JP2000079782A - 個人識別情報作成装置及び個人識別情報読み取り装置からなる個人識別情報システム - Google Patents
個人識別情報作成装置及び個人識別情報読み取り装置からなる個人識別情報システムInfo
- Publication number
- JP2000079782A JP2000079782A JP26393498A JP26393498A JP2000079782A JP 2000079782 A JP2000079782 A JP 2000079782A JP 26393498 A JP26393498 A JP 26393498A JP 26393498 A JP26393498 A JP 26393498A JP 2000079782 A JP2000079782 A JP 2000079782A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- personal identification
- image
- pattern information
- individual
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims abstract description 77
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 29
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 28
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 12
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 12
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 5
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 4
- 238000011179 visual inspection Methods 0.000 claims description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 13
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 3
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000007645 offset printing Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000000859 sublimation Methods 0.000 description 2
- 230000008022 sublimation Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
- WKBPZYKAUNRMKP-UHFFFAOYSA-N 1-[2-(2,4-dichlorophenyl)pentyl]1,2,4-triazole Chemical compound C=1C=C(Cl)C=C(Cl)C=1C(CCC)CN1C=NC=N1 WKBPZYKAUNRMKP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 208000033748 Device issues Diseases 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000011031 topaz Substances 0.000 description 1
- 229910052853 topaz Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 偽造又は変造がし難い個人識別パターン情報
潜在付与済み印刷物を発給し、印刷物の個人識別パター
ン情報を高精度且つ高速に機械読み取り可能にする。 【解決手段】 作成装置Aは、顔写真5を入力してRG
B画像情報に分解し、色画像作成部A2で印刷スクリーン
用のCMYK印版画像情報を作成する。IDパターン情
報作成部A3では個人固有の印刷スクリーン形状の特徴値
からなるIDパターン情報を作成し、秘密データ登録部
Cに登録する。IDパターン重畳作成部A4ではCMYK
印版画像情報にIDパターン情報を重畳させてデジタル
カラー印版画像情報を作成し、出力部A5から通常目視で
は識別不可能なIDパターン情報が潜在付与された顔写
真入り印刷物を発給する。読み取り装置Bは発給済画像
11中から画像処理部B2でID情報を顕在化し、予め登録
されたID情報とをIDパターン情報識別部B4で比較照
合して印刷物の真偽を判定し、判定結果をB5に表示す
る。
潜在付与済み印刷物を発給し、印刷物の個人識別パター
ン情報を高精度且つ高速に機械読み取り可能にする。 【解決手段】 作成装置Aは、顔写真5を入力してRG
B画像情報に分解し、色画像作成部A2で印刷スクリーン
用のCMYK印版画像情報を作成する。IDパターン情
報作成部A3では個人固有の印刷スクリーン形状の特徴値
からなるIDパターン情報を作成し、秘密データ登録部
Cに登録する。IDパターン重畳作成部A4ではCMYK
印版画像情報にIDパターン情報を重畳させてデジタル
カラー印版画像情報を作成し、出力部A5から通常目視で
は識別不可能なIDパターン情報が潜在付与された顔写
真入り印刷物を発給する。読み取り装置Bは発給済画像
11中から画像処理部B2でID情報を顕在化し、予め登録
されたID情報とをIDパターン情報識別部B4で比較照
合して印刷物の真偽を判定し、判定結果をB5に表示す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人識別情報作成
装置及び個人識別情報読み取り装置からなる個人情報識
別システムに関する。
装置及び個人識別情報読み取り装置からなる個人情報識
別システムに関する。
【0002】
【従来の技術】旅券、クレジットカード、各種証明書等
の印刷物を印刷物所持者または所有者であることを認め
るのは、印刷物中にある個人識別情報を読み取ることで
ある。個人識別情報としては、本人の名前、勤務先の住
所と電話FAX番号等を印刷した文字情報の画線であ
る。これらの画線から得られる情報は通常肉眼視によっ
て確認でき、同時に前記印刷物が本人の所持品であるこ
と認めるものであるが、より個人を明確化するため写
真、例えば顔写真を用る場合がある。通常このような印
刷物の印刷方法はオフセット印刷やカラープリンター
(昇華型、熱転写型、インクジェット型)等で、シア
ン、マゼンタ、イエロー、(ブラック)のプロセス色を
通常AM印刷スクリーンあるいはランダムドット・スクリ
ーン(FM、ディザパターン等)、走査スクリーン線と
いった一般的な階調再現方法で印刷している。従って、
印刷物と本人を照会する際に、印刷された名前が本人の
物であるか確認するのは当然のことながら、印刷された
顔写真を肉眼視において本人の顔であることを確認する
以外の偽造防止要素は施されていない。このため、偽造
を未然に防ぐには顔写真の肉眼視の他、偽造防止要素と
して印刷物中にID(個人識別)情報を付与し、機械読
み取り手段を用いてID(個人識別)情報を読み取るこ
とが望ましい。
の印刷物を印刷物所持者または所有者であることを認め
るのは、印刷物中にある個人識別情報を読み取ることで
ある。個人識別情報としては、本人の名前、勤務先の住
所と電話FAX番号等を印刷した文字情報の画線であ
る。これらの画線から得られる情報は通常肉眼視によっ
て確認でき、同時に前記印刷物が本人の所持品であるこ
と認めるものであるが、より個人を明確化するため写
真、例えば顔写真を用る場合がある。通常このような印
刷物の印刷方法はオフセット印刷やカラープリンター
(昇華型、熱転写型、インクジェット型)等で、シア
ン、マゼンタ、イエロー、(ブラック)のプロセス色を
通常AM印刷スクリーンあるいはランダムドット・スクリ
ーン(FM、ディザパターン等)、走査スクリーン線と
いった一般的な階調再現方法で印刷している。従って、
印刷物と本人を照会する際に、印刷された名前が本人の
物であるか確認するのは当然のことながら、印刷された
顔写真を肉眼視において本人の顔であることを確認する
以外の偽造防止要素は施されていない。このため、偽造
を未然に防ぐには顔写真の肉眼視の他、偽造防止要素と
して印刷物中にID(個人識別)情報を付与し、機械読
み取り手段を用いてID(個人識別)情報を読み取るこ
とが望ましい。
【0003】印刷物中の情報の機械読み取り手段には種
々の方法が存在しており、今日様々な分野に真偽判別に
おいて機械読み取り検査方法が広く採用されているが、
今日の印刷物の機械読み取り検査方法は、磁性インキ、
赤外線反射吸収インキ、蛍光インキ等の機能性インキ
や、印刷媒体を形成する繊維、材質、薬品類等による素
材を検知するといったこれらの技術は、人間に感知でき
ない特定の電磁波等に起因するものであり、印刷物を作
製する上で材料適性に依存するものが多く、生産コスト
面において経済性の見合う製品にしか付与することがで
きない。従って、印刷物の生産コストを特に考慮しない
方法は、可視できる一般印刷用のインキのような印刷材
料が適用可能な印刷物上の模様に対する光学読み取り方
法が望ましい。比較的適用が容易な光学読み取り方法と
しては、OCR、OMR、バーコード、二次元コード等
が公知であるが、これらの光学読み取り方法は符号化さ
れた印刷画像を用いなければならず、当然製品に用いる
場合は、デザイン、仕様に機械読み取り領域を確保する
といった制約が生じる。また、これらの光学読み取り方
法は広く市中に出回っている方法でもあり、符号が印刷
画線として容易に可視できるため、知能的犯罪者によっ
て解読される危険性も予想され、偽造、変造防止方法と
しては不十分である。従って、印刷物の材料適性に依存
しない偽造、変造防止方法で、例えば銀行券、株券、債
券等の有価証券、旅券、クレジットカード、各種証明書
及び重要書類等を機械読み取りによって真偽判別できる
有効な検査方法の技術の開発が望まれている。
々の方法が存在しており、今日様々な分野に真偽判別に
おいて機械読み取り検査方法が広く採用されているが、
今日の印刷物の機械読み取り検査方法は、磁性インキ、
赤外線反射吸収インキ、蛍光インキ等の機能性インキ
や、印刷媒体を形成する繊維、材質、薬品類等による素
材を検知するといったこれらの技術は、人間に感知でき
ない特定の電磁波等に起因するものであり、印刷物を作
製する上で材料適性に依存するものが多く、生産コスト
面において経済性の見合う製品にしか付与することがで
きない。従って、印刷物の生産コストを特に考慮しない
方法は、可視できる一般印刷用のインキのような印刷材
料が適用可能な印刷物上の模様に対する光学読み取り方
法が望ましい。比較的適用が容易な光学読み取り方法と
しては、OCR、OMR、バーコード、二次元コード等
が公知であるが、これらの光学読み取り方法は符号化さ
れた印刷画像を用いなければならず、当然製品に用いる
場合は、デザイン、仕様に機械読み取り領域を確保する
といった制約が生じる。また、これらの光学読み取り方
法は広く市中に出回っている方法でもあり、符号が印刷
画線として容易に可視できるため、知能的犯罪者によっ
て解読される危険性も予想され、偽造、変造防止方法と
しては不十分である。従って、印刷物の材料適性に依存
しない偽造、変造防止方法で、例えば銀行券、株券、債
券等の有価証券、旅券、クレジットカード、各種証明書
及び重要書類等を機械読み取りによって真偽判別できる
有効な検査方法の技術の開発が望まれている。
【0004】また、特開平08−84251号公報では
「画像処理回路60がスキャナー部2からのカラー入力
信号を処理して出力する画像信号上に、追跡用パターン
付加装置38が追跡用パターン信号を付加する…」とあ
り、特開平09−321941号公報では「…オペレー
タが追跡パターン付加を希望した場合は、コントローラ
14は選択された情報を装置15に伝え、オペレータの
希望した情報を含む追跡パターンをコピーに付加させ
る。」とある。これらに記載のカラー複写機は、不正コ
ピーに対し追跡用パターンと称する情報を付与している
ものであるが、任意のID( 個人識別) 情報を発給し、
このID( 個人識別) 情報を機械読み取りを行い適否を
識別できるシステムを提供しているものではない。
「画像処理回路60がスキャナー部2からのカラー入力
信号を処理して出力する画像信号上に、追跡用パターン
付加装置38が追跡用パターン信号を付加する…」とあ
り、特開平09−321941号公報では「…オペレー
タが追跡パターン付加を希望した場合は、コントローラ
14は選択された情報を装置15に伝え、オペレータの
希望した情報を含む追跡パターンをコピーに付加させ
る。」とある。これらに記載のカラー複写機は、不正コ
ピーに対し追跡用パターンと称する情報を付与している
ものであるが、任意のID( 個人識別) 情報を発給し、
このID( 個人識別) 情報を機械読み取りを行い適否を
識別できるシステムを提供しているものではない。
【0005】
【発明を解決しようとする課題】前記問題点を解決する
ため、本発明は、個人識別情報作成装置においては、印
刷媒体、印刷方式、インク材料等の印刷物の材料適正に
依存することなく偽造又は変造を防止することができる
個人識別パターン情報潜在付与済み印刷物を発給する個
人識別情報作成装置を提供することであり、個人識別情
報読み取り装置においては、前記個人識別情報作成装置
により発給された個人識別パターン情報潜在付与済み印
刷物の個人識別パターン情報を高精度で且つ高速に機械
読み取り可能な個人識別情報読み取り装置を提供するこ
とである。
ため、本発明は、個人識別情報作成装置においては、印
刷媒体、印刷方式、インク材料等の印刷物の材料適正に
依存することなく偽造又は変造を防止することができる
個人識別パターン情報潜在付与済み印刷物を発給する個
人識別情報作成装置を提供することであり、個人識別情
報読み取り装置においては、前記個人識別情報作成装置
により発給された個人識別パターン情報潜在付与済み印
刷物の個人識別パターン情報を高精度で且つ高速に機械
読み取り可能な個人識別情報読み取り装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、写真入り印刷
物にID(個人識別)パターン情報が潜在付与されたI
D(個人識別)パターン情報入り印刷物を発給する個人
識別情報作成装置において、ID(個人識別)情報及び
写真入り印刷物の写真画像に基づいて1色以上の明度の
高い印刷色の印刷スクリーン上に前記写真の階調情報を
形成し、前記印刷スクリーン上に前記印刷物又は入力手
段から別途入力されるID(個人識別)情報に基づいて
作成された個人固有の印刷スクリーン形状の特徴値から
なるID(個人識別)パターン情報を付与して通常目視
ではID(個人識別)情報を識別することができないI
D(個人識別)パターン情報が潜在付与された印刷物を
作成、発給する個人識別情報作成装置である。
物にID(個人識別)パターン情報が潜在付与されたI
D(個人識別)パターン情報入り印刷物を発給する個人
識別情報作成装置において、ID(個人識別)情報及び
写真入り印刷物の写真画像に基づいて1色以上の明度の
高い印刷色の印刷スクリーン上に前記写真の階調情報を
形成し、前記印刷スクリーン上に前記印刷物又は入力手
段から別途入力されるID(個人識別)情報に基づいて
作成された個人固有の印刷スクリーン形状の特徴値から
なるID(個人識別)パターン情報を付与して通常目視
ではID(個人識別)情報を識別することができないI
D(個人識別)パターン情報が潜在付与された印刷物を
作成、発給する個人識別情報作成装置である。
【0007】本発明は、前記印刷スクリーン上に付与す
るID(個人識別)パターン情報はそのパターン中にそ
の情報が目視不能でかつ意味不明な機械読み取り用基準
図形を有することを特徴とする請求項1記載の個人識別
情報作成装置。
るID(個人識別)パターン情報はそのパターン中にそ
の情報が目視不能でかつ意味不明な機械読み取り用基準
図形を有することを特徴とする請求項1記載の個人識別
情報作成装置。
【0008】本発明は、前記機械読み取り用基準図形は
前記ID(個人識別)パターン情報が潜在付与された写
真入り印刷物のID(個人識別)パターン情報の基準読
み取り方向及び先頭位置を示す個人識別情報作成装置で
ある。
前記ID(個人識別)パターン情報が潜在付与された写
真入り印刷物のID(個人識別)パターン情報の基準読
み取り方向及び先頭位置を示す個人識別情報作成装置で
ある。
【0009】本発明は、印刷媒体(又は基材)上に形成
された顔写真(個人固有の画像)を入力して1色以上の
デジタルカラー画像情報に分解する画像入力手段と、前
記1色以上のデジタルカラー画像情報から印刷スクリー
ン用の1色以上のデジタルカラー印版画像情報を作成す
る色画像作成手段と、印刷媒体(又は基材)上に形成さ
れた個人識別(ID)情報を入力する個人識別情報入力
手段と、前記個人識別情報に基づいて作成された個人固
有の印刷スクリーン形状の特徴値からなる(任意の暗号
を加味させて印刷スクリーン面積に応じた)ID(個人
識別)パターン情報を作成するとともに該個人識別情報
を個人情報と対応させて前記個人識別パターン情報を秘
密データ登録部に登録する個人識別パターン情報作成手
段と、前記色画像作成手段により作成された印刷スクリ
ーン用の1色以上のデジタルカラー印版画像情報のうち
の明度の高い色の上に階調情報を有する印版画像情報に
前記個人識別パターン情報作成手段により作成された個
人識別パターン情報を重畳させて個人識別パターン情報
の潜在付与済みデジタルカラー印版画像情報を作成する
個人識別パターン情報重畳手段と、前記個人識別パター
ン情報重畳手段で作成された個人識別パターン情報の潜
在付与済みデジタルカラー印版画像情報を基に通常目視
では識別不可能な個人識別パターン情報が潜在付与され
た顔写真(個人固有の画像)が印刷された印刷物を出力
する出力手段とからなる個人識別情報作成装置である。
された顔写真(個人固有の画像)を入力して1色以上の
デジタルカラー画像情報に分解する画像入力手段と、前
記1色以上のデジタルカラー画像情報から印刷スクリー
ン用の1色以上のデジタルカラー印版画像情報を作成す
る色画像作成手段と、印刷媒体(又は基材)上に形成さ
れた個人識別(ID)情報を入力する個人識別情報入力
手段と、前記個人識別情報に基づいて作成された個人固
有の印刷スクリーン形状の特徴値からなる(任意の暗号
を加味させて印刷スクリーン面積に応じた)ID(個人
識別)パターン情報を作成するとともに該個人識別情報
を個人情報と対応させて前記個人識別パターン情報を秘
密データ登録部に登録する個人識別パターン情報作成手
段と、前記色画像作成手段により作成された印刷スクリ
ーン用の1色以上のデジタルカラー印版画像情報のうち
の明度の高い色の上に階調情報を有する印版画像情報に
前記個人識別パターン情報作成手段により作成された個
人識別パターン情報を重畳させて個人識別パターン情報
の潜在付与済みデジタルカラー印版画像情報を作成する
個人識別パターン情報重畳手段と、前記個人識別パター
ン情報重畳手段で作成された個人識別パターン情報の潜
在付与済みデジタルカラー印版画像情報を基に通常目視
では識別不可能な個人識別パターン情報が潜在付与され
た顔写真(個人固有の画像)が印刷された印刷物を出力
する出力手段とからなる個人識別情報作成装置である。
【0010】本発明は、印刷媒体(又は基材)上に印刷
された顔写真(個人固有の画像)を入力してR.G.
B.のデジタルカラー画像情報に分解する画像入力手段
と、前記R.G.B.のデジタルカラー画像情報から印
刷用のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)の各デジタルカラー印版画像情
報を作成する色画像作成手段と、印刷媒体(又は基材)
上に印刷されたID(個人識別)を入力する個人識別情
報入力手段と、前記個人識別情報に基づいて作成された
個人固有の印刷スクリーン形状の特徴値からなる(任意
の暗号を加味させて印刷スクリーン面積に応じた)個人
識別パターン情報を作成するとともに該個人識別情報を
個人情報と対応させて前記個人識別パターン情報を秘密
データ登録部に登録する個人識別パターン情報作成手段
と、前記色画像作成手段により作成されたC.M.Y.
K.デジタルカラー印版画像情報のうちのイエロー
(Y)の階調情報を有する印版画像情報に前記個人識別
パターン情報作成手段により作成された個人識別パター
ン情報を重畳させて個人識別パターン情報の潜在付与済
みC.M.Y.K.デジタルカラー印版画像情報を作成
する個人識別パターン情報重畳手段と、前記個人識別パ
ターン情報重畳手段で作成された個人識別パターン情報
の潜在付与済みC.M.Y.K.デジタルカラー印版画
像情報を基に通常目視では識別不可能な個人識別パター
ン情報が潜在付与された顔写真(個人固有の画像)が印
刷された印刷物を出力する出力手段とからなる個人識別
情報作成装置である。
された顔写真(個人固有の画像)を入力してR.G.
B.のデジタルカラー画像情報に分解する画像入力手段
と、前記R.G.B.のデジタルカラー画像情報から印
刷用のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)の各デジタルカラー印版画像情
報を作成する色画像作成手段と、印刷媒体(又は基材)
上に印刷されたID(個人識別)を入力する個人識別情
報入力手段と、前記個人識別情報に基づいて作成された
個人固有の印刷スクリーン形状の特徴値からなる(任意
の暗号を加味させて印刷スクリーン面積に応じた)個人
識別パターン情報を作成するとともに該個人識別情報を
個人情報と対応させて前記個人識別パターン情報を秘密
データ登録部に登録する個人識別パターン情報作成手段
と、前記色画像作成手段により作成されたC.M.Y.
K.デジタルカラー印版画像情報のうちのイエロー
(Y)の階調情報を有する印版画像情報に前記個人識別
パターン情報作成手段により作成された個人識別パター
ン情報を重畳させて個人識別パターン情報の潜在付与済
みC.M.Y.K.デジタルカラー印版画像情報を作成
する個人識別パターン情報重畳手段と、前記個人識別パ
ターン情報重畳手段で作成された個人識別パターン情報
の潜在付与済みC.M.Y.K.デジタルカラー印版画
像情報を基に通常目視では識別不可能な個人識別パター
ン情報が潜在付与された顔写真(個人固有の画像)が印
刷された印刷物を出力する出力手段とからなる個人識別
情報作成装置である。
【0011】本発明は、前記個人固有の画像が顔写真で
ある個人識別情報作成装置である。
ある個人識別情報作成装置である。
【0012】本発明は、前記色画像作成手段は、その
C.M.Y.K.デジタルカラー印版画像情報のうちブ
ラック(K)成分がない個人識別情報作成装置である。
C.M.Y.K.デジタルカラー印版画像情報のうちブ
ラック(K)成分がない個人識別情報作成装置である。
【0013】本発明は、前記色画像作成手段は、その
C.M.Y.K.デジタルカラー印版画像中の人物以外
の画像領域を略均一濃度領域(略50%の印刷スクリー
ン面積であるハーフトーン・スクリーン画像)とする個
人識別情報作成装置である。
C.M.Y.K.デジタルカラー印版画像中の人物以外
の画像領域を略均一濃度領域(略50%の印刷スクリー
ン面積であるハーフトーン・スクリーン画像)とする個
人識別情報作成装置である。
【0014】本発明は、発給済個人固有の画像入り印刷
物の真偽を判定する個人識別情報読み取り装置におい
て、前記印刷物の画像情報中からID(個人識別)情報
を顕在化し、前記顕在化されたID(個人識別)情報と
予め登録又は申告されたID(個人識別)情報との比較
照合により前記印刷物の真偽を判定する個人識別情報読
み取り装置である。
物の真偽を判定する個人識別情報読み取り装置におい
て、前記印刷物の画像情報中からID(個人識別)情報
を顕在化し、前記顕在化されたID(個人識別)情報と
予め登録又は申告されたID(個人識別)情報との比較
照合により前記印刷物の真偽を判定する個人識別情報読
み取り装置である。
【0015】本発明は、前記目視不能な個人識別情報が
潜在付与された個人固有の画像が印刷された印刷物(カ
ード)の個人固有の画像(顔写真)を入力する画像入力
手段と、前記印刷物(カード)に潜在付与されたID
(個人識別)情報を顕在化する画像処理手段、個人固有
の印刷スクリーン形状の特徴値を記録保管するID(個
人識別)パターン情報格納手段、前記画像処理手段から
の顕在化したID(個人識別)情報と前記ID(個人識
別)パターン情報格納手段からの個人固有の印刷スクリ
ーン形状の特徴値とを比較、照合する個人情報識別部手
段と、前記個人情報識別手段での判定結果を表示または
印字する表示手段とからなる個人識別情報読み取り装置
である。
潜在付与された個人固有の画像が印刷された印刷物(カ
ード)の個人固有の画像(顔写真)を入力する画像入力
手段と、前記印刷物(カード)に潜在付与されたID
(個人識別)情報を顕在化する画像処理手段、個人固有
の印刷スクリーン形状の特徴値を記録保管するID(個
人識別)パターン情報格納手段、前記画像処理手段から
の顕在化したID(個人識別)情報と前記ID(個人識
別)パターン情報格納手段からの個人固有の印刷スクリ
ーン形状の特徴値とを比較、照合する個人情報識別部手
段と、前記個人情報識別手段での判定結果を表示または
印字する表示手段とからなる個人識別情報読み取り装置
である。
【0016】本発明は、前記ID(個人識別)パターン
情報潜在付与済み写真入り印刷物の写真画像を入力する
光学式入力装置からなる画像入力手段と、ID(個人識
別)パターン情報を顕在化するための画像処理手段と、
ID(個人識別)情報と対応させて個人固有の印刷スク
リーン形状の特徴値からなるID(個人識別)パターン
情報を記録保管するID(個人識別)パターン情報格納
手段と、前記印刷物のID(個人識別)情報又は別途設
けたID(個人識別)情報入力手段からのID(個人識
別)情報に基づいてこれに対応するID(個人識別)パ
ターン情報を前記ID(個人識別)パターン情報格納部
から選択し、該選択されたID(個人識別)パターン情
報と前記顕在化したID(個人識別)パターン情報とを
比較、照合する個人情報識別手段と、前記個人情報識別
手段での判定結果を表示する表示手段からなり、写真階
調上の複数の個所の印刷スクリーン形状でも識別可能な
個人識別情報読み取り装置である。
情報潜在付与済み写真入り印刷物の写真画像を入力する
光学式入力装置からなる画像入力手段と、ID(個人識
別)パターン情報を顕在化するための画像処理手段と、
ID(個人識別)情報と対応させて個人固有の印刷スク
リーン形状の特徴値からなるID(個人識別)パターン
情報を記録保管するID(個人識別)パターン情報格納
手段と、前記印刷物のID(個人識別)情報又は別途設
けたID(個人識別)情報入力手段からのID(個人識
別)情報に基づいてこれに対応するID(個人識別)パ
ターン情報を前記ID(個人識別)パターン情報格納部
から選択し、該選択されたID(個人識別)パターン情
報と前記顕在化したID(個人識別)パターン情報とを
比較、照合する個人情報識別手段と、前記個人情報識別
手段での判定結果を表示する表示手段からなり、写真階
調上の複数の個所の印刷スクリーン形状でも識別可能な
個人識別情報読み取り装置である。
【0017】本発明は、前記印刷スクリーン上に付与さ
れたID(個人識別)パターン情報中の目視不能でかつ
意味不明な機械読み取り用基準図形を読み取って識別可
能にする個人識別情報読み取り装置装置である。
れたID(個人識別)パターン情報中の目視不能でかつ
意味不明な機械読み取り用基準図形を読み取って識別可
能にする個人識別情報読み取り装置装置である。
【0018】本発明は、前記機械読み取り用基準図形の
前記写真入り印刷物の基準読み取り方向及びID(個人
識別)パターン情報の先頭位置を示す機能によりID
(個人識別)パターン情報を高精度且つ迅速に読み取る
個人識別情報読み取り装置。
前記写真入り印刷物の基準読み取り方向及びID(個人
識別)パターン情報の先頭位置を示す機能によりID
(個人識別)パターン情報を高精度且つ迅速に読み取る
個人識別情報読み取り装置。
【0019】本発明は、識別対象印刷物中の個人固有の
画像(カラー顔写真)を光学的に分解してシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色画像情
報を作成する色画像情報作成手段と、前記色画像情報作
成手段のうちイエロー(Y)の色画像情報を抽出する色
画像情報抽出手段と、前記色画像情報抽出手段から抽出
されたイエロー(Y)の色画像情報を個人固有の画像
(カラー顔写真)画像情報とID(個人識別)パターン
情報とに分離するID(個人識別)パターン情報分離手
段と、前記ID(個人識別)パターン情報分離手段によ
り分離されたID(個人識別)パターン情報を解読して
数値または記号情報に変換するID(個人識別)パター
ン情報変換手段と、申告されたID(個人識別)情報を
入力するID(個人識別)情報入力手段と、前記ID
(個人識別)情報入力手段から入力されたID(個人識
別)情報と前記情報変換手段で変換された数値または記
号情報からなるID(個人識別)情報とを比較照合する
ID(個人識別)情報比較照合手段とからなる個人識別
情報読み取り装置である。
画像(カラー顔写真)を光学的に分解してシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色画像情
報を作成する色画像情報作成手段と、前記色画像情報作
成手段のうちイエロー(Y)の色画像情報を抽出する色
画像情報抽出手段と、前記色画像情報抽出手段から抽出
されたイエロー(Y)の色画像情報を個人固有の画像
(カラー顔写真)画像情報とID(個人識別)パターン
情報とに分離するID(個人識別)パターン情報分離手
段と、前記ID(個人識別)パターン情報分離手段によ
り分離されたID(個人識別)パターン情報を解読して
数値または記号情報に変換するID(個人識別)パター
ン情報変換手段と、申告されたID(個人識別)情報を
入力するID(個人識別)情報入力手段と、前記ID
(個人識別)情報入力手段から入力されたID(個人識
別)情報と前記情報変換手段で変換された数値または記
号情報からなるID(個人識別)情報とを比較照合する
ID(個人識別)情報比較照合手段とからなる個人識別
情報読み取り装置である。
【0020】本発明は、前記色画像情報作成手段は、記
録媒体(又は紙)上の個人固有の画像(カラー顔写真)
の存在しない背景部分の画像情報のみを抽出する個人識
別情報読み取り装置である。
録媒体(又は紙)上の個人固有の画像(カラー顔写真)
の存在しない背景部分の画像情報のみを抽出する個人識
別情報読み取り装置である。
【0021】本発明は、前記ID(個人識別)情報変換
手段は、前記入力手段から入力される複数の数字又は記
号情報の夫々に対応する個別パターン情報を発生する個
別パターン情報発生手段を少なくとも備え、前記ID
(個人識別)パターン情報分離手段により分離された複
合ID(個人識別)パターン情報を複数の独立した個別
のID(個人識別)パターン情報に順次分解し、前記分
解された個別のID(個人識別)パターン情報を前記個
別パターン情報発生手段中の個別パターン情報との比較
照合により識別対象印刷物中の複合ID(個人識別)パ
ターン情報を複数の数字又は記号情報からなるID(個
人識別)情報として解読する個人識別情報読み取り装置
である。
手段は、前記入力手段から入力される複数の数字又は記
号情報の夫々に対応する個別パターン情報を発生する個
別パターン情報発生手段を少なくとも備え、前記ID
(個人識別)パターン情報分離手段により分離された複
合ID(個人識別)パターン情報を複数の独立した個別
のID(個人識別)パターン情報に順次分解し、前記分
解された個別のID(個人識別)パターン情報を前記個
別パターン情報発生手段中の個別パターン情報との比較
照合により識別対象印刷物中の複合ID(個人識別)パ
ターン情報を複数の数字又は記号情報からなるID(個
人識別)情報として解読する個人識別情報読み取り装置
である。
【0022】本発明は、前記個人識別情報作成装置及び
前記個人識別情報読み取り装置からなる個人情報識別シ
ステムである。
前記個人識別情報読み取り装置からなる個人情報識別シ
ステムである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の個人識別(ID)情報システムは
個人識別(ID)情報作成装置と個人識別(ID)情報
読み取り装置から構成される。個人識別情報作成装置に
おいては偽造又は変造がし難い個人識別パターン情報潜
在付与済み印刷物を発給し、個人識別情報読み取り装置
においては前記印刷物の個人識別パターン情報を高精度
且つ高速に機械読み取り可能にする。
て説明する。本発明の個人識別(ID)情報システムは
個人識別(ID)情報作成装置と個人識別(ID)情報
読み取り装置から構成される。個人識別情報作成装置に
おいては偽造又は変造がし難い個人識別パターン情報潜
在付与済み印刷物を発給し、個人識別情報読み取り装置
においては前記印刷物の個人識別パターン情報を高精度
且つ高速に機械読み取り可能にする。
【0024】個人識別情報作成装置の概略動作を以下に
示す。個人固有の画像(例えば、顔写真)を入力して一
色以上のデジタルカラー画像情報(例えば、RGB画像
情報)に分解し、色画作成手段でこの画像情報から印刷
スクリーン用の一色以上のデジタルカラー画像情報(例
えば、CMYK画像情報)を作成する。一方、IDパタ
ーン情報作成手段でID情報に基づいて作成された個人
固有の印刷スクリーン形状の特徴値からなるIDパター
ン情報を作成し、IDパターン情報を個人情報と対応さ
せて前記IDパターン情報を秘密データ登録手段に登録
する。IDパターン重畳作成手段では、前記色画作成手
段で作成された印刷スクリーン用の一色以上のデジタル
カラー画像情報(例えば、CMYK画像情報)のうちの
明度の高い色の階調情報を有する印版画像情報(例え
ば、イエロー(Y))に前記IDパターン情報作成手段
で作成されたIDパターン情報を重畳させてIDパター
ン情報の潜在付与済みデジタルカラー印版画像情報を作
成し、出力手段から通常目視では識別不可能なIDパタ
ーン情報が潜在付与された顔写真入り印刷物が発給され
る。前記印刷物の印刷スクリーンとして、特色の場合に
は明度の高い印刷色のスクリーンの、また、CMYK印
刷色の場合にはイエロー(Y)の印刷スクリーンの、人
物以外の背景部に均一濃度領域を設け、この部分に通常
では目視不能で、かつ任意の暗号定義を加味したID
(個人識別)パターン情報をスクリーン形状として生成
することにより、印刷媒体、印刷方式、インク材料等の
印刷物の材料適正に依存することなく偽造又は変造を防
止することができる。
示す。個人固有の画像(例えば、顔写真)を入力して一
色以上のデジタルカラー画像情報(例えば、RGB画像
情報)に分解し、色画作成手段でこの画像情報から印刷
スクリーン用の一色以上のデジタルカラー画像情報(例
えば、CMYK画像情報)を作成する。一方、IDパタ
ーン情報作成手段でID情報に基づいて作成された個人
固有の印刷スクリーン形状の特徴値からなるIDパター
ン情報を作成し、IDパターン情報を個人情報と対応さ
せて前記IDパターン情報を秘密データ登録手段に登録
する。IDパターン重畳作成手段では、前記色画作成手
段で作成された印刷スクリーン用の一色以上のデジタル
カラー画像情報(例えば、CMYK画像情報)のうちの
明度の高い色の階調情報を有する印版画像情報(例え
ば、イエロー(Y))に前記IDパターン情報作成手段
で作成されたIDパターン情報を重畳させてIDパター
ン情報の潜在付与済みデジタルカラー印版画像情報を作
成し、出力手段から通常目視では識別不可能なIDパタ
ーン情報が潜在付与された顔写真入り印刷物が発給され
る。前記印刷物の印刷スクリーンとして、特色の場合に
は明度の高い印刷色のスクリーンの、また、CMYK印
刷色の場合にはイエロー(Y)の印刷スクリーンの、人
物以外の背景部に均一濃度領域を設け、この部分に通常
では目視不能で、かつ任意の暗号定義を加味したID
(個人識別)パターン情報をスクリーン形状として生成
することにより、印刷媒体、印刷方式、インク材料等の
印刷物の材料適正に依存することなく偽造又は変造を防
止することができる。
【0025】個人識別情報読み取り装置の概略動作を以
下に示す。発給済個人固有の画像入り印刷物の個人固有
の画像(例えば、顔写真)の画像中から画像処理手段で
ID情報を顕在化し、前記顕在化されたID情報と予め
登録又は申告されたID(個人識別)情報とをIDパタ
ーン情報識別手段で比較照合して前記印刷物の真偽を判
定し、その結果を表示手段により表示する。個人識別情
報読み取り装置においては、前記個人識別パターン情報
潜在付与済み印刷物の個人識別パターン情報中に機械読
み取り用基準図形(ダミー図形)を設け、機械読み取り
用基準図形(ダミー図形)自体に、個人識別パターン情
報の基準読み取り方向及び先頭位置等の意味を持たせる
ことにより、個人識別パターン情報を機械読み取りする
際にその適正な切り出し寸法が得られるとともに、高精
度で且つ高速に機械読み取りすることができる。
下に示す。発給済個人固有の画像入り印刷物の個人固有
の画像(例えば、顔写真)の画像中から画像処理手段で
ID情報を顕在化し、前記顕在化されたID情報と予め
登録又は申告されたID(個人識別)情報とをIDパタ
ーン情報識別手段で比較照合して前記印刷物の真偽を判
定し、その結果を表示手段により表示する。個人識別情
報読み取り装置においては、前記個人識別パターン情報
潜在付与済み印刷物の個人識別パターン情報中に機械読
み取り用基準図形(ダミー図形)を設け、機械読み取り
用基準図形(ダミー図形)自体に、個人識別パターン情
報の基準読み取り方向及び先頭位置等の意味を持たせる
ことにより、個人識別パターン情報を機械読み取りする
際にその適正な切り出し寸法が得られるとともに、高精
度で且つ高速に機械読み取りすることができる。
【0026】
【実施例】本発明は、図1のシステムフローチャートに
示すような個人識別情報作成装置A及び個人識別情報読
み取り装置Bからなる個人識別情報システムである。
示すような個人識別情報作成装置A及び個人識別情報読
み取り装置Bからなる個人識別情報システムである。
【0027】(実施例1)本実施例ではID(個人識
別)情報を付与した顔写真1入りカード4を例に、図1
に示す前記カードにおける個人識別情報作成装置及び個
人識別情報読み取り装置からなる個人識別情報システム
について図面を参照して更に具体的に説明する。本実施
例で印刷した顔写真入りカードは図2に示すような顔写
真(1)の他、本人の名前(2)、勤務先の住所と電話
FAX番号(3)を印刷した画線のあるカード(4)で
ある。これらの画線から得られる情報は通常肉眼視によ
って確認でき、同時に前記カードが本人の所持品である
こと認めるものである。通常このようなカード類の印刷
方法はオフセット印刷やカラープリンター(昇華型、熱
転写型、インクジェット型)等で、シアン、マゼンタ、
イエロー、(ブラック)のプロセス色を通常AM印刷スク
リーンあるいはランダムドット・スクリーン(FM、デ
ィザパターン等)、走査スクリーン線といった一般的な
階調再現方法で印刷している。従って、カードと本人を
照会する際に、印刷された名前が本人の物であるか確認
するのは当然のことながら、印刷された顔写真を肉眼視
において本人の顔であることを確認する以外の偽造防止
要素は施されていない。そこで本発明では前記カードの
顔写真に通常の肉眼視で容易に認識できないID(個人
識別)情報の付与を行った。
別)情報を付与した顔写真1入りカード4を例に、図1
に示す前記カードにおける個人識別情報作成装置及び個
人識別情報読み取り装置からなる個人識別情報システム
について図面を参照して更に具体的に説明する。本実施
例で印刷した顔写真入りカードは図2に示すような顔写
真(1)の他、本人の名前(2)、勤務先の住所と電話
FAX番号(3)を印刷した画線のあるカード(4)で
ある。これらの画線から得られる情報は通常肉眼視によ
って確認でき、同時に前記カードが本人の所持品である
こと認めるものである。通常このようなカード類の印刷
方法はオフセット印刷やカラープリンター(昇華型、熱
転写型、インクジェット型)等で、シアン、マゼンタ、
イエロー、(ブラック)のプロセス色を通常AM印刷スク
リーンあるいはランダムドット・スクリーン(FM、デ
ィザパターン等)、走査スクリーン線といった一般的な
階調再現方法で印刷している。従って、カードと本人を
照会する際に、印刷された名前が本人の物であるか確認
するのは当然のことながら、印刷された顔写真を肉眼視
において本人の顔であることを確認する以外の偽造防止
要素は施されていない。そこで本発明では前記カードの
顔写真に通常の肉眼視で容易に認識できないID(個人
識別)情報の付与を行った。
【0028】まず、図1に示す個人識別情報作成装置A
を用いて、図8に示すようなID(個人識別)情報を付
与した顔写真1入りカード4の作製にあたり、例えば図
3に示すような5cm四方の個人固有の情報である顔写
真(1)を個人識別情報作成装置Aの画像入力部A1に
て光学式画像入力装置(フラットベット・カラースキャ
ナー)を用い24ビットのRGBデジタルカラー画像デ
ータ(以下RGB画像と称する)として入力した。本実
施例では光学式画像入力装置にフラットベット・カラー
スキャナーを用いているが、デジタルカラー画像データ
が得られるものであれば本実施例に限るものではない。
を用いて、図8に示すようなID(個人識別)情報を付
与した顔写真1入りカード4の作製にあたり、例えば図
3に示すような5cm四方の個人固有の情報である顔写
真(1)を個人識別情報作成装置Aの画像入力部A1に
て光学式画像入力装置(フラットベット・カラースキャ
ナー)を用い24ビットのRGBデジタルカラー画像デ
ータ(以下RGB画像と称する)として入力した。本実
施例では光学式画像入力装置にフラットベット・カラー
スキャナーを用いているが、デジタルカラー画像データ
が得られるものであれば本実施例に限るものではない。
【0029】個人識別情報作成装置Aの色画作成部A2
にて、図3に示すように前記RGB画像を画像処理用コ
ンピュータに搭載した画像処理ソフトウェアで分解して
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各印
版画像情報を作成する。本実施例では後述の個人識別情
報読み取り装置BのID(個人識別)パターン情報識別
部B4にて、イエロー(Y)情報を容易に分離できるよ
うに黒(K)を用いないようにし(後の機械読み取りに
おいてイエロー情報の分離を阻害しなければ黒を使用し
てもよい)、K成分の無いCMYKデジタルカラー画像
データ(以下CMYK画像と称する)(6)を得る。
にて、図3に示すように前記RGB画像を画像処理用コ
ンピュータに搭載した画像処理ソフトウェアで分解して
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各印
版画像情報を作成する。本実施例では後述の個人識別情
報読み取り装置BのID(個人識別)パターン情報識別
部B4にて、イエロー(Y)情報を容易に分離できるよ
うに黒(K)を用いないようにし(後の機械読み取りに
おいてイエロー情報の分離を阻害しなければ黒を使用し
てもよい)、K成分の無いCMYKデジタルカラー画像
データ(以下CMYK画像と称する)(6)を得る。
【0030】次に、後のID(個人識別)情報を識別し
易くなるように、図3に示すCMYK画像(6)中の人
物部(7)以外の背景部(8)を略50%の印刷スクリ
ーン面積率になるような略均一濃度領域(以下ハーフト
ーン領域と称する)を設けた。但し、CMYK画像中の
イエロー(Y)情報に印刷スクリーン面積率が必ずしも
略50%である必要はなく、後述するスクリーン形状の
読み取りに際し、スクリーン形状を計測できるものであ
ればスクリーン面積率を何ら限定するものではない。ま
た、画像中に略50%の面積率の網点があればよいので
必ずしも前期背景部(8)を設けなくともよい。
易くなるように、図3に示すCMYK画像(6)中の人
物部(7)以外の背景部(8)を略50%の印刷スクリ
ーン面積率になるような略均一濃度領域(以下ハーフト
ーン領域と称する)を設けた。但し、CMYK画像中の
イエロー(Y)情報に印刷スクリーン面積率が必ずしも
略50%である必要はなく、後述するスクリーン形状の
読み取りに際し、スクリーン形状を計測できるものであ
ればスクリーン面積率を何ら限定するものではない。ま
た、画像中に略50%の面積率の網点があればよいので
必ずしも前期背景部(8)を設けなくともよい。
【0031】次に、図1に示すID(個人識別)パター
ン情報作成部A3にてID(個人識別)情報を、任意の
暗号定義(実施例2で詳細に説明する)を加味した図形
をスクリーン形状として生成できるポストスクリプト言
語に書き換え、ID(個人識別)情報ごとの固有の記述
文字列からなるポストスクリプト言語を、スポット関数
を定義する機能を持った画像処理ソフトウェアのハーフ
トーン・スクリーン情報の実行命令として書き込むこと
によりID(個人識別)情報の付与を行う。図4は前記
記述したハーフトーン・スクリーン情報の実行命令にお
いて、CMYK画像の各濃度段階にて生成される画線面
積率で得られるスクリーン形状のうちハイライト(画線
面積率10%程度)、中間(画線面積率50%程度)、
シャドウ(画線面積率90%程度)の階調情報を得たと
きに生成する単位印刷スクリーン(9)の形状である。
ハーフトーン・スクリーン情報おけるポストスクリプト
言語の記述内容はスクリーン生成プログラムであるか
ら、図1に示す秘密データ登録部Cとして記録媒体、例
えばフロッピーディスクに記録保管する。ID(個人識
別)情報の付与に関する暗号定義は、本実施例のために
用意した後述する取り決め(実施例2)によって行っ
た。また、本発明ではスクリーン生成にポストスクリプ
ト言語を用いているが、スクリーン生成が可能なプログ
ラミング言語であればこの限りではない。
ン情報作成部A3にてID(個人識別)情報を、任意の
暗号定義(実施例2で詳細に説明する)を加味した図形
をスクリーン形状として生成できるポストスクリプト言
語に書き換え、ID(個人識別)情報ごとの固有の記述
文字列からなるポストスクリプト言語を、スポット関数
を定義する機能を持った画像処理ソフトウェアのハーフ
トーン・スクリーン情報の実行命令として書き込むこと
によりID(個人識別)情報の付与を行う。図4は前記
記述したハーフトーン・スクリーン情報の実行命令にお
いて、CMYK画像の各濃度段階にて生成される画線面
積率で得られるスクリーン形状のうちハイライト(画線
面積率10%程度)、中間(画線面積率50%程度)、
シャドウ(画線面積率90%程度)の階調情報を得たと
きに生成する単位印刷スクリーン(9)の形状である。
ハーフトーン・スクリーン情報おけるポストスクリプト
言語の記述内容はスクリーン生成プログラムであるか
ら、図1に示す秘密データ登録部Cとして記録媒体、例
えばフロッピーディスクに記録保管する。ID(個人識
別)情報の付与に関する暗号定義は、本実施例のために
用意した後述する取り決め(実施例2)によって行っ
た。また、本発明ではスクリーン生成にポストスクリプ
ト言語を用いているが、スクリーン生成が可能なプログ
ラミング言語であればこの限りではない。
【0032】次に、図1に示すID(個人識別)パター
ン情報重畳作成部A4において、図5に示すように前記
スクリーン生成プログラムを実行するCMYK画像
(6)のデータチャンネルはイエロー・データチャンネ
ル(10)のみに前記ハーフトーン・スクリーン情報の
実行命令にて単位印刷スクリーン(9)の形状を有する
印刷スクリーンを30線/インチで施し、前記データチ
ャンネル以外のデータチャンネルには150線/インチ
の印刷スクリーン線数を有する通常印刷印刷スクリーン
を生成するプログラム上の記述命令を施して、ID(個
人識別)情報の潜在付与済みCMYK画像(11)を得
た。本実施例でイエロー・データチャンネルのみにID
(個人識別)情報を施す理由は、印刷色のイエロー、マ
ゼンタ、イエロー、ブラックのうち、最も明度の高いイ
エローが画線形状を肉眼で認識しにくいためである。
ン情報重畳作成部A4において、図5に示すように前記
スクリーン生成プログラムを実行するCMYK画像
(6)のデータチャンネルはイエロー・データチャンネ
ル(10)のみに前記ハーフトーン・スクリーン情報の
実行命令にて単位印刷スクリーン(9)の形状を有する
印刷スクリーンを30線/インチで施し、前記データチ
ャンネル以外のデータチャンネルには150線/インチ
の印刷スクリーン線数を有する通常印刷印刷スクリーン
を生成するプログラム上の記述命令を施して、ID(個
人識別)情報の潜在付与済みCMYK画像(11)を得
た。本実施例でイエロー・データチャンネルのみにID
(個人識別)情報を施す理由は、印刷色のイエロー、マ
ゼンタ、イエロー、ブラックのうち、最も明度の高いイ
エローが画線形状を肉眼で認識しにくいためである。
【0033】次に、画像処理用コンピュータにページレ
イアウト・ソフトウェアを用いて、本実施例におけるI
D(個人識別)情報の潜在付与済みCMYK画像(1
1)による顔写真(1)の他、本人の名前(2)、勤務
先の住所と電話FAX 番号(3)を図2に示したカード
(4)の印刷配置を整え、ページレイアウトデータを作
成する。
イアウト・ソフトウェアを用いて、本実施例におけるI
D(個人識別)情報の潜在付与済みCMYK画像(1
1)による顔写真(1)の他、本人の名前(2)、勤務
先の住所と電話FAX 番号(3)を図2に示したカード
(4)の印刷配置を整え、ページレイアウトデータを作
成する。
【0034】次に、図1に示す出力部A5にてPS対応
カラープリンターを用いて前記ページレイアウトデータ
を印刷する。ポストスクリプト対応カラープリンター
は、前記ページレイアウトデータにあるID(個人識
別)情報の潜在付与済みCMYK画像(11)のポスト
スクリプト言語による実行命令を解読し、印刷すること
によってID(個人識別)情報を潜在付与した顔写真入
りカード(4)を発給する。前記発給した前記カード
(4)を通常の目視による観察では顔写真(1)にID
(個人識別)が潜在付与されていることを識別すること
はできない。
カラープリンターを用いて前記ページレイアウトデータ
を印刷する。ポストスクリプト対応カラープリンター
は、前記ページレイアウトデータにあるID(個人識
別)情報の潜在付与済みCMYK画像(11)のポスト
スクリプト言語による実行命令を解読し、印刷すること
によってID(個人識別)情報を潜在付与した顔写真入
りカード(4)を発給する。前記発給した前記カード
(4)を通常の目視による観察では顔写真(1)にID
(個人識別)が潜在付与されていることを識別すること
はできない。
【0035】また、本実施例では顔写真入りカード
(4)の発給にポストスクリプト対応カラープリンター
を用いているが、本発明の効果を奏するものであれば発
給する出力装置、印刷方法、材料を限定しない。
(4)の発給にポストスクリプト対応カラープリンター
を用いているが、本発明の効果を奏するものであれば発
給する出力装置、印刷方法、材料を限定しない。
【0036】また、カラー印刷の手法はCMYK印刷色
である必要はなく、特色(CMYK印刷色以外の中間
色)を印刷色として用いても構わない。CMYK印刷色
では最も明度の高いイエローが画線形状を肉眼で認識し
にくいのであるが、特色おいても明度の高い印刷色であ
れば、本発明の効果を奏するものである。従って、例え
ば色見本PANTONE127C(黄色系)、PANT
ONE1797C(赤色系)、PANTONE2716
C(青色系)からなる印刷色であった場合、PANTO
NE127Cの印刷色が最も明度が高いので図4に示す
単位印刷スクリーン(9)はPANTONE127Cに
施すことが望ましい。
である必要はなく、特色(CMYK印刷色以外の中間
色)を印刷色として用いても構わない。CMYK印刷色
では最も明度の高いイエローが画線形状を肉眼で認識し
にくいのであるが、特色おいても明度の高い印刷色であ
れば、本発明の効果を奏するものである。従って、例え
ば色見本PANTONE127C(黄色系)、PANT
ONE1797C(赤色系)、PANTONE2716
C(青色系)からなる印刷色であった場合、PANTO
NE127Cの印刷色が最も明度が高いので図4に示す
単位印刷スクリーン(9)はPANTONE127Cに
施すことが望ましい。
【0037】(実施例2)図2に示す印刷したカード
(4)上にある顔写真(1)に潜在付与されているID
(個人識別)情報は、後述の取り決めに従いスクリーン
生成プログラム上の記述命令として施す。
(4)上にある顔写真(1)に潜在付与されているID
(個人識別)情報は、後述の取り決めに従いスクリーン
生成プログラム上の記述命令として施す。
【0038】まず、ID(個人識別)パターン情報を潜
在的に印刷スクリーン形状として施す(以下、潜在的I
Dパターンという。)際、スクリーン生成における設計
段階で、図6に示すように、基本的単位スクリーンを複
数に分割、例えば4分割し、4分割した各部分にそれぞ
れ異なる図形を配置できるようにした。本実施例におい
ては数字「1」から数字「12」までを意味する図形
を、それぞれ異なる図形として表したものである。更
に、数字としての意味を持たないダミーの図形を表した
ものである。この取り決めに基づき、例えば所有者本人
の誕生日をID(個人識別)情報とした場合、本人の誕
生日が1月7日であるならば、図7に示すように、4分
割した左上にダミーの図形を配置し、右上に1月の数字
「1」を表す図形を配置し、左下に日にちが1桁目が7
日なので数字「10」を表す図形を2桁目の数字「0」
として利用して配置し(17日であったら数字「1」を
表す図形を配置)、右下に日にちの1桁目の数字「6」
を表す図形を配置して表記することができる。従って、
個人固有の情報となる。但し、ID(個人識別)情報の
取り決めは本実施例で限定するものでなく、印刷可能な
図形であればどのような図形を用いても構わない。ま
た、本実施例では数字「1」から数字「12」までの数
字をID(個人識別)情報に用いる符号としているが、
個人固有であることを意味し証明できる図形からなる単
位印刷スクリーン形状であれば、本発明の効果を十分作
用するものであるから、どのような図形及びこれらの符
号(数字)の配置、組み合わせを用いてもよい。なお、
前記潜在的IDパターン中のダミー図形の位置は、装置
上の取決めとして本実施例においては、左上としたが、
必要に応じてそれ以外の位置に配置してもよい。
在的に印刷スクリーン形状として施す(以下、潜在的I
Dパターンという。)際、スクリーン生成における設計
段階で、図6に示すように、基本的単位スクリーンを複
数に分割、例えば4分割し、4分割した各部分にそれぞ
れ異なる図形を配置できるようにした。本実施例におい
ては数字「1」から数字「12」までを意味する図形
を、それぞれ異なる図形として表したものである。更
に、数字としての意味を持たないダミーの図形を表した
ものである。この取り決めに基づき、例えば所有者本人
の誕生日をID(個人識別)情報とした場合、本人の誕
生日が1月7日であるならば、図7に示すように、4分
割した左上にダミーの図形を配置し、右上に1月の数字
「1」を表す図形を配置し、左下に日にちが1桁目が7
日なので数字「10」を表す図形を2桁目の数字「0」
として利用して配置し(17日であったら数字「1」を
表す図形を配置)、右下に日にちの1桁目の数字「6」
を表す図形を配置して表記することができる。従って、
個人固有の情報となる。但し、ID(個人識別)情報の
取り決めは本実施例で限定するものでなく、印刷可能な
図形であればどのような図形を用いても構わない。ま
た、本実施例では数字「1」から数字「12」までの数
字をID(個人識別)情報に用いる符号としているが、
個人固有であることを意味し証明できる図形からなる単
位印刷スクリーン形状であれば、本発明の効果を十分作
用するものであるから、どのような図形及びこれらの符
号(数字)の配置、組み合わせを用いてもよい。なお、
前記潜在的IDパターン中のダミー図形の位置は、装置
上の取決めとして本実施例においては、左上としたが、
必要に応じてそれ以外の位置に配置してもよい。
【0039】また、図6に示したダミーの図形は数字と
しての意味を持たない図形として表したものであるが、
後述する図1に示す個人情報読み取り装置Bの機械読み
取り精度を向上させる方法として、機械読み取りにおけ
る読み取り基準図形として利用してもよい。例えば機械
読み取りを行う切り出し範囲の大きさを、基準図形と等
差配置される隣の基準図形との距離を得ることによっ
て、適正切り出し寸法を算出して求ることができる。な
お、前記ダミー図形を複数の潜在的IDパターンの先頭
のパターンとして用いることもできる。
しての意味を持たない図形として表したものであるが、
後述する図1に示す個人情報読み取り装置Bの機械読み
取り精度を向上させる方法として、機械読み取りにおけ
る読み取り基準図形として利用してもよい。例えば機械
読み取りを行う切り出し範囲の大きさを、基準図形と等
差配置される隣の基準図形との距離を得ることによっ
て、適正切り出し寸法を算出して求ることができる。な
お、前記ダミー図形を複数の潜在的IDパターンの先頭
のパターンとして用いることもできる。
【0040】(実施例3)図1に示す個人情報読み取り
装置Bは図2の印刷したカード(4)上にある顔写真
(1)に潜在付与されているID(個人識別)情報を読
取るためのものであり、前記カード(4)の顔写真
(1)を画像として入力する光学式画像入力装置(例え
ばCCDカメラ、カラースキャナー等)からなる画像入
力部B1と、前記カードに潜在付与したID(個人識
別)情報を顕在化するための画像処理用コンピュータに
よる画像処理部B2、個人固有のスクリーン形状の特徴
値を記録保管するID(個人識別)パターン情報格納部
B3、カード(4)上から読み取られた個人情報又は本
人の申告による個人情報からこれに対応するID(個人
識別)パターン情報を抽出する秘密データ登録部C、前
記顕在化したID(個人識別)情報を前記秘密データ登
録部Cから抽出されたID(個人識別)情報と比較、照
合する個人情報識別部B4と、前記個人情報識別部B4
での判定結果を表示したり、必要に応じて比較、照合結
果をCRTモニターやプリンターで可視像あるいは文言
として表示する表示部B5とから構成される。但し、本
発明は前記した各処理部で処理を実行するものであれ
ば、例えば画像処理部B2と表示部B5の装置を共有し
たりするなど機器装置の構成に制約はない。
装置Bは図2の印刷したカード(4)上にある顔写真
(1)に潜在付与されているID(個人識別)情報を読
取るためのものであり、前記カード(4)の顔写真
(1)を画像として入力する光学式画像入力装置(例え
ばCCDカメラ、カラースキャナー等)からなる画像入
力部B1と、前記カードに潜在付与したID(個人識
別)情報を顕在化するための画像処理用コンピュータに
よる画像処理部B2、個人固有のスクリーン形状の特徴
値を記録保管するID(個人識別)パターン情報格納部
B3、カード(4)上から読み取られた個人情報又は本
人の申告による個人情報からこれに対応するID(個人
識別)パターン情報を抽出する秘密データ登録部C、前
記顕在化したID(個人識別)情報を前記秘密データ登
録部Cから抽出されたID(個人識別)情報と比較、照
合する個人情報識別部B4と、前記個人情報識別部B4
での判定結果を表示したり、必要に応じて比較、照合結
果をCRTモニターやプリンターで可視像あるいは文言
として表示する表示部B5とから構成される。但し、本
発明は前記した各処理部で処理を実行するものであれ
ば、例えば画像処理部B2と表示部B5の装置を共有し
たりするなど機器装置の構成に制約はない。
【0041】まず、画像入力部B1にて前記光学式入力
装置から撮り込まれた前記顔写真入りカード(4)上に
ある顔写真(1)は24ビットのRGB画像となって、
画像処理部の画像処理用コンピュータに撮り込まれる。
光学式画像入力部B1における入力画像は、前記カード
のID(個人識別)情報を潜在付与したものが印刷スク
リーンであるから、印刷部分の単位印刷スクリーンの形
状が略完全に解像できる程度の画像解像度が必要であ
る。本実施例では顔写真(1)の背景部(12)の一部
をフラットベット・カラースキャナーにて1インチあた
りの読み取り解像度4000dpi、読み取り画像サイ
ズは縦横の画素数512×512ピクセルで撮り込み、
図8に示すRGB画像からなるカラーデジタル画像デー
タ(13)を得た。
装置から撮り込まれた前記顔写真入りカード(4)上に
ある顔写真(1)は24ビットのRGB画像となって、
画像処理部の画像処理用コンピュータに撮り込まれる。
光学式画像入力部B1における入力画像は、前記カード
のID(個人識別)情報を潜在付与したものが印刷スク
リーンであるから、印刷部分の単位印刷スクリーンの形
状が略完全に解像できる程度の画像解像度が必要であ
る。本実施例では顔写真(1)の背景部(12)の一部
をフラットベット・カラースキャナーにて1インチあた
りの読み取り解像度4000dpi、読み取り画像サイ
ズは縦横の画素数512×512ピクセルで撮り込み、
図8に示すRGB画像からなるカラーデジタル画像デー
タ(13)を得た。
【0042】次に、画像処理部B2にて前記カラー・デ
ジタル画像データを前期画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、前記画像(13)中から
RGBの画像濃度に図9に示したしきい値を設けて、シ
アン成分、マゼンタ成分、イエロー色成分を2値画像と
して抽出する。2値画像はシアン成分抽出画像(1
4)、マゼンタ成分抽出画像(15)、イエロー成分抽
出画像(16)とそれぞれ抽出できるが、実際に後処理
に用いる画像はイエロー成分抽出画像(16)だけであ
り、前記画像(14)(15)は本発明を解りやすく説
明するために用いただけであって本発明には必要ない。
イエロー成分抽出画像(16)を抽出したことにより、
前記カード(4)に潜在したID(個人識別)情報によ
る固有の単位印刷スクリーン形状(9)の特徴値が抽出
される。即ち、前記カードに潜在付与していたID(個
人識別)情報が顕在化される。更に前記イエロー成分抽
出画像(16)から133×133ピクセルの正方形か
らなる切り出し範囲(17)によって所望の範囲を切り
出し、判定用2値画像(18)が得られる。
ジタル画像データを前期画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、前記画像(13)中から
RGBの画像濃度に図9に示したしきい値を設けて、シ
アン成分、マゼンタ成分、イエロー色成分を2値画像と
して抽出する。2値画像はシアン成分抽出画像(1
4)、マゼンタ成分抽出画像(15)、イエロー成分抽
出画像(16)とそれぞれ抽出できるが、実際に後処理
に用いる画像はイエロー成分抽出画像(16)だけであ
り、前記画像(14)(15)は本発明を解りやすく説
明するために用いただけであって本発明には必要ない。
イエロー成分抽出画像(16)を抽出したことにより、
前記カード(4)に潜在したID(個人識別)情報によ
る固有の単位印刷スクリーン形状(9)の特徴値が抽出
される。即ち、前記カードに潜在付与していたID(個
人識別)情報が顕在化される。更に前記イエロー成分抽
出画像(16)から133×133ピクセルの正方形か
らなる切り出し範囲(17)によって所望の範囲を切り
出し、判定用2値画像(18)が得られる。
【0043】次にカードに施されているID(個人識
別)パターン情報が、カード所有者を特定する所有者固
有の単位印刷スクリーン形状であるか否かを確認するた
めに、前記カード所有者又は別の管理者、管理組織等か
らID(個人識別)情報を入手し、図1に示す秘密デー
タ登録部Cにおいて、その外部記録媒体に記録してあっ
たスクリーン生成プログラムにより、真偽判定部の画像
処理用コンピュータ内部でポストスクリプト言語におけ
る単位印刷スクリーン形状を算出し、真正なID(個人
識別)情報を有するスクリーン形状として記録保管す
る。もしくは発給した前記カードに施されているイエロ
ー(Y) 情報中のスクリーン形状を利用者個人に手渡す前
に予め直接計測し、利用者がカードを所持する前に前記
カードに施されているスクリーン形状の特徴値を抽出し
た値を直接又は秘密データ登録部Cを介して図1に示す
個人識別情報読み取り装置BのID(個人識別)パター
ン情報格納部B3に記録保管しておく。
別)パターン情報が、カード所有者を特定する所有者固
有の単位印刷スクリーン形状であるか否かを確認するた
めに、前記カード所有者又は別の管理者、管理組織等か
らID(個人識別)情報を入手し、図1に示す秘密デー
タ登録部Cにおいて、その外部記録媒体に記録してあっ
たスクリーン生成プログラムにより、真偽判定部の画像
処理用コンピュータ内部でポストスクリプト言語におけ
る単位印刷スクリーン形状を算出し、真正なID(個人
識別)情報を有するスクリーン形状として記録保管す
る。もしくは発給した前記カードに施されているイエロ
ー(Y) 情報中のスクリーン形状を利用者個人に手渡す前
に予め直接計測し、利用者がカードを所持する前に前記
カードに施されているスクリーン形状の特徴値を抽出し
た値を直接又は秘密データ登録部Cを介して図1に示す
個人識別情報読み取り装置BのID(個人識別)パター
ン情報格納部B3に記録保管しておく。
【0044】前記ID(個人識別)パターン情報格納部
B3は本実施例で説明した単位印刷スクリーン形状
(9)以外にも多数の人物が有する単位印刷スクリーン
形状の特徴値を記すデータを格納する多数の形状特徴値
データ群(19)からなり、図10に示すように前記2
値画像(18)と、予め前記2値画像(18)を直接計
測してID(個人識別)パターン情報格納部B3に保管
した所有者固有の真正な単位印刷スクリーン形状を有す
る画像(21)の単位印刷スクリーン形状の特徴値、ま
たは秘密データ供給部Cにおける外部記録媒体に記録し
てあったスクリーン生成プログラムにより、個人情報識
別部B4の画像処理用コンピュータ内部でポストスクリ
プト言語における単位印刷スクリーン形状を算出し、真
正なID(個人識別)情報を有するスクリーン形状と前
記画像処理部B2により抽出された前記カード(4)に
潜在したID(個人識別)情報による固有の単位印刷ス
クリーン形状(9)の特徴値とを、画像処理用コンピュ
ータ上で比較、照合した際、単位印刷スクリーン形状の
特徴値が前記真正なID(個人識別)情報を有するスク
リーン形状と略一致した場合に、前記カードが前記カー
ド所有者者本人の物であることが判定される。また所有
者本人でなく別人が有する単位印刷スクリーン形状を有
する画像(20)と比較、照合した場合、その単位印刷
スクリーン形状の特徴値が前記真正なID(個人識別)
情報を有するスクリーン形状と一致しなかったことによ
って、前記カードが前記カード所有者本人の物ではない
ことを判定する。更に、必要に応じて比較、照合結果を
表示部B5を構成するCRTモニターやプリンターで可
視像あるいは文言として表示することもできる。
B3は本実施例で説明した単位印刷スクリーン形状
(9)以外にも多数の人物が有する単位印刷スクリーン
形状の特徴値を記すデータを格納する多数の形状特徴値
データ群(19)からなり、図10に示すように前記2
値画像(18)と、予め前記2値画像(18)を直接計
測してID(個人識別)パターン情報格納部B3に保管
した所有者固有の真正な単位印刷スクリーン形状を有す
る画像(21)の単位印刷スクリーン形状の特徴値、ま
たは秘密データ供給部Cにおける外部記録媒体に記録し
てあったスクリーン生成プログラムにより、個人情報識
別部B4の画像処理用コンピュータ内部でポストスクリ
プト言語における単位印刷スクリーン形状を算出し、真
正なID(個人識別)情報を有するスクリーン形状と前
記画像処理部B2により抽出された前記カード(4)に
潜在したID(個人識別)情報による固有の単位印刷ス
クリーン形状(9)の特徴値とを、画像処理用コンピュ
ータ上で比較、照合した際、単位印刷スクリーン形状の
特徴値が前記真正なID(個人識別)情報を有するスク
リーン形状と略一致した場合に、前記カードが前記カー
ド所有者者本人の物であることが判定される。また所有
者本人でなく別人が有する単位印刷スクリーン形状を有
する画像(20)と比較、照合した場合、その単位印刷
スクリーン形状の特徴値が前記真正なID(個人識別)
情報を有するスクリーン形状と一致しなかったことによ
って、前記カードが前記カード所有者本人の物ではない
ことを判定する。更に、必要に応じて比較、照合結果を
表示部B5を構成するCRTモニターやプリンターで可
視像あるいは文言として表示することもできる。
【0045】また、本実施例では図8における前記カー
ド(4)の所有者が本人であることを確認するのに、背
景部(12)の略50%のの印刷スクリーン面積率の部
分に施されているID(個人識別)を判定要素としてい
るが、より判定精度を向上させるため、異なる印刷スク
リーン面積率からなる複数の部分の印刷スクリーンの形
状を一括して判定要素としてもよい。即ち、図4に示し
た各濃度段階にて生成される画線面識率で得られる単位
印刷スクリーン(9)の形状は、従来一般的に用いられ
る網点等の印刷スクリーンのような各濃度段階での印刷
スクリーンの形状の変化が線形的変化ではなく、各濃度
段階で複雑な印刷スクリーン形状となり印刷スクリーン
形状の変化は非線形的変化である。従って、複数の印刷
スクリーン面積率からなる部分の印刷スクリーン(9)
の形状の特徴値は夫々異なっているため、例えば図4に
示すハイライト(画線面積率10%程度)、中間(画線
面積率50%程度)、シャドウ(画線面積率90%程
度)の階調情報を得たときに生成する単位印刷スクリー
ン(9)の形状すべての特徴値を一括して記録保管する
ことにより、判定要素がより多くなることによって判定
精度が向上するものである。
ド(4)の所有者が本人であることを確認するのに、背
景部(12)の略50%のの印刷スクリーン面積率の部
分に施されているID(個人識別)を判定要素としてい
るが、より判定精度を向上させるため、異なる印刷スク
リーン面積率からなる複数の部分の印刷スクリーンの形
状を一括して判定要素としてもよい。即ち、図4に示し
た各濃度段階にて生成される画線面識率で得られる単位
印刷スクリーン(9)の形状は、従来一般的に用いられ
る網点等の印刷スクリーンのような各濃度段階での印刷
スクリーンの形状の変化が線形的変化ではなく、各濃度
段階で複雑な印刷スクリーン形状となり印刷スクリーン
形状の変化は非線形的変化である。従って、複数の印刷
スクリーン面積率からなる部分の印刷スクリーン(9)
の形状の特徴値は夫々異なっているため、例えば図4に
示すハイライト(画線面積率10%程度)、中間(画線
面積率50%程度)、シャドウ(画線面積率90%程
度)の階調情報を得たときに生成する単位印刷スクリー
ン(9)の形状すべての特徴値を一括して記録保管する
ことにより、判定要素がより多くなることによって判定
精度が向上するものである。
【0046】本実施例の個人識別情報作成装置Aの画像
入力部A1及び個人識別情報読み取り装置Bの画像入力
部B1で扱われるデジタルカラー画像データは24ビッ
トのRGB画像であるが、本発明の効果を奏するもので
あればカラー画像形式について特に制限はない。また、
図9に示した画像処理部B2におけるしきい値について
も24ビットのRGB画像の256階調からなる階調段
階において印刷されたカード(4)のCMYK画像(11)
が入力した光学系の特性に従い必要に応じて適時調節す
ることが望ましく、デジタルカラー画像データ画像のビ
ット数によってもしきい値が異なるので図9に示した数
値に限るものではない。
入力部A1及び個人識別情報読み取り装置Bの画像入力
部B1で扱われるデジタルカラー画像データは24ビッ
トのRGB画像であるが、本発明の効果を奏するもので
あればカラー画像形式について特に制限はない。また、
図9に示した画像処理部B2におけるしきい値について
も24ビットのRGB画像の256階調からなる階調段
階において印刷されたカード(4)のCMYK画像(11)
が入力した光学系の特性に従い必要に応じて適時調節す
ることが望ましく、デジタルカラー画像データ画像のビ
ット数によってもしきい値が異なるので図9に示した数
値に限るものではない。
【0047】(実施例4)次に、本発明の個人識別情報
作成装置Aにて発給した顔写真入りカード(4)の複写
物の真偽判定方法について説明する。前記個人識別情報
作成装置Aにて発給した顔写真入りカード(4)を、カ
ラー複写機(例えば、キャノンCLC―700(商品
名))で複写して図11に示す複写物(22)を得、前
記実施例3に示すID(個人識別)情報読み取り装置B
にてID(個人識別)情報の識別を行う。識別するため
の条件は前記実施例3と同様の方法で行う。まず、複写
物(22)上にある顔写真(23)の背景部(24)の
一部を画像入力部B1のフラットベット・カラースキャ
ナーにて1インチあたりの読み取り解像度4000dp
i、読み取り画像サイズは縦横の画素数512×512
ピクセルで撮り込み、図11に示すRGB画像からなる
カラーデジタル画像データ(25)を得た。
作成装置Aにて発給した顔写真入りカード(4)の複写
物の真偽判定方法について説明する。前記個人識別情報
作成装置Aにて発給した顔写真入りカード(4)を、カ
ラー複写機(例えば、キャノンCLC―700(商品
名))で複写して図11に示す複写物(22)を得、前
記実施例3に示すID(個人識別)情報読み取り装置B
にてID(個人識別)情報の識別を行う。識別するため
の条件は前記実施例3と同様の方法で行う。まず、複写
物(22)上にある顔写真(23)の背景部(24)の
一部を画像入力部B1のフラットベット・カラースキャ
ナーにて1インチあたりの読み取り解像度4000dp
i、読み取り画像サイズは縦横の画素数512×512
ピクセルで撮り込み、図11に示すRGB画像からなる
カラーデジタル画像データ(25)を得た。
【0048】次に、画像処理部B2にて前記カラー・デ
ジタル画像データを前期画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、前記画像(25)中から
RGBの画像濃度に図12に示したしきい値を設けて、
シアン成分、マゼンタ成分、イエロー色成分を2値画像
として抽出する。2値画像はシアン成分抽出画像(2
6)、マゼンタ成分抽出画像(27)、イエロー成分抽
出画像(28)とそれぞれ抽出できるが、ID(個人識
別)情報を潜在付与しているはずのイエロー成分抽出画
像(28)は、図9で示したイエロー成分抽出画像(1
8)のようなスクリーン形状になっていない。従って、
複写物(22)からID(個人識別)情報を識別するこ
とはできず、前記画像(14)の所有者を特定できない
ため複写による偽造物であることが明瞭に判別すること
ができる。
ジタル画像データを前期画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、前記画像(25)中から
RGBの画像濃度に図12に示したしきい値を設けて、
シアン成分、マゼンタ成分、イエロー色成分を2値画像
として抽出する。2値画像はシアン成分抽出画像(2
6)、マゼンタ成分抽出画像(27)、イエロー成分抽
出画像(28)とそれぞれ抽出できるが、ID(個人識
別)情報を潜在付与しているはずのイエロー成分抽出画
像(28)は、図9で示したイエロー成分抽出画像(1
8)のようなスクリーン形状になっていない。従って、
複写物(22)からID(個人識別)情報を識別するこ
とはできず、前記画像(14)の所有者を特定できない
ため複写による偽造物であることが明瞭に判別すること
ができる。
【0049】(実施例5)更に、本発明の個人識別情報
作成装置Aにて発給した顔写真入りカード(4)を、一
般的な印刷手法により印刷した複写物の偽造判定方法に
ついて説明する。前記個人識別情報作成装置Aにて発給
した顔写真入りカード(4)を、一般的なカラー印刷手
法(例えば、ハイデルベルグ・プリプレス社のカラーフ
ラットベットスキャナ・トパーズで印刷面を読み取り、
読み取った画像をデルタ・ワークステーションを用いて
RIP処理を行い、同社のイメージセッタHerkulresPro
にて150線/インチのスクリーン線数をもってフィル
ム出力し、前記フィルムを一般オフセット製版、印刷手
法によって印刷)によって図13に示す複製物(29)
を得、前記実施例3に示すID(個人識別)情報読み取
り装置BにてID(個人識別)情報の識別を行う。識別
するための条件は前記実施例3と同様の方法で行う。ま
ず複製物(29)上にある顔写真(30)の背景部(3
1)の一部を画像入力部B1のフラットベット・カラー
スキャナーにて1インチあたりの読み取り解像度400
0dpi、読み取り画像サイズは縦横の画素数512×
512ピクセルで撮り込み、図11に示すRGB画像か
らなるカラーデジタル画像データ(32)を得ることが
できる。
作成装置Aにて発給した顔写真入りカード(4)を、一
般的な印刷手法により印刷した複写物の偽造判定方法に
ついて説明する。前記個人識別情報作成装置Aにて発給
した顔写真入りカード(4)を、一般的なカラー印刷手
法(例えば、ハイデルベルグ・プリプレス社のカラーフ
ラットベットスキャナ・トパーズで印刷面を読み取り、
読み取った画像をデルタ・ワークステーションを用いて
RIP処理を行い、同社のイメージセッタHerkulresPro
にて150線/インチのスクリーン線数をもってフィル
ム出力し、前記フィルムを一般オフセット製版、印刷手
法によって印刷)によって図13に示す複製物(29)
を得、前記実施例3に示すID(個人識別)情報読み取
り装置BにてID(個人識別)情報の識別を行う。識別
するための条件は前記実施例3と同様の方法で行う。ま
ず複製物(29)上にある顔写真(30)の背景部(3
1)の一部を画像入力部B1のフラットベット・カラー
スキャナーにて1インチあたりの読み取り解像度400
0dpi、読み取り画像サイズは縦横の画素数512×
512ピクセルで撮り込み、図11に示すRGB画像か
らなるカラーデジタル画像データ(32)を得ることが
できる。
【0050】次に、画像処理部B2にて前記カラー・デ
ジタル画像データを前期画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、前記画像(32)中から
RGBの画像濃度に図14に示したしきい値を設けて、
シアン成分、マゼンタ成分、イエロー色成分を2値画像
として抽出する。2値画像はシアン成分抽出画像(3
3)、マゼンタ成分抽出画像(34)、イエロー成分抽
出画像(35)とそれぞれ抽出できるが、ID(個人識
別)情報を潜在付与しているはずのイエロー成分抽出画
像(36)は、図9で示したイエロー成分抽出画像(1
8)のようなスクリーン形状になっていない。従って、
複写物(29)からID(個人識別)情報を識別するこ
とはできず、前記画像(14)の所有者を特定できない
ため複製による偽造物であることが明瞭に判別すること
ができる。
ジタル画像データを前期画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、前記画像(32)中から
RGBの画像濃度に図14に示したしきい値を設けて、
シアン成分、マゼンタ成分、イエロー色成分を2値画像
として抽出する。2値画像はシアン成分抽出画像(3
3)、マゼンタ成分抽出画像(34)、イエロー成分抽
出画像(35)とそれぞれ抽出できるが、ID(個人識
別)情報を潜在付与しているはずのイエロー成分抽出画
像(36)は、図9で示したイエロー成分抽出画像(1
8)のようなスクリーン形状になっていない。従って、
複写物(29)からID(個人識別)情報を識別するこ
とはできず、前記画像(14)の所有者を特定できない
ため複製による偽造物であることが明瞭に判別すること
ができる。
【0051】
【発明の効果】本発明における、個人識別パターン情報
潜在付与済み印刷物を発給する個人識別情報作成装置に
おいては、前記印刷物のカラー印刷色のスクリーンとし
て、特色の場合には明度の高い印刷色の、また、CMY
K印刷色の場合にはイエロー(Y)の印刷スクリーンの
人物以外の背景部に均一濃度領域を設け、この部分に通
常では目視不能で、かつ任意の暗号定義を加味したID
(個人識別)パターン情報をスクリーン形状として生成
することにより、印刷媒体、印刷方式、インク材料等の
印刷物の材料適正に依存することなく偽造又は変造を防
止することができる。
潜在付与済み印刷物を発給する個人識別情報作成装置に
おいては、前記印刷物のカラー印刷色のスクリーンとし
て、特色の場合には明度の高い印刷色の、また、CMY
K印刷色の場合にはイエロー(Y)の印刷スクリーンの
人物以外の背景部に均一濃度領域を設け、この部分に通
常では目視不能で、かつ任意の暗号定義を加味したID
(個人識別)パターン情報をスクリーン形状として生成
することにより、印刷媒体、印刷方式、インク材料等の
印刷物の材料適正に依存することなく偽造又は変造を防
止することができる。
【0052】また、本発明における前記個人識別情報作
成装置により発給された個人識別パターン情報潜在付与
済み印刷物の個人識別パターン情報を機械読み取りする
個人識別情報読み取り装置においては、前記個人識別パ
ターン情報潜在付与済み印刷物の個人識別パターン情報
中に機械読み取り用基準図形(ダミー図形)を設けるこ
とにより、機械読み取り用基準図形(ダミー図形)自体
に意味を持たせ、且つ、個人識別パターン情報を機械読
み取りする際にその適正な切り出し寸法が得られるとと
もに、個人識別パターン情報の先頭位置が認識できるた
め、個人識別パターン情報潜在付与済み印刷物を高精度
で且つ高速に機械読み取りすることができる。
成装置により発給された個人識別パターン情報潜在付与
済み印刷物の個人識別パターン情報を機械読み取りする
個人識別情報読み取り装置においては、前記個人識別パ
ターン情報潜在付与済み印刷物の個人識別パターン情報
中に機械読み取り用基準図形(ダミー図形)を設けるこ
とにより、機械読み取り用基準図形(ダミー図形)自体
に意味を持たせ、且つ、個人識別パターン情報を機械読
み取りする際にその適正な切り出し寸法が得られるとと
もに、個人識別パターン情報の先頭位置が認識できるた
め、個人識別パターン情報潜在付与済み印刷物を高精度
で且つ高速に機械読み取りすることができる。
【図1】本発明の個人識別情報作成装置A及び個人識別
情報読み取り装置Bからなる個人識別情報システムのシ
ステム構成図である。
情報読み取り装置Bからなる個人識別情報システムのシ
ステム構成図である。
【図2】本発明の個人識別情報作成装置Aにより発給さ
れた顔写真入りカードの構成図である。
れた顔写真入りカードの構成図である。
【図3】本発明の個人識別情報作成装置Aにおける画像
入力部及び色画像作成部の処理動作(個人識別情報作成
装置Aに顔写真入りカードを入力した後、RGB画像、
CMYK画像、背景部の作成)を示す図である。
入力部及び色画像作成部の処理動作(個人識別情報作成
装置Aに顔写真入りカードを入力した後、RGB画像、
CMYK画像、背景部の作成)を示す図である。
【図4】本発明の個人識別情報作成装置AにおけるCM
YK画像の各濃度段階にて生成される画線面積率で得ら
れるスクリーン形状のうちハイライト(画線面積率10
%程度)、中間(画線面積率50%程度)、シャドウ
(画線面積率90%程度)の階調情報を得たときに生成
する単位印刷スクリーンの形状を示す図である。
YK画像の各濃度段階にて生成される画線面積率で得ら
れるスクリーン形状のうちハイライト(画線面積率10
%程度)、中間(画線面積率50%程度)、シャドウ
(画線面積率90%程度)の階調情報を得たときに生成
する単位印刷スクリーンの形状を示す図である。
【図5】本発明の個人識別情報作成装置Aのパターン情
報重畳作成部におけるID(個人識別)情報の潜在付与
済みCMYK画像を得る処理動作を示す図である。
報重畳作成部におけるID(個人識別)情報の潜在付与
済みCMYK画像を得る処理動作を示す図である。
【図6】本発明の個人識別情報作成装置Aにおいて施す
潜在的IDパターンの基本的単位スクリーン形状を示す
図である。
潜在的IDパターンの基本的単位スクリーン形状を示す
図である。
【図7】本発明の個人識別情報作成装置Aにおいて施す
潜在的IDパターンの基本的単位スクリーン形状のうち
のダミー図形を示す図である。
潜在的IDパターンの基本的単位スクリーン形状のうち
のダミー図形を示す図である。
【図8】本発明の個人識別情報読み取り装置Bの画像入
力部B1において発給された顔写真入りカードから得ら
れるRGB画像からなるカラーデジタル画像データを示
す図である。
力部B1において発給された顔写真入りカードから得ら
れるRGB画像からなるカラーデジタル画像データを示
す図である。
【図9】本発明の個人識別情報読み取り装置Bの画像入
力部B1において得られるRGB画像からなるカラーデ
ジタル画像データを画像処理部B2でしきい値を設けて
シアン成分、マゼンタ成分、イエロー成分を抽出する処
理動作を示す図である。
力部B1において得られるRGB画像からなるカラーデ
ジタル画像データを画像処理部B2でしきい値を設けて
シアン成分、マゼンタ成分、イエロー成分を抽出する処
理動作を示す図である。
【図10】本発明の個人識別情報読み取り装置Bにおけ
る真正なID(個人識別)情報を有するスクリーン形状
と発給された顔写真入りカードに潜在したID(個人識
別)情報による固有の単位印刷スクリーン形状の特徴値
とを比較、照合する処理動作を示す図である。
る真正なID(個人識別)情報を有するスクリーン形状
と発給された顔写真入りカードに潜在したID(個人識
別)情報による固有の単位印刷スクリーン形状の特徴値
とを比較、照合する処理動作を示す図である。
【図11】本発明の個人識別情報作成装置Aにおいて発
給した顔写真入りカードを複写機により複写した複写物
のRGB画像からなるカラーデジタル画像データを示す
図である。
給した顔写真入りカードを複写機により複写した複写物
のRGB画像からなるカラーデジタル画像データを示す
図である。
【図12】本発明の個人識別情報作成装置Aにおいて発
給した顔写真入りカードを複写機により複写した複写物
のRGB画像からなるカラーデジタル画像データをしき
い値を設けてシアン成分、マゼンタ成分、イエロー成分
を抽出する処理動作を示す図である。
給した顔写真入りカードを複写機により複写した複写物
のRGB画像からなるカラーデジタル画像データをしき
い値を設けてシアン成分、マゼンタ成分、イエロー成分
を抽出する処理動作を示す図である。
【図13】本発明の個人識別情報作成装置Aにおいて発
給した顔写真入りカードをカラー印刷手法により複製し
た複製物のRGB画像からなるカラーデジタル画像デー
タを示す図である。
給した顔写真入りカードをカラー印刷手法により複製し
た複製物のRGB画像からなるカラーデジタル画像デー
タを示す図である。
【図14】本発明の個人識別情報作成装置Aにおいて発
給した顔写真入りカードをカラー印刷手法により複製し
た複製物のRGB画像からなるカラーデジタル画像デー
タをしきい値を設けてシアン成分、マゼンタ成分、イエ
ロー成分を抽出する処理動作を示す図である。
給した顔写真入りカードをカラー印刷手法により複製し
た複製物のRGB画像からなるカラーデジタル画像デー
タをしきい値を設けてシアン成分、マゼンタ成分、イエ
ロー成分を抽出する処理動作を示す図である。
A 個人識別情報作成装置 A1 画像入力部 A2 色画作成部 A3 IDパターン情報作成部 A4 IDパターン重畳作成部 A5 出力部 B 個人識別情報読み取り装置 B1 画像入力部 B2 画像処理部 B3 IDパターン情報格納部 B4 IDパターン情報識別部 B5 表示部 C 秘密データ登録部 1 顔写真 4 顔写真入りカード 11 ID情報の潜在付与済みCMYK画像
Claims (17)
- 【請求項1】 写真入り印刷物にID(個人識別)パタ
ーン情報が潜在付与されたID(個人識別)パターン情
報入り印刷物を発給する個人識別情報作成装置におい
て、ID(個人識別)情報及び写真入り印刷物の写真画
像に基づいて1色以上の明度の高い印刷色の印刷スクリ
ーン上に前記写真の階調情報を形成し、前記印刷スクリ
ーン上に前記印刷物又は入力手段から別途入力されるI
D(個人識別)情報に基づいて作成された個人固有の印
刷スクリーン形状の特徴値からなるID(個人識別)パ
ターン情報を付与して通常目視ではID(個人識別)情
報を識別することができないID(個人識別)パターン
情報が潜在付与された印刷物を作成、発給する個人識別
情報作成装置。 - 【請求項2】 前記印刷スクリーン上に付与するID
(個人識別)パターン情報はそのパターン中にその情報
が目視不能でかつ意味不明な機械読み取り用基準図形を
有することを特徴とする請求項1記載の個人識別情報作
成装置。 - 【請求項3】 前記機械読み取り用基準図形は前記ID
(個人識別)パターン情報が潜在付与された写真入り印
刷物のID(個人識別)パターン情報の基準読み取り方
向及び先頭位置を示すことを特徴とする請求項2記載の
個人識別情報作成装置。 - 【請求項4】 印刷媒体(又は基材)上に形成された顔
写真(個人固有の画像)を入力して1色以上のデジタル
カラー画像情報に分解する画像入力手段と、前記1色以
上のデジタルカラー画像情報から印刷スクリーン用の1
色以上のデジタルカラー印版画像情報を作成する色画像
作成手段と、印刷媒体(又は基材)上に形成された個人
識別(ID)情報を入力する個人識別情報入力手段と、
前記個人識別情報に基づいて作成された個人固有の印刷
スクリーン形状の特徴値からなる(任意の暗号を加味さ
せて印刷スクリーン面積に応じた)ID(個人識別)パ
ターン情報を作成するとともに該個人識別情報を個人情
報と対応させて前記個人識別パターン情報を秘密データ
登録部に登録する個人識別パターン情報作成手段と、前
記色画像作成手段により作成された印刷スクリーン用の
1色以上のデジタルカラー印版画像情報のうちの明度の
高い色の上に階調情報を有する印版画像情報に前記個人
識別パターン情報作成手段により作成された個人識別パ
ターン情報を重畳させて個人識別パターン情報の潜在付
与済みデジタルカラー印版画像情報を作成する個人識別
パターン情報重畳手段と、前記個人識別パターン情報重
畳手段で作成された個人識別パターン情報の潜在付与済
みデジタルカラー印版画像情報を基に通常目視では識別
不可能な個人識別パターン情報が潜在付与された顔写真
(個人固有の画像)が印刷された印刷物を出力する出力
手段とからなることを特徴とする個人識別情報作成装
置。 - 【請求項5】 印刷媒体(又は基材)上に印刷された顔
写真(個人固有の画像)を入力してR.G.B.のデジ
タルカラー画像情報に分解する画像入力手段と、前記
R.G.B.のデジタルカラー画像情報から印刷用のシ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラッ
ク(K)の各デジタルカラー印版画像情報を作成する色
画像作成手段と、印刷媒体(又は基材)上に印刷された
ID(個人識別)を入力する個人識別情報入力手段と、
前記個人識別情報に基づいて作成された個人固有の印刷
スクリーン形状の特徴値からなる(任意の暗号を加味さ
せて印刷スクリーン面積に応じた)個人識別パターン情
報を作成するとともに該個人識別情報を個人情報と対応
させて前記個人識別パターン情報を秘密データ登録部に
登録する個人識別パターン情報作成手段と、前記色画像
作成手段により作成されたC.M.Y.K.デジタルカ
ラー印版画像情報のうちのイエロー(Y)の階調情報を
有する印版画像情報に前記個人識別パターン情報作成手
段により作成された個人識別パターン情報を重畳させて
個人識別パターン情報の潜在付与済みC.M.Y.K.
デジタルカラー印版画像情報を作成する個人識別パター
ン情報重畳手段と、前記個人識別パターン情報重畳手段
で作成された個人識別パターン情報の潜在付与済みC.
M.Y.K.デジタルカラー印版画像情報を基に通常目
視では識別不可能な個人識別パターン情報が潜在付与さ
れた顔写真(個人固有の画像)が印刷された印刷物を出
力する出力手段とからなることを特徴とする個人識別情
報作成装置。 - 【請求項6】 前記個人固有の画像が顔写真であること
を特徴とする請求項1記載の個人識別情報作成装置。 - 【請求項7】 前記色画像作成手段は、そのC.M.
Y.K.デジタルカラー印版画像情報のうちブラック
(K)成分がないことを特徴とする請求項1又は2記載
の個人識別情報作成装置。 - 【請求項8】 前記色画像作成手段は、そのC.M.
Y.K.デジタルカラー印版画像中の人物以外の画像領
域を略均一濃度領域(略50%の印刷スクリーン面積で
あるハーフトーン・スクリーン画像)とすることを特徴
とする請求項12又は3記載の個人識別情報作成装置。 - 【請求項9】 発給済個人固有の画像入り印刷物の真偽
を判定する個人識別情報読み取り装置において、前記印
刷物の画像情報中からID(個人識別)情報を顕在化
し、前記顕在化されたID(個人識別)情報と予め登録
又は申告されたID(個人識別)情報との比較照合によ
り前記印刷物の真偽を判定することを特徴とする個人識
別情報読み取り装置。 - 【請求項10】 前記目視不能な個人識別情報が潜在付
与された個人固有の画像が印刷された印刷物(カード)
の個人固有の画像(顔写真)を入力する画像入力手段
と、前記印刷物(カード)に潜在付与されたID(個人
識別)情報を顕在化する画像処理手段、個人固有の印刷
スクリーン形状の特徴値を記録保管するID(個人識
別)パターン情報格納手段、前記画像処理手段からの顕
在化したID(個人識別)情報と前記ID(個人識別)
パターン情報格納手段からの個人固有の印刷スクリーン
形状の特徴値とを比較、照合する個人情報識別部手段
と、前記個人情報識別手段での判定結果を表示または印
字する表示手段とからなることを特徴とする個人識別情
報読み取り装置。 - 【請求項11】 前記ID(個人識別)パターン情報潜
在付与済み写真入り印刷物の写真画像を入力する光学式
入力装置からなる画像入力手段と、ID(個人識別)パ
ターン情報を顕在化するための画像処理手段と、ID
(個人識別)情報と対応させて個人固有の印刷スクリー
ン形状の特徴値からなるID(個人識別)パターン情報
を記録保管するID(個人識別)パターン情報格納手段
と、前記印刷物のID(個人識別)情報又は別途設けた
ID(個人識別)情報入力手段からのID(個人識別)
情報に基づいてこれに対応するID(個人識別)パター
ン情報を前記ID(個人識別)パターン情報格納部から
選択し、該選択されたID(個人識別)パターン情報と
前記顕在化したID(個人識別)パターン情報とを比
較、照合する個人情報識別手段と、前記個人情報識別手
段での判定結果を表示する表示手段からなり、写真階調
上の複数の個所の印刷スクリーン形状でも識別可能な個
人識別情報読み取り装置。 - 【請求項12】 前記印刷スクリーン上に付与されたI
D(個人識別)パターン情報中の目視不能でかつ意味不
明な機械読み取り用基準図形を読み取って識別可能にす
ることを特徴とする請求項10又は11記載の個人識別
情報読み取り装置装置。 - 【請求項13】 前記機械読み取り用基準図形の前記写
真入り印刷物の基準読み取り方向及びID(個人識別)
パターン情報の先頭位置を示す機能によりID(個人識
別)パターン情報を高精度且つ迅速に読み取ることを特
徴とする請求項10又は11記載の個人識別情報読み取
り装置。 - 【請求項14】 識別対象印刷物中の個人固有の画像
(カラー顔写真)を光学的に分解してシアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色画像情報を作成す
る色画像情報作成手段と、前記色画像情報作成手段のう
ちイエロー(Y)の色画像情報を抽出する色画像情報抽
出手段と、前記色画像情報抽出手段から抽出されたイエ
ロー(Y)の色画像情報を個人固有の画像(カラー顔写
真)画像情報とID(個人識別)パターン情報とに分離
するID(個人識別)パターン情報分離手段と、前記I
D(個人識別)パターン情報分離手段により分離された
ID(個人識別)パターン情報を解読して数値または記
号情報に変換するID(個人識別)パターン情報変換手
段と、申告されたID(個人識別)情報を入力するID
(個人識別)情報入力手段と、前記ID(個人識別)情
報入力手段から入力されたID(個人識別)情報と前記
情報変換手段で変換された数値または記号情報からなる
ID(個人識別)情報とを比較照合するID(個人識
別)情報比較照合手段とからなることを特徴とする個人
識別情報読み取り装置。 - 【請求項15】 前記色画像情報作成手段は、記録媒体
(又は紙)上の個人固有の画像(カラー顔写真)の存在
しない背景部分の画像情報のみを抽出することを特徴と
する請求項14記載の個人識別情報読み取り装置。 - 【請求項16】 前記ID(個人識別)情報変換手段
は、前記入力手段から入力される複数の数字又は記号情
報の夫々に対応する個別パターン情報を発生する個別パ
ターン情報発生手段を少なくとも備え、前記ID(個人
識別)パターン情報分離手段により分離された複合ID
(個人識別)パターン情報を複数の独立した個別のID
(個人識別)パターン情報に順次分解し、前記分解され
た個別のID(個人識別)パターン情報を前記個別パタ
ーン情報発生手段中の個別パターン情報との比較照合に
より識別対象印刷物中の複合ID(個人識別)パターン
情報を複数の数字又は記号情報からなるID(個人識
別)情報として解読することを特徴とする請求項14記
載の個人識別情報読み取り装置。 - 【請求項17】 請求項1、2、3、4、5、6、7又
は8記載の個人識別情報作成装置及び請求項請求項9、
10、11、12、13、14、15又は16記載の個
人識別情報読み取り装置からなることを特徴とする個人
情報識別システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26393498A JP2000079782A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 個人識別情報作成装置及び個人識別情報読み取り装置からなる個人識別情報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26393498A JP2000079782A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 個人識別情報作成装置及び個人識別情報読み取り装置からなる個人識別情報システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079782A true JP2000079782A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17396302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26393498A Pending JP2000079782A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 個人識別情報作成装置及び個人識別情報読み取り装置からなる個人識別情報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000079782A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001353955A (ja) * | 2000-06-16 | 2001-12-25 | Printing Bureau Ministry Of Finance | 印刷物及び印刷物の作成方法 |
JP2004050762A (ja) * | 2002-07-23 | 2004-02-19 | Toshiba Corp | 印刷物および印刷方法 |
JP2005511352A (ja) * | 2001-12-07 | 2005-04-28 | フラクチャー コード コーポレーション エーピーエス | 物品に印をつけるための方法および装置 |
JP2005212212A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Toshiba Corp | 印刷物 |
JP2013039726A (ja) * | 2011-08-16 | 2013-02-28 | National Printing Bureau | 真偽判別可能な印刷物、その作製装置及びその作製方法並びに真偽判別可能な印刷物の認証装置及びその認証方法 |
JP2013070220A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | National Printing Bureau | 真偽判別可能な印刷物、その作製装置及びその作製方法並びに真偽判別可能な印刷物の認証装置及びその認証方法 |
JP2017219806A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | グラフィックフィルム、及びライセンスプレート |
CN115027161A (zh) * | 2022-07-27 | 2022-09-09 | 河南省邮电科技有限公司 | 一种荧光灯下多色叠印的彩色印刷方法 |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP26393498A patent/JP2000079782A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001353955A (ja) * | 2000-06-16 | 2001-12-25 | Printing Bureau Ministry Of Finance | 印刷物及び印刷物の作成方法 |
JP2005511352A (ja) * | 2001-12-07 | 2005-04-28 | フラクチャー コード コーポレーション エーピーエス | 物品に印をつけるための方法および装置 |
JP2010052428A (ja) * | 2001-12-07 | 2010-03-11 | Fracture Code Corp Aps | 物品に印をつけるための方法および装置 |
JP2004050762A (ja) * | 2002-07-23 | 2004-02-19 | Toshiba Corp | 印刷物および印刷方法 |
JP4503913B2 (ja) * | 2002-07-23 | 2010-07-14 | 株式会社東芝 | 印刷方法 |
JP2005212212A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Toshiba Corp | 印刷物 |
JP4574996B2 (ja) * | 2004-01-28 | 2010-11-04 | 株式会社東芝 | 印刷物 |
JP2013039726A (ja) * | 2011-08-16 | 2013-02-28 | National Printing Bureau | 真偽判別可能な印刷物、その作製装置及びその作製方法並びに真偽判別可能な印刷物の認証装置及びその認証方法 |
JP2013070220A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | National Printing Bureau | 真偽判別可能な印刷物、その作製装置及びその作製方法並びに真偽判別可能な印刷物の認証装置及びその認証方法 |
JP2017219806A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | グラフィックフィルム、及びライセンスプレート |
CN115027161A (zh) * | 2022-07-27 | 2022-09-09 | 河南省邮电科技有限公司 | 一种荧光灯下多色叠印的彩色印刷方法 |
CN115027161B (zh) * | 2022-07-27 | 2024-04-05 | 河南省邮电科技有限公司 | 一种荧光灯下多色叠印的彩色印刷方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6983056B1 (en) | Method and device for embedding and detecting watermarking information into a black and white binary document image | |
JP4898999B2 (ja) | 印刷物、該印刷物の検知方法及び検知装置、並びに認証方法及び認証装置 | |
US6985600B2 (en) | Printing media and methods employing digital watermarking | |
US7982917B2 (en) | Document containing scanning survivable security features | |
US9594994B2 (en) | Security element and method to inspect authenticity of a print | |
JP2004201321A (ja) | ハードコピー保護文書を作成、検証するシステムおよび方法 | |
KR20000048145A (ko) | 티켓발행방법, 티켓발행시스템 및 티켓조합방법 | |
US7787154B2 (en) | Font printing system having embedded security information comprising variable data periodic line patterns | |
KR101535534B1 (ko) | 프린터 스테가노그래피 기법을 이용한 위조방지수단이 구비된 문서의 생성 방법 및 그 문서에 대한 위변조 확인 방법 | |
US8139270B2 (en) | Variable data periodic line patterns for composing a font system | |
JP2005102264A (ja) | 紙上に大量データを保存できるスクリーンコードの埋め込み方法 | |
JP2011034535A (ja) | 本人確認書類真贋判定装置 | |
US20070177760A1 (en) | Printing media and methods employing digital watermarking | |
JP2020089971A (ja) | 偽造防止印刷物、偽造防止印刷物用データの作成方法及び偽造防止印刷物の作製システム | |
JP2000079782A (ja) | 個人識別情報作成装置及び個人識別情報読み取り装置からなる個人識別情報システム | |
JP4352168B2 (ja) | 網点画像データの認証用プログラム、網点印刷物の認証システム及び網点画像データの認証システム | |
KR101727585B1 (ko) | 프린터 스테가노그래피 기법을 이용한 위조방지수단이 구비된 문서 | |
JP7284950B2 (ja) | 潜像印刷物の読取装置、読取方法及び読取用ソフトウェア | |
JP2003264684A (ja) | 付加情報埋め込み方法および画像処理システム | |
CN112616311B (zh) | 防伪用印刷品及其制造方法 | |
JP2003060890A (ja) | 通信ネットワークを利用した個人認証システム | |
JP5678364B2 (ja) | 真偽判別可能な印刷物、その作製装置及びその作製方法並びに真偽判別可能な印刷物の認証装置及びその認証方法 | |
JP2019137042A (ja) | 可変情報印刷物及び可変情報印刷物用データの作成方法 | |
KR100541273B1 (ko) | 하드카피 복사방지 방법 및 시스템 | |
Iqbal | High capacity analog channels for smart documents |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050704 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050829 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060914 |