JP2000102324A - 傾斜式植栽用ポット - Google Patents
傾斜式植栽用ポットInfo
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- JP2000102324A JP2000102324A JP27782798A JP27782798A JP2000102324A JP 2000102324 A JP2000102324 A JP 2000102324A JP 27782798 A JP27782798 A JP 27782798A JP 27782798 A JP27782798 A JP 27782798A JP 2000102324 A JP2000102324 A JP 2000102324A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は屋内、屋外の傾斜面に載置しても、
均一に水補給することができる植栽用ポットを提供す
る。 【解決手段】 植栽用ポット21aはポット本体22
と、ポット本体22内に設けられた培土保持版23と、
培土保持版23の上方に土壌仕切板24で区切って形成
された培土層25と、培土保持版23の下方に、前記土
壌仕切板24の対応する位置に設けられた水仕切板26
と、水仕切板26で形成された複数の分割水槽部27
と、分割水槽部27の水を培土層25に吸い上げる吸水
体28とから構成されている。植栽用ポット21aのポ
ット本体前壁22aの貫通孔29から水を流すと、各分
割水槽部27に水が充満して、オーバーフローして、ポ
ット本体22の後壁22bから流出される。
均一に水補給することができる植栽用ポットを提供す
る。 【解決手段】 植栽用ポット21aはポット本体22
と、ポット本体22内に設けられた培土保持版23と、
培土保持版23の上方に土壌仕切板24で区切って形成
された培土層25と、培土保持版23の下方に、前記土
壌仕切板24の対応する位置に設けられた水仕切板26
と、水仕切板26で形成された複数の分割水槽部27
と、分割水槽部27の水を培土層25に吸い上げる吸水
体28とから構成されている。植栽用ポット21aのポ
ット本体前壁22aの貫通孔29から水を流すと、各分
割水槽部27に水が充満して、オーバーフローして、ポ
ット本体22の後壁22bから流出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は傾斜式植栽用ポット
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から水補給機能を具えた植栽用ポッ
トが種々知られている。
トが種々知られている。
【0003】実開平5−80244号公報には、植物育
成用鉢台の使用例が記載されている。
成用鉢台の使用例が記載されている。
【0004】図8は植物育成用鉢台の使用例を示す要部
断面図である。鉢台1は略円盤状に形成され、その上面
中央に円形状の水溜凹部2が設けられており、上面周縁
にはリング状にフランジ3が形成されている。水溜凹部
2に水4を張り、上面に植木鉢5を載置してある。そし
て、植木鉢5の用土6と水溜凹部2の水4との間に吸水
体として布紐7を垂下させている。上記鉢台1によれ
ば、水溜凹部2の水4は毛細管現象によって布紐7等の
吸水体で吸上げられて、植木鉢5等の植物育成器内の土
及び植物8に自然に補給されるために、水やりの手間が
大幅に省ける。
断面図である。鉢台1は略円盤状に形成され、その上面
中央に円形状の水溜凹部2が設けられており、上面周縁
にはリング状にフランジ3が形成されている。水溜凹部
2に水4を張り、上面に植木鉢5を載置してある。そし
て、植木鉢5の用土6と水溜凹部2の水4との間に吸水
体として布紐7を垂下させている。上記鉢台1によれ
ば、水溜凹部2の水4は毛細管現象によって布紐7等の
吸水体で吸上げられて、植木鉢5等の植物育成器内の土
及び植物8に自然に補給されるために、水やりの手間が
大幅に省ける。
【0005】特開平10−178908号公報には、裁
培装置が記載されている。図9は上記裁培装置の一例を
示す縦断面図であり、図10はその使用状態を示す縦断
面図である。
培装置が記載されている。図9は上記裁培装置の一例を
示す縦断面図であり、図10はその使用状態を示す縦断
面図である。
【0006】箱体9の内部に下から順に、水10を収容
するための水槽部16と、培土層11を保持するための
培土保持板12と、裁培容器13を保持すめための容器
保持板14とを階層状に配置し、さらに、水10を吸上
げるための紐状体15を各裁培容器13から水槽部16
へ垂下している。箱体9には水を供給するための注水口
17と、過剰水を排出するための排水口18を設けてい
る。符号19は透光性を有するカバーである。
するための水槽部16と、培土層11を保持するための
培土保持板12と、裁培容器13を保持すめための容器
保持板14とを階層状に配置し、さらに、水10を吸上
げるための紐状体15を各裁培容器13から水槽部16
へ垂下している。箱体9には水を供給するための注水口
17と、過剰水を排出するための排水口18を設けてい
る。符号19は透光性を有するカバーである。
【0007】上記裁培装置によれば紐状体15を垂下さ
せることにより、水や肥料等の管理に用する労力が軽減
でき、植物を簡単に裁培できる。また、箱体9に注水口
17と排水口18を設けることにより、水槽部16への
水の補給が容易となり、また、水分過剰水による根腐れ
の発生や、培土の流出等を防止できる。
せることにより、水や肥料等の管理に用する労力が軽減
でき、植物を簡単に裁培できる。また、箱体9に注水口
17と排水口18を設けることにより、水槽部16への
水の補給が容易となり、また、水分過剰水による根腐れ
の発生や、培土の流出等を防止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−80244号公報に開示された技術は、水溜凹部2
に水4を張り、上面に植木鉢5を載置しているので、水
溜凹部2の水4が布紐7等の吸水体で吸上げられて減少
した状態を知ることは困難であり、一々植木鉢5を持上
げて確認しなければならない。また、水溜凹部2に水4
を補給するために、一々植木鉢5を持上げなければなら
ない。
5−80244号公報に開示された技術は、水溜凹部2
に水4を張り、上面に植木鉢5を載置しているので、水
溜凹部2の水4が布紐7等の吸水体で吸上げられて減少
した状態を知ることは困難であり、一々植木鉢5を持上
げて確認しなければならない。また、水溜凹部2に水4
を補給するために、一々植木鉢5を持上げなければなら
ない。
【0009】従って、複数個の植物育成用鉢台を使用す
る場合は、水溜凹部2の水4の減少の確認、水4の補給
が繁雑である。また、植木鉢5は鉢台1に載置されてお
り、水が入っている状態で横持ちするのが面倒である。
また、分離して横持ちする場合は布紐7等の吸水体の水
が滴れて面倒である。
る場合は、水溜凹部2の水4の減少の確認、水4の補給
が繁雑である。また、植木鉢5は鉢台1に載置されてお
り、水が入っている状態で横持ちするのが面倒である。
また、分離して横持ちする場合は布紐7等の吸水体の水
が滴れて面倒である。
【0010】また、特開平10−178908号公報に
開示された技術は、以下の問題がある。
開示された技術は、以下の問題がある。
【0011】屋内、屋外等の傾斜面に複数の植栽用容器
(ポット)を載置して、植物の観賞等に供する場合が多
くなっている。このような傾斜面に上記裁培装置を載置
した場合、水槽部10の各位置での水面の高さが異な
り、傾斜面の上方に位置した裁培装置内の植物には充分
に水が補給できない場合が生じる。また、裁培装置は横
持ち等から大きさに制限があり、屋内、屋外等の傾斜面
で要望される長い距離に亙って多数の裁培装置を載置し
た場合、水の補給が繁雑である。
(ポット)を載置して、植物の観賞等に供する場合が多
くなっている。このような傾斜面に上記裁培装置を載置
した場合、水槽部10の各位置での水面の高さが異な
り、傾斜面の上方に位置した裁培装置内の植物には充分
に水が補給できない場合が生じる。また、裁培装置は横
持ち等から大きさに制限があり、屋内、屋外等の傾斜面
で要望される長い距離に亙って多数の裁培装置を載置し
た場合、水の補給が繁雑である。
【0012】本発明は上記のような問題点の解決を図っ
たものであり、屋内、屋外等の傾斜面に載置しても、均
一に水を補給することができる植栽用ポットを提供する
ことを目的とする。
たものであり、屋内、屋外等の傾斜面に載置しても、均
一に水を補給することができる植栽用ポットを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポット本体
と、ポット本体内に設けられた培土保持版と、培土保持
版の上方に形成された培土層と、培土保持版の下方に設
けられた水仕切板と、水仕切板で形成された複数の分割
水槽部と、分割水槽部の水を培土層に吸い上げる吸水体
とからなり、前記ポット本体の前後壁と水仕切板の上部
の同じ高さ位置に貫通孔を設けて、ポット本体を傾斜さ
せて用いるようにしたことを特徴とする傾斜式植栽用ポ
ットである。ここで前壁とはポットを傾けた時のポット
の上方側面を、後壁とは下方側面をいう。
と、ポット本体内に設けられた培土保持版と、培土保持
版の上方に形成された培土層と、培土保持版の下方に設
けられた水仕切板と、水仕切板で形成された複数の分割
水槽部と、分割水槽部の水を培土層に吸い上げる吸水体
とからなり、前記ポット本体の前後壁と水仕切板の上部
の同じ高さ位置に貫通孔を設けて、ポット本体を傾斜さ
せて用いるようにしたことを特徴とする傾斜式植栽用ポ
ットである。ここで前壁とはポットを傾けた時のポット
の上方側面を、後壁とは下方側面をいう。
【0014】本発明によれば、上記構成により、傾斜面
に載置しても、培土保持版と水面の高さがほぼ均一にな
るので、培土に均一に水を補給でき、また、過剰水によ
る根腐れ等を防止できる。
に載置しても、培土保持版と水面の高さがほぼ均一にな
るので、培土に均一に水を補給でき、また、過剰水によ
る根腐れ等を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
よって詳述する。
よって詳述する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態を示す側面断
面図である。植栽用ポット21aはポット本体22と、
ポット本体22内に設けられた培土保持版23と、培土
保持版23の上方に土壌仕切板24で区切って形成され
た培土層25と、培土保持版23の下方に、前記土壌仕
切板24の対応する位置に設けられた水仕切板26と、
水仕切板26で形成された複数の分割水槽部27と、分
割水槽部27の水を培土層25に吸い上げる吸水体28
とから構成されている。
面図である。植栽用ポット21aはポット本体22と、
ポット本体22内に設けられた培土保持版23と、培土
保持版23の上方に土壌仕切板24で区切って形成され
た培土層25と、培土保持版23の下方に、前記土壌仕
切板24の対応する位置に設けられた水仕切板26と、
水仕切板26で形成された複数の分割水槽部27と、分
割水槽部27の水を培土層25に吸い上げる吸水体28
とから構成されている。
【0017】ここでは、培土層25は土壌仕切板24で
区切って、複数の培土層25を形成させたが、土壌仕切
板24を用いることなくポット全体に亙る単一の培土層
を形成することもできる。また、培土層25を植木鉢に
いれて、培土保持版23の上方に設けることもできる。
区切って、複数の培土層25を形成させたが、土壌仕切
板24を用いることなくポット全体に亙る単一の培土層
を形成することもできる。また、培土層25を植木鉢に
いれて、培土保持版23の上方に設けることもできる。
【0018】植栽用ポット21aはポット本体22の前
壁22a、後壁22bと水仕切板の26の上部に、ポッ
トの底面から同じ高さ位置に貫通孔29、35を設けて
いる。符号32は植物であり、符号34は貫通孔であ
る。
壁22a、後壁22bと水仕切板の26の上部に、ポッ
トの底面から同じ高さ位置に貫通孔29、35を設けて
いる。符号32は植物であり、符号34は貫通孔であ
る。
【0019】上記構成の植栽用ポット21aは水平面3
1に対して傾斜角度αを持った傾斜面30に載置させて
用いられる。
1に対して傾斜角度αを持った傾斜面30に載置させて
用いられる。
【0020】本発明の植栽用ポット21aの載置する場
所は、屋内、屋外等で傾斜面を有し、植栽用ポット21
aの載置が要望される場所、例えば駅ビル、デパート等
の階段脇や、雛壇団地の歩道脇、更には歩道橋脇等を対
象とするもので、それに応じた傾斜角度αの傾斜面30
に載置される。
所は、屋内、屋外等で傾斜面を有し、植栽用ポット21
aの載置が要望される場所、例えば駅ビル、デパート等
の階段脇や、雛壇団地の歩道脇、更には歩道橋脇等を対
象とするもので、それに応じた傾斜角度αの傾斜面30
に載置される。
【0021】図2は本発明に用いるポット本体の平面図
であり、図3は図2のA−A、図4は図2のB−B線矢
視による図であり、図5は図2のC−C線矢視による図
である。
であり、図3は図2のA−A、図4は図2のB−B線矢
視による図であり、図5は図2のC−C線矢視による図
である。
【0022】ポット本体22は略長方形の箱状体であ
り、内部に培土保持版23を固定し、更に、二つの土壌
仕切板24を取付けて、ポット本体22内は培土層25
を形成できるようにしている。培土保持版23には、培
土層25を形成する略中央部に貫通孔34を設けて、下
方の分割水槽部27(隠れて見えない)に図示しない吸
水体28を垂下できるようにしている。ポット本体22
内には図5に示すように、水仕切板26の上部に貫通孔
35が設けられ、ポット本体22の前後壁22a、22b
には水仕切板26の貫通孔35と同じ高さ位置に貫通孔
29が設けられている。符号33は水抜孔でポット本体
22が傾斜した際に、培土層25の上方から雨等の水が
掛かっても、培土保持版23上に溜まらないようにして
いる。
り、内部に培土保持版23を固定し、更に、二つの土壌
仕切板24を取付けて、ポット本体22内は培土層25
を形成できるようにしている。培土保持版23には、培
土層25を形成する略中央部に貫通孔34を設けて、下
方の分割水槽部27(隠れて見えない)に図示しない吸
水体28を垂下できるようにしている。ポット本体22
内には図5に示すように、水仕切板26の上部に貫通孔
35が設けられ、ポット本体22の前後壁22a、22b
には水仕切板26の貫通孔35と同じ高さ位置に貫通孔
29が設けられている。符号33は水抜孔でポット本体
22が傾斜した際に、培土層25の上方から雨等の水が
掛かっても、培土保持版23上に溜まらないようにして
いる。
【0023】ポット本体22の側面には、前部と後部の
略中央高さ位置に、一対の支持板36a、36bを介し
て傾斜面に設けられる手摺等に止め具37で取付けがて
きるようにしている。これによって傾斜面に載置した際
に下方に滑ることを防止できる。また、階段等の縦さん
の任意の高さに設置できる。
略中央高さ位置に、一対の支持板36a、36bを介し
て傾斜面に設けられる手摺等に止め具37で取付けがて
きるようにしている。これによって傾斜面に載置した際
に下方に滑ることを防止できる。また、階段等の縦さん
の任意の高さに設置できる。
【0024】ここでは止め具37を設けたが、これに限
定されるものではなく、吊下式のポット本体を用いるこ
ともできる。
定されるものではなく、吊下式のポット本体を用いるこ
ともできる。
【0025】上記ポット本体22は3つの分割した培土
層25を形成したものであるが、分割した培土層25
と、その対応する分割水槽部27の数は横持ち等を考慮
して適宜決めることができる。また、分割水槽部27の
オーバーフロー時の水面の高さも水補給サイクル等を考
慮して適宜決めることができる。
層25を形成したものであるが、分割した培土層25
と、その対応する分割水槽部27の数は横持ち等を考慮
して適宜決めることができる。また、分割水槽部27の
オーバーフロー時の水面の高さも水補給サイクル等を考
慮して適宜決めることができる。
【0026】上記図1〜図5に示した植栽用ポット21
aは傾斜面30に載置させるものであり、ポット本体2
2の前壁22aの貫通孔29から水を流すと、各分割水
槽部27に水が充満して、オーバーフローして、ポット
本体22の後壁22bから流出される。この時、分割水
槽部27の水面と培土保持版23との間隔が一定にな
り、各培土に均一に給水される。
aは傾斜面30に載置させるものであり、ポット本体2
2の前壁22aの貫通孔29から水を流すと、各分割水
槽部27に水が充満して、オーバーフローして、ポット
本体22の後壁22bから流出される。この時、分割水
槽部27の水面と培土保持版23との間隔が一定にな
り、各培土に均一に給水される。
【0027】複数の植栽用ポット21aを傾斜面に載置
する場合は、植栽用ポット21aの各貫通孔29を後述
するように接続管で接続すると、最上段の植栽用ポット
21aに水を注入するだけで、最下段の植栽用ポット2
1aまで水の補給ができるので、水補給のための労力が
非常に軽減できる。
する場合は、植栽用ポット21aの各貫通孔29を後述
するように接続管で接続すると、最上段の植栽用ポット
21aに水を注入するだけで、最下段の植栽用ポット2
1aまで水の補給ができるので、水補給のための労力が
非常に軽減できる。
【0028】図6は本発明の植栽用ポットを水平面に取
付けた状態の一例を示す図である。図1と共通する部分
は同じ符号をつけて説明を省略する。
付けた状態の一例を示す図である。図1と共通する部分
は同じ符号をつけて説明を省略する。
【0029】複数の植栽用ポット21aは、歩道脇の水
平な垣面38に各傾斜基盤39を設け、その上に載置さ
れている。傾斜基盤39の傾斜角度βは美観を持たせる
ように緩やかにしている。各植栽用ポット21の前壁2
2aに設けた貫通孔29から水を注入すると、矢印の方
向に水が流れて、植栽用ポット21aの各分割水槽部2
7に水が充満して、植栽用ポット21の後壁22bの貫
通孔29から流出する。上記植栽用ポット21aは、ポ
ット本体22内に3つの培土層25を形成したものを用
いたが、分割した培土層25と、その対応する分割水槽
部27の数は横持ち等を考慮して適宜決めることができ
る。
平な垣面38に各傾斜基盤39を設け、その上に載置さ
れている。傾斜基盤39の傾斜角度βは美観を持たせる
ように緩やかにしている。各植栽用ポット21の前壁2
2aに設けた貫通孔29から水を注入すると、矢印の方
向に水が流れて、植栽用ポット21aの各分割水槽部2
7に水が充満して、植栽用ポット21の後壁22bの貫
通孔29から流出する。上記植栽用ポット21aは、ポ
ット本体22内に3つの培土層25を形成したものを用
いたが、分割した培土層25と、その対応する分割水槽
部27の数は横持ち等を考慮して適宜決めることができ
る。
【0030】図7は本発明の他の実施の形態を示す側面
断面図である。図1と共通する個所は同じ符号を設け
て、説明を省略した。
断面図である。図1と共通する個所は同じ符号を設け
て、説明を省略した。
【0031】植栽用ポット21bのポット本体22内に
設けられた培土保持版23の上方に、土壌仕切板24に
形成された複数の分割した培土層25を収納する出入れ
可能な器40が設けられている。培土保持版23の下方
に、土壌仕切板24の対応する位置に水仕切板26が設
けられ、分割水槽部27が形成されている。器40の底
部には貫通孔42が設けられ、吸水体28を介して、分
割水槽部27の水が器40に収納された分割培土層25
に吸い上げる。また、分割した培土層25の上には植栽
用ポット21bを傾斜した際に、分割培土層25が動か
ないように、植物32を貫通させた部分の周りに複数の
細孔を有する当板43を載置している。
設けられた培土保持版23の上方に、土壌仕切板24に
形成された複数の分割した培土層25を収納する出入れ
可能な器40が設けられている。培土保持版23の下方
に、土壌仕切板24の対応する位置に水仕切板26が設
けられ、分割水槽部27が形成されている。器40の底
部には貫通孔42が設けられ、吸水体28を介して、分
割水槽部27の水が器40に収納された分割培土層25
に吸い上げる。また、分割した培土層25の上には植栽
用ポット21bを傾斜した際に、分割培土層25が動か
ないように、植物32を貫通させた部分の周りに複数の
細孔を有する当板43を載置している。
【0032】複数の植栽用ポット21bを傾斜面30に
載置し、植栽用ポット21bの各貫通孔29を連結管4
1で接続すると、最上段の植栽用ポット21bに水を注
入するだけで、矢印の方向に水が流れて、最下段の植栽
用ポット21bまで水の補給ができるので、水補給のた
めの労力が非常に軽減できる。
載置し、植栽用ポット21bの各貫通孔29を連結管4
1で接続すると、最上段の植栽用ポット21bに水を注
入するだけで、矢印の方向に水が流れて、最下段の植栽
用ポット21bまで水の補給ができるので、水補給のた
めの労力が非常に軽減できる。
【0033】また植栽用ポット21bの植物32には下
方から充分に水を補給して、表面に直接に水を掛けない
ので、粉塵等の付着がなく、清浄な状態を維持すること
ができる。また、水槽部27の水はオーバーフローさせ
ているので、根腐れの心配がない。
方から充分に水を補給して、表面に直接に水を掛けない
ので、粉塵等の付着がなく、清浄な状態を維持すること
ができる。また、水槽部27の水はオーバーフローさせ
ているので、根腐れの心配がない。
【0034】出入れ可能な器40を設けたことにより、
器40を単位として適宜に植物の配置を変える事ができ
るので、季節に合わせて異なった植物を組合わせて、観
賞を一層楽しませることができる。
器40を単位として適宜に植物の配置を変える事ができ
るので、季節に合わせて異なった植物を組合わせて、観
賞を一層楽しませることができる。
【0035】上記した実施の形態から明らかなように、
本発明によれば以下の効果を挙げることができる。
本発明によれば以下の効果を挙げることができる。
【0036】屋外、屋内を問わず、植栽用ポット21
a、21bが要望される傾斜面30の場所にはそのま
ま、本発明の植栽用ポット21a、21bを載置し、ま
た、植栽用ポット21a、21bが要望される水平面3
1の場所には、簡単な傾斜基盤39を付設してその上に
載置し、最上段の植栽用ポット21a、21bに水を注
入するだけで、複数の植栽用ポット21a、21bに同
時に水の補給ができるので、水の補給に用する労力を非
常に軽減することができる。また植栽用ポット21の植
栽には下方から充分に水を補給して、表面に直接に水を
掛けないので、粉塵等の付着がなく、清浄な状態を維持
することができる。また、水槽部27の水はオーバーフ
ローさせているので、根腐れの心配がない。
a、21bが要望される傾斜面30の場所にはそのま
ま、本発明の植栽用ポット21a、21bを載置し、ま
た、植栽用ポット21a、21bが要望される水平面3
1の場所には、簡単な傾斜基盤39を付設してその上に
載置し、最上段の植栽用ポット21a、21bに水を注
入するだけで、複数の植栽用ポット21a、21bに同
時に水の補給ができるので、水の補給に用する労力を非
常に軽減することができる。また植栽用ポット21の植
栽には下方から充分に水を補給して、表面に直接に水を
掛けないので、粉塵等の付着がなく、清浄な状態を維持
することができる。また、水槽部27の水はオーバーフ
ローさせているので、根腐れの心配がない。
【0037】また、植栽用ポット21bのように、分割
した培土層25を収納する出入れ可能な器40を用いた
場合には、器40を適宜に出入れさせて、異になった植
物を観賞することができる。
した培土層25を収納する出入れ可能な器40を用いた
場合には、器40を適宜に出入れさせて、異になった植
物を観賞することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明は、屋内、屋外等
の傾斜面、水平面に長い距離に亙って複数個載置して
も、均一に水を補給することができ、水の補給に用する
労力を軽減できる。
の傾斜面、水平面に長い距離に亙って複数個載置して
も、均一に水を補給することができ、水の補給に用する
労力を軽減できる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す側面断面図であ
る。
る。
【図2】本発明に用いるポット本体の平面図である。
【図3】図2のA−A線矢視による図である。
【図4】図2のB−B線矢視による図である。
【図5】図2のC−C線矢視による図である。
【図6】本発明の植栽用ポットを水平面に取付けた状態
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す側面断面図であ
る。
る。
【図8】従来の植物育成用鉢台の使用例を示す要部断面
図である。
図である。
【図9】従来の裁培装置の一例を示す縦断面図である。
【図10】図9の裁培装置の使用状態を示す縦断面図で
ある。
ある。
21a、21b 植栽用ポット 22 ポット本体 22a、22b 前後壁 23 培土保持版 24 土壌仕切板 25 培土層 26 水仕切板 27 分割水槽部 28 吸水体 29、34、35、42 貫通孔 30 傾斜面 31 水平面 32 植物 33 水抜孔 36a、36b 一対の支持板 37 止め具 38 垣面 39 傾斜基盤 40 器 41 連結管 43 当板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本博一 東京都台東区浅草二丁目34−3−506 有 限会社 空間デザイン研究所内 Fターム(参考) 2B027 NE06 NE07 NE08 QA05 QB03 QC38 QD02 QD03 RA06 RA14 RA22 RA28 RB03 RC32 UA03 UA10 UA16 UA21
Claims (1)
- 【請求項1】 ポット本体と、ポット本体内に設けられ
た培土保持版と、培土保持版の上方に形成された培土層
と、培土保持版の下方に設けられた水仕切板と、水仕切
板で形成された複数の分割水槽部と、分割水槽部の水を
培土層に吸い上げる吸水体とからなり、前記ポット本体
の前後壁と水仕切板の上部の同じ高さ位置に貫通孔を設
けて、ポット本体を傾斜させて用いるようにしたことを
特徴とする傾斜式植栽用ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27782798A JP2000102324A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 傾斜式植栽用ポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27782798A JP2000102324A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 傾斜式植栽用ポット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000102324A true JP2000102324A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17588828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27782798A Pending JP2000102324A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 傾斜式植栽用ポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000102324A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2430856A (en) * | 2005-10-05 | 2007-04-11 | Jonathan Nigel Hinton | Vertically arranged plant containers |
JP2009521958A (ja) * | 2006-01-09 | 2009-06-11 | コロンビア グリーン テクノロジーズ, インコーポレイテッド | 屋上植栽植物システム(vegetationroofingsystem) |
JP2011505852A (ja) * | 2007-12-18 | 2011-03-03 | トマ フルール エス アー | ウォールフラワーの観賞用装置及び植物の垂直栽培方法 |
CN102577816A (zh) * | 2012-03-13 | 2012-07-18 | 湖南水木生物技术有限公司 | 农作物斜坡育苗方法 |
CN104303884A (zh) * | 2014-11-18 | 2015-01-28 | 李长久 | 一种多功能自助浇水花盆 |
KR101508287B1 (ko) | 2007-08-21 | 2015-04-06 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 식재 용기 |
CN108371058A (zh) * | 2018-04-23 | 2018-08-07 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 具有持水功能的植草沟结构 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP27782798A patent/JP2000102324A/ja active Pending
Cited By (9)
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CN108371058B (zh) * | 2018-04-23 | 2023-08-22 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 具有持水功能的植草沟结构 |
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