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JP2000068240A - 半導体デバイスのウェ―ハからのへき開方法 - Google Patents

半導体デバイスのウェ―ハからのへき開方法

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Publication number
JP2000068240A
JP2000068240A JP11192047A JP19204799A JP2000068240A JP 2000068240 A JP2000068240 A JP 2000068240A JP 11192047 A JP11192047 A JP 11192047A JP 19204799 A JP19204799 A JP 19204799A JP 2000068240 A JP2000068240 A JP 2000068240A
Authority
JP
Japan
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wafer
semiconductor device
etching
semiconductor
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11192047A
Other languages
English (en)
Inventor
Paul Charles
ポール・チャールズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JP2000068240A publication Critical patent/JP2000068240A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F71/00Manufacture or treatment of devices covered by this subclass
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10HINORGANIC LIGHT-EMITTING SEMICONDUCTOR DEVICES HAVING POTENTIAL BARRIERS
    • H10H20/00Individual inorganic light-emitting semiconductor devices having potential barriers, e.g. light-emitting diodes [LED]
    • H10H20/01Manufacture or treatment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/0201Separation of the wafer into individual elements, e.g. by dicing, cleaving, etching or directly during growth
    • H01S5/0202Cleaving

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Weting (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】へき開を容易にするための半導体製造フ゜ロセス、
及びこうしたフ゜ロセスによるテ゛ハ゛イスを提供すること。 【解決手段】本発明は、半導体ウェーハ(100)からのテ゛ハ゛イス
(200)のへき開を容易にするため半導体ウェーハ(100)、とり
わけ化合物半導体ウェーハにエッチンク゛を施す方法、及びこうし
た方法によってへき開されるテ゛ハ゛イスに関するものであ
る。半導体テ゛ハ゛イス(200)は、基板(106)と基板(106)上に
成長された1つ以上の層(108,110,112,116,122)を含むウェ
ーハ(100)からへき開され、へき開部(150,151,153,154)に
よってテ゛ハ゛イス(200)の2対の平行なエッシ゛(201,202;203,20
4)が形成されている。へき開部のそれぞれは、成長層
(108,110,112,116,122)を貫通して基板(106)に部分的
に食い込むエッチンク゛で形成されたク゛ルーフ゛(163,164;166,26
6)によって誘導されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハか
らの半導体デバイスのへき開を容易にするため、半導体
ウェーハ、とりわけ、化合物半導体ウェーハにエッチン
グを施す方法、及び、こうした方法によってへき開され
る半導体デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハは、通常、先端にダイヤ
モンドがついているスタイラスで、ウェーハ表面にマー
クまたはラインを彫るか、または刻み込むことによって
へき開される。その彫り込みは、通常、粘着マット上に
半導体デバイスを配置して、半導体デバイスの処理後に
行われる。ある方向にいくつかのラインを彫った後、ウ
ェーハに一撃を加えて、ウェーハをバーに分割する。バ
ーを所定位置にそのまま保持して、次に、ウェーハを9
0゜回転させ、もう一度彫り込みを行ってから、再度一
撃を加えて、各バーから各半導体デバイスを分離する。
半導体デバイスは、さらに、例えば、チップまたは他の
パッケージへの組み込みに備えて、後続の処理を受け
る。
【0003】刻み込みプロセスは、いくつかの制限を受
ける。第1に、表面への刻み込みは、本質的に破壊的な
プロセスであり、その長さに沿って、また、ラインの両
端から放射状に広がる微細な亀裂及び他の欠陥を生じさ
せる。こうした欠陥によって、へき開平面がでこぼこに
なり、半導体デバイス間に寸法の変動性が生じる。さら
に、彫り込みプロセスによって生じる屑が、仕上がった
半導体デバイスの機械的、電気的、または光学的障害に
なり、マウントまたはヒート・シンクに対するハンダ付
け、及びワイヤに対するボンディング前に、へき開され
たバーまたは半導体デバイスから洗い落とさなければな
らない。こうした洗浄プロセスには、半導体デバイスの
外部表面をふとしたことで汚染する恐れがある。これら
の影響は、エッジ発光レーザ・ダイオード、発光ダイオ
ード、及び検出器のような化合物半導体デバイスの場合
には、とりわけ問題になる。
【0004】彫り込み中に生じる不規則な損傷は、スタ
イラスの速度を低く保てば、低減させることが可能であ
る。しかし、実際には、これは、かなり不便である。例
えば、32平方ミリメートルの化合物半導体ウェーハ
は、購入するのに約$70,000かかる彫り込み機械
を利用して、彫り込み、へき開、及び洗浄に3〜4時間
を要することになる。
【0005】彫り込みプロセスでは、一般に、半導体デ
バイスの上部表面に約2μmの深さまで切り込む。多く
の光学デバイスでは、例えば、利得誘導式半導体レーザ
(gain guided semiconductor laser)のストライプの
ような、活性光学層は、これより浅い。光学ファセット
(facet)を横切るへき開平面の欠陥は、回避されなけ
ればならないので、ウェーハの幅を横切って一方向に刻
み込むことは不可能である。従って、半導体光学デバイ
スの長さに等しい間隔で、ウェーハの向かい合ったエッ
ジに沿って短い刻み目を入れる場合には、それが一般的
である。次に、ウェーハからバーへの分割が、これらア
ライメントのとれた刻み目対から開始され、全てがうま
くゆけば、へき開が、ウェーハを横切って反対側のエッ
ジまで広がる。これによって、ファセットの欠陥は回避
されるが、あいにく、刻み目の端からの微細な亀裂によ
って、バーの幅、従って、デバイスの長さに変動性が生
じることになる(横方向の場合、バーの全幅にわたる彫
り込みが可能であり、従って、寸法の変動はより少な
い)。
【0006】例えば、長さが350μmのバーから形成
される半導体デバイスの場合、そのデバイスの長さの許
容可能な変動性は、±10μmとすることが可能であ
る。バーの長さを決める1対の隣接亀裂が、両方とも、
逆方向に大幅に離れている場合、バーの幅がこの規格外
になり、そのバーと、おそらく、やはり隣接するバーの
1つからへき開される全ての半導体デバイスが拒絶され
る。各バー毎に、約150の半導体デバイスが含まれて
いるので、こうした欠点によって、300の半導体デバ
イスが拒絶される可能性がある。
【0007】刻み目がウェーハを横切って延びないとい
う事実には、亀裂が完全にウェーハを横切って広がらな
い、あるいは、ウェーハが一撃を受けると、不規則に分
離することになるという恐れもある。これらの要因、及
び屑または洗浄に起因する汚染は、半導体デバイスの形
成に用いられるプロセスの歩留まりに重大な影響を及ぼ
す可能性がある。
【0008】特開平2−39481号には、へき開の開
始の補助として、ウェーハのエッジから1〜3mmの領
域にエッチングで形成されたV字形グルーブの利用が提
案されている。V字形グルーブは、全ての上に重なる層
の形成前に、あるいはレーザ・ストライプ及び接点の最
終形成前に、裸基板に直接エッチングで形成する必要が
ある。V字形グルーブは、レーザ・ストライプの妨げに
なるので、ウェーハの全幅を横切って延びることは不可
能であり、やはり、従来の刻み込んで、一撃を加える方
法によって、一方向にウェーハをへき開することが必要
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの問題のいくつかに取り組んだ半導体製造プロセス、
及びこうしたプロセスによる半導体デバイスを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明によれ
ば、基板と、基板上に成長した1つ以上の層が含まれて
いるウェーハからへき開される半導体デバイスであっ
て、へき開部によって、半導体デバイスの2対の平行エ
ッジが形成されており、へき開部のそれぞれが、成長層
を貫通し、部分的に基板に食い込むエッチングで形成さ
れたグルーブによって誘導されたことを特徴とする、半
導体デバイスが得られる。
【0011】また本発明によれば、基板と、基板上に成
長した1つ以上の層と、成長層を貫通し、部分的に基板
に食い込むエッチングで形成されたグルーブを含む半導
体ウェーハであって、グルーブが、グリッド状パターン
をなすように構成されて、へき開平面を、従って、半導
体デバイスのアレイのエッジを形成していることを特徴
とする、半導体ウェーハが得られる。
【0012】半導体デバイスは、化合物半導体デバイス
とすることが可能である。基板上に成長した層には、一
般に、半導体デバイスの電気的及び/または光学的特性
を決める半導体層、絶縁層、または導電層が含まれてい
る。
【0013】エッジ対は、一般に、正方形または長方形
の半導体デバイスのエッジを形成する直交対になる。
【0014】グルーブは、半導体デバイスのエッジに沿
って少なくとも部分的に延びる壁を備えることもできる
し、あるいはグルーブは、半導体デバイスのエッジに沿
って全体に延びることも可能である。
【0015】好適な実施態様の場合、第1の対をなす平
行なエッジは、第2の対をなす平行なエッジに対して直
角であり、第1の対をなすエッジは、それぞれ、それに
沿って全体に延びるグルーブ壁を備え、第2の対をなす
エッジは、それぞれ、それに沿って部分的にしか延びな
いグルーブ壁を備えている。
【0016】次に、半導体デバイスが、成長層内に、半
導体デバイスのエッジまで延びる活性光学領域を備えて
いる場合、エッジのその部分は、こうしたグルーブ壁を
備えることはできないので、活性光学領域を備えた半導
体デバイスのエッジの前記部分は、へき開平面によって
形成される。
【0017】グルーブのエッチング・レートは、材料の
結晶方向によって決まる可能性があるので、2つの隣接
エッジが、それぞれ、デバイスのエッジに沿って少なく
とも部分的に延びるグルーブ壁を備えており、グルーブ
壁の少なくとも1つが、隣接エッジの接合部によって形
成されるコーナまで延びていない場合には有利である。
こうして、隣接グルーブ壁間のコーナにおける選択エッ
チングを回避することができる。
【0018】本発明は、また、 i)半導体基板を形成するステップと、 ii)基板上に1つ以上の層を成長させるステップと、 iii)成長層を貫通し、基板に部分的に食い込むグル
ーブをエッチングで形成するステップとを含み、グルー
ブが、グリッド状パターンをなすように構成されて、へ
き開平面を、従って、半導体デバイスのアレイのエッジ
を形成することを特徴としている、半導体ウェーハの製
造プロセスも提供する。
【0019】ウェーハの形成が済むと、グリッド状パタ
ーンをなすグルーブに沿ってウェーハをへき開して、半
導体デバイスを分離することによって、半導体デバイス
を形成することができる。
【0020】例証のために添付図面を参照して、本発明
を説明する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1には、一定の拡大率ではない
が、1.55μmで動作する高速光ファイバ・リンクの
送信器として用いるのに適した、2つのコンポーネン
ト、すなわち、分布帰還形(DFB)レーザ・ダイオー
ド2と、電子吸収(EA)変調器4を含む従来技術の集
積された光電子デバイス1が示されている。
【0022】半導体デバイス1は、32平方ミリメート
ルのウェーハ上に、ウェーハの形で成長させられてい
る。ウェーハは、約1019/ccまでドープされたn-
−InP基板6を備えており、基板上には、レーザ・ダ
イオード用の平面活性レーザを製作する既知の技法に従
って製作された活性層が成長させられている。(この活
性層は、バルク領域とすることも、あるいは、歪み多重
量子井戸(SMQW)構造とすることも可能である。)
SMQWデバイスの一例が、「Optical Fibre Conferen
ce,Vol.2,1996 Technical Digest Series,Optical
Society of America」に W.S.Ring 他によって論じられ
ている。用いられる活性層のタイプは、本発明にとって
重要ではない。
【0023】この例の場合、基板上に厚さ2μmのn-
−InP緩衝層8を成長させて、約1018/ccまでド
ープされる。レーザ・ダイオードは、約100nm〜3
00nmの厚さの四元InxGa1-xAs1-yy活性層1
0を備えており、この上に、この場合、p+−InPか
ら形成された「クラッド」層である、別の緩衝層12が
重ねられる。n-−InP緩衝層またはp+−InPキャ
ップ層には、レーザ・ダイオードのDFB格子を含むこ
とが可能である。DFBレーザ及びEA変調器の活性領
域は、通常、SMQW構造を含む。
【0024】変調器の出力ファセット9は、ファセット
の透過を良くするため反射防止コーティングが施されて
いるが、レーザ・ダイオードのバック・ファセット11
は、反射コーティングを施すこともできるし、あるいは
コーティングを施さずに放置することも可能である。
【0025】クラッド層または上部緩衝層12は、約2
μmの厚さに成長しており、その上に、100nm〜2
00nmの厚さの三元キャップ層16が堆積している。
レーザ・ダイオード2に電気接続するための良好な抵抗
の小さいオーム接触を提供するため、キャップ層16
は、p++−GaInAsから形成され、約1019/cc
まで高度にドープされている。三元キャップ層の代替案
として、四元InGaAsPキャップ層を用いることも
可能である。
【0026】次に、周知の製造テクノロジを利用して、
例えば、フォトレジスト層の回転塗布、露光、及び現像
を行い、その後、エッチングすることによって、ウェー
ハにパターン形成及びエッチングが施される。第1に、
プラズマ促進化学蒸着(PECVD)プロセスによっ
て、SiO2層(不図示)を堆積させる。ただし、留意
すべきは、窒化ケイ素が、SiO2の適切な代替選択に
なるという点である。この層にフォトリソグラフィ技法
でパターン形成及びドライ・エッチングを施して、キャ
ップ層16、及び3μm幅のメサまたはリッジ・ストラ
イプ14に沿った部位を除く200nmの緩衝層のほと
んどが除去される。従って、リッジ・ストライプ14
は、まわりの表面より上方に約2μm隆起する。最後
に、リッジ・ストライプからPECVD酸化物層を除去
すると(10:1の緩衝剤で処理されたHFで)、キャ
ップ層が再び露出する。
【0027】リッジ・ストライプ14には、ストライプ
14の下方の活性領域17に沿って光学モード15の誘
導を行う効果がある。リッジ・ストライプ14は、レー
ザ・ダイオード2から、分離領域18を通り、EA変調
器4に向かって延びている。EA変調器は、非バイアス
変調器の吸収エッジが、レーザ・ダイオードの最大利得
の放出波長よりも短い(一般に、30nm〜100nm
短い)波長である点を除けば、レーザ・ダイオードに関
して述べたのと同様の構造を備えている。
【0028】分離領域18には、上述のものと同様のプ
ロセスで、キャップ層16を完全に除去し、必要があれ
ば、p+−InP上部緩衝層12の上部を除去するた
め、エッチングを施して形成されたギャップ20が含ま
れている。ギャップ20のエッチングは、ストライプ1
4の下方に延びる活性領域17によって導かれる光に対
して反射及び干渉を生じることになる深さに達する手前
で止める。
【0029】次に、キャップ層16、リッジ・ストライ
プ14の側部、及びまわりの上部緩衝層10に、この場
合、厚さ約200nmのSiO2誘電パッシベーション
層である、PECVD酸化物層22によるコーティング
が施される。これに、上述のものと同様のプロセスによ
るパターン形成及びエッチングを施して、リッジ・スト
ライプ14の上に2つの接触ウィンドウ、すなわち、レ
ーザ・ダイオードの上方のウィンドウ24と変調器の上
方のウィンドウ26が開かれる。誘電パッシベーション
層22には、残りのプロセス・ステップ中、リッジ・ス
トライプ14の側壁を保護するという二次的目的もあ
る。
【0030】次に、周知の技法を利用し、2段階で、半
導体デバイス1に金属の真空蒸着が施される。まず、一
般に、EビームによってTiPtを堆積させ、TiPt
層は、ウェット・エッチングで満足に除去することがで
きないので、リフト・オフ・プロセスを利用して、パタ
ーン形成が施される。次に、一般には、スパッタリング
によって、TiAu層を堆積させ、その後、フォトリソ
グラフィで形成される領域において、Auのウェット・
エッチング(例えば、50:29:56 H20:I:
KI)、及びTiのウェット・エッチング(HF)が施
される。残りのTiAu層は、接触ウィンドウ24、2
6の上を覆って、キャップ層を介してレーザ・ダイオー
ド2及び変調器4との良好なオーム接触をなす、2つの
接触部28、30を形成する。電気的接続を行わない他
の6つのメタライズ領域31〜36も形成されるが、リ
ッジ・ストライプ14に対する物理的保護を施すため、
パッド(不図示)を装着することが可能である。
【0031】ウェーハの製作後、上述のように、先行技
術による半導体デバイス1に、従来のプロセスで彫り込
み及びへき開が施される。先行技術の半導体デバイス1
は、長さが(すなわち、リッジ14の方向に)約700
μmで、幅が約300μmである。レーザ・ダイオード
2、ギャップ分離領域18、及び変調器4の長さは、そ
れぞれ、約450μm、約50μm、及び約200μm
である。
【0032】例示されていないが、基板6は、従来のや
り方で、接触パッドの上へワイヤのボンディング前にヒ
ート・シンクにハンダ付けされる。彫り込み及びへき開
プロセスによる屑は、潜在的に、ワイヤ・ボンディン
グ、光学ファセット9、11からの出力、またはヒート
・シンクに対するハンダ付けを妨げる可能性がある。
【0033】次に図2〜図4を参照すると、これらに
は、本発明によるウェーハ100の一部の形成時、及び
このウェーハからの半導体デバイスのへき開前における
段階の略斜視図が示されている。これらの図面におい
て、先行技術による半導体デバイス1のものと同様の機
構は、100だけ増した参照番号で表示されている。
【0034】ウェーハ100は、リッジ・ストライプ1
14と、この両側に、それぞれ、リッジ・ストライプ1
14に対して平行な細長い縦方向のエッチング領域5
4、55、及びより短めの細長い横方向のエッチング領
域56、57が設けられた、2つの同様のメサ領域5
0、52を備えている。縦方向のエッチング領域と横方
向のエッチング領域の両方にわたるメサ領域50、52
の最大幅は、約80μmである。
【0035】このウェーハは、上述の先行技術による半
導体デバイス1の場合と同じやり方で、同じ組成から形
成された、基板106、下方緩衝層108、活性層11
0、上方緩衝層112、及びキャップ層116を備えて
いる。プロセスの相違は、リッジ・ストライプ114が
形成されるマスキング・ステップから始まる。マスクに
よって、ウェーハを横切るメサ領域50、52の全てが
同時に形成される。
【0036】図3において明らかなように、先行技術に
よる半導体デバイス1の場合と同様に、次に、SiO2
パッシベーション層122を堆積させ、次に、パッシベ
ーション層122を通るエッチングで、リッジ・ストラ
イプ114の上方に、接触ウィンドウ124が形成され
る。
【0037】図4では、上述の同様の方法で、接触ウィ
ンドウ124、及びそのまわりのSiO2パッシベーシ
ョン層122の上に、AuTi接触領域128が被せら
れている。この時点まで、本発明によるウェーハ100
は、先行技術による半導体デバイス1の場合と同じ基本
プロセス・ステップを利用している。
【0038】図4には、縦方向エッチング領域54、5
5のそれぞれの軸の両側の中央領域に沿って、SiO2
パッシベーション層122に開けられた縦方向のエッチ
ング・ウィンドウ64、65と、これから分離して、よ
り短めの横方向エッチング領域56、57のそれぞれの
軸の両側の中央領域に沿って、パッシベーション層に開
けられた横方向エッチング・ウィンドウ66、67も示
されている。縦方向と横方向のエッチング・ウィンドウ
の幅は、約10μmであり、横方向の各エッチング・ウ
ィンドウの長さは、約50μmである。
【0039】ウィンドウ64〜67を開けるのは、金属
層の堆積後である。この理由は、そうしなければ、Ti
Au層のスパッタリング中におけるAr+イオン衝撃に
よって、エッチング・ウィンドウ64〜67における露
出キャップ層116の侵食を生じる可能性があり、これ
が、以下で述べるエッチング・ステップの実施に悪影響
を及ぼすことが分かったためである。
【0040】エッチング・ウィンドウは、最初に、製品
コードS1828の「Shipley」(商標)フォト
レジストをウェーハに回転塗布して形成される。塗布さ
れるフォトレジストは、厚さが2.8μmであり、次
に、5分間にわたって、120゜Cでベーキングが施さ
れる。標準的なプロセス・ステップを利用して、フォト
レジストに露光、現像、ポスト・ベーキング、及びエッ
チングを施して、エッチング・パターンが形成される。
【0041】やはり、アセトン/IPAのような溶剤を
利用した標準的なプロセス・ステップによって、フォト
レジストを後ではがすことが可能である。既知のよう
に、こうしたフォトリソグラフィ・プロセスを利用し
て、誘電体層にパターン形成を施し、その後、誘電体層
を半導体エッチングのためのエッチング・マスクとして
利用することが可能である。こうした場合、フォトレジ
ストは、半導体エッチング前にはがされる。解説中のプ
ロセスの場合には、エッチングに用いられるHBrが誘
電体マスクを浸食するのを阻止するため、以下で述べる
半導体エッチング・ステップの間、フォトレジストをそ
のまま残しておくのが望ましい。
【0042】SiO2の露出領域が、10:1の緩衝剤
で処理されたHFの20゜Cの溶液でエッチングを施さ
れる。次に、InGaAsキャップ層及びInPクラッ
ド層が、53:(1:17):46に混合された臭化水
素酸HBr:(Br/HBr):H20の5゜Cの溶液
でエッチングを施されるが、レーザ・デバイスの場合、
エッチング時間は30秒である。(検出装置の場合、I
nGaAs活性層を通って、InP緩衝層に食い込むエ
ッチングを必要とするため、このプロセス・ステップ
は、同じ温度で8分までかかる可能性がある。)エッチ
ング・ステップによって、これまでに、SiO2とp++
−GaInAsキャップ層116 の両方が除去され、
+−InPクラッド層112に約1μmの深さまでエ
ッチングが及んでいる。キャップ層116とクラッド層
112の界面における結合が密接であるため、クラッド
層への横方向のエッチングによって、キャップ層116
のアンダーカットを生じることは本質的にない。
【0043】次に、5分間にわたって、20゜Cの48
%HBrを利用して、第2のエッチング・ステップを実
施するが、これは、キャップ層116にエッチングを施
すのではなく、図5〜図7に示されるように、さらに、
V字形グルーブを開けるのに利用される。この段階まで
に、エッチングは、約25μmの深さ、すなわち、まだ
薄くなっていない、従って、厚さがまだ約350μmあ
る基板内に十分食い込む深さに達しているであろう。
【0044】次に、図5〜図7も参照すると、図5に
は、一定の拡大率で描かれたウェーハ100の一部に関
する平面図が示されている。3つの対応する縦方向エッ
チング・ウィンドウ63、64、65にエッチングで形
成された、3つの同様の平行な縦方向V字形グルーブ1
63、164、165と、これらに隣接した、3つの同
様の平行なリッジ・ストライプ114、214、314
が示されている。各リッジ・ストライプと隣接V字形グ
ルーブの間には、対応する横方向エッチング・ウィンド
ウ66、67、68にエッチングで形成された、いくつ
かの横方向の同一線上のV字形グルーブ166、16
7、168がある。これらの横方向V字形グルーブから
縦方向に間隔をあけて、もう1つの組をなす同様の横方
向V字形グルーブ266、267、268が設けられて
いる。従って、グルーブは、グリッド状パターンをなす
ように配置されて、半導体デバイスアレイを形成する。
【0045】縦方向V字形グルーブ163、164、1
65は、対応する縦方向へき開平面150、151、1
52を形成し、各組をなす横方向V字形グルーブ16
6、167、168;266、267、268は、対応
する横方向へき開平面153;154を形成する。
【0046】半導体デバイスをへき開する場合、4つの
V字形グルーブ、例えば、163、164、166、2
66が、図5の点線のアウトラインで示された半導体デ
バイス200の境界を定める。半導体デバイス200
は、細長く、長方形のアウトラインが、2対の平行なエ
ッジ201、202;203、204によって定められ
る。
【0047】横方向と縦方向のグルーブが交わらず、図
6に最も明確に示されているバリヤ190によって離隔
されたままである理由は、中間結晶平面に沿って進む、
縦方向と横方向のグルーブの交差点によって形成される
コーナにおけるエッチングのレートが、離隔されたグル
ーブにおける縦方向または横方向の壁のどれよりも大幅
に高いレートになることが分かったためである。これに
よって、その接合部におけるこうした交差ウィンドウの
アンダーカットという影響が生じ、また、これによっ
て、横方向へき開部の形成がわずかに劣化し、突出部の
破壊のために、へき開中に屑を発生させる可能性も増す
という望ましくない影響が生じる。さらに、コーナにお
けるエッチング・レートが極めて高いので、グルーブの
適正な形成がうまくゆかない可能性がある。従って、縦
方向のエッチング領域と横方向のエッチング領域の間に
ギャップを設けること、及び、その結果として得られ
る、グルーブを離隔するバリヤ190の機能が、本発明
の重要な特徴である。
【0048】図6及び図7には、縦方向及び横方向のV
字形グルーブが断面図で示されている。図6及び図7
は、図7の水平方向の削除部分70、71は別として、
やはり、一定の拡大率によるものである。図から明らか
なように、横方向と縦方向のV字形グルーブは、それぞ
れ、基板106の上方境界206の下方に延びている
が、断面のプロフィールが異なる。横方向のV字形グル
ーブ、例えば、168、267、268は、「V」の頂
点まで内側にテーパ状をなすまっすぐな壁または側面を
備えており、縦方向のV字形グルーブは、同じV字形を
ベースにしているが、エッチング・ウィンドウの幅によ
って先端が切り取られた、逆V字形の上部を備えてい
る。この相違は、基板106の結晶格子と、この上方に
成長する層の配向によるものである。本例の場合、In
P基板の結晶構造は、面心立方格子(fcc)であり、
リッジ・ストライプ14の軸に対する配向は、1、0、
0±1.5゜である。
【0049】クラッド層112、活性層110、下方緩
衝層108、及び基板106のエッチングが進むにつれ
て、エッチングの底部は、テーパ状の壁が頂点で交わる
まで、ほぼフラットな表面を備えることになる。横方向
のグルーブの場合、頂点に達すると、ひとりでに深さに
自己制限がかかるので、エッチングはそれ以上進まな
い。従って横方向グルーブの深さは、横方向エッチング
・ウィンドウの幅によって決まる。
【0050】縦方向のV字形グルーブの場合、エッチン
グが進んで、グルーブの各壁に沿った2つの結晶平面も
除去するので、ひとりでに深さに自己制限がかかること
はなく、チェックせずに放置すると、基板106を貫通
することになる。従って、エッチング・プロセスに制御
を施して、取扱いのための最低限の丈夫さを保つこと
と、確実なへき開を可能にすることの両方に関して、縦
方向のV字形グルーブのエッチングが最適な深さまで行
われることを保証する必要がある。本例では、薄くした
後の基板の厚さが約80μmの場合、約25μmの深さ
が満足のゆくものであることが分かっている。
【0051】もちろん、エッチング・レートは、温度ま
たは酸の濃度といった変数に応じて、敏感に変動するこ
とになる。従って、ウェーハ100のエッジの1つ18
0に沿って、幅の異なるいくつかの縦方向制御エッチン
グ領域181、182、183、184、185が設け
られている。これらのそれぞれによって、ひとりでに、
エッチングがそれぞれに異なる深さまで進むことにな
る。本例の場合、3つの側部エッチング領域183は、
これに対するエッチングが、完全にその深さ一杯に達す
ると、縦方向のV字形グルーブ114、214、314
も、正しい深さに達するような幅を備えている。処理
中、ウェーハは、適切な時間でエッチング溶液から取り
出され、さらに、オペレータによる顕微鏡検査を受け
る。オペレータは、3つの側部エッチング領域183を
検査して、図5に示されるように、頂点186がその領
域の中心に位置するように見えるかどうかを確認する。
そのように見えれば、オペレータは、隣接するより広め
のエッチング領域対184も検査し、このV字形グルー
ブのエッチングが、その本来のより深い深さまでまだ達
していないことを表す、ベース188が見えるかどうか
を確認する。
【0052】3つの側部エッチング領域183のエッチ
ングが完全には済んでいない場合、オペレータは、隣接
するより狭い3つのエッチング領域182を検査し、こ
れらのエッチングが、まだ、頂点188を示すまで進ん
でいないかどうかを確認する。さらにエッチングが必要
な場合、オペレータは、さらに120秒間、ウェーハを
エッチング溶液中に戻しておいて、その後、再検査す
る。
【0053】次に、へき開を補助するため、標準的なや
り方で、ウェーハを約70μm〜100μmの厚さまで
薄くする。
【0054】次に、ウェーハの背面にスパッタリングを
施して、Ti/Au金属を堆積させ、これによって、半
導体デバイスをヒート・シンクにハンダ付けできるよう
にする。
【0055】次に、ウェーハをまず横方向にへき開し
て、幅が350μmのバーにし、さらに、各バーをへき
開して、幅が200μmの個別デバイスにする。
【0056】図6には、その一方の側部にグルーブ壁2
65を備える、縦方向のへき開部152によって誘導さ
れた縦方向のへき開部の1つ152が示されている。図
7には、その一方の側部にグルーブ壁368を備える、
グルーブ268によって誘導された横方向のへき開部の
1つ153が示されている。図6において、リッジ・ス
トライプ114に最も近い横方向へき開部の端部194
と、このストライプの最も近いエッジ196との間に、
約10μmの離隔距離がある点に留意されたい。従っ
て、この半導体デバイスの光学性能が、比較的深いV字
形グルーブによって影響を受けることはない。
【0057】上述のプロセスは、例えば、埋込みヘテロ
構造レーザ・ダイオード、リッジ導波路タイプ・レー
ザ、ポンプ・レーザ、エッジ発光ダイオード、エッジ光
検出器、面発光レーザ、発光ダイオード、及び、上部入
射光検出器といった、他のタイプの化合物半導体デバイ
スに適合する。その上このプロセスは、適合するエッチ
ング液によって、GaAs/AlGaAsデバイスにも
適応させることが可能である。
【0058】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
【0059】1.基板(106)と、前記基板(10
6)上に成長した1つ以上の層(108、110、11
2、116、122)を含むウェーハ(100)からへ
き開される半導体デバイス(200)であって、へき開
部(150、151、153、154)によって、前記
半導体デバイス(200)の2対の平行エッジ(20
1、202;203、204)が形成されており、前記
へき開部のそれぞれが、前記成長層(108、110、
112、116、122)を貫通し、部分的に前記基板
(106)に食い込むエッチングで形成されたグルーブ
(163、164;166、266)によって、誘導さ
れたことを特徴とする、半導体デバイス。
【0060】2.グルーブ(163、164;166、
266)が、前記半導体デバイス(200)のエッジ
(201、202;203、204)に沿って少なくと
も部分的に延びる壁(265、368)を備えている、
上記1の半導体デバイス(200)。
【0061】3.グルーブ(163、164)が、前記
半導体デバイス(200)のエッジ(203、204)
に沿って全体に延びる壁(265)を備えている、上記
1の半導体デバイス(200)。
【0062】4.第1の対(203、204)をなす平
行なエッジが、第2の対(201、202)をなす平行
なエッジに対して直角であり、前記第1の対(203、
204)をなすエッジのそれぞれが、それに沿って全体
に延びるグルーブ壁(265)を備え、前記第2の対
(201、202)をなすエッジのそれぞれが、それに
沿って部分的にしか延びていないグルーブ壁(368)
を備えている、上記1の半導体デバイス(200)。
【0063】5.前記半導体デバイスが、前記成長層
(108、110、112、116、122)内に活性
光学領域(17)を備え、前記活性光学領域(17)
が、前記半導体デバイス(200)のエッジ(201、
202)まで延びており、前記活性光学領域(17)の
付近にグルーブ壁(368)が存在しない、上記2また
は4の半導体デバイス(200)。
【0064】6.2つの隣接エッジ(201、202;
203、204)が、それぞれ、前記半導体デバイス
(200)のエッジに沿って少なくとも部分的に延びる
グルーブ壁(265、368)を備え、前記グルーブ壁
(368)の少なくとも1つが、前記隣接エッジの接合
部によって形成されるコーナまで延びない、上記2〜5
の何れかの半導体デバイス(200)。
【0065】7.基板(106)と、前記基板(10
6)上に成長した1つ以上の層(108、110、11
2、116、122)と、前記成長層を貫通し、部分的
に前記基板(106)に食い込むエッチングで形成され
たグルーブ(163、164、166、266)を含む
半導体ウェーハ(100)であって、前記グルーブが、
グリッド状パターンをなすように構成されて、へき開平
面(150、151、153、154)を、従って、半
導体デバイス(200)のアレイのエッジ(201、2
02、203、204)を形成していることを特徴とす
る、半導体ウェーハ(100)。
【0066】8.グルーブ(163、164;166、
266)が、半導体デバイス(200)のエッジ(20
1、202、203、204)に沿って少なくとも部分
的に延びる壁(265、383)を備える、上記7の半
導体ウェーハ(100)。
【0067】9.グルーブ(163、164)が、半導
体デバイス(200)のエッジ(203、204)に沿
って全体に延びる壁(265)を備えている、上記7の
半導体ウェーハ(100)。
【0068】10.半導体デバイス(200)が、第1
の対(203、204)をなす平行なエッジと、第2の
対(201、202)をなす平行なエッジを備え、それ
ぞれの対が、もう一方の対に対して直角であり、前記第
1の対(203、204)をなすエッジのそれぞれが、
それに沿って全体に延びるグルーブ(150、151)
を備え、前記第2の対(201、202)をなすエッジ
のそれぞれが、それに沿って部分的にしか延びていない
グルーブ(166、266)を備えている、上記7の半
導体ウェーハ(100)。
【0069】11.前記成長層(108、110、11
2、116、122)内に活性光学領域(17)を備
え、前記活性光学領域(17)が、半導体デバイス(2
00)のエッジ(201、202)まで延びており、前
記活性光学領域(17)の付近にグルーブ(166、2
66)が存在しない、上記8または10の半導体ウェー
ハ(100)。
【0070】12.2つの隣接エッジ(201、20
2;202、203)が、それぞれ、半導体デバイス
(200)のエッジに沿って少なくとも部分的に延びる
グルーブ(150、166、266)を備え、前記グル
ーブ(166、266)の少なくとも1つが、前記隣接
エッジの接合部によって形成されるコーナまで延びな
い、上記7〜11の何れかの半導体ウェーハ(10
0)。
【0071】13.前記半導体ウェーハが、検査して、
グルーブのエッチング深さを確認することが可能な、幅
の異なるいくつかの制御エッチング領域(181、18
2、183、184、185)を備えている、上記7〜
11の何れかの半導体ウェーハ(100)。
【0072】14.半導体ウェーハ(100)の製造プ
ロセスであって、 i)半導体基板(106)を形成するステップと、 ii)前記半導体基板(106)上に1つ以上の層(1
08、110、112、116、122)を成長させる
ステップと、 iii)前記成長層(108、110、112、11
6、122)を貫通し、前記半導体基板(106)に部
分的に食い込むグルーブ(163、164、166、2
66)をエッチングで形成するステップを含み、前記グ
ルーブが、グリッド状パターンをなすように構成され
て、へき開平面(150、151、153、154)
を、従って、半導体デバイス(200)のアレイのエッ
ジ(201、202、203、204)を形成すること
を特徴とする、製造プロセス。
【0073】15.半導体デバイス(200)の製造プ
ロセスであって、 iv)上記14に従って半導体ウェーハ(100)を製
造するステップと、v)前記グルーブ(163、16
4、166、266)のグリッド状パターンに沿って前
記半導体ウェーハ(100)をへき開して、前記半導体
デバイス(200)を分離するステップを含む、製造プ
ロセス。
【0074】
【発明の効果】本発明のプロセスによれば、へき開プロ
セスに関連した屑がほぼ除去され、この結果、製造プロ
セスにおける歩留まりを増すことが可能になる。ウェー
ハのへき開に要する時間も大幅に短縮されるので、結果
として、スループットがより高くなる。プラントの比較
的高価な品目である、彫り込み機械も排除されるので、
半導体デバイスの製造コストをさらに節約することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子吸収変調器と一列になった分布帰還形レー
ザ・ダイオードを含むメサ・リッジ・ストライプが含ま
れている、ウェーハのへき開後における先行技術による
集積化光電子デバイスの略斜視図である。
【図2】リッジ・ストライプと、この両側に、それぞ
れ、リッジ・ストライプに対して平行な縦方向のエッチ
ング領域、及びより短めの横方向のエッチング領域が設
けられた、2つのメサ・エッチング領域を示す、本発明
によるウェーハの一部の形成時、及びこのウェーハから
の半導体デバイスのへき開前における段階の略斜視図で
ある。
【図3】リッジ・ストライプと、この両側に、それぞ
れ、リッジ・ストライプに対して平行な縦方向のエッチ
ング領域、及びより短めの横方向のエッチング領域が設
けられた、2つのメサ・エッチング領域を示す、本発明
によるウェーハの一部の形成時、及びこのウェーハから
の半導体デバイスのへき開前における段階の略斜視図で
ある。
【図4】リッジ・ストライプと、この両側に、それぞ
れ、リッジ・ストライプに対して平行な縦方向のエッチ
ング領域、及びより短めの横方向のエッチング領域が設
けられた、2つのメサ・エッチング領域を示す、本発明
によるウェーハの一部の形成時、及びこのウェーハから
の半導体デバイスのへき開前における段階の略斜視図で
ある。
【図5】リッジ・ストライプ、及びエッチング領域が一
定の拡大率で描かれた、図2〜図4の半導体ウェーハの
より大きな部分の平面図である。
【図6】一定の拡大率で描かれ、ラインVI−VIに沿
って取られた、図5のウェーハの一部の断面図である。
【図7】一定の拡大率で描かれ、ラインVII−VII
に沿って取られた、図5のウェーハの一部の断面図であ
る。
【符号の説明】
17 活性光学領域 100 ウェーハ 106 基板 108 下方緩衝層 110 活性層 112 上方緩衝層 116 キャップ層 122 パッシベーション層 150,151,153,154 へき開平面 163,164,166,266 グルーブ 181,182,183,184,185 制御エッチング領域 200 半導体デバイス 201,202,203,204 エッジ 265,368 グルーブ壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(106)と、前記基板(106)上
    に成長した1つ以上の層(108、110、112、1
    16、122)を含むウェーハ(100)からへき開さ
    れる半導体デバイス(200)であって、へき開部(1
    50、151、153、154)によって、前記半導体
    デバイス(200)の2対の平行エッジ(201、20
    2;203、204)が形成されており、前記へき開部
    のそれぞれが、前記成長層(108、110、112、
    116、122)を貫通し、部分的に前記基板(10
    6)に食い込むエッチングで形成されたグルーブ(16
    3、164;166、266)によって、誘導されたこ
    とを特徴とする、半導体デバイス。
JP11192047A 1998-07-08 1999-07-06 半導体デバイスのウェ―ハからのへき開方法 Pending JP2000068240A (ja)

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