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JP2000088972A - 指針式時計 - Google Patents

指針式時計

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JP2000088972A
JP2000088972A JP10269055A JP26905598A JP2000088972A JP 2000088972 A JP2000088972 A JP 2000088972A JP 10269055 A JP10269055 A JP 10269055A JP 26905598 A JP26905598 A JP 26905598A JP 2000088972 A JP2000088972 A JP 2000088972A
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Japan
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dial
watch
hour
module
parting
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JP10269055A
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JP2000088972A5 (ja
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Junichi Sato
順一 佐藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication of JP2000088972A5 publication Critical patent/JP2000088972A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見切り部材と時字との位置ずれを防ぐように
する。 【解決手段】 腕時計ケース1と、この腕時計ケース1
内に収納されて指針を有する時計モジュール6と、この
時計モジュール6上に設けられて指針が上方で運針する
文字板10と、この文字板10の周縁部上に配置されて
時字14aが設けられた時字パネル11と、腕時計ケー
ス1の鍔部2上に固定されて時字パネル11を位置決め
する見切り部材3とを備えた。従って、文字板10と時
字パネル11とを別々に構成し、この時字パネル11を
文字板10の周縁部上に配置して見切り部材3によって
位置決めしたので、見切り部材3と時字パネル11とが
別々の部品であっても、時計モジュール6を組み込む
際、あるいは落下などの衝撃を受けた際に、見切り部材
3に対して時字パネル11が位置ずれすることがなく、
見切り部材3と時字14aとの位置ずれを確実に防ぐこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腕時計などの指
針式時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指針式の腕時計においては、腕時
計ケース内の上部に見切り部材を配置した状態で時計ガ
ラスを装着することにより、見切り部材を腕時計ケース
内に固定し、時計モジュールの上面に文字板を配置して
時計モジュールの外周面を緩衝ゴムで覆い、この状態で
時計モジュールを緩衝ゴムと共に腕時計ケース内にその
下面側から収納した後、腕時計ケースの下部に裏蓋を締
め込んで螺着することにより、裏蓋の内面に設けられた
緩衝体を介して時計モジュールを腕時計ケース内に固定
した耐衝撃構造のものがある。この場合、時計モジュー
ルには、時針や分針などの指針が文字板の上方に位置し
た状態で運針するように設けられており、文字板の周縁
部には、1時〜12時に対応して時字が一体に設けられ
ている。また、見切り部材には、文字板の時字に対応し
て分目盛などの見切りマークが印刷により設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな腕時計では、時計モジュールに設けられた文字板と
見切り部材とが腕時計ケース内に別々に固定されている
構造であるから、時計モジュールを組み込むときに、文
字板の時字と見切り部材の見切りマークとがずれてしま
うという問題がある。特に、裏蓋を回しながら腕時計ケ
ースの下部に締め込んで螺着するときに、裏蓋の回転に
伴って時計モジュールも多少回転するため、文字板の時
字と見切り部材の見切りマークとがずれてしまう。ま
た、時計モジュールの外周面が緩衝ゴムで覆われた状態
で腕時計ケース内に装着されているため、落下などの衝
撃を受けた際に、時計モジュールが腕時計ケース内で僅
かに動き、これによっても、文字板の時字と見切り部材
の見切りマークとがずれてしまう。なお、このような問
題を回避する手法として、文字板の時字と見切り部材の
見切りマークとがずれても、そのずれが目立たないよう
に、例えば、見切り部材の見切りマークを目盛線や目盛
ドットなどの形状で印刷した場合、文字板の時字をアラ
ビア数字などで現わすことが考えられている。しかし、
このような手法においても、文字板の時字と見切り部材
の見切りマークとのずれを防ぐことはできない。
【0004】この発明の課題は、見切り部材と時字との
位置ずれを防ぐことである。また、この発明の他の課題
は、見切り部材、時字、および時計モジュールの相互の
位置ずれを防ぐことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、次のような構成を備えている。なお、
各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される
各要素に付されている図面の参照番号などを括弧ととも
に付す。すなわち、請求項1記載の発明は、図1〜図5
に示すように、時計ケース(腕時計ケース(1)と、こ
の時計ケース内に収納され、指針(6a)を有する時計
モジュール(6)と、この時計モジュール上に設けら
れ、前記指針が上方で運針する文字板(10)と、この
文字板の周縁部上に配置され、時字(14a)が設けら
れた時字パネル(11)と、前記時計ケースに対して固
定され、前記時字パネルを位置決めする見切り部材
(3)とを備えたことを特徴とする。この発明によれ
ば、文字板と時字パネルとを別々に構成し、この時字パ
ネルを文字板の周縁部上に配置して見切り部材によって
位置決めしたので、見切り部材と時字パネルとが別々の
部品であっても、時計モジュールを組み込む際、あるい
は落下などの衝撃を受けた際に、見切り部材に対して時
字パネルが位置ずれすることがないため、見切り部材と
時字との位置ずれを確実に防ぐことができる。
【0006】また、請求項2記載の発明は、図6〜図9
に示すように、時計ケース(腕時計ケース1)と、この
時計ケース内に収納され、指針を有する時計モジュール
(6)と、この時計モジュール上に設けられ、前記指針
が上方で運針する文字板(10)と、この文字板の周縁
部上に配置され、時字が設けられた時字パネル(11)
と、前記時計モジュールの外周部に装着した中枠(1
7)と、前記時字パネルおよび前記時計モジュールが前
記中枠と共に収納された内装部材(18)と、この内装
部材により前記時計ケースに対し固定され、前記時字パ
ネルを位置決めする見切り部材(30)とを備え、前記
時字パネルの外周部および前記中枠の外周部には、それ
ぞれ突起部(32、31)が設けられ、前記内装部材に
は、前記各突起部が係合する係合部(切欠部33)が設
けられていることを特徴とする。この発明によれば、文
字板と時字パネルとを別々に構成し、この時字パネルを
文字板の周縁部上に配置して見切り部材によって位置決
めしたので、請求項1記載の発明と同様、見切り部材と
時字パネルとの位置ずれを防ぐことができるほか、特に
時計モジュールが装着する中枠の外周部と時字パネルの
外周部に設けられた突起部をそれぞれ内装部材の係合部
に係合させたので、時計モジュールを組み込む際、ある
いは落下などの衝撃を受けた際に、時計モジュール、中
枠、時字パネル、および内装部材が一体的に動くことに
なり、このため時計モジュールと時字とが位置ずれする
ことがなく、これにより見切り部材、時字、および時計
モジュールの相互の位置ずれを確実に防ぐことができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
5を参照して、この発明を指針式腕時計に適用した第1
実施形態について説明する。図1は指針式腕時計の外観
正面図であり、図2はその要部の拡大断面図である。こ
の指針式腕時計は、腕時計ケース1を備えている。この
腕時計ケース1内の上部には、図2に示すように、その
内面に形成された鍔部2上に見切り部材3が配置された
状態で時計ガラス4がパッキン5を介して装着され、こ
の時計ガラス4により見切り部材3が鍔部2に押し付け
られて固定されている。また、この腕時計ケース1内に
は、時計モジュール6が収納されており、腕時計ケース
1の下面には、裏蓋7がパッキン8を介して締め込みに
より螺着されている。なお、腕時計ケース1の上面に
は、時計ガラス4の周囲に沿って取付溝1aが設けられ
ており、この取付溝1aには、ベゼル9がパッキン9a
を介して時計ガラス4の周縁部上を覆った状態で取り付
けられている。
【0008】時計モジュール6は、時計機能に必要な電
子回路およびアナログムーブメントを備え、その上面に
文字板10が設けられ、アナログムーブメントの指針軸
が文字板10の上方に突出し、その先端部に図1に示す
ように時針、分針、秒針などの指針6aが運針可能に取
り付けられた構成になっている。この場合、文字板10
は、その表面に模様やマークをデザイン的に表現した平
板であり、従来の時字は設けられていない構造になって
いる。この文字板10の周縁部上には、時字パネル11
がスペーサ12を介して配置されている。時字パネル1
1は、図3に示すように、平板状のリング13の内周面
に1時〜12時に対応する時字部14が内側に向けて突
出形成され、各時字部14の先端面上に時字14aが蛍
光塗料などの印刷によって設けられた構成になってい
る。この場合、各時字部14のうち、12時に位置する
時字部14は幅広に形成されており、これ以外はすべて
同じ幅で形成されている。また、スペーサ12は、滑り
易い材質からなる合成樹脂製のシートであり、時字パネ
ル11のリング部13の下面に対応して配置されてい
る。
【0009】一方、見切り部材3は、図4(a)および
図4(b)に示すように、全体がリング状に形成された
ものであり、腕時計ケース1内の鍔部2上に配置される
平坦部3aと、この平坦部3aから腕時計ケース1の内
側に向けて斜め下方に傾斜する傾斜部3bとが一体に形
成されている。この場合、傾斜部3bの表面には、図5
に示すように、分目盛などの見切りマーク15が印刷に
より設けられている。また、傾斜部3bの下端部には、
時字パネル11の各時字14aを露出させた状態で、時
字パネル11の各時字部14の付け根部分のみがそれぞ
れ嵌合して時字パネル11を位置決めする位置決め凹部
16が1時〜12時の位置に対応して形成されている。
これら位置決め凹部16のうち、12時と6時に対応す
る位置決め凹部16は、図5(a)〜図5(c)に示す
ように、時字パネル11の12時と6時に位置する各時
字部14の幅とほぼ同じ大きさで、公差がきわめて小さ
く形成されており、他の位置決め凹部16は各時字部1
4の幅よりも広く形成されている。これにより、時字パ
ネル11は、12時と6時に対応する位置決め凹部16
によって時字パネル11の面方向が位置決めされ、図5
(a)および図5(b)に示すように、各時字部14の
時字14aが見切り部材3の見切りマーク15と一致す
るようになっている。
【0010】ところで、時計モジュール6は、図2に示
すように、その外周部に中枠17が装着され、上面に設
けられた文字板10上に時字パネル11を配置した状態
で、金属からなる円筒状の内装部材18内に収納されて
いる。この内装部材18は、その外周部に装着された緩
衝ゴム19によって覆われた状態で、腕時計ケース1内
に装着されている。この場合、内装部材18の上端部に
は、時字パネル11のリング部13の上面に当接する鍔
部18aが設けられており、緩衝ゴム19の上端部に
は、内装部材18の鍔部18aの上面に当接し、かつ腕
時計ケース1内の鍔部2の下面に当接する鍔部19aが
設けられている。一方、裏蓋7は、その内面に装着突起
部20がリング状に形成され、この装着突起部20の外
周面に形成された雄ねじ21が腕時計ケース1の内周面
に形成された雌ねじ22に螺着することにより、腕時計
ケース1の下部に締め込まれて取り付けられている。こ
の裏蓋7の内面には、金属製の滑り板23が配置されて
おり、この滑り板23上には、時計モジュール6の下面
に弾接する円板状の緩衝ゴム24、および中枠17の下
面に弾接するリング状の緩衝ゴム25が配置されてい
る。なお、裏蓋7の外周縁には、緩衝用のゴムリング2
6が装着されている。
【0011】次に、このような指針式腕時計を組み立て
る場合について説明する。まず、腕時計ケース1の上方
より見切り部材3を腕時計ケース1内に挿入して鍔部2
上に見切り部材3の平坦部3aを配置する。この後、腕
時計ケース1内の上部にパッキン5を介して時計ガラス
4を装着し、この時計ガラス4により見切り部材3の平
坦部3aを鍔部2に押し付けて固定する。そして、腕時
計ケース1の上面に設けられた取付溝1aにパッキン9
aを介してベゼル9を装着し、このベゼル9で時計ガラ
ス4の周縁部上を覆い隠す。一方、時計モジュール6に
おいては、その外周部に中枠17を装着し、時計モジュ
ール6の上面に文字板10を固定した上、この文字板1
0の上方に突出したアナログムーブメントの指針軸に指
針6aを運針可能に取り付ける。そして、文字板10の
周縁部上にスペーサ12を介して時字パネル11を配置
する。この状態で、時字パネル11および時計モジュー
ル6を中枠17と共に内装部材18内に収納し、この内
装部材18の鍔部18aに時字パネル11のリング部1
3の上面を当接させる。この後、内装部材18の外周面
に緩衝ゴム19を装着し、この緩衝ゴム19の鍔部19
aに内装部材18の鍔部18aの上面を当接させる。
【0012】この状態で、時字パネル11、時計モジュ
ール6、および中枠17が収納された内装部材18を緩
衝ゴム19と共に腕時計ケース1内にその下側から収納
し、時字パネル11の各時字14aを露出させた状態
で、時字パネル11の各時字部14の付け根部分のみを
見切り部材3の傾斜部3bの下端部に形成された各位置
決め凹部16にそれぞれ嵌合させる。このときには、図
5(a)〜図5(c)に示すように、12時と6時に対
応する位置決め凹部16と、これに対応する12時と6
時の時字部14との公差が小さいので、見切り部材3の
各位置決め凹部16により時字パネル11の面方向を精
度良く位置決めすることができ、これにより、図5
(a)および図5(b)に示すように、各時字部14の
時字14aと見切り部材3の見切りマーク15とを正確
に一致させることができる。
【0013】この後、裏蓋7の内面に滑り板23を介し
て円板状の緩衝ゴム24およびリング状の緩衝ゴム25
を配置し、この裏蓋7の装着突起部20の雄ねじ21を
腕時計ケース1の内面の雌ねじ22に締め込んで螺着す
る。これにより、円板状の緩衝ゴム24が時計モジュー
ル6を弾力的に押し上げるとともに、リング状の緩衝ゴ
ム25が中枠17を弾力的に押し上げる。このため、時
字パネル11のリング部13、内装部材18の鍔部18
a、および緩衝ゴム19の鍔部19aが腕時計ケース1
内の鍔部2に押し付けられて固定される。このとき、緩
衝ゴム24、25が時計モジュール6および中枠17を
押え付けた状態で、裏蓋7が回転しても、滑り板23に
より時計モジュール6および中枠17は裏蓋7と共にほ
とんど回転することはない。しかし、仮に裏蓋7と共に
時計モジュール6、中枠17、および文字板10が多少
回転したとしても、見切り部材3により時字パネル11
が位置決めされているので、時字部14の時字14aと
見切り部材3の見切りマーク15とが位置ずれすること
はない。
【0014】このように、この指針式腕時計では、時計
モジュール6に設けられた文字板10と時字パネル11
とを別々に構成し、この時字パネル11を文字板10の
周縁部上に配置して見切り部材3によって位置決めした
ので、見切り部材3と時字パネル11とが別々の部品で
あっても、時計モジュール6を組み込む際、あるいは落
下などの衝撃を受けた際に、見切り部材3に対して時字
パネル11が位置ずれすることがなく、見切り部材3と
時字パネル11との位置ずれを確実に防ぐことができ
る。また、この指針式腕時計では、文字板10の周縁部
上に合成樹脂製のスペーサ12を介して時字パネル11
を配置したので、時計モジュール6を組み込む際、ある
いは落下などの衝撃を受けた際に、時計モジュール6と
共に文字板10が腕時計ケース1内で動いたとしても、
時字パネル11によって文字板10にすり傷を付けない
ようにすることができ、しかも文字板10の周縁部上に
時字パネル11を配置したことにより、時字構造として
立体感のあるものを得ることができる。
【0015】[第2実施形態]次に、図6〜図9を参照
して、この発明を指針式腕時計に適用した第2実施形態
について説明する。なお、図1〜図5に示された第1実
施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。この指針式腕時計は、図6に示すように、見切り
部材30の形状および設置位置が第1実施形態と異なる
とともに、内装部材18に対する時字パネル11と中枠
17の取付構造も異なり、これら以外は第1実施形態と
同じ構成になっている。すなわち、見切り部材30は、
図6に示すように、腕時計ケース1の下方から挿入され
て腕時計ケース1内の鍔部2の下面に配置されている。
この見切り部材30は、全体がリング状に形成されたも
のであり、鍔部2の下面に配置される平坦部30aと、
この平坦部30aの内端部にその上下に突出して斜めに
傾斜した傾斜部30bとが一体に形成されている。この
場合にも、傾斜部30bの表面には、第1実施形態と同
様、分目盛などの見切りマーク15が印刷により設けら
れている。また、傾斜部30bの下端部には、時字パネ
ル11の各時字14aを露出させた状態で、時字パネル
11の各時字部14の付け根部分のみがそれぞれ嵌合し
て時字パネル11を位置決めする位置決め凹部16が1
時〜12時の位置に対応して形成されている。
【0016】また、時計モジュール6の外周部に装着し
た中枠17の外周面には、図8および図9に示すよう
に、突起部31が設けられており、文字板10上に配置
された時字パネル11のリング部13の外周面には、図
7および図8に示すように、突起部32が中枠17の突
起部31に対応して設けられている。一方、時計モジュ
ール6、中枠17、文字板10、および時字パネル11
が装着する内装部材18には、図8および図9に示すよ
うに、中枠17の突起部31および時字パネル11の突
起部32が挿入して係合する逆U字状の切欠部(係合
部)33が下端部に開放されて設けられている。また、
この内装部材18の外周に装着する緩衝ゴム19にも、
逆U字状の切欠部34が内装部材18の切欠部33に対
応して設けられている。
【0017】このような指針式腕時計を組み立てる場合
には、まず、腕時計ケース1の上部にパッキン5を介し
て時計ガラス4を装着した後、腕時計ケース1の上面に
設けられた取付溝1aにパッキン9aを介してベゼル9
を装着し、このベゼル9により時計ガラス4の周縁部上
を覆い隠す。一方、時計モジュール6においては、図9
に示すように、その外周部に中枠17を装着し、時計モ
ジュール6の上面に文字板10を固定して、その上方に
突出した指針軸に指針6aを取り付けた後、文字板10
の周縁部上にスペーサ12を介して時字パネル11を配
置し、この時字パネル11の突起部32と中枠17の突
起部31とを対応させる。
【0018】この状態で、時計モジュール6、中枠1
7、文字板10、および時字パネル11を内装部材18
内にその下側から挿入して装着する。このときには、時
字パネル11の突起部32と中枠17の突起部31とを
内装部材18の切欠部33に対応させてその下側より順
に挿入して係合させる。この後、内装部材18の外周面
に緩衝ゴム19を装着する。このときにも、内装部材1
8の切欠部33に緩衝ゴム19の切欠部34を対応さ
せ、この切欠部34内に時字パネル11および中枠17
の各突起部32、31を若干突出させて挿入させる。そ
して、緩衝ゴム19の鍔部19a上に見切り部材30の
平坦部30aを配置するとともに、この見切り部材30
の下端部の各位置決め凹部16に時字パネル11の各時
字部14の付け根部分のみをそれぞれ嵌合させて位置決
めし、各時字部14の時字14aと見切り部材3の見切
りマーク15とを一致させる。
【0019】この状態で、時字パネル11、時計モジュ
ール6、および中枠17が収納された内装部材18およ
び緩衝ゴム19を見切り部材30と共に腕時計ケース1
内に収納し、見切り部材30の平坦部30aを腕時計ケ
ース1内の鍔部2の下面に当接させる。この後、第1実
施形態と同様に、裏蓋7の装着突起部20に形成された
雄ねじ21を腕時計ケース1の内面に形成された雌ねじ
22に締め込んで螺着し、円板状の緩衝ゴム24で時計
モジュール6を押し上げるとともに、リング状の緩衝ゴ
ム25で中枠17を押し上げ、これにより時字パネル1
1のリング部13、内装部材18の鍔部18a、緩衝ゴ
ム19の鍔部19a、および見切り部材30の平坦部3
0aを腕時計ケース1内の鍔部2に押し付けて固定す
る。
【0020】このときには、緩衝ゴム24、25が時計
モジュール6および中枠17を押え付けた状態で、裏蓋
7が回転しても、第1実施形態と同様、滑り板23によ
り時計モジュール6および中枠17は裏蓋7と共にほと
んど回転することはない。しかし、仮に裏蓋7と共に時
計モジュール6および中枠17が多少回転したときに
は、中枠17および時字パネル11の各外周面にそれぞ
れ設けられた突起部31、32が内装部材18の切欠部
33内に挿入されて係合しているので、これらが一体的
に回転するとともに、時字パネル11が見切り部材30
によって位置決めされているため、見切り部材30も一
体的に回転することになり、このため見切り部材30、
時字パネル11、および時計モジュール6の相互の位置
ずれを確実に防ぐことができる。このようなことは、組
立て時のみに限らず、落下などの衝撃を受けたときも、
同様である。
【0021】なお、上記第2実施形態では、中枠17の
外周面および時字パネル11の外周面のそれぞれ1か所
に突起部31、32を対応させて設け、これらに対応さ
せて内装部材18の1か所に切欠部33を設けたが、こ
れに限らず、中枠17の外周面および時字パネル11の
外周面のそれぞれ複数個所に突起部31、32を相互に
対応させて設け、これらに対応させて内装部材18の複
数個所に切欠部33をそれぞれ設けても良い。この場合
には、内装部材18の複数の切欠部33に対応させて緩
衝部材19の複数個所にも切欠部34を設ければ良い。
また、上記第1、第2実施形態では、指針式腕時計につ
いて述べたが、これに限らず、例えばトラベルウオッ
チ、目覚まし時計、置き時計などの指針式時計にも広く
適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、文字板と時字パネルとを別々に構成し、こ
の時字パネルを文字板の周縁部上に配置して見切り部材
によって位置決めしたので、見切り部材と時字パネルと
が別々の部品であっても、時計モジュールを組み込む
際、あるいは落下などの衝撃を受けた際に、見切り部材
に対して時字パネルが位置ずれを起こすことがなく、見
切り部材と時字との位置ずれを確実に防ぐことができ
る。
【0023】また、請求項2記載の発明によれば、文字
板と時字パネルとを別々に構成し、この時字パネルを文
字板の周縁部上に配置して見切り部材によって位置決め
したので、請求項1記載の発明と同様、見切り部材と時
字パネルとの位置ずれを防ぐことができるほか、特に時
計モジュールが装着する中枠の外周部と時字パネルの外
周部とに設けられた突起部をそれぞれ内装部材の切欠部
である係合部に係合させたので、時計モジュールを組み
込む際、あるいは落下などの衝撃を受けた際に、時計モ
ジュール、中枠、時字パネル、および内装部材が一体的
に動くことになり、このため時計モジュールと時字とが
位置ずれすることがなく、これにより見切り部材、時
字、および時計モジュールの相互の位置ずれを確実に防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を指針式腕時計に適用した第1実施形
態の外観正面図。
【図2】図1の要部の拡大断面図。
【図3】図2の時字パネルの正面図。
【図4】図2の見切り部材を示し、(a)はその右半分
の底面図、(b)はその断面図。
【図5】図1の12時付近を示し、(a)はその要部の
拡大図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)はその
分解斜視図。
【図6】この発明を指針式腕時計に適用した第2実施形
態の要部の拡大断面図。
【図7】図6の時字パネルの正面図。
【図8】図6の要部を拡大した分解斜視図。
【図9】図6の要部を示した断面図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 3、30 見切り部材 6 時計モジュール 6a 指針 10 文字板 11 時字パネル 12 スペーサ 14a 時字 17 中枠 18 内装部材 31 中枠の突起部 32 時字パネルの突起部 33 内装部材の切欠部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計ケースと、 この時計ケース内に収納され、指針を有する時計モジュ
    ールと、 この時計モジュール上に設けられ、前記指針が上方で運
    針する文字板と、 この文字板の周縁部上に配置され、時字が設けられた時
    字パネルと、 前記時計ケースに対して固定され、前記時字パネルを位
    置決めする見切り部材とを備えたことを特徴とする指針
    式時計。
  2. 【請求項2】時計ケースと、 この時計ケース内に収納され、指針を有する時計モジュ
    ールと、 この時計モジュール上に設けられ、前記指針が上方で運
    針する文字板と、 この文字板の周縁部上に配置され、時字が設けられた時
    字パネルと、 前記時計モジュールの外周部に装着した中枠と、 前記時字パネルおよび前記時計モジュールが前記中枠と
    共に収納された内装部材と、 この内装部材により前記時計ケースに対し固定され、前
    記時字パネルを位置決めする見切り部材とを備え、 前記時字パネルの外周部および前記中枠の外周部には、
    それぞれ突起部が設けられ、前記内装部材には、前記各
    突起部が係合する係合部が設けられていることを特徴と
    する指針式時計。
  3. 【請求項3】前記見切り部材には、前記時字パネルの複
    数個所を位置決めする複数の位置決め部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の指針式時
    計。
  4. 【請求項4】前記時字パネルと前記文字板との間には、
    スペーサが設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の指針式時計。
  5. 【請求項5】前記時計ケースの裏面には裏蓋が締め込ま
    れて螺着され、この裏蓋と前記時計モジュールとの間に
    は、滑り材を介して緩衝体が配置されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の指針式時計。
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