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JP2000112217A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JP2000112217A
JP2000112217A JP27901198A JP27901198A JP2000112217A JP 2000112217 A JP2000112217 A JP 2000112217A JP 27901198 A JP27901198 A JP 27901198A JP 27901198 A JP27901198 A JP 27901198A JP 2000112217 A JP2000112217 A JP 2000112217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developing
developing roller
hopper
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27901198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Saegusa
久芳 三枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP27901198A priority Critical patent/JP2000112217A/ja
Publication of JP2000112217A publication Critical patent/JP2000112217A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、感光体に押圧接触するトナー規制部
材による異常音の発生を抑制した現像装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】トナーを溜めるとともに溜めたトナーが流
出するトナー流出口を有するトナーホッパ11と、トナ
ー流出口13から流出するトナーを担持して感光体に搬
送する現像ローラ14およびトナーを現像ローラに供給
する供給ローラ15と、現像ローラが搬送するトナーを
規制して現像ローラの表面にトナーの薄層を形成する現
像ブレード16とを具備する非磁性一成分現像方式の装
置において、トナーホッパに溜められるトナーの残量を
検出するセンサ(トナー残量検出手段)21を、検出部
がトナーホッパにおけるトナー流出口の上端縁の高さよ
り高い位置に位置するように配置し、且つこのトナー残
量検出手段をトナー流出口の上辺縁を形作る壁に取り付
けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真装置に設け
られる非磁性一成分方式の現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザビームプリンタなどの画
像形成装置には、普通紙に印字を行なう技術として電子
写真方式が広く利用されている。この電子写真装置に設
けられる現像装置は、トナーを溜めるとともに溜めたト
ナーが流出するトナー流出口を有するトナーホッパと、
トナー流出口に対してトナーホッパの外側に配置されト
ナー流出口から流出するトナーを担持して感光体に搬送
する現像ローラと、トナー流出口から流出するトナーを
現像ローラに供給する供給ローラとを具備したものであ
る。
【0003】ところで、電子写真装置における現像は、
液体現像方式および乾式現像方式に大別され、一般的に
は乾式現像が採用されている。また、乾式現像方式の中
にも、ニ成分現像方式および一成分現像方式があり、最
近では小形プリンタや小形複写機を中心に一成分現像方
式が主流になりつつある。一成分現像方式では、トナー
(現像剤)の中にキャリア(鉄粉、フェライト粉など)
を含んでおらず、また、現像装置の構造が二成分現像方
式と比較して簡単であるため、現像装置の小形化および
低価格化に有利である。
【0004】また、一成分現像方式であってトナーとし
て非磁性トナーを用いる現像装置においては、トナー規
制部材を弾性力で現像ローラの表面に接触して現像ロー
ラが搬送するトナーを規制してトナーを摩擦帯電すると
ともに現像ローラの表面にトナーの薄層を形成すること
が行われている、この場合、弾性体を用いて弾性力でト
ナー規制部材を感光体表面に押圧接触することにより、
両者の密着性を高め均一なトナー薄層を形成することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように非磁性
一成分現像方式の現像装置では、均一なトナー薄層を形
成するために、弾性体を用いて弾性力でトナー規制部材
を感光体表面に押圧接触して両者の密着性を高めてい
る。ところが、電子写真装置の運転中においてトナーホ
ッパに溜められるトナーの残量が減少した場合には、弾
性体により押圧されたトナー規制部材と回転する現像ロ
ーラの外周面との摩擦により、トナー規制部材が振動し
て不快な異常音が発生することがある。
【0006】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、感光体に押圧接触するトナー規制部材による異常音
の発生を抑制した現像装置を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の現像装
置は、非磁性一成分のトナーを溜めるとともに溜めたト
ナーが流出するトナー流出口を有するトナーホッパと、
前記トナー流出口に対して前記トナーホッパの外側に配
置され前記トナー流出口から流出するトナーを担持して
感光体に搬送する現像ローラと、トナーを現像ローラに
供給する供給ローラと、前記現像ローラが搬送するトナ
ーを規制して前記現像ローラの表面にトナーの薄層を形
成するトナー規制部材と、検出部が前記トナーホッパに
おける前記トナー流出口の上端縁の高さより高い位置に
位置するように配置され前記トナーホッパに溜められる
トナーの残量を検出するトナー残量検出手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0008】この発明の構成によれば、トナーホッパに
おけるトナーの残量が常にトナー流出口の上端縁の高さ
より高い位置にあるようにして、トナーがトナー流出口
を埋める状態でトナー規制部材を押えることにより、回
転する現像ローラとの摩擦によるトナー規制部材の振動
を抑えて、この振動に伴う異常音の発生を抑えることが
できる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の非磁
性一成分方式の現像装置において、前記トナー残量検出
手段は、前記トナー流出口の上辺縁を形作る壁に取り付
けられていることを特徴とする。
【0010】この発明の構成によれば、トナーホッパの
トナー残量がトナーホッパにおけるトナー流出口の上端
縁の高さより高い位置にあることを検出する検出手段を
適切な箇所に設けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図4を参照して説明する。
【0012】図1は本発明が対象とするキャリアを用い
ない非磁性一成分現像方式の現像装置を組み込んだ電子
写真装置を示している。図2は現像装置における現像ブ
レードを設けた部分を拡大して示す図である。
【0013】図1において1は後述するモータ69によ
り回転される感光体ドラム、2はこの感光体ドラム1の
表面を帯電する帯電装置、3はこの帯電装置2により帯
電された感光体ドラム1の表面を画像情報に基づいて露
光し静電潜像を形成する露光装置、4は露光装置3によ
り静電潜像が形成された感光体ドラム1の表面にトナー
を付着してトナー像を形成する現像装置、5は後述する
モータ69により回転され現像装置4により感光体ドラ
ム1の表面に形成されたトナー像を記録紙Pに転写する
る転写ローラ、6は転写後に感光体ドラム1の表面に残
ったトナーを除去するブレード7を備えたクリーニング
装置である。
【0014】次に本発明が対象とする非磁性一成分現像
方式を採用した現像装置4について説明する。
【0015】図中11は感光体ドラム1の軸線方向に沿
って配置されたトナーホッパで、このトナーホッパ11
の上面部はトナー投入口12が形成され、このトナー投
入口12にはトナーカートリッジCが装填されてトナー
ホッパ内部に非磁性一成分のトナーTを投入するように
なっている。トナーホッパ11の前面部には感光体ドラ
ム1の表面に向けて開口するトナー流出口13が感光体
ドラム1の軸線方向に沿って形成されている。トナー流
出口13は、上下部がトナーホッパ11の前面上部を形
作る前面壁11aと、トナーホッパ11の底面部を形作
る底面壁11bとに挟まれて形作られており、トナー流
出口13の上辺縁13aは前面壁11aの下辺縁によっ
て形成されている。
【0016】なお、トナーホッパ11の底面壁11bは
トナー流出口13から感光体ドラム1に向けて延出さ
れ、且つ図示しないがトナーホッパ11の軸方向両端の
壁も底面壁11bの延出部に合せて延出されている。
【0017】トナーホッパ11にはトナー流出口13の
外側(前側)において現像ローラ14が感光体ドラム1
の軸線と平行に配置され、後述する金属支持軸31がト
ナーホッパ11の両端壁に回転自在に支持されている。
現像ローラ14は、感光体ドラム1に対して弾性的に且
つ変形により所定のニップ幅を持って接触して配置され
てトナーTを感光体ドラム1の表面に付与するようにな
っている。現像ローラ14は、後述するモータ63によ
り感光体ドラム1との接触部において同じ回転方向とな
るように回転される。現像ローラ14に対して内側には
供給ローラ15が現像ローラ14の軸線と平行に配置さ
れ、後述する金属支持軸41がトナーホッパ11の両端
壁に回転自在に支持されている。供給ローラ15は現像
ローラ14と一定の食い込み量、例えば0.5mmを持
つように接触している。供給ローラ15は現像ローラ1
4と同じ方向に同転し、トナーホッパ−2内のトナ−T
を現像ローラ14の表面へ供給するようになっている。
現像ローラ14にはバイアス電源64から所定の現像バ
イアス電圧が印加され、供給ローラ15には同電源64
から分圧をしてトナー供給バイアスが供給されている。
【0018】トナーホッパ11にはトナー流出口13の
外側(前側)において現像ローラ14の上側には、現像
ローラ14の軸線方向に沿ってトナー規制部材の一例で
ある現像ブレード16が配置されており、現像ローラ1
4によるトナー搬送量を規制して現像ローラ14の表面
にトナ−Tの薄層を形成するようになっている。現像ブ
レード16は後述する支持軸51がトナーホッパ11に
設けたホルダ17に位置決めして上下動自在に支持さ
れ、弾性体18例えば板ばねにより現像ローラ14に向
けて弾性力が付与されて現像ローラ14の表面に押圧接
触されている。
【0019】なお、トナーホッパ−11の内部にはアジ
テータ19が設けられていてトナ−Tを撹拌するように
なつている。現像ローラ14の下側にはマイラーフィル
ムなどからなるリカバリブレード20が現像ローラ表面
と接触した状態で設けられている。
【0020】現像ローラ14について説明を加える。現
像ローラ14は、感光体ドラム1に接触するとともに、
安定してトナーを現像位置まで搬送するため、トナーが
ローラ表面に固着しないようにする必要があるので、適
度な弾性を有し、表面が平滑であること、支持軸とロー
ラ表面との間に適度の抵抗値を有することが要求され
る。このため、現像ローラ14は例えば図3に示すよう
に金属からなる支持軸31の周囲に導電性ゴムで形成さ
れる弾性体層32および表面導電層33の2層を積層し
た構成としており、金属支持軸31に現像バイアス電圧
が印加されるようになっている。弾性体層32のゴム硬
度は20゜〜30゜、表面導電層33を含めたゴム硬度
は25゜〜40゜の範囲であることが望ましい。ローラ
表面の平滑性については、表面の粗さが5μmRz以
下、記録紙との摩擦係数が1.0以下であることが望ま
しい。
【0021】ここでは、例えば弾性体層32にゴム硬度
が30゜、抵抗値が5×103 Ω・cm程度の導電性ウ
レタンゴムを使用し、表面導電層33には導電性ポリウ
レタン塗料(例えば日本ミラクトラン株式会社製、商品
名スパレックス)を使用し、ディッピング塗布によって
コーティングを行った。その結果、作製された現像ロー
ラ14のゴム硬度(JIS−A)は約35゜となった。
現像ローラ14の表面は、現像ブレード16とともにト
ナーに対して摩擦帯電によつて電荷の付与を行なうた
め、現像ローラ14の表面導電層33の帯電性はトナー
と逆極性(本実施例では正極性)であることが望ましい
ので、正方向に帯電特性を傾かせるため、帯電制御剤
(例えばデユポン社製の樹脂系帯電制御剤、商品名PC
−100)を添加している。
【0022】トナー供給ローラ15について説明を加え
る。現像ローラ14に適度に食い込むことおよび安定し
てトナ一を供給するために発泡性エラストマーを用いる
ことが好ましく、また金属からなる支持軸を介してバイ
アス電圧を印加するため導電性を有することが望まし
い。ここでは、例えば図4に示すように金属からなる支
持軸41の周囲に発泡導電性ウレタンフオーム(例えば
プリヂストン株式会社製、商品名EPT−51)42を
ロール状に形成しており、金属支持軸41にバイアス電
圧が印加されるようになっている。
【0023】現像ブレード16について説明を加える。
現像ブレード16は、均−なトナー薄層を形成するため
およびトナーを帯電させるために、現像ブレード16を
総圧2kgの力で現像ローラ14の外周表面を押圧接触
している。ここでは現像ブレード16は図5に示すよう
にステンレスなど金属の丸棒からなる金属支持軸51の
円周方向の一部に金属支持軸51の半径方向に沿って外
側へ突出するブレード部52が固着して形成されてい
る。このブレード部52は感光体ドラム1の表面に押圧
接触するもので、摩耗時にも押圧密度を高めるためにそ
の先端は半径1.25mmの半円形をなしている。ブレ
ード部52は、耐摩耗性に優れた材料で形成すると表面
にトナー融着を起こしたり、現像ローラ14とのなじみ
が悪くなったりして現像ローラ14表面へのフィルミン
グが起き易くなるため、弾性材料により形成することが
好ましく、特にある程度摩耗が期待できるシリコンゴム
(例えば東レダウコ−ニング社製、商品名#11)が適
している。現像ブレード16は、比較的低価格で加工精
度が出やすいステンレス鋼丸棒からなる支持軸51にシ
リコンゴムからなるブレード部52を融着することによ
り、現像ローラ14との平行度を精度良く保つことがで
きる。そして、金属支持軸51の加工精度を高くするこ
とが容易なため、現像ローラ14と現像ブレード16と
の平行度を精度良く保つことができ、長期間安定したト
ナー層形成能力を維持することができる。
【0024】現像ブレード16はホルダ17に位置決め
して上下動自在に支持され、且つ弾性体18により付与
された弾性力により現像ローラ14に向けて変位されブ
レード部52がローラ表面に押圧している。現像ブレー
ド7の現像ローラ4に対する押圧力は例えば約75g/
cmである。
【0025】さらに、前述したトナーホッパ11には、
トナーホッパ11に溜められるトナーTの残量を検出す
るトナー残量検出手段の一例であるトナー残量検出セン
サ21が設けられ、このトナー残量検出センサ21はそ
の出部がトナーホッパ11におけるトナー流出口13の
上辺縁13a、すなわちトナー流出口13を形作るトナ
ーホッパ11の前面壁11aの下辺縁の高さより高い位
置に位置するように配置されており、このトナー残量検
出センサ21は後述するコントローラ61に電気的に接
続されれている。このトナー残量検出センサ21がトナ
ーホッパ11に溜められるトナーTの残量が一定量にな
ったことを検出する信号は、トナーホッパ11にトナー
Tを補給する必要があることを表示するために利用され
る。本発明では、後述するようにトナーホッパ11に溜
められるトナーTをトナー規制部材の一例である現像ブ
レード16を押えるために利用するので、補給する必要
がある量とトナー残量検出センサ21が現像ブレード1
6が振動しないように押えることが可能な高さ(量)を
組み合わせて検出するものである。すなわち、現像ブレ
ード16が振動しないように押えることが可能な高さ
(量)とは、トナー流出口13の上辺縁13aの高さよ
り高い位置である。この実施の形態ではトナー残量検出
センサ21はトナーホッパ11の前面壁11aの内面に
取り付けられている。これは、トナー残量検出センサ2
1がトナー残量検出センサ21が現像ブレード16が振
動しないように押えることが可能な高さ(量)を検出す
るには、現像ブレード16が存在する箇所に一番近い箇
所である。なお、このセンサ21としてはトナーTの圧
力を受けて動作する圧力スイッチ、トナーTの圧力を受
けてアクチェータが動作するマイクロスイッチなどがあ
げられる。
【0026】このように構成された現像装置の作動につ
いて説明する。トナーホッパ−11の内部に溜められた
トナ−Tは、アジテータ19の回転により撹拌されつつ
供給ローラ15に送られ、次いで供給ローラ5の回転に
より現像ローラ14の外周面に供給される。トナーTと
現像ローラ14との間で摩擦帯電が起こり静電気力およ
び物理的な力によって現像ローラ14の回転に伴い搬送
されて現像ローラ14の表面に接触している現像ブレー
ド16のブレード部52を通過する。ここで、トナーT
は現像ブレード16のブレード部52によって通過量を
規制されつつ再度摩擦帯電によって電荷を付与される。
現像ブレード16を通過した後のトナ−Tは充分に帯電
されており、且つ均一な厚さ薄層として形成される。こ
こでは、負帯電の感光体ドラム1を用いた反転現像であ
るためトナ−Tは負帯電である。例えば、感光体ドラム
1の表面電位を−600V、現像バイアス電圧を−22
0Vに設定している。現像ローラ14と感光体ドラム1
とは接触部(現像ニップ)幅が約2.0mmで接触する
ように定荷重押圧方式によって加圧されている。そし
て、現像ローラ15の表面のトナーTは感光体ドラム1
の表面に付与される。なお、この現像ニップを通り抜け
てきた現像に寄与されなかった残りのトナーは、リカバ
リブレード20を通り抜けてトナーホッパ−11の内部
に戻る。
【0027】このように構成した電子写真装置の一例で
あるファクシミリの作動について説明する。
【0028】コントローラ61に印字開始命令を与える
と、帯電装置2に高圧電源62が高圧を印加して感光体
1をー600Vに帯電させる。印字動作起動前に帯電装
置2と現像装置4における現像ローラ14との間に位置
する感光体ドラム1の表面は帯電していないため、印字
動作開始時にトナ−Tが付着してしまう。この対策とし
て現像ローラ14を駆動しないことにより現像ローラ1
4の表面にトナ−Tが供給されなくなり不用意な現像を
することを防止できる。感光体ドラム1が帯電された時
に現像ローラ14および供給ローラ15をモータ63に
より回転駆動させ、且つその時に現像ローラ14へ高圧
電源64より現像バイアスを印加する。定着装置(図示
せず)が充分に加熱され、定着装置のレディ信号をコン
トローラ61が感知した時に記録紙Pのピックアップを
行い、搬送ローラ65により用紙搬送を行う。用紙搬送
路上にある用紙センサ66が記録紙Pの通過を検知した
時を基準に各種の制御を開始する。
【0029】記録紙位置に合せて露光装置3が画像デー
タの露光を開始し静電潜像を感光体ドラム1の表面に形
成する。そして、現像装置4における現像ローラ14の
表面に負帯電されて薄層に形成されたトナ−Tは静電潜
像に従ってトナ−Tを感光体ドラム1の表面に付着させ
る。次いで、転写ローラ5により感光体ドラム1表面の
トナー像は記録紙Pと接触した時に、接触による物理力
と高圧電源67によりバイアスを印加された転写ローラ
5によりと感光体ドラム1のトナー像を記録紙Pに転写
する。転写工程後の感光体上に転写しきれなかったトナ
ー(転写残留トナー)はクリ−ニング装置6に設けた弾
性体からなるブレード7により感光体ドラムから掻き落
とす。清掃が終了した感光体は再度帯電が行われ、印字
動作を繰り返す。印字動作中にトナーにより汚れた転写
ローラ5には適宜逆パイアス用電源68から転写に用い
た極性と逆極性のバイアスを印加し、転写ローラ5から
感光体ドラム1にトナーを戻す。このトナーはクリーニ
ング装置6に回収される。なお、例えばファクシミリの
感光体周速は67mm/s.感光体ドラムの直径は30
mmの負帯電型有機感光体を用いており、現像装置側の
設定は134mm/s(感光ドラムに対して2倍速で回
転する)とした。トナー供給ローラ5の周速は現像ロー
ラ14の半分に設定する。
【0030】次いで、現像ブレード16の振動による異
常音の発生について説明する。
【0031】まず、トナーカートリッジCによりトナー
ホッパ11の内部に図1に示すように充分の量(高さ)
のトナーTが充填される。印字記録動作を行うのに伴い
トナーTが消費されてトナーホッパ11の内部のトナー
Tの量(高さ)が減少する。そして、図2に示すように
トナーホッパ11の内部のトナーTの量(高さ)が、ト
ナーホッパ11におけるトナー流出口13の上辺縁13
a、すなわちトナー流出口13を形作るトナーホッパ1
1の前面壁11aの下辺縁の高さより高い位置に位置す
るトナー残量検出センサ21の検出部に達すると、トナ
ー残量検出センサ21の検出部がトナーTの残量がこの
高さまで減少したことを検出する。トナー残量検出セン
サ21の検出信号はコントローラ61に送られ、さらに
適宜な手段により表示される。このトナー残量検出セン
サ21の検出部の高さ(トナー残量)は、トナーホッパ
11の内部にトナーTを補充する必要がある値であり、
且つ現像ブレード16の振動発生を抑えるに必要なトナ
ーTの下限量である。
【0032】ところで、トナーホッパ11の内部のトナ
ーTが図1に示すような初期の量(高さ)からトナー残
量検出センサ21の検出部までの量(高さ)まである間
は、図2に示すように現像ブレード16のブレード部5
2およびこのブレード部52が押圧接触する現像ローラ
14の表面に対してトナーホッパ11内側に位置する部
分は、トナーTがトナー流出口13に上辺縁までを埋め
る形態で充填されて現像ブレード16のブレード部52
を充分に押圧している。この状態ではブレード部52を
含む現像ブレード16全体は、トナーTにより充分に押
えられてブレード部52が回転する現像ローラ14の表
面と摺接することによる振動の発生を抑えられる。これ
により現像ブレード16の振動により不快な異常音の発
生を防止できる。そして、トナー残量の表示を見た使用
者はトナーホッパ11にトナーTを補充する必要がある
ことを知り、トナーホッパ11荷装填したトナートナー
カートリッジCを新しいものと交換して再びトナーホッ
パ11の内部へ充填する。これによりトナーTが現像ブ
レード16の振動発生を引き続き抑えることができる。
この場合、トナー残量検出センサ21は、現像ブレード
16が存在する箇所に一番近い箇所であるトナーホッパ
11の前面壁11aの内面に取り付けられているため
に、トナー残量検出センサ21がトナー残量検出センサ
21が現像ブレード16が振動しないように押えること
が可能な高さ(量)を最も迅速且つ確実にトナー1Tの
高さを検出することができる。
【0033】さらに説明を加える。ここで、従来の現像
装置および前述した本発明の現像装置を組み込んだ電子
写真装置の一例であるファクシミリ装置を駆動し、読み
取り原稿として連続して印字記録を行い現像装置におけ
る音異音の発生の有無について観察を行った。
【0034】まず、従来の現像装置を組み込んだファク
シミリを駆動した場合、卜ナーエンブディ近傍において
高周波の異常音が発生(鳴いている)し始めてトナーホ
ッパ11内部のトナーTが消費されるに従って異常音が
大きくなっていった。これに対してトナーTを補給した
ところこの異常音が発生しなくなった(鳴いていな
い)。そして、5個の現像機を用いたときの印字枚数と
異常音の関係を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】ここで、異常音が発生している現像装置を
取り出し、現像装置単体で駆動を試みた。具体的には現
像ローラ駆動用の歯車に外部からステッピングモータに
より駆動を行った。その際に現像装置より異常音が発生
した。発生個所を特定するために、ピンセットおよび指
にて各部を抑えることにより音質の変化を観察したとこ
ろ、現像ブレード16自身を押えた時に音質の明らかな
変化を観察した。このことより異音発生源は現像ローラ
14の回転により現像ブレード16自身が振動し、異常
音を発生させていることを確認した。
【0037】この結果よりトナーTの移動流による圧力
およびトナーT自身が現像ブレード16を抑えてその振
動を抑えていることが判る。すなわち、トナーエンブデ
ィ時にトナーTが現像ブレード16の近傍に位置するこ
とにより現像ブレード16の異常音の発生を抑えること
ができることが判る。
【0038】そして、従来の現像装置の様子を上側から
観察したところ、トナーホッパ11内部のトナーTがト
ナーエンプティ付近になると現像ブレード16近傍に位
置するトナーT表面部分がトナーホッパー11側(現像
ローラ14の搬送方向と逆側)に移動していることが分
かった。図6に示すように現像ブレード16近傍のトナ
ー表面の移動は現像ブレードから遠ざかる方向であっ
た。これに対してトナーエンプティよりもトナーTが多
いときにはトナーT表面の移動はごく僅かであった。ト
ナーTは図2に示したように現像ローラ14近傍では、
現像ローラ14との摩擦力により僅かではあるが現像ブ
レードに向けて移動しているものと考えられる。
【0039】そして、観察の結果現像ブレード16が異
常音が発生し易い時には現像ブレード16近傍のトナー
移動量が多いことが判明した。観察した結果、トナー移
動量が多いかどうかは、現像ブレード16近傍に搬送さ
れたトナーTが押し出される空間があるか、どうかに関
係していると考えられる。
【0040】また、現像ローラ14により搬送されたト
ナーTが逃げる空間がない場合には,トナーTの移動が
少ないが現像ローラ14による搬送力は変わらないので
現像ブレード16近傍でのトナーT同士が押し合う力が
大きくなる。つまり、トナーTが現像ブレード16を押
え付ける力が強くなることが推測できる。このため、ト
ナーエンプティ時にブレード近傍にトナーが逃げられる
空間を形成しなければ現像ブレード16からの異常音の
発生を抑えることができる。このことを実現するために
は、トナーエンプティ検知時における現像ブレード16
近傍に空間が生じないようにトナーホッパ11における
トナーTの残量を制御すれば良いことがわかる。この条
件はトナー材料検知センサ21をトナー流出口13の上
辺縁13aよりも上側に設定することにより実現でき
る。
【0041】このようにして異常音の発生しない現像装
置を実現することができる。
【0042】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々の異なる形態で実施することができる。例
えば、トナーホッパ11の底面部を図1に示す形状に比
べて底上げした形状にすることも可能である。この形状
にすることによりトナーTを現像ブレード16側に移動
し易くなるとともに、トナー残量検出手段が検出信号を
コントローラ61に送られる時のトナーTの残量が少な
くて済みトナーTを無駄にすることがない。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明の現像装置によれば、ト
ナー残量検出手段がトナーホッパにおけるトナー残量を
検出し、トナーの残量が常にトナー流出口の上端縁の高
さより高い位置にあるようにして、トナーがトナー流出
口を埋める状態でトナー規制部材を押えることにより、
回転する現像ローラとの摩擦によるトナー規制部材の振
動を抑えて、この振動に伴う異常音の発生を抑えること
ができる。
【0044】請求項2の発明によれば、トナーホッパの
トナー残量がトナーホッパにおけるトナー流出口の上端
縁の高さより高い位置にあることを検出する検出手段を
適切な箇所に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における現像装置を組み
込んだ電子写真装置を示す断面図。
【図2】同実施の形態における現像装置のトナー流出口
でのトナー移動状態を示す断面図。
【図3】同実施の形態における現像装置に設ける現像ロ
ーラを示す一部切欠して示す斜視図。
【図4】同実施の形態における現像装置に設ける供給ロ
ーラを示す一部切欠して示す斜視図。
【図5】同実施の形態における現像装置に設ける現像ブ
レードを示す斜視図。
【図6】従来の現像装置におけるトナー流出口でのトナ
ー移動状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、 4…現像装置、 11…トナーホッパ、 13…トナー流出口、 14…現像ローラ、 15…供給ローラ、 16…現像ブレード、 21…トナー残量検出センサ、 T…トナー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性一成分のトナーを溜めるとともに
    溜めたトナーが流出するトナー流出口を有するトナーホ
    ッパと、前記トナー流出口に対して前記トナーホッパの
    外側に配置され前記トナー流出口から流出するトナーを
    担持して感光体に搬送する現像ローラと、トナーを現像
    ローラに供給する供給ローラと、前記感光体の表面に弾
    性力で押圧接触されて前記現像ローラが搬送するトナー
    を規制して前記現像ローラの表面にトナーの薄層を形成
    するトナー規制部材と、検出部が前記トナーホッパにお
    ける前記トナー流出口の上端縁の高さより高い位置に位
    置するように配置され前記トナーホッパに溜められるト
    ナーの残量を検出するトナー残量検出手段とを具備する
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー残量検出手段は、前記トナー
    流出口の上辺縁を形作る壁部に取り付けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の現像装置。
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