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JP2000064873A - ハイブリッド車両のエンジン始動装置 - Google Patents

ハイブリッド車両のエンジン始動装置

Info

Publication number
JP2000064873A
JP2000064873A JP10230871A JP23087198A JP2000064873A JP 2000064873 A JP2000064873 A JP 2000064873A JP 10230871 A JP10230871 A JP 10230871A JP 23087198 A JP23087198 A JP 23087198A JP 2000064873 A JP2000064873 A JP 2000064873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
generator
starter
electric motor
hybrid vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10230871A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Matsubara
泰司 松原
Hiroyasu Uchida
浩康 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP10230871A priority Critical patent/JP2000064873A/ja
Publication of JP2000064873A publication Critical patent/JP2000064873A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンと電気モータとを併用して走行する
ハイブリッド車両において、エンジンの始動を確実に行
い得るようにして安定した車両の走行を実現し、加え
て、上記構成を低コストで実現する。 【解決手段】 電気モータ21の駆動用電力の発電及び
エンジン1の始動を行うジェネレータ22と、エンジン
の始動を行うスタータ58と、走行用バッテリ41及び
エンジン1と接続された検出手段51aと、スタータを
作動制御するスタータ制御手段51bとを備える。検出
手段が、走行用バッテリの電圧が設定値以下であること
を検出した、または、エンジンのクランキング信号が設
定時間内に検出されない場合には、ジェネレータによる
エンジンの始動が不可能であるとして、スタータ制御手
段がスタータを作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと電気モ
ータとを併用して走行するハイブリッド車両において、
上記エンジンを始動させるために用いられるハイブリッ
ド車両のエンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハイブリッド車両としてシリ
ーズ方式と呼ばれるものが知られている(例えば、特開
平6−165309号公報参照)。このものでは、エン
ジンにより駆動されるジェネレータによって発電を行
い、この電気により駆動される電気モータのみを走行用
駆動源として走行するようにしている。
【0003】一方、ハイブリッド車両としてパラレル方
式と呼ばれるものが知られている。このものでは、電気
モータ及びエンジンを併用して走行するように構成され
ており、車両の発進及び通常の走行は上記電気モータの
みを駆動源とするようにされている。
【0004】そして、上記電気モータを駆動させる走行
用バッテリの電圧低下、または、車両の加速走行等の場
合には上記エンジンを始動させるようにされており、上
記の走行用バッテリの電圧低下の場合には、上記エンジ
ンのクランクシャフトに連結されバッテリの通電をうけ
て駆動される上記ジェネレータを駆動させ、この駆動力
を上記エンジンのクランクシャフトに伝達することによ
り上記エンジンの始動を行う。そして、上記エンジンが
始動すればこのエンジンの駆動力により上記ジェネレー
タを駆動させて発電を行い上記走行用バッテリの充電状
態に応じて充電を行うようにしている。一方、車両の急
加速走行の場合には、上記のようにしてジェネレータを
駆動させることによりエンジンを始動させ、このエンジ
ン及び電気モータ双方の駆動力を用いて加速走行するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ジェネ
レータによってエンジンを始動させようとしても、例え
ば極寒時のように潤滑油の粘度の増大に伴いクランクシ
ャフトの回転抵抗が上記ジェネレータによる駆動力より
も大きくなった場合、または、上記ジェネレータを駆動
させるバッテリの電圧が低くなりクランクシャフトを回
転させるだけの駆動力が得られない場合、さらに、上記
ジェネレータが故障してこのジェネレータ自体が駆動し
ない場合には、上記ジェネレータによってエンジンのク
ランクシャフトを駆動させることができず上記エンジン
の始動が不可能になってしまう場合がある。この場合に
は、電気モータの駆動に必要な走行用バッテリの電力が
次第に低下してしまう、あるいは、車両の加速を行えな
くなってしまい、その結果、この車両の走行が不安定に
なってしまうという問題がある。
【0006】さらに、電気モータの駆動力によって車両
の発進を行うように構成されているハイブリッド車両に
おいて、上記電気モータを駆動させるバッテリの電圧が
低い場合には上記電気モータを駆動させることができな
くなるというおそれがあり、この場合に上記のようにジ
ェネレータによるエンジンの始動も行えない状態であれ
ば、車両の発進自体ができなくなってしまうという不都
合がある。
【0007】そこで、上記ジェネレータとは別の発電機
を備え、上記のようにジェネレータによるエンジンの始
動や電気モータの駆動が困難若しくは不能な場合には、
上記発電機により発電した電気を用いてジェネレータ若
しくは電気モータを駆動させ、これにより始動させるこ
とも考えられるが、この場合、上記発電機を備えること
によりコストが増大してしまうという問題がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、エンジンと電
気モータとを併用して走行するハイブリッド車両におい
て、エンジンの始動を確実に行い得るようにすることに
より安定した車両の走行を実現することにあり、加え
て、上記構成を低コストで実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、請求項1記載の如くエンジンと電気
モータとを併用して走行するハイブリッド車両を前提と
し、このものにおいて、上記エンジンのクランクシャフ
トに連結され上記電気モータの駆動用電力の発電及び上
記エンジンの始動を行うジェネレータと、上記ジェネレ
ータとは別に上記エンジンのクランクシャフトに連結さ
れこのエンジンの始動を上記ジェネレータとは独立して
行うスタータ手段と、上記ジェネレータによるエンジン
の始動が困難である状態を検出する検出手段と、この検
出手段が上記ジェネレータによる上記エンジンの始動が
困難である状態を検出したときに上記スタータ手段を作
動させるよう上記スタータ手段の作動制御を行うスター
タ制御手段とを備える構成とするものである。
【0010】ここで、検出手段による検出対象である
「ジェネレータによるエンジンの始動が困難である状
態」としては、極寒時のように潤滑油の粘度増大に伴い
エンジンのクランクシャフトの回転抵抗が大きくなって
しまいジェネレータの駆動力では上記クランクシャフト
を回転させることができない状態、または、上記ジェネ
レータ自体が故障してこのジェネレータが作動しない状
態等があり、上記「検出手段」としてはこれらの状態を
検出するように構成すればよい。具体的には、上記検出
手段を、停止状態であったエンジンがクランキングされ
たことを示すクランキング信号が、上記ジェネレータの
作動信号出力時から設定時間の間に検出されないことを
検出するようにすればよい。なお、上記エンジンが点火
されたか否かは、エンジンの燃焼室の圧力変化によって
判断することが可能である。また、請求項3記載の発明
の如く、上記検出手段をジェネレータ駆動用バッテリの
電圧値が設定値以下の充電異常状態であることを検出す
るように構成して、上記ジェネレータ駆動用バッテリの
電圧低下によってジェネレータにエンジンのクランクシ
ャフトを回転させるのに必要な駆動力が発生しない状態
を検出するようにしてもよい。あるいは、請求項4記載
の発明の如く電気モータ駆動用バッテリの電圧値が設定
値以下の充電異常状態であることを検出するように構成
して、上記電気モータ駆動用バッテリの電圧低下により
この電気モータが作動できない状態を検出するようにし
てもよい。
【0011】そして、上記の第1の発明の場合、ジェネ
レータによるエンジンの始動が不可能な状態では、スタ
ータ制御手段がスタータ手段を作動させることにより上
記エンジンを確実に始動させることが可能になる。この
ため、走行中においても上記エンジンを確実に始動させ
て上記ジェネレータによる発電を行うこと、または、上
記エンジンの駆動力を得ることが可能になり、その結
果、安定した走行を行うことが可能になる。
【0012】しかも、上記検出手段及びスタータ制御手
段としては、例えば予め車両に備えられてエンジン等の
制御を行うシステムコントローラを用いるようにすれ
ば、上記スタータ手段を新たに設けるのみでよいため、
例えば発電機を備える場合に比べて低コスト化を図るこ
とが可能になる。
【0013】第2の発明は、請求項2記載の如くエンジ
ンと電気モータとを併用して走行するハイブリッド車両
を前提とし、このものにおいて、上記エンジンのクラン
クシャフトに連結され上記電気モータの駆動用電力の発
電及び上記エンジンの始動を行うジェネレータと、上記
ジェネレータとは別に上記エンジンのクランクシャフト
に連結されこのエンジンの始動を上記ジェネレータとは
独立して行うスタータ手段と、上記電気モータもしくは
上記ジェネレータの異常状態を検出する検出手段と、こ
の検出手段が上記電気モータもしくは上記ジェネレータ
の異常状態を検出したときに上記スタータ手段を作動さ
せるよう上記スタータ手段の作動制御を行うスタータ制
御手段とを備える構成とするものである。
【0014】ここで、検出手段による検出対象である
「電気モータもしくはジェネレータの異常状態」として
は、上記電気モータもしくはジェネレータ自体の故障に
よりこの電気モータもしくはジェネレータが駆動しない
状態があり、上記「検出手段」としてはこれらの状態を
検出するように構成すればよい。具体的には、上記検出
手段を、上記電気モータまたはジェネレータに対する駆
動制御信号を出力する出力手段を用いて、その制御信号
どおりに上記電気モータまたはジェネレータが駆動して
いるか否かを検出するようにすればよい。また、上記の
第1の発明の場合と同様に、上記検出手段を、請求項3
記載の発明の如くジェネレータ駆動用バッテリの電圧値
が設定値以下の充電異常状態であることを検出するよう
に構成してもよく、あるいは、請求項4記載の発明の如
く電気モータ駆動用バッテリの電圧値が設定値以下の充
電異常状態であることを検出するように構成してもよ
い。
【0015】そして、上記の第2の発明の場合、電気モ
ータの駆動が不可能な状態であるため車両の発進自体が
不可能であっても、スタータ手段によりエンジンを始動
させることが可能になる。そして、上記ハイブリッド車
両がシリーズ方式の場合には、上記始動されたエンジン
がジェネレータを駆動させて発電を行い、この電気によ
って上記電気モータを駆動させて上記車両を発進させる
ことが可能になる。一方、上記ハイブリッド車両がパラ
レル方式の場合には、ジェネレータによって発電を行い
上記電気モータを駆動させて車両を発進させる、また
は、上記エンジンの駆動力により車両を発進させること
が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0017】図1は、本発明の実施形態に係るハイブリ
ッド車両の配置構成図を示し、このハイブリッド車両は
パラレル方式に構成されている。
【0018】同図において、1はエンジン、21は電気
モータ、22はジェネレータであり、上記エンジン1は
横置きに配置され、上記電気モータ21はエンジンの後
側、ジェネレータ22はエンジンの前側に配置されてい
る。そして、上記エンジン1のクランクシャフト(図示
省略)及び電気モータ21の出力軸(図示省略)がそれ
ぞれ接続されるトランスミッションユニット3は、上記
エンジン1の側部位置に配設されるようになっている。
また、上記電気モータ21またはジェネレータ22を駆
動するための走行用バッテリ41はトランクルーム内に
配置されている。
【0019】図2は、上記ハイブリッド車両の駆動系の
ブロック図を示している。
【0020】上記エンジン1のクランクシャフト11の
一端はトランスミッションユニット3に接続されている
一方、他端は第1駆動力伝達ベルト61によりジェネレ
ータ22と互いに連結されている。
【0021】上記トランスミッションユニット3内では
クラッチ31が設けられており、このクラッチ31から
第1出力ギア32を介してディファレンシャル装置33
のリングギア34に接続され、前輪35が駆動されるよ
うになっている。そして、上記クラッチ31により上記
エンジン1の駆動力をディファレンシャル装置33に伝
達する場合と、伝達しない場合とに切り替えられるよう
になっている。
【0022】一方、上記トランスミッションユニット3
には、上記電気モータ21の出力軸21aが接続される
ようになっており、この出力軸21aに取り付けられた
ドライブギア36は、上記第1出力ギア32と一体に回
転する第2出力ギア37に接続されるようになってい
る。
【0023】上記電気モータ21及びジェネレータ22
は、共にモータ・ジェネレータコントローラ23(以
下、M・Gコントローラと略称する。)を介して、電気
モータ駆動用バッテリ及びジェネレータ駆動用バッテリ
を兼用する走行用バッテリ41に接続されるようになっ
ている。このM・Gコントローラ23はシステムコント
ローラ51に接続されており、このシステムコントロー
ラ51の信号を受けて上記M・Gコントローラ23が上
記電気モータ21側と、ジェネレータ22側との電力を
制御するようにしている。また、上記クランクシャフト
11が回転すれば、上記ジェネレータ22が駆動されて
発電が行われ、その発電された電気が上記走行用バッテ
リ41の充電状態に応じて充電されるようになってい
る。また、上記走行用バッテリ41とは別に車両用バッ
テリ42が備えられており、この車両用バッテリ42は
コンバータ43を介して、空調装置52、パワーステア
リングのモータ53、または、オーディオ等の車両シス
テム54のための電力を供給している。
【0024】また、上記システムコントローラ51に
は、アクセルペダル55が接続されており、このアクセ
ルペダル55の踏込量に応じて上記エンジン1、また
は、電気モータ21の駆動を制御するようになっている
一方、ブレーキペダル56に接続されたブレーキユニッ
ト57と、システムコントローラ51とが互いに接続さ
れており、上記システムコントローラ51により制動量
を制御するようになっている。
【0025】そして、上記エンジン1にはこのエンジン
1を始動させるためのスタータ手段としてのスタータ5
8が設けられており、このスタータ58は上記システム
コントローラ51のスタータ制御手段51bに接続され
る一方、上記車両用バッテリ42から電力が供給される
ようになっている。
【0026】また、上記走行用バッテリ41は、上記シ
ステムコントローラ51の検出手段51aに接続される
ようになっており、上記走行用バッテリ41の電圧値を
検出する一方、上記エンジン1も上記検出手段51aに
接続されるようになっている。上記検出手段51aは、
停止状態であったエンジン1がクランキングされたこと
を示すクランキング信号を検出するようになっており、
このエンジン1が点火されたか否かは、上記エンジン1
の燃焼室の圧力変動を検出することによって検出するこ
とができる。
【0027】そして、この検出手段51aはスタータ制
御手段51bに接続されており、このスタータ制御手段
51bは上記検出手段51aの検出結果に応じて上記ス
タータ58を作動制御するように構成されている。
【0028】そして、図3または図4は、エンジン1及
びスタータ58の配設構造を示しており、上記エンジン
1は燃料を燃焼室に直接噴射するいわゆる直噴エンジン
であり、12は燃料ポンプ、13は吸気管、14は燃料
を噴射するインジェクタ、15は排気管、58はスター
タである。なお、図3及び図4の右側は車体前後方向の
前側、その左側は後側である。
【0029】上記エンジン1は前側に傾いて配置されて
おり、上記電気モータ21が上記エンジン1の後側の上
部位置に配置されている。一方、ジェネレータ22は上
記エンジン1の前側の下部位置に配置されており、この
電気モータ21及びジェネレータ22は、それぞれブラ
ケット21b,22aを介して上記シリンダブロック1
6aに支持固定されるようになっている。
【0030】また、上記排気管15の基端は触媒を内蔵
したキャタリスタ15aに連通されており、このキャタ
リスタ15aは上記ジェネレータ22に対し車幅方向に
並んで配置されている。そして、上記インジェクタ14
がシリンダヘッド16bに対し上方に傾斜して挿入され
ている一方、吸気管13が上記インジェクタ14に沿っ
てエンジン1の後方の上方に傾斜して配設されている。
【0031】そして、図3に示すように、クランクシャ
フト11に対しジェネレータ駆動プーリ11aが取り付
けられており、このジェネレータ駆動プーリ11aと、
上記ジェネレータ22の回転軸に取り付けられたジェネ
レータプーリ22bとが第1駆動力伝達ベルト61によ
り互いに連結されている。そして、上記クランクシャフ
ト11の基端側に取り付けられたカムシャフト駆動プー
リ11bと、吸気及び排気側カムシャフトに取り付けら
れた吸気及び排気側カムシャフトプーリ17,18とが
第3駆動力伝達ベルト63により互いに連結され、上記
排気側カムシャフトプーリ18と、ウォータポンプ19
とが第2駆動力伝達ベルト62により互いに連結されて
いる。
【0032】上記スタータ58は、図4に示すように、
上記エンジン1の側部位置に配設されており、上記クラ
ンクシャフト11の端部に取り付けられたリングギア1
1cに対し上記スタータ58からピニオン58aが突出
して上記リングギア11cとかみ合い、このピニオン5
8aが回転することによって上記リングギア11cを回
転させて上記エンジン1を始動させるようになってい
る。
【0033】つぎに、上記ハイブリッド車両の走行につ
いて説明する。
【0034】車両の発進は電気モータ21で行うように
されており、上記システムコントローラ51により上記
トランスミッションユニット3のクラッチ31は切られ
た状態にされて、上記走行用バッテリ41の電気により
電気モータ21が駆動して車両を発進させるようにして
いる。
【0035】このとき、上記検出手段51aが、走行用
バッテリ41の電圧値が電気モータ21を駆動させるこ
とが不可能な程度であり、かつ、ジェネレータ22によ
るエンジン1の始動も不可能な程度であることを検出し
た場合には、上記スタータ制御手段51bがスタータ5
8を作動させてエンジン1を始動し、このエンジン1の
駆動力により上記車両を発進可能にする。
【0036】そして、上記電気モータ21による走行に
よって上記車両が設定速度に到達すれば、上記システム
コントローラ51の制御によりジェネレータ22に電力
が供給されこのジェネレータ22がスタータとなって上
記エンジン1を始動させる。そして、上記エンジン1の
駆動によりジェネレータ22が駆動されて発電が行わ
れ、その発電された電気が上記走行用バッテリ41の充
電状態に応じて充電される。この場合も、上記クラッチ
31は切られた状態のままにされている。
【0037】また、急加速時等の場合には、上記のよう
にしてエンジン1を始動させ、上記クラッチ31をつな
いで、電気モータ21及びエンジン1の双方の駆動力に
より前輪35を駆動するようにする。
【0038】上記のようなジェネレータ22によりエン
ジン1を始動させる場合に、システムコントローラ51
の検出手段51aがエンジン1のクランキング信号をジ
ェネレータ22の作動信号出力後、設定時間(例えば5
秒)内に検出しなかった場合には、極寒時のように潤滑
油の粘度の増大に伴いエンジン1のクランクシャフト1
1の回転抵抗が大きくなってしまいジェネレータ22に
よる駆動力では上記クランクシャフト11を回転させる
ことができない場合、または、ジェネレータ22自体が
故障してしまってこのジェネレータ22が作動しない場
合であるため上記システムコントローラ51のスタータ
制御手段51bがスタータ58を作動させて上記エンジ
ン1を始動させるようにする。
【0039】また、上記検出手段51aが走行用バッテ
リ41の電圧を検出して、この電圧値が設定値(例えば
最大電圧値の70%)以下であることを検出すれば、上
記走行用バッテリ41の電圧低下によりジェネレータ2
2によってエンジン1のクランクシャフト11を回転さ
せるだけの駆動力が発生しない場合であるため、上記シ
ステムコントローラ51のスタータ制御手段51bがス
タータ58を作動させて上記エンジン1を始動させるよ
うにする。
【0040】このように、上記ジェネレータ22による
エンジン1の始動が困難な場合であってもスタータ58
によりエンジン1を始動させることができるようにな
る。このため、上記スタータ58によって上記エンジン
1を確実に始動させて上記ジェネレータ22による発電
を行うことができるようになり、その結果、安定した走
行を継続することができるようになる。しかも、装備と
しては上記スタータ58を新たに設けるのみでよいた
め、低コスト化を図ることができる。
【0041】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
検出手段51aを走行用バッテリ41の電圧値、及び、
エンジン1のクランキング信号を検出するように構成さ
れているが、これに限らず、例えば、M・Gコントロー
ラ23を用いて、電気モータ21またはジェネレータ2
2に対する制御信号どおりにこの電気モータ21または
ジェネレータ22が駆動しているか否かを検出するよう
に構成すれば、上記電気モータ21またはジェネレータ
22が故障しているか否かを検出することができるよう
になる。この場合に、上記電気モータ21及びジェネレ
ータ22の双方が故障している場合には、スタータ58
を作動させてエンジン1を始動させるようにすればよ
い。
【0042】上記実施形態では、パラレル方式に構成さ
れたハイブリッド車両を用いているが、これに限らず、
例えばシリーズ方式に構成されたハイブリッド車両に適
用してもよい。この場合であっても、検出手段51a及
びスタータ制御手段51bを上記実施形態と同様に構成
すれば、ジェネレータ22によるエンジン1の始動が不
可能な場合にはスタータ58によりエンジン1を始動さ
せて上記エンジン1がジェネレータ22を駆動させて発
電を行うことができるようになる。
【0043】上記実施形態では、エンジン1として横置
きに配置されているが、これに限らず、例えば縦置きに
配置されたエンジンに適用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるハイブリッド車両のエンジン始動装置によれ
ば、ジェネレータによるエンジンの始動が不可能な状態
では、スタータ制御手段がスタータを作動させることに
より上記エンジンを確実に始動させることができる。こ
のため、走行中においても上記エンジンを確実に始動さ
せて上記ジェネレータによる発電を行うこと、または、
上記エンジンの駆動力を得ることができ、その結果、安
定した走行を行うことができる。
【0045】しかも、上記検出手段及びスタータ制御手
段としては、例えば予め車両に備えられてエンジン等の
制御を行うシステムコントローラを用いるようにすれ
ば、上記スタータを新たに設けるのみでよいため、例え
ば発電機を備える場合に比べて低コスト化を図ることが
できる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、電気モータ
による発進が不可能な状態では、スタータによりエンジ
ンを始動させることができる。そして、上記ハイブリッ
ド車両がシリーズ方式の場合には、上記始動されたエン
ジンがジェネレータを駆動させて発電を行い、この電気
を用いて上記電気モータを作動させることが可できる一
方、上記ハイブリッド車両がパラレル方式の場合には、
ジェネレータによって発電を行い上記電気モータを駆動
させて車両を発進させる、または、上記エンジンの駆動
力により車両を発進させることができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、ジェ
ネレータ駆動用バッテリの電圧低下により、ジェネレー
タによってエンジンのクランクシャフトを回転させるだ
けの駆動力が発生しない状態を検出することができる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、電気
モータ駆動用バッテリの電圧低下によりこの電気モータ
が作動できない状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の
配置構成を示す説明図である。
【図2】ハイブリッド車両の駆動系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】エンジン及びスタータの配置を示す側面説明図
である。
【図4】エンジン及びスタータの配置を示す平面説明図
である。
【符号の説明】
1 エンジン 21 電気モータ 22 ジェネレータ 41 走行用バッテリ(電気モータ、ジェネレ
ータ駆動用バッテリ) 58 スタータ(スタータ手段) 51a 検出手段 51b スタータ制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 11/08 F02N 11/08 Y Fターム(参考) 3G084 BA28 CA01 DA09 DA33 EA11 EB12 EB23 FA03 FA10 FA38 3G093 AA07 BA10 CA01 DA06 DA07 DB07 DB19 EB09 EC02 FA11 5H111 BB06 CC01 CC02 CC16 CC23 DD01 DD08 DD12 EE01 GG11 HA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと電気モータとを併用して走行
    するハイブリッド車両において、 上記エンジンのクランクシャフトに連結され上記電気モ
    ータの駆動用電力の発電及び上記エンジンの始動を行う
    ジェネレータと、 上記ジェネレータとは別に上記エンジンのクランクシャ
    フトに連結されこのエンジンの始動を上記ジェネレータ
    とは独立して行うスタータ手段と、 上記ジェネレータによるエンジンの始動が困難である状
    態を検出する検出手段と、 この検出手段が上記ジェネレータによる上記エンジンの
    始動が困難である状態を検出したときに上記スタータ手
    段を作動させるよう上記スタータ手段の作動制御を行う
    スタータ制御手段とを備えていることを特徴とするハイ
    ブリッド車両のエンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 エンジンと電気モータとを併用して走行
    するハイブリッド車両において、 上記エンジンのクランクシャフトに連結され上記電気モ
    ータの駆動用電力の発電及び上記エンジンの始動を行う
    ジェネレータと、 上記ジェネレータとは別に上記エンジンのクランクシャ
    フトに連結されこのエンジンの始動を上記ジェネレータ
    とは独立して行うスタータと、 上記電気モータもしくは上記ジェネレータの異常状態を
    検出する検出手段と、 この検出手段が上記電気モータもしくは上記ジェネレー
    タの異常状態を検出したときに上記スタータ手段を作動
    させるよう上記スタータ手段の作動制御を行うスタータ
    制御手段とを備えていることを特徴とするハイブリッド
    車両のエンジン始動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 検出手段は、ジェネレータ駆動用バッテリの電圧値が設
    定値以下の充電異常状態であることを検出するように構
    成されていることを特徴とするハイブリッド車両のエン
    ジン始動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 検出手段は、電気モータ駆動用バッテリの電圧値が設定
    値以下の充電異常状態であることを検出するように構成
    されていることを特徴とするハイブリッド車両のエンジ
    ン始動装置。
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