JP3433038B2 - 半導体発光装置 - Google Patents
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Description
り、特に低動作電圧及び低しきい値電流密度を有するG
aN系半導体半導体発光装置に使用されるものである。
添加によりp型GaN(以下p−GaNと略称する)の
結晶成長に成功して以来、紫外及び青色領域の可視半導
体レーザ及び半導体発光ダイオード(以下半導体レーザ
をLD、発光ダイオードをLEDと略称)として商品化
が進められてきた。
電圧が高いこと、及びLD発光のしきい値電流密度が大
きく活性層の発光効率が本来の値を示さないことであ
る。その理由はLDの場合、SCH(Separate Confine
ment Heterostructure)型のMQW(Multi Quantum We
ll)量子井戸構造を有する活性層(以下MQW活性層と
略称)に大きな歪みが存在し、活性層の結晶の品質が低
下すること、及び特にMQW活性層の最初の数個の井戸
層と最後の数個の井戸層に大きな歪みが発生し、前記活
性層の中央部に比べて両端部の光放出と吸収が長波長側
にずれことのためである。
は、前記外側の井戸層で緩和され、MQW活性層の中央
部に加わる歪みを低減する。歪み量が大きい外側の井戸
層は中央部に比べてバンドギャップが小となり、MQW
活性層からの光出力が吸収されて減衰しGaN系LDの
しきい値電流密度が増加する。
る歪みにより、外側の井戸層には格子欠陥が発生するの
で、この欠陥により生じた欠陥準位を通じて活性領域に
注入された電子、正孔が再結合により消滅しGaN系L
Dの発光効率が低下する。同様な問題は均一な活性層を
有するGaN系LEDについてもみられる。
QW活性層の井戸層の数を例えば20個以上に増加する
方法がとられてきた。このように井戸層の数を増加すれ
ば、外側の井戸層の光吸収や電子、正孔の再結合による
光出力の減衰効果を薄めることができる。
と障壁層との間にはヘテロ界面が形成され、このヘテロ
界面には格子不整合によりある程度の欠陥が発生する。
井戸層の数が多くなれば、MQW活性層に井戸層と障壁
層の多くの界面が含まれることになり、界面における欠
陥の発生によりMQW活性層中に再結合中心が導入され
光利得が減少する。
活性層中でLD発光に必要な十分な利得を得るため、井
戸層の数を増加しなければならないと考えられてきた。
しかし、MQWの井戸数が多ければ電子、正孔の輸送が
妨げられ、実際にLD発光に寄与する井戸層の数は2個
〜3個程度に限定される。従って、例えばIII−V族
のMQW活性層を有するLDにおいて、最高の発光効率
が得られる井戸層の数は大抵の場合10個以下とされて
きた。
込み用の短波長LDの必要性が高まりつつあるが、現在
実用化されたInGaAlP系LDの発光波長はおよそ
600nmであり、次世代DVDシステムに求められる
波長400nm〜430nmのLDを実現することは困
難である。
みならず、さらに短波長の光源となりうることが知られ
ている。しかしGaN系LD、LEDは、従来の材料に
比べて製造方法に多くの技術的問題点が含まれる。その
主なものは主要材料のGaNとInx Ga1-x N(0≦
x≦0.3)との格子定数が異なることである。
き、組成を示すサフィックスを省略)は通常活性層とし
て用いられ、GaNはガイド層として用いられるが、両
者の格子不整合が大きいため、活性層中のInの平均組
成が10%を越えれば、活性層とガイド層の界面におけ
る歪みが大きくなる。このときp−GaNガイド層形成
に必要な200℃〜400℃程度の温度上昇を行えば、
InGaN活性層が劣化又は破壊することが実験的に知
られている。
0%以下とされるが、この場合にも活性層の劣化は存在
し歩留まりが低下する。活性層の劣化は前記格子不整合
によるもののほか、活性層中のInが移動または蒸発す
ることが他の原因の1つと考えられ、このため活性層中
のIn組成が不均一になり、低電圧動作のLD、LE
D、低しきい値電流密度のLDを得ることが困難にな
る。
孔がLD発光に寄与する活性領域から外部に溢れるキャ
リアオーバーフロー効果を生じやすくなり、キャリア閉
じ込めはもとより、光閉じ込めも悪くなるのでLD発光
の効率向上のためには好ましくない。
光閉じ込めの双方から要求されるIn組成の大きい活性
層を用いることができず、GaN系LD、LEDの活性
層の平均In組成は10%以下(井戸層のIn組成15
%以下)に限定されてきた。
プ層を導入することにより、p型ガイド層形成時の昇温
過程で活性層に生じる劣化を保護し、かつキャリアオー
バーフローを防止する技術も開発されているが、現状で
は劣化を完全に防止するに至っていない。
構成する電子と正孔の内、電子密度が正孔密度に比べて
大きいため、電子が活性層を通過してp側電極まで流れ
るキャリアオーバーフロー効果を生じやすく、これを防
止するため前記キャップ層としてAlx Ga1-x N(x
>0.1)を用いる必要があり、キャップ層のAl組成
が大きいために動作電圧が高くなるという問題があっ
た。
のGaN系LDはMQW活性層における歪みの影響を回
避することを目的に、MQW活性層中の井戸数を過剰に
設けていたため、LDの動作電圧としきい値電流密度が
過大になるという欠点があった。
層との格子定数の差による歪みの影響がなければ、井戸
の数は少ない方がLD発光の効率は高くなる。本発明は
上記の問題点を解決すべくなされたものであり、MQW
活性層に加わる歪の影響を除去することにより、少ない
井戸数で高い発光効率を示すGaN系半導体発光装置を
得ようとするものである。
れに隣接するガイド層との格子不整合が大きく、このた
め活性層のIn組成が大きい場合には、前記活性層とガ
イド層との界面に歪みのエネルギーが蓄積し、前記界面
領域や活性層内部に格子欠陥を発生し、高品質のLDが
得られず歩留まりも悪いという問題があった。また活性
層のIn組成が小さい場合には、キャリアオーバーフロ
ー効果が生じやすく、しきい値電流密度の低いLDが実
現できないという問題があった。
たもので、ガイド層とMQW活性層との間に、このMQ
W活性層の井戸層・障壁層とは異なるIn組成または厚
さを有する井戸層と障壁層と介在させることにより、上
記の相反する2つの問題を同時に解決し、歩留まりが高
く高品質で、かつ、しきい値電流密度が低いGaN系L
Dを提供し、またLEDへの適用を図ることを目的とす
る。
は、MQW活性層とガイド層又はクラッド層と隣接する
領域に、格子定数の差から生じる歪みの影響を吸収する
ための井戸層と障壁層を設けることに特徴がある。この
ようにして、MQW活性層の井戸数を増加することな
く、ストライプ状の活性層全域に亘って均一なLD発光
を得ることができる。
性層とガイド層又はクラッド層と隣接する領域に、前記
MQW活性層とは組成が異なる井戸層と障壁層を設け、
その井戸層と障壁層の平均組成が隣接するガイド層又は
クラッド層に近くなるようにして、ガイド層又はクラッ
ド層と前記MQW活性層との界面に生ずる歪みを減少さ
せ、また同時にMQW活性層を構成する井戸層と障壁層
のバンドギャップ差を界面に近づくに従って広げること
により、キャリアオーバーフロー効果を防止することに
特徴がある。
壁層と井戸層とが交互に積層された超格子構造からなる
活性層を有し、前記活性層は、前記超格子の中央部の障
壁層及び井戸層とは少なくとも組成及び厚さのいずれか
が異なる、少なくとも1つの障壁層及び井戸層のいずれ
かを終端部に含むものであることを特徴とする。
は、Inx Aly Ga1-x-y N(0<x≦1、0≦y≦
1、0≦x+y≦1)からなる障壁層と、Inz Alw
Ga1-z-w N(x<z、0<z≦1、0≦z+w≦1)
からなる井戸層とが交互に積層された超格子からなるも
のであり、前記組成は少なくともxおよびzのいずれか
1つであることを特徴とする。
らなる活性層が、ガイド層及びクラッド層のいずれかと
隣接する領域に、活性層の中央部と比べて井戸層と障壁
層との平均組成がガイド層及びクラッドのいずれかの組
成に近い積層領域を含むことをを特徴とする。
造からなる活性層が、ガイド層及びクラッド層のいずれ
かと隣接する領域に、活性層の中央部と比べて井戸層と
障壁層のバンドギャップの差を広げた積層領域を含むこ
とを特徴とする。
は、超格子構造からなる活性層が、ガイド層及びクラッ
ド層のいずれかとの間に、キャップ層を具備することを
特徴とするものである。
施の形態を詳細に説明する。はじめに各実施の形態に共
通する事項について具体的に説明する。現在開発されて
いるGaN系LDの断面構造を図11に示す。GaN系
LDは、サファイア基板1、n−GaNコンタト層2、
Ti/Au下部電極3、n−AlGaNクラッド層4、
n−GaNガイド層5、Inx Ga1-x N/GaNから
なるMQW活性層6(以下InGaN/GaN・MQW
活性層と略称)、p−GaNガイド層7、p−AlGa
Nクラツド層8、p−GaNコンタクト層9、SiO2
膜10、Ni/Au上部電極11からなっている。
(0<x<0.3)の井戸数が20程度のMQW活性層
により構成されている。AlGaNクラッド層はバンド
ギャップの値が大きく、キャリア閉じ込めと光出力の活
性層への閉じ込めを行うことができる。
する多層構造がサファイア基板上に形成されている。ま
たLD発光のしきい値電流密度を低減するため、SiO
2 絶縁膜10を用いてストライプ状の電流狭窄構造を形
成する。このほか、例えば埋め込みストライプ型のよう
な他の電流狭窄構造を用いることもできる。
の詳細を示すバンド構造図である。簡単のため井戸数は
5個の場合が示されている。通常の2重ヘテロ接合型L
Dの構造から、図12に示すようなMQW活性層を有す
るGaN系LDの構造を類推することができる。
域との間には格子定数の差があるので、これがMQW活
性層を有するLDの構造を制限する。GaN系LDを構
成する材料の組成とバンドギャップ、及び格子定数との
間の関係を図13に示す。
を用いて形成し、ガイド層は通常GaN、クラッド層は
Gay Al1-y Nを用いて形成される。図13において
xを1から0まで変化すれば、図のGaNの点とInN
の点とを結ぶ直線に沿ってバンドギャップと格子定数と
が変化し、yを1から0まで変化すればGaNの点とA
lNの点とを結ぶ直線に沿ってバンドギャップと格子定
数とが変化する。
と導波層との間及び導波層とクラッド層との間に一定の
バンドギャップの差を設けることが必要となる。図13
からGaNとInNとを結ぶ直線の横軸に対する傾斜
は、GaNとAlNとを結ぶ直線の横軸との傾斜に比べ
て大きいので、同程度のバンドギャップの差に対して、
GaN導波層とInGaN活性層との間の格子定数の差
の方が、GaN導波層とAlGaNクラッドとの間の格
子定数の差に比べて大きいことがわかる。なお図13で
は、一例としてInx Ga1-x N活性層の組成x=0.
2の場合の活性層とGaN導波層との間に生じる格子不
整合の程度が示されている。
の周辺材料から加わる歪みに着目すれば、前記InGa
N活性層に隣接するGaN導波層によるものが大きく、
これに比べてAlGaNクラッド層の組成変化から加わ
るものは小さい。従ってInGaN/GaN・MQW活
性層についても、同様にGaNガイド層との格子不整合
によって前記MQW活性層とガイド層の界面に歪みが蓄
積されることを図13から読み取ることができる。
接してGaNガイド層が形成され、さらにその上下に隣
接してAlGaNクラッド層が形成される場合について
のべたが、GaN系LD、LEDの構造は必ずしもこれ
に限定されるものではなく、活性層にクラッド層が隣接
する場合や、均一な活性層にガイド層、クラッド層が隣
接する場合等、種々の組み合わせが存在する。
層が直接隣接する場合についても、図13から両者の格
子不整合が大きく、その界面に歪みが蓄積するは明らか
である。また活性層がMQW構造でなくて均一なInG
aNであっても、GaN導波層との界面に歪みが蓄積さ
れることがわかる。
として、例えばInz Alw Ga1-z-w N(0≦z+w
≦1)のような4元化合物を用いる方法がある。このと
きzとwとを制御すれば、図12の3角形の範囲内にお
いて格子定数の値を変化することなくバンドギャップの
みを連続的に変化することができるので、原理的には格
子歪み零のLD,LEDを設計することができる。
とwとを最適条件に制御しつつ良好な結晶成長を行うこ
とはいちじるしく困難であり、また、このような4元系
化合物の材料特性も十分には解明されていないのが現状
である。
材料は2元、3元化合物に限定され、上記格子不整合に
より生じた歪みにより、MQW活性層は図14に示すよ
うな構造のものとなる。すなわちGaN導波層からの歪
みにより、図12に示した無歪み状態のMQW活性層の
バンド構造が変形し、外側の井戸層は中央部の井戸層に
比べてバンドギャップの幅が狭くなる。
た光は、歪みによりバンドギャップが縮小した外側の井
戸層において吸収されることがわかる。またこのような
歪みは外側の井戸層のバンド間に欠陥準位を生じ、その
光吸収も無視することができない。
態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る、MQW活性層を有するGaN系LDの構造を
示す断面図である。上記したように、中央部の井戸層の
光出力が外側の井戸層により吸収されるという問題を解
決するために、InGaN/GaN・MQW活性層6の
上下に隣接してInGaN/GaN歪緩和層12、13
を導入した。なお図2に示すように、前記歪緩和層も超
格子構造を有し、MQW活性層の両端の構造を中央部と
変化させたものとみなすことができる。
と同様である。前記InGaN/GaN歪緩和超格子1
2、13は、GaNガイド層からMQW活性層6に加わ
る歪みを零にするバッファ層として作用する。
aN導波層5、7、AlGaNクラッド層4、8からな
る本第1の実施の形態に係るGaN系LDのバンド構造
を図2に示す。但し図2においては、前記材料間の格子
定数の差に基づく歪効果は考慮せず、単に材料の組成の
みで決まるバンド構造を示している。
x Ga1-x Nの組成はx=0.2であり、図1で説明し
た従来の典型的なGaN系LDのxの値の範囲内であ
る。MQW活性層の障壁層は、GaNか又はIn組成の
非常に小さいInx Ga1-x N(0<x<0.05)を
用いた。
(x=0.05)を用いて形成したが、このときIn組
成xはMQW活性層の井戸層のIn組成の1/4〜1/
3の値までのものを用いることができた。歪緩和層中の
障壁層はGaNか又はIn組成の非常に小さいInx G
a1-x N(0<x<0.05)を用いた。図2では歪緩
和層中の障壁層としてGaNを用いる場合が示されてい
る。
となる材料の組成で定まる。歪緩和層の井戸層のIn組
成とMQW活性層の井戸層のIn組成との比が大きい程
歪み量は大きく、歪みを零にするための歪緩和層の井戸
数も大きくしなければならない。しかし、前記井戸数の
範囲としては2〜5程度で十分な効果が得られた。
けるGaN系LDのInGaN/GaN・MQW活性
層、InGaN/GaN歪緩和層、GaN導波層のバン
ド構造を図3に示す。このように歪緩和層中の井戸層の
材料が適切に選択されていれば、歪効果を考慮しても前
記歪緩和層のバンドギャップはMQW活性層のバンドギ
ヤップより大きな値を維持することができる。
陥の深い準位についても、図3に示すように、MQW活
性層のバンドギヤップの外側に位置することになり、欠
陥の深い準位によるキャリア再結合の確率は、MQW活
性層におけるキャリアの直接再結合の確率に比べて無視
できることがわかった。
の実施の形態について説明する。図13から明らかなよ
うに、井戸層のIn組成は障壁層のIn組成より大きく
なっている。MQW活性層は通常3から30程度の井戸
層と障壁層の繰り返しから構成される。
たクラッド層はAlx Ga1-x N(0<x≦0.3)か
ら構成される。MQW活性層の平均In組成が10%を
越えれば、MQW活性層とガイド層との界面に歪みが生
じ、高品質なMQW活性層が得られないことが知られて
いる。
aN・MQW活性層中では、井戸層と障壁層の組成及び
膜厚は一定にされるため、井戸層の示すバンドギャップ
と障壁層の示すバンドギャップは活性層中でそれぞれ一
定に保たれる。
QW活性層及びその近傍における井戸層のIn組成、障
壁層のIn組成、活性層の平均In組成、及びバンドギ
ャップを模式的に示したものである。第2の実施の形態
においては、Inx Ga1-xN/Iny Ga1-y Nから
なるMQW活性層(以下InGaN・MQW活性層と略
称)を用いた場合について説明する。
壁層のIn組成5%、厚さ4nmとすれば、このときの
Inの平均組成は約10%になる。このようにInの平
均組成が10%に近いか又はそれ以上であれば、InG
aN・MQW活性層とGaNガイド層との間に生じる歪
みが過大になり、高品質のGaN系LDを得ることが困
難であった。
の形態において、図4に示す断面構造のGaN系LDを
試作した。図11の従来構造との違いはInx Ga1-x
N/Iny Ga1-y NからなるMQW活性層(以下In
GaN・MQW活性層と略称)6と、GaNガイド層
5、7との間に、InGaN・MQW活性層6の障壁層
に比べて、障壁層のIn組成が低いInz Ga1-z N/
Inw Ga1-w Nからなる組成変調層(以下InGaN
組成変調層と略称)14、15を設け、全体として前記
InGaN・MQW活性層とGaN導波層との界面近傍
における平均In組成を減少させたことに特徴がある。
aN導波層との間に形成されたInGaN組成変調層等
のバンド構造を図5に示す。このように本第2の実施の
形態においては、InGaN・MQW活性層とその両側
のInGaN組成変調層を含めて、基本的にはMQW活
性層の周期性が保たれ、単に障壁層の組成を変化するこ
とにより、エネルギーバンドの振幅が変調されたように
なるので、前記InGaN・MQW活性層とGaN導波
層との間に導入した層をInGaN組成変調層とよぶこ
とにした。
しきい値電圧及びしきい値電流密度について、シミュレ
ーションを行った結果について説明する。本シミュレー
ションにおいては、InGaN組成変調層中の障壁層の
In組成を0%、すなわちこの障壁層をGaNであると
した。
激な変化を生じないことが高品質のLDの多層構造を得
る上から望ましいので、前記障壁層をGaNとせず、I
nを数%程度添加した障壁層とすることもできる。但し
InGaN・MQW活性層の中心付近における障壁層の
In組成に比べれば、組成変調層中の障壁層のIn組成
は大幅に減少させるようにした。
6と組成変調層14、15とガイド層5、7及びクラッ
ド層4、8のバンド構造を示す模式図である。図5から
InGaN・MQW活性層の両端部のInGaN組成変
調層において、井戸層と障壁層のバンドギャップの差が
MQW活性層中心付近に比べて広がる様子が示されてい
る。
して、バンド構造と平均In組成との関連を示したもの
である。上記のようにInGaN・MQW活性層の両端
部にInGaN組成変調層を導入したGaN系LDは、
第1の実施の形態でのべたように、InGaN・MQW
活性層とGaNガイド層の界面での歪みの影響を緩和す
る作用があるばかりでなく、LD装置として次のような
の特性上の利点がある。
MQW活性層中の井戸数との関係を図7に示す。図の実
線は前記第2の実施の形態に係るInGaN組成変調層
を有する場合であり、破線は比較のために示した組成変
調層を有しない、従来のGaN系LDに関するシシミュ
レーション結果である。このシミュレーションでは、p
型ガイド層、p型クラッド層のキャリア密度は共に1×
1016cm-3として計算を行った。なおシミュレーショ
ン結果を示す各曲線に付したパラメータは、前記InG
aN・MQW活性層の(井戸層のIn組成/障壁層のI
n組成)を例えば(20%/5%)等として示してい
る。
壁層はGaN、その井戸層のIn組成は前記InGaN
・MQW活性層中の井戸層のIn組成と等しくしてい
る。シミュレーションに用いた井戸層の厚さは2nm、
障壁層の厚さは4nmである。また組成変調層を含む場
合、図8横軸のMQW井戸数は、MQW活性層の井戸数
に組成変調層に含まれる井戸数を加えたものであり、組
成変調層を含まない場合のMQW井戸数は、MQW活性
層の井戸数そのものである。
性層を有するGaN系LDの動作電圧は井戸数の増加と
共に増加する。さらに同一のパラメータの値20%/5
%について比較すれば、実線で示す組成変調層を含むG
aN系LDの動作電圧は、MQW井戸数の増加と共に、
組成変調層を含まない従来のGaN系LDの動作電圧に
比べて低くなることがわかる。
MQW活性層とGaNガイド層との間にInGaN組成
変調層を含む本発明のLDでは、前記活性層と前記ガイ
ド層の界面に前記組成変調層の障壁層が存在することに
より、図6に示すように、実効的なヘテロ障壁が界面に
おいてなだらかになるためである。
性を図8に示す。p−GaNガイド層、p−AlGaN
クラッド層のキャリア密度は共に1×1016cm-3とし
て計算を行った。その他のシミュレーション条件や、各
曲線に付したパラメータの意味は図7と同様である。
GaN系LDのしきい値電流密度もMQW井戸数の増加
と共に増加する。しかし井戸層/障壁層のIn組成比が
20%/5%の場合、組成変調層を含むGaN系LDは
組成変調層を含まない従来のGaN系LDに比べてしき
い値電流密度が最大30%も減少することがわかる。
の両端にIn組成の低い障壁層を設けて、組成変調層と
して作用する前記障壁層のバンドギャップの値をMQW
活性層内の障壁層より拡大すれば、キャリアのオーバー
フロー効果が抑制され、かつしきい値電流密度が大幅に
減少することがわかる。
まない従来のMQW活性層のシミュレーション結果を比
較すれば、In組成比の変化に対して、同一井戸数にお
ける動作電圧と動作電流密度との大小関係が逆転してお
り、従来のGaN系LDにおいて、動作電圧の低減とし
きい値電流密度の低減とは互いに相反する課題であった
ことがわかる。
施の形態におけるMQW活性層では、動作電圧低減とし
きい値電流密度の低減とが同時に達成されることに大き
な特徴がある。すなわち、従来相反する要求として解決
できなかった低電圧、低しきい値電流密度で動作すると
いう、実用的上もっとも重要な課題が本第2の実施の形
態に示した組成変調層を含むMQW活性層により始めて
達成されることが明らかになった。
態について説明する。従来しきい値電流密度を下げるた
めには、活性層とp型ガイド層との間にAlGaNキャ
ップ層をはさむ必要があったが、AlGaNキャップ層
はしきい値電流密度の低減には効果的であるが、動作電
圧低減の目的に対しては不利である。
・MQW活性層とp−GaNガイド層との間に介在さ
せ、前記キャップ層のAl組成xを変化させた場合につ
いて、GaN系LDの動作電圧のMQW井戸数依存性を
シミュレーションにより求めた結果を図9に示す。この
シミュレーションに用いたGaN系LDの構造は、活性
層がInGaN・MQWであること、またx>0の場
合、前記InGaN・MQW活性層6とp−GaNガイ
ド層7との間にAlGa1Nキャップ層が存在すること
が図11に示すGaN系LDと異なる。
部は、n−GaNコンタクト層2(3×1018cm-3、
厚さ0.1μm)、n−AlGaNクラッド層4(1×
1018cm-3、厚さ0.3μm)、アンドープのi−G
aNガイド層5(厚さ0.1μm)、In0.15Ga0.85
N(2.5nm)/In0.05Ga0.95N(5nm)・M
QW活性層6、p型又はアンドープi型Alx Ga1-x
Nキャップ層(p型の場合1×1016cm-3、厚さ20
nm)、p型又はアンドープi型GaNガイド層7(p
型の場合1×1016cm-3、厚さ0.1μm)、p−A
l0.15Ga0.85Nクラッド層8(1×1016cm-3、厚
さ0.3μm)、p−GaNコンタクト層9(1×10
17cm-3、厚さ0.1μm)からなっている。
キャップ層がない場合に比べて動作電圧が増加する。キ
ャップ層のAl組成xを増加すれば、前記キャップ層の
障壁高さが増加するので動作電圧は増加することがわか
る。キャップ層とガイド層とを導電性とした場合とアン
ドープi型とした場合との差は小さいが、導電性とする
方がやや動作電圧を低くすることができる。
は、前記第2の実施の形態で説明した組成変調層のしき
い値電流密度の低減効果と、前記キャップ層のしきい値
電流密度の低減効果との相乗効果により動作電圧の増加
を抑制しつつ最適化を図り、低消費電力のGaN系LD
を得ようとするものである。
含むGaN系LD作製する際、前記組成変調層とこれに
隣接する導波層との間にさらに前記キャップ層を用いれ
ば、しきい値電流密度低減のため従来求められていたA
l組成の大きいAlx Ga1-x N(0.1≦x≦0.
2)キャップ層を用いる必要がなくなり、Al組成の小
さいAlx Ga1-x N(x≦0.05)を用いることが
できので、図9のシミュレーション結果から動作電圧低
減に極めて効果的であることがわかる。このときキャッ
プ層の作用として、このキャップ層がない場合に比べて
しきい値電流密度がさらに低下することはいうまでもな
い。
の形態について説明する。本第4の実施の形態における
GaN系LDは、前記第1の実施の形態で説明した歪緩
和層の作用と前記第2の実施の形態で説明した組成変調
層の作用とを組み合わせることにより、両者の利点を相
乗的に発揮しようとするものである。
・MQW活性層の両側に隣接してInGaN組成変調層
を形成し、さらにその外側に隣接してInGaN/Ga
N歪緩和層を形成し、その両端に隣接してGaN導波層
を形成する。
組成変調層の作用により、GaN導波層とInGaNか
らなるMQW活性層との間の格子定数差に基づく歪みを
前記MQW活性層中でほぼ零とすることができ、また歪
み緩和の際、前記歪緩和層に生じた欠陥準位やバンドギ
ャップの変化を、全てMQW活性層の井戸層のバンドギ
ャップの外側の範囲内とすることにより過剰吸収を除外
することができる。
として、さらに歪低減に役立つことのほか、キャリアオ
ーバーフロー効果を抑制し、GaN系LDのしきい値電
流密度を大幅に低減することができる。さらに動作電圧
を高めることなくしきい値電流密度を低減するには、第
3の実施の形態にのべたキャップ層を組み合わせること
が有効であることはいうまでもない。
ることはない。上記の実施の形態において、歪緩和層及
び組成変調層はいずれもMQW構造に形成され、歪緩和
層は主として井戸層のIn組成をMQW活性層の井戸層
よりも小さくし、また組成変調層は主として障壁層のI
n組成を前記MQW活性層の障壁層よりも小さくして、
それぞれバンドギャップの値を制御することによりその
機能を達成している。
戸層の組成と厚さを調整し、これらの平均組成を隣接す
るガイド層やクラッド層に近付けることをのべた。しか
しMQW又は井戸数が1つのSQW( Single Quantum
Well)構造において、とくに井戸層の厚さが極めて小さ
い領域では、井戸層の実効的なバンドギップの値は井戸
層の組成ばかりでなく井戸層の厚さのみによつても変化
することができる。
機能をMQWを構成する層の組成のみならず、厚さを変
化することによっても達成することができる。このとき
厚さとIn組成とを共に変化することにより、機能の最
適化が図れることはいうまでもない。
歪緩和層及び組成変調層の構造として、井戸層/障壁層
がInx Ga1-x N/GaN(0<x≦1)またはIn
x Ga1-x N/Iny Ga1-y N(0<x≦1、x>
y、0<y≦1、0≦x+y≦1)からなるMQWであ
る場合について説明したが、Inx Aly Ga1-x-y N
/Inz Alw Ga1-z-w N(0<x≦1、0≦y≦
1、0≦x+y≦1及びx>z、0<z≦1、0≦w≦
1、0≦z+w≦1)からなるMQWを用いる場合にも
Inの組成を制御することにより、同様の機能を得るこ
とができる。
系LDについて説明したが、必ずしもGaN系LDに限
定されるものではない。MQW活性層を有する化合物半
導体からなる発光装置であれば全て本発明を適用するこ
とができる。また例えば本発明の歪緩和層はMQW活性
層に隣接して形成することに限定されるものではなく、
従来の均一な組成の活性層を有するGaN系LEDに対
しても同様の機能を発揮することができる。その他本発
明の要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形して実施する
ことができる。
によれば、活性層とガイド層または活性層とクラッド層
との間の格子不整合を緩和し、界面における歪みを減少
させ、低電圧、低しきい値電流密度で動作する高品質な
GaN系半導体発光装置を高い歩留まりで作製すること
が可能となる。特に活性層の平均In組成が10%以上
の場合に本発明の半導体発光装置が優れた効果を発揮す
る。
において、活性層中の井戸層及び障壁層のバンドギャッ
プの差を広大することにより、キャリア閉じ込めの効率
を高めてキャリアオーバーフロー効果を防止し、レーザ
発光のしきい値電流密度を低減することができる。
との差が界面に近い領域において減少するため、界面に
生じる実効的なヘテロ障壁が低くなり、キャリアオーバ
ーフローの抑制効果を維持しつつ動作電圧を低減するこ
とができる。さらにキャップ層の付加による動作電圧の
増加を最小限に抑制する効果がある。
置の構造を示す断面図。
置のMQW活性層、ガイド層、クラッド層の歪み効果を
無視したバンド構造図。
置のMQW活性層、ガイド層、クラッド層の歪み効果を
考慮したバンド構造図。
置の構造を示す断面図。
置のMQW活性層、ガイド層、クラッド層のバンド構造
図。
置のMQW活性層の平均In組成とバンド構造との関係
を示す図。
置の動作電圧のMQW井戸数依存性を、従来の半導体発
光装置と比較した図。
置のしきい値電流密度のMQW井戸数依存性を、従来の
半導体発光装置と比較した図。
ャップ層のAl組成に対する動作電圧のMQW井戸数依
存性の変化を示す図。
装置のMQW活性層近傍領域のバンド構造図。
の断面図。
域のバンド構造図。
AlN混晶の格子定数とバンドギャップの関係を示す
図。
のGaNガイド層と隣接する領域の歪みの影響を示すバ
ンド構造図。
を示すバンド構造図。
Claims (4)
- 【請求項1】 In x Al y Ga 1-x-y N(0<x≦
1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)からなる障壁層と、
In z Al w Ga 1-z-w N(x<z、0<z≦1、0≦
w≦1、0≦z+w≦1)からなる井戸層とが、交互に
積層された超格子からなり、キャリアを閉じ込めて発光
領域となる活性層を有する半導体発光装置において、 前記超格子からなる活性層は、厚さ方向の終端部におけ
る井戸層と障壁層との平均In組成が、厚さ方向の中央
部における平均In組成よりも低いことを特徴とする半
導体発光装置。 - 【請求項2】 前記活性層は光を閉じ込めるためのガイ
ド層又はクラッド層で厚さ方向から挟まれ、前記活性層
の前記ガイド層又はクラッド層と隣接する領域における
井戸層と障壁層との平均In組成の方が、前記活性層の
厚さ方向の中央部における平均In組成よりも、前記ガ
イド層又はクラッド層における平均In組成に近いこと
を特徴とする請求項1記載の半導体発光装置。 - 【請求項3】 前記活性層の平均In組成は10%以上
であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体発
光装置。 - 【請求項4】 前記活性層と前記ガイド層又はクラッド
層との間に、前記活性層を保護するためのキャップ層を
具備することを特徴とする請求項2又は3記載の半導体
発光装置。
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