JP2000071902A - 自動車用インシュレ―タダッシュ - Google Patents
自動車用インシュレ―タダッシュInfo
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Abstract
ュレータダッシュにおいて、造形自由度を高め、かつダ
ッシュパネルへの取付作業性を向上させるとともに、コ
スト低減を図ること。 【解決手段】 インシュレータダッシュアッパー20と
インシュレータダッシュロア30との上下二分割体構成
とするとともに、インシュレータダッシュアッパー20
とインシュレータダッシュロア30との接合部をラップ
させて三重壁遮音機能により遮音性を高める。また、イ
ンシュレータダッシュアッパー20とインシュレータダ
ッシュロア30の目付量をアッパーとロアで可変させ
る。また、インシュレータダッシュロア30のスリット
34、あるいは取付孔33にダッシュパネル40の差込
み片43を差し込むことでスタッドボルトやクリップを
廃止する。
Description
パネルの室内面側に装着される自動車用インシュレータ
ダッシュに関する。
ジンルームEと車室Rとを区画するダッシュパネル1の
室内面側には、エンジンルームEから車室R内への騒音
の伝播を防止するために自動車用インシュレータダッシ
ュ2が設置されており、このインシュレータダッシュ2
は、充填材を混入した(再生)塩ビシート,(再生)ゴ
ムシート等の遮音材層3と、フエルト,嵩高性不織布,
ポリウレタンフォーム等の多孔質基材を素材とした吸音
材層4との積層体が一般に使用されている。
ームEからの騒音を吸音するとともに、ダッシュパネル
1と遮音材層3との間の二重壁遮音効果により上記吸音
効果と合わせて良好な防音特性を発揮するようにしてい
る。
示すように、上方からインシュレータダッシュアッパー
部2a,インシュレータダッシュロア部2b,トーボー
ド部2cのようにダッシュパネル1の各パネル部位に添
設され、特に、インシュレータダッシュ2は一体物とし
て成形されているため、型抜きを考慮して、成形時はイ
ンシュレータダッシュアッパー部2aを点線で示すよう
に展開状に成形しておき、ダッシュパネル1に装着する
際、インシュレータダッシュロア部2bとの境界部を境
としてインシュレータダッシュアッパー部2aを折曲操
作してダッシュパネル1に取り付けているのが実情であ
る。
ンシュレータダッシュ2においては、成形型からの型抜
きを考慮して、成形時の造形形状は展開状に設定される
ため、大型部品であるのに加えて、更に型面スペースが
必要となり、金型設備が大型化するとともに、プレス装
置の負荷も多くかかり、成形コストの高騰化を招くとい
う不具合があった。
パー部2aを折曲操作してダッシュパネル1にインシュ
レータダッシュ2を装着固定するため、ダッシュパネル
1への正確な位置決めが難しく、円滑な取付作業性が期
待できないという問題点も同時に指摘されている。
れたもので、車両のダッシュパネルの室内側に装着され
る自動車用インシュレータダッシュにおいて、成形コス
トやプレス負荷を軽減することができ、しかも、ダッシ
ュパネルへの取付作業性に優れた自動車用インシュレー
タダッシュを提供することを目的とする。
に、本願の請求項1に記載の発明は、エンジンルームと
車室とを区画するダッシュパネルの室内面側に装着さ
れ、遮音材層と吸音材層との積層体からなる自動車用イ
ンシュレータダッシュにおいて、前記インシュレータダ
ッシュは、ダッシュパネルアッパー部に装着されるイン
シュレータダッシュアッパーと、ダッシュパネルロア部
に装着されるインシュレータダッシュロアとの上下二分
割体から構成されているとともに、インシュレータダッ
シュアッパーとインシュレータダッシュロアとの接合部
は、両者が適宜ラップ代で重合していることにより、該
接合部が三重壁構造であることを特徴とする。
入した(再生)塩ビシート,(再生)ゴムシート等、熱
成形が可能な熱可塑性シートの中から適宜選択されてよ
い。
且つ複雑な曲面形状に対応する成形性が要求されること
から、ポリエステル繊維,コンジュゲート繊維,熱融着
性繊維等が適宜配合割合で絡み合わされた嵩高性不織
布、あるいはポリエステル繊維,コンジュゲート繊維に
熱可塑性樹脂バインダが適宜割合で混合された嵩高性不
織布が適しており、この他に熱成形用フエルト等が使用
可能である。
前記インシュレータダッシュアッパーにおける遮音材
層,吸音材層の目付量とインシュレータダッシュロアに
おける遮音材層,吸音材層の目付量とを相違させたこと
を特徴とする。
及びインシュレータダッシュロアの目付量としては、ダ
ッシュパネルアッパー部並びにダッシュパネルロア部か
らの騒音の透過音量等に応じて適宜選択することがで
き、インシュレータダッシュアッパーをインシュレータ
ダッシュロアに比べてその目付量を大きくしたほうが好
ましい。
における遮音材層の目付量6〜9kg/m2 、吸音材層
の目付量0.8〜1.4kg/m2 である。一方、イン
シュレータダッシュロアにおける遮音材層の目付量4〜
6kg/m2 、同様に吸音材層の目付量0.8〜1.4
kg/m2 の範囲が良い。
ダッシュパネルアッパー部とダッシュパネルロア部との
境界部分の表面に、インシュレータダッシュロア,イン
シュレータダッシュアッパーを重ね合せ、ダッシュパネ
ルに固着されているスタッドボルトをインシュレータダ
ッシュロア,インシュレータダッシュアッパーの各取付
孔に挿通させ、スタッドボルトの先端側からクリップを
嵌着固定することにより、ダッシュパネルに装着固定さ
れることを特徴とする。
とインシュレータダッシュロアとの接合部分は、インシ
ュレータダッシュロアの表面にインシュレータダッシュ
アッパーが位置し、この部位にダッシュパネルの表面に
室内側に向くスタッドボルトが突設されており、このス
タッドボルトに対してインシュレータダッシュロア並び
にインシュレータダッシュアッパーに設けた取付孔を挿
通させた後、スタッドボルトの表面側からクリップを装
着して固定する。
シュパネルアッパー部とダッシュパネルロア部との接合
フランジに適宜間隔で差込み片を突設し、インシュレー
タダッシュロアの上縁部に沿って設けたスリット、ある
いは取付孔内に上記差込み片を差し込み、インシュレー
タダッシュロアをダッシュパネルに保持し、その表面側
をインシュレータダッシュアッパーにより被覆装着した
ことを特徴とする。
に記載の発明によれば、インシュレータダッシュが上下
二分割体から構成されているため、インシュレータダッ
シュアッパー及びインシュレータダッシュロアを別個に
成形すれば良いため、成形金型の型面スペースを小型化
できるとともに、型抜き方向についてもインシュレータ
ダッシュアッパーとインシュレータダッシュロアをそれ
ぞれ別個に設定できる。また、ダッシュパネルへのイン
シュレータダッシュアッパー及びインシュレータダッシ
ュロアの位置決め装着時の合せ作業もやり易くなる。
インシュレータダッシュロアとの接合部は、両者が適宜
ラップ代で重合していることにより、ダッシュパネルと
この接合部との間で三重壁構造が採用されているため、
遮音機能を高めることができる。
ンシュレータダッシュアッパーとインシュレータダッシ
ュロアとの遮音材層並びに吸音材層の目付量を可変する
という構成であるから、エンジンルームからダッシュパ
ネルを通じて車室内側に透過する騒音の透過音量に対応
して遮音材層並びに吸音材層の目付量を適宜選択できる
ため、過剰品質になることがなく、効率的な吸音,遮音
機能を達成できる。
ンシュレータダッシュロアとインシュレータダッシュア
ッパーの接合部に設けたスタッドボルトに対して共締め
固定するという構成であるため、インシュレータダッシ
ュアッパーとインシュレータダッシュロアとの取り付け
を手際良く行なえる。
ッシュパネルの接合フランジに設けた差込み片をインシ
ュレータダッシュロアのスリット内に差し込んだ後、イ
ンシュレータダッシュロアの取付部をインシュレータダ
ッシュアッパーにより被覆するという構成であるため、
スタッドボルト並びにクリップを廃止できる。
シュレータダッシュの実施形態について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。
タダッシュの第1実施形態におけるインシュレータダッ
シュアッパーとインシュレータダッシュロアを分離して
示す正面図、図2は図1に示す自動車用インシュレータ
ダッシュをダッシュパネルに取り付けた状態を示す断面
図、図3,図4は図1に示す自動車用インシュレータダ
ッシュにおけるインシュレータダッシュアッパー並びに
インシュレータダッシュロアの成形工程を示す各説明
図、図5は図1に示す自動車用インシュレータダッシュ
におけるダッシュパネルへの取付構造の説明図である。
インシュレータダッシュの第2実施形態を示すもので、
図6は自動車用インシュレータダッシュをダッシュパネ
ルに取り付ける状態を示す説明図、図7は自動車用イン
シュレータダッシュをダッシュパネルを取り付けた状態
を示す断面図である。
車用インシュレータダッシュ10は、インシュレータダ
ッシュアッパー20とインシュレータダッシュロア30
との上下二分割体から構成されていることが特徴であ
る。
ュアッパー20は、高比重のフィラーを充填した(再
生)塩ビシート,(再生)ゴムシート等、比較的面密度
の高い熱可塑性シート材料を素材とした遮音材層21
と、この遮音材層21の裏面に一体化され、所望の吸音
機能を有する成形フエルト,成形不織布等の多孔質基材
からなる吸音材層22との積層体から構成されており、
ダッシュパネルアッパー部40aに取り付けられる。
は、インシュレータダッシュアッパー20の遮音材層2
1並びに吸音材層22と同一材質の遮音材層31と吸音
材層32との積層体から構成されており、ダッシュパネ
ルロア部40b及びトーボード部40cに取り付けられ
る。
3.5mm、好ましくは2mm程度のものがよく、吸音
材層22,32の厚みは20〜40mmの原反(成形不
織布)厚みのものが6〜30mmの間で絞り成形されて
いる。特に本実施形態においては、インシュレータダッ
シュアッパー20とインシュレータダッシュロア30と
の二分割体から構成されることが特徴であるため、遮音
材層21,31、吸音材層22,32の厚み、いわゆる
目付量をインシュレータダッシュアッパー20とインシ
ュレータダッシュロア30との間で相違させることによ
り、エンジンルームEから車室Rにダッシュパネル40
を通じて透過する騒音の透過音量に即して効果的に遮
音,吸音機能を達成することができる。
20における遮音材層21の目付量6〜9kg/m2 、
吸音材層22の目付量0.8〜1.4kg/m2 であ
る。
おける遮音材層31の目付量4〜6kg/m2 、同様に
吸音材層32の目付量0.8〜1.4kg/m2 の範囲
が良い。
パー20とインシュレータダッシュロア30との上下二
分割体から構成することにより、目付量に差異をもたせ
ることができ、過剰品質の防止や効果的な防音機能を達
成することができるという作用効果に加えて、インシュ
レータダッシュアッパー20とインシュレータダッシュ
ロア30とを個別に成形できるため、従来のように大型
の金型設備や過度のプレス負荷を必要することがない。
ンシュレータダッシュアッパー20及びインシュレータ
ダッシュロア30をそれぞれ装着した状態を示している
が、インシュレータダッシュアッパー20の型抜き方向
を矢印A、インシュレータダッシュロア30の型抜き方
向を矢印Bとした場合、図3に示すインシュレータダッ
シュアッパー20の成形金型50,51では、成形上型
51の動作方向を矢印Aと一致させ、同様に、図4に示
すインシュレータダッシュロア30の成形金型52,5
3では、成形上型53の動作方向を矢印Bと一致させれ
ば良く、小型の成形金型50,51,52,53により
簡単に成形でき、小型の成形金型で型抜きに支障のない
円滑な成形が期待できる。
シュパネル40に取り付ける構造について、図2及び図
5を基に説明すると、本実施形態では、ダッシュパネル
40の固定ポイントには、その表面に室内側に突出する
ようにスタッドボルト41が適宜箇所に溶接固定されて
おり、このスタッドボルト41と対応するインシュレー
タダッシュアッパー20及びインシュレータダッシュロ
ア30には、それぞれ取付孔23,33が開設されてお
り、各取付孔23,33内にスタッドボルト41を挿通
させた後、スタッドボルト41の先端側からクリップ6
0を嵌着固定することにより、ダッシュパネル40にイ
ンシュレータダッシュアッパー20及びインシュレータ
ダッシュロア30が取り付けられる。
上縁とインシュレータダッシュアッパー20の下縁に沿
って両者はラップ(ラップ部分を図1中斜線a,bで示
す)しているが、ラップ部分の取付構造について詳細に
説明すると、図5に示すように、スタッドボルト41に
対してまずインシュレータダッシュロア30上縁近傍部
分に開設されている取付孔33を挿通させた後、インシ
ュレータダッシュロア30の表面にインシュレータダッ
シュアッパー20が位置するようにインシュレータダッ
シュアッパー20の取付孔23をスタッドボルト41内
に通した後、スタッドボルト41の先端側からクリップ
60を嵌込み固定することにより、ラップ部分が固定さ
れる。
ュレータダッシュ10は、インシュレータダッシュアッ
パー20とインシュレータダッシュロア30との上下二
分割体から構成されているため、従来のように展開状に
成形されたものを折曲操作してダッシュパネル40形状
に合致させる操作が必要でなく、ダッシュパネル40の
形状に予め成形されているインシュレータダッシュアッ
パー20及びインシュレータダッシュロア30をダッシ
ュパネル40の面形状に合わせてクリップ60を介して
固定すれば良いため、取付作業性が著しく向上する。
0とインシュレータダッシュロア30のラップ部分にお
いては、ダッシュパネル40とインシュレータダッシュ
ロア30の遮音材層31及びインシュレータダッシュア
ッパー20の遮音材層21の三重壁構造となり、特に、
カウルボックスという比較的透過音量が大きい部位であ
ることから、三重壁構造を有効に作用させることがで
き、共締め固定による取付作業性の向上に加えて、音圧
上昇の高い部位の遮音性能を高めることができるという
付随的な利点もある。
インシュレータダッシュ10の第2実施形態を示すもの
で、インシュレータダッシュアッパー20とインシュレ
ータダッシュロア30との上下二分割体から構成される
という基本構成は第1実施形態と同一であるが、第1実
施形態と相違する点はインシュレータダッシュアッパー
20とインシュレータダッシュロア30との接合部分の
構造、及びダッシュパネル40に対する取付構造にあ
る。
ュパネルアッパー部40aとダッシュパネルロア部40
bとの接合フランジ部42が形成されているが、この接
合フランジ42に差込み片43が車幅方向に沿って適宜
ピッチ間隔で形成されているとともに、これと対応する
ようにインシュレータダッシュロア30の上縁近傍部分
にはスリット34が開設されている。
ータダッシュロア30及びインシュレータダッシュアッ
パー20を取り付けるには、ダッシュパネルロア部40
b及びトーボードパネル40cの室内面に即してインシ
ュレータダッシュロア30を添設固定するとともに、イ
ンシュレータダッシュロア30の上縁部分に設けたスリ
ット34内にダッシュパネル40の接合フランジ42に
突設されている差込み片43を挿入することにより、イ
ンシュレータダッシュロア30の上縁部分をダッシュパ
ネル40側に保持固定する。
ア30の上縁部分を強固にダッシュパネル40側に固定
するには、差込み片43の先端部分に上方に向く抜止め
片44が形成されているのが良く、また、スリット34
に替えて幅狭の取付孔33を使用しても良い。
レータダッシュロア30を取り付けた後、インシュレー
タダッシュアッパー20をダッシュパネルアッパー部4
0aに固定すれば良く、その際、差込み片42やインシ
ュレータダッシュロア30に設けたスリット34をイン
シュレータダッシュアッパー20により被覆することが
でき、外観性能やシール性能を低下させることがない。
ュアッパー20の下縁裏面側に面ファスナー等を貼り付
けておき、インシュレータダッシュロア30の表面対応
箇所に設けられた面ファスナーとの係着作用によりイン
シュレータダッシュアッパー20の下縁側を保持固定す
るようにしても良い。
レータダッシュ10の取付構造によれば、スタッドボル
ト41やクリップ60を廃止することができ、ダッシュ
パネル40のフランジ42に差込み片43を形成すると
いうパネル形状を工夫するだけで取付備品を大幅に削減
でき、経費節減に伴なうコストダウンを図ることができ
る。
タダッシュロア30の上縁部分を差込み片43に差込み
操作するだけで良く、取付作業も簡素化できる。
用インシュレータダッシュは以下に記載する格別の作用
効果を有する。
ッシュパネルの室内側に装着されるインシュレータダッ
シュを上下二分割体から構成するという構成であるた
め、成形金型設備を小型化できるとともに、型抜き方向
等に規制を受けることなく、インシュレータダッシュの
造形形状を自由に設定できるという効果を有する。
ッシュパネルの室内側に装着されるインシュレータダッ
シュを上下二分割体から構成するという構成であるた
め、インシュレータダッシュを展開状に成形した後、ダ
ッシュパネルの形状に合わせて折曲操作して取り付ける
という必要がなく、ダッシュパネルにインシュレータダ
ッシュロア,インシュレータダッシュアッパーを個々に
取り付ければ良いため、パネルへの合せ作業もやり易
く、取付作業性を向上させることができるという効果を
有する。
ンシュレータダッシュを上下二分割体から構成するとと
もに、インシュレータダッシュアッパーとインシュレー
タダッシュロアとの接合部は、両者が適宜ラップ代で重
合するという構成であるため、特に音圧の高いカウルボ
ックス内で音の洩れやすいフランジ部分に対してインシ
ュレータダッシュロア及びインシュレータダッシュアッ
パーの各遮音材層とダッシュパネルとで形成される三重
壁構造を適用でき、室内側への音洩れを可及的に防止で
きるという効果を有する。
下二分割体から構成されるインシュレータダッシュアッ
パー及びインシュレータダッシュロアにおける遮音材層
と吸音材層の目付量をアッパーとロアとで可変させると
いう構成であるため、部位毎に必要とされる遮音機能,
吸音機能に合わせてアッパーとロアの目付量を調整すれ
ば良いため、過剰品質となることがなく、効果的な吸音
及び遮音機能を達成させることができるという効果を有
する。
ッシュパネルアッパー部とダッシュパネルロア部との境
界部分の近傍位置にスタッドボルトを突設形成し、この
スタッドボルトに対してインシュレータダッシュロア,
インシュレータダッシュアッパーの各取付孔を挿通さ
せ、スタッドボルトの先端側にクリップを嵌め込み、イ
ンシュレータダッシュロアとインシュレータダッシュア
ッパーとを共締め固定するという構成であるため、イン
シュレータダッシュロアとインシュレータダッシュアッ
パーとの取り付けを手際良く行なえ、取付作業性が向上
するという効果を有する。
ンシュレータダッシュロアの上縁近傍部分に幅方向に沿
ってスリットを適宜間隔で開設し、このスリットをダッ
シュパネル側の接合フランジに設けた差込み片に挿通保
持させることによりインシュレータダッシュロアをダッ
シュパネル側に保持させ、その後、この部位にインシュ
レータダッシュアッパーを覆い被せるように取り付けれ
ば良いため、スタッドボルトやクリップ等の取付部品を
廃止することができ、取付作業性の向上並びに備品点数
削減によるコストダウンを招来できるという効果を有す
る。
の第1実施形態におけるインシュレータダッシュアッパ
ーとインシュレータダッシュロアとを分離して示す正面
図。
ダッシュパネルに取り付けた状態を示す断面図。
おけるインシュレータダッシュアッパーの成形工程を示
す説明図。
おけるインシュレータダッシュロアの成形工程を示す説
明図。
ンシュレータダッシュアッパーとインシュレータダッシ
ュロアの接合部分のパネルへの取付構造を示す説明図。
の第2実施形態を示すもので、ダッシュパネルとインシ
ュレータダッシュロア,インシュレータダッシュアッパ
ーをそれぞれ示す分解斜視図。
シュレータダッシュアッパーとをダッシュパネルに取り
付けた状態を示す断面図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンルーム(E)と車室(R)とを
区画するダッシュパネル(40)の室内面側に装着さ
れ、遮音材層と吸音材層との積層体からなる自動車用イ
ンシュレータダッシュ(10)において、 前記インシュレータダッシュ(10)は、ダッシュパネ
ルアッパー部(40a)に装着されるインシュレータダ
ッシュアッパー(20)と、ダッシュパネルロア部(4
0b)に装着されるインシュレータダッシュロア(3
0)との上下二分割体から構成されているとともに、イ
ンシュレータダッシュアッパー(20)とインシュレー
タダッシュロア(30)との接合部は、両者が適宜ラッ
プ代で重合していることにより、該接合部が三重壁構造
であることを特徴とする自動車用インシュレータダッシ
ュ。 - 【請求項2】 前記インシュレータダッシュアッパー
(20)における遮音材層(21),吸音材層(22)
の目付量とインシュレータダッシュロア(30)におけ
る遮音材層(31),吸音材層(32)の目付量とを相
違させたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用イ
ンシュレータダッシュ。 - 【請求項3】 ダッシュパネルアッパー部(40a)と
ダッシュパネルロア部(40b)との境界部分の表面
に、インシュレータダッシュロア(30),インシュレ
ータダッシュアッパー(20)を重ね合せ、ダッシュパ
ネル(40)に固着されているスタッドボルト(41)
をインシュレータダッシュロア(30),インシュレー
タダッシュアッパー(20)の各取付孔(33,23)
に挿通させ、スタッドボルト(41)の先端側からクリ
ップ(60)を嵌着固定することにより、ダッシュパネ
ル(40)に装着固定されることを特徴とする請求項1
又は2に記載の自動車用インシュレータダッシュ。 - 【請求項4】 ダッシュパネルアッパー部(40a)と
ダッシュパネルロア部(40b)との接合フランジ(4
2)に適宜間隔で差込み片(43)を突設し、インシュ
レータダッシュロア(30)の上縁部に沿って設けたス
リット(34)、あるいは取付孔(33)内に上記差込
み片(43)を差し込み、インシュレータダッシュロア
(30)をダッシュパネル(40)に保持し、その表面
側をインシュレータダッシュアッパー(20)により被
覆装着したことを特徴とする請求項1又は2に記載の自
動車用インシュレータダッシュ。
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