JP2000064919A - 吸気装置 - Google Patents
吸気装置Info
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 6
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Check Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な構造によって吸気騒音の低減と出力性
能の向上を両立させる内燃機関の吸気装置を提供する。 【解決手段】 メインダクト4と、吸気通路が合流する
ようにメインダクト4に接続されるサブダクト5と、合
流部7に設けられるリードバルブ6とを備えることによ
り、スロットルバルブ9より上流の吸気通路の断面積を
可変にすることができる。このため吸気流速が低いとき
は吸気通路の断面積を小さくして吸気騒音を低減し、吸
気流速が高いときは吸気通路の断面積を大きくして吸気
効率を向上させることができる。またリードバルブ6
は、メインダクト4とサブダクト5の圧力差によって作
動するため、吸気通路の断面積を可変にするための駆動
装置や制御装置を必要としないので簡便な構造にするこ
とができる。
能の向上を両立させる内燃機関の吸気装置を提供する。 【解決手段】 メインダクト4と、吸気通路が合流する
ようにメインダクト4に接続されるサブダクト5と、合
流部7に設けられるリードバルブ6とを備えることによ
り、スロットルバルブ9より上流の吸気通路の断面積を
可変にすることができる。このため吸気流速が低いとき
は吸気通路の断面積を小さくして吸気騒音を低減し、吸
気流速が高いときは吸気通路の断面積を大きくして吸気
効率を向上させることができる。またリードバルブ6
は、メインダクト4とサブダクト5の圧力差によって作
動するため、吸気通路の断面積を可変にするための駆動
装置や制御装置を必要としないので簡便な構造にするこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸気装置に関し、特
に空気や混合気を吸入する機能を有する機器に接続され
る吸気装置に関する。
に空気や混合気を吸入する機能を有する機器に接続され
る吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンなどの吸気装置は、主
に吸気ダクト、エアクリーナ、スロットルボディー及び
インテークマニホールドから形成される吸気通路を通じ
て燃焼室に空気若しくは混合気を供給する。
に吸気ダクト、エアクリーナ、スロットルボディー及び
インテークマニホールドから形成される吸気通路を通じ
て燃焼室に空気若しくは混合気を供給する。
【0003】高速回転域での吸気効率を向上させてエン
ジンの出力性能を向上させるためには、吸気通路の断面
積を大きくとる必要がある。ところが吸気通路の断面積
が大きくなると、それに伴って吸気騒音が増大すること
が知られている。そこで、吸気効率の向上と吸気騒音の
低減という相反する関係にある目的を達成するために様
々な工夫がなされてきた。
ジンの出力性能を向上させるためには、吸気通路の断面
積を大きくとる必要がある。ところが吸気通路の断面積
が大きくなると、それに伴って吸気騒音が増大すること
が知られている。そこで、吸気効率の向上と吸気騒音の
低減という相反する関係にある目的を達成するために様
々な工夫がなされてきた。
【0004】例えば、特開昭61−76757号公報に
開示される車両用エンジンのエアクリーナでは、エアク
リーナの吸い込み口にスライドバルブを設け、スライド
バルブを電気的に制御して駆動することにより吸い込み
口の開口面積を可変にしている。これにより、吸気流速
が低いときは吸気通路の断面積を小さくすることによっ
てエンジンの低速回転域での吸気騒音を低減し、吸気流
速が高いときは吸気通路の断面積を大きくすることによ
って吸気効率を向上させて高速回転域でのエンジンの出
力性能を向上させようとしている。
開示される車両用エンジンのエアクリーナでは、エアク
リーナの吸い込み口にスライドバルブを設け、スライド
バルブを電気的に制御して駆動することにより吸い込み
口の開口面積を可変にしている。これにより、吸気流速
が低いときは吸気通路の断面積を小さくすることによっ
てエンジンの低速回転域での吸気騒音を低減し、吸気流
速が高いときは吸気通路の断面積を大きくすることによ
って吸気効率を向上させて高速回転域でのエンジンの出
力性能を向上させようとしている。
【0005】また、実開平4−123363号公報に開
示される可変エアダクトでは、吸気ダクトを仕切り壁で
仕切り一方の吸気ダクトに電磁弁を設けることにより、
吸気流速が低いときは仕切られた一方の吸気ダクトのみ
から空気または混合気を吸入してエンジンの低速回転域
での吸気騒音を低減し、吸気流速が高いときは仕切られ
た両方の吸気ダクトから空気または混合気を吸入するよ
うにして吸気効率を向上させて高速回転域でのエンジン
の出力性能を向上させようとしている。
示される可変エアダクトでは、吸気ダクトを仕切り壁で
仕切り一方の吸気ダクトに電磁弁を設けることにより、
吸気流速が低いときは仕切られた一方の吸気ダクトのみ
から空気または混合気を吸入してエンジンの低速回転域
での吸気騒音を低減し、吸気流速が高いときは仕切られ
た両方の吸気ダクトから空気または混合気を吸入するよ
うにして吸気効率を向上させて高速回転域でのエンジン
の出力性能を向上させようとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
61−76757号及び実開平4−123363号公報
に開示されている吸気通路の断面積を可変にする機構
は、いずれにおいても断面積を可変にするためのスライ
ドバルブ若しくは電磁弁を駆動させるアクチュエータや
制御ユニットが必要で部品点数が多く高価になるという
問題があった。
61−76757号及び実開平4−123363号公報
に開示されている吸気通路の断面積を可変にする機構
は、いずれにおいても断面積を可変にするためのスライ
ドバルブ若しくは電磁弁を駆動させるアクチュエータや
制御ユニットが必要で部品点数が多く高価になるという
問題があった。
【0007】本発明は上記の問題に鑑み案出されたもの
で、吸気流速が低いときには吸気騒音を低減し、吸気流
速が高いときには吸気効率を向上させることが可能で、
部品点数が少なく安価な吸気装置を提供することを目的
とする。
で、吸気流速が低いときには吸気騒音を低減し、吸気流
速が高いときには吸気効率を向上させることが可能で、
部品点数が少なく安価な吸気装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
吸気装置によると、第1ダクトとそれに接続される第2
ダクトを備えることによって複数の吸気通路を形成し、
第1ダクトと第2ダクトの合流部に第1ダクトと第2ダ
クト内の吸気通路を遮断または連通させ、第1ダクトか
ら第2ダクトへの流入を抑止する弁を備えるため、吸気
通路の断面積を可変にすることができる。このため、吸
気流速が低いときは第2ダクトの吸気通路を遮断するこ
とによって吸気通路の断面積を小さくして吸気騒音を低
減し、吸気流速が高いときは第2ダクトの吸気通路を連
通させることによって吸気通路の断面積を大きくして吸
気効率を向上させることができる。また、複数の吸気通
路を形成することによって、各吸気通路内の圧力差によ
って弁を作動させることができ、吸気通路の断面積を可
変にする弁の駆動装置や電気的な制御を必要としないた
め部品点数が少なく安価に製造することができる。
吸気装置によると、第1ダクトとそれに接続される第2
ダクトを備えることによって複数の吸気通路を形成し、
第1ダクトと第2ダクトの合流部に第1ダクトと第2ダ
クト内の吸気通路を遮断または連通させ、第1ダクトか
ら第2ダクトへの流入を抑止する弁を備えるため、吸気
通路の断面積を可変にすることができる。このため、吸
気流速が低いときは第2ダクトの吸気通路を遮断するこ
とによって吸気通路の断面積を小さくして吸気騒音を低
減し、吸気流速が高いときは第2ダクトの吸気通路を連
通させることによって吸気通路の断面積を大きくして吸
気効率を向上させることができる。また、複数の吸気通
路を形成することによって、各吸気通路内の圧力差によ
って弁を作動させることができ、吸気通路の断面積を可
変にする弁の駆動装置や電気的な制御を必要としないた
め部品点数が少なく安価に製造することができる。
【0009】本発明の請求項2記載の吸気装置による
と、エアクリーナの入口側であるダストサイドに複数の
吸気通路を形成するようにエアクリーナのダストサイド
で第2ダクトが第1ダクトに合流するため、エアクリー
ナの出口側であるクリーンサイドに複数の吸気通路を形
成するのに比して吸気騒音をよりいっそう低減すること
ができる。
と、エアクリーナの入口側であるダストサイドに複数の
吸気通路を形成するようにエアクリーナのダストサイド
で第2ダクトが第1ダクトに合流するため、エアクリー
ナの出口側であるクリーンサイドに複数の吸気通路を形
成するのに比して吸気騒音をよりいっそう低減すること
ができる。
【0010】本発明の請求項3記載の吸気装置による
と、エアクリーナのクリーンサイドに複数の吸気通路を
形成するようにエアクリーナのクリーンサイドで第2ダ
クトが第1ダクトに合流するため、エアクリーナのダス
トサイドに複数の吸気通路を形成するのに比していっそ
う吸気効率を向上させることができる。
と、エアクリーナのクリーンサイドに複数の吸気通路を
形成するようにエアクリーナのクリーンサイドで第2ダ
クトが第1ダクトに合流するため、エアクリーナのダス
トサイドに複数の吸気通路を形成するのに比していっそ
う吸気効率を向上させることができる。
【0011】本発明の請求項4記載の吸気装置による
と、第1ダクトと第2ダクトとの合流部にリードバルブ
を備えるため、それぞれのダクト内の圧力差に応じてリ
ードバルブが作動し、吸気通路の断面積を連続的に変化
させることができる。
と、第1ダクトと第2ダクトとの合流部にリードバルブ
を備えるため、それぞれのダクト内の圧力差に応じてリ
ードバルブが作動し、吸気通路の断面積を連続的に変化
させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 (第1実施例)自動車用エンジンに備え付ける本発明の
第1実施例による吸気装置を図1、図2、及び図6に示
す。
複数の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 (第1実施例)自動車用エンジンに備え付ける本発明の
第1実施例による吸気装置を図1、図2、及び図6に示
す。
【0013】図1に示すように、第1ダクトとしてのメ
インダクト4、エアクリーナ1、スロットルボディー
2、サージタンク13及びインテークマニホールド3は
連接され、各部材の内部空間は図示しない自動車用エン
ジンの各燃焼室に空気を供給する吸気通路を形成してい
る。第2ダクトとしてのサブダクト5はメインダクト4
に接続され、それぞれの内部空間は導通している。
インダクト4、エアクリーナ1、スロットルボディー
2、サージタンク13及びインテークマニホールド3は
連接され、各部材の内部空間は図示しない自動車用エン
ジンの各燃焼室に空気を供給する吸気通路を形成してい
る。第2ダクトとしてのサブダクト5はメインダクト4
に接続され、それぞれの内部空間は導通している。
【0014】メインダクト4及びサブダクト5はエアク
リーナ1のダストサイドに並列に備えられる。メインダ
クト4の一端は外気を直接吸入する吸気口11を有し、
別の一端はエアクリーナ1に接続され、エアクリーナ1
のダストサイドの吸気通路を形成する。サブダクト5の
一端は外気を直接吸入する吸気口12を有し、他端は合
流部7においてメインダクト4に接続され、エアクリー
ナ1のダストサイドの補助的な吸気通路を形成する。合
流部7に後述するリードバルブ6が設けられる。
リーナ1のダストサイドに並列に備えられる。メインダ
クト4の一端は外気を直接吸入する吸気口11を有し、
別の一端はエアクリーナ1に接続され、エアクリーナ1
のダストサイドの吸気通路を形成する。サブダクト5の
一端は外気を直接吸入する吸気口12を有し、他端は合
流部7においてメインダクト4に接続され、エアクリー
ナ1のダストサイドの補助的な吸気通路を形成する。合
流部7に後述するリードバルブ6が設けられる。
【0015】エアクリーナ1は、クリーナケース101
とクリーナエレメント102とからなり、一端はメイン
ダクト4に接続され、他端はスロットルボディー2に接
続されている。スロットルボディー2は、内部の吸気通
路内にスロットルバルブ9が備えられ、一端はエアクリ
ーナ1に接続され、他端サージタンク13に接続されて
いる。サージタンク13は、吸気通路を拡張する形状
で、一端はスロットルボディー2に接続され、他端はイ
ンテークマニホールド3に接続されている。
とクリーナエレメント102とからなり、一端はメイン
ダクト4に接続され、他端はスロットルボディー2に接
続されている。スロットルボディー2は、内部の吸気通
路内にスロットルバルブ9が備えられ、一端はエアクリ
ーナ1に接続され、他端サージタンク13に接続されて
いる。サージタンク13は、吸気通路を拡張する形状
で、一端はスロットルボディー2に接続され、他端はイ
ンテークマニホールド3に接続されている。
【0016】インテークマニホールド3の一端はサージ
タンク13に接続され、吸気通路を複数に分岐させて自
動車用エンジンの各燃焼室に空気を供給するように枝分
かれした管体を形成する。枝分かれした管体の各端部は
それぞれ自動車用エンジンの各燃焼室に接続される。
タンク13に接続され、吸気通路を複数に分岐させて自
動車用エンジンの各燃焼室に空気を供給するように枝分
かれした管体を形成する。枝分かれした管体の各端部は
それぞれ自動車用エンジンの各燃焼室に接続される。
【0017】前述のリードバルブ6は、図6に示すよう
に、薄い金属板からなる弁体601とストッパ602と
からなりメインダクト4にねじ止めされ、サブダクト5
の合流部7を塞ぐように備えられる。弁体601はメイ
ンダクト4とサブダクト5に圧力差がないとき合流部7
を塞ぎ、図4に示すように、メインダクト4とサブダク
ト5の圧力差が大きくなると圧力差に応じてメインダク
ト4側にリフトして、合流部7を開く。ストッパ602
は弁体601の最大開角度を決める。
に、薄い金属板からなる弁体601とストッパ602と
からなりメインダクト4にねじ止めされ、サブダクト5
の合流部7を塞ぐように備えられる。弁体601はメイ
ンダクト4とサブダクト5に圧力差がないとき合流部7
を塞ぎ、図4に示すように、メインダクト4とサブダク
ト5の圧力差が大きくなると圧力差に応じてメインダク
ト4側にリフトして、合流部7を開く。ストッパ602
は弁体601の最大開角度を決める。
【0018】上述の構成による吸気装置の作動について
説明する。自動車用エンジンが始動すると、スロットル
バルブ9の開角度に応じた空気が吸気口11または吸気
口12から流入する。流入した空気は、メインダクト4
からエアクリーナ1に流入してクリーナエレメント10
2によって粉塵が取り除かれ、スロットルボディー2と
サージタンク13を通過してインテークマニホールド3
に流入し、インテークマニホールド3内で分岐して自動
車用エンジンの各燃焼室に流入する。
説明する。自動車用エンジンが始動すると、スロットル
バルブ9の開角度に応じた空気が吸気口11または吸気
口12から流入する。流入した空気は、メインダクト4
からエアクリーナ1に流入してクリーナエレメント10
2によって粉塵が取り除かれ、スロットルボディー2と
サージタンク13を通過してインテークマニホールド3
に流入し、インテークマニホールド3内で分岐して自動
車用エンジンの各燃焼室に流入する。
【0019】自動車用エンジンが低速回転域にあると
き、メインダクト4とサブダクト5の圧力差は小さいた
めリードバルブ6は図1に示すように完全に閉じてい
る。リードバルブ6が完全に閉じているとき、メインダ
クト4の合流部11から吸入される空気のみがエアクリ
ーナ1に流入するので、吸気通路の断面積は小さい。
き、メインダクト4とサブダクト5の圧力差は小さいた
めリードバルブ6は図1に示すように完全に閉じてい
る。リードバルブ6が完全に閉じているとき、メインダ
クト4の合流部11から吸入される空気のみがエアクリ
ーナ1に流入するので、吸気通路の断面積は小さい。
【0020】単一の吸気管の内圧は吸入空気の流速によ
り負圧となり、図5に示すように、吸入空気の流速が増
加して吸気流量が増加すると吸気管内の負圧は増大す
る。このため、図2に示すように、メインダクト4とサ
ブダクト5の圧力差に応じてリードバルブ6がリフトし
て合流部7を開き、サブダクト5の吸気口12から吸入
される空気がエアクリーナ1に流入するようになる。メ
インダクト4及びサブダクト5の両方が吸気通路を形成
し、吸気通路の断面積が大きくなる。また、リードバル
ブ6はストッパ602を備えているため、メインダクト
4とサブダクト5の内圧の圧力差が増大しつづけても所
定角度以上開くことはない。
り負圧となり、図5に示すように、吸入空気の流速が増
加して吸気流量が増加すると吸気管内の負圧は増大す
る。このため、図2に示すように、メインダクト4とサ
ブダクト5の圧力差に応じてリードバルブ6がリフトし
て合流部7を開き、サブダクト5の吸気口12から吸入
される空気がエアクリーナ1に流入するようになる。メ
インダクト4及びサブダクト5の両方が吸気通路を形成
し、吸気通路の断面積が大きくなる。また、リードバル
ブ6はストッパ602を備えているため、メインダクト
4とサブダクト5の内圧の圧力差が増大しつづけても所
定角度以上開くことはない。
【0021】一般に吸気通路の断面積が大きいほど、高
速回転域での吸気効率が上がり自動車用エンジンの出力
性能は向上する。その一方で吸気通路の断面積が大きい
ほど吸気騒音が増大するので、吸気効率の向上と吸気騒
音の低減とは相反する関係にある。そこで本実施例で
は、メインダクト4とサブダクト5を並列に備え、その
圧力差によって合流部7を開閉するリードバルブ6を備
えることにより吸気通路の断面積を連続的に変化させ、
高速回転域における吸気効率の向上による出力性能の向
上と低速回転域における吸気騒音の低減とを実現させて
いる。
速回転域での吸気効率が上がり自動車用エンジンの出力
性能は向上する。その一方で吸気通路の断面積が大きい
ほど吸気騒音が増大するので、吸気効率の向上と吸気騒
音の低減とは相反する関係にある。そこで本実施例で
は、メインダクト4とサブダクト5を並列に備え、その
圧力差によって合流部7を開閉するリードバルブ6を備
えることにより吸気通路の断面積を連続的に変化させ、
高速回転域における吸気効率の向上による出力性能の向
上と低速回転域における吸気騒音の低減とを実現させて
いる。
【0022】すなわち、低速回転域では吸気騒音を低減
するためにメインダクト4のみから空気を吸入すること
により吸気通路の断面積を小さくし、自動車用エンジン
の回転速度の上昇にともなって吸気効率を向上させるた
めにサブダクト5から徐々に空気を吸入することにより
吸気通路の断面積を大きくする。したがって、自動車用
エンジンの低速回転域では吸気騒音を低減し、高速回転
域では吸気効率を向上させて出力性能を向上させること
ができる。
するためにメインダクト4のみから空気を吸入すること
により吸気通路の断面積を小さくし、自動車用エンジン
の回転速度の上昇にともなって吸気効率を向上させるた
めにサブダクト5から徐々に空気を吸入することにより
吸気通路の断面積を大きくする。したがって、自動車用
エンジンの低速回転域では吸気騒音を低減し、高速回転
域では吸気効率を向上させて出力性能を向上させること
ができる。
【0023】吸気通路の断面積を可変にするリードバル
ブ6は、メインダクト4とサブダクト5の圧力差によっ
て作動するために、吸気通路の断面積を可変にするため
のアクチュエータや電気的な制御を必要とせず、アクチ
ュエータや電気的な制御を必要とする吸気装置に比べ部
品点数が少なく低コストで製造することができる。
ブ6は、メインダクト4とサブダクト5の圧力差によっ
て作動するために、吸気通路の断面積を可変にするため
のアクチュエータや電気的な制御を必要とせず、アクチ
ュエータや電気的な制御を必要とする吸気装置に比べ部
品点数が少なく低コストで製造することができる。
【0024】また、エアクリーナ1のダストサイドの吸
気通路において吸気通路の断面積を小さくすると、クリ
ーンサイドの吸気通路において吸気通路の断面積を同様
に小さくするのに比べ、より吸気騒音を低減することが
できる。さらに、様々な種類の内燃機関に設置すること
ができる汎用性を備えている。
気通路において吸気通路の断面積を小さくすると、クリ
ーンサイドの吸気通路において吸気通路の断面積を同様
に小さくするのに比べ、より吸気騒音を低減することが
できる。さらに、様々な種類の内燃機関に設置すること
ができる汎用性を備えている。
【0025】(第2実施例)エアクリーナのクリーンサ
イドにメインダクト及びサブダクトを備えた本発明の吸
気装置を自動車用エンジンに適用した第2実施例を図3
に示す。第1実施例と実質的に同一の部分には同じ符号
を付す。
イドにメインダクト及びサブダクトを備えた本発明の吸
気装置を自動車用エンジンに適用した第2実施例を図3
に示す。第1実施例と実質的に同一の部分には同じ符号
を付す。
【0026】図3に示すように、第1ダクトとしての入
口管31、エアクリーナ1、メインダクト22、スロッ
トルボディー2、サージタンク13及びインテークマニ
ホールド3は連接され、各部材の内部空間は図示しない
燃焼室の各吸気口に空気を供給する吸気通路を形成す
る。第2ダクトとしてのサブダクト23はメインダクト
22に接続され、それぞれの内部空間は導通している。
入口管31の一端は外気を直接吸入する吸気口32を有
し、他端はエアクリーナ1に接続されている。
口管31、エアクリーナ1、メインダクト22、スロッ
トルボディー2、サージタンク13及びインテークマニ
ホールド3は連接され、各部材の内部空間は図示しない
燃焼室の各吸気口に空気を供給する吸気通路を形成す
る。第2ダクトとしてのサブダクト23はメインダクト
22に接続され、それぞれの内部空間は導通している。
入口管31の一端は外気を直接吸入する吸気口32を有
し、他端はエアクリーナ1に接続されている。
【0027】メインダクト22及びサブダクト23は、
エアクリーナ1のクリーンサイドに並列に備えられる。
メインダクト22の一端はエアクリーナ1と接続され、
他端はスロットルボディー2と接続され、エアクリーナ
1のクリーンサイドの吸気通路を形成する。サブダクト
23の一端はエアクリーナ1と接続され、他端は合流部
29においてメインダクト22に接続され、エアクリー
ナ1のクリーンサイドの補助的な吸気通路を形成する。
合流部29にはリードバルブ6が備えられる。
エアクリーナ1のクリーンサイドに並列に備えられる。
メインダクト22の一端はエアクリーナ1と接続され、
他端はスロットルボディー2と接続され、エアクリーナ
1のクリーンサイドの吸気通路を形成する。サブダクト
23の一端はエアクリーナ1と接続され、他端は合流部
29においてメインダクト22に接続され、エアクリー
ナ1のクリーンサイドの補助的な吸気通路を形成する。
合流部29にはリードバルブ6が備えられる。
【0028】自動車用エンジンが始動すると、スロット
ルバルブ9の開角度に応じた空気が吸気口32から流入
する。流入した空気は入口管31からエアクリーナ1に
流入してクリーナエレメント102によって粉塵が取り
除かれ、メインダクト22またはサブダクト23に流入
して、スロットルボディー2とサージタンク13を通過
してインテークマニホールド3に流入し、インテークマ
ニホールド3内で分岐して自動車用エンジンの各燃焼室
に流入する。
ルバルブ9の開角度に応じた空気が吸気口32から流入
する。流入した空気は入口管31からエアクリーナ1に
流入してクリーナエレメント102によって粉塵が取り
除かれ、メインダクト22またはサブダクト23に流入
して、スロットルボディー2とサージタンク13を通過
してインテークマニホールド3に流入し、インテークマ
ニホールド3内で分岐して自動車用エンジンの各燃焼室
に流入する。
【0029】第2実施例の吸気装置の作動が第1実施例
の吸気装置の作動と相違する点は、エアクリーナ1のク
リーンサイドにメインダクト22とサブダクト23を設
け、リードバルブ6によってエアクリーナ1のクリーン
サイドの吸気通路の断面積を可変にしている点である。
の吸気装置の作動と相違する点は、エアクリーナ1のク
リーンサイドにメインダクト22とサブダクト23を設
け、リードバルブ6によってエアクリーナ1のクリーン
サイドの吸気通路の断面積を可変にしている点である。
【0030】したがって、第2実施例の吸気装置によっ
てもたらされる効果が第1実施例の吸気装置によっても
たらされる効果と相違する点は、エアクリーナ1のクリ
ーンサイドの吸気通路において吸気通路の断面積を大き
くすることにより、ダストサイドの吸気通路において吸
気通路の断面積を大きくするのに比べ、自動車用エンジ
ンの高速回転域での吸気効率をより向上させるという点
である。
てもたらされる効果が第1実施例の吸気装置によっても
たらされる効果と相違する点は、エアクリーナ1のクリ
ーンサイドの吸気通路において吸気通路の断面積を大き
くすることにより、ダストサイドの吸気通路において吸
気通路の断面積を大きくするのに比べ、自動車用エンジ
ンの高速回転域での吸気効率をより向上させるという点
である。
【0031】すなわち、第1実施例のようにエアクリー
ナのダストサイドにおいて断面積を可変にするときは吸
気騒音の低減を優先できるという利点があり、第2実施
例のようにエアクリーナのクリーンサイドにおいて断面
積を可変にするときは吸気流速が高いときの吸気効率を
優先できるという利点がある。
ナのダストサイドにおいて断面積を可変にするときは吸
気騒音の低減を優先できるという利点があり、第2実施
例のようにエアクリーナのクリーンサイドにおいて断面
積を可変にするときは吸気流速が高いときの吸気効率を
優先できるという利点がある。
【図1】本発明の第1実施例による吸気装置の模式的断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の第1実施例による吸気装置の模式的断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の第2実施例による吸気装置の模式的断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の第1実施例におけるメインダクトとサ
ブダクトの圧力差と弁体のリフト量の関係を表わすグラ
フである。
ブダクトの圧力差と弁体のリフト量の関係を表わすグラ
フである。
【図5】単一の吸気管内の吸気流量と圧力の関係を表わ
すグラフである。
すグラフである。
【図6】本発明の第1実施例によるリードバルブの斜視
図である。
図である。
1 エアクリーナ(第1ダクト) 2 スロットルボディー(第1ダクト) 3 インテークマニホールド(第1ダクト) 4、22 メインダクト(第1ダクト) 5、23 サブダクト(第2ダクト) 6 リードバルブ(弁) 7、29 合流部 9 スロットルバルブ 13 サージタンク(第1ダクト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G031 AA02 AA15 AA28 AB02 AC01 BA07 BA14 BB04 DA31 DA37 EA03 FA11 GA08 GA13 HA04 HA08 HA09 HA10 3H058 AA15 BB22 EE04 EE15
Claims (4)
- 【請求項1】 空気または混合気を流通する吸気通路を
形成する吸気装置であって、 スロットルバルブを有する第1ダクトと、 前記スロットルバルブより入口側で吸気通路が合流する
ように前記第1ダクトに接続される第2ダクトと、 前記第1ダクトと前記第2ダクトとの合流部に設けら
れ、前記第1ダクト内の吸気通路と前記第2ダクト内の
吸気通路を遮断または連通させ、前記第1ダクトから前
記第2ダクトへの空気または混合気の流入を抑止する弁
と、 を備えることを特徴とする吸気装置。 - 【請求項2】 前記第1ダクトはエアクリーナを有し、 前記第2ダクトは前記エアクリーナより入口側で前記第
1ダクトに接続されることを特徴とする請求項1記載の
吸気装置。 - 【請求項3】 前記第1ダクトはエアクリーナを有し、 前記第2ダクトは前記エアクリーナより出口側で前記第
1ダクトに接続されることを特徴とすることを特徴とす
る請求項1または2記載の吸気装置。 - 【請求項4】 前記弁は、リードバルブであることを特
徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10238377A JP2000064919A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10238377A JP2000064919A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000064919A true JP2000064919A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17029290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10238377A Pending JP2000064919A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000064919A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1081369A3 (en) * | 1999-09-02 | 2001-10-10 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Intake control system for engine |
JP2002195116A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Mahle Tennex Corp | 内燃機関の吸気ダクト構造 |
EP1493915A1 (en) * | 2003-07-01 | 2005-01-05 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Suction device of engine for a vehicle |
JP2014224507A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の吸気装置 |
JP2015218725A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 現代自動車株式会社Hyundaimotor Company | 可変バルブが適用された可変吸気システム |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP10238377A patent/JP2000064919A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN1313717C (zh) * | 2003-07-01 | 2007-05-02 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用发动机的吸气装置 |
JP2014224507A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の吸気装置 |
JP2015218725A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 現代自動車株式会社Hyundaimotor Company | 可変バルブが適用された可変吸気システム |
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