JP2000102499A - 回転ブラシ付き掃除機 - Google Patents
回転ブラシ付き掃除機Info
- Publication number
- JP2000102499A JP2000102499A JP10277942A JP27794298A JP2000102499A JP 2000102499 A JP2000102499 A JP 2000102499A JP 10277942 A JP10277942 A JP 10277942A JP 27794298 A JP27794298 A JP 27794298A JP 2000102499 A JP2000102499 A JP 2000102499A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating
- wheel
- brush
- rotation
- vacuum cleaner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims abstract description 58
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 11
- 230000009365 direct transmission Effects 0.000 claims 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 7
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 230000001680 brushing effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010408 sweeping Methods 0.000 description 2
- 101150000715 DA18 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 210000004209 hair Anatomy 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000003134 recirculating effect Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Suction Cleaners (AREA)
- Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気的な駆動手段を用いることなく、塵埃回
収部本体に対向配置された回転ブラシを塵埃回収部本体
の走行中、常に同一方向に回転させることのできる簡単
な構成の回転ブラシ付き掃除機を得ること。 【解決手段】 塵埃回収部本体12には、その被清掃面
上の移動時に回転する電気的な駆動源を有しない車輪1
5が設けられている。そして、回転ブラシ18を回転さ
せるための回転ブラシ駆動機構は、この車輪15の回転
動作を駆動源として回転ブラシ18を駆動させるが、複
数の回転部を用いて前記車輪15の回転方向の如何に関
わらず回転ブラシ18を一定の方向に常に回転させるよ
うにしている。その回転方向は、互いの対向面側が上方
へ移動する方向の回転動作である。
収部本体に対向配置された回転ブラシを塵埃回収部本体
の走行中、常に同一方向に回転させることのできる簡単
な構成の回転ブラシ付き掃除機を得ること。 【解決手段】 塵埃回収部本体12には、その被清掃面
上の移動時に回転する電気的な駆動源を有しない車輪1
5が設けられている。そして、回転ブラシ18を回転さ
せるための回転ブラシ駆動機構は、この車輪15の回転
動作を駆動源として回転ブラシ18を駆動させるが、複
数の回転部を用いて前記車輪15の回転方向の如何に関
わらず回転ブラシ18を一定の方向に常に回転させるよ
うにしている。その回転方向は、互いの対向面側が上方
へ移動する方向の回転動作である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ブラシ付き掃除
機、特に被清掃面上の塵埃を回収する回収部に回転ブラ
シを有する回転ブラシ付き掃除機に関するものである。
機、特に被清掃面上の塵埃を回収する回収部に回転ブラ
シを有する回転ブラシ付き掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被清掃面上で移動する塵埃回収部本体に
回転ブラシを設けた掃除機は、従来から存在している。
例えば、特開平4−58921号公報においてその第6
図及び第7図に示された従来の電気掃除機には、被清掃
面上をブラッシングする回転ブラシが設けられている。
この回転ブラシの回転駆動は、モータ及びこのモータの
回転駆動力を回転ブラシに伝達するための回転ベルト及
び回転速度調整のためクラッチが設けられている。
回転ブラシを設けた掃除機は、従来から存在している。
例えば、特開平4−58921号公報においてその第6
図及び第7図に示された従来の電気掃除機には、被清掃
面上をブラッシングする回転ブラシが設けられている。
この回転ブラシの回転駆動は、モータ及びこのモータの
回転駆動力を回転ブラシに伝達するための回転ベルト及
び回転速度調整のためクラッチが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のような回転
ブラシ機構は、電気的な駆動手段によって回転ブラシを
自動的に回転させるようにしていることから、塵埃の回
収のための電力に加えてこの回転ブラシの回転のための
電力が必要となり、消費電力の増加を伴う。また、電気
的な駆動手段を用いることにより重量の増加や駆動手段
設置用のスペースの増加、更に機構の複雑化を伴うこと
が避けられなかった。
ブラシ機構は、電気的な駆動手段によって回転ブラシを
自動的に回転させるようにしていることから、塵埃の回
収のための電力に加えてこの回転ブラシの回転のための
電力が必要となり、消費電力の増加を伴う。また、電気
的な駆動手段を用いることにより重量の増加や駆動手段
設置用のスペースの増加、更に機構の複雑化を伴うこと
が避けられなかった。
【0004】また、電力を使用せずに塵埃回収部におけ
る回転ブラシの回転を行う構成としては、走行用の車輪
に一体的に回転ブラシを取り付ける構成も考えられる
が、このような構成の場合には、走行方向によって回転
ブラシの回転方向が変化するので、塵埃回収部を往復運
動させたような場合でも、回転ブラシによる一方向のみ
のかき込み効果しか得られず、塵埃の回収部を前後に設
けねばならないという問題やブラッシングの効果が十分
に得られないという問題も生じる。
る回転ブラシの回転を行う構成としては、走行用の車輪
に一体的に回転ブラシを取り付ける構成も考えられる
が、このような構成の場合には、走行方向によって回転
ブラシの回転方向が変化するので、塵埃回収部を往復運
動させたような場合でも、回転ブラシによる一方向のみ
のかき込み効果しか得られず、塵埃の回収部を前後に設
けねばならないという問題やブラッシングの効果が十分
に得られないという問題も生じる。
【0005】そこで、塵埃回収部の走行用車輪とは別の
回転軸にて回転する回転ブラシを設け、ワンウエイクラ
ッチを介して、塵埃回収部の走行方向の如何を問わず常
に一定方向の回転を回転ブラシに与える構成も考えられ
る。このような構成によれば、消費電力の増加を伴うこ
となく、回転ブラシを有効に機能させることができる
が、ワンウェイクラッチを設けるためのスペースが必要
となり、塵埃回収部の大型化が生じ、また回転ブラシの
軸方向の長さが制限されるため、幅広いブラッシング領
域の確保をできない。また、ワンウェイクラッチを装填
するためコストの上昇を伴うなどの事情があり、更にワ
ンウェイクラッチの場合には、塵埃などの混入による動
作不良が発生し易いという問題もあった。
回転軸にて回転する回転ブラシを設け、ワンウエイクラ
ッチを介して、塵埃回収部の走行方向の如何を問わず常
に一定方向の回転を回転ブラシに与える構成も考えられ
る。このような構成によれば、消費電力の増加を伴うこ
となく、回転ブラシを有効に機能させることができる
が、ワンウェイクラッチを設けるためのスペースが必要
となり、塵埃回収部の大型化が生じ、また回転ブラシの
軸方向の長さが制限されるため、幅広いブラッシング領
域の確保をできない。また、ワンウェイクラッチを装填
するためコストの上昇を伴うなどの事情があり、更にワ
ンウェイクラッチの場合には、塵埃などの混入による動
作不良が発生し易いという問題もあった。
【0006】本発明は、上記種々の事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は電気的な駆動手段を用いるこ
となく、塵埃回収部本体に対向配置された回転ブラシを
塵埃回収部本体の移動中、常に塵埃回収に適する一定方
向に回転させることのできる簡単な構成の回転ブラシ付
き掃除機を提供することにある。
たものであり、その目的は電気的な駆動手段を用いるこ
となく、塵埃回収部本体に対向配置された回転ブラシを
塵埃回収部本体の移動中、常に塵埃回収に適する一定方
向に回転させることのできる簡単な構成の回転ブラシ付
き掃除機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る回転ブラ
シ付き掃除機は、塵埃回収部本体に対をなすように対向
配置された回転ブラシの回転動作は回転ブラシ駆動機構
によって行われるが、この回転ブラシ駆動機構は、電気
的な駆動源を用いることなくその駆動動作を行う。
シ付き掃除機は、塵埃回収部本体に対をなすように対向
配置された回転ブラシの回転動作は回転ブラシ駆動機構
によって行われるが、この回転ブラシ駆動機構は、電気
的な駆動源を用いることなくその駆動動作を行う。
【0008】すなわち、塵埃回収部本体には、その被清
掃面上の手動による移動時に同時に回転する電気的な駆
動源を有しない走行用の車輪が設けられている。そし
て、回転ブラシ駆動機構は、この車輪の回転動作を駆動
源として回転ブラシを駆動させるが、複数の回転体を用
いて前記車輪の回転方向の如何に関わらず回転ブラシを
一定の方向に常に回転させるものである。この回転方向
は、対向配置された回転ブラシの互いの対向面側が上方
へ移動する方向の回転動作である。
掃面上の手動による移動時に同時に回転する電気的な駆
動源を有しない走行用の車輪が設けられている。そし
て、回転ブラシ駆動機構は、この車輪の回転動作を駆動
源として回転ブラシを駆動させるが、複数の回転体を用
いて前記車輪の回転方向の如何に関わらず回転ブラシを
一定の方向に常に回転させるものである。この回転方向
は、対向配置された回転ブラシの互いの対向面側が上方
へ移動する方向の回転動作である。
【0009】このように、回転ブラシは、電気的な駆動
手段を用いることなく、塵埃回収部本体の手動による移
動時に生じる車輪の回転動作を用い、且つそれのみによ
ってその一定方向の回転が行われる。
手段を用いることなく、塵埃回収部本体の手動による移
動時に生じる車輪の回転動作を用い、且つそれのみによ
ってその一定方向の回転が行われる。
【0010】請求項2に係る回転ブラシ付き掃除機は、
回転ブラシ駆動機構が、前記車輪の回転動作により直接
回転される第1の回転部と、各回転ブラシと同軸でかつ
共に回転する最終の回転部と、第1の回転部の回転動作
を最終の回転部に前記第1の回転部の回転方向の如何を
問わず常に前記回転ブラシが前記方向へ回転するように
伝達する中間の回転部を備えている。
回転ブラシ駆動機構が、前記車輪の回転動作により直接
回転される第1の回転部と、各回転ブラシと同軸でかつ
共に回転する最終の回転部と、第1の回転部の回転動作
を最終の回転部に前記第1の回転部の回転方向の如何を
問わず常に前記回転ブラシが前記方向へ回転するように
伝達する中間の回転部を備えている。
【0011】このように、3つの段階でそれぞれ異なっ
た機能を奏する回転部によって、前記車輪の回転動作の
みを駆動源とした回転ブラシの回転動作が達成されてい
る。なお、最終の回転部は、回転ブラシが複数設けられ
る場合には、それぞれの回転ブラシ毎に同軸で設けられ
るので複数の回転体を有することとなる。
た機能を奏する回転部によって、前記車輪の回転動作の
みを駆動源とした回転ブラシの回転動作が達成されてい
る。なお、最終の回転部は、回転ブラシが複数設けられ
る場合には、それぞれの回転ブラシ毎に同軸で設けられ
るので複数の回転体を有することとなる。
【0012】請求項3に係る回転ブラシ付き掃除機は、
第1の回転部の構成が、前記車輪と同軸で取り付けられ
所定角度範囲で回動する2本のアーム部材との先端部に
それぞれ1個ずつ設けられた2個の第1回転体とを有し
ている。2本のアーム部材は、互いのなす角度が常に一
定であり、例えば一体に形成されるものである。
第1の回転部の構成が、前記車輪と同軸で取り付けられ
所定角度範囲で回動する2本のアーム部材との先端部に
それぞれ1個ずつ設けられた2個の第1回転体とを有し
ている。2本のアーム部材は、互いのなす角度が常に一
定であり、例えば一体に形成されるものである。
【0013】この2個の第1回転体は、車輪の回転方向
によって前記所定角度範囲で回動動作を行う。そして、
その回動動作によって2個の第1回転体のうちの何れか
一方のみが前記中間の回転部への回転動作伝達を行う。
すなわち、2本のアーム部材は常に一定角をなしている
ので、それが回動して何れか一方側の回転体が中間の回
転部へ回転動作を伝達している状況では、他方の第1回
転体は中間の回転部から離れた状態におかれている。車
輪の回転方向が変われば、他方側の第1回転体が回転動
作を伝達する位置となり、一方側の第1回転体は伝達し
ない位置に来るものである。
によって前記所定角度範囲で回動動作を行う。そして、
その回動動作によって2個の第1回転体のうちの何れか
一方のみが前記中間の回転部への回転動作伝達を行う。
すなわち、2本のアーム部材は常に一定角をなしている
ので、それが回動して何れか一方側の回転体が中間の回
転部へ回転動作を伝達している状況では、他方の第1回
転体は中間の回転部から離れた状態におかれている。車
輪の回転方向が変われば、他方側の第1回転体が回転動
作を伝達する位置となり、一方側の第1回転体は伝達し
ない位置に来るものである。
【0014】そして、中間の回転部は、前記一方または
他方の第1回転体のいずれからの回転動作の伝達によっ
ても最終の回転部には常に同方向の回転動作を伝達する
ように配置された複数の第2回転体を有している。すな
わち、2本のアーム部材の回動作を用いて、車輪の正方
向の回転と逆方向の回転の動作をそれぞれ中間の回転部
の異なる伝達動作により、最終の回転部の回転方向の一
定化を達成しているものである。
他方の第1回転体のいずれからの回転動作の伝達によっ
ても最終の回転部には常に同方向の回転動作を伝達する
ように配置された複数の第2回転体を有している。すな
わち、2本のアーム部材の回動作を用いて、車輪の正方
向の回転と逆方向の回転の動作をそれぞれ中間の回転部
の異なる伝達動作により、最終の回転部の回転方向の一
定化を達成しているものである。
【0015】請求項4に係る回転ブラシ付き掃除機は、
第1の回転部が前記車輪の同軸に取り付けられ該車輪の
正・逆回転動作に応じて所定角度範囲で回動する1本の
アーム部材とその先端部に設けられかつ前記車輪の回転
動作が直接伝達される1個の第1回転体とを有してい
る。そして、前記車輪の正・逆回転動作による前記アー
ム部材の回動動作により第1回転体が一方側の最終の回
転部に直接回転動作を伝達し、その際、他方側の最終の
回転部には前記中間の回転部から回転動作が伝達され
る。
第1の回転部が前記車輪の同軸に取り付けられ該車輪の
正・逆回転動作に応じて所定角度範囲で回動する1本の
アーム部材とその先端部に設けられかつ前記車輪の回転
動作が直接伝達される1個の第1回転体とを有してい
る。そして、前記車輪の正・逆回転動作による前記アー
ム部材の回動動作により第1回転体が一方側の最終の回
転部に直接回転動作を伝達し、その際、他方側の最終の
回転部には前記中間の回転部から回転動作が伝達され
る。
【0016】このように、1本のアーム部材の回動動作
により、前記車輪から第1回転体、さらに最終の回転部
への直接連結が一方側の回転ブラシを回転させる動作と
して行われる。従って、他方側の回転ブラシの回転のた
めのみに中間の回転部が用いられるので、その分中間の
回転部の構成を簡略化することができる。例えば、中間
の回転部として設けられる回転体の数を減少させること
ができる。
により、前記車輪から第1回転体、さらに最終の回転部
への直接連結が一方側の回転ブラシを回転させる動作と
して行われる。従って、他方側の回転ブラシの回転のた
めのみに中間の回転部が用いられるので、その分中間の
回転部の構成を簡略化することができる。例えば、中間
の回転部として設けられる回転体の数を減少させること
ができる。
【0017】請求項5に係る回転ブラシ付き掃除機は、
第1の回転部が請求項4に係る掃除機の構成と同様に1
本のアーム部材とそのの先端部に設けられ車輪の回転動
作が直接伝達される1個の第1回転体とを有している。
そして、中間の回転部が第1回転体と同軸で回動可能に
取り付けられた小アーム部材の先端部に設けられ第1回
転体から回転動作の伝達される中間回転体で構成されて
いる。そして、この中間回転体を有する前記小アーム部
材は、車輪の正・逆回転動作によって生じる前記アーム
部材の回動と第1回転体の回転動作によって回動動作を
行う。この回動動作により、その小アーム部材の先端部
に設けられた中間回転体はその回転軸位置が移動するこ
ととなる。この移動は、一方側の最終の回転部と他方側
の最終の回転部との間で行われる。
第1の回転部が請求項4に係る掃除機の構成と同様に1
本のアーム部材とそのの先端部に設けられ車輪の回転動
作が直接伝達される1個の第1回転体とを有している。
そして、中間の回転部が第1回転体と同軸で回動可能に
取り付けられた小アーム部材の先端部に設けられ第1回
転体から回転動作の伝達される中間回転体で構成されて
いる。そして、この中間回転体を有する前記小アーム部
材は、車輪の正・逆回転動作によって生じる前記アーム
部材の回動と第1回転体の回転動作によって回動動作を
行う。この回動動作により、その小アーム部材の先端部
に設けられた中間回転体はその回転軸位置が移動するこ
ととなる。この移動は、一方側の最終の回転部と他方側
の最終の回転部との間で行われる。
【0018】この発明の回転動作伝達も、請求項4の発
明と同じく、一方側の回転ブラシ回転用の動作として、
車輪と第1回転体と一方側の最終の回転部との連結がな
され、他方側の回転ブラシの回転のための動作は、その
回動軸位置を変化させることのできる中間回転体によっ
て伝達される。したがって、中間回転体が回動軸位置を
変化させることによりそれぞれの最終の回転部に回転動
作を伝達することができるので、中間の回転部を構成す
る回転体の数を更に減少させることができる。
明と同じく、一方側の回転ブラシ回転用の動作として、
車輪と第1回転体と一方側の最終の回転部との連結がな
され、他方側の回転ブラシの回転のための動作は、その
回動軸位置を変化させることのできる中間回転体によっ
て伝達される。したがって、中間回転体が回動軸位置を
変化させることによりそれぞれの最終の回転部に回転動
作を伝達することができるので、中間の回転部を構成す
る回転体の数を更に減少させることができる。
【0019】請求項6に係る回転ブラシ付き掃除機は、
前記第1の回転部を構成する第1回転体が、車輪に形成
されたインターナルギヤの内側の遊星ギヤとして構成さ
れている。これにより、第1の回転部は車輪の内部に収
められた構成となり、回転ブラシ駆動機構の小型化を図
ることができる。
前記第1の回転部を構成する第1回転体が、車輪に形成
されたインターナルギヤの内側の遊星ギヤとして構成さ
れている。これにより、第1の回転部は車輪の内部に収
められた構成となり、回転ブラシ駆動機構の小型化を図
ることができる。
【0020】請求項7に係る回転ブラシ付き掃除機は、
前記塵埃回収部本体に、被清掃面上の塵埃を空気の上昇
流を利用して上昇移動させるための上昇空気流形成手段
が設けられており、前記回転ブラシは、形成される上昇
空気流部分を挟んで対をなすように対向配置されてい
る。
前記塵埃回収部本体に、被清掃面上の塵埃を空気の上昇
流を利用して上昇移動させるための上昇空気流形成手段
が設けられており、前記回転ブラシは、形成される上昇
空気流部分を挟んで対をなすように対向配置されてい
る。
【0021】従って、各回転ブラシは、前記上昇空気流
部分への対向面側がそれぞれ上方へ移動する方向へ回転
される。すなわち、それぞれ反対方向に回転ブラシ機構
によって回転される。
部分への対向面側がそれぞれ上方へ移動する方向へ回転
される。すなわち、それぞれ反対方向に回転ブラシ機構
によって回転される。
【0022】これにより、上記各請求項に係る発明によ
る作用に加えて、被清掃面上の塵埃をより効果的に上方
へ移動させることができ、掃除機の集塵機能の向上が達
成される。
る作用に加えて、被清掃面上の塵埃をより効果的に上方
へ移動させることができ、掃除機の集塵機能の向上が達
成される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図7は、本発明に係
る回転ブラシ付き掃除機10の一例を示す外観構成斜視
図である。本実施の形態に係る掃除機は、上昇空気流を
電気的手段によって発生させるいわゆる電気掃除機であ
るが、空気を吸引して被清掃面上の塵埃を上昇移動さ
せ、集塵袋を通過させて吸引した空気を外部へ排出する
といういわゆる吸引式掃除機ではない。
施の形態について詳細に説明する。図7は、本発明に係
る回転ブラシ付き掃除機10の一例を示す外観構成斜視
図である。本実施の形態に係る掃除機は、上昇空気流を
電気的手段によって発生させるいわゆる電気掃除機であ
るが、空気を吸引して被清掃面上の塵埃を上昇移動さ
せ、集塵袋を通過させて吸引した空気を外部へ排出する
といういわゆる吸引式掃除機ではない。
【0024】被清掃面に対して空気を吹き付けて空気上
昇流を形成し、その空気流れを塵埃回収部本体12内で
循環させ、その循環途中で集塵するという還流式の電気
掃除機を例にとっている。
昇流を形成し、その空気流れを塵埃回収部本体12内で
循環させ、その循環途中で集塵するという還流式の電気
掃除機を例にとっている。
【0025】なお、本発明は、このような還流式の電気
掃除機に限って適用され得るものではなく、上述の吸引
式の掃除機において回転ブラシを装着する場合において
も適用することができるだけでなく、空気の流れを利用
せずに塵埃回収を行う掃除機に適用することも可能であ
る。
掃除機に限って適用され得るものではなく、上述の吸引
式の掃除機において回転ブラシを装着する場合において
も適用することができるだけでなく、空気の流れを利用
せずに塵埃回収を行う掃除機に適用することも可能であ
る。
【0026】図示のように、電気掃除機10は、塵埃回
収部本体12がその本体として構成され、その他にはこ
の塵埃回収部本体12を手動走行させるための取っ手1
3と棒状の把持部14が設けられているだけである。ま
た、塵埃回収部本体12にはその被清掃面上での走行を
容易なものとするために車輪15が設けられている。こ
の車輪15の正・逆方向の自在の回転により、種々の方
向への移動動作を簡単に行うことができる。車輪15を
駆動するための動力手段は設けられていない。
収部本体12がその本体として構成され、その他にはこ
の塵埃回収部本体12を手動走行させるための取っ手1
3と棒状の把持部14が設けられているだけである。ま
た、塵埃回収部本体12にはその被清掃面上での走行を
容易なものとするために車輪15が設けられている。こ
の車輪15の正・逆方向の自在の回転により、種々の方
向への移動動作を簡単に行うことができる。車輪15を
駆動するための動力手段は設けられていない。
【0027】図8は、塵埃回収部本体12の概略断面図
である。図において、本願発明の構成と直接関連しない
空気流発生のための駆動部などの構成はその図示を省略
している。
である。図において、本願発明の構成と直接関連しない
空気流発生のための駆動部などの構成はその図示を省略
している。
【0028】この還流式の電気掃除機では、被清掃面に
対して空気を吹き付けるための空気吹き出し部16が対
向配置されている。この空気拭き出し部16は複数本の
吹き出し口が互いに対向して整列配置されており、被清
掃面に対しては所定角度の傾斜角で空気を吹き出すよう
にしている。
対して空気を吹き付けるための空気吹き出し部16が対
向配置されている。この空気拭き出し部16は複数本の
吹き出し口が互いに対向して整列配置されており、被清
掃面に対しては所定角度の傾斜角で空気を吹き出すよう
にしている。
【0029】吹き出された空気は、矢印100で示した
ように被清掃面上で反射しその中央部分で衝突して上昇
流200となる。すなわちこの上昇流200の部分に上
昇空気流部分が発生している。
ように被清掃面上で反射しその中央部分で衝突して上昇
流200となる。すなわちこの上昇流200の部分に上
昇空気流部分が発生している。
【0030】そして、この上昇空気流部分を挟むように
回転ブラシ18−1及び18−2が設置されている。こ
れら回転ブラシ18の回転軸は、車輪15とほぼ平行の
回転軸20−1及び20−2である。
回転ブラシ18−1及び18−2が設置されている。こ
れら回転ブラシ18の回転軸は、車輪15とほぼ平行の
回転軸20−1及び20−2である。
【0031】なお、空気吹き出し部16から拭き出され
る空気流の速度は、例えば、7〜11m/secであ
る。また、対をなすように対向配置された回転ブラシ1
8−1及び18−2は、互いの毛の先端が約10mm程
度重なるような状態で配置されている。
る空気流の速度は、例えば、7〜11m/secであ
る。また、対をなすように対向配置された回転ブラシ1
8−1及び18−2は、互いの毛の先端が約10mm程
度重なるような状態で配置されている。
【0032】本件実施の形態に係る還流式の電気掃除機
10は、上記のように空気吹き出し部16から空気を噴
射することにより被清掃面上の塵埃を吹き上げてかつ回
転ブラシ18−1、18−2により確実に塵埃を掃き上
げて上昇流に乗せることができる。そして、塵埃回収部
本体12内部において上昇流から連続する空気循環路が
形成され(図示せず)、途中で流れてくる塵埃を集める
ような構成がとられている。従って、吸引式の電気掃除
機と異なり、吸い上げた空気を外部へ排出する機構を有
しておらず、掃除機内部に一旦取り込まれながらも、捕
獲しきれなかった塵埃が外方へ空気と共に排出されると
いうことがない。
10は、上記のように空気吹き出し部16から空気を噴
射することにより被清掃面上の塵埃を吹き上げてかつ回
転ブラシ18−1、18−2により確実に塵埃を掃き上
げて上昇流に乗せることができる。そして、塵埃回収部
本体12内部において上昇流から連続する空気循環路が
形成され(図示せず)、途中で流れてくる塵埃を集める
ような構成がとられている。従って、吸引式の電気掃除
機と異なり、吸い上げた空気を外部へ排出する機構を有
しておらず、掃除機内部に一旦取り込まれながらも、捕
獲しきれなかった塵埃が外方へ空気と共に排出されると
いうことがない。
【0033】本発明の1つの特徴的な事項は、上記回転
ブラシ18を電気的な駆動源によって回転させるのでは
なく、手動により移動される塵埃回収部本体12の動作
に伴って回転させるようにした点である。すなわち、車
輪15の回転動作を利用し、この動作のみによって回転
ブラシ18を回転させるものである。従って、本発明に
係る回転ブラシは、塵埃回収部本体が移動動作を行わな
い場合にはその回転を行わないものである。
ブラシ18を電気的な駆動源によって回転させるのでは
なく、手動により移動される塵埃回収部本体12の動作
に伴って回転させるようにした点である。すなわち、車
輪15の回転動作を利用し、この動作のみによって回転
ブラシ18を回転させるものである。従って、本発明に
係る回転ブラシは、塵埃回収部本体が移動動作を行わな
い場合にはその回転を行わないものである。
【0034】図1には、車輪15の回転動作を用いて回
転ブラシ18を回転させるようにした回転ブラシ駆動機
構の第1の実施の形態が示されている。車輪15の内輪
部は、インターナルギヤ15aとして形成されている。
そして、この車輪15の回転動作を直接受ける第1の回
転部として、2本のアーム部材22、24及びそれらの
先端部に回転可能に取り付けられた2個の第1回転体と
しての第1回転ギヤ26、28が設けられている。
転ブラシ18を回転させるようにした回転ブラシ駆動機
構の第1の実施の形態が示されている。車輪15の内輪
部は、インターナルギヤ15aとして形成されている。
そして、この車輪15の回転動作を直接受ける第1の回
転部として、2本のアーム部材22、24及びそれらの
先端部に回転可能に取り付けられた2個の第1回転体と
しての第1回転ギヤ26、28が設けられている。
【0035】2本のアーム部材22及び24は、本実施
の形態ではほぼ直線状に一体形成されており、その回動
中心は車輪15と同軸である軸30である。これら2本
のアーム部材22、24は回動規制ピン32及び34に
よって回動動作が規制され、それに衝突するまでの間で
両方向に往復回動するものである。また、第1回転ギヤ
26、28はそれぞれ車輪15のインターナルギヤ15
aに噛合している。
の形態ではほぼ直線状に一体形成されており、その回動
中心は車輪15と同軸である軸30である。これら2本
のアーム部材22、24は回動規制ピン32及び34に
よって回動動作が規制され、それに衝突するまでの間で
両方向に往復回動するものである。また、第1回転ギヤ
26、28はそれぞれ車輪15のインターナルギヤ15
aに噛合している。
【0036】図上、対をなすように対向配置された回転
ブラシは、一点鎖線にて18−1及び18−2として示
されており、最終の回転部として、これら回転ブラシ1
8と共に同軸で回転するブラシ同軸ギヤ36−1、36
−2が設けられている。
ブラシは、一点鎖線にて18−1及び18−2として示
されており、最終の回転部として、これら回転ブラシ1
8と共に同軸で回転するブラシ同軸ギヤ36−1、36
−2が設けられている。
【0037】また、第1回転ギヤ26及び28からの回
転動作をブラシ同軸ギヤ36に伝達するための中間の回
転部として、中間回転ギヤが4個設けられている。すな
わち、第1回転ギヤ28と噛合する中間回転ギヤ38、
ブラシ同軸ギヤ36−2に噛合する中間回転ギヤ40、
この中間回転ギヤ40及びブラシ同軸ギヤ36−1に噛
合する中間回転ギヤ42及びブラシ同軸ギヤ36−1に
噛合する中間回転ギヤ44である。
転動作をブラシ同軸ギヤ36に伝達するための中間の回
転部として、中間回転ギヤが4個設けられている。すな
わち、第1回転ギヤ28と噛合する中間回転ギヤ38、
ブラシ同軸ギヤ36−2に噛合する中間回転ギヤ40、
この中間回転ギヤ40及びブラシ同軸ギヤ36−1に噛
合する中間回転ギヤ42及びブラシ同軸ギヤ36−1に
噛合する中間回転ギヤ44である。
【0038】次に、図2(A)及び(B)に基づいて、
上記構成の回転ブラシ駆動機構の動作について説明す
る。同図(A)は図上矢印300方向に車輪15が回転
した場合の動作、同図(B)は矢印400方向(以下、
矢印300方向の回転方向を「正方向」、矢印400方
向の回転方向を「逆方向」と称する)に車輪15が回転
した場合の動作を示している。
上記構成の回転ブラシ駆動機構の動作について説明す
る。同図(A)は図上矢印300方向に車輪15が回転
した場合の動作、同図(B)は矢印400方向(以下、
矢印300方向の回転方向を「正方向」、矢印400方
向の回転方向を「逆方向」と称する)に車輪15が回転
した場合の動作を示している。
【0039】車輪15が正方向に回転すると第1回転ギ
ヤ26の正方向の回転動作と共にアーム部材22、24
が規制ピン32に衝突するまで正方向に回動する。これ
により、第1回転ギヤ26の回転動作は中間回転ギヤ4
4に伝えられブラシ同軸ギヤ36−1は正方向に回転す
る。そして、他方のブラシ同軸ギヤ36−2は2つの中
間回転ギヤ42、44からの回転動作伝達により逆方向
に回転する。従って、回転ブラシ18−1及び18−2
は、それぞれ反対方向で上昇空気流部分に面する側が上
方に移動する方向に回転することとなる。この状態では
第1回転ギヤ28は他のギヤに回転動作を伝えることな
く回転を続ける状態となっている。
ヤ26の正方向の回転動作と共にアーム部材22、24
が規制ピン32に衝突するまで正方向に回動する。これ
により、第1回転ギヤ26の回転動作は中間回転ギヤ4
4に伝えられブラシ同軸ギヤ36−1は正方向に回転す
る。そして、他方のブラシ同軸ギヤ36−2は2つの中
間回転ギヤ42、44からの回転動作伝達により逆方向
に回転する。従って、回転ブラシ18−1及び18−2
は、それぞれ反対方向で上昇空気流部分に面する側が上
方に移動する方向に回転することとなる。この状態では
第1回転ギヤ28は他のギヤに回転動作を伝えることな
く回転を続ける状態となっている。
【0040】また、車輪15が逆方向に回転した場合
(同図(B)参照)、第1回転ギヤ28もこれに伴って
逆方向に回転する。そして、アーム部材22、24は規
制ピン34に衝突するまで逆方向の回動動作を行う。こ
の状態では第1回転ギヤ26は他のギヤに回転動作を伝
えることなく回転を続ける状態となっている。
(同図(B)参照)、第1回転ギヤ28もこれに伴って
逆方向に回転する。そして、アーム部材22、24は規
制ピン34に衝突するまで逆方向の回動動作を行う。こ
の状態では第1回転ギヤ26は他のギヤに回転動作を伝
えることなく回転を続ける状態となっている。
【0041】第1回転ギヤ28の回転動作は、中間回転
ギヤ38を介してブラシ同軸ギヤ36−2を逆方向に回
転させる。そして、このブラシ同軸ギヤ36−2の回転
動作は中間回転ギヤ40、42を介してブラシ同軸ギヤ
36−2に伝達されブラシ同軸ギヤ36−1は正方向回
転を行う。
ギヤ38を介してブラシ同軸ギヤ36−2を逆方向に回
転させる。そして、このブラシ同軸ギヤ36−2の回転
動作は中間回転ギヤ40、42を介してブラシ同軸ギヤ
36−2に伝達されブラシ同軸ギヤ36−1は正方向回
転を行う。
【0042】このように、車輪15が正・逆方向に回転
することにより他の動力を使うことなく2つの回転ブラ
シ18−1、18−2を常に一定の方向、すなわち上昇
空気流部分の流れに沿った方向に回転させることが可能
となっている。
することにより他の動力を使うことなく2つの回転ブラ
シ18−1、18−2を常に一定の方向、すなわち上昇
空気流部分の流れに沿った方向に回転させることが可能
となっている。
【0043】なお、回転ブラシ18−1、18−2の回
転速度は、第1回転ギヤ26、28とインターナルギヤ
15aとのギヤ比や中間回転ギヤ38、40、42、4
4とブラシ同軸ギヤ36とのギヤ比などによって決まる
が、回転ブラシ18の外径部分の回転動作時の速度が塵
埃回収部本体12の走行速度よりも速くなるように設定
されている。本実施の形態では、約2.2倍程度速い速
度となる。これより、塵埃回収部本体12の移動速度如
何に関わらず、回転ブラシ18による塵埃の掃き上げ機
能は良好に確保されている。
転速度は、第1回転ギヤ26、28とインターナルギヤ
15aとのギヤ比や中間回転ギヤ38、40、42、4
4とブラシ同軸ギヤ36とのギヤ比などによって決まる
が、回転ブラシ18の外径部分の回転動作時の速度が塵
埃回収部本体12の走行速度よりも速くなるように設定
されている。本実施の形態では、約2.2倍程度速い速
度となる。これより、塵埃回収部本体12の移動速度如
何に関わらず、回転ブラシ18による塵埃の掃き上げ機
能は良好に確保されている。
【0044】次に、図3は、回転ブラシ駆動機構の第2
の実施の形態を示している。なお、図において図1の実
施の形態と同様の要素には同一の符号を付している。
の実施の形態を示している。なお、図において図1の実
施の形態と同様の要素には同一の符号を付している。
【0045】図示のように、第1の回転部は、1本のア
ーム部材50とその先端部に取り付けられた第1回転ギ
ヤ52とから構成されており、アーム部材50は車輪1
5と同軸で回動規制ピン53及び54との間で自在に回
動する。また、ブラシ同軸ギヤ36−1及び36−2と
の間にはこれらに噛合連結された中間回転ギヤ56及び
58が設けられている。
ーム部材50とその先端部に取り付けられた第1回転ギ
ヤ52とから構成されており、アーム部材50は車輪1
5と同軸で回動規制ピン53及び54との間で自在に回
動する。また、ブラシ同軸ギヤ36−1及び36−2と
の間にはこれらに噛合連結された中間回転ギヤ56及び
58が設けられている。
【0046】図4(A)及び(B)は、上記構成の実施
の形態の動作を示している。まず、車輪15が正方向に
回転すると、そのインターナルギヤ15aに噛合してい
る第1回転ギヤ52が、正方向に回転し、これに伴って
アーム部材50も回動規制ピン54に衝突するまで正方
向に回動する。この状態となった時、第1回転ギヤ52
はブラシ同軸ギヤ36−2に噛合し、その回転動作を伝
達する。従って、ブラシ同軸ギヤ36−2は逆方向の回
転を行う。
の形態の動作を示している。まず、車輪15が正方向に
回転すると、そのインターナルギヤ15aに噛合してい
る第1回転ギヤ52が、正方向に回転し、これに伴って
アーム部材50も回動規制ピン54に衝突するまで正方
向に回動する。この状態となった時、第1回転ギヤ52
はブラシ同軸ギヤ36−2に噛合し、その回転動作を伝
達する。従って、ブラシ同軸ギヤ36−2は逆方向の回
転を行う。
【0047】そして、このブラシ同軸ギヤ36−2の回
転動作は2つの中間回転部としての中間回転ギヤ58、
56を介して対向するブラシ同軸ギヤ36−1に伝えら
れ、このブラシ同軸ギヤ36−1は正方向の回転を行
う。
転動作は2つの中間回転部としての中間回転ギヤ58、
56を介して対向するブラシ同軸ギヤ36−1に伝えら
れ、このブラシ同軸ギヤ36−1は正方向の回転を行
う。
【0048】また、同図(B)に示したように車輪15
が逆方向に回転すると、インターナルギヤ15aに噛合
している第1回転ギヤ52が逆方向の回転を行い、これ
に伴ってアーム部材50は規制ピン53に衝突するまで
逆方向の回動動作を行う。この状態で第1回転ギヤ52
はブラシ同軸ギヤ36−1と噛合し、ブラシ同軸ギヤ3
6−1は正方向の回転を行う。
が逆方向に回転すると、インターナルギヤ15aに噛合
している第1回転ギヤ52が逆方向の回転を行い、これ
に伴ってアーム部材50は規制ピン53に衝突するまで
逆方向の回動動作を行う。この状態で第1回転ギヤ52
はブラシ同軸ギヤ36−1と噛合し、ブラシ同軸ギヤ3
6−1は正方向の回転を行う。
【0049】そして、このブラシ同軸ギヤ36−1の回
転動作は、中間回転ギヤ56、58を介してブラシ同軸
ギヤ36−2に逆方向の動作として伝達される。これに
より、第1の実施の形態と同様に車輪15の正・逆方向
のいずれの方向の回転によっても常に回転ブラシ18−
1及び18−2は対向面側が上方に移動する方向の回転
動作を行うこととなる。なお、本実施の形態によれば、
第1の実施の形態に比べて第1の回転部のギヤを1個、
中間回転部のギヤを2個それぞれ減少させることが可能
となっている。
転動作は、中間回転ギヤ56、58を介してブラシ同軸
ギヤ36−2に逆方向の動作として伝達される。これに
より、第1の実施の形態と同様に車輪15の正・逆方向
のいずれの方向の回転によっても常に回転ブラシ18−
1及び18−2は対向面側が上方に移動する方向の回転
動作を行うこととなる。なお、本実施の形態によれば、
第1の実施の形態に比べて第1の回転部のギヤを1個、
中間回転部のギヤを2個それぞれ減少させることが可能
となっている。
【0050】次に、図5は、回転ブラシ駆動機構の第3
の実施の形態の構成を示している。なお、図において図
1及び図3に示した構成要素と同様の要素には同一の符
号を示している。
の実施の形態の構成を示している。なお、図において図
1及び図3に示した構成要素と同様の要素には同一の符
号を示している。
【0051】図において、第1の回転部としての構成
は、アーム部材50と第1回転ギヤ52であり、図3に
示した第2の実施の形態の第1の回転部の構成と同様で
ある。そして、特徴的なことは、中間の回転部の構成を
小アーム部材60及びその先端部に取り付けられた中間
回転ギヤ62で構成したことである。
は、アーム部材50と第1回転ギヤ52であり、図3に
示した第2の実施の形態の第1の回転部の構成と同様で
ある。そして、特徴的なことは、中間の回転部の構成を
小アーム部材60及びその先端部に取り付けられた中間
回転ギヤ62で構成したことである。
【0052】小アーム部材60は第1回転ギヤ52の回
転軸と同軸で回動自在に設けられており、その先端部に
取り付けられた中間回転ギヤ62は、第1回転ギヤ52
に常に噛合した状態で小アーム部材60の回動動作に伴
ってブラシ同軸ギヤ36−1と36−2との間を往復移
動することが可能である。すなわち双方に噛合すること
が可能な構成となっている。
転軸と同軸で回動自在に設けられており、その先端部に
取り付けられた中間回転ギヤ62は、第1回転ギヤ52
に常に噛合した状態で小アーム部材60の回動動作に伴
ってブラシ同軸ギヤ36−1と36−2との間を往復移
動することが可能である。すなわち双方に噛合すること
が可能な構成となっている。
【0053】図6(A)に示したように、車輪15が正
方向に回転するとそのインターナルギヤ15aに噛合し
た第1回転ギヤ52が正方向回転を行いこれに伴ってア
ーム部材50は回動規制ピン54に衝突するまで回動す
る。
方向に回転するとそのインターナルギヤ15aに噛合し
た第1回転ギヤ52が正方向回転を行いこれに伴ってア
ーム部材50は回動規制ピン54に衝突するまで回動す
る。
【0054】そして、この状態で第1回転ギヤ52は、
ブラシ同軸ギヤ36−2に直接その回転動作を伝達す
る。この時、中間回転部は、アーム部材50の正方向回
動動作及び第1回転ギヤ52の正方向回転動作に伴っ
て、小アーム部材60が正方向に回動動作を行い中間回
転ギヤ62はブラシ同軸ギヤ36−1に噛合する。従っ
て、第1回転ギヤ52の正方向回転動作は、ブラシ同軸
ギヤ36−1に正方向動作として伝達される。これによ
りブラシ同軸ギヤ36−1及び36−2はそれぞれ所望
の回転方向動作を行うこととなる。
ブラシ同軸ギヤ36−2に直接その回転動作を伝達す
る。この時、中間回転部は、アーム部材50の正方向回
動動作及び第1回転ギヤ52の正方向回転動作に伴っ
て、小アーム部材60が正方向に回動動作を行い中間回
転ギヤ62はブラシ同軸ギヤ36−1に噛合する。従っ
て、第1回転ギヤ52の正方向回転動作は、ブラシ同軸
ギヤ36−1に正方向動作として伝達される。これによ
りブラシ同軸ギヤ36−1及び36−2はそれぞれ所望
の回転方向動作を行うこととなる。
【0055】一方、同図(B)に示したように、車輪1
5が逆方向の動作を行った場合、インターナルギヤ15
aに噛合した第1回転ギヤ52は逆方向の回転を行い、
これに伴ってアーム部材50は回動規制ピン53に衝突
するまで逆方向回動動作を行う。
5が逆方向の動作を行った場合、インターナルギヤ15
aに噛合した第1回転ギヤ52は逆方向の回転を行い、
これに伴ってアーム部材50は回動規制ピン53に衝突
するまで逆方向回動動作を行う。
【0056】その状態で第1回動ギヤ52はブラシ同軸
ギヤ36−1に直接回転動作を伝達しブラシ同軸ギヤ3
6−1は正方向回転動作を行う。アーム部材50の逆方
向回動動作及び第1回転ギヤ52の逆方向回転動作によ
って、中間の回転部である小アーム部材60は逆方向の
回動動作を行い、これにより中間回転ギヤ62は対向す
る側のブラシ同軸ギヤ36−2に噛合しこれを逆方向に
回転させる。
ギヤ36−1に直接回転動作を伝達しブラシ同軸ギヤ3
6−1は正方向回転動作を行う。アーム部材50の逆方
向回動動作及び第1回転ギヤ52の逆方向回転動作によ
って、中間の回転部である小アーム部材60は逆方向の
回動動作を行い、これにより中間回転ギヤ62は対向す
る側のブラシ同軸ギヤ36−2に噛合しこれを逆方向に
回転させる。
【0057】このように、本実施の形態によっても回転
ブラシを常に所望の回転方向に回転させることができ
る。そして、中間回転ギヤ62がその回転軸位置を変え
て、双方のブラシ同軸ギヤ36−1,36−2に噛合す
るので、図3に示した第2の実施の形態に比べ、さらに
中間の回転部のギヤ数を1個減らすことが可能となって
いる。
ブラシを常に所望の回転方向に回転させることができ
る。そして、中間回転ギヤ62がその回転軸位置を変え
て、双方のブラシ同軸ギヤ36−1,36−2に噛合す
るので、図3に示した第2の実施の形態に比べ、さらに
中間の回転部のギヤ数を1個減らすことが可能となって
いる。
【0058】図9は、塵埃回収部本体12の車輪15の
内側で回転ブラシ駆動機構がどのように構成設置されて
いるかを示すための説明図であり、図1に示した第1の
実施の形態についての例をとって示している。
内側で回転ブラシ駆動機構がどのように構成設置されて
いるかを示すための説明図であり、図1に示した第1の
実施の形態についての例をとって示している。
【0059】図示のように、車輪15の内側には、第1
の回転部、中間の回転部及び最終の回転部を備える回転
ブラシ駆動機構が設けられていることが理解される。
の回転部、中間の回転部及び最終の回転部を備える回転
ブラシ駆動機構が設けられていることが理解される。
【0060】そして、図10に示したように、最終の回
転部であるブラシ同軸ギヤ36−1及び36−2には、
それぞれ回転ブラシ18−1及び18−2直結されてい
る。
転部であるブラシ同軸ギヤ36−1及び36−2には、
それぞれ回転ブラシ18−1及び18−2直結されてい
る。
【0061】なお、第1回転ギヤ26及び28を先端部
に取り付けたアーム部材22、24は、車輪15と同軸
にて車輪15側に取り付けられている。一方、4つの中
間回転ギヤ38、40、42及び44からなる中間の回
転部及び2つのブラシ同軸ギヤ36−1及び36−2か
らなる最終の回転部は、塵埃回収部本体12の本体側に
取り付けられている。
に取り付けたアーム部材22、24は、車輪15と同軸
にて車輪15側に取り付けられている。一方、4つの中
間回転ギヤ38、40、42及び44からなる中間の回
転部及び2つのブラシ同軸ギヤ36−1及び36−2か
らなる最終の回転部は、塵埃回収部本体12の本体側に
取り付けられている。
【0062】上記各実施の形態によれば、上昇空気流部
分の近傍に設けられた回転ブラシを塵埃回収部本体走行
用の車輪15の回転動作のみによって回転させることが
できる。すなわち、消費電力の増加を伴うことなく塵埃
の回収に良好な機能を奏する回転ブラシの動作を確保す
ることができる。
分の近傍に設けられた回転ブラシを塵埃回収部本体走行
用の車輪15の回転動作のみによって回転させることが
できる。すなわち、消費電力の増加を伴うことなく塵埃
の回収に良好な機能を奏する回転ブラシの動作を確保す
ることができる。
【0063】従って、回転ブラシの回転のための電気的
な駆動装置や動力伝達ベルト、さらにはクラッチ機構は
不要であり、塵埃回収部本体の軽量化が図られる。ま
た、電力を使用しない複数の回転部のみで構成されるた
め、コストも極めて小さいものとなる。また、ワンウェ
イクラッチを利用する場合に比べ、塵埃混入による作動
不良の発生が抑制され、回転ブラシの回転動作の信頼性
も向上する。
な駆動装置や動力伝達ベルト、さらにはクラッチ機構は
不要であり、塵埃回収部本体の軽量化が図られる。ま
た、電力を使用しない複数の回転部のみで構成されるた
め、コストも極めて小さいものとなる。また、ワンウェ
イクラッチを利用する場合に比べ、塵埃混入による作動
不良の発生が抑制され、回転ブラシの回転動作の信頼性
も向上する。
【0064】また、車輪15の走行方向の如何に拘らず
回転ブラシは上昇空気流部分に面する側が上方に移動す
る方向に常に回転する。そしてそのような回転を得るた
めの構成も回転部のみを使用した構造で達成されてお
り、掃除機のコストの増加を極力抑えた状況で回転ブラ
シの装着が可能となっている。
回転ブラシは上昇空気流部分に面する側が上方に移動す
る方向に常に回転する。そしてそのような回転を得るた
めの構成も回転部のみを使用した構造で達成されてお
り、掃除機のコストの増加を極力抑えた状況で回転ブラ
シの装着が可能となっている。
【0065】なお、本発明は、上記各実施の形態の構成
に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々
の変形が可能であり、例えば車輪15から第1の回転部
への回転動作の伝達は車輪15内輪側にインターナルギ
ヤ15aを形成し、これに第1の回転体を噛合させるよ
うにしたが、これに限られず、例えば車輪15の軸受け
部分の周囲を大きな直径の円形部分に形成し、その外周
部にギヤを形成した構成とし、これに第1の回転体を噛
合させるようにする構成をとることも可能である。
に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々
の変形が可能であり、例えば車輪15から第1の回転部
への回転動作の伝達は車輪15内輪側にインターナルギ
ヤ15aを形成し、これに第1の回転体を噛合させるよ
うにしたが、これに限られず、例えば車輪15の軸受け
部分の周囲を大きな直径の円形部分に形成し、その外周
部にギヤを形成した構成とし、これに第1の回転体を噛
合させるようにする構成をとることも可能である。
【0066】また、上記各実施の形態では、回転体の構
成をギヤとしたが、これに限られず、例えば摩擦係数の
高いゴム部材などを周囲に配した円形体によって回転動
作を伝達するようにすることも可能である。
成をギヤとしたが、これに限られず、例えば摩擦係数の
高いゴム部材などを周囲に配した円形体によって回転動
作を伝達するようにすることも可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る回転
ブラシ付き掃除機によれば、塵埃の回収を回転ブラシの
による掃き上げ動作によってより効果的に行うことがで
き、またその回転ブラシの所望方向の回転動作を電力を
消費することなく、塵埃回収部本体の移動動作に伴う車
輪の回転動作のみを動力源として行うことが可能となっ
ている。これにより、低消費電力による塵埃回収能力に
優れた掃除機の構成が達成される。
ブラシ付き掃除機によれば、塵埃の回収を回転ブラシの
による掃き上げ動作によってより効果的に行うことがで
き、またその回転ブラシの所望方向の回転動作を電力を
消費することなく、塵埃回収部本体の移動動作に伴う車
輪の回転動作のみを動力源として行うことが可能となっ
ている。これにより、低消費電力による塵埃回収能力に
優れた掃除機の構成が達成される。
【図1】本発明の構成要素である回転ブラシ駆動機構の
第1の実施の形態を示す説明図である。
第1の実施の形態を示す説明図である。
【図2】(A)及び(B)は回転ブラシ駆動機構の第1
の実施の形態の動作説明図である。
の実施の形態の動作説明図である。
【図3】回転ブラシ駆動機構の第2の実施の形態を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】(A)及び(B)は回転ブラシ駆動機構の第2
の実施の形態の動作説明図である。
の実施の形態の動作説明図である。
【図5】回転ブラシ駆動機構の第3の実施の形態を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】(A)及び(B)は回転ブラシ駆動機構の第3
の実施の形態の動作説明図である。
の実施の形態の動作説明図である。
【図7】本発明が応用される還流式の電気掃除機の外観
説明図である。
説明図である。
【図8】実施の形態に係る塵埃回収部本体の概略断面図
である。
である。
【図9】回転ブラシ駆動機構の実際の装填状態説明図で
ある。
ある。
【図10】回転ブラシの装填状態説明図である。
12 塵埃回収部本体 15 車輪 18 回転ブラシ 22、24、50 アーム部材 26、28、52 第1回転ギヤ 38、40、42、44、56、58、62 中間回転
ギヤ 36 ブラシ同軸ギヤ 60 小アーム部材
ギヤ 36 ブラシ同軸ギヤ 60 小アーム部材
フロントページの続き Fターム(参考) 3B006 KA00 3B061 AA33 AD05 AD06 3J009 DA18 EA05 EA21 EA35 EA43 ED05 FA30
Claims (7)
- 【請求項1】 塵埃を回収するために被清掃面上を移動
される塵埃回収部本体と、 該塵埃回収部本体内にほぼ平行な回転軸にて対をなすよ
うに対向配置されその回転先端部が前記被清掃面に接す
るように設けられた回転ブラシと、 前記塵埃回収部本体にその被清掃面上における手動によ
る移動のために設けられた車輪と、 該車輪の回転動作をその回転方向の如何に関わらず前記
回転ブラシを互いの対向面側が上方へ移動する方向に回
転させるように伝達する複数の回転部を有する回転ブラ
シ駆動機構と、 を備えたことを特徴とする回転ブラシ付き掃除機。 - 【請求項2】 前記回転ブラシ駆動機構は、 前記車輪の回転動作により直接回転される第1の回転部
と、 前記各回転ブラシと共に同軸で回転するようにそれぞれ
設けられた最終の回転部と、 前記第1の回転部の回転動作をその第1の回転部の回転
方向の何如を問わず常に前記回転ブラシを前記方向へ回
転させる動作として前記最終の回転部に伝達する中間の
回転部と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の回転ブラシ
付き掃除機。 - 【請求項3】 前記第1の回転部は、 前記車輪と同軸に取り付けられ該車輪の正・逆回転動作
に応じて所定角度範囲で往復回動する2本のアーム部材
で互いのなす角度が常に一定である2本のアーム部材
と、その2本のアーム部材のそれぞれの先端部に1個ず
つ設けられた2個の第1回転体と、を有し、前記車輪の
正又は逆の回転動作によって生じる前記両アーム部材の
回転動作により前記2個の第1回転体のうちの一方又は
他方の回転体のみが前記中間の回転部への回転動作を伝
達する状態となり、 前記中間の回転部は、 前記一方又は他方の第1回転体のいずれの側からの回転
動作伝達によっても前記最終の回転部には常に同方向の
回転動作を伝達するように配置された複数の第2回転体
にて構成されたことを特徴とする請求項2に記載の回転
ブラシ付き掃除機。 - 【請求項4】 前記第1の回転部は、 前記車輪と同軸に取り付けられ該車輪の正・逆回転動作
に応じて所定角度範囲で回動する1本のアーム部材と、
その先端部に設けられかつ前記車輪の回転動作が直接伝
達される1個の第1回転体と、を有し、前記車輪の正又
は逆の回転動作によって生じる前記アーム部材の回動動
作により前記第1回転体が一方側の最終回転部に直接回
転動作を伝達する状態となり、 前記中間の回転部は、 前記第1回転体による一方側の最終の回転部への直接伝
達の際に、前記第1の回転部からの回転動作を他方側の
最終の回転部に伝達する複数の中間回転体を有すること
を特徴とする請求項2に記載の回転ブラシ付き掃除機。 - 【請求項5】 前記第1の回転部は、 前記車輪と同軸に取り付けられ該車輪の正・逆回転動作
に応じて所定角度範囲で回動する1本のアーム部材と、
その先端部に設けられかつ前記車輪の回転動作が直接伝
達される1個の第1回転体と、を有し、前記車輪の正又
は逆回転動作によって生じる前記アーム部材の回動動作
により前記第1回転体が一方側の最終の回転部に直接回
転動作を伝達する状態となり、 前記中間の回転部は、 前記第1回転体と同軸で回動可能に取り付けられた小ア
ーム部材と、その先端部に設けられ前記第1回転体から
回転動作が伝達される中間回転体と、を有し、前記第1
回転体による一方側の最終の回転部への直接伝達の際
に、前記アーム部材の回動動作と前記第1回転体の回転
動作によって生じた前記小アーム材の回動により前記中
間回転体が他方側の最終の回転部に回転動作を伝達する
状態となることを特徴とする請求項2に記載の回転ブラ
シ付き掃除機。 - 【請求項6】 前記第1回転体は、前記車輪に形成した
インターナルギヤの内側の遊星ギヤとして構成されたこ
とを特徴とする請求項3から5の何れかに記載の回転ブ
ラシ付き掃除機。 - 【請求項7】 前記塵埃回収部本体には、 被清掃面上の塵埃を空気の上昇流を利用して上昇移動さ
せるための上昇空気流形成手段が設けられ、 前記回転ブラシは、前記形成される上昇空気流部分を挟
んで対をなすように対向配置されたことを特徴とする請
求項1から6の何れかに記載の回転ブラシ付き掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277942A JP2000102499A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 回転ブラシ付き掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277942A JP2000102499A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 回転ブラシ付き掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000102499A true JP2000102499A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17590435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10277942A Pending JP2000102499A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 回転ブラシ付き掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000102499A (ja) |
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6918156B2 (en) | 2002-03-04 | 2005-07-19 | Samsung Gwangju Electronics, Co. | Suction brush assembly having rotation roller for sweeping dust |
JP2010188205A (ja) * | 2002-12-16 | 2010-09-02 | Irobot Corp | 自律型床清掃ロボット |
US8347444B2 (en) | 2007-05-09 | 2013-01-08 | Irobot Corporation | Compact autonomous coverage robot |
US8368339B2 (en) | 2001-01-24 | 2013-02-05 | Irobot Corporation | Robot confinement |
US8374721B2 (en) | 2005-12-02 | 2013-02-12 | Irobot Corporation | Robot system |
US8380350B2 (en) | 2005-12-02 | 2013-02-19 | Irobot Corporation | Autonomous coverage robot navigation system |
US8378613B2 (en) | 2004-01-28 | 2013-02-19 | Irobot Corporation | Debris sensor for cleaning apparatus |
US8387193B2 (en) | 2005-02-18 | 2013-03-05 | Irobot Corporation | Autonomous surface cleaning robot for wet and dry cleaning |
US8474090B2 (en) | 2002-01-03 | 2013-07-02 | Irobot Corporation | Autonomous floor-cleaning robot |
US8478442B2 (en) | 2000-01-24 | 2013-07-02 | Irobot Corporation | Obstacle following sensor scheme for a mobile robot |
US8739355B2 (en) | 2005-02-18 | 2014-06-03 | Irobot Corporation | Autonomous surface cleaning robot for dry cleaning |
US8930023B2 (en) | 2009-11-06 | 2015-01-06 | Irobot Corporation | Localization by learning of wave-signal distributions |
US8950038B2 (en) | 2005-12-02 | 2015-02-10 | Irobot Corporation | Modular robot |
US8972052B2 (en) | 2004-07-07 | 2015-03-03 | Irobot Corporation | Celestial navigation system for an autonomous vehicle |
US8978196B2 (en) | 2005-12-02 | 2015-03-17 | Irobot Corporation | Coverage robot mobility |
US8985127B2 (en) | 2005-02-18 | 2015-03-24 | Irobot Corporation | Autonomous surface cleaning robot for wet cleaning |
US9104204B2 (en) | 2001-06-12 | 2015-08-11 | Irobot Corporation | Method and system for multi-mode coverage for an autonomous robot |
US9215957B2 (en) | 2004-01-21 | 2015-12-22 | Irobot Corporation | Autonomous robot auto-docking and energy management systems and methods |
US9229454B1 (en) | 2004-07-07 | 2016-01-05 | Irobot Corporation | Autonomous mobile robot system |
US9317038B2 (en) | 2006-05-31 | 2016-04-19 | Irobot Corporation | Detecting robot stasis |
US9486924B2 (en) | 2004-06-24 | 2016-11-08 | Irobot Corporation | Remote control scheduler and method for autonomous robotic device |
US9492048B2 (en) | 2006-05-19 | 2016-11-15 | Irobot Corporation | Removing debris from cleaning robots |
US9949608B2 (en) | 2002-09-13 | 2018-04-24 | Irobot Corporation | Navigational control system for a robotic device |
CN109953696A (zh) * | 2017-12-14 | 2019-07-02 | 苏州海力电器有限公司 | 一种可旋转滚刷组件及清洁装置 |
WO2024139317A1 (zh) * | 2022-12-30 | 2024-07-04 | 北京石头世纪科技股份有限公司 | 自动清洁设备 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10277942A patent/JP2000102499A/ja active Pending
Cited By (50)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8478442B2 (en) | 2000-01-24 | 2013-07-02 | Irobot Corporation | Obstacle following sensor scheme for a mobile robot |
US9446521B2 (en) | 2000-01-24 | 2016-09-20 | Irobot Corporation | Obstacle following sensor scheme for a mobile robot |
US9144361B2 (en) | 2000-04-04 | 2015-09-29 | Irobot Corporation | Debris sensor for cleaning apparatus |
US9622635B2 (en) | 2001-01-24 | 2017-04-18 | Irobot Corporation | Autonomous floor-cleaning robot |
US9582005B2 (en) | 2001-01-24 | 2017-02-28 | Irobot Corporation | Robot confinement |
US8368339B2 (en) | 2001-01-24 | 2013-02-05 | Irobot Corporation | Robot confinement |
US9038233B2 (en) | 2001-01-24 | 2015-05-26 | Irobot Corporation | Autonomous floor-cleaning robot |
US9104204B2 (en) | 2001-06-12 | 2015-08-11 | Irobot Corporation | Method and system for multi-mode coverage for an autonomous robot |
US8656550B2 (en) | 2002-01-03 | 2014-02-25 | Irobot Corporation | Autonomous floor-cleaning robot |
US8516651B2 (en) | 2002-01-03 | 2013-08-27 | Irobot Corporation | Autonomous floor-cleaning robot |
US8671507B2 (en) | 2002-01-03 | 2014-03-18 | Irobot Corporation | Autonomous floor-cleaning robot |
US8763199B2 (en) | 2002-01-03 | 2014-07-01 | Irobot Corporation | Autonomous floor-cleaning robot |
US8474090B2 (en) | 2002-01-03 | 2013-07-02 | Irobot Corporation | Autonomous floor-cleaning robot |
US6918156B2 (en) | 2002-03-04 | 2005-07-19 | Samsung Gwangju Electronics, Co. | Suction brush assembly having rotation roller for sweeping dust |
US9949608B2 (en) | 2002-09-13 | 2018-04-24 | Irobot Corporation | Navigational control system for a robotic device |
JP2010188205A (ja) * | 2002-12-16 | 2010-09-02 | Irobot Corp | 自律型床清掃ロボット |
US9215957B2 (en) | 2004-01-21 | 2015-12-22 | Irobot Corporation | Autonomous robot auto-docking and energy management systems and methods |
US8378613B2 (en) | 2004-01-28 | 2013-02-19 | Irobot Corporation | Debris sensor for cleaning apparatus |
US8456125B2 (en) | 2004-01-28 | 2013-06-04 | Irobot Corporation | Debris sensor for cleaning apparatus |
US9486924B2 (en) | 2004-06-24 | 2016-11-08 | Irobot Corporation | Remote control scheduler and method for autonomous robotic device |
US8972052B2 (en) | 2004-07-07 | 2015-03-03 | Irobot Corporation | Celestial navigation system for an autonomous vehicle |
US9223749B2 (en) | 2004-07-07 | 2015-12-29 | Irobot Corporation | Celestial navigation system for an autonomous vehicle |
US9229454B1 (en) | 2004-07-07 | 2016-01-05 | Irobot Corporation | Autonomous mobile robot system |
US8985127B2 (en) | 2005-02-18 | 2015-03-24 | Irobot Corporation | Autonomous surface cleaning robot for wet cleaning |
US8387193B2 (en) | 2005-02-18 | 2013-03-05 | Irobot Corporation | Autonomous surface cleaning robot for wet and dry cleaning |
US8966707B2 (en) | 2005-02-18 | 2015-03-03 | Irobot Corporation | Autonomous surface cleaning robot for dry cleaning |
US8739355B2 (en) | 2005-02-18 | 2014-06-03 | Irobot Corporation | Autonomous surface cleaning robot for dry cleaning |
US9445702B2 (en) | 2005-02-18 | 2016-09-20 | Irobot Corporation | Autonomous surface cleaning robot for wet and dry cleaning |
US9392920B2 (en) | 2005-12-02 | 2016-07-19 | Irobot Corporation | Robot system |
US8950038B2 (en) | 2005-12-02 | 2015-02-10 | Irobot Corporation | Modular robot |
US8374721B2 (en) | 2005-12-02 | 2013-02-12 | Irobot Corporation | Robot system |
US9144360B2 (en) | 2005-12-02 | 2015-09-29 | Irobot Corporation | Autonomous coverage robot navigation system |
US10524629B2 (en) | 2005-12-02 | 2020-01-07 | Irobot Corporation | Modular Robot |
US8978196B2 (en) | 2005-12-02 | 2015-03-17 | Irobot Corporation | Coverage robot mobility |
US9599990B2 (en) | 2005-12-02 | 2017-03-21 | Irobot Corporation | Robot system |
US8761931B2 (en) | 2005-12-02 | 2014-06-24 | Irobot Corporation | Robot system |
US8380350B2 (en) | 2005-12-02 | 2013-02-19 | Irobot Corporation | Autonomous coverage robot navigation system |
US9955841B2 (en) | 2006-05-19 | 2018-05-01 | Irobot Corporation | Removing debris from cleaning robots |
US10244915B2 (en) | 2006-05-19 | 2019-04-02 | Irobot Corporation | Coverage robots and associated cleaning bins |
US9492048B2 (en) | 2006-05-19 | 2016-11-15 | Irobot Corporation | Removing debris from cleaning robots |
US9317038B2 (en) | 2006-05-31 | 2016-04-19 | Irobot Corporation | Detecting robot stasis |
US10070764B2 (en) | 2007-05-09 | 2018-09-11 | Irobot Corporation | Compact autonomous coverage robot |
US8347444B2 (en) | 2007-05-09 | 2013-01-08 | Irobot Corporation | Compact autonomous coverage robot |
US10299652B2 (en) | 2007-05-09 | 2019-05-28 | Irobot Corporation | Autonomous coverage robot |
US9480381B2 (en) | 2007-05-09 | 2016-11-01 | Irobot Corporation | Compact autonomous coverage robot |
US11498438B2 (en) | 2007-05-09 | 2022-11-15 | Irobot Corporation | Autonomous coverage robot |
US8930023B2 (en) | 2009-11-06 | 2015-01-06 | Irobot Corporation | Localization by learning of wave-signal distributions |
CN109953696A (zh) * | 2017-12-14 | 2019-07-02 | 苏州海力电器有限公司 | 一种可旋转滚刷组件及清洁装置 |
CN109953696B (zh) * | 2017-12-14 | 2021-05-11 | 苏州尚腾科技制造有限公司 | 一种可旋转滚刷组件及清洁装置 |
WO2024139317A1 (zh) * | 2022-12-30 | 2024-07-04 | 北京石头世纪科技股份有限公司 | 自动清洁设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000102499A (ja) | 回転ブラシ付き掃除機 | |
JP4201747B2 (ja) | 自走式掃除機 | |
TWI582322B (zh) | 車輪驅動裝置及使用該裝置的掃除機器人 | |
EP1604603B1 (en) | Suction head of vacuum cleaner | |
US20240225399A1 (en) | Cleaning robot and motion control method thereof | |
CN117426696A (zh) | 清洁机器人及其控制方法 | |
JP2003125991A (ja) | 電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2761313B2 (ja) | 電気掃除機の床用吸込具 | |
EP1700556B1 (en) | System and method for increasing inertia in a turbine brush | |
JP2003033310A (ja) | 走行車 | |
JP2006043302A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2002209809A (ja) | 電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機 | |
KR200148057Y1 (ko) | 진공청소기 | |
JP2003275153A (ja) | 電気掃除機の吸込口体 | |
KR970025737A (ko) | 공기조화 덕트의 내부를 청소하기 위한 청소로봇에 관한 것 | |
JP3214020B2 (ja) | 電気掃除機の吸込具 | |
JP3214030B2 (ja) | 電気掃除機の吸込具 | |
JP3181494B2 (ja) | 吸込口体 | |
JP3231715U6 (ja) | フロアブラシアセンブリ | |
CN217366464U (zh) | 一种双马达机芯 | |
JP3034726B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP3821097B2 (ja) | 電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機 | |
JPS63125227A (ja) | 電気掃除機の床ノズル | |
JP4009393B2 (ja) | ワイパ装置 | |
JPH01310629A (ja) | 電気掃除機 |