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JP2000099665A - カード状記録媒体の記録/再生装置 - Google Patents

カード状記録媒体の記録/再生装置

Info

Publication number
JP2000099665A
JP2000099665A JP10265299A JP26529998A JP2000099665A JP 2000099665 A JP2000099665 A JP 2000099665A JP 10265299 A JP10265299 A JP 10265299A JP 26529998 A JP26529998 A JP 26529998A JP 2000099665 A JP2000099665 A JP 2000099665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
recording
plate
reproducing
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10265299A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Endo
修 遠藤
Takatomo Fujiyoshi
貴智 藤吉
Yasumi Mochizuki
保身 望月
Kenji Sugimoto
憲治 杉本
Shingo Matsunaga
新吾 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10265299A priority Critical patent/JP2000099665A/ja
Publication of JP2000099665A publication Critical patent/JP2000099665A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体内に配設する機構、装置等の配置を工夫
するだけで、冷却効果を得、これにより、電源ユニット
による熱の影響をなくし、記録/再生装置の誤動作を防
止する。 【解決手段】 電源ユニットを筐体の下部に配設すると
ともに、記録/再生部を電源ユニットの上方に配設し、
記録/再生部の下面と電源ユニットとを隔離するための
隔壁板を配設して、電源ユニットの下部には外部に連通
する空気孔を形成し、また、筐体の背面壁又は側面壁に
外部に連通する空気孔を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード状記録媒体
の記録/再生装置において、電源回路から発生する熱の
影響を少なくし、誤動作を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】カード状記録媒体、例えば、プリペード
カード(代金前払いカード)のように金額情報が記録さ
れたものがあり、そのカード状記録媒体(以下、単に
「カード」という。)を利用するとき、その利用毎に金
額情報が書き換えられるようになっている。
【0003】このようなカードを使用するときは、利用
店、例えば、コンビニエンスストアに設置されたカード
の記録/再生装置により、カードに記録された金額情報
が書き換えられる。
【0004】このようなカードの記録/再生装置は、箱
状の筐体にカード挿入口が形成されていて、該カード挿
入口からカードを装置内に挿入すると、装置内部に設け
られた記録/再生部にカードが装着され、そこで、カー
ドの情報の記録/再生が行われる。
【0005】そして、カードを装置から排出するとき
は、イジェクト機構によりカードが上記カード挿入口か
ら排出されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな記録/再生装置は、カードの装置内への挿入及び排
出するための機構、及びカードヘの情報の記録/再生を
行なうための電子部品を搭載した各種回路等と、これら
機構、回路等に給電するための電源ユニットとを備え
る。
【0007】そして、このような記録/再生装置におい
て、上記電源ユニットから発生する熱が各種回路の電子
部品に悪影響を与えることがあり、装置の誤動作等を誘
発していた。
【0008】記録/再生装置を積極的に冷却するため
に、冷却用のファンを備えたものもあるが、ファンによ
る騒音、ファンを回転させるための給電部の必要性等の
コストの面等の問題がある。
【0009】そこで、本発明は、ファンなどの積極的な
冷却手段を必要としないで、かつ、筐体内に配設する機
構、装置等の配置を工夫するだけで、冷却効果を得、こ
れにより、電源ユニットによる熱の影響をなくし、記録
/再生装置の誤動作を防止することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明カード状
記録媒体の記録/再生装置は、上記した課題を解決する
ために、電源ユニットを筐体の下部に配設するととも
に、記録/再生部を電源ユニットの上方に配設し、記録
/再生部の下面と電源ユニットとを隔離するための隔壁
板を配設して、電源ユニットの下部には外部に連通する
空気孔を形成し、また、筐体の背面壁又は側面壁に外部
に連通する空気孔を形成したものである。
【0011】従って、本発明カード状記録媒体の記録/
再生装置にあっては、熱源となる電源ユニット、機構
部、回路部等の配置を工夫するだけで、電源ユニットか
ら発せられる熱を効率良く、外部に排出することがで
き、これにより、積極的に冷却するための専用の冷却手
段を設けることなく、熱による記録/再生装置の誤動作
を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明カード状記録媒体
の記録/再生装置の詳細を添付図面に示した実施の形態
に従って説明する。
【0013】尚、図面に示した実施の形態は、本発明を
磁気記録媒体のプリペードカードの記録/再生をする記
録/再生装置に適用したものである。
【0014】記録/再生装置1は、箱状の筐体2と各種
回路が搭載されたシャーシ3とカード4の記録/再生部
5が搭載された引出部6とから成る。
【0015】筐体2は、天板7と左右側壁板8、8と背
壁板9とから成り、下方及び前方に開口されており、天
板7の前端縁には下方に向かって表示板10が一体に突
設され、背壁板9にはその上部に放熱用の空気孔11、
11、・・・が形成されていると共に、その下側1/3
の部分がコ字状に切り欠かれている。
【0016】表示板10には、各種インジケータの他、
スイッチ類が配設されている。
【0017】シャーシ3は、底板12と、下方及び前後
方向が開口し正面から見てコ字状の覆い板13とから成
り、覆い板13が底板12の左右両端縁に取着されるこ
とにより、シャーシ3には前後方向に貫通する空間14
が形成される。
【0018】底板12には、多数の空気孔15、15、
・・・が形成されている。
【0019】底板12の前端縁には上方に向かって前壁
板16が一体に突設されていて、該前壁板16の上端縁
にはその左右方向の中央部に前方に向かってロック板1
7が折り曲げ状に突設されている。
【0020】また、ロック板17の左右方向の中央部に
は、矩形の係止孔18が形成されていると共に、該係止
孔18の後端縁に上方に向かって上記前壁板16の延長
上に延びる舌片状の抜け止め防止片19が形成されてい
る。該抜け止め防止片19は、上記引出部6を筐体2か
ら引き出したときに、抜けてしまうことを防止する。
【0021】底板12の後部には、各種コネクタと電源
スイッチが取着されたコネクタ板20が配設されてい
る。
【0022】底板12には、電源ユニット21が配設さ
れており、該電源ユニット21は下方及び前後方向が開
口したフレーム22により覆われており、該フレーム2
2には、多数の空気孔23、23、・・・が形成されて
いる。
【0023】電源ユニット21のフレーム22の左右側
面であって、上記底板12から適宜な間隔を空けた位置
に、コ字状をした案内レール24、24が取着されてお
り、右側のものは右方が、左側のものは左方が開口する
ように配設されている。これら案内レール24、24は
上記引出部6を前後方向に引出可能にするためのレール
である。
【0024】覆い板13の天板には各種制御回路が構成
された制御回路部25が配設されており、このようにシ
ャーシ3の底部と上部とに、制御回路部25と上記電源
ユニット21を離間して配設したので、制御回路部25
は電源ユニット21から発せられる熱の影響を受けるこ
とがない。
【0025】引出部6は、下方及び前後方向に開口し正
面から見て扁平なコ字状をしたベース板26と、該ベー
ス板26の前端に取着され上記筐体2の前面開口を覆う
前面蓋体27と、上記ベース板26に配設され、カード
4の記録/再生をする記録/再生部5と、該記録/再生
部5を左右方向及び上方から囲う囲い板28とを有し、
ベース板26は前面蓋体27の上下方向の中央よりもや
や下方に寄った位置に固着されている。
【0026】ベース板26の左右の側板の互いに向かい
合う面には、上記案内レール24、24に摺動自在に支
持される角柱状の被案内部材29、29が固着されてお
り、これら被案内部材29、29は辷り性の良好な材
料、例えば、ナイロン樹脂材料により形成されている。
【0027】そして、被案内部材29、29を案内レー
ル24、24に前方から嵌合することにより、引出部6
は上記シャーシ3の底板12に前後方向に摺動自在に支
持され、引出部6のうち前面蓋体27を除く部分(ベー
ス板26、記録/再生部5、囲い板28)がシャーシ3
の空間14内に位置される。
【0028】そして、引出部6を筐体2内に引き込んだ
状態のときに、引出部6のベース板26と電源ユニット
21を囲むフレーム22の上板との間には、適宜な間隙
が形成されており、該間隙が後述する空気通路Wとな
る。また、引出部6のベース板26は、記録/再生部5
と電源ユニット21とを隔離するための隔壁板として機
能し、これにより、電源ユニット21で発生した熱が記
録/再生部5に直接当たることを防ぐ。
【0029】しかして、電源ユニット21で発生した熱
は、フレーム22の空気孔23、23、・・・を通して
空気通路Wに侵入する。このとき、電源ユニット21の
下部である底板12に形成された空気孔15、15、・
・・から外気が侵入して、上記空気通路Wへの熱風の流
れをスムーズにする。
【0030】そして、かかる熱風は図2において矢印で
示すように、上記ベース板26により上方が閉塞されて
いるため後方へ流れ、記録/再生部5の後方において、
筐体2の背壁板9の空気孔11、11、・・・から筐体
2の外部に放出される。
【0031】尚、筐体2の空気孔11、11、・・・を
背壁板9に形成したものについて説明したが、本発明は
これに限らず、筐体2の左右側壁板8、8に形成しても
良くまた、背壁板9及び左右側壁板8、8の両方にあっ
ても良い。
【0032】ベース板26の後端縁の左右方向の中央部
には、下方に向かって係止片30が突設されており、該
ベース板26が上記シャーシ3の底板12に対して引き
出されたときに、底板12に形成された抜け止め防止片
19に衝突して、その抜け止めが為されるようになって
いる。
【0033】前面蓋体27は、後方に開口する扁平な箱
状をしており、前面形状は上記筐体2の表示板10を除
いた前面開口とほぼ同じか又はやや小さい大きさに形成
され、その下部には下方に開口する凹部31が形成さ
れ、該凹部31は把手としての機能を有するようになっ
ている。
【0034】前面蓋体27の正面の中央部よりやや上方
へ寄った位置に左右方向に長いカード挿入口32が形成
されており、前面蓋体27の下部の左右両端には、下方
に突出する脚部33、33が形成されている。
【0035】そして、上記ベース板26はその前端の左
右両端部が前面蓋体27の内部にその後方から取着さ
れ、ベース板26は、前面蓋体27の凹部31を形成す
る上面板31aよりもやや高い位置に取着される。
【0036】前面蓋体27の後方に開口した内部空間で
あって、上記上面板31aの上面にはロックレバー34
が設けられており、該ロックレバー34の係止爪34a
が上面板31aの後端縁のやや上方に位置され、また、
その操作部34bは上面板31aの下面、即ち、凹部3
1の内部に位置されている。そして、操作部34bを凹
部31の内部から上方へ持ち上げるように押圧すると、
ロックレバー34の係止爪34aが上方に持ち上がるよ
うになっている。
【0037】このようなロックレバー34は、後述する
ように、その係止爪34aが上記シャーシ3のロック板
17の係止孔18に係止することによりロックが為さ
れ、係止爪34aの係止孔18との係止が解除されるこ
とによりロックが解除されるようになっている。
【0038】上記凹部31の後面板31bにはマグネッ
トシート35が貼着されており、後述するように引出部
6を筐体2内に引き入れたときにシャーシ3の底板12
の前壁板16に吸着するようになっている。これによ
り、引出部6を筐体2に対して引き入れたときに上記ロ
ックレバー34とロック板17との係合だけではガタツ
キがあるが、かかるガタツキを上記マグネットシート3
5と前壁板16との吸着により防止することができる。
尚、前壁板16にマグネットシートを貼着し、凹部31
の後面板31bに磁性板を貼着しても良い。
【0039】記録/再生部5は、主にカード4を引込み
及び排出を行なう機構部36と該機構部36を制御する
回路部37とから成り、機構部36はベース板26に左
右に適宜離間して立設された2つの支持板38、38の
間に設けられており、また、回路部37は一方の支持板
38の外側に配設された回路基板に構成されている。
【0040】機構部36は、カード4の記録/再生を行
なうカード装着部39と、カード4の引込み及び排出を
行なうカード駆動機構40と、カード4に小孔を形成す
るためのパンチ機構41と、上記前面蓋体27のカード
挿入口32と上記カード装着部39とを連結するための
引込み通路42とを備える。
【0041】カード装着部39は、カード4を載置する
カード載置板43と、該カード載置板43に対向して配
置され、これとの間にカード4の厚さとほぼ同じか又は
僅かに広い空間(以下、「カード装着空間」という。)
44を形成するカード押え板45とを有する。
【0042】カード載置板43は上記支持板38と38
との間に挟まれるようにして、上記ベース板26と平行
に配置され、カード載置板43は、カード4の記録情報
の記録及び再生を行なう磁気ヘッド46と、カード4を
カード装着空間44に引き込むためのカード駆動機構4
0としての駆動ローラ47、47とを備える。また、カ
ード載置板43は上記前面蓋体27のカード挿入口32
と同じ高さに位置されている。
【0043】カード押え板45は、上記支持板38、3
8の後端部間に回動自在に支持されており、上記カード
載置板43の上方でこれと平行になった閉塞位置とその
前端部が持ち上げられてカード載置板43が開放された
開放位置との間を回動するようになっており、カード押
え板45を閉塞位置に位置させたときに、上記カード装
着空間44が形成され、カード押え板45を開放位置に
回動させたとき、カード装着空間44が開放されるよう
になっている。
【0044】カード押え板45には、閉塞位置に位置さ
れたときに上記磁気ヘッド46及び駆動ローラ47、4
7に各別に対向するように従動ローラ48、48、・・
・が設けられており、これにより、カード載置板43に
装着されたカード4は、駆動ローラ47、47と従動ロ
ーラ48、48との間に挟持されると共に、カード4は
磁気ヘッド46に押し付けられることになる。
【0045】また、カード押え板45には、その閉塞位
置に位置されたとき、その状態を維持するためのロック
機構49が設けられており、該ロック機構49は、ネジ
とナットとの組合わせによるものとする。尚、ナット
は、上記引込み通路42を構成する部材がカード載置板
43の前部上方まで延びており、これに螺孔を形成する
ことにより構成されている。そして、該ロック機構49
を解除したときに、カード押え板45がカード載置板4
3に対してやや浮き上がるように回動方向に付勢する付
勢手段50が設けられている。これにより、ロック機構
49を解除したときは、カード押え板45を容易に掴ん
で開放位置へと回動させることができる。
【0046】カード駆動機構40は上記カード載置板4
3に備えられた駆動ローラ47、47と該駆動ローラ4
7、47を回転させる駆動モータ51とを有する。ま
た、2つの駆動ローラ47、47は前後方向に適宜離間
して配置され、かつ、それぞれのローラ面がカード載置
板43の上面に僅かに突出して配置されており、また、
駆動ローラ47、47は、タイミングベルトを介して同
一方向かつ同一速度で回転するようになっている。
【0047】前側の駆動ローラ47と後側の駆動ローラ
47との間の距離は、カード4の前後方向の長さよりや
や短くされており、カード4がカード装着空間44に装
着されたときに、カード4が前後の駆動ローラ47と4
7とに跨るようになっている。
【0048】駆動ローラ47と47との間であってカー
ド載置板43の下部には、パンチ機構41が配設されて
おり、該パンチ機構41は、円筒状の刃部が上下方向
(カード4の厚さ方向)にプランジャーにより動作する
ようになっていて、刃部はプランジャーの駆動によりカ
ード装着空間44に突出するようになっている。そし
て、カード4がカード装着空間44に装着されると、所
定のタイミングで刃部がプランジャーの駆動により、カ
ード4に小孔を穿孔するようになっている。
【0049】パンチ機構41の側部であって、上記一方
の支持板38の外側には、小孔を穿孔することにより生
じた小円形の抜き屑を収容するための収容ケース52が
設けられており、小円形の抜き屑は上記刃部の上方及び
これに連続して側方に延びる収容通路を経て、収容ケー
ス52に収容されるようになっている。これにより、パ
ンチ機構41によりカード4に小孔が形成されたときの
抜き屑が飛散することはない。
【0050】尚、パンチ機構41によりカード4に小孔
を形成するのは、カード4の使用の適否、残り度数(金
額)等の確認を視覚的に行なうことができるようにする
ためである。
【0051】引込み通路42はカード4が通過できる大
きさの空間が形成されており、その一端は上記前面蓋体
27のカード挿入口32に連通され、他端はカード載置
板43とカード押え板45とにより形成されるカード装
着空間44に連通されている。また、引込み通路42の
長さは、カード挿入口32にカード4を挿入したときに
カード4がカード挿入口32にすべて引き込まれない状
態でカード4の先端が前側の駆動ローラ47に接触する
ような長さに形成されている。これは、カード4を排出
するときに、前側の駆動ローラ47の回転によりカード
4の前端がカード挿入口32から突出できるようにする
ためである。
【0052】囲い板28は、正面から見てコ字状をして
いると共に、その上板には平面形状が上記カード押え板
45より前後方向にやや長い矩形孔53が形成されてお
り、カード押え板45が開放位置へと回動したときに囲
い板28に干渉しないようになっている。
【0053】このような囲い板28はその左右側面板2
8a、28aが上記ベース板26の側板にネジ止めされ
ることにより取着されている。
【0054】そして、囲い板28の左右側面板28a、
28aは下方の電源ユニット21から発生する熱風が記
録/再生部5に行かないようにするための閉塞板として
機能する。
【0055】囲い板28には、その上板の上記矩形孔5
3の前端縁に沿い、さらに左右側面板の下端縁付近まで
延び、適宜な厚さを有する帯状のスポンジ材から成るシ
ール部材54が貼着されており、該シール部材54は、
引出部6が筐体2内に引き込まれた状態で、上記シャー
シ3の覆い板13にその下方から接触するようになって
いる。これにより、筐体2の前部に水などがかかって、
筐体2の表示板10の下縁と引出部6の前面蓋体27の
上縁との間から水が筐体2の内部に侵入しても、囲い板
28の上板のシール部材54によりそれ以上後方への侵
入が阻止され、左右側面板のシール部材54に沿って下
方へ流れることになり、これにより、侵入した水が記録
/再生部5にかかることを防ぐことができる。
【0056】しかして、カード4をカード挿入口32に
挿入すると、駆動モータ51が駆動され、これにより、
駆動ローラ47、47がカード4をカード装着空間44
へ引き込む方向に回転する。
【0057】尚、カード4がカード装着空間44の所定
の位置に位置されたことは、図示しない位置センサ等に
より検出され、これにより、カード4の引込み動作及び
排出動作が所定のタイミングで為されるようになってい
る。
【0058】そして、カード挿入口32に挿入されたカ
ード4は、その挿入端が引込み通路42を通して、前側
の駆動ローラ47と従動ローラ48とに接触すると、回
転している駆動ローラ47と従動ローラ48とによりカ
ード4がカード装着空間44内に引き込まれる。また、
カード4のカード装着空間44への引き込みと同時に、
カード4に対して上記磁気ヘッド46による信号の記録
/再生が為されるようになっている。
【0059】カード装着空間44に引き込まれたカード
4は、後側の駆動ローラ47と従動ローラ48とに挾持
される駆動モータ51が停止され、カード4の引込み動
作が完了される。
【0060】カード4の引込み動作の完了後、直ちに、
カード4の排出動作が為される。カード4の排出動作
は、上記引込み動作と、逆方向に駆動モータ51が回転
することにより為される。
【0061】また、カード4が記録/再生部5内に詰ま
ったときは、次のようにして引出部6を筐体2から引き
出してカード4を取り除くことができる。
【0062】即ち、引出部6の前面蓋体27の凹部31
内に、下方から手を挿入すると上記ロックレバー34の
操作部34bに触ることができ、これを、上方に持ち上
げるように押圧すると、上述のようにロックレバー34
の係止爪34aとロック板17の係止孔18との係止が
解除されて、引出部6の筐体2に対するロックが解除さ
れる。
【0063】次に、ロックレバー34の操作部34bを
操作した手で、凹部31を前方に引き出すことにより、
引出部6が筐体2から前方に引き出される。
【0064】引き出された引出部6はその前面蓋体27
の下部に脚部33、33が形成されているため、脚部3
3、33が当該記録/再生装置1が置かれた面に接触し
て引出部6の全体が前下がり状になることはない。これ
により、上記詰まったカード4を取り除くまでの間、引
出部6を安定させることができ、取り出し作業をやりや
すくすることができる。
【0065】また、引出部6は、そのベース板26の係
止片30が上記底板12に形成された抜け止め防止片1
9に衝突することにより、引出部6の全体が筐体2から
抜け出てしまうことはない。
【0066】引出部6を引き出した状態で、記録/再生
部5のカード押え板45のカード載置板43に対するロ
ックを解除し、更にカード押え板45を回動してカード
装着空間44を開放する。
【0067】これにより、詰まったカード4は、引出部
6を筐体2から引き出すだけで、容易に取り除くことが
できる。
【0068】そして、詰まったカード4を取り除いた後
は、カード押え板45を回動して、閉塞位置へ移動さ
せ、カード装着空間44を形成して、上記ロック機構4
9によりカード押え板45の閉塞状態が維持され、引出
部6を筐体2内に引き入れることにより、再び、記録/
再生装置1として使用することができる。
【0069】尚、上記実施の形態は、記録/再生部が筐
体に対して引き出し自在に支持されたものについて説明
したが、本発明はこれに限らず、記録/再生部が引き出
せないものについても適用することができる。
【0070】また、上記実施の形態において示した各部
の具体的な形状乃至構造は、本発明を実施するに当たっ
ての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これら
によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されること
があってはならないものである。
【0071】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明は、カード状記録媒体の情報の記録/再生を
するカード状記録媒体の記録/再生装置であって、筐体
と、該筐体内に収納された記録/再生部及び電源ユニッ
トとを備え、電源ユニットは筐体の下部に配設されてい
るとともに、上記記録/再生部は電源ユニットの上方に
配設され、記録/再生部の下面と電源ユニットとを隔離
するための隔壁板が配設されており、電源ユニットの下
部には外部に連通する空気孔が形成され、また、筐体の
背面壁又は側面壁には外部に連通する空気孔が形成され
ていることを特徴とする。
【0072】従って、本発明カード状記録媒体の記録/
再生装置にあっては、熱源となる電源ユニット、機構
部、回路部等の配置を工夫するだけで、電源ユニットか
ら発せられる熱を効率良く、外部に排出することがで
き、これにより、積極的に冷却するための専用の冷却手
段を設けることなく、熱による記録/再生装置の誤動作
を防止することができる。
【0073】請求項2に記載した本発明にあっては、電
源ユニットの少なくとも上面と左右側面とを覆うフレー
ムを設け、該フレームには多数の空気孔を形成すると共
に、記録/再生部の下面と電源ユニットとを隔離するた
めの隔壁板と上記フレームとの間に空気流路が形成され
るように適宜な間隔を設けたので、電源ユニットが筐体
内で露出することなく、従って、他の部材又は配線など
と接触することを防止することができる。
【0074】請求項3に記載した本発明にあっては、記
録/再生部をその左右側面を閉塞する閉塞板により覆う
ようにしたので、記録/再生部がその左右側方からも熱
の影響を受けることはなく、更に、装置の誤動作を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図8と共に、本発明に係るカード状記
録媒体の記録/再生装置の実施の形態を示すもので、本
図は全体を分解して示す斜視図である。
【図2】引出部を筐体に引き込んだ状態の縦断面図であ
る。
【図3】引出部を筐体から引き出した状態の垂直縦断面
図である。
【図4】シャーシの前端部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図5】垂直横断面図である。
【図6】引出部の前端部の垂直縦断面図である。
【図7】記録/再生部の平面図である。
【図8】記録/再生部の垂直断面図である。
【符号の説明】
1…記録/再生装置、2…筐体、4…カード(カード状
記録媒体)、5…記録/再生部、8…左右側壁板、9…
背壁板、11…空気孔、15…空気孔、21…電源ユニ
ット、22…フレーム、23…空気孔、26…ベース板
(隔壁板)、28a…左右側面板(閉塞板)、W…空気
通路
フロントページの続き (72)発明者 望月 保身 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 杉本 憲治 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 松永 新吾 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 4E360 AA02 AB14 AB16 AB23 AB24 AB25 AB42 AC02 AC17 AD16 BA02 BA08 BB04 BB20 BC02 BC03 BC05 BD05 EA05 EA12 EA18 EA22 EA27 EC12 EC13 ED03 ED13 FA02 FA08 GA03 GA06 GA24 GB43 5B058 KA24 KA25 YA06 5E322 BA01 CA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状記録媒体の情報の記録/再生を
    するカード状記録媒体の記録/再生装置であって、 筐体と、該筐体内に収納された記録/再生部及び電源ユ
    ニットとを備え、 電源ユニットは筐体の下部に配設されているとともに、
    上記記録/再生部は電源ユニットの上方に配設され、 記録/再生部の下面と電源ユニットとを隔離するための
    隔壁板が配設されており、 電源ユニットの下部には外部に連通する空気孔が形成さ
    れ、 また、筐体の背面壁又は側面壁には外部に連通する空気
    孔が形成されていることを特徴とするカード状記録媒体
    の記録/再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカード状記録媒体の記
    録/再生装置であって、 上記電源ユニットは少なくともその上面と左右側面とを
    覆うフレームを有し、該フレームには多数の空気孔が形
    成され、 該フレームと上記隔壁板との間に空気流路が形成される
    ように適宜な間隔を有して配設されたことを特徴とする
    カード状記録媒体の記録/再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のカード状
    記録媒体の記録/再生装置であって、 上記記録/再生部はその少なくとも左右側面を閉塞する
    閉塞板により覆われていることを特徴とするカード状記
    録媒体の記録/再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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