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JP2000015162A - 自動グリース塗布装置 - Google Patents

自動グリース塗布装置

Info

Publication number
JP2000015162A
JP2000015162A JP10184183A JP18418398A JP2000015162A JP 2000015162 A JP2000015162 A JP 2000015162A JP 10184183 A JP10184183 A JP 10184183A JP 18418398 A JP18418398 A JP 18418398A JP 2000015162 A JP2000015162 A JP 2000015162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease
nozzle
application
cleaning
nozzles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10184183A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Tomita
吉昌 富田
Noriyasu Nishio
昇泰 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP10184183A priority Critical patent/JP2000015162A/ja
Publication of JP2000015162A publication Critical patent/JP2000015162A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布及び清掃作業の作業効率を向上すること
ができる自動グリース塗布装置を提供する。 【解決手段】自動グリース塗布装置10は、グリース塗
布機構12と、当該グリース塗布機構12の下方に位置
するノズル自動清掃機構13とを備えている。グリース
塗布機構12のブロック12aは、本体11の上下動機
構11cに固定されている。ブロック12aの上面に
は、ノズル交替機構14が配置されている。ノズル交替
機構14を構成する旋回軸15の先端には、旋回プレー
ト28が固着され、その旋回プレート28の両端には第
1及び第2塗布ノズル29,30が取付けられている。
第1塗布ノズル29側を塗布位置X1とし、第2塗布ノ
ズル30側を清掃位置X2としている。両塗布ノズル2
9,30は、ノズル交替機構14によって位置交替され
ることができる。両塗布ノズル29,30のノズルヘッ
ド29a,30aは回転できるように構成され、外部駆
動源によって回転されながら塗布及び清掃作業を行うよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動グリース塗布
装置に係り、詳しくは塗布ノズル自動清掃機構を備えた
自動グリース塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、軸受や摺動面などには、グリ
ースなどの粘度の高い粘性流体が塗布される。グリース
を薄く均一に塗布する方法としては、作業者により、円
柱状の冶具を用いて塗布する方法や、グリース排出穴を
設けたノズルヘッドからグリース吐出しながら回転させ
る装置を用いて塗り広げる方法がある。
【0003】しかしながら、それらの方法では、塗布回
数を重ねるとノズルヘッド先端部に残留グリースが蓄積
しやすい。このため、塗布量が安定しないとともに、所
定場所以外の箇所にグリースが付着するおそれがあると
いった問題点がある。そこで、作業者が一定間隔毎に布
等にて拭き取り清掃を行う必要があったため、作業者に
よる監視が必要となり、作業効率が悪化するといった問
題点がある。
【0004】以上の問題点を解決するために、特開平6
−315659号公報では、グリースなど粘性流体を均
一塗布し、また塗布後に残った流体を除去する手段をも
った粘性流体塗布装置が開示されている。この粘性流体
塗布装置の特徴としては、塗布ノズルを1つ備えた塗布
ユニットを、XYテーブルで移動させる機構により、塗
布終了後に清掃装置まで移動し、清掃を行うことができ
る。また、前記清掃装置では、塗布後、塗布ノズルヘッ
ド(上記公報にはチップと示されている)に残った流体
に対して、複数方向から順次にエアーを吹き付ける流体
除去手段を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記粘性流
体塗布装置の塗布ユニットでは、塗布ノズルを1つしか
設けていないため、塗布ノズルの清掃時には塗布作業を
清掃終了まで中断しなければならない。その結果、塗布
作業の作業効率が低かったという問題点がある。
【0006】また、清掃装置において、エアーを順次に
吹くために各エアーノズルにバルブが設けており、構造
及び制御が複雑になるとともに、コスト高となるという
問題点があった。
【0007】さらに、清掃装置の構造では、エアーノズ
ルはたくさん配置されることができない(公報の図面上
では、3個しか配置されていない)ため、塗布ノズルヘ
ッドが円筒状の場合、エアーの回り込みが起こりにくく
なり、残留グリースが発生するおそれがあった。
【0008】本発明の目的は、塗布及び清掃作業の作業
効率を向上することができる自動グリース塗布装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、複数のグリース塗布ノ
ズルを備えるとともに、その各塗布ノズルをそれぞれ塗
布位置と清掃位置の2位置に案内するノズル案内手段を
設けたことを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、2つのグリース
塗布ノズルと、グリースが塗布されるワークを載置する
載置台と、各グリース塗布ノズルを清掃する清掃手段と
各グリース塗布ノズルを、前記載置台に載置したワーク
にグリースを塗布する塗布位置と前記清掃手段にて清掃
する清掃位置の2位置に案内するノズル案内手段とを備
えたことを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の自動グリース塗布装置において、前記各グリー
ス塗布ノズルを前記塗布位置と清掃位置で回動させる回
動手段を備え、前記塗布位置において前記グリース塗布
ノズルを回動させながらワークにグリースを塗布し、前
記清掃位置において前記グリース塗布ノズルを回動させ
ながら同ノズルを清掃するようにしたことを要旨とす
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1に記載の自動グリース塗布装置において、
前記ノズル案内手段は、一方のグリース塗布ノズルを塗
布位置に案内している時、他方のグリース塗布ノズルを
清掃位置に案内するようにしたことを要旨とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
のいずれか1に記載の自動グリース塗布装置において、
前記清掃手段は、前記清掃位置に案内されたグリース塗
布ノズルにエアーを吹き付け同ノズルに付着したグリー
スを除去する除去手段を設けたことを要旨とする。
【0014】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
ノズル案内手段により、各塗布ノズルを塗布位置と清掃
位置の2位置に案内される。従って、一方のグリース塗
布ノズルを塗布位置に案内させているときに、他方のグ
リース塗布ノズルを清掃位置に案内させれば、一方のグ
リース塗布ノズルが塗布作業を行っているときに、他方
のグリース塗布ノズルを清掃することができる。その結
果、グリース塗布ノズルの塗布及び清掃作業の作業効率
を向上させることができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、ノズル案
内手段により一方のグリース塗布ノズルを載置台に載置
したワークにグリースを塗布する塗布位置に案内してい
るとき、他方のグリース塗布ノズルを清掃手段にて清掃
する清掃位置に案内させれば、一方のグリース塗布ノズ
ルが塗布作業を行っているときに、他方のグリース塗布
ノズルを清掃することができる。その結果、グリース塗
布ノズルの塗布及び清掃作業の作業効率を向上させるこ
とができる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2項に記載の自動グリース塗布装置の作用に加え
て、各グリース塗布ノズルは回動手段にて塗布位置と清
掃位置で回動する。塗布位置にあるグリース塗布ノズル
はワークを均一にグリースを塗布することができ、清掃
位置にあるグリース塗布ノズルはくまなく清掃すること
ができる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれか1に記載の自動グリース塗布装置の作用
に加えて、ノズル案内手段により、一方のグリース塗布
ノズルを塗布位置に案内しているとき、他方のグリース
塗布ノズルを清掃位置に案内することができる。
【0018】従って、一方のグリース塗布ノズルが塗布
作業を行っているときに、他方のグリース塗布ノズルを
清掃することができる。その結果、グリース塗布ノズル
の塗布及び清掃作業の作業効率を向上させることができ
る。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
〜4のいずれか1に記載の自動グリース塗布装置の作用
に加えて、除去手段にてグリース塗布ノズルに付着され
たグリースはエアにて除去される。従って、非接触で付
着したグリースを除去することができることから、ノズ
ルを磨耗損傷させることはない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図6従って説明する。図1及び図2に示す
ように、本実施形態の自動グリース塗布装置10は、本
体11の支持壁11aに上下動可能に取り付けられたグ
リース塗布機構12と、当該グリース塗布機構12の下
方に位置し前記本体11の基台11b上に固定された清
掃手段としてのノズル自動清掃機構(以下、清掃機構と
いう)13とを備えている。グリース塗布機構12のブ
ロック12aは、筒状に形成され、支持アーム12bを
介して前記支持壁11aに取り付けられた上下動機構1
1cに固定されている。そして、ブロック12aの上部
には、ノズル案内手段としてのノズル交替機構14が配
置されている。
【0021】ノズル交替機構14のギアボックス14a
は、図1及び図2に示すように、ブロック12aの上面
に固定されている。ギアボックス14aの上面には、カ
バー14bが固定されている。ギアボックス14aとカ
バー14bとで構成された空間内には、2つの第1,第
2ギア14c,14dが配置されている。
【0022】前記第1ギア14cは、その中心軸線が前
記ブロック12aの中心軸線と一致するようにギアボッ
クス14a内に配置されている。第1ギア14cの中心
孔は、前記ブロック12aを貫挿するノズル交替機構1
4を構成する旋回軸15により貫挿嵌合され、キーを介
して当該旋回軸15と一体連結されている。第1ギア1
4cが回転すれば、旋回軸15はともに回転する。
【0023】前記第2ギア14dは、第1ギア14cと
歯合されるように並列に配置されている。第2ギア14
dは、ギアボックス14aとカバー14bに配設された
軸受14e,14fにより回転可能に組み付けられてい
る。第2ギア14dの中心孔は、ギアボックス14aの
下面に固定されたロータリーアクチュエーター16の回
転軸16aにより貫挿嵌合され、キーを介して当該回転
軸16aと一体連結されている。前記回転軸16aが回
転すれば、第2ギア14dはともに回転する。従って、
ロータリーアクチュエーター16の回転力は、第2ギア
14d,第1ギア14cを介して前記旋回軸15へ伝達
されるようになっている。
【0024】また、図4に示すように、第1ギア14c
の上には、第1ギア14cとともに回転できるストッパ
17が固定されている。ストッパ17は、円盤状に形成
されており、円盤外周に規制部17aが径方向に沿って
突出形成されている。そして、図1及び図4に示すよう
に、前記ストッパ17は、規制部17aが前記カバー1
4bに装着されたボルト18に当接することによって所
定範囲内(本実施形態では、約180度範囲内)に回転
が規制されている。従って、第1ギア14cの回転範囲
即ち前記旋回軸15の回転範囲は、180度内に規制さ
れている。
【0025】前記旋回軸15は、中空の長棒状に形成さ
れている。その基端15aは前記第1ギア14c及びカ
バー14bを貫挿し第1ギア14c及びカバー14bの
上方へ露出している。基端15a内周には、センターシ
ャフト19を支持する軸受20が嵌合されている。セン
ターシャフト19は、前記旋回軸15の内孔15bを貫
挿するように前記軸受20より回転可能に支持されてい
る。センターシャフト19は、当該センターシャフト1
9の基端19aと連結された図示しない外部駆動源とし
てのモータにより駆動回転される。
【0026】また、旋回軸15の中間部は、前記ブロッ
ク12aの両端面内周に配置された軸受21,22によ
り回転可能に支持されている。両軸受21,22の間に
は、軸受21,22の内輪を保持するためのライナー2
3が前記旋回軸15に外嵌されている。軸受21,22
の外輪はブロック12aに固定されている。
【0027】さらに、図2に示すように、旋回軸15の
先端には、大径部15cが形成されている。大径部15
cの外周には、2つのグリース供給孔15d,15eが
旋回軸15の中心軸線に対して対称位置に形成されてい
る。2つのグリース供給孔15d,15eの下方位置に
は、同供給孔15d,15eに対応してグリース排出孔
15f,15gがそれぞれ形成されている。2つのグリ
ース供給孔15d,15eと2つのグリース排出孔15
f,15gとはそれぞれ通路15h,15iによる連通
されている。前記大径部15cの外周には、円筒部材2
4が嵌合されている。
【0028】図1及び図2に示すように、前記ブロック
12aの先端は円筒部材24が連結固定されている。円
筒部材24は、その筒部中間位置に1つの貫通孔24a
が設けられている。その貫通孔24aは一側(図2にお
いて右側)の前記グリース供給孔15dと連通するよう
になっている。また、その貫通孔24aには、図示しな
いグリース供給ポンプと連結されたグリース供給パイプ
25が取り付けられている。
【0029】また、前記貫通孔24aの上下側には、円
筒部材24の内周面に沿って2つの環状凹部が形成され
ている。そして、円筒部材24は、前記環状凹部内に内
在するシール26a,26bを介して前記大径部15c
と遊嵌される。即ち、前記旋回軸15は、円筒部材24
に対して回転可能に支持されている。さらに、前記2つ
のグリース排出孔15f,15gにはそれぞれ2つの第
1及び第2グリース排出パイプ27a,27bの一端が
取り付けられている。
【0030】従って、図2において、グリース供給パイ
プ25を介してグリース供給ポンプより定量圧送で供給
されたグリースは、片方のグリース供給孔15dに入
り、通路15h及びグリース排出孔15fを介して第1
グリース排出パイプ27aに送られる。また、図2に示
す状態から旋回軸15(大径部15c)が180度回動
すると、パイプ25を介してグリース供給ポンプより定
量圧送で供給されたグリースは、グリース供給孔15e
に入り、通路15i及びグリース排出口15gを介して
第2グリース排出パイプ27bに送られる。このとき、
前記旋回軸15の大径部15cと円筒部材24はすり合
わせを行うことで緊密な隙間を持つことと、上下側のシ
ール26a,26bにより、グリース供給孔15d,1
5e以外へのグリースの流出が防止されている。
【0031】前記第1及び第2グリース排出パイプ27
a,27bの下方には、ノズル交替機構14を構成する
旋回プレート28が前記旋回軸15の先端と一体的に連
結されている。旋回プレート28の長手方向の両端に
は、前記旋回軸15の中心軸線O1に対して対称的に2
つの第1及び第2塗布ノズル29,30が取り付けられ
ている。図1及び図2に示すように、前記旋回軸15の
中心軸線から塗布ノズル29,30の最外端面までの距
離Lを、当該旋回軸15の中心軸線O1から前記支持壁
11aまでの距離Yより小さく設定している。そして、
図1において、第1塗布ノズル29の下方が塗布位置X
1であり、第2塗布ノズル30の下方が清掃位置X2で
ある。第1及び第2塗布ノズル29,30は、同様な構
成にて形成されている。説明の便利上、1つの塗布ノズ
ル(図1において左側の塗布ノズル)29だけについて
詳述する。
【0032】図3に示すように、第1塗布ノズル29の
中心軸31は、軸心部に逆T字状のグリース通路31a
が設けられているとともに、大径基端に連結孔31bが
設けられている。グリース通路31aの直線部先端と連
結孔31bとは、直交するように連通されている。
【0033】また、図1及び図5に示すように、中心軸
31の連結孔31bには、前記第1グリース排出パイプ
27aの他端が取り付けられている。中心軸31の中間
部には、当該中心軸31を貫挿した筒状シャフト32に
対して軸受33,34を介して支持されている。
【0034】前記シャフト32のフランジ先端32a
は、ボルト36にて前記中心軸31の先端より貫挿され
たジョイント37と連結されている。ジョイント37の
上面に形成された溝37aの中にはシール37bが配置
されている。シール37bはリング35により前記溝3
7aの中に閉じ込まれている。また、図3に示すよう
に、ジョイント37内部には、グリース通路37cが設
けられている。しかも、当該グリース通路37cは、前
記グリース通路31aと連通されるようになっている。
また、ジョイント37は、リング38を介してボルト3
9にて前記中心軸31の先端より貫挿されたノズルヘッ
ド29aと連結されている。ジョイント37の下面に形
成された溝37dの中にはシール37eが配置されてい
る。シール37eは前記リング38により前記溝37d
の中に閉じ込まれている。
【0035】前記ノズルヘッド29aの内部には、グリ
ース排出口29bが第1塗布ノズル29の中心軸線に対
して偏心するように設けられている。しかも、当該グリ
ース排出口29bは、前記リング38に設けられた導通
孔38aを介して前記グリース通路37cと連通されて
いる。従って、ノズルヘッド29aに設けられたグリー
ス排出口29bは、導通孔38a、グリース通路37
c、グリース通路31a及び連結孔31bを介して第1
グリース排出パイプ27aと連通されている。
【0036】また、図3に示すように、中心軸31の先
端部には、ノックアウト40が、スプリング41とスプ
リング受け42とともに取着されている。しかも、ノッ
クアウト40とスプリング41及びスプリング受け42
は、前記ノズルヘッド29aに形成された凹部29c内
に配置されている。また、前記ノックアウト40は、ス
プリング41の弾力を抗して前記中心軸31に沿って上
動することができるようになっている。
【0037】さらに、前記シャフト32は、その中間部
において軸受43,44を介してホルダー45に回転可
能に保持されている。従って、シャフト32は、中心軸
31及びホルダー45に対して回転可能に支持されてい
る。ホルダー45は、前記旋回プレート28に連結され
たギアボックス46と連結されている。また、前記シャ
フト32は、その基端部32bにおいてギア47と、摩
擦締結リング48及び加圧フランジ49によって締結さ
れている。
【0038】前記ギア47は、被動ギアであって、図1
に示すように、当該被動ギア47と並列に配置された中
間ギア50と歯合されている。中間ギア50は、ギアボ
ックス46に固定された支持軸51により回転可能に支
持されている。また、中間ギア50は、当該中間ギア5
0と並列に配置された主動ギア52と歯合されている。
主動ギア52は、前記センターシャフト19の先端と一
体的に連結されている。主動ギア52の上方には、軸受
53が配設され当該主動ギア52と前記旋回プレート2
8を回動可能に支持している。そして、前記センターシ
ャフト19の先端はその軸受53により支持され、主動
ギア52はそのセンターシャフト19の回転とともに回
転できるようになっている。
【0039】一方、第2塗布ノズル30下方の清掃位置
X2には、第2塗布ノズル30のノズルヘッド30aを
清掃するための前記清掃機構13が配置されている。図
6(a),(c)に示すように、清掃機構13のブロッ
ク60の側面には、第1プレート61が固定されてい
る。第1プレート61の上面には、パイプ62を保持す
る第2プレート63が固定されている。
【0040】図6(b),(c)に示すように、パイプ
62の内周上部には、リング64が組み込まれている。
リング64には、同リング64の壁を貫通するグリース
除去手段としてのエアー排出孔64aが複数個(本実施
形態では、左右前後側の4個)設けられている。エアー
排出孔64aは、リング64外周の上方からリング64
内周の下方へ向かって斜めに形成されている。そのエア
ー排出孔64aと接するパイプ62の内側面には溝62
aが設けられている。また、パイプ62にはその上部外
側面から前記溝62aと連通するエアー配管取付孔62
bが設けられている。このエアー配管取付孔62bは、
図示しないエアーパイプを介してエアー供給源と連通さ
れている。
【0041】図6(c)に示すように、第1プレート6
1の内側面には溝部61aが設けられている。その溝部
61aには、ジョイント65が固定されている。ジョイ
ント65の内部にはエアー排出孔65aが設けられてい
る。この際、第1プレート61の溝部61aにはエアー
配管取付孔61bが設けられ、その取付孔61bは、ジ
ョイント65の内部に設けられたエアー排出孔65aと
連通するようにしている。同様に、前記エアー配管取付
孔61bは、図示しないエアーパイプを介してエアー供
給源と連通されている。
【0042】前記ジョイント65の先端上部には、エア
ーノズル66が固定されている。エアーノズル66の内
部にはグリース除去手段としてのエアー排出孔66aが
設けられている。そのエアー排出孔66aは、前記ジョ
イント65の設けられた前記エアー排出孔65aと連通
するようになっている。そして、エアーノズル66の上
方には、キャップ67が固定されている。キャップ67
の底面には環状の凹部67aが形成されている。
【0043】また、エアーノズル66及びキャップ67
とほぼ同じ高さの位置に配置された前記リング64の下
部内周には、下方へ向かって拡開するテーパ部64bが
形成されている。さらに、前記パイプ62の下方には、
グリース蓄積ボックス68が前記ブロック60の上に交
換可能に配置されている。
【0044】そして、前記エアーノズル66の中心軸線
を清掃位置X2にある塗布ノズル30の中心軸線と一致
させるように清掃機構13をボルト69にて前記基台1
1bの上に固定する。
【0045】以下、上記のように構成された本実施形態
の自動グリース塗布装置10の塗布及び清掃過程につい
て説明する。図1に示すように、まず、ワークWをその
塗布面が第1塗布ノズル29の塗布位置Z2に来るよう
に載置台としての調整ブロック70により高さ調整させ
る。その塗布位置Z2の高さは、第2塗布ノズル30の
清掃位置の高さと一致するように予め設定されている。
そして、両塗布ノズル29,30を、それぞれのノズル
ヘッド29a,30aの下表面が待機位置Z1から塗布
及び清掃位置Z2までに来るようにグリース塗布機構1
2とともに前記上下動機構11cによって下降させる。
【0046】次に、図示しないグリース供給ポンプより
グリースを圧送させる。グリースはグリース供給パイプ
25を介して前記グリース供給孔15dに入る。そし
て、グリースは、そのグリース供給孔15dと連通され
た通路15hを介して塗布位置X1にある第1塗布ノズ
ル29の第1グリース排出パイプ27aに分配される。
このとき、そのグリース供給孔15dは清掃位置X2に
ある第2塗布ノズル30の第2グリース排出パイプ27
bと連通されていないため、グリースは、グリース排出
パイプ27bに分配されない。さらに、第1グリース排
出パイプ27aに分配されたグリースは、中心軸31及
びジョイント37を介してノズルヘッド29aまで圧送
される。そして、グリースはノズルヘッド29aより排
出されワークWに塗布される。
【0047】このとき、前記センターシャフト19を図
示しないモータにて駆動回転させる。センターシャフト
19の回転は、主動ギア52、中間ギア50及び被動ギ
ア47を介してシャフト32に伝達される。そして、ノ
ズルヘッド29a及びジョイント37はシャフト32と
ともに回転される。従って、ノズルヘッド29aから排
出されたグリースは均一にワークWに塗布される。しか
も、その回転速度を変えることによってワークWに塗布
するグリースの塗布厚さをコントロールすることができ
る。
【0048】塗布位置X1にある第1塗布ノズル29に
よりワークWにグリースを塗布すると同時に、清掃位置
X2にある第2塗布ノズル30は、前記清掃機構13に
よって清掃される。詳述すると、図6(b)に示すよう
に、センターシャフト19とともに回転される第2塗布
ノズル30のノズルヘッド30aは、清掃機構13のリ
ング64内に配置されているため、図示しないエアー供
給源からエアーパイプを介して供給されたエアーは、溝
62a及び斜めに形成されたエアー排出孔64aを通っ
て上方から下方に向かってある角度で排出しノズルヘッ
ド30aの外周面をエアブローする。また、ノズルヘッ
ド30aは、清掃機構13のエアーノズル66の上方に
配置されているため、図示しない上記と同一のエアー供
給源からエアーパイプを介して供給されたエアーは、ジ
ョイント65のエアー排出孔65a及びエアーノズル6
6のエアー排出孔66aを介して排出される。エアーノ
ズル66から排出されたエアーは、エアーノズル66の
上方に配置されたキャップ67の底部に当たる。キャッ
プ67の底部には環状の凹部67aが形成されているた
め、エアーノズル66から排出されたエアーは、その凹
部67aに沿ってエアーノズル66の中心より円周方向
に排出され、前記第1塗布ノズル29と同期して回転し
ている第2塗布ノズル30のノズルヘッド30aの底面
をエアブローする。こうして塗布ノズル30のノズルヘ
ッド30aに付着した残留グリースは除去され、パイプ
62下方にあるグリース蓄積ボックス68に蓄積され
る。
【0049】塗布及び清掃が終了すると、グリース塗布
機構12を、そのノズルヘッド29a,30aの下表面
が塗布及び清掃位置Z2から待機位置Z1までに来るよ
うに前記上下動機構11cによって上昇させる。そし
て、ロータリーアクチュエーター16を駆動させる。ロ
ータリーアクチュエーター16の回転は、第2ギア14
d,第1ギア14c及び旋回軸15を介して旋回プレー
ト28に伝達される。ロータリーアクチュエーター16
の回転は、第1ギア14cの上に固定されたストッパ1
7により180度に規制される。そうすると、旋回プレ
ート28は、ロータリーアクチュエーター16の回転と
ともに180度旋回される。従って、両塗布ノズル2
9,30は、旋回プレート28とともに180度旋回さ
れる。つまり、塗布位置X1にある第1塗布ノズル29
は、清掃位置X2に旋回され、清掃位置X2にある第2
塗布ノズル30は、塗布位置X1に旋回されるようにな
る。
【0050】ここまで、自動グリース塗布装置10の塗
布及び清掃過程の1サイクルが終了する。このとき、前
記グリース供給パイプ25が固定された円筒部材24は
旋回されないため、グリース供給パイプ25は始終に塗
布位置X1側の塗布ノズル29又は30のグリース排出
パイプ27a又は27bと連通される。
【0051】そして、次の塗布及び清掃過程のサイクル
に入ると、きれいに清掃された第2塗布ノズル30は、
塗布位置X1において次のワークWにグリースの塗布を
行うとともに、前のサイクルでグリースが付着されて汚
れた第1塗布ノズル29は、清掃位置X2において清掃
機構13により自動的に清掃される。
【0052】次に、上記のように構成された本実施形態
の自動グリース塗布装置10の特徴について説明する。 (1)本実施形態では、グリース塗布機構12は、2つ
の塗布ノズル29,30を有している。1つの塗布ノズ
ル29は塗布位置X1に位置し、もう1つの塗布ノズル
30は清掃位置X2に位置する。一方の塗布ノズル29
が塗布位置X1にワークWにグリースを塗布するとき、
他方の塗布ノズル30は清掃位置X2に清掃機構13に
より清掃される。また、両塗布ノズル29,30は、ノ
ズル交替機構14によって塗布位置X1と清掃位置X2
の間に交替されることができる。つまり、ノズルヘッド
29aにグリースが付着されて汚れた塗布ノズル29
は、清掃位置X2に旋回され、それと同時にきれいに清
掃された塗布ノズル30は、塗布位置X1に旋回される
ようになっている。従って、塗布作業と清掃作業は、異
なる位置に同時に行われることができる。塗布作業を中
断して清掃作業を行った従来技術に比べ、塗布作業及び
清掃作業の効率を向上することができる。
【0053】(2)本実施形態では、グリース塗布機構
12の塗布ノズル29は、ノズルヘッド29aがシャフ
ト32、ギア47,50,52及びセンターシャフト1
9を介してモータと連結されている。モータによって駆
動されるセンターシャフト19の回転とともに回転する
ことができる。従って、ノズルヘッド29aは回転しな
がらグリースを排出することによって、ワークWに均一
的にグリースを塗布することができる。
【0054】(3)本実施形態では、中心軸31の先端
部には、ノックアウト40が、スプリング41とスプリ
ング受け42とともに取着されている。しかも、ノック
アウト40とスプリング41及びスプリング受け42
は、前記ノズルヘッド29aに形成された凹部29c内
に配置されている。また、前記ノックアウト40は、ス
プリング41の弾力を抗して前記中心軸31に沿って上
動することができるようになっている。従って、ワーク
Wにグリースを塗布した後、ノズルヘッド29aがワー
クWと密着しないようにスプリング41の弾力によって
ノックアウト40はワークWの表面を押圧することがで
きる。その結果、ワークWにグリースを塗布した後、ノ
ズルヘッド29aがワークWと一体に粘着することを防
止することができる。
【0055】(4)本実施形態では、清掃位置X2にあ
る塗布ノズル30のノズルヘッド30aは、清掃機構1
3のリング64内に入ると、図示しないエアー供給源か
らエアーパイプを介して供給されたエアーは、リング6
4に形成されたエアー排出孔64aを通って上方から下
方に向かってある角度で排出しノズルヘッド30aの外
周面をエアブローする。また、図示しない上記と同一の
エアー供給源からエアーパイプを介して供給されたエア
ーは、ジョイント65のエアー排出孔65a及びエアー
ノズル66のエアー排出孔66aを介して排出される。
エアーノズル66から排出されたエアーは、エアーノズ
ル66の上方に配置されたキャップ67の凹部67aに
沿ってエアーノズル66の中心より円周方向に排出し、
ノズルヘッド30aの底面をエアブローする。従って、
塗布箇所としてのノズルヘッド30aの底面だけではな
く、塗布箇所以外のノズルヘッド30aの外周面も清掃
されることから、塗布箇所以外へのグリースの付着を防
ぐことができる。しかも、清掃方法としては、エアーに
よる非接触清掃であるため、ノズルヘッド30aの摩耗
を防止することができる。
【0056】(5)本実施形態では、塗布ノズル29,
30のノズルヘッド29a,30aは、塗布及び清掃作
業においてセンターシャフト19とともに回転されてい
る。従って、塗布ノズル30のノズルヘッド30aは、
回転されながらエアーを吹き付けるように清掃されるこ
とから、ノズルヘッド30a全周をくまなく清掃するこ
とができ、複数方向から順次エアーを吹くという従来技
術の制御方法をなくすことができる。
【0057】(6)本実施形態では、清掃機構13のエ
アーノズル66及びキャップ67とほぼ同じ高さの位置
に配置されたリング64の下部内周には、下方へ向かっ
て拡開するテーパ部64bが形成されている。従って、
ノズルヘッド30aの底面清掃の際、排出されたエアー
がこのテーパ部64bに当たることにより、排出方向を
下に向けることで、グリースがノズルヘッド30aに再
付着することを防止できる。その結果、清掃効率の向上
を図ることができる。
【0058】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ○上記実施形態のグリース塗布機構12は、4つの塗布
ノズルを持って実施してもよい。詳述すると、図7に示
すように、それぞれ塗布ノズル71,72と塗布ノズル
73,74とを連結する旋回プレート75,76を、互
いに直交するように前記旋回軸15に固着させる。4つ
の塗布ノズル71〜74のうちいずれか2つの塗布ノズ
ルを塗布位置に設定すれば、残りの2つ塗布ノズルの位
置を清掃位置にする。塗布位置にある2つの塗布ノズル
に対応して、図示しないが、前記円筒部材24に2つの
グリース供給パイプを配置させる。また、清掃位置にあ
る2つの塗布ノズルの下方に、それぞれ前記清掃機構1
3を配置させる。
【0059】隣接の2つ塗布ノズル71,73より塗布
作業を行うとする場合において、塗布位置にある2つの
塗布ノズル71,73と清掃位置にある2つの塗布ノズ
ル72,74との交替は、2つの旋回プレート75,7
6を同時に180度旋回することによって行われる。一
方、同一の旋回プレート75に固着された2つの塗布ノ
ズル71,72より塗布作業を行うとする場合におい
て、塗布位置にある2つの塗布ノズル71,72と清掃
位置にある2つの塗布ノズル73,74との交替は、2
つの旋回プレート75,76を同時に90度旋回するこ
とによって行われる。また、前記ストッパ17は、旋回
軸15が90度ずつ1方向に沿って回転できるように構
成又は設定される。
【0060】従って、この別例によれば、上記実施形態
の効果に加え、同時に2つのワークWに塗布することが
できるため、塗布作業の効率をさらに向上することがで
きる。さらに、以上の考えに基づいて、上記グリース塗
布機構12は、装置が膨大化しない限り、塗布ノズルを
6つ又は8つ持って実施してもよい。
【0061】○また、上記実施形態のグリース塗布機構
12は、3つの塗布ノズルを持って実施してもよい。詳
述すると、図8に示すように、3つの塗布ノズル81,
82,83を連結する旋回プレート84を、各塗布ノズ
ル81,82,83が互いに120度成すように一体的
に前記旋回軸15に固着させる。塗布作業においてグリ
ースなどの付着又は汚れの少ない場合に対して、3つの
塗布ノズル81,82,83のうちいずれか2つの塗布
ノズル例えば塗布ノズル81,82を塗布位置に設定す
れば、残りの1つ塗布ノズル83の位置を清掃位置にす
る。塗布位置にある2つの塗布ノズル81,82に対応
して、図示しないが、前記円筒部材24に2つのグリー
ス供給パイプを配置させる。
【0062】各塗布ノズル81,82,83の交替は、
一体となる旋回プレート84を120度旋回することに
よって行われる。また、前記ストッパ17は、旋回軸1
5が120度ずつ1方向に沿って回転できるように構成
又は設定される。このとき、各塗布ノズル81,82,
83は2回の塗布作業を経てから、1回の清掃作業を行
うことになる。
【0063】一方、塗布作業においてグリースなどの付
着又は汚れの多い場合に対して、3つの塗布ノズル8
1,82,83のうちいずれか1つの塗布ノズル例えば
塗布ノズル81を塗布位置に設定すれば、残りの2つ塗
布ノズル82,83の位置を清掃位置にする。塗布位置
にある1つの塗布ノズル81に対応して、図示しない
が、前記円筒部材24に1つのグリース供給パイプを配
置させる。また、清掃位置にある2つの塗布ノズル8
2,83の下方に、それぞれ前記清掃機構13を配置さ
せる。
【0064】各塗布ノズル81,82,83の交替は、
一体となる旋回プレート84を120度旋回することに
よって行われる。また、前記ストッパ17は、旋回軸1
5が120度ずつ1方向に沿って回転できるように構成
又は設定される。このとき、各塗布ノズル81,82,
83は1回の塗布作業を経てから、2回の清掃作業を行
うことになる。
【0065】従って、この別例によれば、上記実施形態
の効果に加え、塗布作業においてグリースなどの塗布ノ
ズルへの付着又は汚れの度合いによって、塗布ノズルの
清掃時間を決めることができ、作業時間の無駄を低減す
ることができる。さらに、以上の考えに基づいて、上記
グリース塗布機構12は、装置が膨大化しない限り、塗
布ノズルを5つ又は7つ持って実施してもよい。
【0066】○上記実施形態では、ノズルヘッド29
a,30aを回転させるための主動ギア52と被動ギア
47との間に中間ギア50及び中間ギア50を回転可能
に支持する支持軸51が配置されているが、2つの塗布
ノズル29,30の相対位置が近くてよい場合におい
て、前記主動ギア52と被動ギア47とを直接に歯合さ
せ、つまり、中間ギア50及び中間ギア50を回転可能
に支持する支持軸51を省略して実施してもよい。この
場合、上記実施形態とほぼ同様な効果を得ることができ
る。
【0067】○上記実施形態では、グリース塗布機構1
2は、支持アーム12bを介して本体11の支持壁11
aに取り付けられた上下動機構11cに固定され、上下
動機構11cにより上昇又は下降されるように実施した
が、グリース塗布機構12を、支持アーム12bを介し
て直接本体11の支持壁11aに固定し、本体11の基
台11bを上下動可能に上下動機構に固定して実施して
もよい。この場合、グリース塗布機構12の上下動の代
わりに、基台11bの上下動によってワークW及び清掃
機構13を上昇又は下降させることができる。従って、
上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0068】○上記実施形態では、清掃機構13のリン
グ64には、リング64の壁を貫通する斜めのエアー排
出孔64aが左右前後側において4個設けられて実施し
たが、そのエアー排出孔64aを、リング64の壁の周
面において4個以上の複数個設けて実施してもよい。こ
の場合、上記実施形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、2及び
4に記載の発明によれば、グリース塗布ノズルの塗布及
び清掃作業の作業効率を向上させることができる。
【0070】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2項に記載の自動グリース塗布装置の効果に加え
て、ワークを均一にグリースを塗布することができ、清
掃位置にあるグリース塗布ノズルはくまなく清掃するこ
とができる。
【0071】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
〜4項のいずれか1に記載の自動グリース塗布装置の効
果に加えて、ノズルを磨耗損傷させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の自動グリース塗布装置の正面要部
断面図。
【図2】同じく自動グリース塗布装置の側面要部断面
図。
【図3】同じく自動グリース塗布装置の塗布ノズルの断
面拡大図。
【図4】同じく自動グリース塗布装置のノズル交替機構
の平面図。
【図5】図1におけるA−A線断面図。
【図6】同じく自動グリース塗布装置の清掃機構の全体
図。
【図7】別例の図1におけるA−A線断面図。
【図8】別例の図1におけるA−A線断面図。
【符号の説明】
10…自動グリース塗布装置、13…塗布ノズル自動清
掃機構、14…ノズル案内手段としてのノズル交替機
構、29,30,71〜74,81〜83…塗布ノズ
ル、29a,30a…ノズルヘッド、64a,66a…
グリース除去手段としてのエアー排出孔、W…ワーク、
X1…塗布位置、X2…清掃位置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のグリース塗布ノズル(29,3
    0,71〜74,81〜83)を備えるとともに、その
    各塗布ノズル(29,30,71〜74,81〜83)
    をそれぞれ塗布位置(X1)と清掃位置(X2)の2位
    置に案内するノズル案内手段(14)を設けたことを特
    徴とする自動グリース塗布装置。
  2. 【請求項2】 2つのグリース塗布ノズル(29,3
    0)と、 グリースが塗布されるワーク(W)を載置する載置台
    (70)と、 各グリース塗布ノズル(29,30)を清掃する清掃手
    段(13)と、 各グリース塗布ノズル(29,30)を、前記載置台
    (70)に載置したワーク(W)にグリースを塗布する
    塗布位置(X1)と前記清掃手段(13)にて清掃する
    清掃位置(X2)の2位置に案内するノズル案内手段
    (14)とを備えた自動グリース塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の自動グリース塗
    布装置において、 前記各グリース塗布ノズル(29,30,71〜74,
    81〜83)を前記塗布位置(X1)と清掃位置(X
    2)で回動させる回動手段を備え、前記塗布位置(X
    1)において前記グリース塗布ノズル(29,30,7
    1〜74,81〜83)を回動させながらワーク(W)
    にグリースを塗布し、前記清掃位置(X2)において前
    記グリース塗布ノズル(29,30,71〜74,81
    〜83)を回動させながら同ノズル(29,30,71
    〜74,81〜83)を清掃するようにした自動グリー
    ス塗布装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1に記載の自
    動グリース塗布装置において、 前記ノズル案内手段(14)は、一方のグリース塗布ノ
    ズル(29,30,71〜74,81〜83)を塗布位
    置(X1)に案内している時、他方のグリース塗布ノズ
    ル(29,30,71〜74,81〜83)を清掃位置
    (X2)に案内するようにした自動グリース塗布装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか1に記載の自
    動グリース塗布装置において、 前記清掃手段(13)は、前記清掃位置(X2)に案内
    されたグリース塗布ノズル(29,30,71〜74,
    81〜83)にエアーを吹き付け同ノズル(29,3
    0,71〜74,81〜83)に付着したグリースを除
    去する除去手段(64a,66a)を設けた自動グリー
    ス塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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