JP2000073710A - 3次元カム用揺動フォロワ機構 - Google Patents
3次元カム用揺動フォロワ機構Info
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- JP2000073710A JP2000073710A JP10245210A JP24521098A JP2000073710A JP 2000073710 A JP2000073710 A JP 2000073710A JP 10245210 A JP10245210 A JP 10245210A JP 24521098 A JP24521098 A JP 24521098A JP 2000073710 A JP2000073710 A JP 2000073710A
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- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 27
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 10
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 4
- 102100033041 Carbonic anhydrase 13 Human genes 0.000 description 1
- 101000867860 Homo sapiens Carbonic anhydrase 13 Proteins 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/14—Tappets; Push rods
- F01L1/143—Tappets; Push rods for use with overhead camshafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0036—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
- F01L13/0042—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction with cams being profiled in axial and radial direction
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2101—Cams
- Y10T74/2107—Follower
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関に用いられる3次元カム用揺動フォ
ロワ機構を、研削加工工程を短縮できて生産性の高いも
のとする。 【解決手段】 カムフォロア25においてトイシにて研
削しなくてはならない面は、カム摺動面25aと揺動用
摺動面25bである。この内、揺動用摺動面25bは2
つのテーパ面のみにて形成されている。このため、最大
でもカム摺動面25aでの研削が1工程、および拡大部
25cで分かれた左右の揺動用摺動面25bでの研削が
各1工程なされるので、合計で3工程で研削が完了す
る。したがって、従来のカムフォロアの研削工程が6工
程必要であったものが半減する。また、ガイド溝24a
についても、最大でも拡大溝24bで分かれた左右のガ
イド溝24aでの研削が2工程で完了する。したがっ
て、従来のガイド溝の研削工程が5工程必要であったも
のが半減する。
ロワ機構を、研削加工工程を短縮できて生産性の高いも
のとする。 【解決手段】 カムフォロア25においてトイシにて研
削しなくてはならない面は、カム摺動面25aと揺動用
摺動面25bである。この内、揺動用摺動面25bは2
つのテーパ面のみにて形成されている。このため、最大
でもカム摺動面25aでの研削が1工程、および拡大部
25cで分かれた左右の揺動用摺動面25bでの研削が
各1工程なされるので、合計で3工程で研削が完了す
る。したがって、従来のカムフォロアの研削工程が6工
程必要であったものが半減する。また、ガイド溝24a
についても、最大でも拡大溝24bで分かれた左右のガ
イド溝24aでの研削が2工程で完了する。したがっ
て、従来のガイド溝の研削工程が5工程必要であったも
のが半減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の回転に
応じた3次元カムのカム面の位置変化をバルブリフタに
伝達する3次元カム用揺動フォロワ機構に関する。
応じた3次元カムのカム面の位置変化をバルブリフタに
伝達する3次元カム用揺動フォロワ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の吸気バルブあるいは排
気バルブの開閉弁タイミングを内燃機関の運転状態に応
じて可変とする可変バルブタイミング機構が知られてい
る。この可変バルブタイミング機構の一種として、図1
8に示すごとく回転軸方向に移動可能な3次元カム40
2を用いてバルブのリフト量を可変とすることで開閉弁
タイミングを調整するもの(特開平10−196333
号公報等)が知られている。
気バルブの開閉弁タイミングを内燃機関の運転状態に応
じて可変とする可変バルブタイミング機構が知られてい
る。この可変バルブタイミング機構の一種として、図1
8に示すごとく回転軸方向に移動可能な3次元カム40
2を用いてバルブのリフト量を可変とすることで開閉弁
タイミングを調整するもの(特開平10−196333
号公報等)が知られている。
【0003】このような3次元カム402を用いた可変
バルブタイミング機構では、カム面402aの傾斜角度
が回転に応じて変化するので、図19の分解斜視図に示
すごとく、バルブリフタ404の頂面404aに3次元
カム402の回転方向に平行に伸びるガイド溝405を
形成して、このガイド溝405内に、カム面402aの
傾斜角度の変化に応じて揺動可能な半円柱状の揺動フォ
ロワ406を、その揺動用摺動面406aにて接触する
ように配置し、3次元カム402とバルブリフタ404
との十分な接触状態を維持して耐久性を向上させてい
た。
バルブタイミング機構では、カム面402aの傾斜角度
が回転に応じて変化するので、図19の分解斜視図に示
すごとく、バルブリフタ404の頂面404aに3次元
カム402の回転方向に平行に伸びるガイド溝405を
形成して、このガイド溝405内に、カム面402aの
傾斜角度の変化に応じて揺動可能な半円柱状の揺動フォ
ロワ406を、その揺動用摺動面406aにて接触する
ように配置し、3次元カム402とバルブリフタ404
との十分な接触状態を維持して耐久性を向上させてい
た。
【0004】また、このような構成においては、3次元
カム402のカム面402aは、揺動フォロワ406の
カム摺動面406bに対して、揺動フォロワ406の揺
動軸方向(図示矢印Z方向)に摺動する。このため、図
示したごとく、揺動フォロワ406の中央部には拡大部
406cが形成されるとともに、ガイド溝405内にも
拡大溝405aが形成され、拡大部406cが拡大溝4
05aに挿入される。このことにより、拡大部406c
と拡大溝405aとの各スラスト面406d,405b
が当接し、揺動フォロワ406が揺動軸方向へ移動する
ことを規制している。
カム402のカム面402aは、揺動フォロワ406の
カム摺動面406bに対して、揺動フォロワ406の揺
動軸方向(図示矢印Z方向)に摺動する。このため、図
示したごとく、揺動フォロワ406の中央部には拡大部
406cが形成されるとともに、ガイド溝405内にも
拡大溝405aが形成され、拡大部406cが拡大溝4
05aに挿入される。このことにより、拡大部406c
と拡大溝405aとの各スラスト面406d,405b
が当接し、揺動フォロワ406が揺動軸方向へ移動する
ことを規制している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで用いられる揺動
フォロワ406は、図20(A)の平面図、(B)の正
面図、(C)の左側面図および(D)の底面図に示すご
とく、面取り部分を除いては、6つの面を研削加工しな
くてはならない。すなわち、拡大部406cで分割され
た左右各1つの揺動用摺動面406a、カム摺動面40
6b、拡大部406cの左右各1つのスラスト面406
dおよび拡大部406cの外周面406eに、対応する
形状のトイシを押し当てて研削を実行する必要があり、
研削工程が多くなり、生産性が低いという問題点が存在
した。
フォロワ406は、図20(A)の平面図、(B)の正
面図、(C)の左側面図および(D)の底面図に示すご
とく、面取り部分を除いては、6つの面を研削加工しな
くてはならない。すなわち、拡大部406cで分割され
た左右各1つの揺動用摺動面406a、カム摺動面40
6b、拡大部406cの左右各1つのスラスト面406
dおよび拡大部406cの外周面406eに、対応する
形状のトイシを押し当てて研削を実行する必要があり、
研削工程が多くなり、生産性が低いという問題点が存在
した。
【0006】また、図21に示すごとく、バルブリフタ
404のガイド溝405についても、左右の各ガイド溝
405は同時に1工程または別々に2工程で研削する
が、左右の各スラスト面405bおよび拡大溝405a
の底面405cは、個々に研削しなくてはならないの
で、最大で5工程が必要となり、揺動フォロワ406の
場合と同様に、研削工程が多くなり、生産性が低いとい
う問題点が存在した。
404のガイド溝405についても、左右の各ガイド溝
405は同時に1工程または別々に2工程で研削する
が、左右の各スラスト面405bおよび拡大溝405a
の底面405cは、個々に研削しなくてはならないの
で、最大で5工程が必要となり、揺動フォロワ406の
場合と同様に、研削工程が多くなり、生産性が低いとい
う問題点が存在した。
【0007】本発明は、研削加工工程を短縮できて生産
性の高い3次元カム用揺動フォロワ機構の提供を目的と
するものである。
性の高い3次元カム用揺動フォロワ機構の提供を目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の3次元カ
ム用揺動フォロワ機構は、内燃機関のバルブリフタ上に
形成されたガイド溝と、前記ガイド溝内に揺動用摺動面
にて接触することにより揺動可能に支持され、回転軸方
向にプロフィールが異なる3次元カムのカム面に対して
接触することにより前記内燃機関の回転に応じた前記カ
ム面の位置変化を前記バルブリフタに伝達する揺動フォ
ロワとを備えた3次元カム用揺動フォロワ機構であっ
て、前記ガイド溝は拡大溝を有し、前記揺動フォロワは
前記拡大溝に対応する位置に拡大部を有し、前記拡大溝
に前記拡大部が収納されることにより前記揺動フォロワ
は揺動軸方向の移動が規制されると共に、前記揺動フォ
ロワの前記揺動用摺動面における前記揺動軸方向の輪郭
線あるいは該輪郭線の接線は、前記揺動軸に対して90
°未満に設定され、前記ガイド溝は、前記揺動用摺動面
に対応する形状とされたことを特徴とする。
ム用揺動フォロワ機構は、内燃機関のバルブリフタ上に
形成されたガイド溝と、前記ガイド溝内に揺動用摺動面
にて接触することにより揺動可能に支持され、回転軸方
向にプロフィールが異なる3次元カムのカム面に対して
接触することにより前記内燃機関の回転に応じた前記カ
ム面の位置変化を前記バルブリフタに伝達する揺動フォ
ロワとを備えた3次元カム用揺動フォロワ機構であっ
て、前記ガイド溝は拡大溝を有し、前記揺動フォロワは
前記拡大溝に対応する位置に拡大部を有し、前記拡大溝
に前記拡大部が収納されることにより前記揺動フォロワ
は揺動軸方向の移動が規制されると共に、前記揺動フォ
ロワの前記揺動用摺動面における前記揺動軸方向の輪郭
線あるいは該輪郭線の接線は、前記揺動軸に対して90
°未満に設定され、前記ガイド溝は、前記揺動用摺動面
に対応する形状とされたことを特徴とする。
【0009】揺動フォロワの揺動用摺動面においては、
揺動軸方向の輪郭線あるいはこの輪郭線の接線は揺動軸
に対して90°未満に設定されているため、揺動軸に直
交する面(従来例で示したスラスト面406d)が存在
せず、揺動軸に直交する方向から研削トイシにて研削圧
力をかけて研削できる面のみとなる。このため、隣接す
る面を一つのトイシにて研削できるので、各面毎に研削
加工する必要が無くなり工程を短縮できる。この揺動フ
ォロワに対応するガイド溝も同様に揺動軸方向の輪郭線
あるいはこの輪郭線の接線は揺動軸に対して90°未満
に設定されることとなるため、揺動軸に直交する面(従
来例で示したスラスト面405b)が存在せず、同様な
理由から各面毎に研削加工する必要が無くなり工程を短
縮できる。このようにして、3次元カム用揺動フォロワ
機構の生産性を高めることができる。
揺動軸方向の輪郭線あるいはこの輪郭線の接線は揺動軸
に対して90°未満に設定されているため、揺動軸に直
交する面(従来例で示したスラスト面406d)が存在
せず、揺動軸に直交する方向から研削トイシにて研削圧
力をかけて研削できる面のみとなる。このため、隣接す
る面を一つのトイシにて研削できるので、各面毎に研削
加工する必要が無くなり工程を短縮できる。この揺動フ
ォロワに対応するガイド溝も同様に揺動軸方向の輪郭線
あるいはこの輪郭線の接線は揺動軸に対して90°未満
に設定されることとなるため、揺動軸に直交する面(従
来例で示したスラスト面405b)が存在せず、同様な
理由から各面毎に研削加工する必要が無くなり工程を短
縮できる。このようにして、3次元カム用揺動フォロワ
機構の生産性を高めることができる。
【0010】請求項2記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記揺動フォロ
ワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の中央部が両
端部より突出することで前記拡大部を形成していること
を特徴とする。
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記揺動フォロ
ワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の中央部が両
端部より突出することで前記拡大部を形成していること
を特徴とする。
【0011】より具体的な形状としては、このように中
央部が突出することで拡大部を形成しているものであっ
てもよく、前述したごとく、揺動フォロワにおいてもガ
イド溝においても各面毎に研削加工する必要が無くなり
工程を短縮でき、3次元カム用揺動フォロワ機構の生産
性を高めることができる。
央部が突出することで拡大部を形成しているものであっ
てもよく、前述したごとく、揺動フォロワにおいてもガ
イド溝においても各面毎に研削加工する必要が無くなり
工程を短縮でき、3次元カム用揺動フォロワ機構の生産
性を高めることができる。
【0012】更に、この拡大部においては揺動軸に直交
する面が存在しないので、何らかの理由で、ガイド溝か
ら拡大部が浮いた場合に、拡大部とガイド溝との間に揺
動軸方向に隙間が生じる。このため揺動フォロワが傾く
ことができ、拡大部とガイド溝との間で傷付け合うこと
が無く、拡大部の付け根にも曲げ応力がかかることがな
い。このため、3次元カム用揺動フォロワ機構の耐久性
が高まる。
する面が存在しないので、何らかの理由で、ガイド溝か
ら拡大部が浮いた場合に、拡大部とガイド溝との間に揺
動軸方向に隙間が生じる。このため揺動フォロワが傾く
ことができ、拡大部とガイド溝との間で傷付け合うこと
が無く、拡大部の付け根にも曲げ応力がかかることがな
い。このため、3次元カム用揺動フォロワ機構の耐久性
が高まる。
【0013】請求項3記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記揺動フォロ
ワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の両端部が半
円柱状であり、中央部がテーパ状の揺動用摺動面を有す
る前記拡大部を形成していることを特徴とする。
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記揺動フォロ
ワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の両端部が半
円柱状であり、中央部がテーパ状の揺動用摺動面を有す
る前記拡大部を形成していることを特徴とする。
【0014】より具体的には、揺動軸方向の両端部が半
円柱状で、中央部がテーパ状の揺動用摺動面を有する拡
大部を形成したものとして、揺動フォロワの揺動用摺動
面を形成することにより、前述した請求項2と同じ作用
効果を生じさせることができる。
円柱状で、中央部がテーパ状の揺動用摺動面を有する拡
大部を形成したものとして、揺動フォロワの揺動用摺動
面を形成することにより、前述した請求項2と同じ作用
効果を生じさせることができる。
【0015】請求項4記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記揺動フォロ
ワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の両端部が中
央部より突出することで前記拡大部を形成していること
を特徴とする。
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記揺動フォロ
ワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の両端部が中
央部より突出することで前記拡大部を形成していること
を特徴とする。
【0016】より具体的な形状としては、このように両
端部が突出することで拡大部を形成しているものとして
もよく、前述したごとく、揺動フォロワにおいてもガイ
ド溝においても各面毎に研削加工する必要が無くなり工
程を短縮でき、3次元カム用揺動フォロワ機構の生産性
を高めることができる。
端部が突出することで拡大部を形成しているものとして
もよく、前述したごとく、揺動フォロワにおいてもガイ
ド溝においても各面毎に研削加工する必要が無くなり工
程を短縮でき、3次元カム用揺動フォロワ機構の生産性
を高めることができる。
【0017】更に、この拡大部においては揺動軸に直交
する面が存在しないので、何らかの理由で、ガイド溝か
ら拡大部が浮いた場合に、拡大部とガイド溝との間に揺
動軸方向に隙間が生じる。このため揺動フォロワが傾く
ことができ、拡大部とガイド溝との間で傷付け合うこと
が無く、拡大部の付け根にも曲げ応力がかかることがな
い。このため、3次元カム用揺動フォロワ機構の耐久性
が高まる。
する面が存在しないので、何らかの理由で、ガイド溝か
ら拡大部が浮いた場合に、拡大部とガイド溝との間に揺
動軸方向に隙間が生じる。このため揺動フォロワが傾く
ことができ、拡大部とガイド溝との間で傷付け合うこと
が無く、拡大部の付け根にも曲げ応力がかかることがな
い。このため、3次元カム用揺動フォロワ機構の耐久性
が高まる。
【0018】請求項5記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記揺動フォロ
ワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の中央部が半
円柱状であり、両端部がテーパ状の揺動用摺動面を有す
る前記拡大部を形成していることを特徴とする。
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記揺動フォロ
ワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の中央部が半
円柱状であり、両端部がテーパ状の揺動用摺動面を有す
る前記拡大部を形成していることを特徴とする。
【0019】より具体的には、揺動軸方向の中央部が半
円柱状で、両端部がテーパ状の揺動用摺動面を有する拡
大部を形成したものとして、揺動フォロワの揺動用摺動
面を形成することにより、前述した請求項4と同じ作用
効果を生じさせることができる。
円柱状で、両端部がテーパ状の揺動用摺動面を有する拡
大部を形成したものとして、揺動フォロワの揺動用摺動
面を形成することにより、前述した請求項4と同じ作用
効果を生じさせることができる。
【0020】請求項6記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構は、請求項3または5記載の構成に対して、前記拡
大部は、テーパ面のみで形成されていることを特徴とす
る。このように拡大部がテーパ面のみにて形成されてい
ることにより、拡大部の最大径部分に揺動軸と平行な先
端周面(図20の従来例では外周面406eに相当)を
設け無くても済む。このため、その先端周面の研削加工
を省略できるので、より一層、工程を短縮でき、3次元
カム用揺動フォロワ機構の生産性を高めることができ
る。
機構は、請求項3または5記載の構成に対して、前記拡
大部は、テーパ面のみで形成されていることを特徴とす
る。このように拡大部がテーパ面のみにて形成されてい
ることにより、拡大部の最大径部分に揺動軸と平行な先
端周面(図20の従来例では外周面406eに相当)を
設け無くても済む。このため、その先端周面の研削加工
を省略できるので、より一層、工程を短縮でき、3次元
カム用揺動フォロワ機構の生産性を高めることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は実施の形
態1としての3次元カム用揺動フォロワ機構を適用した
バルブ駆動機構を示し、図2は、図1の構成が適用され
た車両用ガソリンエンジン(以下、エンジンと称する)
1の概略構成を示している。このエンジン1のバルブ駆
動方式はDOHC4バルブタイプである。
態1としての3次元カム用揺動フォロワ機構を適用した
バルブ駆動機構を示し、図2は、図1の構成が適用され
た車両用ガソリンエンジン(以下、エンジンと称する)
1の概略構成を示している。このエンジン1のバルブ駆
動方式はDOHC4バルブタイプである。
【0022】エンジン1を構成するシリンダブロック2
には複数のシリンダ3が設けられ、各シリンダ3にはピ
ストン4が配置されている。各ピストン4はクランクケ
ース5に支持されるクランクシャフト6に対しそれぞれ
コンロッド7にて連結されている。またクランクシャフ
ト6の一端にはクランクシャフトタイミングプーリ8が
設けられている。
には複数のシリンダ3が設けられ、各シリンダ3にはピ
ストン4が配置されている。各ピストン4はクランクケ
ース5に支持されるクランクシャフト6に対しそれぞれ
コンロッド7にて連結されている。またクランクシャフ
ト6の一端にはクランクシャフトタイミングプーリ8が
設けられている。
【0023】シリンダブロック2の上側に設けられるシ
リンダヘッド9には、吸気側カムシャフト10が複数の
ジャーナル軸受22にて回転可能にかつ回転軸方向(図
1図示矢印方向)に移動可能に支持されている。この吸
気側カムシャフト10には各シリンダ3に2つずつの吸
気側カム11が一体的に設けられている。更に、シリン
ダヘッド9には複数のジャーナル軸受にて排気側カムシ
ャフト12が回転可能にかつ回転軸方向に移動不可能に
支持されている。この排気側カムシャフト12には各シ
リンダ3に2つずつの排気側カム13が一体的に設けら
れている。
リンダヘッド9には、吸気側カムシャフト10が複数の
ジャーナル軸受22にて回転可能にかつ回転軸方向(図
1図示矢印方向)に移動可能に支持されている。この吸
気側カムシャフト10には各シリンダ3に2つずつの吸
気側カム11が一体的に設けられている。更に、シリン
ダヘッド9には複数のジャーナル軸受にて排気側カムシ
ャフト12が回転可能にかつ回転軸方向に移動不可能に
支持されている。この排気側カムシャフト12には各シ
リンダ3に2つずつの排気側カム13が一体的に設けら
れている。
【0024】吸気側カムシャフト10の一端にはカムシ
ャフトタイミングプーリ14およびシャフト駆動機構1
5が一体的に設けられている。一方、排気側カムシャフ
ト12の一端には、カムシャフトタイミングプーリ16
が設けられている。各カムシャフトタイミングプーリ1
4,16は前記クランクシャフトタイミングプーリ8に
タイミングベルト17で連結されている。このような構
成により、クランクシャフト6が回転すると吸気側カム
シャフト10および排気側カムシャフト12が回転駆動
されるようになっている。
ャフトタイミングプーリ14およびシャフト駆動機構1
5が一体的に設けられている。一方、排気側カムシャフ
ト12の一端には、カムシャフトタイミングプーリ16
が設けられている。各カムシャフトタイミングプーリ1
4,16は前記クランクシャフトタイミングプーリ8に
タイミングベルト17で連結されている。このような構
成により、クランクシャフト6が回転すると吸気側カム
シャフト10および排気側カムシャフト12が回転駆動
されるようになっている。
【0025】各シリンダ3には、吸気バルブ18が2個
ずつ配設されている。この吸気バルブ18は、吸気側カ
ム11に対してバルブリフタ19を介してそれぞれ駆動
連結されている。各バルブリフタ19は、シリンダヘッ
ド9に設けられている図示しないリフタボア内に回転不
能かつ摺動可能に支持されている。
ずつ配設されている。この吸気バルブ18は、吸気側カ
ム11に対してバルブリフタ19を介してそれぞれ駆動
連結されている。各バルブリフタ19は、シリンダヘッ
ド9に設けられている図示しないリフタボア内に回転不
能かつ摺動可能に支持されている。
【0026】更に、各シリンダ3には、排気バルブ20
が2個ずつ配設されている。この排気バルブ20は、排
気側カム13に対してバルブリフタ21を介してそれぞ
れ駆動連結されている。各バルブリフタ21は、シリン
ダヘッド9に設けられている図示しないリフタボア内に
摺動可能に支持されている。
が2個ずつ配設されている。この排気バルブ20は、排
気側カム13に対してバルブリフタ21を介してそれぞ
れ駆動連結されている。各バルブリフタ21は、シリン
ダヘッド9に設けられている図示しないリフタボア内に
摺動可能に支持されている。
【0027】吸気側カムシャフト10に支持されている
吸気側カム11は3次元カムであり、そのカム面11a
のプロフィールがその回転軸方向に連続無段階に変化す
るように形成されている。一方、排気側カムシャフト1
2に支持されている排気側カム13はプロフィールがそ
の回転軸方向に変化しない通常のカムである。
吸気側カム11は3次元カムであり、そのカム面11a
のプロフィールがその回転軸方向に連続無段階に変化す
るように形成されている。一方、排気側カムシャフト1
2に支持されている排気側カム13はプロフィールがそ
の回転軸方向に変化しない通常のカムである。
【0028】図3の拡大斜視図および図4の分解斜視図
に示すように、バルブリフタ19は円筒状に形成され、
その側面19aには案内部材19bが突出状態で設けら
れている。この案内部材19bは、シリンダヘッド9の
リフタボア内周面に設けられた案内溝(図示していな
い)に挿入されることにより、バルブリフタ19をリフ
タボア内で回転不能にかつ軸方向に摺動可能にガイドし
ている。
に示すように、バルブリフタ19は円筒状に形成され、
その側面19aには案内部材19bが突出状態で設けら
れている。この案内部材19bは、シリンダヘッド9の
リフタボア内周面に設けられた案内溝(図示していな
い)に挿入されることにより、バルブリフタ19をリフ
タボア内で回転不能にかつ軸方向に摺動可能にガイドし
ている。
【0029】バルブリフタ19の上面19cにはカムフ
ォロアホルダ24が一体的に形成され、同カムフォロア
ホルダ24にはカムフォロア25(揺動フォロワに相当
する)がその幅方向に揺動可能に支持されている。バル
ブリフタ19はシリンダヘッド9との間に圧縮状態で配
置されているバネ18a(図1)により吸気側カム11
側へ付勢されているので、カムフォロア25のカム摺動
面25aは、吸気側カム11のカム面11a側へ押圧さ
れて、カム面11aに対して摺動状態に接触されるとと
もに、カムフォロア25はカム面11aの角度変化に従
って揺動する。
ォロアホルダ24が一体的に形成され、同カムフォロア
ホルダ24にはカムフォロア25(揺動フォロワに相当
する)がその幅方向に揺動可能に支持されている。バル
ブリフタ19はシリンダヘッド9との間に圧縮状態で配
置されているバネ18a(図1)により吸気側カム11
側へ付勢されているので、カムフォロア25のカム摺動
面25aは、吸気側カム11のカム面11a側へ押圧さ
れて、カム面11aに対して摺動状態に接触されるとと
もに、カムフォロア25はカム面11aの角度変化に従
って揺動する。
【0030】カムフォロア25は、図4の分解斜視図お
よび図5(A)の平面図、(B)の正面図、(C)の左
側面図、および(D)の底面図に示すごとく、半円錐台
の底面同士を接続した形状をなしている。そして、上側
に存在する横に長い六角形状の平面がカム摺動面25a
とされる。また、下側の半円錐台周面が揺動用摺動面2
5bとされる。したがって、揺動用摺動面25bは全体
が左右対称なテーパ状の面を形成し、その中央部が他の
部分より大径の拡大部25cを形成している。
よび図5(A)の平面図、(B)の正面図、(C)の左
側面図、および(D)の底面図に示すごとく、半円錐台
の底面同士を接続した形状をなしている。そして、上側
に存在する横に長い六角形状の平面がカム摺動面25a
とされる。また、下側の半円錐台周面が揺動用摺動面2
5bとされる。したがって、揺動用摺動面25bは全体
が左右対称なテーパ状の面を形成し、その中央部が他の
部分より大径の拡大部25cを形成している。
【0031】また、図6にバルブリフタ19の縦断面図
を示すごとく、ガイド溝24aは、カムフォロア25の
揺動用摺動面25bに対応した形状に形成されて、カム
フォロア25を幅方向に揺動可能に支持する。このガイ
ド溝24aは中央部が一番深くなって拡大溝24bを形
成している。
を示すごとく、ガイド溝24aは、カムフォロア25の
揺動用摺動面25bに対応した形状に形成されて、カム
フォロア25を幅方向に揺動可能に支持する。このガイ
ド溝24aは中央部が一番深くなって拡大溝24bを形
成している。
【0032】上述した形状のカムフォロア25を、バル
ブリフタ19のガイド溝24a内に配置して、その揺動
用摺動面25bをガイド溝24aの内周面に密着させ、
図3に示したごとく吸気側カム11をそのカム面11a
にてカム摺動面25aに当接すると、大径の拡大部25
cは拡大溝24bに配置された状態で最も安定している
ことから、カムフォロア25は矢印Bにて示す揺動軸方
向へ移動することを阻止できる。すなわち、カムフォロ
アホルダ24に配置されたカムフォロア25は、揺動軸
周りに揺動可能であるが、揺動軸方向へは移動が不能と
される。
ブリフタ19のガイド溝24a内に配置して、その揺動
用摺動面25bをガイド溝24aの内周面に密着させ、
図3に示したごとく吸気側カム11をそのカム面11a
にてカム摺動面25aに当接すると、大径の拡大部25
cは拡大溝24bに配置された状態で最も安定している
ことから、カムフォロア25は矢印Bにて示す揺動軸方
向へ移動することを阻止できる。すなわち、カムフォロ
アホルダ24に配置されたカムフォロア25は、揺動軸
周りに揺動可能であるが、揺動軸方向へは移動が不能と
される。
【0033】以上説明した本実施の形態1によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).揺動用摺動面25bのすべてがテーパ面で形成
されて揺動軸に平行な面が存在しないため、カムフォロ
ア25においてトイシにて研削しなくてはならない面
は、カム摺動面25aと揺動用摺動面25bである。こ
のため、最大でもカム摺動面25aでの研削が1工程、
および拡大部25cで分かれた左右の揺動用摺動面25
bでの研削が各1工程なされるので、合計で3工程で研
削が完了する。したがって、従来のカムフォロアの研削
工程が6工程必要であったものが半減する。
下の効果が得られる。 (イ).揺動用摺動面25bのすべてがテーパ面で形成
されて揺動軸に平行な面が存在しないため、カムフォロ
ア25においてトイシにて研削しなくてはならない面
は、カム摺動面25aと揺動用摺動面25bである。こ
のため、最大でもカム摺動面25aでの研削が1工程、
および拡大部25cで分かれた左右の揺動用摺動面25
bでの研削が各1工程なされるので、合計で3工程で研
削が完了する。したがって、従来のカムフォロアの研削
工程が6工程必要であったものが半減する。
【0034】また、ガイド溝24aについても、最大で
も拡大溝24bで分かれた左右のガイド溝24aでの研
削が2工程で完了する。したがって、従来のガイド溝の
研削工程が5工程必要であったものが半減する。
も拡大溝24bで分かれた左右のガイド溝24aでの研
削が2工程で完了する。したがって、従来のガイド溝の
研削工程が5工程必要であったものが半減する。
【0035】このことにより、3次元カム用揺動フォロ
ワ機構の生産性を高めることができる。 (ロ).図5に示したごとく、カムフォロア25の揺動
用摺動面25bにおいては、揺動軸方向(矢印B方向)
の輪郭線は揺動軸に対する角度θ11,θ12は90°
未満(例えば、10°〜35°)に設定されている。こ
のため、揺動軸に直交する面が揺動用摺動面25b内に
は存在しない。したがって、揺動軸に直交する方向から
研削トイシにて研削圧力をかけて研削できる面のみとな
る。このため、隣接する面、ここでは拡大部25cで分
かれた左右の揺動用摺動面25bを一つのトイシにて研
削できるので、各面毎に研削加工する必要が無くなり1
工程を短縮でき、2工程でカムフォロア25の研削がで
きる。
ワ機構の生産性を高めることができる。 (ロ).図5に示したごとく、カムフォロア25の揺動
用摺動面25bにおいては、揺動軸方向(矢印B方向)
の輪郭線は揺動軸に対する角度θ11,θ12は90°
未満(例えば、10°〜35°)に設定されている。こ
のため、揺動軸に直交する面が揺動用摺動面25b内に
は存在しない。したがって、揺動軸に直交する方向から
研削トイシにて研削圧力をかけて研削できる面のみとな
る。このため、隣接する面、ここでは拡大部25cで分
かれた左右の揺動用摺動面25bを一つのトイシにて研
削できるので、各面毎に研削加工する必要が無くなり1
工程を短縮でき、2工程でカムフォロア25の研削がで
きる。
【0036】また、このカムフォロア25に対応するガ
イド溝24aも同様に揺動軸方向の輪郭線は揺動軸に対
する角度が90°未満(θ11,θ12と同じ)に設定
されることとなる。このため、カムフォロア25の場合
と同様な理由から各面毎に研削加工する必要が無くなり
工程を1工程に短縮できる。
イド溝24aも同様に揺動軸方向の輪郭線は揺動軸に対
する角度が90°未満(θ11,θ12と同じ)に設定
されることとなる。このため、カムフォロア25の場合
と同様な理由から各面毎に研削加工する必要が無くなり
工程を1工程に短縮できる。
【0037】このようにして、3次元カム用揺動フォロ
ワ機構の生産性を一層高めることができる。 (ハ).拡大部25cを含む揺動用摺動面25bにおい
ては、揺動軸に直交する面が存在しないので、バウンス
等の理由で、図7に示すごとくガイド溝24aから揺動
用摺動面25bが浮いた場合に、拡大部25cと拡大溝
24bとが完全に離れて隙間が生じる。このため吸気側
カム11からの衝撃力があっても、図示するごとくカム
フォロア25が傾くことができ、拡大部25cがガイド
溝24aを傷付けることが無く、曲げ応力も生じない。
このため、3次元カム用揺動フォロワ機構の耐久性が高
まる。
ワ機構の生産性を一層高めることができる。 (ハ).拡大部25cを含む揺動用摺動面25bにおい
ては、揺動軸に直交する面が存在しないので、バウンス
等の理由で、図7に示すごとくガイド溝24aから揺動
用摺動面25bが浮いた場合に、拡大部25cと拡大溝
24bとが完全に離れて隙間が生じる。このため吸気側
カム11からの衝撃力があっても、図示するごとくカム
フォロア25が傾くことができ、拡大部25cがガイド
溝24aを傷付けることが無く、曲げ応力も生じない。
このため、3次元カム用揺動フォロワ機構の耐久性が高
まる。
【0038】従来の3次元カム用揺動フォロワ機構で
は、図18〜21に示したごとく、拡大部406cと拡
大溝405aとには、揺動軸に直交する面(スラスト面
406d,405b:揺動軸方向の輪郭線が揺動軸に対
して90°の面)が存在するので、図22に示すごと
く、バウンス等の理由で、ガイド溝405から揺動フォ
ロワ406が浮いた場合には、拡大部406cのスラス
ト面406dと拡大溝405aのスラスト面405bと
の間は密着したままである。このため3次元カム402
からの衝撃力Gが拡大部406cから外れた位置にかか
っても、揺動フォロワ406が傾くことができず、拡大
部406cの角や拡大溝405aの縁がスラスト面40
5b,406dを傷付けたり、拡大部406cの付け根
Rに大きな曲げ応力がかかってクラック等を生じて耐久
性を低下させるおそれがある。
は、図18〜21に示したごとく、拡大部406cと拡
大溝405aとには、揺動軸に直交する面(スラスト面
406d,405b:揺動軸方向の輪郭線が揺動軸に対
して90°の面)が存在するので、図22に示すごと
く、バウンス等の理由で、ガイド溝405から揺動フォ
ロワ406が浮いた場合には、拡大部406cのスラス
ト面406dと拡大溝405aのスラスト面405bと
の間は密着したままである。このため3次元カム402
からの衝撃力Gが拡大部406cから外れた位置にかか
っても、揺動フォロワ406が傾くことができず、拡大
部406cの角や拡大溝405aの縁がスラスト面40
5b,406dを傷付けたり、拡大部406cの付け根
Rに大きな曲げ応力がかかってクラック等を生じて耐久
性を低下させるおそれがある。
【0039】本実施の形態1ではこのようなことがな
い。 [実施の形態2]図8の斜視図に実施の形態2としての
3次元カム用揺動フォロワ機構を示す。本実施の形態2
が前記実施の形態1と異なるのは、カムフォロア125
とカムフォロアホルダ124との構造が異なるのみであ
り他の構成は実施の形態1と同じである。
い。 [実施の形態2]図8の斜視図に実施の形態2としての
3次元カム用揺動フォロワ機構を示す。本実施の形態2
が前記実施の形態1と異なるのは、カムフォロア125
とカムフォロアホルダ124との構造が異なるのみであ
り他の構成は実施の形態1と同じである。
【0040】カムフォロア125は、図9の分解斜視図
および図10(A)の平面図、(B)の正面図、(C)
の左側面図、および(D)の底面図に示すごとく、半円
柱状の本体125dと、この本体125dにおける揺動
軸方向(図8矢印C方向)の中央部に本体125dより
も大径に形成された拡大部125cとを有している。こ
の本体125dの半円柱状外周面が、図8に示したごと
く、バルブリフタ119のカムフォロアホルダ124に
配置された場合、カムフォロア125の揺動時に、カム
フォロアホルダ124に形成された断面半円形のガイド
溝124aに対して摺動する揺動用摺動面125eとな
る。
および図10(A)の平面図、(B)の正面図、(C)
の左側面図、および(D)の底面図に示すごとく、半円
柱状の本体125dと、この本体125dにおける揺動
軸方向(図8矢印C方向)の中央部に本体125dより
も大径に形成された拡大部125cとを有している。こ
の本体125dの半円柱状外周面が、図8に示したごと
く、バルブリフタ119のカムフォロアホルダ124に
配置された場合、カムフォロア125の揺動時に、カム
フォロアホルダ124に形成された断面半円形のガイド
溝124aに対して摺動する揺動用摺動面125eとな
る。
【0041】また、カムフォロア125の軸方向中央部
に設けられている拡大部125cは、2つのテーパ状の
揺動用摺動面125fにて外形が形成され、半円錐台の
底面を合わせた形状をなしている。この拡大部125c
に対応した形状にて、図11の縦断面図に示すごとく、
ガイド溝124aの揺動軸方向中央部には拡大溝124
bが形成されている。
に設けられている拡大部125cは、2つのテーパ状の
揺動用摺動面125fにて外形が形成され、半円錐台の
底面を合わせた形状をなしている。この拡大部125c
に対応した形状にて、図11の縦断面図に示すごとく、
ガイド溝124aの揺動軸方向中央部には拡大溝124
bが形成されている。
【0042】したがって、ガイド溝124a内にカムフ
ォロア125が配置されると、カムフォロア125の揺
動用摺動面125eはガイド溝124a内に密着し、拡
大部125cの揺動用摺動面125fと拡大溝124b
のテーパ状揺動用摺動面124cとが密着する。このこ
とにより、カムフォロア125が矢印Cにて示す揺動軸
方向へ移動することを阻止できる。すなわち、バルブリ
フタ119のカムフォロアホルダ124に配置されたカ
ムフォロア125は、揺動軸周りに揺動可能であるが、
揺動軸方向へは移動が不能とされる。
ォロア125が配置されると、カムフォロア125の揺
動用摺動面125eはガイド溝124a内に密着し、拡
大部125cの揺動用摺動面125fと拡大溝124b
のテーパ状揺動用摺動面124cとが密着する。このこ
とにより、カムフォロア125が矢印Cにて示す揺動軸
方向へ移動することを阻止できる。すなわち、バルブリ
フタ119のカムフォロアホルダ124に配置されたカ
ムフォロア125は、揺動軸周りに揺動可能であるが、
揺動軸方向へは移動が不能とされる。
【0043】以上説明した本実施の形態2によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).実施の形態2のカムフォロア125においてト
イシにて研削しなくてはならない面は、半円筒状の2つ
の揺動用摺動面125eおよびテーパ状の2つの揺動用
摺動面125fである。このため、最大でも研削は4工
程で完了する。したがって、従来のカムフォロアの研削
工程が6工程必要であったものが減少する。
下の効果が得られる。 (イ).実施の形態2のカムフォロア125においてト
イシにて研削しなくてはならない面は、半円筒状の2つ
の揺動用摺動面125eおよびテーパ状の2つの揺動用
摺動面125fである。このため、最大でも研削は4工
程で完了する。したがって、従来のカムフォロアの研削
工程が6工程必要であったものが減少する。
【0044】また、カムフォロアホルダ124について
も、研削が必要なのは左右に分かれたガイド溝124a
および2つの揺動用摺動面124cであり、最大でも4
工程で完了する。したがって、従来のガイド溝の研削工
程が5工程必要であったものが減少する。
も、研削が必要なのは左右に分かれたガイド溝124a
および2つの揺動用摺動面124cであり、最大でも4
工程で完了する。したがって、従来のガイド溝の研削工
程が5工程必要であったものが減少する。
【0045】このことにより、3次元カム用揺動フォロ
ワ機構の生産性を高めることができる。 (ロ).図10に示したごとく、カムフォロア125の
2種類の揺動用摺動面125e,125fの内、半円筒
状揺動用摺動面125eについては揺動軸方向(矢印C
方向)の輪郭線は揺動軸に対して0°であり、テーパ状
揺動用摺動面125fについては揺動軸方向(矢印C方
向)の輪郭線の揺動軸に対する角度θ21,θ22は9
0°未満(例えば、10°〜70°)に設定されてい
る。
ワ機構の生産性を高めることができる。 (ロ).図10に示したごとく、カムフォロア125の
2種類の揺動用摺動面125e,125fの内、半円筒
状揺動用摺動面125eについては揺動軸方向(矢印C
方向)の輪郭線は揺動軸に対して0°であり、テーパ状
揺動用摺動面125fについては揺動軸方向(矢印C方
向)の輪郭線の揺動軸に対する角度θ21,θ22は9
0°未満(例えば、10°〜70°)に設定されてい
る。
【0046】このため、揺動軸に直交する面が揺動用摺
動面125e,125f内には存在しない。したがっ
て、揺動軸に直交する方向から研削トイシにて研削圧力
をかけて研削できる面のみとなる。このため、隣接する
面、ここでは2つのテーパ状揺動用摺動面125fの組
み合わせ、隣接する半円筒状揺動用摺動面125eとテ
ーパ状揺動用摺動面125fとの組み合わせ、あるいは
全ての揺動用摺動面125e,125fの組み合わせに
対して、一つのトイシにて研削できるので、各面毎に研
削加工する必要が無くなり、更に工程を短縮できる。
動面125e,125f内には存在しない。したがっ
て、揺動軸に直交する方向から研削トイシにて研削圧力
をかけて研削できる面のみとなる。このため、隣接する
面、ここでは2つのテーパ状揺動用摺動面125fの組
み合わせ、隣接する半円筒状揺動用摺動面125eとテ
ーパ状揺動用摺動面125fとの組み合わせ、あるいは
全ての揺動用摺動面125e,125fの組み合わせに
対して、一つのトイシにて研削できるので、各面毎に研
削加工する必要が無くなり、更に工程を短縮できる。
【0047】また、このカムフォロア125に対応する
ガイド溝124aおよび揺動用摺動面124cも同様に
揺動軸方向の輪郭線は揺動軸に対する角度が90°未満
(θ21,θ22と同じ)に設定されることとなる。こ
のため、カムフォロア125の場合と同様な理由から各
面毎に研削加工する必要が無くなり工程を短縮できる。
ガイド溝124aおよび揺動用摺動面124cも同様に
揺動軸方向の輪郭線は揺動軸に対する角度が90°未満
(θ21,θ22と同じ)に設定されることとなる。こ
のため、カムフォロア125の場合と同様な理由から各
面毎に研削加工する必要が無くなり工程を短縮できる。
【0048】このようにして、3次元カム用揺動フォロ
ワ機構の生産性を一層高めることができる。 (ハ).カムフォロア125の揺動用摺動面125e,
125fにおいては、揺動軸に直交する面が存在しない
ので、バウンス等の理由で、図12に示すごとくガイド
溝124aおよび拡大溝124bから揺動用摺動面12
5e,125fが浮いた場合に、拡大部125cと拡大
溝124bとが完全に離れて隙間が生じる。このため吸
気側カム111からカム摺動面125aへ衝撃が与えら
れても、図示するごとくカムフォロア125が傾くこと
ができ、拡大部125cがガイド溝124aを傷付ける
ことが無く、曲げ応力も生じない。このため、3次元カ
ム用揺動フォロワ機構の耐久性が高まる。
ワ機構の生産性を一層高めることができる。 (ハ).カムフォロア125の揺動用摺動面125e,
125fにおいては、揺動軸に直交する面が存在しない
ので、バウンス等の理由で、図12に示すごとくガイド
溝124aおよび拡大溝124bから揺動用摺動面12
5e,125fが浮いた場合に、拡大部125cと拡大
溝124bとが完全に離れて隙間が生じる。このため吸
気側カム111からカム摺動面125aへ衝撃が与えら
れても、図示するごとくカムフォロア125が傾くこと
ができ、拡大部125cがガイド溝124aを傷付ける
ことが無く、曲げ応力も生じない。このため、3次元カ
ム用揺動フォロワ機構の耐久性が高まる。
【0049】[実施の形態3]図13の斜視図に実施の
形態3としての3次元カム用揺動フォロワ機構を示す。
本実施の形態3が前記実施の形態1と異なるのは、カム
フォロア225とカムフォロアホルダ224との構造が
異なるのみであり他の構成は実施の形態1と同じであ
る。
形態3としての3次元カム用揺動フォロワ機構を示す。
本実施の形態3が前記実施の形態1と異なるのは、カム
フォロア225とカムフォロアホルダ224との構造が
異なるのみであり他の構成は実施の形態1と同じであ
る。
【0050】カムフォロア225は、図14の分解斜視
図および図15(A)の平面図、(B)の正面図、
(C)の左側面図、および(D)の底面図に示すごと
く、半円柱状の本体225dと、この本体225dにお
ける揺動軸方向(図示矢印D方向)の両端部に本体22
5dよりも大径に形成された2つの拡大部225cとを
有している。この本体225dの半円柱状外周面が、図
13に示したごとく、バルブリフタ219のカムフォロ
アホルダ224に配置した場合、カムフォロア225の
揺動時に、カムフォロアホルダ224に形成された断面
半円形のガイド溝224aに対して摺動する揺動用摺動
面225eとなる。
図および図15(A)の平面図、(B)の正面図、
(C)の左側面図、および(D)の底面図に示すごと
く、半円柱状の本体225dと、この本体225dにお
ける揺動軸方向(図示矢印D方向)の両端部に本体22
5dよりも大径に形成された2つの拡大部225cとを
有している。この本体225dの半円柱状外周面が、図
13に示したごとく、バルブリフタ219のカムフォロ
アホルダ224に配置した場合、カムフォロア225の
揺動時に、カムフォロアホルダ224に形成された断面
半円形のガイド溝224aに対して摺動する揺動用摺動
面225eとなる。
【0051】また、カムフォロア225の軸方向両端部
に設けられている2つの拡大部225cは、それぞれ揺
動用摺動面225eから連続して拡がるテーパ状の揺動
用摺動面225fにて外形が形成され、半円錐台形状を
なしている。この拡大部225cに対応した形状にて、
図16の縦断面図に示すごとく、ガイド溝224aの揺
動軸方向両端部には拡大溝224bが形成されている。
に設けられている2つの拡大部225cは、それぞれ揺
動用摺動面225eから連続して拡がるテーパ状の揺動
用摺動面225fにて外形が形成され、半円錐台形状を
なしている。この拡大部225cに対応した形状にて、
図16の縦断面図に示すごとく、ガイド溝224aの揺
動軸方向両端部には拡大溝224bが形成されている。
【0052】したがって、ガイド溝224a内にカムフ
ォロア225が配置されると、カムフォロア225の揺
動用摺動面225eはガイド溝224a内に密着し、2
つの拡大部225cの各揺動用摺動面225fと拡大溝
224bのテーパ状揺動用摺動面224cとが密着す
る。このことにより、カムフォロア225が矢印Dにて
示す揺動軸方向へ移動することを阻止できる。すなわ
ち、バルブリフタ219のカムフォロアホルダ224に
配置されたカムフォロア225は、揺動軸周りに揺動可
能であるが、揺動軸方向へは移動が不能とされる。
ォロア225が配置されると、カムフォロア225の揺
動用摺動面225eはガイド溝224a内に密着し、2
つの拡大部225cの各揺動用摺動面225fと拡大溝
224bのテーパ状揺動用摺動面224cとが密着す
る。このことにより、カムフォロア225が矢印Dにて
示す揺動軸方向へ移動することを阻止できる。すなわ
ち、バルブリフタ219のカムフォロアホルダ224に
配置されたカムフォロア225は、揺動軸周りに揺動可
能であるが、揺動軸方向へは移動が不能とされる。
【0053】以上説明した本実施の形態3によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).実施の形態3のカムフォロア225においてト
イシにて研削しなくてはならない面は、半円筒状の1つ
の揺動用摺動面225eおよびテーパ状の2つの揺動用
摺動面225fである。このため、最大でも研削は3工
程で完了する。したがって、従来のカムフォロアの研削
工程が6工程必要であったものが半減する。
下の効果が得られる。 (イ).実施の形態3のカムフォロア225においてト
イシにて研削しなくてはならない面は、半円筒状の1つ
の揺動用摺動面225eおよびテーパ状の2つの揺動用
摺動面225fである。このため、最大でも研削は3工
程で完了する。したがって、従来のカムフォロアの研削
工程が6工程必要であったものが半減する。
【0054】また、カムフォロアホルダ224について
も、研削が必要なのは1つのガイド溝224aおよび2
つの揺動用摺動面224cであり、最大でも3工程で完
了する。したがって、従来のガイド溝の研削工程が5工
程必要であったものが減少する。
も、研削が必要なのは1つのガイド溝224aおよび2
つの揺動用摺動面224cであり、最大でも3工程で完
了する。したがって、従来のガイド溝の研削工程が5工
程必要であったものが減少する。
【0055】このことにより、3次元カム用揺動フォロ
ワ機構の生産性を高めることができる。 (ロ).図15に示したごとく、カムフォロア225の
2種類の揺動用摺動面225e,225fの内、半円筒
状揺動用摺動面225eについては揺動軸方向(矢印D
方向)の輪郭線は揺動軸に対して0°であり、テーパ状
揺動用摺動面225fについては揺動軸方向(矢印D方
向)の輪郭線の揺動軸に対する角度θ3,θ4は90°
未満(例えば、10°〜70°)に設定されている。
ワ機構の生産性を高めることができる。 (ロ).図15に示したごとく、カムフォロア225の
2種類の揺動用摺動面225e,225fの内、半円筒
状揺動用摺動面225eについては揺動軸方向(矢印D
方向)の輪郭線は揺動軸に対して0°であり、テーパ状
揺動用摺動面225fについては揺動軸方向(矢印D方
向)の輪郭線の揺動軸に対する角度θ3,θ4は90°
未満(例えば、10°〜70°)に設定されている。
【0056】このため、揺動軸に直交する面が揺動用摺
動面225e,225f内には存在しない。したがっ
て、揺動軸に直交する方向から研削トイシにて研削圧力
をかけて研削できる面のみとなる。このため、隣接する
面、ここでは、隣接する半円筒状揺動用摺動面225e
とテーパ状揺動用摺動面225fとの組み合わせ、ある
いは全ての揺動用摺動面225e,225fの組み合わ
せに対して、一つのトイシにて研削できるので、各面毎
に研削加工する必要が無くなり、更に工程を短縮でき
る。
動面225e,225f内には存在しない。したがっ
て、揺動軸に直交する方向から研削トイシにて研削圧力
をかけて研削できる面のみとなる。このため、隣接する
面、ここでは、隣接する半円筒状揺動用摺動面225e
とテーパ状揺動用摺動面225fとの組み合わせ、ある
いは全ての揺動用摺動面225e,225fの組み合わ
せに対して、一つのトイシにて研削できるので、各面毎
に研削加工する必要が無くなり、更に工程を短縮でき
る。
【0057】また、このカムフォロア225に対応する
ガイド溝224aおよび揺動用摺動面224cも同様に
揺動軸方向の輪郭線は揺動軸に対する角度が90°未満
(θ3,θ4と同じ)に設定されることとなる。このた
め、カムフォロア225の場合と同様な理由から各面毎
に研削加工する必要が無くなり工程を短縮できる。
ガイド溝224aおよび揺動用摺動面224cも同様に
揺動軸方向の輪郭線は揺動軸に対する角度が90°未満
(θ3,θ4と同じ)に設定されることとなる。このた
め、カムフォロア225の場合と同様な理由から各面毎
に研削加工する必要が無くなり工程を短縮できる。
【0058】このようにして、3次元カム用揺動フォロ
ワ機構の生産性を一層高めることができる。 (ハ).カムフォロア225の揺動用摺動面225e,
225fにおいては、揺動軸に直交する面が存在しない
ので、バウンス等の理由で、図17に示すごとくガイド
溝224aおよび拡大溝224bから揺動用摺動面22
5e,225fが浮いた場合に、拡大部225cと拡大
溝224bとが完全に離れて隙間が生じる。このため吸
気側カム211からカム摺動面225aへ衝撃が与えら
れても、図示するごとくカムフォロア225が傾くこと
ができ、拡大部225cがガイド溝224aを傷付ける
ことが無く、曲げ応力も生じない。このため、3次元カ
ム用揺動フォロワ機構の耐久性が高まる。
ワ機構の生産性を一層高めることができる。 (ハ).カムフォロア225の揺動用摺動面225e,
225fにおいては、揺動軸に直交する面が存在しない
ので、バウンス等の理由で、図17に示すごとくガイド
溝224aおよび拡大溝224bから揺動用摺動面22
5e,225fが浮いた場合に、拡大部225cと拡大
溝224bとが完全に離れて隙間が生じる。このため吸
気側カム211からカム摺動面225aへ衝撃が与えら
れても、図示するごとくカムフォロア225が傾くこと
ができ、拡大部225cがガイド溝224aを傷付ける
ことが無く、曲げ応力も生じない。このため、3次元カ
ム用揺動フォロワ機構の耐久性が高まる。
【0059】[その他の実施の形態] ・前記実施の形態1〜3においては、拡大部25c,1
25c,225cについては、先端部分には角が形成さ
れていたが面取りして角を落としてもよい。
25c,225cについては、先端部分には角が形成さ
れていたが面取りして角を落としてもよい。
【0060】・また、前記実施の形態1〜3の拡大部2
5c,125c,225cは半円錐台あるいは半円錐台
を重ねた形状であったが、実施の形態1,2の場合は、
揺動軸を中心とする半球体状あるいは半楕円体状に、実
施の形態3の場合は1/4球体状あるいは1/4楕円体
状に形成してもよい。この場合は、カムフォロアの揺動
軸方向の輪郭線の接線が揺動軸に対して90°未満に設
定されていればよい。
5c,125c,225cは半円錐台あるいは半円錐台
を重ねた形状であったが、実施の形態1,2の場合は、
揺動軸を中心とする半球体状あるいは半楕円体状に、実
施の形態3の場合は1/4球体状あるいは1/4楕円体
状に形成してもよい。この場合は、カムフォロアの揺動
軸方向の輪郭線の接線が揺動軸に対して90°未満に設
定されていればよい。
【0061】・前記実施の形態1のカムフォロア25
は、半円錐台の底面同士を接合した形状であったが、半
円錐台の頂面同士を接合した形状であってもよい。 ・前記実施の形態1〜3では、吸気側カムを3次元カム
として形成して、対応するバルブリフタにカムフォロア
を設けていたが、排気側カムを3次元カムとして各実施
の形態にて述べたと同じ構成としてもよい。この場合、
シャフト駆動機構15と同じシャフト駆動機構が排気側
カムシャフト側にも設けられ、排気側カムシャフトは軸
方向にも移動可能とされる。
は、半円錐台の底面同士を接合した形状であったが、半
円錐台の頂面同士を接合した形状であってもよい。 ・前記実施の形態1〜3では、吸気側カムを3次元カム
として形成して、対応するバルブリフタにカムフォロア
を設けていたが、排気側カムを3次元カムとして各実施
の形態にて述べたと同じ構成としてもよい。この場合、
シャフト駆動機構15と同じシャフト駆動機構が排気側
カムシャフト側にも設けられ、排気側カムシャフトは軸
方向にも移動可能とされる。
【0062】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の実施の形態には、特許請求の範囲に記載
した技術的事項以外に次のような各種の技術的事項の実
施形態を有するものであることを付記しておく。
たが、本発明の実施の形態には、特許請求の範囲に記載
した技術的事項以外に次のような各種の技術的事項の実
施形態を有するものであることを付記しておく。
【0063】(1).前記揺動フォロワの前記揺動用摺
動面における前記揺動軸方向の輪郭線あるいは該輪郭線
の接線は、前記揺動軸に対して10°〜35°に設定さ
れていることを特徴とする請求項1,2または4記載の
3次元カム用揺動フォロワ機構。
動面における前記揺動軸方向の輪郭線あるいは該輪郭線
の接線は、前記揺動軸に対して10°〜35°に設定さ
れていることを特徴とする請求項1,2または4記載の
3次元カム用揺動フォロワ機構。
【0064】(2).前記揺動フォロワの前記揺動用摺
動面における前記揺動軸方向の輪郭線あるいは該輪郭線
の接線は、前記揺動軸に対して10°〜70°に設定さ
れていることを特徴とする請求項3,5または6記載の
3次元カム用揺動フォロワ機構。
動面における前記揺動軸方向の輪郭線あるいは該輪郭線
の接線は、前記揺動軸に対して10°〜70°に設定さ
れていることを特徴とする請求項3,5または6記載の
3次元カム用揺動フォロワ機構。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の3次元カム用揺動フォロ
ワ機構は、その揺動フォロワの揺動用摺動面において
は、揺動軸方向の輪郭線あるいはこの輪郭線の接線は揺
動軸に対して90°未満に設定されている。このため、
揺動軸に直交する面が存在せず、揺動軸に直交する方向
から研削トイシにて研削圧力をかけて研削できる面のみ
となる。このため、隣接する面を一つのトイシにて研削
できるので、各面毎に研削加工する必要が無くなり工程
を短縮できる。この揺動フォロワに対応するガイド溝も
同様に揺動軸方向の輪郭線あるいはこの輪郭線の接線は
揺動軸に対して90°未満に設定されることとなるた
め、揺動軸に直交する面が存在せず、同様な理由から各
面毎に研削加工する必要が無くなり工程を短縮できる。
このようにして、3次元カム用揺動フォロワ機構の生産
性を高めることができる。
ワ機構は、その揺動フォロワの揺動用摺動面において
は、揺動軸方向の輪郭線あるいはこの輪郭線の接線は揺
動軸に対して90°未満に設定されている。このため、
揺動軸に直交する面が存在せず、揺動軸に直交する方向
から研削トイシにて研削圧力をかけて研削できる面のみ
となる。このため、隣接する面を一つのトイシにて研削
できるので、各面毎に研削加工する必要が無くなり工程
を短縮できる。この揺動フォロワに対応するガイド溝も
同様に揺動軸方向の輪郭線あるいはこの輪郭線の接線は
揺動軸に対して90°未満に設定されることとなるた
め、揺動軸に直交する面が存在せず、同様な理由から各
面毎に研削加工する必要が無くなり工程を短縮できる。
このようにして、3次元カム用揺動フォロワ機構の生産
性を高めることができる。
【0066】請求項2記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構においては、請求項1記載の構成に対して、前記揺
動フォロワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の中
央部が両端部より突出することで前記拡大部を形成して
いる。このようにしても、前述したごとく、揺動フォロ
ワにおいてもガイド溝においても各面毎に研削加工する
必要が無くなり工程を短縮でき、3次元カム用揺動フォ
ロワ機構の生産性を高めることができる。更に、この拡
大部においては揺動軸に直交する面が存在しないので、
何らかの理由で、ガイド溝から拡大部が浮いた場合に、
拡大部とガイド溝との間に揺動軸方向に隙間が生じる。
このため揺動フォロワが傾くことができ、拡大部とガイ
ド溝との間で傷付け合うことが無く、拡大部の付け根に
も曲げ応力がかかることがない。このため、3次元カム
用揺動フォロワ機構の耐久性が高まる。
機構においては、請求項1記載の構成に対して、前記揺
動フォロワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の中
央部が両端部より突出することで前記拡大部を形成して
いる。このようにしても、前述したごとく、揺動フォロ
ワにおいてもガイド溝においても各面毎に研削加工する
必要が無くなり工程を短縮でき、3次元カム用揺動フォ
ロワ機構の生産性を高めることができる。更に、この拡
大部においては揺動軸に直交する面が存在しないので、
何らかの理由で、ガイド溝から拡大部が浮いた場合に、
拡大部とガイド溝との間に揺動軸方向に隙間が生じる。
このため揺動フォロワが傾くことができ、拡大部とガイ
ド溝との間で傷付け合うことが無く、拡大部の付け根に
も曲げ応力がかかることがない。このため、3次元カム
用揺動フォロワ機構の耐久性が高まる。
【0067】請求項3記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構においては、請求項1記載の構成に対して、前記揺
動フォロワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の両
端部が半円柱状であり、中央部がテーパ状の揺動用摺動
面を有する前記拡大部を形成している。このようにして
も、前述した請求項2と同じ作用効果を生じさせること
ができる。
機構においては、請求項1記載の構成に対して、前記揺
動フォロワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の両
端部が半円柱状であり、中央部がテーパ状の揺動用摺動
面を有する前記拡大部を形成している。このようにして
も、前述した請求項2と同じ作用効果を生じさせること
ができる。
【0068】請求項4記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構においては、請求項1記載の構成に対して、前記揺
動フォロワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の両
端部が中央部より突出することで前記拡大部を形成して
いる。このようにしても、前述したごとく、揺動フォロ
ワにおいてもガイド溝においても各面毎に研削加工する
必要が無くなり工程を短縮でき、3次元カム用揺動フォ
ロワ機構の生産性を高めることができる。更に、この拡
大部においては揺動軸に直交する面が存在しないので、
何らかの理由で、ガイド溝から拡大部が浮いた場合に、
拡大部とガイド溝との間に揺動軸方向に隙間が生じる。
このため揺動フォロワが傾くことができ、拡大部とガイ
ド溝との間で傷付け合うことが無く、拡大部の付け根に
も曲げ応力がかかることがない。このため、3次元カム
用揺動フォロワ機構の耐久性が高まる。
機構においては、請求項1記載の構成に対して、前記揺
動フォロワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の両
端部が中央部より突出することで前記拡大部を形成して
いる。このようにしても、前述したごとく、揺動フォロ
ワにおいてもガイド溝においても各面毎に研削加工する
必要が無くなり工程を短縮でき、3次元カム用揺動フォ
ロワ機構の生産性を高めることができる。更に、この拡
大部においては揺動軸に直交する面が存在しないので、
何らかの理由で、ガイド溝から拡大部が浮いた場合に、
拡大部とガイド溝との間に揺動軸方向に隙間が生じる。
このため揺動フォロワが傾くことができ、拡大部とガイ
ド溝との間で傷付け合うことが無く、拡大部の付け根に
も曲げ応力がかかることがない。このため、3次元カム
用揺動フォロワ機構の耐久性が高まる。
【0069】請求項5記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構においては、請求項1記載の構成に対して、前記揺
動フォロワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の中
央部が半円柱状であり、両端部がテーパ状の揺動用摺動
面を有する前記拡大部を形成している。このようにして
も、前述した請求項4と同じ作用効果を生じさせること
ができる。
機構においては、請求項1記載の構成に対して、前記揺
動フォロワの前記揺動用摺動面は、前記揺動軸方向の中
央部が半円柱状であり、両端部がテーパ状の揺動用摺動
面を有する前記拡大部を形成している。このようにして
も、前述した請求項4と同じ作用効果を生じさせること
ができる。
【0070】請求項6記載の3次元カム用揺動フォロワ
機構においては、請求項3または5記載の構成に対し
て、前記拡大部は、テーパ面のみで形成されている。こ
のように拡大部がテーパ面のみにて形成されていること
により、拡大部の最大径部分に揺動軸と平行な先端周面
を設け無くても済む。このため、その先端周面の研削加
工を省略できるので、より一層、工程を短縮でき、3次
元カム用揺動フォロワ機構の生産性を高めることができ
る。
機構においては、請求項3または5記載の構成に対し
て、前記拡大部は、テーパ面のみで形成されている。こ
のように拡大部がテーパ面のみにて形成されていること
により、拡大部の最大径部分に揺動軸と平行な先端周面
を設け無くても済む。このため、その先端周面の研削加
工を省略できるので、より一層、工程を短縮でき、3次
元カム用揺動フォロワ機構の生産性を高めることができ
る。
【図1】 実施の形態1におけるバルブ駆動機構の構成
説明図。
説明図。
【図2】 図1の構成が組み込まれている車両用ガソリ
ンエンジンの概略構成図。
ンエンジンの概略構成図。
【図3】 実施の形態1の3次元カム用揺動フォロワ機
構の斜視図。
構の斜視図。
【図4】 実施の形態1の3次元カム用揺動フォロワ機
構の分解斜視図。
構の分解斜視図。
【図5】 実施の形態1のカムフォロアの構成説明図。
【図6】 実施の形態1のカムフォロアホルダの構成説
明図。
明図。
【図7】 実施の形態1の3次元カム用揺動フォロワ機
構の動作説明図。
構の動作説明図。
【図8】 実施の形態2の3次元カム用揺動フォロワ機
構の斜視図。
構の斜視図。
【図9】 実施の形態2の3次元カム用揺動フォロワ機
構の分解斜視図。
構の分解斜視図。
【図10】 実施の形態2のカムフォロアの構成説明
図。
図。
【図11】 実施の形態2のカムフォロアホルダの構成
説明図。
説明図。
【図12】 実施の形態2の3次元カム用揺動フォロワ
機構の動作説明図。
機構の動作説明図。
【図13】 実施の形態3の3次元カム用揺動フォロワ
機構の斜視図。
機構の斜視図。
【図14】 実施の形態3の3次元カム用揺動フォロワ
機構の分解斜視図。
機構の分解斜視図。
【図15】 実施の形態3のカムフォロアの構成説明
図。
図。
【図16】 実施の形態3のカムフォロアホルダの構成
説明図。
説明図。
【図17】 実施の形態3の3次元カム用揺動フォロワ
機構の動作説明図。
機構の動作説明図。
【図18】 従来例の3次元カム用揺動フォロワ機構の
斜視図。
斜視図。
【図19】 従来例の3次元カム用揺動フォロワ機構の
分解斜視図。
分解斜視図。
【図20】 従来例のカムフォロアの構成説明図。
【図21】 従来例のカムフォロアホルダの構成説明
図。
図。
【図22】 従来例の3次元カム用揺動フォロワ機構の
動作説明図。
動作説明図。
1…エンジン、2…シリンダブロック、3…シリンダ、
4…ピストン、5…クランクケース、6…クランクシャ
フト、7…コンロッド、8…クランクシャフトタイミン
グプーリ、9…シリンダヘッド、10…吸気側カムシャ
フト、11…吸気側カム、11a…カム面、12…排気
側カムシャフト、13…排気側カム、14…カムシャフ
トタイミングプーリ、15…シャフト駆動機構、16…
カムシャフトタイミングプーリ、17…タイミングベル
ト、18…吸気バルブ、18a…バネ、19…バルブリ
フタ、19a…側面、19b…案内部材、19c…上
面、20…排気バルブ、21… バルブリフタ、22…
ジャーナル軸受、24…カムフォロアホルダ、24a…
ガイド溝、24b…拡大溝、25…カムフォロア、25
a…カム摺動面、25b…揺動用摺動面、25c… 拡
大部、111…吸気側カム、119…バルブリフタ、1
24…カムフォロアホルダ、124a…ガイド溝、12
4b…拡大溝、124c…揺動用摺動面、125…カム
フォロア、125a…カム摺動面,125c…拡大部、
125d…本体、125e,125f…揺動用摺動面、
211…吸気側カム、219…バルブリフタ、224…
カムフォロアホルダ、224a…ガイド溝、224b…
拡大溝、224c…揺動用摺動面、225…カムフォロ
ア、225a…カム摺動面,225c…拡大部、225
d…本体、225e,225f…揺動用摺動面。
4…ピストン、5…クランクケース、6…クランクシャ
フト、7…コンロッド、8…クランクシャフトタイミン
グプーリ、9…シリンダヘッド、10…吸気側カムシャ
フト、11…吸気側カム、11a…カム面、12…排気
側カムシャフト、13…排気側カム、14…カムシャフ
トタイミングプーリ、15…シャフト駆動機構、16…
カムシャフトタイミングプーリ、17…タイミングベル
ト、18…吸気バルブ、18a…バネ、19…バルブリ
フタ、19a…側面、19b…案内部材、19c…上
面、20…排気バルブ、21… バルブリフタ、22…
ジャーナル軸受、24…カムフォロアホルダ、24a…
ガイド溝、24b…拡大溝、25…カムフォロア、25
a…カム摺動面、25b…揺動用摺動面、25c… 拡
大部、111…吸気側カム、119…バルブリフタ、1
24…カムフォロアホルダ、124a…ガイド溝、12
4b…拡大溝、124c…揺動用摺動面、125…カム
フォロア、125a…カム摺動面,125c…拡大部、
125d…本体、125e,125f…揺動用摺動面、
211…吸気側カム、219…バルブリフタ、224…
カムフォロアホルダ、224a…ガイド溝、224b…
拡大溝、224c…揺動用摺動面、225…カムフォロ
ア、225a…カム摺動面,225c…拡大部、225
d…本体、225e,225f…揺動用摺動面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永長 秀男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 菊岡 振一郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 3G016 AA08 AA19 BA22 BA25 BA38 BB05 BB06 CA01 CA04 CA13 CA16 CA27 CA41 CA45 CA46 DA01 FA13 GA00
Claims (6)
- 【請求項1】 内燃機関のバルブリフタ上に形成された
ガイド溝と、 前記ガイド溝内に揺動用摺動面にて接触することにより
揺動可能に支持され、回転軸方向にプロフィールが異な
る3次元カムのカム面に対して接触することにより前記
内燃機関の回転に応じた前記カム面の位置変化を前記バ
ルブリフタに伝達する揺動フォロワと、 を備えた3次元カム用揺動フォロワ機構であって、 前記ガイド溝は拡大溝を有し、前記揺動フォロワは前記
拡大溝に対応する位置に拡大部を有し、前記拡大溝に前
記拡大部が収納されることにより前記揺動フォロワは揺
動軸方向の移動が規制されると共に、 前記揺動フォロワの前記揺動用摺動面における前記揺動
軸方向の輪郭線あるいは該輪郭線の接線は、前記揺動軸
に対して90°未満に設定され、 前記ガイド溝は、前記揺動用摺動面に対応する形状とさ
れたことを特徴とする3次元カム用揺動フォロワ機構。 - 【請求項2】 前記揺動フォロワの前記揺動用摺動面
は、前記揺動軸方向の中央部が両端部より突出すること
で前記拡大部を形成していることを特徴とする請求項1
記載の3次元カム用揺動フォロワ機構。 - 【請求項3】 前記揺動フォロワの前記揺動用摺動面
は、前記揺動軸方向の両端部が半円柱状であり、中央部
がテーパ状の揺動用摺動面を有する前記拡大部を形成し
ていることを特徴とする請求項1記載の3次元カム用揺
動フォロワ機構。 - 【請求項4】 前記揺動フォロワの前記揺動用摺動面
は、前記揺動軸方向の両端部が中央部より突出すること
で前記拡大部を形成していることを特徴とする請求項1
記載の3次元カム用揺動フォロワ機構。 - 【請求項5】 前記揺動フォロワの前記揺動用摺動面
は、前記揺動軸方向の中央部が半円柱状であり、両端部
がテーパ状の揺動用摺動面を有する前記拡大部を形成し
ていることを特徴とする請求項1記載の3次元カム用揺
動フォロワ機構。 - 【請求項6】 前記拡大部は、テーパ面のみで形成され
ていることを特徴とする請求項3または5記載の3次元
カム用揺動フォロワ機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10245210A JP2000073710A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 3次元カム用揺動フォロワ機構 |
US09/369,830 US6164256A (en) | 1998-08-31 | 1999-08-09 | Mechanism for transmitting the movement of cams |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10245210A JP2000073710A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 3次元カム用揺動フォロワ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000073710A true JP2000073710A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17130277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10245210A Pending JP2000073710A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 3次元カム用揺動フォロワ機構 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6164256A (ja) |
JP (1) | JP2000073710A (ja) |
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CN103352736A (zh) * | 2013-07-11 | 2013-10-16 | 浙江大学 | 一种连续可变气门升程机构 |
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IT1182480B (it) * | 1985-07-02 | 1987-10-05 | Fiat Auto Spa | Sistema di punteria per motori a combustione interna provvisti di alberi con camme a profilo variabile |
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JP3344236B2 (ja) * | 1996-10-23 | 2002-11-11 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関用バルブ駆動装置 |
JPH10196333A (ja) * | 1997-01-14 | 1998-07-28 | Toyota Motor Corp | バルブリフタ構造 |
EP1164258A3 (en) * | 1997-03-27 | 2003-01-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Valve driving apparatus for engine |
JPH10299445A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-10 | Otix:Kk | 可変動弁機構 |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP10245210A patent/JP2000073710A/ja active Pending
-
1999
- 1999-08-09 US US09/369,830 patent/US6164256A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6164256A (en) | 2000-12-26 |
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