JP2000010139A - 像振れ補正カメラ及びカメラの像振れ補正方法 - Google Patents
像振れ補正カメラ及びカメラの像振れ補正方法Info
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- JP2000010139A JP2000010139A JP10170881A JP17088198A JP2000010139A JP 2000010139 A JP2000010139 A JP 2000010139A JP 10170881 A JP10170881 A JP 10170881A JP 17088198 A JP17088198 A JP 17088198A JP 2000010139 A JP2000010139 A JP 2000010139A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズや鏡筒設計上の制約が少ない像振れ補
正カメラ及びカメラの像振れ補正方法を提供する。 【構成】 カメラ本体と、このカメラ本体内の焦点面に
結像させる撮影レンズを有するカメラにおいて、上記カ
メラ本体内の光路上に可動ミラーを設け、カメラに加わ
る振れの大きさと方向を検出するセンサと、上記センサ
で検出した振れの大きさと方向に応じて、上記可動ミラ
ーを、焦点面上の画像位置が該画像の上下方向及び左右
方向に移動されるように2方向に駆動するミラー2方向
駆動機構とを備えたこと。また、カメラ本体と、このカ
メラ本体の焦点面に結像させる撮影レンズを有するカメ
ラの像振れ補正方法であって、カメラに加わる振れによ
り生じる上下方向の像振れと左右方向の像振れを、カメ
ラ本体内の撮影レンズと焦点面の間の光路上に設置し
た、2方向に駆動可能な可動ミラーの駆動で補正するこ
と。
正カメラ及びカメラの像振れ補正方法を提供する。 【構成】 カメラ本体と、このカメラ本体内の焦点面に
結像させる撮影レンズを有するカメラにおいて、上記カ
メラ本体内の光路上に可動ミラーを設け、カメラに加わ
る振れの大きさと方向を検出するセンサと、上記センサ
で検出した振れの大きさと方向に応じて、上記可動ミラ
ーを、焦点面上の画像位置が該画像の上下方向及び左右
方向に移動されるように2方向に駆動するミラー2方向
駆動機構とを備えたこと。また、カメラ本体と、このカ
メラ本体の焦点面に結像させる撮影レンズを有するカメ
ラの像振れ補正方法であって、カメラに加わる振れによ
り生じる上下方向の像振れと左右方向の像振れを、カメ
ラ本体内の撮影レンズと焦点面の間の光路上に設置し
た、2方向に駆動可能な可動ミラーの駆動で補正するこ
と。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、カメラに加わった振れから生じ
る画像振れを補正することが可能なカメラ及びカメラの
像振れ補正方法に関する。
る画像振れを補正することが可能なカメラ及びカメラの
像振れ補正方法に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】光学機器の像振れ補正機構
では、光学系内に設けた可変頂角プリズムのプリズム角
度を制御するタイプや、レンズの一部または全部を光軸
と直交する平面方向へ移動させるものが提案されてい
る。このような従来の光学機器の像振れ補正機構をカメ
ラに適用すると、振れ補正用の光学部材や補正のための
駆動機構などはレンズ鏡筒内に設けられるので、レンズ
鏡筒の大型化が避けられない。また鏡筒内に像振れ補正
機構を設けると、シャッタ機構、ズーム機構、レンズ構
成などに制約を受けることが多い。特にレンズ交換式の
カメラでは、レンズ鏡筒内に像振れ補正機構を配するこ
とはレンズの寸法やコストの上で不利である。
では、光学系内に設けた可変頂角プリズムのプリズム角
度を制御するタイプや、レンズの一部または全部を光軸
と直交する平面方向へ移動させるものが提案されてい
る。このような従来の光学機器の像振れ補正機構をカメ
ラに適用すると、振れ補正用の光学部材や補正のための
駆動機構などはレンズ鏡筒内に設けられるので、レンズ
鏡筒の大型化が避けられない。また鏡筒内に像振れ補正
機構を設けると、シャッタ機構、ズーム機構、レンズ構
成などに制約を受けることが多い。特にレンズ交換式の
カメラでは、レンズ鏡筒内に像振れ補正機構を配するこ
とはレンズの寸法やコストの上で不利である。
【0003】
【発明の目的】本発明は、レンズや鏡筒設計上の制約が
少ない像振れ補正カメラ及びカメラの像振れ補正方法を
提供することを目的とする。
少ない像振れ補正カメラ及びカメラの像振れ補正方法を
提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明の像振れ補正カメラは、カメラ本
体と、このカメラ本体内の焦点面に結像させる撮影レン
ズを有するカメラにおいて、上記カメラ本体内の光路上
に可動ミラーを設け、カメラに加わる振れの大きさと方
向を検出するセンサと、上記センサで検出した振れの大
きさと方向に応じて、上記可動ミラーを、焦点面上の画
像位置が該画像の上下方向及び左右方向に移動されるよ
うに2方向に駆動するミラー2方向駆動機構とを備えた
ことを特徴としている。
体と、このカメラ本体内の焦点面に結像させる撮影レン
ズを有するカメラにおいて、上記カメラ本体内の光路上
に可動ミラーを設け、カメラに加わる振れの大きさと方
向を検出するセンサと、上記センサで検出した振れの大
きさと方向に応じて、上記可動ミラーを、焦点面上の画
像位置が該画像の上下方向及び左右方向に移動されるよ
うに2方向に駆動するミラー2方向駆動機構とを備えた
ことを特徴としている。
【0005】ミラー2方向駆動機構は、上記可動ミラー
を入射光束の光軸と平行な回動中心で回動可能に支持
し、かつ該可動ミラーを入射光束の光軸と平行な方向に
直進移動可能に支持する支持機構と、カメラに加わる振
れの大きさと方向に応じて、可動ミラーに上記回動と直
進移動を行わせる一対のアクチュエータとを備えるよう
に構成することができる。
を入射光束の光軸と平行な回動中心で回動可能に支持
し、かつ該可動ミラーを入射光束の光軸と平行な方向に
直進移動可能に支持する支持機構と、カメラに加わる振
れの大きさと方向に応じて、可動ミラーに上記回動と直
進移動を行わせる一対のアクチュエータとを備えるよう
に構成することができる。
【0006】またミラー2方向駆動機構は、上記可動ミ
ラーを、入射光束の光軸と平行な回動中心と、入射光束
と反射光束の光軸を含む平面と直交する回動中心で回動
可能に支持する2軸回動支持機構と、カメラに加わる振
れの大きさと方向に応じて、上記2つの回動中心で可動
ミラーを回動させる一対のアクチュエータとを備えた構
成とすることも可能である。
ラーを、入射光束の光軸と平行な回動中心と、入射光束
と反射光束の光軸を含む平面と直交する回動中心で回動
可能に支持する2軸回動支持機構と、カメラに加わる振
れの大きさと方向に応じて、上記2つの回動中心で可動
ミラーを回動させる一対のアクチュエータとを備えた構
成とすることも可能である。
【0007】以上の像振れ補正カメラでは、可動ミラー
の2方向における初期位置と駆動位置を検出するミラー
位置検出手段、被写体距離に応じて合焦動作を行う自動
合焦機構、および、上記ミラー位置検出手段で得た、可
動ミラーの2方向における初期位置からの駆動方向と駆
動量を、上記自動合焦機構にフィードバックするフィー
ドバック手段を備え、上記自動合焦機構は、可動ミラー
の駆動で生じるカメラ本体内の光路長の変化を合焦動作
において補正することが望ましい。
の2方向における初期位置と駆動位置を検出するミラー
位置検出手段、被写体距離に応じて合焦動作を行う自動
合焦機構、および、上記ミラー位置検出手段で得た、可
動ミラーの2方向における初期位置からの駆動方向と駆
動量を、上記自動合焦機構にフィードバックするフィー
ドバック手段を備え、上記自動合焦機構は、可動ミラー
の駆動で生じるカメラ本体内の光路長の変化を合焦動作
において補正することが望ましい。
【0008】本発明はまた、像振れ補正カメラの制御方
法に関しており、カメラ本体と、このカメラ本体の焦点
面に結像させる撮影レンズを有するカメラにおいて、カ
メラに加わる振れにより生じる上下方向の像振れと左右
方向の像振れを、カメラ本体内の撮影レンズと焦点面の
間の光路上に設置した、2方向に駆動可能な可動ミラー
の駆動で補正することを特徴としている。
法に関しており、カメラ本体と、このカメラ本体の焦点
面に結像させる撮影レンズを有するカメラにおいて、カ
メラに加わる振れにより生じる上下方向の像振れと左右
方向の像振れを、カメラ本体内の撮影レンズと焦点面の
間の光路上に設置した、2方向に駆動可能な可動ミラー
の駆動で補正することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明による像振れ補正カ
メラの光学系の一実施形態を示している。カメラ10
は、レンズ鏡筒11とカメラ本体13からなっており、
レンズ鏡筒11内には撮影レンズ12が配されている。
撮影レンズ12の後方のカメラ本体13内には、初期状
態(非駆動状態)において、該撮影レンズ12からの光
束をカメラ本体13内の上方に向けて略垂直に反射する
平面状の可動ミラー14が設置されている。可動ミラー
14で反射された光束は、該可動レンズ可動ミラー14
の上方を通るフィルム16(焦点面)上に結像される。
つまりカメラ10の撮影光学系は、撮影レンズ12から
可動ミラー14までの光軸OTと、可動ミラー14から
フィルム面(焦点面)までの光軸OMを有し、光軸OT
と光軸OMは互いに直交する関係にある。
メラの光学系の一実施形態を示している。カメラ10
は、レンズ鏡筒11とカメラ本体13からなっており、
レンズ鏡筒11内には撮影レンズ12が配されている。
撮影レンズ12の後方のカメラ本体13内には、初期状
態(非駆動状態)において、該撮影レンズ12からの光
束をカメラ本体13内の上方に向けて略垂直に反射する
平面状の可動ミラー14が設置されている。可動ミラー
14で反射された光束は、該可動レンズ可動ミラー14
の上方を通るフィルム16(焦点面)上に結像される。
つまりカメラ10の撮影光学系は、撮影レンズ12から
可動ミラー14までの光軸OTと、可動ミラー14から
フィルム面(焦点面)までの光軸OMを有し、光軸OT
と光軸OMは互いに直交する関係にある。
【0010】カメラ本体13内には、それぞれ不図示の
フィルムパトローネ収納室とフィルム巻上スプール室が
焦点面を挟む左右位置に設けられており、フィルムパト
ローネから送り出されて巻上スプールに巻き上げられる
フィルム16は、その撮影画面17が撮影光学系の焦点
面上を通る。図1から明らかなように、本実施形態のカ
メラ10では、横長の撮影画面17の上下方向はカメラ
10の上下方向とは一致せず、撮影画面17の上下方向
(短辺方向)をxで示し、左右方向(長辺方向)をyで
示している。撮影レンズ12が上下方向に変位して光軸
ブレが発生した場合、フィルム面(焦点面)上において
撮影画面17の上下方向(x方向)の画像振れが発生
し、撮影レンズ12が左右方向に変位した場合には、フ
ィルム面(焦点面)上において撮影画面17の左右方向
(y方向)の画像振れが発生する。なお本実施形態で
は、フィルム16のような銀塩フィルムを用いたカメラ
に基づいて本発明を説明しているが、本発明のカメラは
これに限定されるものではなく、フィルムに代えて、焦
点面位置に撮像素子が配置されている電子スチルカメラ
等であってもよい。
フィルムパトローネ収納室とフィルム巻上スプール室が
焦点面を挟む左右位置に設けられており、フィルムパト
ローネから送り出されて巻上スプールに巻き上げられる
フィルム16は、その撮影画面17が撮影光学系の焦点
面上を通る。図1から明らかなように、本実施形態のカ
メラ10では、横長の撮影画面17の上下方向はカメラ
10の上下方向とは一致せず、撮影画面17の上下方向
(短辺方向)をxで示し、左右方向(長辺方向)をyで
示している。撮影レンズ12が上下方向に変位して光軸
ブレが発生した場合、フィルム面(焦点面)上において
撮影画面17の上下方向(x方向)の画像振れが発生
し、撮影レンズ12が左右方向に変位した場合には、フ
ィルム面(焦点面)上において撮影画面17の左右方向
(y方向)の画像振れが発生する。なお本実施形態で
は、フィルム16のような銀塩フィルムを用いたカメラ
に基づいて本発明を説明しているが、本発明のカメラは
これに限定されるものではなく、フィルムに代えて、焦
点面位置に撮像素子が配置されている電子スチルカメラ
等であってもよい。
【0011】可動ミラー14は、図2に示すミラー駆動
機構20により、2方向に移動可能に支持されている。
可動ミラー14は、撮影レンズ12の光軸OTを直角に
反射する角度で支持枠21に支持されており、支持枠2
1に対しては固定されている。支持枠21の下部には、
光軸OTを中心とする円筒面上にギヤ面を有するギヤ部
22が形成されており、該ギヤ部22から光軸OT方向
前後にそれぞれ一対、計4つのフォロワピン23が突設
されている。各フォロワピン23は、その軸線が、光軸
OTを中心とする同径の円弧上に位置するように配置さ
れている。なお図2においては、フォロワピン23は前
側の2つのみが図示されている。
機構20により、2方向に移動可能に支持されている。
可動ミラー14は、撮影レンズ12の光軸OTを直角に
反射する角度で支持枠21に支持されており、支持枠2
1に対しては固定されている。支持枠21の下部には、
光軸OTを中心とする円筒面上にギヤ面を有するギヤ部
22が形成されており、該ギヤ部22から光軸OT方向
前後にそれぞれ一対、計4つのフォロワピン23が突設
されている。各フォロワピン23は、その軸線が、光軸
OTを中心とする同径の円弧上に位置するように配置さ
れている。なお図2においては、フォロワピン23は前
側の2つのみが図示されている。
【0012】直進移動板24には、このギヤ部22を挟
むように一対の支持脚25が突設されている。各支持脚
25の、ギヤ部22に臨む面には、光軸OTを中心とす
る円弧の一部をなす回動案内カム溝26が形成されてお
り、この前後の回動案内カム溝26に前後各一対のフォ
ロワピン23が嵌まっている。なお、図2では光軸OT
方向において後方に位置する支持脚25の回動案内カム
溝(26)は図示されていないが、該後方の支持脚25
にも同様の回動案内カム溝が形成され、ギヤ部22から
後方に突設された一対のフォロワピン(23)が嵌まっ
ている。この前後各一対のフォロワピン23がそれぞ
れ、前後の回動案内カム溝26内を案内されることによ
り、可動ミラー14の支持枠21は、直進移動板24に
対して光軸OTを中心として回動することができる。
むように一対の支持脚25が突設されている。各支持脚
25の、ギヤ部22に臨む面には、光軸OTを中心とす
る円弧の一部をなす回動案内カム溝26が形成されてお
り、この前後の回動案内カム溝26に前後各一対のフォ
ロワピン23が嵌まっている。なお、図2では光軸OT
方向において後方に位置する支持脚25の回動案内カム
溝(26)は図示されていないが、該後方の支持脚25
にも同様の回動案内カム溝が形成され、ギヤ部22から
後方に突設された一対のフォロワピン(23)が嵌まっ
ている。この前後各一対のフォロワピン23がそれぞ
れ、前後の回動案内カム溝26内を案内されることによ
り、可動ミラー14の支持枠21は、直進移動板24に
対して光軸OTを中心として回動することができる。
【0013】直進移動板24上には、支持枠21を回動
させるための回動用パルスモータ27が設置されてい
る。この回動用パルスモータ27の出力軸はギヤ部22
の下方に延出され、ピニオン28がギヤ部22のギヤ面
に噛み合っている。従って、回動用パルスモータ27を
駆動すると、支持枠21、すなわち可動ミラー14を光
軸OTを中心として回動させることができる。
させるための回動用パルスモータ27が設置されてい
る。この回動用パルスモータ27の出力軸はギヤ部22
の下方に延出され、ピニオン28がギヤ部22のギヤ面
に噛み合っている。従って、回動用パルスモータ27を
駆動すると、支持枠21、すなわち可動ミラー14を光
軸OTを中心として回動させることができる。
【0014】支持枠21には指標29が設けられてお
り、この指標29を回動位置検知センサ30によって検
知することによって可動ミラー14(支持枠21)の初
期回動位置を検出することができる。また後述するよう
に、像振れ時における光軸OTを中心とする可動ミラー
14(支持枠21)の回動量及び回動方向は、CPU4
0で回動用パルスモータ27の駆動パルス数として演算
され、該駆動パルス数を含んだ駆動信号が像振れ補正用
モータドライバ43から回動用パルスモータ27に供給
される。よって、可動ミラー14の初期角度位置からの
駆動位置(回動量及び回動方向)は、回動用パルスモー
タ27に供給される駆動信号に含まれる駆動パルス数を
参照することで得ることができる。
り、この指標29を回動位置検知センサ30によって検
知することによって可動ミラー14(支持枠21)の初
期回動位置を検出することができる。また後述するよう
に、像振れ時における光軸OTを中心とする可動ミラー
14(支持枠21)の回動量及び回動方向は、CPU4
0で回動用パルスモータ27の駆動パルス数として演算
され、該駆動パルス数を含んだ駆動信号が像振れ補正用
モータドライバ43から回動用パルスモータ27に供給
される。よって、可動ミラー14の初期角度位置からの
駆動位置(回動量及び回動方向)は、回動用パルスモー
タ27に供給される駆動信号に含まれる駆動パルス数を
参照することで得ることができる。
【0015】直進移動板24には、ねじ孔31が光軸O
Tと平行な方向へ形成されていて、このねじ孔31には
直進用パルスモータ32のドライブシャフト33が挿入
されている。ドライブシャフト33の外周面には、ねじ
孔31に噛み合う雄ねじが形成されている。また直進移
動板24には、光軸OTと平行なガイド孔34が穿設さ
れていて、該ガイド孔34には、カメラ本体13内に固
定した光軸OTと平行なガイドシャフト35が相対摺動
可能に貫通している。この構造により、直進用パルスモ
ータ32が駆動されると、ドライブシャフト33の雄ね
じとねじ孔31を介して直進移動板24に移動力が加わ
り、ガイド孔34がガイドシャフト35に案内されて、
直進移動板24が光軸OTと平行に前後移動する。すな
わち、可動ミラー14が光軸OT方向に直進移動され
る。
Tと平行な方向へ形成されていて、このねじ孔31には
直進用パルスモータ32のドライブシャフト33が挿入
されている。ドライブシャフト33の外周面には、ねじ
孔31に噛み合う雄ねじが形成されている。また直進移
動板24には、光軸OTと平行なガイド孔34が穿設さ
れていて、該ガイド孔34には、カメラ本体13内に固
定した光軸OTと平行なガイドシャフト35が相対摺動
可能に貫通している。この構造により、直進用パルスモ
ータ32が駆動されると、ドライブシャフト33の雄ね
じとねじ孔31を介して直進移動板24に移動力が加わ
り、ガイド孔34がガイドシャフト35に案内されて、
直進移動板24が光軸OTと平行に前後移動する。すな
わち、可動ミラー14が光軸OT方向に直進移動され
る。
【0016】直進移動板24には指標36が設けられて
おり、この指標36を直進移動位置検知センサ37によ
って検知することによって、可動ミラー14の光軸OT
方向での初期位置を検出することができる。また後述す
るように、像振れ時における光軸OTと平行な方向への
可動ミラー14(直進移動板24)の駆動量及び駆動方
向はCPU40で直進用パルスモータ32の駆動パルス
数として演算され、該駆動パルス数を含んだ駆動信号が
像振れ補正用モータドライバ43から直進用パルスモー
タ32に供給される。よって、光軸OTと平行な方向へ
の可動ミラー14の初期位置からの駆動位置(駆動量及
び駆動方向)は、直進用パルスモータ32に供給される
駆動信号に含まれる駆動パルス数を参照することで得る
ことができる。
おり、この指標36を直進移動位置検知センサ37によ
って検知することによって、可動ミラー14の光軸OT
方向での初期位置を検出することができる。また後述す
るように、像振れ時における光軸OTと平行な方向への
可動ミラー14(直進移動板24)の駆動量及び駆動方
向はCPU40で直進用パルスモータ32の駆動パルス
数として演算され、該駆動パルス数を含んだ駆動信号が
像振れ補正用モータドライバ43から直進用パルスモー
タ32に供給される。よって、光軸OTと平行な方向へ
の可動ミラー14の初期位置からの駆動位置(駆動量及
び駆動方向)は、直進用パルスモータ32に供給される
駆動信号に含まれる駆動パルス数を参照することで得る
ことができる。
【0017】ミラー駆動機構20では、回動用パルスモ
ータ27により可動ミラー14(支持枠21)を光軸O
Tを回動中心として回動させたとき、図3に示すように
光軸OMが偏向され、フィルム面(あるいは撮像素子の
撮像面)上における画像位置が撮影画面17の左右方向
(y方向)へ移動する。本実施形態の光学系では、カメ
ラ正面から見て可動ミラー14が右傾されると撮影画面
17の右方に画像が移動し、可動ミラー14が左傾され
ると撮影画面17の左方に画像が移動する。
ータ27により可動ミラー14(支持枠21)を光軸O
Tを回動中心として回動させたとき、図3に示すように
光軸OMが偏向され、フィルム面(あるいは撮像素子の
撮像面)上における画像位置が撮影画面17の左右方向
(y方向)へ移動する。本実施形態の光学系では、カメ
ラ正面から見て可動ミラー14が右傾されると撮影画面
17の右方に画像が移動し、可動ミラー14が左傾され
ると撮影画面17の左方に画像が移動する。
【0018】一方、直進用パルスモータ32により直進
移動板24を光軸OT方向へ前後に駆動すると、図4に
示すように光軸OMがカメラ本体13の前後方向に平行
移動され、フィルム面(あるいは撮像面)上における画
像位置が撮影画面17の上下方向(x方向)へ移動す
る。本実施形態の光学系では、可動ミラー14が前方に
駆動されると撮影画面17の上方に画像が移動し、可動
ミラー14が後方に駆動されると撮影画面17の下方に
画像が移動する。
移動板24を光軸OT方向へ前後に駆動すると、図4に
示すように光軸OMがカメラ本体13の前後方向に平行
移動され、フィルム面(あるいは撮像面)上における画
像位置が撮影画面17の上下方向(x方向)へ移動す
る。本実施形態の光学系では、可動ミラー14が前方に
駆動されると撮影画面17の上方に画像が移動し、可動
ミラー14が後方に駆動されると撮影画面17の下方に
画像が移動する。
【0019】従ってミラー駆動機構20を駆動制御し
て、光軸OTに沿う直進移動と光軸OTを中心とする回
動動作を適宜に可動ミラー14に行わせれば、カメラ振
れが生じたときにフィルム面(あるいは撮像面)上での
画像位置をx、y方向に移動させて二次元的に像振れを
補正することが可能である。
て、光軸OTに沿う直進移動と光軸OTを中心とする回
動動作を適宜に可動ミラー14に行わせれば、カメラ振
れが生じたときにフィルム面(あるいは撮像面)上での
画像位置をx、y方向に移動させて二次元的に像振れを
補正することが可能である。
【0020】以上のカメラ10における像振れ補正の制
御過程について図5を参照して説明する。カメラ本体1
3内には、撮影レンズ12の光軸OTと直交する平面内
において互いに直交する2軸(カメラの上下軸と左右
軸)周りにおけるカメラ本体13の移動角速度を検出す
るための振れ検知センサ41が設けられており、カメラ
10に加わった振れの大きさと方向は、この振れ検知セ
ンサ41によって検知される。
御過程について図5を参照して説明する。カメラ本体1
3内には、撮影レンズ12の光軸OTと直交する平面内
において互いに直交する2軸(カメラの上下軸と左右
軸)周りにおけるカメラ本体13の移動角速度を検出す
るための振れ検知センサ41が設けられており、カメラ
10に加わった振れの大きさと方向は、この振れ検知セ
ンサ41によって検知される。
【0021】前述の通り、可動ミラー14を光軸OTと
平行に駆動することによって、撮影画面17の上下方向
(x方向)に画像位置が移動し、光軸OTを回動中心と
して回動させれば、撮影画面17の左右方向(y方向)
に画像位置が移動する。そこでCPU40は、振れ検出
センサ41の検出した2軸方向の振れの角速度を時間積
分して移動角度を求め、該移動角度から焦点面上での
x、y方向の像の移動量を演算すると共に、このx、y
方向の像振れをキャンセルするために必要な可動ミラー
14の直進駆動量と回動量をそれぞれ演算する。本実施
形態においては、カメラ本体の移動角速度とこれに対し
て振れ補正を行うためのミラー直進駆動量及び回動量
(各パルスモータ27、32の駆動パルス数)とがテー
ブルデータとして、予めEEPROM44に記憶されて
いる。そして、このテーブルデータに基づいて、CPU
40が像振れ補正に必要な可動ミラー14の直進駆動量
と回動量を得て、像振れ補正用モータドライバ43が回
動用パルスモータ27と直進用パルスモータ32に駆動
信号を送り、可動ミラー14を2方向に駆動制御する。
これにより、可動ミラー14は撮影光軸の振れをキャン
セルするべく、回動と直進移動の2方向を組み合わせた
動作を行い、フィルム面(あるいは撮像面)上での画像
位置が一定に保たれる。
平行に駆動することによって、撮影画面17の上下方向
(x方向)に画像位置が移動し、光軸OTを回動中心と
して回動させれば、撮影画面17の左右方向(y方向)
に画像位置が移動する。そこでCPU40は、振れ検出
センサ41の検出した2軸方向の振れの角速度を時間積
分して移動角度を求め、該移動角度から焦点面上での
x、y方向の像の移動量を演算すると共に、このx、y
方向の像振れをキャンセルするために必要な可動ミラー
14の直進駆動量と回動量をそれぞれ演算する。本実施
形態においては、カメラ本体の移動角速度とこれに対し
て振れ補正を行うためのミラー直進駆動量及び回動量
(各パルスモータ27、32の駆動パルス数)とがテー
ブルデータとして、予めEEPROM44に記憶されて
いる。そして、このテーブルデータに基づいて、CPU
40が像振れ補正に必要な可動ミラー14の直進駆動量
と回動量を得て、像振れ補正用モータドライバ43が回
動用パルスモータ27と直進用パルスモータ32に駆動
信号を送り、可動ミラー14を2方向に駆動制御する。
これにより、可動ミラー14は撮影光軸の振れをキャン
セルするべく、回動と直進移動の2方向を組み合わせた
動作を行い、フィルム面(あるいは撮像面)上での画像
位置が一定に保たれる。
【0022】カメラ10はまた、次のような自動合焦
(AF)機構を有している。撮影レンズ12の一部は、
光軸OTと平行な方向に移動可能なAF用レンズ45と
して構成されている。このAF用レンズ45は、AFモ
ータ46によって光軸OT方向に位置を異ならせて複数
設定した分割段数位置のいずれかに駆動され、その移動
位置はAFレンズ位置センサ47で検知される。カメラ
10はまたAFセンサ48を備えており、測距スイッチ
49が操作されると被写体距離情報を得ることができ
る。このようなAFセンサは、被写体の距離を測定する
タイプや、デフォーカス量を測定するタイプ等が提案さ
れている。測距スイッチ49は、一般的なAFカメラの
ようにレリーズボタンの半押し状態でオンされるように
構成できる。AFセンサ48で得られた被写体距離情報
はCPU40に入力され、CPU40は該入力値に基づ
いて、フィルム面(あるいは撮像面)に焦点が合うよう
に必要なAF用レンズ45の移動位置(AFレンズ位置
センサ47で検出される現状の移動位置からの移動量)
を演算してAFモータドライバ50に駆動信号を送り、
AFモータ46がAF用レンズ45を所望の分割段数位
置に駆動し、これにより合焦動作が行われる。以上のよ
うな自動合焦機構は周知のものである。
(AF)機構を有している。撮影レンズ12の一部は、
光軸OTと平行な方向に移動可能なAF用レンズ45と
して構成されている。このAF用レンズ45は、AFモ
ータ46によって光軸OT方向に位置を異ならせて複数
設定した分割段数位置のいずれかに駆動され、その移動
位置はAFレンズ位置センサ47で検知される。カメラ
10はまたAFセンサ48を備えており、測距スイッチ
49が操作されると被写体距離情報を得ることができ
る。このようなAFセンサは、被写体の距離を測定する
タイプや、デフォーカス量を測定するタイプ等が提案さ
れている。測距スイッチ49は、一般的なAFカメラの
ようにレリーズボタンの半押し状態でオンされるように
構成できる。AFセンサ48で得られた被写体距離情報
はCPU40に入力され、CPU40は該入力値に基づ
いて、フィルム面(あるいは撮像面)に焦点が合うよう
に必要なAF用レンズ45の移動位置(AFレンズ位置
センサ47で検出される現状の移動位置からの移動量)
を演算してAFモータドライバ50に駆動信号を送り、
AFモータ46がAF用レンズ45を所望の分割段数位
置に駆動し、これにより合焦動作が行われる。以上のよ
うな自動合焦機構は周知のものである。
【0023】可動ミラー14の回動動作に関しては、図
3に示すように、可動ミラー14が実線で示す初期角度
位置にあるときに撮影レンズ12の後端からフィルム面
までの光路長が最も短く、y方向のα1の像振れを補正
するために可動ミラー14が実線で表す初期角度位置か
ら二点鎖線で示す位置まで回動されると、光路長は偏向
された分長くなる。また図4に示すように、x方向の像
振れを補正するために可動ミラー14が実線で表す初期
位置から二点鎖線で示す位置まで後方へα2直進駆動さ
れると、光路長は可動ミラー14の駆動量α2分だけ長
くなる。つまり、可動ミラー14を回動または直進駆動
して像振れ補正を行うと光路長が変化し、ピントがずれ
る。本実施形態のカメラでは、この可動ミラー14の駆
動に伴う光路長の変化を考慮して合焦動作を行う。
3に示すように、可動ミラー14が実線で示す初期角度
位置にあるときに撮影レンズ12の後端からフィルム面
までの光路長が最も短く、y方向のα1の像振れを補正
するために可動ミラー14が実線で表す初期角度位置か
ら二点鎖線で示す位置まで回動されると、光路長は偏向
された分長くなる。また図4に示すように、x方向の像
振れを補正するために可動ミラー14が実線で表す初期
位置から二点鎖線で示す位置まで後方へα2直進駆動さ
れると、光路長は可動ミラー14の駆動量α2分だけ長
くなる。つまり、可動ミラー14を回動または直進駆動
して像振れ補正を行うと光路長が変化し、ピントがずれ
る。本実施形態のカメラでは、この可動ミラー14の駆
動に伴う光路長の変化を考慮して合焦動作を行う。
【0024】EEPROM44には、前述のカメラ本体
の移動角速度とミラー直進駆動量及び回動量のテーブル
データの他に、可動ミラー14の駆動に起因する光路長
変化分を補正するためのAF補正値がテーブルデータと
して格納されている。前述のように、可動ミラー14の
初期位置からの直進駆動量と回動量は、回動用パルスモ
ータ27と直進用パルスモータ32に供給される駆動信
号に含まれる駆動パルス数を参照することで得ることが
でき、CPU40は、この可動ミラー14の駆動データ
からEEPROM44のテーブルデータを参照して、可
動ミラー14の2方向の駆動位置に応じたAF補正値を
得る。このAF補正値が、被写体距離情報に基づくAF
用レンズ45のレンズ駆動量に加味されて、最終的なA
F用レンズ45の駆動信号として、AFモータドライバ
50に供給される。なおAF用レンズ45の移動位置決
定には、AFレンズ位置センサ47で検出されるAF用
レンズ45の現状位置データもフィードバックされ、該
現状位置からの移動量としてAFモータドライバ50か
らAFモータ46に駆動信号が送られる。そして合焦動
作時に、以上の制御を経て決定された移動位置にAF用
レンズ45を駆動する。以上のように制御することによ
り、可動ミラー14が2方向に駆動されて光路長の変化
が生じても焦点面は前後せずにフィルム面(あるいは撮
像面)と一致し、インフォーカス状態で撮影を行うこと
ができる。なお図では、可動ミラー14は光軸OTと平
行な方向において後方に駆動され、かつカメラ正面から
見て右傾されるものとしたが、それぞれ反対方向に駆動
されたときも同様のピント調整が可能であることは言う
までもない。
の移動角速度とミラー直進駆動量及び回動量のテーブル
データの他に、可動ミラー14の駆動に起因する光路長
変化分を補正するためのAF補正値がテーブルデータと
して格納されている。前述のように、可動ミラー14の
初期位置からの直進駆動量と回動量は、回動用パルスモ
ータ27と直進用パルスモータ32に供給される駆動信
号に含まれる駆動パルス数を参照することで得ることが
でき、CPU40は、この可動ミラー14の駆動データ
からEEPROM44のテーブルデータを参照して、可
動ミラー14の2方向の駆動位置に応じたAF補正値を
得る。このAF補正値が、被写体距離情報に基づくAF
用レンズ45のレンズ駆動量に加味されて、最終的なA
F用レンズ45の駆動信号として、AFモータドライバ
50に供給される。なおAF用レンズ45の移動位置決
定には、AFレンズ位置センサ47で検出されるAF用
レンズ45の現状位置データもフィードバックされ、該
現状位置からの移動量としてAFモータドライバ50か
らAFモータ46に駆動信号が送られる。そして合焦動
作時に、以上の制御を経て決定された移動位置にAF用
レンズ45を駆動する。以上のように制御することによ
り、可動ミラー14が2方向に駆動されて光路長の変化
が生じても焦点面は前後せずにフィルム面(あるいは撮
像面)と一致し、インフォーカス状態で撮影を行うこと
ができる。なお図では、可動ミラー14は光軸OTと平
行な方向において後方に駆動され、かつカメラ正面から
見て右傾されるものとしたが、それぞれ反対方向に駆動
されたときも同様のピント調整が可能であることは言う
までもない。
【0025】図6は、可動ミラーを2方向に駆動する駆
動機構の異なる形態を示す。先の形態と同様の要素には
同符号を付している。このミラー駆動機構20’におい
て、可動ミラー14’は図2と同じ機構によって、光軸
OTを中心に回動可能に支持されており、回動用パルス
モータ27によって回動されたときに、フィルム面(あ
るいは撮像面)上においてy方向に画像位置を変位させ
る。可動ミラー14’はまた、光軸OTと光軸OMを含
む平面と直交し、かつその軸線が光軸OT、OMの交点
を通る回動軸51を中心として、支持枠21’に対して
回動可能に支持されている。
動機構の異なる形態を示す。先の形態と同様の要素には
同符号を付している。このミラー駆動機構20’におい
て、可動ミラー14’は図2と同じ機構によって、光軸
OTを中心に回動可能に支持されており、回動用パルス
モータ27によって回動されたときに、フィルム面(あ
るいは撮像面)上においてy方向に画像位置を変位させ
る。可動ミラー14’はまた、光軸OTと光軸OMを含
む平面と直交し、かつその軸線が光軸OT、OMの交点
を通る回動軸51を中心として、支持枠21’に対して
回動可能に支持されている。
【0026】回動軸51の周囲には、該回動軸51を中
心とするウォームホイール52が形成されている。支持
枠21’上には回動用パルスモータ53が支持されてい
て、その出力軸に設けたウォームギヤ54が、ウォーム
ホイール52に噛み合っている。そして回動用パルスモ
ータ53を起動してウォームギヤ54を回転させると該
回転力が直交変換されて、可動ミラー14’が回動軸5
1を中心として回動される。可動ミラー14’は、入射
光束を略直角に反射する回動位置が、該回動方向におけ
る初期角度位置であり、ウォームホイール52に設けた
指標55を回動位置検知センサ56で検知することによ
って、この初期角度位置を検出することができる。ま
た、可動ミラー14’の回動軸51を中心とする回動量
は、CPU40で回動用パルスモータ53の駆動パルス
数として演算され、該駆動パルス数を含んだ駆動信号が
像振れ補正用モータドライバ43から回動用パルスモー
タ53に供給される。よって、回動軸51を中心とする
可動ミラー14’の初期位置からの回動位置(回動量)
は、回動用パルスモータ53に供給される駆動信号に含
まれる駆動パルス数を参照することで得ることができ
る。
心とするウォームホイール52が形成されている。支持
枠21’上には回動用パルスモータ53が支持されてい
て、その出力軸に設けたウォームギヤ54が、ウォーム
ホイール52に噛み合っている。そして回動用パルスモ
ータ53を起動してウォームギヤ54を回転させると該
回転力が直交変換されて、可動ミラー14’が回動軸5
1を中心として回動される。可動ミラー14’は、入射
光束を略直角に反射する回動位置が、該回動方向におけ
る初期角度位置であり、ウォームホイール52に設けた
指標55を回動位置検知センサ56で検知することによ
って、この初期角度位置を検出することができる。ま
た、可動ミラー14’の回動軸51を中心とする回動量
は、CPU40で回動用パルスモータ53の駆動パルス
数として演算され、該駆動パルス数を含んだ駆動信号が
像振れ補正用モータドライバ43から回動用パルスモー
タ53に供給される。よって、回動軸51を中心とする
可動ミラー14’の初期位置からの回動位置(回動量)
は、回動用パルスモータ53に供給される駆動信号に含
まれる駆動パルス数を参照することで得ることができ
る。
【0027】図7に示すように、可動ミラー14’が回
動軸51を中心に回動して反射角が変化すると反射光束
がx方向に偏向される。これにより、フィルム面(ある
いは撮像面)上での画像位置が撮影画面17の上下方向
(x方向)に変位する。つまり、図2の駆動形態におけ
る光軸OTと平行な方向への直進駆動に代えて、光軸O
Tと光軸OMを含む平面と直交する回動軸51で可動ミ
ラー14’を回動することによってもx方向の像振れ補
正が可能である。従って、モータ27、53を用いて、
互いに直交する2軸回りにミラー14’を適宜に回動す
ることによって焦点面上で二次元的に像振れ補正を行う
ことができる。この可動ミラー14’を用いた像振れ制
御は、先の可動ミラー14の場合と同じ手法で行うこと
ができ、カメラに加わった振れのうち上下方向の像振れ
を補正するための回動軸51を中心とする可動ミラー1
4’の回動量と、左右方向の像振れを補正するための光
軸OTを中心とする可動ミラー14’の回動量をそれぞ
れ演算し、これに基づき回動用パルスモータ27、53
を駆動制御すればよい。
動軸51を中心に回動して反射角が変化すると反射光束
がx方向に偏向される。これにより、フィルム面(ある
いは撮像面)上での画像位置が撮影画面17の上下方向
(x方向)に変位する。つまり、図2の駆動形態におけ
る光軸OTと平行な方向への直進駆動に代えて、光軸O
Tと光軸OMを含む平面と直交する回動軸51で可動ミ
ラー14’を回動することによってもx方向の像振れ補
正が可能である。従って、モータ27、53を用いて、
互いに直交する2軸回りにミラー14’を適宜に回動す
ることによって焦点面上で二次元的に像振れ補正を行う
ことができる。この可動ミラー14’を用いた像振れ制
御は、先の可動ミラー14の場合と同じ手法で行うこと
ができ、カメラに加わった振れのうち上下方向の像振れ
を補正するための回動軸51を中心とする可動ミラー1
4’の回動量と、左右方向の像振れを補正するための光
軸OTを中心とする可動ミラー14’の回動量をそれぞ
れ演算し、これに基づき回動用パルスモータ27、53
を駆動制御すればよい。
【0028】このミラー駆動機構20’においても、可
動ミラー14’を各方向に回動させると光路長が変化す
る。よって、各回動軸に関する可動ミラー14’の回動
方向と回動量からAF補正値を得て、これを自動合焦機
構にフィードバックし、合焦動作においてミラー駆動に
よる光路長の変化分を補正することが望ましい。このピ
ント調整については前述したので詳細な説明は省略す
る。
動ミラー14’を各方向に回動させると光路長が変化す
る。よって、各回動軸に関する可動ミラー14’の回動
方向と回動量からAF補正値を得て、これを自動合焦機
構にフィードバックし、合焦動作においてミラー駆動に
よる光路長の変化分を補正することが望ましい。このピ
ント調整については前述したので詳細な説明は省略す
る。
【0029】以上のように本発明では、カメラに加わっ
た振れ補正をカメラ本体内に設けた一つの可動ミラーの
2方向の駆動で行うものとしたので、レンズ鏡筒内に像
振れ補正用の光学部材が不要であり、レンズ鏡筒の大型
化が回避され、また鏡筒設計上の制約が少なくなる。ま
た、一つの可動ミラーで二次元的な像振れ補正ができる
のでスペース効率に優れた構成になる。
た振れ補正をカメラ本体内に設けた一つの可動ミラーの
2方向の駆動で行うものとしたので、レンズ鏡筒内に像
振れ補正用の光学部材が不要であり、レンズ鏡筒の大型
化が回避され、また鏡筒設計上の制約が少なくなる。ま
た、一つの可動ミラーで二次元的な像振れ補正ができる
のでスペース効率に優れた構成になる。
【0030】但し、本発明は以上の実施形態に限定され
るものではない。例えば、可動ミラーを回動させる機構
は、カム案内式やウォーム方式以外の周知の機構を用い
てもよいし、可動ミラーを直進駆動する機構は、ねじ螺
合式のドライブシャフト以外の直動式アクチュエータで
もよい。また前述した通り、本発明は、銀塩フィルムを
用いるカメラ以外にも、焦点位置に撮像素子を配した電
子スチルカメラ等にも適用することができる。
るものではない。例えば、可動ミラーを回動させる機構
は、カム案内式やウォーム方式以外の周知の機構を用い
てもよいし、可動ミラーを直進駆動する機構は、ねじ螺
合式のドライブシャフト以外の直動式アクチュエータで
もよい。また前述した通り、本発明は、銀塩フィルムを
用いるカメラ以外にも、焦点位置に撮像素子を配した電
子スチルカメラ等にも適用することができる。
【0031】さらに実施形態では、自動合焦機構を撮影
レンズの一部を構成する合焦用レンズを移動させる構成
としたが、フィルムや撮像素子等の撮影記録媒体を焦点
面(フィルム面や撮像面)と直交する方向に平行移動さ
せて合焦動作を行うタイプの自動合焦機構を用いること
も可能である。
レンズの一部を構成する合焦用レンズを移動させる構成
としたが、フィルムや撮像素子等の撮影記録媒体を焦点
面(フィルム面や撮像面)と直交する方向に平行移動さ
せて合焦動作を行うタイプの自動合焦機構を用いること
も可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レンズ鏡
筒内には像振れ補正機構を設ける必要がないので、レン
ズや鏡筒設計上の制約が少ない像振れ補正カメラ、及び
カメラの像振れ補正方法を提供することができる。特
に、1つの可動ミラーで二次元的な像振れ補正を行える
ので、カメラ本体の小型、軽量化を達成できる。
筒内には像振れ補正機構を設ける必要がないので、レン
ズや鏡筒設計上の制約が少ない像振れ補正カメラ、及び
カメラの像振れ補正方法を提供することができる。特
に、1つの可動ミラーで二次元的な像振れ補正を行える
ので、カメラ本体の小型、軽量化を達成できる。
【図1】本発明による像振れ補正カメラの光学系の一実
施形態を示す斜視図である。
施形態を示す斜視図である。
【図2】図1のカメラ本体内に配された可動ミラーを、
入射光束の光軸と平行な回動中心で回動させ、かつ入射
光束の光軸と平行に直進駆動させるためのミラー2方向
駆動機構の斜視図である。
入射光束の光軸と平行な回動中心で回動させ、かつ入射
光束の光軸と平行に直進駆動させるためのミラー2方向
駆動機構の斜視図である。
【図3】図2の駆動機構で可動ミラーを回動したときの
光路変化を示す、図1の矢印III方向から見た正面図で
ある。
光路変化を示す、図1の矢印III方向から見た正面図で
ある。
【図4】図2の駆動機構で可動ミラーを直進駆動したと
きの光路変化を示す、図1の矢印IV方向から見た側面図
である。
きの光路変化を示す、図1の矢印IV方向から見た側面図
である。
【図5】図1の像振れ補正カメラの制御系を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】図1のカメラ本体内に配された可動ミラーを、
入射光束の光軸と平行な回動中心で回動させ、かつ入射
光束と反射光束の光軸を含む平面と直交する回動中心で
回動させるためのミラー2方向駆動機構の斜視図であ
る。
入射光束の光軸と平行な回動中心で回動させ、かつ入射
光束と反射光束の光軸を含む平面と直交する回動中心で
回動させるためのミラー2方向駆動機構の斜視図であ
る。
【図7】図6の駆動機構で、可動ミラーを入射光束と反
射光束の光軸を含む平面と直交する回動中心で回動させ
たときの光路変化を示す、図6のVII方向から見た側面
図である。
射光束の光軸を含む平面と直交する回動中心で回動させ
たときの光路変化を示す、図6のVII方向から見た側面
図である。
OT OM 光軸 10 カメラ 11 レンズ鏡筒 12 撮影レンズ 13 カメラ本体 14 14’ 可動ミラー 16 フィルム 17 撮影画面 20 20’ ミラー駆動機構 21 21’ 支持枠 22 ギヤ部 23 フォロワピン 24 直進移動板 25 支持脚 26 回動案内カム溝 27 53 回動用パルスモータ 30 56 回動位置検知センサ 32 直進用パルスモータ 34 ガイド孔 35 ガイドシャフト 40 CPU 41 振れ検知センサ 43 像振れ補正用モータドライバ 51 回動軸 52 ウォームホイール 54 ウォームギヤ
Claims (5)
- 【請求項1】 カメラ本体と、このカメラ本体内の焦点
面に結像させる撮影レンズを有するカメラにおいて、 上記カメラ本体内の光路上に可動ミラーを設け、 カメラに加わる振れの大きさと方向を検出するセンサ
と、 上記センサで検出した振れの大きさと方向に応じて、上
記可動ミラーを、焦点面上の画像位置が該画像の上下方
向及び左右方向に移動されるように2方向に駆動するミ
ラー2方向駆動機構と、を備えたことを特徴とする像振
れ補正カメラ。 - 【請求項2】 請求項1記載の像振れ補正カメラにおい
て、上記ミラー2方向駆動機構は、 上記可動ミラーを入射光束の光軸と平行な回動中心で回
動可能に支持し、かつ該可動ミラーを入射光束の光軸と
平行な方向に直進移動可能に支持する支持機構と、 カメラに加わる振れの大きさと方向に応じて、可動ミラ
ーに上記回動と直進移動を行わせる一対のアクチュエー
タと、を備えている像振れ補正カメラ。 - 【請求項3】 請求項1記載の像振れ補正カメラにおい
て、上記ミラー2方向駆動機構は、 上記可動ミラーを、入射光束の光軸と平行な回動中心
と、入射光束と反射光束の光軸を含む平面と直交する回
動中心で回動可能に支持する2軸回動支持機構と、 カメラに加わる振れの大きさと方向に応じて、上記2つ
の回動中心で可動ミラーを回動させる一対のアクチュエ
ータと、を備えている像振れ補正カメラ。 - 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか1項記載の像
振れ補正カメラにおいて、 上記可動ミラーの2方向における初期位置と駆動位置を
検出するミラー位置検出手段、 被写体距離に応じて合焦動作を行う自動合焦機構、およ
び上記ミラー位置検出手段で得た、可動ミラーの2方向
における初期位置からの駆動方向と駆動量を、上記自動
合焦機構にフィードバックするフィードバック手段、を
備え、上記自動合焦機構は、可動ミラーの駆動で生じる
カメラ本体内の光路長の変化を合焦動作において補正す
る像振れ補正カメラ。 - 【請求項5】 カメラ本体と、このカメラ本体の焦点面
に結像させる撮影レンズを有するカメラにおいて、 カメラに加わる振れにより生じる上下方向の像振れと左
右方向の像振れを、カメラ本体内の撮影レンズと焦点面
の間の光路上に設置した、2方向に駆動可能な可動ミラ
ーの駆動で補正することを特徴とするカメラの像振れ補
正方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10170881A JP2000010139A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 像振れ補正カメラ及びカメラの像振れ補正方法 |
US09/294,911 US6130993A (en) | 1998-04-20 | 1999-04-20 | Camera having an image stabilizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10170881A JP2000010139A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 像振れ補正カメラ及びカメラの像振れ補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000010139A true JP2000010139A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15913052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10170881A Withdrawn JP2000010139A (ja) | 1998-04-20 | 1998-06-18 | 像振れ補正カメラ及びカメラの像振れ補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000010139A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002290810A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-04 | Takami Hasegawa | カメラの揺れ補正装置 |
JP2004151606A (ja) * | 2002-11-01 | 2004-05-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | カメラ |
JP2007011149A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Sharp Corp | 反射角可変プリズムおよびそれを用いたカメラ付き携帯機器 |
US7465107B2 (en) | 2004-09-21 | 2008-12-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Photographing apparatus and control method therefor |
JP2009526257A (ja) * | 2006-02-06 | 2009-07-16 | ノキア コーポレイション | ジンバルプリズムを用いた光学像スタビライザ |
JP2015011353A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-19 | 台湾東電化股▲ふん▼有限公司 | 光路の切り換えが可能な光学震動防止機構 |
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