JP2000108797A - 車両用ドアポケット - Google Patents
車両用ドアポケットInfo
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- JP2000108797A JP2000108797A JP10282557A JP28255798A JP2000108797A JP 2000108797 A JP2000108797 A JP 2000108797A JP 10282557 A JP10282557 A JP 10282557A JP 28255798 A JP28255798 A JP 28255798A JP 2000108797 A JP2000108797 A JP 2000108797A
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Abstract
物を取り出しやすい開閉式ドアポケットを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ドアトリム2に形成された凹部7と、凹
部7に対して格納可能に設けられたドアポケット本体3
と、ドアポケット本体3の底部をなし上下動可能に支持
される可動底15と、ドアポケット本体3とドアトリム
2とをドアポケット本体3が凹部7に対して格納位置と
解放位置とをとりうるように連結する連結機構10,1
1と、ドアポケット本体3の位置に連動してドアポケッ
ト本体3が格納位置にあるときには上端位置にするとと
もにドアポケット本体3が格納位置にあるときには下端
位置になるように可動底15を上下動させる底移動機構
9,13,14とを備えた。
Description
られたドアポケットに関するものである。
ものが知られている。車両のドア1の車室内側に設けら
れたドアトリム2には開閉式のドアポケット本体3が設
けられており、特に車室内の空間が限られる小型車に多
く採用されている。図6(図5のA−A断面図)に示す
ように、ドアポケット(ドアポケット本体)3は、ドア
1が閉じた状態でドアポケット3を開くと、ドアポケッ
ト3の底部の縁に設けられた支持部5を支点としてドア
ポケット3が回転し、開口部4がドアトリム2とシート
6との間に移動してドアポケット3内部に物を収容でき
る。そして、ドアポケット3を閉じるとドアポケット3
はドアトリム2内部に収納される。
アトリム2内部に収納されるため車室内の空間を有効に
活用できるという利点はあるものの、大きい物を収納で
きるようにするためには、開口部4を大きくしたり、ド
アポケット3の深さを深くすることが必要になる。しか
し、開口部4の幅を広くすることは、ドア1の厚さや、
ドアトリム2とシート6との間隔が限られるため限度が
ある。また、ドアポケット3の深さを深くすると開口部
4の幅が狭いため内部に収納した物が取り出しにくいと
いう欠点がある。
に収納した物が取り出し難いという問題を解決するもの
としては、実開平5−24451号公報に記載のよう
に、ドアトリムに設けられた固定式ドアポケットの底部
の高さをスイッチ操作による電動ポンプの駆動で調節可
能にしたものがある。
かる従来技術では、底部をスイッチ操作により上下させ
るために、駆動装置やスイッチを設ける必要があり、構
成部品が増加して構造が複雑になり、組み付け工数,コ
スト,ドアの重量が増加するという欠点がある。その
上、この構造を開閉式のドアポケットに適用した場合に
は、ポケットの開操作とともに底を上げるスイッチ操作
が必要になり、物の取り出しが不便であるという欠点も
ある。
で、構造が簡単で、ドアポケット内部に収容した物を取
り出しやすくした、開閉式ドアポケットを提供すること
を目的とする。
用ドアポケットでは、ドアトリムに形成された凹部と、
同凹部に対して格納可能に設けられたドアポケット本体
と、同ドアポケット本体の底部をなし上下動可能に支持
される可動底と、前記ドアポケット本体と前記ドアトリ
ムとを前記ドアポケット本体が前記凹部に対して格納位
置と解放位置とをとることができるように連結する連結
機構と、前記ドアポケット本体の位置に連動して前記ド
アポケット本体が格納位置にあるときには上端位置にな
るとともに前記ドアポケット本体が格納位置にあるとき
には下端位置になるように前記可動底を上下動させる底
移動機構とを備えた。これによって、ドアポケット本体
の開閉に応じてドアポケット本体の可動底を移動するこ
とができ、ドアポケット本体内に収納した物の取出しが
容易になる。
形態について説明する。図1〜図4に基づいて、本発明
の一実施形態としての車両用ドアポケットについて説明
する。なお、図1〜図4において、図5,図6に示す従
来技術と同一の部材には同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
分解斜視図を示したものである。図1に示すように、ド
アトリム2にはドアポケット本体(以下、ドアポケット
という)3が収納される凹部7が形成され、凹部7の各
々の側壁8,8には側壁8を貫通する略直線状のドアト
リム側ガイド9,9が2本ずつ平行に形成されており、
これらのドアトリム側ガイド9は下端から上端に向かっ
て鉛直方向から車室内側に傾斜した弧状に形成されてい
る。また、凹部7の車室側下方の端部には孔10が対を
なして形成されている。
設けられた孔10,10に遊嵌される突起11,11が
設けられるとともに、ドアポケット3の側壁12,12
には側壁12,12を貫通する直線状の長穴であるポケ
ット側ガイド13,13が2本平行に形成されている。
各ドアポケット側ガイド13はドアトリム2に収納され
た状態で鉛直方向に形成されている。
アポケット3の底となる可動底15が装備される。この
可動底15の両端には、それぞれ2本ずつの軸14が突
設されており、これらの軸14は、いずれもドアポケッ
ト側ガイド13及びドアトリム側ガイド9,9に移動自
在に嵌入される。これらのドアトリム2,ドアポケット
3,可動底15はそれぞれポリプロピレン(PP)等の
樹脂により形成されている。そして、ドアトリム側ガイ
ド9,ドアポケット側ガイド13,可動底15の軸14
等の摺動部分には耐摩耗性のある樹脂(例えばポリアセ
タール)が用いられる。
15とドアポケット3とドアトリム2とが組み付けられ
た状態では、ドアトリム2に形成された孔10にドアポ
ケット3に設けられた突起11が遊嵌されてドアポケッ
ト3が回動可能に軸支され、支持部5を形成している。
また、これらの孔10,突起11によって連結機構が構
成される。さらに、可動底15に設けられた軸14は、
ドアポケット側ガイド13とドアトリム側ガイド9とを
貫通した状態となる。そして、軸14の端部には抜け止
め用のストッパ16がねじ17により装着される。
に示すように、ドアポケット3の収納状態で長手方向が
鉛直方向を向くように形成されているのに対して、ドア
トリム側ガイド9は、下端がドアポケット側ガイド13
の下端と重なるとともに、ドアポケット3の回転により
ポケット側ガイド13が移動するにつれてドアトリム側
ガイド9とドアポケット側ガイド13との重なる領域が
上方に移動するように傾斜した弧状に形成されている。
アポケット3がドアトリム2内に収納された状態では、
ドアトリム側ガイド9とドアポケット側ガイド13とが
重なって可動底15の軸14が貫通可能な位置が下端部
となるので、可動底15はドアポケット3の最下部で固
定される。そして、ドアポケット3が回動するにつれて
ドアポケット側ガイド13とドアトリム側ガイド9とが
重なって可動底15の軸14が貫通可能となる位置は上
方に移動し、可動底15がドアポケット3底部と平行に
移動する。
ット3が完全に開いた状態では可動底15が上端ポケッ
ト側ガイド13とドアトリム側ガイド9とにより規制さ
れる移動範囲の上端まで移動することになる。これら、
軸14,ドアポケット側ガイド13,ドアトリム側ガイ
ド9によって底移動機構が構成される。さらに、図3に
示すように、可動底15に設けられた軸14は、略平行
に設けられた2本のドアトリム側ガイド9の内側の縁部
91,91と接触するとともに、略平行に設けられた2
本のドアポケット側ガイド13の外側の縁部131,1
31に接触するように形成されている。これらの接触に
よって軸14がドアトリム側ガイド9及びドアポケット
側ガイド13に案内され、ドアポケット3の開閉の動き
に連動して可動底15がドアポケット3内で昇降するよ
うになっている。また、可動底15の外側部には不織布
18が設けられている。
ケットは、上述のように構成されており、ドアポケット
3が開くと可動底15が上方に移動するので、ドアポケ
ット3内部に収められた物の出し入れが容易になるとい
う利点がある。また、従来のドアポケットとほぼ同様の
樹脂部品から構成され、モータ等の金属部品,電気回
路,操作スイッチ等が用いられていないため、装置を簡
素に構成できる。
3に伝わっても、可動底15の軸14がドアトリム側ガ
イド9、ドアポケット側ガイド13に接触して固定され
て振動発生を防止できるとともに、不織布18によりド
アポケット3の内部の側壁に接触しても可動底15とド
アポケット3との接触音の発生を防止することができ
る。
アトリム側ガイド9,ポケット側ガイド13,軸14を
片側に一本ずつ設けるようにしても良く、その場合には
上記と同様の効果を奏する他、構成がより単純になり組
み付け工数、コストを低減することができる。また、上
記実施形態のさらに他の変形例について、図4を参照し
て説明すると、図4(a),(b)に示すように、この
変形例では、ドアポケット3が底部の一縁を中心に回動
して開くドアポケット構造ではなく、格納されたドアポ
ケットを引き出す形式のドアポケットに同様のドアトリ
ム側ガイド9,ドアポケット側ガイド13を設けた構造
となっている。このような構成によっても、ドアポケッ
ト3を引き出すと可動底15が上方に移動するので、収
納物の取り出しが容易にできるようになる。
ットは、ドアトリムに形成された凹部と、同凹部に対し
て格納可能に設けられたドアポケット本体と、同ドアポ
ケット本体の底部をなし上下動可能に支持される可動底
と、前記ドアポケット本体と前記ドアトリムとを前記ド
アポケット本体が前記凹部に対して格納位置と解放位置
とをとることができるように連結する連結機構と、前記
ドアポケット本体の位置に連動して前記ドアポケット本
体が格納位置にあるときには上端位置になるとともに前
記ドアポケット本体が格納位置にあるときには下端位置
になるように前記可動底を上下動させる底移動機構とを
備えたので、ドアポケット本体の開閉に応じてドアポケ
ット本体の可動底を移動させることができ、ドアポケッ
ト本体内の収納物の出し入れが容易になるという利点が
ある。
トを示す分解斜視図である。
トを示す要部断面図であり、(a)は格納時を示し、
(b)は解放時を示す。
トのガイド部分の要部を示す拡大断面図である。
トの変形例を示す要部断面図であり、(a)は格納時を
示し、(b)は解放時を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアトリムに形成された凹部と、同凹部
に対して格納可能に設けられたドアポケット本体と、同
ドアポケット本体の底部をなし上下動可能に支持される
可動底と、前記ドアポケット本体と前記ドアトリムとを
前記ドアポケット本体が前記凹部に対して格納位置と解
放位置とをとることができるように連結する連結機構
と、前記ドアポケット本体の位置に連動して前記ドアポ
ケット本体が格納位置にあるときには上端位置になると
ともに前記ドアポケット本体が格納位置にあるときには
下端位置になるように前記可動底を上下動させる底移動
機構と、を備えたことを特徴とする、車両用ドアポケッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28255798A JP3656435B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 車両用ドアポケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28255798A JP3656435B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 車両用ドアポケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000108797A true JP2000108797A (ja) | 2000-04-18 |
JP3656435B2 JP3656435B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=17654035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28255798A Expired - Fee Related JP3656435B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 車両用ドアポケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3656435B2 (ja) |
-
1998
- 1998-10-05 JP JP28255798A patent/JP3656435B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3656435B2 (ja) | 2005-06-08 |
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