JP2000120521A - 水 車 - Google Patents
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Abstract
状を有し且つ締めきり可能な案内羽根を備え、低コスト
でキャビテーションの発生を防止できる水車を提供する
ことにある。 【解決手段】羽根車と、羽根車の外側の周方向に複数の
翼が配列されて形成され、各翼が羽根車の回転軸に平行
な中心軸の周りに回転可能に構成される案内羽根と、案
内羽根の外側の周方向に複数の翼が配列されて形成され
るステーベーンと、ステーベーンの外側を覆うケーシン
グとを備えた水車において、案内羽根の締め切り状態に
おいて、案内羽根3の翼の前記中心軸に垂直な断面が、
案内羽根の上側から下側に向けて羽根車の回転方向11
に変位している。
Description
車に係り、特に三次元翼型の案内羽根を備えた水車に関
する。三次元翼型とは、案内羽根を構成する各翼が、そ
の回転軸に垂直な断面形状の外形又は位置のうち少なく
とも一方が、その回転軸の方向に変化する構造のものを
いう。
る。同図の(a)は従来の水車の概略横断面図である。
(b)は(a)のA−A矢視図である。この水車は、ケ
ーシング1,ステーベーン2,案内羽根3,羽根車4な
どから構成される。水は、ケーシング1に流入し、ステ
ーベーン2及び案内羽根3を通って羽根車4に流入す
る。羽根車4に流入した水は、羽根車4を回転方向11
の向きに回転させる。羽根車4の下側及び上側は、それ
ぞれバンド8及びクラウン10に固定されている。クラ
ウン10は回転軸14に固定されており、羽根車4は回
転軸14を中心に回転する。案内羽根3の各翼は、回転
軸7を中心に回転する。
る。翼の開閉は、回転軸7にアーム25a,25bによ
り連結されたガイドリング24を回転させることにより
行う。案内羽根3は、運転停止時に水を完全に締め切る
必要がある。このため、通常案内羽根3の翼は二次元翼
型の形状をしている。二次元翼型とは、回転軸7に垂直
な翼の各断面形状の外形及び位置が同じものをいう。
ーションの防止がある。羽根車4の内部におけるキャビ
テーションの発生は、効率の低下、振動や騒音の発生な
どの問題を生じる。キャビテーションが著しい場合に
は、羽根車4が損傷し、交換が必要になる可能性もあ
る。図20の水車の場合、羽根車4のバンド8側の曲率
が大きいため、この領域の流れが加速して圧力が低下す
る。従って、羽根車4の入口のバンド8側におけるキャ
ビテーションの発生を防止することが重要である。キャ
ビテーションの防止に関する第1の従来技術として、特
開昭59−82580 号公報に、羽根車4の前縁部9をクラウ
ン10側からバンド8側に向かって回転方向11に傾斜
させた構成が記載されている。
来技術として、特開昭51−72846 号公報,特開昭52−98
841号公報、及び実開昭61−43977号公報に、側面形状を
台形や平行四辺形とした三次元翼型の案内羽根が記載さ
れている。また、案内羽根3の上側の断面形状の後端を
羽根車4側に伸ばした構成も記載されている。
来技術として、特開昭60−182361号公報に、案内羽根の
回転軸と後縁とを結ぶ直線が、羽根車の円周方向となす
角度が下側で小さくなるように構成した案内羽根が記載
されている。
合、ダムの水位が高い高落差時に羽根車4の翼の負圧面
側に発生するキャビテーションは防止できる。しかし、
ダムの水位が低い低落差時に羽根車4の翼の正圧面側に
発生するキャビテーションは防止できない。従って、ダ
ムの水位低下により運転条件が変化した場合に対応が難
しい。また、既設の水車のキャビテーションを防止する
場合には、製造コストが高い羽根車4を交換する必要が
ある。更に、羽根車4は大型の構成要素であるため、そ
の運搬及び設置には長い期間が必要となり、これもコス
ト高の要因となる。
般に水の流路を完全に締め切ることはできない。
のものを上側から下側にかけて変化させる必要があるた
め、設計が困難となる。
の形状を有し且つ締めきり可能な案内羽根を備え、低コ
ストでキャビテーションの発生を防止できる水車を提供
することにある。
おいてキャビテーションが発生する原因を図21を用い
て説明する。図中のCu,Cv及びCwは、それぞれ羽
根車の旋回速度,水流の絶対速度及び羽根車に対する水
流の相対速度を表わしている。これら3つの速度ベクト
ルで形成される三角形は、羽根車の入口における速度三
角形と呼ばれる。図21の(a),(b)及び(c)は、それ
ぞれ低落差時,定格運転落差時及び高落差時における速
度三角形を示している。
以外では、羽根車への水の流入角度は羽根車4の翼の前
縁(先端部)4aの角度と一致していない。このため、
キャビテーションが発生する可能性がある。(a)の低落
差時には、羽根車4の翼の正圧面13側にキャビテーシ
ョンが発生し易い。(c)の高落差時には、羽根車4の翼
の負圧面12側にキャビテーションが発生し易い。この
ような羽根車への流入角度の変化は、一般の水車に発生
することが知られている。
差時の方が、キャビテーションの発生の可能性が大き
い。しかし、羽根車の設計によっては、低落差時にキャ
ビテーションが発生する可能性もある。一般に、水車の
運転落差範囲内ではキャビテーションが発生しないこと
が要求される。従って、羽根車の設計に応じて、最もキ
ャビテーションが発生し易い落差において、キャビテー
ションの発生を防止することが要求される。
流入角度は、羽根車の周方向における平均的な流入角度
である。厳密には、羽根車の翼の近傍とその他の場所で
は、流入角度が周方向に変化する。この理由を図22を
用いて説明する。一般に、揚力を発生している翼として
は、飛行機の翼や水車の羽根車の翼などが知られてい
る。これらの翼の先端においては、図22に示すよう
に、流体の流れは正圧面側から流入するようにその方向
が変化する。これは、翼の周りに循環と呼ばれる一種の
渦層が形成され、この渦層から誘起速度を受けて流れの
方向が曲げられるためである。
の中にある場合、翼の影響が上流側に及ぶことにより流
体の流入角度が変化する。水車の羽根車の場合も、図2
3に示すように、羽根車4の翼の前縁(先端)4a付近
において、正圧面13側から水が流入する傾向がある。
これからも、高落差時には、羽根車の翼の負圧面12側
においてキャビテーションが発生し易いことが判る。同
図に示すように、羽根車4の翼の前縁4aから離れた位
置における水の流れは、平均的な相対速度Cwとほぼ一
致する。
揚力を発生している水車の羽根車の翼がその上流側の流
れに与える影響の大きさを制御するものである。この制
御により、羽根車の翼の前縁付近の局所的な流入角度を
変化させ、キャビテーションの発生を防止するものであ
る。
ビテーションの発生する可能性が大きい場合、案内羽根
を開いた時に下カバー側において羽根車との距離が遠く
なるような案内羽根の形状とする。案内羽根をこのよう
な形状にすることにより、上記した羽根車の翼(揚力を
発生している翼)の影響がより上流まで及ぶことにな
る。この結果、図21(a)のように負圧面12側から流
入しようとする流れの向きを正圧面13側に曲げて、流
入角度を羽根車の翼の前縁4aの角度と一致させること
ができる。
の発生する可能性が大きい場合には、案内羽根を開いた
時に下カバー側において羽根車との距離が近くなるよう
な案内羽根の形状とする。案内羽根をこのような形状に
することにより、上記した羽根車の翼(揚力を発生して
いる翼)の影響が上流まで及ばないことになる。この結
果、図23のように流れが曲げられて正圧面13側から
流入することを防いで、流入角度を羽根車の翼の前縁4
aの角度と一致させることができる。
の第1の発明は、羽根車と、前記羽根車の外側の周方向
に複数の翼が配列されて形成され、各翼が前記羽根車の
回転軸に平行な中心軸の周りに回転可能に構成される案
内羽根と、前記案内羽根の外側の周方向に複数の翼が配
列されて形成されるステーベーンと、前記ステーベーン
の外側を覆うケーシングとを備えた水車において、前記
案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根の各翼
の前記中心軸に垂直な断面は、前記中心軸方向の一方か
ら他方に向けて、前記羽根車の周方向及び径方向の少な
くとも一方に変位していると共に、前記変位している断
面の各形状は、互いに相似形をなし、前記羽根車の回転
軸からの距離に応じてその大きさが設定されている。
側の周方向に複数の翼が配列されて形成され、各翼が前
記羽根車の回転軸に平行な中心軸の周りに回転可能に構
成される案内羽根と、前記案内羽根の外側の周方向に複
数の翼が配列されて形成されるステーベーンと、前記ス
テーベーンの外側を覆うケーシングとを備えた水車にお
いて、前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内
羽根の翼の前記中心軸に垂直な断面が、前記中心軸方向
の一方から他方に向けて、前記羽根車の周方向に変位す
る。
側の周方向に複数の翼が配列されて形成され、各翼が前
記羽根車の回転軸に平行な中心軸の周りに回転可能に構
成される案内羽根と、前記案内羽根の外側の周方向に複
数の翼が配列されて形成されるステーベーンと、前記ス
テーベーンの外側を覆うケーシングとを備えた水車にお
いて、前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内
羽根の翼の前記中心軸に垂直な断面が、前記中心軸方向
の一方から他方に向けて、前記羽根車の径方向に変位し
ていると共に、前記変位している断面の各形状は、互い
に相似形をなし、前記羽根車の回転軸からの距離が近い
ほどその大きさが小さくなる。
側の周方向に複数の翼が配列されて形成され、各翼が前
記羽根車の回転軸に平行な中心軸の周りに回転可能に構
成される案内羽根と、前記案内羽根の外側の周方向に複
数の翼が配列されて形成されるステーベーンと、前記ス
テーベーンの外側を覆うケーシングとを備えた水車にお
いて、前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内
羽根の翼の前記中心軸に垂直な断面は、前記中心軸方向
の一方から他方に向けて、前記羽根車の周方向及び径方
向の両方向に変位していると共に、前記変位している断
面の各形状は、互いに相似形をなし、前記羽根車の回転
軸からの距離が近いほどその大きさが小さくなる。
側に配置される三次元翼型の案内羽根と、前記案内羽根
の外側に配置されるステーベーンと、前記ステーベーン
の外側を覆うケーシングとを備えた水車において、前記
案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根を構成
する各翼を前記羽根車の径方向から見た外形が概略平行
四辺形をなし、前記各翼をその回転の中心軸方向から見
た場合、該中心軸に垂直な断面が前記羽根車の周方向に
ずれて見える。
側に配置される三次元翼型の案内羽根と、前記案内羽根
の外側に配置されるステーベーンと、前記ステーベーン
の外側を覆うケーシングとを備えた水車において、前記
案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根を構成
する各翼を前記羽根車の径方向から見た外形が概略台形
をなし、前記各翼をその回転の中心軸方向から見た場
合、該中心軸に垂直な断面が前記羽根車の径方向にずれ
て見える。
内羽根を開いた状態(以下、単に開状態という)におい
て、キャビテーションが最も発生し易い落差及び位置に
応じて、案内羽根と羽根車との距離を適切に設定できる
ので、キャビテーションの発生を効果的に防止できる。
ションが最も発生し易い場合、案内羽根の締め切り状態
(以下、単に閉状態という)において、案内羽根の翼の
回転の中心軸に垂直な断面(以下、単に翼の断面とい
う)が、上カバー側から下カバー側に向けて羽根車の回
転方向(周方向)に変位するように構成する。または、
案内羽根の閉状態において、案内羽根の翼の断面が、上
カバー側から下カバー側に向けて羽根車の径方向の内側
に変位するように構成しても良い。
いた時に、下カバー側において案内羽根の翼と羽根車の
翼との距離が近くなる。この結果、前述したように羽根
車の翼の影響が上流まで及ばなくなるので、キャビテー
ションの発生を効果的に防止できる。
最も発生し易い場合には、案内羽根の閉状態において、
案内羽根の翼の断面が、上カバー側から下カバー側に向
けて羽根車の回転方向と反対方向(周方向)に変位する
ように構成する。または、案内羽根の閉状態において、
案内羽根の翼の断面が、上カバー側から下カバー側に向
けて羽根車の径方向の外側に変位するように構成しても
良い。
いた時に、下カバー側において案内羽根の翼と羽根車の
翼との距離が遠くなる。この結果、前述したように羽根
車の翼の影響が上流まで及ぶようになるので、キャビテ
ーションの発生を効果的に防止できる。
各形状は、互いに相似形にして、羽根車の回転軸からの
距離が近いほどその大きさが小さくなるように構成すれ
ば良い。翼の断面を羽根車の周方向に変位させる場合に
は、各断面と羽根車の回転軸との距離が同じであるた
め、相似比は1となる。
ことにより、案内羽根を閉じた時に、隣接する翼の前縁
と後縁とが互いに接する状態となる。従って、案内羽根
の締め切り性能を十分に確保できる。
は、相似形を維持しつつ羽根車の周方向又は径方向に変
位しているだけである。従って、一つの断面における翼
型を設計すれば、他の断面は、相似形を維持しつつその
翼型を周方向又は径方向に移動させるだけで済む。即
ち、翼型そのものを各断面において再設計する必要がな
いので、設計が容易となる。
のキャビテーションを防止するために、案内羽根を交換
すれば良い。即ち、製造コストなどが高い羽根車を交換
する必要がないので、低コストでキャビテーションを防
止できる。
いて説明する。
を適用した水車の第1実施例を説明する。図3は、第1
実施例の水車の概略構成図である。図1は、第1実施例
の水車の概略横断面図である。但し、案内羽根3の翼が
ある開き角度(又は開度)の状態を示している。図2
は、図1のA−A矢視図である。
2,案内羽根3,羽根車4などから構成される。羽根車
4の下側及び上側は、それぞれバンド8及びクラウン1
0に固定されている。クラウン10は回転軸14に固定
されており、羽根車4は回転軸14を中心に回転する。
案内羽根3の各翼は、回転軸7を中心に回転する。
2及び案内羽根3は、羽根車4の回転軸14を中心軸と
する周方向に、複数の翼が等間隔に配列されている。ス
テーベーン2の全ての翼は、形状及び開き角度(又は開
度)が同じで、ケーシング1の出口側(内周側)に固定
されている。
ーシング1の出口流路を形成する上カバー5と下カバー
6に挟まれている。各翼は、回転軸7を中心に回転可能
に構成されている。翼の開き角度(又は開度)を調整す
ることにより、案内羽根3を通過する水の流量を調整で
きる。翼の開閉は、回転軸7にアームにより連結された
ガイドリング(図示せず)を回転させることにより行
う。ガイドリングの回転は、油圧モータ又は電動モータ
により駆動する。こうして、案内羽根3の全ての翼が同
相で(同じ開き角度で)開閉するようにしている。
り、ステーベーン2及び案内羽根3を通って羽根車4に
流入する。即ち、図1のケーシング入口1aから流入し
た水は、ケーシング1内を周方向(同図の右回り方向)
に流れ、ケーシング1の内周側に位置する出口からステ
ーベーン2内に流れる。羽根車4に流入した水は、羽根
車4を回転方向11の向きに回転させることによって、
回転軸14に連結されている発電機(図示せず)を回
す。このようにして、ダムに貯えられた水の位置エネル
ギーが電力に変換される。
内羽根3の詳細構造を説明する。図4は、案内羽根3を
閉じた状態において、案内羽根3の一つの翼を上カバー
5側から見た図である。図5は、案内羽根3を閉じた状
態を示す図である。図6は、案内羽根3を開いた状態を
示す図である。図5及び図6において、上側は上カバー
5側に対応している。
内羽根3の翼は、上カバー5側(以下、上側という)か
ら下カバー6側(以下、下側という)に向かうほど、そ
の断面が羽根車4の回転方向(周方向)11に変位する
構造を有する。即ち、案内羽根3の翼の回転軸7に垂直
な断面は、上側から下側に向かうほど、羽根車4の回転
方向11に一定の割合で連続的に変位する。回転軸7の
方向は、羽根車4の回転軸14の方向と同じである。
ず、その位置が変化する。言い替えれば、回転方向11
に変位している翼の各断面の形状は互いに相似形をして
おり、相似比が1である。翼の外見的な特徴は次の2つ
である。第1は、翼を羽根車4の径方向から見た外形が
概略平行四辺形をしていることである。第2は、翼を回
転軸7の方向から見た場合、回転軸7に垂直な断面が羽
根車4の回転方向にずれて見えることである。このよう
にして、三次元翼型の案内羽根3が構成される。図4に
示すように、案内羽根3の下側の断面形状18は、上側
の断面形状17を回転方向11に回転移動させたもので
あり、単に平行移動したものではない。この場合、翼の
各断面における対応する点を上側から下側まで結んだ線
を、羽根車4の中心軸に垂直な一つの平面上に投影して
形成される投影線(以下、単に投影線という)は、羽根
車4の回転軸14を中心とする円弧となる。例えば、各
断面における翼の前縁15(又は後縁16)の点を上側
から下側まで結んだ線の投影線は、回転軸14を中心と
する円弧となる。
る特徴を説明した。これらの特徴を備えることにより、
案内羽根3を閉じた時に、隣接する翼の前縁15と後縁
16とが互いに接する状態となる。従って、図5に示す
ように、十分な締め切り性能を維持できる。このように
して、本実施例では、締め切り可能な三次元翼型の案内
羽根を構成できる。
時の案内羽根3を開いた状態において、案内羽根3と羽
根車4の入口との距離は、上カバー5側(上側)と下カ
バー6側(下側)では異なる。この詳細を図7を用いて
説明する。同図は、第1実施例の案内羽根を開いた状態
において、隣接する3つの翼を上カバー側から見た図で
ある。同図に示すように、上側の断面形状17の後縁の
径方向位置(羽根車4の中心からの距離)R1の方が、
下側の断面形状18の後縁の径方向位置R2よりも大き
い。
根車4に近いため、前述したように、羽根車4が有する
渦層の影響は上流まで及ばない。この結果、羽根車4の
翼のバンド8側の前縁の流入角度は、従来よりも負圧面
側から流入する。これにより負圧面側の圧力が上昇する
ので、高落差時に羽根車の入口のバンド側に発生し易い
キャビテーションの防止に有効である。
的に求めた結果を説明する。同図は、羽根車4のバンド
8側における負圧面の圧力分布の解析例を示す。横軸
は、羽根車4の入口からの距離を、羽根車4の前縁9か
ら後縁20までの距離で正規化したものである。同図
で、実線23が本実施例を表し、実線21が二次元翼型
の従来例を表している。
の圧力は羽根車の入口付近でキャビテーション発生の限
界圧力22よりも低く、キャビテーションが発生する。
一方、本実施例の場合、上記した効果により負圧面の圧
力が限界圧力22よりも高くなり、キャビテーションの
発生を防止できることが判る。
時に羽根車4の負圧面側に発生するキャビテーションを
効果的に防止でき、且つ締めきり可能な三次元翼型の案
内羽根3を備えた水車を得ることができる。
て、本発明を適用した水車の第2実施例を説明する。図
9は、第2実施例の案内羽根を閉じた状態において、案
内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図である。図1
0は、案内羽根3を閉じた状態を示す図である。図11
は、第2実施例の案内羽根を開いた状態において、隣接
する3つの翼を上カバー側から見た図である。案内羽根
以外の構成は第1実施例と同じであるので、ここでは説
明を省略する。
案内羽根3の翼は、上カバー5側(上側)から下カバー
6側(下側)に向かうほど、その断面が羽根車4の回転
軸14側(中心軸側)に変位する構造を有する。即ち、
翼の回転軸7に垂直な断面は、上側から下側に向かうほ
ど、羽根車4の径方向の内側に一定の割合で連続的に変
位する。
向かうほど小さくなり、互いに相似形をなす。即ち、翼
の断面の弦長及び外周長さは、羽根車4の中心からの距
離に比例した長さとなる。弦長とは、翼の断面における
前縁と後縁とを結ぶ弦(直線)の長さである。一例とし
て、翼の上側の断面形状17における弦17aを、図9
に示す。翼の断面積は、羽根車4の中心からの距離の2
乗に比例した面積となる。
は、翼を羽根車4の径方向から見た外形が概略台形をし
ていることである。第2は、翼を回転軸7の方向から見
た場合、回転軸7に垂直な断面が羽根車4の径方向の内
側にずれて見えることである。このようにして、三次元
翼型の案内羽根3が構成される。
の断面形状18は、上側の断面形状17を相似形に縮小
して羽根車4の中心方向に移動させたものであり、単に
平行移動したものではない。この場合、翼の各断面にお
ける対応する点を上側から下側まで結んだ線を、羽根車
4の中心軸に垂直な一つの平面上に投影して形成される
投影線は、この中心軸から径方向に伸びる直線の一部を
なす。例えば、各断面における翼の前縁15(又は後縁
16)の点を上側から下側まで結んだ線の投影線は、こ
の中心軸から径方向に伸びる直線の一部をなす。
羽根3を閉じた時に、隣接する翼の前縁15と後縁16
とが互いに接する状態となる。従って、図10に示すよ
うに、十分な締め切り性能を維持できる。このようにし
て、本実施例では、締め切り可能な三次元翼型の案内羽
根を構成できる。
の案内羽根3を開いた状態において、上側の断面形状1
7の後縁の径方向位置(羽根車4の中心からの距離)R
1は、下側の断面形状18の後縁の径方向位置R2より
も大きい。従って、本実施例においても第1実施例と同
様な効果が得られる。即ち、高落差時に羽根車の入口の
バンド側に発生し易いキャビテーションを防止できる。
この効果は、発明者らによる解析でも確認された。
時に羽根車4の負圧面側に発生するキャビテーションを
効果的に防止でき、且つ締めきり可能な三次元翼型の案
内羽根3を備えた水車を得ることができる。
は、案内羽根3の断面の変位の割合を一定としたが、こ
の割合は一定でなくても良い。
いて、本発明を適用した水車の第3実施例を説明する。
図12は、第3実施例の案内羽根を閉じた状態におい
て、案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図であ
る。図13は、案内羽根3を閉じた状態を示す図であ
る。案内羽根以外の構成は第1実施例と同じであるの
で、ここでは説明を省略する。
面の変位方向は、第1実施例と同じである。即ち、翼の
回転軸7に垂直な断面は、上カバー5側(上側)から下
カバー6側(下側)に向かうほど、羽根車4の回転方向
(周方向)11に連続的に変位する。
断面の変位の割合である。本実施例の場合、翼の断面の
変位の割合は、上側から下側に向かうほど大きくなる。
この結果、図13に示すように、翼の下側は羽根車4の
回転方向11に突き出たような形状となる。この場合
も、翼の断面形状の外形は変化せず、その位置が変化す
る。言い替えれば、回転方向11に変位している翼の各
断面の形状は互いに相似形をしており、相似比が1であ
る。
効果が得られる。更に、本実施例の場合、三次元翼型の
案内羽根3による効果を主に下側に限定できる。このた
め、羽根車4のバンド8側におけるキャビテーションの
発生を防止しつつ、羽根車4の他の部分に対する水の流
入条件はほとんど影響されない。従って、既設の水車の
案内羽根3のみを交換する際に、特に有効となる。
適用しても良い。即ち、第2実施例において、案内羽根
3の翼の断面の変位の割合を上側から下側に向かうほど
大きくしても良い。更に、翼の断面の変位の割合の変え
方は、これに限定されない。即ち、この変位の割合は、
案内羽根3の上側と下側の間で任意に変化させても良
い。
いて、本発明を適用した水車の第4実施例を説明する。
図14は、第4実施例の案内羽根を閉じた状態におい
て、案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図であ
る。図15は、案内羽根3を閉じた状態を示す図であ
る。案内羽根以外の構成は第1実施例と同じであるの
で、ここでは説明を省略する。
み合わせである。即ち、案内羽根3の翼の回転軸7に垂
直な断面は、上カバー5側(上側)から下カバー6側
(下側)に向かうほど、羽根車4の回転方向(周方向)1
1に一定の割合で連続的に変位する。更に、翼の回転軸
7に垂直な断面は、上側から下側に向かうほど、羽根車
4の径方向の内側にも一定の割合で連続的に変位する。
この場合、翼の断面形状は上側から下側に向かうほど小
さくなり、互いに相似形をなす。
果が得られるが、第2実施例の特徴も備えていることに
より、より効果的となる。
いて、本発明を適用した水車の第5実施例を説明する。
図16は、第5実施例の案内羽根を閉じた状態におい
て、案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図であ
る。図17は、案内羽根3を閉じた状態を示す図であ
る。案内羽根以外の構成は第1実施例と同じであるの
で、ここでは説明を省略する。
変位方向が第1実施例と逆方向になる。即ち、翼の回転
軸7に垂直な断面は、上カバー5側(上側)から下カバ
ー6側(下側)に向かうほど、羽根車4の回転方向11
と逆方向に一定の割合で連続的に変位する。この場合、
翼の断面形状の外形は変化せず、その位置が変化する。
言い替えれば、回転方向11と逆方向に変位している翼
の各断面の形状は互いに相似形をしており、相似比が1
である。
ある。第1は、翼を羽根車4の径方向から見た外形が概
略平行四辺形をしていることである。第2は、翼を回転
軸7の上側から見た場合、回転軸7に垂直な断面が羽根
車4の回転方向11と逆方向にずれて見えることであ
る。このようにして、三次元翼型の案内羽根3が構成さ
れる。
羽根3を閉じた時に、隣接する翼の前縁15と後縁16
とが互いに接する状態となる。従って、図17に示すよ
うに、十分な締め切り性能を維持できる。このようにし
て、本実施例では、締め切り可能な三次元翼型の案内羽
根を構成できる。
3を開いた状態において、案内羽根3と羽根車4の入口
との距離は、下側の方が上側よりも遠い。このため、前
述したように、羽根車4が有する渦層の影響は上流まで
及ぶ。この結果、羽根車4の翼のバンド8側の前縁の流
入角度は、従来よりも正圧面側から流入する。これによ
り正圧面側の圧力が上昇するので、低落差時に羽根車の
入口のバンド側に発生し易いキャビテーションの防止に
有効である。この効果は、発明者らによる解析でも確認
された。
時に羽根車4の正圧面側に発生するキャビテーションを
効果的に防止でき、且つ締めきり可能な三次元翼型の案
内羽根3を備えた水車を得ることができる。
いて、本発明を適用した水車の第6実施例を説明する。
図18は、第6実施例の案内羽根を閉じた状態におい
て、案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図であ
る。図19は、案内羽根3を閉じた状態を示す図であ
る。案内羽根以外の構成は第1実施例と同じであるの
で、ここでは説明を省略する。
変位方向が第2実施例と逆方向になる。即ち、翼の回転
軸7に垂直な断面は、上カバー5側(上側)から下カバ
ー6側(下側)に向かうほど、羽根車4の径方向の外側
に一定の割合で連続的に変位する。この場合、翼の断面
形状は上側から下側に向かうほど大きくなり、互いに相
似形をなす。即ち、翼の断面の弦長及び外周長さは、羽
根車4の中心からの距離に比例した長さとなる。翼の断
面積は、羽根車4の中心からの距離の2乗に比例した面
積となる。
は、翼を羽根車4の径方向から見た外形が概略台形をし
ていることである。第2は、翼を回転軸7の方向から見
た場合、回転軸7に垂直な断面が羽根車4の径方向の外
側にずれて見えることである。このようにして、三次元
翼型の案内羽根3が構成される。
側の断面形状18は、上側の断面形状17を相似形に拡
大して羽根車4の外側方向に移動させたものであり、単
に平行移動したものではない。この場合、翼の各断面に
おける対応する点を上側から下側まで結んだ線を、羽根
車4の中心軸に垂直な一つの平面上に投影して形成され
る投影線は、この中心軸から径方向に伸びる直線の一部
をなす。例えば、各断面における翼の前縁15(又は後
縁16)の点を上側から下側まで結んだ線の投影線は、
この中心軸から径方向に伸びる直線の一部をなす。
羽根3を閉じた時に、隣接する翼の前縁15と後縁16
とが互いに接する状態となる。従って、図19に示すよ
うに、十分な締め切り性能を維持できる。このようにし
て、本実施例では、締め切り可能な三次元翼型の案内羽
根を構成できる。
根3を開いた状態において、案内羽根3と羽根車4の入
口との距離は、下側の方が上側よりも遠い。従って、第
5実施例と同様に、低落差時に羽根車の入口のバンド側
に発生し易いキャビテーションの防止に有効である。
時に羽根車4の正圧面側に発生するキャビテーションを
効果的に防止でき、且つ締めきり可能な三次元翼型の案
内羽根を備えた水車を得ることができる。
も、第3実施例や第4実施例の考え方は適用できる。即
ち、第5実施例及び第6実施例において、案内羽根3の
翼の断面の変位割合を上側から下側に向かうほど大きく
しても良い。また、第5実施例と第6実施例の特徴を組
み合わせても良い。
の断面は、羽根車の周方向及び径方向の2つの方向に変
位させた。この場合、変位方向は、互いのキャビテーシ
ョンの防止効果を強め合う方向の組合せにした。しか
し、変位方向の組合せは、互いの効果を強め合う方向の
みに限定されない。即ち、互いの効果を弱め合う変位方
向の組合せも、結果的に所望のキャビテーションの防止
効果が得られる場合には、用いることができる。
型の形状を有し且つ締めきり可能な案内羽根を備え、低
コストでキャビテーションの発生を防止できる水車を実
現することができる。
面図。
図。
案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図。
隣接する3つの翼を上カバー側から見た図。
を解析的に求めた例を示す図。
案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図。
図。
て、隣接する3つの翼を上カバー側から見た図。
て、案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図。
図。
て、案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図。
図。
て、案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図。
図。
て、案内羽根の一つの翼を上カバー側から見た図。
図。
図、(b)は(a)のA−A矢視図。
で、(a)は低落差時、(b)は定格運転落差時、
(c)は高落差時を示す。
図。
…羽根車、5…上カバー、6…下カバー、7…案内羽根
の回転軸、8…バンド、9…羽根車の翼の前縁、10…
クラウン、11…羽根車の回転方向、12…羽根車の翼
の負圧面、13…羽根車の翼の正圧面、14…羽根車の
回転軸、15…案内羽根の翼の前縁、16…案内羽根の
翼の後縁、17…上カバー側の断面形状、18…下カバ
ー側の断面形状、20…羽根車の翼の後縁。
Claims (14)
- 【請求項1】羽根車と、前記羽根車の外側の周方向に複
数の翼が配列されて形成され、各翼が前記羽根車の回転
軸に平行な中心軸の周りに回転可能に構成される案内羽
根と、前記案内羽根の外側の周方向に複数の翼が配列さ
れて形成されるステーベーンと、前記ステーベーンの外
側を覆うケーシングとを備えた水車において、 前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根の
各翼の前記中心軸に垂直な断面は、前記中心軸方向の一
方から他方に向けて、前記羽根車の周方向及び径方向の
少なくとも一方に変位していると共に、 前記変位している断面の各形状は、互いに相似形をな
し、前記羽根車の回転軸からの距離に応じてその大きさ
が設定されていることを特徴とする水車。 - 【請求項2】羽根車と、前記羽根車の外側の周方向に複
数の翼が配列されて形成され、各翼が前記羽根車の回転
軸に平行な中心軸の周りに回転可能に構成される案内羽
根と、前記案内羽根の外側の周方向に複数の翼が配列さ
れて形成されるステーベーンと、前記ステーベーンの外
側を覆うケーシングとを備えた水車において、 前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根の
翼の前記中心軸に垂直な断面が、前記中心軸方向の一方
から他方に向けて、前記羽根車の周方向に変位している
ことを特徴とする水車。 - 【請求項3】請求項2において、前記案内羽根の翼の前
記断面が、前記案内羽根の上カバー側から下カバー側に
向けて、前記羽根車の回転方向に変位していることを特
徴とする水車。 - 【請求項4】請求項2において、前記案内羽根の翼の前
記断面が、前記案内羽根の上カバー側から下カバー側に
向けて、前記羽根車の回転方向と反対方向に変位してい
ることを特徴とする水車。 - 【請求項5】請求項2乃至4の何れかにおいて、前記変
位している断面の前記羽根車の周方向への変位割合が、
前記案内羽根の上カバー側から下カバー側に向けて大き
くなるように構成されていることを特徴とする水車。 - 【請求項6】羽根車と、前記羽根車の外側の周方向に複
数の翼が配列されて形成され、各翼が前記羽根車の回転
軸に平行な中心軸の周りに回転可能に構成される案内羽
根と、前記案内羽根の外側の周方向に複数の翼が配列さ
れて形成されるステーベーンと、前記ステーベーンの外
側を覆うケーシングとを備えた水車において、 前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根の
翼の前記中心軸に垂直な断面が、前記中心軸方向の一方
から他方に向けて、前記羽根車の径方向に変位している
と共に、 前記変位している断面の各形状は、互いに相似形をな
し、前記羽根車の回転軸からの距離が近いほどその大き
さが小さくなるように構成されていることを特徴とする
水車。 - 【請求項7】請求項6において、前記変位している断面
の弦長が、前記羽根車の回転軸からの距離に比例して変
化するように構成されていることを特徴とする水車。 - 【請求項8】請求項6において、前記案内羽根の翼の前
記断面が、前記案内羽根の上カバー側から下カバー側に
向けて、前記羽根車の径方向の内側に変位していること
を特徴とする水車。 - 【請求項9】請求項6において、前記案内羽根の翼の前
記断面が、前記案内羽根の上カバー側から下カバー側に
向けて、前記羽根車の径方向の外側に変位していること
を特徴とする水車。 - 【請求項10】請求項6乃至9の何れかにおいて、前記
変位している断面の前記羽根車の径方向への変位割合
が、前記案内羽根の上カバー側から下カバー側に向けて
大きくなるように構成されていることを特徴とする水
車。 - 【請求項11】羽根車と、前記羽根車の外側の周方向に
複数の翼が配列されて形成され、各翼が前記羽根車の回
転軸に平行な中心軸の周りに回転可能に構成される案内
羽根と、前記案内羽根の外側の周方向に複数の翼が配列
されて形成されるステーベーンと、前記ステーベーンの
外側を覆うケーシングとを備えた水車において、 前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根の
翼の前記中心軸に垂直な断面は、前記中心軸方向の一方
から他方に向けて、前記羽根車の周方向及び径方向の両
方向に変位していると共に、 前記変位している断面の各形状は、互いに相似形をな
し、前記羽根車の回転軸からの距離が近いほどその大き
さが小さくなるように構成されていることを特徴とする
水車。 - 【請求項12】羽根車と、前記羽根車の外側に配置され
る三次元翼型の案内羽根と、前記案内羽根の外側に配置
されるステーベーンと、前記ステーベーンの外側を覆う
ケーシングとを備えた水車において、 前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根を
構成する各翼を前記羽根車の径方向から見た外形が概略
平行四辺形をなし、 前記各翼をその回転の中心軸方向から見た場合、該中心
軸に垂直な断面が前記羽根車の周方向にずれて見えるよ
うに構成されていることを特徴とする水車。 - 【請求項13】羽根車と、前記羽根車の外側に配置され
る三次元翼型の案内羽根と、前記案内羽根の外側に配置
されるステーベーンと、前記ステーベーンの外側を覆う
ケーシングとを備えた水車において、 前記案内羽根の締め切り状態において、前記案内羽根を
構成する各翼を前記羽根車の径方向から見た外形が概略
台形をなし、 前記各翼をその回転の中心軸方向から見た場合、該中心
軸に垂直な断面が前記羽根車の径方向にずれて見えるよ
うに構成されていることを特徴とする水車。 - 【請求項14】請求項1乃至13の何れかにおいて、前
記案内羽根を構成する全ての翼が同一形状をしているこ
とを特徴とする水車。
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