JP2000039663A - 画像記録媒体に適用される装置 - Google Patents
画像記録媒体に適用される装置Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 25
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/28—Locating light-sensitive material within camera
- G03B17/30—Locating spools or other rotatable holders of coiled film
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2206/00—Systems for exchange of information between different pieces of apparatus, e.g. for exchanging trimming information, for photo finishing
- G03B2206/008—Systems for exchange of information between different pieces of apparatus, e.g. for exchanging trimming information, for photo finishing using holders for the photographic material
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/26—Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
- G03B2217/263—Details of exposure status indicators; Double exposure prevention
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Storage Device Security (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造時にフィルムカートリッジに表記されて
いるIDナンバーをカメラが読み取るために専用の光学
読み取り手段を設ける等する必要がある。 【解決手段】 画像記録媒体が収納される個々のカート
リッジを識別するためのカートリッジ個別識別情報を自
身で決定する決定手段21と、カートリッジ個別識別情
報を画像記録媒体に記録する記録手段13,26と、カ
ートリッジ個別識別情報に対応させてカートリッジ個別
識別情報により特定されるカートリッジに収納される画
像記録媒体の使用履歴内容を示す履歴情報を記憶してお
く記憶手段21aとを設け、装填された画像記録媒体に
記録されたカートリッジ個別識別情報を読み出して、こ
のカートリッジ個別識別情報から記憶手段により記憶さ
れている対応する履歴情報を特定し、その特定された履
歴情報に応じた制御を行う装置とする。
いるIDナンバーをカメラが読み取るために専用の光学
読み取り手段を設ける等する必要がある。 【解決手段】 画像記録媒体が収納される個々のカート
リッジを識別するためのカートリッジ個別識別情報を自
身で決定する決定手段21と、カートリッジ個別識別情
報を画像記録媒体に記録する記録手段13,26と、カ
ートリッジ個別識別情報に対応させてカートリッジ個別
識別情報により特定されるカートリッジに収納される画
像記録媒体の使用履歴内容を示す履歴情報を記憶してお
く記憶手段21aとを設け、装填された画像記録媒体に
記録されたカートリッジ個別識別情報を読み出して、こ
のカートリッジ個別識別情報から記憶手段により記憶さ
れている対応する履歴情報を特定し、その特定された履
歴情報に応じた制御を行う装置とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影フィルム等の
画像記録媒体に適用されるカメラ等の装置に関するもの
である。
画像記録媒体に適用されるカメラ等の装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、新方式のフィルムカートリッジが
提案されている。この新方式のフィルムカートリッジで
は、「全駒未露光」、「一部駒露光済み」、「全駒露光
済み」、「現像済み」といった、そのカートリッジに収
納されているフィルムの使用状態や、フィルム感度、撮
影可能規定駒数といった、そのフィルムの仕様が外部表
示されるようになっている。
提案されている。この新方式のフィルムカートリッジで
は、「全駒未露光」、「一部駒露光済み」、「全駒露光
済み」、「現像済み」といった、そのカートリッジに収
納されているフィルムの使用状態や、フィルム感度、撮
影可能規定駒数といった、そのフィルムの仕様が外部表
示されるようになっている。
【0003】しかしながら、この新方式のフィルムカー
トリッジを使用するカメラでは、フィルムが途中まで使
用された状態で取り出され、再装填して未撮影駒から使
用できるようになっているので、途中まで使用されて取
り出されたフィルムが何本もあったり、取り出されてか
ら時間が経ってしまうと、どのような内容の撮影が行わ
れたフィルムなのか、撮影可能な駒数がどれくらい残っ
ているのかといったような、フィルムの使用履歴内容
は、上記外部表示からは分からなかった。
トリッジを使用するカメラでは、フィルムが途中まで使
用された状態で取り出され、再装填して未撮影駒から使
用できるようになっているので、途中まで使用されて取
り出されたフィルムが何本もあったり、取り出されてか
ら時間が経ってしまうと、どのような内容の撮影が行わ
れたフィルムなのか、撮影可能な駒数がどれくらい残っ
ているのかといったような、フィルムの使用履歴内容
は、上記外部表示からは分からなかった。
【0004】一方、カメラで途中まで使用された状態の
フィルムがカートリッジに巻き戻された場合には、製造
時にフィルムカートリッジに表記されている個別のID
ナンバーをカメラが光学的に自動で読み取り、或いは、
使用者がカメラに入力して、このIDナンバーと撮影可
能残り駒数をそのIDナンバーに対応させてカメラに順
次記憶しておくものが特開平9−244094号公報に
より提案されている。そして、この提案では、カメラに
装填されたフィルムカートリッジが一部駒撮影済みの場
合、そのフィルムカートリッジのIDナンバーをカメラ
が光学的に自動で読み取り、或いは、使用者がカメラに
入力し、これを上述したそのカメラが既に記憶している
IDナンバーと比較して、対応するIDナンバーがある
場合には、そこから、カメラが記憶しているそのフィル
ムの撮影可能残り駒数が分かるので、それによってフィ
ルムを未撮影駒まで自動で送り、未撮影駒からの撮影を
可能にしている。
フィルムがカートリッジに巻き戻された場合には、製造
時にフィルムカートリッジに表記されている個別のID
ナンバーをカメラが光学的に自動で読み取り、或いは、
使用者がカメラに入力して、このIDナンバーと撮影可
能残り駒数をそのIDナンバーに対応させてカメラに順
次記憶しておくものが特開平9−244094号公報に
より提案されている。そして、この提案では、カメラに
装填されたフィルムカートリッジが一部駒撮影済みの場
合、そのフィルムカートリッジのIDナンバーをカメラ
が光学的に自動で読み取り、或いは、使用者がカメラに
入力し、これを上述したそのカメラが既に記憶している
IDナンバーと比較して、対応するIDナンバーがある
場合には、そこから、カメラが記憶しているそのフィル
ムの撮影可能残り駒数が分かるので、それによってフィ
ルムを未撮影駒まで自動で送り、未撮影駒からの撮影を
可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平9−244
094号公報にて提案されているカメラでは、製造時に
フィルムカートリッジに表記されているIDナンバーを
カメラが読み取り、或いは、使用者がカメラに入力しな
ければならないため、カメラが読み取る場合には、その
ための専用の光学読み取り手段を設けなければならずコ
ストアップにつながり、使用者がカメラに入力する場合
には非常に煩わしいものである。
094号公報にて提案されているカメラでは、製造時に
フィルムカートリッジに表記されているIDナンバーを
カメラが読み取り、或いは、使用者がカメラに入力しな
ければならないため、カメラが読み取る場合には、その
ための専用の光学読み取り手段を設けなければならずコ
ストアップにつながり、使用者がカメラに入力する場合
には非常に煩わしいものである。
【0006】更に、上記IDナンバーは、個々のカート
リッジの製造メーカーに依存しているため、IDナンバ
ーの無いカートリッジや特殊なIDナンバーのカートリ
ッジに対して対応できなかったり、異なるカートリッジ
なのに同じIDナンバーと認識して誤動作を起こすとい
った問題もある。
リッジの製造メーカーに依存しているため、IDナンバ
ーの無いカートリッジや特殊なIDナンバーのカートリ
ッジに対して対応できなかったり、異なるカートリッジ
なのに同じIDナンバーと認識して誤動作を起こすとい
った問題もある。
【0007】本発明の目的は、使用した画像記録媒体の
使用履歴内容が操作性良く分かり、或いは、その使用履
歴内容に対して正しく動作できる画像記録媒体に適用さ
れるカメラ等の装置を提供しようとするものである。
使用履歴内容が操作性良く分かり、或いは、その使用履
歴内容に対して正しく動作できる画像記録媒体に適用さ
れるカメラ等の装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、画像記録媒体が収納される個々のカートリ
ッジを識別するためのカートリッジ個別識別情報を自身
で決定する決定手段と、前記決定手段により決定される
前記カートリッジ個別識別情報を画像記録媒体を収納す
るカートリッジ及び該カートリッジに収納される画像記
録媒体の少なくともいずれか一方に記録する記録手段
と、前記カートリッジ個別識別情報に対応させて該カー
トリッジ個別識別情報により特定されるカートリッジに
収納される画像記録媒体の使用履歴内容を示す履歴情報
を記憶しておく記憶手段と、装填されたカートリッジ及
び該カートリッジに収納される画像記録媒体の少なくと
もいずれか一方に記録された前記カートリッジ個別識別
情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によ
り読み出される前記カートリッジ個別識別情報から前記
記憶手段により記憶されている対応する履歴情報を特定
し、その特定された履歴情報に応じた制御を行う制御手
段とを有するカートリッジに適用されるカメラ等の装置
とするものである。
に本発明は、画像記録媒体が収納される個々のカートリ
ッジを識別するためのカートリッジ個別識別情報を自身
で決定する決定手段と、前記決定手段により決定される
前記カートリッジ個別識別情報を画像記録媒体を収納す
るカートリッジ及び該カートリッジに収納される画像記
録媒体の少なくともいずれか一方に記録する記録手段
と、前記カートリッジ個別識別情報に対応させて該カー
トリッジ個別識別情報により特定されるカートリッジに
収納される画像記録媒体の使用履歴内容を示す履歴情報
を記憶しておく記憶手段と、装填されたカートリッジ及
び該カートリッジに収納される画像記録媒体の少なくと
もいずれか一方に記録された前記カートリッジ個別識別
情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によ
り読み出される前記カートリッジ個別識別情報から前記
記憶手段により記憶されている対応する履歴情報を特定
し、その特定された履歴情報に応じた制御を行う制御手
段とを有するカートリッジに適用されるカメラ等の装置
とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0010】(第1実施形態)まず、本実施の形態の概
要を図1および図2に示されるカメラの模式図を参照し
て説明する。
要を図1および図2に示されるカメラの模式図を参照し
て説明する。
【0011】図1の(1)は、未使用のフィルムカート
リッジをカメラに装填した後、フィルムを途中まで使用
してカメラから排出するまでを表わしたものである。
リッジをカメラに装填した後、フィルムを途中まで使用
してカメラから排出するまでを表わしたものである。
【0012】同図(a)は、カメラDに未使用のフィル
ムカートリッジAを装填した時の状態を示している。同
図(b)は、装填された前記フィルムカートリッジAを
用いて撮影を行っている状態を示し、この時、撮影駒情
報(露出状態や撮影日時など)を、撮影駒に対応させて
フィルムの磁気記録部に磁気情報として記録する。同図
(c)は、途中まで使用された状態のフィルムを巻き戻
している状態であり、カメラDが自身で自動的に設定し
たカートリッジ個別識別情報であるところのID(図中
001001)をフィルムの磁気記録部やカートリッジ
外装の磁気記録部に記録する。前記IDは、上述のよう
にカメラ自身が発行し、カメラの使用者が任意に発行す
ることは出来ない。一方、カメラDが発行した前記ID
は、カメラD本体に内蔵された不揮発性メモリ(記憶手
段:図中のMEMORY)にも記憶され、更に、このI
Dに対応づけて、最終撮影日(図中‘97.1.14)
や撮影可能残駒数(図中7枚目)等のフィルムの使用履
歴内容を示す履歴情報も上記不揮発性メモリに記憶され
る。
ムカートリッジAを装填した時の状態を示している。同
図(b)は、装填された前記フィルムカートリッジAを
用いて撮影を行っている状態を示し、この時、撮影駒情
報(露出状態や撮影日時など)を、撮影駒に対応させて
フィルムの磁気記録部に磁気情報として記録する。同図
(c)は、途中まで使用された状態のフィルムを巻き戻
している状態であり、カメラDが自身で自動的に設定し
たカートリッジ個別識別情報であるところのID(図中
001001)をフィルムの磁気記録部やカートリッジ
外装の磁気記録部に記録する。前記IDは、上述のよう
にカメラ自身が発行し、カメラの使用者が任意に発行す
ることは出来ない。一方、カメラDが発行した前記ID
は、カメラD本体に内蔵された不揮発性メモリ(記憶手
段:図中のMEMORY)にも記憶され、更に、このI
Dに対応づけて、最終撮影日(図中‘97.1.14)
や撮影可能残駒数(図中7枚目)等のフィルムの使用履
歴内容を示す履歴情報も上記不揮発性メモリに記憶され
る。
【0013】前記IDは、例えば、6文字で構成され、
前1文字目がIDを発行するカメラの製造元又は販売元
を示す製品出所のコード、2文字目がIDを発行するカ
メラの機種を示すコード、3文字目がIDを発行するカ
メラのロット番号として具体的な製品を限定できる表記
にしてある。更に、後3文字は、カメラが順次発番する
個々のカートリッジ分類番号である一方、前記履歴情報
については、カメラDが最終撮影日と撮影可能残駒数を
毎撮影ごとに記憶しており、フィルムが使用途中で巻き
戻された際に発行する前記IDに対応づけて不揮発性メ
モリに記憶される。
前1文字目がIDを発行するカメラの製造元又は販売元
を示す製品出所のコード、2文字目がIDを発行するカ
メラの機種を示すコード、3文字目がIDを発行するカ
メラのロット番号として具体的な製品を限定できる表記
にしてある。更に、後3文字は、カメラが順次発番する
個々のカートリッジ分類番号である一方、前記履歴情報
については、カメラDが最終撮影日と撮影可能残駒数を
毎撮影ごとに記憶しており、フィルムが使用途中で巻き
戻された際に発行する前記IDに対応づけて不揮発性メ
モリに記憶される。
【0014】同図(d)はIDを記録したフィルムカー
トリッジAをカメラDから排出した状態を示している。
トリッジAをカメラDから排出した状態を示している。
【0015】図2の(1)は、前記カメラDから取り出
された使用途中のフィルムカートリッジAを再度カメラ
Dに装填した場合を示したものである。
された使用途中のフィルムカートリッジAを再度カメラ
Dに装填した場合を示したものである。
【0016】同図(e)は上記カートリッジAを再びカ
メラDに装填した状態を示している。装填されたカート
リッジAの外装の磁気記録部又はフィルムの磁気記録部
から記録されているIDを読み取り、カメラD内の不揮
発性メモリに記憶されているIDに一致するものがある
か否かの判定を行う。この場合、カートリッジAのID
(001001)と完全に一致するIDがカメラD内の
不揮発性メモリに記憶されているので、それに対応する
上記履歴情報が不揮発性メモリから読み出され、カート
リッジAの使用履歴内容を示す情報として表示される。
メラDに装填した状態を示している。装填されたカート
リッジAの外装の磁気記録部又はフィルムの磁気記録部
から記録されているIDを読み取り、カメラD内の不揮
発性メモリに記憶されているIDに一致するものがある
か否かの判定を行う。この場合、カートリッジAのID
(001001)と完全に一致するIDがカメラD内の
不揮発性メモリに記憶されているので、それに対応する
上記履歴情報が不揮発性メモリから読み出され、カート
リッジAの使用履歴内容を示す情報として表示される。
【0017】同図(f)はその状態を示したもので、同
時にカメラは、撮影可能状態となる。
時にカメラは、撮影可能状態となる。
【0018】図2の(2)は、前記カメラDと同一製造
元のカメラであるが、カメラDとは異なるカメラで使用
されて途中で取り出されたフィルムカートリッジBを、
カメラDに装填した場合を示したものである。
元のカメラであるが、カメラDとは異なるカメラで使用
されて途中で取り出されたフィルムカートリッジBを、
カメラDに装填した場合を示したものである。
【0019】同図(g)は、カートリッジBをカメラD
に装填した状態を示している。上述した(1)の場合と
同様に、装填されたカートリッジAの外装の磁気記録部
又はフィルムの磁気記録部から記録されているIDを読
み取り、カメラD内の不揮発性メモリに記憶されている
IDに一致するものがあるか否かの判定を行う。この場
合、カメラDの不揮発性メモリに記憶されているIDに
一致するものはないが、カメラの製造元を示す1文字目
のコードから、カメラAと同一製造元のカメラで撮影さ
れフィルムであることがわかる。
に装填した状態を示している。上述した(1)の場合と
同様に、装填されたカートリッジAの外装の磁気記録部
又はフィルムの磁気記録部から記録されているIDを読
み取り、カメラD内の不揮発性メモリに記憶されている
IDに一致するものがあるか否かの判定を行う。この場
合、カメラDの不揮発性メモリに記憶されているIDに
一致するものはないが、カメラの製造元を示す1文字目
のコードから、カメラAと同一製造元のカメラで撮影さ
れフィルムであることがわかる。
【0020】同図(h)は、以上の判定結果に基づい
て、カメラ使用者にIDが一致しなかったことを警告す
ると共に、(「カメラDと同一製造元のカメラで撮影し
たフィルムです」)といった表示を行い、カメラは撮影
可能状態とする。これは、同一製造元のカメラであれば
磁気記録精度が保証できるため、高密度磁気記録でも確
実な磁気情報再生が可能であるからである。
て、カメラ使用者にIDが一致しなかったことを警告す
ると共に、(「カメラDと同一製造元のカメラで撮影し
たフィルムです」)といった表示を行い、カメラは撮影
可能状態とする。これは、同一製造元のカメラであれば
磁気記録精度が保証できるため、高密度磁気記録でも確
実な磁気情報再生が可能であるからである。
【0021】図2の(3)は、前記カメラDとは異なる
製造元のカメラで使用されて途中で取り出されたフィル
ムカートリッジCを、カメラDに装填した場合を示した
ものである。
製造元のカメラで使用されて途中で取り出されたフィル
ムカートリッジCを、カメラDに装填した場合を示した
ものである。
【0022】同図(i)は、カートリッジCをカメラD
に装填した状態を示している。上述した(1)(2)の
場合と同様に、装填されたカートリッジAの外装の磁気
記録部又はフィルムの磁気記録部から記録されているI
Dを読み取り、カメラD内の不揮発性メモリに記憶され
ているIDに一致するものがあるか否かの判定を行う。
この場合、カメラDの不揮発性メモリに記憶されている
IDに一致するものはなく、更に、カメラの製造元を示
す1文字目のコードからカメラDと同一製造元のカメラ
で撮影されたフィルムでないこともわかる。
に装填した状態を示している。上述した(1)(2)の
場合と同様に、装填されたカートリッジAの外装の磁気
記録部又はフィルムの磁気記録部から記録されているI
Dを読み取り、カメラD内の不揮発性メモリに記憶され
ているIDに一致するものがあるか否かの判定を行う。
この場合、カメラDの不揮発性メモリに記憶されている
IDに一致するものはなく、更に、カメラの製造元を示
す1文字目のコードからカメラDと同一製造元のカメラ
で撮影されたフィルムでないこともわかる。
【0023】同図(j)は、以上の判定結果に基づい
て、カメラ使用者にIDが一致しなかったことを警告す
ると共に、「このフィルムの使用はできません」といっ
た表示を行い、カメラを撮影禁止状態とする。これによ
り、製造元が異なり、磁気記録精度を保証しきれないフ
ィルムカートリッジを使用して不都合が生じることを未
然に防ぐことができる。
て、カメラ使用者にIDが一致しなかったことを警告す
ると共に、「このフィルムの使用はできません」といっ
た表示を行い、カメラを撮影禁止状態とする。これによ
り、製造元が異なり、磁気記録精度を保証しきれないフ
ィルムカートリッジを使用して不都合が生じることを未
然に防ぐことができる。
【0024】図3には、図1および図2で示した概要を
具現化するためのカメラの構成を示している。図3にお
いて、1はフィルムカートリッジで、磁気記録部を有し
た撮影フィルム2をカート軸1bに巻き取っている。ま
た、カートリッジ1の外装面には磁気記録部1aが設け
られており、端面にはカートリッジ情報(撮影可能規定
駒数やISO感度やネガポジなどの撮影フィルム2の仕
様を示す情報)をバーコードで示したフランジ部1cが
設けられている。さらに撮影フィルム2がカートリッジ
1内に巻き取られている状態(初期状態)でのフランジ
部の位置でフィルム1の使用状態(未使用、一部使用済
み、完全使用済み、現像済み)を表わしている。
具現化するためのカメラの構成を示している。図3にお
いて、1はフィルムカートリッジで、磁気記録部を有し
た撮影フィルム2をカート軸1bに巻き取っている。ま
た、カートリッジ1の外装面には磁気記録部1aが設け
られており、端面にはカートリッジ情報(撮影可能規定
駒数やISO感度やネガポジなどの撮影フィルム2の仕
様を示す情報)をバーコードで示したフランジ部1cが
設けられている。さらに撮影フィルム2がカートリッジ
1内に巻き取られている状態(初期状態)でのフランジ
部の位置でフィルム1の使用状態(未使用、一部使用済
み、完全使用済み、現像済み)を表わしている。
【0025】3はカメラ本体、4はカートリッジ装填室
Cを開閉するカート室蓋、5はカート室蓋開操作スイッ
チ、6はカート室蓋開検知スイッチ、7はカート室蓋閉
検知スイッチである。10はカート室蓋4を開閉駆動す
るためのカート室蓋駆動モータで、マイクロコンピュー
タ等によって構成される制御回路21によって制御さ
れ、不図示のギア列を介してカート室蓋駆動ギア11に
動力を伝達する。
Cを開閉するカート室蓋、5はカート室蓋開操作スイッ
チ、6はカート室蓋開検知スイッチ、7はカート室蓋閉
検知スイッチである。10はカート室蓋4を開閉駆動す
るためのカート室蓋駆動モータで、マイクロコンピュー
タ等によって構成される制御回路21によって制御さ
れ、不図示のギア列を介してカート室蓋駆動ギア11に
動力を伝達する。
【0026】8はカートリッジ1のカートリッジ室Cへ
の引き込みを開始させるカートリッジ引込み開始スイッ
チ、30はカートリッジ1のカートリッジ室Cへの引込
みおよび送り出しを行うためのカートリッジ装填モータ
である。
の引き込みを開始させるカートリッジ引込み開始スイッ
チ、30はカートリッジ1のカートリッジ室Cへの引込
みおよび送り出しを行うためのカートリッジ装填モータ
である。
【0027】9aはモータ30の動力が不図示のギア列
を介して伝達されるカート装填ローラ、9bはカート装
填従動ローラであり、これらローラ9a,9bはカート
リッジ1を挟持してカートリッジ1のカートリッジ室C
への引込みおよび送り出しを行う。
を介して伝達されるカート装填ローラ、9bはカート装
填従動ローラであり、これらローラ9a,9bはカート
リッジ1を挟持してカートリッジ1のカートリッジ室C
への引込みおよび送り出しを行う。
【0028】12はカート磁気タイミングスイッチで、
カートリッジ1の外装の磁気記録部1aに書き込まれた
磁気情報の読み出しを開始するタイミングを検知してい
る。13は磁気記録部1aへの磁気情報の書き込み(記
録)や磁気記録部1aに記録された磁気情報の読み出し
(再生)を行うカート用磁気ヘッドであり、14はカー
トリッジ装填完了検知スイッチである。
カートリッジ1の外装の磁気記録部1aに書き込まれた
磁気情報の読み出しを開始するタイミングを検知してい
る。13は磁気記録部1aへの磁気情報の書き込み(記
録)や磁気記録部1aに記録された磁気情報の読み出し
(再生)を行うカート用磁気ヘッドであり、14はカー
トリッジ装填完了検知スイッチである。
【0029】15はカートリッジ情報読取センサーであ
り、上記フランジ部のバーコード情報や装填されている
フィルムの使用状態を読み取って制御回路21にデータ
送信する。16はカート軸1bに係合してカートリッジ
1に対するフィルム2の送り出し及び巻き戻しを行うた
めのフォークギアであり、フィルム給送モータ29から
の動力が不図示のギア列を介して伝達される。カートリ
ッジ1から送り出されたフィルム2はカメラ内部を通
り、同じく給送モータ29によって駆動されているスプ
ール28に巻き取られていく。
り、上記フランジ部のバーコード情報や装填されている
フィルムの使用状態を読み取って制御回路21にデータ
送信する。16はカート軸1bに係合してカートリッジ
1に対するフィルム2の送り出し及び巻き戻しを行うた
めのフォークギアであり、フィルム給送モータ29から
の動力が不図示のギア列を介して伝達される。カートリ
ッジ1から送り出されたフィルム2はカメラ内部を通
り、同じく給送モータ29によって駆動されているスプ
ール28に巻き取られていく。
【0030】17はカートリッジ1のフィルム出入口を
遮光しているカート遮光蓋(図示せず)の駆動用ドライ
バである。カート遮光蓋はドライバ駆動用モータ19の
駆動力を得て開閉する。18は上記駆動用ドライバ17
の位置、すなわちカート遮光蓋の開閉を検知するための
開閉位置検知スイッチである。
遮光しているカート遮光蓋(図示せず)の駆動用ドライ
バである。カート遮光蓋はドライバ駆動用モータ19の
駆動力を得て開閉する。18は上記駆動用ドライバ17
の位置、すなわちカート遮光蓋の開閉を検知するための
開閉位置検知スイッチである。
【0031】20は制御回路21によって制御される液
晶表示部で、21aは制御回路21に内蔵された不揮発
性メモリ、22は撮影状況を判断するのに役立つ情報を
得るセンサー類(例えば、温度計やG.P.S.等の位
置検出装置や時計)、23はフィルムが給送された位置
を検知するフィルム位置検知センサである。
晶表示部で、21aは制御回路21に内蔵された不揮発
性メモリ、22は撮影状況を判断するのに役立つ情報を
得るセンサー類(例えば、温度計やG.P.S.等の位
置検出装置や時計)、23はフィルムが給送された位置
を検知するフィルム位置検知センサである。
【0032】24はカメラ操作上異常がある場合に使用
者に警告を発する発音体、25は撮影したフィルムにつ
いてメモリ21aに記憶させる履歴情報を選択するため
のモード切り換えスイッチである。
者に警告を発する発音体、25は撮影したフィルムにつ
いてメモリ21aに記憶させる履歴情報を選択するため
のモード切り換えスイッチである。
【0033】26はフィルム2の磁気記録部に情報を記
録したり記録された情報を再生したりするための磁気ヘ
ッド、27は強制巻戻しスイッチである。31は撮影鏡
筒や不図示の鏡筒駆動機構、シャッタ駆動機構や露出ス
イッチなどによって構成されてフィルムに露光させるた
めの撮影部である。
録したり記録された情報を再生したりするための磁気ヘ
ッド、27は強制巻戻しスイッチである。31は撮影鏡
筒や不図示の鏡筒駆動機構、シャッタ駆動機構や露出ス
イッチなどによって構成されてフィルムに露光させるた
めの撮影部である。
【0034】図4は、上記カメラの電気回路を示してい
る。上述した各スイッチ、センサー、モータ等が制御回
路21に繋がっている。また、40は制御回路21を動
作状態にするためのメインスイッチ、41は露光を行わ
せるためのレリーズスイッチであり、これらも制御回路
21に繋がっている。
る。上述した各スイッチ、センサー、モータ等が制御回
路21に繋がっている。また、40は制御回路21を動
作状態にするためのメインスイッチ、41は露光を行わ
せるためのレリーズスイッチであり、これらも制御回路
21に繋がっている。
【0035】図5には、制御回路21によって行われ
る、メモリ21aに記憶させる履歴情報の内容を決定す
るためのモード切り換えシーケンスを示している。言い
換えれば、このシーケンスは、カメラ使用者がカメラに
装填されるカートリッジを識別するために、カメラが予
め設定した履歴情報で判定するのか、装置使用者が任意
で決めた履歴情報で判定するのかを決定するためのシー
ケンスである。
る、メモリ21aに記憶させる履歴情報の内容を決定す
るためのモード切り換えシーケンスを示している。言い
換えれば、このシーケンスは、カメラ使用者がカメラに
装填されるカートリッジを識別するために、カメラが予
め設定した履歴情報で判定するのか、装置使用者が任意
で決めた履歴情報で判定するのかを決定するためのシー
ケンスである。
【0036】メモリ21aに履歴情報を記憶させておく
目的は、カートリッジ外装の磁気記録部やフィルムのリ
ーダー部などに形成された磁気記録部に記録されたカー
トリッジの個別識別情報(ID)から瞬時に履歴情報を
呼び出して表示することにより、カメラ使用者にそのフ
ィルムの使用履歴内容を伝えるためである。そして、カ
ートリッジ装填時にカメラ使用者が知りたい履歴情報の
内容はカメラ使用者によって異なる。そこで、本カメラ
には、メモリ21aに記憶させる履歴情報の内容の選択
を可能にさせるためにこのシーケンスを設けている。
目的は、カートリッジ外装の磁気記録部やフィルムのリ
ーダー部などに形成された磁気記録部に記録されたカー
トリッジの個別識別情報(ID)から瞬時に履歴情報を
呼び出して表示することにより、カメラ使用者にそのフ
ィルムの使用履歴内容を伝えるためである。そして、カ
ートリッジ装填時にカメラ使用者が知りたい履歴情報の
内容はカメラ使用者によって異なる。そこで、本カメラ
には、メモリ21aに記憶させる履歴情報の内容の選択
を可能にさせるためにこのシーケンスを設けている。
【0037】図5において、モード切り換えスイッチ2
5を所定時間内に1回押すと(ステップ401)、様々
な内容の履歴情報のうちカメラが予め設定している内容
(おまかせ情報)をメモリ21aに記憶させるモードと
なる(ステップ402)。具体的には、カートリッジ情
報読取センサー15を通じて検知したフィルムの使用状
態(未使用、一部使用済み、完全使用済み、現像済み)
に応じて、予めカメラに設定されている履歴情報をメモ
リ21aに記憶させるモードとなる。一般に、フィルム
未使用の時は新品であるのだからあえて履歴情報を記憶
させる必要は無い。これに対し、一部使用済みのフィル
ムであれば、残り何駒撮影できるかなどが瞬時にわかれ
ば次の撮影に便利であるので、残り撮影可能駒数をメモ
リ21aに記憶させる。また、完全使用済みや現像済み
のカートリッジであれば、いつ撮影が終了したのかがわ
かればそのフィルムがどこで撮影されたのかの予想がで
き、現像先を選定したりカートリッジを整理したりし易
いので、最終撮影日をメモリ21aに記憶させる。
5を所定時間内に1回押すと(ステップ401)、様々
な内容の履歴情報のうちカメラが予め設定している内容
(おまかせ情報)をメモリ21aに記憶させるモードと
なる(ステップ402)。具体的には、カートリッジ情
報読取センサー15を通じて検知したフィルムの使用状
態(未使用、一部使用済み、完全使用済み、現像済み)
に応じて、予めカメラに設定されている履歴情報をメモ
リ21aに記憶させるモードとなる。一般に、フィルム
未使用の時は新品であるのだからあえて履歴情報を記憶
させる必要は無い。これに対し、一部使用済みのフィル
ムであれば、残り何駒撮影できるかなどが瞬時にわかれ
ば次の撮影に便利であるので、残り撮影可能駒数をメモ
リ21aに記憶させる。また、完全使用済みや現像済み
のカートリッジであれば、いつ撮影が終了したのかがわ
かればそのフィルムがどこで撮影されたのかの予想がで
き、現像先を選定したりカートリッジを整理したりし易
いので、最終撮影日をメモリ21aに記憶させる。
【0038】モード切り換えスイッチ25を所定時間内
に2回又は3回押すと(ステップ401)、フィルム2
の撮影内容を知るのに役立つ履歴情報を少なくとも1つ
使用者が選択してメモリ21aに記憶させるモードとな
る(ステップ403,404)。例えば、最終撮影日を
記憶させたり(ステップ403)、G.P.S.センサ
を通じて検知した最終撮影場所をメモリ21aに記憶さ
せたり、その場所の温度をメモリ21aに記憶させたり
するモードとなる(ステップ404)。このように、本
カメラでは、使用者にとってフィルムの撮影内容を知る
手がかりになる履歴情報の内容をカメラまかせにするこ
ともできるし、使用者の好みに合わせて選択することも
できる。
に2回又は3回押すと(ステップ401)、フィルム2
の撮影内容を知るのに役立つ履歴情報を少なくとも1つ
使用者が選択してメモリ21aに記憶させるモードとな
る(ステップ403,404)。例えば、最終撮影日を
記憶させたり(ステップ403)、G.P.S.センサ
を通じて検知した最終撮影場所をメモリ21aに記憶さ
せたり、その場所の温度をメモリ21aに記憶させたり
するモードとなる(ステップ404)。このように、本
カメラでは、使用者にとってフィルムの撮影内容を知る
手がかりになる履歴情報の内容をカメラまかせにするこ
ともできるし、使用者の好みに合わせて選択することも
できる。
【0039】図6および図7には、制御回路21によっ
て行われる本カメラの動作全体のシーケンスを示してい
る。なお、図5の履歴情報の内容を決定するモード切り
換えシーケンスは、カメラ工場出荷時にいずれかのモー
ドが設定されており、図6および図7のシーケンス中に
随時割り込みによっていずれかのモードに切り換えられ
るようになっている。
て行われる本カメラの動作全体のシーケンスを示してい
る。なお、図5の履歴情報の内容を決定するモード切り
換えシーケンスは、カメラ工場出荷時にいずれかのモー
ドが設定されており、図6および図7のシーケンス中に
随時割り込みによっていずれかのモードに切り換えられ
るようになっている。
【0040】図6および図7のシーケンスでは、フィル
ム2の磁気記録部にIDを記録させるものであり、ま
た、未使用のフィルムカートリッジに対してはフィルム
へのIDの磁気記録やメモリ21aへのID及び履歴情
報の記憶は行わず、一部使用済みや完全使用済みや現像
済みのカートリッジフィルムに対してIDのフィルムへ
の磁気記録やメモリ21aへのID及び履歴情報の記憶
を行うようにして、カートリッジの識別を行い易くして
いる。
ム2の磁気記録部にIDを記録させるものであり、ま
た、未使用のフィルムカートリッジに対してはフィルム
へのIDの磁気記録やメモリ21aへのID及び履歴情
報の記憶は行わず、一部使用済みや完全使用済みや現像
済みのカートリッジフィルムに対してIDのフィルムへ
の磁気記録やメモリ21aへのID及び履歴情報の記憶
を行うようにして、カートリッジの識別を行い易くして
いる。
【0041】つまり、カートリッジ外観からは撮影内容
が推察しにくいというカートリッジ収納タイプのフィル
ム固有の問題を重視して、通常のカメラにおいては使用
済みや現像済みのフィルムカートリッジは全く使用不可
能にするところを、あえて撮影が行われたフィルムカー
トリッジに関してはID情報確認システムを残すように
している。
が推察しにくいというカートリッジ収納タイプのフィル
ム固有の問題を重視して、通常のカメラにおいては使用
済みや現像済みのフィルムカートリッジは全く使用不可
能にするところを、あえて撮影が行われたフィルムカー
トリッジに関してはID情報確認システムを残すように
している。
【0042】さらに、撮影に用いられた全てのフィルム
カートリッジの識別を特別な装置を用いること無くカメ
ラによって行えるようにするために、IDがすでに有る
ものに関してはIDと関連付けられた履歴情報を表示
し、IDが無いものに関しては新たなID付けと履歴情
報のメモリ21aへの記憶を行うようにしている。
カートリッジの識別を特別な装置を用いること無くカメ
ラによって行えるようにするために、IDがすでに有る
ものに関してはIDと関連付けられた履歴情報を表示
し、IDが無いものに関しては新たなID付けと履歴情
報のメモリ21aへの記憶を行うようにしている。
【0043】また、図6および図7のフローにおけるA
〜Eが付された部分は互いに繋がっている。
〜Eが付された部分は互いに繋がっている。
【0044】図6において、使用者がカートリッジ1を
カメラに装填するためカート室蓋開操作スイッチ5を押
すと(ステップ501)、カートリッジがカメラ内に無
い場合には(ステップ502)、制御回路21によって
カート室蓋駆動モータ10が駆動されてカート室蓋4が
開駆動を始める(ステップ504)。カート室蓋4が完
全に開いてカート室蓋開検知スイッチ6が押圧されると
(ステップ505)、カート室蓋駆動モータ10の駆動
を止める(ステップ506)。
カメラに装填するためカート室蓋開操作スイッチ5を押
すと(ステップ501)、カートリッジがカメラ内に無
い場合には(ステップ502)、制御回路21によって
カート室蓋駆動モータ10が駆動されてカート室蓋4が
開駆動を始める(ステップ504)。カート室蓋4が完
全に開いてカート室蓋開検知スイッチ6が押圧されると
(ステップ505)、カート室蓋駆動モータ10の駆動
を止める(ステップ506)。
【0045】カートリッジ1がカートリッジ室C内に装
填され、引込み開始スイッチ8が押圧されると(ステッ
プ507)、カートリッジ装填モータ30を駆動させて
ローラ9a,9bによるカートリッジ1の引込み駆動を
開始する(ステップ508)。
填され、引込み開始スイッチ8が押圧されると(ステッ
プ507)、カートリッジ装填モータ30を駆動させて
ローラ9a,9bによるカートリッジ1の引込み駆動を
開始する(ステップ508)。
【0046】こうして引込まれたカートリッジ1の装填
方向前端面が装填完了スイッチ14を押圧すると(ステ
ップ509)、カート引込み駆動を終了する(ステップ
510)。
方向前端面が装填完了スイッチ14を押圧すると(ステ
ップ509)、カート引込み駆動を終了する(ステップ
510)。
【0047】次にカート室蓋5を閉じるため再度カート
室蓋駆動モータ10を駆動し(ステップ511)、カー
ト室蓋5が閉完了スイッチ7を押圧すると(ステップ5
12)カート室蓋5の閉じ駆動を終了する(ステップ5
13)。
室蓋駆動モータ10を駆動し(ステップ511)、カー
ト室蓋5が閉完了スイッチ7を押圧すると(ステップ5
12)カート室蓋5の閉じ駆動を終了する(ステップ5
13)。
【0048】続いてカートリッジ使用情報バーコードが
設けられたフランジ部1cをセンサー15により読み取
るために、カート遮光蓋駆動モータ19を駆動し、カー
トリッジ1のフィルム出入口に設けられたカート遮光蓋
をドライバ17の回転によって開ける(ステップ51
4)。カート遮光蓋が開放されるとさらに給送モータ2
9を駆動してフォークギア16を回転させ(ステップ5
15)、フィルム2の巻き戻し駆動を行いながらカート
リッジ使用状態を示す情報の読み出しを行う(ステップ
516)。
設けられたフランジ部1cをセンサー15により読み取
るために、カート遮光蓋駆動モータ19を駆動し、カー
トリッジ1のフィルム出入口に設けられたカート遮光蓋
をドライバ17の回転によって開ける(ステップ51
4)。カート遮光蓋が開放されるとさらに給送モータ2
9を駆動してフォークギア16を回転させ(ステップ5
15)、フィルム2の巻き戻し駆動を行いながらカート
リッジ使用状態を示す情報の読み出しを行う(ステップ
516)。
【0049】一方、ステップ502において、カートリ
ッジがカメラ内に装填されていると判別された場合は、
フィルムが巻き戻されていることを確認した上で(ステ
ップ503)、ステップ641に進む。なお、ステップ
641については後述する。ステップ516においてカ
ートリッジ使用情報が読み出されると、この情報に基づ
いてフィルム使用状態が判定される(ステップ60
1)。
ッジがカメラ内に装填されていると判別された場合は、
フィルムが巻き戻されていることを確認した上で(ステ
ップ503)、ステップ641に進む。なお、ステップ
641については後述する。ステップ516においてカ
ートリッジ使用情報が読み出されると、この情報に基づ
いてフィルム使用状態が判定される(ステップ60
1)。
【0050】ここで、未使用フィルムであると判定され
た場合には、給送モータ29をフィルム2の送り出し、
巻き上げ駆動(以下、これらを単に巻き上げ駆動とい
う)に切り換えて、フィルム2がスプール28に巻き取
られるようにする(ステップ602)。そして、フィル
ム2の1駒目が撮影可能位置まで送られたことを位置検
知センサー23によって検出すると(ステップ60
3)、フィルム巻き上げを止めて(ステップ604)、
フィルムを露光する撮影サブルーチンに入る(ステップ
605)。
た場合には、給送モータ29をフィルム2の送り出し、
巻き上げ駆動(以下、これらを単に巻き上げ駆動とい
う)に切り換えて、フィルム2がスプール28に巻き取
られるようにする(ステップ602)。そして、フィル
ム2の1駒目が撮影可能位置まで送られたことを位置検
知センサー23によって検出すると(ステップ60
3)、フィルム巻き上げを止めて(ステップ604)、
フィルムを露光する撮影サブルーチンに入る(ステップ
605)。
【0051】この撮影サブルーチンでは、図3および図
4に示した撮影部を用いてレリーズ、測距、ピント出
し、シャッタ駆動の一連の撮影動作を行う。そして、撮
影サブルーチンで撮影を行った場合には次のステップ6
06に進んで、フィルム巻き上げ駆動を行い、次の駒へ
のフィルム送りと磁気ヘッド26による撮影した駒に対
する磁気情報の書き込みを行う(ステップ607)。
4に示した撮影部を用いてレリーズ、測距、ピント出
し、シャッタ駆動の一連の撮影動作を行う。そして、撮
影サブルーチンで撮影を行った場合には次のステップ6
06に進んで、フィルム巻き上げ駆動を行い、次の駒へ
のフィルム送りと磁気ヘッド26による撮影した駒に対
する磁気情報の書き込みを行う(ステップ607)。
【0052】次に、現在送っている駒のカウント数Nが
撮影可能規定駒数No以上になっていない場合、つまり
撮影がまだ可能な場合には(ステップ608)、現在の
撮影駒が次の撮影駒に送られたことをセンサー23によ
り検出して送り駒カウントを1つ増やした後(ステップ
609)、フィルム給送を終了し(ステップ610)、
再度撮影されるのを待つ。
撮影可能規定駒数No以上になっていない場合、つまり
撮影がまだ可能な場合には(ステップ608)、現在の
撮影駒が次の撮影駒に送られたことをセンサー23によ
り検出して送り駒カウントを1つ増やした後(ステップ
609)、フィルム給送を終了し(ステップ610)、
再度撮影されるのを待つ。
【0053】一方、ステップ608において、送り駒カ
ウント数Nが撮影可能駒数Noを上回ってしまった場
合、つまりフィルムが完全使用済みと判別された場合に
は、給送モータ29を駆動してフィルム2の巻き戻しを
開始する(ステップ612)。なお、撮影待機中などに
て強制巻き戻しスイッチ27が押された場合にも(ステ
ップ611)、ステップ612におけるフィルム2の巻
き戻しを行う。そして、カートリッジ1が装填されてか
ら撮影が一度でもされた場合には(ステップ613)、
ステップ632に進み、前述した図5のモード切り換え
シーケンスによって選択されている履歴情報を、本カメ
ラによって発行されたID(図1および図2で説明した
ような6文字のもの)と選択された履歴情報とを合わせ
て不揮発性メモリ21aに記憶させるためのID・履歴
情報記憶サブルーチンに入る(ステップ632)。
ウント数Nが撮影可能駒数Noを上回ってしまった場
合、つまりフィルムが完全使用済みと判別された場合に
は、給送モータ29を駆動してフィルム2の巻き戻しを
開始する(ステップ612)。なお、撮影待機中などに
て強制巻き戻しスイッチ27が押された場合にも(ステ
ップ611)、ステップ612におけるフィルム2の巻
き戻しを行う。そして、カートリッジ1が装填されてか
ら撮影が一度でもされた場合には(ステップ613)、
ステップ632に進み、前述した図5のモード切り換え
シーケンスによって選択されている履歴情報を、本カメ
ラによって発行されたID(図1および図2で説明した
ような6文字のもの)と選択された履歴情報とを合わせ
て不揮発性メモリ21aに記憶させるためのID・履歴
情報記憶サブルーチンに入る(ステップ632)。
【0054】図8にはステップ632に示されるID・
履歴情報記憶サブルーチンを2通り示している。図8
(a)のサブルーチンでは、まずメモリ21aの記憶容
量に新たなIDおよび履歴情報を記憶するのに十分な余
裕があるか否かを検知する(ステップ801)。記憶容
量に余裕がある場合には、新たなIDを発行(決定)
し、このIDとともに履歴情報をメモリ21aに記憶さ
せる(ステップ802)。記憶容量に余裕が無いと検知
した場合は、メモリ21aに記憶されているIDのうち
最も古く発行されたIDおよびこれに関連する履歴情報
を全部又は一部削除し(ステップ803)、再度記憶容
量の確認を行う(ステップ801)。ここで、まだ記憶
容量不足であれば、古い発行のIDおよび履歴情報から
順次消去を繰り返して、記憶容量に余裕が生じたら、新
たなIDおよび履歴情報をメモリ21aに記憶させて、
このサブルーチンから抜ける。
履歴情報記憶サブルーチンを2通り示している。図8
(a)のサブルーチンでは、まずメモリ21aの記憶容
量に新たなIDおよび履歴情報を記憶するのに十分な余
裕があるか否かを検知する(ステップ801)。記憶容
量に余裕がある場合には、新たなIDを発行(決定)
し、このIDとともに履歴情報をメモリ21aに記憶さ
せる(ステップ802)。記憶容量に余裕が無いと検知
した場合は、メモリ21aに記憶されているIDのうち
最も古く発行されたIDおよびこれに関連する履歴情報
を全部又は一部削除し(ステップ803)、再度記憶容
量の確認を行う(ステップ801)。ここで、まだ記憶
容量不足であれば、古い発行のIDおよび履歴情報から
順次消去を繰り返して、記憶容量に余裕が生じたら、新
たなIDおよび履歴情報をメモリ21aに記憶させて、
このサブルーチンから抜ける。
【0055】一方、図8(b)のサブルーチンは、カメ
ラにおいてID発行数に制限がある場合に用いられるも
のである。このサブルーチンでは、まず新たに発行でき
るIDが存在するか否か、つまり新たにIDを発行する
と既に発行してメモリ21aに記憶されたIDと重複し
てしまうか否かを判別する(ステップ804)。新たに
発行できるIDが存在しないと判別した場合は、最も古
く発行されたIDおよびこれに関連する履歴情報をメモ
リ21aから削除し(ステップ806)、消去したID
を新たに発行して、このIDと履歴情報をメモリ21a
に記憶させる(ステップ805)。なお、ステップ80
4において新たに発行できるIDが存在すると判別した
場合は、そのまま新たなIDを新たに発行して、このI
Dと履歴情報をメモリ21aに記憶させ(ステップ80
5)、このサブルーチンから抜ける。
ラにおいてID発行数に制限がある場合に用いられるも
のである。このサブルーチンでは、まず新たに発行でき
るIDが存在するか否か、つまり新たにIDを発行する
と既に発行してメモリ21aに記憶されたIDと重複し
てしまうか否かを判別する(ステップ804)。新たに
発行できるIDが存在しないと判別した場合は、最も古
く発行されたIDおよびこれに関連する履歴情報をメモ
リ21aから削除し(ステップ806)、消去したID
を新たに発行して、このIDと履歴情報をメモリ21a
に記憶させる(ステップ805)。なお、ステップ80
4において新たに発行できるIDが存在すると判別した
場合は、そのまま新たなIDを新たに発行して、このI
Dと履歴情報をメモリ21aに記憶させ(ステップ80
5)、このサブルーチンから抜ける。
【0056】ID・履歴情報記憶サブルーチンを終了す
ると、ステップ633において、磁気ヘッド26により
巻き戻し中のフィルム2のリーダー部における磁気記録
部に発行されたIDを磁気記録する。さらに、メモリ2
1aに記憶させたIDと履歴情報を液晶表示部20に表
示させる(ステップ636)。
ると、ステップ633において、磁気ヘッド26により
巻き戻し中のフィルム2のリーダー部における磁気記録
部に発行されたIDを磁気記録する。さらに、メモリ2
1aに記憶させたIDと履歴情報を液晶表示部20に表
示させる(ステップ636)。
【0057】フィルム2の巻戻しが完了し(ステップ6
37b)、カート情報読み取りセンサー15によりカー
トリッジ1のフランジ部1cを所定の位置に停止させ
て、フィルム使用状態(未使用、一部使用済み、完全使
用済み、現像済み)を判別できるようにする(ステップ
638,639)。そして、カートリッジ1をカメラか
ら送り出し可能な状態であることを使用者に知らせるた
めに発音体24から報知音を出したり液晶表示部20に
送り出し可能表示を行ったりする(ステップ640)。
さらに、モータ19を駆動してカート遮光蓋を閉じると
ともに(ステップ641)、モータ10を駆動してカー
ト室蓋4の開駆動を開始する(ステップ642)。
37b)、カート情報読み取りセンサー15によりカー
トリッジ1のフランジ部1cを所定の位置に停止させ
て、フィルム使用状態(未使用、一部使用済み、完全使
用済み、現像済み)を判別できるようにする(ステップ
638,639)。そして、カートリッジ1をカメラか
ら送り出し可能な状態であることを使用者に知らせるた
めに発音体24から報知音を出したり液晶表示部20に
送り出し可能表示を行ったりする(ステップ640)。
さらに、モータ19を駆動してカート遮光蓋を閉じると
ともに(ステップ641)、モータ10を駆動してカー
ト室蓋4の開駆動を開始する(ステップ642)。
【0058】カート室蓋4が開いてカート室蓋開検知ス
イッチ6を押圧すると(ステップ643)、カート室蓋
4の開駆動を終了する(ステップ644)。さらにモー
タ30を駆動してカートリッジ1が送り出され(ステッ
プ645)、カートリッジ外装がタイミングスイッチ1
2を押圧しなくなると(ステップ646)、カートリッ
ジ1の送り出し駆動を終える(ステップ647)。
イッチ6を押圧すると(ステップ643)、カート室蓋
4の開駆動を終了する(ステップ644)。さらにモー
タ30を駆動してカートリッジ1が送り出され(ステッ
プ645)、カートリッジ外装がタイミングスイッチ1
2を押圧しなくなると(ステップ646)、カートリッ
ジ1の送り出し駆動を終える(ステップ647)。
【0059】一方、ステップ613において、未使用カ
ートリッジを装填したが撮影を行わなかった場合は、I
Dの発行、IDおよび履歴情報のメモリ21aへの記憶
やIDのフィルム2への書き込みは行わずに、ステップ
637に進み、ステップ637から上述と同様に動作す
る。
ートリッジを装填したが撮影を行わなかった場合は、I
Dの発行、IDおよび履歴情報のメモリ21aへの記憶
やIDのフィルム2への書き込みは行わずに、ステップ
637に進み、ステップ637から上述と同様に動作す
る。
【0060】また、ステップ601においてフィルム2
が一部使用済みであると判別した場合は、ステップ61
4に進んでフィルム巻き上げ駆動を行い、磁気ヘッド2
6によりフィルム2の磁気記録部に記録されているID
(カートID)を読み出す(ステップ615)。そし
て、読み出したカートIDの確認を行い(ステップ61
6)、ID確認が完了するとIDの存在が確認されたこ
とを知らせるために発音体24から報知音を発し(ステ
ップ617)、ID・履歴情報の判定シーケンスに入る
(ステップ618)。
が一部使用済みであると判別した場合は、ステップ61
4に進んでフィルム巻き上げ駆動を行い、磁気ヘッド2
6によりフィルム2の磁気記録部に記録されているID
(カートID)を読み出す(ステップ615)。そし
て、読み出したカートIDの確認を行い(ステップ61
6)、ID確認が完了するとIDの存在が確認されたこ
とを知らせるために発音体24から報知音を発し(ステ
ップ617)、ID・履歴情報の判定シーケンスに入る
(ステップ618)。
【0061】図9には、ステップ618のID・履歴情
報の判定シーケンスを示している。このシーケンスで
は、まず確認されたカートIDの1文字目が本カメラと
同一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録
されたことを示すコードであるか否かを判定する(ステ
ップ1601)。本カメラと同一の製造元又は販売元の
コードである場合には、メモリ21aに記憶されたID
中にフィルム2から再生確認されたカートIDと一致す
るものがあるか否かを判定し(ステップ1602)、一
致するものが存在した場合には、図6のステップ620
に進み、このIDに対応する履歴情報をメモリ21aか
ら読み出して、液晶表示部20に表示させ、ステップ6
21に進む。
報の判定シーケンスを示している。このシーケンスで
は、まず確認されたカートIDの1文字目が本カメラと
同一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録
されたことを示すコードであるか否かを判定する(ステ
ップ1601)。本カメラと同一の製造元又は販売元の
コードである場合には、メモリ21aに記憶されたID
中にフィルム2から再生確認されたカートIDと一致す
るものがあるか否かを判定し(ステップ1602)、一
致するものが存在した場合には、図6のステップ620
に進み、このIDに対応する履歴情報をメモリ21aか
ら読み出して、液晶表示部20に表示させ、ステップ6
21に進む。
【0062】なお、この履歴情報は、二次的制御(フィ
ルムへの撮影、フィルムの画像情報検出など)の許可判
定にも役立つ。例えば、履歴情報が撮影可能残駒数情報
ならば、カート情報読み取りセンサー15によってカー
トリッジ1のフランジ部1cのバーコードから初期位置
を検出し、フィルム使用状態を検出したり、さらにフィ
ルムの各駒に記録されている磁気情報の存在を確認しな
くても瞬時にフィルム使用状態が得られ、未使用駒の頭
出しが行える。
ルムへの撮影、フィルムの画像情報検出など)の許可判
定にも役立つ。例えば、履歴情報が撮影可能残駒数情報
ならば、カート情報読み取りセンサー15によってカー
トリッジ1のフランジ部1cのバーコードから初期位置
を検出し、フィルム使用状態を検出したり、さらにフィ
ルムの各駒に記録されている磁気情報の存在を確認しな
くても瞬時にフィルム使用状態が得られ、未使用駒の頭
出しが行える。
【0063】一方、ステップ1601にて本カメラと同
一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録さ
れたことを示すコードであると判定されたが、ステップ
1602でメモリ21aに記憶されたIDに一致するも
のがないと判定されたときは図6のステップ621に進
む。
一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録さ
れたことを示すコードであると判定されたが、ステップ
1602でメモリ21aに記憶されたIDに一致するも
のがないと判定されたときは図6のステップ621に進
む。
【0064】ステップ621において、一部使用済みの
フィルムから撮影済み駒毎の磁気記録情報を磁気ヘッド
26により読み出す。駒磁気情報が撮影可能規定駒数N
o以内に存在すれば順次読み出しを続け(ステップ62
2→621)、磁気情報が無い駒、つまりは未露光駒に
なることにより、ステップ621からステップ603に
進む。逆に撮影可能な全駒に磁気情報があればステップ
622からステップ623に進み、撮影不可能として発
音体24や液晶表示部20により警告を発する。そし
て、給送モータ29を駆動してフィルム巻き戻しを開始
し(ステップ626)、ステップ637bに進む。
フィルムから撮影済み駒毎の磁気記録情報を磁気ヘッド
26により読み出す。駒磁気情報が撮影可能規定駒数N
o以内に存在すれば順次読み出しを続け(ステップ62
2→621)、磁気情報が無い駒、つまりは未露光駒に
なることにより、ステップ621からステップ603に
進む。逆に撮影可能な全駒に磁気情報があればステップ
622からステップ623に進み、撮影不可能として発
音体24や液晶表示部20により警告を発する。そし
て、給送モータ29を駆動してフィルム巻き戻しを開始
し(ステップ626)、ステップ637bに進む。
【0065】一方、ステップ1601にて本カメラと同
一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録さ
れたことを示すコードでないことが判定された場合(当
然メモリ21aに記憶されたID中に一致するものは存
在しない)は、ステップ623に進み、フィルムが使用
できないことを発音体24からの警告音や液晶表示部2
0への表示を用いて使用者に警告し、ステップ626に
進み、フィルムの巻き戻しを開始する。
一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録さ
れたことを示すコードでないことが判定された場合(当
然メモリ21aに記憶されたID中に一致するものは存
在しない)は、ステップ623に進み、フィルムが使用
できないことを発音体24からの警告音や液晶表示部2
0への表示を用いて使用者に警告し、ステップ626に
進み、フィルムの巻き戻しを開始する。
【0066】また、ステップ601にてフィルムが完全
使用済み又は現像済みと判別された場合には、フィルム
の巻き戻し駆動を巻き上げ駆動に切り換え(ステップ6
27)、フィルムに記録されている可能性のあるIDを
磁気ヘッド26により読み出す(ステップ628)。こ
こで、IDが読み出された場合(ステップ629)に
は、前述したID・履歴情報判定シーケンスを実行する
(ステップ634)。
使用済み又は現像済みと判別された場合には、フィルム
の巻き戻し駆動を巻き上げ駆動に切り換え(ステップ6
27)、フィルムに記録されている可能性のあるIDを
磁気ヘッド26により読み出す(ステップ628)。こ
こで、IDが読み出された場合(ステップ629)に
は、前述したID・履歴情報判定シーケンスを実行する
(ステップ634)。
【0067】ここで、フィルムから読み出されたカート
IDに一致するものがメモリ21aに記憶されている場
合(ステップ1601)には、読み出したIDに対応す
る履歴情報をメモリ21aから読み出して、液晶表示部
20にそのIDとともに表示し(ステップ636)、ス
テップ637aに進んで、給送モータ29によりフィル
ム巻き戻しを開始し、ステップ637bに進む。
IDに一致するものがメモリ21aに記憶されている場
合(ステップ1601)には、読み出したIDに対応す
る履歴情報をメモリ21aから読み出して、液晶表示部
20にそのIDとともに表示し(ステップ636)、ス
テップ637aに進んで、給送モータ29によりフィル
ム巻き戻しを開始し、ステップ637bに進む。
【0068】一方、それ以外の場合(ステップ160
1,1602)は、一律に液晶表示部20又は発音体2
4により警告を行い(ステップ635)、ステップ63
7aに進む。
1,1602)は、一律に液晶表示部20又は発音体2
4により警告を行い(ステップ635)、ステップ63
7aに進む。
【0069】ステップ629においてカートIDが読み
出せなかった(無い)場合は、選択されている履歴情報
に対応する情報を磁気ヘッド26によりフィルムから読
み出す(ステップ630)。そして、給送モータ29に
よりフィルム巻き戻しを開始し(ステップ631)、読
み出した履歴情報に対応する情報を本カメラが発行した
IDに関連付けてメモリ21aに記憶する(ステップ6
32)。さらに、巻き戻し駆動中にフィルムのリーダー
部に上記発行したIDを記録し(ステップ633)、記
憶したIDと履歴情報を液晶表示部20に表示させて
(ステップ636)、ステップ637bに進む。
出せなかった(無い)場合は、選択されている履歴情報
に対応する情報を磁気ヘッド26によりフィルムから読
み出す(ステップ630)。そして、給送モータ29に
よりフィルム巻き戻しを開始し(ステップ631)、読
み出した履歴情報に対応する情報を本カメラが発行した
IDに関連付けてメモリ21aに記憶する(ステップ6
32)。さらに、巻き戻し駆動中にフィルムのリーダー
部に上記発行したIDを記録し(ステップ633)、記
憶したIDと履歴情報を液晶表示部20に表示させて
(ステップ636)、ステップ637bに進む。
【0070】以上が第1実施形態のカメラの動作シーケ
ンスである。このシーケンスを行うことにより、フィル
ム使用状態に応じて、フィルムを個別識別するのに役立
つ個別情報を適宜得ることができる。具体的には、未使
用フィルムにはIDを発行しないでカメラ内のメモリ2
1aの記憶容量を圧迫するのを防ぎ、一部使用済み及び
完全使用済みの撮影フィルムには撮影最終駒等に関する
履歴情報を随時メモリ21aに書き換えることで、フィ
ルム識別に役立つ最新の情報が得られるようにしてい
る。
ンスである。このシーケンスを行うことにより、フィル
ム使用状態に応じて、フィルムを個別識別するのに役立
つ個別情報を適宜得ることができる。具体的には、未使
用フィルムにはIDを発行しないでカメラ内のメモリ2
1aの記憶容量を圧迫するのを防ぎ、一部使用済み及び
完全使用済みの撮影フィルムには撮影最終駒等に関する
履歴情報を随時メモリ21aに書き換えることで、フィ
ルム識別に役立つ最新の情報が得られるようにしてい
る。
【0071】また、カメラの使用に適さないIDを持つ
フィルムについては、撮影をさせないようにしたりフィ
ルム給送をさせないようにしたりして、フィルムの機密
保持を行ったり、素性のわからないカートリッジの使用
をさせないようにしている。さらに、液晶表示部20に
装填したフィルムのIDや履歴情報を表示することによ
り、カートリッジ外観だけではわかりにくいフィルムの
選別ができるようにしている。
フィルムについては、撮影をさせないようにしたりフィ
ルム給送をさせないようにしたりして、フィルムの機密
保持を行ったり、素性のわからないカートリッジの使用
をさせないようにしている。さらに、液晶表示部20に
装填したフィルムのIDや履歴情報を表示することによ
り、カートリッジ外観だけではわかりにくいフィルムの
選別ができるようにしている。
【0072】図10には、第1実施形態の動作シーケン
スの変形例を示している。このシーケンスでは、カメラ
に装填されたフィルムカートリッジが完全使用済み及び
現像済みの場合又は使用後完全使用済みになった場合、
フィルムカートリッジに磁気記録されているIDを消去
し、さらにはフィルムカートリッジから読み出したID
と一致するIDおよびこれに対応する履歴情報をメモリ
21aから消去するようにしたものである。これによ
り、IDの再使用やメモリ21aの記憶容量の圧迫防止
を図ることができる。
スの変形例を示している。このシーケンスでは、カメラ
に装填されたフィルムカートリッジが完全使用済み及び
現像済みの場合又は使用後完全使用済みになった場合、
フィルムカートリッジに磁気記録されているIDを消去
し、さらにはフィルムカートリッジから読み出したID
と一致するIDおよびこれに対応する履歴情報をメモリ
21aから消去するようにしたものである。これによ
り、IDの再使用やメモリ21aの記憶容量の圧迫防止
を図ることができる。
【0073】なお、図10のシーケンスにおいて、図7
のシーケンスと同一機能のステップについては同符号を
付して説明に代える。また、図10の丸囲みAに至るカ
ートリッジ装填までのシーケンスは図6のシーケンスと
全く同じである。
のシーケンスと同一機能のステップについては同符号を
付して説明に代える。また、図10の丸囲みAに至るカ
ートリッジ装填までのシーケンスは図6のシーケンスと
全く同じである。
【0074】図10において、ステップ608にて装填
フィルムが完全使用済みと判別された場合、およびステ
ップ622にて一部使用済みと判別された装填フィルム
が実際は完全使用済み(N=N0 )になっていた場合
に、フィルムからIDが読み出されると(ステップ62
4)、ステップ625に進み、メモリ21aに一致する
IDがあるときはこのIDおよびこれに対応付けられた
履歴情報をメモリ21aから消去する。そして、フィル
ムを巻き戻し駆動して(ステップ626)、この巻き戻
し途中で磁気ヘッド26によりフィルムに磁気記録され
ているIDを消去し(ステップ702)、ステップ63
7bに進む。
フィルムが完全使用済みと判別された場合、およびステ
ップ622にて一部使用済みと判別された装填フィルム
が実際は完全使用済み(N=N0 )になっていた場合
に、フィルムからIDが読み出されると(ステップ62
4)、ステップ625に進み、メモリ21aに一致する
IDがあるときはこのIDおよびこれに対応付けられた
履歴情報をメモリ21aから消去する。そして、フィル
ムを巻き戻し駆動して(ステップ626)、この巻き戻
し途中で磁気ヘッド26によりフィルムに磁気記録され
ているIDを消去し(ステップ702)、ステップ63
7bに進む。
【0075】また、装填フィルムの撮影可能駒の全てが
完全使用済みか現像済みである場合には(ステップ60
1)、撮影に適さないフィルムであることをカメラ使用
者に知らせるために音、光、表示などを用いて警告を行
う(ステップ703)。次にフィルムをID情報が記録
されている所望の位置まで巻き上げ駆動し、IDが消去
できる位置まで巻き上げすると(ステップ704)、巻
き戻し駆動に切り換えて(ステップ626)、フィルム
に磁気記録されているID情報部分を消去する。
完全使用済みか現像済みである場合には(ステップ60
1)、撮影に適さないフィルムであることをカメラ使用
者に知らせるために音、光、表示などを用いて警告を行
う(ステップ703)。次にフィルムをID情報が記録
されている所望の位置まで巻き上げ駆動し、IDが消去
できる位置まで巻き上げすると(ステップ704)、巻
き戻し駆動に切り換えて(ステップ626)、フィルム
に磁気記録されているID情報部分を消去する。
【0076】(第2実施形態)図11および図12に
は、本発明の第2実施形態であるカメラの動作シーケン
スを示している。本実施形態は、IDを記録する磁気記
録部がカートリッジ外装とに設けられている場合を想定
したものである。なお、本実施形態の動作シーケンス
も、第1実施形態と同様に、図3および図4に示したカ
メラにて実行されるものである。
は、本発明の第2実施形態であるカメラの動作シーケン
スを示している。本実施形態は、IDを記録する磁気記
録部がカートリッジ外装とに設けられている場合を想定
したものである。なお、本実施形態の動作シーケンス
も、第1実施形態と同様に、図3および図4に示したカ
メラにて実行されるものである。
【0077】図11において、カートリッジ1をカメラ
内に装填しようとしてカメラ使用者がカート室蓋開操作
スイッチ5を押すと(ステップ902)、カートリッジ
1がカメラ内に無い場合は(ステップ903)、制御回
路21はカート室蓋駆動モータ10を駆動してカート室
蓋4の開駆動を開始させる(ステップ905)。カート
室蓋4が完全に開いてカート室蓋開検知スイッチ6が押
圧されると(ステップ906)、モータ10の駆動を止
める(ステップ907)。カートリッジ1がカート室内
に装填されて引込み開始スイッチ8が押圧されると(ス
テップ908)、カート装填モータ30を駆動してロー
ラ9a,9bによるカートリッジ引込み駆動を行う(ス
テップ909)。
内に装填しようとしてカメラ使用者がカート室蓋開操作
スイッチ5を押すと(ステップ902)、カートリッジ
1がカメラ内に無い場合は(ステップ903)、制御回
路21はカート室蓋駆動モータ10を駆動してカート室
蓋4の開駆動を開始させる(ステップ905)。カート
室蓋4が完全に開いてカート室蓋開検知スイッチ6が押
圧されると(ステップ906)、モータ10の駆動を止
める(ステップ907)。カートリッジ1がカート室内
に装填されて引込み開始スイッチ8が押圧されると(ス
テップ908)、カート装填モータ30を駆動してロー
ラ9a,9bによるカートリッジ引込み駆動を行う(ス
テップ909)。
【0078】これと同時にカート用磁気ヘッド13によ
りカートリッジ外装の磁気記録部1aに記録されている
ID(カートID)の読み出しを始める(ステップ91
0)。引込まれたカートリッジ1の装填端面が装填完了
スイッチ14を押圧すると(ステップ911)、カート
引込み駆動を終了し(ステップ913)、同時にカート
IDの読み取りを終える(ステップ914)。
りカートリッジ外装の磁気記録部1aに記録されている
ID(カートID)の読み出しを始める(ステップ91
0)。引込まれたカートリッジ1の装填端面が装填完了
スイッチ14を押圧すると(ステップ911)、カート
引込み駆動を終了し(ステップ913)、同時にカート
IDの読み取りを終える(ステップ914)。
【0079】カートIDが読み出された場合は、IDが
検出できたことを使用者に対して報知し(ステップ91
5)、第1実施形態にて図9に示したID・履歴情報判
定シーケンスを行う(ステップ916)。
検出できたことを使用者に対して報知し(ステップ91
5)、第1実施形態にて図9に示したID・履歴情報判
定シーケンスを行う(ステップ916)。
【0080】このID・履歴情報判定シーケンスでは、
まず確認されたカートIDの1文字目が本カメラと同一
の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録され
たことを示すコードであるか否かを判定する(ステップ
1601)。本カメラと同一の製造元又は販売元のコー
ドである場合には、メモリ21aに記憶されたID中に
フィルム2から再生確認されたカートIDと一致するも
のがあるか否かを判定し(ステップ1602)、一致す
るものが存在した場合には、図10のステップ917に
進み、このIDに対応する履歴情報をメモリ21aから
読み出して、液晶表示部20に表示させ、ステップ91
8に進む。
まず確認されたカートIDの1文字目が本カメラと同一
の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録され
たことを示すコードであるか否かを判定する(ステップ
1601)。本カメラと同一の製造元又は販売元のコー
ドである場合には、メモリ21aに記憶されたID中に
フィルム2から再生確認されたカートIDと一致するも
のがあるか否かを判定し(ステップ1602)、一致す
るものが存在した場合には、図10のステップ917に
進み、このIDに対応する履歴情報をメモリ21aから
読み出して、液晶表示部20に表示させ、ステップ91
8に進む。
【0081】なお、この履歴情報は、二次的制御(フィ
ルムへの撮影、フィルムの画像情報検出など)の許可判
定にも役立つ。例えば、履歴情報が撮影可能残駒数情報
ならば、カート情報読み取りセンサー15によってカー
トリッジ1のフランジ部1cのバーコードから初期位置
を検出し、フィルム使用状態を検出したり、さらにフィ
ルムの各駒に記録されている磁気情報の存在を確認しな
くても瞬時にフィルム使用状態が得られ、未使用駒の頭
出しが行える。
ルムへの撮影、フィルムの画像情報検出など)の許可判
定にも役立つ。例えば、履歴情報が撮影可能残駒数情報
ならば、カート情報読み取りセンサー15によってカー
トリッジ1のフランジ部1cのバーコードから初期位置
を検出し、フィルム使用状態を検出したり、さらにフィ
ルムの各駒に記録されている磁気情報の存在を確認しな
くても瞬時にフィルム使用状態が得られ、未使用駒の頭
出しが行える。
【0082】一方、ステップ1601にて本カメラと同
一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録さ
れたことを示すコードであると判定されたが、ステップ
1602でメモリ21aに記憶されたIDに一致するも
のがないと判定されたときは図11のステップ918に
進む。
一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録さ
れたことを示すコードであると判定されたが、ステップ
1602でメモリ21aに記憶されたIDに一致するも
のがないと判定されたときは図11のステップ918に
進む。
【0083】また、ステップ1601にて本カメラと同
一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録さ
れたことを示すコードでないことが判定された場合(当
然メモリ21aに記憶されたID中に一致するものは存
在しない)は、図12のステップ1029に進み、フィ
ルムが使用できないことを発音体24からの警告音や液
晶表示部20への表示を用いて使用者に警告し、ステッ
プ1032に進み、フィルムの巻き戻しを開始する。
一の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録さ
れたことを示すコードでないことが判定された場合(当
然メモリ21aに記憶されたID中に一致するものは存
在しない)は、図12のステップ1029に進み、フィ
ルムが使用できないことを発音体24からの警告音や液
晶表示部20への表示を用いて使用者に警告し、ステッ
プ1032に進み、フィルムの巻き戻しを開始する。
【0084】ステップ918では、カート室蓋4を閉じ
るために再度モータ10を駆動する。カート室蓋4が完
全に閉じて閉完了スイッチ7を押圧すると(ステップ9
19)、カート室蓋4の閉じ駆動を終了する(ステップ
920)。
るために再度モータ10を駆動する。カート室蓋4が完
全に閉じて閉完了スイッチ7を押圧すると(ステップ9
19)、カート室蓋4の閉じ駆動を終了する(ステップ
920)。
【0085】続いてセンサー15によりカートリッジ1
のフランジ部1cからバーコード情報(フィルム使用状
態を示す情報)を読み取るために、モータ19を駆動し
て、カートリッジ1のフィルム出入口に設けられたカー
ト遮光蓋をドライバ17の回転によって開ける(ステッ
プ921)。カート遮光蓋が開放されると、さらに給送
モータ29を駆動してフォークギア16を回転させてフ
ィルム巻き戻し駆動を行い(ステップ922)、この駆
動中にバーコード情報の読み出しを行って(ステップ9
23)、ステップ1001に進む。
のフランジ部1cからバーコード情報(フィルム使用状
態を示す情報)を読み取るために、モータ19を駆動し
て、カートリッジ1のフィルム出入口に設けられたカー
ト遮光蓋をドライバ17の回転によって開ける(ステッ
プ921)。カート遮光蓋が開放されると、さらに給送
モータ29を駆動してフォークギア16を回転させてフ
ィルム巻き戻し駆動を行い(ステップ922)、この駆
動中にバーコード情報の読み出しを行って(ステップ9
23)、ステップ1001に進む。
【0086】一方、ステップ903において、カートリ
ッジ1がカメラ内に既に存在することが検出された場合
は、フィルムが巻き戻されていることを確認した上で
(ステップ904)、ステップ1046に進む。
ッジ1がカメラ内に既に存在することが検出された場合
は、フィルムが巻き戻されていることを確認した上で
(ステップ904)、ステップ1046に進む。
【0087】ステップ1001において、バーコード情
報から装填されたフィルムの使用状態が未使用であると
判別された場合は、給送モータ29を巻き上げ駆動に切
り換えて、フィルム2をスプール28に巻き取らせる
(ステップ1002)。位置検知センサー23によって
フィルム2が撮影可能位置まで送られたことが検出され
ると(ステップ1003)、フィルム巻き上げ駆動を停
止させ(ステップ1004)、フィルムに露光させる撮
影サブルーチンに入る(ステップ1005)。なお、撮
影サブルーチンは、図3および図4に示した撮影部31
が、レリーズスイッチの操作に応じてレリーズ、測距、
ピント出し、シャッタ駆動の一連の撮影動作を行うので
ある。そして、撮影を行った場合は次のステップ100
6,1007に進む。
報から装填されたフィルムの使用状態が未使用であると
判別された場合は、給送モータ29を巻き上げ駆動に切
り換えて、フィルム2をスプール28に巻き取らせる
(ステップ1002)。位置検知センサー23によって
フィルム2が撮影可能位置まで送られたことが検出され
ると(ステップ1003)、フィルム巻き上げ駆動を停
止させ(ステップ1004)、フィルムに露光させる撮
影サブルーチンに入る(ステップ1005)。なお、撮
影サブルーチンは、図3および図4に示した撮影部31
が、レリーズスイッチの操作に応じてレリーズ、測距、
ピント出し、シャッタ駆動の一連の撮影動作を行うので
ある。そして、撮影を行った場合は次のステップ100
6,1007に進む。
【0088】ステップ1006,1007では、次の駒
へのフィルム送りと、撮影した駒へに対する磁気情報の
書き込みのためにフィルム巻き上げ駆動を行う。
へのフィルム送りと、撮影した駒へに対する磁気情報の
書き込みのためにフィルム巻き上げ駆動を行う。
【0089】ここで、現在送っている駒のカウント数N
が撮影可能規定駒数No枚以上になっていない場合、つ
まり撮影がまだ可能な場合は(ステップ1008)、現
在の撮影駒が次の撮影駒に送られたことをセンサー23
で確認し、送り駒カウントを1つ増やし(ステップ10
09)、フィルム給送を終え(ステップ1010)、再
度撮影されるのを待つ(ステップ1005)。
が撮影可能規定駒数No枚以上になっていない場合、つ
まり撮影がまだ可能な場合は(ステップ1008)、現
在の撮影駒が次の撮影駒に送られたことをセンサー23
で確認し、送り駒カウントを1つ増やし(ステップ10
09)、フィルム給送を終え(ステップ1010)、再
度撮影されるのを待つ(ステップ1005)。
【0090】一方、ステップ1008において、送り駒
カウント数Nが撮影可能駒数Noを上回ってしまった場
合、つまり撮影完了済みと判別された場合において、フ
ィルム2が装填されてから一度も撮影されていないとき
は(ステップ1012)、給送モータ29を駆動してフ
ィルム巻き戻しを開始する(ステップ1013)。な
お、撮影待機中などで強制巻き戻しスイッチ27が押さ
れた場合にも(ステップ1011)、ステップ1012
に入る。
カウント数Nが撮影可能駒数Noを上回ってしまった場
合、つまり撮影完了済みと判別された場合において、フ
ィルム2が装填されてから一度も撮影されていないとき
は(ステップ1012)、給送モータ29を駆動してフ
ィルム巻き戻しを開始する(ステップ1013)。な
お、撮影待機中などで強制巻き戻しスイッチ27が押さ
れた場合にも(ステップ1011)、ステップ1012
に入る。
【0091】フィルムの巻戻しが完了すると(ステップ
1014)、フランジ部1cを所定の位置に停止させて
カート情報読取センサー15によりフィルム使用影状態
(未使用、一部使用済み、完全使用済み、現像済み)の
判別を行えるようにする(ステップ1015,101
6)。
1014)、フランジ部1cを所定の位置に停止させて
カート情報読取センサー15によりフィルム使用影状態
(未使用、一部使用済み、完全使用済み、現像済み)の
判別を行えるようにする(ステップ1015,101
6)。
【0092】続いてモータ19を駆動してカート遮光蓋
を閉じ(ステップ1017)、カート室蓋4の開駆動を
開始する(ステップ1018)。カート室蓋4が開いて
カート室蓋開検知スイッチ6を押圧すると(ステップ1
019)、カート室蓋4の開駆動を終える(ステップ1
020)。
を閉じ(ステップ1017)、カート室蓋4の開駆動を
開始する(ステップ1018)。カート室蓋4が開いて
カート室蓋開検知スイッチ6を押圧すると(ステップ1
019)、カート室蓋4の開駆動を終える(ステップ1
020)。
【0093】さらにモータ30を駆動してカートリッジ
1の送り出しを開始し(ステップ1021)、カートリ
ッジ外装がタイミングスイッチ12を押圧しなくなると
(ステップ1022)、カートリッジ1の送り出し駆動
を終える(ステップ1023)。
1の送り出しを開始し(ステップ1021)、カートリ
ッジ外装がタイミングスイッチ12を押圧しなくなると
(ステップ1022)、カートリッジ1の送り出し駆動
を終える(ステップ1023)。
【0094】ステップ1012において、未使用だった
フィルムに撮影がなされたと判別された場合は(ステッ
プ1012)、ステップ1037に進み、給送モータ2
9を駆動してフィルム巻き戻しを開始し、前述した図4
のモード切り換えシーケンスにより選択されている履歴
情報をカメラが発行するIDに対応付けてメモリ21a
に記憶させる(ステップ1038)。そして、記憶させ
たIDと履歴情報を液晶表示部20に表示し(ステップ
1041)、フィルムの巻き戻し完了を確認(ステップ
1042b)した上で、カート情報読取センサー15を
用いてフランジ部1cを所定の位置に停止させて、フィ
ルム使用状態を判別できるようにする(ステップ104
3,1044)。
フィルムに撮影がなされたと判別された場合は(ステッ
プ1012)、ステップ1037に進み、給送モータ2
9を駆動してフィルム巻き戻しを開始し、前述した図4
のモード切り換えシーケンスにより選択されている履歴
情報をカメラが発行するIDに対応付けてメモリ21a
に記憶させる(ステップ1038)。そして、記憶させ
たIDと履歴情報を液晶表示部20に表示し(ステップ
1041)、フィルムの巻き戻し完了を確認(ステップ
1042b)した上で、カート情報読取センサー15を
用いてフランジ部1cを所定の位置に停止させて、フィ
ルム使用状態を判別できるようにする(ステップ104
3,1044)。
【0095】フィルム巻き戻しが完了すると、カートリ
ッジ1の取り出しを使用者に促すために警告を行い(ス
テップ1045)、モータ19を駆動してカート遮光蓋
を閉じるとともに(ステップ1046)、カート室蓋5
の開駆動を始める(ステップ1047)。
ッジ1の取り出しを使用者に促すために警告を行い(ス
テップ1045)、モータ19を駆動してカート遮光蓋
を閉じるとともに(ステップ1046)、カート室蓋5
の開駆動を始める(ステップ1047)。
【0096】カート室蓋4が完全に開いてカート室蓋開
検知スイッチ6を押圧すると(ステップ1048)、カ
ート室蓋4の開駆動を終了する(ステップ1049)。
検知スイッチ6を押圧すると(ステップ1048)、カ
ート室蓋4の開駆動を終了する(ステップ1049)。
【0097】さらにモータ30を駆動してカートリッジ
1の送り出しを開始し(ステップ1050)、これと同
時にカート用磁気ヘッド13によりカートIDをカート
リッジ外装部の磁気記録部1aに記録する(ステップ1
051)。
1の送り出しを開始し(ステップ1050)、これと同
時にカート用磁気ヘッド13によりカートIDをカート
リッジ外装部の磁気記録部1aに記録する(ステップ1
051)。
【0098】カートリッジ外装がタイミングスイッチ1
2を押圧しなくなると(ステップ1052)、カートリ
ッジ1の送り出し駆動を終了する(ステップ105
3)。
2を押圧しなくなると(ステップ1052)、カートリ
ッジ1の送り出し駆動を終了する(ステップ105
3)。
【0099】ステップ1001において、装填されたフ
ィルム2が一部使用済みであると判別した場合には、フ
ィルム巻き上げ駆動に切り換え(ステップ1025)、
撮影駒毎の磁気記録情報を磁気ヘッド26により読み出
す(ステップ1026)。磁気情報が記録された駒が撮
影可能規定駒数No以内に存在すれば順次読み出しを続
け(ステップ1027)、磁気情報が無い駒、つまりは
未露光駒が有るフィルムであれば、ステップ1027か
らステップ1028に進む。
ィルム2が一部使用済みであると判別した場合には、フ
ィルム巻き上げ駆動に切り換え(ステップ1025)、
撮影駒毎の磁気記録情報を磁気ヘッド26により読み出
す(ステップ1026)。磁気情報が記録された駒が撮
影可能規定駒数No以内に存在すれば順次読み出しを続
け(ステップ1027)、磁気情報が無い駒、つまりは
未露光駒が有るフィルムであれば、ステップ1027か
らステップ1028に進む。
【0100】また、撮影可能な全駒に磁気情報があれば
ステップ1028からステップ1029に進み、撮影不
可能として発音体24から警告を発する。この後、給送
モータ29を駆動してフィルム2の巻き戻しを開始し
(ステップ1032)、フィルム2の巻き戻しが完了す
ると(ステップ1033)、ステップ1043に進む。
一方、ステップ1001において、装填されたフィルム
2が完全使用済み又は現像済みと判別した場合は、フィ
ルム巻き上げ駆動に切り換えて(ステップ1034)、
前記ステップ913でカートIDが読み出されたことを
ステップ1035で判定すると、ステップ1039に進
んで第1実施形態の図9に示したID・履歴情報判定シ
ーケンスを実行する。
ステップ1028からステップ1029に進み、撮影不
可能として発音体24から警告を発する。この後、給送
モータ29を駆動してフィルム2の巻き戻しを開始し
(ステップ1032)、フィルム2の巻き戻しが完了す
ると(ステップ1033)、ステップ1043に進む。
一方、ステップ1001において、装填されたフィルム
2が完全使用済み又は現像済みと判別した場合は、フィ
ルム巻き上げ駆動に切り換えて(ステップ1034)、
前記ステップ913でカートIDが読み出されたことを
ステップ1035で判定すると、ステップ1039に進
んで第1実施形態の図9に示したID・履歴情報判定シ
ーケンスを実行する。
【0101】ここで、フィルムから読み出されたカート
IDに一致するものがメモリ21aに記憶されている場
合(ステップ1601)には、読み出したIDに対応す
る履歴情報をメモリ21aから読み出して、液晶表示部
20にそのIDとともに表示し(ステップ1041)、
ステップ1042aに進んで給送モータ29によりフィ
ルム巻き戻しを開始し、ステップ1042bに進む。
IDに一致するものがメモリ21aに記憶されている場
合(ステップ1601)には、読み出したIDに対応す
る履歴情報をメモリ21aから読み出して、液晶表示部
20にそのIDとともに表示し(ステップ1041)、
ステップ1042aに進んで給送モータ29によりフィ
ルム巻き戻しを開始し、ステップ1042bに進む。
【0102】一方、それ以外の場合(ステップ160
1,1602)は、一律に液晶表示部20又は発音体2
4により警告を行い(ステップ1040)、ステップ1
042aに進む。
1,1602)は、一律に液晶表示部20又は発音体2
4により警告を行い(ステップ1040)、ステップ1
042aに進む。
【0103】また、ステップ1035においてカートI
Dを読み出せなかった(無い)場合は、選択されている
履歴情報に対応する情報を磁気ヘッド26によりフィル
ムから読み出す(ステップ1036)。そして、給送モ
ータ29によりフィルム巻き戻しを開始し(ステップ1
037)、読み出した履歴情報に対応する情報を本カメ
ラが発行したIDに関連付けてメモリ21aに記憶する
(ステップ1038)。さらに、記憶したIDと履歴情
報を液晶表示部20に表示させて(ステップ104
1)、ステップ1042aに進んで、フィルム巻き戻し
を開始させる。
Dを読み出せなかった(無い)場合は、選択されている
履歴情報に対応する情報を磁気ヘッド26によりフィル
ムから読み出す(ステップ1036)。そして、給送モ
ータ29によりフィルム巻き戻しを開始し(ステップ1
037)、読み出した履歴情報に対応する情報を本カメ
ラが発行したIDに関連付けてメモリ21aに記憶する
(ステップ1038)。さらに、記憶したIDと履歴情
報を液晶表示部20に表示させて(ステップ104
1)、ステップ1042aに進んで、フィルム巻き戻し
を開始させる。
【0104】以上が第2実施形態におけるカメラの動作
シーケンスである。本実施形態によれば、第1実施形態
とは異なり、フィルムの個別識別番号(ID)をカート
リッジ外装の磁気記録部に記録させるようになっている
ので、IDの確認が早くとれて履歴情報の表示も早くな
る。
シーケンスである。本実施形態によれば、第1実施形態
とは異なり、フィルムの個別識別番号(ID)をカート
リッジ外装の磁気記録部に記録させるようになっている
ので、IDの確認が早くとれて履歴情報の表示も早くな
る。
【0105】(第3実施形態)図13および図14に
は、本発明の第3実施形態であるフィルム鑑賞装置(画
像再生装置)を示している。なお、これらの図において
図3および図4のカメラと同一構成要素については同符
号を付して説明に代える。
は、本発明の第3実施形態であるフィルム鑑賞装置(画
像再生装置)を示している。なお、これらの図において
図3および図4のカメラと同一構成要素については同符
号を付して説明に代える。
【0106】図13および図14において、131はフ
ィルム2に記録されている画像情報を検出するためのC
CDラインセンサであり、検出した画像情報をメモリ2
1aに記憶させる。32は情報出力端子であり、接続コ
ード33を介して装置外部の画像出力装置であるCRT
モニター34に画像情報および文字情報を出力する。な
お、本実施形態では、モニター34を装置外部に配置し
た場合を示しているが、装置と一体であっても構わな
い。
ィルム2に記録されている画像情報を検出するためのC
CDラインセンサであり、検出した画像情報をメモリ2
1aに記憶させる。32は情報出力端子であり、接続コ
ード33を介して装置外部の画像出力装置であるCRT
モニター34に画像情報および文字情報を出力する。な
お、本実施形態では、モニター34を装置外部に配置し
た場合を示しているが、装置と一体であっても構わな
い。
【0107】35はテンキー入力スイッチであり、モニ
ター34に表示される様々な操作メニューに対してテン
キー入力によって応答するためのものである。なお、本
フィルム鑑賞装置は撮影は行わないので、図2および図
3のカメラにあるような撮影部を有していない。
ター34に表示される様々な操作メニューに対してテン
キー入力によって応答するためのものである。なお、本
フィルム鑑賞装置は撮影は行わないので、図2および図
3のカメラにあるような撮影部を有していない。
【0108】図15および図16には、本フィルム鑑賞
装置の動作シーケンスを示している。なお、図15のシ
ーケンス部分の前段階のカートリッジ装填までのシーケ
ンス部分については、第1実施形態にて図6に示したシ
ーケンスと同じである。そして、図6のステップ516
は図15のステップ1301に繋がり、ステップ503
の丸囲みBは図16のステップ1418に繋がる。
装置の動作シーケンスを示している。なお、図15のシ
ーケンス部分の前段階のカートリッジ装填までのシーケ
ンス部分については、第1実施形態にて図6に示したシ
ーケンスと同じである。そして、図6のステップ516
は図15のステップ1301に繋がり、ステップ503
の丸囲みBは図16のステップ1418に繋がる。
【0109】図15において、装填されたフィルム2の
使用状態がセンサー15によって検出され、これが現像
済みであるときは(ステップ1301)、フィルム2の
巻き上げを開始し(ステップ1302)、フィルム2の
磁気記録部に記録されたID(カートID)の検出を開
始する(ステップ1303)。
使用状態がセンサー15によって検出され、これが現像
済みであるときは(ステップ1301)、フィルム2の
巻き上げを開始し(ステップ1302)、フィルム2の
磁気記録部に記録されたID(カートID)の検出を開
始する(ステップ1303)。
【0110】カートIDが読み出された場合には(ステ
ップ1304)、カートIDを検出できたことを使用者
に報知し(ステップ1305)、検出されたカートID
が使用可能なものかどうかを第1実施形態にて図9に示
したID・履歴情報判定シーケンスにて判定する(ステ
ップ1306)。
ップ1304)、カートIDを検出できたことを使用者
に報知し(ステップ1305)、検出されたカートID
が使用可能なものかどうかを第1実施形態にて図9に示
したID・履歴情報判定シーケンスにて判定する(ステ
ップ1306)。
【0111】このID・履歴情報判定シーケンスでは、
まず確認されたカートIDの1文字目が本装置と同一の
製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録された
ことを示すコードであるか否かを判定する(ステップ1
601)。本装置と同一の製造元又は販売元のコードで
ある場合には、メモリ21aに記憶されたID中にフィ
ルム2から再生確認されたカートIDと一致するものが
あるか否かを判定し(ステップ1602)、一致するも
のが存在した場合には、図15のステップ1307に進
み、このIDに対応する履歴情報をメモリ21aから読
み出して、液晶表示部20に表示させ、ステップ130
8に進む。
まず確認されたカートIDの1文字目が本装置と同一の
製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録された
ことを示すコードであるか否かを判定する(ステップ1
601)。本装置と同一の製造元又は販売元のコードで
ある場合には、メモリ21aに記憶されたID中にフィ
ルム2から再生確認されたカートIDと一致するものが
あるか否かを判定し(ステップ1602)、一致するも
のが存在した場合には、図15のステップ1307に進
み、このIDに対応する履歴情報をメモリ21aから読
み出して、液晶表示部20に表示させ、ステップ130
8に進む。
【0112】一方、ステップ1601にて本装置と同一
の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録され
たことを示すコードであると判定されたが、ステップ1
602でメモリ21aに記憶されたIDに一致するもの
がないと判定されたときは図14のステップ1308に
進む。
の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録され
たことを示すコードであると判定されたが、ステップ1
602でメモリ21aに記憶されたIDに一致するもの
がないと判定されたときは図14のステップ1308に
進む。
【0113】また、ステップ1601にて本装置と同一
の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録され
たことを示すコードでないことが判定された場合(当然
メモリ21aに記憶されたID中に一致するものは存在
しない)は、図15のステップ1322に進み、使用で
きないカートリッジであることを警告をした上で、フィ
ルムの巻き戻しを開始する(ステップ1318)。
の製造元又は販売元のカメラ等の装置によって記録され
たことを示すコードでないことが判定された場合(当然
メモリ21aに記憶されたID中に一致するものは存在
しない)は、図15のステップ1322に進み、使用で
きないカートリッジであることを警告をした上で、フィ
ルムの巻き戻しを開始する(ステップ1318)。
【0114】ステップ1308では、フィルム2の磁気
記録部に記録された撮影駒ごとの撮影情報(ストロボの
使用の有無、撮影日、外光の種類、逆光の有無、天地情
報など)の磁気ヘッド26による再生を開始し、同時に
フィルム2に記録されている駒画像のCCDセンサ31
による検出を開始する。
記録部に記録された撮影駒ごとの撮影情報(ストロボの
使用の有無、撮影日、外光の種類、逆光の有無、天地情
報など)の磁気ヘッド26による再生を開始し、同時に
フィルム2に記録されている駒画像のCCDセンサ31
による検出を開始する。
【0115】そして、ステップ1309にて、フィルム
磁気情報が再生された場合は、再生された駒磁気情報お
よび画像情報をメモリ21aに記憶させ(ステップ13
10)、さらにこれら駒磁気情報および画像情報をモニ
ター34上に合成して表示させる(ステップ131
1)。なお、このモニター34への表示に代えて、液晶
表示部20に駒情報のみ表示させてもよいし、音声を出
してもよい。
磁気情報が再生された場合は、再生された駒磁気情報お
よび画像情報をメモリ21aに記憶させ(ステップ13
10)、さらにこれら駒磁気情報および画像情報をモニ
ター34上に合成して表示させる(ステップ131
1)。なお、このモニター34への表示に代えて、液晶
表示部20に駒情報のみ表示させてもよいし、音声を出
してもよい。
【0116】磁気情報が記録されている駒のカウント数
Nがフィルム2の撮影可能規定駒数No未満の場合は、
さらに磁気情報および画像情報の検出を続行し(ステッ
プ1312→1309)、磁気情報が記録されている駒
のカウント数Nが撮影可能規定駒数Noに達した場合に
は(ステップ1312)、フィルム2の巻き上げ給送を
終了し(ステップ1313)、図17に示すような操作
メニューをモニター34上に表示する(ステップ131
4)。そして、指示を待っていることを報知し(ステッ
プ1315)、図16に示すステップ1401に進む。
Nがフィルム2の撮影可能規定駒数No未満の場合は、
さらに磁気情報および画像情報の検出を続行し(ステッ
プ1312→1309)、磁気情報が記録されている駒
のカウント数Nが撮影可能規定駒数Noに達した場合に
は(ステップ1312)、フィルム2の巻き上げ給送を
終了し(ステップ1313)、図17に示すような操作
メニューをモニター34上に表示する(ステップ131
4)。そして、指示を待っていることを報知し(ステッ
プ1315)、図16に示すステップ1401に進む。
【0117】なお、ステップ1314では、モニター3
4上に、フィルム2から読み出された画像情報の全ての
インデックスと、さらに詳細な各駒情報を見るための操
作メニューを表示する。また、図示していないが、モニ
ター34上には、カートID情報の削除、メモリ21a
に記憶されたIDや履歴情報の削除、ID判定基準の設
定、ID判定基準の変更などを行うための操作メニュー
も表示される。そして、これらの操作はテンキー入力で
行う。
4上に、フィルム2から読み出された画像情報の全ての
インデックスと、さらに詳細な各駒情報を見るための操
作メニューを表示する。また、図示していないが、モニ
ター34上には、カートID情報の削除、メモリ21a
に記憶されたIDや履歴情報の削除、ID判定基準の設
定、ID判定基準の変更などを行うための操作メニュー
も表示される。そして、これらの操作はテンキー入力で
行う。
【0118】図15において、ステップ1304でカー
トIDを読み出せなかった場合は、そのままフィルム駒
磁気情報および画像情報の検出を開始する(ステップ1
308)。
トIDを読み出せなかった場合は、そのままフィルム駒
磁気情報および画像情報の検出を開始する(ステップ1
308)。
【0119】また、ステップ1309で、駒磁気情報が
検出されない駒が有る場合は、その検出されなかった駒
にフィルムをセットし(ステップ1316)、フィルム
2の巻き上げ駆動を終了する(ステップ1313)。
検出されない駒が有る場合は、その検出されなかった駒
にフィルムをセットし(ステップ1316)、フィルム
2の巻き上げ駆動を終了する(ステップ1313)。
【0120】ステップ1301において、装填されたフ
ィルムが現像されていないものであると判別された場合
は、使用できないカートリッジであることを使用者に警
告し(ステップ1317)、フィルム巻き戻し駆動を行
って(ステップ1318)、フランジ部1cを未現像で
あることを示す位置に停止させる(ステップ1319,
1320)。そして、巻き戻しが終了したことを警告
し、使用者にカートリッジ1の取り出しを促し(ステッ
プ1321)、図16に示すステップ1418に進む。
ィルムが現像されていないものであると判別された場合
は、使用できないカートリッジであることを使用者に警
告し(ステップ1317)、フィルム巻き戻し駆動を行
って(ステップ1318)、フランジ部1cを未現像で
あることを示す位置に停止させる(ステップ1319,
1320)。そして、巻き戻しが終了したことを警告
し、使用者にカートリッジ1の取り出しを促し(ステッ
プ1321)、図16に示すステップ1418に進む。
【0121】図16のステップ1401において使用者
のスイッチ操作指示を待ち、その後スイッチが押圧され
たことを示す信号が制御回路21により検出された場合
は(ステップ1402)、ステップ1403〜1406
に進み、どのスイッチが押されたかを判別する。
のスイッチ操作指示を待ち、その後スイッチが押圧され
たことを示す信号が制御回路21により検出された場合
は(ステップ1402)、ステップ1403〜1406
に進み、どのスイッチが押されたかを判別する。
【0122】カート室蓋開操作スイッチ5が押された場
合は、カートリッジ装填中であるためキャンセルされる
(ステップ1403→1401)。また、メインスイッ
チ40が押された場合は、一旦図16のメインシーケン
スから抜けて、再度メインスイッチ40が押された時に
スイッチの受付けに戻る(ステップ1404→140
1)。
合は、カートリッジ装填中であるためキャンセルされる
(ステップ1403→1401)。また、メインスイッ
チ40が押された場合は、一旦図16のメインシーケン
スから抜けて、再度メインスイッチ40が押された時に
スイッチの受付けに戻る(ステップ1404→140
1)。
【0123】また、モニター34上に表示された操作メ
ニューに応じたテンキー入力があった場合は、画像情報
検索サブルーチンに入る(ステップ1405→141
3)。ここで、画像情報検索サブルーチンは、操作メニ
ューを実行するためのサブルーチンであり、例えば所望
の駒の画像情報を拡大してモニター34上に表示させた
り、特定の駒の磁気情報を表示させたり、特定の駒の磁
気情報を書き換えさせたり、装填されたフィルムを巻き
戻させたりするといった動作をモニター34上に表示さ
れた指示およびテンキー入力に従って行うシーケンスで
ある。
ニューに応じたテンキー入力があった場合は、画像情報
検索サブルーチンに入る(ステップ1405→141
3)。ここで、画像情報検索サブルーチンは、操作メニ
ューを実行するためのサブルーチンであり、例えば所望
の駒の画像情報を拡大してモニター34上に表示させた
り、特定の駒の磁気情報を表示させたり、特定の駒の磁
気情報を書き換えさせたり、装填されたフィルムを巻き
戻させたりするといった動作をモニター34上に表示さ
れた指示およびテンキー入力に従って行うシーケンスで
ある。
【0124】画像情報検索サブルーチンの動作終了後、
再度スイッチ受付ステップ(ステップ1401)に戻る
場合、巻き戻し指示を受けて巻き戻し動作ステップ(ス
テップ1407)に移行する場合に別れるが、具体的な
説明は省略する。
再度スイッチ受付ステップ(ステップ1401)に戻る
場合、巻き戻し指示を受けて巻き戻し動作ステップ(ス
テップ1407)に移行する場合に別れるが、具体的な
説明は省略する。
【0125】また、強制巻き戻しスイッチ27が押され
た場合は(ステップ1406)、カートIDが無いとき
には(ステップ1407)、既にメモリ21aに記憶さ
れているカート駒情報の中から選択されているカート履
歴事項に適合する情報を選び出し(ステップ140
8)、IDおよび履歴事項をメモリ21aに記憶させる
サブルーチンを行う。なお、このシーケンスは、第1実
施形態にて図8に示したシーケンスと同じであり、装置
の企画に適合するのであれば、図8(a)のシーケンス
および図8(b)のシーケンスのいずれを用いても構わ
ない。
た場合は(ステップ1406)、カートIDが無いとき
には(ステップ1407)、既にメモリ21aに記憶さ
れているカート駒情報の中から選択されているカート履
歴事項に適合する情報を選び出し(ステップ140
8)、IDおよび履歴事項をメモリ21aに記憶させる
サブルーチンを行う。なお、このシーケンスは、第1実
施形態にて図8に示したシーケンスと同じであり、装置
の企画に適合するのであれば、図8(a)のシーケンス
および図8(b)のシーケンスのいずれを用いても構わ
ない。
【0126】メモリ21aへの記憶が終了すると、フィ
ルム2の巻き戻し駆動を開始し(ステップ1410)、
フィルムの磁気記録部にIDを記録する(ステップ14
11)。
ルム2の巻き戻し駆動を開始し(ステップ1410)、
フィルムの磁気記録部にIDを記録する(ステップ14
11)。
【0127】フィルム2の巻き戻しが完了すると(ステ
ップ1412)、カートリッジ内スプール1bがフィル
ム使用状態に適合した位置に位置した時点でフィルム給
送を停止させる(ステップ1415,1416)。
ップ1412)、カートリッジ内スプール1bがフィル
ム使用状態に適合した位置に位置した時点でフィルム給
送を停止させる(ステップ1415,1416)。
【0128】その後、カートリッジ1を装置外に送り出
されることを使用者に知らせるために警告を行い(ステ
ップ1417)、モータ19を駆動してカート遮光蓋を
閉じる(ステップ1418)。また、カート室蓋4の開
駆動を開始し(ステップ1419)、カート室蓋4が完
全に開いてカート室蓋開完了検知スイッチ6が押圧され
ると(ステップ1420)、カート室蓋4の開駆動を終
了する(ステップ1421)。
されることを使用者に知らせるために警告を行い(ステ
ップ1417)、モータ19を駆動してカート遮光蓋を
閉じる(ステップ1418)。また、カート室蓋4の開
駆動を開始し(ステップ1419)、カート室蓋4が完
全に開いてカート室蓋開完了検知スイッチ6が押圧され
ると(ステップ1420)、カート室蓋4の開駆動を終
了する(ステップ1421)。
【0129】そして、モータ30を駆動してカートリッ
ジ1の送り出しを開始し(ステップ1422)、カート
リッジ外装がタイミングスイッチ12を押圧しなくなる
と(ステップ1423)、カートリッジ1の送り出し駆
動を終了する(ステップ1424)。
ジ1の送り出しを開始し(ステップ1422)、カート
リッジ外装がタイミングスイッチ12を押圧しなくなる
と(ステップ1423)、カートリッジ1の送り出し駆
動を終了する(ステップ1424)。
【0130】ステップ1407において、フィルムにI
Dが存在する場合には、改めてIDを発行しないように
してそのままフィルム巻き戻し駆動を行う(ステップ1
414)。
Dが存在する場合には、改めてIDを発行しないように
してそのままフィルム巻き戻し駆動を行う(ステップ1
414)。
【0131】(特許請求の範囲の記載と実施の形態の対
応)以上の実施の形態において、フィルム2が請求の範
囲にいう画像記録媒体に、制御回路21が決定手段およ
び制御手段に、磁気ヘッド13,26が記録手段および
読み出し手段に、メモリ21aが記憶手段に、液晶表示
部20,発音体24が警告手段に、それぞれ相当する。
応)以上の実施の形態において、フィルム2が請求の範
囲にいう画像記録媒体に、制御回路21が決定手段およ
び制御手段に、磁気ヘッド13,26が記録手段および
読み出し手段に、メモリ21aが記憶手段に、液晶表示
部20,発音体24が警告手段に、それぞれ相当する。
【0132】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限られるものではなく、請求項で示した機能、ま
たは、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成で
あればどのようなものであっても適用できるものであ
る。
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限られるものではなく、請求項で示した機能、ま
たは、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成で
あればどのようなものであっても適用できるものであ
る。
【0133】例えば、以上の実施の形態では、カートリ
ッジ側へのIDに記録は、フィルム又はカートリッジの
いずれかに行うものであるが、これは両方に記録するよ
うにしても良く、更には、両方から読み出すようにして
も良い。
ッジ側へのIDに記録は、フィルム又はカートリッジの
いずれかに行うものであるが、これは両方に記録するよ
うにしても良く、更には、両方から読み出すようにして
も良い。
【0134】また、IDの形態は、個々のカートリッジ
が特定できれば、以上の形態に限らず、必要に応じて桁
数を変えたり、桁の意味を変える等、どのような形態を
とっても構わない。つまり、以上の実施の形態では、I
Dの1文字目を製造元又は販売元のコードとしている
が、これを省略し、2文字目の機種を示すコードで代用
しても良いし、逆に、2文字目の機種を示すコードを省
略するようにしても良い。
が特定できれば、以上の形態に限らず、必要に応じて桁
数を変えたり、桁の意味を変える等、どのような形態を
とっても構わない。つまり、以上の実施の形態では、I
Dの1文字目を製造元又は販売元のコードとしている
が、これを省略し、2文字目の機種を示すコードで代用
しても良いし、逆に、2文字目の機種を示すコードを省
略するようにしても良い。
【0135】また、上記履歴情報についても以上の実施
形態のものに限らず、フィルムの使用履歴内容を示す情
報であればどのようなものであっても適用できるもので
ある。
形態のものに限らず、フィルムの使用履歴内容を示す情
報であればどのようなものであっても適用できるもので
ある。
【0136】また、カメラ側では、カートリッジ又はフ
ィルムに記録されるIDと必ずしも同じものを履歴情報
に対応させて記憶しておく必要はなく、カートリッジ又
はフィルムに記録されるIDに対応する履歴情報がカメ
ラ側で特定できればどのような方法であっても本発明は
適用できるものである。
ィルムに記録されるIDと必ずしも同じものを履歴情報
に対応させて記憶しておく必要はなく、カートリッジ又
はフィルムに記録されるIDに対応する履歴情報がカメ
ラ側で特定できればどのような方法であっても本発明は
適用できるものである。
【0137】また、IDの発行は、上述のようにカメラ
自身が発行し、カメラの使用者が任意に発行することは
出来ないのが原則であるが、場合によっては、カメラの
使用者が、カメラの発行したIDを変更できるようにし
てもよい。但し、この場合、カメラが既に発行している
IDへの変更を禁止したり警告する構成を設ける必要が
ある。
自身が発行し、カメラの使用者が任意に発行することは
出来ないのが原則であるが、場合によっては、カメラの
使用者が、カメラの発行したIDを変更できるようにし
てもよい。但し、この場合、カメラが既に発行している
IDへの変更を禁止したり警告する構成を設ける必要が
ある。
【0138】また、以上の実施の形態に示したシーケン
スは一例に過ぎず、装置の能力、使用目的等に応じて適
宜変更できるものである。例えば、上記ID・履歴情報
の判定シーケンスにおいて、フィルムカートリッジ側か
ら読み出されたIDに対応する履歴情報が特定できない
場合は、一律、その旨を表示し、撮影は通常どおり許容
するようにしても良い。
スは一例に過ぎず、装置の能力、使用目的等に応じて適
宜変更できるものである。例えば、上記ID・履歴情報
の判定シーケンスにおいて、フィルムカートリッジ側か
ら読み出されたIDに対応する履歴情報が特定できない
場合は、一律、その旨を表示し、撮影は通常どおり許容
するようにしても良い。
【0139】また、本発明は、履歴情報から撮影可能駒
位置が分かった場合に、その位置まで、フィルムを送る
といった、履歴情報から上記実施の形態に示された以外
の制御を行っても良いことは言うまでもない。
位置が分かった場合に、その位置まで、フィルムを送る
といった、履歴情報から上記実施の形態に示された以外
の制御を行っても良いことは言うまでもない。
【0140】また、フィルムに他の装置で記録されたI
Dが既に存在している場合には、そのIDをそのまま利
用して、履歴情報を記憶するようにしても良い。
Dが既に存在している場合には、そのIDをそのまま利
用して、履歴情報を記憶するようにしても良い。
【0141】また、上記各実施形態では、フィルムが巻
き戻されたカートリッジが必ず送り出されるようになっ
ているが、フィルムが巻き戻された段階でシーケンスを
終了して、フィルムが巻き戻された状態でカートリッジ
をカメラ又は鑑賞装置内で保持するようにしてもよい。
き戻されたカートリッジが必ず送り出されるようになっ
ているが、フィルムが巻き戻された段階でシーケンスを
終了して、フィルムが巻き戻された状態でカートリッジ
をカメラ又は鑑賞装置内で保持するようにしてもよい。
【0142】また、本発明は、フィルム以外の画像記録
媒体であっても適用できるものである。
媒体であっても適用できるものである。
【0143】また、本発明は、フィルム又はカートリッ
ジに対する情報の記録または読み出しが電子気的、光学
的等、磁気以外のものであっても適用できるものであ
る。
ジに対する情報の記録または読み出しが電子気的、光学
的等、磁気以外のものであっても適用できるものであ
る。
【0144】また、以上の実施の形態のソフト構成とハ
ード構成は、適宜置き換えることができるものである。
ード構成は、適宜置き換えることができるものである。
【0145】また、本発明は、以上の各実施の形態また
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
【0146】また、本発明は、特許請求の範囲または実
施の形態の構成の全体若しくは一部が、一つの装置を形
成するようなものであっても、他の装置と結合するよう
なものであっても、装置を構成する要素となるようなも
のであってもよい。
施の形態の構成の全体若しくは一部が、一つの装置を形
成するようなものであっても、他の装置と結合するよう
なものであっても、装置を構成する要素となるようなも
のであってもよい。
【0147】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
又は、これらを構成する要素に対しても適用できるもの
である。
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
又は、これらを構成する要素に対しても適用できるもの
である。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用した画像記録媒体の使用履歴内容が操作性良く分か
り、或いは、その使用履歴内容に対して正しく動作でき
る画像記録媒体に適用されるカメラ等の装置を提供する
ことができる。
使用した画像記録媒体の使用履歴内容が操作性良く分か
り、或いは、その使用履歴内容に対して正しく動作でき
る画像記録媒体に適用されるカメラ等の装置を提供する
ことができる。
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラの概要を示
した模式図である。
した模式図である。
【図2】上記カメラの概要を示した模式図である。
【図3】上記カメラの断面図である。
【図4】上記カメラの電気回路ブロック図である。
【図5】上記カメラのモード切り換えシーケンスのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】上記カメラの動作シーケンスのフローチャート
である。
である。
【図7】上記カメラの動作シーケンスのフローチャート
である。
である。
【図8】上記カメラのID・履歴情報記憶シーケンスの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】上記カメラのID・履歴情報判定シーケンスの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図10】上記カメラの動作シーケンスの変形例のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態であるカメラの動作シ
ーケンスのフローチャートである。
ーケンスのフローチャートである。
【図12】上記第2実施形態のカメラの動作シーケンス
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図13】本発明の第3実施形態であるフィルム鑑賞装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図14】上記フィルム鑑賞装置の電気回路ブロック図
である。
である。
【図15】上記フィルム鑑賞装置の動作シーケンスのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図16】上記フィルム鑑賞装置の動作シーケンスのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図17】上記フィルム鑑賞装置のモニター表示例の説
明図である。
明図である。
1.カートリッジ 2.フィルム 3.カメラ本体 4.カート室蓋開操作スイッチ 5.カート室蓋 6.カート室蓋開検知スイッチ 7.カート室蓋閉検知スイッチ 8.カート引込み開始スイッチ 9.ローラ 10.カート室蓋駆動モータ 11.カート室蓋駆動ギア 12.カート磁気タイミングスイッチ 13.磁気ヘッド 14.カート装填完了スイッチ 15.カートリッジ情報読取センサー 16.フォークギア 17.カート遮光蓋駆動ドライバ 18.カート室蓋遮光ドライバ位置検知スイッチ 19.カート遮光蓋駆動ドライバ駆動モータ 20.液晶表示部 21.制御回路 22.センサー 23.フィルム位置センサ 24.発音体 25.モード切り換えスイッチ 26.磁気ヘッド 27.強制巻き戻しスイッチ 28.フィルム巻き取りスプール 29.フィルム給送モータ 30.カート装填モータ 31,131.CCDラインセンサ 32.画像情報出力端子 33.接続ライン 34.CRTモニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 BB01 BB05 BB13 2H100 AA25 AA26 AA71 FF02 FF06 FF07 FF08 2H103 AA11 AA31 AA35 AA43 BA33 CA02 ZA54 ZA55 5C022 AA00 AC03 AC31 AC42 AC69 AC74
Claims (18)
- 【請求項1】 画像記録媒体が収納される個々のカート
リッジを識別するためのカートリッジ個別識別情報を自
身で決定する決定手段と、前記決定手段により決定され
る前記カートリッジ個別識別情報を画像記録媒体を収納
するカートリッジ及び該カートリッジに収納される画像
記録媒体の少なくともいずれか一方に記録する記録手段
と、前記カートリッジ個別識別情報に対応させて該カー
トリッジ個別識別情報により特定されるカートリッジに
収納される画像記録媒体の使用履歴内容を示す履歴情報
を記憶しておく記憶手段と、装填されたカートリッジ及
び該カートリッジに収納される画像記録媒体の少なくと
もいずれか一方に記録された前記カートリッジ個別識別
情報を読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段に
より読み出される前記カートリッジ個別識別情報から前
記記憶手段により記憶されている対応する履歴情報を特
定し、その特定された履歴情報に応じた制御を行う制御
手段とを有することを特徴とするカートリッジに適用さ
れる装置。 - 【請求項2】 前記記録手段は、磁気記録手段であるこ
とを特徴とする請求項1記載のカートリッジに適用され
る装置。 - 【請求項3】 前記記憶手段は、不揮発性メモリである
ことを特徴とする請求項1記載のカートリッジに適用さ
れる装置。 - 【請求項4】 前記記録手段は、前記カートリッジ個別
識別情報として該カートリッジ個別識別情報を記録した
装置の製品出所及び機種を特定する情報の少なくともい
ずれか一方を含む情報を記録することを特徴とする請求
項1記載のカートリッジに適用される装置。 - 【請求項5】 前記記憶手段は、前記履歴情報として、
記録場所、記録日時、残り撮影可能駒数の少なくとも何
れかの情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の
カートリッジに適用される装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記特定した履歴情報
に応じた表示を行うことを特徴とする請求項1記載のカ
ートリッジに適用される装置。 - 【請求項7】 前記記憶手段は、前記カートリッジ個別
識別情報と前記履歴情報を対応させて記憶しておくと共
に、前記制御手段は、前記読み出し手段により読み出さ
れる前記カートリッジ個別識別情報と前記記憶手段によ
り記憶されている前記カートリッジ個別識別情報を比較
することを特徴とする請求項1記載のカートリッジに適
用される装置。 - 【請求項8】 装填された画像記録媒体の使用状態を判
定する判定手段を有し、前記制御手段は、前記判定手段
の判定結果に応じた制御を行うことを特徴とする請求項
1記載のカートリッジに適用される装置。 - 【請求項9】 前記記憶手段は、記憶可能残容量の状態
に応じて前記履歴情報の記憶の仕方を変更することを特
徴とする請求項1記載のカートリッジに適用される装
置。 - 【請求項10】 前記記憶手段は、記憶可能残容量が無
い場合には、新たな前記カートリッジ個別識別情報に対
応する前記履歴情報を最も古い前記履歴情報の記憶場所
に記憶することを特徴とする請求項9記載のカートリッ
ジに適用される装置。 - 【請求項11】 前記決定手段は、前記カートリッジ個
別識別情報の発行数の限界に応じた制御を行うことを特
徴とする請求項1記載のカートリッジに適用される装
置。 - 【請求項12】 前記決定手段は、前記カートリッジ個
別識別情報の発行数が限界になった場合は、発行した最
も古いカートリッジ個別識別情報を再使用することを特
徴とする請求項11記載のカートリッジに適用される装
置。 - 【請求項13】 前記制御手段が前記読み出し手段の読
み出し結果から前記記憶手段により記憶されている履歴
情報を特定することができない場合には警告を発する警
告手段を有することを特徴とする請求項1記載のカート
リッジに適用される装置。 - 【請求項14】 前記制御手段は、前記読み出し手段の
読み出し結果から前記記憶手段により記憶されている履
歴情報を特定することができない場合でも撮影は許容す
ることを特徴とする請求項13記載のカートリッジに適
用される装置。 - 【請求項15】 前記記憶手段が記憶する前記履歴情報
を選択するための選択手段を有することを特徴とする請
求項1記載のカートリッジに適用される装置。 - 【請求項16】 前記カートリッジに適用される装置
は、カメラを含むことを特徴とする請求項1記載のカー
トリッジに適用される装置。 - 【請求項17】 前記カートリッジに適用される装置
は、画像再生装置を含むことを特徴とする請求項1記載
のカートリッジに適用される装置。 - 【請求項18】 前記読み出し手段により読み出れた前
記カートリッジ個別識別情報に対応する前記履歴情報が
前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記記憶手
段は、前記読み出し手段により読み出れた前記カートリ
ッジ個別識別情報に対応させて前記読み出し手段により
読み出れた前記カートリッジ個別識別情報により特定さ
れるカートリッジに収納される画像記録媒体の前記履歴
情報を記憶することを特徴とする請求項1記載のカート
リッジに適用される装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10208098A JP2000039663A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 画像記録媒体に適用される装置 |
US09/349,485 US6243538B1 (en) | 1998-07-23 | 1999-07-09 | Camera and apparatus adapted to use a film cartridge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10208098A JP2000039663A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 画像記録媒体に適用される装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000039663A true JP2000039663A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16550610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10208098A Pending JP2000039663A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 画像記録媒体に適用される装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6243538B1 (ja) |
JP (1) | JP2000039663A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW577816B (en) * | 2000-09-12 | 2004-03-01 | Canon Kk | Media pack, printer, and camera with printer |
JP3631116B2 (ja) * | 2000-09-14 | 2005-03-23 | キヤノン株式会社 | 情報処理方法及び情報処理システム |
US20040001150A1 (en) * | 2002-06-27 | 2004-01-01 | Eastman Kodak Company | Imaging apparatus having automatic medium identification and method for automatically identifying a medium in an imaging apparatus |
US7576772B2 (en) * | 2004-03-31 | 2009-08-18 | Fotomedia Technologies, Llc | Method for specifying image handling for images on a portable device |
US20050236915A1 (en) * | 2004-04-23 | 2005-10-27 | Nikon Corporation | Electromagnetic force actuator |
JP4432870B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2010-03-17 | ソニー株式会社 | 記録装置、記録媒体の管理方法、記録媒体の管理方法のプログラム及び記録媒体の管理方法のプログラムを記録した記録媒体 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5229810A (en) * | 1988-10-07 | 1993-07-20 | Eastman Kodak Company | Film information exchange system using dedicated magnetic tracks on film |
US6006042A (en) * | 1992-03-17 | 1999-12-21 | Sony Corporation | Photographic camera system |
JPH07128733A (ja) | 1993-10-28 | 1995-05-19 | Canon Inc | カメラ |
JP3356537B2 (ja) * | 1994-04-15 | 2002-12-16 | 富士写真フイルム株式会社 | カメラシステムおよび画像ファイルシステム |
US5913078A (en) * | 1994-11-01 | 1999-06-15 | Konica Corporation | Camera utilizing a satellite positioning system |
US5768640A (en) * | 1995-10-27 | 1998-06-16 | Konica Corporation | Camera having an information recording function |
US5819126A (en) * | 1996-01-19 | 1998-10-06 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Lens-fitted photo film unit and data recording method therefor |
JPH09244094A (ja) | 1996-03-13 | 1997-09-19 | Fuji Photo Optical Co Ltd | カメラ |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10208098A patent/JP2000039663A/ja active Pending
-
1999
- 1999-07-09 US US09/349,485 patent/US6243538B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6243538B1 (en) | 2001-06-05 |
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