[go: up one dir, main page]

JP2000102018A - 動画像復号方法及び装置 - Google Patents

動画像復号方法及び装置

Info

Publication number
JP2000102018A
JP2000102018A JP27109598A JP27109598A JP2000102018A JP 2000102018 A JP2000102018 A JP 2000102018A JP 27109598 A JP27109598 A JP 27109598A JP 27109598 A JP27109598 A JP 27109598A JP 2000102018 A JP2000102018 A JP 2000102018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion vector
image
past
error
decoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27109598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3604290B2 (ja
Inventor
Yasuko Matsumura
靖子 松村
Shigeru Fukunaga
茂 福永
Toshihisa Nakai
敏久 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP27109598A priority Critical patent/JP3604290B2/ja
Priority to US09/401,276 priority patent/US6489996B1/en
Publication of JP2000102018A publication Critical patent/JP2000102018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3604290B2 publication Critical patent/JP3604290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/85Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression
    • H04N19/89Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving methods or arrangements for detection of transmission errors at the decoder
    • H04N19/895Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving methods or arrangements for detection of transmission errors at the decoder in combination with error concealment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/503Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
    • H04N19/51Motion estimation or motion compensation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り検出による画像の歪みが後続する画像に
伝播しない動画像復号方法及び装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、誤り検出信号が与えられた場
合に、その誤りが検出されたスライスの位置情報等を誤
り情報記憶部208に記憶し、予測画像構成部203で
参照される画像部分が誤りを検出したものである場合
に、復元画像記憶部205に記憶されたその画像部分が
誤りを検出していない他の復元フレームその画像部分
と、このフレームと本来参照されるはずだったフレーム
との時間差分を考慮して動きベクトル計算部207で計
算し直された計算後動きベクトルとから、予測画像構成
部203で予測画像を構成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は動画像復号方法及び
装置に関し、例えば、ITU−T(International Tele
communication Union - Teleconmmunication Standardi
zation Sector )で勧告されたH.263やISO(In
ternational Organization for Standardization)で標
準化されたMPEG2で、符号化された動画像を復号す
る方法及び装置に適用して好適なものである。
【従来の技術】文献1:『特開平9−200743号公
報』 ディジタル通信において、膨大な情報量を持つ動画像デ
ータを送信しようとする場合には、動画像データは情報
圧縮が施されて冗長を削られる。一般に標準になってい
る動画像符号化方法において、その圧縮方法には、時間
的に前のフレームとの差分を符号化(フレーム間符号化
と呼ぶ)して時間方向の冗長度を削減する方法がある。
このような方法で圧縮された動画像データに誤りが生じ
たり、データが途中で無くなってしまった場合には、そ
の時のフレームの画像が大きく歪むと共に、時間的に前
のフレームとの差分を符号化しているために、後続する
フレームに歪みが伝播していくことになる。例えば、現
在標準になっているH.263やMPEG2の動画像符
号化方式では、図2に示すように、フレームをある大き
さ(16画素*16画素)のブロック(このブロックを「マ
クロブロック」と呼ぶ)に区切って符号化し、符号化さ
れたマクロブロックを1個又は複数個まとめ、このまと
めたそれぞれの符号化データの間に同期をとるための可
変長符号である同期符号語を挿入している。このような
マクロブロックのまとまりをGOB(Group Of Bloc
k)、スライス、ビデオパケット等と呼ぶが、ここで
は、統一して「スライス」と呼ぶことにする。ここで、
データが欠落したり、誤り検出されたりすると、同期符
号語により次のスライスからは復号可能となるが、デー
タ欠落又は誤りのあるスライスは復号することができな
くなる。そのため、上記文献1に開示された動画像復号
方法には、データ欠落又は誤りのあったスライスに、そ
のスライスと同じ位置にある前のフレームの画像部分を
挿入して、できるだけ誤りの少ない画像に近づける方法
が示されている。この方法は、図3のように、動きの比
較的少ないような動画像に対して有効である。図4は、
上記文献1に開示された動画像復号方法を実現する従来
の動画像復号装置の構成を示すブロック図である。以
下、従来の動画像復号方法について、図4を参照しなが
ら説明する。図4において、ビットストリーム復号部1
00では、与えられたビットストリームから可変長符号
等が復号されて解釈が行われ、その結果、このビットス
トリームが可変係数情報と動きベクトル情報とに分離さ
れる。ここで、可変長符号表に現れない符号語が出現し
たり、あり得ない場所に同期符号語が出現する等の場合
には、誤りを検出したとして誤り検出信号が誤り検出情
報通知部106に出力される。予測誤差復号部101で
は、ビットストリーム復号部100で分離された変換係
数情報が復号されて、予測誤差が復元される。例えば、
H.263やMPEG2の符号化方式においては、予測
誤差復号部101が図5に示す詳細構成を有するもので
あり、変換係数情報が逆量子化部107に入力されて逆
量子化され、その後、逆変換部108で逆DCT(Disc
rete Cosine Transform )変換されることによって、予
測誤差が復元される。ここで、逆量子化された時点で、
変換係数のDC(直交変換)値が所定値内に収まってい
ない場合、誤りを検出したとして誤り検出信号が誤り検
出情報通知部106に出力される。動きベクトル復号部
102では、ビットストリーム復号部100で分離され
た動きベクトル情報が復号されて、動きベクトルが復元
される。ここで、動きベクトルがフレーム外の場所を示
している等のあり得ないものであった場合には、誤りを
検出したとして誤り検出信号が誤り検出情報通知部10
6に出力される。予測画像構成部103では、復元画像
記憶部105に記憶されている1つ前に復元したフレー
ムの画像に、動きベクトル復号部102で復元された動
きベクトルが加えられて、予測画像が構成される。予測
誤差加算部104では、予測画像構成部103で構成さ
れた予測画像に、予測誤差復号部101で復元されたを
予測誤差が加算されて、画像が復元されることになる。
ここで、復元された画像は、次のフレーム画像の復元に
用いるために、復元画像記憶部105に保持される。な
お、復元画像記憶部105は、1つ前の1フレーム分だ
けの画像情報を保持できる容量を持っている。ここで、
ビットストリーム復号部100、予備誤差復号部10
1、又は動きベクトル復号部102で誤りが検出され、
誤り検出通知部106に誤り検出信号が与えられた場合
には、復元画像記憶部105で、その誤り検出されたス
ライスと同じ位置の前のフレームの画像部分が出力さ
れ、予測画像構成部103で、その画像部分が誤り検出
されたスライスに挿入され、予測誤差加算部104でそ
のスライスに予測誤差が加算されないように、誤り検出
通知部106が、予測画像構成部103と予備誤差加算
部104と復元画像記憶部105とに通知する。その結
果、復元された画像の誤りが検出されたスライスには、
そのスライスと同じ位置にある1つ前のフレームの画像
部分がそのまま挿入されることになる。
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の動画
像復号方法では、誤りが検出されたスライスに、そのス
ライスと同じ位置にある1つ前のフレームの画像部分が
そのまま挿入されるので、誤りが検出されたスライスの
画像部分の動きベクトル(時間的変化)が大きい場合に
は、誤りが検出されたスライスの画像部分がそれ以外の
画像に対してずれてしまい、復元された画像が歪んでし
まう。ここで、従来の動画像復号方法では、1つ前に復
元された画像に動きベクトルを加えて画像を復元するの
で、前に復元された画像が誤り検出によって歪んでしま
った場合に、それ以降に復元される画像にも歪みが伝播
してしまうという課題があった。具体的に、図6を参照
しながら説明すると、nフレーム目の動きベクトルの大
きいスライス部分で誤りが検出され、その部分の画像が
復元できない場合には、n−1フレーム目の同じスライ
ス部分の画像で置き換えられることになるが、置き換え
られるスライス部分の動きベクトルが大きいために、そ
のスライス部分の画像がそれ以外の画像に対してずれて
しまい、復元された画像が歪んでしまう。ここで、n+
1フレームはnフレームの画像に動きベクトルを加えて
復元するので、n+1フレームにもnフレームの歪みが
伝播してしまうことになる。そのため、誤り検出による
画像の歪みが後続する画像に伝播しない動画像復号方法
及び装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明は、動き補償機能を有する予測画像符
号化方式で符号化された動画像符号化データを復号する
動画像復号方法において、(1)過去に復元した時刻が
異なる複数の画像と、その各画像について、誤り検出さ
れた、符号化の際に動きベクトルを算出する単位である
部分領域を指定する誤り領域指定情報とを記憶し、
(2)現時刻の画像における復号しようとしている部分
領域について到来した受信動きベクトルと、記憶されて
いる上記誤り領域指定情報とから、復号しようとしてい
る上記部分領域の復元に用いる1又は複数の参照用過去
画像を決定すると共に、その参照用の過去画像上で、復
号しようとしている上記部分領域に対応した領域を規定
するための参照用動きベクトルを決定し、(3)決定さ
れた参照用過去画像及び参照用動きベクトルを参照し
て、復号しようとしている部分領域についての復元画像
を得ることを特徴とする。また、第2の本発明は、動き
補償機能を有する予測画像符号化方式で符号化された動
画像符号化データを復号する動画像復号方法において、
(1)過去に復元した時刻が異なる複数の画像と、その
各画像について、誤り検出された、符号化の際に動きベ
クトルを算出する単位である部分領域を指定する誤り領
域指定情報と、過去に復元した各画像の構成要素である
各部分領域について到来した過去受信動きベクトルとを
記憶し、(2)現時刻の画像における復号しようとして
いる部分領域について到来した受信動きベクトルと、記
憶されている上記誤り領域指定情報及び上記過去受信動
きベクトルとから、復号しようとしている上記部分領域
の復元に用いる1又は複数の参照用過去画像を決定する
と共に、その参照用の過去画像上で、復号しようとして
いる上記部分領域に対応した領域を規定するための参照
用動きベクトルを決定し、(3)決定された参照用過去
画像及び参照用動きベクトルを参照して、復号しようと
している部分領域についての復元画像を得ることを特徴
とする。さらに、第3の本発明は、動き補償機能を有す
る予測画像符号化方式で符号化された動画像符号化デー
タを復号する動画像復号装置において、(1)過去に復
元した時刻が異なる複数の画像と、その各画像につい
て、誤り検出された、符号化の際に動きベクトルを算出
する単位である部分領域を指定する誤り領域指定情報と
を記憶する記憶手段と、(2)現時刻の画像における復
号しようとしている部分領域について到来した受信動き
ベクトルと、記憶している上記誤り領域指定情報とか
ら、復号しようとしている上記部分領域の復元に用いる
1又は複数の参照用過去画像を決定すると共に、その参
照用の過去画像上で、復号しようとしている上記部分領
域に対応した領域を規定するための参照用動きベクトル
を決定する復号時参照情報決定手段と、(3)決定され
た参照用過去画像及び参照用動きベクトルを参照して、
復号しようとしている部分領域についての復元画像を得
る画像復号手段とを有することを特徴とする。さらにま
た、第4の本発明は、動き補償機能を有する予測画像符
号化方式で符号化された動画像符号化データを復号する
動画像復号装置において、(1)過去に復元した時刻が
異なる複数の画像と、その各画像について、誤り検出さ
れた、符号化の際に動きベクトルを算出する単位である
部分領域を指定する誤り領域指定情報と、過去に復元し
た各画像の構成要素である各部分領域について到来した
過去受信動きベクトルとを記憶する記憶手段と、(2)
現時刻の画像における復号しようとしている部分領域に
ついて到来した受信動きベクトルと、記憶している上記
誤り領域指定情報及び上記過去受信動きベクトルとか
ら、復号しようとしている上記部分領域の復元に用いる
1又は複数の参照用過去画像を決定すると共に、その参
照用の過去画像上で、復号しようとしている上記部分領
域に対応した領域を規定するための参照用動きベクトル
を決定する復号時参照情報決定手段と、(3)決定され
た参照用過去画像及び参照用動きベクトルを参照して、
復号しようとしている部分領域についての復元画像を得
る画像復号手段とを有することを特徴とする。
【発明の実施の形態】(A) 第1の実施形態 以下、本発明による動画像復号方法及び装置を適用した
第1の実施形態について、図面を参照しながら詳述す
る。 (A−1) 構成の説明 図1は、第1の実施形態の動画像復号装置の構成を示す
ブロック図である。図1において、この実施形態の動画
像復号装置は、ビットストリーム復号部200と、予測
誤差復号部201と、動きベクトル復号部202と、予
測画像構成部203と、予測誤差加算部204と、復元
画像記憶部205と、誤り検出情報通知部206と、動
きベクトル計算部207と、誤り情報記憶部208とを
有する。まず、各構成要素について説明する。ビットス
トリーム復号部200は、与えられたビットストリーム
から可変長符号等を復号して解釈を行い、その結果、ビ
ットストリームを可変係数情報と動きベクトル情報とに
分離するものである。ここで、ビットストリーム中に、
可変長符号表に現れない符号語が出現したり、あり得な
い場所に同期符号語が出現する等の場合には、誤りが検
出されたとして誤り検出信号を誤り検出情報通知部20
6に出力する。予測誤差復号部201は、ビットストリ
ーム復号部200で分離された変換係数情報を復号し
て、予測誤差を復元するものである。ここで、変換係数
の値が所定値内に収まっていない等のあり得ないもので
あった場合には、誤りが検出されたとして誤り検出信号
を誤り検出情報通知部206に出力する。動きベクトル
復号部202は、ビットストリーム復号部200で分離
された動きベクトル情報を復号して、予測画像を構成す
るときに用いる動きベクトルを復元するものである。こ
こで、動きベクトルがフレーム外の場所を示している等
のあり得ないものであった場合には、誤りを検出したと
して誤り検出信号が誤り検出情報通知部206に出力さ
れる。なお、与えられたビットストリームはマクロブロ
ック単位で符号化されたものであるので、予測誤差復号
部201及び動きベクトル復号部202で復元される予
測誤差及び動きベクトルはマクロブロック単位で復元さ
れることになる。予測画像構成部203は、誤り検出情
報通知部206から誤り検出信号が与えられた旨の通知
がない場合で、誤り情報記憶部208から参照復元画像
誤り信号が与えられないときには、動きベクトル復号部
202で復元された動きベクトルのマクロブロックに対
応する1つ前のフレームの画像部分を復元画像記憶部2
05から参照し、動きベクトル復号部102で復元され
た動きベクトルをこの参照画像部分に加えて、このマク
ロブロックの予測画像部分を生成し、各マクロブロック
の予測画像部分を同様に生成することによって、予測画
像を構成するものである。また、誤り情報記憶部208
から参照復元画像誤り信号が与えられたときには、動き
ベクトル復号部202で復元された動きベクトルのマク
ロブロックに対応する、復元画像記憶部205から出力
される所定の複数前のフレームの画像部分に、動きベク
トル計算部207で計算された計算後動きベクトルを加
えて、このマクロブロックの予測画像部分を生成するも
のである。一方、誤り検出情報通知部206から誤り検
出信号が与えられた旨の通知があった場合には、その通
知があったスライスと同じ位置ある1つ前のフレームの
画像部分を復元画像記憶部205から参照し、その画像
部分をそのままそのスライスに挿入して予測画像にする
ものである。予測誤差加算部204は、予測画像構成部
203で構成された予測画像に、予測誤差復号部201
で復元された予測誤差を加算して、画像を復元するもの
である。ここで、誤り検出情報通知部206から誤り検
出信号が与えられた旨の通知があった場合には、その通
知があったスライスには予測誤差を加えないで、画像を
復元するものである。なお、この復元された画像は、次
のフレームの復元に用いるために、復元画像記憶部20
5に記憶されることになる。復元画像記憶部205は、
予測誤差加算部204で復元された画像を、1フレーム
分だけの画像情報を記憶できるだけでなく、所定の複数
フレーム分の画像情報を記憶でき、予測画像構成部20
3で参照される画像部分を出力するものである。ここ
で、図7は、復元画像記憶部205の詳細構成を示すブ
ロック図である。図7において、復元画像記憶部205
は、各フレームの画像を記憶するN+1個のフレーム記
憶部209−0〜209−Nと、空いているフレーム記
憶部または一番古いフレームが格納されているフレーム
記憶部を選定し、この選定したフレーム記憶部に予測誤
差加算部204で復元した画像を記憶させると共に、そ
の記憶させたフレーム記憶部の識別情報を誤り情報記憶
部208に出力する記憶制御切替部210と、誤り検出
情報通知部206又は誤り情報記憶部208からの信号
に基づいて予測画像構成部203で参照されるフレーム
を記憶するフレーム記憶部を選定して予測画像構成部2
03に出力する出力切り替え部211と有する。なお、
出力切り替え部211では、誤り検出通知部206から
誤り検出信号が与えられた旨の通知があった場合には、
その誤りスライスを、そのスライスと同じ位置の1つ前
のフレームの画像部分で置き換えるため、1つ前に復元
されたフレームが記憶されているフレーム記憶部が選定
され、それ以外の場合で誤り情報記憶部208から参照
復元画像誤り信号が与えられたときには、後述する図9
に示すアルゴリズムに従ってフレーム記憶部が選定さ
れ、それ以外のときは1つ前に復元されたフレームが格
納されているフレーム記憶部が選定されることになる。
誤り検出情報通知部206は、ビットストリーム復号部
200、予備誤差復号部201、又は動きベクトル復号
部202で誤りが検出されて誤り検出信号が与えられた
場合に、復元画像記憶部205で誤りが検出されたスラ
イスと同じ位置の1つ前の画像部分が予測画像構成部2
03に出力され、予測画像構成部203で誤りが検出さ
れたスライスにそのスライスと同じ位置の1つ前の画像
部分が挿入されて予測画像が構成され、予測誤差加算部
204でその構成した予測画像の誤りが検出されたスラ
イスに予測誤差が加えられないように、予測画像構成部
203と予備誤差加算部204と復元画像記憶部205
とに通知するものである。また、誤り検出情報通知部2
06は、誤り検出信号が与えられた場合に、その誤りが
検出されたスライスの位置情報と、そのスライスを有す
るフレーム番号情報と、そのフレームを記憶する復元画
像記憶部205のフレーム記憶部の識別情報とから構成
される復元画像誤り情報を、誤り情報記憶部208に記
憶させるものである。なお、フレーム番号情報は、誤り
検出されたフレームがどのフレームであるかを識別でき
るものであり、同時にそのフレームの時間情報をも知る
ことができる。すなわち、誤り情報記憶部208には、
どのフレームのどの部分(スライス)で誤り検出され復
号不可能であったかという情報が保持されていることに
なる。動きベクトル計算部207は、誤り情報記憶部2
08から参照復元画像誤り信号が与えられた場合に、後
述する図9に示すアルゴリズムに従って参照されるフレ
ームと、本来参照されるべき1つ前のフレームとの時間
差分を考慮して、動きベクトル復号部202で復元され
た動きベクトルを計算し直した動きベクトルを出力する
ものである。誤り情報記憶部208は、誤り検出情報通
知部206からの復元画像誤り情報を記憶すると共に、
この復元画像誤り情報に基づいて復元画像記憶部205
から予測画像構成203に出力されて参照される画像部
分が誤りを検出したものである場合に、復元画像記憶部
で後述する図9に示すアルゴリズムに従って参照するフ
レームの画像部分が出力され、動きベクトル計算部20
7でその選定された参照フレームに基づく動きベクトル
が計算し直され、予測画像構成部203でこの参照フレ
ームにこの計算後動きベクトルが加えられたものが予測
画像部分になるように、予測画像構成部203と復元画
像記憶部205と動きベクトル計算部207とに参照復
元画像誤り信号を出力するものである。 (A−2) 動作の説明 以上のような構成を有する動画像復号装置の動作につい
て、従来とは異なる点を中心に説明する。まず、概念的
な動作について、図8を参照しながら説明する。図8に
おいて、n+1フレーム目の図示するマクロブロックを
復号しようとする際に、参照するnフレーム目の薄いグ
レーの部分(スライス)が誤って復号不可能でった場
合、動きベクトルが示す部分に含まれる画像歪みがその
まま予測画像として用いられてしまう。これを避けるた
めに、nフレーム目の薄いグレーの部分を参照する代わ
りに、動きベクトルを2倍の大きさにして、n−1フレ
ーム目を参照する(n−1フレーム目の濃いグレーの部
分)。このようにすると、Nフレーム目の画像歪みをそ
のまま利用することなく予測画像を構成することができ
る。なお、ここでは、n−1フレームの参照する画像部
分が誤っていない場合について説明したが、n−1フレ
ームが誤っている場合には、n−2フレームさらにn−
3フレーム ...と誤っていないフレームが見つかる
まで参照されることになる。また、この場合、動きベク
トルの倍率をかえる必要があるが、その倍率を何倍のに
するかは後述する。次に、この実施形態の予測画像構成
の動作について、図1及び図7と図9のフローチャート
とを参照しながら説明する。なお、図9のフレーチャー
トは、画素毎に動作させるものである。まず、動きベク
トル復号部202から出力される動きベクトルVを計算
後動きベクトルVdに代入しておく(ステップA1)。
ステップA2で、計算後動きベクトルVdから参照すべ
き復元画像の位置を求め、その復元画像が誤っていない
かを誤り情報記憶部208の誤り情報から調べ、参照す
べき復元画像が誤っている場合には、ステップA3に進
む。参照すべき復元画像が誤っている場合とは、計算後
動きベクトルVdの示す部分が図8のnフレーム目の薄
いグレーのスライスに含まれている場合である。参照す
べき復元画像が誤っていない場合には、計算後動きベク
トルVdと参照すべき復元画像から予測画像を構成する
(ステップA6)。ステップA3では、参照すべき復元
画像よりも時間的1つ前に復元されたフレームが復元画
像記憶部205のフレーム記憶部209−0〜Nのいず
れに存在するか否かを調べる。ステップA3で偽である
場合には、現在の計算後動きベクトルVdと選ばれてい
る復元画像とから予測画像を構成することになる(ステ
ップA6)。ステップA3で真である場合には、参照す
べき復元画像よりも時間的1つ前に復元されたフレーム
を参照すべき復元画像とする(ステップA4)。そして
ステップA5で参照すべき復元画像のフレーム番号、復
元としている画像のフレーム番号、及び復元しようとし
ている画像の1つ前に復元された画像のフレーム番号か
ら、計算後動きベクトルVdを計算し直す。計算後動き
ベクトルVdの計算方法は下記式1のようになる。 式1:Vd={(TRd−TRr)/(TRd−TRp)} * V ここで、TRdは、復号しようとする画像のフレーム番
号から計算される時間情報、TRrは、参照すべき画像
のフレーム番号から計算される時間情報、TRpは、復
号しようとする画像の1つ前に復元された画像のフレー
ム番号から計算される時間情報を表す。この実施形態の
場合、フレーム番号がそのまま時間情報を表すとする
と、下記式2のように、計算後動きベクトルVdの値
は、動きベクトルVの2倍となる。 式2:Vd=[{(n+1)−(n−1)}/{(n+1)−n}] * V = 2 * V 計算後動きベクトルVdを計算した後、ステップA2に
戻り、再び、計算後動きベクトルVdが示す参照すべき
復元画像が誤っているか否かを調べる。ステップA2か
らステップA5を繰り返すことにより、誤り検出される
復号不可能となっていない参照すべき復元画像を見つけ
だし、その復元画像から予測画像を構成することができ
る。 (A−3) 効果の説明 以上のように、第1の実施形態によれば、(1)誤り検
出信号が与えられた場合に、その誤りが検出されたスラ
イスの位置情報と、そのスライスを有するフレーム番号
情報と、そのフレームを記憶する復元画像記憶部205
のフレーム記憶部の識別情報とから構成される復元画像
誤り情報を、誤り情報記憶部208に記憶させる誤り検
出情報通知部206と、(2)復元画像誤り情報に基づ
いて、予測画像構成203で参照される画像部分が誤り
を検出したものである場合に、参照復元画像誤り信号を
出力する誤り情報記憶部208と、(3)予測誤差加算
部204で復元された画像を所定の複数フレーム分記憶
し、誤り情報記憶部208から参照復元画像誤り信号が
与えられた場合に、図9に示すアルゴリズムに従って参
照するフレームの画像部分を出力する復元画像記憶部2
05と、(4)誤り情報記憶部208から参照復元画像
誤り信号が与えられた場合に、図9に示すアルゴリズム
に従って参照されるフレームと本来参照されるべき1つ
前のフレームとの時間差分を考慮して、動きベクトル復
号部202で復元された動きベクトルを計算し直した動
きベクトルを出力する動きベクトル計算部207と、
(5)復元画像記憶部205からの参照フレームの画像
部分に、動きベクトル計算部207からの計算後動きベ
クトルを加えて予測画像を構成する予測画像構成部20
3とを有するので、1つ前に復元された画像が誤り検出
によって歪んでしまった場合でも、それ以降に復元され
る画像に歪みが伝播することを防ぐことができる。具体
的に、図10を参照しながら説明すると、動きのある部
分で誤りがあった(nフレーム目)としても、その部分
は予測画像として用いないで、代わりに、それよりも時
間的に前に復元されたフレーム(n−1フレーム目)を
用いて予測画像を構成するように制御しているので、図
10のnフレーム目の画像歪みがその後のフレーム(n
+1フレーム目)に影響しないようになる。 (B) 第2の実施形態 以下、本発明による動画像復号方法及び装置を適用した
第2の実施形態について、図面を参照しながら詳述す
る。図11は、第2の実施形態の動画像復号装置構成を
示すブロック図である。図11において、この実施形態
の動画像復号装置は、ビットストリーム復号部300
と、予測誤差復号部301と、動きベクトル復号部30
2と、予測画像構成部303と、予測誤差加算部304
と、復元画像記憶部305と、誤り検出情報通知部30
6と、動きベクトル計算部307と、誤り情報記憶部3
08と、動きベクトル記憶部312とを有する。なお、
図11において、動きベクトル計算部307及び動きベ
クトル記憶部312以外の構成要素は、図1に示した第
1の実施形態の同一名の構成要素と同様であり、説明を
省略する。従って、以下、動きベクトル計算部307及
び動きベクトル記憶部312の構成要素について説明す
る。動きベクトル計算部307は、誤り情報記憶部30
8から参照復元画像誤り信号が与えられた場合に、後述
する図13に示すアルゴリズムに従って参照されるフレ
ームの画像部分と本来参照されるべき1つ前のフレーム
の画像部分との間の動きベクトルが、動きベクトル記憶
部312に記憶された復元された画像の動きベクトルに
基づいて計算されて、さらにこの計算された動きベクト
ルと動きベクトル復号部302で復号された動きベクト
ルとを合成した動きベクトルを予測画像構成部303に
出力するものである。動きベクトル記憶部312は、動
きベクトル復号部302で復元された動きベクトルを、
復元画像記憶部305で記憶できるフレーム分記憶する
ものである。ここで、記憶されている動きベクトルは、
誤り情報記憶部308から復元画像誤り信号を受け取っ
たときに、動きベクトル計算部307での動きベクトル
計算に用いられることになり、動きベクトル記憶部31
2と動きベクトル計算部307とに接続されており、ま
た、誤り情報記憶部308からの復元画像誤り信号を与
えられるようになっている。次に、このような構成を有
する動画像復号装置の動作について、第1の実施形態と
は異なる点を中心に説明する。まず、概念的な動作につ
いて、図12を参照しながら説明する。図12におい
て、n+1フレーム目の図示するマクロブロックを復号
しようとする際に、参照するnフレーム目の薄いグレー
の部分(スライス)が誤って復号不可能でった場合、動
きベクトルが示す部分に含まれる画像歪みがそのまま予
測画像として用いられてしまう。これを避けるために、
nフレーム目の薄いグレーの部分を参照する代わりに、
動きベクトルを計算し直して、n−1フレーム目を参照
する。参照すべき復元画像が存在する部分は、動きベク
トルVを用いてnフレーム目から予測画像を構成し復元
画像が存在しない部分(濃いグレー部分)は、計算し直
した動きベクトルVdを用いてn−1フレーム目から予
測画像を構成する。次に、動きベクトルの計算方法につ
いて、図12を参照しながら説明する。まず、復号しよ
うとするマクロブロックの動きベクトルVが指し示す1
つ前のフレームの画像部分(図12ではnフレーム目の
太枠部分)のうち参照すべき復元画像の一部分だけでも
存在するか否かを調べる。もし存在する場合には、対応
する復元画像の動きベクトルが動きベクトル記憶部31
2に保持されているはずであるので、その動きベクトル
を取り出す。図12では、nフレーム目のとのマク
ロブロックは復号できるので、それらのマクロブロック
に対する動きベクトルVとVを取り出す。Vdは、
下記式3に示すように、その動きベクトルを重み付けし
て和をとり、動きベクトルVに足し込む。なお、重みa
及びbは、動きベクトルVが指し示す1つ前のフレーム
の画像部分(図12ではnフレーム目の太枠部分)で、
マクロブロック、がそれぞれ占めている面積の比を
表している。また、Vdの初期値はVである。 式3:Vd=Vd+(a*V)+(b*V) 上記式3は、図12に示すように、参照すべき復元画像
が2つのみの場合であるが、3つ以上のマクロブロック
にまたがっている場合には、下記式4のように計算す
る。なお、重みa1、a2、....、anは、動きベクト
ルVが指し示す1つ前のフレームの画像部分で、それぞ
れのマクロブロックが占めている面積比を表す。また、
Vdの初期値はVである。 式4:Vd=Vd+(a1*V1)+(a2*V2)+....+(an*Vn) 復号しようとするマクロブロックの動きベクトルVが指
し示す1つ前のフレームの画像部分(図12ではnフレ
ーム目の太枠部分)のうち参照すべき復元画像が全く存
在しない場合(参照すべき復元画像が誤りスライスに完
全に含まれてしまう場合)は、第1の実施形態と同様に
動き下区採るVdを計算する。このようにすると、nフ
レーム目の画像歪みをそのまま利用することなく予測画
像を構成することができる。次に、この実施形態の予測
画像構成の動作について、図11及び図12と図13の
フローチャートとを参照しながら説明する。なお、図1
3のフレーチャートは、画素毎に動作させるものであ
る。まず、動きベクトル復号部302から出力される動
きベクトルVを計算後動きベクトルVdに代入しておく
(ステップB1)。ステップB2で、計算後動きベクト
ルVdから参照すべき復元画像の位置を求め、その復元
画像が誤っていないかを誤り情報記憶部308の誤り情
報から調べ、参照すべき復元画像が誤っている場合に
は、ステップB3に進む。参照すべき復元画像が誤って
いる場合とは、計算後動きベクトルVdの示す部分が図
12のnフレーム目の薄いグレーのスライスに含まれて
いる場合である。参照すべき復元画像が誤っていない場
合には、計算後動きベクトルVdと参照すべき復元画像
から予測画像を構成する(ステップB8)。ステップB
3では、参照すべき復元画像よりも時間的1つ前に復元
されたフレームが復元画像記憶部305のn+1個のフ
レーム記憶部のいずれに存在するか否かを調べる。ステ
ップB3で偽である場合には、現在の計算後動きベクト
ルVdと選ばれている復元画像とから予測画像を構成す
ることになる(ステップB8)。ステップB3で真であ
る場合には、参照すべき復元画像よりも時間的1つ前に
復元されたフレームを参照すべき復元画像とする(ステ
ップB4)。そして、復号しようとするマクロブロック
に対する参照すべき復元画像が一部分でも残っているか
否かを判定する(ステップB5)。ステップB5で真で
ある場合には、動きベクトル記憶部312で記憶されて
いる動きベクトルを用いて上記式3又は式4のように計
算後動きベクトルVdを計算し直し(ステップB6)、
ステップB2に戻る。ステップB5で偽である場合に
は、ステップB5で参照すべき復元画像のフレーム番
号、復号化しようとしている画像のフレーム番号、及び
復号化しようとしている画像の1つ前に復元された画像
のフレーム番号から動きベクトルVdを計算し直す。こ
の計算後動きベクトルVdの計算方法は第1の実施形態
で示した上記式1のように行う。そして、ステップB2
に戻り、再び計算後動きベクトルVdが示す参照すべき
復元画像が誤っているか否かを調べる。ステップB2か
らステップB6又はB7を繰り返すことにより、誤り検
出される復号不可能となっていない参照すべき復元画像
を見つけ出し、その復元画像から予測画像を構成するこ
とができる。以上のように、第2の実施形態によれば、
第1の実施形態と同様な効果が得られる。また、第2の
実施形態によれば、第1の実施形態では、動きベクトル
計算部での動きベクトル計算は、フレームの時間間隔に
のみ比例するので、画像内の物体の動きが等速度運動し
ているものに対してのみ有効であったが、第2の実施形
態ではそれに加えて、過去に復号された動きベクトルを
も用いて復号するので、画像内の物体の動きに加速度が
あっても対応することができる。 (C) 他の実施形態 上記各実施形態においては、誤り検出通知部が受け取る
誤り検出信号は、ビットストリーム復号部、予測誤差復
号部、及び動きベクトル復号部から受け取っていたが、
動画像復号装置の外部に誤り検出機能を持つ場合には、
その外部からの誤り検出信号を受け取るようにしても良
い。また、第2の実施形態では、動きベクトル計算部で
の動きベクトルの計算(上記式4に示す計算)は、動き
ベクトル記憶部に格納されている動きベクトルのみを用
いているが、第1の実施形態の計算方法も考慮に入れ、
下記式5のように計算することもできる。なお、重みa
1、a2、....、anの比は、動きベクトルVが指し示
す1つ前のフレームの画像部分で、それぞれのマクロブ
ロックが占めている面積の比を表す。また、Vdの初期
値はVである。 式5:Vd=b1*{Vd+(a1*V1)+(a2*V2)+....+(an*Vn)} +b2*[{(TRd−TRr)/(TRd−TRp)*V)} さらに、第2の実施形態では、上記式4での重みa1、
a2、....、anは、必ずしも、動きベクトルVが指し
示す1つ前のフレームの画像部分でそれぞれのマクロブ
ロックが占めている面積の比である必要も無く、別の値
にすることもできる。さらにまた、第2の実施形態で
は、動きベクトル記憶部の容量は、復元画像記憶部に記
憶されている復元画像分の動きベクトルを保持するため
の容量が必要であるように説明したが、それより少なく
ても良い。この場合、復元画像のみが記憶されていて、
それに対応する動きベクトルが記憶されていない場合が
あるが、そのような場合には、上記式4又は式5のよう
に動きベクトルを計算する代わりに、第1の実施形態の
ように式2で計算すれば動作可能である。また、上記各
実施形態では、図8及び図12に示すように、復号する
フレームの1つ(又は複数)前のフレームの画像部分に
おいて、復元画像がある部分は、動きベクトルを用いて
予測画像部分を生成し、一方、復元画像がない部分は、
さらに1つ前のフレームの画像部分から計算後動きベク
トルを用いて予測画像部分を生成するものを示したが、
1つ前のフレームの画像部分に復元画像がある部分にお
いても、さらに1つ前のフレームの画像部分から計算後
動きベクトルを用いて予測画像部分を生成するものであ
っても良い。
【発明の効果】以上のように、第1の本発明によれば、
動き補償機能を有する予測画像符号化方式で符号化され
た動画像符号化データを復号する動画像復号方法におい
て、(1)過去に復元した時刻が異なる複数の画像と、
その各画像について、誤り検出された、符号化の際に動
きベクトルを算出する単位である部分領域を指定する誤
り領域指定情報とを記憶し、(2)現時刻の画像におけ
る復号しようとしている部分領域について到来した受信
動きベクトルと、記憶されている上記誤り領域指定情報
とから、復号しようとしている上記部分領域の復元に用
いる1又は複数の参照用過去画像を決定すると共に、そ
の参照用の過去画像上で、復号しようとしている上記部
分領域に対応した領域を規定するための参照用動きベク
トルを決定し、(3)決定された参照用過去画像及び参
照用動きベクトルを参照して、復号しようとしている部
分領域についての復元画像を得るので、上記受信ベクト
ルで復号しようとする過去画像の領域部分が誤り検出さ
れて参照できない場合あっても、この領域部分が参照で
きる参照用過去画像と参照用動きベクトルとを決定し、
この決定した参照用過去画像及び参照用動きベクトルに
よって復号しようとしている部分領域についての復元画
像を得ることができ、誤り検出による画像の歪みが後続
する画像に伝播することを防ぐことができる。また、第
2の本発明によれば、動き補償機能を有する予測画像符
号化方式で符号化された動画像符号化データを復号する
動画像復号方法において、(1)過去に復元した時刻が
異なる複数の画像と、その各画像について、誤り検出さ
れた、符号化の際に動きベクトルを算出する単位である
部分領域を指定する誤り領域指定情報と、過去に復元し
た各画像の構成要素である各部分領域について到来した
過去受信動きベクトルとを記憶し、(2)現時刻の画像
における復号しようとしている部分領域について到来し
た受信動きベクトルと、記憶されている上記誤り領域指
定情報及び上記過去受信動きベクトルとから、復号しよ
うとしている上記部分領域の復元に用いる1又は複数の
参照用過去画像を決定すると共に、その参照用の過去画
像上で、復号しようとしている上記部分領域に対応した
領域を規定するための参照用動きベクトルを決定し、
(3)決定された参照用過去画像及び参照用動きベクト
ルを参照して、復号しようとしている部分領域について
の復元画像を得るので、第1の本発明と同様の効果が得
られると共に、上記参照用過去画像と上記参照用動きベ
クトルを上記過去受信動きベクトルからも含めて決定
し、上記参照用過去画像と上記参照用動きベクトルの精
度を向上することができる。さらに、第3の本発明によ
れば、動き補償機能を有する予測画像符号化方式で符号
化された動画像符号化データを復号する動画像復号装置
において、(1)過去に復元した時刻が異なる複数の画
像と、その各画像について、誤り検出された、符号化の
際に動きベクトルを算出する単位である部分領域を指定
する誤り領域指定情報とを記憶する記憶手段と、(2)
現時刻の画像における復号しようとしている部分領域に
ついて到来した受信動きベクトルと、記憶している上記
誤り領域指定情報とから、復号しようとしている上記部
分領域の復元に用いる1又は複数の参照用過去画像を決
定すると共に、その参照用の過去画像上で、復号しよう
としている上記部分領域に対応した領域を規定するため
の参照用動きベクトルを決定する復号時参照情報決定手
段と、(3)決定された参照用過去画像及び参照用動き
ベクトルを参照して、復号しようとしている部分領域に
ついての復元画像を得る画像復号手段とを有するので、
上記受信ベクトルで復号しようとする過去画像の領域部
分が誤り検出されて参照できない場合あっても、この領
域部分が参照できる参照用過去画像と参照用動きベクト
ルとを決定し、この決定した参照用過去画像及び参照用
動きベクトルによって復号しようとしている部分領域に
ついての復元画像を得ることができ、誤り検出による画
像の歪みが後続する画像に伝播することを防ぐことがで
きる。さらにまた、第4の本発明によれば、動き補償機
能を有する予測画像符号化方式で符号化された動画像符
号化データを復号する動画像復号装置において、(1)
過去に復元した時刻が異なる複数の画像と、その各画像
について、誤り検出された、符号化の際に動きベクトル
を算出する単位である部分領域を指定する誤り領域指定
情報と、過去に復元した各画像の構成要素である各部分
領域について到来した過去受信動きベクトルとを記憶す
る記憶手段と、(2)現時刻の画像における復号しよう
としている部分領域について到来した受信動きベクトル
と、記憶している上記誤り領域指定情報及び上記過去受
信動きベクトルとから、復号しようとしている上記部分
領域の復元に用いる1又は複数の参照用過去画像を決定
すると共に、その参照用の過去画像上で、復号しようと
している上記部分領域に対応した領域を規定するための
参照用動きベクトルを決定する復号時参照情報決定手段
と、(3)決定された参照用過去画像及び参照用動きベ
クトルを参照して、復号しようとしている部分領域につ
いての復元画像を得る画像復号手段とを有するので、第
3の本発明と同様の効果が得られると共に、上記参照用
過去画像と上記参照用動きベクトルを上記過去受信動き
ベクトルからも含めて決定し、上記参照用過去画像と上
記参照用動きベクトルの精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の動画像復号装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】マクロブロックとスライスの説明図である。
【図3】従来の動画像復号方法において、動きの小さい
部分に誤りを検出した場合の説明図である。
【図4】従来の動画像復号装置の構成を示すブロック図
である。
【図5】従来の動画像復号装置の予測誤差復号部101
の詳細構成を示すブロック図である。
【図6】従来の動画像復号方法において、動きの大きい
部分に誤りを検出した場合の説明図である。
【図7】第1の実施形態の復元画像記憶部205の詳細
構成を示すブロック図である。
【図8】第1の実施形態の動作概念の説明図である。
【図9】第1の実施形態の予測画像構成の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】第1の実施形態による効果の説明図である。
【図11】第2の実施形態の動画像復号装置の構成を示
すブロック図である。
【図12】第2の実施形態の動作概念の説明図である。
【図13】第2の実施形態の予測画像構成の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
203…予測画像構成部、205…復元画像記憶部、2
07…動きベクトル計算部、208…誤り情報記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 敏久 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK01 MA01 MA05 MC11 NN01 NN08 NN11 NN21 NN28 NN34 PP04 RF01 RF09 RF11 SS06 SS07 TA21 TA25 TA62 TA65 TA76 TB08 TC11 TC22 TD18 UA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動き補償機能を有する予測画像符号化方
    式で符号化された動画像符号化データを復号する動画像
    復号方法において、 過去に復元した時刻が異なる複数の画像と、その各画像
    について、誤り検出された、符号化の際に動きベクトル
    を算出する単位である部分領域を指定する誤り領域指定
    情報とを記憶し、 現時刻の画像における復号しようとしている部分領域に
    ついて到来した受信動きベクトルと、記憶されている上
    記誤り領域指定情報とから、復号しようとしている上記
    部分領域の復元に用いる1又は複数の参照用過去画像を
    決定すると共に、その参照用の過去画像上で、復号しよ
    うとしている上記部分領域に対応した領域を規定するた
    めの参照用動きベクトルを決定し、 決定された参照用過去画像及び参照用動きベクトルを参
    照して、復号しようとしている部分領域についての復元
    画像を得ることを特徴とする動画像復号方法。
  2. 【請求項2】 上記受信動きベクトルと上記参照用過去
    画像の時刻と現時刻との時間差情報とに基づいて、上記
    参照用動きベクトルを決定することを特徴とする請求項
    1に記載の動画像復号方法。
  3. 【請求項3】 動き補償機能を有する予測画像符号化方
    式で符号化された動画像符号化データを復号する動画像
    復号方法において、 過去に復元した時刻が異なる複数の画像と、その各画像
    について、誤り検出された、符号化の際に動きベクトル
    を算出する単位である部分領域を指定する誤り領域指定
    情報と、過去に復元した各画像の構成要素である各部分
    領域について到来した過去受信動きベクトルとを記憶
    し、 現時刻の画像における復号しようとしている部分領域に
    ついて到来した受信動きベクトルと、記憶されている上
    記誤り領域指定情報及び上記過去受信動きベクトルとか
    ら、復号しようとしている上記部分領域の復元に用いる
    1又は複数の参照用過去画像を決定すると共に、その参
    照用の過去画像上で、復号しようとしている上記部分領
    域に対応した領域を規定するための参照用動きベクトル
    を決定し、 決定された参照用過去画像及び参照用動きベクトルを参
    照して、復号しようとしている部分領域についての復元
    画像を得ることを特徴とする動画像復号方法。
  4. 【請求項4】 上記受信動きベクトルと上記誤り領域指
    定情報とから、上記参照用動きベクトルを決定するため
    に使用する上記1又は複数の過去受信動きベクトルが存
    在する場合には、その上記過去受信動きベクトルと、そ
    の上記過去受信動きベクトルの上記参照用動きベクトル
    に対するパラメータとを決定することを特徴とする請求
    項3に記載の動画像復号方法。
  5. 【請求項5】 上記受信動きベクトルと上記誤り領域指
    定情報とから、上記参照用動きベクトルを決定するため
    に使用する上記1又は複数の過去受信動きベクトルが存
    在しない場合には、上記受信動きベクトルと上記参照用
    過去画像の時刻と現時刻との時間差情報とに基づいて、
    上記参照用動きベクトルを決定することを特徴とする請
    求項4に記載の動画像復号方法。
  6. 【請求項6】 動き補償機能を有する予測画像符号化方
    式で符号化された動画像符号化データを復号する動画像
    復号装置において、 過去に復元した時刻が異なる複数の画像と、その各画像
    について、誤り検出された、符号化の際に動きベクトル
    を算出する単位である部分領域を指定する誤り領域指定
    情報とを記憶する記憶手段と、 現時刻の画像における復号しようとしている部分領域に
    ついて到来した受信動きベクトルと、記憶している上記
    誤り領域指定情報とから、復号しようとしている上記部
    分領域の復元に用いる1又は複数の参照用過去画像を決
    定すると共に、その参照用の過去画像上で、復号しよう
    としている上記部分領域に対応した領域を規定するため
    の参照用動きベクトルを決定する復号時参照情報決定手
    段と、 決定された参照用過去画像及び参照用動きベクトルを参
    照して、復号しようとしている部分領域についての復元
    画像を得る画像復号手段とを有することを特徴とする動
    画像復号装置。
  7. 【請求項7】 上記復号時参照情報決定手段は、上記受
    信動きベクトルと上記参照用過去画像の時刻と現時刻と
    の時間差情報とに基づいて、上記参照用動きベクトルを
    決定することを特徴とする請求項6に記載の動画像復号
    装置。
  8. 【請求項8】 動き補償機能を有する予測画像符号化方
    式で符号化された動画像符号化データを復号する動画像
    復号装置において、 過去に復元した時刻が異なる複数の画像と、その各画像
    について、誤り検出された、符号化の際に動きベクトル
    を算出する単位である部分領域を指定する誤り領域指定
    情報と、過去に復元した各画像の構成要素である各部分
    領域について到来した過去受信動きベクトルとを記憶す
    る記憶手段と、 現時刻の画像における復号しようとしている部分領域に
    ついて到来した受信動きベクトルと、記憶している上記
    誤り領域指定情報及び上記過去受信動きベクトルとか
    ら、復号しようとしている上記部分領域の復元に用いる
    1又は複数の参照用過去画像を決定すると共に、その参
    照用の過去画像上で、復号しようとしている上記部分領
    域に対応した領域を規定するための参照用動きベクトル
    を決定する復号時参照情報決定手段と、 決定された参照用過去画像及び参照用動きベクトルを参
    照して、復号しようとしている部分領域についての復元
    画像を得る画像復号手段とを有することを特徴とする動
    画像復号装置。
  9. 【請求項9】 上記復号時参照情報決定手段は、上記受
    信動きベクトルと上記誤り領域指定情報とから、上記参
    照用動きベクトルを決定するために使用する上記1又は
    複数の過去受信動きベクトルが存在する場合には、その
    上記過去受信動きベクトルと、その上記過去受信動きベ
    クトルの上記参照用動きベクトルに対するパラメータと
    を決定することを特徴とする請求項8に記載の動画像復
    号装置。
  10. 【請求項10】 上記復号時参照情報決定手段は、上記
    受信動きベクトルと上記誤り領域指定情報とから、上記
    参照用動きベクトルを決定するために使用する上記1又
    は複数の過去受信動きベクトルが存在しない場合には、
    上記受信動きベクトルと上記参照用過去画像の時刻と現
    時刻との時間差情報とに基づいて、上記参照用動きベク
    トルを決定することを特徴とする請求項9に記載の動画
    像復号装置。
JP27109598A 1998-09-25 1998-09-25 動画像復号方法及び装置 Expired - Fee Related JP3604290B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27109598A JP3604290B2 (ja) 1998-09-25 1998-09-25 動画像復号方法及び装置
US09/401,276 US6489996B1 (en) 1998-09-25 1999-09-23 Moving-picture decoding method and apparatus calculating motion vectors to reduce distortion caused by error propagation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27109598A JP3604290B2 (ja) 1998-09-25 1998-09-25 動画像復号方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000102018A true JP2000102018A (ja) 2000-04-07
JP3604290B2 JP3604290B2 (ja) 2004-12-22

Family

ID=17495293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27109598A Expired - Fee Related JP3604290B2 (ja) 1998-09-25 1998-09-25 動画像復号方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6489996B1 (ja)
JP (1) JP3604290B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003101118A1 (en) * 2002-05-27 2003-12-04 Sony Corporation Image decoding device and image decoding method
KR100564967B1 (ko) * 2002-10-02 2006-03-28 엘지전자 주식회사 동영상 디코더 및 이를 이용한 디코딩 방법
JP2006518561A (ja) * 2003-01-23 2006-08-10 トムソン ライセンシング 映像シーケンスにおけるエラー伝播を防ぐための方法及び装置
JP2008177907A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd 動画データ復号装置、情報機器、動画データ復号方法および動画データ復号プログラム
WO2008114403A1 (ja) * 2007-03-20 2008-09-25 Fujitsu Limited デコード方法、デコーダ及びデコード装置
JP2010278533A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Fujitsu Ltd 動画像復号装置、動画像復号方法及び動画像復号用コンピュータプログラム
JP2011178186A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 着陸ガイド装置および着陸ガイド方法
WO2011142221A1 (ja) * 2010-05-11 2011-11-17 シャープ株式会社 符号化装置、および、復号装置
JP2012085352A (ja) * 2011-12-26 2012-04-26 Fujitsu Ltd 動画データ復号装置、情報機器、動画データ復号方法、動画データ復号プログラム
EP1176833A3 (en) * 2000-07-25 2012-06-27 Panasonic Corporation Image decoding method, image decoding apparatus, and data storage medium

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3606306B2 (ja) * 1998-10-08 2005-01-05 沖電気工業株式会社 画像符号化装置、画像復号化装置及び画像伝送システム
FI115946B (fi) * 2000-05-05 2005-08-15 Nokia Corp Menetelmä virheiden havaitsemiseksi videoinformaatiosta
US6885651B1 (en) 2000-08-29 2005-04-26 Rockwell Collins Maintaining an adaptive broadcast channel using both transmitter directed and receiver directed broadcasts
JP2004531925A (ja) * 2001-03-05 2004-10-14 インタービデオインコーポレイテッド 圧縮されたビデオビットストリームにおける冗長な動きベクトルを符号化し復号するシステム及び方法
AU2003282462A1 (en) * 2003-10-09 2005-05-26 Thomson Licensing Direct mode derivation process for error concealment
US7403780B2 (en) 2004-02-19 2008-07-22 Rockwell Collins, Inc. Hybrid open/closed loop filtering for link quality estimation
JP2006060813A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Polycom Inc ビデオデコーダにおける誤り隠蔽
KR100677548B1 (ko) * 2004-12-31 2007-02-02 삼성전자주식회사 복호된 영상의 오류 재은닉 방법 및 그 장치
US8238442B2 (en) * 2006-08-25 2012-08-07 Sony Computer Entertainment Inc. Methods and apparatus for concealing corrupted blocks of video data
EP2099227B1 (en) * 2006-12-27 2019-11-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Moving picture image decoding device
US8681862B2 (en) * 2007-05-22 2014-03-25 Panasonic Corporation Moving picture decoding apparatus and moving picture decoding method
US7995858B2 (en) * 2007-07-05 2011-08-09 Motorola Solutions, Inc. Method and apparatus to facilitate creating ancillary information regarding errored image content
FR2920632A1 (fr) * 2007-08-31 2009-03-06 Canon Kk Procede et dispositif de decodage de sequences video avec masquage d'erreurs
ATE526787T1 (de) * 2007-12-11 2011-10-15 Alcatel Lucent Verfahren zum zustellen eines videostroms über einen drahtlosen kanal
US8743970B2 (en) * 2009-04-13 2014-06-03 Freescale Semiconductor, Inc. Video decoding with error detection and concealment
US20110273555A1 (en) * 2010-05-04 2011-11-10 Areva Inc. Inspection video radiation filter

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5400076A (en) * 1991-11-30 1995-03-21 Sony Corporation Compressed motion picture signal expander with error concealment
US5737022A (en) * 1993-02-26 1998-04-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Motion picture error concealment using simplified motion compensation
US5442400A (en) * 1993-04-29 1995-08-15 Rca Thomson Licensing Corporation Error concealment apparatus for MPEG-like video data
JP3428697B2 (ja) * 1993-09-07 2003-07-22 キヤノン株式会社 画像復号化方法
JP3203172B2 (ja) 1994-11-29 2001-08-27 三洋電機株式会社 Mpegビデオデコーダ
US6078616A (en) * 1997-03-13 2000-06-20 Sony Corporation Methods and apparatus for error concealment utilizing temporal domain motion vector estimation

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1176833A3 (en) * 2000-07-25 2012-06-27 Panasonic Corporation Image decoding method, image decoding apparatus, and data storage medium
US7248633B2 (en) 2002-05-27 2007-07-24 Sony Corporation Image decoding device and image decoding method
WO2003101118A1 (en) * 2002-05-27 2003-12-04 Sony Corporation Image decoding device and image decoding method
KR100564967B1 (ko) * 2002-10-02 2006-03-28 엘지전자 주식회사 동영상 디코더 및 이를 이용한 디코딩 방법
JP2006518561A (ja) * 2003-01-23 2006-08-10 トムソン ライセンシング 映像シーケンスにおけるエラー伝播を防ぐための方法及び装置
JP2008177907A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd 動画データ復号装置、情報機器、動画データ復号方法および動画データ復号プログラム
US8385431B2 (en) 2007-01-19 2013-02-26 Fujitsu Limited Moving picture data decoding device
JPWO2008114403A1 (ja) * 2007-03-20 2010-07-01 富士通株式会社 デコード方法、デコーダ及びデコード装置
JP5115549B2 (ja) * 2007-03-20 2013-01-09 富士通株式会社 デコード方法、デコーダ及びデコード装置
WO2008114403A1 (ja) * 2007-03-20 2008-09-25 Fujitsu Limited デコード方法、デコーダ及びデコード装置
JP2010278533A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Fujitsu Ltd 動画像復号装置、動画像復号方法及び動画像復号用コンピュータプログラム
JP2011178186A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 着陸ガイド装置および着陸ガイド方法
WO2011142221A1 (ja) * 2010-05-11 2011-11-17 シャープ株式会社 符号化装置、および、復号装置
JP2012085352A (ja) * 2011-12-26 2012-04-26 Fujitsu Ltd 動画データ復号装置、情報機器、動画データ復号方法、動画データ復号プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3604290B2 (ja) 2004-12-22
US6489996B1 (en) 2002-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000102018A (ja) 動画像復号方法及び装置
KR100296660B1 (ko) 디코딩비디오신호용에러은페장치
US6904174B1 (en) Simplified predictive video encoder
US7486734B2 (en) Decoding and coding method of moving image signal, and decoding and coding apparatus of moving image signal using the same
US5442400A (en) Error concealment apparatus for MPEG-like video data
EP1528813B1 (en) Improved video coding using adaptive coding of block parameters for coded/uncoded blocks
KR100464995B1 (ko) 운동의존예측을이용하여비디오정보를압축하는방법및장치
JP4537583B2 (ja) 映像信号のエラー隠蔽
EP0095560B1 (en) Method for processing image data
JPH08317388A (ja) 画像信号の符号化装置及び復号装置
US6795498B1 (en) Decoding apparatus, decoding method, encoding apparatus, encoding method, image processing system, and image processing method
US6298090B1 (en) System for detecting redundant images in a video sequence by comparing two predetermined threshold values
JP3519441B2 (ja) 動画像伝送装置
JP3053781B2 (ja) 動画像圧縮符号の復号方法及び復号装置
JP2007507128A (ja) 参照ピクチャのリフレッシュを遅延させて行うビデオ画像の符号化および復号化
US5825928A (en) Decoding apparatus for error concealment considering motion directions of moving images
JP2002027483A (ja) 画像符号化装置、画像復号化装置および記憶媒体
KR100587274B1 (ko) 엠펙­2 압축복원시스템에서의 오류 은폐방법
KR20020071754A (ko) 에러 은폐에 기초하여 디지털 이미지들을 코딩하는 방법
JP2002077922A (ja) 画像制御システム及び画像復号化装置
JPH1023415A (ja) 画像符号化復号方法および装置
JP2009094892A (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
KR100210124B1 (ko) 영상복호화기의 데이터 디포맷팅 회로
KR100229794B1 (ko) 움직임 벡터 정보에 대한 오류 복원기능을 갖는영상복호화기
KR100242832B1 (ko) 양자화 스텝값 발생장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees