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JP2000018222A - リベットによる板部材の連結構造 - Google Patents

リベットによる板部材の連結構造

Info

Publication number
JP2000018222A
JP2000018222A JP10179293A JP17929398A JP2000018222A JP 2000018222 A JP2000018222 A JP 2000018222A JP 10179293 A JP10179293 A JP 10179293A JP 17929398 A JP17929398 A JP 17929398A JP 2000018222 A JP2000018222 A JP 2000018222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rivet
shaft portion
plate
head
plate members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10179293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Sato
正典 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP10179293A priority Critical patent/JP2000018222A/ja
Publication of JP2000018222A publication Critical patent/JP2000018222A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リベットによる連結に緩みが生じることを可
及的に防止することが可能な、板部材の連結構造を提供
する。 【解決手段】 ドライブプレート5とクッショニングプ
レート11との2枚の板部材に、互いに同心に斉合する
リベット挿通孔15、16を形成する。前記リベット挿
通孔15、16内に、軸部14aとこの軸部14aの一
端側に形成された頭部14bとを有するリベット14の
軸部14aを挿通し、このリベット14の頭部14bが
受け側パンチ21に接した状態で、軸部14aの端部を
かしめパンチ22によって軸方向にかしめる。前記受け
側パンチ21には、リベット14の頭部14bに接する
軸方向に突起21aを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重ね合わせた2枚
の板部材を連結する、リベットによる板部材の連結構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリベットによる板部材の連結構
造として、例えば特開平5−240302号公報には、
クラッチディスクのドライブプレートとクッショニング
プレートとの2枚の板部材に、互いに同心に斉合するリ
ベット挿通孔を形成して、このリベット挿通孔内に挿通
固定されるリベットによってドライブプレートとクッシ
ョニングプレートとが連結されてなる連結構造が示され
ている。
【0003】前記リベットは、リベット挿通孔に挿通さ
れる軸部と、この軸部の一端側に形成された頭部とを有
すると共に、このリベットの頭部が受け側パンチに接し
た状態で、軸部端部がかしめパンチによって軸方向にか
しめられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記リベッ
トによる板部材の連結においては、かしめパンチによっ
て軸方向にかしめられる軸部端部は、このかしめパンチ
による圧潰によって拡径して、材料がリベット挿通孔内
に隙間なく充填されるけれども、受け側パンチが接する
リベットの頭部が形成された一端側の軸部端部には拡径
変形が及ばない場合がある。
【0005】このため、前記従来例にあっては、前記リ
ベットの軸部のうち、頭部が形成された一端側の軸部
と、この一端側の軸部が挿通されるリベット挿通孔との
間に隙間がある場合には、クラッチディスクのドライブ
プレートとクッショニングプレートとの2枚の板部材間
でトルク伝達をする場合に、この2枚の板部材が隙間の
範囲で滑りを生じ易く、リベットによる連結が緩む虞が
ある。
【0006】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、リベットによる連結に緩みが生じることを可
及的に防止することが可能な、板部材の連結構造を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、2枚の板部材に、互いに同心に斉合するリベッ
ト挿通孔を形成して、このリベット挿通孔内に挿通固定
されるリベットによって2枚の板部材が連結されてなる
板部材の連結構造であって、前記リベットが、リベット
挿通孔内に挿通される軸部と、この軸部の一端側に形成
された頭部とを有すると共に、このリベットの頭部が受
け側パンチに接した状態で、軸部端部がかしめパンチに
よって軸方向にかしめられてなる、リベットによる板部
材の連結構造において、前記受け側パンチにはリベット
の頭部に接する軸方向の突起が形成されてなる構成にし
てある。
【0008】また、請求項2記載の発明は、2枚の板部
材に、互いに同心に斉合するリベット挿通孔を形成し
て、このリベット挿通孔内に挿通固定されるリベットに
よって2枚の板部材が連結されてなる板部材の連結構造
であって、前記リベットが、リベット挿通孔内に挿通さ
れる軸部と、この軸部の一端側に形成された頭部とを有
すると共に、このリベットの頭部が受け側パンチに接し
た状態で、軸部端部がかしめパンチによって軸方向にか
しめられてなる、リベットによる板部材の連結構造にお
いて、前記リベットの軸部のうち、頭部が形成された一
端側の軸部が、一方の板部材のリベット挿通孔内に遊び
なく挿通されている構成にしてある。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明の構成のうち、前記リベットの頭部が形成され
た一端側の軸部が、他端側の軸部よりも拡径されてなる
構成にしてある。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の発明の構成のうち、前記リベットの頭部が形成され
た一端側の軸部が挿通される一方の板部材のリベット挿
通孔の内径が、他方の板部材のリベット挿通孔の内径よ
りも縮径されてなる構成にしてある。
【0011】また、請求項5記載の発明は、2枚の板部
材に、互いに同心に斉合するリベット挿通孔を形成し
て、このリベット挿通孔内に挿通固定されるリベットに
よって2枚の板部材が連結されてなる板部材の連結構造
であって、前記リベットが、リベット挿通孔内に挿通さ
れる軸部と、この軸部の一端側に形成された頭部とを有
すると共に、このリベットの頭部が受け側パンチに接し
た状態で、軸部端部がかしめパンチによって軸方向にか
しめられてなる、リベットによる板部材の連結構造にお
いて、前記リベット挿通孔が2枚の板部材にそれぞれ複
数個形成されてなり、これらリベット挿通孔内にそれぞ
れ挿通されるリベットの少なくとも1つが、残余のリベ
ットに対して逆方向に挿通されてなる構成にしてある。
【0012】斯かる構成にあっては、前記リベットの軸
部が、一方の板部材に形成したリベット挿入孔から他方
の板部材に形成したリベット挿入孔内に挿通され、この
リベットの頭部が受け側パンチに接した状態で、軸部端
部がかしめパンチによって軸方向にかしめられる。
【0013】ここで、請求項1記載の発明にあっては、
前記受け側パンチに、リベットの頭部に接する軸方向の
突起が形成されているから、リベットが軸方向にかしめ
られるとき、この軸方向の突起によって、リベットの頭
部が形成された一端側の軸部が拡径される。このため、
前記受け側パンチが接するリベットの頭部が形成された
一端側の軸部と、一方の板部材に形成したリベット挿入
孔との間の隙間が充足されることになる。
【0014】また、前記かしめパンチによって軸方向に
かしめられるリベットの他端側の軸部と、この他端側の
軸部が挿入される他方の板部材に形成したリベット挿入
孔との間の隙間は、他端側の軸部端部がかしめパンチに
よる圧潰によって拡径することにより充足されることに
なる。
【0015】これによって、前記リベットの軸部と2枚
の板部材に形成したリベット挿入孔との間に隙間が生じ
ることがないから、リベットによって連結された2枚の
板部材間に力が伝達されるとき、これら2枚の板部材間
に滑りを生じることがなく、リベットによる連結が緩む
ことがない。
【0016】したがって、前記リベットによる連結に緩
みが生じることを可及的に防止することが可能な、板部
材の連結構造が得られる。
【0017】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記リベットの頭部が形成された一端側の軸部が、一方の
板部材のリベット挿通孔内に遊びなく挿通されている。
【0018】具体的には、請求項3記載の発明にあって
は、前記リベットの頭部が形成された一端側の軸部が、
他端側よりも拡径されており、一方の板部材のリベット
挿通孔内に遊びなく挿通されている。また、請求項4記
載の発明にあっては、前記リベットの頭部が形成された
一端側の軸部が挿通される一方の板部材のリベット挿通
孔の内径は、他方の板部材のリベット挿通孔の内径より
も縮径されており、リベットの頭部が形成された一端側
の軸部が、一方の板部材のリベット挿通孔内に遊びなく
挿通されている。
【0019】このため、前記受け側パンチが接するリベ
ットの頭部が形成された一端側の軸部と、一方の板部材
に形成したリベット挿入孔との間の隙間が充足されるこ
とになる。
【0020】また、前記かしめパンチによって軸方向に
かしめられるリベットの他端側の軸部と、この他端側の
軸部が挿入される他方の板部材に形成したリベット挿入
孔との間の隙間は、他端側の軸部端部がかしめパンチに
よる圧潰によって拡径することにより充足されることに
なる。
【0021】これによって、前記リベットの軸部と2枚
の板部材に形成したリベット挿入孔との間に隙間が生じ
ることがないから、リベットによって連結された2枚の
板部材間に力が伝達されるとき、これら2枚の板部材間
に滑りを生じることがなく、リベットによる連結が緩む
ことがない。
【0022】したがって、前記リベットによる連結に緩
みが生じることを可及的に防止することが可能な、板部
材の連結構造が得られる。
【0023】また、請求項5記載の発明にあっては、前
記2枚の板部材に形成された複数のリベット挿入孔に挿
通されるリベットの少なくとも1つが逆向きに挿通され
ているから、かしめパンチによって軸方向にかしめられ
るリベットの他端側の軸部と、この他端側の軸部が挿入
される一方または他方の板部材に形成したリベット挿入
孔との間の隙間は、他端側の軸部端部がかしめパンチに
よる圧潰によって拡径することにより充足されることに
なる。
【0024】これによって、前記リベットの軸部と2枚
の板部材に形成したリベット挿入孔との間に隙間が生じ
ることがないから、リベットによって連結された2枚の
板部材間に力が伝達されるとき、これら2枚の板部材間
に滑りを生じることがなく、リベットによる連結が緩む
ことがない。
【0025】したがって、前記リベットによる連結に緩
みが生じることを可及的に防止することが可能な、板部
材の連結構造が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をクラ
ッチディスクのドライブプレートとクッショニングプレ
ートとの連結に適用した態様として、図面に基づいて詳
述する。
【0027】図1は本発明を適用したクラッチディスク
の断面図、図2は図1に示すリベットの近傍を、受け側
パンチ及びかしめパンチと共に拡大して示す図面、図3
は図2に示すリベットのかしめ工程を説明する図面であ
る。
【0028】図において、1はハブで、このハブはボス
部1aと、このボス部1aから半径方向外方に伸びるフ
ランジ部1bとを備えている。前記ボス部1aの内周に
は出力軸2に連結するためのスプライン3が形成されて
いる。また、前記フランジ部1bには窓4が複数個形成
され、この複数の窓4は環状に配列されている。
【0029】5は一対のドライブプレートで、このドラ
イブプレート5はブッシュ片6に支持された状態でハブ
1のフランジ部1bの両側に対峙配設されており、その
外周側でストップピン7によって相互に連結してある。
また、前記ドライブプレート5のそれぞれには、ハブ1
のフランジ部1bに形成した窓4に対応して、窓8が複
数個形成されており、この複数の窓8は環状に配列され
ている。
【0030】前記ハブ1の窓4及びこの窓4に対応する
ドライブプレート5の窓8内には、圧縮ばね9または圧
縮ばね10が収容されており、これら圧縮ばね9、10
によってハブ1とドライブプレート5とが弾性的に相対
回動可能に連繋されている。また、この実施の形態にお
いて、前記圧縮ばね9はコイルばねであり、圧縮ばね1
0はゴムばねとなっている。
【0031】11はクッショニングプレートで、このク
ッショニングプレート11は平板状の基部11aと、板
厚方向に弾性が付与された弾性部11bとを備えてお
り、このクッショニングプレート11には弾性部11b
の両側に、摩擦板12がリベット13によって取付けら
れている。
【0032】前記クッショニングプレート11は、弾性
部11bに摩擦板12が取付けられた状態で、平板状の
基部11aが一方のドライブプレート5の外周側に、リ
ベット14によって連結してある。
【0033】詳しくは、前記クッショニングプレート1
1の基部11aが一方のドライブプレート5の外周側に
重ね合わされると共に、これらクッショニングプレート
11とドライブプレート5には、互いに斉合するリベッ
ト挿通孔15、16が形成してあり、このリベット挿通
孔15、16内に挿通固定されるリベット14によっ
て、クッショニングプレート11とドライブプレート5
との2枚の板部材が連結してある。
【0034】前記リベット14は、リベット挿通孔1
5、16内に挿通される軸部14aと、この軸部14a
の一端側に形成された頭部14bとを有しており、この
リベット14の軸部14aが、一方の板部材(この実施
の形態においてはドライブプレート5)に形成したリベ
ット挿通孔15内から、他方の板部材(この実施の形態
においてはクッショニングプレート11)に形成したリ
ベット挿通孔16内に向かって挿通され、このリベット
挿通孔15、16内にかしめによって固定されている。
【0035】前記リベット14は、このリベット14の
頭部14bが受け側パンチ21に接した状態で、軸部1
4aの端部がかしめパンチ22によって軸方向にかしめ
られる(図2及び図3参照)。
【0036】ここで、前記受け側パンチ21には、リベ
ット14の頭部14bに接する軸方向の突起21aが形
成されている。前記突起21aの形状は先端が尖った円
錐や角錐形状に形成されるほか、図4に示すように半球
状に形成することが可能である。
【0037】これによって、前記リベット14が軸方向
にかしめられるとき、受け側パンチ21にはリベット1
4の頭部14bに接する軸方向の突起21aが形成され
ているから、この軸方向の突起21aによって、リベッ
ト14の頭部14bが形成された一端側の軸部14aが
拡径される。このため、前記受け側パンチ21が接する
リベット14の頭部14bが形成された一端側の軸部1
4aと、ドライブプレート(一方の板部材)5に形成し
たリベット挿入孔15との間の隙間が充足されることに
なる。
【0038】また、前記かしめパンチ22によって軸方
向にかしめられるリベット14の他端側の軸部14a
と、この他端側の軸部14aが挿入されるクッショニン
グプレート(他方の板部材)11に形成したリベット挿
入孔16との間の隙間は、他端側の軸部14a端部がか
しめパンチ22による圧潰によって拡径することにより
充足されることになる。
【0039】斯かる構成になるクラッチディスクは、図
外のクラッチ装置に組込まれ、摩擦板12が図外のプレ
ッシャプレートによってフライホイールの摩擦面に押圧
されて、フライホイールからの駆動力がクラッチディス
クを介して出力軸2に出力される。
【0040】詳しくは、図外のフライホイールからの駆
動力が前記摩擦板12、クッショニングプレート11、
ドライブプレート5及び圧縮ばね9、10を介してハブ
1に伝達され、出力軸2に出力される。
【0041】このとき、図外のフライホイールからの駆
動力に重畳する振動は、前記圧縮ばね9、10のばね力
によって吸振され、とりわけ、減衰能を有するゴムばね
からなる圧縮ばね10によって減衰される。
【0042】ここで、前記ドライブプレート5とクッシ
ョニングプレート11との2枚の板部材を連結するリベ
ット14は、受け側パンチ21が接するリベット14の
頭部14bが形成された一端側の軸部14aが突起21
aによって拡径して、ドライブプレート(一方の板部
材)5に形成したリベット挿入孔15との間の隙間を充
足している。また、前記かしめパンチ22によって軸方
向にかしめられるリベット14の他端側の軸部14aが
かしめパンチ22による圧潰によって拡径して、クッシ
ョニングプレート(他方の板部材)11に形成したリベ
ット挿入孔16との間の隙間を充足している。
【0043】これによって、前記リベット14の軸部1
4aと2枚の板部材(ドライブプレート5とクッショニ
ングプレート11)に形成したリベット挿入孔15、1
6との間に隙間がないから、摩擦板12からクッショニ
ングプレート11に伝達された駆動力がドライブプレー
ト5に伝達されるとき、これら2枚の板部材間に滑りを
生じることがなく、リベット14による連結が緩むこと
がない。
【0044】したがって、前記リベット14による連結
に緩みが生じることを可及的に防止することが可能な、
板部材の連結構造が得られる。
【0045】図5乃至図8は本発明の別の実施の形態を
示す図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変わる
ところは、前記リベット14の軸部14aのうち、頭部
14bが形成された一端側の軸部14aが、一方の板部
材、この実施の形態においてはドライブプレート5のリ
ベット挿通孔15内に遊びなく挿通されている点であ
る。
【0046】即ち、図5乃至図6に示す実施の形態にお
いては、前記リベット14の頭部14bが形成された一
端側の軸部14aが、他端側の軸部14aよりも拡径さ
れ、ドライブプレート5のリベット挿通孔15内に遊び
なく挿通されている。
【0047】また、図7乃至図8に示す実施の形態にお
いては、前記リベット14の頭部14bが形成された一
端側の軸部14aが挿通される一方の板部材、この実施
の形態においてはドライブプレート5のリベット挿通孔
15の内径が、他方の板部材、この実施の形態において
はクッショニングプレート11のリベット挿通孔16の
内径よりも縮径されており、リベット14の頭部14b
が形成された一端側の軸部14aがドライブプレート5
のリベット挿通孔15内に遊びなく挿通されている。
【0048】このため、前記受け側パンチ21が接する
リベット14の頭部14bが形成された一端側の軸部1
4aと、ドライブプレート(一方の板部材)5に形成し
たリベット挿入孔15との間の隙間が充足されることに
なる。
【0049】また、前記かしめパンチ22によって軸方
向にかしめられるリベット14の他端側の軸部14a
と、この他端側の軸部14aが挿入されるクッショニン
グプレート(他方の板部材)11に形成したリベット挿
入孔16との間の隙間は、他端側の軸部14aの端部が
かしめパンチ22による圧潰によって拡径することによ
り充足されることになる。
【0050】これによって、前記リベット14の軸部1
4aと2枚の板部材に形成したリベット挿入孔15、1
6との間には隙間がないから、リベット14によって連
結されたドライブプレート5とクッショニングプレート
11との2枚の板部材間に力が伝達されるとき、これら
2枚の板部材間に滑りを生じることがなく、リベット1
4による連結が緩むことがない。
【0051】したがって、この実施の形態においても、
前記リベット14による連結に緩みが生じることを可及
的に防止することが可能な板部材の連結構造が得られ
る。
【0052】図9は本発明の更に別の実施の形態を示す
図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるとこ
ろは、2枚の板部材に、互いに同心に斉合するリベット
挿通孔15、16を複数個形成して、これらリベット挿
通孔15、16に挿通されるリベット14の少なくとも
一つを、残余のリベット14に対して逆方向に挿通固定
した点である。
【0053】即ち、前記ドライブプレート5とクッショ
ニングプレート11との2枚の板部材に、互いに同心に
斉合するリベット挿通孔15、16がそれぞれ複数個形
成されおり、これらリベット挿通孔15、16内のそれ
ぞれにリベット14が挿通固定してある。また、前記リ
ベット挿通孔15、16内にそれぞれ挿通されるリベッ
ト14の少なくとも1つは、残余のリベット14に対し
て逆方向に挿通されている。
【0054】このため、前記かしめパンチ22によって
軸方向にかしめられるリベット14の他端側の軸部14
aと、この他端側の軸部14aが挿入されるドライブプ
レート(一方の板部材)5のリベット挿入孔15または
クッショニングプレート(他方の板部材)11に形成し
たリベット挿入孔16との間の隙間は、他端側の軸部1
4aの端部がかしめパンチ22による圧潰によって拡径
することにより充足されることになる。
【0055】これによって、前記リベット14の軸部1
4aと2枚の板部材に形成したリベット挿入孔15、1
6との間に隙間が生じることがないから、リベット14
によって連結された2枚の板部材間に力が伝達されると
き、これら2枚の板部材間に滑りを生じることがなく、
リベット14による連結が緩むことがない。
【0056】したがって、この実施の形態においても、
前記リベット14による連結に緩みが生じることを可及
的に防止することが可能な板部材の連結構造が得られ
る。
【0057】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記ドライブプレート5とクッショニングプレ
ート11との2枚の板部材を連結する実施の形態につい
て述べたが、これに限ることなく、リベット13による
クッショニングプレート11と摩擦板12との連結に適
用するなど、各種板部材の連結に適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、リベットによる連結に緩みが生じることを可及
的に防止することが可能な、板部材の連結構造が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したクラッチディスクの断面図で
ある。
【図2】図1に示すリベットの近傍を、受け側パンチ及
びかしめパンチと共に拡大して示す図面である。
【図3】図2に示すリベットのかしめ工程を説明する図
面である。
【図4】突起の別の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態を示す、図2と同様の
図面である。
【図6】図5に示すリベットのかしめ工程を説明する図
面である。
【図7】本発明の別の実施の形態を示す、図2と同様の
図面である。
【図8】図7に示すリベットのかしめ工程を説明する図
面である。
【図9】本発明の更に別の実施の形態を示す、図2と同
様の図面である。
【符号の説明】
5 ドライブプレート(板部材) 11 クッショニングプレート(板部材) 14 リベット 15 リベット挿通孔 16 リベット挿通孔 21 受け側パンチ 21a 突起 22 かしめパンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16D 13/64 F16D 13/64 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の板部材に、互いに同心に斉合する
    リベット挿通孔を形成して、このリベット挿通孔内に挿
    通固定されるリベットによって2枚の板部材が連結され
    てなる板部材の連結構造であって、前記リベットが、リ
    ベット挿通孔内に挿通される軸部と、この軸部の一端側
    に形成された頭部とを有すると共に、このリベットの頭
    部が受け側パンチに接した状態で、軸部端部がかしめパ
    ンチによって軸方向にかしめられてなる、リベットによ
    る板部材の連結構造において、前記受け側パンチにはリ
    ベットの頭部に接する軸方向の突起が形成されてなるこ
    とを特徴とする、リベットによる板部材の連結構造。
  2. 【請求項2】 2枚の板部材に、互いに同心に斉合する
    リベット挿通孔を形成して、このリベット挿通孔内に挿
    通固定されるリベットによって2枚の板部材が連結され
    てなる板部材の連結構造であって、前記リベットが、リ
    ベット挿通孔内に挿通される軸部と、この軸部の一端側
    に形成された頭部とを有すると共に、このリベットの頭
    部が受け側パンチに接した状態で、軸部端部がかしめパ
    ンチによって軸方向にかしめられてなる、リベットによ
    る板部材の連結構造において、前記リベットの軸部のう
    ち、頭部が形成された一端側の軸部は、一方の板部材の
    リベット挿通孔内に遊びなく挿通されていることを特徴
    とする、リベットによる板部材の連結構造。
  3. 【請求項3】 前記リベットの頭部が形成された一端側
    の軸部は、他端側の軸部よりも拡径されてなることを特
    徴とする、請求項2記載のリベットによる板部材の連結
    構造。
  4. 【請求項4】 前記リベットの頭部が形成された一端側
    の軸部が挿通される一方の板部材のリベット挿通孔の内
    径は、他方の板部材のリベット挿通孔の内径よりも縮径
    されてなることを特徴とする、請求項2記載のリベット
    による板部材の連結構造。
  5. 【請求項5】 2枚の板部材に、互いに同心に斉合する
    リベット挿通孔を形成して、このリベット挿通孔内に挿
    通固定されるリベットによって2枚の板部材が連結され
    てなる板部材の連結構造であって、前記リベットが、リ
    ベット挿通孔内に挿通される軸部と、この軸部の一端側
    に形成された頭部とを有すると共に、このリベットの頭
    部が受け側パンチに接した状態で、軸部端部がかしめパ
    ンチによって軸方向にかしめられてなる、リベットによ
    る板部材の連結構造において、前記リベット挿通孔が2
    枚の板部材にそれぞれ複数個形成されてなり、これらリ
    ベット挿通孔内にそれぞれ挿通されるリベットの少なく
    とも1つは、残余のリベットに対して逆方向に挿通され
    てなることを特徴とする、リベットによる板部材の連結
    構造。
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