JP2000079863A - 後席用エアバッグ装置 - Google Patents
後席用エアバッグ装置Info
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- JP2000079863A JP2000079863A JP10251112A JP25111298A JP2000079863A JP 2000079863 A JP2000079863 A JP 2000079863A JP 10251112 A JP10251112 A JP 10251112A JP 25111298 A JP25111298 A JP 25111298A JP 2000079863 A JP2000079863 A JP 2000079863A
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- 230000006378 damage Effects 0.000 abstract description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
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- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の装置の変更を極力少なくして前面衝突時
又は側面衝突時の後席乗員が受ける傷害を防止又は軽減
することができる室内に装着された後席用エアバッグ装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】自動車のフロントピラー1の側面部分のほ
ぼ同一場所に前席のサイドエアバッグと兼用の後席用エ
アバッグを装備する。エアバッグ8はフロントドア及び
リアドアの略全体を覆っており、側面衝突時には前後席
乗員の頭、肩、胴部を保護し、前面衝突時には後席乗員
の頭部胸部を保護するようにエアバッグが膨張するよう
になっている。又、エアバッグが膨張した時、前席乗員
のショルダーベルトとバッグが接触しないようにショル
ダーベルトの取付け位置(アンカレッジ位置)及びエア
バッグ袋体の形状を設定している。
又は側面衝突時の後席乗員が受ける傷害を防止又は軽減
することができる室内に装着された後席用エアバッグ装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】自動車のフロントピラー1の側面部分のほ
ぼ同一場所に前席のサイドエアバッグと兼用の後席用エ
アバッグを装備する。エアバッグ8はフロントドア及び
リアドアの略全体を覆っており、側面衝突時には前後席
乗員の頭、肩、胴部を保護し、前面衝突時には後席乗員
の頭部胸部を保護するようにエアバッグが膨張するよう
になっている。又、エアバッグが膨張した時、前席乗員
のショルダーベルトとバッグが接触しないようにショル
ダーベルトの取付け位置(アンカレッジ位置)及びエア
バッグ袋体の形状を設定している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の室内に設
けられる後席用エアバッグ装置に関し、詳しくは自動車
の前面衝突時又は側面衝突時の後席乗員の傷害を防止ま
たは軽減するため、自動車の室内に装備されたエアバッ
グを備えた後席用エアバッグ装置に関する。
けられる後席用エアバッグ装置に関し、詳しくは自動車
の前面衝突時又は側面衝突時の後席乗員の傷害を防止ま
たは軽減するため、自動車の室内に装備されたエアバッ
グを備えた後席用エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の前面衝突時又は側面衝突時の後
席乗員の傷害を防止または軽減するための後席用エアバ
ッグ装置としては、例えばフロントシートのシートバッ
クの背面側やリヤタイヤハウス前部に装着される。
席乗員の傷害を防止または軽減するための後席用エアバ
ッグ装置としては、例えばフロントシートのシートバッ
クの背面側やリヤタイヤハウス前部に装着される。
【0003】例えば図4に示すように、前方からの衝撃
時にリヤシートの着座者を保護し得る後席用エアバッグ
装置21は、フロントシート22のシートバック23の
背面側に設けられている。また、例えば図5に示すよう
に側方からの衝撃時にリヤシートの着座者を保護し得る
後席用エアバッグ装置24は、リヤタイヤハウスの前部
に設置される。後席用エアバッグは、シートバックの背
面に設定する場合、リヤタイヤハウス前部等に設定する
場合等のいずれにしても、通常、図6に示す運転席エア
バッグ25、助手席エアバッグ26、サイドエアバッグ
27のような前席のエアバッグとは別の場所に設定され
る。
時にリヤシートの着座者を保護し得る後席用エアバッグ
装置21は、フロントシート22のシートバック23の
背面側に設けられている。また、例えば図5に示すよう
に側方からの衝撃時にリヤシートの着座者を保護し得る
後席用エアバッグ装置24は、リヤタイヤハウスの前部
に設置される。後席用エアバッグは、シートバックの背
面に設定する場合、リヤタイヤハウス前部等に設定する
場合等のいずれにしても、通常、図6に示す運転席エア
バッグ25、助手席エアバッグ26、サイドエアバッグ
27のような前席のエアバッグとは別の場所に設定され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】後席用エアバッグは、
通常前席のエアバッグとは別の場所に設定されるため、
エアバッグモジュール等の部品点数が増加しコストアッ
プを招くことになる。又、前面衝突用、側面衝突用と衝
突形態によって異なる場所に仕様の異なるエアバッグ装
置を設定する必要があり、更にコストアップとなる。そ
して又、後席には乗員が着座する頻度が少なくコストを
かけて後席用として、エアバッグ装置を付けても不必要
である場合が少なくない。
通常前席のエアバッグとは別の場所に設定されるため、
エアバッグモジュール等の部品点数が増加しコストアッ
プを招くことになる。又、前面衝突用、側面衝突用と衝
突形態によって異なる場所に仕様の異なるエアバッグ装
置を設定する必要があり、更にコストアップとなる。そ
して又、後席には乗員が着座する頻度が少なくコストを
かけて後席用として、エアバッグ装置を付けても不必要
である場合が少なくない。
【0005】そこで、本発明は、従来の装置の変更を極
力少なくして前面衝突時又は側面衝突時の後席乗員が受
ける傷害を防止又は軽減することができる室内に装着さ
れた後席用エアバッグ装置を提供することを目的とす
る。
力少なくして前面衝突時又は側面衝突時の後席乗員が受
ける傷害を防止又は軽減することができる室内に装着さ
れた後席用エアバッグ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は「自動車が前方又は側方から衝撃を受けた時
に、後席に居る乗員を保護するために、自動車の室内に
装備された後席用エアバッグにおいて、このエアバッグ
は自動車が側方から衝撃を受けた時に、前席に居る乗員
を保護するためのサイドエアバッグと兼用するものであ
る」構成とする。この構成によれば、後席乗員用のエア
バッグを前席乗員用のサイドエアバッグと兼用するた
め、後席用としてのエアバッグの設定が容易であり前席
用サイドエアバッグとの部品共用化により結果として安
いコストで後席乗員用エアバッグを提供できる。
本発明は「自動車が前方又は側方から衝撃を受けた時
に、後席に居る乗員を保護するために、自動車の室内に
装備された後席用エアバッグにおいて、このエアバッグ
は自動車が側方から衝撃を受けた時に、前席に居る乗員
を保護するためのサイドエアバッグと兼用するものであ
る」構成とする。この構成によれば、後席乗員用のエア
バッグを前席乗員用のサイドエアバッグと兼用するた
め、後席用としてのエアバッグの設定が容易であり前席
用サイドエアバッグとの部品共用化により結果として安
いコストで後席乗員用エアバッグを提供できる。
【0007】又、「前記後席用エアバッグは、そのエア
バッグに近い側の後席に居る乗員とその乗員に隣接する
ドアの隙間に向かって膨張可能である」構成とする。こ
の構成によれば、エアバッグを後席乗員とドアの隙間に
向かって膨張させることができるため、側面衝突時に後
席乗員への側面保護作用を確立できる。
バッグに近い側の後席に居る乗員とその乗員に隣接する
ドアの隙間に向かって膨張可能である」構成とする。こ
の構成によれば、エアバッグを後席乗員とドアの隙間に
向かって膨張させることができるため、側面衝突時に後
席乗員への側面保護作用を確立できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図2に基いて説明する
図1乃至図2に基いて説明する
【0009】図1は、本発明にかかるフロントピラー及
びその取付け部の側面図である。本実施形態のエアバッ
グ装置は、図2に平面図及び側面図を示すように車両室
内の前部中央に1人(運転者)、後部に2人が乗車する
車両10の乗員に対して適用するための、自動車のフロ
ントピラーの側面部分の内部に装備された前席サイドエ
アバッグ兼用の後席用エアバッグである。
びその取付け部の側面図である。本実施形態のエアバッ
グ装置は、図2に平面図及び側面図を示すように車両室
内の前部中央に1人(運転者)、後部に2人が乗車する
車両10の乗員に対して適用するための、自動車のフロ
ントピラーの側面部分の内部に装備された前席サイドエ
アバッグ兼用の後席用エアバッグである。
【0010】図1において、1は、自動車の室内部品で
あるフロントピラー、2はフロントピラー内部に装備さ
れたエアバッグ袋体である。本実施形態のエアバッグ装
置では、インストルメントパネル内にインフレータ3が
配設されており、図示を省略した加速度センサが所定値
以上の加速度を検出した場合に、インフレータ3が作動
するようになっている。また、インフレータ3は、発生
したガスがガス誘導管4を介してフロントピラー1内部
に装備されたエアバッグ袋体2内に流れ込むようになっ
ている。図2に示すように、第1の実施形態のエアバッ
グ2は、後席の乗員に向けて膨張する。
あるフロントピラー、2はフロントピラー内部に装備さ
れたエアバッグ袋体である。本実施形態のエアバッグ装
置では、インストルメントパネル内にインフレータ3が
配設されており、図示を省略した加速度センサが所定値
以上の加速度を検出した場合に、インフレータ3が作動
するようになっている。また、インフレータ3は、発生
したガスがガス誘導管4を介してフロントピラー1内部
に装備されたエアバッグ袋体2内に流れ込むようになっ
ている。図2に示すように、第1の実施形態のエアバッ
グ2は、後席の乗員に向けて膨張する。
【0011】図1に示すエアバッグ袋体2は図2で示す
ようにフロントドア及びリアドアの略前半分を覆ってお
り、側面衝突時の前席乗員の頭、肩、胴部を保護し、前
面衝突時の後席乗員の頭部胸部を保護するようになって
いる。又、エアバッグが膨張した時、前席乗員のショル
ダーベルトとエアバッグが接触しないようにショルダー
ベルト取付部はルーフに補強材を介して取付けている。
エアバッグ袋体2は、フロントピラー取付け部6がフロ
ントピラー1の車室内側部6Aにボルト等の固定部材7
にて固定されている。
ようにフロントドア及びリアドアの略前半分を覆ってお
り、側面衝突時の前席乗員の頭、肩、胴部を保護し、前
面衝突時の後席乗員の頭部胸部を保護するようになって
いる。又、エアバッグが膨張した時、前席乗員のショル
ダーベルトとエアバッグが接触しないようにショルダー
ベルト取付部はルーフに補強材を介して取付けている。
エアバッグ袋体2は、フロントピラー取付け部6がフロ
ントピラー1の車室内側部6Aにボルト等の固定部材7
にて固定されている。
【0012】次に作用を説明する。前方又は側方からの
衝撃を受けた時にはフロントピラ−からエアバッグが後
席乗員に向けて膨張する。膨張したエアバッグは後席の
乗員に接触し、後席の乗員が前方に移動するのを確実に
防止できる。さらに、後席の乗員がエアバッグに接触後
エアバッグを押圧すると、エアバッグのベントホール
(エア排出孔)より急激にエアが排出され、後席の乗員
に加わる衝撃を緩和する。そして、フロントピラ−から
エアバッグが前席の乗員とフロントドアの間に向けて膨
張し、前席の乗員の側方移動を拘束した後、前席の乗員
がエアバッグを押圧すると、エアバッグのベントホール
より急激にエアが排出され前席の乗員に加わる衝撃を緩
和する。
衝撃を受けた時にはフロントピラ−からエアバッグが後
席乗員に向けて膨張する。膨張したエアバッグは後席の
乗員に接触し、後席の乗員が前方に移動するのを確実に
防止できる。さらに、後席の乗員がエアバッグに接触後
エアバッグを押圧すると、エアバッグのベントホール
(エア排出孔)より急激にエアが排出され、後席の乗員
に加わる衝撃を緩和する。そして、フロントピラ−から
エアバッグが前席の乗員とフロントドアの間に向けて膨
張し、前席の乗員の側方移動を拘束した後、前席の乗員
がエアバッグを押圧すると、エアバッグのベントホール
より急激にエアが排出され前席の乗員に加わる衝撃を緩
和する。
【0013】本発明の第1の実施形態ではエアバッグを
フロントピラーに設定しているが、フロントピラーにエ
アバッグを設定するとエアバッグが完全に膨張するまで
後席乗員と接触しないだけの後席乗員との十分な距離が
確保できる上に後席乗員に向けその前面を覆うようにエ
アバッグが膨張することが可能なため、他の場所例えば
センターピラーに設定した場合に比べ乗員の保護効果が
大きいメリットがある。又、本発明の第1の実施形態で
は、エアバッグを前席中央に運転者1人、後席に2人以
上が乗車する車両に適用しているが、前席2人乗車の場
合より前席の乗員とサイドドアとの距離が大であるため
その空間にエアバッグを膨張させることができ例えばシ
ートバック背面に設定された後席用エアバッグのように
シートリクライニング位置を制限する必要が無い上に大
容量のエアバッグの設定が可能で後席乗員の保護効果を
より大きくできるメリットがある。
フロントピラーに設定しているが、フロントピラーにエ
アバッグを設定するとエアバッグが完全に膨張するまで
後席乗員と接触しないだけの後席乗員との十分な距離が
確保できる上に後席乗員に向けその前面を覆うようにエ
アバッグが膨張することが可能なため、他の場所例えば
センターピラーに設定した場合に比べ乗員の保護効果が
大きいメリットがある。又、本発明の第1の実施形態で
は、エアバッグを前席中央に運転者1人、後席に2人以
上が乗車する車両に適用しているが、前席2人乗車の場
合より前席の乗員とサイドドアとの距離が大であるため
その空間にエアバッグを膨張させることができ例えばシ
ートバック背面に設定された後席用エアバッグのように
シートリクライニング位置を制限する必要が無い上に大
容量のエアバッグの設定が可能で後席乗員の保護効果を
より大きくできるメリットがある。
【0014】次に、本発明の第2の実施形態を図2に基
いて説明する。
いて説明する。
【0015】本発明の第1の実施形態では図2に示すよ
うにエアバッグ袋体2はフロントドア及びリアドアの略
前半分を覆うように設定しているが、第2の実施形態で
は図1に示すエアバッグ袋体2を図2の8に示すように
リヤドア全体まで更に拡大して覆うことにより、第1の
実施形態に追加して側面衝突時の後席乗員の頭、肩、胴
部を保護するようになっている。
うにエアバッグ袋体2はフロントドア及びリアドアの略
前半分を覆うように設定しているが、第2の実施形態で
は図1に示すエアバッグ袋体2を図2の8に示すように
リヤドア全体まで更に拡大して覆うことにより、第1の
実施形態に追加して側面衝突時の後席乗員の頭、肩、胴
部を保護するようになっている。
【0016】次に、第2の実施形態の作用を説明する。
【0017】側面衝突時には、エアバッグはフロントピ
ラ−からそのフロントピラ−に近い側の後部座席に居る
乗員とその乗員に隣接するドアの隙間に向かって膨張す
る。
ラ−からそのフロントピラ−に近い側の後部座席に居る
乗員とその乗員に隣接するドアの隙間に向かって膨張す
る。
【0018】第2の実施形態についても、第1の実施形
態と同じく前方からの衝撃時には、エアバッグはフロン
トピラーから後席乗員に向けて膨張し、乗員に加わる衝
撃を緩和する作用は同じである。第1の実施形態と異な
るのは、第2の実施形態では、側方からの衝撃を受けた
時にはフロントピラ−からエアバッグが後席乗員とその
乗員に隣接するドアの隙間に向かって膨張可能であるた
め、膨張したエアバッグが後席の乗員の側方移動を拘束
した後、後席の乗員がエアバッグを押圧すると、エアバ
ッグのベントホールより急激にエアが排出され後席の乗
員に加わる衝撃を緩和する作用が追加される。
態と同じく前方からの衝撃時には、エアバッグはフロン
トピラーから後席乗員に向けて膨張し、乗員に加わる衝
撃を緩和する作用は同じである。第1の実施形態と異な
るのは、第2の実施形態では、側方からの衝撃を受けた
時にはフロントピラ−からエアバッグが後席乗員とその
乗員に隣接するドアの隙間に向かって膨張可能であるた
め、膨張したエアバッグが後席の乗員の側方移動を拘束
した後、後席の乗員がエアバッグを押圧すると、エアバ
ッグのベントホールより急激にエアが排出され後席の乗
員に加わる衝撃を緩和する作用が追加される。
【0019】第1、第2の実施形態について説明したよ
うに、本発明は前席用のサイドエアバッグを後席乗員用
のエアバッグと兼用できるため、低コストのエアバッグ
を提供できる。
うに、本発明は前席用のサイドエアバッグを後席乗員用
のエアバッグと兼用できるため、低コストのエアバッグ
を提供できる。
【0020】なお、本発明は以上に説明した実施例に限
定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能で、前方又は側方からの衝撃に対して後
席乗員に向かって膨張するエアバッグで、前席用のサイ
ドエアバッグを共用したエアバッグ装置であれば良いこ
とは言うまでもない。具体的に言うと、エアバッグをフ
ロントピラ−に設けたもののみに限らず、図3の11、
12に示すようにエアバッグをセンターピラ−内側に設
けるか、フロントシートのシートバック側面に設け車両
側方に膨張できるエアバッグであれば良い。又、前席1
人乗車のみならず前席2人乗車についても、前席のショ
ルダーベルトを避けて膨張するような例えば先端が2つ
に分かれたような形状のエアバッグ袋体にすればこの発
明の実施形態を適用できる。
定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能で、前方又は側方からの衝撃に対して後
席乗員に向かって膨張するエアバッグで、前席用のサイ
ドエアバッグを共用したエアバッグ装置であれば良いこ
とは言うまでもない。具体的に言うと、エアバッグをフ
ロントピラ−に設けたもののみに限らず、図3の11、
12に示すようにエアバッグをセンターピラ−内側に設
けるか、フロントシートのシートバック側面に設け車両
側方に膨張できるエアバッグであれば良い。又、前席1
人乗車のみならず前席2人乗車についても、前席のショ
ルダーベルトを避けて膨張するような例えば先端が2つ
に分かれたような形状のエアバッグ袋体にすればこの発
明の実施形態を適用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、後席
乗員用のエアバッグを前席乗員用のサイドエアバッグと
兼用できるため、結果として安いコストで後席乗員用エ
アバッグを提供できる。
乗員用のエアバッグを前席乗員用のサイドエアバッグと
兼用できるため、結果として安いコストで後席乗員用エ
アバッグを提供できる。
【0022】又、本発明の請求項2の構成によれば、
前座乗員用のサイドエアバッグを後席乗員とドアの隙間
に向かって膨張させることができるため、側面衝突時に
後席乗員への側面保護作用を確立できる。
前座乗員用のサイドエアバッグを後席乗員とドアの隙間
に向かって膨張させることができるため、側面衝突時に
後席乗員への側面保護作用を確立できる。
【0023】
【図1】本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置を示
す側面図。
す側面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る前席(運転席中央1
人乗車)サイドエアバッグ兼用の後席用エアバッグを示
す平面図及び側面図。
人乗車)サイドエアバッグ兼用の後席用エアバッグを示
す平面図及び側面図。
【図3】本発明の他の実施形態に係る前席(運転席中央
1人乗車)サイドエアバッグ兼用の後席用エアバッグを
示す平面図及び側面図。
1人乗車)サイドエアバッグ兼用の後席用エアバッグを
示す平面図及び側面図。
【図4】 従来の実施形態に係わるシートバック背面に
装備された後席用エアバッグを後方から見た斜視図。
装備された後席用エアバッグを後方から見た斜視図。
【図5】従来の実施形態に係わるリヤタイヤハウスに装
備された後席用エアバッグの部分図。
備された後席用エアバッグの部分図。
【図6】従来の実施形態に係る運転席用エアバッグ、助
手席用エアバッグ、前席サイドエアバッグを示す平面図
及び側面図。
手席用エアバッグ、前席サイドエアバッグを示す平面図
及び側面図。
10 車両 1 フロントピラー 2 エアバッグ 8 エアバッグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA04 AA06 AA07 AA14 AA16 AA18 AA22 CC08 CC15 EE14 EE19 EE20 FF15
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車が前方又は側方から衝撃を受けた
時に、後席に居る乗員を保護するために、自動車の室内
に装備された後席用エアバッグにおいて、このエアバッ
グは自動車が側方から衝撃を受けた時に、前席に居る乗
員を保護するためのサイドエアバッグと兼用するもので
あることを特徴とする自動車の後席用エアバッグ装置。 - 【請求項2】前記後席用エアバッグは、そのエアバッグ
に近い側の後席に居る乗員とその乗員に隣接するドアの
隙間に向かって膨張可能であることを特徴とする請求項
1記載の自動車の後席用エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10251112A JP2000079863A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 後席用エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10251112A JP2000079863A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 後席用エアバッグ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079863A true JP2000079863A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17217840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10251112A Pending JP2000079863A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 後席用エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000079863A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008265667A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Mazda Motor Corp | 車両用エアバッグ装置 |
JP2008265472A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Mazda Motor Corp | 車両用エアバッグ装置 |
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JP2009012647A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Mazda Motor Corp | 車両の乗員保護装置 |
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CN101941406A (zh) * | 2009-07-03 | 2011-01-12 | Gm全球科技运作股份有限公司 | 气囊系统和乘客保护装置以及带有该乘客保护装置的汽车 |
US11613223B2 (en) | 2020-10-22 | 2023-03-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle body structure |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP10251112A patent/JP2000079863A/ja active Pending
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