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JP2000018974A - 補助用計器の駆動装置 - Google Patents

補助用計器の駆動装置

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JP2000018974A
JP2000018974A JP10183523A JP18352398A JP2000018974A JP 2000018974 A JP2000018974 A JP 2000018974A JP 10183523 A JP10183523 A JP 10183523A JP 18352398 A JP18352398 A JP 18352398A JP 2000018974 A JP2000018974 A JP 2000018974A
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Mitsuru Kiyozuka
満 清塚
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助用計器の駆動装置を複数備える場合であ
っても、取付作業を簡素化し、取付後も美観に優れる補
助用計器の駆動装置を提供する。 【解決手段】 A/D変換部(入力ポート)171は複数
の被測定対象から車両状態に応じた複数の状態信号を入
力する。第1の制御手段17は、A/D変換部171を介
し入力される複数の状態信号を所定の周期によりサンプ
リング処理して各計測データを求め、前記各計測データ
を各シリアルデータに変換するとともに、前記各シリア
ルデータを所定周期により送信する送信部(送信手段)
18を備える。第2の制御手段13,14は、送信部1
8から送信される前記各シリアルデータを受信する受信
部(受信手段)11,12を備え、受信した前記各シリ
アルデータに応じて各表示部(状態表示部)7,8を動
作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のコンビネ
ーションメータとは別に設けられる回転計や吸気圧計,
排気温度計等の補助用計器に関し、特に補助用計器の駆
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の補助用計器として、速度計や回転
計(TAメータ),温度計,燃料計がケース体に収納さ
れたコンビネーションメータとは別に、例えば、1つの
アナログ式計器(計器本体)をケース内に収納し、車両
の1つの車両状態(走行状態)を監視するワンパッケー
ジ型の補助用計器がある。このようなワンパッケージ型
の補助用計器は、サーキットレース場等を走行する競技
車両等や、スーパーチャージャあるいはターボ付き車両
等に搭載されることが多く、このような補助用計器に
は、エンジンの回転数を監視する回転計やエンジンの過
給圧を監視する吸気圧計(ブースト計)、排気ガスの排
気温度を監視する排気温度計等がある。
【0003】前記補助用計器は、既存の車両用計器(コ
ンビネーションメータ)とは別に、ダッシュボードやイ
ンストルメントパネル(インパネ)等に取り付けられる
ものである。このような補助用計器の駆動装置として
は、車両状態を検出するセンサと、前記センサからの検
出信号を所定周期によりサンプリングし、このサンプリ
ングデータを演算処理することによって計測データを求
める制御部を備えたコントロールボックスと、前記コン
トロールボックスから出力される前記計測データに応じ
た駆動信号によって動作する計器本体(補助用計器)と
から構成されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】競技車両やスーパーチ
ャージャあるいはターボ付き車両等では、前記補助用計
器を複数取り付けることがことが多く、この場合、取り
付ける補助用計器分だけ前記各コントロールボックスを
必要とし、前記補助用計器と前記コントロールボックス
との間の配線及び、各コントロールボックスへの電源ラ
インの引き回し等が必要となり、取付作業が非常に煩雑
になってしまうといった問題点を有している。また、配
線を行う電気コードの本数も増えるため、ダッシュボー
ドやインパネ回りにおける美観を損なうといった問題点
も有している。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に着目し、補
助用計器を複数配設する場合であっても、取付作業を簡
素化し、取付後も美観に優れる補助用計器の駆動装置を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、車両のエンジン回転数や過給圧,排気温度
等の車両状態を検出し、前記車両状態を状態表示部によ
って表示する補助用計器の駆動装置であって、被測定対
象から前記車両状態に応じた状態信号を入力し計測デー
タを求める第1の制御手段と、前記第1の制御手段によ
って求められた前記計測データに基づき前記状態表示部
を動作させる第2の制御手段とを備え、前記第1の制御
手段と前記第の制御手段との間をシリアルデータを介し
通信してなるものである。
【0007】また、車両のエンジン回転数や過給圧,排
気温度等の車両状態を検出し、前記車両状態を状態表示
部によって表示する補助用計器の駆動装置であって、被
測定対象から前記車両状態に応じた状態信号を入力し計
測データを求め、前記計測データをシリアルデータに変
換するとともに、前記シリアルデータを所定周期により
送信する第1の制御手段と、前記シリアルデータを受信
するとともに、前記シリアルデータに応じて前記状態表
示部を動作させる第2の制御手段と、を備えてなるもの
である。
【0008】また、車両のエンジン回転数や過給圧,排
気温度等の車両状態を検出し、前記車両状態を状態表示
部によって表示する補助用計器の駆動装置であって、複
数の被測定対象から前記車両状態に応じた複数の状態信
号を入力可能とする入力ポートを備え、前記入力ポート
を介し入力される前記状態信号から計測データを求め、
前記計測データをシリアルデータに変換するとともに、
前記シリアルデータを所定周期により送信する第1の制
御手段と、前記シリアルデータを受信するとともに、前
記シリアルデータに応じて前記状態表示部を動作させる
第2の制御手段と、を備えてなるものである。
【0009】また、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段の少なくとも一方側に、前記状態表示部に
おける警告表示をなすワーニング機能もしくは、前記第
1の制御手段に備えられる記憶部に記憶される前記計測
データのピーク値を表示するピーク表示機能の少なくと
も1つの機能を備え、前記ワーニング機能や前記ピーク
表示機能であることを知らせるモード信号を前記シリア
ルデータに付加し、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段のどちらか一方に送信してなるものであ
る。
【0010】また、前記第1の制御手段は、前記被測定
対象との電気的接続における異常を検出する入力段検出
機能を備えるとともに、第2の制御手段に異常であるこ
とを知らせる異常信号を前記シリアルデータに付加し送
信してなるものである。
【0011】また、前記第2の制御手段に、前記異常信
号を受けて動作する報知手段を備えてなるものである。
【0012】また、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段の少なくとも一方側に、前記シリアルデー
タの受信の有無の確認を行う通信確認機能を備えてなる
ものである。
【0013】また、前記第2の制御手段は、他の補助用
計器に前記シリアルデータを伝達する伝達部材を備えて
なるものである。
【0014】また、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段のどちらか一方側に、前記ワーニング機能
におけるワーニング設定もしくは前記ピーク表示機能に
おけるピーク値表示設定の少なくともどちらか一方の設
定を行う外部設定手段を備えてなるものである。
【0015】また、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段の少なくとも一方側に、前記外部設定入力
手段によるワーニング機能の設定データを不揮発的に記
憶する第2の記憶部を備えてなるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、車両のエンジン回転数
や過給圧,排気温度等の車両状態を検出し、1つの車両
状態を例えば、交差コイル式計器からなる表示部(状態
表示部)によって表示するワンパッケージ型の補助用計
器の駆動装置に関するものである。本発明の補助用計器
の駆動装置は、複数の被測定対象、例えば、過給圧と排
気温度とから前記車両状態を検出する圧力センサ6a及
び温度センサ6bと、各センサ6a,6bからの各状態
信号を入力するA/D変換部(入力ポート)171と、A
/D変換部171を介し入力される各状態信号を所定の周
期によりサンプリング処理して前記車両状態に応じた各
計測データを求め、各計測データをシリアルデータに変
換するとともに、前記シリアルデータを所定周期により
送信する送信部(送信手段)18を備えた第1の制御手
段17から構成されるコントロールボックス3と、送信
部18から送信される前記シリアルデータを受信する受
信部11,12を備え、受信した前記シリアルデータに
応じて表示部7,8を動作させる第2の制御手段13,
14を備えた第1,第2の計器本体(補助用計器)1,
2と、各表示部7,8における警告表示をなすワーニン
グ機能及び前記各計測データの最大値を表示させるピー
ク表示機能設定するための設定スイッチ4とから構成さ
れる。
【0017】従って、第1の制御手段17によって複数
の車両状態を検出するとともに、この各車両状態をシリ
アル通信によって補助用計器となる各計器本体1,2に
送信するように構成することで、従来のような複数の計
器本体と前記計器本体に対応するコントロールボックス
との間の配線や各コントロールボックスへの電源ライン
の引き回し等を不要とすることができ、取付作業の簡素
化が図れるとともに、前記複数の計器本体をダッシュボ
ードやインパネに配設する場合であっても美観を損ねる
ことがない補助用計器の駆動装置を提供することができ
る。
【0018】また、各計器本体1,2の第2の制御手段
13,14には、各第2の制御手段13,14に電気的
に接続される第1,第2のコネクタC1,C2,C
1’,C2’を備え、各計器本体1,2の各第2の制御
手段13,14間を各コネクタC1,C2,C1’,C
2’及び配線部材5によって通信接続できるため、各計
器本体1,2の各第2の制御手段13,14は、送信部
を備えなくとも受信部11,12のみを備える構成で良
く、コネクタC1,C2,C1’,C2’という安価な
電子部品を使ってコントロールボックス3及び第1,第
2の計器本体1,2のシリアル通信ができるため、安価
な補助用計器の駆動装置を得ることができる。
【0019】また、コントロールボックス3の第1の制
御手段17に、計器本体1,2におけるワーニング機能
及びピーク表示機能を備えることで、車両の走行状態に
おける警告表示及び最大値表示を行うことができるた
め、車両における過剰な運転操作を防止できるととも
に、車両運転者の使用目的の自由度を拡大することがで
きる。
【0020】また、第1の制御手段17に、入力段検出
機能を備え、また第2の制御手段13,14に通信確認
機能を備えるようにすることで、センサ群6とA/D変
換部171との間の接続及び配線部材5と受信部11,1
2との間の接続において、短絡や断線を検出することが
可能となり、メンテナンス性を向上させることができ
る。
【0021】また、設定スイッチ4を備えることで、複
数の計器装置を備える場合であっても、前記ワーニング
機能及び前記ピーク表示機能の設定を行うことができる
ようになる。
【0022】また、第1の制御手段17にワーニング機
能における警告値(設定データ)を不揮発的に記憶する
バックアップRAM176を備えることで、イグニッショ
ンスイッチをオフしても、前記警告値を記憶することが
できるため、前記警告値の再設定の手間を省くことがで
きる。
【0023】
【実施例】以下、本実施例を添付図面に記載した実施例
に基づき説明する。図1は、補助用計器の駆動装置の構
成を示す全体構成図、図2は、前記駆動装置の回路構成
を示すブロック図、図3は設定スイッチを示す平面図、
図4は、第1の制御手段の処理動作を示す流れ図、図5
はシリアルデータを示す図、図6は、第2の制御手段の
処理動作を示す流れ図である。
【0024】図1において、本実施例における補助用計
器の駆動装置は、1つの車両状態を1つのアナログ式計
器によって計測するワンパッケージ型の第1,第2の計
器本体(補助用計器)1,2と、後述する第1の制御手
段を収納し、各計器本体1,2を制御するコントロール
ボックス3と、各計器本体1,2の後述する機能をコン
トロールボックス3を介し設定する設定スイッチ(外部
設定手段)4と、コントロールボックス3及び各計器本
体1,2を電気的接続し、またシリアル通信を行うため
の配線部材5と、過給圧や排気温度等の前記車両状態を
検出するセンサ6群から構成されている。尚、本実施例
において第1の計器本体1を吸気圧計とし、また第2の
計器本体2を排気温度計として説明する。
【0025】次に、図2を用いて、前述した各部を詳細
に説明する。
【0026】第1,第2の計器本体1,2は、例えば、
交差コイル式計器等からなる表示部(状態表示部)7,
8と、表示部7,8を駆動させるための駆動処理部9,
10と、後述する第1の制御手段によって送信される送
信データを受信する受信部(受信手段)11,12を備
えた第2の制御手段13,14と、後で詳述するワーニ
ング機能やピーク表示機能、異常表示機能等であること
を報知する報知手段15,16とから構成され、以上の
各部は各計器本体1,2の1つのケース体内に全て収納
されている(ワンパッケージ型の補助用計器)。
【0027】以下、第1,第2の計器本体1,2の各部
について説明するが、各計器本体1,2は同等な構成で
あるため、第1の計器本体1を説明し、第2の計器本体
2の説明は省略する。
【0028】表示部7は、交差コイルx,yへの駆動電
圧により発生する磁界の変化に追従する可動部として回
転磁石71が内装され、この回動磁石71から立設する回転
軸(図示しない)の先端に指針72が固着されてなるもの
であり、指針72と文字板73に形成される表示指標(図示
しない)との対比判読で計測量の変化を知ることができ
る周知のアナログ式の表示部である。
【0029】駆動処理部9は、シリアル・パラレル変換
部(S/P変換部)91と、SIN電圧とCOS電圧との
駆動電圧を出力するためのROM部92,93及びD/A変
換部94,95、駆動出力部96,97から構成される。
【0030】S/P変換部91は、後で詳述する第2の制
御手段13からのシリアルデータである指示角度データ
をSINデータ、COSデータのパラレルデータに変換
する。各ROM92,93は、S/P変換部91によって得ら
れSINデータ、COSデータに応じて交差コイルx
(SIN側),y(COS側)の通電量を指示するデー
タを記憶したものである。D/A変換部94,95は、各R
OM部92,93の出力数値をアナログ量に変換するもので
ある。各駆動出力部96,97は、前記アナログ量に対応し
た駆動電圧を増幅器等を介して交差コイルx、yに通電
するものである。
【0031】第2の制御手段は13は、所謂マイコンか
らなり、後で詳述する第1の制御手段から送信される
「機種」,「モード」,「指示角度」で構成されるシリ
アルデータを受信する受信部(受信手段)11を備え、
自局(第2の制御手段13)で必要とする前記シリアル
データを識別するとともに、後述する処理を行う演算処
理部(CPU)131と、CPU131の処理プログラムや報
知手段15の表示プログラム等が記憶されたROM132
と、受信したデータやCPU131により処理されたデー
タ等を一時的に記憶するRAM133とから構成され、C
PU131とROM132とRAM133はバス134によって接続
されている。
【0032】第2の制御手段13は、CPU131によっ
て、所定の周期(例えば、20ms)によって入力され
る指示角度データを基に、表示部7を動作させるための
データを演算するものであるが、例えば、前回受信した
指示角度データ(前回値)と今回受信した指示角度デー
タ(今回値)とを比較し(前回値はRAM133に一時的
に記憶)、前回値と今回値とで変化が生じている場合
は、次の指示角度データ(次回値)が入力されるまでの
間において前記変化分を所定の分解能によって分解した
指示角度データに基づき表示部7を動作させる円滑駆動
処理が実行される。
【0033】また、第2の制御手段13には、前記第1
の制御手段によって送信される「機種」,「モード」,
「指示角度」で構成されるシリアルデータが所定時間内
に受信されない場合に通信異常と判断する通信確認機能
を備えている。この通信確認機能の動作については後で
説明する。
【0034】報知手段15は、第2の制御手段13のC
PU131の指示に従って動作するものであり、例えば、
表示部7の文字板73に設けられ、赤色発光をなすLED
からなる第1の表示手段151と、緑色発光をなすLED
からなる第2の表示手段152とから構成される。第1の
表示手段151は、後述するピーク表示機能や入力段検出
機能、前記通信確認機能等の処理動作の際に点灯もしく
は点滅し、第2の表示手段152は、後述するワーニング
機能の後述する処理動作の際に点灯もしくは点滅する。
【0035】かかる各部によって第1の計器本体1が構
成されるものであるが、第1の計器本体1に備えられる
第2の制御手段13には、第2の計器本体2の第2の制
御手段14にコントロールボックス(第1の制御手段)
3から送信される前記シリアルデータを伝達するため、
第1,第2のコネクタ(伝達部材)C1,C2を備えて
いる。即ち、コントロールボックス3の前記シリアルデ
ータを転送する多重伝送通信線の含む配線部材5は、コ
ントロールボックス3から第1の計器本体1の第2の制
御手段13に電気的に接続される第1のコネクタC1に
接続されるとともに、第1の計器本体1の第2の制御手
段13に電気的に接続される第2のコネクタC2から配
線部材5を介し第2の計器本体2の第2の制御手段14
に電気的に接続される第1のコネクタC1’に接続され
ることになる。従って、前記シリアルデータは、前記第
1の制御手段から各第2の制御手段13,14に伝達さ
れることになる。
【0036】次に、コントロールボックス3の構成につ
いて説明する。コントロールボックス3は、第1の制御
手段17を備えている。第1の制御手段17は、所謂マ
イコンからなり、車両の吸気圧及び排気温度を検出する
圧力センサ6a及び温度センサ6bからの車両の各状態
信号を入力するA/D変換部(入力ポート)171と、前
記各状態信号を所定の周期によりサンプリングし、吸気
圧データ(計測データ)及び温度データ(計測データ)
を求める演算処理部(CPU)172と、CPU172の処理
プログラム等が記憶されたROM173と、CPU172によ
り処理されたデータ等を一時的に記憶するRAM174
と、各計器本体1,2の何れかであるかを識別するため
の機種コード「機種(4bit)」及び、後で詳述する設
定スイッチ4により設定されるモード指令や異常モード
「ピーク表示モード,ワーニングモード,異常モード
(8bit)」、CPU172で求めた指示角度データ「指示
角度(24bit)」を、前述した「機種」,「モー
ド」,「指示角度」で構成されるシリアルデータに変換
するパラレル・シリアル変換部(P/S変換部)175
と、設定スイッチ4の操作によって後で詳述するワーニ
ング機能の設定値を不揮発的に記憶するバックアップR
AM176と、前記シリアルデータを所定の周期により送
信する送信部18とから構成されており、CPU172、
ROM173、RAM174、バックアップRAM176、はバ
ス177により接続されている。
【0037】また、第1の制御手段17は、設定スイッ
チ4の設定によって各計器本体1,2における警告表示
をなすワーニング機能、及び前記各計測データのピーク
値を表示するピーク表示機能と、各センサ6a,6bと
A/D変換部171との間の配線の確認を行う入力段検出
機能とを備えている。
【0038】前記ワーニング機能は、車両状態の警告表
示を行うための機能であって、設定スイッチ4を用いて
任意に設定される警告値に対し、第1の制御手段17に
よって求められる計測データが前記警告値を上回る場合
に、各計器本体1,2の表示部に備えられる第2の表示
手段152によって、車両運転者に警告表示をなすもので
ある。従って、前記ワーニング機能の場合の第1の制御
手段17では、前記シリアルデータの内の「モード」を
「ワーニングモード」として第2の制御手段13,14
に送信する。
【0039】前記ピーク表示機能は、車両のイグニッシ
ョンスイッチのオンからオフまでの間において、走行状
態における前記計測データの最大値を各計器本体1,2
の各表示部7,8の指示角度表示並びに第1の表示手段
151の点灯もしくは点滅によって車両運転者に報知する
ものである。前記ピーク表示機能の場合の第1の制御手
段17では、前記シリアルデータの内の「モード」を
「ピーク表示モード」として第2の制御手段13,14
に送信する。
【0040】前記入力段検出機能は、A/D変換部171
において、各センサ6a,6bの入力電圧の電圧レベル
によって検出するもので、例えば、CPU172による検
出レベルが、0V以上0.5V未満の場合はグランドシ
ョート(短絡)、0.5V以上4.5V未満の場合は正
常、4.5V以上5V未満の場合はオープン(断線)と
し、前記ショート及び前記オープンの場合において、第
1の表示手段151の点灯もしくは点滅によって各センサ
6a,6bの入力異常を車両運転者に報知する。従っ
て、第1の制御手段17は、前記シリアルデータの内の
「モード」を「異常モード」として第2の制御手段1
3,14に送信する。
【0041】次に、図3を用いて、設定スイッチ4の構
成について説明する。設定スイッチ4は、第1の制御手
段17を前記ワーニング機能とするための押しボタンス
イッチ等からなるセレクトスイッチ41と、第1の制御手
段17を前記ピーク表示機能とするための押しボタンス
イッチ等からなるメモリスイッチ42と、前記ワーニング
機能の際に、任意の警告値を設定するための押しボタン
スイッチ等からなるアップ/ダウンスイッチ43,44から
構成されている。
【0042】尚、第1の制御手段17は、前述した設定
スイッチ4のセレクトスイッチ41が選択されることによ
って、前記シリアルデータの内の「モード」を「ワーニ
ングモード(ワーニング機能)」とし、第2の制御手段
13,14に送信すことで、例えば、各計器本体1,2
が一斉にワーニングモードになるよう制御し、その後、
セレクトスイッチ41が押される毎に、第1の計器本体1
から第2の計器本体、第2の計器本体2から第1の計器
本体1へと、ワーニング設定可能な計器本体を選択でき
るように制御するものである。
【0043】また、第1の制御手段17は、メモリスイ
ッチ42が選択されることによって、前記シリアルデータ
の内の「モード」を「ピーク表示モード(ピーク表示機
能)」とし、第2の制御手段13,14に送信すこと
で、各計器本体1,2が一斉に計測データのピーク表示
を表示するように制御する。
【0044】次に、配線部材5について説明する。配線
部材5は、第1の制御手段17であるコントロールボッ
クス3と各計器本体1,2とを電気的に接続し、かつシ
リアル通信するものであって、第1の制御手段17と各
第2の制御手段13,14との多重伝送通信線、IGN
(正電源)ライン、GND(負電源)ライン、イルミネ
ーションライン(車両のヘッドライトの点灯を知らせる
信号線)等から構成され、各計器本体1,2の各コネク
タC1,C1’,C2,C2’に接続される。
【0045】センサ群6は、本実施例において、車両の
過給圧を半導体式センサ等によって計測する圧力センサ
6aと、車両の排気温度を熱電対やサーミスタ等によっ
て計測する温度センサ6bとからなる。
【0046】次に、図4,図5を用いて、第1の制御手
段17の処理動作について説明する。
【0047】第1の制御手段17は車両のイグニッショ
ンスイッチがオンされると(ステップS1)、圧力セン
サ6aから車両の過給圧(車両状態)及び温度センサ6
bから排気温度に応じた過給圧データ(状態信号)及び
温度データ(状態信号)を入力し、前記各データのサン
プリング処理を開始する(ステップS2)。
【0048】その後、第1の制御手段17は、ステップ
S3,S4,S5において入力段に異常があるか否か
(入力段検出機能)、ワーニングモードであるか否か
(ワーニング機能)、ピーク表示モードであるか否か
(ピーク表示機能)を判定する。第1の制御手段17
は、ステップS3,S4,S5において異常なし、ワー
ニングモード入力無し、ピーク表示入力無しと判断する
と、前記各データの所定数のサンプリングデータから各
平均値データを演算する(ステップS6)。
【0049】次に、第1の制御手段17は、ステップS
6で求めた今回値となる各平均値データと、RAM174
に一時的に記憶される前回値となる各平均値データ(初
期値においては0)とをそれぞれ比較し(ステップS
7)、前回値≧今回値の場合は、RAM174に記憶され
ている各平均値データの更新を行わず(ステップS
8)、ステップS10に進む。また、前回値<今回値の
場合は、RAM174に記憶されている各平均値データの
更新を行い(ステップS9)、ステップS10に進む。
従って、第1の制御手段17は、前述した処理を実行す
ることによって、車両の吸気圧データ及び温度データに
おける各ピーク値をイグニッションスイッチのオンから
オフまでの間において、RAM174に記憶することがで
きる。
【0050】ステップS10において、第1の制御手段
17は、ステップS6で求めた各平均値データに応じた
表示部7,8における各指示角度データをROM173か
ら読み出して、前記各平均値データを指示角度データに
変換する。
【0051】次に、第1の制御手段17は、表示部7,
8における各指示角度データを求めた後、機種、モー
ド、指示角度データの各データ(パラレルデータ)を、
P/S変換部175を介し図5(a)で示すシリアルデー
タ「吸気圧計(機種1)」「通常モード(モード)」
「指示角度」「排気温度(機種2)」「通常モード(モ
ード)」「指示角度」に変換し、前記シリアルデータを
送信部18から第1,第2の計器本体1、2に配線部材
5を介して送信するものである(ステップS11)。通
常モードの場合、第1の制御手段17は、前述した処理
を繰り返し行うものである。
【0052】ステップS3の入力段チェック(入力段検
出機能)おいて、第1の制御手段17は、A/D変換部
171及び圧力センサ6aと、A/D変換部171及び温度セ
ンサ6aとの各間の何れかに短絡あるいは断線が生じた
場合は、例えば圧力センサ6a側に異常が生じた場合、
通常モードのシリアルデータ(図5(a))を「吸気圧
計」「異常モード」「指示角度データ無し」「排気温度
計」「通常モード」「指示角度」のシリアルデータ(図
5(b))に変更し、このシリアルデータを各第2の制
御手段13,14に送信する(ステップS12)。尚、
図5(b)による「異常モード」は、データ構成を例え
ば8bitで構成し、上位4bitによって短絡あるいは断線
を示し、下位4bitによって短絡あるいは断線の発生の
際の報知手段15における表示パターンを示すものとな
る。
【0053】また、ステップS4において、第1の制御
手段17に、ワーニングモード(ワーニング機能)を選
択したとの信号が設定スイッチ(セレクトスイッチ)4
から入力された場合、第1の制御手段17は、通常モー
ドの前記シリアルデータ(図5(a))を「吸気圧計」
「ワーニング表示モード」「ワーニングポイント」「排
気温度」「ワーニング表示モード」「ワーニングポイン
ト」のシリアルデータ(図5(c))に変更し、各第2
の制御手段13,14に送信する(ステップS13)。
尚、ワーニングモードのデータは、前述した異常モード
のデータ構成と同様に、例えば8ビットで構成され、上
位4bitによってワーニング表示モード及びワーニング
設定モードを示し、下位4bitによって報知手段15,
16における表示パターン、例えばワーニング表示モー
ドの場合とワーニング設定モードの場合との表示パター
ンの識別をなすものとなる。また、「ワーニングポイン
ト」のデータは、指示角度データであり、ワーニング表
示モードの際の固定値となる指示角度データであった
り、ワーニング設定モードの際の設定スイッチ4のアッ
プ/ダウンスイッチ43,44による任意に変更される可変
データとなる指示角度データである。
【0054】次に、第1の制御手段17では、設定スイ
ッチ4のセレクトスイッチ41によるワーニング設定モー
ド(機種設定)が選択されているか否か、また設定スイ
ッチ4のアップ/ダウンスイッチ43,44によるワーニン
グポイントの設定がなされるか否かの判定を行い(ステ
ップS14)、ワーニング設定モードの選択及びワーニ
ングポイントの設定がなされている場合は、ステップS
13に戻り、例えば、吸気圧計(第1の計器本体1)に
おいてワーニング設定モードが選択された場合、図5
(c)に示すシリアルデータを、「吸気圧計」「ワーニ
ング設定モード」「ワーニングポイント」「排気温度」
「ワーニング表示モード」「ワーニングポイント」のシ
リアルデータ(図5(d))に変更し、各第2の制御手
段13,14に送信する。尚、吸気圧計におけるワーニ
ングポイントは、設定スイッチ4のアップ/ダウンスイ
ッチ43,44によって変更された警告値となる指示角度デ
ータである。
【0055】尚、ステップS14において、第1の制御
手段17は、ワーニングモードに移行後の設定スイッチ
4のセレクトスイッチ41の再入力を確認し、吸気圧計
(第1の計器本体)1と、排気温度計(第2の計器本体
2)との何れの計器本体がワーニング設定モードに移行
するか否かについて判定する。第1の制御手段17は、
「ワーニング設定モード」の場合のワーニングポイント
となる設定値をバックアップRAM176に不揮発的に記
憶する。
【0056】また、第1の制御手段17は、ステップS
15におけるワーニングモードの解除について、所定時
間内に設定スイッチ4のアップ/ダウンスイッチ43,44
によってワーニングポイントとなる指示角度データの変
更がなされない場合、ワーニングモードを解除するもの
と判断し、ステップS6に進み、前述した通常モードの
処理に移行する。
【0057】次に、ステップS5において、第1の制御
手段17に、ピーク表示モード(ピーク表示機能)を選
択したとの信号が設定スイッチ(メモリスイッチ)4か
ら入力された場合、第1の制御手段17は、RAM174
から各計器本体1,2における各最大値を読み出し(ス
テップS16)、通常モードの前記シリアルデータ(図
5(a))を「吸気圧計」「ピーク表示モード」「最大
値ポイント」「排気温度」「ピーク表示モード」「最大
値ポイント」のシリアルデータに変更し(図5
(e))、各第2の制御手段13,14に送信する(ス
テップS17)。
【0058】尚、ピーク表示モードのデータには、前述
した異常モード及びワーニングモードのデータ構成と同
様に、例えば8ビットで構成され、上位4bitによって
ピーク表示モードを示し、下位4bitによって報知手段
15,16における表示パターンを示すものとなる。ま
た、最大値ポイントのデータは、各センサ6a,6bか
ら出力される各状態信号の最大値となる指示角度データ
である。
【0059】第1の制御手段17は、ステップS17に
おいてピーク表示モードのシリアルデータを送信した
後、ピーク表示モードが解除であるか否か判定し(ステ
ップS18)、解除ではない場合は、ステップS17に
戻り、ピーク表示モードであるとするシリアルデータを
各第2の制御手段13,14に送信し続け、ピーク表示
モードが解除の場合は、ステップS6に進み通常モード
に戻る。
【0060】尚、ステップS18のピーク表示モードの
解除の有無の判定について、第1の制御手段17は、設
定スイッチ4のメモリスイッチ42の入力が再度入力され
るか、あるいはピーク表示モードに移行後、所定時間経
過後に解除する。
【0061】次に、図5,図6を用いて、第1の制御手
段17から送信されるシリアルデータを受信し動作する
各第2の制御手段13,14の説明を行うが、各第2の
制御手段13,14の同等の処理動作であるため、第1
の計器本体1側の第2の制御手段13を例に挙げて説明
することとし、第2の計器本体2側の第2の制御手段1
4の説明については省略する。
【0062】第2の制御手段13は、ステップS20,
S21,S22,S23において、第1の制御手段17
から送信されるシリアルデータが所定の時間内に受信さ
れるか否か(通信確認機能)、また、第1の制御手段1
7からのシリアルデータに「異常モード」、「ワーニン
グモード」、「ピーク表示モード」の何れかがあるか否
かを判定し、何れも検出しない場合は、通常モードとし
ての駆動処理がなされる。
【0063】第2の制御手段13は、第1の制御手段1
7によって送信される通常モードにおけるシリアルデー
タ(図5(a))から、機種コードの「吸気圧計」を識
別する。従って、CPU131は「吸気圧計」「通常モー
ド」「指示角度」のシリアルデータを読み込み(ステッ
プS24)、指示角度データを駆動処理部9によりシリ
アル・パラレル変換及び駆動処理が施され、表示部7を
指示角度データに基づき動作させる(ステップS2
5)。
【0064】第2の制御手段13は、ステップS20の
通信確認において、所定の時間内に受信がなされない場
合、多重伝送通信線の短絡もしくは断線が生じたと判断
し、報知手段15の第1の表示手段151を、例えば所定
の周期により点滅させて前記短絡もしくは前記断線を報
知する(ステップS26)。
【0065】また、第2の制御手段13は、ステップS
21において、第1の制御手段17から送信される吸気
圧計(第1の計器本体1)に関するシリアルデータ(図
5(b))に対し「異常モード」が有ると判断すると、
「異常モード」のデータによって、圧力センサ6aとA
/D変換部171との間の短絡もしくは断線のどちらかで
あるかを判断し、ステップS20における周期とは異な
り、かつ前記短絡と前記断線とでそれぞれ異なる周期に
よって、第1の表示手段151を報知するものである(ス
テップS26)。
【0066】また、第2の制御手段13は、ステップS
22において、第1の制御手段17から送信される吸気
圧計に関するシリアルデータ(図5(c))に対し「ワ
ーニングモード」が有ると判断すると、「ワーニング表
示モード」「ワーニングポイント」のシリアルデータに
応じて、表示部7を固定値である指示角度データに応じ
て動作させる(ステップS27)。
【0067】そして、第2の制御手段13は、第1の制
御手段17から送信されるシリアルデータ(図5
(d))に対し「ワーニング設定モード」「ワーニング
ポイント」であると判断すると(ステップS28)、表
示部7を任意に設定される警告値である指示角度データ
(設定スイッチ4によって変更される指示角度データ)
に応じて動作させるとともに(ステップS27)、RA
M133に前記警告値を記憶させる。そして、第2の制御
手段13は、ワーニングモードを解除するか否かを判定
し(ステップS29)、解除なるシリアルデータ(通常
モードのシリアルデータ)を受信しない場合は、ステッ
プS27に戻り前述した処理を繰り返し行う。また、解
除なるシリアルデータを受信した場合は、ステップS2
4に進む。
【0068】また、第2の制御手段13は、ステップS
23において、第1の制御手段17から送信される第1
の計器本体1に関するシリアルデータに対し「ピーク表
示モード」が有ると判断すると、「ピーク表示モード」
「ワーニングポイント」のシリアルデータに応じて、表
示部7をピーク値である指示角度データ(第1の制御手
段17のRAM174から読み出され、転送されるデー
タ)を表示させる(ステップS30)。そして、第2の
制御手段13は、ピーク表示モードを解除するか否かを
判定し(ステップS31)、解除なるシリアルデータを
受信しない場合は、ステップS30に戻り前述した処理
を繰り返し行う。また、解除なるシリアルデータを受信
した場合は、ステップS24に進む。
【0069】第2の制御手段13はステップS25以降
において、ワーニングモードによって設定され、第2の
制御手段13のRAM133に記憶した警告値と、第1の
制御手段17によって送信される指示角度データとを比
較し、前記指示角度データが前記警告値以上の場合(警
告値≦指示角度データ)は、報知手段15の第2の表示
手段152を、例えば点灯させて報知するものである(ス
テップS33)。
【0070】尚、イグニッションスイッチをオフする
と、第2の制御手段13のRAM133に記憶される前記
警告値は消去されてしますが、イグニッションスイッチ
のオン時(イニシャル時)に第1の制御手段17は、前
記警告値をバックアップRAM176から読み出し、前記
警告値を、例えばシリアルデータの「モード」を「警告
値モード」として送信することで、再び前記警告値がR
AM133に記憶されることになる。
【0071】かかる補助用計器の駆動装置は、競技車両
やスパーチャージャー付き,ターボ付き車両等に本実施
例のような車両状態を検出するワンパッケージ型の補助
用計器となる計器本体を複数配設する場合において、1
つのコントロールボックス3に備えられる第1の制御手
段17によって複数の車両状態を検出するとともに、こ
の各車両状態をシリアル通信によって各計器本体1,2
に伝達するように構成することで、従来のような複数の
計器本体と前記計器本体に対応するコントロールボック
スとの間の配線や各コントロールボックスへの電源ライ
ンの引き回し等を不要とすることができ、取付作業の簡
素化が図れるとともに、前記複数の計器本体をダッシュ
ボードやインパネに配設する場合であっても美観を損ね
ない補助用計器の駆動装置を提供することができるもの
である。
【0072】また、各計器本体1,2の第2の制御手段
13,14には、各第2の制御手段13,14に電気的
に接続される第1,第2のコネクタC1,C2,C
1’,C2’を備え、各計器本体1,2の各第2の制御
手段13,14間を各コネクタC1,C2,C1’,C
2’及び配線部材5によって通信接続できるため、各計
器本体1,2の各第2の制御手段13,14は、送信部
を備えなくとも受信部11,12のみを備える構成で良
く、コネクタC1,C2,C1’,C2’という安価な
電子部品を使ってコントロールボックス3から第1,第
2の計器本体1,2へのシリアル通信ができるため、安
価な補助用計器の駆動装置を得ることができる。
【0073】また、コントロールボックス3の第1の制
御手段17に、計器本体1,2におけるワーニング機能
及びピーク表示機能を備えることで、車両の走行状態に
おける警告表示及び最大値表示を行うことができるた
め、車両における過剰な運転操作を防止できるととも
に、車両運転者の使用目的の自由度を拡大することがで
きる。
【0074】また、第1の制御手段17に、入力段検出
機能を備え、また第2の制御手段13,14に通信確認
機能を備えるようにすることで、センサ群6とA/D変
換部171との間の接続及び配線部材5と受信部11,1
2との間の接続において、短絡や断線を検出することが
可能となり、メンテナンス性を向上させることができ
る。
【0075】また、コントロールボックス3の第1の制
御手段17に設定スイッチ4を接続することで、第1の
制御手段17における前記ワーニング機能及び前記ピー
ク表示機能の設定を行うことができるようになる。ま
た、計器本体を複数備える場合であっても各計器本体に
おける前記各機能設定を設定スイッチ4によって設定可
能とする。
【0076】また、第1の制御手段17にワーニング機
能における警告値を不揮発的に記憶するバックアップR
AM176を備えることで、イグニッションスイッチをオ
フしても、前記警告値を記憶させることができるため、
前記警告値を再設定する必要がない。
【0077】尚、本実施例では、吸気圧計(第1の計器
本体)1と排気温度計(第2の計器本体2)とにシリア
ル通信するものであったが、本発明は、1つの計器本体
とコントロールボックスとの間でシリアル通信するもの
であっても良い。また、本実施例では、車両の補助用計
器として、吸気圧計、排気温度計を例に挙げたが、他の
補助用計器としては、回転計、油圧計、電圧計等があ
る。
【0078】また、本実施例では過給圧と排気温度とを
各センサ6a,6bによって車両状態を検出するように
したが、第1の制御手段17によってエンジン回転数を
検出する場合は、車両のイグニッションコイル(被測定
対象)からのイグニッションパルス(TAパルス)を図
示しないインターフェイス回路(入力ポート)に入力し
て波形整形し、この波形整形した入力信号に基づきエン
ジンの回転数データを算出するものである。
【0079】また、本実施例では、各計器本体1,2間
をコネクタによって両間を電気的に接続するようにした
が、本発明にあっては、第2の制御手段に伝達部材とな
る送信部を備え、前記コントロールボックス3の第1の
制御手段17によって送信されるシリアルデータを前記
送信部によって他の計器本体に送信するようにしても良
い。
【0080】また、本実施例では、第1の制御手段17
からシリアルデータを送信し、各第2の制御手段13,
14を制御するようにしたが、請求項1に記載の本発明
にあっては、第2の制御手段に送信部を設けるととも
に、前述したワーニング機能及びピーク表示機能を設
け、前記第2の制御手段側から前記各機能に変更された
とするシリアルデータを第1の制御手段及び他の補助用
計器の第2の制御手段に送信し、前記第1の制御手段及
び前記他の補助用計器の第2の制御手段と同期を図るよ
うにしても良い。
【0081】また、本実施例では第1,第2の制御手段
17,13,14にそれぞれ一体の送信部18,受信部
11,12を備える構成であるが、本発明における送信
手段及び受信手段は、第1,第2の制御手段17,1
3,14とは別にロジック回路によって送信部及び受信
部を構成するようにしても良い。
【0082】また、第1,第2の制御手段17,13,
14の処理動作は、前述した実施例の処理動作に限定さ
れるものではなく、プログラムによって適宜変更可能で
ある。
【0083】また、本実施例では、第1の制御手段17
のバックアップRAM176にワーニング機能における設
定値を記憶させるようにしたが、第2の制御手段13,
14に第1の制御手段17と同様に不揮発性の記憶部を
備えるようにし、前記設定値を記憶させるようにしても
よい。また、第1の制御手段17バックアップRAM17
6をEEPROM(不揮発性メモリ)から構成するよう
にしても良い。
【0084】また、本実施例では、交差コイル式の表示
部7,8を備えた第1,第2の計器本体1,2を用いて
補助用計器の駆動装置を説明したが、本発明は、例えば
ステッピングモータ式の表示部であったり、またデジタ
ル式の表示部(状態表示部)を備えた計器本体によって
補助用計器を構成するものであっても良い。
【0085】また、本実施例では、入力段検出機能にお
いて、電圧レベルによって、正常、断線、短絡の何れか
を判定するようにしたが、本発明における入力段検出機
能は、例えばセンサからの状態信号が所定時間内に入力
されない場合に、単に異常と判断する機能であっても良
い。また、通信確認機能においても、本実施例のよう
に、単なる所定時間内の送信の有無の確認だけでなく、
電圧レベル(「Hレベル」もしくは「Lレベル」)の判
定によって、短絡や断線を判断するようにしても良い。
【0086】また、本実施例では、計測データの最大値
を第1の制御手段17のRAM174に記憶させ、イグニ
ッションスイッチのオンからオフまでの間において記憶
させるようにしたが、ワーニング機能における設定値と
同様に、前記最大値をバックアップRAM176に記憶さ
せるようにすることで、イグニッションスイッチがオフ
されたとしても過去の車両走行状態における最大値を記
憶させることができるようになる。尚、前記最大値をバ
ックアップRAM176に記憶させるような場合は、設定
スイッチ4の操作によって強制的にバックアップRAM
176中に記憶される前記最大値を消去できる構成にする
ことが望ましい。
【0087】
【発明の効果】本発明は、1つの制御手段によって計測
された複数の車両状態を、複数の補助用計器にシリアル
通信によって送信することで、複数の補助用計器の駆動
装置において、取付作業を軽減させ、また取付におい
て、美観を損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の補助用計器の駆動装置の全体
構成を示す図。
【図2】前記補助用計器の駆動装置の回路構成を示すブ
ロック図。
【図3】同上実施例の外部設定手段を示す図。
【図4】同上実施例の第1の制御手段の処理動作を示す
流れ図。
【図5】同上実施例のシリアルデータを示す図。
【図6】同上実施例の第2の制御手段の処理動作を示す
流れ図。
【符号の説明】
1,2 計器本体(補助用計器) 3 コントロールボックス 4 設定スイッチ(外部設定手段) 5 配線部材 6 センサ群 6a 圧力センサ 6b 温度センサ 7,8 表示部(状態表示部) 9,10 駆動処理部 11,12 受信部 12,13 第2の制御手段 133 RAM(記憶部) 15,16 報知手段 17 第1の制御手段 176 バックアップRAM(第2の記憶部) 18 送信部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月30日(1999.9.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 補助用計器の駆動装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のコンビネ
ーションメータとは別に設けられる回転計や吸気圧計,
排気温度計等の補助用計器に関し、特に補助用計器の駆
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の補助用計器として、速度計や回転
計(TAメータ),温度計,燃料計がケース体に収納さ
れたコンビネーションメータとは別に、例えば、1つの
アナログ式計器(状態表示部)をケース内に収納し、車
両の1つの車両状態(走行状態)を監視するワンパッケ
ージ型の補助用計器がある。このようなワンパッケージ
型の補助用計器は、サーキットレース場等を走行する競
技車両等や、スーパーチャージャあるいはターボ付き車
両等に搭載されることが多く、このような補助用計器に
は、エンジンの回転数を監視する回転計やエンジンの過
給圧を監視する吸気圧計(ブースト計)、排気ガスの排
気温度を監視する排気温度計等がある。
【0003】前記補助用計器は、既存の車両用計器(コ
ンビネーションメータ)とは別に、ダッシュボードやイ
ンストルメントパネル(インパネ)等に取り付けられる
ものである。このような補助用計器の駆動装置として
は、車両状態を検出するセンサと、前記センサからの検
出信号を所定周期によりサンプリングし、このサンプリ
ングデータを演算処理することによって計測データを求
める制御部を備えたコントロールボックスと、前記コン
トロールボックスから出力される前記計測データに応じ
た駆動信号によって動作する計器本体(補助用計器)と
から構成されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】競技車両やスーパーチ
ャージャあるいはターボ付き車両等では、前記補助用計
器を複数取り付けることがことが多く、この場合、取り
付ける補助用計器分だけ前記各コントロールボックスを
必要とし、前記補助用計器と前記コントロールボックス
との間の配線及び、各コントロールボックスへの電源ラ
インの引き回し等が必要となり、取付作業が非常に煩雑
になってしまうといった問題点を有している。また、配
線を行う電気コードの本数も増えるため、ダッシュボー
ドやインパネ回りにおける美観を損なうといった問題点
も有している。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に着目し、補
助用計器を複数配設する場合であっても、取付作業を簡
素化し、取付後も美観に優れる補助用計器の駆動装置を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、複数の被測定対象から車両状態に応じた複
数の状態信号を入力可能とする入力ポートを備え、前記
入力ポートを介し入力される前記状態信号から計測デー
タを求め、前記計測データをシリアルデータに変換する
とともに、前記シリアルデータを所定周期により送信す
る第1の制御手段と、1つの状態表示部にて前記車両状
態を表示するよう前記状態表示部を動作させる第2の制
御手段をケース内に備えたワンパッケージ型の補助用計
器とからなり、前記補助用計器に、他の補助用計器に前
記シリアルデータを伝達するための伝達部材を備えてな
るものである。
【0007】また、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段の少なくとも一方側に、前記状態表示部に
おける警告表示をなすワーニング機能もしくは、前記計
測データのピーク値を表示するピーク表示機能の少なく
とも1つの機能を備え、前記ワーニング機能や前記ピー
ク表示機能であることを知らせるモード信号を前記シリ
アルデータに付加し、前記第1の制御手段と前記第2の
制御手段との間を送信してなるものである。
【0008】また、前記第1の制御手段は、前記被測定
対象との電気的接続における異常を検出する入力段検出
機能を備えるとともに、第2の制御手段に異常であるこ
とを知らせる異常信号を前記シリアルデータに付加し送
信してなるものである。
【0009】また、前記第2の制御手段に、前記異常信
号を受けて動作する報知手段を備えてなるものである。
【0010】また、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段の少なくとも一方側に、前記シリアルデー
タの受信の有無の確認を行う通信確認機能を備えてなる
ものである。
【0011】また、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段のどちらか一方側に、前記ワーニング機能
におけるワーニング設定もしくは前記ピーク表示機能に
おけるピーク値表示設定の少なくともどちらか一方の設
定を行う外部設定手段を備えてなるものである。
【0012】また、前記第1の制御手段もしくは前記第
2の制御手段の少なくとも一方側に、前記外部設定入力
手段によるワーニング機能の設定データを不揮発的に記
憶する記憶部を備えてなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、車両のエンジン回転数
や過給圧,排気温度等の車両状態を検出し、1つの車両
状態を例えば、交差コイル式計器からなる表示部(状態
表示部)によって表示するワンパッケージ型の補助用計
器の駆動装置に関するものである。本発明の補助用計器
の駆動装置は、複数の被測定対象、例えば、過給圧と排
気温度とから前記車両状態を検出する圧力センサ6a及
び温度センサ6bと、各センサ6a,6bからの各状態
信号を入力するA/D変換部(入力ポート)171と、A
/D変換部171を介し入力される各状態信号を所定の周
期によりサンプリング処理して前記車両状態に応じた各
計測データを求め、各計測データをシリアルデータに変
換するとともに、前記シリアルデータを所定周期により
送信する送信部(送信手段)18を備えた第1の制御手
段17から構成されるコントロールボックス3と、送信
部18から送信される前記シリアルデータを受信する受
信部11,12を備え、受信した前記シリアルデータに
応じて表示部7,8を動作させる第2の制御手段13,
14を備えた第1,第2の計器本体(補助用計器)1,
2と、各表示部7,8における警告表示をなすワーニン
グ機能及び前記各計測データの最大値を表示させるピー
ク表示機能設定するための設定スイッチ4とから構成さ
れる。
【0014】従って、第1の制御手段17によって複数
の車両状態を検出するとともに、この各車両状態をシリ
アル通信によって補助用計器となる各計器本体1,2に
送信するように構成することで、従来のような複数の計
器本体と前記計器本体に対応するコントロールボックス
との間の配線や各コントロールボックスへの電源ライン
の引き回し等を不要とすることができ、取付作業の簡素
化が図れるとともに、前記複数の計器本体をダッシュボ
ードやインパネに配設する場合であっても美観を損ねる
ことがない補助用計器の駆動装置を提供することができ
る。
【0015】また、各計器本体1,2の第2の制御手段
13,14には、各第2の制御手段13,14に電気的
に接続される第1,第2のコネクタC1,C2,C
1’,C2’を備え、各計器本体1,2の各第2の制御
手段13,14間を各コネクタC1,C2,C1’,C
2’及び配線部材5によって通信接続できるため、各計
器本体1,2の各第2の制御手段13,14は、送信部
を備えなくとも受信部11,12のみを備える構成で良
く、コネクタC1,C2,C1’,C2’という安価な
電子部品を使ってコントロールボックス3及び第1,第
2の計器本体1,2のシリアル通信ができるため、安価
な補助用計器の駆動装置を得ることができる。
【0016】また、コントロールボックス3の第1の制
御手段17に、計器本体1,2におけるワーニング機能
及びピーク表示機能を備えることで、車両の走行状態に
おける警告表示及び最大値表示を行うことができるた
め、車両における過剰な運転操作を防止できるととも
に、車両運転者の使用目的の自由度を拡大することがで
きる。
【0017】また、第1の制御手段17に、入力段検出
機能を備え、また第2の制御手段13,14に通信確認
機能を備えるようにすることで、センサ群6とA/D変
換部171との間の接続及び配線部材5と受信部11,1
2との間の接続において、短絡や断線を検出することが
可能となり、メンテナンス性を向上させることができ
る。
【0018】また、設定スイッチ4を備えることで、複
数の計器装置を備える場合であっても、前記ワーニング
機能及び前記ピーク表示機能の設定を行うことができる
ようになる。
【0019】また、第1の制御手段17にワーニング機
能における警告値(設定データ)を不揮発的に記憶する
バックアップRAM176を備えることで、イグニッショ
ンスイッチをオフしても、前記警告値を記憶することが
できるため、前記警告値の再設定の手間を省くことがで
きる。
【0020】
【実施例】以下、本実施例を添付図面に記載した実施例
に基づき説明する。図1は、補助用計器の駆動装置の構
成を示す全体構成図、図2は、前記駆動装置の回路構成
を示すブロック図、図3は設定スイッチを示す平面図、
図4は、第1の制御手段の処理動作を示す流れ図、図5
はシリアルデータを示す図、図6は、第2の制御手段の
処理動作を示す流れ図である。
【0021】図1において、本実施例における補助用計
器の駆動装置は、1つの車両状態を1つのアナログ式計
(状態表示部)によって計測するワンパッケージ型の
第1,第2の計器本体(補助用計器)1,2と、後述す
る第1の制御手段を収納し、各計器本体1,2を制御す
るコントロールボックス3と、各計器本体1,2の後述
する機能をコントロールボックス3を介し設定する設定
スイッチ(外部設定手段)4と、コントロールボックス
3及び各計器本体1,2を電気的接続し、またシリアル
通信を行うための配線部材5と、過給圧や排気温度等の
前記車両状態を検出するセンサ6群から構成されてい
る。尚、本実施例において第1の計器本体1を吸気圧計
とし、また第2の計器本体2を排気温度計として説明す
る。
【0022】次に、図2を用いて、前述した各部を詳細
に説明する。
【0023】第1,第2の計器本体1,2は、例えば、
交差コイル式計器等からなる表示部(状態表示部)7,
8と、表示部7,8を駆動させるための駆動処理部9,
10と、後述する第1の制御手段によって送信される送
信データを受信する受信部(受信手段)11,12を備
えた第2の制御手段13,14と、後で詳述するワーニ
ング機能やピーク表示機能、異常表示機能等であること
を報知する報知手段15,16とから構成され、以上の
各部は各計器本体1,2の1つのケース体内に全て収納
されている(ワンパッケージ型の補助用計器)。
【0024】以下、第1,第2の計器本体1,2の各部
について説明するが、各計器本体1,2は同等な構成で
あるため、第1の計器本体1を説明し、第2の計器本体
2の説明は省略する。
【0025】表示部7は、交差コイルx,yへの駆動電
圧により発生する磁界の変化に追従する可動部として回
転磁石71が内装され、この回動磁石71から立設する回転
軸(図示しない)の先端に指針72が固着されてなるもの
であり、指針72と文字板73に形成される表示指標(図示
しない)との対比判読で計測量の変化を知ることができ
る周知のアナログ式の表示部である。
【0026】駆動処理部9は、シリアル・パラレル変換
部(S/P変換部)91と、SIN電圧とCOS電圧との
駆動電圧を出力するためのROM部92,93及びD/A変
換部94,95、駆動出力部96,97から構成される。
【0027】S/P変換部91は、後で詳述する第2の制
御手段13からのシリアルデータである指示角度データ
をSINデータ、COSデータのパラレルデータに変換
する。各ROM92,93は、S/P変換部91によって得ら
れSINデータ、COSデータに応じて交差コイルx
(SIN側),y(COS側)の通電量を指示するデー
タを記憶したものである。D/A変換部94,95は、各R
OM部92,93の出力数値をアナログ量に変換するもので
ある。各駆動出力部96,97は、前記アナログ量に対応し
た駆動電圧を増幅器等を介して交差コイルx、yに通電
するものである。
【0028】第2の制御手段13は、所謂マイコンから
なり、後で詳述する第1の制御手段から送信される「機
種」,「モード」,「指示角度」で構成されるシリアル
データを受信する受信部(受信手段)11を備え、自局
(第2の制御手段13)で必要とする前記シリアルデー
タを識別するとともに、後述する処理を行う演算処理部
(CPU)131と、CPU131の処理プログラムや報知手
段15の表示プログラム等が記憶されたROM132と、
受信したデータやCPU131により処理されたデータ等
を一時的に記憶するRAM133とから構成され、CPU1
31とROM132とRAM133はバス134によって接続され
ている。
【0029】第2の制御手段13は、CPU131によっ
て、所定の周期(例えば、20ms)によって入力され
る指示角度データを基に、表示部7を動作させるための
データを演算するものであるが、例えば、前回受信した
指示角度データ(前回値)と今回受信した指示角度デー
タ(今回値)とを比較し(前回値はRAM133に一時的
に記憶)、前回値と今回値とで変化が生じている場合
は、次の指示角度データ(次回値)が入力されるまでの
間において前記変化分を所定の分解能によって分解した
指示角度データに基づき表示部7を動作させる円滑駆動
処理が実行される。
【0030】また、第2の制御手段13には、前記第1
の制御手段によって送信される「機種」,「モード」,
「指示角度」で構成されるシリアルデータが所定時間内
に受信されない場合に通信異常と判断する通信確認機能
を備えている。この通信確認機能の動作については後で
説明する。
【0031】報知手段15は、第2の制御手段13のC
PU131の指示に従って動作するものであり、例えば、
表示部7の文字板73に設けられ、赤色発光をなすLED
からなる第1の表示手段151と、緑色発光をなすLED
からなる第2の表示手段152とから構成される。第1の
表示手段151は、後述するピーク表示機能や入力段検出
機能、前記通信確認機能等の処理動作の際に点灯もしく
は点滅し、第2の表示手段152は、後述するワーニング
機能の後述する処理動作の際に点灯もしくは点滅する。
【0032】かかる各部によって第1の計器本体1が構
成されるものであるが、第1の計器本体1に備えられる
第2の制御手段13には、第2の計器本体2の第2の制
御手段14にコントロールボックス(第1の制御手段)
3から送信される前記シリアルデータを伝達するため、
第1,第2のコネクタ(伝達部材)C1,C2を備えて
いる。即ち、コントロールボックス3の前記シリアルデ
ータを転送する多重伝送通信線の含む配線部材5は、コ
ントロールボックス3から第1の計器本体1の第2の制
御手段13に電気的に接続される第1のコネクタC1に
接続されるとともに、第1の計器本体1の第2の制御手
段13に電気的に接続される第2のコネクタC2から配
線部材5を介し第2の計器本体2の第2の制御手段14
に電気的に接続される第1のコネクタC1’に接続され
ることになる。従って、前記シリアルデータは、前記第
1の制御手段から各第2の制御手段13,14に伝達さ
れることになる。
【0033】次に、コントロールボックス3の構成につ
いて説明する。コントロールボックス3は、第1の制御
手段17を備えている。第1の制御手段17は、所謂マ
イコンからなり、車両の吸気圧及び排気温度を検出する
圧力センサ6a及び温度センサ6bからの車両の各状態
信号を入力するA/D変換部(入力ポート)171と、前
記各状態信号を所定の周期によりサンプリングし、吸気
圧データ(計測データ)及び温度データ(計測データ)
を求める演算処理部(CPU)172と、CPU172の処理
プログラム等が記憶されたROM173と、CPU172によ
り処理されたデータ等を一時的に記憶するRAM174
と、各計器本体1,2の何れかであるかを識別するため
の機種コード「機種(4bit)」及び、後で詳述する設
定スイッチ4により設定されるモード指令や異常モード
「ピーク表示モード,ワーニングモード,異常モード
(8bit)」、CPU172で求めた指示角度データ「指示
角度(24bit)」を、前述した「機種」,「モー
ド」,「指示角度」で構成されるシリアルデータに変換
するパラレル・シリアル変換部(P/S変換部)175
と、設定スイッチ4の操作によって後で詳述するワーニ
ング機能の設定値を不揮発的に記憶するバックアップR
AM176と、前記シリアルデータを所定の周期により送
信する送信部18とから構成されており、CPU172、
ROM173、RAM174、バックアップRAM176、はバ
ス177により接続されている。
【0034】また、第1の制御手段17は、設定スイッ
チ4の設定によって各計器本体1,2における警告表示
をなすワーニング機能、及び前記各計測データのピーク
値を表示するピーク表示機能と、各センサ6a,6bと
A/D変換部171との間の配線の確認を行う入力段検出
機能とを備えている。
【0035】前記ワーニング機能は、車両状態の警告表
示を行うための機能であって、設定スイッチ4を用いて
任意に設定される警告値に対し、第1の制御手段17に
よって求められる計測データが前記警告値を上回る場合
に、各計器本体1,2の表示部に備えられる第2の表示
手段152によって、車両運転者に警告表示をなすもので
ある。従って、前記ワーニング機能の場合の第1の制御
手段17では、前記シリアルデータの内の「モード」を
「ワーニングモード」として第2の制御手段13,14
に送信する。
【0036】前記ピーク表示機能は、車両のイグニッシ
ョンスイッチのオンからオフまでの間において、走行状
態における前記計測データの最大値を各計器本体1,2
の各表示部7,8の指示角度表示並びに第1の表示手段
151の点灯もしくは点滅によって車両運転者に報知する
ものである。前記ピーク表示機能の場合の第1の制御手
段17では、前記シリアルデータの内の「モード」を
「ピーク表示モード」として第2の制御手段13,14
に送信する。
【0037】前記入力段検出機能は、A/D変換部171
において、各センサ6a,6bの入力電圧の電圧レベル
によって検出するもので、例えば、CPU172による検
出レベルが、0V以上0.5V未満の場合はグランドシ
ョート(短絡)、0.5V以上4.5V未満の場合は正
常、4.5V以上5V未満の場合はオープン(断線)と
し、前記ショート及び前記オープンの場合において、第
1の表示手段151の点灯もしくは点滅によって各センサ
6a,6bの入力異常を車両運転者に報知する。従っ
て、第1の制御手段17は、前記シリアルデータの内の
「モード」を「異常モード」として第2の制御手段1
3,14に送信する。
【0038】次に、図3を用いて、設定スイッチ4の構
成について説明する。設定スイッチ4は、第1の制御手
段17を前記ワーニング機能とするための押しボタンス
イッチ等からなるセレクトスイッチ41と、第1の制御手
段17を前記ピーク表示機能とするための押しボタンス
イッチ等からなるメモリスイッチ42と、前記ワーニング
機能の際に、任意の警告値を設定するための押しボタン
スイッチ等からなるアップ/ダウンスイッチ43,44から
構成されている。
【0039】尚、第1の制御手段17は、前述した設定
スイッチ4のセレクトスイッチ41が選択されることによ
って、前記シリアルデータの内の「モード」を「ワーニ
ングモード(ワーニング機能)」とし、第2の制御手段
13,14に送信すことで、例えば、各計器本体1,2
が一斉にワーニングモードになるよう制御し、その後、
セレクトスイッチ41が押される毎に、第1の計器本体1
から第2の計器本体、第2の計器本体2から第1の計器
本体1へと、ワーニング設定可能な計器本体を選択でき
るように制御するものである。
【0040】また、第1の制御手段17は、メモリスイ
ッチ42が選択されることによって、前記シリアルデータ
の内の「モード」を「ピーク表示モード(ピーク表示機
能)」とし、第2の制御手段13,14に送信すこと
で、各計器本体1,2が一斉に計測データのピーク表示
を表示するように制御する。
【0041】次に、配線部材5について説明する。配線
部材5は、第1の制御手段17であるコントロールボッ
クス3と各計器本体1,2とを電気的に接続し、かつシ
リアル通信するものであって、第1の制御手段17と各
第2の制御手段13,14との多重伝送通信線、IGN
(正電源)ライン、GND(負電源)ライン、イルミネ
ーションライン(車両のヘッドライトの点灯を知らせる
信号線)等から構成され、各計器本体1,2の各コネク
タC1,C1’,C2,C2’に接続される。
【0042】センサ群6は、本実施例において、車両の
過給圧を半導体式センサ等によって計測する圧力センサ
6aと、車両の排気温度を熱電対やサーミスタ等によっ
て計測する温度センサ6bとからなる。
【0043】次に、図4,図5を用いて、第1の制御手
段17の処理動作について説明する。
【0044】第1の制御手段17は車両のイグニッショ
ンスイッチがオンされると(ステップS1)、圧力セン
サ6aから車両の過給圧(車両状態)及び温度センサ6
bから排気温度に応じた過給圧データ(状態信号)及び
温度データ(状態信号)を入力し、前記各データのサン
プリング処理を開始する(ステップS2)。
【0045】その後、第1の制御手段17は、ステップ
S3,S4,S5において入力段に異常があるか否か
(入力段検出機能)、ワーニングモードであるか否か
(ワーニング機能)、ピーク表示モードであるか否か
(ピーク表示機能)を判定する。第1の制御手段17
は、ステップS3,S4,S5において異常なし、ワー
ニングモード入力無し、ピーク表示入力無しと判断する
と、前記各データの所定数のサンプリングデータから各
平均値データを演算する(ステップS6)。
【0046】次に、第1の制御手段17は、ステップS
6で求めた今回値となる各平均値データと、RAM174
に一時的に記憶される前回値となる各平均値データ(初
期値においては0)とをそれぞれ比較し(ステップS
7)、前回値≧今回値の場合は、RAM174に記憶され
ている各平均値データの更新を行わず(ステップS
8)、ステップS10に進む。また、前回値<今回値の
場合は、RAM174に記憶されている各平均値データの
更新を行い(ステップS9)、ステップS10に進む。
従って、第1の制御手段17は、前述した処理を実行す
ることによって、車両の吸気圧データ及び温度データに
おける各ピーク値をイグニッションスイッチのオンから
オフまでの間において、RAM174に記憶することがで
きる。
【0047】ステップS10において、第1の制御手段
17は、ステップS6で求めた各平均値データに応じた
表示部7,8における各指示角度データをROM173か
ら読み出して、前記各平均値データを指示角度データに
変換する。
【0048】次に、第1の制御手段17は、表示部7,
8における各指示角度データを求めた後、機種、モー
ド、指示角度データの各データ(パラレルデータ)を、
P/S変換部175を介し図5(a)で示すシリアルデー
タ「吸気圧計(機種1)」「通常モード(モード)」
「指示角度」「排気温度(機種2)」「通常モード(モ
ード)」「指示角度」に変換し、前記シリアルデータを
送信部18から第1,第2の計器本体1、2に配線部材
5を介して送信するものである(ステップS11)。通
常モードの場合、第1の制御手段17は、前述した処理
を繰り返し行うものである。
【0049】ステップS3の入力段チェック(入力段検
出機能)おいて、第1の制御手段17は、A/D変換部
171及び圧力センサ6aと、A/D変換部171及び温度セ
ンサ6aとの各間の何れかに短絡あるいは断線が生じた
場合は、例えば圧力センサ6a側に異常が生じた場合、
通常モードのシリアルデータ(図5(a))を「吸気圧
計」「異常モード」「指示角度データ無し」「排気温度
計」「通常モード」「指示角度」のシリアルデータ(図
5(b))に変更し、このシリアルデータを各第2の制
御手段13,14に送信する(ステップS12)。尚、
図5(b)による「異常モード」は、データ構成を例え
ば8bitで構成し、上位4bitによって短絡あるいは断線
を示し、下位4bitによって短絡あるいは断線の発生の
際の報知手段15における表示パターンを示すものとな
る。
【0050】また、ステップS4において、第1の制御
手段17に、ワーニングモード(ワーニング機能)を選
択したとの信号が設定スイッチ(セレクトスイッチ)4
から入力された場合、第1の制御手段17は、通常モー
ドの前記シリアルデータ(図5(a))を「吸気圧計」
「ワーニング表示モード」「ワーニングポイント」「排
気温度」「ワーニング表示モード」「ワーニングポイン
ト」のシリアルデータ(図5(c))に変更し、各第2
の制御手段13,14に送信する(ステップS13)。
尚、ワーニングモードのデータは、前述した異常モード
のデータ構成と同様に、例えば8ビットで構成され、上
位4bitによってワーニング表示モード及びワーニング
設定モードを示し、下位4bitによって報知手段15,
16における表示パターン、例えばワーニング表示モー
ドの場合とワーニング設定モードの場合との表示パター
ンの識別をなすものとなる。また、「ワーニングポイン
ト」のデータは、指示角度データであり、ワーニング表
示モードの際の固定値となる指示角度データであった
り、ワーニング設定モードの際の設定スイッチ4のアッ
プ/ダウンスイッチ43,44による任意に変更される可変
データとなる指示角度データである。
【0051】次に、第1の制御手段17では、設定スイ
ッチ4のセレクトスイッチ41によるワーニング設定モー
ド(機種設定)が選択されているか否か、また設定スイ
ッチ4のアップ/ダウンスイッチ43,44によるワーニン
グポイントの設定がなされるか否かの判定を行い(ステ
ップS14)、ワーニング設定モードの選択及びワーニ
ングポイントの設定がなされている場合は、ステップS
13に戻り、例えば、吸気圧計(第1の計器本体1)に
おいてワーニング設定モードが選択された場合、図5
(c)に示すシリアルデータを、「吸気圧計」「ワーニ
ング設定モード」「ワーニングポイント」「排気温度」
「ワーニング表示モード」「ワーニングポイント」のシ
リアルデータ(図5(d))に変更し、各第2の制御手
段13,14に送信する。尚、吸気圧計におけるワーニ
ングポイントは、設定スイッチ4のアップ/ダウンスイ
ッチ43,44によって変更された警告値となる指示角度デ
ータである。
【0052】尚、ステップS14において、第1の制御
手段17は、ワーニングモードに移行後の設定スイッチ
4のセレクトスイッチ41の再入力を確認し、吸気圧計
(第1の計器本体)1と、排気温度計(第2の計器本体
2)との何れの計器本体がワーニング設定モードに移行
するか否かについて判定する。第1の制御手段17は、
「ワーニング設定モード」の場合のワーニングポイント
となる設定値をバックアップRAM176に不揮発的に記
憶する。
【0053】また、第1の制御手段17は、ステップS
15におけるワーニングモードの解除について、所定時
間内に設定スイッチ4のアップ/ダウンスイッチ43,44
によってワーニングポイントとなる指示角度データの変
更がなされない場合、ワーニングモードを解除するもの
と判断し、ステップS6に進み、前述した通常モードの
処理に移行する。
【0054】次に、ステップS5において、第1の制御
手段17に、ピーク表示モード(ピーク表示機能)を選
択したとの信号が設定スイッチ(メモリスイッチ)4か
ら入力された場合、第1の制御手段17は、RAM174
から各計器本体1,2における各最大値を読み出し(ス
テップS16)、通常モードの前記シリアルデータ(図
5(a))を「吸気圧計」「ピーク表示モード」「最大
値ポイント」「排気温度」「ピーク表示モード」「最大
値ポイント」のシリアルデータに変更し(図5
(e))、各第2の制御手段13,14に送信する(ス
テップS17)。
【0055】尚、ピーク表示モードのデータには、前述
した異常モード及びワーニングモードのデータ構成と同
様に、例えば8ビットで構成され、上位4bitによって
ピーク表示モードを示し、下位4bitによって報知手段
15,16における表示パターンを示すものとなる。ま
た、最大値ポイントのデータは、各センサ6a,6bか
ら出力される各状態信号の最大値となる指示角度データ
である。
【0056】第1の制御手段17は、ステップS17に
おいてピーク表示モードのシリアルデータを送信した
後、ピーク表示モードが解除であるか否か判定し(ステ
ップS18)、解除ではない場合は、ステップS17に
戻り、ピーク表示モードであるとするシリアルデータを
各第2の制御手段13,14に送信し続け、ピーク表示
モードが解除の場合は、ステップS6に進み通常モード
に戻る。
【0057】尚、ステップS18のピーク表示モードの
解除の有無の判定について、第1の制御手段17は、設
定スイッチ4のメモリスイッチ42の入力が再度入力され
るか、あるいはピーク表示モードに移行後、所定時間経
過後に解除する。
【0058】次に、図5,図6を用いて、第1の制御手
段17から送信されるシリアルデータを受信し動作する
各第2の制御手段13,14の説明を行うが、各第2の
制御手段13,14の同等の処理動作であるため、第1
の計器本体1側の第2の制御手段13を例に挙げて説明
することとし、第2の計器本体2側の第2の制御手段1
4の説明については省略する。
【0059】第2の制御手段13は、ステップS20,
S21,S22,S23において、第1の制御手段17
から送信されるシリアルデータが所定の時間内に受信さ
れるか否か(通信確認機能)、また、第1の制御手段1
7からのシリアルデータに「異常モード」、「ワーニン
グモード」、「ピーク表示モード」の何れかがあるか否
かを判定し、何れも検出しない場合は、通常モードとし
ての駆動処理がなされる。
【0060】第2の制御手段13は、第1の制御手段1
7によって送信される通常モードにおけるシリアルデー
タ(図5(a))から、機種コードの「吸気圧計」を識
別する。従って、CPU131は「吸気圧計」「通常モー
ド」「指示角度」のシリアルデータを読み込み(ステッ
プS24)、指示角度データを駆動処理部9によりシリ
アル・パラレル変換及び駆動処理が施され、表示部7を
指示角度データに基づき動作させる(ステップS2
5)。
【0061】第2の制御手段13は、ステップS20の
通信確認において、所定の時間内に受信がなされない場
合、多重伝送通信線の短絡もしくは断線が生じたと判断
し、報知手段15の第1の表示手段151を、例えば所定
の周期により点滅させて前記短絡もしくは前記断線を報
知する(ステップS26)。
【0062】また、第2の制御手段13は、ステップS
21において、第1の制御手段17から送信される吸気
圧計(第1の計器本体1)に関するシリアルデータ(図
5(b))に対し「異常モード」が有ると判断すると、
「異常モード」のデータによって、圧力センサ6aとA
/D変換部171との間の短絡もしくは断線のどちらかで
あるかを判断し、ステップS20における周期とは異な
り、かつ前記短絡と前記断線とでそれぞれ異なる周期に
よって、第1の表示手段151を報知するものである(ス
テップS26)。
【0063】また、第2の制御手段13は、ステップS
22において、第1の制御手段17から送信される吸気
圧計に関するシリアルデータ(図5(c))に対し「ワ
ーニングモード」が有ると判断すると、「ワーニング表
示モード」「ワーニングポイント」のシリアルデータに
応じて、表示部7を固定値である指示角度データに応じ
て動作させる(ステップS27)。
【0064】そして、第2の制御手段13は、第1の制
御手段17から送信されるシリアルデータ(図5
(d))に対し「ワーニング設定モード」「ワーニング
ポイント」であると判断すると(ステップS28)、表
示部7を任意に設定される警告値である指示角度データ
(設定スイッチ4によって変更される指示角度データ)
に応じて動作させるとともに(ステップS27)、RA
M133に前記警告値を記憶させる。そして、第2の制御
手段13は、ワーニングモードを解除するか否かを判定
し(ステップS29)、解除なるシリアルデータ(通常
モードのシリアルデータ)を受信しない場合は、ステッ
プS27に戻り前述した処理を繰り返し行う。また、解
除なるシリアルデータを受信した場合は、ステップS2
4に進む。
【0065】また、第2の制御手段13は、ステップS
23において、第1の制御手段17から送信される第1
の計器本体1に関するシリアルデータに対し「ピーク表
示モード」が有ると判断すると、「ピーク表示モード」
「ワーニングポイント」のシリアルデータに応じて、表
示部7をピーク値である指示角度データ(第1の制御手
段17のRAM174から読み出され、転送されるデー
タ)を表示させる(ステップS30)。そして、第2の
制御手段13は、ピーク表示モードを解除するか否かを
判定し(ステップS31)、解除なるシリアルデータを
受信しない場合は、ステップS30に戻り前述した処理
を繰り返し行う。また、解除なるシリアルデータを受信
した場合は、ステップS24に進む。
【0066】第2の制御手段13はステップS25以降
において、ワーニングモードによって設定され、第2の
制御手段13のRAM133に記憶した警告値と、第1の
制御手段17によって送信される指示角度データとを比
較し、前記指示角度データが前記警告値以上の場合(警
告値≦指示角度データ)は、報知手段15の第2の表示
手段152を、例えば点灯させて報知するものである(ス
テップS33)。
【0067】尚、イグニッションスイッチをオフする
と、第2の制御手段13のRAM133に記憶される前記
警告値は消去されてしますが、イグニッションスイッチ
のオン時(イニシャル時)に第1の制御手段17は、前
記警告値をバックアップRAM176から読み出し、前記
警告値を、例えばシリアルデータの「モード」を「警告
値モード」として送信することで、再び前記警告値がR
AM133に記憶されることになる。
【0068】かかる補助用計器の駆動装置は、競技車両
やスパーチャージャー付き,ターボ付き車両等に本実施
例のような車両状態を検出するワンパッケージ型の補助
用計器となる計器本体を複数配設する場合において、1
つのコントロールボックス3に備えられる第1の制御手
段17によって複数の車両状態を検出するとともに、こ
の各車両状態をシリアル通信によって各計器本体1,2
に伝達するように構成することで、従来のような複数の
計器本体と前記計器本体に対応するコントロールボック
スとの間の配線や各コントロールボックスへの電源ライ
ンの引き回し等を不要とすることができ、取付作業の簡
素化が図れるとともに、前記複数の計器本体をダッシュ
ボードやインパネに配設する場合であっても美観を損ね
ない補助用計器の駆動装置を提供することができるもの
である。
【0069】また、各計器本体1,2の第2の制御手段
13,14には、各第2の制御手段13,14に電気的
に接続される第1,第2のコネクタC1,C2,C
1’,C2’を備え、各計器本体1,2の各第2の制御
手段13,14間を各コネクタC1,C2,C1’,C
2’及び配線部材5によって通信接続できるため、各計
器本体1,2の各第2の制御手段13,14は、送信部
を備えなくとも受信部11,12のみを備える構成で良
く、コネクタC1,C2,C1’,C2’という安価な
電子部品を使ってコントロールボックス3から第1,第
2の計器本体1,2へのシリアル通信ができるため、安
価な補助用計器の駆動装置を得ることができる。
【0070】また、コントロールボックス3の第1の制
御手段17に、計器本体1,2におけるワーニング機能
及びピーク表示機能を備えることで、車両の走行状態に
おける警告表示及び最大値表示を行うことができるた
め、車両における過剰な運転操作を防止できるととも
に、車両運転者の使用目的の自由度を拡大することがで
きる。
【0071】また、第1の制御手段17に、入力段検出
機能を備え、また第2の制御手段13,14に通信確認
機能を備えるようにすることで、センサ群6とA/D変
換部171との間の接続及び配線部材5と受信部11,1
2との間の接続において、短絡や断線を検出することが
可能となり、メンテナンス性を向上させることができ
る。
【0072】また、コントロールボックス3の第1の制
御手段17に設定スイッチ4を接続することで、第1の
制御手段17における前記ワーニング機能及び前記ピー
ク表示機能の設定を行うことができるようになる。ま
た、計器本体を複数備える場合であっても各計器本体に
おける前記各機能設定を設定スイッチ4によって設定可
能とする。
【0073】また、第1の制御手段17にワーニング機
能における警告値を不揮発的に記憶するバックアップR
AM176を備えることで、イグニッションスイッチをオ
フしても、前記警告値を記憶させることができるため、
前記警告値を再設定する必要がない。
【0074】尚、本実施例では、吸気圧計(第1の計器
本体)1と排気温度計(第2の計器本体2)とにシリア
ル通信するものであったが、本発明は、1つの計器本体
とコントロールボックスとの間でシリアル通信するもの
であっても良い。また、本実施例では、車両の補助用計
器として、吸気圧計、排気温度計を例に挙げたが、他の
補助用計器としては、回転計、油圧計、電圧計等があ
る。
【0075】また、本実施例では過給圧と排気温度とを
各センサ6a,6bによって車両状態を検出するように
したが、第1の制御手段17によってエンジン回転数を
検出する場合は、車両のイグニッションコイル(被測定
対象)からのイグニッションパルス(TAパルス)を図
示しないインターフェイス回路(入力ポート)に入力し
て波形整形し、この波形整形した入力信号に基づきエン
ジンの回転数データを算出するものである。
【0076】また、本実施例では、各計器本体1,2間
をコネクタによって両間を電気的に接続するようにした
が、本発明にあっては、第2の制御手段に伝達部材とな
る送信部を備え、前記コントロールボックス3の第1の
制御手段17によって送信されるシリアルデータを前記
送信部によって他の計器本体に送信するようにしても良
い。
【0077】また、本実施例では、第1の制御手段17
からシリアルデータを送信し、各第2の制御手段13,
14を制御するようにしたが、請求項1に記載の本発明
にあっては、第2の制御手段に送信部を設けるととも
に、前述したワーニング機能及びピーク表示機能を設
け、前記第2の制御手段側から前記各機能に変更された
とするシリアルデータを第1の制御手段及び他の補助用
計器の第2の制御手段に送信し、前記第1の制御手段及
び前記他の補助用計器の第2の制御手段と同期を図るよ
うにしても良い。
【0078】また、本実施例では第1,第2の制御手段
17,13,14にそれぞれ一体の送信部18,受信部
11,12を備える構成であるが、本発明における送信
手段及び受信手段は、第1,第2の制御手段17,1
3,14とは別にロジック回路によって送信部及び受信
部を構成するようにしても良い。
【0079】また、第1,第2の制御手段17,13,
14の処理動作は、前述した実施例の処理動作に限定さ
れるものではなく、プログラムによって適宜変更可能で
ある。
【0080】また、本実施例では、第1の制御手段17
のバックアップRAM176にワーニング機能における設
定値を記憶させるようにしたが、第2の制御手段13,
14に第1の制御手段17と同様に不揮発性の記憶部を
備えるようにし、前記設定値を記憶させるようにしても
よい。また、第1の制御手段17バックアップRAM17
6をEEPROM(不揮発性メモリ)から構成するよう
にしても良い。
【0081】また、本実施例では、交差コイル式の表示
部7,8を備えた第1,第2の計器本体1,2を用いて
補助用計器の駆動装置を説明したが、本発明は、例えば
ステッピングモータ式の表示部であったり、またデジタ
ル式の表示部(状態表示部)を備えた計器本体によって
補助用計器を構成するものであっても良い。
【0082】また、本実施例では、入力段検出機能にお
いて、電圧レベルによって、正常、断線、短絡の何れか
を判定するようにしたが、本発明における入力段検出機
能は、例えばセンサからの状態信号が所定時間内に入力
されない場合に、単に異常と判断する機能であっても良
い。また、通信確認機能においても、本実施例のよう
に、単なる所定時間内の送信の有無の確認だけでなく、
電圧レベル(「Hレベル」もしくは「Lレベル」)の判
定によって、短絡や断線を判断するようにしても良い。
【0083】また、本実施例では、計測データの最大値
を第1の制御手段17のRAM174に記憶させ、イグニ
ッションスイッチのオンからオフまでの間において記憶
させるようにしたが、ワーニング機能における設定値と
同様に、前記最大値をバックアップRAM176に記憶さ
せるようにすることで、イグニッションスイッチがオフ
されたとしても過去の車両走行状態における最大値を記
憶させることができるようになる。尚、前記最大値をバ
ックアップRAM176に記憶させるような場合は、設定
スイッチ4の操作によって強制的にバックアップRAM
176中に記憶される前記最大値を消去できる構成にする
ことが望ましい。
【0084】
【発明の効果】本発明は、1つの制御手段によって計測
された複数の車両状態を、複数の補助用計器にシリアル
通信によって送信することで、複数の補助用計器の駆動
装置において、取付作業を軽減させ、また取付におい
て、美観を損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の補助用計器の駆動装置の全体
構成を示す図。
【図2】前記補助用計器の駆動装置の回路構成を示すブ
ロック図。
【図3】同上実施例の外部設定手段を示す図。
【図4】同上実施例の第1の制御手段の処理動作を示す
流れ図。
【図5】同上実施例のシリアルデータを示す図。
【図6】同上実施例の第2の制御手段の処理動作を示す
流れ図。
【符号の説明】 1,2 計器本体(補助用計器) 3 コントロールボックス 4 設定スイッチ(外部設定手段) 5 配線部材 6 センサ群 6a 圧力センサ 6b 温度センサ 7,8 表示部(状態表示部) 9,10 駆動処理部 11,12 受信部 12,13 第2の制御手段 133 RAM(記憶部) 15,16 報知手段 17 第1の制御手段 176 バックアップRAM(第2の記憶部) 18 送信部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジン回転数や過給圧,排気温
    度等の車両状態を検出し、前記車両状態を状態表示部に
    よって表示する補助用計器の駆動装置であって、 被測定対象から前記車両状態に応じた状態信号を入力し
    計測データを求める第1の制御手段と、前記第1の制御
    手段によって求められた前記計測データに基づき前記状
    態表示部を動作させる第2の制御手段とを備え、前記第
    1の制御手段と前記第2の制御手段との間をシリアルデ
    ータを介し通信してなることを特徴とする補助用計器の
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 車両のエンジン回転数や過給圧,排気温
    度等の車両状態を検出し、前記車両状態を状態表示部に
    よって表示する補助用計器の駆動装置であって、 被測定対象から前記車両状態に応じた状態信号を入力し
    計測データを求め、前記計測データをシリアルデータに
    変換するとともに、前記シリアルデータを所定周期によ
    り送信する第1の制御手段と、 前記シリアルデータを受信するとともに、前記シリアル
    データに応じて前記状態表示部を動作させる第2の制御
    手段と、 を備えてなることを特徴とする補助用計器の駆動装置。
  3. 【請求項3】 車両のエンジン回転数や過給圧,排気温
    度等の車両状態を検出し、前記車両状態を状態表示部に
    よって表示する補助用計器の駆動装置であって、 複数の被測定対象から前記車両状態に応じた複数の状態
    信号を入力可能とする入力ポートを備え、前記入力ポー
    トを介し入力される前記状態信号から計測データを求
    め、前記計測データをシリアルデータに変換するととも
    に、前記シリアルデータを所定周期により送信する第1
    の制御手段と、 前記シリアルデータを受信するとともに、前記シリアル
    データに応じて前記状態表示部を動作させる第2の制御
    手段と、 を備えてなることを特徴とする補助用計器の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御手段もしくは前記第2の
    制御手段の少なくとも一方側に、前記状態表示部におけ
    る警告表示をなすワーニング機能もしくは、前記第1の
    制御手段に備えられる記憶部に記憶される前記計測デー
    タのピーク値を表示するピーク表示機能の少なくとも1
    つの機能を備え、前記ワーニング機能や前記ピーク表示
    機能であることを知らせるモード信号を前記シリアルデ
    ータに付加し、前記第1の制御手段もしくは前記第2の
    制御手段のどちらか一方に送信してなることを特徴とす
    る請求項1から請求項3の何れかに記載の補助用計器の
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御手段は、前記被測定対象
    との電気的接続における異常を検出する入力段検出機能
    を備えるとともに、第2の制御手段に異常であることを
    知らせる異常信号を前記シリアルデータに付加し送信し
    てなることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか
    に記載の補助用計器の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の制御手段に、前記異常信号を
    受けて動作する報知手段を備えてなることを特徴とする
    請求項1から請求項5の何れかに記載の補助用計器の駆
    動装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の制御手段もしくは前記第2の
    制御手段の少なくとも一方側に、前記シリアルデータの
    受信の有無の確認を行う通信確認機能を備えてなること
    を特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の補
    助用計器の駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の制御手段は、他の補助用計器
    に前記シリアルデータを伝達する伝達部材を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載
    の補助用計器の駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の制御手段もしくは前記第2の
    制御手段のどちらか一方側に、前記ワーニング機能にお
    けるワーニング設定もしくは前記ピーク表示機能におけ
    るピーク値表示設定の少なくともどちらか一方の設定を
    行う外部設定手段を備えてなることを特徴とする請求項
    1から請求項8の何れかに記載の補助用計器の駆動装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御手段もしくは前記第2
    の制御手段の少なくとも一方側に、前記外部設定入力手
    段によるワーニング機能の設定データを不揮発的に記憶
    する第2の記憶部を備えてなることを特徴とする請求項
    1から請求項9の何れかの記載の補助用計器の駆動装
    置。
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