JP2000060046A - モータ及びモータ固定子の製造方法 - Google Patents
モータ及びモータ固定子の製造方法Info
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- JP2000060046A JP2000060046A JP10227875A JP22787598A JP2000060046A JP 2000060046 A JP2000060046 A JP 2000060046A JP 10227875 A JP10227875 A JP 10227875A JP 22787598 A JP22787598 A JP 22787598A JP 2000060046 A JP2000060046 A JP 2000060046A
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract 4
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims abstract 36
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims 4
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 1
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】固定子鉄心に絶縁体を介してコイルが直接巻き
付けられているモータの製造コストを削減する。 【解決手段】 絶縁体は、固定子鉄心10の両端部に配
される端部側絶縁体20,20と、端部側絶縁体20と
別体で、固定子鉄心10の各スロット11内に配され、
端部側絶縁体20と接するスロット内絶縁体30と、を
有している。
付けられているモータの製造コストを削減する。 【解決手段】 絶縁体は、固定子鉄心10の両端部に配
される端部側絶縁体20,20と、端部側絶縁体20と
別体で、固定子鉄心10の各スロット11内に配され、
端部側絶縁体20と接するスロット内絶縁体30と、を
有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定子鉄心に絶縁
体を介してコイルが直接巻き付けられているモータ、及
びモータ固定子の製造方法に関する。
体を介してコイルが直接巻き付けられているモータ、及
びモータ固定子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの固定子鉄心にコイルを取り付け
る方式としては、固定子鉄心に絶縁物を介して直接コイ
ルを巻き付ける集中巻線方式と、コイルを巻いた後に、
これを固定子鉄心に嵌め込む分布巻方式とがある。
る方式としては、固定子鉄心に絶縁物を介して直接コイ
ルを巻き付ける集中巻線方式と、コイルを巻いた後に、
これを固定子鉄心に嵌め込む分布巻方式とがある。
【0003】これらの方式のうち、集中巻線方式を採用
している従来のモータは、固定子鉄心の両端部のうち、
一方の端部側に設けれた絶縁体と、他方の端部側に設け
られた絶縁体とで、鉄心とコイルとの間の絶縁を行って
いる。各絶縁体には、固定子鉄心の端部側に位置する端
絶縁部と、固定子鉄心のスロット内に入り込んでいるス
ロット内絶縁部とを有し、一体成形されている。各絶縁
体のスロット内絶縁部は、固定子鉄心のスロット内にお
いて、固定子鉄心の中心軸と平行な方向における中間部
分で重なり合うようになっている。このように、端絶縁
部とスロット内絶縁部とを有する絶縁体は、一般的に、
プラスチック成形で予め規定された寸法に形成され、そ
の固定子鉄心の専用部品となっている。
している従来のモータは、固定子鉄心の両端部のうち、
一方の端部側に設けれた絶縁体と、他方の端部側に設け
られた絶縁体とで、鉄心とコイルとの間の絶縁を行って
いる。各絶縁体には、固定子鉄心の端部側に位置する端
絶縁部と、固定子鉄心のスロット内に入り込んでいるス
ロット内絶縁部とを有し、一体成形されている。各絶縁
体のスロット内絶縁部は、固定子鉄心のスロット内にお
いて、固定子鉄心の中心軸と平行な方向における中間部
分で重なり合うようになっている。このように、端絶縁
部とスロット内絶縁部とを有する絶縁体は、一般的に、
プラスチック成形で予め規定された寸法に形成され、そ
の固定子鉄心の専用部品となっている。
【0004】また、集中巻線方式を採用している従来の
モータは、固定子コイルから伸びるリード線をモータハ
ウジングの内側に固定している。
モータは、固定子コイルから伸びるリード線をモータハ
ウジングの内側に固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
モータでは、中心軸と平行な方向の固定子鉄心の長さが
変われば、絶縁体のスロット内絶縁部の長さを変更する
必要が生じて、絶縁体を新たに設計製造し直さなければ
ならない上に、絶縁体が端絶縁部とスロット内絶縁部と
を有するが故に、複雑な形状になり、製造が非常に面倒
である。すなわち、従来のモータでは、絶縁体の汎用性
が乏しく且つ構造が複雑であるため、製造コストが嵩む
という問題点がある。
モータでは、中心軸と平行な方向の固定子鉄心の長さが
変われば、絶縁体のスロット内絶縁部の長さを変更する
必要が生じて、絶縁体を新たに設計製造し直さなければ
ならない上に、絶縁体が端絶縁部とスロット内絶縁部と
を有するが故に、複雑な形状になり、製造が非常に面倒
である。すなわち、従来のモータでは、絶縁体の汎用性
が乏しく且つ構造が複雑であるため、製造コストが嵩む
という問題点がある。
【0006】また、従来のモータでは、固定子コイルか
ら伸びるリード線をモータハウジングの内側に固定して
いるため、例えば、モータの駆動中の固定子コイルに対
するモータハウジングの相対的な振動により、リード線
の固定が次第に緩み、この緩みにより、モータハウジン
グに対してリード線が振動し、この振動によりリード線
固定の緩みが増長され、結果として、モータ自体の振動
が大きくなる等の問題点もある。
ら伸びるリード線をモータハウジングの内側に固定して
いるため、例えば、モータの駆動中の固定子コイルに対
するモータハウジングの相対的な振動により、リード線
の固定が次第に緩み、この緩みにより、モータハウジン
グに対してリード線が振動し、この振動によりリード線
固定の緩みが増長され、結果として、モータ自体の振動
が大きくなる等の問題点もある。
【0007】そこで、本発明の第一の目的は、絶縁体の
汎用性を高めると共に構造を簡単にして、製造コストを
削減することができるモータ、及び、モータ固定子の製
造方法を提供するである。
汎用性を高めると共に構造を簡単にして、製造コストを
削減することができるモータ、及び、モータ固定子の製
造方法を提供するである。
【0008】また、本発明の第二の目的は、固定子コイ
ルから伸びるリード線をしっかりと固定することができ
るモータを提供することである。
ルから伸びるリード線をしっかりと固定することができ
るモータを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記第一の目的を達成す
るためのモータは、複数のスロットが形成されている固
定子鉄心に、絶縁体を介してコイルが直接巻き付けられ
ているモータにおいて、前記絶縁体は、前記固定子鉄心
の両端部に配される端部側絶縁体と、前記端部側絶縁体
と別体で、該固定子鉄心の各スロット内に配され、該端
部側絶縁体と接するスロット内絶縁体と、を有して構成
されていることを特徴とするものである。
るためのモータは、複数のスロットが形成されている固
定子鉄心に、絶縁体を介してコイルが直接巻き付けられ
ているモータにおいて、前記絶縁体は、前記固定子鉄心
の両端部に配される端部側絶縁体と、前記端部側絶縁体
と別体で、該固定子鉄心の各スロット内に配され、該端
部側絶縁体と接するスロット内絶縁体と、を有して構成
されていることを特徴とするものである。
【0010】ここで、前記モータにおいて、前記スロッ
ト内絶縁体は、前記スロットへの挿入方向と平行な断面
形状が該挿入方向に伸びた直線形状を成し、該挿入方向
の長さが前記固定子鉄心の中心軸と平行な方向の長さよ
り長く、前記端部側絶縁体は、前記挿入方向に凹み、前
記スロット内絶縁体の端部が嵌まり込む嵌入部が形成さ
れている、ことが好ましい。
ト内絶縁体は、前記スロットへの挿入方向と平行な断面
形状が該挿入方向に伸びた直線形状を成し、該挿入方向
の長さが前記固定子鉄心の中心軸と平行な方向の長さよ
り長く、前記端部側絶縁体は、前記挿入方向に凹み、前
記スロット内絶縁体の端部が嵌まり込む嵌入部が形成さ
れている、ことが好ましい。
【0011】また、前記モータにおいて、前記端部側絶
縁体は、前記固定子鉄心の複数の前記スロットに対応し
た位置にスロットが形成され、該端部側絶縁体の隣り合
う二つのスロット間に内周側から外周側へ伸びる溝が形
成され、前記溝内に一部が嵌まり込み、前記固定子コイ
ルから伸びるリード線に巻き付くリード線固定バンドを
備えている、ものであってもよい。
縁体は、前記固定子鉄心の複数の前記スロットに対応し
た位置にスロットが形成され、該端部側絶縁体の隣り合
う二つのスロット間に内周側から外周側へ伸びる溝が形
成され、前記溝内に一部が嵌まり込み、前記固定子コイ
ルから伸びるリード線に巻き付くリード線固定バンドを
備えている、ものであってもよい。
【0012】前記第一の目的を達成するためのモータ固
定子の製造方法は、円筒状を成し、複数のスロットが形
成されている固定子鉄心と、横断面形状が前記固定子鉄
心の各スロットの内周面形状に合い、縦断面形状が直線
形状であって、前記固定子鉄心の中心軸と平行な方向の
長さよりも遥かに長い長尺スロット内絶縁体と、前記固
定子鉄心の両端部に配され、前記長尺スロット内絶縁体
の端部が嵌まり込む嵌入部が形成されている端部側絶縁
体と、を予め準備しておき、前記固定子鉄心の中心軸と
平行な方向の長さに合わせて、前記長尺スロット内絶縁
体を切断して、スロット内絶縁体を得、前記スロット内
絶縁体を前記固定子鉄心のスロット内に挿入し、前記端
部側絶縁体を前記固定子鉄心の両端部に配しつつ、該端
部側絶縁体の前記嵌入部に前記スロット内の前記スロッ
ト内絶縁体の端部を嵌め込んで、該端部側絶縁体と該ス
ロット内絶縁体とを接続し、両端部が前記端部側絶縁体
で覆われ、前記スロット内面が前記スロット内絶縁体で
覆われた前記固定子鉄心に、コイルを巻き付ける、こと
を特徴とするものである。
定子の製造方法は、円筒状を成し、複数のスロットが形
成されている固定子鉄心と、横断面形状が前記固定子鉄
心の各スロットの内周面形状に合い、縦断面形状が直線
形状であって、前記固定子鉄心の中心軸と平行な方向の
長さよりも遥かに長い長尺スロット内絶縁体と、前記固
定子鉄心の両端部に配され、前記長尺スロット内絶縁体
の端部が嵌まり込む嵌入部が形成されている端部側絶縁
体と、を予め準備しておき、前記固定子鉄心の中心軸と
平行な方向の長さに合わせて、前記長尺スロット内絶縁
体を切断して、スロット内絶縁体を得、前記スロット内
絶縁体を前記固定子鉄心のスロット内に挿入し、前記端
部側絶縁体を前記固定子鉄心の両端部に配しつつ、該端
部側絶縁体の前記嵌入部に前記スロット内の前記スロッ
ト内絶縁体の端部を嵌め込んで、該端部側絶縁体と該ス
ロット内絶縁体とを接続し、両端部が前記端部側絶縁体
で覆われ、前記スロット内面が前記スロット内絶縁体で
覆われた前記固定子鉄心に、コイルを巻き付ける、こと
を特徴とするものである。
【0013】前記第二の目的を達成するためのモータ
は、複数のスロットが形成されている固定子鉄心に、絶
縁体を介して固定子コイルが直接巻き付けられ、該固定
子コイルからリード線が伸びているモータにおいて、前
記絶縁体は、前記固定子鉄心の両端部に配される端部側
絶縁体を有し、前記端部側絶縁体は、前記固定子鉄心の
複数の前記スロットに対応した位置にスロットが形成さ
れ、該端部側絶縁体の隣り合う二つのスロット間に内周
側から外周側へ伸びる溝が形成され、前記溝内に一部が
嵌まり込み、前記リード線に巻き付くリード線固定バン
ドを備えていることを特徴とするものである。
は、複数のスロットが形成されている固定子鉄心に、絶
縁体を介して固定子コイルが直接巻き付けられ、該固定
子コイルからリード線が伸びているモータにおいて、前
記絶縁体は、前記固定子鉄心の両端部に配される端部側
絶縁体を有し、前記端部側絶縁体は、前記固定子鉄心の
複数の前記スロットに対応した位置にスロットが形成さ
れ、該端部側絶縁体の隣り合う二つのスロット間に内周
側から外周側へ伸びる溝が形成され、前記溝内に一部が
嵌まり込み、前記リード線に巻き付くリード線固定バン
ドを備えていることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るモータの一実
施形態について、図面を用いて説明する。
施形態について、図面を用いて説明する。
【0015】本実施形態のモータは、DCブラシレスモ
ータで、その固定子は、図1及び図2に示すように、固
定子鉄心10と、この固定子鉄心10の端部に配される
リード側絶縁体20aおよび反リード側絶縁体20b
(以下、これらの絶縁体を、単に端部側絶縁体20とす
る。)と、固定子鉄心10の各スロット11,11,…
内に配されるスロット内絶縁体30と、固定子鉄心10
に絶縁体20,30を介して直接巻き付けられる固定子
コイル40と、この固定子コイル40から伸びるリード
線49と、このリード線49を固定するリード線固定バ
ンド50とを有している。
ータで、その固定子は、図1及び図2に示すように、固
定子鉄心10と、この固定子鉄心10の端部に配される
リード側絶縁体20aおよび反リード側絶縁体20b
(以下、これらの絶縁体を、単に端部側絶縁体20とす
る。)と、固定子鉄心10の各スロット11,11,…
内に配されるスロット内絶縁体30と、固定子鉄心10
に絶縁体20,30を介して直接巻き付けられる固定子
コイル40と、この固定子コイル40から伸びるリード
線49と、このリード線49を固定するリード線固定バ
ンド50とを有している。
【0016】固定子鉄心10は、図2に示すように、円
筒状を成し、内周側から外周側へ凹み且つ中心軸Cと平
行な方向に伸びている複数のスロット11,11,…が
形成されている。
筒状を成し、内周側から外周側へ凹み且つ中心軸Cと平
行な方向に伸びている複数のスロット11,11,…が
形成されている。
【0017】端部側絶縁体20は、図2及び図3に示す
ように、絶縁性を有する樹脂で成形され、固定子鉄心1
0の端面形状に併せてリング状を成し、内周側から外周
側へ凹み固定子鉄心10の複数のスロット11,11,
…に対応した複数のスロット21,21,…が形成され
ている。
ように、絶縁性を有する樹脂で成形され、固定子鉄心1
0の端面形状に併せてリング状を成し、内周側から外周
側へ凹み固定子鉄心10の複数のスロット11,11,
…に対応した複数のスロット21,21,…が形成され
ている。
【0018】端部側絶縁体20の鉄心側には、図3(b)
及び図4に示すように、端部側絶縁体20のスロット2
1に沿い且つ端部側絶縁体20の内周側と外周側との位
置に、固定子鉄心10のスロット11内に入り込む鍔2
2a,22bが形成されている。端部側絶縁体20の鉄
心側には、さらに、内周側鍔22aの内周側の位置、外
周側鍔22bの外周側の位置に、反鉄心側へ凹み、スロ
ット内絶縁体30の端部が嵌まり込む嵌入溝23a,2
3bが形成されている。
及び図4に示すように、端部側絶縁体20のスロット2
1に沿い且つ端部側絶縁体20の内周側と外周側との位
置に、固定子鉄心10のスロット11内に入り込む鍔2
2a,22bが形成されている。端部側絶縁体20の鉄
心側には、さらに、内周側鍔22aの内周側の位置、外
周側鍔22bの外周側の位置に、反鉄心側へ凹み、スロ
ット内絶縁体30の端部が嵌まり込む嵌入溝23a,2
3bが形成されている。
【0019】端部側絶縁体20の反鉄心側には、端部側
絶縁体20のスロット21に沿い且つ端部側絶縁体20
の内周側と外周側との位置に、固定子コイル40のズレ
を防ぐための堰片24a,24bが形成されている。端
部側絶縁体20の反鉄心側には、さらに、端部側絶縁体
20の隣り合う二つのスロット21,21間の位置に、
鉄心側へ凹み、端部側絶縁体20の内周側から外周側へ
伸びるバンド溝25が形成されている。
絶縁体20のスロット21に沿い且つ端部側絶縁体20
の内周側と外周側との位置に、固定子コイル40のズレ
を防ぐための堰片24a,24bが形成されている。端
部側絶縁体20の反鉄心側には、さらに、端部側絶縁体
20の隣り合う二つのスロット21,21間の位置に、
鉄心側へ凹み、端部側絶縁体20の内周側から外周側へ
伸びるバンド溝25が形成されている。
【0020】スロット内絶縁体30は、図5に示すよう
に、その横断面形状が固定子鉄心10のスロット内周面
の形状に合った形状で、その縦断面形状が、言い換える
と、スロット挿入方向と平行な方向における断面形状が
直線形状である。このスロット内絶縁体30のスロット
挿入方向の長さL1は、固定子鉄心10の中心軸Cと平
行な方向(積厚方向)の長さL0より僅かに長くなって
いる。このスロット内絶縁体30を製造する際には、ま
ず、絶縁性を有する樹脂フィルムを折り曲げて、一つか
ら複数のスロット内絶縁体30,30,…が取れる長尺
スロット内絶縁体30aを形成する。そして、この長尺
スロット内絶縁体30aを必要な長さ分だけ切断して、
スロット内絶縁体30を得る。
に、その横断面形状が固定子鉄心10のスロット内周面
の形状に合った形状で、その縦断面形状が、言い換える
と、スロット挿入方向と平行な方向における断面形状が
直線形状である。このスロット内絶縁体30のスロット
挿入方向の長さL1は、固定子鉄心10の中心軸Cと平
行な方向(積厚方向)の長さL0より僅かに長くなって
いる。このスロット内絶縁体30を製造する際には、ま
ず、絶縁性を有する樹脂フィルムを折り曲げて、一つか
ら複数のスロット内絶縁体30,30,…が取れる長尺
スロット内絶縁体30aを形成する。そして、この長尺
スロット内絶縁体30aを必要な長さ分だけ切断して、
スロット内絶縁体30を得る。
【0021】固定子の組み立てでは、図2に示すよう
に、まず、固定子鉄心10のスロット11内に、スロッ
ト内絶縁体30を入れる。次に、端部側絶縁体20を固
定子鉄心10の端面に取り付ける。この際、端部側絶縁
体20の鍔22a,22bが固定子鉄心10のスロット
11内に入り込み、スロット内絶縁体30の端部が端部
側絶縁体20の嵌入溝23a,23b内に嵌まり込む。
この結果、端部側絶縁体20は、固定子鉄心10に接続
されると共に、スロット内絶縁体30とも接続される。
に、まず、固定子鉄心10のスロット11内に、スロッ
ト内絶縁体30を入れる。次に、端部側絶縁体20を固
定子鉄心10の端面に取り付ける。この際、端部側絶縁
体20の鍔22a,22bが固定子鉄心10のスロット
11内に入り込み、スロット内絶縁体30の端部が端部
側絶縁体20の嵌入溝23a,23b内に嵌まり込む。
この結果、端部側絶縁体20は、固定子鉄心10に接続
されると共に、スロット内絶縁体30とも接続される。
【0022】次に、図6に示すように、スロット11の
内周面がスロット内絶縁体30で覆われ、且つ端面が端
部絶側縁体20で覆われた固定子鉄心10に、固定子コ
イル40を巻き付ける。この固定子コイル40で、固定
子鉄心10から露出し且つ端部側絶縁体20と対向して
いる部分と、端部絶縁体20のバンド溝25との間に
は、隙間が形成される。この隙間に、リード線固定バン
ド50を挿入し、このリード線固定バンド50を固定子
コイル40及びリード線49に巻き付けて、リード線4
9を固定子コイル40に固定する。
内周面がスロット内絶縁体30で覆われ、且つ端面が端
部絶側縁体20で覆われた固定子鉄心10に、固定子コ
イル40を巻き付ける。この固定子コイル40で、固定
子鉄心10から露出し且つ端部側絶縁体20と対向して
いる部分と、端部絶縁体20のバンド溝25との間に
は、隙間が形成される。この隙間に、リード線固定バン
ド50を挿入し、このリード線固定バンド50を固定子
コイル40及びリード線49に巻き付けて、リード線4
9を固定子コイル40に固定する。
【0023】以上のように、本実施形態では、固定子鉄
心10の中心軸Cと平行な方向の長さが変わっても、長
尺スロット内絶縁体30aの切断する位置を変えて、ス
ロット内絶縁体30を得れば、固定子鉄心10の寸法変
更に簡単に対応でき、絶縁体を新たに設定製造する必要
がなく、絶縁体の汎用性を高めることができる。ここ
で、重要な点は、スロット内絶縁体30がスロット挿入
方向と平行な方向における断面が直線形状に限定してい
る点である。このように、スロット内絶縁体30の縦断
面形状が直線形状であるため、長尺スロット内絶縁体3
0aを形成しておけば、後は、これを単に必要長さ分だ
け切断すれば、簡単に、スロット内絶縁体30を得られ
るのである。また、絶縁体が端部側絶縁体20とスロッ
ト内絶縁体30とが別体であるため、一体物よりも、そ
れぞれの形状が簡単で、製造が容易になる。特に、スロ
ット内絶縁体30は、以上で述べたように、樹脂フィル
ムを折り曲げて形成した長尺スロット内絶縁体30aを
切断して得たものであるから、成形型が不要で、非常に
製造が容易である。従って、本実施形態では、絶縁体の
汎用性が高まり且つ構造が簡単になるため、製造コスト
を削減することができる。
心10の中心軸Cと平行な方向の長さが変わっても、長
尺スロット内絶縁体30aの切断する位置を変えて、ス
ロット内絶縁体30を得れば、固定子鉄心10の寸法変
更に簡単に対応でき、絶縁体を新たに設定製造する必要
がなく、絶縁体の汎用性を高めることができる。ここ
で、重要な点は、スロット内絶縁体30がスロット挿入
方向と平行な方向における断面が直線形状に限定してい
る点である。このように、スロット内絶縁体30の縦断
面形状が直線形状であるため、長尺スロット内絶縁体3
0aを形成しておけば、後は、これを単に必要長さ分だ
け切断すれば、簡単に、スロット内絶縁体30を得られ
るのである。また、絶縁体が端部側絶縁体20とスロッ
ト内絶縁体30とが別体であるため、一体物よりも、そ
れぞれの形状が簡単で、製造が容易になる。特に、スロ
ット内絶縁体30は、以上で述べたように、樹脂フィル
ムを折り曲げて形成した長尺スロット内絶縁体30aを
切断して得たものであるから、成形型が不要で、非常に
製造が容易である。従って、本実施形態では、絶縁体の
汎用性が高まり且つ構造が簡単になるため、製造コスト
を削減することができる。
【0024】また、本実施形態では、端部側絶縁体20
にバンド溝25を設けたことにより、リード線固定バン
ド50でリード線49を固定子コイル40に固定できる
ようになり、リード線49を簡単に固定できる上に、モ
ータの駆動中において、固定子コイル40に対するモー
タハウジングの相対的な振動が在っても、固定子コイル
40にリード線49が固定されているため、リード線4
9の固定が次第に緩んでしまうことがなく、モータ自体
の振動を抑えることができる。
にバンド溝25を設けたことにより、リード線固定バン
ド50でリード線49を固定子コイル40に固定できる
ようになり、リード線49を簡単に固定できる上に、モ
ータの駆動中において、固定子コイル40に対するモー
タハウジングの相対的な振動が在っても、固定子コイル
40にリード線49が固定されているため、リード線4
9の固定が次第に緩んでしまうことがなく、モータ自体
の振動を抑えることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明では、固定子鉄心の中心軸と平行
な方向の長さが変わっても、スロット内絶縁体の長さを
変えるだけで、固定子鉄心の寸法変更に簡単に対応で
き、絶縁体の汎用性を高めることができる。また、絶縁
体が端部側絶縁体とスロット内絶縁体とが別体であるた
め、一体物よりも、それぞれの形状が簡単で、製造が容
易になる。従って、本発明によれば、絶縁体の汎用性が
高まり且つ構造が簡単になるため、製造コストを削減す
ることができる。
な方向の長さが変わっても、スロット内絶縁体の長さを
変えるだけで、固定子鉄心の寸法変更に簡単に対応で
き、絶縁体の汎用性を高めることができる。また、絶縁
体が端部側絶縁体とスロット内絶縁体とが別体であるた
め、一体物よりも、それぞれの形状が簡単で、製造が容
易になる。従って、本発明によれば、絶縁体の汎用性が
高まり且つ構造が簡単になるため、製造コストを削減す
ることができる。
【0026】また、端部側絶縁体に溝が形成され、且つ
リード線固定バンドを有するものでは、リード線を簡単
に固定できる上に、モータの駆動中において、固定子コ
イルに対するモータハウジングの相対的な振動が在って
も、固定子コイルにリード線が固定されるため、リード
線の固定が次第に緩んでしまうことがなく、モータ自体
の振動を抑えることができる。
リード線固定バンドを有するものでは、リード線を簡単
に固定できる上に、モータの駆動中において、固定子コ
イルに対するモータハウジングの相対的な振動が在って
も、固定子コイルにリード線が固定されるため、リード
線の固定が次第に緩んでしまうことがなく、モータ自体
の振動を抑えることができる。
【図1】本発明の一実施形態の固定子の平面図(a)及
び側面図(b)である。
び側面図(b)である。
【図2】本発明の一実施形態の固定子の展開斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施形態の端部側絶縁体の平面図
(a)及び側面図(b)である。
(a)及び側面図(b)である。
【図4】本発明の一実施形態の端部側絶縁体の要部平面
図(a)、B矢視図(b)、C−C断面図(c)、D−
D断面図(d)、E−E断面図(e)である。
図(a)、B矢視図(b)、C−C断面図(c)、D−
D断面図(d)、E−E断面図(e)である。
【図5】本発明の一実施形態のスロット内絶縁体の平面
図(a)及びB−B断面図(b)である。
図(a)及びB−B断面図(b)である。
【図6】本発明の一実施形態の固定子鉄心内周側から見
た固定子の模式図である。
た固定子の模式図である。
10…固定子鉄心、11…固定子鉄心のスロット、20
…端部側絶縁体、21…端部側絶縁体のスロット、23
a,23b…嵌入溝、25…バンド溝、30…スロット
内絶縁体、30a…長尺スロット内絶縁体、40…固定
子コイル、49…リード線、50…リード線固定バン
ド。
…端部側絶縁体、21…端部側絶縁体のスロット、23
a,23b…嵌入溝、25…バンド溝、30…スロット
内絶縁体、30a…長尺スロット内絶縁体、40…固定
子コイル、49…リード線、50…リード線固定バン
ド。
フロントページの続き (72)発明者 椙山 忠夫 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立多賀エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H604 AA08 BB01 BB14 CC01 CC05 CC13 DB01 DB26 PB03 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 QQ12 RR01 RR02 SS05 SS11 TT03
Claims (5)
- 【請求項1】複数のスロットが形成されている固定子鉄
心に、絶縁体を介してコイルが直接巻き付けられている
モータにおいて、 前記絶縁体は、 前記固定子鉄心の両端部に配される端部側絶縁体と、 前記端部側絶縁体と別体で、該固定子鉄心の各スロット
内に配され、該端部側絶縁体と接するスロット内絶縁体
と、 を有して構成されていることを特徴とするモータ。 - 【請求項2】請求項1に記載のモータにおいて、 前記スロット内絶縁体は、前記スロットへの挿入方向と
平行な断面形状が該挿入方向に伸びた直線形状を成し、
該挿入方向の長さが前記固定子鉄心の中心軸と平行な方
向の長さより長く、 前記端部側絶縁体は、前記挿入方向に凹み、前記スロッ
ト内絶縁体の端部が嵌まり込む嵌入部が形成されてい
る、ことを特徴とするモータ。 - 【請求項3】請求項1及び2のいずれか一項に記載のモ
ータにおいて、 前記端部側絶縁体は、前記固定子鉄心の複数の前記スロ
ットに対応した位置にスロットが形成され、該端部側絶
縁体の隣り合う二つのスロット間に内周側から外周側へ
伸びる溝が形成され、 前記溝内に一部が嵌まり込み、前記固定子コイルから伸
びるリード線に巻き付くリード線固定バンドを備えてい
ることを特徴とするモータ。 - 【請求項4】固定子鉄心に絶縁体を介してコイルが直接
巻き付けられているモータ固定子の製造方法において、 円筒状を成し、複数のスロットが形成されている前記固
定子鉄心と、 横断面形状が前記固定子鉄心の各スロットの内周面形状
に合い、縦断面形状が直線形状であって、前記固定子鉄
心の中心軸と平行な方向の長さよりも遥かに長い長尺ス
ロット内絶縁体と、 前記固定子鉄心の両端部に配され、前記長尺スロット内
絶縁体の端部が嵌まり込む嵌入部が形成されている端部
側絶縁体と、 を予め準備しておき、 前記固定子鉄心の中心軸と平行な方向の長さに合わせ
て、前記長尺スロット内絶縁体を切断して、スロット内
絶縁体を得、 前記スロット内絶縁体を前記固定子鉄心のスロット内に
挿入し、 前記端部側絶縁体を前記固定子鉄心の両端部に配しつ
つ、該端部側絶縁体の前記嵌入部に前記スロット内の前
記スロット内絶縁体の端部を嵌め込んで、該端部側絶縁
体と該スロット内絶縁体とを接続し、 両端部が前記端部側絶縁体で覆われ、前記スロット内面
が前記スロット内絶縁体で覆われた前記固定子鉄心に、
コイルを巻き付ける、 ことを特徴とするモータ固定子の製造方法。 - 【請求項5】複数のスロットが形成されている固定子鉄
心に、絶縁体を介して固定子コイルが直接巻き付けら
れ、該固定子コイルからリード線が伸びているモータに
おいて、 前記絶縁体は、前記固定子鉄心の両端部に配される端部
側絶縁体を有し、 前記端部側絶縁体は、前記固定子鉄心の複数の前記スロ
ットに対応した位置にスロットが形成され、該端部側絶
縁体の隣り合う二つのスロット間に内周側から外周側へ
伸びる溝が形成され、 前記溝内に一部が嵌まり込み、前記リード線に巻き付く
リード線固定バンドを備えていることを特徴とするモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10227875A JP2000060046A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | モータ及びモータ固定子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10227875A JP2000060046A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | モータ及びモータ固定子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000060046A true JP2000060046A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16867724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10227875A Pending JP2000060046A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | モータ及びモータ固定子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000060046A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2022177599A (ja) * | 2021-05-18 | 2022-12-01 | 三菱電機株式会社 | 電動機、送風装置及び電動機の製造方法 |
-
1998
- 1998-08-12 JP JP10227875A patent/JP2000060046A/ja active Pending
Cited By (11)
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041101 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041109 |
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