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JP2000023367A - 太陽光発電インバータ装置 - Google Patents

太陽光発電インバータ装置

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JP2000023367A
JP2000023367A JP10185387A JP18538798A JP2000023367A JP 2000023367 A JP2000023367 A JP 2000023367A JP 10185387 A JP10185387 A JP 10185387A JP 18538798 A JP18538798 A JP 18538798A JP 2000023367 A JP2000023367 A JP 2000023367A
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JP
Japan
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voltage value
circuit unit
value
inverter circuit
inverter
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JP10185387A
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JP3451945B2 (ja
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Hirotada Higashihama
弘忠 東浜
Yoichi Kunimoto
洋一 国本
Hiroaki Koshin
博昭 小新
Chukichi Mukai
忠吉 向井
Hiroaki Yuasa
裕明 湯浅
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000023367A publication Critical patent/JP2000023367A/ja
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池の発電電力をより有効に活用できる
ようにする。 【解決手段】 出力電流値IPVと出力電圧値VPVとを基
にして太陽電池PVの出力電力値PPVを算出する電力算
出部60を設け、制御回路部50は、インバータ回路部
20が起動して停止するまでの期間における出力電力値
の最大値である最大電力値PPVMAX を基にして、インバ
ータ回路部の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち
時間TW を設定し、設定した起動待ち時間が経過する
と、新たな出力電圧値を取得し、インバータ回路部の起
動可否を判断するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用系統連系電源
と連係して負荷に電力供給を行う太陽光発電インバータ
装置に関し、詳しくは、太陽電池の出力電圧値に因って
インバータ回路部の起動可否を判断する太陽光発電イン
バータ装置に関する。
【従来の技術】図9と図10を用いて従来の太陽光発電
インバータ装置を説明する。図9は従来の太陽光発電イ
ンバータ装置を示す説明図である。図10は従来の太陽
光発電インバータ装置における起動に関する説明図で、
(a) は太陽電池の出力電圧値を横軸にとり出力電流値を
縦軸にとった出力電流値と出力電圧値の特性図、(b) は
太陽電池の出力電圧値に因る起動待ち時間の説明図であ
る。図9に示す太陽光発電インバータ装置は、太陽電池
PVから得られる直流電力を、インバータ回路部20で
交流電力に変換し、商用電源eと連系して負荷Sに電力
を供給する商用系統連系型のものである。インバータ回
路部20で直交変換して得る交流電力の電流波形は、例
えば直交変換のタイミングの早遅に因って、正確な正弦
波にならない場合がある。多くの場合、インバータ回路
部20で直交変換して得る交流電力の電流波形は、太陽
電池PVから得られる直流電流値および直流電圧値を基
にして、或る程度予測することができる。そこで、太陽
光発電インバータ装置は、太陽電池PVの出力電流値I
PVを検出する電流検出回路部30と、太陽電池PVの出
力電圧値VPVを検出する電圧検出回路部40とを備えて
いる。電流検出回路部30は、出力電流値IPVを検出し
て制御回路部50へ送る。電圧検出回路部40は、出力
電圧値VPVを検出して制御回路部50へ送る。制御回路
部50は、出力電流値IPVと出力電圧値VPVとを基にし
て、所望の電流波形が負荷Sへ送出されるようにして、
インバータ回路部20の波形生成動作を制御する。図1
0に、太陽光発電インバータ装置における起動を説明す
る。図10(a) に示すように、太陽電池PVは、薄曇り
の日の出または日の入り時など、入射光量が少ない場合
には、出力電流値IPVと出力電圧値VPVとの関係は
(1)のカーブを有する特性曲線に従う。太陽電池PV
は、直流電力をインバータ回路部20へ出力するにつれ
て、出力電流値IPVを増加し、経路(A)に従って出力
電圧値V PVが下がり、インバータ回路部20へ充分な出
力電流値IPVと出力電圧値VPVとを提供できなくなる。
つまり、インバータ回路部20が波形生成動作を行わな
くなり、太陽光発電インバータ装置は、動作が停止した
状態になる。太陽電池PVは、経路(B)にあらわすよ
うに、インバータ回路部20が波形生成動作を行えるま
で、出力電流値IPVを減少する。図10(a) の経路
(A)では、出力電圧値VPVが、(1)のカーブにおけ
る出力電流値IPV=0の点である起動開始電圧V Start
以上であると、インバータ回路部20が起動し、出力電
圧値VPVが停止電圧Vstopのレベルにまで減少したとき
に、インバータ回路部20が動作を停止することをあら
わしている。また、太陽電池PVは、充分日差しの強い
日の出または日の入り時など、入射光量が多い場合に
は、出力電流値IPVと出力電圧値VPVとの関係は(2)
のカーブを有する特性曲線に従う。図10(a) の経路
(C)では、充分日差しの強い場合であるので、インバ
ータ回路部20の運転が継続することをあらわす。制御
回路部50は、インバータ回路部20を起動しようとす
る際には、出力電圧値VPVを以って、太陽電池PVの出
力が充分であるか否かを知り、インバータ回路部20を
起動させてもよいか否かを判断する。制御回路部50
は、所定の第1の電圧値と、所定の第1の電圧値よりも
低い所定の第2の電圧値とを記憶している。ここで、所
定の第1の電圧値は230(V)と決められているもの
とし、所定の第2の電圧値は190(V)と決められて
いるものとする。図10(b) に示すように、制御回路部
50は、出力電圧値VPVが所定の第1の電圧値以上であ
る場合には、太陽電池PVの出力が十分であると判断
し、1分後にインバータ回路部20を起動する。制御回
路部50は、出力電圧値VPVが所定の第2の電圧値以下
である場合には、太陽電池PVの出力が不十分であると
判断し、インバータ回路部20を停止する。制御回路部
50は、出力電圧値VPVが所定の第2の電圧値を超え所
定の第1の電圧値に満たない場合には、太陽電池PVの
出力が不十分であるものの少々待てば入射光量が増量し
て太陽電池PVの出力が十分なレベルに到達するはずで
あると判断し、10分待ってから、インバータ回路部2
0を起動する。なお、インバータ回路部20を起動する
までの1分間または10分間は、予め設定された時間で
あり、起動待ち時間Tw と称する。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の太陽光発電インバータ装置においては、制
御回路部50は、インバータ回路部20を起動しようと
する際には、出力電圧値VPVを以って、太陽電池PVの
出力が充分であるか否かを知るようにしていたため、出
力電圧値VPVが一定であっても出力電流値IPVまでは参
考にしておらず、図10(a) の特性曲線がカーブ(1)
であらわされるものなのか、それともカーブ(2)であ
らわされるものなのか、それともカーブ(1)(2)以
外の特性なのかがつかめず、ゆえに特性が特定できず、
インバータ回路部20の波形生成動作をさらに正確に制
御するためには、さらなる工夫が必要であった。さら
に、上述のような従来の太陽光発電インバータ装置にお
いては、余裕をみて10分間のタイムラグを設けている
が、実際には曇りの天気などで10分経過後にも入射光
量が上がっていない場合もしばしばあり、図10(a) の
(1)の経路(A)と経路(C)とを繰り返して、起動
と停止とを繰り返し、太陽光発電インバータ装置の各部
の余計な劣化をまねくおそれがあった。またさらに、起
動待ち時間Tw は1分間または10分間の二段階レベル
のいずれかにのみ設定されていたため、入射光量が急激
に上がり、10分間かからずともインバータ回路部20
を起動できる場合でも、10分間待たなければインバー
タ回路部20の次回の起動が行われず、太陽電池PVの
出力を有効に活用できているとは必ずしも言い難かっ
た。本発明は、上述のような問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、太陽電池の発
電電力をより有効に活用できる太陽光発電インバータ装
置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、太陽電池と、この太陽電池から発生する直流電
流を交流電流に変換して出力するインバータ回路部と、
前記太陽電池の出力電流値を検出する電流検出回路部
と、前記太陽電池の出力電圧値を検出する電圧検出回路
部と、前記出力電圧値が所定の第1の電圧値以上である
場合には、前記インバータ回路部を起動し、前記出力電
圧値が所定の第1の電圧値よりも低い所定の第2の電圧
値以下である場合には、前記インバータ回路部を停止す
る制御回路部とを備え、商用系統連系電源と連係して、
負荷に電力供給を行う太陽光発電インバータ装置におい
て、前記出力電流値と前記出力電圧値とを基にして前記
太陽電池の出力電力値を算出する電力算出部を設け、前
記制御回路部は、前記インバータ回路部が起動して停止
するまでの期間における前記出力電力値の最大値である
最大電力値を基にして、前記インバータ回路部の次回の
起動可能な時期をあらわす起動待ち時間を設定し、設定
した前記起動待ち時間が経過すると、新たな前記出力電
圧値を取得し、前記インバータ回路部の起動可否を判断
することを特徴とする。請求項2記載の発明にあって
は、請求項1記載の太陽光発電インバータ装置におい
て、前記制御回路部は、前記最大電力値が大きいほど前
記起動待ち時間を短く設定することを特徴とする。請求
項3記載の発明にあっては、太陽電池と、この太陽電池
から発生する直流電流を交流電流に変換して出力するイ
ンバータ回路部と、前記太陽電池の出力電流値を検出す
る電流検出回路部と、前記太陽電池の出力電圧値を検出
する電圧検出回路部と、前記出力電圧値が所定の第1の
電圧値以上である場合には、前記インバータ回路部を起
動し、前記出力電圧値が所定の第1の電圧値よりも低い
所定の第2の電圧値以下である場合には、前記インバー
タ回路部を停止する制御回路部とを備え、商用系統連系
電源と連係して、負荷に電力供給を行う太陽光発電イン
バータ装置において、前記制御回路部は、前記インバー
タ回路部が起動して停止するまでの期間における前記出
力電流値の最大値である最大電流値を基にして、前記イ
ンバータ回路部の次回の起動可能な時期をあらわす起動
待ち時間を設定し、設定した前記起動待ち時間が経過す
ると、新たな前記出力電圧値を取得し、前記インバータ
回路部の起動可否を判断することを特徴とする。請求項
4記載の発明にあっては、請求項3記載の太陽光発電イ
ンバータ装置において、前記制御回路部は、前記最大電
流値が大きいほど前記起動待ち時間を短く設定すること
を特徴とする。請求項5記載の発明にあっては、太陽電
池と、この太陽電池から発生する直流電流を交流電流に
変換して出力するインバータ回路部と、前記太陽電池の
出力電流値を検出する電流検出回路部と、前記太陽電池
の出力電圧値を検出する電圧検出回路部と、前記出力電
圧値が所定の第1の電圧値以上である場合には、前記イ
ンバータ回路部を起動し、前記出力電圧値が所定の第1
の電圧値よりも低い所定の第2の電圧値以下である場合
には、前記インバータ回路部を停止する制御回路部とを
備え、商用系統連系電源と連係して、負荷に電力供給を
行う太陽光発電インバータ装置において、前記インバー
タ回路部の起動から停止までの継続時間である運転継続
時間を計測する運転継続時間計測回路部を設け、前記制
御回路部は、前記運転継続時間を基にして、前記インバ
ータ回路部の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち
時間を設定し、設定した前記起動待ち時間が経過する
と、新たな前記出力電圧値を取得し、前記インバータ回
路部の起動可否を判断することを特徴とする。請求項6
記載の発明にあっては、請求項5記載の太陽光発電イン
バータ装置において、前記制御回路部は、前記運転継続
時間が大きいほど、前記起動待ち時間を短く設定するこ
とを特徴とする。請求項7記載の発明にあっては、太陽
電池と、この太陽電池から発生する直流電流を交流電流
に変換して出力するインバータ回路部と、前記太陽電池
の出力電圧値を検出する電圧検出回路部と、前記出力電
圧値が所定の第1の電圧値以上である場合には、前記イ
ンバータ回路部を起動し、前記出力電圧値が所定の第1
の電圧値よりも低い所定の第2の電圧値以下である場合
には、前記インバータ回路部を停止する制御回路部とを
備え、商用系統連系電源と連係して、負荷に電力供給を
行う太陽光発電インバータ装置において、前記制御回路
部は、前記インバータ回路部の起動直前の前記出力電圧
値と、前記インバータ回路部の停止直後の前記出力電圧
値との差分を算出し、前記インバータ回路部の次回の起
動可能な時期をあらわす起動待ち時間を、前記差分に応
じて設定し、設定した前記起動待ち時間が経過すると、
新たな前記出力電圧値を取得し、前記インバータ回路部
の起動可否を判断することを特徴とする。
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る太陽光発電イ
ンバータ装置の第1の実施の形態を図1と図2に基づい
て、第2の実施の形態を図3と図4に基づいて、第3の
実施の形態を図5と図6に基づいて、第4の実施の形態
を図7と図8に基づいて、それぞれ詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1は太陽光発電インバータ装置
を示す説明図である。図2は太陽光発電インバータ装置
における起動に関する説明図で、(a) は太陽電池の出力
電力値を横軸にとり起動待ち時間を縦軸にとって出力電
力値と起動待ち時間の設定をあらわすグラフ、(b) は
(a) と異なり太陽電池の出力電力値を横軸にとり起動待
ち時間を縦軸にとって出力電力値と起動待ち時間の設定
をあらわすグラフ、(c) は起動を、それぞれあらわす。
図1に示す太陽光発電インバータ装置は、太陽電池PV
と、インバータ回路部20と、電流検出回路部30と、
電圧検出回路部40と、制御回路部50と、電力算出部
60とを備えて構成されている。太陽光発電インバータ
装置は、太陽電池PVから得られる直流電力を、図示し
ない昇圧チョッパ回路で昇圧した後、インバータ回路部
20で交流電力に変換し、商用電源eと連系して負荷S
に電力を供給する商用系統連系型のものである。インバ
ータ回路部20は、複数のスイッチング素子で組んだブ
リッジを有して電力直交変換を行う。インバータ回路部
20で直交変換して得る交流電力の電流波形は、例えば
直交変換のタイミングの早遅に因って、正確な正弦波に
ならない場合がある。多くの場合、インバータ回路部2
0で直交変換して得る交流電力の電流波形は、太陽電池
PVから得られる直流電流値および直流電圧値を基にし
て、或る程度予測することができる。そこで、太陽光発
電インバータ装置は、太陽電池PVの出力電流値IPV
検出する電流検出回路部30と、太陽電池PVの出力電
圧値VPVを検出する電圧検出回路部40とを備えてい
る。電流検出回路部30は、出力電流値IPVを検出して
制御回路部50へ送る。電圧検出回路部40は、出力電
圧値VPVを検出して制御回路部50へ送る。電力算出部
60は、演算器であって、電流検出回路部30から出力
電流値IPVを送られ、電圧検出回路部40から出力電圧
値VPVを送られる。電力算出部60は、出力電流値IPV
と出力電圧値VPVとの積を、出力電力値PPVとして算出
する。制御回路部50は、計時機能を備え、出力電流値
PVと出力電圧値VPVとを基にして、所望の電流波形が
負荷Sへ送出されるようにして、PWM制御信号をイン
バータ回路部20のスイッチング素子に送り、該スイッ
チング素子のオンオフのタイミングをPWM制御信号に
よって制御することによって、インバータ回路部20の
波形生成動作を制御する。また、制御回路部50は、イ
ンバータ回路部20が起動して停止するまでの期間にお
ける出力電力値PPVの最大値である最大電力値PPVMAX
を決定し、最大電力値PPVMAX を基にして、インバータ
回路部20の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち
時間TW を設定する。図2に、太陽光発電インバータ装
置における起動を説明する。図2(a) に示すように、制
御回路部50は、最大電力値PPVMAX を基にして、起動
待ち時間TWを設定する。すなわち、出力電力値PPV
関する所定値であるP1 を決めておき、PPVMAX ≦P1
の場合には、制御回路部50は、起動待ち時間TW をT
1 値に設定する。PPVMAX >P1 の場合には、制御回路
部50は、起動待ち時間TW をT2 値に設定する。ここ
で、T1 >T2 である。また、起動待ち時間TW の設定
に関しては、図2(a) に示す以外にも、図2(b) に示す
ようにしてもよい。すなわち、出力電力値PPVに関する
所定値であるP 1 を決めておき、PPVMAX ≦P1 の場合
には、制御回路部50は、起動待ち時間TW を、図2
(b) に示すように定比例で減少する関係で設定する。図
では、最大電力値PPVMAX がPAという値をとった場合
に、PAに対応する起動待ち時間TAが決定することを
例示している。起動待ち時間TAは、最大でT1 という
値をとるものとする。PPVMAX >P1 の場合には、制御
回路部50は、起動待ち時間TW をT2 値に設定する。
ここで、T1 >T2 である。図2(b) に示すように、制
御回路部50は、最大電力値PPVMAX に応じて起動待ち
時間TW を設定すると、起動待ち時間TW のカウントを
開始する。制御回路部50は、インバータ回路部20を
起動しようとする際には、出力電圧値VPVを以って、太
陽電池PVの出力が充分であるか否かを知り、インバー
タ回路部20を起動させてもよいか否かを判断する。制
御回路部50は、所定の第1の電圧値と、所定の第1の
電圧値よりも低い所定の第2の電圧値とを記憶してい
る。ここで、所定の第1の電圧値は230(V)と決め
られているものとし、所定の第2の電圧値は190
(V)と決められているものとする。制御回路部50
は、出力電圧値VPVが所定の第1の電圧値以上である場
合には、太陽電池PVの出力が十分であると判断する。
制御回路部50は、出力電圧値VPVが所定の第2の電圧
値以下である場合には、太陽電池PVの出力が不十分で
あると判断し、インバータ回路部20を停止する。制御
回路部50は、出力電圧値VPVが所定の第2の電圧値を
超え所定の第1の電圧値に満たない場合には、太陽電池
PVの出力が不十分であるものの少々待てば入射光量が
増量して太陽電池PVの出力が十分なレベルに到達する
はずであると判断し、起動待ち時間TW が経過後、出力
電圧値VPVを再度検知する。すなわち、制御回路部50
は、設定した起動待ち時間TW が経過すると、新たな出
力電圧値VPVを取得し、インバータ回路部の起動可否を
判断する。換言すると、制御回路部50は、図2(c) に
示すように、区間1において、出力電力値PPVの最大値
である最大電力値PPVMAX を決定し、最大電力値PPVMA
Xに応じて起動待ち時間TW を決定し、起動待ち時間T
W が経過するまではインバータ回路部20の波形生成動
作をストップさせておく。区間1に続く区間2におい
て、起動待ち時間TW が経過すると、制御回路部50
は、新たな出力電圧値V PVを取得し、インバータ回路部
20のインバータ回路部の起動可否を判断し、起動可の
場合には、波形生成動作を開始させる。また、区間2の
後、新たな出力電圧値VPVを取得しても、所定の第1の
電圧値に満たない場合には、制御回路部50は、区間2
に続く区間3で、区間1同様に最大電力値PPVMAX を決
定する。従って、出力電流値IPVと出力電圧値VPVとを
基にして太陽電池PVの出力電力値PPVを算出する電力
算出部60を設け、制御回路部50は、インバータ回路
部20が起動して停止するまでの期間における出力電力
値PPVの最大値である最大電力値PPVMAX を基にして、
インバータ回路部20の次回の起動可能な時期をあらわ
す起動待ち時間TW を設定し、設定した起動待ち時間T
W が経過すると、新たな出力電圧値VPVを取得し、イン
バータ回路部20の起動可否を判断するようにしたた
め、出力電圧値VPVのみならず出力電流値IPVも参考に
できるので、インバータ回路部20の波形生成動作をさ
らに正確に制御できるようになり、このため、太陽電池
PVの出力電力値PPVであらわされる発電電力をより有
効に活用できるとともに、起動と停止とを繰り返すこと
なく太陽光発電インバータ装置の各部の余計な劣化をま
ねくおそれを抑えることができる。また、制御回路部5
0は、図2(b) に示すように、最大電力値PPVMAX が大
きいほど起動待ち時間TW を短く設定すれば、太陽電池
PVの出力を従来よりも有効に活用できるようになる。
なお、上記実施の形態においては、図2(b) に示すよう
に、制御回路部50は、最大電力値PPVMAX が大きいほ
ど起動待ち時間TW を短く設定する方法を、直線的に変
化させるようにしたが、本発明はこれに限らず、最大電
力値が大きいほど起動待ち時間を短くする方法ならば、
2次曲線的増加などどのような方法であってもよい。 [第2の実施の形態]図3は太陽光発電インバータ装置
を示す説明図である。図4は太陽光発電インバータ装置
における起動に関する説明図で、(a) は太陽電池の出力
電流値を横軸にとり起動待ち時間を縦軸にとって出力電
流値と起動待ち時間の設定をあらわすグラフ、(b) は
(a) と異なり太陽電池の出力電流値を横軸にとり起動待
ち時間を縦軸にとって出力電流値と起動待ち時間の設定
をあらわすグラフ、(c) は起動を、それぞれあらわす。
なお、前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同じ符
号を付し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。この第
2の実施の形態の太陽光発電インバータ装置が前述の第
1の実施の形態の太陽光発電インバータ装置と異なり特
徴となるのは、電力算出部をなくし、太陽電池の出力電
力値ではなく出力電流値を基にして起動待ち時間を設定
するようにした構成である。制御回路部50は、インバ
ータ回路部20が起動して停止するまでの期間における
出力電流値IPVの最大値である最大電流値IPVMAX を決
定し、最大電流値I PVMAX を基にして、インバータ回路
部20の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち時間
W を設定する。図4に、太陽光発電インバータ装置に
おける起動を説明する。図4(a) に示すように、制御回
路部50は、最大電流値IPVMAX を基にして、起動待ち
時間TWを設定する。すなわち、出力電流値IPVに関す
る所定値であるI1 を決めておき、IPVMAX ≦I1 の場
合には、制御回路部50は、起動待ち時間TW をT1
に設定する。IPVMAX >I1 の場合には、制御回路部5
0は、起動待ち時間TW をT2 値に設定する。ここで、
1 >T2 である。また、起動待ち時間TW の設定に関
しては、図4(a) に示す以外にも、図4(b) に示すよう
にしてもよい。すなわち、出力電流値IPVに関する所定
値であるI 1 を決めておき、IPVMAX ≦I1 の場合に
は、制御回路部50は、起動待ち時間TW を、図4(b)
に示すように定比例で減少する関係で設定する。図で
は、最大電流値IPVMAX がIAという値をとった場合
に、IAに対応する起動待ち時間TAが決定することを
例示している。起動待ち時間TAは、最大でT1 という
値をとるものとする。IPVMAX >I1 の場合には、制御
回路部50は、起動待ち時間TW をT2 値に設定する。
図4(b) に示すように、制御回路部50は、最大電流値
PVMAX に応じて起動待ち時間TW を設定すると、起動
待ち時間TW のカウントを開始する。制御回路部50
は、図4(c) に示すように、区間1において、出力電流
値IPVの最大値である最大電流値IPVMAX を決定し、最
大電流値IPVMAX に応じて起動待ち時間T W を決定し、
起動待ち時間TW が経過するまではインバータ回路部2
0の波形生成動作をストップさせておく。区間1に続く
区間2において、起動待ち時間TWが経過すると、制御
回路部50は、新たな出力電圧値VPVを取得し、インバ
ータ回路部20のインバータ回路部の起動可否を判断
し、起動可の場合には、波形生成動作を開始させる。ま
た、区間2の後、新たな出力電圧値VPVを取得しても、
所定の第1の電圧値に満たない場合には、制御回路部5
0は、区間2に続く区間3で、区間1同様に最大電流値
PVMAX を決定する。従って、制御回路部50は、イン
バータ回路部20が起動して停止するまでの期間におけ
る出力電流値IPVの最大値である最大電流値IPVMAX を
基にして、インバータ回路部20の次回の起動可能な時
期をあらわす起動待ち時間TW を設定し、設定した起動
待ち時間TW が経過すると、新たな出力電圧値VPVを取
得し、インバータ回路部20の起動可否を判断するよう
にしたため、出力電圧値VPVのかわりに出力電流値IPV
を参考にできて、前述した第1の実施の形態に比して出
力電圧値VPVと出力電流値IPVとの積算を行わずに済
み、煩わしい計算を省いて太陽電池PVの発電電力をよ
り有効に活用できるとともに、起動と停止とを繰り返す
ことなく太陽光発電インバータ装置の各部の余計な劣化
をまねくおそれを抑えることができる。ここで、太陽電
池PVの出力電流値IPVは、一般に、出力電圧値VPV
りも信頼性が高く、起動待ち時間TW を従来よりも信頼
性が高い値にできる。また、制御回路部50は、図4
(b) に示すように、最大電流値IPVMAX が大きいほど起
動待ち時間TW を短く設定すれば、太陽電池PVの出力
を従来よりも有効に活用できるようになる。なお、上記
実施の形態においては、図4(b) に示すように、制御回
路部50は、最大電流値IPVMAX が大きいほど起動待ち
時間TW を短く設定する方法を、直線的に変化させるよ
うにしたが、本発明はこれに限らず、最大電流値が大き
いほど起動待ち時間を短くする方法ならば、2次曲線的
増加などどのような方法であってもよい。 [第3の実施の形態]図5は太陽光発電インバータ装置
を示す説明図である。図6は太陽光発電インバータ装置
における起動に関する説明図で、(a) は太陽電池の出力
電流値を横軸にとり起動待ち時間を縦軸にとって運転継
続時間と起動待ち時間の設定をあらわすグラフ、(b) は
(a) と異なり太陽電池の運転継続時間を横軸にとり起動
待ち時間を縦軸にとって運転継続時間と起動待ち時間の
設定をあらわすグラフ、(c) は起動を、それぞれあらわ
す。なお、前述の第1の実施の形態と同一の箇所には同
じ符号を付し、同一の箇所の詳細な説明は省略する。こ
の第3の実施の形態の太陽光発電インバータ装置が前述
の第1の実施の形態の太陽光発電インバータ装置と異な
り特徴となるのは、電力算出部をなくし、太陽電池の出
力電力値ではなく運転継続時間を基にして起動待ち時間
を設定するようにした構成である。運転継続時間TC
は、インバータ回路部20の起動から停止までの継続時
間を指し、制御回路部50のタイマ70によって計時さ
れる。制御回路部50は、運転継続時間TC を基にし
て、インバータ回路部20の次回の起動可能な時期をあ
らわす起動待ち時間TW を設定する。図6に、太陽光発
電インバータ装置における起動を説明する。図6(a) に
示すように、制御回路部50は、運転継続時間TC を基
にして、起動待ち時間TW を設定する。すなわち、運転
継続時間TC に関する所定値であるTC1を決めておき、
C ≦TC1の場合には、制御回路部50は、起動待ち時
間TW をT1 値に設定する。TC >TC1の場合には、制
御回路部50は、起動待ち時間TW をT2 値に設定す
る。ここで、T1 >T2 である。また、起動待ち時間T
W の設定に関しては、図6(a) に示す以外にも、図6
(b) に示すようにしてもよい。すなわち、出力電流値I
PVに関する所定値であるT C1を決めておき、TC ≦TC1
の場合には、制御回路部50は、起動待ち時間TWを、
図6(b) に示すように定比例で減少する関係で設定す
る。図では、運転継続時間TC がtaという値をとった
場合に、taに対応する起動待ち時間TAが決定するこ
とを例示している。起動待ち時間TAは、最大でT1
いう値をとるものとする。TC >TC1の場合には、制御
回路部50は、起動待ち時間TW をT2値に設定する。
図6(b) に示すように、制御回路部50は、最大電流値
C に応じて起動待ち時間TW を設定すると、起動待ち
時間TW のカウントを開始する。制御回路部50は、図
6(c) に示すように、区間1において、運転継続時間T
C を求め、運転継続時間TC に応じて起動待ち時間TW
を決定し、起動待ち時間TW が経過するまではインバー
タ回路部20の波形生成動作をストップさせておく。区
間1に続く区間2において、起動待ち時間TW が経過す
ると、制御回路部50は、新たな出力電圧値VPVを取得
し、インバータ回路部20のインバータ回路部の起動可
否を判断し、起動可の場合には、波形生成動作を開始さ
せる。また、区間2の後、新たな出力電圧値VPVを取得
しても、所定の第1の電圧値に満たない場合には、制御
回路部50は、区間2に続く区間3で、区間1同様に運
転継続時間TC を求める。従って、制御回路部50は、
インバータ回路部20が起動して停止するまでの期間に
おける運転継続時間TC を基にして、インバータ回路部
20の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち時間T
W を設定し、設定した起動待ち時間TW が経過すると、
新たな出力電圧値VPVを取得し、インバータ回路部20
の起動可否を判断するようにしたため、出力電圧値VPV
のかわりに運転継続時間TC を参考にできて太陽電池P
Vの発電電力を有効に活用できるとともに、起動と停止
とを繰り返すことなく太陽光発電インバータ装置の各部
の余計な劣化をまねくおそれを抑えることができる。ま
た、制御回路部50は、図6(b) に示すように、運転継
続時間TC が大きいほど起動待ち時間TW を短く設定す
れば、太陽電池PVの出力を従来よりも有効に活用でき
るようになる。なお、上記実施の形態においては、図6
(b) に示すように、制御回路部50は、運転継続時間T
C が大きいほど起動待ち時間TW を短く設定する方法
を、直線的に変化させるようにしたが、本発明はこれに
限らず、運転継続時間が大きいほど起動待ち時間を短く
する方法ならば、2次曲線的増加などどのような方法で
あってもよい。 [第4の実施の形態]図7は太陽光発電インバータ装置
を示す説明図である。図8は太陽光発電インバータ装置
における起動に関する説明図で、(a) は制御回路部の制
御を示すフローチャート、(b) は太陽電池の出力電流値
を横軸にとり起動待ち時間を縦軸にとって出力電流値と
起動待ち時間の設定をあらわすグラフ、(c) は起動を、
それぞれあらわす。なお、前述の第1の実施の形態と同
一の箇所には同じ符号を付し、同一の箇所の詳細な説明
は省略する。この第4の実施の形態の太陽光発電インバ
ータ装置が前述の第1の実施の形態の太陽光発電インバ
ータ装置と異なり特徴となるのは、電力算出部をなく
し、インバータ回路部の起動直前の出力電圧値と、イン
バータ回路部の停止直後の出力電圧値との差分を算出
し、差分に応じて、起動待ち時間を設定するようにした
構成である。図8(a) に示すように、制御回路部50
は、インバータ回路部20の停止直後の出力電圧値V2
を得て(ステップ100)、インバータ回路部20の起
動直前の出力電圧値V1 と、インバータ回路部20の停
止直後の出力電圧値V2 との差分を算出し、インバータ
回路部20の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち
時間TW を、差分(V2 −V1 )に応じて、内蔵するテ
ーブルデータより設定する(ステップ200)。この場
合、起動待ち時間TW は、Tαなる値であるとする。制
御回路部50は、タイマーカウントを開始し(ステップ
300)、設定した起動待ち時間Tαが経過すると(ス
テップ400)、新たな出力電圧値VPVを取得し、イン
バータ回路部20の起動可否を判断する(ステップ50
0)。図8(b) に示すように、差分(V2 −V1 )に関
する所定値であるVD を決めておき、(V2 −V1 )≦
D の場合には、制御回路部50は、起動待ち時間T W
を、図8(b) に示すように定比例で減少する関係で設定
する。図では、差分(V2 −V1 )がVαなる値をとっ
た場合に、Vαに対応する起動待ち時間Tαが決定する
ことを例示している。起動待ち時間Tαは、最大でTU
という値をとるものとする。(V2 −V1 )>VD の場
合には、制御回路部50は、起動待ち時間TW をTD
に設定する。図8(b) に示すように、制御回路部50
は、差分(V2 −V1 )に応じて起動待ち時間TW を設
定すると、起動待ち時間TW のカウントを開始する。制
御回路部50は、図8(c) に示すように、区間1におい
て、インバータ回路部20の起動直前の出力電圧値V1
を決定し、起動待ち時間TW を決定し、起動待ち時間T
W が経過するまではインバータ回路部20の波形生成動
作をストップさせておく。区間1に続く区間2におい
て、起動待ち時間TW が経過すると、制御回路部50
は、新たな出力電圧値VPVを取得し、インバータ回路部
20のインバータ回路部20の起動可否を判断し、起動
可の場合には、波形生成動作を開始させる。従って、制
御回路部50は、インバータ回路部20の起動直前の出
力電圧値V 1 と、インバータ回路部20の停止直後の出
力電圧値V2 との差分(V2 −V1)を算出し、インバ
ータ回路部20の次回の起動可能な時期をあらわす起動
待ち時間TW を、差分(V2 −V1 )に応じて設定し、
設定した起動待ち時間TW が経過すると、新たな出力電
圧値VPVを取得し、インバータ回路部20の起動可否を
判断するようにしたため、出力電圧値VPVが従来のよう
に3段階に限って判断されるものではなく、差分(V2
−V1 )の連続変化に応じた判断ができるため、前述し
た第1の実施の形態に比して、出力電圧値VPVの変化に
対して、柔軟に対応でき、太陽電池PVの発電電力をよ
り有効に活用できる。また、起動と停止とを繰り返すこ
となく太陽光発電インバータ装置の各部の余計な劣化を
まねくおそれを抑えることができる。なお、上記実施の
形態においては、図8(b) に示すように、制御回路部5
0は、差分(V2 −V1 )が大きいほど起動待ち時間T
W を短く設定する方法を、直線的に変化させるようにし
たが、本発明はこれに限らず、差分が大きいほど起動待
ち時間を短くする方法ならば、2次曲線的増加などどの
ような方法であってもよい。
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、出力電
流値と出力電圧値とを基にして太陽電池の出力電力値を
算出する電力算出部を設け、制御回路部は、インバータ
回路部が起動して停止するまでの期間における出力電力
値の最大値である最大電力値を基にして、インバータ回
路部の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち時間を
設定し、設定した起動待ち時間が経過すると、新たな出
力電圧値を取得し、インバータ回路部の起動可否を判断
するようにしたため、出力電圧値のみならず出力電流値
も参考にできるので、インバータ回路部の波形生成動作
をさらに正確に制御できるようになり、このため、太陽
電池の出力電力値であらわされる発電電力をより有効に
活用できるとともに、起動と停止とを繰り返すことなく
太陽光発電インバータ装置の各部の余計な劣化をまねく
おそれを抑えることができる。請求項2記載の発明にあ
っては、請求項1記載の発明の効果に加えて、制御回路
部は、最大電力値が大きいほど起動待ち時間を短く設定
するようにしたため、最大電力値と起動待ち時間との関
係が簡単な場合に対応できる。請求項3記載の発明にあ
っては、制御回路部は、インバータ回路部が起動して停
止するまでの期間における出力電流値の最大値である最
大電流値を基にして、インバータ回路部の次回の起動可
能な時期をあらわす起動待ち時間を設定し、設定した起
動待ち時間が経過すると、新たな出力電圧値を取得し、
インバータ回路部の起動可否を判断するようにしたた
め、出力電圧値のかわりに出力電流値を参考にできて、
太陽電池の出力電力値を基にして起動待ち時間を設定す
る場合に比べて、出力電圧値と出力電流値との積算を行
わずに済み、煩わしい計算を省いて太陽電池の発電電力
をより有効に活用できるとともに、起動と停止とを繰り
返すことなく太陽光発電インバータ装置の各部の余計な
劣化をまねくおそれを抑えることができる。請求項4記
載の発明にあっては、請求項3記載の発明の効果に加え
て、制御回路部は、最大電流値が大きいほど起動待ち時
間を短く設定するようにしたため、最大電流値と起動待
ち時間との関係が簡単な場合に対応できる。請求項5記
載の発明にあっては、インバータ回路部の起動から停止
までの継続時間である運転継続時間を計測する運転継続
時間計測回路部を設け、制御回路部は、運転継続時間を
基にして、インバータ回路部の次回の起動可能な時期を
あらわす起動待ち時間を設定し、設定した起動待ち時間
が経過すると、新たな出力電圧値を取得し、インバータ
回路部の起動可否を判断するようにしたため、出力電圧
値のかわりに運転継続時間を参考にできて太陽電池の発
電電力を有効に活用できるとともに、起動と停止とを繰
り返すことなく太陽光発電インバータ装置の各部の余計
な劣化をまねくおそれを抑えることができる。請求項6
記載の発明にあっては、請求項5記載の発明の効果に加
えて、制御回路部は、運転継続時間が大きいほど、起動
待ち時間を短く設定するようにしたため、運転継続時間
と起動待ち時間との関係が簡単な場合に対応できる。請
求項7記載の発明にあっては、制御回路部は、インバー
タ回路部の起動直前の出力電圧値と、インバータ回路部
の停止直後の出力電圧値との差分を算出し、インバータ
回路部の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち時間
を、差分に応じて設定し、設定した起動待ち時間が経過
すると、新たな出力電圧値を取得し、インバータ回路部
の起動可否を判断するようにしたため、差分の連続変化
に応じた判断ができるため、出力電圧値の変化に対し
て、柔軟に対応でき、太陽電池の発電電力をより有効に
活用できる。また、起動と停止とを繰り返すことなく太
陽光発電インバータ装置の各部の余計な劣化をまねくお
それを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の太陽光発電イ
ンバータ装置を示す説明図である。
【図2】同上の太陽光発電インバータ装置における起動
に関する説明図である。
【図3】本発明に係る第2の実施の形態の太陽光発電イ
ンバータ装置を示す説明図である。
【図4】同上の太陽光発電インバータ装置における起動
に関する説明図である。
【図5】本発明に係る第3の実施の形態の太陽光発電イ
ンバータ装置を示す説明図である。
【図6】同上の太陽光発電インバータ装置における起動
に関する説明図である。
【図7】本発明に係る第4の実施の形態の太陽光発電イ
ンバータ装置を示す説明図である。
【図8】同上の太陽光発電インバータ装置における起動
に関する説明図である。
【図9】従来の太陽光発電インバータ装置を示す説明図
である。
【図10】同上の太陽光発電インバータ装置における起
動に関する説明図である。
【符号の説明】
20 インバータ回路部 30 電流検出回路部 40 電圧検出回路部 50 制御回路部 60 電力算出部 e 商用系統連系電源 IPV 出力電流値 IPVMAX 最大電流値 PPV 出力電力値 PPVMAX 最大電力値 PV 太陽電池 S 負荷 TC 運転継続時間 TW 起動待ち時間 (V2 −V1 ) 差分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小新 博昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 向井 忠吉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 湯浅 裕明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G035 AA00 AB02 AB03 AC01 AC02 AC19 AD22 5F051 KA01 KA03 KA10 5G066 HA01 HB06 5H007 AA05 BB07 CC01 CC09 DB01 DC02 DC05 EA02 GA01 GA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池と、この太陽電池から発生する
    直流電流を交流電流に変換して出力するインバータ回路
    部と、前記太陽電池の出力電流値を検出する電流検出回
    路部と、前記太陽電池の出力電圧値を検出する電圧検出
    回路部と、前記出力電圧値が所定の第1の電圧値以上で
    ある場合には、前記インバータ回路部を起動し、前記出
    力電圧値が所定の第1の電圧値よりも低い所定の第2の
    電圧値以下である場合には、前記インバータ回路部を停
    止する制御回路部とを備え、商用系統連系電源と連係し
    て、負荷に電力供給を行う太陽光発電インバータ装置に
    おいて、前記出力電流値と前記出力電圧値とを基にして
    前記太陽電池の出力電力値を算出する電力算出部を設
    け、前記制御回路部は、前記インバータ回路部が起動し
    て停止するまでの期間における前記出力電力値の最大値
    である最大電力値を基にして、前記インバータ回路部の
    次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち時間を設定
    し、設定した前記起動待ち時間が経過すると、新たな前
    記出力電圧値を取得し、前記インバータ回路部の起動可
    否を判断することを特徴とする太陽光発電インバータ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路部は、前記最大電力値が大
    きいほど前記起動待ち時間を短く設定することを特徴と
    する請求項1記載の太陽光発電インバータ装置。
  3. 【請求項3】 太陽電池と、この太陽電池から発生する
    直流電流を交流電流に変換して出力するインバータ回路
    部と、前記太陽電池の出力電流値を検出する電流検出回
    路部と、前記太陽電池の出力電圧値を検出する電圧検出
    回路部と、前記出力電圧値が所定の第1の電圧値以上で
    ある場合には、前記インバータ回路部を起動し、前記出
    力電圧値が所定の第1の電圧値よりも低い所定の第2の
    電圧値以下である場合には、前記インバータ回路部を停
    止する制御回路部とを備え、商用系統連系電源と連係し
    て、負荷に電力供給を行う太陽光発電インバータ装置に
    おいて、前記制御回路部は、前記インバータ回路部が起
    動して停止するまでの期間における前記出力電流値の最
    大値である最大電流値を基にして、前記インバータ回路
    部の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち時間を設
    定し、設定した前記起動待ち時間が経過すると、新たな
    前記出力電圧値を取得し、前記インバータ回路部の起動
    可否を判断することを特徴とする太陽光発電インバータ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路部は、前記最大電流値が大
    きいほど前記起動待ち時間を短く設定することを特徴と
    する請求項3記載の太陽光発電インバータ装置。
  5. 【請求項5】 太陽電池と、この太陽電池から発生する
    直流電流を交流電流に変換して出力するインバータ回路
    部と、前記太陽電池の出力電流値を検出する電流検出回
    路部と、前記太陽電池の出力電圧値を検出する電圧検出
    回路部と、前記出力電圧値が所定の第1の電圧値以上で
    ある場合には、前記インバータ回路部を起動し、前記出
    力電圧値が所定の第1の電圧値よりも低い所定の第2の
    電圧値以下である場合には、前記インバータ回路部を停
    止する制御回路部とを備え、商用系統連系電源と連係し
    て、負荷に電力供給を行う太陽光発電インバータ装置に
    おいて、前記インバータ回路部の起動から停止までの継
    続時間である運転継続時間を計測する運転継続時間計測
    回路部を設け、前記制御回路部は、前記運転継続時間を
    基にして、前記インバータ回路部の次回の起動可能な時
    期をあらわす起動待ち時間を設定し、設定した前記起動
    待ち時間が経過すると、新たな前記出力電圧値を取得
    し、前記インバータ回路部の起動可否を判断することを
    特徴とする太陽光発電インバータ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路部は、前記運転継続時間が
    大きいほど、前記起動待ち時間を短く設定することを特
    徴とする請求項5記載の太陽光発電インバータ装置。
  7. 【請求項7】 太陽電池と、この太陽電池から発生する
    直流電流を交流電流に変換して出力するインバータ回路
    部と、前記太陽電池の出力電圧値を検出する電圧検出回
    路部と、前記出力電圧値が所定の第1の電圧値以上であ
    る場合には、前記インバータ回路部を起動し、前記出力
    電圧値が所定の第1の電圧値よりも低い所定の第2の電
    圧値以下である場合には、前記インバータ回路部を停止
    する制御回路部とを備え、商用系統連系電源と連係し
    て、負荷に電力供給を行う太陽光発電インバータ装置に
    おいて、前記制御回路部は、前記インバータ回路部の起
    動直前の前記出力電圧値と、前記インバータ回路部の停
    止直後の前記出力電圧値との差分を算出し、前記インバ
    ータ回路部の次回の起動可能な時期をあらわす起動待ち
    時間を、前記差分に応じて設定し、設定した前記起動待
    ち時間が経過すると、新たな前記出力電圧値を取得し、
    前記インバータ回路部の起動可否を判断することを特徴
    とする太陽光発電インバータ装置。
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