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JP2000022488A - 弾性表面波ムーブメント - Google Patents

弾性表面波ムーブメント

Info

Publication number
JP2000022488A
JP2000022488A JP10191618A JP19161898A JP2000022488A JP 2000022488 A JP2000022488 A JP 2000022488A JP 10191618 A JP10191618 A JP 10191618A JP 19161898 A JP19161898 A JP 19161898A JP 2000022488 A JP2000022488 A JP 2000022488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic wave
surface acoustic
wave movement
piezoelectric substrate
interdigital
Prior art date
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Pending
Application number
JP10191618A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaya Watanabe
隆彌 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WTI KK
Original Assignee
WTI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WTI KK filed Critical WTI KK
Priority to JP10191618A priority Critical patent/JP2000022488A/ja
Publication of JP2000022488A publication Critical patent/JP2000022488A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性表面波ムーブメント単体での性能向上
と、コストダウン要請を同時に解決する。 【解決手段】 圧電基板110上に対向して形成された
交差指状電極112,113と該交差指状電極に電気的
に接続されてなる引出電極部115,116,117,
118とから構成されるトランスバーサル型弾性表面波
テバイスにおいて、対向して形成された交差指状電極部
との間に5ミクロン以上の空隙202を設け厚さ300
ミクロン以下の金属または絶縁材料からなる単体または
複合膜203で弾性表面波振動領域を囲う密閉構造と
し、かつ引出電極部には厚膜処理が施されて成る。 【効果】従来の固定観念であった複合部品(弾性表面波
チップ+セラミック面実装チップキャリア〕として捉え
た組立設備投資が不要となり、かつ製品価格の材料費の
大部分を占めるセラミック面実装チップキャリアが削減
できることから、その工業的価値は極めて高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は弾性表面波ムーブメント、
更に詳細にはすべての弾性表面波フィルタや弾性表面波
振動子に適用可能であるが、特に小型化、高機能化が要
求される移動体通信分野での携帯電話機器や光通信分野
における光中継器の各種通信機器中に使用されるモジュ
ール部品の心臓部としての弾性表面波デバイスの超小型
化・高機能化を目的とした表面実装型弾性表面波フィル
タの構造に関するもので、弾性表面波チップ自体を単体
デバイスとするパッケージレス弾性表面波フィルタやパ
ッケージレス弾性表面波振動子を提供するものである。
【0002】
【従来技術】携帯電話機器等の超小型化・高機能化が要
求される分野において弾性表面波フィルタは、必須のエ
レクトロメカニカル機能部品としての地位を確立してい
る。弾性表面波フィルタの製造方法は、LSIと同じフ
ォトリソグラフィ技術で製作された弾性表面波チップを
シールリング付のセラミック面実装チップキヤリア内に
収納し、弾性表面波チップ+セラミックパッケージから
なる複合部品として各種通信機器に実装されている。具
体的には、弾性表面波チップをセラミック面実装チップ
キャリア内にダイボンディング後、弾性表面波チップ上
に形成された引出電極パッド部とチップキャリア内に形
成されたボンディングパッド部をワイヤーボンディング
する方法、また一部で実装状態の信頼性の確認の問題は
あるが、弾性表面波チップ上に形成された引出電極パッ
ド部にバンプを形成しフリチップボンディングする方法
がある。その後で弾性表面波フィルタの高信頼性を保持
するため、シールリングに金属キャップを載せシーム溶
接等で気密封止し高信頼性を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】急速な移動体通信機
器の小型化、軽量化、高機能化、低コスト化の要請に対
して従来の技術で実現する弾性表面波フィルタでは対応
が困難な状況下になってきた。これまで開発の主眼は、
弾性表面波単体の性能向上と高機能化であった。低コス
ト化の要求に対しては、弾性表面波チップの小型化が各
社開発の主眼であった。開発した弾性表面波チップに合
うようにチップキャリアを選択しユーザ要請に答えてき
た。これと平行して生産技術面では、アセンブリや検査
コスト削減の方策として、自動化設備の導入が積極的に
検討されて実行されてきた。しかしながら、従来の技術
の踏襲では、開発技術的にも生産技術的に限界にきてい
る。弾性表面波デバイスをこれまでの弾性表面波チップ
+セラミック面実装チップキャリアからなる複合部品と
して総合的に捉えれば技術的なメリットもあるが、コス
ト面でのデメリットが大きくなりつつある。そこで一部
メーカで、挑戦的試みとして、弾性表面波チップ上に形
成された引出電極パッド部にバンプを形成したものを直
接機器ボードにフリチップボンディングし、上から樹脂
でポッティングする方法をとるメーカもあるが、完全に
水分を透過しない樹脂が無いことから、残念ながら圧電
基板上に形成された弾性表面波励振用アルミニューム薄
膜が外部の厳しい使用環境には耐えられないため、信頼
性は乏しい。そこで、弾性表面波単体での性能向上と、
コストダウン要請を同時に解決する手段を考えた。
【0004】
【問題を解決するための手段】弾性表面波フィルタは7
0MHz〜1GHzでの使用周波数領域で交差指状電極
(IDT)を囲む弾性表面波領域(空隙を設ける面積)
は、0.004平方mm〜3平方mmと極めて微小面積
である。金属または絶縁材料で構成された単体または複
合膜の厚みは、ダイヤモンド薄膜やβ−C34窒化物は
膜自体の強度が極めて強いことから膜の厚みは数ミクロ
ンから数十ミクロンで機械的強度は十分である。従来の
問題を解決するための手段として、本発明では下記の構
成を採用している。
【0005】1.圧電基板上に対向して形成されてなる
交差指状電極と該交差指状電極に電気的に接続されてな
る引出電極とから構成されたトランスバーサル型弾性表
面波デバイスにおいて、弾性表面波振動領域を保持する
ように対向する交差指電極部を5ミクロン以上の空隙を
形成できるようにフォトレジスト等の有機溶剤で覆い、
その上から金属または絶縁材料で構成される膜で弾性表
面波チップ全体を覆い、その後弾性表面波振動領域を保
持するように形成した膜の一部に穴をあけフォトレジス
ト等の有機溶剤を除去し、再び膜の一部にあけた穴を金
属または絶縁材料の膜で穴を塞ぎ、完全に交差指状電極
部を外界雰囲気から遮断して高信頼性を保てるような密
閉構造を形成し、弾性表面波振動領域に形成された膜の
膜厚が300ミクロン以下とし、かつ引出電極にはメッ
キ等の厚膜処理が施されて成る弾性表面波ムーブメント
を提供すること。
【0006】2.圧電基板上に形成されてなる交差指状
電極と反射電極と該交差指状電極に電気的に接続されて
なる引出電極とから構成された共振器型弾性表面波デバ
イスにおいて、弾性表面波振動領域を保持するように交
差指電極部と反射電極を5ミクロン以上の空隙を形成で
きるようにフォトレジスト箏の有機溶剤で覆い、その上
から金属または絶縁材料で構成される膜で弾性表面波チ
ップ全体を覆い、その後弾性表面波振動領域を保持する
ように形成した膜の一部に穴をあけフォトレジスト等の
有機溶剤を除去し、再び膜の一部にあけた穴を金属また
は絶縁材料の膜で穴を塞ぎ、完全に交差指状電極部と反
射電極を外界雰囲気から遮断して高信頼性を保てるよう
な密閉構造を形成し、弾性表面波振動領域に形成された
膜の膜厚が300ミクロン以下とし、かつ引出電極には
メッキ等の厚膜処理が施されて成る弾性表面波ムーブメ
ントを提供すること。
【0007】3.請求項1から2に記載されてなる弾性
表面波ムーブメントの表面の引出電極に施された厚膜処
理部に相当する裏面が鏡面状態になっていることを特徴
とする弾性表面波ムーブメントを提供すること。
【0008】4.請求項1から2に記載されてなる弾性
表面波ムーブメントは各コーナを面取り加工したことを
特徴とする弾性表面波ムーブメントを提供すること。
【0009】5.請求項1から2に記載されてなる弾性
表面波ムーブメントは厚膜処理が施された引出電極部を
除いた表面を導電性物質で覆われたことを特徴とする弾
性表面波ムーブメントを提供すること。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照にして説明
する。
【0011】図1は弾性表面波ムーブメントの基本構造
の平面図である。この図より明らかなように圧電基板
(例えば水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウ
ム、四方酸リチウム、ランガサイト、Bi12GaO20
圧電セラミックス、表面にダイヤモンド薄膜が形成され
た圧電材料、有機圧電材料、表面に圧電薄膜が形成され
た非圧電材料)110にトランスバーサル型弾性表面波
フィルタの交差指状電極111、112が形成されてお
り、対向する前記交差指状電極111と112間にはギ
ャップ113が設けられている。前記交差指状電極11
1及び112にはリード電極119,120,121,
122が設けられており、これらのリード電極119,
120,121,122はそれぞれボンディングパッド
部115、116、117、118とパターン接続され
ている。なお前記ボンディングパッド部115、11
6、117、118にはそれぞれパッド122,12
3,125,126が設けられている。
【0012】本発明において、このような前記交差指状
電極111,112及びギャップ113が形成する弾性
表面波振動領域114と前記交差指状電極111、11
2からリード電極119、120、121、122とパ
ターン接続されたボンディングパッド部(引出電極)1
15、116、117、118をフォトレジスト等の有
機溶剤で覆う。
【0013】フォトレジストの厚みは5〜10ミクロン
に選ぶ。5ミクロン以下では、弾性表面波振動領域11
4上に形成した金属または絶縁膜の膜が外的なストレス
で交差指状電極111、112と機械的に接触すること
から5ミクロン以上に選ぶ必要がある。
【0014】本発明を、四方酸リチウムを使った70M
HzディジタルIFフィルタに適用してみた。開口長8
λ(約0.4mm)、長さ5.7mmの弾性表面波振動
領域に耐熱性AZ系フォトレジストを5ミクロン塗布
し、弾性表面波チップ全面にSiO2を2ミクロンの厚
みにスパッタリングする。弾性表面波振動領域114の
一部に耐熱性AZ系フォトレジスト除去用の窓をフォト
リソグラフィ(ウエットエッチング)で形成し、アセト
ン溶液中でレジスト除去を行い、プラズマアシングで残
留有機溶剤を完全に除去する。その後、再び、弾性表面
波チップ全面にチタン薄膜を2ミクロンスパッタリング
し、フォトレジスト除去用の窓をチタン薄膜で塞ぐ。弾
性表面波振動領域114の機械的膜強度を強化するた
め、弾性表面波振動領域114以外をマスキングし、弾
性表面波振動領域114部分に下地Niメッキの硬質C
rを50〜60ミクロンメッキする。なお、本実験では
弾性表面波振動領域114でのトータル膜厚が50ミク
ロン以上であれば、機械的強度は十分であった。弾性表
面波振動領域114以外に施されたマスキングを除去
し、パッド123、124、125、126に窓をあ
け、ハンダメッキをおこない弾性表面波ムーブメントを
実現する。
【0015】図2は、本発明の弾性表面波ムーブメント
を機器ボード208に実装した時の側面の断面図で圧電
基板200上に形成された交差指状電極201を空隙2
02を設けて、複合膜203で囲って弾性表面波振動領
域を確保し、引出電極204、205上のパッド部20
6、207にハンダメッキ処理し、パッド部206、2
07をハンダ付けで機器ボード208に実装されてい
る。
【0016】なお、本発明の図2の弾性表面波ムーブメ
ント裏面209のパッド部206、207に相当する部
分を鏡面状態にすることで、上面から、直接ハンダ付け
の実装状態が検査でき信頼性の点から非常に好都合とな
る。
【0017】さらに、本発明の弾性表面波ムーブメント
は、各コーナをバレル研磨等の面取り加工することで、
欠けの無い弾性表面波チップ部品を提供できる。また、
強誘電体材料であるタンタル酸リチウムやニオブ酸リチ
ウムでは、強い集電効果の為に、交差指状電極が静電破
壊を起したり、常誘電体である水晶でもサブミクロン電
極では、交差指状電極の静電破壊が懸念されるため、弾
性表面波ムーブメントのハンダメッキ処理を施されたパ
ッド部を除いて、チップ全体を導電性膜で覆うことによ
り、交差指状電極の静電破壊を未然に防ぐ事ができる。
なお、弾性表面波振動領域の形成膜としてダイヤモンド
薄膜やβ−C34も適用可能である。本発明は、弾性表
面波フィルタについて説明したが、弾性表面波振動子に
ついても適用できることは言及するまでもない。
【0018】以上のとおり、本発明の弾性表面波ムーブ
メントは、圧電基板、表面にダイヤモンド薄膜が形成さ
れた圧電基板、表面に圧電薄膜が形成された非圧電基板
に対して作製することができる。
【0019】このように、本発明は、すべての弾性表面
波フィルタや弾性表面波振動子に適用可能であるが、特
に超小型化、高機能化が要請される各種通信分野でのモ
ジュール部品の心臓部としての弾性表面波デバイスの超
小型化・高機能化を目的として弾性表面波チップ自体を
単体デバイスとするパッケージレス弾性表面波フィルタ
やパッケージレス弾性表面波振動子を提供するものであ
る。本発明の弾性表面波ムーブメントの弾性表面波振動
領域に形成されるトータル膜厚は、使用される周波数領
域での高信頼性の確保と組合せ材料を考え、実用的な値
として300ミクロン以下とした。
【0020】本発明の弾性表面波ムーブメントは、基板
として透光性材料を使用した場合は、弾性表面波ムーブ
メントの裏面を鏡面状態にすることで、上面から、弾性
表面波ムーブメントを機器ボードに直接ハンダ付した時
の実装状態を検査でき、信頼性の点から極めて有利であ
る。
【0021】さらに、本発明の弾性表面波ムーブメント
は、各コーナをバレル研磨等の面取り加工することで、
欠けの無い弾性表面波チップ部品を擬供できる。また、
強誘電体材料であるタンタル酸リチウムやニオブ酸リチ
ウムを使った弾性表面波ムーブメントでは、ハンダメッ
キを施されたパッド部を除いたチップ全体を導電性膜で
覆うことにより、静電対策を施した弾性表面波デバイス
として提供できる。
【0022】
【発明の効果】本発明の弾性表面波ムーブメントでは、
従来の固定観念であった複合部品(弾性表面波チップ+
セラミック面実装チップキャリア〕として捉えた組立設
備投資が不要となり、かつ製品価格の材料費の大部分を
占めるセラミック面実装チップキャリアが削減できるこ
とから、その工業的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性表面波ムーブメントの構造の平面図。
【図2】弾性表面波ムーブメントの実装時の側面からの
断面図。
【符号の説明】
110 圧電基板 111,112 交差指状電極 113 交差指状電極間ギャップ 114 弾性表面波振動領域 115,116,117,118 引出電極 119,120,121,122 リード電極 123,124,125,126,206,207
パッド 200 圧電基板 201 交差指状電極 202 空隙 203 複合膜 204,205 引出電極 206,207 パッド部 208 機器ボード 209 弾性表面波ムーブメント裏面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月17日(1998.7.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】2.圧電基板上に形成されてなる交差指状
電極と反射電極と該交差指状電極に電気的に接続されて
なる引出電極とから構成された共振器型弾性表面波デバ
イスにおいて、弾性表面波振動領域を保持するように交
差指電極部と反射電極を5ミクロン以上の空隙を形成で
きるようにフォトレジストの有機溶剤で覆い、その上
から金属または絶縁材料で構成される膜で弾性表面波チ
ップ全体を覆い、その後弾性表面波振動領域を保持する
ように形成した膜の一部に穴をあけフォトレジスト等の
有機溶剤を除去し、再び膜の一部にあけた穴を金属また
は絶縁材料の膜で穴を塞ぎ、完全に交差指状電極部と反
射電極を外界雰囲気から遮断して高信頼性を保てるよう
な密閉構造を形成し、弾性表面波振動領域に形成された
膜の膜厚が300ミクロン以下とし、かつ引出電極には
メッキ等の厚膜処理が施されて成る弾性表面波ムーブメ
ントを提供すること。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図1は弾性表面波ムーブメントの基本構造
の平面図である。この図より明らかなように圧電基板
(例えば水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウ
ム、四方酸リチウム、ランガサイト、Bi12 Ge20
圧電セラミックス、表面にダイヤモンド薄膜が形成され
た圧電材料、有機圧電材料、表面に圧電薄膜が形成され
た非圧電材料)110にトランスバーサル型弾性表面波
フィルタの交差指状電極111、112が形成されてお
り、対向する前記交差指状電極111と112間にはギ
ャップ113が設けられている。前記交差指状電極11
1及び112にはリード電極119,120,121,
122が設けられており、これらのリード電極119,
120,121,122はそれぞれボンディングパッド
部115、116、117、118とパターン接続され
ている。なお前記ボンディングパッド部115、11
6、117、118にはそれぞれパッド123,12
,125,126が設けられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】さらに、本発明の弾性表面波ムーブメント
は、各コーナをバレル研磨等の面取り加工することで、
欠けの無い弾性表面波チップ部品を提供できる。また、
強誘電体材料であるタンタル酸リチウムやニオブ酸リチ
ウムを使った弾性表面波ムーブメントでは、ハンダメッ
キを施されたパッド部を除いたチップ全体を導電性膜で
覆うことにより、静電対策を施した弾性表面波デバイス
として提供できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 9/17 H03H 9/17 E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板上に対向して形成された交差指
    状電極と該交差指状電極に電気的に接続されてなる引出
    電極部とから構成されるトランスバーサル型弾性表面波
    テバイスにおいて、対向して形成された交差指状電極部
    との間に5ミクロン以上の空隙を設け厚さ300ミクロ
    ン以下の金属または絶縁材料からなる単体または複合膜
    で弾性表面波振動領域を囲う密閉構造とし、かつ引出電
    極部には厚膜処理が施されて成る弾性表面波ムーブメン
    ト。
  2. 【請求項2】 圧電基板上に形成された交差指状電極と
    反射電極と該交差指状電極に電気的に接続されてなる引
    出電極部とから構成される共振器型弾性表面波デバイス
    において、交差指電極部と反射電極部との間に5ミクロ
    ン以上の空隙を設けた厚さ300ミクロン以下の金属ま
    たは絶縁材料からなる単体または複合膜で弾性表面波振
    動領域を囲う密閉構造とし、かつ引出電極部には厚膜処
    理が施されて成る弾性表面波ムーブメント。
  3. 【請求項3】 前記圧電基板が表面に圧電薄膜が形成さ
    れてなる非圧電基板を使用したことを特徴とする請求項
    1または2に記載の弾性表面波ムーブメント。
  4. 【請求項4】 前記圧電基板が表面にダイヤモンド薄膜
    が形成されてなる圧電基板を使用したことを特徴とする
    請求項1または2に記載の弾性表面波ムーブメント。
  5. 【請求項5】 前記弾性表面波ムーブメントを構成する
    基板材料が透光性材料では、弾性表面波ムーブメントの
    表面の引出電極に施された厚膜処理部に相当する裏面が
    鏡面状態になっていることを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載の弾性表面波ムーブメント。
  6. 【請求項6】 前記弾性表面波ムーブメントは各コーナ
    を面取り加工したことを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載の弾性表面波ムーブメント。
  7. 【請求項7】 前記弾性表面波ムーブメントは厚膜処理
    が施された引出電極部を除いた表面を導電性物質で覆っ
    たことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    弾性表面波ムーブメント。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013187410A1 (ja) * 2012-06-13 2013-12-19 日本碍子株式会社 複合基板

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013187410A1 (ja) * 2012-06-13 2013-12-19 日本碍子株式会社 複合基板
JPWO2013187410A1 (ja) * 2012-06-13 2016-02-04 日本碍子株式会社 複合基板
US9595657B2 (en) 2012-06-13 2017-03-14 Ngk Insulators, Ltd. Composite substrate

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