JP2000112331A - 航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置 - Google Patents
航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置Info
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- JP2000112331A JP2000112331A JP10287456A JP28745698A JP2000112331A JP 2000112331 A JP2000112331 A JP 2000112331A JP 10287456 A JP10287456 A JP 10287456A JP 28745698 A JP28745698 A JP 28745698A JP 2000112331 A JP2000112331 A JP 2000112331A
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- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 81
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims abstract description 16
- 238000004088 simulation Methods 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のこの種の模擬通信装置は音声通信回線
にアナログ回線を使用し、通信制御回路にリレー交換機
を用いていたので大規模なシステムを実現できない。 【解決手段】 各装置間をネットワーク接続しデジタル
多重通信方式を用いて音声信号を通信する手段、通信制
御回路を介し各装置へそれぞれ回線接続条件を設定する
手段、各装置では設定された回線接続条件で音声信号を
出力する手段を備えた。
にアナログ回線を使用し、通信制御回路にリレー交換機
を用いていたので大規模なシステムを実現できない。 【解決手段】 各装置間をネットワーク接続しデジタル
多重通信方式を用いて音声信号を通信する手段、通信制
御回路を介し各装置へそれぞれ回線接続条件を設定する
手段、各装置では設定された回線接続条件で音声信号を
出力する手段を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空管制シミュレ
ータ装置用模擬通信装置に関する。
ータ装置用模擬通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空管制の主たる業務は、航空機が安全
に運行できるように航空機の航行を秩序正しく整理して
順序を定め、また航空機間に規定の管制間隔を設定,保
持させて衝突を防止することにあり、このような航空管
制の訓練に航空管制シミュレータ装置が利用される。航
空管制シミュレータ装置には、実際の航空管制と同様、
模擬の対空無線通信手段と有線電話通信手段とが備えら
れているが、これらの対空無線通信手段と有線電話通信
手段は、航空管制シミュレータ装置では、複数の被訓練
者装置,訓練指導者装置(以下、被訓練者装置,訓練指
導者装置を共に単に「装置」とも称する)間での通信と
なる。このため航空管制シミュレータ装置には、複数の
装置を選択して通信回線を接続する模擬通信装置が備え
られている。
に運行できるように航空機の航行を秩序正しく整理して
順序を定め、また航空機間に規定の管制間隔を設定,保
持させて衝突を防止することにあり、このような航空管
制の訓練に航空管制シミュレータ装置が利用される。航
空管制シミュレータ装置には、実際の航空管制と同様、
模擬の対空無線通信手段と有線電話通信手段とが備えら
れているが、これらの対空無線通信手段と有線電話通信
手段は、航空管制シミュレータ装置では、複数の被訓練
者装置,訓練指導者装置(以下、被訓練者装置,訓練指
導者装置を共に単に「装置」とも称する)間での通信と
なる。このため航空管制シミュレータ装置には、複数の
装置を選択して通信回線を接続する模擬通信装置が備え
られている。
【0003】図3は、従来のこの種の模擬通信装置の一
例を示すブロック図である。図3において、10a,1
0b,・・・10nは被訓練者装置、20a,20b,
・・・20nは訓練指導者装置であり、被訓練者装置1
0及び訓練指導者装置20は共に、音声を入力するヘッ
ドセット11,マイク12、音声を出力するヘッドセッ
ト11,スピーカ13、何れの被訓練者装置または訓練
指導者装置と交信するかを選択するため無線周波数ある
いは有線電話番号を設定する選択操作部14、及びこれ
らと外部回線とを接続するインタフェース回路15とか
ら構成されている。30はリレー交換機能を内蔵し各選
択操作部14の設定に基づき音声通信を行う装置同士を
接続する通信制御回路、31は音声出力線、32は音声
入力線、33は制御信号線である。
例を示すブロック図である。図3において、10a,1
0b,・・・10nは被訓練者装置、20a,20b,
・・・20nは訓練指導者装置であり、被訓練者装置1
0及び訓練指導者装置20は共に、音声を入力するヘッ
ドセット11,マイク12、音声を出力するヘッドセッ
ト11,スピーカ13、何れの被訓練者装置または訓練
指導者装置と交信するかを選択するため無線周波数ある
いは有線電話番号を設定する選択操作部14、及びこれ
らと外部回線とを接続するインタフェース回路15とか
ら構成されている。30はリレー交換機能を内蔵し各選
択操作部14の設定に基づき音声通信を行う装置同士を
接続する通信制御回路、31は音声出力線、32は音声
入力線、33は制御信号線である。
【0004】次に、図3に示す模擬通信装置の動作につ
いて説明する。選択操作部14が操作され通信相手先
(単数又は複数の他の被訓練者装置10或は(及び)訓
練指導者装置20)の周波数又は電話番号が設定される
と、この設定情報が制御信号線33を介して通信制御回
路30へ送られる。通信制御回路30では、各装置から
制御信号線33を介して送られてくる設定情報の内容を
判断し、一致すると内蔵されているリレー交換機能を動
作させて各装置間の音声出入力線を接続する。
いて説明する。選択操作部14が操作され通信相手先
(単数又は複数の他の被訓練者装置10或は(及び)訓
練指導者装置20)の周波数又は電話番号が設定される
と、この設定情報が制御信号線33を介して通信制御回
路30へ送られる。通信制御回路30では、各装置から
制御信号線33を介して送られてくる設定情報の内容を
判断し、一致すると内蔵されているリレー交換機能を動
作させて各装置間の音声出入力線を接続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の航空管制シミュ
レータ装置用模擬通信装置は、以上のように通信制御回
路がリレー交換機能を動作させて各装置ごとの音声信号
回線の接続/遮断を行っているので、使用される装置台
数が多くなると通信制御回路の処理能力及び交換機能の
回線数が増大するため、大規模システムでの実現が困難
になる。また装置を増減設した場合にはこれに合わせて
通信制御回路を変更しなければならない。またアナログ
音声信号を送受信する構成なので伝送に伴う減衰が大き
い。さらに受信音量の調節やトーンダウン処理等が容易
に行えない等の問題点があった。
レータ装置用模擬通信装置は、以上のように通信制御回
路がリレー交換機能を動作させて各装置ごとの音声信号
回線の接続/遮断を行っているので、使用される装置台
数が多くなると通信制御回路の処理能力及び交換機能の
回線数が増大するため、大規模システムでの実現が困難
になる。また装置を増減設した場合にはこれに合わせて
通信制御回路を変更しなければならない。またアナログ
音声信号を送受信する構成なので伝送に伴う減衰が大き
い。さらに受信音量の調節やトーンダウン処理等が容易
に行えない等の問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、大規模なシステムであっても任意の
複数の装置間通信を容易に行うことができる航空管制シ
ミュレータ装置用模擬通信装置を提供することを目的と
している。
されたものであり、大規模なシステムであっても任意の
複数の装置間通信を容易に行うことができる航空管制シ
ミュレータ装置用模擬通信装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる航空管制
シミュレータ装置用模擬通信装置は、複数台の被訓練者
装置と訓練指導者装置(以下、被訓練者装置,訓練指導
者装置を共に単に「装置」とも称する)とで構成される
航空管制シミュレータ装置の各装置それぞれに設けられ
る模擬の対空無線通信手段と有線電話通信手段を形成す
る航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置において、
前記各装置間をネットワーク接続しデジタル多重通信方
式を用いて音声信号を通信する手段、通信制御回路を介
し前記各装置へそれぞれの回線接続条件を設定する手
段、前記各装置では設定された前記回線接続条件で前記
音声信号を出力する手段を備えたことを特徴とする。
シミュレータ装置用模擬通信装置は、複数台の被訓練者
装置と訓練指導者装置(以下、被訓練者装置,訓練指導
者装置を共に単に「装置」とも称する)とで構成される
航空管制シミュレータ装置の各装置それぞれに設けられ
る模擬の対空無線通信手段と有線電話通信手段を形成す
る航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置において、
前記各装置間をネットワーク接続しデジタル多重通信方
式を用いて音声信号を通信する手段、通信制御回路を介
し前記各装置へそれぞれの回線接続条件を設定する手
段、前記各装置では設定された前記回線接続条件で前記
音声信号を出力する手段を備えたことを特徴とする。
【0008】また前記回線接続条件には、当該装置に回
線を接続するか否か、及び回線を接続する場合の出力音
量レベルが含まれることを特徴とする。
線を接続するか否か、及び回線を接続する場合の出力音
量レベルが含まれることを特徴とする。
【0009】また前記回線接続条件には、更にノイズレ
ベルが含まれることを特徴とする。
ベルが含まれることを特徴とする。
【0010】また前記デジタル多重通信方式には、ID
を付したパケットを用いるラベル多重通信方式が用いら
れることを特徴とする。
を付したパケットを用いるラベル多重通信方式が用いら
れることを特徴とする。
【0011】さらに前記デジタル多重通信方式には、T
DMA(time division multiple access) 方式が用いら
れることを特徴とする。
DMA(time division multiple access) 方式が用いら
れることを特徴とする。
【0012】本発明の航空管制シミュレータ装置用模擬
通信装置は上述のような構成とすることにより、通信制
御回路にリレー回線交換機能を用いなくても模擬の対空
無線通信手段と有線電話通信手段とを形成できるように
なる。
通信装置は上述のような構成とすることにより、通信制
御回路にリレー回線交換機能を用いなくても模擬の対空
無線通信手段と有線電話通信手段とを形成できるように
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態を示
すブロック図である。図1において、1a,1b,・・
・1nは被訓練者装置、2a,2b,・・・2nは訓練
指導者装置であり、被訓練者装置1及び訓練指導者装置
2は共に、音声を入力するヘッドセット11,マイク1
2、音声を出力するヘッドセット11,スピーカ13、
何れの被訓練者装置1または訓練指導者装置2と交信す
るかを選択するため無線周波数あるいは有線電話番号を
設定する選択操作部14、及びこれらと外部回線とを接
続するインタフェース回路15とから構成されている。
また、3は図示しない上位装置あるいは各装置の選択操
作部14の設定に基づき音声通信を行う各装置同士を接
続する通信制御回路である。4は音声信号バス、5は制
御信号バスであり、図1では必ずしもそのように図示さ
れていないが、パケット毎に振り分けられたデジタル多
重通信データを全装置で受信できるようなネットワーク
が構成されており、そのネットワークケーブルには例え
ば一般的なネットワークケーブルである10BASEま
たは10BASE−Tが使用されている。
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態を示
すブロック図である。図1において、1a,1b,・・
・1nは被訓練者装置、2a,2b,・・・2nは訓練
指導者装置であり、被訓練者装置1及び訓練指導者装置
2は共に、音声を入力するヘッドセット11,マイク1
2、音声を出力するヘッドセット11,スピーカ13、
何れの被訓練者装置1または訓練指導者装置2と交信す
るかを選択するため無線周波数あるいは有線電話番号を
設定する選択操作部14、及びこれらと外部回線とを接
続するインタフェース回路15とから構成されている。
また、3は図示しない上位装置あるいは各装置の選択操
作部14の設定に基づき音声通信を行う各装置同士を接
続する通信制御回路である。4は音声信号バス、5は制
御信号バスであり、図1では必ずしもそのように図示さ
れていないが、パケット毎に振り分けられたデジタル多
重通信データを全装置で受信できるようなネットワーク
が構成されており、そのネットワークケーブルには例え
ば一般的なネットワークケーブルである10BASEま
たは10BASE−Tが使用されている。
【0014】図2は、被訓練者装置1および訓練指導者
装置2に内蔵されているインタフェース回路15の音声
入出力機能の一実施形態を示すブロック図であり、図1
と同一符号は同一又は相当部分を示す。21はヘッドセ
ット11,マイク12等の音源であり、この音源21か
ら入力された音声は、A/D変換器22でデジタル音声
データに変換され、所定のタイミング間隔で1つの固定
長パケットデータとして、装置IDが付されてから音声
信号バス4に出力される。23は音声データメモリで、
所定のタイミング間隔で音声信号バス4上のパケットデ
ータを読み込み、音声信号バス4上の全てのデジタル音
声データを格納する。24は接続情報メモリであり、制
御信号バス5を介して受信した通信制御回路3からの回
線接続情報を格納する。
装置2に内蔵されているインタフェース回路15の音声
入出力機能の一実施形態を示すブロック図であり、図1
と同一符号は同一又は相当部分を示す。21はヘッドセ
ット11,マイク12等の音源であり、この音源21か
ら入力された音声は、A/D変換器22でデジタル音声
データに変換され、所定のタイミング間隔で1つの固定
長パケットデータとして、装置IDが付されてから音声
信号バス4に出力される。23は音声データメモリで、
所定のタイミング間隔で音声信号バス4上のパケットデ
ータを読み込み、音声信号バス4上の全てのデジタル音
声データを格納する。24は接続情報メモリであり、制
御信号バス5を介して受信した通信制御回路3からの回
線接続情報を格納する。
【0015】ここで言う回線接続情報とは、各装置ごと
接続を行うか否かの情報の他に、接続を行う各装置それ
ぞれの出力レベルの情報が含まれ、例えば回線を接続し
ない装置に対しては「×0」,回線を接続する装置に対
してはその出力レベルに応じて、「×1」〜「×3」が
割り当てられる。25は乗算回路で、音声データメモリ
23の音声データのIDに従って、接続情報メモリ24
の該当する装置の回線接続情報を乗算し、D/A変換器
26へ出力する。D/A変換器26へ入力されたデジタ
ル音声データはアナログ音声に変換され、アンプ27で
増幅されてヘッドセット12やスピーカ14で構成され
た聴取源28より音声が出力される。
接続を行うか否かの情報の他に、接続を行う各装置それ
ぞれの出力レベルの情報が含まれ、例えば回線を接続し
ない装置に対しては「×0」,回線を接続する装置に対
してはその出力レベルに応じて、「×1」〜「×3」が
割り当てられる。25は乗算回路で、音声データメモリ
23の音声データのIDに従って、接続情報メモリ24
の該当する装置の回線接続情報を乗算し、D/A変換器
26へ出力する。D/A変換器26へ入力されたデジタ
ル音声データはアナログ音声に変換され、アンプ27で
増幅されてヘッドセット12やスピーカ14で構成され
た聴取源28より音声が出力される。
【0016】次に図1,図2に示す模擬通信装置の動作
について説明する。航空管制シミュレータ装置を用いた
訓練は、特定の大きさのグループで行われ、すなわち被
訓練者装置1と訓練指導者装置2とがn対m(n,mは
共に1以上の自然数で、n=mの場合もある)のグルー
プで行われる。また上述のように航空管制シミュレータ
装置に備えられた通信手段は、対空無線通信手段と有線
電話通信手段とであり、例えば航空機との無線通信で
は、該航空機が遠距離を飛行中の場合と近距離を飛行中
の場合とで通信品質(出力レベルやノイズの有無)が異
なる。
について説明する。航空管制シミュレータ装置を用いた
訓練は、特定の大きさのグループで行われ、すなわち被
訓練者装置1と訓練指導者装置2とがn対m(n,mは
共に1以上の自然数で、n=mの場合もある)のグルー
プで行われる。また上述のように航空管制シミュレータ
装置に備えられた通信手段は、対空無線通信手段と有線
電話通信手段とであり、例えば航空機との無線通信で
は、該航空機が遠距離を飛行中の場合と近距離を飛行中
の場合とで通信品質(出力レベルやノイズの有無)が異
なる。
【0017】従って本実施形態の模擬通信装置では、こ
のような通信相手先,及び通信相手先の距離に応じた通
信品質レベルを模倣すべく、図示しない上位装置から通
信制御回路3に回線接続条件が設定されると、通信制御
回路3は制御信号バス5を介して各被訓練者装置1及び
訓練指導者装置2に回線接続情報を出力し、各装置の接
続情報メモリ24に回線接続情報が格納される。また各
装置の選択操作部14からも同様に回線接続条件の設
定,変更ができるようになっており、訓練中の通信内容
に応じた回線接続条件の変更は、この選択操作部14か
ら行われる。
のような通信相手先,及び通信相手先の距離に応じた通
信品質レベルを模倣すべく、図示しない上位装置から通
信制御回路3に回線接続条件が設定されると、通信制御
回路3は制御信号バス5を介して各被訓練者装置1及び
訓練指導者装置2に回線接続情報を出力し、各装置の接
続情報メモリ24に回線接続情報が格納される。また各
装置の選択操作部14からも同様に回線接続条件の設
定,変更ができるようになっており、訓練中の通信内容
に応じた回線接続条件の変更は、この選択操作部14か
ら行われる。
【0018】各装置の接続情報メモリ24に回線接続条
件が設定されると、訓練の内容に応じて何れかの装置の
音源21(例えば被訓練者装置1aのヘッドセット1
1)から音声が入力され、入力された音声はA/D22
でデジタル音声信号に変換され、自装置(被訓練者装置
1a)のIDが付されたパケットとして音声信号バス4
に出力され、出力された音声パケットデータは各装置の
音声データメモリ33に格納される。
件が設定されると、訓練の内容に応じて何れかの装置の
音源21(例えば被訓練者装置1aのヘッドセット1
1)から音声が入力され、入力された音声はA/D22
でデジタル音声信号に変換され、自装置(被訓練者装置
1a)のIDが付されたパケットとして音声信号バス4
に出力され、出力された音声パケットデータは各装置の
音声データメモリ33に格納される。
【0019】そして格納された各音声パケットデータ
は、付されたID情報によりその回線接続条件が乗算回
路25で乗算され、例えば装置1b〜1cでは「×
3」、装置1dでは「×2」、装置1fでは「×1」、
装置1g〜1nでは「×0」、装置2aでは「×3」、
装置2b〜2nでは「×0」で乗算され、各装置ではこ
の回線条件で音声信号が出力される。すなわち装置1b
〜1cは、装置1aと近距離に在ると模倣されて高レベ
ル・低ノイズの音声で出力され、装置1dは中距離に在
ると模倣されて中程度のレベル・ノイズの音声で出力さ
れ、装置1fは遠距離に在るとして低レベル・高ノイズ
で、聴取源28から音声が出力される。
は、付されたID情報によりその回線接続条件が乗算回
路25で乗算され、例えば装置1b〜1cでは「×
3」、装置1dでは「×2」、装置1fでは「×1」、
装置1g〜1nでは「×0」、装置2aでは「×3」、
装置2b〜2nでは「×0」で乗算され、各装置ではこ
の回線条件で音声信号が出力される。すなわち装置1b
〜1cは、装置1aと近距離に在ると模倣されて高レベ
ル・低ノイズの音声で出力され、装置1dは中距離に在
ると模倣されて中程度のレベル・ノイズの音声で出力さ
れ、装置1fは遠距離に在るとして低レベル・高ノイズ
で、聴取源28から音声が出力される。
【0020】なお上述の実施形態では、音声信号バス4
及び制御信号バス5で行う通信形態を装置IDを付した
パケットを用いる、いわゆるラベル多重通信方式として
いるが、例えばTDMA(time division multiple acce
ss) 方式等、ネットワークを利用してデジタル多重通信
が可能な通信方式であれば同等に実施できることは言う
までもない。
及び制御信号バス5で行う通信形態を装置IDを付した
パケットを用いる、いわゆるラベル多重通信方式として
いるが、例えばTDMA(time division multiple acce
ss) 方式等、ネットワークを利用してデジタル多重通信
が可能な通信方式であれば同等に実施できることは言う
までもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の航空管制シ
ミュレータ装置用模擬通信装置は、複数の被訓練者装置
と訓練指導者装置との間をネットワークで接続し、デジ
タル多重通信方式を用いて通信する構成としたので通信
制御回路にリレー回線交換機能を必要とせず、大規模な
システムの実現が容易になる。また装置を増減設した場
合でも通信制御回路の変更を必要としない装置とでき
る。さらに受信音量の調節やトーンダウン処理が容易に
行える装置とできる等の効果がある。
ミュレータ装置用模擬通信装置は、複数の被訓練者装置
と訓練指導者装置との間をネットワークで接続し、デジ
タル多重通信方式を用いて通信する構成としたので通信
制御回路にリレー回線交換機能を必要とせず、大規模な
システムの実現が容易になる。また装置を増減設した場
合でも通信制御回路の変更を必要としない装置とでき
る。さらに受信音量の調節やトーンダウン処理が容易に
行える装置とできる等の効果がある。
【図1】本発明の一実施形態を説明するためのブロック
図である。
図である。
【図2】図1のインタフェース回路15の音声入出力機
能の一実施形態を示すブロック図である。
能の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】従来のこの種の航空管制シミュレータ装置用模
擬通信装置の一例を示すブロック図である。
擬通信装置の一例を示すブロック図である。
1a,1b,・・・1n 被訓練者装置 2a,2b,・・・2n 訓練指導者装置 3 通信制御回路 4 音声信号バス 5 制御信号バス 11 ヘッドセット 12 マイク 13 スピーカ 14 選択操作部 21 音源 22 A/D変換器 23 音声データメモリ 24 接続情報メモリ 25 乗算回路 26 D/A変換器 27 アンプ 28 聴取源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正則 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 Fターム(参考) 5K028 HH00 KK32 LL02 RR01 5K069 FC11 9A001 HH32 JJ77
Claims (5)
- 【請求項1】 複数台の被訓練者装置と訓練指導者装置
(以下、被訓練者装置,訓練指導者装置を共に単に「装
置」とも称する)とで構成される航空管制シミュレータ
装置の各装置それぞれに設けられる模擬の対空無線通信
手段と有線電話通信手段を形成する航空管制シミュレー
タ装置用模擬通信装置において、 前記各装置間をネッ
トワーク接続しデジタル多重通信方式を用いて音声信号
を通信する手段、 通信制御回路を介し前記各装置へそれぞれの回線接続条
件を設定する手段、 前記各装置では設定された前記回線接続条件で前記音声
信号を出力する手段、 を備えたことを特徴とする航空管制シミュレータ装置用
模擬通信装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の航空管制シミュレータ装
置用模擬通信装置において、 前記回線接続条件には、当該装置に回線を接続するか否
か、及び回線を接続する場合の出力音量レベルが含まれ
ることを特徴とする航空管制シミュレータ装置用模擬通
信装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の航空管制シミュレータ装
置用模擬通信装置において、 前記回線接続条件には、更にノイズレベルが含まれるこ
とを特徴とする航空管制シミュレータ装置用模擬通信装
置。 - 【請求項4】 請求項1記載の航空管制シミュレータ装
置用模擬通信装置において、 前記デジタル多重通信方式には、IDを付したパケット
を用いるラベル多重通信方式が用いられることを特徴と
する航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の航空管制シミュレータ装
置用模擬通信装置において、 前記デジタル多重通信方式には、TDMA(time divisi
on multiple access)方式が用いられることを特徴とす
る航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287456A JP2000112331A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287456A JP2000112331A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000112331A true JP2000112331A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17717573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10287456A Pending JP2000112331A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 航空管制シミュレータ装置用模擬通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000112331A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7620537B2 (en) | 2004-06-14 | 2009-11-17 | Raytheon Company | Distributed communications effects module |
WO2021221185A1 (ko) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | 함승희 | 훈련 평가 시스템 |
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1998
- 1998-10-09 JP JP10287456A patent/JP2000112331A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7620537B2 (en) | 2004-06-14 | 2009-11-17 | Raytheon Company | Distributed communications effects module |
WO2021221185A1 (ko) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | 함승희 | 훈련 평가 시스템 |
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