JP2000034557A - 近赤外線用増反射膜および製造方法 - Google Patents
近赤外線用増反射膜および製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ないコーティング層数で高い反射率が得ら
れ、しかも十分な膜付着強度と耐環境性を備えた近赤外
線用反射鏡の増反射膜およびその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 Cu、Si、BK−7ガラス又は石英ガ
ラスからなる基材の表面にCr、Ti又はNi層を介し
てAu膜をコートした基板上にZnSe又はZnSより
なるバッファー層を設け、その上にYF3 、YbF3 又
はDyF3 のいずれか1種よりなる低屈折率層とZnS
e又はZnSよりなる高屈折率層とを交互に形成させて
なることを特徴とする近赤外線用増反射膜、およびその
製造方法。
れ、しかも十分な膜付着強度と耐環境性を備えた近赤外
線用反射鏡の増反射膜およびその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 Cu、Si、BK−7ガラス又は石英ガ
ラスからなる基材の表面にCr、Ti又はNi層を介し
てAu膜をコートした基板上にZnSe又はZnSより
なるバッファー層を設け、その上にYF3 、YbF3 又
はDyF3 のいずれか1種よりなる低屈折率層とZnS
e又はZnSよりなる高屈折率層とを交互に形成させて
なることを特徴とする近赤外線用増反射膜、およびその
製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は近赤外線用反射鏡の
増反射膜およびその製造方法に関する。
増反射膜およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発振波長1.06μmのYAGレーザ用
反射鏡などの近赤外線用反射鏡は、BK−7ガラス(商
品名:硼珪クラウンガラス)や石英ガラスなどの基材の
表面に、必要によりAu膜をコートした基板(反射鏡の
部材)上に、誘電体の多層膜(高屈折率材料の膜と低屈
折率材料の膜とを交互に積層した増反射コーティング
膜)をコーティングすることにより反射率を高めた構造
となっている。増反射コーティング膜は散乱損失および
吸収損失をできるだけ少なくする必要があり、低屈折率
材料としてはSiO2 が、高屈折率材料としてはTiO
2 、Ta2 O5 又はHfO2 などが用いられている。従
来の近赤外線用反射鏡の膜構造の1例を図2に示すが、
BK−7ガラスや石英ガラスからなる基材1の表面にT
iO2 、Ta2 O5 又はHfO2 などの高屈折率材料の
膜からなる高屈折率層3と、SiO2 などの低屈折率材
料の膜からなる低屈折率層2とが交互に15層以上積層
された構造となっており、反射率は99.0%以上とな
っている。増反射膜はそれぞれの膜の界面での反射を利
用して反射率を高めている。従って界面が多いほど(膜
の層数が多いほど)高反射率となる。また、界面での反
射の大小は膜材料の屈折率の差で決まり、その差が大き
いほど反射率は大きくなる。従来多用されている低屈折
率膜材料であるSiO2 の屈折率は1.5、高屈折率膜
材料であるTiO2 、Ta2 O5 およびHfO2 の屈折
率はそれぞれ2.2、2.1および1.9であり、9
9.0%以上の反射率を得るためには15層以上、9
9.5%以上の反射率を達成するためには21層以上が
必要とされている。
反射鏡などの近赤外線用反射鏡は、BK−7ガラス(商
品名:硼珪クラウンガラス)や石英ガラスなどの基材の
表面に、必要によりAu膜をコートした基板(反射鏡の
部材)上に、誘電体の多層膜(高屈折率材料の膜と低屈
折率材料の膜とを交互に積層した増反射コーティング
膜)をコーティングすることにより反射率を高めた構造
となっている。増反射コーティング膜は散乱損失および
吸収損失をできるだけ少なくする必要があり、低屈折率
材料としてはSiO2 が、高屈折率材料としてはTiO
2 、Ta2 O5 又はHfO2 などが用いられている。従
来の近赤外線用反射鏡の膜構造の1例を図2に示すが、
BK−7ガラスや石英ガラスからなる基材1の表面にT
iO2 、Ta2 O5 又はHfO2 などの高屈折率材料の
膜からなる高屈折率層3と、SiO2 などの低屈折率材
料の膜からなる低屈折率層2とが交互に15層以上積層
された構造となっており、反射率は99.0%以上とな
っている。増反射膜はそれぞれの膜の界面での反射を利
用して反射率を高めている。従って界面が多いほど(膜
の層数が多いほど)高反射率となる。また、界面での反
射の大小は膜材料の屈折率の差で決まり、その差が大き
いほど反射率は大きくなる。従来多用されている低屈折
率膜材料であるSiO2 の屈折率は1.5、高屈折率膜
材料であるTiO2 、Ta2 O5 およびHfO2 の屈折
率はそれぞれ2.2、2.1および1.9であり、9
9.0%以上の反射率を得るためには15層以上、9
9.5%以上の反射率を達成するためには21層以上が
必要とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は散乱損失および吸収損失の点では満足できるものの、
膜の層数を多くする必要があり、製造上問題がある。本
発明者は低屈折率材としてSiO2 よりも屈折率の小さ
いYF3 やYbF3を用いた、透過部材又は反射部材か
らなる基材の表面に低屈折率材および高屈折率材からな
るコーティング膜を形成させた赤外線用光学部品を開発
し、提案している(特開平7−331412号公報)。
この公報には、AuをコートしたSi又はCu基板上
に、低屈折率材であるYF3 やYbF3 の膜と、高屈折
率材であるZnSe又はZnSの膜とを交互に積層した
増反射膜も開示されている。しかしながら、Auをコー
トしたSi又はCu基板上に前記YF3 やYbF3のコ
ーティング膜を形成させた場合、膜の付着強度が低いと
いう問題があった。本発明はこのような従来技術の実状
に鑑み、少ない層数で高い反射率が得られ、しかも十分
な膜付着強度と耐環境性を備えた近赤外線用反射鏡の増
反射膜およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
は散乱損失および吸収損失の点では満足できるものの、
膜の層数を多くする必要があり、製造上問題がある。本
発明者は低屈折率材としてSiO2 よりも屈折率の小さ
いYF3 やYbF3を用いた、透過部材又は反射部材か
らなる基材の表面に低屈折率材および高屈折率材からな
るコーティング膜を形成させた赤外線用光学部品を開発
し、提案している(特開平7−331412号公報)。
この公報には、AuをコートしたSi又はCu基板上
に、低屈折率材であるYF3 やYbF3 の膜と、高屈折
率材であるZnSe又はZnSの膜とを交互に積層した
増反射膜も開示されている。しかしながら、Auをコー
トしたSi又はCu基板上に前記YF3 やYbF3のコ
ーティング膜を形成させた場合、膜の付着強度が低いと
いう問題があった。本発明はこのような従来技術の実状
に鑑み、少ない層数で高い反射率が得られ、しかも十分
な膜付着強度と耐環境性を備えた近赤外線用反射鏡の増
反射膜およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は(1)Cu、S
i、BK−7ガラス又は石英ガラスからなる基材の表面
にCr、Ti又はNi層を介してAu膜をコートした基
板上にZnSe又はZnSよりなるバッファー層を設
け、その上にYF3 、YbF3 又はDyF3 のいずれか
1種よりなる低屈折率層とZnSe又はZnSよりなる
高屈折率層とを交互に形成させてなることを特徴とする
近赤外線用増反射膜、(2)前記低屈折率層と高屈折率
層の層数がそれぞれ3〜4層であることを特徴とする前
記(1)の近赤外線用増反射膜、および(3)Cu、S
i、BK−7ガラス又は石英ガラスからなる基材の表面
にCr、Ti又はNi層を介してAu膜をコートした基
板を120〜180℃に加熱し、該温度範囲に保持しな
がらZnSe又はZnSを蒸着させてバッファー層を形
成し、さらに前記温度範囲に維持しながらYF3 、Yb
F3 又はDyF3 のいずれか1種とZnSe又はZnS
とを交互に蒸着させ、YF3 、YbF3 又はDyF3 の
いずれか1種よりなる低屈折率層とZnSe又はZnS
よりなる高屈折率層とを交互に形成させることを特徴と
する近赤外線用増反射膜の製造方法である。
i、BK−7ガラス又は石英ガラスからなる基材の表面
にCr、Ti又はNi層を介してAu膜をコートした基
板上にZnSe又はZnSよりなるバッファー層を設
け、その上にYF3 、YbF3 又はDyF3 のいずれか
1種よりなる低屈折率層とZnSe又はZnSよりなる
高屈折率層とを交互に形成させてなることを特徴とする
近赤外線用増反射膜、(2)前記低屈折率層と高屈折率
層の層数がそれぞれ3〜4層であることを特徴とする前
記(1)の近赤外線用増反射膜、および(3)Cu、S
i、BK−7ガラス又は石英ガラスからなる基材の表面
にCr、Ti又はNi層を介してAu膜をコートした基
板を120〜180℃に加熱し、該温度範囲に保持しな
がらZnSe又はZnSを蒸着させてバッファー層を形
成し、さらに前記温度範囲に維持しながらYF3 、Yb
F3 又はDyF3 のいずれか1種とZnSe又はZnS
とを交互に蒸着させ、YF3 、YbF3 又はDyF3 の
いずれか1種よりなる低屈折率層とZnSe又はZnS
よりなる高屈折率層とを交互に形成させることを特徴と
する近赤外線用増反射膜の製造方法である。
【0005】
【発明の実施の態様】本発明の近赤外線用増反射膜はC
u、Si、BK−7ガラス又は石英ガラスからなる基材
の表面にAu膜の付着力を向上させるためのCr、Ti
又はNi層を介してAu膜をコーティングしたものを基
板とし、この上にYF3 、YbF3 又はDyF3 のいず
れか1種よりなる低屈折率層とZnSe又はZnSより
なる高屈折率層とを交互に形成させて反射率を向上させ
ている。さらに本発明の近赤外線用増反射膜において
は、前記低屈折率層と高屈折率層とが交互に形成された
増反射コーティング膜と前記基板との間に、厚さ60〜
80nmのZnSe又はZnSよりなるバッファー層が
設けられている点が最大の特徴である。このバッファー
層を設けることにより、基板と増反射コーティング膜と
の付着力が向上する。通常、バッファー層を設けると光
学的特性(反射率)が低下するが、本発明においては、
バッファー層の材料としてZnSe又はZnSを使用
し、上記のような厚み範囲とすることにより光学的特性
の低下を抑え、付着力を向上させている。バッファー層
の厚みが上記範囲を外れるとバッファー層としての効果
が小さくなり、膜が剥離しやすくなる。
u、Si、BK−7ガラス又は石英ガラスからなる基材
の表面にAu膜の付着力を向上させるためのCr、Ti
又はNi層を介してAu膜をコーティングしたものを基
板とし、この上にYF3 、YbF3 又はDyF3 のいず
れか1種よりなる低屈折率層とZnSe又はZnSより
なる高屈折率層とを交互に形成させて反射率を向上させ
ている。さらに本発明の近赤外線用増反射膜において
は、前記低屈折率層と高屈折率層とが交互に形成された
増反射コーティング膜と前記基板との間に、厚さ60〜
80nmのZnSe又はZnSよりなるバッファー層が
設けられている点が最大の特徴である。このバッファー
層を設けることにより、基板と増反射コーティング膜と
の付着力が向上する。通常、バッファー層を設けると光
学的特性(反射率)が低下するが、本発明においては、
バッファー層の材料としてZnSe又はZnSを使用
し、上記のような厚み範囲とすることにより光学的特性
の低下を抑え、付着力を向上させている。バッファー層
の厚みが上記範囲を外れるとバッファー層としての効果
が小さくなり、膜が剥離しやすくなる。
【0006】低屈折率膜材料であるYF3 、YbF3 お
よびDyF3 の屈折率はいずれも1.38であり、高屈
折率膜材料であるZnSeおよびZnSの屈折率はそれ
ぞれ2.5および2.3である。そのため従来使用され
ている低屈折率膜材料であるSiO2 と高屈折率膜材料
であるTiO2 、Ta2 O5 又はHfO2 との組み合わ
せの場合に比較して屈折率差が大きいので、少ない層数
の増反射コーティング膜で高反射率が得られ、低屈折率
層と高屈折率層がそれぞれ3層の合計6層で99.0%
以上、それぞれ4層の合計8層とすることで99.5%
以上の高反射率を得ることができる。各低屈折率層及び
高屈折率層の厚みは対象とする近赤外線の波長及び入射
角によって異なるが、波長λ、膜材料の屈折率がnで光
が垂直に入射する場合には、それぞれの層の厚みがほぼ
λ/(4・n)となるようにする。例えば、波長106
2nmのYAGレーザで、レーザ光線の入射角が45°
であり、低屈折率膜材料としてYbF3 、高屈折率膜材
料としてZnSeを使用する場合、低屈折率層及び高屈
折率層の厚みはそれぞれ209nm及び111nmとす
ればよい。
よびDyF3 の屈折率はいずれも1.38であり、高屈
折率膜材料であるZnSeおよびZnSの屈折率はそれ
ぞれ2.5および2.3である。そのため従来使用され
ている低屈折率膜材料であるSiO2 と高屈折率膜材料
であるTiO2 、Ta2 O5 又はHfO2 との組み合わ
せの場合に比較して屈折率差が大きいので、少ない層数
の増反射コーティング膜で高反射率が得られ、低屈折率
層と高屈折率層がそれぞれ3層の合計6層で99.0%
以上、それぞれ4層の合計8層とすることで99.5%
以上の高反射率を得ることができる。各低屈折率層及び
高屈折率層の厚みは対象とする近赤外線の波長及び入射
角によって異なるが、波長λ、膜材料の屈折率がnで光
が垂直に入射する場合には、それぞれの層の厚みがほぼ
λ/(4・n)となるようにする。例えば、波長106
2nmのYAGレーザで、レーザ光線の入射角が45°
であり、低屈折率膜材料としてYbF3 、高屈折率膜材
料としてZnSeを使用する場合、低屈折率層及び高屈
折率層の厚みはそれぞれ209nm及び111nmとす
ればよい。
【0007】本発明の近赤外線用増反射膜の膜構造の1
例を図1に示す。この例ではCu、Si、BK−7ガラ
ス又は石英ガラスからなる基材1の表面にCr層5を介
してAu膜6をコートした基板上に、ZnSe又はZn
Sのバッファー層7を設け、その上にYF3 、YbF3
又はDyF3 からなる低屈折率層2とZnSe又はZn
Sからなる高屈折率層3とが交互に各4層、合計8層積
層された構造となっている。
例を図1に示す。この例ではCu、Si、BK−7ガラ
ス又は石英ガラスからなる基材1の表面にCr層5を介
してAu膜6をコートした基板上に、ZnSe又はZn
Sのバッファー層7を設け、その上にYF3 、YbF3
又はDyF3 からなる低屈折率層2とZnSe又はZn
Sからなる高屈折率層3とが交互に各4層、合計8層積
層された構造となっている。
【0008】本発明の近赤外線用増反射膜は例えば次の
ようにして製造することができる。Cu、Si、BK−
7ガラス又は石英ガラスからなる基材の表面にCr、T
i又はNi層を介してAu膜をコートした基板を、図3
に示す構成の真空蒸着装置の真空チャンバ11内に入
れ、高真空に排気しヒータ12により120〜180℃
に加熱し、同温度範囲に保持しながらZnSe又はZn
Sを蒸着させて厚さ60〜80nmのバッファー層を形
成させる。このバッファー層の上に、さらに前記温度範
囲に維持しながら低屈折率膜材料であるYF3 、YbF
3 又はDyF3のいずれか1種と高屈折率膜材料である
ZnSe又はZnSとを交互に蒸着させ、低屈折率層と
高屈折率層とを交互に形成させる。各膜材料は電子ビー
ム蒸発源(EB蒸発源)14から基板13に蒸着され
る。図3中の15はシャッターである。真空蒸着の際の
基板温度が120℃未満では膜の付着強度が十分でな
く、また180℃を超えると付着強度が低下するほか、
膜の表面に荒れが発生する。
ようにして製造することができる。Cu、Si、BK−
7ガラス又は石英ガラスからなる基材の表面にCr、T
i又はNi層を介してAu膜をコートした基板を、図3
に示す構成の真空蒸着装置の真空チャンバ11内に入
れ、高真空に排気しヒータ12により120〜180℃
に加熱し、同温度範囲に保持しながらZnSe又はZn
Sを蒸着させて厚さ60〜80nmのバッファー層を形
成させる。このバッファー層の上に、さらに前記温度範
囲に維持しながら低屈折率膜材料であるYF3 、YbF
3 又はDyF3のいずれか1種と高屈折率膜材料である
ZnSe又はZnSとを交互に蒸着させ、低屈折率層と
高屈折率層とを交互に形成させる。各膜材料は電子ビー
ム蒸発源(EB蒸発源)14から基板13に蒸着され
る。図3中の15はシャッターである。真空蒸着の際の
基板温度が120℃未満では膜の付着強度が十分でな
く、また180℃を超えると付着強度が低下するほか、
膜の表面に荒れが発生する。
【0009】本発明の近赤外線用増反射膜は波長850
〜2500nmの近赤外線に対し高い反射率を示し、膜
の付着性及び耐環境性に優れた増反射膜であり、YAG
レーザ用反射鏡の増反射膜などの用途に有用なものであ
る。
〜2500nmの近赤外線に対し高い反射率を示し、膜
の付着性及び耐環境性に優れた増反射膜であり、YAG
レーザ用反射鏡の増反射膜などの用途に有用なものであ
る。
【0010】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。 (実施例1)Cuの表面にCr層を介してAu膜をコー
トした基板の表面に、表1に示す膜構成のバッファー層
と低屈折率層および高屈折率層を形成させた試料を作製
した。また、比較のためバッファー層を設けない試料を
作製した。、得られた近赤外線用増反射膜の試料1〜1
5について反射率及び付着強度の測定と外観観察を行っ
た。なお、バッファー層の厚みは62nm、各低屈折率
層(YbF3 、YF3又はDyF3 )の厚みは209n
m、高屈折率層の厚みはZnSeは111nm、ZnS
は114nmとした。蒸着時の基板温度および測定、観
察結果を表1に示す。表1において、反射率は分光光度
計により波長1.06μmの近赤外線の反射率を測定
し、付着強度はセロハンテープを貼り付けてゆっくりと
剥がすテープテストにより、膜剥離が発生しないものを
○、膜剥離が発生したものを×とした。外観は目視によ
り表面が鏡面状態であるものを○、表面がざらついて白
色に見えるものを×とした。また、水を張った超音波洗
浄機に入れて超音波を作用させる耐環境性(耐水性)試
験を行い、10分間の処理で変化のないものを○、膜の
表面が白く荒れるか、あるいは剥離したものを×とし
た。さらに、得られた本発明の試料(No.1、5、
9、13、14、15)について反射スペクトル(入射
角45°)を測定した結果を図4〜図9に示す。
明する。 (実施例1)Cuの表面にCr層を介してAu膜をコー
トした基板の表面に、表1に示す膜構成のバッファー層
と低屈折率層および高屈折率層を形成させた試料を作製
した。また、比較のためバッファー層を設けない試料を
作製した。、得られた近赤外線用増反射膜の試料1〜1
5について反射率及び付着強度の測定と外観観察を行っ
た。なお、バッファー層の厚みは62nm、各低屈折率
層(YbF3 、YF3又はDyF3 )の厚みは209n
m、高屈折率層の厚みはZnSeは111nm、ZnS
は114nmとした。蒸着時の基板温度および測定、観
察結果を表1に示す。表1において、反射率は分光光度
計により波長1.06μmの近赤外線の反射率を測定
し、付着強度はセロハンテープを貼り付けてゆっくりと
剥がすテープテストにより、膜剥離が発生しないものを
○、膜剥離が発生したものを×とした。外観は目視によ
り表面が鏡面状態であるものを○、表面がざらついて白
色に見えるものを×とした。また、水を張った超音波洗
浄機に入れて超音波を作用させる耐環境性(耐水性)試
験を行い、10分間の処理で変化のないものを○、膜の
表面が白く荒れるか、あるいは剥離したものを×とし
た。さらに、得られた本発明の試料(No.1、5、
9、13、14、15)について反射スペクトル(入射
角45°)を測定した結果を図4〜図9に示す。
【0011】
【表1】
【0012】表1の結果から、低屈折率層および高屈折
率層をそれぞれ3層としたものでは、低屈折率層および
高屈折率層からなる増反射コーティング膜と基板との間
にバッファー層を設け、基板温度160℃でコーティン
グ膜の蒸着を行った試料No.1および5は反射率が9
9.0%以上で外観、付着強度、耐環境性(耐水性)と
もに良好な結果を示した。しかしながら、同様にバッフ
ァー層を設けたものであっても、蒸着の際の基板温度が
100℃と低い試料No.2および6では反射率が9
9.0%以上で外観も良好であったが、付着強度が低
く、耐環境性が悪くなり、蒸着の際の基板温度が200
℃と高い試料No.3および7では反射率および付着強
度が低下し、外観及び耐環境性も悪くなっていることが
わかる。また、バッファー層を設けなかった試料No.
4および8では、基板温度が160℃であっても良好な
付着強度が得られないことがわかる。
率層をそれぞれ3層としたものでは、低屈折率層および
高屈折率層からなる増反射コーティング膜と基板との間
にバッファー層を設け、基板温度160℃でコーティン
グ膜の蒸着を行った試料No.1および5は反射率が9
9.0%以上で外観、付着強度、耐環境性(耐水性)と
もに良好な結果を示した。しかしながら、同様にバッフ
ァー層を設けたものであっても、蒸着の際の基板温度が
100℃と低い試料No.2および6では反射率が9
9.0%以上で外観も良好であったが、付着強度が低
く、耐環境性が悪くなり、蒸着の際の基板温度が200
℃と高い試料No.3および7では反射率および付着強
度が低下し、外観及び耐環境性も悪くなっていることが
わかる。また、バッファー層を設けなかった試料No.
4および8では、基板温度が160℃であっても良好な
付着強度が得られないことがわかる。
【0013】また、低屈折率層および高屈折率層をそれ
ぞれ4層としたものでは、バッファー層を設け、基板温
度160℃でコーティング膜の蒸着を行った試料No.
9、13、14及び15は反射率が99.5%以上で外
観、付着強度、耐環境性ともに良好な結果を示した。し
かしながら、同様にバッファー層を設けたものであって
も、蒸着の際の基板温度が100℃と低い試料No.1
0では反射率が99.5%以上で外観も良好であった
が、付着強度が低く、耐環境性が悪化し、蒸着の際の基
板温度が200℃と高い試料No.11では反射率およ
び付着強度が低下し、外観及び耐環境性も悪くなってい
ることがわかる。また、バッファー層を設けなかった試
料No.12では、基板温度が160℃であっても良好
な付着強度は得られなかった。
ぞれ4層としたものでは、バッファー層を設け、基板温
度160℃でコーティング膜の蒸着を行った試料No.
9、13、14及び15は反射率が99.5%以上で外
観、付着強度、耐環境性ともに良好な結果を示した。し
かしながら、同様にバッファー層を設けたものであって
も、蒸着の際の基板温度が100℃と低い試料No.1
0では反射率が99.5%以上で外観も良好であった
が、付着強度が低く、耐環境性が悪化し、蒸着の際の基
板温度が200℃と高い試料No.11では反射率およ
び付着強度が低下し、外観及び耐環境性も悪くなってい
ることがわかる。また、バッファー層を設けなかった試
料No.12では、基板温度が160℃であっても良好
な付着強度は得られなかった。
【0014】(実施例2)実施例1で得た試料9と従来
品(石英ガラス基板にSiO2 /TiO2 の膜組成で層
数は20層、反射率99.5%以上)を使用して耐光強
度試験を行った。試験はYAGレーザ光(波長1062
nm)をレンズで集光し、集光位置に試料をセットして
レーザ光を1秒間照射し、損傷の有無を目視及び顕微鏡
で観察することによって行った。レーザ光照射位置での
ビーム径は1〜1.4mm(楕円)、入射角は45°と
した。最大出力である1.5kWのレーザ光を照射(照
射されるエネルギー密度は135kW/cm2 )した結
果、試料9及び従来品ともに損傷は発生しなかった。通
常の使用条件で照射されるレーザ光のエネルギー密度は
最大でも数kW/cm 2 であることから、本発明に係る
増反射膜は十分な耐光性を有していることがわかる。
品(石英ガラス基板にSiO2 /TiO2 の膜組成で層
数は20層、反射率99.5%以上)を使用して耐光強
度試験を行った。試験はYAGレーザ光(波長1062
nm)をレンズで集光し、集光位置に試料をセットして
レーザ光を1秒間照射し、損傷の有無を目視及び顕微鏡
で観察することによって行った。レーザ光照射位置での
ビーム径は1〜1.4mm(楕円)、入射角は45°と
した。最大出力である1.5kWのレーザ光を照射(照
射されるエネルギー密度は135kW/cm2 )した結
果、試料9及び従来品ともに損傷は発生しなかった。通
常の使用条件で照射されるレーザ光のエネルギー密度は
最大でも数kW/cm 2 であることから、本発明に係る
増反射膜は十分な耐光性を有していることがわかる。
【0015】
【発明の効果】本発明の近赤外線用増反射膜は層数が少
なく製造が容易で、しかも高い反射率を有しており、さ
らに膜の付着力が高く耐環境性に優れたものである。ま
た、本発明の製造方法によれば前記近赤外線用増反射膜
を容易に製造することができる。
なく製造が容易で、しかも高い反射率を有しており、さ
らに膜の付着力が高く耐環境性に優れたものである。ま
た、本発明の製造方法によれば前記近赤外線用増反射膜
を容易に製造することができる。
【図1】本発明の近赤外線用増反射膜の膜構造の1例を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】従来技術による近赤外線用増反射膜の膜構造の
1例を示す断面図。
1例を示す断面図。
【図3】本発明の近赤外線用増反射膜を製造するための
真空蒸着装置の構成を模式的に示す図。
真空蒸着装置の構成を模式的に示す図。
【図4】実施例1で作製した試料1の反射スペクトルを
示す図。
示す図。
【図5】実施例1で作製した試料5の反射スペクトルを
示す図。
示す図。
【図6】実施例1で作製した試料9の反射スペクトルを
示す図。
示す図。
【図7】実施例1で作製した試料13の反射スペクトル
を示す図。
を示す図。
【図8】実施例1で作製した試料14の反射スペクトル
を示す図。
を示す図。
【図9】実施例1で作製した試料15の反射スペクトル
を示す図。
を示す図。
1 基材 2 低屈折率層 3 高屈折率層 5
クロム層 6 Au層 7 バッファー層 11 真空チャン
バ 12 ヒータ 13 基板 14 EB蒸着源
15 シャッター
クロム層 6 Au層 7 バッファー層 11 真空チャン
バ 12 ヒータ 13 基板 14 EB蒸着源
15 シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA02D AA02E AA05E AA09D AA09E AB11A AB12B AB13B AB16B AB17A AB25C AG00A AT00A BA05 BA07 BA10A BA10E BA13 BA44 EG002 EH112 EH66D EH662 EJ422 JD10 JK06 JK11D JL00 JM02C JN06 JN18E 4K029 AA02 AA09 BA05 BA07 BA12 BA17 BA41 BA42 BA51 BB02 BC07 BD09 CA01 DB03 DB05 DB21 EA08 JA02
Claims (3)
- 【請求項1】 Cu、Si、BK−7ガラス又は石英ガ
ラスからなる基材の表面にCr、Ti又はNi層を介し
てAu膜をコートした基板上にZnSe又はZnSより
なるバッファー層を設け、その上にYF3 、YbF3 又
はDyF3 のいずれか1種よりなる低屈折率層とZnS
e又はZnSよりなる高屈折率層とを交互に形成させて
なることを特徴とする近赤外線用増反射膜。 - 【請求項2】 前記低屈折率層と高屈折率層の層数がそ
れぞれ3〜4層であることを特徴とする請求項1に記載
の近赤外線用増反射膜。 - 【請求項3】 Cu、Si、BK−7ガラス又は石英ガ
ラスからなる基材の表面にCr、Ti又はNi層を介し
てAu膜をコートした基板を120〜180℃に加熱
し、該温度範囲に保持しながらZnSe又はZnSを蒸
着させてバッファー層を形成し、さらに前記温度範囲に
維持しながらYF3 、YbF3 又はDyF3 のいずれか
1種とZnSe又はZnSとを交互に蒸着させ、Y
F3 、YbF 3 又はDyF3 のいずれか1種よりなる低
屈折率層とZnSe又はZnSよりなる高屈折率層とを
交互に形成させることを特徴とする近赤外線用増反射膜
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201475A JP2000034557A (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | 近赤外線用増反射膜および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201475A JP2000034557A (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | 近赤外線用増反射膜および製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000034557A true JP2000034557A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16441704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10201475A Pending JP2000034557A (ja) | 1998-07-16 | 1998-07-16 | 近赤外線用増反射膜および製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000034557A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN117512527A (zh) * | 2023-11-10 | 2024-02-06 | 星际光(上海)实业有限公司 | 一种介质膜反射镜及其制备工艺 |
-
1998
- 1998-07-16 JP JP10201475A patent/JP2000034557A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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