロキシル基含有アダマンタン、アルコキシ基含有アダマ
ンタン、アシルオキシ基含有アダマンタン、アルコキシ
カルボニルオキシ基含有アダマンタン、置換基を有して
いてもよいカルバモイルオキシ基含有アダマンタンな
ど]、保護基で保護されていてもよいカルボキシル基含
有アダマンタン[カルボキシル基含有アダマンタン、ア
ルコキシカルボニル基含有アダマンタン、置換基を有し
ていてもよいカルバモイル基含有アダマンタンなど]、
ニトロ基含有アダマンタン、保護基で保護されていても
よいアミノ基含有アダマンタン(アミノ基含有アダマン
タン、アルコキシカルボニルアミノ基含有アダマンタ
ン、アシルアミノ基含有アダマンタンなど)、N−置換
アミノ基含有アダマンタン(C1-6アシルアミノ基含有
アダマンタン、モノ又はジC1-4アルキルアミノ基含有
アダマンタンなど)、保護基で保護されていてもよいヒ
ドロキシメチル基含有アダマンタンなどが例示できる。
いてもよく、アダマンタン類には、以下の方法を利用し
て、反応性基や置換基を導入してもよい。
体]前記式(1c)で表されるアダマンタン誘導体のう
ち、ヒドロキシル基を有する化合物は、慣用の酸化方
法、例えば、硝酸やクロム酸を用いる酸化方法、触媒と
してコバルト塩を用いる酸素酸化方法、生化学的酸化方
法などにより得ることができ、アダマンタン類に、ハロ
ゲン原子(例えば、臭素原子など)を導入し、硝酸銀や
硫酸銀などの無機塩を用いて加水分解してヒドロキシル
基を導入する方法により得ることもできる。好ましい方
法では、下記式(2)で表されるイミド単位を有する化
合物(以下、単にイミド化合物という場合がある)で構
成された酸化触媒、又は上記イミド化合物(2)と助触
媒とで構成された酸化触媒の存在下、前記式(1c)に対
応する基質を酸素酸化することによりヒドロキシル基含
有アダマンタン誘導体を得ることができる。
を示す。) 好ましい酸化触媒は、下記式(3)で表される。
て、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、シクロアルキル基、ヒドロキシル基、アルコキシ
基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アシル
基を示し、R21及びR22は、互いに結合して二重結合、
あるいは芳香族性又は非芳香族性環を形成してもよく、
R21及びR22により形成される芳香族性又は非芳香族性
環は、前記式(2)で示されるイミド単位を少なくとも
1つ有していてもよい。窒素原子「N」と「Y」との結
合は単結合又は二重結合である。Yは前記に同じ) [イミド化合物(2)]前記式(2)で表されるイミド化合
物のうち、前記式(3)で表される化合物において、置
換基R21及びR22のうちハロゲン原子には、ヨウ素、臭
素、塩素およびフッ素原子が含まれる。アルキル基に
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル基な
どの直鎖状又は分岐鎖状C1-10アルキル基(好ましくは
C1-6低級アルキル基、特にC1-4低級アルキル基)が含
まれる。アリール基には、フェニル基、ナフチル基など
が含まれ、シクロアルキル基には、シクロペンチル、シ
クロヘキシル、シクロオクチル基などが含まれる。アル
コキシ基には、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、t−ブ
トキシ基などのC1-10アルコキシ基(好ましくはC1-6
低級アルコキシ基、特にC1-4低級アルコキシ基)が含
まれる。
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカ
ルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボ
ニル、イソブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニ
ル基などのC1-10アルコキシ−カルボニル基(好ましく
はC1-6低級アルコキシ−カルボニル基、特にC1-4低級
アルコキシ−カルボニル基)が含まれる。
セチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレ
リル、イソバレリル、ピバロイル基などのC1-6アシル
基が例示できる。
ていてもよい。また、前記式(3)において、R21およ
びR22は互いに結合して、二重結合、または芳香族性又
は非芳香族性の環を形成してもよい。好ましい芳香族性
又は非芳香族性環は5〜12員環、特に6〜10員環程
度であり、複素環又は縮合複素環であってもよいが、炭
化水素環である場合が多い。このような環には、例え
ば、非芳香族性脂環族環(シクロヘキサン環などの置換
基を有していてもよいシクロアルカン環、シクロヘキセ
ン環などの置換基を有していてもよいシクロアルケン環
など)、非芳香族性橋かけ環(5−ノルボルネン環など
の置換基を有していてもよい橋かけ式炭化水素環な
ど)、ベンゼン環、ナフタレン環などの置換基を有して
いてもよい芳香族環が含まれる。前記環は、芳香族環で
構成される場合が多い。
は非芳香族性環は、前記式(2)で表されるイミド単位
を0〜3(好ましくは0〜2)程度有していてもよい。
で表される化合物が含まれる。
て、水素原子、アルキル基、ヒドロキシル基、アルコキ
シ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アシ
ル基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、ハロゲン原子を
示す。R21、R22およびYは前記に同じ) 置換基R23〜R26において、アルキル基には、前記例示
のアルキル基と同様のアルキル基、特にC1-6アルキル
基が含まれ、アルコキシ基には、前記と同様のアルコキ
シ基、特にC1-4低級アルコキシ基、アルコキシカルボ
ニル基には、前記と同様のアルコキシカルボニル基、特
にC1-4低級アルコキシ−カルボニル基が含まれる。ま
た、アシル基としては、前記と同様のアシル基、特にC
1-6アシル基が例示され、ハロゲン原子としては、フッ
素、塩素、臭素原子が例示できる。置換基R23〜R
26は、通常、水素原子、C1-4アルキル基、カルボキシ
ル基、ニトロ基、ハロゲン原子である場合が多い。
ヒドロキシル基を示し、窒素原子「N」と「Y」との結
合は単結合又は二重結合である。式(2)で表される化
合物は酸化反応において一種又は二種以上使用できる。
応する酸無水物には、例えば、無水コハク酸、無水マレ
イン酸などの飽和又は不飽和脂肪族ジカルボン酸無水
物、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸(1,2−シクロヘキサンジカルボン酸無水物)、
1,2,3,4−シクロヘキサンテトラカルボン酸
1,2−無水物などの飽和又は不飽和非芳香族性環状多
価カルボン酸無水物(脂環族多価カルボン酸無水物)、
無水ヘット酸、無水ハイミック酸などの橋かけ環式多価
カルボン酸無水物(脂環族多価カルボン酸無水物)、無
水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、テトラクロロ
無水フタル酸、無水ニトロフタル酸、無水トリメリット
酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸無水物、無水
ピロメリット酸、無水メリト酸、1,8;4,5−ナフ
タレンテトラカルボン酸二無水物などの芳香族多価カル
ボン酸無水物が含まれる。
N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロキシマレイ
ン酸イミド、N−ヒドロキシヘキサヒドロフタル酸イミ
ド、N,N′−ジヒドロキシシクロヘキサンテトラカル
ボン酸イミド、N−ヒドロキシフタル酸イミド、N−ヒ
ドロキシテトラブロモフタル酸イミド、N−ヒドロキシ
テトラクロロフタル酸イミド、N−ヒドロキシヘット酸
イミド、N−ヒドロキシハイミック酸イミド、N−ヒド
ロキシトリメリット酸イミド、N,N′−ジヒドロキシ
ピロメリット酸イミド、N,N′−ジヒドロキシナフタ
レンテトラカルボン酸イミドなどが挙げられる。特に好
ましい化合物は、脂環族多価カルボン酸無水物、なかで
も芳香族多価カルボン酸無水物から誘導されるN−ヒド
ロキシイミド化合物、例えば、N−ヒドロキシフタル酸
イミドなどが含まれる。
応、例えば、対応する酸無水物とヒドロキシルアミンN
H2OHとを反応させて酸無水物基を開環した後、閉環
してイミド化することにより調製できる。
く、温和な条件であっても、アダマンタン類の酸化反応
を触媒的に促進できる。さらに、前記イミド化合物と助
触媒との共存下で種々の基質を酸化すると、ヒドロキシ
ル基含有アダマンタン誘導体の転化率及び/又は選択率
が向上する。
ば、周期表2A族元素(マグネシウム,カルシウム,ス
トロンチウム,バリウムなど)、遷移金属化合物や、ホ
ウ素化合物などのように周期表3B族元素(ホウ素B、
アルミニウムAlなど)を含む化合物が含まれる。助触
媒は、一種又は二種以上組合わせて使用できる。
期表3A族元素(例えば、スカンジウムSc、イットリ
ウムYの外、ランタンLa、セリウムCe、サマリウム
Smなどのランタノイド元素、アクチニウムAcなどの
アクチノイド元素)、周期表4A族元素(チタンTi、
ジルコニウムZr、ハフニウムHfなど)、5A族元素
(バナジウムV、ニオブNb、タンタルTaなど)、6
A族元素(クロムCr、モリブデンMo、タングステン
Wなど)、7A族元素(マンガンMn、テクネチウムT
c,レニウムReなど)、8族元素(鉄Fe、ルテニウ
ムRu、オスミウムOs、コバルトCo、ロジウムR
h、イリジウムIr、ニッケルNi、パラジウムPd、
白金Ptなど)、1B族元素(銅Cu、銀Ag、金Au
など)、2B族元素(亜鉛Zn,カドミウムCdなど)
などが挙げられる。
金属の元素(例えば、周期表3A族元素、4A族元素、
5A族元素、6A族元素、7A族元素、8族元素、1B
族元素、2B族元素)、3B族元素(ホウ素化合物な
ど)が含まれる。特に、前記式(2 )で表されるイミド
化合物と組合せたとき、Ti,Zrなどの4A族元素、
Vなどの5A族元素、Cr、Mo、Wなどの6A族元
素、Mn,Tc,Reなどの7A族元素、Fe、Ru、
Co、Rh、Niなどの8族元素、Cuなどの1B族元
素を含む化合物は、高い酸化活性を示す。
てもよいが、通常、前記元素を含む金属酸化物(複酸化
物または酸素酸塩)、有機酸塩、無機酸塩、ハロゲン化
物、前記金属元素を含む配位化合物(錯体)やポリ酸
(ヘテロポリ酸、特にイソポリ酸)又はその塩などであ
る場合が多い。
いて元素の原子価は特に制限されず、2〜6価程度であ
ってもよいが、二価の遷移金属化合物(例えば、二価の
コバルト化合物、二価のマンガン化合物など)を助触媒
として用いると、酸化活性を向上できる。例えば、三価
の遷移金属化合物に代えて、二価の遷移金属化合物を前
記イミド化合物と組合わせた触媒系では、酸化反応生成
物を短時間にしかも高い選択率および収率で誘導でき
る。
ど)、6A族(Cr,Moなど)、および7A族元素
(Mnなど)のうち少なくとも1つの元素を含む化合物
を助触媒として用いると、反応条件が厳しくても、触媒
(特にイミド化合物)の失活を大きく抑制できる。その
ため、工業的に有利に基質を酸素酸化又は空気酸化する
ことができる。
ど),5A族元素(Vなど),6A族元素(Cr,Mo
など),7A族元素(Mnなど)および8族元素(F
e,Coなど)を含む化合物を助触媒として用いると、
酸化活性が大きく向上し、基質を有効に酸化できる。例
えば、周期表5A族元素(Vなど),周期表7A族元素
(Mnなど)や周期表8族元素(Coなど)を含む化合
物を助触媒とする触媒系は、活性が高い。特に周期表5
A族元素(Vなど)を含む化合物を助触媒として使用す
ると、基質の複数の部位(特にメチン炭素部位)を効率
よく酸化でき、複数のヒドロキシル基が導入されたアダ
マンタンポリオールを得ることができる。前記イミド化
合物(2)と、周期表7A族元素を含む化合物(マンガ
ン化合物など)と、周期表8族元素を含む化合物(鉄化
合物など)とを組み合わせて酸化触媒系を構成すると、
触媒活性がさらに向上し、高い転化率および選択率で、
有効かつ効率よく酸化物を生成させることができる。こ
の複合触媒系において、周期表8族元素を含む化合物
(第2の助触媒)の割合は、特に制限されず、例えば、
周期表7A族元素を含む化合物(第1の助触媒)1モル
に対して0.1〜25モル(例えば、0.1〜20モ
ル)、好ましくは0.2〜15モル、さらに好ましくは
0.5〜10モル程度である場合が多い。
と、周期表1B族元素(Cuなど)を含む助触媒との組
合わせで酸化触媒系を構成すると、酸化反応において選
択率を大きく向上できるとともに、イミド化合物の失活
を抑制でき工業的に有利である。
又はイミド化合物および前記助触媒で構成される酸化触
媒系は、均一系であってもよく、不均一系であってもよ
い。また、前記酸化触媒又は酸化触媒系は、担体に触媒
成分が担持された固体触媒であってもよい。担体として
は、活性炭、ゼオライト、シリカ、シリカ−アルミナ、
ベントナイトなどの多孔質担体を用いる場合が多い。固
体触媒における触媒成分の担持量は、担体100重量部
に対して、式(2)で表されるイミド化合物0.1〜5
0重量部、好ましくは0.5〜30重量部、さらに好ま
しくは1〜20重量部程度である。また、助触媒の担持
量は、担体100重量部に対して、0.1〜30重量
部、好ましくは0.5〜25重量部、さらに好ましくは
1〜20重量部程度である。
助触媒の割合は、反応速度、選択率を損わない範囲で選
択でき、例えば、イミド化合物1モルに対して、助触媒
0.001〜10モル、好ましくは0.005〜5モ
ル、さらに好ましくは0.01〜3モル程度であり、
0.01〜5モル(特に0.001〜1モル)程度であ
る場合が多い。
ミド化合物の活性が低下する場合がある。そのため、酸
化触媒系の高い活性を維持するためには、助触媒の割合
は、イミド化合物1モルに対して、有効量以上であって
0.1モル以下(例えば、0.001〜0.1モル、好
ましくは0.005〜0.08モル、さらに好ましくは
0.01〜0.07モル程度)であるのが好ましい。
るイミド化合物の使用量は、広い範囲で選択でき、例え
ば、基質1モルに対して0.001〜1モル(0.01
〜100モル%)、好ましくは0.001〜0.5モル
(0.1〜50モル%)、さらに好ましくは0.01〜
0.30モル程度であり、0.01〜0.25モル程度
である場合が多い。
応性および選択率を低下させない範囲で適当に選択で
き、例えば、基質1モルに対して0.0001モル
(0.1モル%)〜0.7モル(70モル%)、好まし
くは0.0001〜0.5モル、さらに好ましくは0.
001〜0.3モル程度であり、0.0005〜0.1
モル(例えば、0.005〜0.1モル)程度である場
合が多い。
その塩を助触媒として使用する場合、基質100重量部
に対して0.1〜25重量部、好ましくは0.5〜10
重量部、さらに好ましくは1〜5重量部程度である。
に利用される酸素は、活性酸素であってもよいが、分子
状酸素を利用するのが経済的に有利である。分子状酸素
は特に制限されず、純粋な酸素を用いてもよく、窒素、
ヘリウム、アルゴン、二酸化炭素などの不活性ガスで希
釈した酸素を使用してもよい。操作性及び安全性のみな
らず経済性などの点から、空気を使用するのが好まし
い。
応じて選択でき、通常、基質1モルに対して、0.5モ
ル以上(例えば、1モル以上)、好ましくは1〜100
モル、さらに好ましくは2〜50モル程度である。アダ
マンタン類に対して過剰モルの酸素を使用する場合が多
く、特に空気や酸素などの分子状酸素を含有する雰囲気
下で反応させるのが有利である。
媒中で行なわれる。有機溶媒としては、例えば、ギ酸、
酢酸、プロピオン酸などの有機カルボン酸やオキシカル
ボン酸、アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニ
トリルなどのニトリル類、ホルムアミド、アセトアミ
ド、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセト
アミドなどのアミド類、t−ブタノール、t−アミルア
ルコールなどのアルコール類、ヘキサン、オクタンなど
の脂肪族炭化水素、ベンゼンなどの芳香族炭化水素、ク
ロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化
炭素、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、ニト
ロベンゼン、ニトロメタン、ニトロエタンなどのニトロ
化合物、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ジ
メチルエーテル、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、ジオキサンなどのエーテル類、これらの混合溶
媒など挙げられる。溶媒としては、酢酸などの有機酸、
アセトニトリル,ベンゾニトリルなどのニトリル類を用
いる場合が多い。
化反応を円滑に行なうことができ、高い選択率および収
率で目的化合物を得ることができる。このプロトン酸
は、前記のように溶媒として用いてもよい。プロトン酸
としては、有機酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸などの有
機カルボン酸、シュウ酸、クエン酸、酒石酸などのオキ
シカルボン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸な
どのアルキルスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−ト
ルエンスルホン酸などのアリールスルホン酸など)、無
機酸(例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸など)が含ま
れる。
方法は、比較的温和な条件であっても酸化反応が円滑に
進行するという特色がある。反応温度は、触媒系の種類
などに応じて適当に選択でき、例えば、0〜300℃、
好ましくは30〜250℃、さらに好ましくは50〜2
00℃程度であり、通常、70〜150℃程度で反応す
る場合が多い。なお、アダマンタンポリオールを製造す
る場合、例えば、温度40〜150℃、特に60〜12
0℃(例えば、70〜110℃)程度で反応させると、
短時間内にアダマンタンポリオールが生成しやすい。
でき、加圧下で反応させる場合には、通常、1〜100
atm(例えば、1.5〜80atm)、好ましくは2
〜70atm、さらに好ましくは5〜50atm程度で
ある場合が多い。反応時間は、反応温度及び圧力に応じ
て、例えば、30分〜48時間、好ましくは1〜36時
間、さらに好ましくは2〜24時間程度の範囲から適当
に選択できる。
体]アダマンタン類にカルボキシル基を導入する方法と
しては、種々の反応が利用できる。カルボキシル基を効
率よく生成させるためには、前記酸化反応と同様に、前
記イミド化合物(2)で構成された酸化触媒、又はイミ
ド化合物(2)と助触媒とで構成された酸化触媒系の存
在下、アダマンタン類と一酸化炭素及び酸素とを接触さ
せるカルボキシル化方法が有利である。
素や酸素は、純粋な一酸化炭素や酸素であってもよく、
前記酸化反応と同様に、不活性ガスで希釈して使用して
もよい。また、酸素源として空気も使用できる。
(2)で表されるイミド化合物および助触媒の使用量、
イミド化合物(2)と助触媒との割合は、それぞれ、前
記酸化反応の項で記載の使用量の範囲から選択できる。
て1モル以上(例えば、1〜1000モル)の範囲から
選択でき、好ましくは過剰モルであり、例えば、1.5
〜100モル(例えば、2〜50モル)、さらに好まし
くは2〜30モル(例えば、5〜25モル)程度であ
る。
して0.5モル以上(例えば、0.5〜100モル)、
好ましくは0.5〜30モル、さらに好ましくは0.5
〜25モル程度の範囲から選択できる。
との割合は、双方の成分がそれぞれ前記範囲である限り
広い範囲、例えば、CO/O2=1/99〜99.99
/0.01(モル%)程度の範囲から選択してもよく、
酸素に対して一酸化炭素を多く用いる方が有利である。
COとO2との割合は、通常、CO/O2=1/99〜9
9/1(モル%)[例えば、10/90〜99/1(モ
ル%)]程度の範囲から選択でき、好ましくは30/7
0〜98/2(モル%)、さらに好ましくは50/50
〜95/5(モル%)、特に60/40〜90/10
(モル%)程度である。
例えば、CO/O2=1/99〜99.99/0.01
(容積%)程度の範囲から選択でき、通常、例えば、1
/99〜99/1(容積%)、好ましくは30/70〜
98/2(容積%)、さらに好ましくは50/50〜9
5/5(容積%)、特に60/40〜90/10(容積
%)程度である。
機溶媒中で行ってもよい。有機溶媒としては、前記酸化
反応の項で例示の有機溶媒、例えば、有機酸(例えば、
酢酸などのカルボン酸など)、ニトリル類(例えば、ア
セトニトリルなど)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、
ジクロロエタンなど)などが使用できる。
シル化反応は、比較的温和な条件であっても円滑に進行
する。反応温度は、イミド化合物や基質の種類などに応
じて、例えば、0〜200℃、、好ましくは10〜15
0℃(例えば、10〜120℃)、さらに好ましくは1
0〜100℃(例えば、10〜80℃)程度の範囲から
選択できる。なお、反応は、常圧又は加圧下で行うこと
ができる。
体は、カルボキシル基含有アダマンタン誘導体を、水素
や水素化還元剤(例えば、水素化ホウ素ナトリウム−ル
イス酸、水素化アルミニウム、水素化アルミニウムリチ
ウム、水素化トリアルコキシアルミニウムリチウム、ジ
ボランなど)を用いて還元することにより得ることがで
きる。
類]アダマンタン又は置換基を有するアダマンタンへの
ニトロ基の導入は、慣用の方法、例えば、ニトロ化剤
(例えば、硫酸と硝酸との混酸、硝酸、硝酸及び有機酸
(例えば、酢酸などのカルボン酸)、硝酸塩及び硫酸、
五酸化二窒素など)を用いる方法などにより行うことが
できる。好ましいニトロ化方法としては、例えば、前記
式(2)で表されるイミド化合物の存在下又は非存在
下、アダマンタン類と窒素酸化物とを接触させるニトロ
化方法が挙げられる。
ができる。(式中、xは1又は2の整数、yは1〜6の
整数を示す) 前記式で表される化合物において、xが1である場合、
yは通常1〜3の整数であり、xが2である場合、yは
通常1〜6の整数である。
O,NO,N2O3,NO2,N2O4,N2O5,NO3,N
2O6などが例示できる。これらの窒素酸化物は単独で又
は二種以上組み合わせて使用できる。
(N2O)及び一酸化窒素(NO)から選択された少な
くとも一種の窒素化合物と酸素との反応により生成する
窒素酸化物(特にN2O3)又はN2O3を主成分として含
む窒素酸化物、二酸化窒素(NO2)又はNO2を主成
分として含む窒素酸化物が含まれる。
Oと酸素との反応で容易に得ることができる。より具体
的には、反応器内に一酸化窒素と酸素とを導入して、青
色の液体N2O3を生成させることにより調製できる。そ
のため、N2O3を予め生成させることなく、N2O及び
/又はNOと酸素とを反応系に導入することによりニト
ロ化反応を行ってもよい。
不活性ガス(二酸化炭素,窒素,ヘリウム,アルゴンな
ど)で希釈して使用してもよい。また、酸素源は空気で
あってもよい。
化窒素(NO2)を用いると、酸素の非共存下でもニト
ロ化反応が円滑に進行する。そのため、NO2を用いる
反応系では、酸素は必ずしも必要ではないが、NO2は
酸素との共存下で使用してもよい。
用量は、前記アダマンタン類の酸素酸化と同様の範囲か
ら選択できる。
に応じて選択でき、例えば、アダマンタン類1モルに対
して1〜50モル、好ましくは1.5〜30モル程度の
範囲から選択でき、通常、2〜25モル程度である。
機溶媒中で行われる。有機溶媒としては、前記酸化反応
の項で例示の溶媒と同様な範囲から選択できる。溶媒と
しては、有機酸(例えば、酢酸などのカルボン酸)、ニ
トリル類(例えば、アセトニトリル,ベンゾニトリルな
ど)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロエタン
など)を用いる場合が多い。
を用いると、ニトロ化反応は、比較的温和な条件であっ
ても円滑に進行する。反応温度は、イミド化合物や基質
の種類などに応じて、例えば、0〜150℃、好ましく
は25〜125℃、さらに好ましくは30〜100℃程
度の範囲から選択できる。ニトロ化反応は、常圧又は加
圧下で行うことができる。
応に供することによりアミノ基含有アダマンタン誘導体
を生成させることができる。還元反応は、慣用の方法、
例えば、還元剤として水素を用いる接触水素添加法、水
素化還元剤を用いる還元法などにより行うことができ
る。
ば、白金、パラジウム、ニッケル、コバルト、鉄、銅な
どの金属単体や、これらの金属元素を含む化合物(例え
ば、酸化白金、パラジウム黒、パラジウム炭素、亜クロ
ム酸銅など)を用いることができる。触媒の使用量は、
アダマンタン類(基質)1モルに対して、通常、0.0
2〜1モル程度である場合が多い。また、接触水素添加
法では、反応温度は、例えば、−20〜100℃(例え
ば、0〜70℃)程度であってもよい。水素圧は、通
常、1〜10気圧である場合が多い。
いられる水素化還元剤としては、例えば、水素化アルミ
ニウム、水素化ホウ素ナトリウム、ジボランなどが挙げ
られる。水素化還元剤の使用量は、基質1モルに対し
て、通常、1モル以上(例えば、1〜10モル程度)で
ある場合が多い。水素化還元剤を用いる還元法におい
て、反応温度は、通常、0〜200℃(例えば、0〜1
70℃)程度である場合が多い。
元剤を用いる方法)は、還元反応に不活性な溶媒(前記
酸化反応の項で例示の溶媒、例えば、カルボン酸、エー
テル類、エステル類、アミド類など)の存在下で行って
もよい。
応、さらには前記エステル化反応の前後や反応過程で、
ヒドロキシル基,ヒドロキシメチル基,カルボキシル
基,アミノ基は、慣用の方法により保護基で保護しても
よい。保護基の脱離は、慣用の方法、例えば、酸、アル
カリ、イオン交換樹脂などを用いて行うことができる。
ンタン誘導体(1c)のうち塩基性基、酸性基を有する化
合物は、塩を形成してもよい。例えば、カルボキシル基
含有アダマンタン誘導体は、有機塩基,無機塩基との反
応により塩を形成することができる。アミノ基含有アダ
マンタン誘導体は、無機酸,有機酸との反応により塩を
形成することができる。
セミバッチ式、連続式のいずれの方式でも行うことがで
きる。反応終了後、反応生成物は、慣用の方法、例え
ば、瀘過、濃縮、蒸留、抽出、晶析、再結晶、カラムク
ロマトグラフィーなどの分離手段や、これらを組み合わ
せた分離手段により、容易に分離精製できる。
は、光照射により可溶化でき、微細なパターンを形成す
るのに有用である。また、アダマンタン骨格を有してお
り、耐エッチング性が高く、簡単な組成で微細なパター
ンを高い精度で形成できる。
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。
ミド(NHPI) 2ミリモル、バナジウムアセチルア
セトナトV(AA)3 0.1ミリモル、酢酸25ml
の混合物を、酸素雰囲気下、85℃で10時間撹拌した
ところ、アダマンタンの転化率99%で1−アダマンタ
ノール(収率8%)、1,3−アダマンタンジオール
(収率22%)、1,3,5−アダマンタントリオール
(収率33%)および1,3,5,7−アダマンタンテ
トラオール(収率20%)が得られた。
トリエチルアミン10ミリモルおよびテトラヒドロフラ
ン40mlを混合し、この混合物にアクリル酸クロライ
ド10ミリモルを約30分間に亘り滴下した。滴下終了
後、室温で6時間撹拌した。反応終了後、反応混合液に
水を添加し、カラムクロマトグラフィーで精製すること
により、1−アクリロイルオキシ−3,5−ジヒドロキ
シアダマンタンが得られた。
リロイルオキシ−3,5−ジヒドロキシアダマンタン5
ミリモル、アセトアルデヒド15ミリモルおよびp−ト
ルエンスルホン酸1ミリモルを添加し、30℃で6時間
撹拌した。反応混合液を酸性条件下で濃縮し、ジエチル
エーテル中に滴下してを結晶化させることにより、下記
式で表される目的化合物1−アクリロイルオキシ−3,
5−ジ(1−ヒドロキシエトキシ)アダマンタン(アセ
タール化物)を得た。
ドロキシエトキシ)アダマンタン(アセタール化物)5
0重量%とメタクリル酸メチル10重量%とアクリル酸
ブチル20重量%とメタクリル酸20重量%の単量体混
合物100重量部を、重合開始剤(ベンゾイルパーオキ
サイド)5重量部を用いて有機溶媒(トルエン)中で重
合し、混合液にメタノールで添加して重合体を沈殿させ
た。トルエンに溶解させてメタノールで沈殿させる操作
を繰り返して精製し、重量平均分子量約1.5×104
(GPCによるポリスチレン換算分子量)の共重合体を
得た。
トリエチルアミン10ミリモルおよびテトラヒドロフラ
ン40mlを混合し、この混合物にメタクリル酸クロラ
イド10ミリモルを約30分間に亘り滴下した。滴下終
了後、室温で24時間撹拌した。反応終了後、反応混合
液に水を添加し、カラムクロマトグラフィーで精製する
ことにより、1−メタクリロイルオキシ−3,5−ジヒ
ドロキシアダマンタンが得られた。
クリロイルオキシ−3,5−ジヒドロキシアダマンタン
5ミリモル、アセトアルデヒド15ミリモルおよびp−
トルエンスルホン酸1ミリモルを添加し、30℃で6時
間撹拌した。反応混合液を酸性条件下で濃縮し、ジエチ
ルエーテル中に滴下してを結晶化させることにより、下
記式で表される目的化合物1−メタクリロイルオキシ−
3,5−ジ(1−ヒドロキシエトキシ)アダマンタン
(アセタール化物)を得た。
−ヒドロキシエトキシ)アダマンタン(アセタール化
物)に代えて、得られた1−メタクリロイルオキシ−
3,5−ジ(1−ヒドロキシエトキシ)アダマンタン
(アセタール化物)を用いる以外、実施例1の重合工程
と同様にして重合し、共重合体を得た。
NHPI 1ミリモル、Co(AA)2 0.005ミ
リモルを酢酸25ml中に仕込み、混合ガス(2Lの一
酸化炭素と、0.5Lの酸素との混合ガス;圧力:5k
g/cm2)を封入したガスパックを反応器へ接続し、
60℃で6時間撹拌したところ、1,3,5−アダマン
タントリオールの転化率99%で、1−カルボキシ−
3,5,7−アダマンタントリオール(収率80%)が
得られた。
1ミリモルとアクリル酸2−ヒドロキシエチル2.5
ミリモルとを用い、トルエン中で反応させ、1−アクリ
ロシルオキシエトキシカルボニル−3,5,7−アダマ
ンタントリオールを得た。テトラヒドロフラン30ml
に、1−アクリロイルオキシエトキシカルボニル−3,
5,7−アダマンタントリオール5ミリモル、アセトア
ルデヒド25ミリモルおよびp−トルエンスルホン酸1
ミリモルを用い、実施例1と同様にしてアセタール化
し、下記式で表される目的化合物1−アクリロイルオキ
シエトキシカルボニル−3,5,7−トリ(1−ヒドロ
キシエトキシ)アダマンタン(アセタール化物)を得
た。
エトキシ)アダマンタンに代えて、1−アクリロシルオ
キシエトキシカルボニル−3,5,7−トリ(1−ヒド
ロキシエトキシ)アダマンタンを用いる以外、実施例1
の重合工程と同様にして共重合体を得た。
モルをテトラヒドロフラン(THF)15mlに懸濁さ
せ、氷浴を用いて液温を10℃以下に保ちつつ、実施例
3の方法で得られた1−カルボキシ−3,5,7−アダ
マンタントリオール 10ミリモルを徐々に添加した。
室温に戻した後、16時間還流したところ、1−ヒドロ
キシメチル−3,5,7−アダマンタントリオールを得
た。
ロキシメチル−3,5,7−アダマンタントリオールを
用いる以外、実施例1のエステル化および保護基の導入
工程と同様にして、下記式で表される1−アクリロイル
オキシメチル−3,5,7−トリ(1−ヒドロキシエト
キシ)アダマンタンを得た。
エトキシ)アダマンタンに代えて、1−アクリロイルオ
キシメチル−3,5,7−トリ(1−ヒドロキシエトキ
シ)アダマンタンを用いる以外、実施例1の重合工程と
同様にして共重合体を得た。
タンを用いる以外、実施例3のカルボキシル化工程
(1)と同様にして1,3−ジカルボキシアダマンタン
を得た。
ルボキシアダマンタン10ミリモルをt−ブトキシ化
し、1,3−ジ(t−ブトキシカルボニル)アダマンタ
ンを得た。
ニル)アダマンタン 10ミリモル、NHPI 2ミリ
モル、コバルトアセチルアセトナトCo(AA)2
0.1ミリモル、酢酸25mlの混合物を、酸素雰囲気
下、75℃で6時間撹拌したところ、1,3−ジ(t−
ブトキシカルボニル)−5−ヒドロキシアダマンタンが
得られた。
−ジ(t−ブトキシカルボニル)−5−ヒドロキシアダ
マンタンを用いて、アクリル酸クロライドと反応させる
以外、実施例1のエステル化工程と同様にして、下記式
で表される1,3−ジ(t−ブトキシカルボニル)−5
−アクリロイルオキシアダマンタンを得た。
エトキシ)アダマンタン(アセタール化物)に代えて、
得られた1,3−ジ(t−ブトキシカルボニル)−5−
アクリロイルオキシアダマンタンを用いる以外、実施例
1の重合工程と同様にして共重合体を得た。
ドを用いる以外、実施例5のエステル化工程と同様にし
て、下記式で表される1,3−ジ(t−ブトキシカルボ
ニル)−5−メタクリロイルオキシアダマンタンを得
た。
エトキシ)アダマンタン(アセタール化物)に代えて、
得られた1,3−ジ(t−ブトキシカルボニル)−5−
メタクリロイルオキシアダマンタンを用いる以外、実施
例1の重合工程と同様にして共重合体を得た。
−アダマンタンジオールを用いる以外、実施例3のカル
ボキシル化工程(1)と同様にして、1,3−ジヒドロ
キシ−5−カルボキシアダマンタンを得た。
−ジヒドロキシ−5−カルボキシアダマンタンを用いる
以外、実施例1のアクリロイル基の導入工程(2)と同
様にして、1−アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシ−
5−カルボキシアダマンタンを得た。
キシアダマンタンを、実施例5の保護基の導入工程と同
様にして、酸性下でイソブテンを用いる方法によりt−
ブトキシ化し、下記式で表される1−アクリロイルオキ
シ−3−ヒドロキシ−5−t−ブトキシカルボニルアダ
マンタンを得た。
トキシカルボニルアダマンタン95重量部と、アゾビス
イソブチロニトリル(AIBN)5重量部とをジメチル
ホルムアミド(DMF)に溶解して10重量%溶液を調
製した。この溶液を60℃で5時間加熱することにより
重合し、重合体をメタノールを用いて沈殿させた。メタ
ノールを用いる再沈操作により、得られた重合体を精製
し、重量平均分子量が約15,000の重合体を得た。
ダマンタノールを用いる以外、実施例3のカルボキシル
化工程(1)と同様にして、1−ヒドロキシ−3,5−
ジカルボキシアダマンタンを得た。
ドロキシ−3,5−ジカルボキシアダマンタンを用いる
以外、実施例1のアクリロイル基の導入工程(2)と同
様にして、1−アクリロイルオキシ−3,5−ジカルボ
キシアダマンタンを得た。
ンタンを、実施例5の保護基の導入工程と同様にして、
酸性下でイソブテンを用いる方法によりt−ブトキシ化
し、下記式で表される1−アクリロイルオキシ−3−カ
ルボキシ−5−t−ブトキシカルボニルアダマンタンを
得た。
−t−ブトキシカルボニルアダマンタンを、実施例7の
重合工程と同様にして重合し、重量平均分子量が約2
2,000の重合体を得た。
ンタン5ミリモル、アセトアルデヒド7ミリモルを用い
る以外、実施例1の保護基の導入工程と同様にして、下
記式で表される1−アクリロイルオキシ−3−ヒドロキ
シ−5−(1−ヒドロキシエトキシ)アダマンタン(ア
セタール化物)を得た。
−(1−ヒドロキシエトキシ)アダマンタンを、実施例
7の重合工程と同様にして重合し、重量平均分子量が約
13,000の重合体を得た。
−アダマンタンジオールを用いる以外、実施例1と同様
にして1−アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシアダマ
ンタンを得た。この1−アクリロイルオキシ−3−ヒド
ロキシアダマンタン50モル%と、実施例5で得られた
1,3−ジ(t−ブトキシカルボニル)−5−アクリロ
イルオキシアダマンタン50モル%の単量体混合物を、
実施例7の重合工程と同様にして重合し、重量平均分子
量が約11,000であり、下記の単位を有する共重合
体を得た。
ジヒドロキシアダマンタン50モル%と、実施例5で得
られた1,3−ジ(t−ブトキシカルボニル)−5−ア
クリロイルオキシアダマンタン50モル%の単量体混合
物を、実施例7の重合工程と同様にして重合し、重量平
均分子量が約8,000であり、下記の単位を有する共
重合体を得た。
−3−ヒドロキシアダマンタン50モル%と、実施例5
と同様にして得られた1−アクリロイルオキシ−3−
(t−ブトキシカルボニル)アダマンタン50モル%の
単量体混合物を、実施例7の重合工程と同様にして重合
し、重量平均分子量が約10,000であり、下記の単
位を有する共重合体を得た。
用いる以外、実施例1のヒドロキシル化工程と同様にし
て1,3−ジメチル−5,7−ジヒドロキシアダマンタ
ンを得た。
ジメチル−5,7−ジヒドロキシアダマンタンを用いる
以外、実施例1のアクリロイル基の導入工程と同様にし
て1−アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシ−5,7−
ジメチルアダマンタンを得た。
ジメチルアダマンタンを用いる以外、実施例3のカルボ
キシル化工程(1)と同様にして1,3−ジメチル−5
−カルボキシ−アダマンタンを得た。
メチル−5−カルボキシアダマンタンを用いる以外、実
施例4の保護基の導入およびヒドロキシル化工程と同様
にして1,3−ジメチル−5−カルボキシ−7−ヒドロ
キシアダマンタンを得た。得られた1,3−ジメチル−
5−カルボキシ−7−ヒドロキシアダマンタンを、実施
例4の保護基の導入およびヒドロキシル化工程と同様に
して1,3−ジメチル−5−(t−ブトキシカルボニ
ル)−7−ヒドロキシアダマンタンを得た。
ジメチル−5−(t−ブトキシカルボニル)−7−ヒド
ロキシアダマンタンを用いる以外、実施例1のアクリロ
イル基の導入工程と同様にして1,3−ジメチル−5−
(t−ブトキシカルボニル)−7−アクリロイルオキシ
アダマンタンを得た。
5,7−ジメチルアダマンタン40モル%と1,3−ジ
メチル−5−(t−ブトキシカルボニル)−7−アクリ
ロイルオキシアダマンタン60モル%の単量体混合物を
実施例7の重合工程と同様にして重合し、重量平均分子
量が約7,000であり下記の単位を有する共重合体を
得た。
〜13で得られたそれぞれの重合体100重量部と、ト
リフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモン10
重量部を溶媒(ジメチルホルムアミド(DMF))と混
合し、重合体濃度17重量%のフォトレジスト用樹脂組
成物を調製した。このフォトレジスト用樹脂組成物をシ
リコンウエハーにスピンコーティングにより塗布し、厚
み1.0μmの感光層を形成した。ホットプレート上で
温度100℃で150秒間プリベークした後、波長24
7nmのKrFエキシマレーザーを用い、マスクを介し
て、重合体の種類に応じて5〜50mJ/cm2の範囲
から適切な照射量を選択して露光した後、温度100℃
で60秒間ポストベークを行った。次いで、0.3モル
/Lのテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に
より60秒間現像し、純水でリンスすることにより、そ
れぞれ0.5μmのライン・アンド・スペースパターン
を得た。
Claims (8)
- 【請求項1】 下記式(1a) 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基,R2,R3,R
4は、同一又は異なって、水素原子,ハロゲン原子,ア
ルキル基,ニトロ基,アミノ基,N−置換アミノ基,ヒ
ドロキシル基,ヒドロキシメチル基,カルボキシル基,
又は酸により脱離してヒドロキシル基,ヒドロキシメチ
ル基又はカルボキシル基を生成する官能基を示し、R2
〜R4のうち少なくとも1つが前記官能基である。Xは
連結基を示し、mおよびnはそれぞれ独立して0又は1
を示す)で表されるフォトレジスト用化合物。 - 【請求項2】 R2〜R4のうち少なくとも2つの置換基
が、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基、カルボキシ
ル基及び官能基から選択された基である請求項1記載の
フォトレジスト用化合物。 - 【請求項3】 R2〜R4のうち少なくとも2つの置換基
が、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アセタール又はヘ
ミアセタール化により保護されたヒドロキシル基、カル
ボキシル基及びアルコキシカアルボニル基から選択さ
れ、かつ異種の置換基である請求項1記載のフォトレジ
スト用化合物。 - 【請求項4】 Xがエステル結合である請求項1記載の
フォトレジスト用化合物。 - 【請求項5】 下記式(1) 【化2】 (式中、R1は水素原子又はメチル基,R2,R3,R
4は、同一又は異なって、水素原子,ハロゲン原子,ア
ルキル基,ニトロ基,アミノ基,N−置換アミノ基,ヒ
ドロキシル基,ヒドロキシメチル基,カルボキシル基,
又は酸により脱離してヒドロキシル基,ヒドロキシメチ
ル基又はカルボキシル基を生成する官能基を示し、R2
〜R4のうち少なくとも1つが前記官能基である。Xは
連結基を示し、mおよびnはそれぞれ独立して0又は1
を示す)で表される単位を有する重合体と光酸発生剤と
を含有するフォトレジスト用樹脂組成物。 - 【請求項6】 重合体が、請求項1記載の化合物と、こ
の化合物に対して共重合可能な共重合性単量体との共重
合体である請求項2記載のフォトレジスト用樹脂組成
物。 - 【請求項7】 式(1)で表される単位を有する重合体1
00重量部に対して、光酸発生剤0.1〜30重量部を
含む請求項5記載のフォトレジスト用樹脂組成物。 - 【請求項8】 基材に形成された請求項5記載のフォト
レジスト用樹脂組成物の塗膜に、所定のパターンで露光
し、現像してパターンを形成する方法。
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