JP2000088942A - バイスタティックソーナーの左右判別方法 - Google Patents
バイスタティックソーナーの左右判別方法Info
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S15/00—Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
- G01S15/003—Bistatic sonar systems; Multistatic sonar systems
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 音源アレイから左右に送信する2つの音響波
に、同一の周波数帯域を用い、その送波レベルや指向特
性も左右で合わせやすいバイスタティックソーナーの左
右判別方法。 【解決手段】 前記音源アレイから、周波数帯域は同じ
で波形の異なる2つのパルス信号のうちの一方をそのプ
ラットフォームの左側半空間に、またその他方を前記プ
ラットフォームの右側半空間にそれぞれ送信し、音源ア
レイと離れた位置にある受波器アレイで受信し整相処理
(5)した出力に対して、前記波形1,2のレプリカ信
号を用いて2系統の相関処理(52,53)及び該相関
出力の信号検出処理(54,55)を並列に行い、これ
らの信号検出位置における前記2系統の相関出力値の大
きさの比較により反響音の到来方位が前記プラットフォ
ームの左側であるか右側であるかを判別し(56)、対
象目標の位置を推定する(57)。
に、同一の周波数帯域を用い、その送波レベルや指向特
性も左右で合わせやすいバイスタティックソーナーの左
右判別方法。 【解決手段】 前記音源アレイから、周波数帯域は同じ
で波形の異なる2つのパルス信号のうちの一方をそのプ
ラットフォームの左側半空間に、またその他方を前記プ
ラットフォームの右側半空間にそれぞれ送信し、音源ア
レイと離れた位置にある受波器アレイで受信し整相処理
(5)した出力に対して、前記波形1,2のレプリカ信
号を用いて2系統の相関処理(52,53)及び該相関
出力の信号検出処理(54,55)を並列に行い、これ
らの信号検出位置における前記2系統の相関出力値の大
きさの比較により反響音の到来方位が前記プラットフォ
ームの左側であるか右側であるかを判別し(56)、対
象目標の位置を推定する(57)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音源アレイと受波
器アレイとを離れた位置において、音源から放射された
音響パルス波の対象目標からの反響音を受波器アレイで
受信することにより対象目標の存在を検出し、その位置
を推定するバイスタティックソーナーにおける対象目標
の左右判別方法に関するものである。
器アレイとを離れた位置において、音源から放射された
音響パルス波の対象目標からの反響音を受波器アレイで
受信することにより対象目標の存在を検出し、その位置
を推定するバイスタティックソーナーにおける対象目標
の左右判別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音源アレイと受波器アレイとを離れた位
置において、音源から放射された音響パルス波の対象目
標からの反響音(エコー)を受波器アレイで受信するこ
とにより対象目標の存在を検出し、位置を推定するバイ
スタティックソーナーが従来から使用されている。この
バイスタティックソーナーは、音源や受波器の深度を環
境条件に合わせて設定できること、並びに受波器アレイ
の寸法をプラットフォーム寸法の制約を受けずに設計で
きることから、曳航式の直線配列受波器アレイを用いた
バイスタティックソーナーは、目標検出能力向上の有効
な技術である。曳航式の受波器アレイで形成されるビー
ムは受波器配列の軸(以下この軸をアレイ軸と呼ぶ)に
関して回転対称な指向特性を持ち、ビームの最大感度面
はアレイ軸を軸とする円錐面となる。
置において、音源から放射された音響パルス波の対象目
標からの反響音(エコー)を受波器アレイで受信するこ
とにより対象目標の存在を検出し、位置を推定するバイ
スタティックソーナーが従来から使用されている。この
バイスタティックソーナーは、音源や受波器の深度を環
境条件に合わせて設定できること、並びに受波器アレイ
の寸法をプラットフォーム寸法の制約を受けずに設計で
きることから、曳航式の直線配列受波器アレイを用いた
バイスタティックソーナーは、目標検出能力向上の有効
な技術である。曳航式の受波器アレイで形成されるビー
ムは受波器配列の軸(以下この軸をアレイ軸と呼ぶ)に
関して回転対称な指向特性を持ち、ビームの最大感度面
はアレイ軸を軸とする円錐面となる。
【0003】図4は直線アレイの円錐形ビーム形状の説
明図であり、同図には、受波器の直線アレイ、アレイ
軸、ビーム形成水平方向及び最大感度の円錐面が示され
ている。したがって、対象目標からのエコー(反響音)
がある受波ビームに到来した場合に、対象目標がこの受
波ビームの最大感度円錐面のどの方向に存在するのかの
区別ができない。これを解決する方法として、従来は次
のような方法を用いていた。従来の方法では、音源アレ
イを左右別々に設け、左右にそれぞれ異なる周波数を送
信することにより、受波エコーの周波数を測定して目標
が左右のどちらに存在するかを判断していた。
明図であり、同図には、受波器の直線アレイ、アレイ
軸、ビーム形成水平方向及び最大感度の円錐面が示され
ている。したがって、対象目標からのエコー(反響音)
がある受波ビームに到来した場合に、対象目標がこの受
波ビームの最大感度円錐面のどの方向に存在するのかの
区別ができない。これを解決する方法として、従来は次
のような方法を用いていた。従来の方法では、音源アレ
イを左右別々に設け、左右にそれぞれ異なる周波数を送
信することにより、受波エコーの周波数を測定して目標
が左右のどちらに存在するかを判断していた。
【0004】図5は従来のバイスタティックソーナーの
左右判別方法の説明図である。図5においては、音源の
左側に取り付けられた左側音源アレイから周波数FLの
パルスを、また右側に取り付けられた右側音源アレイか
ら周波数FR のパルスを放射する。そうすると、曳航線
の左側の半空間に存在する目標からは周波数FL のエコ
ーが、また曳航線の右側の半空間にいる目標からは周波
数FR のエコーが戻ってくるため、受波器アレイでエコ
ーの周波数を測定することにより、目標が存在する位置
の左右判別が可能となる。
左右判別方法の説明図である。図5においては、音源の
左側に取り付けられた左側音源アレイから周波数FLの
パルスを、また右側に取り付けられた右側音源アレイか
ら周波数FR のパルスを放射する。そうすると、曳航線
の左側の半空間に存在する目標からは周波数FL のエコ
ーが、また曳航線の右側の半空間にいる目標からは周波
数FR のエコーが戻ってくるため、受波器アレイでエコ
ーの周波数を測定することにより、目標が存在する位置
の左右判別が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上記の従
来のバイスタティックソーナーの左右判別方法は次のよ
うな問題点を持っていた。 (1)音源から左右別々の周波数でパルス波を送信する
場合、左右の音源の周波数帯域を合わせると非常に広い
帯域となる。特に残響が問題となる環境条件では送信信
号が広帯域化する方向に向かっており、これを実現する
には非常に広い帯域特性を持つ送波器か、または左右で
異なった周波数特性を持つ送波器が必要である。 (2)さらに、周波数の異なる送信を行う場合には、送
波レベルや指向特性を左右で合わせる上でも付加的な考
慮が必要であり、異なった配列寸法の設計や電気系統の
設計が必要となる。 本発明は、音源からの送信を左右別々に行う場合につい
て、従来法の上記の問題点を克服し、簡単な構成で左右
判別を行う方法を提供することを目的とする。
来のバイスタティックソーナーの左右判別方法は次のよ
うな問題点を持っていた。 (1)音源から左右別々の周波数でパルス波を送信する
場合、左右の音源の周波数帯域を合わせると非常に広い
帯域となる。特に残響が問題となる環境条件では送信信
号が広帯域化する方向に向かっており、これを実現する
には非常に広い帯域特性を持つ送波器か、または左右で
異なった周波数特性を持つ送波器が必要である。 (2)さらに、周波数の異なる送信を行う場合には、送
波レベルや指向特性を左右で合わせる上でも付加的な考
慮が必要であり、異なった配列寸法の設計や電気系統の
設計が必要となる。 本発明は、音源からの送信を左右別々に行う場合につい
て、従来法の上記の問題点を克服し、簡単な構成で左右
判別を行う方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバイスタテ
ィックソーナーの左右判別方法は、音源アレイと受波器
アレイとを離れた位置において、音源から放射された音
響パルス波の対象目標からの反響音を受波器アレイで受
信することにより対象目標を検出し、その位置を推定す
るバイスタティックソーナーにおいて、前記音源アレイ
から、周波数帯域は同じで波形の異なる2つのパルス信
号のうちの一方をそのプラットフォームの左側半空間
に、またその他方を前記プラットフォームの右側半空間
にそれぞれ送信し、前記受波器アレイで受信して整相処
理した整相出力に対して、前記2つのパルス信号のレプ
リカ信号を用いて2系統の相関処理及び該相関出力の信
号検出処理を並列に行い、これらの信号検出位置におけ
る前記2系統の相関出力値の大きさの比較により反響音
の到来方位が前記プラットフォームの左側であるか右側
であるかを判別する。その結果、従来からの反響音の到
来方位の判別問題を解決すると共に、音源から送信する
2つの音響波は同一の周波数帯域を用いるので従来より
も狭帯域となり、さらに音源の送波レベルや指向特性を
左右で合わせるのも容易となる。
ィックソーナーの左右判別方法は、音源アレイと受波器
アレイとを離れた位置において、音源から放射された音
響パルス波の対象目標からの反響音を受波器アレイで受
信することにより対象目標を検出し、その位置を推定す
るバイスタティックソーナーにおいて、前記音源アレイ
から、周波数帯域は同じで波形の異なる2つのパルス信
号のうちの一方をそのプラットフォームの左側半空間
に、またその他方を前記プラットフォームの右側半空間
にそれぞれ送信し、前記受波器アレイで受信して整相処
理した整相出力に対して、前記2つのパルス信号のレプ
リカ信号を用いて2系統の相関処理及び該相関出力の信
号検出処理を並列に行い、これらの信号検出位置におけ
る前記2系統の相関出力値の大きさの比較により反響音
の到来方位が前記プラットフォームの左側であるか右側
であるかを判別する。その結果、従来からの反響音の到
来方位の判別問題を解決すると共に、音源から送信する
2つの音響波は同一の周波数帯域を用いるので従来より
も狭帯域となり、さらに音源の送波レベルや指向特性を
左右で合わせるのも容易となる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する前
に本発明の概略を説明する。本発明は、音源からの送信
を左右方向に別々に行うにあたって、同一の周波数帯域
で送信する2つのパルス信号の区別を行うために、左右
で異なった波形のパルス信号を用い、受波器アレイの整
相ビーム出力に対して、前記異なった波形のパルス信号
のそれぞれのレプリカ信号を用いた2系統の相関処理を
行い、この2系統の相関出力を信号検出した値の比較に
より、左右どちらから到来した信号かを判断するように
したものである。従って左右同一の、比較的狭帯域特性
の音源および単一受波器の直線配列で構成される受波器
アレイを用いて、反響音の到来方向の左右の判別を安定
に行うことができる特徴を有する。
に本発明の概略を説明する。本発明は、音源からの送信
を左右方向に別々に行うにあたって、同一の周波数帯域
で送信する2つのパルス信号の区別を行うために、左右
で異なった波形のパルス信号を用い、受波器アレイの整
相ビーム出力に対して、前記異なった波形のパルス信号
のそれぞれのレプリカ信号を用いた2系統の相関処理を
行い、この2系統の相関出力を信号検出した値の比較に
より、左右どちらから到来した信号かを判断するように
したものである。従って左右同一の、比較的狭帯域特性
の音源および単一受波器の直線配列で構成される受波器
アレイを用いて、反響音の到来方向の左右の判別を安定
に行うことができる特徴を有する。
【0008】図1は本発明のバイスタティックソーナー
の左右判別方法の概略説明図であり、図の51〜57は
それぞれ信号処理工程を示している。図1において、左
右別々に配置された2つの音源はそれぞれ、そのプラッ
トフォームの左側の半空間および右側の半空間にパルス
波を放射する。送信波形として、波形は異なるが同一の
帯域の波形1および波形2を用意し、左側の音源からは
波形1を、また右側の音源からは波形2を送信する。そ
うすると、音源のプラットフォームに対して左側にいる
目標1に対しては、波形1の送信信号が入射し、そのエ
コーが受波器アレイに戻ってくる。また、前記プラット
フォームに対して右側にいる目標2に対しては、波形2
の送信信号が入射し、そのエコーが受波器アレイに戻っ
てくる。
の左右判別方法の概略説明図であり、図の51〜57は
それぞれ信号処理工程を示している。図1において、左
右別々に配置された2つの音源はそれぞれ、そのプラッ
トフォームの左側の半空間および右側の半空間にパルス
波を放射する。送信波形として、波形は異なるが同一の
帯域の波形1および波形2を用意し、左側の音源からは
波形1を、また右側の音源からは波形2を送信する。そ
うすると、音源のプラットフォームに対して左側にいる
目標1に対しては、波形1の送信信号が入射し、そのエ
コーが受波器アレイに戻ってくる。また、前記プラット
フォームに対して右側にいる目標2に対しては、波形2
の送信信号が入射し、そのエコーが受波器アレイに戻っ
てくる。
【0009】したがって、受波器アレイの受信信号を整
相処理(51)した受波ビーム出力に対して、波形1及
び波形2をそれぞれレプリカ信号として用いた2つの相
関処理(52,53)出力を生成し、この2つの相関処
理出力にそれぞれ信号検出処理(54,55)を行え
ば、左側の目標1のエコーは波形1をレプリカ信号とす
る相関出力を信号検出した信号に高レベル値を生じ、右
側の目標2のエコーは波形2をレプリカ信号とする相関
出力を信号検出した信号に高レベル値を生じる。このた
め、2つの信号検出値を比較し、波形1のレプリカとの
相関出力の信号検出値の方が大きい場合には左側に目標
が存在すると判断し、波形2のレプリカとの相関出力の
信号検出値の方が大きい場合には右側に目標が存在する
と判断すれば(56)、左右の曖昧さを生じることな
く、目標の位置を推定する(57)ことができる。
相処理(51)した受波ビーム出力に対して、波形1及
び波形2をそれぞれレプリカ信号として用いた2つの相
関処理(52,53)出力を生成し、この2つの相関処
理出力にそれぞれ信号検出処理(54,55)を行え
ば、左側の目標1のエコーは波形1をレプリカ信号とす
る相関出力を信号検出した信号に高レベル値を生じ、右
側の目標2のエコーは波形2をレプリカ信号とする相関
出力を信号検出した信号に高レベル値を生じる。このた
め、2つの信号検出値を比較し、波形1のレプリカとの
相関出力の信号検出値の方が大きい場合には左側に目標
が存在すると判断し、波形2のレプリカとの相関出力の
信号検出値の方が大きい場合には右側に目標が存在する
と判断すれば(56)、左右の曖昧さを生じることな
く、目標の位置を推定する(57)ことができる。
【0010】実施形態1 本発明の実施形態1においては、送信波形として線形周
波数変調信号(LinearFM信号を省略して以下LFM信
号という)を用いる。そして波形1として、ある時間幅
のパルス長の中で周波数がflからf2まで時間ととも
に線形に周波数が上昇するLFM波形を用い、また波形
2として、同一時間幅のパルス長の中で周波数がf2か
らf1まで時間とともに線形に下降するLFM波形を用
いる。
波数変調信号(LinearFM信号を省略して以下LFM信
号という)を用いる。そして波形1として、ある時間幅
のパルス長の中で周波数がflからf2まで時間ととも
に線形に周波数が上昇するLFM波形を用い、また波形
2として、同一時間幅のパルス長の中で周波数がf2か
らf1まで時間とともに線形に下降するLFM波形を用
いる。
【0011】図2は本発明の実施形態1に係るバイスタ
ティックソーナーの左右判別方法の説明図である。図2
において、1,2はLFM信号発生器、3,4は増幅
器、5,6は送波器(アレイ)、7は受波器アレイ、8
は複数の方向毎にそれぞれビームを形成する複数の整相
器、9,10は、複数の整相器8の各整相出力に対し
て、それぞれLFM発生器1,2で生成される時間とと
もに上昇するLFM信号と、時間とともに下降するLF
M信号との各レプリカ信号によりそれぞれ相関処理を行
う2系統のLFM相関器であり、各系統毎に前記整相器
8の数と同数のLFM相関器を設ける。また11,12
は信号検出器、13は2つの信号検出出力の対応点を抽
出する対応点抽出器、14は対応点の相関出力信号の比
較を行う比較器、15は比較器で選択された側の出力を
用いて目標位置の精測を行う目標位置精測器である。
ティックソーナーの左右判別方法の説明図である。図2
において、1,2はLFM信号発生器、3,4は増幅
器、5,6は送波器(アレイ)、7は受波器アレイ、8
は複数の方向毎にそれぞれビームを形成する複数の整相
器、9,10は、複数の整相器8の各整相出力に対し
て、それぞれLFM発生器1,2で生成される時間とと
もに上昇するLFM信号と、時間とともに下降するLF
M信号との各レプリカ信号によりそれぞれ相関処理を行
う2系統のLFM相関器であり、各系統毎に前記整相器
8の数と同数のLFM相関器を設ける。また11,12
は信号検出器、13は2つの信号検出出力の対応点を抽
出する対応点抽出器、14は対応点の相関出力信号の比
較を行う比較器、15は比較器で選択された側の出力を
用いて目標位置の精測を行う目標位置精測器である。
【0012】図2により実施形態1の動作を説明する。
LFM信号発生器1では、周波数f1からf2まで時間
とともに線形に瞬時周波数が上昇するLFMパルス信号
(以下、これを信号1と呼ぶ)が生成され、増幅器3で
増幅されて、送波器5からプラットフォームの左舷側の
海中に放射される。一方、LFM信号発生器2では、周
波数f2からf1まで時間とともに線形に瞬時周波数が
下降するLFMパルス信号(以下、これを信号2と呼
ぶ)が生成され、増幅器4で増幅されて、送波器6から
プラットフォームの右舷側の海中に放射される。海中に
目標が存在する場合、プラットフォームの左舷側にいる
目標に対しては信号1が、右舷側にいる目標に対しては
信号2が入射し、そのエコーが受波器アレイ7に戻って
くる。
LFM信号発生器1では、周波数f1からf2まで時間
とともに線形に瞬時周波数が上昇するLFMパルス信号
(以下、これを信号1と呼ぶ)が生成され、増幅器3で
増幅されて、送波器5からプラットフォームの左舷側の
海中に放射される。一方、LFM信号発生器2では、周
波数f2からf1まで時間とともに線形に瞬時周波数が
下降するLFMパルス信号(以下、これを信号2と呼
ぶ)が生成され、増幅器4で増幅されて、送波器6から
プラットフォームの右舷側の海中に放射される。海中に
目標が存在する場合、プラットフォームの左舷側にいる
目標に対しては信号1が、右舷側にいる目標に対しては
信号2が入射し、そのエコーが受波器アレイ7に戻って
くる。
【0013】受波器アレイ7で受信された信号は複数の
整相器8に送られる。複数の整相器8では、受波器アレ
イ7の前方向から後方向まで、複数の方向毎にそれぞれ
最大感度を持つ複数ビームを形成し、その複数の各ビー
ム出力をそれぞれ対応する複数の各LFM相関器9及び
10に送る。この時点での方位は左舷と右舷の区別のな
いものであり、受波器アレイのアレイ軸からの角度θを
表す。この角度値の代わりに方向余弦値cosθを用い
てもよい。複数の各LFM相関器9では、各整相器8か
ら送られてきた複数のビーム出力に対して、それぞれ信
号1のレプリカ信号との相関処理及び積分処理を行い、
その出力を信号検出器11に送る。LFM相関器9の出
力では、信号1が送波されたプラットフォームの左舷側
にいる目標からのエコーに対しては大きな相関出力が、
また信号2が送波されたプラットフォームの右舷側にい
る目標からのエコーに対しては小さな相関出力が得られ
ることになる。なお、送信信号としてLFMパルス信号
を用いているので、目標の運動で生じるドップラー効果
による相関出力の劣化はわずかである。
整相器8に送られる。複数の整相器8では、受波器アレ
イ7の前方向から後方向まで、複数の方向毎にそれぞれ
最大感度を持つ複数ビームを形成し、その複数の各ビー
ム出力をそれぞれ対応する複数の各LFM相関器9及び
10に送る。この時点での方位は左舷と右舷の区別のな
いものであり、受波器アレイのアレイ軸からの角度θを
表す。この角度値の代わりに方向余弦値cosθを用い
てもよい。複数の各LFM相関器9では、各整相器8か
ら送られてきた複数のビーム出力に対して、それぞれ信
号1のレプリカ信号との相関処理及び積分処理を行い、
その出力を信号検出器11に送る。LFM相関器9の出
力では、信号1が送波されたプラットフォームの左舷側
にいる目標からのエコーに対しては大きな相関出力が、
また信号2が送波されたプラットフォームの右舷側にい
る目標からのエコーに対しては小さな相関出力が得られ
ることになる。なお、送信信号としてLFMパルス信号
を用いているので、目標の運動で生じるドップラー効果
による相関出力の劣化はわずかである。
【0014】信号検出器11では、複数のLFM相関器
9から送られてきた複数ビームの相関処理出力(以下、
これを左相関出力と呼ぶ)から、目標からのエコーと判
断できる部分を検出し、そのビーム、時間情報を前記左
相関出力とともに対応点抽出器13に送る。目標からの
エコーの検出方法としては、例えば次のような方法があ
る。すなわち各時刻及びビームの相関処理出力を、その
ビーム×時間の2次元空間上の周囲の平均値を基準とし
て正規化し、正規化した値が予め設定したしきい値以上
高いレベルの信号を検出する。そして前記2次元空間上
で検出された信号のレベルが隣接するビームの同時刻に
おけるレベルに比べて高い場合、エコーと判定する。
9から送られてきた複数ビームの相関処理出力(以下、
これを左相関出力と呼ぶ)から、目標からのエコーと判
断できる部分を検出し、そのビーム、時間情報を前記左
相関出力とともに対応点抽出器13に送る。目標からの
エコーの検出方法としては、例えば次のような方法があ
る。すなわち各時刻及びビームの相関処理出力を、その
ビーム×時間の2次元空間上の周囲の平均値を基準とし
て正規化し、正規化した値が予め設定したしきい値以上
高いレベルの信号を検出する。そして前記2次元空間上
で検出された信号のレベルが隣接するビームの同時刻に
おけるレベルに比べて高い場合、エコーと判定する。
【0015】一方、複数の各LFM相関器10では、各
整相器8から送られてきた複数のビーム出力に対してそ
れぞれ信号2のレプリカ信号との相関処理及び積分処理
を行い、その出力を信号検出器12に送る。LFM相関
器10の出力では、信号2が送波されたプラットフォー
ムの右舷側にいる目標からのエコーに対しては大きな相
関出力が、また信号1が送波されたプラットフォームの
左舷側にいる目標からのエコーに対しては小さな相関出
力が得られることになる。信号検出器12では、複数の
LFM相関器10から送られてきた複数ビームの相関処
理出力(以下、これを右相関出力と呼ぶ)から、目標か
らのエコーと判断できる部分を検出し、そのビーム、時
間情報を前記右相関出力とともに対応点抽出器13に送
る。目標からのエコーの検出方法は、信号検出器11で
説明した場合と同一である。
整相器8から送られてきた複数のビーム出力に対してそ
れぞれ信号2のレプリカ信号との相関処理及び積分処理
を行い、その出力を信号検出器12に送る。LFM相関
器10の出力では、信号2が送波されたプラットフォー
ムの右舷側にいる目標からのエコーに対しては大きな相
関出力が、また信号1が送波されたプラットフォームの
左舷側にいる目標からのエコーに対しては小さな相関出
力が得られることになる。信号検出器12では、複数の
LFM相関器10から送られてきた複数ビームの相関処
理出力(以下、これを右相関出力と呼ぶ)から、目標か
らのエコーと判断できる部分を検出し、そのビーム、時
間情報を前記右相関出力とともに対応点抽出器13に送
る。目標からのエコーの検出方法は、信号検出器11で
説明した場合と同一である。
【0016】対応点抽出器13は、信号検出器11及び
12から検出されたエコーのビーム及び時間情報を送ら
れると、検出されたエコーのビーム、時間に対して、対
応する位置の左相関出力と右相関出力とを抽出し、比較
器14に送る。比較器14では、送られてきた左相関出
力と右相関出力とを比較し、左相関出力が大きい場合は
左舷に、右相関出力が大きい場合は右舷に、該エコーを
生じる目標が存在すると判断し、判断結果を目標位置精
測器15に送る。目標位置精測器15では、エコー検出
方位近傍の相関出力データから、補間により方位及び距
離を精測する。
12から検出されたエコーのビーム及び時間情報を送ら
れると、検出されたエコーのビーム、時間に対して、対
応する位置の左相関出力と右相関出力とを抽出し、比較
器14に送る。比較器14では、送られてきた左相関出
力と右相関出力とを比較し、左相関出力が大きい場合は
左舷に、右相関出力が大きい場合は右舷に、該エコーを
生じる目標が存在すると判断し、判断結果を目標位置精
測器15に送る。目標位置精測器15では、エコー検出
方位近傍の相関出力データから、補間により方位及び距
離を精測する。
【0017】以上、詳細に説明したように、本発明の実
施形態1によれば、左舷の送波器からプラットフォーム
の左舷側に時間とともに周波数が上昇するLFMパルス
信号(信号1)を、また、右舷の送波器からプラットフ
ォームの右舷側に時間とともに周波数が下降するLFM
パルス信号(信号2)を送信し、受波器アレイの整相出
力に対して、信号1と信号2とをそれぞれレプリカとす
る2系統の相関処理器を設け、その2系統の相関処理出
力の大きさを比較するようにしたため、エコーを発生さ
せた目標がプラットフォームの左舷側にいるか右舷側に
いるかを判断することができ、従来の方法で問題になっ
ていた、目標が左右どちらにいるか判別できないという
問題を解決することができる。また、送信信号としてL
FMパルス信号を用いているので、目標の運動で生じる
ドップラー効果による相関出力の劣化はわずかに抑えら
れ、ドップラーが発生する目標に対しても少ない処理量
で検出が可能である。
施形態1によれば、左舷の送波器からプラットフォーム
の左舷側に時間とともに周波数が上昇するLFMパルス
信号(信号1)を、また、右舷の送波器からプラットフ
ォームの右舷側に時間とともに周波数が下降するLFM
パルス信号(信号2)を送信し、受波器アレイの整相出
力に対して、信号1と信号2とをそれぞれレプリカとす
る2系統の相関処理器を設け、その2系統の相関処理出
力の大きさを比較するようにしたため、エコーを発生さ
せた目標がプラットフォームの左舷側にいるか右舷側に
いるかを判断することができ、従来の方法で問題になっ
ていた、目標が左右どちらにいるか判別できないという
問題を解決することができる。また、送信信号としてL
FMパルス信号を用いているので、目標の運動で生じる
ドップラー効果による相関出力の劣化はわずかに抑えら
れ、ドップラーが発生する目標に対しても少ない処理量
で検出が可能である。
【0018】実施形態2 次に、本発明の実施形態2を説明する。本実施形態2で
は、送信波形として目標の運動によって生じるドップラ
ー効果により、エコーと送信信号との相関が大きく低下
するような信号波形を用いる。受信におけるレプリカ相
関処理で、ドップラーによるエコーの圧縮や伸長に対応
したレプリカ信号を用意することにより、目標の検出だ
けでなく、運動(例えば目標の近接、離隔速度)につい
ての情報を引き出すことができる。実施形態2では、送
信信号として例えば、擬似ランダム信号(Pseudo Rando
mNoise 信号を省略して以下PRN信号という)を送信
帯域で制限した信号や、パルス化CW(連続波)信号を
コード信号で変調した信号(以下パルスコード変調信号
という)を用いれば、この目的を達成できる。なおコー
ド信号としては例えば、Walsh 関数やGold符号等の互い
に相互相関の低い2種類の組み合わせを用いる。
は、送信波形として目標の運動によって生じるドップラ
ー効果により、エコーと送信信号との相関が大きく低下
するような信号波形を用いる。受信におけるレプリカ相
関処理で、ドップラーによるエコーの圧縮や伸長に対応
したレプリカ信号を用意することにより、目標の検出だ
けでなく、運動(例えば目標の近接、離隔速度)につい
ての情報を引き出すことができる。実施形態2では、送
信信号として例えば、擬似ランダム信号(Pseudo Rando
mNoise 信号を省略して以下PRN信号という)を送信
帯域で制限した信号や、パルス化CW(連続波)信号を
コード信号で変調した信号(以下パルスコード変調信号
という)を用いれば、この目的を達成できる。なおコー
ド信号としては例えば、Walsh 関数やGold符号等の互い
に相互相関の低い2種類の組み合わせを用いる。
【0019】図3は本発明の実施形態2に係るバイスタ
ティックソーナーの左右判別方法の説明図である。図3
において、3,4は増幅器、5,6は送波器(アレ
イ)、7は受波器アレイ、8は複数の方向にビームを形
成する複数の整相器であり、3〜8の各機器は図2と同
一のものである。また図3で、21は左舷側に送信する
信号波形を生成する送信信号発生器、22は右舷側に送
信する信号波形を生成する送信信号発生器、29は複数
の整相器8の各整相出力に対応して、それぞれ送信信号
発生器21で生成される送信信号と同一の波形及びそれ
を時間的に数段階に圧縮及び伸長した複数の波形をそれ
ぞれレプリカ信号として個別に相関処理を行う複数のレ
プリカ相関器、30は複数の整相器8の各整相出力に対
して、それぞれ送信信号発生器22で生成される送信信
号と同一の波形及びそれを時間的に数段階に圧縮及び伸
長した複数の波形をそれぞれレプリカ信号として個別に
相関処理を行う複数のレプリカ相関器、31,32は信
号検出器、33は2つの信号検出出力の対応点を抽出す
る対応点抽出器、34は対応点の相関出力信号の比較を
行う比較器、35は比較器で選択された側の出力を用い
て目標位置の精測を行う目標位置精測器である。
ティックソーナーの左右判別方法の説明図である。図3
において、3,4は増幅器、5,6は送波器(アレ
イ)、7は受波器アレイ、8は複数の方向にビームを形
成する複数の整相器であり、3〜8の各機器は図2と同
一のものである。また図3で、21は左舷側に送信する
信号波形を生成する送信信号発生器、22は右舷側に送
信する信号波形を生成する送信信号発生器、29は複数
の整相器8の各整相出力に対応して、それぞれ送信信号
発生器21で生成される送信信号と同一の波形及びそれ
を時間的に数段階に圧縮及び伸長した複数の波形をそれ
ぞれレプリカ信号として個別に相関処理を行う複数のレ
プリカ相関器、30は複数の整相器8の各整相出力に対
して、それぞれ送信信号発生器22で生成される送信信
号と同一の波形及びそれを時間的に数段階に圧縮及び伸
長した複数の波形をそれぞれレプリカ信号として個別に
相関処理を行う複数のレプリカ相関器、31,32は信
号検出器、33は2つの信号検出出力の対応点を抽出す
る対応点抽出器、34は対応点の相関出力信号の比較を
行う比較器、35は比較器で選択された側の出力を用い
て目標位置の精測を行う目標位置精測器である。
【0020】図3により実施形態2の動作を説明する。
送信信号発生器21では、左舷側の送波器5から送渡さ
れる信号(実施形態2でもこれを信号1と呼ぶことにす
る)が生成され、増幅器3で増幅されて、送波器5から
プラットフォームの左舷側の海中に放射される。一方、
送信信号発生器22では、右舷側の送波器6から送波さ
れる信号(実施形態2でもこれを信号2と呼ぶことにす
る)が生成され、増幅器4で増幅されて、送波器6から
プラットフォームの右舷例の海中に放射される。送波器
5から左舷側に送波される信号1及び送波器6から右舷
側に送波される信号2に基づき、海中に目標が存在する
場合、プラットフォームの左舷側にいる目標に対しては
信号1が、右舷側にいる目標に対しては信号2が入射
し、そのエコーが受波器アレイ7に戻ってくる。受波器
アレイ7及び整相器8の動作は、実施形態1におけるも
のと同様である。
送信信号発生器21では、左舷側の送波器5から送渡さ
れる信号(実施形態2でもこれを信号1と呼ぶことにす
る)が生成され、増幅器3で増幅されて、送波器5から
プラットフォームの左舷側の海中に放射される。一方、
送信信号発生器22では、右舷側の送波器6から送波さ
れる信号(実施形態2でもこれを信号2と呼ぶことにす
る)が生成され、増幅器4で増幅されて、送波器6から
プラットフォームの右舷例の海中に放射される。送波器
5から左舷側に送波される信号1及び送波器6から右舷
側に送波される信号2に基づき、海中に目標が存在する
場合、プラットフォームの左舷側にいる目標に対しては
信号1が、右舷側にいる目標に対しては信号2が入射
し、そのエコーが受波器アレイ7に戻ってくる。受波器
アレイ7及び整相器8の動作は、実施形態1におけるも
のと同様である。
【0021】複数のレプリカ相関器29では、複数の整
相器8から送られてきた複数のビーム出力に対して、目
標との相対運動によって発生するドップラー効果による
エコーの時間的な圧縮や伸長に対応して、信号1及びこ
の信号1を圧縮または伸長した複数の信号の各レプリカ
信号波形によるレプリカ相関処理及び積分処理を並列に
行う。その出力はビーム×ドップラーの2次元情報とし
て信号検出器31に送られる。信号検出器31では、レ
プリカ相関器29から送られた相関処理出力(以下、こ
れを左相関出力と呼ぶ)の時系列を正規化処理し、目標
からのエコー信号と判断できる部分を抽出して、そのビ
ーム、ドップラー、時間情報を前記左相関出力とともに
対応点抽出器33に送る。この正規化処理は、例えば同
一のドップラーに対応した出力のビーム×時間特性を用
いて、注目する点の周辺の平均値に対する相対値に変換
することで実現できる。そして正規化した値がしきい値
を越えた極大となり、かつ正規化前の値が同一点の隣接
ドップラー値に対応した値に対して極大となっている場
合に、エコーと判断する。
相器8から送られてきた複数のビーム出力に対して、目
標との相対運動によって発生するドップラー効果による
エコーの時間的な圧縮や伸長に対応して、信号1及びこ
の信号1を圧縮または伸長した複数の信号の各レプリカ
信号波形によるレプリカ相関処理及び積分処理を並列に
行う。その出力はビーム×ドップラーの2次元情報とし
て信号検出器31に送られる。信号検出器31では、レ
プリカ相関器29から送られた相関処理出力(以下、こ
れを左相関出力と呼ぶ)の時系列を正規化処理し、目標
からのエコー信号と判断できる部分を抽出して、そのビ
ーム、ドップラー、時間情報を前記左相関出力とともに
対応点抽出器33に送る。この正規化処理は、例えば同
一のドップラーに対応した出力のビーム×時間特性を用
いて、注目する点の周辺の平均値に対する相対値に変換
することで実現できる。そして正規化した値がしきい値
を越えた極大となり、かつ正規化前の値が同一点の隣接
ドップラー値に対応した値に対して極大となっている場
合に、エコーと判断する。
【0022】一方、複数のレプリカ相関器30では、複
数の整相器8から送られてきた複数のビーム出力に対し
て、目標との相対運動によって発生するドップラー効果
によるエコーの時間的な圧縮や伸長に対応して、信号2
及びこの信号2を圧縮または伸長した複数の信号の各レ
プリカ信号波形によるレプリカ相関処理及び積分処理を
並列に行う。その出力はビーム×ドップラーの2次元情
報として信号検出器32に送られる。信号検出器32で
は、レプリカ相関器30から送られた相関処理出力(以
下、これを右相関出力と呼ぶ)の時系列から、信号処理
器31と同様の方法でエコー信号と判断できる部分を抽
出し、そのビーム、ドップラー、時間情報を前記右相関
出力とともに対応点抽出器33に送る。
数の整相器8から送られてきた複数のビーム出力に対し
て、目標との相対運動によって発生するドップラー効果
によるエコーの時間的な圧縮や伸長に対応して、信号2
及びこの信号2を圧縮または伸長した複数の信号の各レ
プリカ信号波形によるレプリカ相関処理及び積分処理を
並列に行う。その出力はビーム×ドップラーの2次元情
報として信号検出器32に送られる。信号検出器32で
は、レプリカ相関器30から送られた相関処理出力(以
下、これを右相関出力と呼ぶ)の時系列から、信号処理
器31と同様の方法でエコー信号と判断できる部分を抽
出し、そのビーム、ドップラー、時間情報を前記右相関
出力とともに対応点抽出器33に送る。
【0023】対応点抽出器33は、信号検出器31及び
32から検出されたエコーのビーム、ドップラー、時間
情報を送られると、検出されたエコーのビーム、ドップ
ラー、時間に対して、対応する位置の左相関出力と右相
関出力とを抽出し、比較器34に送る。比較器34で
は、送られてきた左相関出力と右相関出力とを比較し、
左相関出力が大きい場合は左舷に、右相関出力が大きい
場合は右舷に、該エコーを生じる目標が存在すると判断
し、判断結果を目標位置精測器35に送る。目標位置精
測器35では、該当の舷のエコー検出方位、ドップラー
近傍の相関出力データから、補間により方位、距離及び
ドップラーを精測する。
32から検出されたエコーのビーム、ドップラー、時間
情報を送られると、検出されたエコーのビーム、ドップ
ラー、時間に対して、対応する位置の左相関出力と右相
関出力とを抽出し、比較器34に送る。比較器34で
は、送られてきた左相関出力と右相関出力とを比較し、
左相関出力が大きい場合は左舷に、右相関出力が大きい
場合は右舷に、該エコーを生じる目標が存在すると判断
し、判断結果を目標位置精測器35に送る。目標位置精
測器35では、該当の舷のエコー検出方位、ドップラー
近傍の相関出力データから、補間により方位、距離及び
ドップラーを精測する。
【0024】以上、詳細に説明したように、本発明の実
施形態2によれば、互いに相互関係の小さい2種類のパ
ルス信号(信号1と信号2)のうちの一方を左舷の送波
器からプラットフォームの左舷側に、またその他方を右
舷の送波器からプラットフォームの右舷側に、それぞれ
を送信し、受波器アレイの整相出力に対して、信号1と
信号2とをそれぞれ基にしてレプリカ信号による2系統
の相関処理を行い、その2系統の相関処理出力の大きさ
を比較するようにしたため、エコーを発生させた目標が
プラットフォームの左舷側にいるか右舷側にいるかを判
断することができ、従来の方法で問題になっていた、目
標が左右どちらにいるか判別できないという問題を解決
することができる。また、目標の運動によって生じるド
ップラー効果によるエコーの時間的圧縮、伸長に対応し
て、信号1及び信号2をそれぞれ時間圧縮及び伸長した
複数のレプリカ信号による相関処理を並列に行い、極大
出力を得るレプリカに対応したドップラー量を測定する
ようにしたため、信号検出と同時に、目標の近接、離隔
速力を判断することができる。
施形態2によれば、互いに相互関係の小さい2種類のパ
ルス信号(信号1と信号2)のうちの一方を左舷の送波
器からプラットフォームの左舷側に、またその他方を右
舷の送波器からプラットフォームの右舷側に、それぞれ
を送信し、受波器アレイの整相出力に対して、信号1と
信号2とをそれぞれ基にしてレプリカ信号による2系統
の相関処理を行い、その2系統の相関処理出力の大きさ
を比較するようにしたため、エコーを発生させた目標が
プラットフォームの左舷側にいるか右舷側にいるかを判
断することができ、従来の方法で問題になっていた、目
標が左右どちらにいるか判別できないという問題を解決
することができる。また、目標の運動によって生じるド
ップラー効果によるエコーの時間的圧縮、伸長に対応し
て、信号1及び信号2をそれぞれ時間圧縮及び伸長した
複数のレプリカ信号による相関処理を並列に行い、極大
出力を得るレプリカに対応したドップラー量を測定する
ようにしたため、信号検出と同時に、目標の近接、離隔
速力を判断することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、音源アレ
イと受波器アレイとを離れた位置において、音源から放
射された音響パルス波の対象目標からの反響音を受波器
アレイで受信することにより対象目標を検出し、その位
置を推定するバイスタティックソーナーにおいて、前記
音源アレイから、周波数帯域は同じで波形の異なる2つ
のパルス信号のうちの一方をそのプラットフォームの左
側半空間に、またその他方を前記プラットフォームの右
側半空間にそれぞれ送信し、前記受波器アレイで受信し
て整相処理した整相出力に対して、前記2つのパルス信
号のレプリカ信号を用いて2系統の相関処理及び該相関
出力の信号検出処理を並列に行い、これらの信号検出位
置における前記2系統の相関出力値の大きさの比較によ
り反響音の到来方位が前記プラットフォームの左側であ
るか右側であるかを判別するようにしたので、その結
果、従来からの反響音の到来方位の判別問題を解決する
と共に、音源から送信する2つの音響波は同一の周波数
帯域を用いるので従来よりも狭帯域となり、さらに音源
の送波レベルや指向特性を左右で合わせるのも容易とな
る。
イと受波器アレイとを離れた位置において、音源から放
射された音響パルス波の対象目標からの反響音を受波器
アレイで受信することにより対象目標を検出し、その位
置を推定するバイスタティックソーナーにおいて、前記
音源アレイから、周波数帯域は同じで波形の異なる2つ
のパルス信号のうちの一方をそのプラットフォームの左
側半空間に、またその他方を前記プラットフォームの右
側半空間にそれぞれ送信し、前記受波器アレイで受信し
て整相処理した整相出力に対して、前記2つのパルス信
号のレプリカ信号を用いて2系統の相関処理及び該相関
出力の信号検出処理を並列に行い、これらの信号検出位
置における前記2系統の相関出力値の大きさの比較によ
り反響音の到来方位が前記プラットフォームの左側であ
るか右側であるかを判別するようにしたので、その結
果、従来からの反響音の到来方位の判別問題を解決する
と共に、音源から送信する2つの音響波は同一の周波数
帯域を用いるので従来よりも狭帯域となり、さらに音源
の送波レベルや指向特性を左右で合わせるのも容易とな
る。
【図1】本発明のバイスタティックソーナーの左右判別
方法の概略説明図である。
方法の概略説明図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るバイスタティックソ
ーナーの左右判別方法の説明図である。
ーナーの左右判別方法の説明図である。
【図3】本発明の実施形態2に係るバイスタティックソ
ーナーの左右判別方法の説明図である。
ーナーの左右判別方法の説明図である。
【図4】直線アレイの円錐型ビーム形状の説明図であ
る。
る。
【図5】従来のバイスタティックソーナーの左右判別方
法の説明図である。
法の説明図である。
1,2 LFM信号発生器 3,4 増幅器 5,6 送波器 7 受波器アレイ 8 整相器 9,10 LFM相関器 11,12,31,32 信号検出器 13,33 対応点抽出器 14,34 比較器 15,35 目標位置精測器 29,30 レプリカ相関器 51 整相処理 52 波形1によるレプリカ相関処理 53 波形2によるレプリカ相関処理 54,55 信号検出処理 56 出力比較による左右判定処理 57 目標位置計測処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 秀国 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 沖田 芳雄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5J083 AA02 AB12 AC32 AD01 AF15 AF17 BA03 BA07 BA09 BA10 BB03 BE10 CA12 DA00
Claims (5)
- 【請求項1】 音源アレイと受波器アレイとを離れた位
置において、音源から放射された音響パルス波の対象目
標からの反響音を受波器アレイで受信することにより対
象目標を検出し、その位置を推定するバイスタティック
ソーナーにおいて、 前記音源アレイから、周波数帯域は同じで波形の異なる
2つのパルス信号のうちの一方をそのプラットフォーム
の左側半空間に、またその他方を前記プラットフォーム
の右側半空間にそれぞれ送信し、前記受波器アレイで受
信して整相処理した整相出力に対して、前記2つのパル
ス信号のレプリカ信号を用いて2系統の相関処理及び該
相関出力の信号検出処理を並列に行い、これらの信号検
出位置における前記2系統の相関出力値の大きさの比較
により反響音の到来方位が前記プラットフォームの左側
であるか右側であるかを判別することを特徴とするバイ
スタティックソーナーの左右判別方法。 - 【請求項2】 前記周波数帯域は同じで波形の異なる2
つのパルス信号として、瞬時周波数が時間とともに線形
に増加する第1の線形周波数変調パルス信号及び瞬時周
波数が時間とともに線形に減少する第2の線形周波数変
調パルス信号を用いることを特徴とする請求項1項記載
のバイスタティックソーナーの左右判別方法。 - 【請求項3】 音源アレイと受波器アレイとを離れた位
置において、音源から放射された音響パルス波の対象目
標からの反響音を受波器アレイで受信することにより対
象目標を検出し、その位置を推定するバイスタティッタ
ソーナーにおいて、 前記音源アレイから、周波数帯域は同じで波形の異なる
2つのパルス信号のうちの一方をそのプラットフォーム
の左側半空間に、またその他方を前記プラットフォーム
の右側半空間にそれぞれ送信し、前記受波器アレイで受
信して整相処理した整相出力に対して、前記2つのパル
ス信号及びそれを時間圧縮または伸長した複数の信号の
各レプリカ信号を用い、2系統で各系統毎に複数の相関
処理及び該相関出力の信号検出処理を並列に行い、前記
2系統で各系統毎に複数の信号検出位置における相関出
力値の大きさの比較により反響音の到来方位が前記プラ
ットフォームの左側であるか右側であるかを判別するこ
とを特徴とするバイスタティックソーナーの左右判別方
法。 - 【請求項4】 前記周波数帯域は同じで波形の異なる2
つのパルス信号として、帯域制限された2種類の擬似ラ
ンダムパルス信号を用いることを特徴とする請求項3記
載のバイスタティックソーナーの左右判別方法。 - 【請求項5】 前記周波数帯域は同じで波形の異なる2
つのパルス信号として、パルス化連続波信号を、互いに
相互相関の低い2種類のコード信号でそれぞれ変調した
2つのパルスコード変調信号を用いることを特徴とする
請求項3記載のバイスタティックソーナーの左右判別方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10261102A JP2000088942A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | バイスタティックソーナーの左右判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10261102A JP2000088942A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | バイスタティックソーナーの左右判別方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000088942A true JP2000088942A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17357119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10261102A Pending JP2000088942A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | バイスタティックソーナーの左右判別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000088942A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007507691A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-03-29 | エイシー キャピタル マネージメント インコーポレーテッド | ソナー・システムおよびプロセス |
JP2011038993A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Nec Corp | 水中目標物探索システム、水中目標物探索方法及び水中目標物探索用プログラム |
JP2017106748A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 沖電気工業株式会社 | バイスタティックアクティブソーナー装置およびその受信器 |
JP2019032207A (ja) * | 2017-08-07 | 2019-02-28 | 株式会社Soken | 物体検知装置 |
RU2694795C1 (ru) * | 2018-02-20 | 2019-07-16 | Акционерное Общество "Концерн "Океанприбор" | Бистатический способ обнаружения подводной цели и бистатический гидролокатор |
CN112114299A (zh) * | 2019-06-19 | 2020-12-22 | 中国科学院声学研究所 | 一种单拖线阵声纳左右舷目标快速分辨系统及方法 |
JPWO2021039606A1 (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-04 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP10261102A patent/JP2000088942A/ja active Pending
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WO2021039606A1 (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-04 | 石井 徹 | 空間位置算出装置 |
JP7554418B2 (ja) | 2019-08-29 | 2024-09-20 | 徹 石井 | 空間位置算出装置 |
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