JP2000031745A - Am検波装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 過変調時のIF信号から元の映像信号を検波
すること。 【解決手段】 IF信号増幅器3の出力端子とPLLの
位相検波器6の入力端子との間に、入力IF信号の振幅
を小さくする減衰器10を接続する。同期検波器4から
出力される映像検波信号の電位を閾値電圧と比較し、そ
の比較結果に基づいて減衰器10を制御するための比較
器1を設ける。閾値電圧は、ゼロキャリアバイアスと同
等かまたはそれよりも少し高い電圧である。映像検波信
号の電位が閾値電圧よりも高い場合には、入力IF信号
は過変調であるとみなされ、比較器1は減衰器10にオ
ン信号を出力する。減衰器10は、入力IF信号の振幅
を小さくして位相検波器6に供給するので、位相検波器
6では利得が下がる。それによって入力IF信号が過変
調であることに起因する悪影響が軽減される。映像検波
信号の電位が閾値電圧よりも低い場合には、入力IF信
号を減衰させない。
すること。 【解決手段】 IF信号増幅器3の出力端子とPLLの
位相検波器6の入力端子との間に、入力IF信号の振幅
を小さくする減衰器10を接続する。同期検波器4から
出力される映像検波信号の電位を閾値電圧と比較し、そ
の比較結果に基づいて減衰器10を制御するための比較
器1を設ける。閾値電圧は、ゼロキャリアバイアスと同
等かまたはそれよりも少し高い電圧である。映像検波信
号の電位が閾値電圧よりも高い場合には、入力IF信号
は過変調であるとみなされ、比較器1は減衰器10にオ
ン信号を出力する。減衰器10は、入力IF信号の振幅
を小さくして位相検波器6に供給するので、位相検波器
6では利得が下がる。それによって入力IF信号が過変
調であることに起因する悪影響が軽減される。映像検波
信号の電位が閾値電圧よりも低い場合には、入力IF信
号を減衰させない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AM検波装置に関
し、特に過変調時の映像中間周波数信号(以下、IF信
号とする)から映像信号を検波する検波装置に関する。
し、特に過変調時の映像中間周波数信号(以下、IF信
号とする)から映像信号を検波する検波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビジョン等における映像信
号受信装置では、アンテナから入力されたRF信号を、
ミキサ回路で処理しやすいIF信号に変換している。こ
のIF信号は、図6に示すように、搬送信号(図6
(B))を映像信号(図6(A))でAM変調した信号
(図6(C))であり、日本ではIF信号の周波数は5
8.75MHzである。なお図6(A)に例示した映像
信号は白100%の信号である。
号受信装置では、アンテナから入力されたRF信号を、
ミキサ回路で処理しやすいIF信号に変換している。こ
のIF信号は、図6に示すように、搬送信号(図6
(B))を映像信号(図6(A))でAM変調した信号
(図6(C))であり、日本ではIF信号の周波数は5
8.75MHzである。なお図6(A)に例示した映像
信号は白100%の信号である。
【0003】このIF信号の変調度は、国や方式によっ
て異なるが、一般に87.5%〜90%に設定される。
日本では通常変調度は87.5%である。ここで変調度
87.5%の意味を説明すると、同期信号先端を無変調
0%とし、かつ搬送波がなくなる点を100%とした場
合に、映像信号が白100%の時に87.5%となる変
調度である。
て異なるが、一般に87.5%〜90%に設定される。
日本では通常変調度は87.5%である。ここで変調度
87.5%の意味を説明すると、同期信号先端を無変調
0%とし、かつ搬送波がなくなる点を100%とした場
合に、映像信号が白100%の時に87.5%となる変
調度である。
【0004】図7は、従来の位相ロックループ(以下、
PLLとする)を用いたAM検波装置のブロック図であ
る。このAM検波装置は、外部より入力されたIF信号
を適切な振幅に増幅するIF信号増幅器3と、IF信号
の同期検波を行うために復調用のキャリアを再生する電
圧制御発振器8と、電圧制御発振器8により再生された
キャリアの位相を45°進める+45゜移相器5と、+
45゜移相器5により位相が進められたキャリアを用い
て、IF信号増幅器3から出力されたIF信号(以下、
これを入力IF信号とする)の同期検波を行う同期検波
器4と、電圧制御発振器8により再生されたキャリアの
位相を45°遅らせる−45゜移相器7と、−45゜移
相器7により位相が遅らされたキャリアと入力IF信号
との位相差に応じた信号を出力する位相検波器6と、P
LLのループフィルタ9とで構成されている。
PLLとする)を用いたAM検波装置のブロック図であ
る。このAM検波装置は、外部より入力されたIF信号
を適切な振幅に増幅するIF信号増幅器3と、IF信号
の同期検波を行うために復調用のキャリアを再生する電
圧制御発振器8と、電圧制御発振器8により再生された
キャリアの位相を45°進める+45゜移相器5と、+
45゜移相器5により位相が進められたキャリアを用い
て、IF信号増幅器3から出力されたIF信号(以下、
これを入力IF信号とする)の同期検波を行う同期検波
器4と、電圧制御発振器8により再生されたキャリアの
位相を45°遅らせる−45゜移相器7と、−45゜移
相器7により位相が遅らされたキャリアと入力IF信号
との位相差に応じた信号を出力する位相検波器6と、P
LLのループフィルタ9とで構成されている。
【0005】位相検波器6、−45゜移相器7、電圧制
御発振器8およびループフィルタ9はPLLを構成して
いる。そして電圧制御発振器8は、位相が45°遅れた
キャリアと入力IF信号との位相差に基づいて位相検波
器6から出力される電圧信号に基づいて制御される。
御発振器8およびループフィルタ9はPLLを構成して
いる。そして電圧制御発振器8は、位相が45°遅れた
キャリアと入力IF信号との位相差に基づいて位相検波
器6から出力される電圧信号に基づいて制御される。
【0006】図7に示すAM検波装置の作用を説明す
る。外部より入力されたIF信号は、IF信号増幅器3
により適切な振幅となるように増幅され、そして同期検
波器4および位相検波器6に入力される。一方電圧制御
発振器8は、図示しない発信端で用いられた搬送信号と
同じ58.75MHzの周波数のキャリアを出力する。
る。外部より入力されたIF信号は、IF信号増幅器3
により適切な振幅となるように増幅され、そして同期検
波器4および位相検波器6に入力される。一方電圧制御
発振器8は、図示しない発信端で用いられた搬送信号と
同じ58.75MHzの周波数のキャリアを出力する。
【0007】そのキャリアは、第1には+45゜移相器
5を介して同期検波器4へ入力され、第2には−45゜
移相器7を介して位相検波器6へ入力される。位相検波
器6は、入力IF信号と位相が45°遅れたキャリアと
の位相差に応じて電圧制御発振器8の発振を制御する。
同期検波器4は、位相が45°進んだキャリアと入力I
F信号とにより同期検波を行い、映像検波出力を得る。
5を介して同期検波器4へ入力され、第2には−45゜
移相器7を介して位相検波器6へ入力される。位相検波
器6は、入力IF信号と位相が45°遅れたキャリアと
の位相差に応じて電圧制御発振器8の発振を制御する。
同期検波器4は、位相が45°進んだキャリアと入力I
F信号とにより同期検波を行い、映像検波出力を得る。
【0008】図8は、入力IF信号の位相と、電圧制御
発振器8の出力位相と、同期検波器4および位相検波器
6へそれぞれ送られるキャリアの位相との関係を示す模
式図である。位相検波器6は、位相検波器6に入力され
る2つの入力の位相差が90゜の時に、電圧制御発振器
8への制御信号を出力しなくなるので、このAM検波装
置のPLLは、位相検波器6へ送られるキャリアと入力
IF信号との位相差が90゜の時に安定する。
発振器8の出力位相と、同期検波器4および位相検波器
6へそれぞれ送られるキャリアの位相との関係を示す模
式図である。位相検波器6は、位相検波器6に入力され
る2つの入力の位相差が90゜の時に、電圧制御発振器
8への制御信号を出力しなくなるので、このAM検波装
置のPLLは、位相検波器6へ送られるキャリアと入力
IF信号との位相差が90゜の時に安定する。
【0009】また電圧制御発振器8から同期検波器4と
位相検波器6とへそれぞれ送られるキャリアの位相差
は、電圧制御発振器8の出力位相に対して一方は45°
進み、かつ他方は45°遅れるので、図8に示すように
90°となる。従って同期検波器4にそれぞれ入力され
るIF信号と復調用キャリアとの位相差は0°または1
80゜となり、効率よい同期検波が可能である。
位相検波器6とへそれぞれ送られるキャリアの位相差
は、電圧制御発振器8の出力位相に対して一方は45°
進み、かつ他方は45°遅れるので、図8に示すように
90°となる。従って同期検波器4にそれぞれ入力され
るIF信号と復調用キャリアとの位相差は0°または1
80゜となり、効率よい同期検波が可能である。
【0010】図9は、同期検波器4の一例を示す回路図
である。例えば同期検波器4は、掛け算器あるいはマル
チプライアと呼ばれる一般的な回路であり、6つのNP
NトランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr
5,Tr6と、4つの負荷抵抗R1,R2,R3,R4
と、定電流源41とで構成される。実際の入力は、正逆
相のダブル入力か、または片方DCバイアスのシングル
入力である。図9に併せて示した信号波形例のように、
IF信号をキャリアで両派整流することによってAM検
波が行われる。
である。例えば同期検波器4は、掛け算器あるいはマル
チプライアと呼ばれる一般的な回路であり、6つのNP
NトランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr
5,Tr6と、4つの負荷抵抗R1,R2,R3,R4
と、定電流源41とで構成される。実際の入力は、正逆
相のダブル入力か、または片方DCバイアスのシングル
入力である。図9に併せて示した信号波形例のように、
IF信号をキャリアで両派整流することによってAM検
波が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放送局
や、ビデオテープ等の記録媒体によっては、映像信号の
変調度が100%を超える場合(これを過変調と呼ぶ)
がある。図10には、過変調のIF信号が示されてい
る。図10において(A)は変調前の映像信号であり、
(B)は搬送信号であり、(C)はIF信号である。
や、ビデオテープ等の記録媒体によっては、映像信号の
変調度が100%を超える場合(これを過変調と呼ぶ)
がある。図10には、過変調のIF信号が示されてい
る。図10において(A)は変調前の映像信号であり、
(B)は搬送信号であり、(C)はIF信号である。
【0012】図10(A)において破線は、搬送波のレ
ベルがゼロになるゼロキャリアレベル、すなわち100
%変調ポイントを表している(他の図においても同
じ)。図10(B)および(C)より、過変調のIF信
号においては白100%時に搬送信号の位相が反転して
いることがわかる。図7に示す従来のAM検波装置で
は、このように搬送信号の位相反転が生じた信号を受信
した場合、元の映像信号を復調できないという欠点があ
る。
ベルがゼロになるゼロキャリアレベル、すなわち100
%変調ポイントを表している(他の図においても同
じ)。図10(B)および(C)より、過変調のIF信
号においては白100%時に搬送信号の位相が反転して
いることがわかる。図7に示す従来のAM検波装置で
は、このように搬送信号の位相反転が生じた信号を受信
した場合、元の映像信号を復調できないという欠点があ
る。
【0013】そのような欠点が生じる理由について説明
する。先に説明した通り、PLLを用いた同期検波方式
では、常にIF信号の位相に0゜または180゜ずれて
同期したキャリアを再生して検波を行っている。従って
IF信号のキャリアの位相が突然反転してAM検波装置
に入力され、さらに位相検波器6に入力されると、PL
Lは電圧制御発振器8の出力キャリアの位相も反転させ
てしまう。しかしPLLにはループフィルタ9があるた
め、即座には出力キャリア位相の反転は起こらない。
する。先に説明した通り、PLLを用いた同期検波方式
では、常にIF信号の位相に0゜または180゜ずれて
同期したキャリアを再生して検波を行っている。従って
IF信号のキャリアの位相が突然反転してAM検波装置
に入力され、さらに位相検波器6に入力されると、PL
Lは電圧制御発振器8の出力キャリアの位相も反転させ
てしまう。しかしPLLにはループフィルタ9があるた
め、即座には出力キャリア位相の反転は起こらない。
【0014】従って過変調状態になった初期においては
ループフィルタ9によって電圧制御発振器8の出力キャ
リアの位相が保持されるため、ローパスフィルタ(図7
では省略)により平滑化された映像検波信号は、図11
(C)に示すように元の信号と同様、信号レベルがゼロ
キャリアの上側になるように検波される。そしてある程
度時間が経過すると、PLLは搬送波の位相反転(図1
1(B))に反応して電圧制御発振器8の位相も反転し
てしまい、図11(C)に示すように検波波形がゼロキ
ャリアを中心とし反対側、すなわち下側に位置するよう
に検波されてしまう。従って過変調の区間の一部におい
ては元の映像信号が復調されないことになる。なお図1
1(A)はAM変調前の映像信号を示しており、この変
調前の信号は規格からはずれ、白レベルがかなり高くな
っている。
ループフィルタ9によって電圧制御発振器8の出力キャ
リアの位相が保持されるため、ローパスフィルタ(図7
では省略)により平滑化された映像検波信号は、図11
(C)に示すように元の信号と同様、信号レベルがゼロ
キャリアの上側になるように検波される。そしてある程
度時間が経過すると、PLLは搬送波の位相反転(図1
1(B))に反応して電圧制御発振器8の位相も反転し
てしまい、図11(C)に示すように検波波形がゼロキ
ャリアを中心とし反対側、すなわち下側に位置するよう
に検波されてしまう。従って過変調の区間の一部におい
ては元の映像信号が復調されないことになる。なお図1
1(A)はAM変調前の映像信号を示しており、この変
調前の信号は規格からはずれ、白レベルがかなり高くな
っている。
【0015】このような過変調のIF信号から正常な復
調出力を得るために、特開平7−7686号公開公報に
は、IF信号の振幅レベルを、過変調が発生する振幅よ
り若干高いレベルに設定された閾値と比較し、この閾値
以下の信号を過変調とみなしてPLLのループを開放し
てPLL動作を停止させ、その間ループフィルタの前置
ホールドにより電圧制御発振器を制御するようにしたA
M復調器が開示されている。
調出力を得るために、特開平7−7686号公開公報に
は、IF信号の振幅レベルを、過変調が発生する振幅よ
り若干高いレベルに設定された閾値と比較し、この閾値
以下の信号を過変調とみなしてPLLのループを開放し
てPLL動作を停止させ、その間ループフィルタの前置
ホールドにより電圧制御発振器を制御するようにしたA
M復調器が開示されている。
【0016】しかしながら上記特開平7−7686号公
開公報に開示されたAM復調器では、過変調が実際に発
生する振幅よりも若干高い振幅レベルを閾値としている
ため、一旦過変調とみなされてPLLの動作が停止され
た後、IF信号の振幅レベルが、閾値レベルと実際に過
変調が発生する振幅レベルとの間に変化した場合に、そ
の振幅レベルが閾値レベルよりも大きいため、実際には
まだ過変調であるにもかかわらず、閾値との比較により
過変調ではないとみなされてしまい、PLLの動作が再
開されてしまう、という不都合がある。
開公報に開示されたAM復調器では、過変調が実際に発
生する振幅よりも若干高い振幅レベルを閾値としている
ため、一旦過変調とみなされてPLLの動作が停止され
た後、IF信号の振幅レベルが、閾値レベルと実際に過
変調が発生する振幅レベルとの間に変化した場合に、そ
の振幅レベルが閾値レベルよりも大きいため、実際には
まだ過変調であるにもかかわらず、閾値との比較により
過変調ではないとみなされてしまい、PLLの動作が再
開されてしまう、という不都合がある。
【0017】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
過変調時のIF信号から元の映像信号を検波することが
できるAM検波装置を得ることを目的とする。
過変調時のIF信号から元の映像信号を検波することが
できるAM検波装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、AM変調された入力信号および位相ロッ
クループにより再生されたキャリアに基づいて該キャリ
アの発振を制御する位相ロックループと、該位相ロック
ループに入力される前記入力信号を減衰する減衰器と、
前記キャリアに基づいて前記入力信号の同期検波を行う
同期検波器と、を具備する。
め、本発明は、AM変調された入力信号および位相ロッ
クループにより再生されたキャリアに基づいて該キャリ
アの発振を制御する位相ロックループと、該位相ロック
ループに入力される前記入力信号を減衰する減衰器と、
前記キャリアに基づいて前記入力信号の同期検波を行う
同期検波器と、を具備する。
【0019】この発明によれば、入力信号が減衰器によ
り減衰されることにより、位相ロックループへの入力信
号の振幅が小さくなり、位相ロックループの位相検波器
における利得が下がる。それによって過変調の入力信号
による悪影響が軽減されるので、過変調区間においてキ
ャリアの位相が反転したAM信号によって位相ロックル
ープが乱されずに済む。
り減衰されることにより、位相ロックループへの入力信
号の振幅が小さくなり、位相ロックループの位相検波器
における利得が下がる。それによって過変調の入力信号
による悪影響が軽減されるので、過変調区間においてキ
ャリアの位相が反転したAM信号によって位相ロックル
ープが乱されずに済む。
【0020】この発明において、さらに、前記同期検波
器から出力された検波出力信号を、ゼロキャリアバイア
スと同等かまたはそれよりも少し高い基準電位と比較す
る比較器を具備し、前記減衰器は、前記比較器の比較結
果により制御され、検波出力信号が前記基準電位よりも
高いと前記位相ロックループへ前記入力信号を減衰させ
て供給し、一方検波出力信号が前記基準電位よりも低い
と前記位相ロックループへ前記入力信号を減衰させずに
供給するようになっていてもよい。
器から出力された検波出力信号を、ゼロキャリアバイア
スと同等かまたはそれよりも少し高い基準電位と比較す
る比較器を具備し、前記減衰器は、前記比較器の比較結
果により制御され、検波出力信号が前記基準電位よりも
高いと前記位相ロックループへ前記入力信号を減衰させ
て供給し、一方検波出力信号が前記基準電位よりも低い
と前記位相ロックループへ前記入力信号を減衰させずに
供給するようになっていてもよい。
【0021】この発明によれば、検波出力信号が、ゼロ
キャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い基
準電位よりも高い時、すなわち過変調時に入力信号を減
衰させて位相ロックループへ供給し、一方検波出力信号
が基準電位よりも低い時、すなわち過変調でない時には
入力信号を減衰させず位相ロックループに供給するた
め、過変調区間においてキャリアの位相が反転したAM
信号によって位相ロックループが乱されずに済むととも
に、過変調でない時には入力信号が減衰されないので、
弱電界の時に有効である。
キャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い基
準電位よりも高い時、すなわち過変調時に入力信号を減
衰させて位相ロックループへ供給し、一方検波出力信号
が基準電位よりも低い時、すなわち過変調でない時には
入力信号を減衰させず位相ロックループに供給するた
め、過変調区間においてキャリアの位相が反転したAM
信号によって位相ロックループが乱されずに済むととも
に、過変調でない時には入力信号が減衰されないので、
弱電界の時に有効である。
【0022】また上記目的を達成するため、本発明は、
AM変調された入力信号および位相ロックループにより
再生されたキャリアに基づいて該キャリアの発振を制御
する位相ロックループと、前記キャリアに基づいて前記
入力信号の同期検波を行う同期検波器と、該同期検波器
から出力された検波出力信号を、ゼロキャリアバイアス
と同等かまたはそれよりも少し高い第1の基準電位およ
びゼロキャリアバイアスよりも少し低い第2の基準電位
と比較する比較器と、検波出力信号が前記第1の基準電
位よりも高いと前記位相ロックループを開放し、また検
波出力信号が前記第2の基準電位よりも低いと前記位相
ロックループを閉じるスイッチ手段と、を具備する。
AM変調された入力信号および位相ロックループにより
再生されたキャリアに基づいて該キャリアの発振を制御
する位相ロックループと、前記キャリアに基づいて前記
入力信号の同期検波を行う同期検波器と、該同期検波器
から出力された検波出力信号を、ゼロキャリアバイアス
と同等かまたはそれよりも少し高い第1の基準電位およ
びゼロキャリアバイアスよりも少し低い第2の基準電位
と比較する比較器と、検波出力信号が前記第1の基準電
位よりも高いと前記位相ロックループを開放し、また検
波出力信号が前記第2の基準電位よりも低いと前記位相
ロックループを閉じるスイッチ手段と、を具備する。
【0023】この発明によれば、検波出力信号が、ゼロ
キャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い第
1の基準電位よりも高い時、すなわち過変調時に位相ロ
ックループが開放され、また検波出力信号が、ゼロキャ
リアバイアスよりも少し低い第2の基準電位よりも低い
時、すなわち過変調でない時に位相ロックループが閉じ
るので、過変調でない時には位相ロックループが有効に
動作し、一方過変調時には位相ロックループの動作が停
止してその間位相ロックループのループフィルタの前置
ホールドにより電圧制御発振器が制御されるため、過変
調区間においてキャリアの位相が反転したAM信号によ
って位相ロックループが乱されずに済む。
キャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い第
1の基準電位よりも高い時、すなわち過変調時に位相ロ
ックループが開放され、また検波出力信号が、ゼロキャ
リアバイアスよりも少し低い第2の基準電位よりも低い
時、すなわち過変調でない時に位相ロックループが閉じ
るので、過変調でない時には位相ロックループが有効に
動作し、一方過変調時には位相ロックループの動作が停
止してその間位相ロックループのループフィルタの前置
ホールドにより電圧制御発振器が制御されるため、過変
調区間においてキャリアの位相が反転したAM信号によ
って位相ロックループが乱されずに済む。
【0024】特にこの発明によれば、検波出力信号が第
1の基準電位よりも高くなって位相ロックループが開放
された後、検波出力信号が第2の基準電位よりも低くな
るまで位相ロックループは開放された状態に保たれるた
め、特開平7−7686号公開公報に開示されたAM復
調器のような不都合、すなわち一旦過変調とみなされて
PLLの動作が停止された後、実際にはまだ過変調であ
るにもかかわらず、わずかなレベル変動により過変調で
はないとみなされてPLL動作が再開されてしまうとい
う不都合を解消することができる。
1の基準電位よりも高くなって位相ロックループが開放
された後、検波出力信号が第2の基準電位よりも低くな
るまで位相ロックループは開放された状態に保たれるた
め、特開平7−7686号公開公報に開示されたAM復
調器のような不都合、すなわち一旦過変調とみなされて
PLLの動作が停止された後、実際にはまだ過変調であ
るにもかかわらず、わずかなレベル変動により過変調で
はないとみなされてPLL動作が再開されてしまうとい
う不都合を解消することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るAM検波装
置の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明
する。
置の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0026】実施の形態1.図1は、本発明に係るAM
検波装置の一例を示すブロック図である。図1に示すA
M検波装置が図7の従来のAM検波装置と異なるのは、
第1にIF信号増幅器3の出力端子とPLLの位相検波
器6の入力端子との間に減衰器(ATT)10が接続さ
れている点と、第2に同期検波器4の出力に基づいて減
衰器10を制御するための制御信号を出力する比較器1
が設けられている点である。その他の構成および機能は
図7の装置と同じであるので、図7と同じ符号を付して
その説明を省略する。
検波装置の一例を示すブロック図である。図1に示すA
M検波装置が図7の従来のAM検波装置と異なるのは、
第1にIF信号増幅器3の出力端子とPLLの位相検波
器6の入力端子との間に減衰器(ATT)10が接続さ
れている点と、第2に同期検波器4の出力に基づいて減
衰器10を制御するための制御信号を出力する比較器1
が設けられている点である。その他の構成および機能は
図7の装置と同じであるので、図7と同じ符号を付して
その説明を省略する。
【0027】比較器1は周知の回路により構成されてお
り、その一方の入力端子には同期検波器4から出力され
た映像検波信号が入力され、もう一方の入力端子には定
電圧源18が接続さていて基準となる直流の電圧(以
下、閾値電圧とする)が印加される。閾値電圧は、ゼロ
キャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い電
圧である。比較器1は、映像検波信号の電圧レベルと閾
値電圧とを比較し、映像検波信号の電位の方が高いと減
衰器10にオン信号を出力し、一方映像検波信号の電位
の方が低いと減衰器10にオフ信号を出力する。
り、その一方の入力端子には同期検波器4から出力され
た映像検波信号が入力され、もう一方の入力端子には定
電圧源18が接続さていて基準となる直流の電圧(以
下、閾値電圧とする)が印加される。閾値電圧は、ゼロ
キャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い電
圧である。比較器1は、映像検波信号の電圧レベルと閾
値電圧とを比較し、映像検波信号の電位の方が高いと減
衰器10にオン信号を出力し、一方映像検波信号の電位
の方が低いと減衰器10にオフ信号を出力する。
【0028】入力IF信号が過変調時には、映像検波信
号の電位は閾値電圧(実際にはゼロキャリアバイアス)
よりも高くなる。従って映像検波信号の電位が閾値電圧
よりも高い場合には、入力IF信号は過変調であるとみ
なされる。一方入力IF信号が過変調になっていない時
には、映像検波信号の電位は閾値電圧(実際にはゼロキ
ャリアバイアス)よりも低くなる。従って映像検波信号
の電位が閾値電圧よりも低い場合には、入力IF信号は
過変調ではないとみなされる。つまり比較器1は、過変
調とみなされる場合には減衰器10にオン信号を出力
し、一方過変調ではないとみなされる場合には減衰器1
0にオフ信号を出力する。
号の電位は閾値電圧(実際にはゼロキャリアバイアス)
よりも高くなる。従って映像検波信号の電位が閾値電圧
よりも高い場合には、入力IF信号は過変調であるとみ
なされる。一方入力IF信号が過変調になっていない時
には、映像検波信号の電位は閾値電圧(実際にはゼロキ
ャリアバイアス)よりも低くなる。従って映像検波信号
の電位が閾値電圧よりも低い場合には、入力IF信号は
過変調ではないとみなされる。つまり比較器1は、過変
調とみなされる場合には減衰器10にオン信号を出力
し、一方過変調ではないとみなされる場合には減衰器1
0にオフ信号を出力する。
【0029】減衰器10は、比較器1からオン信号が入
力されると、IF信号増幅器3から供給された入力IF
信号を減衰させてその振幅を小さくして位相検波器6に
供給する。一方減衰器10は、比較器1からオフ信号が
入力されると、IF信号増幅器3から供給された入力I
F信号を減衰させずにそのまま位相検波器6に供給す
る。すなわち減衰器10は、オフ信号が入力されると、
その減衰作用を停止する。
力されると、IF信号増幅器3から供給された入力IF
信号を減衰させてその振幅を小さくして位相検波器6に
供給する。一方減衰器10は、比較器1からオフ信号が
入力されると、IF信号増幅器3から供給された入力I
F信号を減衰させずにそのまま位相検波器6に供給す
る。すなわち減衰器10は、オフ信号が入力されると、
その減衰作用を停止する。
【0030】位相検波器6では、減衰器10により過変
調時の入力IF信号の振幅が減衰されて入力されるの
で、利得が下がる。それによって入力IF信号が過変調
であることに起因する悪影響が軽減されることになる。
調時の入力IF信号の振幅が減衰されて入力されるの
で、利得が下がる。それによって入力IF信号が過変調
であることに起因する悪影響が軽減されることになる。
【0031】なお比較器1、IF信号増幅器3、同期検
波器4、+45゜移相器5、位相検波器6、−45゜移
相器7、電圧制御発振器8、ループフィルタ9および減
衰器10の一部または全部が同一半導体基板上に集積さ
れて形成されていてもよい。
波器4、+45゜移相器5、位相検波器6、−45゜移
相器7、電圧制御発振器8、ループフィルタ9および減
衰器10の一部または全部が同一半導体基板上に集積さ
れて形成されていてもよい。
【0032】上述実施の形態1によれば、入力IF信号
が減衰器10により減衰されることにより、PLLの位
相検波器6への入力IF信号の振幅が小さくなり、位相
検波器6における利得が下がるので、過変調の入力IF
信号による悪影響が軽減され、過変調区間においてキャ
リアの位相が反転したAM信号によってPLLが乱され
ずに済み、過変調のIF信号から元の映像信号を検波す
ることができる。
が減衰器10により減衰されることにより、PLLの位
相検波器6への入力IF信号の振幅が小さくなり、位相
検波器6における利得が下がるので、過変調の入力IF
信号による悪影響が軽減され、過変調区間においてキャ
リアの位相が反転したAM信号によってPLLが乱され
ずに済み、過変調のIF信号から元の映像信号を検波す
ることができる。
【0033】特に上述実施の形態1によれば、過変調と
みなされた区間においてのみ減衰器10の減衰作用が有
効になるため、過変調ではないとみなされた区間におい
ては入力IF信号は減衰されずに位相検波器6に入力さ
れるので、弱電界の時に有効である。従って弱電界の時
にも有効に過変調のIF信号から元の映像信号を検波す
ることができる。
みなされた区間においてのみ減衰器10の減衰作用が有
効になるため、過変調ではないとみなされた区間におい
ては入力IF信号は減衰されずに位相検波器6に入力さ
れるので、弱電界の時に有効である。従って弱電界の時
にも有効に過変調のIF信号から元の映像信号を検波す
ることができる。
【0034】なお図1に示すAM検波装置において、比
較器1を設けないか、または比較器1による減衰器10
の制御を無効にして、減衰器10において入力IF信号
を常時減衰させるようにしてもよい。
較器1を設けないか、または比較器1による減衰器10
の制御を無効にして、減衰器10において入力IF信号
を常時減衰させるようにしてもよい。
【0035】実施の形態2.図2は、本発明に係るAM
検波装置の他の例を示すブロック図である。図2に示す
AM検波装置が図7の従来のAM検波装置と異なるの
は、第1にPLLの位相検波器6の出力端子から電圧制
御発振器8の入力端子へ向かうフィードバックループに
接続されたループフィルタ9と位相検波器6との間に、
フィードバックループを開閉するスイッチ手段2が接続
されている点と、第2に同期検波器4の出力に基づいて
スイッチ手段2の開閉を制御するためスイッチ制御信号
を出力する比較器100が設けられている点である。そ
の他の構成および機能は図7の装置と同じであるので、
図7と同じ符号を付してその説明を省略する。
検波装置の他の例を示すブロック図である。図2に示す
AM検波装置が図7の従来のAM検波装置と異なるの
は、第1にPLLの位相検波器6の出力端子から電圧制
御発振器8の入力端子へ向かうフィードバックループに
接続されたループフィルタ9と位相検波器6との間に、
フィードバックループを開閉するスイッチ手段2が接続
されている点と、第2に同期検波器4の出力に基づいて
スイッチ手段2の開閉を制御するためスイッチ制御信号
を出力する比較器100が設けられている点である。そ
の他の構成および機能は図7の装置と同じであるので、
図7と同じ符号を付してその説明を省略する。
【0036】スイッチ手段2は、例えば入力されたスイ
ッチ制御信号が相対的に電位の高い「Hi」レベルの時
(入力IF信号が過変調の時)に開き、一方スイッチ制
御信号が相対的に電位の低い「Lo」レベルの時(入力
IF信号が過変調でない時)に閉じる。
ッチ制御信号が相対的に電位の高い「Hi」レベルの時
(入力IF信号が過変調の時)に開き、一方スイッチ制
御信号が相対的に電位の低い「Lo」レベルの時(入力
IF信号が過変調でない時)に閉じる。
【0037】スイッチ手段2が閉じている時には、PL
Lが閉回路となっており、従って電圧制御発振器8は、
位相検波器6から出力された位相差信号に基づいて入力
IF信号に同期するように発振制御される。一方スイッ
チ手段2が開くとPLLは開回路となり、位相検波器6
から電圧制御発振器8には位相差信号が入力されず、電
圧制御発振器8は、ループフィルタ9にホールドされて
いたPLL開放前の前値によって発振制御される。
Lが閉回路となっており、従って電圧制御発振器8は、
位相検波器6から出力された位相差信号に基づいて入力
IF信号に同期するように発振制御される。一方スイッ
チ手段2が開くとPLLは開回路となり、位相検波器6
から電圧制御発振器8には位相差信号が入力されず、電
圧制御発振器8は、ループフィルタ9にホールドされて
いたPLL開放前の前値によって発振制御される。
【0038】なお、比較器100、スイッチ手段2、I
F信号増幅器3、同期検波器4、+45゜移相器5、位
相検波器6、−45゜移相器7、電圧制御発振器8およ
びループフィルタ9の一部または全部が同一半導体基板
上に集積されて形成されていてもよい。
F信号増幅器3、同期検波器4、+45゜移相器5、位
相検波器6、−45゜移相器7、電圧制御発振器8およ
びループフィルタ9の一部または全部が同一半導体基板
上に集積されて形成されていてもよい。
【0039】図3は、比較器100の実施例を示す回路
図である。この比較器100は、電源電圧が印加された
電源ラインに一端が接続された定電流源14と、一対の
PNPトランジスタTr10,Tr11よりなる差動対
と、一対のNPNトランジスタTr12,Tr13と、
スイッチング素子となるNPNトランジスタTr15
と、2つの抵抗R16,17と、定電圧源18とで構成
されている。
図である。この比較器100は、電源電圧が印加された
電源ラインに一端が接続された定電流源14と、一対の
PNPトランジスタTr10,Tr11よりなる差動対
と、一対のNPNトランジスタTr12,Tr13と、
スイッチング素子となるNPNトランジスタTr15
と、2つの抵抗R16,17と、定電圧源18とで構成
されている。
【0040】PNPトランジスタTr10は、そのエミ
ッタが定電流源14に接続されており、またそのコレク
タがNPNトランジスタTr12のコレクタに接続され
ており、そのベースに同期検波器4から映像検波信号が
入力されるようになっている。
ッタが定電流源14に接続されており、またそのコレク
タがNPNトランジスタTr12のコレクタに接続され
ており、そのベースに同期検波器4から映像検波信号が
入力されるようになっている。
【0041】NPNトランジスタTr12は、そのベー
スとコレクタとが短絡されており、またそのエミッタは
接地されている。
スとコレクタとが短絡されており、またそのエミッタは
接地されている。
【0042】PNPトランジスタTr11は、そのエミ
ッタが定電流源14に接続されており、またそのコレク
タがNPNトランジスタTr13のコレクタに接続され
ており、そのベースに抵抗R16,17を介して定電圧
源18により所定の電圧が印加されるようになってい
る。
ッタが定電流源14に接続されており、またそのコレク
タがNPNトランジスタTr13のコレクタに接続され
ており、そのベースに抵抗R16,17を介して定電圧
源18により所定の電圧が印加されるようになってい
る。
【0043】NPNトランジスタTr13は、そのベー
スがNPNトランジスタTr12のベースに接続されて
おり、またそのエミッタは接地されている。
スがNPNトランジスタTr12のベースに接続されて
おり、またそのエミッタは接地されている。
【0044】抵抗R16および抵抗R17のそれぞれの
一端は、PNPトランジスタTr11のベースに共通接
続されている。抵抗R16の他端は定電圧源18に接続
されいる。抵抗R17の他端はNPNトランジスタTr
15のコレクタに接続されている。定電圧源18の電位
は、ゼロキャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少
し高い第1の基準となる直流電位(以下、第1の閾値電
圧とする)である。そして抵抗R16および抵抗R17
は、それら2つの抵抗R16,R17により第1の閾値
電圧を分圧して、PNPトランジスタTr11のベース
に、ゼロキャリアバイアスよりも少し低い第2の基準と
なる直流電位(以下、第2の閾値電圧とする)を印加し
得るような抵抗値をそれぞれ有している。
一端は、PNPトランジスタTr11のベースに共通接
続されている。抵抗R16の他端は定電圧源18に接続
されいる。抵抗R17の他端はNPNトランジスタTr
15のコレクタに接続されている。定電圧源18の電位
は、ゼロキャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少
し高い第1の基準となる直流電位(以下、第1の閾値電
圧とする)である。そして抵抗R16および抵抗R17
は、それら2つの抵抗R16,R17により第1の閾値
電圧を分圧して、PNPトランジスタTr11のベース
に、ゼロキャリアバイアスよりも少し低い第2の基準と
なる直流電位(以下、第2の閾値電圧とする)を印加し
得るような抵抗値をそれぞれ有している。
【0045】NPNトランジスタTr15は、そのエミ
ッタが接地されており、またそのベースはNPNトラン
ジスタTr13のコレクタに接続されている。またこの
比較器100の出力は、NPNトランジスタTr13の
コレクタから得られる。
ッタが接地されており、またそのベースはNPNトラン
ジスタTr13のコレクタに接続されている。またこの
比較器100の出力は、NPNトランジスタTr13の
コレクタから得られる。
【0046】この比較器100の動作について図3およ
び図4を参照しながら説明する。この比較器100で
は、通常NPNトランジスタTr15はオフであり、従
ってPNPトランジスタTr11のベースには第1の閾
値電圧が印加されている。その状態で同期検波器4から
PNPトランジスタTr10のベースに入力された映像
検波信号の電位が第1の閾値電圧よりも低い時(過変調
でない時)には、定電流源14からトランジスタTr1
0,Tr12を介して接地点へ電流が流れる。
び図4を参照しながら説明する。この比較器100で
は、通常NPNトランジスタTr15はオフであり、従
ってPNPトランジスタTr11のベースには第1の閾
値電圧が印加されている。その状態で同期検波器4から
PNPトランジスタTr10のベースに入力された映像
検波信号の電位が第1の閾値電圧よりも低い時(過変調
でない時)には、定電流源14からトランジスタTr1
0,Tr12を介して接地点へ電流が流れる。
【0047】従ってNPNトランジスタTr15はオフ
のままである。この時、比較器100の出力は「Lo」
レベルとなり、スイッチ手段2(図2参照)は閉じ、P
LLの動作が有効となる。従って電圧制御発振器8は、
入力IF信号と電圧制御発振器8の生成キャリアとの位
相差に基づいて発振制御される。
のままである。この時、比較器100の出力は「Lo」
レベルとなり、スイッチ手段2(図2参照)は閉じ、P
LLの動作が有効となる。従って電圧制御発振器8は、
入力IF信号と電圧制御発振器8の生成キャリアとの位
相差に基づいて発振制御される。
【0048】過変調時には、PNPトランジスタTr1
0のベースに第1の閾値電圧よりも高い電位の映像検波
信号が入力されるため、定電流源14からPNPトラン
ジスタTr11に電流が流れる。それによってNPNト
ランジスタTr15がオンし、飽和スイッチとなって抵
抗R17が接地される。従ってPNPトランジスタTr
11のベースに印加される電位は、定電圧源18の出力
電位、すなわち第1の閾値電圧を2つの抵抗R16,R
17で分圧した電位(第2の閾値電圧)となる。この
時、比較器100の出力は「Hi」レベルとなり、スイ
ッチ手段2(図2参照)が開いて、PLLの動作が停止
する。従って電圧制御発振器8は、ループフィルタ9の
前値ホールドにより発振制御される。
0のベースに第1の閾値電圧よりも高い電位の映像検波
信号が入力されるため、定電流源14からPNPトラン
ジスタTr11に電流が流れる。それによってNPNト
ランジスタTr15がオンし、飽和スイッチとなって抵
抗R17が接地される。従ってPNPトランジスタTr
11のベースに印加される電位は、定電圧源18の出力
電位、すなわち第1の閾値電圧を2つの抵抗R16,R
17で分圧した電位(第2の閾値電圧)となる。この
時、比較器100の出力は「Hi」レベルとなり、スイ
ッチ手段2(図2参照)が開いて、PLLの動作が停止
する。従って電圧制御発振器8は、ループフィルタ9の
前値ホールドにより発振制御される。
【0049】そして、PNPトランジスタTr10のベ
ースに印加される映像検波信号の電位が第2の閾値電圧
よりも高いうちは、NPNトランジスタTr15はオン
したままである。従って比較器100の出力は「Hi」
レベルのままであり、スイッチ手段2(図2参照)が開
いて、PLLの動作が停止する。従って電圧制御発振器
8は、ループフィルタ9の前値ホールドにより発振制御
される。
ースに印加される映像検波信号の電位が第2の閾値電圧
よりも高いうちは、NPNトランジスタTr15はオン
したままである。従って比較器100の出力は「Hi」
レベルのままであり、スイッチ手段2(図2参照)が開
いて、PLLの動作が停止する。従って電圧制御発振器
8は、ループフィルタ9の前値ホールドにより発振制御
される。
【0050】PNPトランジスタTr10のベースに印
加される映像検波信号の電位が第2の閾値電圧よりも低
くなると、定電流源14からトランジスタTr10,T
r12を介して接地点へ電流が流れるようになり、NP
NトランジスタTr15はオフとなる。それによって比
較器100の出力は「Lo」レベルに変わり、スイッチ
手段2(図2参照)が閉じて、PLLの動作が再び有効
となる。従って電圧制御発振器8は、再び入力IF信号
と電圧制御発振器8の生成キャリアとの位相差に基づい
て発振制御されるようになる。この時、NPNトランジ
スタTr15がオフであるため、PNPトランジスタT
r11のベースに印加される電位は第1の閾値電圧に復
帰する。
加される映像検波信号の電位が第2の閾値電圧よりも低
くなると、定電流源14からトランジスタTr10,T
r12を介して接地点へ電流が流れるようになり、NP
NトランジスタTr15はオフとなる。それによって比
較器100の出力は「Lo」レベルに変わり、スイッチ
手段2(図2参照)が閉じて、PLLの動作が再び有効
となる。従って電圧制御発振器8は、再び入力IF信号
と電圧制御発振器8の生成キャリアとの位相差に基づい
て発振制御されるようになる。この時、NPNトランジ
スタTr15がオフであるため、PNPトランジスタT
r11のベースに印加される電位は第1の閾値電圧に復
帰する。
【0051】上述実施の形態2によれば、映像検波信号
が、過変調とみなすための第1の閾値電圧よりも高い時
にはPLLのスイッチ手段2が開き、また映像検波信号
が、過変調でないとみなす第2の閾値電圧よりも低い時
にはPLLのスイッチ手段2が閉じるので、過変調でな
い時にはPLLが有効に動作し、一方過変調時にはPL
Lの動作が停止してその間ループフィルタ9の前置ホー
ルドにより電圧制御発振器8が制御されるため、過変調
区間においてキャリアの位相が反転したAM信号によっ
てPLLが乱されずに済み、過変調のIF信号から元の
映像信号を検波することができる。
が、過変調とみなすための第1の閾値電圧よりも高い時
にはPLLのスイッチ手段2が開き、また映像検波信号
が、過変調でないとみなす第2の閾値電圧よりも低い時
にはPLLのスイッチ手段2が閉じるので、過変調でな
い時にはPLLが有効に動作し、一方過変調時にはPL
Lの動作が停止してその間ループフィルタ9の前置ホー
ルドにより電圧制御発振器8が制御されるため、過変調
区間においてキャリアの位相が反転したAM信号によっ
てPLLが乱されずに済み、過変調のIF信号から元の
映像信号を検波することができる。
【0052】また上述実施の形態によれば、映像検波信
号が第1の閾値電圧よりも高くなってPLLが開放され
た後、映像検波信号が第2の閾値電圧よりも低くなるま
でPLLは開放された状態に保たれるため、一旦過変調
とみなされてPLLの動作が停止された後、実際にはま
だ過変調であるにもかかわらず、入力IF信号のわずか
なレベル変動により過変調ではないとみなされてPLL
動作が再開されてしまうという不都合を解消することが
できる。
号が第1の閾値電圧よりも高くなってPLLが開放され
た後、映像検波信号が第2の閾値電圧よりも低くなるま
でPLLは開放された状態に保たれるため、一旦過変調
とみなされてPLLの動作が停止された後、実際にはま
だ過変調であるにもかかわらず、入力IF信号のわずか
なレベル変動により過変調ではないとみなされてPLL
動作が再開されてしまうという不都合を解消することが
できる。
【0053】なお、図2に示すAM検波装置において、
比較器100に代えて、同期検波器4から出力された映
像検波信号を、ゼロキャリアバイアスと同等かまたはそ
れよりも少し高い基準となる直流の閾値電圧と比較し、
その閾値電圧よりも映像検波信号の電位の方が高い時に
スイッチ手段2を開き、一方その閾値電圧よりも映像検
波信号の電位の方が低い時にスイッチ手段2を閉じるよ
うなスイッチ制御信号を出力するように、比較器を構成
してもよい。この場合の映像検波信号およびスイッチ制
御信号の波形を図5に示す。
比較器100に代えて、同期検波器4から出力された映
像検波信号を、ゼロキャリアバイアスと同等かまたはそ
れよりも少し高い基準となる直流の閾値電圧と比較し、
その閾値電圧よりも映像検波信号の電位の方が高い時に
スイッチ手段2を開き、一方その閾値電圧よりも映像検
波信号の電位の方が低い時にスイッチ手段2を閉じるよ
うなスイッチ制御信号を出力するように、比較器を構成
してもよい。この場合の映像検波信号およびスイッチ制
御信号の波形を図5に示す。
【0054】以上において本発明は、種々設計変更可能
である。また本発明は、IF信号から元の映像信号を検
波する場合に限らず、AM変調された信号から元の信号
を検波する場合に適用できる。
である。また本発明は、IF信号から元の映像信号を検
波する場合に限らず、AM変調された信号から元の信号
を検波する場合に適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、入力信号が減衰器により減衰されることにより、位
相ロックループへの入力信号の振幅が小さくなり、位相
ロックループの位相検波器における利得が下がるので、
過変調の入力信号による悪影響が軽減され、過変調区間
においてキャリアの位相が反転したAM信号によって位
相ロックループが乱されずに済む。従って過変調のIF
信号から元の映像信号を検波することができる。
ば、入力信号が減衰器により減衰されることにより、位
相ロックループへの入力信号の振幅が小さくなり、位相
ロックループの位相検波器における利得が下がるので、
過変調の入力信号による悪影響が軽減され、過変調区間
においてキャリアの位相が反転したAM信号によって位
相ロックループが乱されずに済む。従って過変調のIF
信号から元の映像信号を検波することができる。
【0056】また本発明によれば、検波出力信号が、ゼ
ロキャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い
基準電位よりも高い時、すなわち過変調時に入力信号を
減衰させて位相ロックループへ供給し、一方検波出力信
号が基準電位よりも低い時、すなわち過変調でない時に
は入力信号を減衰させず位相ロックループに供給するた
め、過変調区間においてキャリアの位相が反転したAM
信号によって位相ロックループが乱されずに済むととも
に、過変調でない時には入力信号が減衰されないので、
弱電界の時に有効である。従って弱電界の時にも有効に
過変調のIF信号から元の映像信号を検波することがで
きる。
ロキャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い
基準電位よりも高い時、すなわち過変調時に入力信号を
減衰させて位相ロックループへ供給し、一方検波出力信
号が基準電位よりも低い時、すなわち過変調でない時に
は入力信号を減衰させず位相ロックループに供給するた
め、過変調区間においてキャリアの位相が反転したAM
信号によって位相ロックループが乱されずに済むととも
に、過変調でない時には入力信号が減衰されないので、
弱電界の時に有効である。従って弱電界の時にも有効に
過変調のIF信号から元の映像信号を検波することがで
きる。
【0057】また本発明によれば、検波出力信号が、ゼ
ロキャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い
第1の基準電位よりも高い時、すなわち過変調時に位相
ロックループが開放され、また検波出力信号が、ゼロキ
ャリアバイアスよりも少し低い第2の基準電位よりも低
い時、すなわち過変調でない時に位相ロックループが閉
じるので、過変調でない時には位相ロックループが有効
に動作し、一方過変調時には位相ロックループの動作が
停止してその間位相ロックループのループフィルタの前
置ホールドにより電圧制御発振器が制御されるため、過
変調区間においてキャリアの位相が反転したAM信号に
よって位相ロックループが乱されずに済む。従って過変
調のIF信号から元の映像信号を検波することができ
る。
ロキャリアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い
第1の基準電位よりも高い時、すなわち過変調時に位相
ロックループが開放され、また検波出力信号が、ゼロキ
ャリアバイアスよりも少し低い第2の基準電位よりも低
い時、すなわち過変調でない時に位相ロックループが閉
じるので、過変調でない時には位相ロックループが有効
に動作し、一方過変調時には位相ロックループの動作が
停止してその間位相ロックループのループフィルタの前
置ホールドにより電圧制御発振器が制御されるため、過
変調区間においてキャリアの位相が反転したAM信号に
よって位相ロックループが乱されずに済む。従って過変
調のIF信号から元の映像信号を検波することができ
る。
【0058】特にこの発明によれば、検波出力信号が第
1の基準電位よりも高くなって位相ロックループが開放
された後、検波出力信号が第2の基準電位よりも低くな
るまで位相ロックループは開放された状態に保たれるた
め、特開平7−7686号公開公報に開示されたAM復
調器のような不都合、すなわち一旦過変調とみなされて
PLLの動作が停止された後、実際にはまだ過変調であ
るにもかかわらず、わずかなレベル変動により過変調で
はないとみなされてPLL動作が再開されてしまうとい
う不都合を解消することができる。
1の基準電位よりも高くなって位相ロックループが開放
された後、検波出力信号が第2の基準電位よりも低くな
るまで位相ロックループは開放された状態に保たれるた
め、特開平7−7686号公開公報に開示されたAM復
調器のような不都合、すなわち一旦過変調とみなされて
PLLの動作が停止された後、実際にはまだ過変調であ
るにもかかわらず、わずかなレベル変動により過変調で
はないとみなされてPLL動作が再開されてしまうとい
う不都合を解消することができる。
【図1】 本発明に係るAM検波装置の一例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】 本発明に係るAM検波装置の他の例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】 そのAM検波装置における比較器の実施例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】 その比較器の作用を説明するための波形図で
ある。
ある。
【図5】 比較器の他の例における作用を説明するため
の波形図である。
の波形図である。
【図6】 IF信号を説明するための模式図である。
【図7】 従来におけるAM検波装置を示すブロック図
である。
である。
【図8】 入力IF信号とキャリアとの位相の関係を説
明するための模式図である。
明するための模式図である。
【図9】 同期検波器の一例を示す回路図である。
【図10】 過変調のIF信号を説明するための模式図
である。
である。
【図11】 過変調のIF信号を説明するための模式図
である。
である。
1,100 比較器、2 スイッチ手段、3 IF信号
増幅器、4 同期検波器、5 +45゜移相器、6 位
相検波器、7 −45゜移相器、8 電圧制御発振器、
9 ループフィルタ、10 減衰器、18 定電圧源。
増幅器、4 同期検波器、5 +45゜移相器、6 位
相検波器、7 −45゜移相器、8 電圧制御発振器、
9 ループフィルタ、10 減衰器、18 定電圧源。
Claims (3)
- 【請求項1】 AM変調された入力信号および位相ロッ
クループにより再生されたキャリアに基づいて該キャリ
アの発振を制御する位相ロックループと、 該位相ロックループに入力される前記入力信号を減衰す
る減衰器と、 前記キャリアに基づいて前記入力信号の同期検波を行う
同期検波器と、 を具備することを特徴とするAM検波装置。 - 【請求項2】 さらに、前記同期検波器から出力された
検波出力信号を、ゼロキャリアバイアスと同等かまたは
それよりも少し高い基準電位と比較する比較器を具備
し、 前記減衰器は、前記比較器の比較結果により制御され、
検波出力信号が前記基準電位よりも高いと前記位相ロッ
クループへ前記入力信号を減衰させて供給し、一方検波
出力信号が前記基準電位よりも低いと前記位相ロックル
ープへ前記入力信号を減衰させずに供給することを特徴
とする請求項1に記載のAM検波装置。 - 【請求項3】 AM変調された入力信号および位相ロッ
クループにより再生されたキャリアに基づいて該キャリ
アの発振を制御する位相ロックループと、 前記キャリアに基づいて前記入力信号の同期検波を行う
同期検波器と、 該同期検波器から出力された検波出力信号を、ゼロキャ
リアバイアスと同等かまたはそれよりも少し高い第1の
基準電位およびゼロキャリアバイアスよりも少し低い第
2の基準電位と比較する比較器と、 検波出力信号が前記第1の基準電位よりも高いと前記位
相ロックループを開放し、また検波出力信号が前記第2
の基準電位よりも低いと前記位相ロックループを閉じる
スイッチ手段と、 を具備することを特徴とするAM検波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10193346A JP2000031745A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | Am検波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10193346A JP2000031745A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | Am検波装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000031745A true JP2000031745A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16306379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10193346A Pending JP2000031745A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | Am検波装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000031745A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2380878A (en) * | 2001-08-01 | 2003-04-16 | Nec Corp | Direct Conversion Receiver |
US6614417B2 (en) | 1999-02-23 | 2003-09-02 | Seiko Epson Corporation | Driving circuit for electrooptical device, electrooptical device, and electronic apparatus |
US6933777B2 (en) | 2002-12-26 | 2005-08-23 | Renesas Technology Corp. | AM detecting apparatus with overmodulation detecting function |
-
1998
- 1998-07-08 JP JP10193346A patent/JP2000031745A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6614417B2 (en) | 1999-02-23 | 2003-09-02 | Seiko Epson Corporation | Driving circuit for electrooptical device, electrooptical device, and electronic apparatus |
GB2380878A (en) * | 2001-08-01 | 2003-04-16 | Nec Corp | Direct Conversion Receiver |
GB2380878B (en) * | 2001-08-01 | 2005-10-19 | Nippon Electric Co | Direct conversion receiver |
US6933777B2 (en) | 2002-12-26 | 2005-08-23 | Renesas Technology Corp. | AM detecting apparatus with overmodulation detecting function |
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