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JP2000052804A - 車両速度制御装置 - Google Patents

車両速度制御装置

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Publication number
JP2000052804A
JP2000052804A JP10219369A JP21936998A JP2000052804A JP 2000052804 A JP2000052804 A JP 2000052804A JP 10219369 A JP10219369 A JP 10219369A JP 21936998 A JP21936998 A JP 21936998A JP 2000052804 A JP2000052804 A JP 2000052804A
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JP
Japan
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vehicle speed
speed
target vehicle
slip
wheel
Prior art date
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Application number
JP10219369A
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Inventor
Koichi Akahori
幸一 赤堀
Yoshinori Yamamura
吉典 山村
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Publication of JP2000052804A publication Critical patent/JP2000052804A/ja
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低μ路でもスリップを可能な限り抑えた車速
制御を行う。 【解決手段】 第1の目標車速設定部101によって運転
状況に応じた第1の目標車速を設定し、これに応答して
制駆動力制御部109,110が制駆動力を制御して車速がこ
れに一致するように車速制御する。この車速制御中に、
非駆動輪車輪速検出部102-2によって非駆動輪の車輪速
を検出し、駆動輪車輪速検出部102-1によって駆動輪の
車輪速を検出し、さらに車体速推定部103によって車体
速を推定し、スリップ率推定部104によってスリップ率
を推定し、このスリップ率に基づき、変化率制限値設定
部105が車速変化率制限値を設定する。そして、第2の
目標車速設定部106によって車速変化率制限値の範囲内
で第1の目標車速に車体速が追従するように第2の目標
車速を設定し、制駆動力制御部109,110によってこの第
2の目標車速に車体速が一致するように車両の制駆動力
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両速度制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前方の車両との車間距離などに応
じて目標車速を設定し、自車両の速度を目標車速に一致
させるようにスロットル開度やブレーキのような制駆動
力制御手段を操作して車両の制駆動力を制御する車両速
度制御装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
速度制御装置では、駆動輪がほとんどスリップしていな
いことを前提にして目標車速を設定し、その目標車速に
一致させるよう制駆動力制御手段を操作するため、次の
ような問題点があった。すなわち、圧雪路や凍結路のよ
うな低μ路ではタイヤのグリップ限界が低く、大きな制
駆動力(ブレーキ力やエンジントルク)を発生させると
タイヤが滑ってしまい、所望の制駆動力を得ることがで
きなくなり、目標車速に実車速を一致させることができ
なくなる問題点があった。
【0004】図17には、従来技術において、路面の摩
擦係数μが0.1のとき、20sec〜30secのタイミン
グに車速40km/hから60km/hへ0.06Gの加速を行
った場合の車速の変化特性を示している。この図17か
ら分かるように、駆動輪の車輪速は目標車速にほぼ一致
しているが、駆動輪がスリップしているために車両とし
ての駆動力は小さくなってしまい、実際の車速(車体
速)は目標車速に追従することができず、逆に低下して
いる。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、低μ路においても効果的に車速制御が
できる車両速度制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の車両速
度制御装置は、運転状況に応じた第1の目標車速を設定
する第1の目標車速設定手段と、非駆動輪の車輪速を検
出する非駆動輪車輪速検出手段と、駆動輪の車輪速を検
出する駆動輪車輪速検出手段と、車体速を推定する車体
速推定手段と、スリップ率を推定するスリップ率推定手
段と、前記スリップ率に基づき、車速変化率制限値を設
定する変化率制限値設定手段と、前記車速変化率制限値
の範囲内で前記第1の目標車速に前記車体速が追従する
ように第2の目標車速を設定する第2の目標車速設定手
段と、前記第2の目標車速に前記車体速が一致するよう
に車両の制駆動力を制御する制駆動力制御手段とを備え
たものである。
【0007】請求項1の発明の車両速度制御装置では、
第1の目標車速設定手段によって運転状況に応じた第1
の目標車速を設定し、これに応答して制駆動力制御手段
が制駆動力を制御して車速がこれに一致するように車速
制御する。
【0008】この車速制御中に、非駆動輪車輪速検出手
段によって非駆動輪の車輪速を検出し、駆動輪車輪速検
出手段によって駆動輪の車輪速を検出し、車体速推定手
段によって車体速を推定し、さらにスリップ率推定手段
によってスリップ率を推定し、このスリップ率に基づ
き、変化率制限値設定手段が車速変化率制限値を設定す
る。
【0009】そして、第2の目標車速設定手段によって
車速変化率制限値の範囲内で第1の目標車速に車体速が
追従するように第2の目標車速を設定し、制駆動力制御
手段によってこの第2の目標車速に車体速が一致するよ
うに車両の制駆動力を制御する。
【0010】こうして、第1の目標車速設定手段は前方
車との車間距離が広がって加速が必要になった場合、あ
るいは逆に前方車との車間距離が縮まって減速が必要に
なった場合のように、運転状況に応じて第1の目標車速
を設定するが、この第1の目標車速の変化率が大きいた
めにこれに追従しようとして制駆動力制御手段が急加速
あるいは急減速することによって駆動輪にスリップが発
生する恐れがあるような場合、そのようなスリップを発
生させないような変化率の第2の目標車速を設定し、こ
れに追従するように車速制御を行い、低μ路でもスリッ
プの発生を抑え、結果的に第1の目標車速に効果的に追
従する車速制御を行う。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の車両
速度制御装置において、前記車体速推定手段が前記非駆
動輪の車輪速を前記車体速とし、前記スリップ率推定手
段が前記非駆動輪の車輪速と前記駆動輪の車輪速との差
に基づいて前記スリップ率を推定するものであり、非駆
動輪は加速時にスリップすることがないので、この非駆
動輪の車輪速を車体速とし、かつこの車体速と駆動輪の
車輪速との差からスリップ率を推定することにより、現
実に発生しているスリップ率を的確に推定することがで
き、このようなスリップを効果的に抑制する車速制御が
できる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の車両速度制御装置において、前記第2の目標車速設定
手段が、前記スリップ率が所定値以上のときには前記非
駆動輪の車輪速を前記第2の目標車速に設定するもので
あり、制御車速の変化率に制限を加えても一致させよう
とする車速が本来高すぎ、スリップ率が大きくなってし
まうような状況では、非駆動輪の車輪速を第2の目標車
速に設定することにより、駆動輪のスリップ量が大きく
なるのを防止し、結果的に第1の目標車速に効果的に追
従する車速制御を行う。
【0013】請求項4の発明は、請求項3に記載の車両
速度制御装置において、前記第2の目標車速設定手段
が、前記制駆動力制御手段によって車両ブレーキが自動
操作されているときには前記スリップ率が所定値以上に
なる直前に設定された前記第2の目標車速を維持するも
のであり、特に低μ路における急ブレーキ操作によって
非駆動輪がロックしてしまうような事態では、ロックし
て0になっている非駆動輪の車輪速を第2の目標車速と
する代わりに、所定値より低下する直前の非駆動輪の車
輪速を第2の目標車速として維持することにより、第2
の目標車速が急激に落ち込み、それに追従しようとする
制駆動力制御によって非駆動輪がロックに近い状態にな
ってしまうことがなく、安定した車速制御ができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
第1の目標車速設定手段は前方車との車間距離が広がっ
て加速が必要になった場合、あるいは逆に前方車との車
間距離が縮まって減速が必要になった場合のように運転
状況に応じて第1の目標車速を設定するが、この第1の
目標車速の変化率が大きいためにこれに追従しようとし
て制駆動力制御手段が急加速あるいは急減速することに
よって駆動輪にスリップが発生する恐れがある場合、そ
のようなスリップを発生させない変化率で変化する第2
の目標車速を設定し、これに追従するように車速制御を
行い、低μ路でもスリップの発生を抑え、結果的に第1
の目標車速に効果的に追従する車速制御を行うことがで
きる。
【0015】請求項2の発明によれば、非駆動輪の車輪
速を車体速とし、かつこの車体速と駆動輪の車輪速との
際からスリップ率を推定することにより、現実に発生し
ているスリップ率を的確に推定することができ、このよ
うなスリップを効果的に抑制する車速制御ができる。
【0016】請求項3の発明によれば、目標車速の変化
率に制限を加えても一致させようとする車速そのものが
本来高すぎ、スリップ率が大きくなってしまうような状
況では、非駆動輪の車輪速を第2の目標車速に設定する
ことにより、駆動輪のスリップ量が大きくなるのを防止
し、結果的に第1の目標車速に効果的に追従する車速制
御を行うことができる。
【0017】請求項4の発明によれば、特に低μ路にお
ける急ブレーキ操作によって非駆動輪がロックしてしま
うような事態では、ロックして0になっている非駆動輪
の車輪速を第2の目標車速とする代わりに、所定値以下
まで低下する前の非駆動輪の車輪速を第2の目標車速と
して維持することにより、第2の目標車速が急激に落ち
込み、それに追従しようとする制駆動力制御によって非
駆動輪がロックに近い状態になってしまうことがなく、
安定した車速制御ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
構成を示している。第1の実施の形態の車両速度制御装
置は、前方車との車間距離などの環境から目標車速を設
定する第1の目標車速設定部101、車両の駆動輪の車
輪速を検出する駆動輪車輪速検出部102−1、非駆動
輪の車輪速を検出する非駆動輪車輪速検出部102−
2、この非駆動輪車輪速検出部102−2の検出する非
駆動輪車輪速から車体速を推定する車体速推定部10
3、駆動輪車輪速検出部102−1の検出した駆動輪車
輪速と車体速推定部103の推定した車体速とに基づい
てスリップ率を推定するスリップ率推定部104を備え
ている。
【0019】車両速度制御装置はまた、スリップ率推定
部104の推定したスリップ率に基づいて目標車速の変
化率制限値を設定する変化率制限値設定部105、第1
の目標車速設定部101の設定した第1の目標車速と変
化率制限値設定部105の設定した変化率制限値とに基
づいて可能な限りスリップを発生させないような変化率
を示す第2の目標車速を設定する第2の目標車速設定部
106を備えている。
【0020】車両速度制御装置はさらに、この第2の目
標車速設定部106の設定する第2の目標車速と車体速
度を一致させるために必要な目標制駆動力を設定する目
標制駆動力設定部107、この目標制駆動力設定部10
7の設定する目標制駆動力を内燃機関操作量とブレーキ
操作量とに分配する制駆動力指令値設定部108、この
制駆動力指令値設定部108の設定する内燃機関操作量
指令値により内燃機関を操作する内燃機関操作部10
9、そしてブレーキ操作量指令値によりブレーキを操作
するブレーキ操作部110を備えている。
【0021】駆動輪車輪速検出部102−1、非駆動輪
車輪速検出部102−2それぞれには、例えば、車輪の
回転軸に取り付けられたホールIC型の回転センサから
得られる回転角速度からタイヤの車輪速を検出する。そ
して、これらの車輪速検出部102−1,102−2の
出力の瞬時値は変動が大きいので、平均化処理、フィル
タリング処理した後の信号を用いることができる。
【0022】目標制駆動力設定部107にはPID制御
器を用いることができる。また車両の駆動力を操作する
ための内燃機関操作部109としては、例えば、スロッ
トル開度を操作するものを採用することができる。また
車両の制動力を操作するためのブレーキ操作部110と
しては、例えば、ブレーキマスタシリンダの圧力を操作
するものを採用することができる。
【0023】次に、上記の構成の車両速度制御装置の動
作を説明する。まず、第1の実施の形態の車両速度制御
装置の速度制御原理を説明する。図2に示すように、実
際の車体速Vrlを第1の目標車速VSET1に一致させるよ
うに内燃機関とブレーキを操作する際には、最終的な目
標車速である第1の目標車速VSET1とは別に、第2の目
標車速VSET2を設定して、車体速Vrlがその第2の目標
車速VSET2に一致するように制御する。また駆動輪のス
リップ率slipを推定して、第2の目標車速VSET2の変化
率αをそのスリップ率slipに応じて制限する。
【0024】これにより、最終的な目標車速である第1
の目標車速VSET1の変化率が大きく、それに追従させる
ために駆動力を大きくして急加速することによって駆動
輪のスリップ量が大きくなり、実際の車体速Vrlを目標
車速に一致させることができなくなる事態が発生するの
を抑制し、βで示すようにより緩やかに変化する第2の
目標車速に追従する車速制御を行うことによって、最終
的に目標車速VSET1に一致させるのである。
【0025】この車速制御原理を実現するために、第1
の実施の形態の車両速度制御装置は次のように動作す
る。図3のフローチャートに示すように、この車両速度
制御装置による車両速度制御プログラムは、運転者によ
るブレーキ操作又はアクセル操作があれば解除されるが
(ステップS101)、運転者による介入操作がなけれ
ば継続される(ステップS102)。
【0026】車速制御ルーチンは、図4のフローチャー
トにより実行される。第1の目標車速設定部101によ
り第1の目標車速VSET1が設定されると(ステップS2
01)、駆動輪車輪速検出部102−1が駆動輪の車輪
速Vw1を検出し、非駆動輪車輪速検出部102−2が非
駆動輪の車輪速Vw2を検出する(ステップS202,S
203)。そして、車体速推定部103は非駆動輪には
スリップが発生していないと見なし、非駆動輪車輪速V
w2を車体速Vrlと推定する(ステップS204)。
【0027】これに続いて、スリップ率推定部104が
スリップ率推定ルーチンを実行してスリップ率slipを推
定する(ステップS205)。このスリップ率推定ルー
チンは、図5のフローチャートに示す内容であり、駆動
輪車輪速検出部102−1から駆動輪車輪速Vw1を読み
込み(ステップS51)、非駆動輪車輪速検出部1−2
−2から非駆動輪車輪速Vw2を読み込み(ステップS5
2)、次の数1式の演算によってスリップ率slipを算定
した後にリターンする(ステップS53)。
【0028】
【数1】 続いて、変化率制限値設定部105が図4のフローチャ
ートにおけるステップS206の変化率制限値設定ルー
チンを実行して、第2の目標車速VSET2に対する変化率
制限値LIMを設定する。この変化率制限値設定ルーチン
は、図6のフローチャートに示す内容であり、スリップ
率推定部104の算定したスリップ率slipを読み込み
(ステップS61)、この推定スリップ率slipに応じて
変化率制限値LIMを設定してリターンする(ステップS
62)。例えば、図7に示すテーブルデータTB1を参照
して、読み込んだ推定スリップ率slipの値に対応する変
化率制限変更量γを前回の変化率制限値LIMに掛けるこ
とによって新たな変化率制限値LIMを求めるのである。
【0029】
【数2】LIM ← LIM*γ こうして、第2の目標車速VSET2に対する変化率制限値
LIMを得ると、次に、第2の目標車速設定部106が第
2の目標車速設定ルーチンを実行する(ステップS20
7)。この第2目標車速設定ルーチンは、図8のフロー
チャートに示す内容である。まず、第1の目標車速設定
部101によって設定された第1の目標車速VSET1を読
み込み(ステップS71)、変化率制限値設定部105
で設定された変化率制限値LIMを読み込む(ステップS
72)。そして第1の目標車速VSET1に追従するように
第2の目標車速VSET2を設定してリターンする(ステッ
プS73)。
【0030】この第2の目標車速VSET2の設定処理時
に、次のように変化率に制限を加える。例えば、前回の
第2の目標車速VSET2_oldと新たに設定された第1の目
標車速VSET1_newとの間の差ΔV(=|VSET1_new−V
SET2_old|)が変化率制限値LIMの範囲内であれば(Δ
V≦LIM)、第2の目標車速VSET2_newとして新たに設
定された第1の目標車速VSET1_newを代入し(VSET2_n
ew ← VSET1_new)、変化率制限値LIMの範囲を超えて
いれば(ΔV>LIM)、第2の目標車速VSET2として前
回の第2の目標車速VSET2_oldに変化率制限値LIMを加
えた値を新たに第2の目標車速VSET2_newとして設定す
る(VSET2_new ← VSET2_old+LIM)。
【0031】
【数3】 このようにして、第2の目標車速VSET2(上記の演算ル
ーチン上ではVSET2_new)を設定すれば、この第2の目
標車速VSET2を最終的な目標車速にして、目標制駆動力
設定部107がPID制御演算によって必要な目標制駆
動力を設定し(ステップS208)、これに対して制駆
動力指令値設定部108が内燃機関操作部109に対す
る駆動力指令値、ブレーキ操作部110に対する制動力
指令値を分配し(ステップS209)、ブレーキ操作部
110が制動力指令値を受けるとそれに応じて制動力を
操作して車両を減速し(ステップS210)、あるいは
内燃機関操作部109が駆動力指令値を受けるとそれに
応じて駆動力を制御して車両を加速する(ステップS2
11)。以下、上記の一連の制駆動力制御を繰返すこと
によって、最終的には第1の目標車速VSET1に一致する
ように車速制御するのである。
【0032】これによって、第1の実施の形態の車両速
度制御装置では、図2のタイムチャートに示したよう
に、第1の目標車速の設定値の変化率が大きくてスリッ
プが発生した場合、スリップ率を低減するように最終的
な目標車速である第2の目標車速VSET2としてその前回
の目標車速からの変化率が制限値LIM以内になるよう
に、緩やかに加速する制御に切り替えることにより、低
μ路でも可能な限りスリップの発生を抑制しつつ目標車
速に追従する制御を行うのである。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態の車両速
度制御装置について説明する。第2の実施の形態の車両
速度制御装置は、第2の目標車速設定部106′が図1
1のフローチャートに示す演算処理を実行する点に特徴
を有し、その他の部分の構成は、図1に示した第1の実
施の形態と同じである。
【0034】次に、この第2の実施の形態の車両速度制
御装置の動作を説明する。まず動作原理について、図1
0のタイムチャートに基づいて説明する。図2に示した
第1の実施の形態の車速制御動作時には、最終目標車速
である第2の目標車速VSET2の変化率に制限値LIMを設
定し、前回の目標車速VSET2_oldと新たな目標車速VSE
T1_newとの間の変化率に制限値LIMを設けて、急加速に
なるような目標車速が設定されても、緩やかに追従する
ように制御したが、第2の実施の形態の車速制御では、
図10のタイムチャートに示すように、第1の実施の形
態の車速制御によってもスリップ率が所定値slip_oを超
えるような場合には、第2の目標車速VSET2にさらに制
限を掛けてスリップの発生を抑制するのである。
【0035】この第2の実施の形態の車両速度制御装置
の動作は、第1の実施の形態の場合と同様に図3〜図6
のフローチャートに基づく。ただし、第2の目標車速設
定部106′が実行するステップS207の第2の目標
車速設定ルーチンは、図11に示す第2の目標車速設定
ルーチンS207′に変更される。
【0036】第2の実施の形態における第2の目標車速
設定ルーチンS207′について説明する。第1の実施
の形態の場合と同様、まず第1の目標車速設定部101
によって設定された第1の目標車速VSET1を読み込み
(ステップS71)、変化率制限値設定部105で設定
された変化率制限値LIMを読み込む(ステップS7
2)。続いて、スリップ率設定部104が推定したスリ
ップ率slipを読み込み(ステップS73−1)、さらに
非駆動輪車輪速検出部102−2の検出した非駆動輪車
輪速Vw2を読み込む(ステップS73−2)。そしてこ
れらのデータに基づいて、次の数4式の判断に基づいて
第2の目標車速VSET2を設定してリターンする(ステッ
プS73−3)。
【0037】
【数4】 つまり、推定スリップ率slipがスリップ率閾値slip_o以
下であれば、数3式の判定処理と同様にして第2の目標
車速VSET2(ここでは、VSET2_new)を設定し、スリッ
プ率slipが閾値slip_oを超える場合には、第2の目標車
速VSET2を非駆動輪の車輪速Vw2に設定する。この非駆
動輪の車輪速Vw2は推定した車体速Vrlに一致するもの
である。
【0038】こうして、第2の目標車速VSET2(上記の
演算ルーチン上ではVSET2_new)を設定すれば、この第
2の目標車速VSET2を目標車速にして、以下、第1の実
施の形態と同様、図4におけるステップS208〜S2
11の処理によって、車両の制駆動力を制御して車体速
Vrl(つまり、車速)を第2の目標車速VSET2に一致さ
せる制御を繰返し、最終的に第1の目標車速VSET1に一
致するように車速制御する。
【0039】これによって、第2の実施の形態の車両速
度制御装置では、図10のタイムチャートに示したよう
に、第1の目標車速の設定値の変化率が大きくてスリッ
プが発生した場合、スリップ率を低減するために車速変
化率が制限値LIMを超えない範囲で変化する第2の目標
車速VSET2によって車速制御し、それでもスリップ率sl
ipが所定の閾値slip_oを超えた場合には、第2の目標車
速VSET2をさらに低い値として非駆動輪の車輪速Vw2に
一致する設定にすることにより、駆動輪のスリップ率が
大きくなるのを防止しつつ、目標車速に追従する制御を
行うのである。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態の車両速
度制御装置について説明する。第3の実施の形態の車両
速度制御装置は、第2の実施の形態の車両速度制御装置
をさらに改善した装置であり、図12に示すように、第
2の実施の形態における第2の目標車速設定部106′
に代えて、第2の目標車速設定部106″を備えてお
り、この第2の目標車速設定部106″は後述する図1
5のフローチャートの演算処理を実行する点に特徴があ
る。なお、その他の構成部分は図1に示した第1の実施
の形態、図9に示した第2の実施の形態それぞれと共通
である。
【0041】次に、この第3の実施の形態の車両速度制
御装置の動作を説明する。まず動作原理について、図1
3及び図14のタイムチャートに基づいて説明する。第
2の実施の形態の車速制御動作時には、ブレーキによる
制動力が4輪に作用する車両を前提とすると、低μ路に
おいてブレーキ操作しているときには、非駆動輪の車輪
が大きくスリップすることがある。そして図13に示す
ように、ブレーキ力が大きければ非駆動輪がロックして
しまい、非駆動輪の車輪速Vw2=0になってしまうこと
がある。この場合、車体速推定部103が非駆動輪の車
輪速Vw2を車体速Vrlとして設定するので、推定車体速
Vrlも0になってしまう。
【0042】第2の実施の形態の場合、スリップ率slip
が閾値slip_oを超えると第2の目標車速VSET2として推
定車体速Vrlである非駆動輪の車輪速Vw2に設定するよ
うにしているので、第2の目標車速VSET2=0となって
しまい、制御がぎこちなくなる恐れがある。
【0043】そこで、これを改善するために、図14に
示す制御に変更する。つまり、運転者のブレーキ操作に
よるものではなく、本装置側によるブレーキ操作部11
0の自動ブレーキ操作により大きな制動をかけ、スリッ
プ率slipが所定の閾値slip_oを超えている場合、非駆動
輪の車輪速Vw2が0(この車輪速Vw2を推定車体速Vrl
としているので車体速Vrlも0)になれば、囲みAで示
した期間、そのような車輪速Vw2=0になる直前の第2
の目標車速VSET2を維持することによってこの第2の目
標車速が急激に落ち込むのを防止し、ブレーキ操作を解
除させて非駆動輪を速やかにロックから解放し、安定し
た車速制御が継続できるようにするのである。
【0044】この車速制御を実現するために、第3の実
施の形態の車両速度制御装置では、第2の目標車速設定
部106″に、図4のフローチャートにおけるステップ
S207の第2の目標車速設定ルーチンに代えて、図1
5のフローチャートに示す第2の目標車速設定ルーチン
S207″を実行させる。
【0045】この第3の実施の形態における第2の目標
車速設定ルーチンS207″について説明する。第2の
実施の形態の場合と同様、まず第1の目標車速設定部1
01によって設定された第1の目標車速VSET1を読み込
み(ステップS71)、変化率制限値設定部105で設
定された変化率制限値LIMを読み込む(ステップS7
2)。続いて、スリップ率設定部104が推定したスリ
ップ率slipを読み込み(ステップS73−1)、さらに
非駆動輪車輪速検出部102−2の検出した非駆動輪車
輪速Vw2を読み込む(ステップS73−2)。第3の実
施の形態では、これに続いてさらに、ブレーキ操作部1
10のブレーキ操作量Tbrakeを読み込む(ステップS
73−31)。
【0046】そしてこれらのデータに基づいて、次の数
5式の判断に基づいて第2の目標車速VSET2を設定して
リターンする(ステップS73−32)。
【0047】
【数5】 つまり、ブレーキ操作部110のブレーキ操作量Tbrak
eが所定値を超えていて非駆動輪にロックが発生した場
合には、第2の目標車速VSET2_newとして前回の値VSE
T2_oldを維持する。しかしながら、ブレーキ操作量Tbr
akeが所定値以下であれば非駆動輪のロックは発生して
いないので、第2の実施の形態と同様に、スリップ率sl
ipの大きさに応じて設定を行う。すなわち、推定スリッ
プ率slipがスリップ率閾値slip_o以下であれば、数3式
の判定処理と同様にして第2の目標車速VSET2(ここで
は、VSET2_new)を設定し、スリップ率slipが閾値slip
_oを超える場合には、第2の目標車速VSET2を非駆動輪
の車輪速Vw2に設定するのである。
【0048】こうして、第2の目標車速VSET2(上記の
演算ルーチン上ではVSET2_new)を設定すれば、この第
2の目標車速VSET2を目標車速にして、以下、第1の実
施の形態と同様、図4におけるステップS208〜S2
11の処理によって、車両の制駆動力を制御して車体速
Vrl(つまり、車速)を第2の目標車速VSET2に一致さ
せる制御を繰返し、最終的に第1の目標車速VSET1に一
致するように車速制御する。
【0049】これによって、第3の実施の形態の車両速
度制御装置では、第2の実施の形態と同様の作用効果に
加えて、図13及び図14のタイムチャートに示したよ
うに、運転者のブレーキ操作によるものではなく、本装
置側によるブレーキ操作部110の自動ブレーキ操作に
より大きな制動をかけている場合にはそのブレーキ操作
が行われる前の第2の目標車速VSET2を維持することに
よってこの第2の目標車速が急激に落ち込むのを防止
し、大きなブレーキ操作を解除させて非駆動輪を速やか
にロックから解放し、安定した車速制御が継続すること
ができるのである。
【0050】図16に第3の実施の形態によるシミュレ
ーション結果のグラフを示している。このシミュレーシ
ョン結果から明らかなように、図17に示した従来例の
シミュレーション結果と比較してスリップの発生頻度が
格段に小さくなり、ブレーキ制御、スロットル制御の頻
度も少なくなり、目標車速に対して安定した追従制御が
実現されていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】上記の実施の形態が実行する制御原理を説明す
るタイムチャート。
【図3】上記の実施の形態による車速制御のメインルー
チンのフローチャート。
【図4】上記の実施の形態による車速制御ルーチンのフ
ローチャート。
【図5】上記の実施の形態によるスリップ率設定ルーチ
ンのフローチャート。
【図6】上記の実施の形態による変化率制限値設定ルー
チンのフローチャート。
【図7】上記の実施の形態による変化率制限値設定処理
に用いるテーブルデータの表。
【図8】上記の実施の形態による第2の目標車速設定ル
ーチンのフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図10】上記の実施の形態が実行する制御原理を説明
するタイムチャート。
【図11】上記の実施の形態による第2の目標車速設定
ルーチンのフローチャート。
【図12】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロ
ック図。
【図13】上記の実施の形態が実行する制御原理を説明
する第1のタイムチャート。
【図14】上記の実施の形態が実行する制御原理を説明
する第2のタイムチャート。
【図15】上記の実施の形態による第2の目標車速設定
ルーチンのフローチャート。
【図16】上記の実施の形態による車速制御のシミュレ
ーション結果を示すグラフ。
【図17】従来例による車速制御のシミュレーション結
果を示すグラフ。
【符号の説明】
101 第1の目標車速設定部 102−1 駆動輪車輪速検出部 102−2 非駆動輪車輪速検出部 103 車体速推定部 104 スリップ率推定部 105 変化率制限値設定部 106,106′,106″ 第2の目標車速設定部 107 目標制駆動力設定部 108 制駆動力指令値設定部 109 内燃機関操作部 110 ブレーキ操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 311 F02D 29/02 311A 3G301 41/14 320 41/14 320D G01P 15/00 G01P 15/00 B Fターム(参考) 3D037 FA23 FA25 FB00 FB03 3D041 AA48 AB01 AC04 AC26 AD10 AD41 AD51 AE04 AE41 AF01 AF09 3D044 AA45 AB01 AC01 AC15 AC24 AC26 AD04 AD21 AE04 AE14 AE21 3D046 BB23 EE01 GG02 HH20 HH23 HH36 HH42 JJ03 JJ06 3G093 AA01 BA01 BA23 CB10 CB14 DB03 DB04 DB05 DB15 DB17 DB18 EA09 EB04 FA07 FA08 FB02 FB03 3G301 JA38 KB00 KB02 LA01 NA08 NA09 ND02 NE06 NE18 PF01Z PF03Z PF05Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転状況に応じた第1の目標車速を設定
    する第1の目標車速設定手段と、 非駆動輪の車輪速を検出する非駆動輪車輪速検出手段
    と、 駆動輪の車輪速を検出する駆動輪車輪速検出手段と、 車体速を推定する車体速推定手段と、 スリップ率を推定するスリップ率推定手段と、 前記スリップ率に基づき、車速変化率制限値を設定する
    変化率制限値設定手段と、 前記車速変化率制限値の範囲内で前記第1の目標車速に
    前記車体速が追従するように第2の目標車速を設定する
    第2の目標車速設定手段と、 前記第2の目標車速に前記車体速が一致するように車両
    の制駆動力を制御する制駆動力制御手段とを備えて成る
    車両速度制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両速度制御装置にお
    いて、 前記車体速推定手段は前記非駆動輪の車輪速を前記車体
    速とし、前記スリップ率推定手段は前記非駆動輪の車輪
    速と前記駆動輪の車輪速との差に基づいて前記スリップ
    率を推定することを特徴とする車両速度制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両速度制御装
    置において、 前記第2の目標車速設定手段は、前記スリップ率が所定
    値以上のときには前記非駆動輪の車輪速を前記第2の目
    標車速に設定することを特徴とする車両速度制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車両速度制御装置にお
    いて、 前記第2の目標車速設定手段は、前記制駆動力制御手段
    によって車両ブレーキが自動操作されているときには前
    記スリップ率が所定値以上になる直前に設定された前記
    第2の目標車速を維持することを特徴とする車両速度制
    御装置。
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