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JP2000052619A - 印画方法及びプリンタ装置 - Google Patents

印画方法及びプリンタ装置

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Publication number
JP2000052619A
JP2000052619A JP10223395A JP22339598A JP2000052619A JP 2000052619 A JP2000052619 A JP 2000052619A JP 10223395 A JP10223395 A JP 10223395A JP 22339598 A JP22339598 A JP 22339598A JP 2000052619 A JP2000052619 A JP 2000052619A
Authority
JP
Japan
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image data
image
pixels
processing
digital image
Prior art date
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Pending
Application number
JP10223395A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Narishima
俊夫 成島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10223395A priority Critical patent/JP2000052619A/ja
Publication of JP2000052619A publication Critical patent/JP2000052619A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適当なサイズの印画画像を容易に得、印画ま
でに要する時間を短縮し、操作性も良好とする。 【解決手段】 画素数処理部において、画像データ入力
部1から入力された第1のデジタル画像データの画素数
が所定の範囲内であるかどうかを判定し、上記画素数が
所定の範囲内に無いと判定した場合には、所定の処理を
行って第1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲
内として第2のデジタル画像データとした後にデータ加
工部5に送り、上記データ加工部5において必要に応じ
て補正処理及び/又は編集処理を行って処理画像データ
である第3のデジタル画像データとし、これを画像印画
部3で印画する。上記第1のデジタル画像データの画素
数が画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割合
が所定の範囲外である場合に所定の処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画方法及びプリ
ンタ装置に関する。詳しくは、記録媒体上に適した大き
さの画像として印画することが可能とされた印画方法及
びプリンタ装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自然画像に代表される画像デー
タを印画する方法として、以下に示すような方法が多用
されている。
【0003】先ず、第1の方法としては、プリンタ装置
が接続されている汎用コンピュータに、画像データを入
力する入力デバイスを接続し、各入力デバイスからコン
ピュータに読み込まれた画像データにコンピュータ上で
所定の処理を行って印画データとし、これをプリンタ装
置に入力して印画する方法が挙げられる。上記各入力デ
バイスとしては、リムーバブルメディアの記録再生装置
であるリムーバブルメディアドライブや、NTSC(N
ational Television System
Committee)映像信号入力基板、銀塩写真用
フィルムスキャナー、デジタル静止画カメラ等が挙げら
れる。
【0004】また、第2の方法としては、デジタル静止
画カメラや原稿読み取りスキャナーといった各入力デバ
イスとプリンタ装置を汎用コンピュータを介することな
く直接接続し、各入力デバイスから印画データをプリン
タ装置に入力して印画する方法が挙げられる。
【0005】上記第1の方法について具体的に述べる。
この場合、図18に示すように、ホストコンピュータ
(以下、コンピュータと称する。)1001とプリンタ
装置1002、入力デバイス1003により主に構成さ
れることとなる。
【0006】上記入力デバイス1003としては、前述
のリムーバブルメディア(読み出し専用の光ディスク、
例えばいわゆるCD−ROMや、書き換え可能な光磁気
ディスク、例えばいわゆるMD−DATA等)ドライブ
や、映像信号(NTSC、PAL(Phase Alt
ernation by Line)、RGB、S端子
信号等)入力装置、デジタル静止画カメラ、銀塩写真用
フィルム(35mmフィルム、画像に関連した磁気情報
も有する例えばいわゆるAPSフィルム等)スキャナ
ー、原稿読み取りスキャナー等が挙げられる。
【0007】また、上記プリンタ装置1002として
は、実際に印画を行うプリントヘッド1004とこれを
駆動するためのヘッド駆動回路1005を備えたものが
挙げられる。
【0008】そして、上記コンピュータ1001は、上
記入力デバイス1003からの画像データを入力するた
めのインターフェース1006と上記画像データを印画
データとして処理するためのデータ処理部1007、上
記印画データ1007をプリンタ装置1002に出力す
るための双方向プリンタインターフェース1008によ
り主に構成される。上記データ処理部1007には、各
種の入力デバイス1003を制御するこれら入力デバイ
スに適合したデバイスドライバとプリンタ装置1002
を制御するプリンタ装置1002に適合したプリンタド
ライバ、さらに画像データの入力、加工、プリント出力
を制御するアプリケーションソフトウエアを備えてお
り、これらのソフトウエアは当該データ処理部1007
を利用してデータ処理を実行するようになされている。
【0009】また、上記コンピュータ1001には、マ
ンマシンインターフェースとして表示デバイス100
9、マウスやキーボードといった外部からの指示を入力
する入力手段である指示デバイス1010も備えられて
いる。さらには、上記コンピュータ1001には、入力
デバイス1003から入力された画像データを保存して
おくためのハードディスク等からなる画像メモリ101
1も備えられている。
【0010】そして、上記入力デバイス1003をコン
ピュータ1001内のインターフェース1006に接続
し、コンピュータ1001内の双方向プリンタインター
フェース1008をプリンタ装置1002に接続するこ
とにより、これらが接続されることとなる。
【0011】実際に印画を行う場合には、以下に示すよ
うな動作が行われる。すなわち、コンピュータ1001
のアプリケーションソフトウエアと画像データの入力デ
バイス1003に対応したデバイスドライバを動作させ
ることで、画像データを入力するためのインターフェー
ス1006を経由して各入力デバイス1003を駆動
し、コンピュータ1001の制御のもと、各入力デバイ
ス1003に画像データを読み取らせる。そして、この
画像データをインターフェース1006を介してコンピ
ュータ1001に入力する。
【0012】次に、指示デバイス1010により外部か
ら入力された指示に基づいて、データ処理部1007の
アプリケーションソフトウエアはコンピュータ1001
に入力された画像データに対して、使用者が所望する画
像編集加工処理を実行する。画像データ処理が伴う場合
には、コンピュータ1001内のデータ処理部1007
により演算処理を行うことで、要求されるデータ処理が
行われる。
【0013】このように使用者の所望する画像編集加工
処理が行われ、印画する画像が決定されると、印画動作
が開始される。すなわち、アプリケーションソフトウエ
アはプリンタドライバを制御し、印画するための各デー
タ処理をデータ処理部1007において実行し、プリン
タ装置1002に出力可能な印画データに変換する。な
お、このとき、コンピュータ1001は双方向プリンタ
インターフェース1008を介してプリンタ装置100
2の状態を把握している。
【0014】そして、上記のようにして変換生成された
印画データは、プリンタ制御命令として構成され、双方
向プリンタインターフェース1008を介してプリンタ
装置1002に送出される。次に、プリンタ装置100
2側では受け取ったプリンタ制御命令に含まれる印画デ
ータに基づいて、ヘッド駆動回路1005によりプリン
トヘッド1004を駆動し、記録媒体上に印画画像を形
成して印画を行う。
【0015】上述の動作におけるデータ処理の具体例と
しては、図19に示すような処理方法が挙げられる。な
お、図19中データの流れを示す線に付随する斜線は8
bit/色のデータであることを示す。コンピュータ1
001の画像データ入力部1012に入力されたRGB
の画像データは、画像データ処理部1013に送られ、
必要に応じて処理がなされる。このとき、必要に応じて
画像メモリ1011内に画像ファイル1011aとして
保持される。そして、RGBの画像データは画像データ
処理部1013からプリンタ装置1002を制御するプ
リンタドライバ1014へと送られる。
【0016】上記プリンタドライバ1014は、RGB
の画像データをCMY印画データに変換するRGB−C
MY変換部1015、必要に応じて色の補正を行う色補
正部1016、CMYの他に黒を抽出する黒抽出下色除
去部1017、プリンタ装置に特有な特性を補正する出
力ガンマ補正及び階調修正部1018、エッジ処理等を
行うシャープネス修正部1019により主に構成され
る。
【0017】すなわち、画像データ処理部1013から
プリンタドライバ1014に送られたRGBの画像デー
タは、先ずCMY印画データに変換され、色補正された
後、黒も含む印画データに変換され(図19中において
は、黒の印画データをKとして示す。)、プリンタ装置
に特有な特性を補正し、エッジ処理等なされた状態で、
プリンタ装置1002へと送出される。なお、このと
き、プリンタ装置1002として印画ドットの有無で画
像を再現するインクジェットプリンタ装置等の二値プリ
ンタ装置を使用する場合には、プリンタドライバ101
4のシャープネス修正部1019の後に二値化部を挿入
する必要があり、プリンタ装置1002として印画ドッ
ト内で階調を表現する昇華型プリンタ装置等のプリンタ
装置を使用する場合には、不要である。
【0018】上記プリンタ装置1002内には、プリン
タ装置の状態に合わせて出力特性の補正を行うと共に、
プリンタ装置に起因するばらつきを抑える出力特性変換
部1020と、前述のヘッド駆動回路1005、プリン
トヘッド1004が備えられている。
【0019】従って、プリンタドライバ1014からプ
リンタ装置1002に送られたCMYKの印画データ
は、出力特性変換部1020を介して、前述のヘッド駆
動回路1005、プリントヘッド1004へと順次送ら
れ、印画がなされる。
【0020】一方の第2の方法についても述べる。上記
第2の方法においては、図20に示すように、入力デバ
イスであるデジタル静止画カメラ1021とプリンタ装
置1022により主に構成されることとなる。
【0021】上記デジタル静止画カメラ1021は、被
写体を撮影する画像撮影部1023と外部からの指示を
入力するシャッター等の指示デバイス1024と撮影し
た画像を一時保存する画像メモリ1025と必要とされ
るデータ処理を行う画像データ処理部1026と撮影し
た画像を表示する表示デバイス1027等により主に構
成される。
【0022】一方のプリンタ装置1022は、プリンタ
装置の状態に合わせて出力特性の補正を行う出力特性変
換回路1028、プリントヘッド1030を駆動するた
めのヘッド駆動回路1029、実際に印画を行うプリン
トヘッド1030等により主に構成される。
【0023】そして、このデジタル静止画カメラ102
1からプリンタ装置1022へのデータの転送方法とし
ては、これらをワイヤー接続し、デジタル静止画カメラ
1021により生成された画像データ、或いは画像デー
タを印画データに変換した後、デジタル信号のまま或い
は画像データをアナログ映像信号に変換してワイヤーに
より転送する方法、IrーDA等を利用してワイヤレス
で転送する方法等が挙げられる。
【0024】実際に印画を行う場合には、以下に示すよ
うな動作が行われる。上記デジタル静止画カメラ102
1においては、撮影の準備状態、すなわち使用者がシャ
ッターを押して撮影を開始する以前から画像撮影部10
23より被写体の画像信号が入力されており、この画像
信号に対して画像データ処理部1026が画像撮影部1
023の特性や撮影条件に対する補正処理を行ってい
る。そして、このように補正された画像が表示デバイス
1027に表示され、使用者は被写体の被写範囲と構図
等の確認をすることができる。表示デバイス1027の
代わりに、或いはこれと共に光学式ファインダーを有す
る場合には、このファインダーを使用しても使用者は上
記確認を行うことが可能である。
【0025】続いて、使用者がシャッター等の指示デバ
イス1024を操作すると、撮影動作が開始される。シ
ャッター等により撮影開始の指示を出すことにより、画
像撮影部1023から入力され、画像データ処理部10
26により画像撮影部1023の特性や撮影条件に対す
る補正処理がなされた画像データが画像メモリ1025
に保存される。保存の際、必要に応じてデータ圧縮を行
うが、これは画像データ処理部1026により行えば良
い。
【0026】次に、画像メモリ1025により保存され
ている画像の印画を行おうとする場合には、使用者はキ
ー等の指示デバイス1024を操作してプリント動作を
起動する。プリント動作が起動されると、画像データ処
理部1026は画像メモリ1025中の所定の画像デー
タを読み出し、必要に応じて画像データを伸長し、プリ
ンタ装置1022に出力するための変換を行う。
【0027】そして、デジタル静止画カメラ1021と
プリンタ装置1022とのインターフェース方式に応じ
て、デジタル画像データまたはアナログ映像信号とし
て、ワイヤー或いはワイヤレス接続によりデータをプリ
ンタ装置1022に転送する。
【0028】プリンタ装置1022側においては、プリ
ント時のプリント出力条件に応じた各補正及び変換が出
力特性変換回路1028で行われ、このデータを元にヘ
ッド駆動回路1029により駆動されたプリントヘッド
1030により記録媒体上に印画が行われる。
【0029】使用者が画像データに対して、編集加工合
成処理を行う場合には、デジタル静止画カメラ1021
内の画像データ処理部1026で表示デバイス1027
に表示される画像を確認しながら指示デバイス1024
により指示を入力して所望の処理を実行すれば良く、画
像データの処理はデジタル静止画カメラ1021内にお
いて行われることとなる。
【0030】上述の動作におけるデータ処理の具体例と
しては、図21に示すような処理方法が挙げられる。な
お、図21中データの流れを示す線に付随する斜線は8
bit/色のデータであることを示す。デジタル静止画
カメラ1021の画像撮影部1023で得られたRGB
の画像データは、画像データ処理部1026に送られ、
必要に応じて処理がなされる。このとき、必要に応じて
画像メモリ1025内に保持される。そして、RGBの
画像データは画像データ処理部1026から画像データ
出力部1031を介してプリンタ装置1022へと送ら
れる。
【0031】上記プリンタ装置1022は、前述の出力
特性変換回路1028、ヘッド駆動回路1029、プリ
ントヘッド1030の他に、先に図19中に示したプリ
ンタドライバ1014と同様の機構を有する。
【0032】すなわち、上記プリンタ装置1022は、
デジタル静止画カメラ1021からの画像データが入力
される画像データ入力部1032を有し、これに接続し
てRGBの画像データをCMY印画データに変換するR
GB−CMY変換部1033、必要に応じて色の補正を
行う色補正部1034、CMYの他に黒を抽出する黒抽
出下色除去部1035、プリンタ装置に特有な特性を補
正する出力ガンマ補正及び階調修正部1036、エッジ
処理等を行うシャープネス修正部1037も有する。
【0033】すなわち、画像データ入力部1032に入
力されたRGBの画像データは、先ずCMY印画データ
に変換され、色補正された後、黒も含む印画データに変
換され(図21中においては、黒の印画データをKとし
て示す。)、プリンタ装置に特有な特性を補正し、エッ
ジ処理等なされた状態で、出力特性変換回路1028へ
と送出される。なお、このとき、プリンタ装置1022
として印画ドットの有無で画像を再現するインクジェッ
トプリンタ装置等の二値プリンタ装置を使用する場合に
は、シャープネス修正部1037の後に二値化部を挿入
する必要があり、プリンタ装置1022として印画ドッ
ト内で階調を表現する昇華型プリンタ装置等のプリンタ
装置を使用する場合には、不要である。
【0034】従って、CMYKの印画データは、出力特
性変換回路1028を介して、前述のヘッド駆動回路1
029、プリントヘッド1030へと順次送られ、印画
がなされる。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な方式で印画を行うと、以下に示すような不都合が生じ
る。
【0036】先ず、第1の方法においては、各周辺機器
を揃え、これらをコンピュータに接続した後、各周辺機
器に適合するデバイスドライバをコンピュータに組み込
む必要があり、非常に煩雑である。また、使用者が所望
する画像入力・編集・加工・合成・補正・印画といった
処理を行うのに適したアプリケーションソフトウエアを
コンピュータにインストールする必要もあり、さらには
上記アプリケーションソフトウエアにより周辺機器を制
御可能なようにアプリケーションソフトウエア及びデバ
イスドライバの設定を行う必要があり、非常に煩雑であ
る。さらにまた、アプリケーションソフトウエアが制御
できない周辺機器に対しては、これら周辺機器を制御す
るアプリケーションソフトウエアが別途必要となり、使
用者は複数のアプリケーションソフトウエアを取り扱
い、さらにその両者間で画像データを転送させなければ
ならず、作業が非常に煩雑である。
【0037】また、コンピュータとして、いわゆるデス
クトップ型やタワー型のコンピュータを使用すると、周
辺機器との接続を行うためには、広い設置面積が必要と
なり、取り扱いも煩雑である。
【0038】さらに、上記アプリケーションソフトウエ
アは、一般的な画像の入力装置並びにプリンタ装置に対
応するため、汎用的な入出力機能を有し、実行する処理
機能に関しても扱う画像データを特定せずに一般的な画
像全般を取り扱うための汎用的な機能を備えているた
め、その使用方法及び機能の内容や操作方法が困難を極
め、一般的な使用者には使いこなすことが困難である。
【0039】さらにまた、上記アプリケーションソフト
ウエアにおいては、対象となる画像データをそのまま入
力し、当該画像データ全体に対して順次、使用者の指示
に従って所望の処理を実行している。このとき、汎用コ
ンピュータに接続されるモニタ装置上には、画像データ
全体がそのままのサイズで表示される、或いはモニタ装
置に表示可能な大きさよりも大きい場合には使用者の指
示によりモニタ装置に出力する際に縮小処理されて表示
されている。さらに、プリンタ装置1002により印画
する場合においても、使用者の指示により画像データに
対して印画に適した大きさとなるように拡大処理或いは
縮小処理を行う必要がある。このため、入力される画像
データのサイズが様々である場合、使用者は画像データ
毎にアプリケーションソフトウエア上で各処理における
最適なサイズに変更しなければならず、操作性が良好と
は言えない。また、頻繁に画像データのサイズの変更を
行うことから、実際に印画されるまでに長時間が必要で
ある。
【0040】このように画像データがそのままのサイズ
ではモニタ装置の表示可能な大きさ及びプリンタ装置1
002の印画可能な大きさより大きい場合、元のサイズ
の画像データに対して、使用者の指示に従って編集・加
工・合成・補正といった所望の処理を実行し、使用者の
指示に従ってモニタ装置に出力する場合及びプリンタ装
置1002により印画する場合に縮小処理を実行するた
め、編集・加工・合成・補正等の処理時は、元の大きな
サイズの画像データに対して各処理を順次実行しなけれ
ばならず、それぞれの処理時間が長くなり、全体では長
時間となると共に、使用者の操作性がその長い各処理の
処理時間のため悪くなっている。そして元のサイズの大
きな画像データに対し各処理を実行することから、それ
ぞれの処理で必要となる画像ワーキングメモリー容量も
多くなり、従って多くのRAM等を持たなければならな
い。
【0041】一方、上記第2の方法においては、画像入
力・編集・加工・合成・補正・印画といった処理は、入
力デバイスの機能に依存しており、処理能力が限られて
いる。また、入力デバイスにプリンタ装置に対して直結
する機能が必要とされること、入力デバイスによって可
能な処理が大きく異なり、操作手順等も変更されてしま
うため、使用者にとっては非常に使いづらいという不都
合が生じている。また、現状では入力デバイスとして銀
塩写真用フィルムスキャナーを使用することはできず、
銀塩写真用フィルムの画像の印画が望まれている。さら
に、現状では入力デバイスとプリンタ装置は1対1の関
係で接続されており、複数の入力デバイスからの画像デ
ータを処理して印画することは不可能である。
【0042】また、上記の方法においても、入力デバイ
ス内の処理部で対象となる画像データ全体に対して、使
用者の指示に従って限られた処理の中の所望の処理を順
次実行し、これをプリンタ装置によりそのまま印画して
いる。この場合、前述したように可能な処理が少なく、
使用者が所望している処理が不可能な場合が多い。さら
に、上記第1の方法と同様に元のサイズの画像データに
対して編集・加工・合成・補正といった処理を実行する
ため処理時間が長くなり、実際に印画されるまでに長時
間が必要である。さらに、限られたRAM容量で実行で
きる処理しか実行することができない。さらにまた、こ
の方法においては、処理能力が限定された入力デバイス
の機能に依存していることから、画像データの使用者が
所望する自由なサイズ変更が難しく、そしてこの画像デ
ータの限定されたサイズ変更のため、対象となる画像デ
ータをプリンタ装置による印画可能な大きさで、記録媒
体上に適したサイズの画像として印画することは困難で
ある。
【0043】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、所望の編集処理を容易に実行す
ることが可能とされ、且つ適当なサイズの印画画像が容
易に得られ、印画までに要する時間も短縮され、操作性
も良好である印画方法及びプリンタ装置を提供すること
を目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る印画方法は、画像データを入力し、上
記画像データに必要に応じて補正処理及び/又は編集処
理を行って処理画像データとし、上記画像データ及び/
又は処理画像データを印画データに変換する印画出力処
理を行い、上記印画データに基づいて印画出力を行うも
のであって、上記入力された画像データの画素数が所定
の範囲内であるかどうかを判定し、上記画素数が所定の
範囲内に無いと判定された場合には、当該画素数が所定
の範囲内となるように画像データに所定の処理を行った
後、必要に応じて補正処理及び/又は編集処理を行うこ
とを特徴とするものである。
【0045】また、本発明に係わる印画方法において
は、上記所定の範囲が画像データの複数の所定の方向に
ついてそれぞれ設けられており、上記入力された画像デ
ータの画素数が各所定の方向について所定の範囲内であ
るかどうかを判定し、上記画素数が所定の方向について
所定の範囲内に無いと判定された場合には、この方向の
画素数が所定の範囲内となるように画像データに所定の
処理を行った後、必要に応じて補正処理及び/又は編集
処理を行うことが好ましい。
【0046】上記本発明の印画方法においては、上記画
像データに対する所定の処理が、拡大処理、縮小処理、
間引き処理、必要な部分を切り出す切り出し処理の中の
何れかであることが好ましい。
【0047】また、本発明のプリンタ装置は、外部より
入力されたデジタル画像データ及び/又はアナログ画像
信号をアナログ・デジタル変換により第1のデジタル画
像データに変換する画像データ入力部と、上記第1のデ
ジタル画像データの画素数が所定の範囲内であるかどう
かを判定し、上記第1のデジタル画像データの画素数を
所定の範囲内とする所定の処理を必要に応じて行って第
2のデジタル画像データとする画素数処理部と、上記第
1のデジタル画像データ及び/又は第2のデジタル画像
データに対して必要に応じて補正処理及び/又は編集処
理を行って処理画像データである第3のデジタル画像デ
ータとするデータ処理部と、上記第1のデジタル画像デ
ータ、第2のデジタル画像データ或いは第3のデジタル
画像データを画像印画部において印画するための印画デ
ータに変換する印画出力処理を行う印画出力処理部と、
上記印画データに基づいて記録媒体上に印画出力する画
像印画部とを有するものである。
【0048】そして、上記本発明のプリンタ装置におい
ては、上記画素数処理部において、画像データ入力部か
ら入力された第1のデジタル画像データの画素数が所定
の範囲内であるかどうかを判定し、上記画素数が所定の
範囲内に無いと判定した場合には、所定の処理を行って
第1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内とし
て第2のデジタル画像データとした後にデータ処理部に
送り、上記データ処理部において必要に応じて補正処理
及び/又は編集処理を行って処理画像データである第3
のデジタル画像データとすることを特徴とする。
【0049】なお、上記本発明のプリンタ装置において
は、上記所定の範囲が第1のデジタル画像データの複数
の所定の方向についてそれぞれ設けられており、上記画
素数処理部においては、第1のデジタル画像データの各
所定の方向の画素数が所定の範囲内であるかどうかを判
定し、上記画素数が所定の方向について所定の範囲内に
無いと判定された場合には、この方向の画素数が所定の
範囲内となるように第1のデジタル画像データに所定の
処理を行って第2のデジタル画像データとすることが好
ましい。
【0050】例えば、第1のデジタル画像データが四辺
形をなし、横方向の画素数は所定の範囲内であるもの
の、縦方向の画素数が所定の範囲外である場合等におい
ては、縦方向の画素数が所定の範囲内となるように第1
のデジタル画像データに所定の処理を行う。
【0051】なお、上記本発明のプリンタ装置において
は、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像デ
ータの画素数が上記画像印画部の印画可能画素数に対し
て占める割合が所定の割合よりも小さい場合に、当該第
1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無い
と判定し、所定の処理として拡大処理を行って第1のデ
ジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第2の
デジタル画像データとすることが好ましい。
【0052】すなわち、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部の印画可能画素数に対して占める割合
が極端に小さい場合、そのまま印画しても画像印画部の
印画可能領域に対して極端に小さい印画画像となってし
まう。そこで、本発明のプリンタ装置においては、上記
画素数処理部において拡大処理を行って第1のデジタル
画像データの画素数を所定の範囲内として第2のデジタ
ル画像データとし、画像印画部において印画可能領域に
適した大きさの印画画像として印画するようにすること
が好ましい。
【0053】また、上記本発明のプリンタ装置において
は、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像デ
ータの画素数が上記画像印画部の印画可能画素数に対し
て占める割合が所定の割合よりも大きい場合に、当該第
1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無い
と判定し、所定の処理として縮小処理を行って第1のデ
ジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第2の
デジタル画像データとすることが好ましい。
【0054】すなわち、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部の印画可能画素数に対して占める割合
が極端に大きい場合、例えば画像印画部の印画可能領域
に対応する画素数よりも大きい場合には、上記画像印画
部における印画可能領域内に第1のデジタル画像データ
全体を印画することが不可能である。そこで、本発明の
プリンタ装置においては、上記画素数処理部において第
1のデジタル画像データに縮小処理を行って第1のデジ
タル画像データの画素数を所定の範囲内として第2のデ
ジタル画像データとし、画像印画部において印画可能領
域に適した大きさの印画画像として印画するようにする
ことが好ましい。
【0055】さらに、上記本発明のプリンタ装置におい
ては、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像
データの画素数が上記画像印画部の印画可能画素数に対
して占める割合が所定の割合よりも大きい場合に、当該
第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無
いと判定し、所定の処理として間引き処理を行って第1
のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第
2のデジタル画像データとすることが好ましい。
【0056】すなわち、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部の印画可能画素数に対して占める割合
が極端に大きい場合、例えば第1のデジタル画像データ
の画素密度が高く、画像印画部の印画可能領域における
印画可能画素密度を越えるために上記のような現象が生
じている場合、上記第1のデジタル画像データを画像印
画部における印画可能領域内に印画することが不可能で
ある。そこで、本発明のプリンタ装置においては、上記
画素数処理部において第1のデジタル画像データに画像
データを間引く間引き処理を行って第1のデジタル画像
データの画素数を所定の範囲内として第2のデジタル画
像データとし、画像印画部において印画可能領域内に適
した画素密度の印画画像として印画するようにすること
が好ましい。
【0057】さらにまた、上記本発明のプリンタ装置に
おいては、上記画素数処理部において、第1のデジタル
画像データの画素数が上記画像印画部の印画可能画素数
に対して占める割合が所定の割合よりも大きい場合に、
当該第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内
に無いと判定し、所定の処理として必要な部分を切り出
す切り出し処理を行って第1のデジタル画像データの画
素数を所定の範囲内として第2のデジタル画像データと
することが好ましい。
【0058】すなわち、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部の印画可能画素数に対して占める割合
が極端に大きい場合、例えば画像印画部の印画可能領域
に対応する画素数よりも大きい場合には、上記第1のデ
ジタル画像データ全体を画像印画部における印画可能領
域内に印画することが不可能である。そこで、本発明の
プリンタ装置においては、画素数処理部において第1の
デジタル画像データに必要な部分を切り出す切り出し処
理を行って画像印画部の印画可能領域に対応する画素以
外の印画可能領域外に対応する画素部分を削除して第1
のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第
2のデジタル画像データとし、画像印画部において印画
可能領域に適した大きさの印画画像として印画するよう
にすることが好ましい。
【0059】本発明に係る印画方法及びプリンタ装置に
おいては、画像データを入力し、入力された画像データ
の画素数が所定の範囲内であるかどうかを判定し、上記
画素数が所定の範囲内に無いと判定した場合には、所定
の処理を行って当該画像データの画素数を所定の範囲内
とした後に、必要に応じて補正処理及び/又は編集処理
を行って処理画像データとし、上記画像データ及び/又
は処理画像データを印画データに変換する印画出力処理
を行い、上記印画データに基づいて印画出力を行う。
【0060】また、本発明に係わる印画方法及びプリン
タ装置においては、上記所定の範囲が画像データの複数
の所定の方向についてそれぞれ設けられており、上記入
力された画像データの画素数が各所定の方向について所
定の範囲内であるかどうかを判定し、上記画素数が所定
の方向について所定の範囲内に無いと判定された場合に
は、この方向の画素数が所定の範囲内となるように画像
データに所定の処理を行った後、必要に応じて補正処理
及び/又は編集処理を行う。
【0061】このため、画像データの画素数が印画出力
可能な画素数と略同一でない場合、言い換えれば画像デ
ータの大きさが印画出力可能な大きさと略同一でない場
合、具体的には画像データが例えば四辺形をなす場合
に、横方向の画素数は所定の範囲内であるものの、縦方
向の画素数が所定の範囲外である場合等ににおいても、
所定の処理により画素数を所定の範囲内とすることで画
像データを印画出力可能領域に適した大きさとし、適切
な大きさの画像として印画がなされる。
【0062】また、画像データの画素数が印画出力可能
な画素数と略同一でなく、画像データの画素密度が印画
出力可能な画素密度と略同一でない場合においても、所
定の処理により画素数を所定の範囲内とすることで画像
データを印画出力可能領域に適した画素密度とし、適切
な画素密度の画像として印画がなされる。
【0063】特に、画像データの大きさが印画出力可能
な大きさよりも大きい場合には、縮小処理或いは切り出
し処理により画素数を低減させ、画像データの画素密度
が印画出力可能な画素密度よりも大きい場合には、間引
き処理により画素数を低減させるため、補正処理及び/
又は編集処理において処理する画素数、すなわちデータ
数が少なく、処理時間が短縮される。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0065】本発明に係る印画方法は、画像データを入
力し、上記画像データに必要に応じて補正処理及び/又
は編集処理を行って処理画像データとし、上記画像デー
タ及び/又は処理画像データを印画データに変換する印
画出力処理を行い、上記印画データに基づいて印画出力
を行うものであって、上記入力された画像データの画素
数が所定の範囲内であるかどうかを判定し、上記画素数
が所定の範囲内に無いと判定された場合には、当該画素
数が所定の範囲内となるように画像データに所定の処理
を行った後、必要に応じて補正処理及び/又は編集処理
を行うことを特徴とするものである。
【0066】また、本発明に係わる印画方法において
は、上記所定の範囲が画像データの複数の所定の方向に
ついてそれぞれ設けられており、上記入力された画像デ
ータの画素数が各所定の方向について所定の範囲内であ
るかどうかを判定し、上記画素数が所定の方向について
所定の範囲内に無いと判定された場合には、この方向の
画素数が所定の範囲内となるように画像データに所定の
処理を行った後、必要に応じて補正処理及び/又は編集
処理を行うことが好ましい。
【0067】上記本発明の印画方法においては、上記画
像データに対する所定の処理が、拡大処理、縮小処理、
間引き処理、必要な部分を切り出す切り出し処理の中の
何れかであることが好ましい。
【0068】本発明の印画方法によれば、画像データの
画素数が印画出力可能な画素数と略同一でない場合、言
い換えれば画像データの大きさが印画出力可能な大きさ
と略同一でない場合、さらに具体的には画像データが例
えば四辺形をなす場合に、横方向の画素数は所定の範囲
内であるものの、縦方向の画素数が所定の範囲外である
場合等においても、所定の処理により画素数を所定の範
囲内とすることで画像データを印画出力可能領域に適し
た大きさとし、適切な大きさの画像として印画すること
が可能であり、適当なサイズの印画画像が容易に得られ
る。
【0069】また、本発明の印画方法によれば、画像デ
ータの画素数が印画出力可能な画素数と略同一でなく、
画像データの画素密度が印画出力可能な画素密度と略同
一でない場合においても、所定の処理により画素数を所
定の範囲内とすることで画像データを印画出力可能領域
に適した画素密度とし、適切な画素密度の画像として印
画することが可能である。
【0070】特に、画像データの大きさが印画出力可能
な大きさよりも大きい場合には、縮小処理或いは切り出
し処理により画素数を低減させ、画像データの画素密度
が印画出力可能な画素密度よりも大きい場合には、間引
き処理により画素数を低減させるため、補正処理及び/
又は編集処理において処理する画素数、すなわちデータ
数が少なく、処理時間が短縮され、印画までに要する時
間も短縮され、操作性も良好となる。
【0071】本発明のプリンタ装置は、図1に示すよう
に外部より入力されたデジタル画像データ及び/又はア
ナログ画像信号をアナログ・デジタル変換により第1の
デジタル画像データに変換する画像データ入力部1と、
上記第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内
であるかどうかを判定し、上記第1のデジタル画像デー
タの画素数を所定の範囲内とする所定の処理を必要に応
じて行って第2のデジタル画像データとする画素数処理
部と、上記第1のデジタル画像データ及び/又は第2の
デジタル画像データに対して必要に応じて補正処理及び
/又は編集処理を行って処理画像データである第3のデ
ジタル画像データとするデータ処理部であるデータ加工
部5と、上記第1のデジタル画像データ、第2のデジタ
ル画像データ或いは第3のデジタル画像データを画像印
画部3において印画するための印画データに変換する印
画出力処理を行う印画出力処理部24と、上記印画デー
タに基づいて記録媒体上に印画出力する画像印画部3と
を有するものである。
【0072】そして、上記本発明のプリンタ装置におい
ては、上記画素数処理部において、画像データ入力部1
から入力された第1のデジタル画像データの画素数が所
定の範囲内であるかどうかを判定し、上記画素数が所定
の範囲内に無いと判定した場合には、所定の処理を行っ
て第1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内と
して第2のデジタル画像データとした後にデータ加工部
5に送り、上記データ加工部5において必要に応じて補
正処理及び/又は編集処理を行って処理画像データであ
る第3のデジタル画像データとする。
【0073】なお、上記本発明のプリンタ装置において
は、上記所定の範囲が第1のデジタル画像データの複数
の所定の方向についてそれぞれ設けられており、上記画
素数処理部においては、第1のデジタル画像データの各
所定の方向の画素数が所定の範囲内であるかどうかを判
定し、上記画素数が所定の方向について所定の範囲内に
無いと判定された場合には、この方向の画素数が所定の
範囲内となるように第1のデジタル画像データに所定の
処理を行って第2のデジタル画像データとすることが好
ましい。
【0074】例えば、第1のデジタル画像データが四辺
形をなし、横方向の画素数は所定の範囲内であるもの
の、縦方向の画素数が所定の範囲外である場合等におい
ては、縦方向の画素数が所定の範囲内となるように第1
のデジタル画像データに所定の処理を行う。
【0075】また、上記本発明のプリンタ装置において
は、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像デ
ータの画素数が上記画像印画部3の印画可能画素数に対
して占める割合が所定の割合よりも小さい場合に、当該
第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無
いと判定し、所定の処理として拡大処理を行って第1の
デジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第2
のデジタル画像データとすることが好ましい。
【0076】すなわち、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割
合が極端に小さい場合、そのまま印画しても画像印画部
3の印画可能領域に対して極端に小さい印画画像となっ
てしまう。そこで、本発明のプリンタ装置においては、
画素数処理部において拡大処理を行って第1のデジタル
画像データの画素数を所定の範囲内として第2のデジタ
ル画像データとし、画像印画部3において印画可能領域
に適した大きさの印画画像として印画するようにしてい
る。
【0077】また、上記本発明のプリンタ装置において
は、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像デ
ータの画素数が上記画像印画部3の印画可能画素数に対
して占める割合が所定の割合よりも大きい場合に、当該
第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無
いと判定し、所定の処理として縮小処理を行って第1の
デジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第2
のデジタル画像データとすることが好ましい。
【0078】すなわち、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割
合が極端に大きい場合、例えば画像印画部3の印画可能
領域に対応する画素数よりも大きい場合には、上記画像
印画部3における印画可能領域内に第1のデジタル画像
データ全体を印画することが不可能である。そこで、本
発明のプリンタ装置においては、画素数処理部において
第1のデジタル画像データに縮小処理を行って第1のデ
ジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第2の
デジタル画像データとし、画像印画部3において印画可
能領域に適した大きさの印画画像として印画するように
している。
【0079】さらに、上記本発明のプリンタ装置におい
ては、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像
データの画素数が上記画像印画部3の印画可能画素数に
対して占める割合が所定の割合よりも大きい場合に、当
該第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に
無いと判定し、所定の処理として間引き処理を行って第
1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内として
第2のデジタル画像データとすることが好ましい。
【0080】すなわち、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割
合が極端に大きい場合、例えば第1のデジタル画像デー
タの画素密度が高く、画像印画部3の印画可能領域にお
ける印画可能画素密度を越えるために上記のような現象
が生じている場合、上記第1のデジタル画像データを画
像印画部3における印画可能領域内に印画することが不
可能である。そこで、本発明のプリンタ装置において
は、画素数処理部において第1のデジタル画像データに
画像データを間引く間引き処理を行って第1のデジタル
画像データの画素数を所定の範囲内として第2のデジタ
ル画像データとし、画像印画部3において印画可能領域
内に適した画素密度の印画画像として印画するようにし
ている。
【0081】さらにまた、上記本発明のプリンタ装置に
おいては、上記画素数処理部において、第1のデジタル
画像データの画素数が上記画像印画部の印画可能画素数
に対して占める割合が所定の割合よりも大きい場合に、
当該第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内
に無いと判定し、所定の処理として必要な部分を切り出
す切り出し処理を行って第1のデジタル画像データの画
素数を所定の範囲内として第2のデジタル画像データと
することが好ましい。
【0082】すなわち、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割
合が極端に大きい場合、例えば画像印画部3の印画可能
領域に対応する画素数よりも大きい場合には、上記第1
のデジタル画像データ全体を画像印画部3における印画
可能領域内に印画することが不可能である。そこで、本
発明のプリンタ装置においては、画素数処理部において
第1のデジタル画像データに必要な部分を切り出す切り
出し処理を行って画像印画部3の印画可能領域に対応す
る画素以外の印画可能領域外に対応する画素部分を削除
して第1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内
として第2のデジタル画像データとし、画像印画部3に
おいて印画可能領域に適した大きさの印画画像として印
画するようにするようにしている。
【0083】上述のことから、本発明に係るプリンタ装
置においては、画像データ入力部1より入力された第1
のデジタル画像データの画素数が画像印画部3において
印画出力可能な画素数と略同一でない場合、言い換えれ
ば第1のデジタル画像データの大きさが印画出力可能な
大きさと略同一でない場合においても、第1のデジタル
画像データに所定の処理を行って画素数が所定の範囲内
である第2のデジタル画像データとすることで画像印画
部3の印画出力可能領域に適した大きさとすることが可
能である。そして、上記第2のデジタル画像データに対
して必要に応じて補正処理及び/又は編集処理を行って
第3のデジタル画像データとして、上記第2のデジタル
画像データ或いは第3のデジタル画像データを印画デー
タに変換して、印画出力することから適切な大きさの画
像として印画が行われ、適当なサイズの印画画像が容易
に得られる。
【0084】また、画像データ入力部1より入力された
第1のデジタル画像データの画素数が画像印画部3によ
り印画出力可能な画素数と略同一でなく、第1のデジタ
ル画像データの画素密度が画像印画部3において印画出
力可能な画素密度と略同一でない場合においても、第1
のデジタル画像データに所定の処理を行って画素数が所
定の範囲内である第2のデジタル画像データとすること
で画像印画部3の印画出力可能領域に適した画素密度と
することが可能である。そして、上記第2のデジタル画
像データに対して必要に応じて補正処理及び/又は編集
処理を行って第3のデジタル画像データとして、上記第
2のデジタル画像データ或いは第3のデジタル画像デー
タを印画データに変換して、印画出力することから適切
な画素密度の画像として印画を行うことが可能である。
【0085】特に、上記本発明のプリンタ装置において
は、第1のデジタル画像データの大きさが画像印画部3
の印画出力可能な大きさよりも大きい場合には、画素数
処理部において第1のデジタル画像データに縮小処理或
いは切り出し処理を行って画素数を低減させた第2のデ
ジタル画像データとし、第1のデジタル画像データの画
素密度が画像印画部3の印画出力可能な画素密度よりも
大きい場合には、画素数処理部において第1のデジタル
画像データに間引き処を行って画素数を低減させた第2
のデジタル画像データとし、これを補正処理及び/又は
編集処理することから、これら各処理において処理する
画素数、すなわちデータ数が少なく、処理時間が短縮さ
れ、印画までに要する時間も短縮され、操作性も良好と
なる。
【0086】さらに、上記本発明のプリンタ装置におい
ては、前述の画像データ入力部1、画素数処理部、デー
タ加工部5、印画出力処理部24、画像印画部3の他
に、上記第1のデジタル画像データ及び/又は第2のデ
ジタル画像データ及び/又は第3のデジタル画像データ
を表示出力する画像表示出力部2、上記画像表示出力部
2における表示画質を規定する表示出力特性設定を補正
する及び/又は上記画像印画部3における印画画質を規
定する印画特性設定を補正する特性補正部4も有する。
なお、上記データ加工部5と特性補正部4は画像処理部
6内に配されている。
【0087】さらに、このプリンタ装置は、上記画像デ
ータ入力部1内に、アナログ画像信号を入力するアナロ
グ画像信号入力手段及び/又はデジタル画像データを入
力するデジタル画像データ入力手段である画像入力手段
7を有する。
【0088】さらにまた、このプリンタ装置は、外部か
ら指示を入力する入力手段として指示デバイス8を有し
ている。
【0089】すなわち、上記プリンタ装置においては、
画像データ入力部1内の画像入力手段7によりデジタル
画像データ及び/又はアナログ画像信号を入力し、これ
を画像入力手段7内でアナログ・デジタル変換により第
1のデジタル画像データに変換して、画像処理部6に出
力する。
【0090】このとき、本発明のプリンタ装置において
は、画素数処理部において第1のデジタル画像データの
画素数が所定の範囲内であるかどうかを判定し、上記画
素数が所定の範囲内に無いと判定された場合には、当該
画素数が所定の範囲内となるように第1のデジタル画像
データに所定の処理を行って画素数が所定の範囲内であ
る第2のデジタル画像データとする。上記画素数処理部
において、第1のデジタル画像データの画素数が所定の
範囲内であると判定された場合には、そのまま画像処理
部6に出力すれば良い。
【0091】上記画素数処理部における画素数の判定及
び所定の処理は、画像データ入力部1で変換された第1
のデジタル画像データが画像処理部6内において必要に
応じて補正処理及び/又は編集処理されるまでに行われ
れば良く、画素数処理部は例えば画像データ入力部1と
画像処理部6間に独立して設けても良く、画像データ入
力部1或いは画像処理部6内のデータ加工部5に設けて
も良い。
【0092】そして、この画像処理部6内のデータ加工
部5において必要に応じて上記第1のデジタル画像デー
タ及び/又は第2のデジタル画像データに補正処理及び
/又は編集処理を行い、第3のデジタル画像データとす
る。
【0093】続いて上記第3のデジタル画像データを特
性補正部4を介して画像表示出力部2及び画像印画部3
に出力して、画像を表示及び印画する。
【0094】このとき、第1のデジタル画像データの画
素数が画像印画部3の印画可能領域に対応する画素数よ
りも大きい場合には、画素数処理部において縮小処理等
がなされて第2のデジタル画像データとなされた状態で
必要に応じて第3のデジタル画像データとされて画像表
示出力部2に表示出力されるため、上記画像表示出力部
2における画像表示可能領域と画像印画部3における印
画可能領域を対応させておけば、画像全体の表示が容易
になされて操作性も良好である。
【0095】上述の例においては、第3のデジタル画像
データを表示及び印画する例について述べたが、第1の
デジタル画像データ及び/又は第2のデジタル画像デー
タをそのまま表示及び印画することが可能であることは
言うまでもない。すなわち、第1のデジタル画像データ
をそのまま表示及び印画する場合は、画像データ入力部
1内の画像入力手段7によりデジタル画像データ及び/
又はアナログ画像信号を入力し、これを画像入力手段7
内でアナログ・デジタル変換により第1のデジタル画像
データに変換して、画像処理部6に出力する。そして、
そのまま、特性補正部4を介して画像表示出力部2及び
画像印画部3に出力して、画像を表示及び印画する。一
方、第2のデジタル画像データをそのまま表示及び印画
する場合は、画素数処理部において第1のデジタル画像
データを処理して第2のデジタル画像データとし、その
まま、特性補正部4を介して画像表示出力部2及び画像
印画部3に出力して、画像を表示及び印画する。
【0096】なお、上記プリンタ装置においては、上記
画像印画部3における印画画質を規定する印画特性設定
に対応して、上記画像表示出力部2における表示画質を
規定する表示出力特性設定を補正する、或いは上記画像
表示出力部2における表示画質を規定する表示出力特性
設定に対応して、上記画像印画部3における印画画質を
規定する印画特性設定を補正するようにしている。この
結果、画像表示出力部2における表示画像と、画像印画
部3による印画画像が視覚的に同等な画質として表現さ
れることとなる。
【0097】次に、個々の構成部材について詳細に説明
する。
【0098】このプリンタ装置においては、上記画像入
力手段7として、アナログ画像信号入力ポート或いはデ
ジタル画像データ入力ポートとして機能する画像データ
インターフェース部9、ディスクドライブ或いはメモリ
ドライブであるリムーバブルメディアドライブ部10、
光電変換素子を備えるスキャナーであるフィルム読み取
り部11、デジタル画像データ入力ポートとして機能す
るコンピュータインターフェース部12を備えている。
【0099】上記画像データインターフェース部9は、
図1中外部接続機器13として示されるデジタル静止画
カメラ14やデジタルビデオカメラ、原稿読み取りスキ
ャナー等の被写体や原稿等を画像データとして処理する
装置やデバイスと画像データ入出力部27を接続するイ
ンターフェース部分である。
【0100】なお、上記画像データインターフェース部
9は、物理的接続部として機能する他、外部接続機器1
3を制御し、デジタル化された画像データの取り込み部
(デジタル画像データ入力ポート)としても機能する。
上記外部接続機器13との接続方法としては、ワイヤー
接続の他、赤外線及び電磁波等によるワイヤレス接続が
挙げられる。
【0101】また、上記画像データインターフェース部
9においては、NTSC映像信号、PAL映像信号、R
GB映像信号、S端子映像信号のようなアナログ映像信
号を入力し(アナログ画像信号入力ポートとして機能
し)、それをデジタル化して画像データとして生成でき
るようにしても良い。
【0102】デジタルビデオカメラやアナログ映像信号
のように連続した画像、すなわち動画像を入力するとき
には、動画像をそのまま画像表示出力部2として示す表
示デバイス15又は出力ポート16に接続される外部モ
ニタへ映像信号として出力しておき、指示デバイス8に
より使用者が所望の画像を選択する指示を出せば、後述
のヒューマンインターフェース部28の制御により、上
記画像データインターフェース部9に選択された動画像
をデジタル化した静止画像である画像データとして取り
込ませることも可能である。
【0103】このようにして取り込まれた画像データは
画像データ入出力部27を経由してデータ加工部5に送
られるが、上記画像データは、取り込まれた順に順次送
付されても、一定のデータ量からなるブロック単位で順
次送付されても、或いは1枚の完全な画像データ単位で
送付されても良い。
【0104】上記リムーバブルメディアドライブ部10
は、図1中外部接続機器13として示されるリムーバブ
ルメディア17等を駆動することで画像データの読み書
きを行う部分である。
【0105】上記リムーバブルメディア17としては、
磁気カード、磁気ディスクや光ディスク、光磁気ディス
ク、フラッシュメモリやROMやRAMから構成される
ICメモリカード等が挙げられる。
【0106】上記リムーバブルメディアドライブ部10
は物理的な機構部の駆動を必要とするメディアについて
は、その機構の駆動制御も行うようになされている。
【0107】このようにして取り込まれた画像データ
は、画像データ入出力部27を経由してデータ加工部5
に送られるが、上記画像データは、取り込まれた順に順
次送付されても、一定のデータ量からなるブロック単位
で順次送付されても、或いは1枚の完全な画像データ単
位で送付されても良い。
【0108】また、メディア内に複数の画像データがあ
る場合には、順次或いは各画像データを縮小した状態で
画像表示出力部2として示す表示デバイス15又は出力
ポート16に接続されるモニターへ映像信号として出力
しておき、指示デバイス8により使用者が所望の画像を
選択する指示を出すと、後述のヒューマンインターフェ
ース部28の制御により、上記リムーバブルメディアド
ライブ部10が選択された画像データを画像データ入出
力部27に送って、データ加工部5により所定の処理を
行わせることも可能である。反対に、データ加工部5に
より所定の処理を行った画像データをヒューマンインタ
ーフェース部28の制御により、画像データ入出力部2
7を経由して上記リムーバブルメディアドライブ部10
に送り、このリムーバブルメディアドライブ部10がリ
ムーバブルメディア17に書き込んで保存することも可
能である。
【0109】上記フィルム読み取り部11は、いわゆる
通常の35mmフィルムや画像に関連した磁気情報を有
する例えばいわゆるAPS(Advanced Pho
toSystem)フィルム、大型ロールタイプフィル
ム、シートタイプフィルムといった図1中外部接続機器
13として示される写真用フィルム18を読み取って画
像データに変換する部分である。
【0110】すなわち、上記フィルム読み取り部11
は、フィルム中の画像を読み取るCCDラインセンサ
ー、フォトダイオード、フォトトランジスター、CCD
イメージセンサー、C−MOSイメージセンサーといっ
た光電変換素子と、この光電変換素子を駆動制御する光
電変換素子駆動部、目的とする画像が光電変換素子に対
応するようにフィルムを駆動制御する駆動制御部により
主に構成され、光電変換素子によりフィルム中の画像は
読み取られてデジタル画像データに変換される。
【0111】このようにして取り込まれた画像データ
は、画像データ入出力部27を経由してデータ加工部5
に送られるが、上記画像データは、取り込まれた順に順
次送付されても、一定のデータ量からなるブロック単位
で順次送付されても、或いは1枚の完全な画像データ単
位で送付されても良い。
【0112】また、フィルム内に複数の画像が記録され
ている場合には、各々読み取られた画像をそのまま或い
は各画像を縮小した状態、或いは読み取り時のピッチを
疎状態にした読み取り密度の低い疎読み取りを行った画
像として画像表示出力部2として示す表示デバイス15
又は出力ポート16に接続されるモニターへ映像信号と
して出力しておき、指示デバイス8により使用者が所望
の画像を選択する指示を出すと、後述のヒューマンイン
ターフェース部28の制御により、上記フィルム読み取
り部11が選択された画像データを画像データ入出力部
27に送って、データ加工部5により所定の処理を行わ
せることも可能である。なお、上述のように疎読み取り
とした場合には、再度通常のピッチでの読み取りが行わ
れる。
【0113】このフィルム読み取り部11内において、
フィルムが光電変換素子の読み取り範囲に対して傾く、
或いはフィルム中の画像の構図が好適でない場合には、
ヒューマンインターフェース部28の制御により、使用
者の指示やソフトウエアの処理により自動的にフィルム
のセッティング位置や光電変換素子の読み取り位置を修
正して再度読み取らせることも可能である。
【0114】なお、上記フィルム読み取り部11に光電
変換素子の特性を補正する機能及び光電変換する際の照
明の特性を補正する機能を持たせても良い。ただし、こ
れらの補正のための処理がデジタル処理として行える場
合には、フィルム読み取り部11で行わず、データ加工
部5にて行うようにしても良い。
【0115】写真用フィルム18の中でも、特にAPS
フィルムを光電変換素子により読み取る場合には、フィ
ルム読み取り部11内に磁気ヘッドも併設し、読み取り
動作と同時にAPSフィルム上に記録されている撮影に
関する磁気データを読み取る。この磁気データは画像デ
ータに関連した撮影データとしてヒューマンインターフ
ェース部28の制御により、画像表示出力部2により表
示したり、データ加工部5のデータ加工時に使用され、
画像データとともに保存される。
【0116】上記のような写真用フィルム18を印画す
る場合、従来においては、汎用コンピュータを中心とし
たシステムを用いていたが、本例のプリンタ装置を使用
すれば、汎用コンピュータを使用することなく、容易に
印画を実施することが可能である。
【0117】上記コンピュータインターフェース部12
は、図1中外部接続機器13として示されるホストコン
ピュータ19と画像データ入出力部27を接続するイン
ターフェース部分であり、Bi−Centronic
s、IEEE−1394、USB、SCSI等の高速イ
ンターフェースが使用される。このコンピュータインタ
ーフェース部12では、各インターフェースの制御、及
び各インターフェースを使用して画像データを双方向に
送受信するためのコマンド及びレスポンスを含んだ各種
プロトコル制御を行う。送受信される画像データは、ラ
イン単位又はブロック単位又は面単位で取り扱われる。
【0118】これまで、コンピュータの画像をプリンタ
ーによりプリントアウトする場合には、コンピュータ上
のプリンタドライバにおいて、プリントアウトするため
の各種処理を行う必要があった。これに対し、上記プリ
ンタ装置においては、データ加工部5及び特性補正部4
によりこれらの処理が行われるため、ホストコンピュー
タ19のプリンタドライバによる処理が大幅に削減され
る。すなわち、ホストコンピュータ19の処理にかかる
時間が短時間となり、ホストコンピュータ19はプリン
ト以外の動作をすぐに実行することが可能となり、ホス
トコンピュータ19のCPU占有時間を短時間にするこ
とも可能となる。
【0119】また、このプリンタ装置においては、これ
まで述べた各種の画像入力手段7から入力された画像デ
ータにデータ加工部5により各種処理を行った結果をホ
ストコンピュータ19に送り、ホストコンピュータ19
の他のソフトウエアで各種処理を行って当該ホストコン
ピュータ19内に保存することも可能である。
【0120】ここでは、画像入力手段7として4種類の
手段を述べたが、これに限定されるものではなく、本発
明の主旨を逸脱しない範囲で必要に応じた画像入力手段
7を備えていれば良い。
【0121】次に、上記画像データ入出力部27である
が、画像入力手段7と画像処理部6内のデータ加工部5
との間の画像データの転送を制御する部分である。すな
わち、画像入力手段7において外部より入力されたデジ
タル画像データ及び/又はアナログ画像信号をアナログ
・デジタル変換して得られた第1のデジタル画像データ
をデータ加工部5に転送する部分である。
【0122】また、この画像データ入出力部27には、
画像データの転送タイミング及び転送元と転送先との調
整を図り、画像データ同士の衝突等を防止する機能も有
する。更には、各種の画像入力手段から入力された画像
データを同様に取り扱えるように調整する機能を有して
いても良い。
【0123】上記画像データ入出力部27においては、
画像入力手段7のうち、画像データインターフェース部
9とフィルム読み取り部11からは画像データの受信を
行い、リムーバブルメディアドライブ部10とコンピュ
ータインターフェース部12に対しては画像データの送
受信を行っている。すなわち、上記画像データ入力部1
は、データ入出力部として機能している。この画像デー
タ入力部1における画像データの送受信のタイミング、
画像データの選択等の制御は、使用者の指示に従う場合
には、後述のヒューマンインターフェース部28からの
指示に基づいて実行され、自動的に行う場合にはデータ
加工部5からの制御に基づいて実行される。
【0124】以上、画像データの入力部分について述べ
てきたが、本発明のプリンタ装置において特徴的な部分
としては、前述の画素数処理部が挙げられる。画像デー
タインターフェース部9やリムーバブルメディアドライ
ブ部10から入力されるデジタル画像データは第1のデ
ジタル画像データに変換され、上記画素数処理部におい
て、上記第1のデジタル画像データの画素数が所定の範
囲内であるかどうかが判定され、上記第1のデジタル画
像データの画素数を所定の範囲内とする所定の処理が必
要に応じて行われて第2のデジタル画像データが生成さ
れる。すなわち、上記画像データインターフェース部9
やリムーバブルメディアドライブ部10が画素数処理部
として機能することとなる。
【0125】また、画像データインターフェース部9や
フィルム読み取り部11からアナログ画像信号や写真用
フィルムのようなアナログ画像信号をアナログ・デジタ
ル変換して第1のデジタル画像データとして取り込む場
合にも、上記画素数処理部において、上記第1のデジタ
ル画像データの画素数が所定の範囲内であるかどうかが
判定され、上記第1のデジタル画像データの画素数を所
定の範囲内とする所定の処理が必要に応じて行われて第
2のデジタル画像データが生成される。この場合には、
サンプリングクロックや光電変換素子によるスキャン速
度を変化させて、必要に応じて上記のような第2のデジ
タル画像データを生成する。或いは、上記第1のデジタ
ル画像データに対し、必要に応じて所定の処理をデジタ
ル信号処理において実行し、上記のような第2のデジタ
ル画像データを生成する。すなわち、画像データインタ
ーフェース部9やフィルム読み取り部11が画素数処理
部として機能することとなる。
【0126】さらに、コンピュータインターフェース部
12を経由して外部のホストコンピュータ19から画像
データを転送する場合にはホストコンピュータ19とコ
ンピュータインターフェース部12とでコマンド/レス
ポンス情報を送受し、必要とする画像データを転送する
か、或いは元の画像データを転送し、コンピュータイン
ターフェース部12で第1のデジタル画像データの画素
数が所定の範囲内であるかどうかが判定され、上記第1
のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内とする所
定の処理が必要に応じて行われて第2のデジタル画像デ
ータが生成される。すなわち、上記コンピュータインタ
ーフェース部12が画素数処理部として機能することと
なる。
【0127】一方、画像入力手段7において既に、第1
のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内であるか
どうかが判定され、上記第1のデジタル画像データの画
素数を所定の範囲内とする所定の処理が必要に応じて行
われて第2のデジタル画像データが生成されており、こ
れが元の第1のデジタル画像データの付加情報または関
連情報とされている場合には、上記第2のデジタル画像
データが画像入力手段7から画像処理部6へ出力され
る。
【0128】上述の例においては、画像入力手段7にお
いて、第2のデジタル画像データを生成する或いは既に
生成されている第2のデジタル画像データを入力する
例、画像入力手段7が画素数処理部として機能する例に
ついて述べたが、これ以外に、これら画像入力手段7で
は画素数が所定の範囲内かどうかの判定と画素数を所定
の範囲内とする所定の処理を行わず、後述する画像処理
部6内のデータ加工部5で画素数を所定の範囲内とする
所定の処理を行い、上記データ加工部5を画素数処理部
として機能させても良い。
【0129】上記本発明のプリンタ装置においては、上
記画素数処理部において、以下に示すような場合に、第
1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無い
と判定し、所定の処理を行って第2のデジタル画像デー
タとする。
【0130】すなわち、上記本発明のプリンタ装置にお
いては、上記所定の範囲が第1のデジタル画像データの
複数の所定の方向についてそれぞれ設けられており、上
記画素数処理部において、第1のデジタル画像データの
各所定の方向の画素数が所定の範囲内であるかどうかを
判定し、上記画素数が所定の方向について所定の範囲内
に無いと判定し、この方向の画素数が所定の範囲内とな
るように第1のデジタル画像データに所定の処理を行っ
て第2のデジタル画像データとする。
【0131】例えば、第1のデジタル画像データが四辺
形をなし、横方向の画素数は所定の範囲内であるもの
の、縦方向の画素数が所定の範囲外である場合等におい
ては、そのまま記録媒体上に印画しても画像印画部3の
印画可能領域に合わない印画画像となってしまう。そこ
で、本発明のプリンタ装置においては、画素数処理部に
おいて所定の処理を行って第1のデジタル画像データの
縦方向の画素数を所定の範囲内として第2のデジタル画
像データとし、画像印画部3において印画可能領域に適
した大きさの印画画像として印画するようにしている。
【0132】また、上記本発明のプリンタ装置において
は、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像デ
ータの画素数が上記画像印画部3の印画可能画素数に対
して占める割合が所定の割合よりも小さい場合に、当該
第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無
いと判定し、所定の処理として拡大処理を行って第1の
デジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第2
のデジタル画像データとする。
【0133】例えば、第1のデジタル画像データの画素
数が画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割合
が極端に小さい場合、そのまま記録媒体上に印画しても
画像印画部3の印画可能領域に対して極端に小さい印画
画像となってしまう。そこで、本発明のプリンタ装置に
おいては、画素数処理部において拡大処理を行って第1
のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第
2のデジタル画像データとし、画像印画部3において印
画可能領域に適した大きさの印画画像として印画するよ
うにしている。
【0134】しかしながら、上記拡大処理の拡大率を大
きくし過ぎると、印画画像の画質劣化が使用者に観察さ
れ易く、好ましくない。そこで、上記のような拡大率の
最大値は前もって設定しておく。また、拡大処理を実行
するにあたっては、様々な手法があり、各手法によって
拡大率の許容できる最大値が異なることから、この拡大
の手法及び拡大率は可変としておくことが好ましい。
【0135】また、上記本発明のプリンタ装置において
は、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像デ
ータの画素数が上記画像印画部3の印画可能画素数に対
して占める割合が所定の割合よりも大きい場合に、当該
第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無
いと判定し、所定の処理として縮小処理を行って第1の
デジタル画像データの画素数を所定の範囲内として第2
のデジタル画像データとする。
【0136】上記第1のデジタル画像データの画素数が
画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割合が極
端に大きい場合、例えば画像印画部3の印画可能領域に
対応する画素数よりも大きい場合には、上記画像印画部
3における印画可能領域内に第1のデジタル画像データ
全体を印画することが不可能である。そこで、本発明の
プリンタ装置においては、画素数処理部において第1の
デジタル画像データに縮小処理を行って第1のデジタル
画像データの画素数を所定の範囲内として第2のデジタ
ル画像データとし、画像印画部3において印画可能領域
に適した大きさの印画画像として印画するようにしてい
る。
【0137】さらに、上記本発明のプリンタ装置におい
ては、上記画素数処理部において、第1のデジタル画像
データの画素数が上記画像印画部3の印画可能画素数に
対して占める割合が所定の割合よりも大きい場合に、当
該第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内に
無いと判定し、所定の処理として間引き処理を行って第
1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内として
第2のデジタル画像データとする。
【0138】上記第1のデジタル画像データの画素数が
画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割合が極
端に大きい場合、例えば第1のデジタル画像データの画
素密度が高く、画像印画部3の印画可能領域における印
画可能画素密度を越えるために上記のような現象が生じ
ている場合、上記第1のデジタル画像データを画像印画
部3における印画可能領域内に印画することが不可能で
ある。そこで、本発明のプリンタ装置においては、画素
数処理部において第1のデジタル画像データに画像デー
タを間引く間引き処理を行って第1のデジタル画像デー
タの画素数を所定の範囲内として第2のデジタル画像デ
ータとし、画像印画部3において印画可能領域内に適し
た画素密度の印画画像として印画するようにしている。
【0139】さらにまた、上記本発明のプリンタ装置に
おいては、上記画素数処理部において、第1のデジタル
画像データの画素数が上記画像印画部3の印画可能画素
数に対して占める割合が所定の割合よりも大きい場合
に、当該第1のデジタル画像データの画素数が所定の範
囲内に無いと判定し、所定の処理として必要な部分を切
り出す切り出し処理を行って第1のデジタル画像データ
の画素数を所定の範囲内として第2のデジタル画像デー
タとする。
【0140】上記第1のデジタル画像データの画素数が
画像印画部3の印画可能画素数に対して占める割合が極
端に大きい場合、例えば画像印画部3の印画可能領域に
対応する画素数よりも大きい場合には、上記第1のデジ
タル画像データ全体を画像印画部3における印画可能領
域内に印画することが不可能である。そこで、本発明の
プリンタ装置においては、画素数処理部において第1の
デジタル画像データに必要な部分を切り出す切り出し処
理を行って画像印画部3の印画可能領域に対応する画素
以外の印画可能領域外に対応する画素部分を削除して第
1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内として
第2のデジタル画像データとし、画像印画部3において
印画可能領域に適した大きさの印画画像として印画する
ようにしている。ただし、この場合、当然のことながら
画像の内容に影響を及ぼさない範囲で切り出し処理を行
う必要がある。
【0141】上記画像印画部3においては、印画可能領
域として、画像印画部3として記録媒体上に印画可能な
最大範囲を示す場合と、画像印画部3の印画可能な最大
範囲内に特定の画像印画エリアを設けて、その画像印画
エリアに印画できる最大範囲を示す場合がある。このた
め、上記のような縮小処理、間引き処理、切り出し処理
は、印画可能領域として示されている範囲に合わせて行
うようにしている。
【0142】また、画像入力手段7により複数の第1の
デジタル画像データが入力可能な場合で、これら各第1
のデジタル画像データの画素数が画像印画部3の印画可
能画素数に対して占める割合がまちまちである場合、す
なわち第1のデジタル画像データの大きさがまちまちで
ある場合、各第1のデジタル画像データごとにその第1
のデジタル画像データに適した大きさとなるように画素
数処理部において上述のような所定の処理をして第2の
デジタル画像データとする、或いは各第1のデジタル画
像データのデータの大きさの差異を明らかにするために
均一の割合で上述のような所定の処理を行って第2のデ
ジタル画像データとすれば良い。
【0143】先に、画像処理部6内のデータ加工部5を
画素数処理部として機能させても良いことについて述べ
たが、この場合には、画像データ入力部1から画像処理
部6へ送り、この画像処理部6内のデータ加工部5で上
記のような判定及び処理を行えば良い。
【0144】また、本例のプリンタ装置においては、上
記画像表示出力部2として、表示デバイス15とアナロ
グ画像信号出力ポート及び/又はデジタル画像データ出
力ポートである出力ポート16を有する。上記出力ポー
ト16は外部接続となる外部モニタに接続されている。
【0145】上記表示デバイス15は、画像データ及び
後述のヒューマンインターフェース部28に関した表示
をするフルカラー表示器とその駆動部により主に構成さ
れる。このような表示デバイスとしては、液晶パネルに
代表されるフラットパネルディスプレイが好ましい。ま
た、動作状態を表すLED等からなる1個以上の状態表
示器も備えていても良い。
【0146】また、上記外部からの指示を入力する入力
手段である指示デバイス8としては、マウス、トラック
ボール、キーボード、上記表示デバイス15上に設けら
れたタッチパネル、ペン先で入力するペンタッチ入力パ
ネル等が例示される。そして、後述のヒューマンインタ
ーフェース部28の制御に応じて使用者からの指示が入
力される部分である。表示デバイス15上に設けられた
タッチパネルやペンタッチ入力パネルでは、表示デバイ
ス上への操作用キー画像の表示とタッチパネルやペンタ
ッチ入力パネルの表示されたキー画像に対しての入力操
作範囲が同一若しくは関連した位置となる。
【0147】キーなどチャタリングが発生する可能性が
ある場合には、電気回路や制御ソフトウエアでチャタリ
ングによる誤動作を防止する処理が行われる。また、指
示デバイス8の使用方法として、出力ポート16より出
力される映像信号出力により表示する外部モニタ表示画
面上に指示デバイス8の表示位置を示すポインターを表
示しながら、ヒューマンインターフェース部28の制御
により外部モニタ上に指示受付範囲を表示し、その範囲
内に指示デバイス8によるポインターを移動させ、選択
することにより使用者の指示を入力することも可能であ
る。
【0148】そして、上記ヒューマンインターフェース
部28であるが、後述の画像処理部6から出力されてき
た画像データを表示デバイス15及び出力ポート16の
画像表示出力部2に出力する機能と指示デバイス8から
の使用者による入力指示により画像の選択や画像データ
の読み出しを行う機能、画像処理部6内のデータ加工部
5における画像データの編集・加工・合成・補正を行う
時の種々のパラメータの設定を行う機能、特性補正部4
による上記画像表示出力部2における表示画質を規定す
る表示出力特性設定を補正する及び/又は上記画像印画
部3における印画画質を規定する印画特性設定を補正す
る際の設定を行う機能、プリント出力指示の他、使用者
の指示によるプリンタ装置の制御を行う機能を有する部
分である。
【0149】上記ヒューマンインターフェース部28
は、画像処理部6で処理された画像表示出力部2の表示
デバイス15及び出力ポート16用の画像データに、操
作に必要なキー表示やスライドボリューム表示、メニュ
ー画面表示等を合成して表示デバイス15に出力した
り、出力ポート16より外部モニタに出力する。
【0150】このような構成であるので、表示デバイス
15に表示する内容と外部モニタに表示する内容を異な
るものとすることも可能である。例えば、表示デバイス
15上には画像データとヒューマンインターフェース部
28により合成した画像を表示し、出力ポート16には
画像信号のみを出力して外部モニタに画像データのみを
表示しても良い。具体的には、表示デバイス15には記
録媒体の印画範囲全体を表示し、外部モニタには選択さ
れた画像データのみを表示する等が挙げられる。
【0151】上記画像処理部6は、前述のようにデータ
加工部5と特性補正部4により主に構成されるものであ
る。
【0152】上記画像処理部6は、画像データ入力部1
から入力された画像データが理想的な画質特性を有して
いない場合には、表示デバイス15や外部モニタでの表
示画像、画像印画部3により印画される印画画像の画質
を向上するために、データ加工部5において、入力した
画像データを補正する。
【0153】そして、データ加工部5において、指示デ
バイス8からの使用者の指示をヒューマンインターフェ
ース部28を介して受け、これに基づき、画像データ入
力部1からの第1のデジタル画像データ及び/又は第2
のデジタル画像データに対して、所定の編集、加工、合
成、補正や変換を行い、第3のデジタル画像データとす
る。このとき、特に、第1のデジタル画像データの大き
さが画像印画部3によって印画出力可能な大きさよりも
大きく、縮小処理、間引き処理或いは切り出し処理によ
り画素数を低減させた第2のデジタル画像データとした
場合には、上記所定の編集、加工、合成、補正や変換と
いった補正処理及び/又は編集処理のにおいて処理する
画素数、すなわちデータ数が少なく、処理時間が短縮さ
れ、結果的に印画までに要する時間も短縮され、操作性
が良好となる。
【0154】上記データ加工部5は、画像メモリ20へ
のアクセス制御も行うようになされており、必要に応じ
てデータ加工部5の制御により画像データが書き込み及
び読み出されている。保存される画像データは画像処理
部6内のデータ加工部5で編集・加工・合成・補正され
たものであり、この画像データに関連した情報がある場
合には、その関連した情報も保持される。
【0155】上記画像メモリ20中に保持されるデータ
としては、圧縮された形式のもの、可逆圧縮された形式
のもの、非可逆圧縮された形式のもの等が挙げられる。
どのような形式とするかは、画像処理部6で扱いやすい
形式かどうか、圧縮復元を繰り返して画質の劣化を許容
するか否か、画像メモリ20に保持する画像データの枚
数や容量の最大値、画像メモリ20の読み出し書き込み
速度等に関連して決定される。処理速度、画質の劣化、
データの取り扱い等を考慮すると、圧縮しない形式で画
像メモリ20中に保持することが好ましい。さらに、こ
の圧縮しない画像データを複数枚保持出来る程度の容量
を画像メモリ20中に有することが好ましい。また、画
像メモリ20の一部を画像処理部6内の処理過程におけ
る画像データ用ワーキングメモリとして使用しても良
い。
【0156】上記画像メモリ20中の画像データへアク
セスする際、画像データを圧縮した形で画像メモリ20
中に保持する場合には、画像メモリ20に画像データを
書き込む際にデータ加工部5にて画像データの圧縮処理
を行ってから書き込むようにする。当然のことながら、
読み出し時にはデータ加工部5で伸長処理を行うことと
なる。
【0157】また、上記データ加工部5においては、画
像メモリ20へのアクセス制御も行っていることから、
画像メモリ20への画像データの書き込みタイミングと
画像メモリ20からの読み出しタイミングとが衝突しそ
うになるとき等の時分割アクセスを行ったり、どちらか
のタイミングを遅延させるといった制御を行う。画像メ
モリ20の容量が増減できるような構造をとることで、
その有効容量を検知することにより、画像メモリ20へ
のアドレス制御を正常に行うことができる。
【0158】また、上記データ加工部5においては、画
像データインターフェース部9及びフィルム読み取り部
11において、それぞれの画像データの撮影や読み取り
時にそれぞれの入力部に特徴的な補正処理が実行されな
い場合に、デジタル加工処理を行っても良い。
【0159】なお、上記データ加工部5内においては、
主に画像データがデジタル化して取り扱われる。画像デ
ータ入力部1から読み込まれたデジタル化された画像デ
ータに対し、各データの演算のビット数を入力された画
像データと同じビット数のまま、各処理を続けると演算
精度が次第に悪化していくので、演算の過程において
は、各データのビット数を2〜4bit増やし、計算精
度の悪化を可能な限り防ぐことが印画される印画画像の
画質を確保する上で重要である。
【0160】そして、画像データ入力部1から入力され
る第1のデジタル画像データ及び/又は第2のデジタル
画像データに対して、使用者が所望の編集、加工、合
成、補正を行う場合には、指示デバイス8からの指示に
基づいて上記ヒューマンインターフェース部28の制御
で画像表示出力部2への出力表示がなされ、使用者が所
望する処理が確認される。
【0161】第1のデジタル画像データ及び/又は第2
のデジタル画像データに対して使用者が所望する処理を
行って第3のデジタル画像データを生成し、これを印画
する指示がなされると、上記第3のデジタル画像データ
は後述の印画出力処理部24を経由して画像印画部3に
送られる。
【0162】なお、上記画像処理部6内のデータ加工部
5において実行される編集、加工、合成、補正といった
処理は、後からリムーバブルメディアドライブ部10や
コンピュータインターフェース部12から各処理で使用
されるパラメータ及び各処理のソフトウエアを新たに追
加又は更新できるような構成としておくことも可能であ
り、プリンタ装置に新しい機能を追加することが可能と
なる。
【0163】また、画像処理部6内で編集、加工、合
成、補正及び変換された画像データをリムーバブルメデ
ィアドライブ部10経由でリムーバブルメディア17内
に書き込み保存することも可能である。また、コンピュ
ータインターフェース部12経由で外部に接続されたホ
ストコンピュータ19に画像データを送ることで、この
ホストコンピュータ19内の画像処理ソフトウエア及び
画像をハンドリングするソフトウエアにより様々な活用
が可能となる。
【0164】本発明のプリンタ装置においては、上記デ
ータ加工部5において、前述のように画像データ入力部
1から入力される第1のデジタル画像データの画素数が
所定の範囲内かどうかの判定と画素数を所定の範囲内と
する所定の処理を行い、第2のデジタル画像データを形
成するようにしても良い。この場合においては、画像デ
ータ入力部1において第1のデジタル画像データの画素
数の判定及び所定の処理を行うことなく、そのまま画像
処理部6のデータ加工部5に入力し、前述したような判
定を行い、画素数が所定の範囲内では無いと判定した場
合に前述したような各処理を行うようにすれば良い。
【0165】上記画像処理部6は前述のデータ加工部5
の他、特性補正部4も有する。上記特性補正部4は、表
示デバイス処理部22、映像信号処理部23、印画出力
処理部24により構成されている。
【0166】上記表示デバイス処理部22は、第1のデ
ジタル画像データ或いは必要に応じて画素数を所定の範
囲とする処理がなされて生成された第2のデジタル画像
データ、必要に応じて補正処理及び/又は編集処理がな
されて生成された第3のデジタル画像データをヒューマ
ンインターフェース部28を介して表示デバイス15に
表示させるため、この表示デバイス15の特性に合わせ
た補正処理を行う部分である。
【0167】また、上記映像信号処理部23は、第1の
デジタル画像データ或いは必要に応じて画素数を所定の
範囲とする処理がなされて生成された第2のデジタル画
像データ、必要に応じて補正処理及び/又は編集処理が
なされて生成された第3のデジタル画像データをヒュー
マンインターフェース部28を介して外部モニタ等の外
部接続表示機器に表示させるため、この表示機器の特
性、その表示機器に出力する標準的な映像信号の特性に
合わせた補正処理を行う部分である。
【0168】なお、これら表示デバイス処理部22及び
映像信号処理部23からヒューマンインターフェース部
28に出力される画像データには、当該ヒューマンイン
ターフェース部28において他のデータとの合成が行わ
れ、合成された画像データが表示デバイス15や外部モ
ニタに表示されることもある。この場合、使用者の指示
を求める表示や文字、データ加工部5で発生したパター
ン等と合成することが多い。
【0169】さらに、上記印画出力処理部24は、画像
印画部3で印画するための各変換、補正処理を行い、画
像印画部3へ送る部分である。通常、第1のデジタル画
像データ或いは必要に応じて画素数を所定の範囲とする
処理がなされて生成された第2のデジタル画像データ、
必要に応じて補正処理及び/又は編集処理がなされて生
成されたた第3のデジタル画像データは、RGB信号で
各色8bit以上のデータである。ところが、画像印画
部3に使用されるプリントヘッド25で使用されるイン
クは、CMYの3色或いはCMYKの4色であるため、
上記印画出力処理部24においては、RGB信号をこれ
ら各色に変換するとともに、各色の記録インク又はトナ
ーの分光感度特性が理想的でないことに起因するプリン
トの出力の色ズレを補正する色補正処理等、プリントヘ
ッド25、インクやトナー、記録媒体の発色特性といっ
た記録時の環境条件に起因する変換補正処理を行う。
【0170】また、この印画出力処理部24において
は、プリントヘッド25に転送する画像データの並び順
を実際にプリントヘッド25で使用する印画順に並び替
えて出力する。このため、印画出力処理部24内に印画
データの一時的なバッファリング用RAMを有しても良
い。または、データ加工部5が画像メモリ20から画像
データを読み出す場合に、プリントヘッド25での印画
順に適合するように読み出しアドレスを制御しても良
い。
【0171】そして、本例のプリンタ装置においては、
前述のように画像表示出力部2における表示画像と、画
像印画部3による印画画像が視覚的に同等な画質として
表現される。
【0172】このために本例のプリンタ装置において
は、上記画像印画部3における印画画質を規定する印画
特性設定に対応して、上記画像表示出力部2における表
示画質を規定する表示出力特性設定を上記表示デバイス
処理部22及び/又は映像信号処理部23により補正す
るようにしている。或いは反対に、上記画像表示出力部
2における表示画質を規定する表示出力特性設定に対応
して、上記画像印画部3における印画画質を規定する印
画特性設定を印画出力処理部24により補正するように
している。
【0173】次に、上記画像印画部3であるが、プリン
トヘッド駆動部26とプリントヘッド25により主に構
成される。ヒューマンインターフェース部28にて印画
する画像が選択され、印画する指示がなされたときに、
画像処理部6内の印画出力処理部24で印画するのに必
要な変換補正処理がなされた印画データが上記プリント
ヘッド駆動部26に送られてくる。そして、上記プリン
トヘッド駆動部26においては、プリントヘッド25の
駆動タイミングに合わせて、またプリントヘッド25を
駆動するのに十分な駆動電圧、駆動電流、駆動波形に印
画データを変換してプリントヘッド25に出力する。
【0174】すなわち、上記プリントヘッド駆動部26
の動作は、プリントヘッド25の印画に伴う印画機構の
動作、プリントヘッド25の移動、記録媒体の移動、プ
リントヘッド25のメンテナンス処理、インクの供給等
の動作と同期をとって行われる。また、印画するときの
環境状態に合わせて最適な印画を行うために温度センサ
ー等の検出素子からの入力に基づいてアナログ電気回路
構成にて、それに適した補正を実行する場合もある。こ
の補正処理をデジタル処理で実行可能な場合には、画像
処理部6内の印画出力処理部24内で実行することがで
きる。プリントヘッド駆動部26は、使用するプリント
ヘッド25の種類及び数、プリント機構部の構成等に合
わせて構成され、動作する。
【0175】また、上記プリントヘッド25は、実際に
記録媒体上に記録インクを吐出して画像を印画する、或
いは記録トナーを記録媒体上に付着させて印画する部分
である。このようなプリントヘッドとしては特開平7−
164656号公報又は特開平8−336990号公報
に示されるようなインクジェットプリントヘッド、特に
記録材飛翔型プリントヘッドや二液混合型プリントヘッ
ドが挙げられる。また、染料拡散型サーマルヘッド、レ
ーザービームプリンターの画像形成部、他の方式の記録
ヘッドも挙げられる。
【0176】これらの中でも特に、フルカラー中間調記
録が可能な記録材飛翔型プリントヘッドや二液混合型プ
リントヘッドは、高画質のフルカラー印画を実現するこ
とができ、好ましく使用される。また、プリントヘッド
の幅により、ラインプリントヘッド及びシリアルプリン
トヘッドを構成することも可能である。ラインプリント
ヘッドの場合、記録媒体がラインプリントヘッドに対し
一方向のみに移動すれば良いので、印画時間が短縮され
る。シリアルプリントヘッドの場合、記録媒体とシリア
ルプリントヘッドが相対的に二方向に移動する必要があ
る。
【0177】なお、本例においては、画像データ入力部
1、画像処理部6、画像メモリ20、指示デバイス8、
画像表示出力部2、画像印画部3が一体的に構成されて
本体21となされている例について述べたが、上記画像
データ入力部1の画像入力手段7は本体21と分割して
配されていても良い。例えばフィルム読み取り部11に
おいては、本体21と双方向のインターフェースにより
接続するようにすれば良く、光電変換素子からの信号や
読み取り機構の制御信号等を双方向に送受信することに
より、フィルム読み取り部11を本体21内に組み込ん
だ場合と同等の機能を持たせることが可能である。この
場合、上記インターフェースとしてIEEE−1394
等のような汎用インターフェースを使用しても良い。こ
のように汎用インターフェースを使用することで、フィ
ルム読み取り部11の代わりに他の画像入力手段7を接
続し、これらの間での通信を制御するようなソフトウエ
ア構成をとれば、このインターフェースを介して他の画
像入力手段7との間で送受信も可能となる。
【0178】このように画像入力手段7を本体21から
分割して配し、分離可能とすれば、画像入力手段7のう
ち必要とされる種類のみを本体と接続することが可能と
なり、装置の小型化もなされ、必要とされる設置面積も
小さくなり、好ましい。
【0179】上記表示デバイス15は、本体21中に組
み込まれるが、本体21上で可動となされることが好ま
しい。例えば、筺体状の本体21上に支持部を介して保
持されており、所定の範囲での回動等が可能となされた
構造とされていることが好ましく、使用者の視認が容易
となる。また、本体21から分割して配されていても良
く、本体21との物理的或いは電気的な結合機構を有す
ることが好ましく、使用者は本体21から離れた場所で
も視認を行うことが可能となる。すなわち、表示デバイ
ス15による表示画像の色調等の画像特性は周囲の環境
の影響を受け易いが、上記のように表示デバイス15を
本体21上で可動とする、或いは分割して配するように
すれば、周囲の環境の影響を受けづらい状態での視認が
容易となり、好ましい。
【0180】また、上記指示デバイス8も本体21と分
割して配されていても良い。このよにすることで、使用
者はプリンタ装置を遠隔操作することも可能となる。
【0181】このようなプリントヘッドにより実際に印
画を行う場合、例えば以下に示すような動作が行われ
る。すなわち、先ず、使用者による画像の入力を促すた
めに、ヒューマンインターフェース部28が表示デバイ
ス15及び/又は外部モニタに、どの画像入力手段7か
ら画像を入力するかを選択できるような表示を行わせ
る。これに従って、使用者は印画を希望する画像を取り
出すために、指示デバイス8を使用して各種画像入力手
段7の中からアクセスする画像入力手段7を選択する。
コンピュータインターフェース部12が選択される場合
には、指示デバイス8の代わりにホストコンピュータ1
9を用いて選択することも可能である。
【0182】次に選択された画像入力手段7は外部より
入力されたアクセス可能なデジタル画像データ及び/又
はアナログ画像信号をアナログ・デジタル変換により第
1のデジタル画像データにして画像データ入出力部27
を経由して画像処理部6に送る。
【0183】上記第1のデジタル画像データは画像処理
部6内のデータ加工部5に入力され、ここで必要に応じ
て画像メモリ20の中に画像データを保存するととも
に、理想的な画質特性を有していない場合には、表示デ
バイス15や外部モニタでの表示画像、画像印画部3に
より印画される印画画像の画質を向上するための補正を
行い、第1のデジタル画像データに特徴的な特性がある
場合には、補正及び画質を向上させるための処理を行
う。
【0184】そして、上記のようにして補正された画像
データを表示デバイス15や外部モニタに出力し、画像
を表示する。画像データ入力部1にアクセス可能な画像
データが複数ある場合には、それぞれの画像データを画
像データ入力部1、画像処理部6を経て表示デバイス1
5或いは外部モニタに表示するようにし、使用者に対象
とする画像データをヒューマンインターフェース部28
の制御のもと選択するように促しても良い。
【0185】このように、画像が選択されると、画像メ
モリ20に選択された画像データが入力されていない場
合には、画像データ入力部1が外部接続機器13に再度
アクセスして読み込んだ画像データを第1のデジタル画
像データとし、当該第1のデジタル画像データの画素数
が所定の範囲内かどうかの判定を行い、所定の範囲内で
は無いと判定した場合には画素数が所定の範囲となるよ
うな所定の処理を行って第2のデジタル画像データを生
成し、これを画像処理部6へ送る。上記画素数の判定及
び画素数が所定の範囲となるような所定の処理は前述し
たような方法で行えば良い。
【0186】次にヒューマンインターフェース部28は
選択された画像に対して編集加工処理等を行うかどうか
を使用者に訊き、使用者が処理を所望する場合には処理
の実施を選択し、必要な処理を実行して第3のデジタル
画像データを生成する。この後、使用者がヒューマンイ
ンターフェース部28の制御で印画出力を指示すると、
上記第3のデジタル画像データを印画出力処理部24に
おいて印画データに変換し、画像印画部3のプリントヘ
ッド駆動部26によりプリントヘッド25を駆動して、
上記印画データに基づいた画像を印画する。印画動作中
はプリントヘッド25の記録動作と、記録媒体の動作は
同期して行われる。
【0187】このとき、本例のプリンタ装置において
は、前述のように画像表示出力部2における表示画像
と、画像印画部3による印画画像が視覚的に同等な画質
として表現されるように、特性補正部4により、上記画
像印画部3における印画画質を規定する印画特性設定に
対応して、上記画像表示出力部2における表示画質を規
定する表示出力特性設定を補正する、或いは上記画像表
示出力部2における表示画質を規定する表示出力特性設
定に対応して、上記画像印画部3における印画画質を規
定する印画特性設定を補正するようにしている。
【0188】この入力した画像データの特性に応じた処
理及び画像印画部による印画画像と視覚的に同等な画質
で画像表示出力部に画像を表示するための処理内容、処
理順序、可変パラメータ等は、予め或いは変更の度に設
定保持する。
【0189】上述の例においては、入力された第1のデ
ジタル画像データの画素数が所定の範囲内に無いと判定
された例について述べたが、第1のデジタル画像データ
の画素数が所定の範囲内であると判定された場合には、
そのままデータ加工部5に入力して必要に応じて補正処
理及び/又は編集処理を行って第3のデジタル画像デー
タとし、これを上述のようにして印画出力すれば良く、
上記データ加工部5において補正処理及び/又は編集処
理を行う必要が無ければ、第1のデジタル画像データを
そのまま上述のようにして印画出力しても良いことは言
うまでもない。
【0190】次に、本例のプリンタ装置の回路構成を図
2に示す。回路上も先に図1に示した構成と略々同様で
あり、外部接続機器13、画像入力手段7、画像データ
入出力部27、画像処理部6、画像表示出力部2、指示
デバイス8、画像印画部3に対応する回路を有する。す
なわち、画像入力手段7に対応して画像データインター
フェース回路39、リムーバブルメディアドライブ装置
40、フィルム読み取り装置41、コンピュータインタ
ーフェース回路42を有し、画像データ入出力部27に
対応して画像データ入出力回路31を有する。
【0191】また、画像処理部6に対応する回路として
データ処理回路36を有し、内部にデータ加工部、表示
デバイス処理部、映像信号処理部、印画出力処理部を有
する。
【0192】さらに、指示デバイス8として、本例のプ
リンタ装置上に配されて使用者の入力操作を可能とする
複数のキー38aや、表示デバイス15として配される
液晶モニタ45a上に形成され、ペン状の先細形状の入
力装置で使用者の入力操作を可能とするペンタッチ入力
デバイス38bを有し、後述のヒューマンインターフェ
ース部28に対応する回路に入力するための指示デバイ
スインターフェース回路38cを有する。この指示デバ
イスインターフェース回路38cは、チャタリング現象
等に起因する誤入力を防止し、一定時間、キー38a或
いはペンタッチ入力デバイス38bの同一部分が連続し
て押圧されると、複数回その操作がなされたものとみな
し、その回数分だけ後述のヒューマンインターフェース
部28に対応する回路に入力を伝達する。
【0193】さらにまた、画像表示出力部2の表示デバ
イス15に対応するものとして、ここでは液晶モニタ4
5aが配され、画像メモリ20中の画像データが転送さ
れ、転送された画像データと後述のヒューマンインター
フェース部28に対応する回路からの表示制御信号に基
づき、液晶モニタ45a上に表示するメニュー画面やペ
ンタッチ入力デバイス用操作表示画面を合成し、液晶モ
ニタ45aに表示可能な駆動信号に変換する表示デバイ
ス出力回路45bも有する。
【0194】さらに、画像メモリ20から転送された画
像データと後述のヒューマンインターフェース部28に
対応する回路からの表示制御信号に基づき、外部モニタ
上に表示するメニュー画面やペンタッチ入力デバイス用
操作表示画面を合成し、外部モニタに表示可能な標準映
像信号としての例えばNTSC信号に変換する映像信号
出力回路46も有する。この場合、上記液晶モニタ45
aと外部モニタに表示される画像は同一であっても異な
っていても良い。
【0195】さらには、画像印画部3に対応してプリン
トヘッド駆動回路56とプリントヘッド25を有する。
そして、上記プリントヘッド25を使用して例えば記録
紙といった記録媒体に印画画像を形成する際に必要な機
構部の制御をする時に機構部の全体的な制御を行う後述
のシステム制御CPU61によるソフトウエアからのメ
カ制御信号に基づき、各種モーターやクラッチ、ヘッド
メンテナンス機構等を駆動すると同時に、記録媒体の動
きやプリントヘッドの動きを検出する各種センサーから
の入力を受け付け、これを後述のシステム制御CPU6
1に知らせる等の印画に必要とされる機構部の駆動及び
状態検出を行う印画出力機構制御回路47を有する。
【0196】また、このプリンタ装置においては、シス
テムROM62やフラッシュメモリ63内の制御ソフト
ウエアによりワーキングRAM64を使用するシステム
制御CPU61を有し、これがプリンタ装置全体の制御
を行っており、前述のヒューマンインターフェース部2
8に対応する回路としても機能している。
【0197】従って、これらはシステム制御バス65に
より接続されており、このシステム制御バス65には、
上述の画像データ入出力回路31、データ処理回路3
6、指示デバイスインターフェース回路38c、表示デ
バイス出力回路45b、映像信号出力回路46、印画出
力機構制御回路47、画像印画部3も接続されている。
なお、これらのうち、画像データ入出力回路31、デー
タ処理回路36、表示デバイス出力回路45b、映像信
号出力回路46、画像印画部3は画像メモリ20の画像
データバス66にも接続されている。
【0198】上記フラッシュメモリ63中の制御ソフト
ウエアは、リムーバブルメディアドライブ装置40又は
コンピュータインターフェース回路42から画像データ
入出力回路31を経由して入れ替えることが可能となさ
れていても良い。また、データ処理回路36の動作で独
自に制御ソフトウエアを必要とし、データ処理回路36
内にROM又は不揮発性RAMが存在しないときは、シ
ステムROM62或いはフラッシュメモリ63からデー
タ処理回路36内で必要とされるソフトウエアをデータ
処理回路36内に転送するような構成を取ることもでき
る。この場合、データ処理回路36内で必要とするソフ
トウエアをリムーバブルメディアドライブ装置40及び
コンピュータインターフェース回路42から入力して、
一旦、フラッシュメモリ63若しくはワーキングRAM
64に蓄え、その後、データ処理回路36に転送できる
ようにしておくのが好ましい。
【0199】上記システム制御CPU61がシステムR
OM62やフラッシュメモリ63内の制御ソフトウエア
により実行する制御には、以下のようなものがある。先
ずは、プリンタ装置全体の制御が挙げられる。この他、
画像データ入出力回路31を経由して画像データインタ
ーフェース回路39、リムーバブルメディアドライブ装
置40、フィルム読み取り装置41、コンピュータイン
ターフェース回路42の駆動制御及びそれぞれの制御に
よって入力された画像データの取り扱いや、データ処理
回路36における画像データの編集合成加工補正制御、
液晶モニタ45a並びに外部モニタへの画像表示制御、
キー38a、ペンタッチ入力デバイス38bからの操作
指示の入力と液晶モニタ45a及び外部モニタへの出力
を制御するヒューマンインターフェース制御、プリント
駆動回路56、プリントヘッド25、印画出力機構制御
回路47の制御をすることによる画像印画部3全体の制
御等が挙げられる。
【0200】このことから、上記システム制御CPU6
1による機構部制御ソフトウエア及び印画出力機構制御
回路47は、ラインヘッド又はシリアルヘッドといった
プリントヘッド25の形状と動作方法及び記録媒体の動
作方法が変わると、そのソフトウエアの内容及び回路内
容が変わる。言い換えれば、プリントヘッド25の機構
構造によって制御ソフトウエアと制御回路が決定される
こととなる。
【0201】実際に印画がなされる場合には、以下のよ
うな処理がなされる。すなわち、図2中外部接続機器1
3から入力されたデジタル画像データ又は映像信号、デ
ジタルデータは、画像入力手段7に対応する画像データ
インターフェース回路39、リムーバブルメディアドラ
イブ装置40、フィルム読み取り装置41、コンピュー
タインターフェース回路42により第1のデジタル画像
データに変換され、画像データ入出力部27に対応する
画像データ入出力回路31に入力される。
【0202】次に、この第1のデジタル画像データは、
システム制御バス65からの入出力制御信号の制御によ
り画像データバス66を経由してデータ処理回路36に
送られる。このとき、システム制御CPU61がタイミ
ング等を制御していることは言うまでもない。
【0203】本例のプリンタ装置においては特に、前述
のように画像入力手段7中に画素数処理部を有する、或
いはデータ加工部5中に画素数処理部を有するため、画
像入力手段7に対応する画像データインターフェース回
路39、リムーバブルメディアドライブ装置40、フィ
ルム読み取り装置41、コンピュータインターフェース
回路42中に画素数処理部を有する、或いはデータ加工
部5に対応するデータ処理回路36中に画素数処理部を
有している。そして、上記画素数処理部において上記第
1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内にある
かどうかの判定を行い、所定の範囲内に無いと判定した
場合には、画素数が所定の範囲内となるような所定の処
理を行って第2のデジタル画像データを生成する。
【0204】また、本例のプリンタ装置においては、上
記所定の範囲が第1のデジタル画像データの複数の所定
の方向についてそれぞれ設けられており、上記画素数処
理部において、第1のデジタル画像データの各所定の方
向の画素数が所定の範囲内であるかどうかの判定を行
い、上記画素数が所定の方向について所定の範囲内に無
いと判定した場合には、この方向の画素数が所定の範囲
内となるような所定の処理を行って第2のデジタル画像
データを生成する。
【0205】例えば、第1のデジタル画像データが四辺
形をなし、横方向の画素数は所定の範囲内であるもの
の、縦方向の画素数が所定の範囲外である場合等におい
ては、そのまま記録媒体上に印画しても画像印画部3の
印画可能領域に合わない印画画像となってしまう。そこ
で、本発明のプリンタ装置においては、画素数処理部に
おいて所定の処理を行って第1のデジタル画像データの
縦方向の画素数を所定の範囲内として第2のデジタル画
像データとし、画像印画部3において印画可能領域に適
した大きさの印画画像として印画するようにしている。
【0206】このとき、上記第1のデジタル画像データ
の画素数が所定の範囲内であった場合には、処理を行う
必要がないことは言うまでもない。
【0207】そして、データ処理回路36により上記第
1のデジタル画像データ及び/又は第2のデジタル画像
データに必要に応じて補正処理及び/又は編集処理を行
い、第3のデジタル画像データとし、必要に応じて画像
メモリ20に保存等する。この場合、所定の処理はキー
38aやペンタッチ入力デバイス38bから指示デバイ
スインターフェース回路38cを介してデータ処理回路
36に送られるが、このときも、システム制御CPU6
1がタイミング等を制御していることは言うまでもな
い。このとき、第1のデジタル画像データの大きさが画
像印画部3により印画出力可能な大きさよりも大きく、
縮小処理、間引き処理或いは切り出し処理により画素数
を低減させて第2のデジタル画像データとしている場合
には、補正処理及び/又は編集処理において処理する画
素数、すなわちデータ数が少なく、処理時間が短縮さ
れ、結果的に印画に要する時間が短縮され、操作性が良
好となる。
【0208】また、データ処理回路36により所定の処
理がなされた第3のデジタル画像データは、表示デバイ
ス出力回路45b、映像信号出力回路46、プリントヘ
ッド駆動回路56に送られて、画像表示及び画像印画が
なされる。この場合も、システム制御CPU61がタイ
ミング等を制御していることは言うまでもなく、これま
で述べた各装置がそれぞれの機能を果たしていることは
言うまでもない。なお、上記第1のデジタル画像データ
及び/又は第2のデジタル画像データに補正処理及び/
又は編集処理を行わなかった場合には、そのまま表示デ
バイス出力回路45b、映像信号出力回路46、プリン
トヘッド駆動回路56に送られて、画像表示及び画像印
画がなされる。
【0209】次に、上述したデータ処理回路36の具体
例について説明する。先ず、第1の例として図3に示す
ようなものが挙げられる。すなわち、このデータ処理回
路は、独自にデータ処理CPU71、データ処理プログ
ラムRAM72、データ処理ワーキングRAM73によ
り主に構成されるデータ処理制御システム74を有し、
また同機能を有する複数の演算回路75を有し、これら
演算回路75にデータを送り、演算回路75から出力さ
れるデータの送付先を制御するデータルータ回路76も
有する。このデータルータ回路76の制御はデータ処理
制御システム74が行う。さらに、先に図2に示したシ
ステム制御CPU61からの制御をシステム制御バスイ
ンターフェース77が受け付ける。そして、上記データ
処理制御システム74とデータルータ回路76、システ
ム制御バスインターフェース77はデータ処理バス79
により接続されている。さらには各演算回路75に画像
データを入力及び出力させるための制御を行う画像デー
タバスインターフェース78も有する。
【0210】つまり、システム制御CPU61からの制
御をシステム制御バスインターフェース77が受付け、
データ処理CPU71に伝達するとともに、データ処理
CPU71から動作状態等の情報をシステム制御CPU
61に送る。
【0211】このようなデータ処理回路では次のような
手順でデータ処理が実行される。なお、ここでは、画像
メモリ20中の保持されている画像データに対し、デー
タ処理を実行し、再度画像メモリ20中に保持する動作
について説明する。
【0212】先ずシステム制御CPU61のフラッシュ
メモリ63或いはシステムROM62からシステム制御
バスインターフェース77を経由して、実行するデータ
処理ソフトウエアをデータ処理プログラムRAM72に
転送する。次に、システム制御CPU61はシステム制
御バスインターフェース77を経由してデータ処理の実
行開始をデータ処理CPU71に指示する。データ処理
CPU71は転送されたデータ処理ソフトウエアに基づ
いて、画像メモリ20中の処理する画像データを画像デ
ータバスインターフェース78を経由して読み出し、さ
らにデータルータ回路76により処理を行う複数の演算
回路75のうちの特定の演算回路に入力する。各演算回
路75は、データ処理ソフトウエアに基づいて、入力し
た画像データに対し、データ処理を実行し、実行した後
の画像データをデータルータ回路76及び画像データバ
スインターフェース78を経由して画像メモリ20中に
画像データとして書き込む。
【0213】続けて次の演算を行う場合には、データル
ータ回路76を経由して、次の特定の演算回路75に入
力する。このように画像メモリ20中の画像データを順
次読み出して演算処理を実行し、再度画像メモリ20中
に画像データとして書き込むことで、データ処理ソフト
ウエアに従ったデータ処理を実行する。
【0214】画像データの処理の途中或いは全ての画像
データの処理終了後に、データ処理CPU71は、シス
テム制御バスインターフェース77を経由して、システ
ム制御CPU61へ処理状態又は結果状態を知らせるこ
とで、システム制御CPU61は実行しているデータ処
理の過程及び結果を知ることが可能となる。上記データ
処理ワーキングRAM73は、システム制御CPU61
から送られたデータ処理のパラメータやデータ処理CP
U71の動作中の状態保持等に使用される。
【0215】上記複数の演算回路75は同じ処理を実行
するように設定されており、画像中のデータ位置によっ
てそれぞれの演算回路75が使い分けられるようになっ
ている。すなわち、例えば、画像中の1列目のデータは
演算回路75のうち演算回路Aによって処理し、2列目
のデータは演算回路75のうち演算回路Bによって処理
するといったように使用される。また、列の代わりに行
単位としても良い。
【0216】また、上記複数の演算回路75はそれぞれ
が異なる処理を実行するように設定されていても良く、
特定の演算回路75により処理されたデータをデータル
ータ回路76により別の処理を行う別の演算回路75に
入力するようにしても良い。このようにすると、実行す
る処理が複数段ある場合に、画像メモリ20から読み込
んだ画像データに対し、必要とされる処理を順次施した
後に画像メモリ20に書き込むことが可能となり、画像
メモリ20へのアクセス回数を減らすことが可能とな
り、好ましい。
【0217】これら複数の演算回路75の使用方法は、
予め固定しても良く、或いはデータ処理プログラムによ
る設定によって可変できるようにしても良い。並列接続
された演算回路75の個数は要求される処理速度、それ
ぞれの演算回路を構成する回路規模等によって選択決定
される。
【0218】データ処理回路としては、図4に示すよう
なものも挙げられる。図4に示すデータ処理回路は、先
に図3に示したデータ処理回路から演算回路75とデー
タルータ回路76を除いた以外は同様の構成を有するも
のであるので、同一の符号を付し、説明を省略する。た
だし、データ処理CPU71として高速処理が可能なも
のが用いられ、DSPやRISC CPUや専用データ
処理CPUが用いられる。
【0219】上記データ処理回路としては、図5に示す
ようなものも挙げられる。すなわち、複数個のデータ処
理回路80が並列に並び、各データ処理回路80がシス
テム制御バスインターフェース77を経由してシステム
制御CPU61による装置全体の制御システムに接続さ
れ、更に画像データバスインターフェース78を経由し
て画像データバス66に接続されるものである。各デー
タ処理回路80は専用演算回路で構成する、或いは汎用
演算回路と汎用演算制御回路とから構成する、汎用演算
制御回路のみで構成されても良い。システム制御CPU
61による制御ソフトウエアが、システム制御バスイン
ターフェース77を経由し、各データ処理回路80に画
像メモリ20中の画像データに対してデータ処理を実行
するように制御を行う。各データ処理回路80は先に図
3に示した演算回路75のようにデータの配列に応じ
て、同じ処理をさせるようにしても、異なった処理をさ
せるようにしても良い。
【0220】次に、本例のプリンタ装置におけるデータ
処理の流れについて図6及び図7を用いて説明する。な
お、図6及び図7中データの流れを示す線に付随する斜
線は8bit以上/色のデータであることを示す。先に
図1及び図2を用いても説明したように、図6に示す画
像入力手段7のうち、コンピュータインターフェース回
路42においては外部から入力されたRGB画像データ
を画像データ入出力回路31に対してRGB画像データ
として出力し、画像入力手段7のうち、画像データイン
ターフェース回路39、リムーバブルメディアドライブ
装置40及びフィルム読み取り装置41においては、読
み取った画像データ又は映像信号を画像データ入出力回
路31に対してRGB画像データとして出力する。
【0221】次に、上記画像データ入出力回路31にお
いて、各画像入力手段7から入力された画像データを同
列に扱えるように処理し、データ加工部5に出力する。
【0222】本発明のプリンタ装置においては、前述の
ように各画像入力手段7或いはデータ加工部5に画素数
処理部を設け、画像データの画素数が所定の範囲内かど
うかの判定、画素数が所定の範囲内ではないと判定され
た場合に画像データの画素数が所定の範囲内となるよう
な所定の処理を行う。この画素数処理部をデータ加工部
5内に設ける場合には、データ加工部5内において後述
のような補正処理及び又は編集処理を行う前に、画素数
の判定と所定の処理が行われるようにする。このとき、
画像データの大きさが印画出力可能な大きさよりも大き
く、縮小処理、間引き処理或いは切り出し処理により画
素数を低減させた場合には、後述のデータ加工部5内で
の補正処理及び/又は編集処理において処理する画素
数、すなわちデータ数が少なく、処理時間が短縮され、
結果的に印画に要する時間が短縮され、操作性が良好と
なる。
【0223】上記データ加工部5は、図7に示すよう
に、圧縮伸長部81、拡大縮小部82、階調修正部8
3、色調修正部84、輪郭強調修正部85、他修正部8
6、画像合成編集部87、画像加工部88により構成さ
れるものであり、画像データ入出力回路31から入力さ
れた画像データが理想的な画質特性を有していない場合
に、表示デバイス45aや外部モニタでの表示画像、画
像印画部3により印画される印画画像の画質を向上する
ために、画像データを補正したり、画像データに特徴的
な特性がある場合には、補正及び画質を向上させるため
の処理を行う部分である。
【0224】上記圧縮伸長部81は、画像メモリ20中
に画像データを可逆若しくは不可逆圧縮された形態で保
持する場合に必要とされる。データ加工部5に入力した
RGB画像データ及び各処理を施した後のRGB画像デ
ータ並びに必要に応じて各処理間のRGB画像データを
圧縮して画像メモリ20中に圧縮された画像データとし
て保持する。また、画像メモリ20中で圧縮されて保持
されている画像データを読み出して伸長し、圧縮されて
いないRGB画像データとして色々な処理を実行し、デ
ータ加工部5内の各部に出力する機能も有する。
【0225】RGB画像データは、データ加工部5に入
力されると、拡大縮小部82に入力される。上記拡大縮
小部82は、入力された画像データが本例のプリンタ装
置のデータ加工部5により取り扱うことが可能なサイズ
範囲外の場合に、画像データに対して拡大或いは縮小処
理を行う部分である。
【0226】RGB画像データは、上記拡大縮小部82
の次に階調修正部83に入力される。上記階調修正部8
3は、入力された画像データの階調特性ヒストグラムが
著しく偏っている場合等の時、印画出力した場合に画像
の画質が向上するように入力画像データの階調特性を修
正する部分である。特に、被写体の撮影時に露光量が適
正でない場合、画像全体が暗くなり過ぎたり、明るくな
りすぎたりするため、これを修正して画像全体の階調特
性を改良する部分である。また、入力画像データのガン
マ特性に関しても同様に改善することが可能な場合に
は、ガンマ特性の修正を実行する。
【0227】RGB画像データは、上記階調修正部83
の次に色調修正部84に入力される。上記色調修正部8
4は、上述の階調修正部83と同様に、入力された画像
データの色調特性が著しく偏っている場合等の時、印画
出力した場合に画像の画質が向上するように入力画像デ
ータの色調特性を修正する部分である。全般的な色調修
正の他、特定の色調、特に肌色や灰色の色調が適正な範
囲から外れている場合に、その部分が適正範囲となるよ
うに修正することも可能である。
【0228】RGB画像データは、上記色調修正部84
の次に輪郭強調修正部85に入力される。上記輪郭強調
修正部85は、入力された画像データの画像の輪郭がは
っきりしていない、或いは強調されすぎている場合、輪
郭強調の修正処理を行い、画像の輪郭を適正に修正する
部分である。
【0229】RGB画像データは、上記輪郭強調修正部
85の次に他修正部86に入力される。上記他修正部8
6は、今まで述べた処理の他に入力された画像の画質を
向上させる処理が追加された場合に実行する部分であ
る。
【0230】上述した例においては、入力された画像デ
ータが各処理部において順次処理される例について述べ
たが、これらの処理の中で不要な処理は省くようにして
も良く、また処理の順番も変更可能であることは言うま
でもない。
【0231】上記のようにして各処理を受けたRGB画
像データは、次に画像合成編集部87及び画像加工部8
8に入力される。これらは、ヒューマンインターフェー
ス部からの使用者の指示に基づいて、入力画面に対して
種々の加工処理を行い、また複数の入力画像に対しそれ
らを合成編集して、最終的に印画するための画像を生成
する部分である。
【0232】また、これらの部分においては、入力画像
データに予め用意された画像パターンを合成することも
可能である。さらには、編集作業中のヒューマンインタ
ーフェース部の制御によって、使用者が所望する画像パ
ターンをペンタッチ入力デバイス等の指示デバイスから
入力し、この画像パターンと入力された画像パターンを
合成することも可能である。
【0233】このような画像データの合成・編集・加工
を実行する制御ソフトウエア及び予め用意される画像パ
ターンは、リムーバブルメディアドライブ装置40及び
コンピュータインターフェース回路42等から新たに入
力できるような構成を取ることが可能である。
【0234】データ加工部5から出力されたRGB信号
は、表示デバイス処理部22及び映像信号処理部23、
印画出力処理部24にそれぞれ入力される。
【0235】上記表示デバイス処理部22は、表示デバ
イス45aが特徴的な表示出力特性を有しており、デー
タ加工部5から出力された画像データをそのまま表示デ
バイス45aにより表示しても表示デバイス45aによ
る表示出力特性のため、高画質表示及び印画した場合と
同等の画質表示とならない場合に、表示デバイス45a
に特徴的な表示出力特性を補正するような処理を実行す
る部分である。この表示デバイス処理部22は、後述す
るプリント適合補正部91、出力特性補正部92、出力
ガンマ変換部93が順次配されて構成される。
【0236】上記映像信号処理部23は、データ加工部
5から出力された画像データをNTSC信号に代表され
る標準的な映像信号に変換して出力するための処理を実
行する部分である。この映像信号処理部23は、後述す
るプリント適合補正部94、出力特性変換部95、出力
ガンマ変換部96が順次配されて構成される。また、上
記映像信号処理部23においては、画像データの表現可
能特性範囲が標準的な映像信号で規定される表現範囲と
異なる場合、画像データの表現範囲を標準的な映像信号
の表現範囲に変換する処理も含む。なお、上記映像信号
処理部23においては、標準的な映像信号の代わりに標
準的な映像信号に準じた映像信号とすることも可能であ
る。特に標準的な映像信号より彩度を拡げる(鮮やかに
する)ことは、画像をより綺麗に表示させるために行わ
れる。
【0237】そして、上記印画出力処理部24は、デー
タ加工部5から出力された画像データをプリントヘッド
25から記録媒体上に記録するため、画像データからプ
リントヘッド駆動回路56に入力可能な信号(印画デー
タ)に変換する部分である。この印画出力処理部24に
おける処理は、LUT(ルックアップテーブル)による
変換処理、或いは積和演算等が高速に実行できる演算回
路を利用した演算処理、或いは高速演算処理アルゴリズ
ムを持つソフトウエアによって実現する演算処理、或い
は専用変換回路による処理等で実現される。演算処理を
順次実行する場合、常時入力画像データにおける各デー
タのビット数と同一のビット数で取り扱うと、各データ
の有効精度が悪化する場合が多い。この場合は、最初の
画像データのビット数に対して、演算途中での各データ
のビット数を増加させ、最後の処理で増加したビット数
を減少させることで、有効精度の悪化を避けることが可
能である。
【0238】上記印画出力処理部24は、RGB−CM
Y変換部98、色補正部99、黒抽出下色除去部10
0、出力ガンマ補正及び階調修正部101、シャープネ
ス修正部102、出力特性変換部103が順次配されて
構成される。
【0239】上記RGB−CMY変換部98は、RGB
画像データをプリントヘッド25で使用するC(Cya
n),M(Magenta),Y(Yellow)の各
インク又はトナーの各色のデータに変換処理する部分で
ある。濃度Log変換或いは補色変換、或いは線形マス
キング変換等によって実現される。
【0240】上記のようにして、CMY画像データに変
換された画像データは、色補正部99に入力される。上
記色補正部99は、CMY画像データに変換された後、
CMYの各インク又はトナーの分光吸収特性が減法混色
による理想的な特性と異なっていることから生じる画像
印画部3による印画画像の色調(特に色相と彩度)のず
れを補正する部分である。
【0241】上記色補正部99は、LUT(ルックアッ
プテーブル)と演算による変換、又は線形マスキング演
算、非線形マスキング演算等により実現される。また、
画像データの表現可能最大特性範囲とプリントヘッド2
5による記録媒体上の印画画像の表現可能最大範囲が異
なってくる場合もあり、画像データによる最大範囲が印
画による最大範囲よりも広い場合には、そのままでは画
像データの表現範囲のうち、印画の表現範囲を越えた部
分の再現が出来なくなる。このため、上記色補正部99
においては、この越えた部分を印画上で表現するため
に、画像データ全体を圧縮変換したり、或いはクリップ
変換したりする必要が生じてくる。さらには、この圧縮
変換、クリップ変換に伴って色調のズレが生じないよう
な変換方法をとることもある。
【0242】次に、CMY画像データは黒抽出下色除去
部100に入力される。この黒抽出下色除去部100
は、プリントヘッド25に黒色(以下、BKと称す
る。)のインク或いはトナーがある場合に、CMYの各
データにおいて、それらがBKの成分を有する場合に、
そのBK成分の部分をBKインク或いはBKトナーに置
き換えるための処理を行う。その後、BKに置き換えら
れたCMY画像データ中の各BK成分をCMY画像デー
タのデータ値から取り除く。
【0243】このCMY中のBK成分のBKインクまた
はトナーへの置換には色々な手法があり、全部置換する
方法、所定の割合のみを置換する方法、所定の濃度以上
の領域で置換する方法等様々な方法が挙げられる。この
ようにCMYのデータのうち、BK成分をBKインクま
たはトナーにより表現することにより、CMYのそれぞ
れのインク又はトナーでは再現することが不充分な画像
中の黒表現を充分なレベルで実現することができる。な
お、BK成分のデータは図6中Kとして示すこととす
る。
【0244】続いて、上記CMYK画像データは、出力
ガンマ補正及び階調修正部101に入力される。上記出
力ガンマ補正及び階調修正部101は、プリントヘッド
25による記録媒体上への画像再現特性において、その
記録インク又はトナー及び中間調再現方法により特徴的
な印画出力特性を持つ場合、その印画出力特性に適した
出力ガンマ補正及び階調修正を行う部分である。この出
力ガンマ補正及び階調修正部101においては、元とな
る画像データに対し、印画した場合の階調再現が最も良
くなるような変換が行われる。
【0245】次に、上記CMYK画像データは、シャー
プネス修正部102に入力される。このシャープネス修
正部102は、輪郭強調及びスムージング処理を行って
印画画像の画質を向上する部分である。
【0246】さらに、上記CMYK画像データは、出力
特性変換部103に入力される。この出力特性変換部1
03は、プリントヘッド25の種類及びプリントヘッド
25の駆動方法、記録媒体の種類、インク又はトナーの
種類等による特徴的な補正を実行して印画画質を向上さ
せる部分である。具体的には、印画時の環境温度補正、
熱履歴補正、プリントヘッド25の各素子のばらつき補
正等が挙げられる。これらの補正処理の中、プリントヘ
ッド駆動回路56で補正するのが適しているものについ
ては、プリントヘッド駆動回路56において補正を行え
ば良い。
【0247】そして、本例のプリンタ装置においては、
表示デバイス45aによる表示画像及び外部モニタによ
る表示画像の画質を画像印画部3による印画画像の画質
と視覚的に同等とするべく、上記画像印画部3における
印画画質を規定する印画特性設定に対応して、上記画像
表示出力部2における表示画質を規定する表示出力特性
設定を補正するようにしている。
【0248】具体的には、印画出力処理部24の印画特
性の変更、具体的には処理内容等に対応して、画質を視
覚的に同等とするために表示デバイス処理部22と映像
信号処理部23が行うべき補正の内容を示す補正パラメ
ータを表示デバイス処理部22のプリント適合補正部9
1と映像信号処理部23のプリント適合補正部94に入
力するようにしている。
【0249】すなわち、上記表示デバイス処理部22に
おいては、RGB画像データは最初に入力されるプリン
ト適合補正部91において補正パラメータを有した状態
となり、この状態で処理が進められ、表示デバイス45
aに表示される。
【0250】一方の映像信号処理部23においても同様
であり、RGB画像データは最初に入力されるプリント
適合補正部94において補正パラメータを有した状態と
なり、この状態で処理が進められ、外部モニタに表示さ
れる。
【0251】この結果、表示デバイス45aによる表示
画像及び外部モニタによる表示画像の画質と画像印画部
3による印画画像の画質が視覚的に同等となる。
【0252】上述の例においては、表示デバイス処理部
22及び映像信号処理部23の表示出力特性を画像印画
部3の印画特性、具体的には印画出力処理部24による
処理内容に合わせて補正して、画像表示出力部2による
表示画像と画像印画部3の印画画像の画質を視覚的に同
等とするようにしている。しかしながら、画像印画部3
の印画特性、具体的には印画出力処理部24による処理
内容を表示デバイス処理部22及び映像信号処理部23
の表示出力特性に合わせることも可能である。
【0253】すなわち、データ処理の流れを図8に示す
ようにすることも可能である。図8は、表示デバイス処
理部22のプリント適合補正部91と映像信号処理部2
3のプリント適合補正部94が無いことと、これに伴っ
て印画出力処理部24からの補正パラメータを示す線が
無いことのみ、図6と異なるため、他の箇所については
同一の符号を付し、説明を省略することとする。
【0254】ただし、データ処理の流れを図8に示すよ
うな方法とした場合、例えば表示デバイス処理部22の
表示出力特性の変更等に対応して、画質を視覚的に同等
とするために印画出力処理部24が行うべき補正の内容
を示す補正パラメータを印画出力処理部24の色補正部
99と出力ガンマ補正及び階調修正部101に入力する
ようにしている。
【0255】すなわち、上記印画出力処理部24におい
ては、RGB画像データは実質的に画像の特性を決定す
る色補正部99と出力ガンマ補正及び階調修正部101
において補正パラメータを有した状態となり、この状態
で処理が進められ、画像印画部3により印画される。
【0256】この結果、表示デバイス45aによる表示
画像の画質と画像印画部3による印画画像の画質が視覚
的に同等となる。
【0257】なお、上記のような表示デバイス処理部2
2及び映像信号処理部23、印画出力処理部24に不揮
発メモリを備え、補正パラメータを書き換え可能な状態
で保存するようにすれば、常に最適な補正パラメータを
使用して処理を行うことができ、好ましい。
【0258】先に、表示デバイス15或いは外部モニタ
にメニュー画面等を表示することについて述べたが、そ
の具体的な表示例を操作手順に沿って述べる。これらの
画像のうち、最初の画面としては、例えば図9に示すよ
うなメニューを示す画面110が挙げられる。なお、こ
こでは、画面の所定の部分に直接接触することにより入
力処理がなされる画面を想定している。この画面110
は、図9中に示すように、外部接続機器及び画像入力手
段を選択するための各名称が表示されている複数の選択
キー111が表示されるとともに、画像表示領域112
が主に表示されてなる。上記画像表示領域112は、選
択キー111により外部接続機器及び画像入力手段を選
択した場合に、選択した手段においてアクセス可能な画
像113が領域内に縮小画像として表示されるものであ
る。
【0259】また、この画面110には、画像113を
特定の条件で選択する等の場合に使用する詳細設定キー
114や選択された画像113に編集や加工を行う場合
に使用する編集加工補正キー115、処理を中止するた
めのキャンセルキー116も表示される。
【0260】先ず、使用者が、上記表示画面において、
選択キー111により外部接続機器及び画像入力手段の
うちの1つを選択指定すると、これにより読み込むこと
が可能となる複数の画像113が縮小された状態で画像
表示領域112に表示される。このとき、上記画像11
3の情報に付随する情報、例えばヘッダー情報等がある
場合には、各画像113に関連してその情報を表示する
ようにしている。
【0261】次に、使用者が、表示されている複数の画
像113から、所望の画像113を選択すると、この選
択された画像113は選択されたことを示すような表示
がなされる。
【0262】また、上記詳細設定キー114を選択する
と、条件の入力等が行えるようにしておき、使用者が撮
影日時順等の特定条件で画像113の選択を行ったりす
ることが可能なようにすれば良い。
【0263】さらに、上記編集加工補正キー115を選
択すると、所定の編集、加工、合成、補正といった処理
が行えるようにしておき、使用者が選択した画像113
に対して所望の処理を行えるようにすれば良い。
【0264】次に、画面として上記のように選択した画
像に処理を行う画面が表示されることが好ましい。すな
わち、図10(a)に示すように、画面110に選択さ
れた画像117と、処理A,処理B,処理C・・・処理
Xと各処理の名称を示す複数の処理選択キー118、印
画開始を指示するプリントキー119、処理を中止する
ためのキャンセルキー120を表示させる。
【0265】すなわち、使用者は、処理選択キー118
を選択して画像117に対して所望する処理を実施す
る。この場合、画像117においては、処理中であるこ
と及び処理した結果の画像を表示するようにする。
【0266】処理を画像117の中の特定の部分から開
始できる場合には、処理が終了した範囲の表示を処理後
の表示へと徐々に変化させていくようにすれば、処理が
画像117中のどの範囲まで実行されたかが確認され、
好ましい。
【0267】上記処理を行う場合、処理としては、可変
パラメータを有する処理と、このような可変パラメータ
を有しない処理が想定される。
【0268】そこで、例えば処理Aが可変パラメータを
有する処理と仮定する。このような処理を選択した場合
には、例えば図10(b)に示すように、画像117
と、現在行われている処理を示す処理表示部121、前
の画面(図10(a)に示した画面)に戻ることが表示
されてこれを選択する選択キー122、処理を中止する
キャンセルキー123を有し、可変パラメータ選択部分
126、処理を確定する決定キー127を有する画面1
10を表示すれば良い。
【0269】上記可変パラメータ選択部分126は、図
10(b)中に示すように、可変パラメータのレベルを
表示するスライドボリューム表示部125と可変パラメ
ータを上下させる調整キー124a,124bを有す
る。ここでは、図10(b)中向かって左側の調整キー
124aを押すと可変パラメータのレベルが左側に移行
し、図10(b)中向かって右側の調整キー124bを
押すと可変パラメータのレベルが右側に移行する。例え
ば、可変パラメータを画像全体の輝度とし、図10
(b)中向かって左側の調整キー124aが輝度を下げ
るキーとし、図10(a)中向かって右側の調整キー1
24bが輝度を上げるキーとすると、これら調整キー1
24a,124bを調整してスライドボリューム表示部
125のレベルを変化させることにより、画像全体の輝
度も変化して表示される。
【0270】一方、例えば処理Bが可変パラメータを有
しない処理と仮定する。このような処理を選択した場合
には、例えば図10(c)に示すように、画像117
と、現在行われている処理を示す処理表示部121、前
の画面(図10(a)に示した画面)に戻ることが表示
されてこれを選択する選択キー122、処理を中止する
キャンセルキー123を有し、処理を確定する決定キー
126を有する画面110を表示すれば良い。
【0271】上記図10(b)及び図10(c)に示す
ような画面上で各処理を行い、使用者がこの処理を終了
しても良いと確認した場合には、決定キー127を選択
する。そして、印画を行う場合には、再度図10(a)
に示したような画面に戻り、プリントキー119を選択
して印画を行わせる。
【0272】このように印画を行う場合、輝度の補正を
行うことが好ましい。すなわち、例えば図11に示すよ
うな画像を印画しようとするとき、その輝度ヒストグラ
ムが図12に示すように平均的に分布している場合に
は、充分な画質の印画を形成することが可能である。な
お、図12においては、横軸に輝度レベルを示し、縦軸
に画素量を示す。しかしながら、図13に示すように輝
度の分布が全体的に高輝度(ハイライト)側に分布して
いる場合、或いは図14に示すように輝度の分布が全体
的に低輝度(シャドー)側に分布している場合には、こ
のまま印画すると充分な画質を得ることができない。な
お、図13及び図14においても、横軸に輝度レベルを
示し、縦軸に画素量を示す。そこで、補正を行い、図1
2に示すような輝度が平均的に分布している画像に補正
することが好ましい。
【0273】次に、本例のプリンタ装置における概略動
作を図15、図16、図17に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0274】先ず図15中に示すように、ステップS1
において、電源をONにする。これによりステップS2
において先に図9に示したような処理メニューが表示デ
バイス及び/又は外部モニタ上に表示される。続いてス
テップS3において画像データを入力する画像入力手段
或いは外部接続機器の選択指示が行われるかを判定し、
その指示が行われると、指示された所望のものを選択
し、例えばステップS4において画像データインターフ
ェース部を駆動する。上記画像データを入力する画像入
力手段或いは外部接続機器は前述のように複数種あるの
で、これに応じて、ステップS5においてはリムーバブ
ルメディアドライブ部駆動がなされ、ステップS6にお
いてはフィルム読み取り部駆動がなされ、ステップS7
においてはコンピュータインターフェース部駆動がなさ
れる。すなわち、ステップS3の選択に応じて、ステッ
プS4〜S7のうちの何れかに進む。
【0275】一方、ステップS3において画像データを
入力する画像入力手段或いは外部接続機器の選択指示が
行われない場合には、再度ステップS3において画像デ
ータを入力する画像入力手段或いは外部接続機器の選択
指示が行われるかどうかを判定し、その選択指示が行わ
れるまで繰り返す。
【0276】上述のように、ステップS4〜S7のうち
の選択された画像入力手段或いは外部接続機器から出力
された画像データは、ステップS8において表示デバイ
ス或いは外部モニタにより画像として表示される。この
とき、選択された画像入力手段或いは外部接続機器から
複数の画像データが出力されると、出力された複数の画
像データは表示デバイス或いは外部モニタ上に複数の縮
小画像として表示される。
【0277】次にステップS9において、画像データを
入力する画像入力手段或いは外部接続機器の選択の変更
指示が行われるかどうかが判定される。画像データを入
力する画像入力手段或いは外部接続機器の選択の変更の
指示が行われない場合には、ステップS10において処
理する画像の選択指示が行われるかを判定する。ここで
言う処理は、画像処理部による補正処理及び必要に応じ
て編集処理や加工処理及び画像印画部による印画処理及
びそのために実行する各処理を示す。
【0278】一方、上記表示された複数の画像の中から
処理を行う画像を選択指示せずに、再度画像データを入
力する画像入力手段或いは外部接続機器の変更指示がな
された場合には、ステップS9において再度画像データ
を入力する画像入力手段或いは外部接続機器の選択を行
い、選択に応じて、ステップS4〜S7のうちの何れか
に進む。
【0279】上記のようにステップS10で選択された
画像には、ステップS11において当該画像を選択した
ことが分かるような画像選択処理を行い、続いてステッ
プS12において、選択されたことが分かるように表示
デバイス及び/又は外部モニタ上に変更表示する。
【0280】そして、ステップS13において、上記の
ように選択された画像に対して補正及び必要に応じて編
集処理や加工処理を実行する指示がなされるかを判断
し、実行指示がなされた場合にはステップS14におい
て対象とされる画像の画像データの読み込みが行われ
る。
【0281】なお、本発明においては、上記ステップS
14において読み込まれた画像データの画素数が所定の
範囲内かどうかの判定を行い、所定の範囲内では無いと
判定された場合には、画素数が所定の範囲内となるよう
な所定の処理を行う。画像データの画素数の判定の基準
や処理内容については、前述した通りである。
【0282】一方、ステップS10において、処理すべ
き画像の選択指示がなされない場合には、その次にステ
ップS13における判定がなされる。
【0283】また、ステップS13において編集加工補
正等処理の実行の指示がなされない場合には、再度ステ
ップS9に戻り画像データを入力する画像入力手段或い
は外部接続機器の選択の変更指示の判定が行われる。
【0284】このように、ステップS9、S10、S1
3の判定を順次繰り返すことによって、画像入力手段或
いは外部接続機器の選択変更の指示及び処理する画像の
選択の指示及び編集加工補正等処理の実行の指示が行わ
れるのを待つ。
【0285】続いて図16に示すように、ステップ15
においてステップS14において読み込まれた対象画像
データの表示デバイス及び/又は外部モニタ上への表示
が行われる。次に、ステップS16において、プリント
(印画)するかどうかの指示がなされるか判定される。
【0286】ここで、プリント(印画)の指示がなされ
ない場合には、各種処理の実行指示が行われるかどうか
を判定する。すなわち、ステップS17において処理A
を行うかどうかが判定され、その指示がなされると、ス
テップS18において処理Aに関する可変パラメータの
入力が促される。可変パラメータの入力がなされると、
ステップS19において処理Aが実行され、ステップS
20において処理Aを実行した結果の画像を画像表示出
力部により表示する。このとき、上記画像に対し、特性
補正部により補正された表示出力特性設定及び印画特性
設定に基づき補正を行い、この補正された画像を画像表
示出力部により表示するようにすれば、この表示画像は
画像印画部による印画画像と視覚的に同等なものとなさ
れ、好ましい。上記ステップS18において処理Aに関
する可変パラメータの入力が促された場合に入力がなさ
れないと、処理Aに関する可変パラメータの入力がなさ
れるまで待つ。
【0287】上記ステップS17において処理Aの実行
指示がなされないと、ステップS21において処理Bを
行うかどうかが判定され、その指示がなされると、ステ
ップS22において処理Bに関する可変パラメータの入
力が促される。可変パラメータの入力がなされると、ス
テップS23において処理Bが実行され、ステップS2
4において処理Bを実行した結果の画像を画像表示出力
部により表示する。この画像に対し、特性補正部により
補正された表示出力特性設定及び印画特性設定に基づき
補正を行い、この補正された画像を画像表示出力部によ
り表示すれば、この表示画像は画像印画部による印画画
像と視覚的に同等なものとなされ、好ましい。上記ステ
ップS22において処理Bに関する可変パラメータの入
力が促された場合に入力がなされないと、処理Bに関す
る可変パラメータの入力がなされるまで待つ。
【0288】他の処理についても同様であり、最後に
は、ステップS25において処理Xを行うかどうかが判
定され、その指示がなされると、ステップS26におい
て処理Xに関する可変パラメータの入力が促される。可
変パラメータの入力がなされると、ステップS27にお
いて処理Xが実行され、ステップS28において処理X
を実行した結果の画像を画像表示出力部により表示す
る。この画像に対し、特性補正部により補正された表示
出力特性設定及び印画特性設定に基づき補正を行い、こ
の補正された画像を画像表示出力部により表示すれば、
この表示画像は画像印画部による印画画像と視覚的に同
等なものとなされ、好ましい。上記ステップS26にお
いて処理Xに関する可変パラメータの入力が促された場
合に入力がなされないと、処理Xに関する可変パラメー
タの入力がなされるまで待つ。
【0289】このようにして選択された画像データに対
し、プリントの指示、処理Aの起動指示、処理Bの起動
指示・・、処理Xの起動指示がなされるかを順次判定す
る。
【0290】そして、上記のように選択され各処理が行
われた画像データに対し再度ステップS16において、
プリント(印画)の指示がなされるかどうかが判断され
る。選択した画像データに対し複数種の処理を行う場合
には、例えば処理Aを実行した後に、ステップS16に
おけるプリント(印画)の指示をせず、さらにステップ
S17における処理Aの起動指示を行わず、次にステッ
プS21に進んで今度はそのまま処理Bの起動指示を行
い、処理Bを実行し、処理Bを実行した後に次の処理の
起動指示及びその判定という作業を順次行い、希望する
全ての処理が行われた時点でプリント(印画)の指示操
作をし、ステップS16にて、そのプリント(印画)指
示を判定してプリント動作に移れば良い。
【0291】ステップS16において、プリント(印
画)の実行の指示がなされたと判定すると、図17のス
テップS29において、上記画像データを印画画像とし
て決定し、印画出力処理がなされ、ステップS30にお
いてプリントアウト(印画)されて記録媒体上に印画画
像が形成される。
【0292】次にステップS31において、次の処理画
像が選択されているかを判定し、次の処理画像が既に選
択されている場合には、ステップS14に移り、その画
像データに対して順次各処理及び印画がなされる。ステ
ップS31において、次の処理画像が選択されていない
場合は、図15に示すステップS2において再度処理メ
ニューの表示を行い、これまで述べた動作を繰り返せば
良い。
【0293】このように、本例のプリンタ装置において
は、種々の作業が容易に行われ、取り扱いも容易であ
る。また、画像入力手段の種類に関係なく、同一の操作
で作業が行われることから、使用者が作業手順に困惑す
ることもない。
【0294】
【発明の効果】本発明に係る印画方法及びプリンタ装置
においては、画像データを入力し、入力された画像デー
タの画素数が所定の範囲内であるかどうかを判定し、上
記画素数が所定の範囲内に無いと判定した場合には、所
定の処理を行って当該画像データの画素数を所定の範囲
内とした後に、必要に応じて補正処理及び/又は編集処
理を行って処理画像データとし、上記画像データ及び/
又は処理画像データを印画データに変換する印画出力処
理を行い、上記印画データに基づいて印画出力を行う。
【0295】また、本発明に係わる印画方法及びプリン
タ装置においては、上記所定の範囲が画像データの複数
の所定の方向についてそれぞれ設けられており、上記入
力された画像データの画素数が各所定の方向について所
定の範囲内であるかどうかを判定し、上記画素数が所定
の方向について所定の範囲内に無いと判定された場合に
は、この方向の画素数が所定の範囲内となるように画像
データに所定の処理を行った後、必要に応じて補正処理
及び/又は編集処理を行う。
【0296】このため、画像データの画素数が印画出力
可能な画素数と略同一でない場合、言い換えれば画像デ
ータの大きさが印画出力可能な大きさと略同一でない場
合、具体的には画像データが例えば四辺形をなす場合
に、横方向の画素数は所定の範囲内であるものの、縦方
向の画素数が所定の範囲外である場合等においても、所
定の処理により画素数を所定の範囲内とすることで画像
データを印画出力可能領域に適した大きさとし、適切な
大きさの画像として印画することが容易になされる。
【0297】また、画像データの画素数が印画出力可能
な画素数と略同一でなく、画像データの画素密度が印画
出力可能な画素密度と略同一でない場合においても、所
定の処理により画素数を所定の範囲内とすることで画像
データを印画出力可能領域に適した画素密度とし、適切
な画素密度の画像として印画することが可能である。
【0298】特に、画像データの大きさが印画出力可能
な大きさよりも大きい場合には、縮小処理或いは切り出
し処理により画素数を低減させるため、画像データの画
素密度が印画出力可能な画素密度よりも大きい場合に
は、間引き処理により画素数を低減させるため、補正処
理及び/又は編集処理において処理する画素数、すなわ
ちデータ数が少なく、処理時間が短縮され、印画出力に
要する時間が短縮され、操作性も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタ装置の構成を示す模式図
である。
【図2】本発明に係るプリンタ装置の構成を示す回路図
である。
【図3】本発明に係るプリンタ装置のデータ処理回路の
一例を示す回路図である。
【図4】本発明に係るプリンタ装置のデータ処理回路の
他の例を示す回路図である。
【図5】本発明に係るプリンタ装置のデータ処理回路の
さらに他の例を示す回路図である。
【図6】本発明に係るプリンタ装置のデータ処理の流れ
の一例を示す回路図である。
【図7】本発明に係るプリンタ装置のデータ加工部にお
けるデータ処理の流れを示す回路図である。
【図8】本発明に係るプリンタ装置のデータ処理の流れ
の他の例を示す回路図である。
【図9】本発明に係るプリンタ装置の表示デバイス或い
は外部モニタに表示される画像の一例を示す模式図であ
る。
【図10】本発明に係るプリンタ装置の表示デバイス或
いは外部モニタに表示される画像の他の例を示す模式図
である。
【図11】本発明に係るプリンタ装置の表示デバイス或
いは外部モニタに表示される画像のさらに他の例を示す
模式図である。
【図12】画像の輝度ヒストグラムの一例を示す模式図
である。
【図13】画像の輝度ヒストグラムの他の例を示す模式
図である。
【図14】画像の輝度ヒストグラムのさらに他の例を示
す模式図である。
【図15】本発明に係るプリンタ装置における概略動作
の一部を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係るプリンタ装置における概略動作
の一部を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係るプリンタ装置における概略動作
の一部を示すフローチャートである。
【図18】従来の画像データ印画方法の一例を示す模式
図である。
【図19】従来の画像データ印画方法の一例のデータの
流れを示す回路図である。
【図20】従来の画像データ印画方法の他の例を示す模
式図である。
【図21】従来の画像データ印画方法の他の例のデータ
の流れを示す回路図である。
【符号の説明】
1 画像データ入力部、2 画像表示出力部、3 画像
印画部、5 データ加工部、7 画像入力手段、8 指
示デバイス、15 表示デバイス、16 出力ポート、
20 画像メモリ、24 印画出力処理部、25 プリ
ントヘッド、26 プリントヘッド駆動部、27 画像
データ入出力部、28 ヒューマンインターフェース部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力し、 上記画像データに必要に応じて補正処理及び/又は編集
    処理を行って処理画像データとし、 上記画像データ及び/又は処理画像データを印画データ
    に変換する印画出力処理を行い、 上記印画データに基づいて印画出力を行う印画方法であ
    って、 上記入力された画像データの画素数が所定の範囲内であ
    るかどうかを判定し、 上記画素数が所定の範囲内に無いと判定された場合に
    は、当該画素数が所定の範囲内となるように画像データ
    に所定の処理を行った後、必要に応じて補正処理及び/
    又は編集処理を行うことを特徴とする印画方法。
  2. 【請求項2】 上記画像データに対する所定の処理が、
    拡大処理、縮小処理、間引き処理、必要な部分を切り出
    す切り出し処理の中の何れかであることを特徴とする請
    求項1記載の印画方法。
  3. 【請求項3】 上記所定の範囲が画像データの複数の所
    定の方向についてそれぞれ設けられており、 上記入力された画像データの画素数が各所定の方向につ
    いて所定の範囲内であるかどうかを判定し、 上記画素数が所定の方向について所定の範囲内に無いと
    判定された場合には、この方向の画素数が所定の範囲内
    となるように画像データに所定の処理を行った後、必要
    に応じて補正処理及び/又は編集処理を行うことを特徴
    とする請求項1記載の印画方法。
  4. 【請求項4】 上記画像データに対する所定の処理が、
    拡大処理、縮小処理、間引き処理、必要な部分を切り出
    す切り出し処理の中の何れかであることを特徴とする請
    求項2記載の印画方法。
  5. 【請求項5】 外部より入力されたデジタル画像データ
    及び/又はアナログ画像信号をアナログ・デジタル変換
    により第1のデジタル画像データに変換する画像データ
    入力部と、 上記第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲内
    であるかどうかを判定し、上記第1のデジタル画像デー
    タの画素数を所定の範囲内とする所定の処理を必要に応
    じて行って第2のデジタル画像データとする画素数処理
    部と、 上記第1のデジタル画像データ及び/又は第2のデジタ
    ル画像データに対して必要に応じて補正処理及び/又は
    編集処理を行って処理画像データである第3のデジタル
    画像データとするデータ処理部と、 上記第1のデジタル画像データ、第2のデジタル画像デ
    ータ或いは第3のデジタル画像データを画像印画部にお
    いて印画するための印画データに変換する印画出力処理
    を行う印画出力処理部と、 上記印画データに基づいて記録媒体上に印画出力する画
    像印画部とを有し、 上記画素数処理部において、画像データ入力部から入力
    された第1のデジタル画像データの画素数が所定の範囲
    内であるかどうかを判定し、 上記画素数が所定の範囲内に無いと判定した場合には、
    所定の処理を行って第1のデジタル画像データの画素数
    を所定の範囲内として第2のデジタル画像データとした
    後にデータ処理部に送り、 上記データ処理部において必要に応じて補正処理及び/
    又は編集処理を行って処理画像データである第3のデジ
    タル画像データとすることを特徴とするプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 上記所定の範囲が第1のデジタル画像デ
    ータの複数の所定の方向についてそれぞれ設けられてお
    り、 上記画素数処理部においては、第1のデジタル画像デー
    タの各所定の方向の画素数が所定の範囲内であるかどう
    かを判定し、 上記画素数が所定の方向について所定の範囲内に無いと
    判定された場合には、この方向の画素数が所定の範囲内
    となるように第1のデジタル画像データに所定の処理を
    行って第2のデジタル画像データとすることを特徴とす
    る請求項5の記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 上記画素数処理部においては、第1のデ
    ジタル画像データの画素数が上記画像印画部の印画可能
    画素数に対して占める割合が所定の割合よりも小さい場
    合に、当該第1のデジタル画像データの画素数が所定の
    範囲内に無いと判定し、所定の処理として拡大処理を行
    って第1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内
    として第2のデジタル画像データとすることを特徴とす
    る請求項5記載のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 上記画素数処理部においては、第1のデ
    ジタル画像データの画素数が上記画像印画部の印画可能
    画素数に対して占める割合が所定の割合よりも大きい場
    合に、当該第1のデジタル画像データの画素数が所定の
    範囲内に無いと判定し、所定の処理として縮小処理を行
    って第1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲内
    として第2のデジタル画像データとすることを特徴とす
    る請求項5記載のプリンタ装置。
  9. 【請求項9】 上記画素数処理部においては、第1のデ
    ジタル画像データの画素数が上記画像印画部の印画可能
    画素数に対して占める割合が所定の割合よりも大きい場
    合に、当該第1のデジタル画像データの画素数が所定の
    範囲内に無いと判定し、所定の処理として間引き処理を
    行って第1のデジタル画像データの画素数を所定の範囲
    内として第2のデジタル画像データとすることを特徴と
    する請求項5記載のプリンタ装置。
  10. 【請求項10】 上記画素数処理部においては、第1の
    デジタル画像データの画素数が上記画像印画部の印画可
    能画素数に対して占める割合が所定の割合よりも大きい
    場合に、当該第1のデジタル画像データの画素数が所定
    の範囲内に無いと判定し、所定の処理として必要な部分
    を切り出す切り出し処理を行って第1のデジタル画像デ
    ータの画素数を所定の範囲内として第2のデジタル画像
    データとすることを特徴とする請求項5記載のプリンタ
    装置。
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