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JP2000052027A - 耐高温用金属接合法 - Google Patents

耐高温用金属接合法

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Publication number
JP2000052027A
JP2000052027A JP10227153A JP22715398A JP2000052027A JP 2000052027 A JP2000052027 A JP 2000052027A JP 10227153 A JP10227153 A JP 10227153A JP 22715398 A JP22715398 A JP 22715398A JP 2000052027 A JP2000052027 A JP 2000052027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler
joined
solder alloy
temperature
temperature resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10227153A
Other languages
English (en)
Inventor
Toranosuke Kawaguchi
寅之輔 川口
Akiko Nasu
昭子 那須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Almit Co Ltd
Original Assignee
Nihon Almit Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Almit Co Ltd filed Critical Nihon Almit Co Ltd
Priority to JP10227153A priority Critical patent/JP2000052027A/ja
Publication of JP2000052027A publication Critical patent/JP2000052027A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的低温で半田付けを行うことができ、しか
も、液相拡散によって半田合金組織を消失し、被接合部
は半田付け温度以上の高温にも十分に耐えることが出来
るという特殊な用途に使用され、場合によっては、Pb
フリー半田合金で金属接合を行うことができる耐高温用
金属接合法を提供する。 【解決手段】Snのみ、あるいは、Sn合金を、半田合
金フィラーとして被接合金属間に挿入し、前記被接合金
属の被接合部の温度を半田合金フィラーの溶融温度以上
に上昇させ、 前記被接合部分において、顕微鏡により
観察される金属組織の前記フィラー相が消滅するまで液
相拡散を行うことを特徴とする耐高温用金属接合法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田接合部が必要
とする耐熱温度以下で接合可能で、この半田接合部が使
用上必要とする所定の耐熱温度にも十分に耐える接合を
行うことが出来る耐高温用金属接合法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半田合金としては、(1)Snが
60重量%、Pbが40重量%から成り、溶融温度が1
90℃の低温用半田合金と、(2)Snが10重量%、
Pbが90重量%から成り、溶融温度が300℃の高温
用半田合金の2種類が広く利用されている。近時、環境
問題からPbフリー化が叫ばれているが、上記(1)の
低温用半田合金の場合は、Snが主成分のSnベース合
金を用いることによって、Pbフリー化が達成される
が、上記(2)の高温用半田合金に関しては、今のとこ
ろPbフリー化の解決の見通しは全く無い。また、最
近、焼却炉の廃熱を利用するために熱電素子を取り付け
る場合が有るが、この取り付けのための高温用半田合金
として、上記(2)の高温用半田合金の溶融温度300
℃以上の高温度にも耐えることが出来る半田合金が要求
され始めている。 このような見地から見ると、300
〜400℃の高温度で使用できる半田合金は現存しな
い。 この理由については後述する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現状では、高温用半田
合金として、Snが10重量%、Pbが90重量%から
成り、Pbを多く含む半田合金が広く利用されている。
しかし、Pbを90重量%も含む高温用半田合金の環
境問題という見地から要求され始めているPbフリー化
は、現時点では全く不可能であると思われる。 この理
由は、半田合金を構成する主成分のPbに相当する有用
な金属が、溶融温度が300℃〜400℃の間には存在
しないからである。 溶融温度321℃のCdが存在す
るが、CdはPb以上の有害金属であるため、半田合金
として使用することは出来ない。上述のSnが10重量
%、Pbが90重量%から成り、Pbを多く含む半田合
金は、従来、プリント基板の実装においても相当量用い
られてきている。従来、フィラー金属として広く使用さ
れてきた合金は、黄銅ろう、銀ろう、リン銅ろう等であ
るが、主として800°F(426℃)以上で用いられて
いる。アメリカ金属学会(ASM)の規定によると、8
00°F(426℃)以上の接合をろう付け(brazi
ng)と称し、800°F(426℃)以下の接合を半田
付け(Soldering)と定義している。そこで、
本発明は、比較的低温で半田付けを行うことができ、し
かも、液相拡散によって半田合金組織を消失し、被接合
部は半田付け温度以上の高温にも十分に耐えることが出
来るという特殊な用途に使用され、場合によっては、P
bフリー半田合金によっても耐高温用金属接合を行うこ
とができる耐高温用金属接合法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、Snのみを、
半田合金フィラーとして被接合金属間に挿入し、前記被
接合金属の被接合部の温度を前記半田合金フィラーの溶
融温度である232℃以上に上昇させ、前記被接合部分
において、顕微鏡により観察される金属組織の前記半田
合金フィラー相が消滅するまで液相拡散を行うことを特
徴とする耐高温用金属接合法である。さらに、本発明
は、前記Snに、前記Snと共晶を形成する1種類以上
の添加元素が0.001〜 80 重量%添加されたSn
合金を、前記半田合金フィラーとして用いる上記耐高温
用金属接合法である。
【0005】さらに、本発明は、前記添加元素として、
Ag,Au,Bi,Ca,Ce,Cu,Ge,In,L
a,Li,Ma,Na,P,Pb,Znから1種類以上
選択される上記耐高温用金属接合法である。 ここで、
Pbフリー化を目的とする場合には、Pbを除外する。
さらに、本発明は、前記被接合部に1mm当たり0.
001〜3.0Kgの圧力を加え、前記液相拡散を促進
する上記耐高温用金属接合法である。
【0006】さらに、本発明は、前記Snあるいは前記
Sn合金が粉末化され、フラックスが混練されたフィラ
ーペーストがプリント基板の前記被接合部である金属箔
パターン上に塗布され、電子部品の前記被接合部である
リードが前記金属箔パターン上に搭載され、押圧加熱装
置の下端部が前記リード上に載置され、前記リードを加
熱することにより前記フィラーペーストを溶融させて前
記リードを前記金属箔パターン上に固着させ、前記金属
箔パターンに塗布された前記フィラーペーストが溶融さ
れ、かつ、継続して加熱保持される過程において、前記
被接合部に1mm当たり0.001〜3.0Kgの圧
力を加える上記耐高温用金属接合法である。さらに、本
発明は、前記リードが前記金属箔パターン上に当接され
る側に凸部を設け、前記被接合部に1mm当たり0.
001〜3.0Kgの圧力を加えることによって、前記
液相拡散の促進化を可能にする直前上記の耐高温用金属
接合法である。さらに、本発明は、還元性ガス雰囲気
中、あるいは、不活性ガス雰囲気中で行う上記耐高温用
金属接合法である。
【0007】本発明によれば、接合時においてフィラー
は、加熱されることによって均一液相あるいは液相と固
相が混在する状態になり、当然、被接合面とフィラー間
において0液相拡散という促進現象を伴う。 元々、半
田付け接合部の接合強度が、それ程強くなく、かつ、再
度、溶融温度に到達したとき、両者が剥離してしまうの
は、そこにフィラー相が残留していることによる。図
1、図2に示されるように、2つの被接合金属の被接合
部1,2の間の半田合金フィラー3による間隙を間隙部
tとすると、接合部の強度は放物線状に低下するが、間
隙部tが広がって右側に至ると、接合強度は、ほぼ一定
となり、半田合金フィラー3自体と同一の強度を示すに
至る。 ここで、本発明は、フィラー相が消滅されるま
で、拡散を行わせることによって、間隙部tを、ほぼ消
滅させて、図1の縦軸付近における原子間接合を可能と
するものである。 このため、このときの接合強度は、
半田合金フィラー3自体の強度をはるかに超えることと
なる。 このような現実の接合作業においては、拡散時
間をいかに短縮するかが問題であり、半田合金フィラー
相の消滅進行度は、テスト後のテスト片の接断面を顕微
鏡で見ることによっても、可能であるが、接合部の電気
抵抗値の時間的変化を測定することによっても、進行状
況を連続的に観察でき、判定することが可能となる。
【0008】接合部における拡散を進行させるポイント
としては、以下の条件を挙げることが出来る。 (1)接合加熱温度において、フィラーの少なくとも一
部に液相が存在すること、(2)フィラーとして厚さは
出来るだけ薄くし、可及的にフィラー使用量を減量する
こと、(3)接合部における間隙間隔を小さくするた
め、接合部に外側から圧力を加えること、(4)拡散温
度は、被接合材の加熱可能温度範囲内で温度を高めるこ
と、(5)拡散温度は、コストの観点から可能な限り長
くすること、(6)拡散処理は、不活性ガス雰囲気中、
還元性ガス雰囲気中、あるいは、真空中が望ましい。
【0009】拡散要因の1つであるフィラー組成として
は、Pbフリーということを目的とした場合には、Pb
を含まないSn金属ベースであることを前提とする。
しかも、拡散温度というと、その溶融温度を低下させる
ということから、適当な共晶組織組成の金属を選択する
ことが賢明である。 このときのSnとの共晶合金につ
いては、これらの添加元素を組み合わせることによっ
て、3元、4元…という多元系共晶合金を作成すること
が出来、さらに、溶融点を下げることも可能となる。
このときのSnベースの共晶合金を形成することが出来
る元素としては、状態図集から見て、Ag,Au,B
i,Ca,Ce,Cu,Ge,In,La,Li,M
g,Na,P,Pb,Zn等が挙げられる。上記の組成
によりフィラー組成が決定した場合には、半田合金中の
液相、あるいは、液相と固相とが共存できる温度範囲を
拡散温度とする。 元々、同一組成において拡散は、外
部条件が一定の場合には、時間と温度の関数であるの
で、所要の拡散時間が決まってくる。
【0010】拡散に当たっては、被接合金属間に空隙の
存在しないことが重要であり、このために、押圧は拡散
にとっても重要条件である。 例えば、図2に示される
押圧加熱装置により押圧することも可能であるが、QF
P実装法等の場合には、LSI等の素子自重自体も押圧
効果を及ぼす。加熱雰囲気としては、使用フィラー金属
の酸化傾向を考慮して、不活性雰囲気中で拡散すること
が好適である。 例えば、Sn−Ag−Li系のSnベ
ース3元共晶合金をフィラーとして使用する場合等がこ
れに該当する。次に、被接合物の拡散面の処理として
は、予め酸化物を除去しておくことが望ましいが、被接
合金属の材質を考慮することによって、例えば、Snを
ベースとしたフィラー組成としては、Ag,Au,B
i,Ca,Ce,Cu,Ga,Ge,In,La,L
i,Mg,Na,P,Pb,Zn等から1種類以上を選
択添加する。次に、拡散促進剤としては、無機質のもの
として塩化亜鉛、有機質のものとしてロジン系のもの
を、予め、被接合金属に薄く塗布しておくことも効果的
であり、拡散時間の短縮を補助的に可能にする。 ま
た、フィラー合金自体に予めこのような促進剤をコート
しておくことも効果がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照し
て、その実施の形態に基づいて説明する。
【実施例1】Inが50重量%で、Snが50重量%か
ら成り、厚さ0.05mmの薄片の表裏にフラックスと
して塩化亜鉛溶液をコートした半田合金フィラーを、銅
板の間に挿入し、被接合金属の接合部に1mm当たり
0.001Kgの荷重が被接合金属の接合部に加わるよ
うに加圧して、135℃で50分間加熱し、顕微鏡によ
り観察される金属組織の半田合金フィラー相が消滅する
まで液相拡散を行った。 この加熱はN雰囲気中で行
った。 この結果、接合銅板の剥離テストを行った結
果、15kgf/mmの剥離強度が得られた。切断面
顕微鏡組織には、In−Sn合金層の存在は見られなか
った。また、上記のテストピースを用いて300℃、2
50gの荷重下で剥離テストを行った結果、剥離を起こ
すことはなかった。 このことは、顕微鏡により見るこ
とができる接合部の組織の内に、In−Sn合金層が残
留していないことに起因すると思われる。
【0012】
【実施例2】Inが30重量%、残部がSnから成り、
厚さが0.07mmの半田合金箔を半田合金フィラーと
して用い、被接合金属の接合部に1mm当たり1.5
Kgの荷重が被接合金属の接合部に加わるように荷重を
置き押圧加圧して、半田付け温度を150℃として、6
0分間その温度を保持して顕微鏡により観察される金属
組織の半田合金フィラー相が消滅するまで液相拡散を行
い試験片を作成した。この試験片について、300℃で
剥離テストを行った結果、剥離を起こすことはなかっ
た。 このことは、In−Sn合金層が残留していない
ことに起因すると思われる。
【実施例3】厚さが0.01mmのSnのみから成る箔
の半田合金フィラーを用い、被接合金属の接合部に1m
当たり1.5Kgの荷重が被接合金属Cuの接合部
に加わるように加圧して、半田付け温度を250℃とし
て、50分間その温度を保持して、顕微鏡により観察さ
れる金属組織の半田合金フィラー相が消滅するまで液相
拡散を行い作成した試験片について、 300℃で剥離
テストを行った結果、剥離を起こすことはなかった。
このことは、金属Sn層が残留していないことに起因す
ると思われる。
【0013】
【実施例4】Snが95.2重量%、Agが2.5重量
%、Biが2.0重量%、Cuが0.3重量%の化学組
成から成る厚さが0.03mmの箔を半田合金フィラー
として用い、Cuメッキを施してあるBi/Te熱電素
子を、プリント基板のCuから成る金属箔パターン上に
220℃の温度で半田付けを行った。拡散時間60分間
保持し、顕微鏡により観察される金属組織の半田合金フ
ィラー相が消滅するまで液相拡散を行った後、空冷し
た。この試験片について、300℃で剥離テストを行っ
た結果、剥離を起こすことはなかった。 また、接合部
に半田合金フィラー相は残存していなかった。
【実施例5】Naを2.5重量%、Ceを0.10重量
%、残部がSnから成る半田合金フィラーを、厚さ0.
10mmにし、Cu板とCu板との間に挿入して、23
5℃で加熱拡散し、顕微鏡により観察される金属組織の
半田合金フィラー相が消滅するまで液相拡散を行い、加
熱保持時間30分間で接合を終了した。 この作業は、
窒素ガス雰囲気中で行った。 この試験片について、 3
00℃で剥離テストを行った結果、剥離を起こすことは
なかった。
【0014】
【実施例6】Geを1.5重量%、Znを5重量%、残
部Snから成る半田合金フィラーを用い、Cu板に23
0℃で半田付けし、この温度で60分間保持して、顕微
鏡により観察される金属組織の半田合金フィラー相が消
滅するまで液相拡散を行った。 この試験片について、
300℃で剥離テストを行った結果、剥離を起こすこと
はなかった。 Znの添加によって拡散を促進すること
が出来たことによると思われる。
【実施例7】Mgを1.3重量%、Pを0.003重量
%、Caを0.01重量%、残部がSnから成る半田合
金フィラーを、厚さ0.10mmにし、Cu板とCu板
との間に挿入して、水素雰囲気中で、218℃で加熱拡
散し、顕微鏡により観察される金属組織の半田合金フィ
ラー相が消滅するまで液相拡散を行い、40分間加熱保
持した。 半田合金フィラー中にMgのような酸化され
やすい金属を含む場合には、特に、還元性雰囲気中で行
うことが好適である。この試験片について、 300℃
で剥離テストを行った結果、剥離を起こすことはなかっ
た。
【0015】
【実施例8】Pbを3重量%、Pを0.001重量%、
Liを0.02重量%、Laを0.02重量%、残部が
Snから成る半田合金フィラーを、厚さ0.50mmに
し、Cu板とCu板との間に挿入して、アルゴン雰囲気
中で、210℃で加熱拡散し、顕微鏡により観察される
金属組織の半田合金フィラー相が消滅するまで液相拡散
を行い、45分間加熱保持した。 この試験片につい
て、 300℃で剥離テストを行った結果、剥離を起こ
すことはなかった。
【実施例9】Auを1.5重量%、残部がSnから成る
半田合金フィラーを、厚さ0.01mmにし、Cu板と
Cu板との間に挿入して、アルゴン雰囲気中で、Auと
Snとの共晶温度217℃より15℃高い232℃で加
熱拡散し、顕微鏡により観察される金属組織の半田合金
フィラー相が消滅するまで液相拡散を行い、50分間加
熱保持した。 この試験片について、 300℃で剥離
テストを行った結果、剥離を起こすことはなかった。
【0016】以下、上記本発明の方法に用いられ、被接
合金属の前記接合部に1mm当たり0.001〜3.
0Kgの圧力を加える本発明の耐高温用金属接合法につ
いて図3を参照して説明する。SnあるいはSn合金が
粉末化され、フラックスが混練されたフィラーペースト
10がプリント基板4の被接合部である金属箔パターン
5上に塗布される。次に、電子部品6の前記被接合部で
あるリード7が金属箔パターン5上に搭載され、押圧加
熱装置8の下端部9がリード7上に載置される。 下端
部9は電熱線11により加熱される。次に、リード7を
電熱線11により加熱することによりフィラーペースト
10が溶融され、リード7を金属箔パターン5上に固着
させる。さらに、金属箔パターン5に塗布されたフィラ
ーペースト10が溶融、かつ、加熱保持される過程にお
いて、被接合部に押圧加熱装置8の下端部9により1m
当たり0.001〜3.0Kgの圧力が加えられ
る。さらに、図4に示されるように、リード7が金属箔
パターン5上に当接される側に凸部7aを設けることに
より、被接合部に1mm当たり0.001〜3.0K
gの圧力を加えるが、この時、接合部における加圧効果
によって、液相拡散が促進される場合もある。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、比較的
低温で半田付けを行うことができ、しかも、液相拡散に
よって半田合金組織を消失し、被接合部は半田付け温度
以上の高温にも十分に耐えることが出来るという特殊な
用途に使用され、場合によっては、Pbフリー半田合金
によっても耐高温用金属接合を行うことができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐高温用金属接合法における被接合金
属の接合間隔と接合強度の関係説明図である。
【図2】本発明の耐高温用金属接合法における被接合金
属の接合間隔と接合強度の関係説明図である。
【図3】本発明の耐高温用金属接合法に用いられる押圧
効果を高めるための押圧加熱装置の構成図である。
【図4】本発明の耐高温用金属接合法に用いられる押圧
効果を集中的に高めるための押圧加熱装置の部分構成図
である。
【符号の説明】
1,2 被接合部 3 半田合金フィラー 4 プリント基板 5 金属箔パターン 6 電子部品 7 リード 7a 凸部 8 押圧加熱装置 9 下端部 10 フィラーペースト 11 電熱線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/34 507 H05K 3/34 507N 512 512C // C22C 13/00 C22C 13/00 Fターム(参考) 4E067 AA14 AB06 BA05 DB03 DB04 DC02 EA04 EC03 5E319 AA03 AC01 BB01 BB05 CC33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Snのみを、半田合金フィラーとして被
    接合金属間に挿入し、前記被接合金属の被接合部の温度
    を前記半田合金フィラーの溶融温度以上に上昇させ、前
    記被接合部分において、顕微鏡により観察される金属組
    織の前記半田合金フィラー相が消滅するまで液相拡散を
    行うことを特徴とする耐高温用金属接合法。
  2. 【請求項2】前記Snに、前記Snと共晶を形成する1
    種類以上の添加元素が0.001〜80重量%添加され
    たSn合金を、前記半田合金フィラーとして用いる請求
    項1記載の耐高温用金属接合法
  3. 【請求項3】前記添加元素として、Ag,Au,Bi,
    Ca,Ce,Cu,Ge,In,La,Li,Mg,N
    a,P,Pb,Znから1種類以上が選択される請求項
    2記載の耐高温用金属接合法。
  4. 【請求項4】前記被接合部に1mm当たり0.001
    〜3.0Kgの圧力を加え、前記液相拡散を促進する請
    求項1から3のいずれかに記載の耐高温用金属接合法。
  5. 【請求項5】前記Snあるいは前記Sn合金が粉末化さ
    れ、粉末化された前記Snあるいは前記Sn合金に、フ
    ラックスが混練されたフィラーペーストがプリント基板
    の前記被接合部である金属箔パターン上に塗布され、電
    子部品の前記被接合部であるリードが前記金属箔パター
    ン上に搭載され、押圧加熱装置の下端部が前記リード上
    に載置され、前記リードを加熱することにより前記フィ
    ラーペーストを溶融させて前記リードを前記金属箔パタ
    ーン上に固着させ、前記金属箔パターンに塗布された前
    記フィラーペーストが溶融され、かつ、継続して加熱保
    持される過程において、前記被接合部に1mm当たり
    0.001〜3.0Kgの圧力を加える請求項1から4
    のいずれかに記載の耐高温用金属接合法。
  6. 【請求項6】 前記リードが前記金属箔パターン上に当
    接される側に凸部を設け、前記被接合部に1mm当た
    り0.001〜3.0Kgの圧力を加えることによっ
    て、前記液相拡散の促進化を可能にする請求項5記載の
    耐高温用金属接合法。
  7. 【請求項7】 還元性ガス雰囲気中、あるいは、不活性
    ガス雰囲気中で行う請求項1から6のいずれかに記載の
    耐高温用金属接合法。
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