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JP2000058289A - 放電灯の輝度調整方法及び放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯の輝度調整方法及び放電灯点灯装置

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JP2000058289A
JP2000058289A JP10225888A JP22588898A JP2000058289A JP 2000058289 A JP2000058289 A JP 2000058289A JP 10225888 A JP10225888 A JP 10225888A JP 22588898 A JP22588898 A JP 22588898A JP 2000058289 A JP2000058289 A JP 2000058289A
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voltage
discharge lamp
inverter circuit
level
tube current
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Junichi Shimamura
純一 嶋村
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音の発生を低減でき、広範囲な輝度調整が
行える放電灯の輝度調整方法及び放電灯点灯装置並びに
これを用いた液晶表示装置及び照明装置を提供する。 【解決手段】 蛍光管54(放電灯)を流れる管電流値
が所定の閾値以上で輝度が高い調光状態のときは、イン
バータ回路53から連続した交流電圧を出力し且つ出力
電圧のレベルを変えることにより管電流を変化させて輝
度調整を行い、管電流値が閾値より小さくて輝度が低い
調光状態のときは、管電流検出電圧に対してダイオード
D2,D3のOR回路を用いて三角波電圧を重畳した帰
還電圧を生成して、この帰還電圧をDC−DCコンバー
タ回路52に帰還し、インバータ回路53から出力され
る交流電圧の周波数よりも低い周波数となる周期でイン
バータ回路53の出力電圧のレベルを低下させ且つ低下
させる期間の比率を変えることにより管電流を変化させ
て輝度調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノート型パーソナ
ルコンピュータ等に用いられている液晶表示パネルのバ
ックライト照明用に使用される放電灯の輝度調整方法及
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、放電灯(例えば冷陰極蛍光管)を
点灯する放電灯点灯装置(バックライトインバータ装置
とも称する)では、蛍光管の輝度の調光は管電流を変化
させて行っている。
【0003】図1は従来例の放電灯点灯装置を示す構成
図である。図において、11は電池等の直流電源、12
はDC−DCコンバータ回路、13は自励方式インバー
タ回路(以下、インバータ回路と称する)、14は電流
検出回路、15は冷陰極蛍光管である。
【0004】上記構成において、冷陰極蛍光管(以下、
蛍光管と称する)15を流れる蛍光管電流が電流検出回
路14によって検出され、この検出結果がDC−DCコ
ンバータ回路12に帰還される。
【0005】DC−DCコンバータ回路12は、直流電
源11から供給される電圧レベルを電流検出回路14か
らの帰還信号に基づいて別の電圧レベルに変換し、イン
バータ回路13に出力する。
【0006】インバータ回路13は、DC−DCコンバ
ータ回路12から入力した直流電圧を所定周波数の交流
電圧に変換して蛍光管15に印加する。
【0007】前述のように電流検出回路14によって検
出された管電流がDC−DCコンバータ回路12に帰還
されてインバータ回路13の供給電圧を変化させること
により、管電流が定電流制御されている。
【0008】蛍光管15を流れる管電流は、連続した電
流であり、予め設定された所定のレベルになるよう制御
される。また、輝度MAX100%〜50%程度の範囲
で調光することができ、この調光方式は一般的に電流調
光方式と呼ばれている。
【0009】また、調光範囲を広くするために低輝度側
の範囲を広げるには、管電流を減らして動作させる必要
がある。しかしながら、管電流を減らしていくと蛍光管
15の性質上、放電が不安定になるので、上記のような
連続した定電流制御方式では、低輝度側の下限は、輝度
MAXの50%程度が限度である。
【0010】一方、最近では、ノート型パーソナルコン
ピュータ等でバッテリー駆動の稼働時間を長くするため
に、消費電力の大きな蛍光管を低輝度で動作させる手法
が使われている。この場合、輝度の調光範囲として、輝
度MAX100%〜10%程度が要求されている。
【0011】調光範囲を拡大する方法としては、連続電
流による定電流制御では限度があるため、例えば、特開
平5−198384号公報に開示されるように、管電流
を断続させると共にその比率を変化させるバースト調光
方式が用いられる。この調光方式は、デューティー調光
或いは周波数調光とも呼ばれている。
【0012】バースト調光方式を用いた放電灯点灯装置
は、例えば図2に示すように直流電源21の出力電圧を
DC−DCコンバータ回路22で所定レベルの電圧に変
換して自励方式インバータ回路23に入力すると共に、
DC−DCコンバータ回路22からインバータ回路23
への通電をバースト信号発振回路24によって発生され
たバースト信号に基づいて断続することにより、冷陰極
蛍光管25の輝度を変化させる。この際、インバータ回
路23への通電の断続比率を調整することにより、調光
を行うことができる。
【0013】次に、従来のバースト調光方式を用いた放
電灯点灯装置の具体例を説明する。
【0014】図3は従来のバースト調光方式を用いた放
電灯点灯装置を示す構成図、図4はその動作波形図であ
る。図において、31は電池等の直流電源、32はDC
−DCコンバータ回路、33は調光制御回路、34は自
励方式のインバータ回路、35は冷陰極蛍光管(以下、
蛍光管と称する)である。
【0015】DC−DCコンバータ回路32は、直流電
源31から供給される電圧レベルを所定レベルに変化さ
せてインバータ回路34に出力する。
【0016】調光制御回路33は、三角波生成回路33
aと制御信号生成回路33bから構成され、三角波生成
回路33aによって生成された三角波電圧Vtrと閾値電
圧Vthとを制御信号生成回路33bのコンパレータ331
に入力して矩形波電圧Vreq(バースト信号)を生成
し、この矩形波電圧Vreqをインバータ回路34に入力
する。
【0017】インバータ回路34は、トランス341、チ
ョークコイル342、及びトランジスタ343〜345を備えて
いる。DC−DCコンバータ回路32からはチョークコ
イル342を介してトランス341へ通電され、トランジスタ
343を矩形波電圧Vreqによってスイッチングすることに
より、トランジスタ344,345等によって構成されるロイ
ヤー回路の発振動作をオン・オフさせる。
【0018】このオン・オフ動作によってインバータ回
路23への通電の断続が行われる。
【0019】これにより、ロイヤー回路が発振動作を行
っているときのみ蛍光管35に電圧が印加されるので、
トランジスタ343のスイッチング動作におけるオン・オ
フの比率を変化させることにより調光を行うことができ
る。
【0020】トランジスタ343のスイッチング動作にお
けるオン・オフの比率は、制御信号生成回路33bにお
ける可変抵抗器332によって上記閾値電圧Vthのレベル
を変化させることにより変えることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のバースト調光方式を用いた放電灯点灯装置では
以下のような問題点があった。
【0022】即ち、バースト調光方式の場合、矩形波電
圧Vreq(バースト信号)の周波数(以下、バースト周
波数と称する)は、一般に数百Hz〜数KHzに設定さ
れ、このバースト周波数でインバータ回路34のトラン
ス341に供給される電流が断続されるので、制御信号生
成回路33b及びトランジスタ343がオフからオンに切
り替わるときに、トランス341やチョークコイル342のコ
アから、これらに生ずる磁歪によってバースト周波数の
可聴音が発生する。このようにトランス341やチョーク
コイル342から発生する唸り音は非常に耳障りであり、
バースト調光特有の解決しなければならない問題とされ
ていた。
【0023】また、従来のバースト調光方式では、輝度
が高い(出力電力が大きい)状態から低い状態に至る広
範囲においてバースト周波数でのデューティー調光が行
われている。このため、バースト調光時にトランス341
やコイル342から発生する可聴周波数の唸り音は、イン
バータ回路34への供給電圧が高いほど、またインバー
タ回路34の出力電力が大きいときほど、大きな音にな
る性質がある。
【0024】従って、インバータ回路34に供給される
電圧が高いほど、インバータ回路34の起動時の電圧波
形が急峻になり、唸り音が発生しやすくなる。同様にイ
ンバータ回路34で扱う電力が大きいときほど起動時の
電流が大きくなるので、大きな唸り音が発生しやすくな
る。
【0025】図5は従来のバースト調光時にトランス34
1から発生する騒音レベルの実測値の一例を示す図、図
6は従来のバースト調光時にチョークコイル342から発
生する騒音レベルの実測値の一例を示す図、図7乃至図
10はこのときのロイヤー回路のコレクタ電圧波形及び
管電流波形を示す図である。
【0026】図5及び図6において、縦軸は騒音レベル
(dB)を表し、横軸は調光状態を表している。また、
図中における3つの折れ線のそれぞれは、インバータ回
路34への入力電圧の違いを表し、それぞれにおける入
力電圧は図中に記載したように7V、12V、18Vで
ある。
【0027】また、図7乃至図10の上側の波形はロイ
ヤー回路におけるトランジスタのコレクタ電圧波形(1
0V/div)、下側の波形は管電流波形(5mA/div)
であり、図7は管電流5mArms、図8は管電流4mAr
ms、図9は管電流3mArms、図10は管電流2.5m
Armsのときの測定結果である。
【0028】さらに、図3に示す従来例(特開平5−1
98384号)のバースト調光方式を用いた放電灯点灯
装置では、インバータ回路34の入力電圧が変動した場
合に、管電流の定電流制御がされていないので、管電流
(輝度)が変化してしまう欠点があった。
【0029】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、騒音
の発生を低減でき、広範囲な輝度調整が行える放電灯の
輝度調整方法及び放電灯点灯装置並びにこれを用いた液
晶表示装置及び照明装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、直流電圧から交流電圧を発
生するインバータ回路の出力電圧を放電灯に印加して該
放電灯を点灯するときの放電灯の輝度調整方法であっ
て、前記放電灯を流れる管電流値が所定の閾値以上のと
きは、前記インバータ回路から連続した交流電圧を出力
し且つ該出力電圧のレベルを変えることにより前記管電
流を変化させて輝度調整を行い、前記管電流値が前記閾
値より小さいときは、前記インバータ回路から出力され
る交流電圧の周波数よりも低い周波数となる周期で前記
インバータ回路の出力電圧のレベルを連続的に低下させ
且つ低下させる期間と前記周期との比率を変えることに
より前記管電流を変化させて輝度調整を行う放電灯の輝
度調整方法を提案する。
【0031】該放電灯の輝度調整方法によれば、放電灯
を流れる管電流値が所定の閾値以上のとき、即ち放電灯
の輝度が高い調光状態のときは、前記インバータ回路か
ら連続した交流電圧を出力し且つ該出力電圧のレベルを
変えることにより前記管電流が変化されて輝度調整が行
われる。また、前記管電流値が前記閾値より小さいと
き、即ち放電灯の輝度が低い調光状態のときは、前記イ
ンバータ回路から出力される交流電圧の周波数よりも低
い周波数となる周期で前記インバータ回路の出力電圧の
レベルを低下させ且つ低下させる期間の比率を変えるこ
とにより前記管電流が変化されて輝度調整が行われる。
【0032】また、請求項2では、請求項1記載の放電
灯の輝度調整方法において、前記インバータ回路の出力
電圧のレベルを前記周期で低下させるときに、前記イン
バータ回路への入力電圧レベルを所定の傾斜をもって変
化させる放電灯の輝度調整方法を提案する。
【0033】該放電灯の輝度調整方法によれば、前記イ
ンバータ回路の入力電圧のレベルが所定の傾斜をもつよ
うに前記インバータ回路の入力電圧レベルが変化され、
放電灯の管電流が調整されるので、前記入力電圧レベル
の変化はなだらかなものとなる。
【0034】また、請求項3では、直流電圧から交流電
圧を発生するインバータ回路を備え、該インバータ回路
の出力電圧を放電灯に印加して該放電灯を点灯する放電
灯点灯装置において、前記放電灯を流れる管電流を検出
して電圧に変換して出力する管電流検出手段と、所定の
閾値電圧レベル以下の電圧レベルを有し、前記インバー
タ回路から出力される交流電圧の周波数よりも低い周波
数となる周期で電圧レベルが所定の傾斜をもって変化す
るバースト信号電圧を生成して出力するバースト信号生
成手段と、供給された前記バースト信号電圧と前記管電
流検出手段の出力電圧との少なくとも何れか一方に応じ
た帰還電圧を生成する帰還電圧生成手段と、直流全力及
び前記帰還電圧が供給され、前記帰還電圧に応じて前記
インバータ回路へ入力する直流電圧のレベルを制御する
と共に出力する制御手段とを備えた放電灯点灯装置を提
案する。
【0035】該放電灯点灯装置によれば、管電流検出手
段により前記放電灯を流れる管電流が検出されて電圧に
変換され、バースト信号生成手段によって所定の閾値電
圧レベル以下の電圧レベルを有し前記インバータ回路か
ら出力される交流電圧の周波数よりも低い周波数となる
周期で電圧レベルが所定の傾斜をもって変化するバース
ト信号電圧が生成されて出力される。前記バースト信号
電圧と前記管電流検出手段の出力電圧に応じた帰還電圧
として出力される。前記帰還電圧に応じて制御手段によ
って前記インバータ回路へ入力する直流電圧のレベルが
制御される。
【0036】従って、前記管電流が前記閾値電圧レベル
よりも高いときは、前記放電灯に印加される交流電圧は
連続したものとなり且つその電圧レベルが変化されて輝
度調整が行われる。また、前記管電流が前記閾値電圧レ
ベルより低いときは、前記放電灯に印加される交流電圧
は連続状態からバースト周波数でくさび状に減少部分を
設けて、その結果、断続したものとなり且つ断続の比率
が変化されて輝度調整が行われる。
【0037】また、請求項4では、請求項3記載の放電
灯点灯装置において、前記帰還電圧生成手段はダイオー
ドの論理和結合によって前記バースト信号電圧と前記管
電流検出手段の出力電圧とを加算する放電灯点灯装置を
提案する。
【0038】該放電灯点灯装置によれば、ダイオードの
論理和結合によって前記バースト信号電圧と前記管電流
検出手段の出力電圧とが加算又は選択されるので、加算
回路が極めて単純化される。
【0039】また、請求項5では、請求項3又は4記載
の放電灯点灯装置において、前記インバータ回路は圧電
トランスを有し該圧電トランスから交流電圧を発生させ
る放電灯点灯装置を提案する。
【0040】該放電灯点灯装置によれば、インバータ回
路の圧電トランスによって交流電圧が発生される。
【0041】また、請求項6では、直流電圧から交流電
圧を発生するインバータ回路を備え、該インバータ回路
の出力電圧を放電灯に印加して該放電灯を点灯する放電
灯点灯装置において、制御電圧に基づいて前記インバー
タ回路のトランス一次巻線への通電方向及び通電電流を
制御する電流制御手段と、前記インバータ回路から出力
される交流電圧の周波数よりも低い周波数となる周期で
電圧レベルが所定の傾斜をもって変化するバースト信号
電圧を生成し、前記バースト信号電圧に応じた制御電圧
を前記電流制御手段に供給する制御電圧生成手段と、前
記制御電圧生成手段に接続され、前記制御電圧の直流レ
ベルを変化させる直流レベル可変手段とを備えた放電灯
点灯装置を提案する。
【0042】該放電灯点灯装置によれば、制御電圧生成
手段によって前記インバータ回路から出力される交流電
圧の周波数よりも低い周波数となる周期で電圧レベルが
変化するバースト信号電圧が生成されて制御電圧として
出力される。さらに、電流制御手段によって前記制御電
圧に基づいて前記インバータ回路のトランス一次巻線へ
の通電方向及び通電電流が制御される。また、直流レベ
ル可変手段によって、前記制御電圧の直流レベルが変化
され、これにより前記電流制御手段による前記インバー
タ回路のトランス一次巻線への通電方向及び通電電流が
変化されて前記放電灯の輝度調整が行われる。
【0043】また、請求項7では、請求項3,4,5又
は6記載の放電灯点灯装置において、前記バースト信号
電圧が三角波電圧である放電灯点灯装置を提案する。
【0044】該放電灯点灯装置によれば、前記バースト
信号電圧が三角波電圧であるので、前記インバータ回路
の入力電圧を所定の傾斜をもち且つなだらかに容易に変
化させることができる。
【0045】また、請求項8では、前記請求項3乃至7
の何れかに記載の放電灯点灯装置を用いた液晶表示装置
を提案する。
【0046】該液晶表示装置によれば、前記放電灯点灯
装置によってバックライト用の放電灯が点灯される。
【0047】また、請求項9では、前記請求項3乃至7
の何れかに記載の放電灯点灯装置を用いた照明装置を提
案する。
【0048】該照明装置によれば、前記放電灯点灯装置
によって照明用の放電灯が点灯される。
【0049】また、請求項10では、供給された直流電
圧から交流電圧を発生し、前記交流電圧を放電灯に印加
して前記放電灯を点灯させるインバータ回路と、直流電
力が供給され、前記インバータ回路に前記直流電圧を供
給し、前記放電灯を流れる管電流を検出し、前記管電流
の値が所定のしきい値以上の場合、前記直流電圧に応じ
て前記インバータ回路から連続した交流電圧を出力し且
つ該出力電圧のレベルを変えることにより前記管電流を
変化させて輝度調整を行い、前記管電流の値が前記しき
い値より小さい場合、前記直流電圧に応じて前記インバ
ータ回路から出力される交流電圧の周波数よりも低い周
波数となる周期で前記インバータ回路の出力電圧のレベ
ルを低下させ且つ低下させる期間と前記周期との比率を
変えることにより前記管電流を変化させて輝度調整を行
う電圧供給回路とを備えた放電灯の輝度調整回路を提案
する。
【0050】該放電灯の輝度調整回路によれば、放電灯
を流れる管電流値が所定のしきい値以上の場合、即ち放
電灯の輝度が高い調光状態の場合は、前記直流電圧に応
じて前記インバータ回路から連続して交流電圧を出力し
且つ出力電圧のレベルを変えることにより前記管電流が
変化されて輝度調整が行われる。また、前記管電流が前
記しきい値より小さい場合、即ち放電灯の輝度が低い調
光状態の場合は、前記直流電圧に応じて前記インバータ
回路から出力される交流電圧の周波数よりも低い周波数
となる周期で前記インバータ回路の出力電圧のレベルを
低下させ且つ低下させる帰還と前記周期との比率を変え
ることにより前記管電流が変化されて輝度調整が行われ
る。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。
【0052】図11は本発明の第1の実施形態における
放電灯点灯装置を示す構成図である。図において、41
は直流電源、42は制御手段であるDC−DCコンバー
タ回路、43は自励方式のインバータ回路、44は放電
灯である冷陰極蛍光管(以下、単に蛍光管と称する)、
45は管電流検出手段及び帰還電圧生成手段である電流
検出回路、46はバースト信号生成手段であるバースト
信号生成回路である。また、DC−DCコンバータ回路
42,電流検出回路45,バースト信号生成回路46が
電圧供給回路に対応する。
【0053】DC−DCコンバータ回路42は、電流検
出回路45から出力される帰還電圧に基づいて、帰還電
圧がほぼ一定値を維持するように、直流電源41から出
力される直流電圧を所定レベルの直流電圧に変換して、
この電圧を連続して或いは断続してインバータ回路43
に供給する。
【0054】インバータ回路43は、例えば前述した従
来例と同様にトランジスタ及びトランスなどから構成さ
れ、DC−DCコンバータ回路42から入力した直流電
圧を所定周波数の交流電圧に変換して蛍光管44に印加
する。
【0055】電流検出回路45は、蛍光管44を流れる
管電流を検出して、例えば管電流値に対応した電圧に変
換すると共に、この検出電圧とバースト信号生成回路4
6から出力されるバースト信号電圧とを加算した後、こ
の電圧レベルを可変抵抗器等によってレベル変換し、こ
れを帰還電圧としてDC−DCコンバータ回路42に出
力する。上記可変抵抗器の抵抗値調整によって蛍光管4
4の輝度調整を行うことができる。
【0056】バースト信号生成回路46は、所定の閾値
電圧レベル以下の電圧レベルを有すると共にインバータ
回路43から出力される交流電圧の周波数よりも低い周
波数となる周期で電圧レベルが所定の傾斜(横軸を時
間、縦軸を電圧値にとった際の変化量)をもって変化す
るバースト信号電圧を生成して出力する。またここで
は、バースト信号電圧を三角波電圧とすると共に、前記
閾値電圧レベルは、蛍光管44の輝度が最大値と最小値
のほぼ中間であるときの管電流に対応した検出電圧のレ
ベルとしている。
【0057】上記構成によれば、図12の波形図に示す
ように、蛍光管44の輝度が高い状態(管電流が大きい
状態)から通常の輝度レベル(上記閾値電圧に対応する
輝度レベル)までは、バースト信号電圧よりも検出電圧
のレベルが大きいので、帰還電圧のレベルは常にほぼ一
定となり、定電流制御の電流調光方式で調光が行われ
る。
【0058】また、調光を絞った低輝度状態(管電流が
小さい状態)になると、前記検出電圧のレベルよりもバ
ースト信号電圧のレベルが大きくなるので、帰還電圧の
レベルが前記三角波電圧の周期で変化し、帰還電圧にお
ける三角波電圧成分によってコンバータ回路の出力電圧
レベルがパルス幅変調され、DC−DCコンバータ回路
の出力電圧レベルが低下或いは断続されるバースト調光
方式で調光が行われる。
【0059】通常の輝度レベル(上記しきい値に対応す
る輝度レベル)付近では、図16に示すように、管電流
が一定値となっている状態からしだいに減少し、0より
大きく前記一定値より小さい値(以下、極小値と称す
る)に達した後、しだいに増加する。増加する状態から
前記一定値となっている状態へ移り変わる際、オーバー
シュートに対応した過度応答としての急激な電流の増加
・減少が生じず、漸斤的にゆるやかに前記一定値に収束
している。また、この部分の管電流について、図16の
波形はくさび状となっている。前記一定値に対する前記
極小値の比率は0より大きく1より小さい値となってい
る。
【0060】さらに、バースト調光時のインバータ部へ
の入力電圧波形を、従来のような矩形波状の急峻な波形
から、立ち上がり立ち下がりの傾斜が緩やかな波形にな
るようにバースト信号電圧を三角波電圧とし、インバー
タ回路43に使用されるトランス等に発生する磁歪を低
減している。
【0061】従って、蛍光管44の輝度が高く高負荷の
調光状態のときはインバータ回路43から連続した交流
電圧を出力し且つコンバータ回路の出力電圧のレベルを
変えることにより蛍光管44を流れる管電流が変化され
て輝度調整が行われ、蛍光管44の輝度が低く低負荷の
調光状態のときはインバータ回路43から出力される交
流電圧の周波数よりも低い周波数となる周期でインバー
タ回路43の出力電圧のレベルを低下させ且つ低下させ
る期間(少なくともインバータ回路43の出力電圧のレ
ベルが減少し、低下した値で一定となる2つの状態の期
間を含む。またはこの2つの状態の期間に加え、インバ
ータ回路43の出力電圧のレベルが上昇する状態の期間
を含んで定義しても良い。)の比率を変えることにより
管電流が変化されて輝度調整が行われるので、高負荷時
においてトランスやコイル等に生ずる磁歪を低減するこ
とができるため、前記磁歪によってトランスやコイルか
ら発生する唸り音を従来に比べて大幅に低減することが
できる。
【0062】次に、本実施形態における具体的回路構成
を示した第1実施例を説明する。
【0063】図13は第1実施例における放電灯点灯装
置を示す構成図である。図において、51は直流電源、
52はDC−DCコンバータ回路、53は自励方式のイ
ンバータ回路、54は冷陰極蛍光管(以下、単に蛍光管
と称する)、55は検出・帰還回路、56はインピーダ
ンス変換・DCレベル設定回路、57は三角波発生回路
である。
【0064】DC−DCコンバータ回路52は、誤差増
幅器521、コンパレータ522、三角波発生回路523、NP
N型のトランジスタ524、電界効果トランジスタ(以
下、FETと称する)525、ダイオード526、チョークコ
イル527、及びコンデンサ528から構成されている。
【0065】誤差増幅器521は、検出・帰還回路55か
ら出力される帰還電圧を入力して、この帰還電圧がリフ
ァレンス電圧Vrefとほぼ同じになるようにこれらの差
の電圧に対応した誤差電圧を出力する。
【0066】コンパレータ522は、三角波発生回路523か
ら出力される三角波電圧と上記誤差電圧とを比較して、
三角波電圧より誤差電圧が大きいときはハイレベルの信
号を出力し、誤差電圧より三角波電圧が大きいときはロ
ーレベルの電圧を出力する。この出力電圧はトランジス
タ524のベースに入力され、トランジスタ524はスイッチ
ング動作を行い、このスイッチング動作に伴ってFET
525もスイッチング動作を行う。
【0067】これにより、FET525がオン状態のとき
に、FET525を介してダイオード526、チョークコイル
527及びコンデンサ528からなる平滑回路に直流電源51
からの電圧が供給される。従って、チョークコイル527
及びコンデンサ528の出力端からはFET525のスイッチ
ング動作に基づく連続したほぼ一定レベルの直流電圧、
或いはFET525のスイッチング動作に基づいてレベル
が変化する直流電圧又は断続する直流電圧が出力され
る。
【0068】インバータ回路53は、トランス531 、チ
ョークコイル532、NPN型のトランジスタ533,534、抵
抗器535、コンデンサ536,537から構成され、周知のロイ
ヤー回路を有するものである。
【0069】DC−DCコンバータ回路52の出力電圧
はチョークコイル532、ヒューズ(無くても良い)を介
してトランス531の一次巻線の中間タップに印加される
と共に抵抗器535を介して三次巻線の一端及びトランジ
スタ533のベースに印加されている。トランス531の三次
巻線の他端はトランジスタ534のベースに接続され、ト
ランジスタ533,534のそれぞれのコレクタはトランス531
の一次巻線の両端に接続され、エミッタは接地されてい
る。また、一次巻線の両端間にはコンデンサ536が接続
されている。トランス531の二次巻線の一端はコンデン
サ537を介して蛍光管54の一端に接続され、二次巻線
の他端は接地されている。
【0070】検出・帰還回路55は、抵抗器R1〜R
3、ダイオードD1〜D3、コンデンサC1、及び可変
抵抗器VR1から構成され、蛍光管54の他端は抵抗器
R1を介して接地されると共に、ダイオードD2のアノ
ード及びダイオードD1のカソードに接続されている。
【0071】また、ダイオードD2のカソードはダイオ
ードD3のカソード及び抵抗器R2の一端に接続される
と共にコンデンサC1を介して接地され、抵抗器R2の
他端は直列接続された抵抗器R3と可変抵抗器VR1を
介して接地されている。
【0072】ダイオードD3のアノードには、インピー
ダンス変換・DCレベル設定回路56を介して三角波発
生回路57から出力される三角波電圧が印加されてい
る。
【0073】ここで、コンデンサC1の値は、三角波電
圧の周波数(バースト周波数)に対して、十分にインピ
ーダンスが高くなるように設定されている。
【0074】これにより、蛍光管54を流れる管電流は
抵抗器R1によって電圧に変換され、この検出電圧はダ
イオードD2とダイオードD3のアノード同士の接続で
ある合成回路(OR回路)によって三角波電圧と合成さ
れた後、抵抗器R2,R3及び可変抵抗器VR1によっ
て分圧されて、帰還電圧として出力される。この帰還電
圧のレベルは可変抵抗器VR1によって変化させること
ができる。
【0075】三角波発生回路57は、例えば周波数22
0Hz、振幅1.5Vp-pの三角波電圧を発生し、この
三角波電圧はインピーダンス変換・DCレベル設定回路
56によってDCレベルが設定され、エミッタフォロワ
等で低インピーダンスに変換されてダイオードD3のア
ノードに印加される。
【0076】次に、前述の構成よりなる本実施例の動作
を図12及び図14乃至図17に示す波形図に基づいて
説明する。図14乃至図17において、上段の波形はイ
ンバータ回路53におけるロイヤー回路のコレクタ電圧
であり、下段の波形は管電流の波形である。また、コレ
クタ電圧は1目盛り当たり10V、管電流波形は1目盛
り当たり5mAでそれぞれ表され、時間軸(横軸)は1
目盛り当たり1msを表している。
【0077】尚、図14乃至図17の波形は、オシロス
コープを用いて実測した波形を描いたものである。
【0078】ダイオードD2で整流されたインバータ周
波数の交流信号(検出電圧)は、コンデンサC1で平滑
され直流電圧となる。
【0079】コンデンサC1の電圧は、抵抗器R2,R
3及び可変抵抗器VR1で分圧され、帰還電圧としてD
C−DCコンバータ回路52の帰還入力に加わる。
【0080】蛍光管54を流れる管電流の調整は、可変
抵抗器VR1を変化させてDC−DCコンバータ回路5
2の帰還入力へ加わる帰還電圧のレベルを調整すること
により行われる。これにより、可変抵抗器VR1の値が
小さいときに管電流は増えて輝度が高くなり、大きいと
きに管電流が減少して輝度が暗くなるような動作を行
う。
【0081】即ち、蛍光管54の輝度を最大値まで高く
して管電流を5mArmsとしたときは、蛍光管54の管
電流の検出電圧のレベルが、ダイオードD3を介して注
入される三角波電圧のレベルより大きいので、DC−D
Cコンバータ回路52へ帰還される帰還電圧は、管電流
の検出電圧が優先される。このとき、通常の定電流制御
が行われ、管電流は連続したものとなる。(図12及び
図14参照)
【0082】可変抵抗器VR1を調整して蛍光管54の
輝度を最大値からやや低くし、管電流を4mArmsに設
定したときは、上記同様に管電流の検出電圧のレベルの
方がバースト周波数の三角波電圧のレベルより大きいの
で、通常の定電流制御で動作し、管電流が5mArmsに
比べて管電流波形のレベルが低下する。(図12及び図
15参照)
【0083】また、可変抵抗器VR1を調整して管電流
を3mArmsに設定したときは、管電流波形のレベルが
さらに減少して、管電流検出電圧が小さくなり、ダイオ
ードOR接続された三角波電圧が帰還電圧に徐々に現
れ、管電流検出電圧に三角波電圧が重畳されて、DC−
DCコンバータ回路52に帰還される。
【0084】帰還電圧において三角波電圧の飛び出した
部分では、DC−DCコンバータ回路52は、出力電圧
を抑制する方向で動作するため、インバータ回路53に
おけるロイヤー回路のコレクタ電圧は、三角波の現れた
部分で低下する。この結果、管電流は、三角波の現れた
部分でくさび状に低下する。可変抵抗器VR1を調整し
て管電流をさらに減らすと、管電流波形のくさび状の部
分が拡がりバースト調光状態となる。(図12及び図1
6参照)
【0085】可変抵抗器VR1を調整して管電流をさら
に減少させると、DC−DCコンバータ回路52への帰
還電圧は、ほとんど三角波が支配的となり、インバータ
回路53におけるロイヤー回路のコレクタ電圧の休止期
間(完全に管電流が流れないオフ状態の期間)が拡がっ
たバースト調光の動作となる。(図12及び図17参
照)
【0086】また、トランス531及びチョークコイル532
から発生する騒音は図18及び図19に示すように、従
来例に比べて大幅に低減された。
【0087】図18はトランス531から発生する騒音レ
ベルの実測値を示す図、図19はチョークコイル532か
ら発生する騒音レベルの実測値を示す図である。
【0088】図18及び図19において、縦軸は騒音レ
ベル(dB)を表し、横軸は調光状態を表している。ま
た、図中における3つの折れ線のそれぞれは、インバー
タ回路53への入力電圧の違いを表し、それぞれにおけ
る入力電圧は図中に記載したように7V、12V、18
Vである。
【0089】前述したように、第1の実施例によれば非
常に簡単な回路構成により、従来の定電流調光方式とバ
ースト調光方式を併用して、最大輝度から最小輝度まで
の広範囲において連続して蛍光管54の輝度調整を行う
ことができ、蛍光管54の輝度が高く高負荷の調光状態
のときは定電流調光方式によって管電流が変化されて輝
度調整が行われ、蛍光管54の輝度が低く低負荷の調光
状態のときは定電流調光方式とバースト調光方式を併用
して管電流が変化されて輝度調整が行われるので、高負
荷時においてトランスやコイル等に生ずる磁歪を低減す
ることができるため、前記磁歪によってトランスやコイ
ルから発生する唸り音を従来に比べて大幅に低減するこ
とができる。
【0090】さらに、三角波電圧を重畳させた帰還電圧
としたので、インバータ回路53の入力電圧レベルの変
化をなだらかなものとすることができ、インバータ回路
53に使用されているトランス531やチョークコイル532
に対して急峻に変化する電圧が印加されることがないた
め、この電圧の急峻な変化に伴ってこれらのトランス53
1やチョークコイル532に発生する磁歪を低減でき、唸り
音の発生をさらに低減することができる。
【0091】次に、本実施形態における第2実施例を説
明する。
【0092】図20は第2実施例の放電灯点灯装置を示
す構成図である。図において、前述した第1実施例と同
一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略す
る。また、第1実施例と第2実施例との相違点は、イン
バータ回路53のロイヤー回路のグランド側でインバー
タ回路の動作を制御するようにしたことにある。
【0093】即ち、第2実施例では、直流電源51の出
力電圧を直接インバータ回路53の入力端に印加し、第
1実施例のDC−DCコンバータ52に代えて制御部6
1(制御手段)を設けた。
【0094】制御部61は、誤差増幅器611、三角波発
生回路612、コンパレータ613、ダイオード614、NPN
型のトランジスタ615、チョークコイル616から構成され
ている。
【0095】誤差増幅器611は、検出・帰還回路55か
ら出力される帰還電圧を入力して、この帰還電圧がリフ
ァレンス電圧Vrefとほぼ同じになるようにこれらの差
の電圧に対応した誤差電圧を出力する。
【0096】コンパレータ613は、三角波発生回路612か
ら出力される三角波電圧と上記誤差電圧とを比較して、
三角波電圧より誤差電圧が大きいときはハイレベルの信
号を出力し、誤差電圧より三角波電圧が大きいときはロ
ーレベルの電圧を出力する。この出力電圧はトランジス
タ615のベースに入力され、トランジスタ615はスイッチ
ング動作を行う。
【0097】トランジスタ615のエミッタは接地され、
コレクタはダイオード614のアノードに接続されると共
にチョークコイル616を介してインバータ回路53のト
ランジスタ533,534のエミッタに接続されている。ま
た、ダイオード614のカソードはインバータ回路53の
入力端に接続されている。
【0098】これにより、トランジスタ615がオン状態
のときに、トランジスタ615を介してインバータ回路5
3のロイヤー回路が接地され、インバータ回路53には
トランジスタ615のスイッチング動作に基づく連続した
ほぼ一定レベルの直流電圧、或いはトランジスタ615の
スイッチング動作に基づいてレベルが変化する直流電圧
又は断続する直流電圧が印加される。
【0099】従って、第2実施例においても第1実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0100】次に、本実施形態における第3実施例を説
明する。
【0101】図21は第3実施例の放電灯点灯装置を示
す構成図である。図において、前述した第1実施例と同
一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略す
る。また、第1実施例と第3実施例との相違点は、他励
方式のインバータ回路62を用いたことにある。
【0102】このように他励方式のインバータ回路62
を用いても第1の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0103】次に、本実施形態における第4実施例を説
明する。
【0104】図22は第4実施例の放電灯点灯装置を示
す構成図である。図において、前述した第1実施例と同
一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略す
る。また、第1実施例と第4実施例との相違点は、圧電
トランスを用いて交流の高電圧を発生する自励方式圧電
インバータ回路63を用いたことにある。
【0105】このように自励方式圧電インバータ回路6
3を用いても第1の実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【0106】次に、本実施形態における第5実施例を説
明する。
【0107】図23は第5実施例の放電灯点灯装置を示
す構成図である。図において、前述した第1実施例と同
一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略す
る。また、第1実施例と第5実施例との相違点は、イン
バータ回路53におけるトランス531の二次巻線をフロ
ーティングして蛍光管54に接続したことにある。
【0108】この場合、検出・帰還回路55の入力端に
は、管電流に代えてトランス531の一次巻線の印加電圧
を抵抗器64を介して印加している。トランス531の一
次巻線の電圧に対応して管電流が変化するので、この構
成によって定電流制御を行うことができると共に、第1
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0109】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。
【0110】図24は第2の実施形態の放電灯点灯装置
を示す構成図である。図において、前述した第1の実施
形態の第1実施例と同一構成部分は同一符号をもって表
しその説明を省略する。また、第1の実施形態の第1実
施例と第2の実施形態との相違点は、圧電トランスを用
いた他励方式圧電インバータ回路66を設け、制御手段
である周波数制御回路65によってインバータ回路66
の出力電圧を制御し、管電流の調整(輝度調整)を行う
ようにしたことにある。
【0111】周波数制御回路65は、誤差増幅器651、
電圧制御型発振器(以下、VCOと称する)652、波形
整形回路653、及びバッファ回路654から構成されてい
る。
【0112】誤差増幅器651は、検出・帰還回路55か
ら出力される帰還電圧を入力して、この帰還電圧がリフ
ァレンス電圧Vrefとほぼ同じになるようにこれらの差
の電圧に対応した誤差電圧を出力する。
【0113】VCO652は、誤差増幅器651から出力され
た誤差電圧に基づいて設定した周波数の制御信号を出力
する。この制御信号は、波形整形回路653によって波形
整形された後、バッファ回路654を介してインバータ回
路66に供給される。
【0114】インバータ回路66は、直流電源51から
の直流電圧が直接供給され、周波数制御回路65から入
力した制御信号に基づいて交流出力電圧を変化させる。
【0115】このように圧電トランスを用いた他励方式
のインバータ回路66を用いても、前述した第1の実施
形態の第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0116】次に、本発明の第3の実施形態を説明す
る。
【0117】図25は第3の実施形態の放電灯点灯装置
を示す構成図である。図において、前述した第1の実施
形態の第1実施例と同一構成部分は同一符号をもって表
しその説明を省略する。また、第1の実施形態の第1実
施例と第3の実施形態との相違点は、DC−DCコンバ
ータ回路52及び検出・帰還回路55を除去して、電流
制御手段である駆動制御回路67を設けると共に、制御
手段である三角波発生回路57及びインピーダンス変換
・DCレベル設定回路68から供給されたバースト信号
電圧である三角波電圧によって駆動制御回路67の動作
を制御するようにしたことにある。
【0118】即ち、駆動制御回路67は、PNP型のト
ランジスタ671と2つの抵抗器672,673から構成され、ト
ランジスタ671のベースは抵抗器672を介して直流電源5
1の正極及び自己のエミッタに接続されると共に抵抗器
673を介してインピーダンス変換・DCレベル設定回路
68の出力端に接続されている。さらに、トランジスタ
671のコレクタはインバータ回路53の抵抗器535を介し
て二次巻き線に接続されている。また、インバータ回路
53のトランス531の一次巻線中間タップはチョークコ
イル532、ヒューズ(無くても良い)を介して直流電源
51の正極に接続されている。グランドとインピーダン
ス変換・DCレベル設定回路68との間に直流レベル可
変手段である可変抵抗器69が接続されている。
【0119】上記構成によれば、インピーダンス変換・
DCレベル設定回路68から出力される三角波電圧のD
Cレベルを変化させることにより、インバータ回路53
のトランス531の一次巻線への入力電力を制御して蛍光
管54の輝度調整を広範囲に行うことができると共に、
従来のような唸り音の発生を低減することができる。
【0120】即ち、駆動制御回路67のトランジスタ67
1のベース電圧レベルは、インピーダンス変換・DCレ
ベル設定回路68から出力される三角波電圧のレベルに
応じて変化される。
【0121】これにより、トランジスタ671のコレクタ
電流はベース電圧レベルに対応して変化するので、イン
バータ回路53におけるロイヤー回路を構成するトラン
ジスタ533,534のベース電圧はトランジスタ671のコレク
タ電流の増減に対応して変化し、これに対応してトラン
ジスタ533,534のコレクタ電流も変化する。
【0122】従って、バースト調光動作トランス531の
一次巻線に印加される電圧は、上記三角波電圧の傾斜に
対応してなだらかに変化する。
【0123】これにより、インバータ回路53に使用さ
れているトランス531やチョークコイル532に対して急峻
に変化する電圧が印加されることがないため、このよう
な電圧の急峻な変化に伴ってこれらのトランス531やチ
ョークコイル532に発生する磁歪を低減でき、唸り音の
発生を低減することができる。
【0124】一方、蛍光管54の輝度を調整する際に
は、図26に示すように、インピーダンス変換・DCレ
ベル設定回路68の可変抵抗器69の抵抗値を変化させ
ることによって三角波電圧のDCレベル或いはDCオフ
セットレベルを変化させる。
【0125】これにより、直流電源51の電圧Vdcと三
角波電圧Vtrの差に対応してトランジスタ671のベース
・エミッタ間電圧Vbeが変化する。即ち、輝度が高いと
きは、ベース・エミッタ間電圧Vbeは約0.7Vで飽和
する。輝度が低いときは、ベース・エミッタ間電圧Vbe
が三角波となり、バースト調光状態となる。
【0126】従って、インバータ回路53のロイヤー回
路の動作を連続或いは断続させることができると共に断
続の比率を変化させることができ、広範囲な輝度調整を
行うことができる。
【0127】前述したように上記各実施形態によれば、
蛍光管(放電灯)54の調光範囲におけるバースト調光
動作の範囲を負荷が比較的軽い範囲とし、バースト調光
動作時のトランスやチョークコイルに印加される電圧波
形の立ち上がり立ち下がりをなだらかにしている。さら
に、バースト調光時でも管電流検出電圧がバースト信号
電圧より大きい状態(オン状態)の場合には、管電流の
定電流制御が有効である。
【0128】従って、本実施形態によれば、負荷電力大
きい蛍光管の輝度が高い調光状態のときは、検出・帰還
回路55が、管電流波形のレベルを優先して制御部に帰
還し、連続した管電流を流す定電流制御が行われる。
【0129】また、調光レベルを絞って負荷電力が小さ
い状態になったときは、帰還電圧は、管電流検出電圧に
バースト信号電圧(三角波電圧)が重畳した形で帰還さ
れ、バースト信号の電圧の大きい部分では管電流が抑圧
されて、管電流はバースト調光に切り替わる。バースト
調光への切り替わりは、任意に設定でき、設定した管電
流に応じて徐々に切り替わる。
【0130】バースト調光時は、帰還ループに三角波の
ようななだらかな傾斜をもつ波形を注入して行われるた
め、オン・オフの切り替わり時に、トランスにかかる電
圧波形の立ち上がり、立ち下がりはなだらかになる。
【0131】従って、全調光範囲をバースト調光方式で
行う放電灯点灯装置と比較すると、トランス、コイル類
から発生する可聴周波数の唸り音が大幅に改善される。
【0132】バースト調光における唸り音の発生は、一
般的に負荷電力が大きいときほど大きく、負荷電力が小
さいときは発生音も小さくなるので、発生する唸り音の
最高音圧レベルが大幅に低下する。
【0133】また、オフ・オンの切り替わり時の電圧波
形が急峻であるほどコアの磁歪による音の発生が大き
い。このため、従来のバースト調光は矩形波のパルス信
号でオン・オフの切替が行われていたので、急峻な電圧
がトランスに加わり唸り音の発生が大きかった。しかし
本実施形態では、オン・オフの切り替わりは、帰還電圧
に注入する三角波電圧と管電流の検出レベルを比較して
バースト調光に徐々に切り替わる方式を採用したので、
トランス・コア類から発生する唸り音は小さくなる。
【0134】さらに、上記各実施形態では、上記動作を
実現するために複雑な回路を必要としない。
【0135】また、上記各実施形態及び各実施例の放電
灯点灯装置を用いた液晶表示装置或いは照明装置におい
ても同様の効果を得ることができる。
【0136】尚、上記各実施形態ではバースト信号を三
角波としたが、これに限定されることはなく、なだらか
な傾斜を有する波形の信号で有れば、鋸波信号、サイン
波信号、台形波信号、またはこれらの合成波信号であっ
ても、同様の効果を得ることができる。
【0137】また、上記各実施形態及び実施例を、図2
0に示した第1の実施形態の第2実施例と同様にグラン
ド側で制御しても同様の効果を得ることができることは
言うまでもない。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の放電灯の輝度調整方法によれば、放電灯の輝度が高
く高負荷の調光状態のときはインバータ回路から連続し
た交流電圧を出力し且つ該出力電圧のレベルを変えるこ
とにより放電灯を流れる管電流が変化されて輝度調整が
行われ、放電灯の輝度が低く低負荷の調光状態のときは
インバータ回路から出力される交流電圧の周波数よりも
低い周波数となる周期で前記インバータ回路の出力電圧
のレベルを低下させ且つ低下させる期間と前記周期との
比率を変えることにより前記管電流が変化されて輝度調
整が行われるので、高負荷時においてトランスやコイル
等に生ずる磁歪による波形の急激な変化を低減すること
ができるため、前記磁歪によってトランスやコイルから
発生する唸り音を従来に比べて大幅に低減することがで
きる。
【0139】また、請求項2記載の放電灯の輝度調整方
法によれば、上記の効果に加えて、前記インバータ回路
の入力電圧レベルの変化をなだらかなものとすることが
できるので、前記インバータ回路に使用されているトラ
ンスやコイル類に対して急峻に変化する電圧が印加され
ることがないため、該電圧の急峻な変化に伴ってこれら
のトランスやコイル類に発生する磁歪による波形の急激
な変化を低減でき、唸り音の発生をさらに低減すること
ができる。
【0140】また、請求項3乃至5記載の放電灯点灯装
置によれば、放電灯を流れる管電流が閾値電圧レベルよ
りも高いときは放電灯に印加される交流電圧は連続した
ものとなり且つその電圧レベルが変化されて輝度調整が
行われ、前記管電流が前記閾値電圧レベルより低いとき
は前記放電灯に印加される交流電圧は断続したものとな
り且つ断続の比率が変化されて輝度調整が行われるの
で、高負荷時において前記インバータ回路のトランスや
コイル等に生ずる磁歪を低減することができるため、前
記磁歪によってトランスやコイルから発生する唸り音を
従来に比べて大幅に低減することができる。
【0141】また、請求項4記載の放電灯点灯装置によ
れば、上記の効果に加えて、合成回路のダイオード結合
によってバースト信号電圧と管電流検出手段の出力電圧
とが合成されるので、合成回路が極めて単純化され、回
路構成を簡略化することができる。
【0142】また、請求項6記載の放電灯点灯装置によ
れば、インバータ回路から出力される交流電圧の周波数
よりも低い周波数となる周期で電圧レベルが変化する制
御電圧に基づいて、電流制御手段によってインバータ回
路のトランス一次巻線への通電方向及び通電電流が変化
されて放電灯の輝度調整が行われるので、トランスに対
して急峻に変化する電圧が印加されることがないため、
該電圧の急峻な変化に伴ってこれらのトランスやコイル
類に発生する磁歪による波形の急激な変化を低減でき、
唸り音の発生を低減することができる。
【0143】また、請求項7記載の放電灯点灯装置によ
れば、上記の効果に加えて、前記バースト信号電圧を三
角波電圧としたので、前記インバータ回路の入力電圧を
所定の傾斜をもち且つなだらかに容易に変化させること
ができる。
【0144】また、請求項8記載の液晶表示装置によれ
ば、上記放電灯点灯装置によってバックライト用の放電
灯が点灯されるので、従来に比べて唸り音の発生を低減
することができる。
【0145】また、請求項9記載の照明装置によれば、
上記放電灯点灯装置によって照明用の放電灯が点灯され
るので、従来に比べて唸り音の発生を低減することがで
きる。
【0146】また、請求項10記載の放電灯の輝度調整
回路によれば、放電灯の輝度が高く高負荷の調光状態の
場合は、インバータ回路から連続した交流電圧を出力し
且つ該出力電圧のレベルを変えることにより放電灯を流
れる管電流が変化されて輝度調整が行われ、放電灯の輝
度が低く低負荷の調光状態の場合は、インバータ回路か
ら出力される交流電圧の周波数よりも低い周波数となる
周期で前記インバータ回路の出力電圧のレベルを低下さ
せ且つ低下させる期間と前記周期との比率を変えること
により前記管電流が変化されて輝度調整が行われるの
で、高負荷の場合においてトランスやコイル等に生ずる
磁歪による波形の急激な変化を低減することができるた
め、前記磁歪によってトランスやコイルから発生する唸
り音を従来に比べて大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の放電灯点灯装置を示す構成図
【図2】従来例のバースト調光方式を用いた放電灯点灯
装置を示す構成図
【図3】従来のバースト調光方式を用いた放電灯点灯装
置を示す構成図
【図4】従来例のバースト調光方式を用いた放電灯点灯
装置の動作波形を示す図
【図5】従来例のバースト調光時にトランスから発生す
る騒音レベルの実測値の一例を示す図
【図6】従来例のバースト調光時にチョークコイルから
発生する騒音レベルの実測値の一例を示す図
【図7】従来例のインバータ回路におけるロイヤー回路
のコレクタ電圧波形及び管電流波形を示す図
【図8】従来例のインバータ回路におけるロイヤー回路
のコレクタ電圧波形及び管電流波形を示す図
【図9】従来例のインバータ回路におけるロイヤー回路
のコレクタ電圧波形及び管電流波形を示す図
【図10】従来例のインバータ回路におけるロイヤー回
路のコレクタ電圧波形及び管電流波形を示す図
【図11】本発明の第1の実施形態における放電灯点灯
装置を示す構成図
【図12】本発明の第1の実施形態における放電灯点灯
装置の動作波形を示す図
【図13】本発明の第1の実施形態の第1実施例におけ
る放電灯点灯装置を示す構成図
【図14】本発明の第1実施例のインバータ回路におけ
るロイヤー回路のコレクタ電圧波形及び管電流波形を示
す図
【図15】本発明の第1実施例のインバータ回路におけ
るロイヤー回路のコレクタ電圧波形及び管電流波形を示
す図
【図16】本発明の第1実施例のインバータ回路におけ
るロイヤー回路のコレクタ電圧波形及び管電流波形を示
す図
【図17】本発明の第1実施例のインバータ回路におけ
るロイヤー回路のコレクタ電圧波形及び管電流波形を示
す図
【図18】本発明の第1実施例における調光時にトラン
スから発生する騒音レベルの実測値を示す図
【図19】本発明の第1実施例における調光時にチョー
クコイルから発生する騒音レベルの実測値を示す図
【図20】本発明の第1の実施形態における第2実施例
の放電灯点灯装置を示す構成図
【図21】本発明の第1の実施形態における第3実施例
の放電灯点灯装置を示す構成図
【図22】本発明の第1の実施形態における第4実施例
の放電灯点灯装置を示す構成図
【図23】本発明の第1の実施形態における第5実施例
の放電灯点灯装置を示す構成図
【図24】本発明の第2の実施形態の放電灯点灯装置を
示す構成図
【図25】本発明の第3の実施形態の放電灯点灯装置を
示す構成図
【図26】本発明の第3の実施形態における輝度調整動
作を説明する信号波形図
【符号の説明】
41…直流電源、42…DC−DCコンバータ回路、4
3…自励方式インバータ回路、44…冷陰極蛍光管、4
5…電流検出回路、46…バースト信号発生回路、51
…直流電源、52…DC−DCコンバータ回路、53…
自励方式インバータ回路、531 …トランス、532 …チョ
ークコイル、54…冷陰極蛍光管、55…検出・帰還回
路、56…インピーダンス変換・DCレベル設定回路、
56a…可変抵抗器、57…三角波発生回路、61…制
御部、62…他励方式インバータ回路、63…自励方式
圧電インバータ回路、64…抵抗器、65…周波数制御
回路、66…圧電インバータ回路、67…駆動制御回
路、D1〜D3…ダイオード、R1〜R3…抵抗器、C
1…コンデンサ、VR1…可変抵抗器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA01 AA19 BA03 BA05 BC03 CA16 EB07 FA10 GA01 GB14 GC03 GC04 HA06 3K098 CC44 CC58 DD01 DD21 DD22 DD35 DD37 DD43 EE14 EE16 EE31 EE32 FF04 FF14 GG10 5H007 AA01 BB03 CA01 CB06 CC32 DA06 DB03 DC02 EA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧から交流電圧を発生するインバ
    ータ回路の出力電圧を放電灯に印加して該放電灯を点灯
    するときの放電灯の輝度調整方法であって、 前記放電灯を流れる管電流値が所定の閾値以上のとき
    は、前記インバータ回路から連続した交流電圧を出力し
    且つ該出力電圧のレベルを変えることにより前記管電流
    を変化させて輝度調整を行い、 前記管電流値が前記閾値より小さいときは、前記インバ
    ータ回路から出力される交流電圧の周波数よりも低い周
    波数となる周期で前記インバータ回路の出力電圧のレベ
    ルを連続的に低下させ且つ低下させる期間と前記周期と
    の比率を変えることにより前記管電流を変化させて輝度
    調整を行うことを特徴とする放電灯の輝度調整方法。
  2. 【請求項2】 前記インバータ回路の出力電圧のレベル
    を前記周期で低下させるときに、前記インバータ回路へ
    の入力電圧レベルを所定の傾斜をもって変化させること
    を特徴とする請求項1記載の放電灯の輝度調整方法。
  3. 【請求項3】 直流電圧から交流電圧を発生するインバ
    ータ回路を備え、該インバータ回路の出力電圧を放電灯
    に印加して該放電灯を点灯する放電灯点灯装置におい
    て、 前記放電灯を流れる管電流を検出して電圧に変換して出
    力する管電流検出手段と、 所定の閾値電圧レベル以下の電圧レベルを有し、前記イ
    ンバータ回路から出力される交流電圧の周波数よりも低
    い周波数となる周期で電圧レベルが所定の傾斜をもって
    変化するバースト信号電圧を生成して出力するバースト
    信号生成手段と、 供給された前記バースト信号電圧と前記管電流検出手段
    の出力電圧とのすくなるとも何れかに応じた帰還電圧を
    生成して出力する帰還電圧生成手段と、 直流電力及び前記帰還電圧が供給され、前記帰還電圧に
    応じて前記インバータ回路へ入力する直流電圧のレベル
    を制御すると共に出力する制御手段とを備えたことを特
    徴とする放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記帰還電圧生成手段はダイオードの論
    理和結合によって前記バースト信号電圧と前記管電流検
    出手段の出力電圧とを加算することを特徴とする請求項
    3記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記インバータ回路は圧電トランスを有
    し該圧電トランスから交流電圧を発生させることを特徴
    とする請求項3又は4記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 直流電圧から交流電圧を発生するインバ
    ータ回路を備え、該インバータ回路の出力電圧を放電灯
    に印加して該放電灯を点灯する放電灯点灯装置におい
    て、 制御電圧に基づいて前記インバータ回路のトランス一次
    巻線への通電方向及び通電電流を制御する電流制御手段
    と、 前記インバータ回路から出力される交流電圧の周波数よ
    りも低い周波数となる周期で電圧レベルが所定の傾斜を
    もって変化するバースト信号電圧を生成し、前記バース
    ト信号電圧に応じた制御電圧を前記電流制御手段に供給
    する制御電圧生成手段と、 前記制御電圧生成手段に接続され、前記制御電圧の直流
    レベルを変化させる直流レベル可変手段とを備えたこと
    を特徴とする放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記バースト信号電圧が三角波電圧であ
    ることを特徴とする請求項3,4,5又は6記載の放電
    灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項3乃至7の何れかに記載の放
    電灯点灯装置を用いた液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項3乃至7の何れかに記載の放
    電灯点灯装置を用いた照明装置。
  10. 【請求項10】 供給された直流電圧から交流電圧を発
    生し、前記交流電圧を放電灯に印加して前記放電灯を点
    灯させるインバータ回路と、直流電力が供給され、前記
    インバータ回路に前記直流電圧を供給し、前記放電灯を
    流れる管電流を検出し、前記管電流の値が所定のしきい
    値以上の場合、前記直流電圧に応じて前記インバータ回
    路から連続した交流電圧を出力し且つ該出力電圧のレベ
    ルを変えることにより前記管電流を変化させて輝度調整
    を行い、前記管電流の値が前記しきい値より小さい場
    合、前記直流電圧に応じて前記インバータ回路から出力
    される交流電圧の周波数よりも低い周波数となる周期で
    前記インバータ回路の出力電圧のレベルを低下させ且つ
    低下させる期間と前記周期との比率を変えることにより
    前記管電流を変化させて輝度調整を行う電圧供給回路と
    を備えたことを特徴とする放電灯の輝度調整回路。
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