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JP2000021066A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JP2000021066A
JP2000021066A JP10187265A JP18726598A JP2000021066A JP 2000021066 A JP2000021066 A JP 2000021066A JP 10187265 A JP10187265 A JP 10187265A JP 18726598 A JP18726598 A JP 18726598A JP 2000021066 A JP2000021066 A JP 2000021066A
Authority
JP
Japan
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cartridge
traverse
transport member
loading
disk
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Application number
JP10187265A
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English (en)
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JP3567741B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Umezaki
清 梅▲崎▼
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP18726598A priority Critical patent/JP3567741B2/ja
Priority to PCT/JP1999/003564 priority patent/WO2000002201A1/ja
Priority to CNB998015326A priority patent/CN1174406C/zh
Priority to US09/486,880 priority patent/US6782547B1/en
Priority to KR10-2000-7002237A priority patent/KR100379050B1/ko
Publication of JP2000021066A publication Critical patent/JP2000021066A/ja
Priority to US10/896,592 priority patent/US7162726B2/en
Application granted granted Critical
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実なカートリッジ引き込みを実現出来るデ
ィスク装置を提供すること。 【解決手段】 カートリッジを取り出し位置から演奏位
置まで搬送する引き込みラック7と、ピックアップを搭
載したトラバースユニットを待機位置から演奏位置まで
搬送する昇降ラック30が、ローディングシャーシ20
0上に一方向に摺動可能なように積層配置され、かつラ
ック移送ギア85により駆動される構成であり、引き込
みラック7はその端部に係止部を有し、その係止部で昇
降ラック30を駆動し、ラック移送ギア85に同位相で
噛合させることにより、簡単な構成で確実なローディン
グ動作を実現出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクを記録媒
体とするディスク装置に関するものであり、特にディス
クカートリッジを装置内に装着する際の確実な装填機構
を有するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスクや光磁気ディスク
等の記録ディスクがカートリッジに回転可能に収納され
て構成されたディスクカートリッジが提案されている。
これらディスクカートリッジには、開口部が形成されて
おり、この開口部を介して光学ピックアップ装置や磁気
ヘッド装置が記録ディスクに対して臨むことが可能とな
り、情報信号の書き込み及び読み出しが可能となってい
る。
【0003】ここで、これらディスクカートリッジにお
ける開口部は、カートリッジにスライド可能に取り付け
られたシャッタ部材により開閉可能となされている。す
なわち、ディスクカートリッジの非使用時においては、
シャッタ部材が、開口部を閉蓋することにより、カート
リッジ内への塵挨や手指の進入を防止し、ディスクカー
トリッジ使用時においては前述のように、シャッタ部材
がスライドして開口部が形成される。
【0004】そして、これら記録再生装置には、ディス
クカートリッジのこの記録再生装置への挿入及び取り出
しに応じてシャッタ部材を開閉操作するためのシャッタ
開閉機構が設けられている。このシャッタ開閉機構は、
通常、カートリッジに対してシャッタ部材をスライドさ
せて開口部を開放させるシャッタ開放爪と、カートリッ
ジに対してシャッタ部材をスライドさせて開口部を閉蓋
させるシャッタ閉蓋爪とを有して構成されており、特に
近年は、装置の小型、軽量化に対する要望が強く、シャ
ッタ開閉機構についても簡単な構成で確実に機能が発揮
できる高性能のものが求められているのが現状である。
【0005】かかるディスクカートリッジを使用した製
品は、世の趨勢に従い、小型、軽量化が熱望されてお
り、特に車載用に適した製品に対する要望が高く、係る
製品の場合、収納スペースが限られているため、特に製
品外形寸法を所定内に納める必要がある。また、上記の
ような円盤状記録媒体をカートリッジに収納した形態の
商品は、記録面が露出せず密閉されているため、操作者
から見れば取り扱いが簡単であり、操作性の良さが遡及
ポイントの一つとなっており、その中の一つにカートリ
ッジの装置への着脱時の操作性が挙げられる。この点に
ポイントをおいた従来技術としては、例えば特公平7−
7554号公報が挙げられる。
【0006】以下、同公報に記載された発明について説
明する。まず、同公報に記載された発明は、ディスクカ
ートリッジがある程度挿入されると、そののちには自動
的に所定位置までディスクカートリッジを引き込むこと
により、オートローディングを可能にすることを目的と
するものであり、以下に図面を用いて説明する。
【0007】同公報第14図は、当該発明に係る装置に
使用するディスクカートリッジ3を示す平面図であり、
図示の通り、開口部35が形成されており、この開口部
35を介して光学ピックアップ装置や磁気ヘッド装置が
ディスク30に対して臨むことが可能となり、情報信号
の書き込み及び読み出しが可能となっている。同公報第
1図はディスクカートリッジ3を挿入するディスク駆動
装置の概略の外観を示す斜視図であり、ディスクカート
リッジ3を装置前面のディスクカートリッジ挿入口46
へ挿入すると、ドア47を押し開けてディスクカートリ
ッジ3がホルダ4内に進み、ある程度挿入された時点
で、ディスクカートリッジ3はホルダ4と一体的に駆動
され、枠体1に形成された案内溝19,20に沿って、
水平方向、垂直方向に平行移動される。
【0008】しかし、上記従来のディスクカートリッジ
駆動機構においては、以下の課題があった。まず、ホル
ダの移動軌跡が水平移動のみならず垂直移動をも含むこ
とから装置全体の高さ寸法が大きくなり、しかも、係る
経路を平行に引っかかることなく移動させる必要が有る
ため、必然的に機構が複雑となり、部品点数が多くな
る。
【0009】カートリッジを装置に挿入する時にはカー
トリッジの外側面と装置側部材との摺動が発生するた
め、カートリッジ外側面にバリ等の突起物があれば、た
とえその突起物が小さいものであっても、挿入時に引っ
かかりが発生する可能性がある。そこで、本願発明は上
記従来の課題を解決しようとするものであり、簡単な構
成によって信頼性の高いカートリッジ装填動作が実現出
来、装填時の引っかかりが発生せず、しかも誤操作に対
しても部品の破損等が発生せず確実に動作するディスク
装填機構を有する小型のディスク装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ディスク状記録媒体を収納し、シャッタ
部材により開閉される開口部を有するカートリッジを装
着するディスク装置であって、カートリッジを取り出し
位置から演奏位置まで搬送するカートリッジ搬送部材
と、ピックアップを搭載したトラバースユニットを待機
位置から演奏位置まで搬送するトラバース搬送部材とを
有し、カートリッジ搬送部材及びトラバース搬送部材は
ローディングシャーシ上に一方向に摺動可能なように積
層配置されかつ同一の駆動手段を有し、駆動手段がカー
トリッジ搬送部材のみの駆動を開始した後に、カートリ
ッジ搬送部材によってトラバース搬送部材が駆動され、
カートリッジが演奏位置に到達した後は、トラバース搬
送部材のみを駆動することを特徴とするディスク装置、
としたものであり、かかる構成としたことにより、簡単
な構成によって信頼性の高いカートリッジ装填動作が実
現出来、確実に動作するディスク装填機構を有する小型
のディスク装置を実現出来る。
【0011】また、本発明は、カートリッジ装填時にお
いて、カートリッジを装置の一方向から付勢するととも
に、反対側にはその付勢力を受けるべく、装填時ガイド
手段としてのローラ部材を設けた構成としたものであ
り、かかる構成により、カートリッジ装填時の引っかか
りが発生せず、しかも誤操作に対しても部品の破損等が
発生せず確実に動作するディスク装填機構を有するディ
スク装置を実現出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ディスク状記録媒体を収納し、シャッタ部材により
開閉される開口部を有するカートリッジを装着するディ
スク装置であって、前記カートリッジを取り出し位置か
ら演奏位置まで搬送するカートリッジ搬送部材と、前記
ディスク状記録媒体に信号の記録または再生を行うピッ
クアップを搭載したトラバースユニットと、前記トラバ
ースユニットを待機位置から演奏位置まで搬送するトラ
バース搬送部材とを有し、前記カートリッジ搬送部材及
び前記トラバース搬送部材はローディングシャーシ上に
一方向に摺動可能なように積層配置され、同一の駆動手
段を有し、前記駆動手段が前記カートリッジ搬送部材の
みの駆動を開始した後に、前記カートリッジ搬送部材に
よって前記トラバース搬送部材が駆動され、前記カート
リッジが演奏位置に到達した後は、前記駆動手段は前記
トラバース搬送部材のみを駆動することを特徴とするデ
ィスク装置、としたものであり、かかる構成とすること
により、簡単な構成によって信頼性の高いカートリッジ
装填動作が実現出来、確実に動作するディスク装填機構
を有する小型のディスク装置を実現出来る。
【0013】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
カートリッジの搬送動作の間、前記カートリッジが付勢
される方向の前記カートリッジ外周面に接する位置に、
ガイド手段として回転自在な複数のローラ部材を有する
ことを特徴とする請求項3記載のディスク装置、とした
ものであり、かかる構成により、カートリッジ装填時の
引っかかりが発生せず、しかも誤操作に対しても部品の
破損等が発生せず確実に動作するディスク装填機構を有
するディスク装置を実現出来る。
【0014】以下、図面を用いて本願発明の実施の形態
について説明する。図1は本願発明のディスク装置に装
着されるディスクカートリッジの斜視図であり、図1に
示すように、ディスク媒体を、カートリッジ105に回
転可能に収納して構成されたものである。ここでカート
リッジ105は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせ結
合されることにより、一辺の長さがディスク媒体の直径
に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構
成されている。このカートリッジ105は、図1に示す
ように、上面側の主面部に、ディスク媒体の信号記録面
の一部を外方に臨ませるための磁気ヘッド用開口部12
3を有している。この磁気ヘッド用開口部123は、上
ハーフの主面部の略々中央部分より、この主面部の一側
縁部近傍に亘って、長方形状に形成されている。また、
このカートリッジ105は、下面側の主面部の上記磁気
ヘッド用開口部123に対向する位置に光学ピックアッ
プ用開口部122を有している。カートリッジ105
は、ディスク装置に対して、図1中矢印Bで示すよう
に、装置の前面から挿入されて装着される。以降、装置
を基準としてカートリッジ105の挿入側を前方、その
反対側を後方と称する。
【0015】また、カートリッジ105において、前記
磁気ヘッド用開口部123及び前記光学ピックアップ用
開口部122は、シャッタ部材106に依って開閉可能
となされている。このシャッタ部材106は、これら開
口部123,122に対応した互いに平行に相対向され
た上側及び下側蓋板部と、これら各蓋板部の一端側同士
間を連結する被支持板部とを有して、薄い金属板材料又
は樹脂材料により、一体的に構成されている。このシャ
ッタ部材106は、上記被支持板部を、カートリッジ1
05の一側部に前後方向に亘って形成されたガイド溝部
107に沿って摺動可能に支持されている。なお、この
ガイド溝部107は、カートリッジ105の挿入方向の
前端面部にまで亘って形成され、この前端面部に対し開
放されている。
【0016】シャッタ部材106には、被支持板部の略
々中央位置に、側方側に向けて、閉蓋操作孔108が開
設されている。この閉蓋操作孔108は、ディスク装置
においてシャッタ部材106を閉蓋操作するためのシャ
ッタ閉蓋爪が嵌入係合するための透孔である。カートリ
ッジ105内には、前方側の一側側部分に位置して、図
2に示すように、ロック部材125が配設されている。
このロック部材125は、支軸部と、この支軸部より突
出形成された支持腕部及びロック腕部とを有して、合成
樹脂材料により、一体的に形成されている。このロック
部材125は、上記支軸部を、カートリッジ105内の
嵌合凹部に嵌合させて配設されている。そして、このロ
ック部材125は、上記支持腕部をカートリッジ105
内に突設された壁部に当接させて上記支軸部回りの回動
を阻止された状態で、上記ロック腕部を上記ガイド溝部
107内に内側側より臨ませている。このロック腕部
は、上記ロック部材125の弾性力により、外方側に弾
性付勢されている。
【0017】前記ロック腕部は、シャッタ部材106が
閉蓋位置にあるときに、このシャッタ部材106に係合
し、シャッタ部材106の移動を阻止する。また、ロッ
ク腕部は、ロック部材125の弾性力に抗して内方側に
変位されると、上記シャッタ部材106への係合を解除
し、シャッタ部材106が後方側へ移動することが可能
となる。また、ロック腕部は、シャッタ部材106が閉
蓋位置に戻ると、付勢力により、シャッタ部材106に
係合する。
【0018】また図2においてカートリッジ105は左
側側面に係止部126を有し、ローディング時に引き込
み部材と係合することによって、装置外部に抜けること
なく挿入されることが可能となっている。また、上記各
カートリッジ105の下側主面部には、対をなす前方側
及び後方側位置決め穴109,110が形成されてい
る。上記前方側位置決め穴109は、上記光学ピックア
ップ用開口部122の前方側の主面部の縁部近傍に位置
しており、長径方向が前後方向となされた長円形に形成
されている。また、上記後方側位置決め穴110は、上
記光学ピックアップ用開口部122の後方側の主面部の
縁部近傍に位置しており、円形に形成されている。
【0019】また、図3は本発明のディスク装置の右側
の主要構成部材を示す斜視図、図4は左側の主要構成部
材を示す斜視図であり、図5はカートリッジ周辺の構成
部材を示す斜視図である。図3において、200はロー
ディングシャーシであり、40はトラバースユニット
で、TRシャーシ回動ばね板60によってローディング
シャーシ200の裏面に揺動可能にその一端を吊着され
ている。
【0020】また図6はトラバースユニット40の構成
を示す斜視図であり、トラバースシャーシ400上には
ピックアップユニット45が装着され、一対のカートリ
ッジ位置決めボス41及び42が配置され、またその側
面には制御ボス43を有する。カートリッジ位置決めボ
ス41及び42はカートリッジ105の位置決め穴10
9及び110に係合することにより演奏時のカートリッ
ジ105の位置決めを行うものであり、制御ボス43は
後述する昇降ラック30上のTR制御カム32に係合す
ることにより、トラバースユニット40のローディング
シャーシ200に対する揺動動作を制御する。
【0021】ピックアップユニット45はその一端をピ
ックアップガイドシャフト47によって図中矢印A方向
に移動可能なように支持され、他端はトラバースシャー
シ400とスライダ押さえ板46で挟持されている。図
3において50は右押圧レバーで、その一端を押圧レバ
ー固定片50aとローディングシャーシ200によって
挟持され、ローディングシャーシ200に対して揺動可
能に装着されている。
【0022】また、52は右押圧レバーばねであり、ト
ラバースユニット40と右押圧レバー50とは、右押圧
レバーばね52で連結されており、相互の距離が中立点
よりも近い時は相互に引き寄せられる方向に、また、相
互の距離が中立点よりも遠い時は相互に離れる方向に付
勢されている。シャッタクローザ1はローディングシャ
ーシ200上に回動自在に設けられ、図7に示すように
クローザ爪11及び回動制御部13が設けられている。
クローザ爪11はその一端を傾斜部12としている。シ
ャッタクローザばね2はシャッタクローザ1の回動中心
となるボスの周りに装着されており、その一端がローデ
ィングシャーシ200上に設けられた係止ボス101に
係止され、他端は折り曲げ部21を経て長孔14に係止
されており、シャッタクローザ1を反時計方向に付勢
し、ローディングシャーシ200上のストッパー102
で止められている。
【0023】さらにシャッタクローザばね2は、シャッ
タクローザ1上の図中破線で示すクローザばね係止部1
7にも係止されているため、折り曲げ部21に矢印D方
向の外力が加わった場合、シャッタクローザばね2から
クローザばね係止部17に時計方向のモーメントが作用
し、シャッタクローザばね2は長孔14におけるシャッ
タクローザ1との係止を解除されることなく、時計方向
に回動する。
【0024】シャッタオープナ3は、シャッタクローザ
1に覆い被さるようにローディングシャーシ上に固定さ
れ、その上には第1受動ローラ5を回転自在に設けてい
る。また、ローディングシャーシ200上にはシャッタ
クローザ1の前方側に第2受動ローラ4が回転自在に設
けられている。ローディングシャーシ200の左側につ
いては、図4に示す。
【0025】図4において、30は昇降ラックであり、
トラバースユニット40の制御ボス43に係合すること
によってトラバースユニット40の動きを制御するTR
制御カム32を有し、その反対側側面にはギアを有し、
更にその中央部には係止カム34を有している。6は引
き込みアーム、7は引き込みラックであり、引き込みア
ーム6はアーム戻しばね8によって引き込みラック7上
に装着され、引き込みラック7はローディングシャーシ
上で前後方向に摺動可能に設けられている。この詳細斜
視図を図8に、さらに裏側からみた斜視図を図9に示
す。図8及び8において、引き込みアーム6は裏面にU
字溝65を有し、引き込みラック7上の引き込みボス7
3を中心にアーム戻しばね8で、装置上方からみた時の
反時計方向に付勢される。
【0026】引き込みラック7には、その裏面にガイド
溝74が形成してあり、ローディングシャーシ200上
のボス200a、200b,200cに係合することに
より装置前後方向に摺動可能に装着される。また、引き
込みラック7のギア部にはラック移送ギア85が噛合
し、装置前後方向に駆動される。また、引き込みアーム
6はその上に引き込み爪61、カートリッジ押さえ部6
2、ボス63及びカートリッジ押し出し部64を有し、
引き込み爪61は前記したカートリッジ105の係止部
126に装填時に係合してカートリッジ105の装填中
の抜けを防止する。
【0027】カートリッジ押さえ部62は、カートリッ
ジ105を装填中に、アーム戻しばね8の力によってカ
ートリッジ105を装置右側に付勢させ、信頼性の高い
装填動作を実現する。ボス63は、ローディングシャー
シ200に固着される左カートリッジガイド9の裏面に
形成されたアーム制御カム91に係合し、カートリッジ
105装填時における引き込みアーム6の動きを制御す
る。
【0028】カートリッジ押し出し部64はカートリッ
ジ105の排出動作終了時にさらにカートリッジ105
を装置前方に押し出すことにより、カートリッジ105
を装置から取り出しやすくするものである。ここで、引
き込みアーム6と引き込みラック7をU字溝65で係合
させているのは、外力として図9中矢印M方向の衝撃力
が加わった場合、引き込みアーム6のみがM方向に逃げ
るようにするためであり、係る場合の引き込みラック7
のギア部等の破損を防止することが出来る。
【0029】図4における15はスイッチロッドであ
り、ローディングシャーシ200上の溝部の側面に設け
られたボス215a及び215bに装着されており、そ
の構成を図10及び10に、またその斜視図を図11に
示す。図10に示すように、引き込みアーム6はその裏
面にロッド駆動部66を有し、引き込みアーム6が装置
後方に移動すれば、図10から図11の状態へと変化
し、スイッチロッド15はそのカム部とボス215a及
び215bとの係合に従い、所定の位置まで装置後方に
移動し挿入検出SW151をONにした後に、下側に沈
み込んでカム部が引き込みアーム6の軌道から離脱する
構成となっている。
【0030】図4における16は係止アームであり、そ
の中央に設けられた孔がローディングシャーシ200の
裏面に設けられたボスに回動可能に装着され、その一端
に裏側に凸の方向で設けられたボスが、前記昇降ラック
30上の係止カム34に係合することによりその動きを
制御され、また他端には引き込みカム16bを有し、引
き込みラック7の動きを制御する。係止アーム16周辺
の詳細図を図14乃至14に示す。
【0031】以上の構成要素がローディングシャーシ2
00を中心に、昇降ラック30がその上の昇降ラックボ
ス30a、30bをローディングシャーシ200の裏面
に構成された溝にはまりこむことにより装置前後方向に
摺動可能に装着され、同様に引き込みラック7はガイド
溝74がローディングシャーシ200上のボス200
a、200b,200cに係合することにより装置前後
方向に摺動可能に装着される。
【0032】また、85はラック移送ギアであり、昇降
ラック30及び引き込みラック7のギア部と噛合するこ
とによってこれらラックを装置前後方向に摺動させる。
また、150は検出SWユニットであり、その上には挿
入検出SW151及び装着完了検出SW152を有し、
前者については、スイッチロッド15の先端が押圧する
ことによりON状態となり、後者については昇降ラック
30のSW押圧部35が押圧することによりON状態と
なる。
【0033】次に、以上のように構成されたディスク装
置について、その動作について説明する。まず、図17
のカートリッジ105の排出位置において、引き込みア
ーム6はカム溝91の制御によりアーム戻しばね8の付
勢力に抗して時計方向に回転した状態、つまり、図中破
線で示す引き込み爪61がカートリッジ105の左外側
に待避した状態となっており、装置中央部に張り出した
腕はスイッチロッド15の溝部に配置されている。(図
11参照)また、シャッタクローザ1は反時計方向に付
勢されており、クローザ爪11がカートリッジ105の
右外側に待避した状態となっている。
【0034】ここで、カートリッジ105が挿入される
と、図17においてカートリッジ105の進行方向前方
の外側面に押圧されて引き込みアーム6がアーム戻しば
ね8を引き伸ばしながらアーム制御カム91の制御によ
り反時計方向に回動し、引き込み爪61とカートリッジ
105の係止部126が係合する。この係合により、以
降の動作におけるカートリッジ105の装置前方への抜
けは防止される。この時点では引き込みラック7は排出
位置に留まったままである。
【0035】この時、引き込みアーム6の装置中央部に
張り出した腕によってスイッチロッド15がその溝部を
介して装置後方に押され、図10及び10に示すように
そのカム形状により軌跡を制御されながら装置後方に沈
み込むように移動し、挿入検出SW151をONにす
る。図11は挿入検出SW151がONの状態を示す
が、このときスイッチロッド15は挿入検出SW151
全体を覆っており、挿入検出SW151が矢印E方向に
復帰しようとする力は略直交方向の壁面に当接されたス
イッチロッド15により阻止されON状態を維持され
る。
【0036】また、この動作以降は、スイッチロッド1
5が引き込みアーム6よりも下方に存在するため、引き
込みアーム6はスイッチロッド15に引っかかることな
く装置後方に進入を続ける。スイッチロッド15は下方
に沈み込んだ位置で移動を終え、引き込みアーム6から
も離脱されているため矢印E方向の位置規制がなくなる
が、前述した挿入検出SW151の復帰しようとする力
は矢印E方向と略直交方向に作用するため、スイッチロ
ッド15の矢印F方向の分力はほとんど発生せず、その
復帰力によりスイッチロッド15自身を摩擦力で仮保持
する役割を果たしている。
【0037】挿入検出SW151がONされた時点で図
示しない駆動モータが動作を開始し、この後はモータに
よりラック移送ギア85が駆動され、移送ギア85と噛
合状態にあった引き込みラック7のギア部から引き込み
アーム6を介してカートリッジ105の装着動作が進行
する。この時点では昇降ラック30のギア部はラック移
送ギア85から離合した位置にあり、昇降ラック30は
係止アーム16上のボスから係止カム34により仮保持
されている(図13)。
【0038】またこの時、引き込みアーム6はボス63
を介して左カートリッジガイド9上のアーム制御カム9
1により制御されるが、ここでのアーム制御カム91は
幅を広く設定してあり、ボス63はアーム制御カム91
のどちらの壁面にも当接していない状態となっている
為、アーム戻しばね8による図17における反時計方向
の付勢力により、カートリッジ105はカートリッジ押
さえ部62によって装置右方向に付勢される。
【0039】この時、カートリッジ105の右側面は第
2受動ローラ4と当接しており、第2受動ローラ4はカ
ートリッジ105の動きと連動して回転し、カートリッ
ジ105はスムーズに装置後方へ移送される。またこの
時、シャッタオープナ3はカートリッジ105右側面の
ガイド溝部107の内部に入り込んだ状態となってい
る。
【0040】カートリッジ105がさらに装置後方へ移
送されると、シャッタオープナ3がガイド溝部107内
に内側より臨ませて構成されるロック部材125のロッ
ク腕部に当接し、その付勢力に抗してロック腕部はカー
トリッジ105内側に向けて弾性変形し、シャッタ部材
106のロックが解除される。次にシャッタオープナ3
はシャッタ部材106の被支持板部に当接し、カートリ
ッジ105がさらに装置後方へ移送されてもシャッタ部
材106は移動を阻止されるため、開口部122,12
3が開放される。
【0041】さらにカートリッジ105が装置後方に移
送されると、カートリッジ105の進行方向先端右側と
シャッタクローザばね2の折り曲げ部21とが当接を開
始し、シャッタクローザ1はシャッタクローザばね2の
付勢力に抗して時計方向に回動を開始し、シャッタクロ
ーザ1のクローザ爪11がシャッタ部材106上の閉蓋
操作孔108に嵌入を開始する。
【0042】その後、カートリッジ105はさらに装置
後方へ移送され、その側面が回動制御部13に当接する
ことにより、クローザ爪11が確実に閉蓋操作孔108
へ嵌入した状態を確保しつつ、カートリッジ105の左
側からのカートリッジ押さえ部62の付勢力に対して、
右側の第1受動ローラ5及び第2受動ローラ4によりガ
イドされることによりローラ外周面を基準とした軌跡に
沿って、過大な負荷なくスムーズに進入を続け、開口部
122,123は徐徐に開口部を大きくしていく。この
とき、図19に示すように、カートリッジ105の右側
外周は第1受動ローラ5及び第2受動ローラ4の外周面
にのみ接しながら装置へ進入する。つまり、第1受動ロ
ーラ5及び第2受動ローラ4の外周面よりもカートリッ
ジ105の装填軌跡に対して内側に進入する部材はない
構成としている。図19では、第1受動ローラ5及び第
2受動ローラ4の外周面でガイドされるカートリッジ1
05の装填軌跡から右カートリッジガイド10は寸法e
だけ離れている構成となっている。かかる構成により、
カートリッジ105のシャッタ部材106の外周面にば
り等が有った場合でも、当該ばり部分と当接する装置側
部材は第1受動ローラ5及び第2受動ローラ4のみとな
り、引っかかりなく装填動作が進行することとなる。カ
ートリッジ105が演奏位置に達した時は図18のよう
に開口部122,123が完全に開放された状態とな
る。
【0043】さらに引き込みラック7が装置後方に移送
されると、図14に示すごとく、引き込みラック7上の
ラックロード爪71が昇降ラック30上のラック駆動ボ
ス33に装置前方から当接し、昇降ラック30を装置後
方に移送することとなる。昇降ラック30と係合されて
いる係止アーム16は時計方向に強制的に回動し樹脂弾
性による仮保持が解除さる。この時、引き込みラック7
及び昇降ラック30のギア部は同位相となっており、今
まで離合状態にあった昇降ラック30のギア部も噛合開
始され、この時以降は同一のラック移送ギア85にて移
送されることとなる。
【0044】さらに引き込みラック7及び昇降ラック3
0が装置後方に移送され、カートリッジ105が演奏位
置に到達した時点で引き込みラック7とラック移送ギア
85との噛合がはずれ、以降は昇降ラック30のみがラ
ック移送ギア85によりさらに装置後方に移送され続
け、図15の状態に至ることとなる。また、この時点に
おいて、引き込みアーム6のボス63は図15に示す制
御カム91の装置後端部、即ち、溝幅が狭くなっている
部分に係合しており、今まで制御カム91の規制を受け
ずにアーム戻しばね8の力に従いカートリッジ押さえ部
62を介してカートリッジ105を右側に付勢していた
力が発生しなくなること、即ち、右側のローラ外周面を
基準に装着軌跡を移送されてきたカートリッジ105に
対する付勢力がなくなり、左右にがたつきを持った状態
となっていることを示す。
【0045】さらに昇降ラック30が装置後方に移送さ
れると、昇降ラック30上の係止カム34と係止アーム
16との係合状態が図15から図16のように変化し、
係止アーム16が反時計方向に回動し、引き込みカム1
6bが引き込みラック7のラックロード爪71に引っか
かった状態となるため、装置に衝撃等の外力が加わって
も引き込みラック7は装置前方への移動を阻止されるこ
ととなる。
【0046】さらに昇降ラック30が装置後方に移送さ
れると今度はトラバースユニット40の制御ボス43が
昇降ラック30上のTR制御カム32に制御されて、装
置上方に移動を開始する。この時、TRシャーシ回動ば
ね板60によってローディングシャーシ200に揺動可
能となされたトラバースユニット40は右押圧レバーば
ね52によって右押圧レバー50と連結され、最初はロ
ーディングシャーシ200下方に付勢されているが、中
立点を過ぎると右押圧レバーばね52によってローディ
ングシャーシ200上方に付勢されることとなる。
【0047】この中立点に到達するタイミングは、トラ
バースユニット40が装置に対して上昇し、カートリッ
ジ位置決めボス41及び42がカートリッジ105の前
後の位置決め穴109,110にはまりこむタイミング
にあわせるのが望ましく、そうすることによって、カー
トリッジ105が位置決めされた後に右押圧レバー50
に装置下方への付勢力が加わり、カートリッジ105が
ローディングシャーシ200に押しつけられることとな
る。
【0048】さらに昇降ラック30が装置後方に移送さ
れるとトラバースユニット40は右押圧レバーばね52
の付勢力及びTR制御カム32による制御に従い上方に
移動し、カートリッジ105は演奏位置でローディング
シャーシ200と右押圧レバー50により挟持される。
さらに昇降ラック30が装置後方に移送されると、図1
6に示すごとく、昇降ラック30のばね押さえ部36が
左押圧レバーばね53の一端を装置後方に押さえること
により左押圧レバー51が装置後方に移動し、さらに昇
降ラック30が装置後方に移動することにより、左押圧
レバーばね53に付勢力がチャージされる。この動作と
同時に昇降ラック30の装置後方側にあるラックSW押
圧部35が装着完了検出SW152を図15から図16
へと移行する際にONすることにより演奏可能状態とな
る。
【0049】また、ここで、左押圧レバー51は図20
に示すようにその軌跡をローディングシャーシ200上
に設けられた一対の左押圧レバーカム201a、201
bによって制御されており、図示のように装置前端側の
状態を同図(c)及び(d)に示すが、この時は装置上
方に配置され、カートリッジ105と装置の間には隙間
がある状態であり、これに対し、装置後端側の状態を同
図(a)及び(b)に示すが、この時は装置下方に配置
され、カートリッジ105を装置に対して押さえつける
ようになっているため、上記動作において左押圧レバー
51は左押圧レバーばね53により装置下方に付勢され
た状態となっており、カートリッジ105をローディン
グシャーシ200に押しつけることとなる。
【0050】さらにこの時、図16のように昇降ラック
30の長孔37の内側面がスイッチロッド15の装置前
方側端面近傍に位置しており、外的衝撃等によってもス
イッチロッド15が装置前方に移動することがなく、不
用意に挿入検出SW151がOFFになることがない。
このような一対の左押圧レバーカム201a、201b
に対し左押圧レバー51の制御を行うことで、くさびに
食い込ませるような効果が得られ、カートリッジ105
が上方に浮き上がろうとしてもカム面との摩擦力が作用
し、少ないばね荷重で確実な押圧を行うことができる。
【0051】次に、カートリッジ105取り出し時の動
作について説明する。まず、取り出しボタンが押される
ことにより、ラック移送ギア85が装填時とは反対方向
に回転し、昇降ラック30が装置前方に移送を開始され
る。するとまず、左押圧レバーばね53にチャージされ
た付勢力が解除され、昇降ラック30のSW押圧部35
が装置前方に移動し、装着完了検出SW152がOFF
状態となる。
【0052】さらに昇降ラック30が装置前方に移送さ
れるとTR制御カム32に従って、制御ボス43が装置
下方に移動する。そして、トラバースユニット40上の
カートリッジ位置決めボス41及び42がカートリッジ
105との係合を解除するのに相前後して右押圧レバー
ばね52の中立点に達し、右押圧レバー50は今度は装
置上方向に付勢され、カートリッジ105に対する下方
向の付勢力は解除される。
【0053】この時、昇降ラック30の係止カム34と
係止アーム16上の係止アームボス16aの係合状態は
図16から図15に示す状態へと移行し、これによって
引き込みラック7上のラックロード爪71と引き込みカ
ム16bの係合が図示したように解除され、引き込みラ
ック7は装置前方に移動可能な状態となる。次に昇降ラ
ック30が装置前方に移送されると昇降ラック30上の
ラック駆動ボス33がラックロード爪71に当接し、引
き込みラック7を装置前方へ移送を開始する。この時点
での昇降ラック30及び引き込みラック7のギア部の位
相は同一であり、この動作以降は昇降ラック30及び引
き込みラック7はラック移送ギア85によりともに装置
前方に移送されることとなる。ここで、引き込みラック
7から引き込みアーム6を介してカートリッジ105は
演奏位置から装置前方に向けて移送されるのであるが、
この時、クローザ爪11は閉蓋操作孔108に嵌入した
状態であり、カートリッジ105は移送されてもシャッ
タ部材106は移送を阻止される。つまり、開口部12
3、122の閉蓋動作が開始される。
【0054】昇降ラック30がさらに装置前方に移送さ
れると昇降ラック30のばね押さえ部38が左押圧レバ
ーばね53の一端を装置前面に押し出し、これにより左
押圧レバー51が装置前面に移動する。この時点で昇降
ラック30と駆動ギアの噛合がはずれ、この動作以降
は、引き込みラック7のみが、ラック移送ギア85によ
り装置前面に向けて移送される。
【0055】この時係止アーム16は一端に形成された
樹脂ばね部の反力によって反時計方向に回動付勢されて
いるが、他端に設けられた係合ピン部が昇降ラック30
のカム溝部の傾斜との係合関係から、昇降ラックを噛み
あい離脱位置に仮保持すべく位置付勢を行っている、引
き込みラック7から引き込みアーム6を介してカートリ
ッジ105が装置前方に移送されると、シャッタクロー
ザ1上の回動制御部13とカートリッジ105の当接が
解除される。この時、シャッタクローザばね2の折り曲
げ部21とカートリッジ105とはまだ当接しているた
め、クローザ爪11は閉蓋操作孔108に嵌入した状態
のままである。
【0056】さらに引き込みラック7が装置前方に移送
されると、カートリッジ105の開口部123,122
が完全に閉じた状態になるのと相前後して、シャッタオ
ープナ3とロック部材125の当接は解除され、ロック
腕部は自身の弾性力により元の位置に戻り、シャッタ部
材106は再びロックされる。次に、シャッタクローザ
ばね2の折り曲げ部21とカートリッジ105との当接
は解除され、シャッタクローザ1は付勢力に従い、反時
計方向に回動し、クローザ爪11はカートリッジ105
の側面外側まで待避する。
【0057】尚、ここで、折り曲げ部21とカートリッ
ジ105との当接の解除については、折り曲げ部21の
傾斜部とカートリッジ105の円形状角部の当接状態
が、カートリッジ105の移動に伴い連続的に変化する
ものであり、カートリッジ105の装置前方への移送に
伴い、シャッタクローザ1は徐徐に反時計方向への回動
を行い、クローザ爪11は閉蓋操作孔108への嵌入位
置からカートリッジ105外側の待避位置まで移動す
る。
【0058】従って、開口部123,122が完全に閉
じた時点で、クローザ爪11の閉蓋操作孔108への嵌
入度合いは、各部材の寸法ばらつきやカートリッジ10
5角部の形状の差違により異なる。この嵌入度合いが小
さい場合、カートリッジ105はスムーズに装置前方へ
移送され、また嵌入度合いが大きい場合でも、クローザ
爪11には傾斜部12が設けてあるため、カートリッジ
105が装置前方へ移送されるのに伴い、シャッタクロ
ーザばね2をたわませながらシャッタクローザ1は反時
計方向に回動し、クローザ爪11は閉蓋操作孔108か
ら待避する。
【0059】その後、さらに引き込みラック7が装置前
方に移送されると、カートリッジ105は引き込みアー
ム6によってさらに装置前方へ移送され、排出位置近傍
まで移送された時点で引き込みアーム6がカム溝91に
よってボス63を介し、時計方向に回動制御される。こ
のとき、ローディングシャーシ200の長孔内に沈み込
んでいるスイッチロッド15に対して、引き込みアーム
6は装置前面に移送されながら図11に示すスイッチロ
ッド15の溝端面15aに当接することにより、スイッ
チロッド15は装置前方に浮上し、検出SW151は矢
印E方向に復帰し、OFF状態となる。
【0060】また、このように引き込みアーム6が装置
前面に移送されながら時計方向に回動することによりカ
ートリッジ押し出し部64の排出ストロークを拡大しな
がら、図17に示すごとく、引き込み爪61とカートリ
ッジ105左側面の係止部126との係合が解除され、
カートリッジ105はカートリッジ押し出し部64によ
りさらに装置全面に押し出され、装置外部に取り出し可
能となる。
【0061】また引き込みラック7が排出位置に移送完
了すると、図13に示すように引き込みラック7上のラ
ック戻り規制爪72が昇降ラック30のボス33を規制
することで、駆動途中は係止アーム16による仮保持状
態であった昇降ラック30の規制を更に強固なものとし
て、輸送中や待機状態に加わる衝撃や振動により噛みあ
い位置にずれ込むことを防止している。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明のディスク装置に
よれば、ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構に関
して、簡単な構成で安価に実現出来、信頼性が高く、し
かも誤操作に対しても確実に動作するシャッタ開閉機構
を備えたディスク装置を提供することが出来るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジ斜視図
【図2】カートリッジ平面図
【図3】本願発明の主要構成部材を示す斜視図
【図4】本願発明の主要構成部材を示す斜視図
【図5】カートリッジ周辺における本願発明の主要構成
部材を示す斜視図
【図6】本願発明のディスク装置におけるトラバースユ
ニット構成を示す斜視図
【図7】本願発明のディスク装置におけるシャッタクロ
ーザの構成を示す図
【図8】本願発明のディスク装置における引き込みアー
ム周辺の構成を示す斜視図
【図9】図8の構成を裏側から見た斜視図
【図10】本願発明のディスク装置におけるスイッチロ
ッド周辺の構成を示す図
【図11】本願発明のディスク装置におけるスイッチロ
ッド周辺の構成を示す図
【図12】本願発明のディスク装置におけるスイッチロ
ッド周辺の構成を示す斜視図
【図13】本願発明のディスク装置における昇降ラック
周辺部材の構成を示す斜視図
【図14】本願発明のディスク装置における昇降ラック
周辺部材の動きを示す平面図
【図15】本願発明のディスク装置における昇降ラック
周辺部材の動きを示す平面図
【図16】本願発明のディスク装置における昇降ラック
周辺部材の動きを示す平面図
【図17】本願発明のディスク装置におけるカートリッ
ジ排出位置の状態を示す平面図
【図18】本願発明のディスク装置におけるシャッタ開
放状態を示す平面図
【図19】本願発明のディスク装置におけるシャッタ部
材近傍拡大図
【図20】本願発明のディスク装置における左押圧レバ
ーの動きの詳細を示す図
【符号の説明】
1 シャッタクローザ 2 シャッタクローザばね 3 シャッタオープナ 4 第2受動ローラ 5 第1受動ローラ 6 引き込みアーム 7 引き込みラック 8 アーム戻しばね 11 クローザ爪 12 傾斜部 13 回動制御部 15 スイッチロッド 16 係止アーム 21 折り曲げ部 30 昇降ラック 32 TR制御カム 40 トラバースユニット 41、42 カートリッジ位置決めボス 43 制御ボス 45 ピックアップユニット 46 スライダ押さえ板 50 右押圧レバー 52 右押圧レバーばね 61 引き込み爪 62 カートリッジ押さえ部 63 ボス 64 カートリッジ押し出し部 85 ラック移送ギア 91 アーム制御カム 105 カートリッジ 106 シャッタ部材 107 ガイド溝部 108 閉蓋操作孔 109,110 位置決め穴 125 ロック部材 126 係止部 200 ローディングシャーシ 400 トラバースシャーシ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体を収納し、シャッタ部
    材により開閉される開口部を有するカートリッジを装着
    するディスク装置であって、 前記カートリッジを取り出し位置から演奏位置まで搬送
    するカートリッジ搬送部材と、 前記ディスク状記録媒体に信号の記録または再生を行う
    ピックアップを搭載したトラバースユニットと、 前記トラバースユニットを待機位置から演奏位置まで搬
    送するトラバース搬送部材とを有し、 前記カートリッジ搬送部材及び前記トラバース搬送部材
    はローディングシャーシ上に一方向に摺動可能なように
    積層配置され、同一の駆動手段を有し、 前記カートリッジの装填動作において、 前記駆動手段が前記カートリッジ搬送部材のみの駆動を
    開始した後に、前記カートリッジ搬送部材によって前記
    トラバース搬送部材が駆動され、前記カートリッジが演
    奏位置に到達した後は、前記駆動手段は前記トラバース
    搬送部材のみを駆動することを特徴とするディスク装
    置。
  2. 【請求項2】カートリッジ搬送部材上には第1のラック
    ギア部が、トラバース搬送部材には第2のラックギア部
    が形成されており、駆動手段としての駆動ギアが前記第
    1及び第2のラックギア部に噛合されることによりカー
    トリッジ及びトラバースユニットを搬送するディスク装
    置であって、前記駆動ギアが前記カートリッジ及び前記
    トラバースユニットを同時に駆動する際には前記第1の
    ラックギア及び前記第2のラックギア部は同位相をなし
    て前記駆動ギアに噛合することを特徴とする請求項1記
    載のディスク装置。
  3. 【請求項3】カートリッジ搬送部材及びトラバース搬送
    部材は相互の係止部を有し、 カートリッジの装填動作において、駆動手段が前記カー
    トリッジ搬送部材のみの駆動を開始した後、前記カート
    リッジ搬送部材は前記係止部によって前記トラバース搬
    送部材を駆動し、 前記カートリッジの排出動作において、前記駆動手段が
    前記トラバース搬送部材のみの駆動を開始した後、前記
    トラバース搬送部は前記係止部によって前記カートリッ
    ジ搬送部材を駆動することを特徴とする請求項1又は2
    記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】カートリッジの装填/排出動作に際し、カ
    ートリッジ搬送部材及びトラバース搬送部材のうち一方
    のみが駆動手段にて駆動されているときは、他方の動き
    を規制する係止部材を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至3記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】カートリッジ搬送部材は駆動手段によりカ
    ートリッジと共に搬送され、カートリッジの搬送動作の
    間、前記カートリッジを搬送方向と略直角方向に付勢す
    る付勢手段を有することを特徴とする請求項1乃至4記
    載のディスク装置。
  6. 【請求項6】付勢手段は弾性体によってカートリッジ搬
    送部材と連結されており、略L字状の部材で構成され、
    その一端にカートリッジとの係止爪部を、他端には前記
    カートリッジを押し出す押し出し部を有し、さらにはボ
    ス部を有し、ローディングシャーシ側に前記ボス部と係
    合するカム溝を有し、カートリッジの搬送動作の間、前
    記付勢手段は前記カム溝によりその動作を制御され、 前記係止爪部は前記カートリッジ側面の孔部に係合する
    ことによりその装填動作の間、前記カートリッジが装置
    から抜け出すのを阻止し、 前記押し出し部は前記カートリッジの排出動作終了時に
    前記付勢手段が前記カム溝によりその動作を制御される
    ことによって前記カートリッジに対し、装置の外方向に
    付勢力を与えることを特徴とする請求項5記載のディス
    ク装置。
  7. 【請求項7】付勢手段はその上にU字状の溝部を有し、
    前記溝部がカートリッジ搬送部材上に設けられたボス部
    と係合する構成で、前記カートリッジ搬送部材を基準に
    装置前面側に付勢力が与えられるように前記カートリッ
    ジ搬送部材と弾性部材で連結されていることを特徴とす
    る請求項5又は6記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】カートリッジの搬送動作の間、前記カート
    リッジ上のシャッタ部材の外側面の軌跡上に前記カート
    リッジ外周面に接する位置に、ガイド手段として回転自
    在な複数のローラ部材を有することを特徴とする請求項
    1乃至7記載のディスク装置。
  9. 【請求項9】ディスク状記録媒体を収納し、シャッタ部
    材により開閉される開口部を有するカートリッジを装着
    するディスク装置であって、 前記カートリッジを取り出し位置から演奏位置まで搬送
    するカートリッジ搬送部材と、 前記ディスク状記録媒体に信号の記録または再生を行う
    ピックアップを搭載したトラバースユニットと、 前記トラバースユニットを待機位置から演奏位置まで搬
    送するトラバース搬送部材とを有し、 前記カートリッジ搬送部材及び前記トラバース搬送部材
    はローディングシャーシ上に一方向に摺動可能なように
    積層配置され、同一の駆動手段を有し、 前記カートリッジ搬送部材の動きに連動して前記駆動手
    段の検出SWの切換えを行うスイッチロッドを前記ロー
    ディングシャーシ上に摺動可能に有し、前記スイッチロ
    ッドは溝部を有し、 前記カートリッジの装填時には、前記カートリッジ搬送
    部材の一部が前記溝部に係合することにより、前記スイ
    ッチロッドを装填方向に摺動させた後、前記スイッチロ
    ッドの端部が前記検出SWをONにした後は、前記カー
    トリッジ搬送部材が前記スイッチロッドを乗り越えさら
    に装填方向に移動を続け、 前記カートリッジの排出時には、前記カートリッジ搬送
    部材が排出方向に移動し、前記溝部に再係合することに
    よって前記スイッチロッドを排出方向に移動させて前記
    検出SWをOFFにするものであって、 前記検出SWがONの時は、前記検出SWから前記スイ
    ッチロッドに装填方向あるいは排出方向の反力が加わら
    ないことを特徴とするディスク装置。
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