JP2000101196A - 自励発振型半導体レーザ - Google Patents
自励発振型半導体レーザInfo
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- JP2000101196A JP2000101196A JP10268106A JP26810698A JP2000101196A JP 2000101196 A JP2000101196 A JP 2000101196A JP 10268106 A JP10268106 A JP 10268106A JP 26810698 A JP26810698 A JP 26810698A JP 2000101196 A JP2000101196 A JP 2000101196A
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Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高温動作時や高出力動作時においても安定に自
励発振する自励発振型半導体レーザを提供する。 【解決手段】活性層103の構造を、p型クラッド層1
04側にウェル厚がウェル厚が相対的に薄くエネルギー
準位EL1の相対的に高い2つの発光ウェルLWL1,
LWL2が形成され、n型クラッド層102側にウェル
厚が相対的に厚くエネルギー準位EL2が発光ウェルの
エネルギー準位より低い光吸収効果を有する光吸収効果
ウェルAWLが形成され、光吸収効果ウェルAWLの厚
さは、発光ウェルLWL1,LWL2の厚さより大きく
設定され、さらに発光ウェルLWL1とLWL2間には
第1バリア層BAR1が形成され、発光ウェルLWL2
と光吸収効果ウェルAWLとの間には、通常のバリア層
BAR1より厚い第2バリア層BAR2が形成されたM
QW構造とする。
励発振する自励発振型半導体レーザを提供する。 【解決手段】活性層103の構造を、p型クラッド層1
04側にウェル厚がウェル厚が相対的に薄くエネルギー
準位EL1の相対的に高い2つの発光ウェルLWL1,
LWL2が形成され、n型クラッド層102側にウェル
厚が相対的に厚くエネルギー準位EL2が発光ウェルの
エネルギー準位より低い光吸収効果を有する光吸収効果
ウェルAWLが形成され、光吸収効果ウェルAWLの厚
さは、発光ウェルLWL1,LWL2の厚さより大きく
設定され、さらに発光ウェルLWL1とLWL2間には
第1バリア層BAR1が形成され、発光ウェルLWL2
と光吸収効果ウェルAWLとの間には、通常のバリア層
BAR1より厚い第2バリア層BAR2が形成されたM
QW構造とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自励発振させるこ
とでマルチモード化を実現する自励発振型半導体レーザ
に関するものである。
とでマルチモード化を実現する自励発振型半導体レーザ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、光ディスク装置等の光
源として用いられるが、この際、戻り光ノイズをいかに
抑制するかが重要である。この戻り光ノイズを抑制する
ための対策を施した半導体レーザの一つに、半導体レー
ザを自励発振させることでマルチモード化を図った、い
わゆる自励発振型半導体レーザが知られている。
源として用いられるが、この際、戻り光ノイズをいかに
抑制するかが重要である。この戻り光ノイズを抑制する
ための対策を施した半導体レーザの一つに、半導体レー
ザを自励発振させることでマルチモード化を図った、い
わゆる自励発振型半導体レーザが知られている。
【0003】この自励発振型半導体レーザとしては、た
とえばいわゆるリッジ(Ridge) 構造を有し、可飽和吸収
体(SAR;Saturable Absorbing Reagion) を活性層内の光
導波路両脇に設けて自励発振を行わせるものが知られて
いる。この自励発振型半導体レーザでは、電流広がりに
よって生じる活性層内ゲイン領域(その幅をGとする)
をできるだけ狭くし、逆に光導波スポットサイズ(その
幅をPとする)を比較的大きめに設定して、P>Gなる
関係を満たした場合、この差分が可飽和吸収体として機
能し、自励発振を生じさせている。このために具体的に
は導波の屈折率差Δnを0.005〜0.001程度の
インデックスガイド(Index Guide) とゲインガイド(Gai
n Guide)の中間的なガイドとしてこの関係を満足させて
いる。
とえばいわゆるリッジ(Ridge) 構造を有し、可飽和吸収
体(SAR;Saturable Absorbing Reagion) を活性層内の光
導波路両脇に設けて自励発振を行わせるものが知られて
いる。この自励発振型半導体レーザでは、電流広がりに
よって生じる活性層内ゲイン領域(その幅をGとする)
をできるだけ狭くし、逆に光導波スポットサイズ(その
幅をPとする)を比較的大きめに設定して、P>Gなる
関係を満たした場合、この差分が可飽和吸収体として機
能し、自励発振を生じさせている。このために具体的に
は導波の屈折率差Δnを0.005〜0.001程度の
インデックスガイド(Index Guide) とゲインガイド(Gai
n Guide)の中間的なガイドとしてこの関係を満足させて
いる。
【0004】この場合、十分な可飽和吸収効果を発現さ
せることが安定なパルセーション(Pulsation) の発生維
持に重要である。可飽和吸収体の効果は、活性層中央の
発光ゲイン域の微分ゲイン(∂g/∂n;ここで、gは
ゲイン係数、nは注入キャリア密度)が小さく(飽和
し)、可飽和吸収体の微分ゲインが大きい、両者の差が
大きいことが有効であり、パルセーションの発生条件
は、微分ゲインとその領域のディメンション(大きさ)
の積が可飽和吸収体でより大きいことが重要である。
せることが安定なパルセーション(Pulsation) の発生維
持に重要である。可飽和吸収体の効果は、活性層中央の
発光ゲイン域の微分ゲイン(∂g/∂n;ここで、gは
ゲイン係数、nは注入キャリア密度)が小さく(飽和
し)、可飽和吸収体の微分ゲインが大きい、両者の差が
大きいことが有効であり、パルセーションの発生条件
は、微分ゲインとその領域のディメンション(大きさ)
の積が可飽和吸収体でより大きいことが重要である。
【0005】そして、自励発振型半導体レーザの活性層
の構造としては、多重量子井戸(MQW:Multiple Quan
tum Well)構造が採用される場合がある。
の構造としては、多重量子井戸(MQW:Multiple Quan
tum Well)構造が採用される場合がある。
【0006】図9は、活性層の従来の多重量子井戸構造
(MQW構造)を示す図である。図9に示すように、従
来の多重量子井戸構造は、複数の発光ウェルLWLを有
し、各ウェルLWL間のバリア層BRAの厚さは均一に
設定されている。また、図9において、ELはエネルギ
ー準位を示している。
(MQW構造)を示す図である。図9に示すように、従
来の多重量子井戸構造は、複数の発光ウェルLWLを有
し、各ウェルLWL間のバリア層BRAの厚さは均一に
設定されている。また、図9において、ELはエネルギ
ー準位を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した安
定なパルセーションを維持するための条件を、多重量子
井戸構造(MQW構造)で実現することは容易ではな
く、「パルセーションを生じる歩留りが悪い」、「パル
セーションが高温動作時に抑制される」、「高出力動作
時に抑制される」等の不安定性が見られた。その理由つ
いて、以下に考察する。
定なパルセーションを維持するための条件を、多重量子
井戸構造(MQW構造)で実現することは容易ではな
く、「パルセーションを生じる歩留りが悪い」、「パル
セーションが高温動作時に抑制される」、「高出力動作
時に抑制される」等の不安定性が見られた。その理由つ
いて、以下に考察する。
【0008】図10は、一般的なゲイン係数gと注入キ
ャリア密度nとの関係を示す図である。安定なパルセー
ションを容易に発生させるためには、図10に示すよう
に、 「微分ゲイン関数を、飽和しやすい特性にし、活性域
と可飽和吸収域での微分ゲインの差を大きくすること」 「可飽和吸収域の光吸収効果を大きくすること」が重
要である。
ャリア密度nとの関係を示す図である。安定なパルセー
ションを容易に発生させるためには、図10に示すよう
に、 「微分ゲイン関数を、飽和しやすい特性にし、活性域
と可飽和吸収域での微分ゲインの差を大きくすること」 「可飽和吸収域の光吸収効果を大きくすること」が重
要である。
【0009】図11は、上記の条件をわかりやすく説
明するするための図であって、(a)は飽和特性の強い
ゲイン特性を、(b)は飽和の弱い(無い)ゲイン特性
を示している。図11(a)に示すように、飽和しやす
い特性でパルセーションは発生しやすく、図11(b)
に示すように、飽和しにくい特性ではパルセーションは
発生しにくい。
明するするための図であって、(a)は飽和特性の強い
ゲイン特性を、(b)は飽和の弱い(無い)ゲイン特性
を示している。図11(a)に示すように、飽和しやす
い特性でパルセーションは発生しやすく、図11(b)
に示すように、飽和しにくい特性ではパルセーションは
発生しにくい。
【0010】図12は、MQW構造におけるウェル数N
とゲイン特性との関係を示す図である。図12からわか
るように、MQW構造においてウェル数を増やすとだん
だん飽和しにくくなっている。これは、ウェル数を増や
していくとキャリア分布関数がだんだんバルク的な状態
密度に変化するためである。したがって、飽和特性を強
くするためにはウェル数が少ないほどよいことがわか
る。これは、バルク活性層では飽和特性の悪い条件を量
子井戸化することで飽和特性を強くすることができるこ
とを意味している。つまり、この意味でウェル厚はでき
るだけ薄くして量子井戸効果を大きくし、ウェル数を少
なくし飽和効果を強くすることがパルセーションのため
に有効であるということである。
とゲイン特性との関係を示す図である。図12からわか
るように、MQW構造においてウェル数を増やすとだん
だん飽和しにくくなっている。これは、ウェル数を増や
していくとキャリア分布関数がだんだんバルク的な状態
密度に変化するためである。したがって、飽和特性を強
くするためにはウェル数が少ないほどよいことがわか
る。これは、バルク活性層では飽和特性の悪い条件を量
子井戸化することで飽和特性を強くすることができるこ
とを意味している。つまり、この意味でウェル厚はでき
るだけ薄くして量子井戸効果を大きくし、ウェル数を少
なくし飽和効果を強くすることがパルセーションのため
に有効であるということである。
【0011】一方、量子井戸(QW)構造とバルク構造
の吸収係数を比較すると、図13に示すように、発振波
長域での吸収係数はバルクの方がはるかに大きく、QW
構造では少ない。これは、QW構造を光導波路に用いた
場合、導波損失が少なく良好な導波特性が得られること
からも実証されている。
の吸収係数を比較すると、図13に示すように、発振波
長域での吸収係数はバルクの方がはるかに大きく、QW
構造では少ない。これは、QW構造を光導波路に用いた
場合、導波損失が少なく良好な導波特性が得られること
からも実証されている。
【0012】ところが、この吸収の少なさは、上述した
条件の「可飽和吸収域の光吸収効果を大きくするこ
と」のために逆効果となり、安定なパルセーションの発
生には有効ではない。吸収を増やすためには、バルクを
用いるかMQW構造でウェル数を増やすことが有効とな
り、これでは、上述した条件の「微分ゲイン関数を、
飽和しやすい特性にし、活性域と可飽和吸収域での微分
ゲインの差を大きくすること」を適正化できない。この
ように、パルセーションのための条件およびを両立
することは難しく、両条件を満足す自励発振型半導体レ
ーザは実現されていないのが現状である。
条件の「可飽和吸収域の光吸収効果を大きくするこ
と」のために逆効果となり、安定なパルセーションの発
生には有効ではない。吸収を増やすためには、バルクを
用いるかMQW構造でウェル数を増やすことが有効とな
り、これでは、上述した条件の「微分ゲイン関数を、
飽和しやすい特性にし、活性域と可飽和吸収域での微分
ゲインの差を大きくすること」を適正化できない。この
ように、パルセーションのための条件およびを両立
することは難しく、両条件を満足す自励発振型半導体レ
ーザは実現されていないのが現状である。
【0013】そして、上述した図9に示すMQW構造の
活性層を持つ従来の自励発振型半導体レーザにおいて、
可飽和吸収域の光吸収効果を大きくするために、量子井
戸(QW)数を多くしていくと、上述したようゲインの
飽和傾向がだんだん小さくなっていき、パルセーション
に不都合になっていく。しかも、高温時や高出力時には
より電流注入密度の高い条件下で使用するため、微分ゲ
インの差があまりとれなくなってくる。また、このゲイ
ン特性は材料によって決まり、AlGaAs系材料に比
べ、赤色レーザで用いられているAlGaInP系材料
はこの微分ゲインの差があまりとれないことがわかって
いる。以上のように、ウェル数の多いMQW構造や、赤
色レーザ材料を高温、高出力で使うとパルセーションを
安定に発生させることが困難である。
活性層を持つ従来の自励発振型半導体レーザにおいて、
可飽和吸収域の光吸収効果を大きくするために、量子井
戸(QW)数を多くしていくと、上述したようゲインの
飽和傾向がだんだん小さくなっていき、パルセーション
に不都合になっていく。しかも、高温時や高出力時には
より電流注入密度の高い条件下で使用するため、微分ゲ
インの差があまりとれなくなってくる。また、このゲイ
ン特性は材料によって決まり、AlGaAs系材料に比
べ、赤色レーザで用いられているAlGaInP系材料
はこの微分ゲインの差があまりとれないことがわかって
いる。以上のように、ウェル数の多いMQW構造や、赤
色レーザ材料を高温、高出力で使うとパルセーションを
安定に発生させることが困難である。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、活性層の構造がウェル数の少な
い量子井戸構造で、しかも材料にかかわりなく、製造歩
留りが高く、高温動作時や高出力動作時においても安定
に自励発振する自励発振型半導体レーザを提供すること
にある。
のであり、その目的は、活性層の構造がウェル数の少な
い量子井戸構造で、しかも材料にかかわりなく、製造歩
留りが高く、高温動作時や高出力動作時においても安定
に自励発振する自励発振型半導体レーザを提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1導電型の第1のクラッド層と、上記
第1のクラッド層上に形成された活性層と、上記活性層
上に形成された第2導電型の第2のクラッド層とを有
し、レーザ共振器内部に可飽和吸収体が活性層の両脇に
形成された自励発振型半導体レーザであって、活性層構
造が複数の量子井戸構造を有し、かつ、上記第2のクラ
ッド層に接する側にウェル厚が相対的に薄くエネルギー
準位の相対的に高い発光ウェルが形成され、上記第1の
クラッド層に接する側にウェル厚が相対的に厚くエネル
ギー準位が上記発光ウェルのエネルギー準位より低い光
吸収効果を有する光吸収効果ウェルが形成されている。
め、本発明は、第1導電型の第1のクラッド層と、上記
第1のクラッド層上に形成された活性層と、上記活性層
上に形成された第2導電型の第2のクラッド層とを有
し、レーザ共振器内部に可飽和吸収体が活性層の両脇に
形成された自励発振型半導体レーザであって、活性層構
造が複数の量子井戸構造を有し、かつ、上記第2のクラ
ッド層に接する側にウェル厚が相対的に薄くエネルギー
準位の相対的に高い発光ウェルが形成され、上記第1の
クラッド層に接する側にウェル厚が相対的に厚くエネル
ギー準位が上記発光ウェルのエネルギー準位より低い光
吸収効果を有する光吸収効果ウェルが形成されている。
【0016】本発明では、上記第1導電型はn型であ
り、上記第2導電型はp型である。
り、上記第2導電型はp型である。
【0017】また、本発明では、上記発光ウェルと上記
光吸収効果ウェルとの間に、通常の第1バリア層に比
べ、相対的に厚い第2バリア層が形成されている。好適
には、上記相対的に厚い第2バリア層の厚さは100オ
ングストローム以上に設定されている。
光吸収効果ウェルとの間に、通常の第1バリア層に比
べ、相対的に厚い第2バリア層が形成されている。好適
には、上記相対的に厚い第2バリア層の厚さは100オ
ングストローム以上に設定されている。
【0018】また、本発明では、上記発光ウェルと上記
光吸収効果ウェルとの間に、通常の第1バリア層に比
べ、相対的に広いエネルギーバンドを有する第2バリア
層が形成されている。
光吸収効果ウェルとの間に、通常の第1バリア層に比
べ、相対的に広いエネルギーバンドを有する第2バリア
層が形成されている。
【0019】また、本発明では、上記発光ウェルと上記
光吸収効果ウェルとの間に、エネルギーバンドギャップ
が当該発光ウェルのエネルギーバンドギャップより広い
エネルギーバンドギャップを有するキャリアトラップウ
ェルが形成されている。
光吸収効果ウェルとの間に、エネルギーバンドギャップ
が当該発光ウェルのエネルギーバンドギャップより広い
エネルギーバンドギャップを有するキャリアトラップウ
ェルが形成されている。
【0020】また、本発明では、上記エネルギーバンド
ギャップの広狭が、ウェル層の組成比によって設定され
ている。
ギャップの広狭が、ウェル層の組成比によって設定され
ている。
【0021】また、好適には、上記発光ウェル数は、2
以上5以内である。
以上5以内である。
【0022】本発明によれば、キャリア不均一注入によ
りエネルギーは高いが、たとえばp型の第2クラッド層
側近くの発光ウェルが発光し、ゲインを形成してレーザ
発振を生じさせる。一方、ホール数の少ないn型の第1
のクラッド層側のエネルギーの低い光吸収効果ウェルは
ゲインを持てなくなり、発光ウェルからの光を吸収する
役目を果たすことになる。また、バリア層厚が不均一化
されていることから、発光ウェルと光吸収効果ウェルの
結合が少なくなり、かつ、ホール注入の不均一性が大き
くなる。
りエネルギーは高いが、たとえばp型の第2クラッド層
側近くの発光ウェルが発光し、ゲインを形成してレーザ
発振を生じさせる。一方、ホール数の少ないn型の第1
のクラッド層側のエネルギーの低い光吸収効果ウェルは
ゲインを持てなくなり、発光ウェルからの光を吸収する
役目を果たすことになる。また、バリア層厚が不均一化
されていることから、発光ウェルと光吸収効果ウェルの
結合が少なくなり、かつ、ホール注入の不均一性が大き
くなる。
【0023】また、第2バリア層の厚さは約100オン
グストローム以上に設定されることにより、、隣のウェ
ル同士の相互作用がかなり減少し、キャリアのトンネル
注入も小さくなる。これにより、光吸収効果ウェルは可
飽和吸収体としての効果を発揮できるようになる。
グストローム以上に設定されることにより、、隣のウェ
ル同士の相互作用がかなり減少し、キャリアのトンネル
注入も小さくなる。これにより、光吸収効果ウェルは可
飽和吸収体としての効果を発揮できるようになる。
【0024】また、発光ウェルは可飽和効果を大きく出
すためにウェル数2以上5以内に規定されていることか
ら、キャリア不均一注入が生じにくくなることがなく、
可飽和特性が良好に保持される。
すためにウェル数2以上5以内に規定されていることか
ら、キャリア不均一注入が生じにくくなることがなく、
可飽和特性が良好に保持される。
【0025】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本発明に係る自励発振型半導体レーザの一実施
形態を示す断面図である。なお、ここではAlGaAs
系の材料により レーザ共振器内部に可飽和吸収体が活
性層の両脇に形成された自励発振型半導体レーザを構成
した場合を示す。
形態を示す断面図である。なお、ここではAlGaAs
系の材料により レーザ共振器内部に可飽和吸収体が活
性層の両脇に形成された自励発振型半導体レーザを構成
した場合を示す。
【0026】図1に示すように、この自励発振型半導体
レーザ100は、n型(第1導電型)GaAs基板10
1上に、n型AlGaAsクラッド層(第1のクラッド
層)102、AlGaAs活性層103、p型(第2導
電型)AlGaAsクラッド層(第2のクラッド層)1
04、およびp型GaAsキャップ層105が順次積層
されている。そして、p型AlGaAsクラッド層10
4の上層部、およびp型GaAsキャップ層105は、
一方向に延びるメサ型のストライプ形状を有している。
すなわち、これらのp型AlGaAsクラッド層104
の上層部、p型GaAsキャップ層105からストライ
プ部106が構成されている。このストライプ部106
の両側の部分にはn型GaAs電流狭窄層107が埋め
込まれ、これにより電流狭窄構造が形成されている。
レーザ100は、n型(第1導電型)GaAs基板10
1上に、n型AlGaAsクラッド層(第1のクラッド
層)102、AlGaAs活性層103、p型(第2導
電型)AlGaAsクラッド層(第2のクラッド層)1
04、およびp型GaAsキャップ層105が順次積層
されている。そして、p型AlGaAsクラッド層10
4の上層部、およびp型GaAsキャップ層105は、
一方向に延びるメサ型のストライプ形状を有している。
すなわち、これらのp型AlGaAsクラッド層104
の上層部、p型GaAsキャップ層105からストライ
プ部106が構成されている。このストライプ部106
の両側の部分にはn型GaAs電流狭窄層107が埋め
込まれ、これにより電流狭窄構造が形成されている。
【0027】p型GaAsキャップ層105およびn型
GaAs電流狭窄層178の上には、たとえばTi/P
t/Au電極のようなp側電極108が設けられてい
る。一方、n型GaAs基板101の裏面には、たとえ
ばAuGe/Ni/Au電極のようなn側電極109が
設けられている。
GaAs電流狭窄層178の上には、たとえばTi/P
t/Au電極のようなp側電極108が設けられてい
る。一方、n型GaAs基板101の裏面には、たとえ
ばAuGe/Ni/Au電極のようなn側電極109が
設けられている。
【0028】そして、自励発振型半導体レーザ100に
おいては、パルセーションを安定に生じさせるために、
電流は活性層横方向に広がらず、光スポットは広がらせ
その差を大きくして、可飽和吸収領域を広く確保するよ
うに、p型AlGaAsクラッド層104の電流狭窄層
107との間の厚さdが、たとえばd≦400nm、好
適にはd≦350nm程度に設定される。
おいては、パルセーションを安定に生じさせるために、
電流は活性層横方向に広がらず、光スポットは広がらせ
その差を大きくして、可飽和吸収領域を広く確保するよ
うに、p型AlGaAsクラッド層104の電流狭窄層
107との間の厚さdが、たとえばd≦400nm、好
適にはd≦350nm程度に設定される。
【0029】また、自励発振型半導体レーザ100にお
いては、メサ形状底部のストライプ幅Wが、W≦4.0
μmに設定されている。
いては、メサ形状底部のストライプ幅Wが、W≦4.0
μmに設定されている。
【0030】さらに、安定なパルセーションを容易に発
生させるために、本自励発振型半導体レーザ100にお
けるAlGaAs活性層103の構造を、キャリア不均
一注入効果を用い、 「微分ゲイン関数を、飽和しやすい特性にし、活性域
と可飽和吸収域での微分ゲインの差を大きくすること」 「可飽和吸収域の光吸収効果を大きくすること」とい
う両条件を満足する、図2に示すようなMQW構造とな
っている。
生させるために、本自励発振型半導体レーザ100にお
けるAlGaAs活性層103の構造を、キャリア不均
一注入効果を用い、 「微分ゲイン関数を、飽和しやすい特性にし、活性域
と可飽和吸収域での微分ゲインの差を大きくすること」 「可飽和吸収域の光吸収効果を大きくすること」とい
う両条件を満足する、図2に示すようなMQW構造とな
っている。
【0031】具体的には、図2に示すように、p型(第
2導電型)AlGaAsクラッド層(第2のクラッド
層)104側にウェル厚がウェル厚が相対的に薄くエネ
ルギー準位EL1の相対的に高い2つの発光ウェルLW
L1,LWL2が形成され、n型(第1導電型)AlG
aAsクラッド層(第1のクラッド層)102側にウェ
ル厚が相対的に厚くエネルギー準位EL2が発光ウェル
のエネルギー準位より低い光吸収効果を有する光吸収効
果ウェルAWLが形成されている。光吸収効果ウェルA
WLの厚さは、発光ウェルLWL1,LWL2の厚さよ
り大きく設定されている。そして、発光ウェルLWL1
とLWL2間には第1バリア層BAR1が形成され、発
光ウェルLWL2と光吸収効果ウェルAWLとの間に
は、通常のバリア層BAR1より厚い第2バリア層BA
R2が形成されている。
2導電型)AlGaAsクラッド層(第2のクラッド
層)104側にウェル厚がウェル厚が相対的に薄くエネ
ルギー準位EL1の相対的に高い2つの発光ウェルLW
L1,LWL2が形成され、n型(第1導電型)AlG
aAsクラッド層(第1のクラッド層)102側にウェ
ル厚が相対的に厚くエネルギー準位EL2が発光ウェル
のエネルギー準位より低い光吸収効果を有する光吸収効
果ウェルAWLが形成されている。光吸収効果ウェルA
WLの厚さは、発光ウェルLWL1,LWL2の厚さよ
り大きく設定されている。そして、発光ウェルLWL1
とLWL2間には第1バリア層BAR1が形成され、発
光ウェルLWL2と光吸収効果ウェルAWLとの間に
は、通常のバリア層BAR1より厚い第2バリア層BA
R2が形成されている。
【0032】図1の自励発振型半導体レーザ100にお
けるn型AlGaAsクラッド層102、AlGaAs
活性層103、p型AlGaAsクラッド層104部分
の化合物の各組成比は、たとえば図3に示すように、n
型クラッド層102およびp型クラッド層はAl0.5 G
a0.5 As、活性層103はAl0.3 Ga0.7 As/A
l0.1 Ga00.9 Asとなるように構成される。
けるn型AlGaAsクラッド層102、AlGaAs
活性層103、p型AlGaAsクラッド層104部分
の化合物の各組成比は、たとえば図3に示すように、n
型クラッド層102およびp型クラッド層はAl0.5 G
a0.5 As、活性層103はAl0.3 Ga0.7 As/A
l0.1 Ga00.9 Asとなるように構成される。
【0033】図3に、本MQW構造におけるウェルおよ
びバリア層の厚さの例を示す。図3の示す本MQW構造
では、発光ウェルLWL1,LWL2の厚さは7nm、
光吸収効果ウェルAWLの厚さはこれより大きい12n
mに設定されている。また、発光ウェルLWL1とLW
L2間の第1バリア層BAR1の厚さが5nmに設定さ
れ、発光ウェルLWL2と光吸収効果ウェルAWLとの
間の第2バリア層BAR2は第1バリア層の厚さの倍の
10nm(100オングストローム)に設定されてい
る。さらに、p型AlGaAsクラッド層104と発光
ウェルLWL1との間のガイド厚は50nmに設定され
ている。同様に、n型AlGaAsクラッド層102と
光吸収効果ウェルAWLとの間のガイド厚も50nmに
設定されている。
びバリア層の厚さの例を示す。図3の示す本MQW構造
では、発光ウェルLWL1,LWL2の厚さは7nm、
光吸収効果ウェルAWLの厚さはこれより大きい12n
mに設定されている。また、発光ウェルLWL1とLW
L2間の第1バリア層BAR1の厚さが5nmに設定さ
れ、発光ウェルLWL2と光吸収効果ウェルAWLとの
間の第2バリア層BAR2は第1バリア層の厚さの倍の
10nm(100オングストローム)に設定されてい
る。さらに、p型AlGaAsクラッド層104と発光
ウェルLWL1との間のガイド厚は50nmに設定され
ている。同様に、n型AlGaAsクラッド層102と
光吸収効果ウェルAWLとの間のガイド厚も50nmに
設定されている。
【0034】このように構成された本MQW構造では、
上述したようにキャリア不均一注入効果を用いてるが、
このキャリア不均一注入効果について、図4に関連つけ
て説明する。
上述したようにキャリア不均一注入効果を用いてるが、
このキャリア不均一注入効果について、図4に関連つけ
て説明する。
【0035】MQW構造にキャリアを注入したとき、各
ウェルへキャリア、特にホールが均一に注入されにく
い。図4に示すように、有効質量の大きいホールはMQ
W構造中でうまくバリアを越えられず、ウェルに注入さ
れるホール数に大きな差が生じやすい。一方、電子の方
は、有効質量が軽いため、MQWをほぼ均一に満たす。
この結果として、p側のウェルからの発光が強く、n側
のウェルからの発光は弱くなる。これをキャリア不均一
注入効果といい、この効果は室温でも実現されることが
知られている。
ウェルへキャリア、特にホールが均一に注入されにく
い。図4に示すように、有効質量の大きいホールはMQ
W構造中でうまくバリアを越えられず、ウェルに注入さ
れるホール数に大きな差が生じやすい。一方、電子の方
は、有効質量が軽いため、MQWをほぼ均一に満たす。
この結果として、p側のウェルからの発光が強く、n側
のウェルからの発光は弱くなる。これをキャリア不均一
注入効果といい、この効果は室温でも実現されることが
知られている。
【0036】図2に示すMQW構造においては、キャリ
ア不均一注入によりエネルギーは高いが、p型AlGa
Asクラッド層104側近くの発光ウェルLWL1,L
WL2が発光し、ゲインを形成してレーザ発振を生じさ
せる。一方、ホール数の少ないn型AlGaAsクラッ
ド層102側のエネルギーの低い光吸収効果ウェルAW
Lはゲインを持てなくなり、発光ウェルLWL1,LW
L2からの光を吸収する役目を果たすことになる。
ア不均一注入によりエネルギーは高いが、p型AlGa
Asクラッド層104側近くの発光ウェルLWL1,L
WL2が発光し、ゲインを形成してレーザ発振を生じさ
せる。一方、ホール数の少ないn型AlGaAsクラッ
ド層102側のエネルギーの低い光吸収効果ウェルAW
Lはゲインを持てなくなり、発光ウェルLWL1,LW
L2からの光を吸収する役目を果たすことになる。
【0037】なお、発光ウェルは可飽和効果を大きく出
すためにウェル数を少なくすることが重要である。本実
施形態では、2としたが、1ウェルにしない理由は、1
だとキャリア不均一注入が生じにくくなるためである。
また、ウェル数が5を越えると可飽和特性が良好でなく
なるので、発光ウェル数として2〜5が適正とみなせ
る。
すためにウェル数を少なくすることが重要である。本実
施形態では、2としたが、1ウェルにしない理由は、1
だとキャリア不均一注入が生じにくくなるためである。
また、ウェル数が5を越えると可飽和特性が良好でなく
なるので、発光ウェル数として2〜5が適正とみなせ
る。
【0038】また、バリア層厚が不均一化されているこ
とから、発光ウェルLWL1,LWL2と光吸収効果ウ
ェルAWLの結合が少なくなり、かつ、ホール注入の不
均一性が大きくなる。
とから、発光ウェルLWL1,LWL2と光吸収効果ウ
ェルAWLの結合が少なくなり、かつ、ホール注入の不
均一性が大きくなる。
【0039】第2バリア層BAR2の厚さは約100オ
ングストローム以上に設定される(通常はキャリア不均
一注入効果を避けるため50オングストローム程度に設
定される)。このように、第2バリア層BAR2の厚さ
は約100オングストローム以上に設定されることによ
り、、隣のウェル同士の相互作用がかなり減少し、キャ
リアのトンネル注入も小さくなる。このように構成する
ことで、n型AlGaAsクラッド層102側の光吸収
効果ウェルAWLは可飽和吸収体としての効果を発揮で
きるようになる。
ングストローム以上に設定される(通常はキャリア不均
一注入効果を避けるため50オングストローム程度に設
定される)。このように、第2バリア層BAR2の厚さ
は約100オングストローム以上に設定されることによ
り、、隣のウェル同士の相互作用がかなり減少し、キャ
リアのトンネル注入も小さくなる。このように構成する
ことで、n型AlGaAsクラッド層102側の光吸収
効果ウェルAWLは可飽和吸収体としての効果を発揮で
きるようになる。
【0040】以上のいわゆる変調構造MQWによって、
ウェル数の少ない可飽和効果の大きいゲイン特性発光層
と、大きい光吸収効果を両立させることができる。
ウェル数の少ない可飽和効果の大きいゲイン特性発光層
と、大きい光吸収効果を両立させることができる。
【0041】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、活性層103の構造を、p型(第2導電型)A
lGaAsクラッド層(第2のクラッド層)104側に
ウェル厚がウェル厚が相対的に薄くエネルギー準位EL
1の相対的に高い2つの発光ウェルLWL1,LWL2
が形成され、n型AlGaAsクラッド層(第1のクラ
ッド層)102側にウェル厚が相対的に厚くエネルギー
準位EL2が発光ウェルのエネルギー準位より低い光吸
収効果を有する光吸収効果ウェルAWLが形成され、光
吸収効果ウェルAWLの厚さは、発光ウェルLWL1,
LWL2の厚さより大きく設定され、さらに発光ウェル
LWL1とLWL2間には第1バリア層BAR1が形成
され、発光ウェルLWL2と光吸収効果ウェルAWLと
の間には、通常のバリア層BAR1より厚い第2バリア
層BAR2が形成されたMQW構造としてので、次のよ
うな効果が得られる。
よれば、活性層103の構造を、p型(第2導電型)A
lGaAsクラッド層(第2のクラッド層)104側に
ウェル厚がウェル厚が相対的に薄くエネルギー準位EL
1の相対的に高い2つの発光ウェルLWL1,LWL2
が形成され、n型AlGaAsクラッド層(第1のクラ
ッド層)102側にウェル厚が相対的に厚くエネルギー
準位EL2が発光ウェルのエネルギー準位より低い光吸
収効果を有する光吸収効果ウェルAWLが形成され、光
吸収効果ウェルAWLの厚さは、発光ウェルLWL1,
LWL2の厚さより大きく設定され、さらに発光ウェル
LWL1とLWL2間には第1バリア層BAR1が形成
され、発光ウェルLWL2と光吸収効果ウェルAWLと
の間には、通常のバリア層BAR1より厚い第2バリア
層BAR2が形成されたMQW構造としてので、次のよ
うな効果が得られる。
【0042】(1)飽和特性の弱いゲイン特性を持つ材
料であっても、比較的少数のMQW構造で発光させるた
め、飽和効果を強め、パルセーションが発生しやすくな
る。 (2)QW構造は、通常吸収係数が少なく活性層無いの
両脇部で可飽和吸収領域を設ける手法ではパルセーショ
ンが発生しにくかったが、光吸収を主として持たせる光
吸収効果ウェルAWLを、発光ウェルLWL1,LWL
2と別に設けたことから、可飽和吸収領域の効果を大き
くすることができ、パルセーションを安定に発生させる
ことができる。 (3)高温になると可飽和吸収効果が弱くなることでパ
ルセーションが抑制されていたが、安定で強い可飽和吸
収領域が設定されるため、高温でのパルセーションを安
定に確保できる。 (4)高出力動作時にやはり電流広がりにより、パルセ
ーションが抑制されていたが、安定で強い可飽和吸収領
域が設定されるため、パルセーションの最大出力レベル
が向上する。 (5)従来の可飽和吸収体は、屈折率差Δn=0.00
3〜0.004程度の弱い導波にすることで作られてい
たが、これが制御が困難で歩留りを低下させる要因であ
ってが、本MQW構造では、活性層自身の中に可飽和吸
収効果を発現する構造が作りこまれていることから、屈
折率差Δnの許容範囲が広くなり、歩留りの向上を図れ
る利点がある。
料であっても、比較的少数のMQW構造で発光させるた
め、飽和効果を強め、パルセーションが発生しやすくな
る。 (2)QW構造は、通常吸収係数が少なく活性層無いの
両脇部で可飽和吸収領域を設ける手法ではパルセーショ
ンが発生しにくかったが、光吸収を主として持たせる光
吸収効果ウェルAWLを、発光ウェルLWL1,LWL
2と別に設けたことから、可飽和吸収領域の効果を大き
くすることができ、パルセーションを安定に発生させる
ことができる。 (3)高温になると可飽和吸収効果が弱くなることでパ
ルセーションが抑制されていたが、安定で強い可飽和吸
収領域が設定されるため、高温でのパルセーションを安
定に確保できる。 (4)高出力動作時にやはり電流広がりにより、パルセ
ーションが抑制されていたが、安定で強い可飽和吸収領
域が設定されるため、パルセーションの最大出力レベル
が向上する。 (5)従来の可飽和吸収体は、屈折率差Δn=0.00
3〜0.004程度の弱い導波にすることで作られてい
たが、これが制御が困難で歩留りを低下させる要因であ
ってが、本MQW構造では、活性層自身の中に可飽和吸
収効果を発現する構造が作りこまれていることから、屈
折率差Δnの許容範囲が広くなり、歩留りの向上を図れ
る利点がある。
【0043】第2実施形態 図5は、本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第2の実施形態を示す図である。
構造の第2の実施形態を示す図である。
【0044】本第2の実施形態が上述した第1の実施形
態と異なる点は、キャリアトラップウェルCTWLを、
発光ウェルLWL12と光吸収効果ウェルAWLとの間
の第2バリア層BAR2に設けたことにある。このキャ
リアトラップウェルCTWLは、それ自身が発光した
り、吸収したりすることを少なくするために、そのエネ
ルギー準位ELは発光ウェルLWL1,LWL2より十
分高く設定されている。
態と異なる点は、キャリアトラップウェルCTWLを、
発光ウェルLWL12と光吸収効果ウェルAWLとの間
の第2バリア層BAR2に設けたことにある。このキャ
リアトラップウェルCTWLは、それ自身が発光した
り、吸収したりすることを少なくするために、そのエネ
ルギー準位ELは発光ウェルLWL1,LWL2より十
分高く設定されている。
【0045】本第2の実施形態によれば、上述した第1
の実施形態の効果に加えて、さらにキャリア不均一注入
効果を拡大でき、可飽和吸収体としての効果を大きくで
きるという利点がある。
の実施形態の効果に加えて、さらにキャリア不均一注入
効果を拡大でき、可飽和吸収体としての効果を大きくで
きるという利点がある。
【0046】第3実施形態 図6は、本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第3の実施形態を示す図である。
構造の第3の実施形態を示す図である。
【0047】本第3の実施形態が上述した第1の実施形
態と異なる点は、発光ウェルの数を2から3にし、光吸
収効果ウェルの数を1から2に増やしたことにある。
態と異なる点は、発光ウェルの数を2から3にし、光吸
収効果ウェルの数を1から2に増やしたことにある。
【0048】発光ウェル数は共振器長等で適正なウェル
数があり、不適当なウェル数を用いるとしきい値電流I
thの上昇や信頼性の低下をもたらすことから、ゲイン
飽和特性を犠牲にしてもウェル数を増やす必要がある場
合もある。本第3の実施形態は、このような事情を考慮
してウェル数を増やしている。また、光吸収効果の増大
もウェル数を増やすことで可能である。
数があり、不適当なウェル数を用いるとしきい値電流I
thの上昇や信頼性の低下をもたらすことから、ゲイン
飽和特性を犠牲にしてもウェル数を増やす必要がある場
合もある。本第3の実施形態は、このような事情を考慮
してウェル数を増やしている。また、光吸収効果の増大
もウェル数を増やすことで可能である。
【0049】上述した第1の実施形態の効果に加えて、
仕様に応じた信頼性の低下を防止でき、光吸収効果を向
上できる利点がある。
仕様に応じた信頼性の低下を防止でき、光吸収効果を向
上できる利点がある。
【0050】第4実施形態 図7は、本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第4の実施形態を示す図である。
構造の第4の実施形態を示す図である。
【0051】本第4の実施形態が上述した第1の実施形
態と異なる点は、発光ウェルLWL12と光吸収効果ウ
ェルAWLとの間の第2バリア層BAR2のバリア機能
を増大させたことにある。
態と異なる点は、発光ウェルLWL12と光吸収効果ウ
ェルAWLとの間の第2バリア層BAR2のバリア機能
を増大させたことにある。
【0052】本第4の実施形態によれば、上述した第1
の実施形態の効果に加えて、さらにキャリア不均一注入
効果を拡大でき、可飽和吸収体としての効果を大きくで
きるという利点がある。
の実施形態の効果に加えて、さらにキャリア不均一注入
効果を拡大でき、可飽和吸収体としての効果を大きくで
きるという利点がある。
【0053】第5実施形態 図8は、本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第5の実施形態を示す図である。
構造の第5の実施形態を示す図である。
【0054】本第5の実施形態が上述した第3の実施形
態と異なる点は、さらに光吸収効果を高めるために、光
吸収効果ウェル、たとえばAWL2にnドーパントであ
るsiあるいはSe等を比較的多め(5×10E17以
上)にドープしたことにある。
態と異なる点は、さらに光吸収効果を高めるために、光
吸収効果ウェル、たとえばAWL2にnドーパントであ
るsiあるいはSe等を比較的多め(5×10E17以
上)にドープしたことにある。
【0055】通常は、発光層である活性層へのドープ
は、信頼性に問題を生じることが多いため行われない
が、本第5の実施形態では、ウェルの役割を光吸収効果
を主としていることから、ドープすることで信頼性の低
下には直接つながらない。一方、ウェルに高濃度ドープ
することは、そのウェルのキャリアライフタイムを低減
し、光吸収効果を高める働きがある。
は、信頼性に問題を生じることが多いため行われない
が、本第5の実施形態では、ウェルの役割を光吸収効果
を主としていることから、ドープすることで信頼性の低
下には直接つながらない。一方、ウェルに高濃度ドープ
することは、そのウェルのキャリアライフタイムを低減
し、光吸収効果を高める働きがある。
【0056】本第5の実施形態によれば、上述した第3
の実施形態の効果に加えて、さらに光吸収効果を高める
ことができる。
の実施形態の効果に加えて、さらに光吸収効果を高める
ことができる。
【0057】なお、上述した第1〜第5の実施形態にお
いては、主としてウェルの膜厚を制御する構成を例に説
明したが、これに限定されるものではなく、ウェルの組
成比を制御してエネルギーバンドギャップを変化させる
方法や、ウェルに歪みを与え、歪み量子井戸とすること
でバンドギャップの制御を行う方法等、種々の形態が可
能であり、上述した効果と同様に効果を得ることができ
る。
いては、主としてウェルの膜厚を制御する構成を例に説
明したが、これに限定されるものではなく、ウェルの組
成比を制御してエネルギーバンドギャップを変化させる
方法や、ウェルに歪みを与え、歪み量子井戸とすること
でバンドギャップの制御を行う方法等、種々の形態が可
能であり、上述した効果と同様に効果を得ることができ
る。
【0058】また、上述した第1〜第5の実施形態にお
いては、AlGaAs/GaAs系の自励発振型半導体
レーザを例に説明したが、本発明がAlGaInP/G
aInP、AlGaN/InGaN、ZnMgSSe/
ZnS系等、種々のレーザに適用できることはいうまで
もない。
いては、AlGaAs/GaAs系の自励発振型半導体
レーザを例に説明したが、本発明がAlGaInP/G
aInP、AlGaN/InGaN、ZnMgSSe/
ZnS系等、種々のレーザに適用できることはいうまで
もない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
活性層の構造がウェル数の少ない量子井戸構造で、しか
も材料にかかわりなく、製造歩留りが高く、高温動作時
や高出力動作時においても安定に自励発振する自励発振
型半導体レーザを実現できる利点がある。
活性層の構造がウェル数の少ない量子井戸構造で、しか
も材料にかかわりなく、製造歩留りが高く、高温動作時
や高出力動作時においても安定に自励発振する自励発振
型半導体レーザを実現できる利点がある。
【図1】本発明に係る自励発振型半導体レーザの一実施
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第1の実施形態を示す図である。
構造の第1の実施形態を示す図である。
【図3】第1の実施形態に係るMQW構造におけるウェ
ルおよびバリア層の厚さの例を示す図である。
ルおよびバリア層の厚さの例を示す図である。
【図4】キャリア不均一注入効果を説明するための図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第2の実施形態を示す図である。
構造の第2の実施形態を示す図である。
【図6】本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第3の実施形態を示す図である。
構造の第3の実施形態を示す図である。
【図7】本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第4の実施形態を示す図である。
構造の第4の実施形態を示す図である。
【図8】本発明に係る自励発振型半導体レーザのMQW
構造の第5の実施形態を示す図である。
構造の第5の実施形態を示す図である。
【図9】活性層の従来のMQW構造を示す図である。
【図10】一般的なゲイン係数gと注入キャリア密度n
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図11】「微分ゲイン関数を、飽和しやすい特性に
し、活性域と可飽和吸収域での微分ゲインの差を大きく
する」という条件をわかりやすく説明するするための図
である。
し、活性域と可飽和吸収域での微分ゲインの差を大きく
する」という条件をわかりやすく説明するするための図
である。
【図12】MQW構造におけるウェル数Nとゲイン特性
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図13】QW吸収とバルク吸収のスペクトル特性を示
す図である。
す図である。
100…自励発振型半導体レーザ、101…n型GaA
s基板、102…n型AlGaAsクラッド層、103
…AlGaAs活性層、104…p型AlGaAsクラ
ッド層、105…p型GaAsキャップ、106…スト
ライプ部、107…n型GaAs電流狭窄層、108…
p側電極、109…n側電極、LWL1〜LWL3…発
光ウェル、AWL,AWL1,AWL2…光吸収効果ウ
ェル、BAR1…第1バリア層、BAR2…第2バリア
層、EL1,EL2…エネルギー準位。
s基板、102…n型AlGaAsクラッド層、103
…AlGaAs活性層、104…p型AlGaAsクラ
ッド層、105…p型GaAsキャップ、106…スト
ライプ部、107…n型GaAs電流狭窄層、108…
p側電極、109…n側電極、LWL1〜LWL3…発
光ウェル、AWL,AWL1,AWL2…光吸収効果ウ
ェル、BAR1…第1バリア層、BAR2…第2バリア
層、EL1,EL2…エネルギー準位。
Claims (28)
- 【請求項1】 第1導電型の第1のクラッド層と、上記
第1のクラッド層上に形成された活性層と、上記活性層
上に形成された第2導電型の第2のクラッド層とを有
し、レーザ共振器内部に可飽和吸収体が活性層の両脇に
形成された自励発振型半導体レーザであって、 活性層構造が複数の量子井戸構造を有し、かつ、 上記第2のクラッド層側にウェル厚が相対的に薄くエネ
ルギー準位の相対的に高い発光ウェルが形成され、 上記第1のクラッド層側にウェル厚が相対的に厚くエネ
ルギー準位が上記発光ウェルのエネルギー準位より低い
光吸収効果を有する光吸収効果ウェルが形成されている
自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項2】 上記第1導電型はn型であり、上記第2
導電型はp型である請求項1記載の自励発振型半導体レ
ーザ。 - 【請求項3】 上記発光ウェルと上記光吸収効果ウェル
との間に、通常の第1バリア層に比べ、相対的に厚い第
2バリア層が形成されている請求項1記載の自励発振型
半導体レーザ。 - 【請求項4】 上記発光ウェルと上記光吸収効果ウェル
との間に、通常の第1バリア層に比べ、相対的に厚い第
2バリア層が形成されている請求項2記載の自励発振型
半導体レーザ。 - 【請求項5】 上記相対的に厚い第2バリア層の厚さは
100オングストローム以上に設定されている請求項3
記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項6】 上記相対的に厚い第2バリア層の厚さは
100オングストローム以上に設定されている請求項4
記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項7】 上記発光ウェル数は、2以上5以内であ
る請求項1記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項8】 上記発光ウェル数は、2以上5以内であ
る請求項2記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項9】 上記発光ウェル数は、2以上5以内であ
る請求項3記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項10】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項4記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項11】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項5記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項12】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項6記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項13】 上記発光ウェルと上記光吸収効果ウェ
ルとの間に、通常の第1バリア層に比べ、相対的に広い
エネルギーバンドを有するバリア層が形成されている請
求項1記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項14】 上記発光ウェルと上記光吸収効果ウェ
ルとの間に、通常の第1バリア層に比べ、相対的に広い
エネルギーバンドを有する第2バリア層が形成されてい
る請求項2記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項15】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項13記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項16】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項14記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項17】 上記発光ウェルと上記光吸収効果ウェ
ルとの間に、エネルギーバンドギャップが当該発光ウェ
ルのエネルギーバンドギャップより広いエネルギーバン
ドギャップを有するキャリアトラップウェルが形成され
ている請求項1記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項18】 上記発光ウェルと上記光吸収効果ウェ
ルとの間に、エネルギーバンドギャップが当該発光ウェ
ルのエネルギーバンドギャップより広いエネルギーバン
ドギャップを有するキャリアトラップウェルが形成され
ている請求項2記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項19】 上記エネルギーバンドギャップの広狭
が、ウェル層の組成比によって設定されている請求項1
7記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項20】 上記エネルギーバンドギャップの広狭
が、ウェル層の組成比によって設定されている請求項1
8記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項21】 上記エネルギーバンドギャップの広狭
が、ウェルの歪み両によって設定されている請求項17
記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項22】 上記エネルギーバンドギャップの広狭
が、ウェルの歪み両によって設定されている請求項18
記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項23】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項17記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項24】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項18記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項25】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項19記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項26】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項20記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項27】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項21記載の自励発振型半導体レーザ。 - 【請求項28】 上記発光ウェル数は、2以上5以内で
ある請求項22記載の自励発振型半導体レーザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10268106A JP2000101196A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 自励発振型半導体レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10268106A JP2000101196A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 自励発振型半導体レーザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000101196A true JP2000101196A (ja) | 2000-04-07 |
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ID=17453991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10268106A Pending JP2000101196A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 自励発振型半導体レーザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000101196A (ja) |
-
1998
- 1998-09-22 JP JP10268106A patent/JP2000101196A/ja active Pending
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